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2023年02月21日
1 自転車の魅力、全身で
 熊野川町で「清流ライド」  (新宮市 )

 新宮市熊野川町を舞台に19日、「新宮・熊野川町清流ライド with KINAN Racing Team(キナンレーシングチーム)」が開催された。あいにくの雨となったが、当地方をはじめ、大阪や名古屋などから約50人の自転車愛好家らが参加。「KINAN Racing Team」に所属するプロ選手と共に町内を周遊。自転車を通して同町の自然を満喫し、参加者同士の交流を深めた。

 新宮市と市観光協会が主催。自転車を活用した観光(サイクルツーリズム)の推進と、自転車に慣れ親しみ、自転車の魅力を感じてもらうことを目的に、NPO法人「SPORTS PRODUCE 熊野」が後援し、初めての開催に至った。

 メイン会場の熊野川ドームでは、開催に当たり田岡実千年市長があいさつ。関係団体に感謝を述べ「今後、サイクルツーリズム推進のさらなる機運醸成を図っていくため、自転車に慣れ親しみ、魅力を感じていただきたいという思いから開催させていただく次第となった。ぜひお楽しみいただければ」と呼びかけた。

 この日のコースは、UCI公認国際自転車ロードレース「TOUR de 熊野」の約15㌔に及ぶ赤木川清流コース。3班に分かれた参加者らは、休憩所の小口自然の家を目指して熊野川ドームを出発した。

 なお、熊野川ドームと小口自然の家では、(一財)熊野川町ふれあい公社(下阪殖保代表理事)と「かあちゃんの店」による豚汁やめはりずし、同町の野菜を使用したケーキ、くず湯茶が振る舞われた。また、天候を鑑み、参加者らに対し「熊野川温泉さつき」が無料開放された。熊野川ドームでは同チームのグッズ販売コーナーが設けられたほか、Eバイク(電動アシスト自転車)の体験試乗会も実施された。

 イベントでは、同チームメンバー7人によるトークショーもあった。各選手らは自己紹介を交え熊野地方や新宮市の魅力、赤木川清流コースの印象、自転車に興味を持ったきっかけなどについて話し「今年こそは『TOUR de 熊野』で総合優勝を。今年も応援してください」と呼びかけた。

 名古屋から参加した山口友和さんは「チームのファンなので参加した。あいにくの天気だったが距離も短かったので疲れることもなく楽しめました。また機会があればぜひ参加したい」と話していた。

(2023年2月21日付紙面より)

イベントに参加した皆さん=19日、新宮市熊野川町の熊野川ドーム
自然の中、自転車の魅力を満喫

2023年02月21日
2 自然保護思想の啓発に尽力
 管内2人に表彰状を伝達  (東牟婁振興局 )

 新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局で17日、令和4年度自然公園関係功労者に対する環境大臣表彰の伝達式があった。酒井清崇・東牟婁振興局長が、多年にわたり自然公園の保護とその適正な利用に関して尽力したとして、太地町の白水博さんと那智勝浦町の東定司さんの2人に表彰状を手渡した。

 自然保護思想の啓発や普及および自然公園や動植物の保護に関し、15年以上尽力し、その功績が特に顕著であると認められる個人や団体に対して環境大臣が表彰するもの。全国では18人と1団体が選ばれ、県内では白水さんと東さんの2人のみだった。

 白水さんは日本野鳥の会和歌山県支部副支部長ならびに、熊野自然保護連絡協議会の運営委員を務め、吉野熊野国立公園などで、絶滅危惧種をはじめとする鳥類の調査や保護活動に取り組んできた。子どもや地域住民を対象とした野鳥観察会を通して、自然保護思想の普及啓発に努めるとともに、公園内の安全利用のためにも尽力している。自然公園指導員の活動期間は36年に上る。

 同じく日本野鳥の会和歌山県支部幹事で、熊野自然保護連絡協議会事務局員を務める東さん。同公園などで自然観察会や野鳥観察会を企画・運営し、希少生物の実態や保全の必要性の指導など、自然保護思想の普及啓発や自然公園・動植物の保護などに尽力してきた。自然公園指導員歴は30年6カ月。

 酒井局長は「お二人は地域の誇り、受賞本当におめでとうございます。これを機会に、後進の方々にご指導いただき、今後も熊野地方の自然や鳥類などの研究保護に努めていただけましたら幸いです」と二人の受賞を祝福した。

 白水さんは「観察会を継続し開催していく中で、このような表彰を頂き、非常に光栄です。これからも大好きな鳥を通して、自然保護につなげていきたいと思います」。

 白水さんとは友人で、仲間として長年活動を共に続けてきた東さんは「二人で受賞できるとは思いもしなかった。最近の観察会では小学生が増えてきた。しっかりと教えて、若い皆さんに引き継いでもらいたい」と語った。

(2023年2月21日付紙面より)

酒井清崇・東牟婁振興局長(中央)から表彰状の伝達を受けた白水博さん(右)と東定司さん=17日、新宮市の東牟婁振興局
2023年02月21日
3 地元勢最上位は紀宝町
 美し国三重市町対抗駅伝  

 津市から伊勢市までの42・195㌔を10人のランナーがたすきをつなぐ「美(うま)し国三重市町対抗駅伝」が19日、3年ぶりに開催された。県内29市町の選手たちが力走し、市の部(14市)で熊野市は2時間48分14秒の14位、町の部(15町)で御浜町は2時間47分09秒の13位、紀宝町は2時間44分04秒で11位だった。

 新型コロナウイルスのため2年間中止になっていたが、今年は沿道からの声援を受け、1区の小学生女子が津市の県庁前を一斉にスタート。市町対抗駅伝が幕を開けた。

 2区の小学生男子から中学生男女、40歳以上男子などが各区間で激走。伊勢市の三重交通Gスポーツの杜伊勢でゴールテープを切った。市の部は鈴鹿市が2時間17分36秒、町の部は川越町が2時間21分27秒でそれぞれ優勝した。

(2023年2月21日付紙面より)

津市の県庁前を一斉にスタートする1区の選手たち(紀宝町役場提供)
2023年02月21日
4 伝統ある祭りを絶やさない
 天神社で春の例大祭営む  (那智勝浦町 )

 学問の神様・菅原道真を主神として古くから厚い信仰を集める那智勝浦町天満の天神社(髙橋正樹宮司)の春の例大祭が18日宵宮、19日に本宮の日程で営まれた。今年もおととし、昨年と同様、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から神事のみの斎行となった。

 順番に始まる那智谷筋の祭りの最後を飾る同例大祭。例年は古式弓法で大的を射抜いて鬼の邪気を払うお弓神事や祭典委員会(楠本實委員長)が先導する行列が区内を練り歩く。

 天満交友会(山東平〈さんどう・たいら〉会長)による獅子舞の地下(じげ)回しもあり、最後は餅まきが盛大に実施され多くの住民でにぎわっている。

 今年は雨天のため、社務所内で関係者ら12人が参列して静かに祭りが進められた。髙橋宮司が祝詞を奏上し、関係者が玉串をささげた。

 この日、髙橋宮司はお弓神事の際に、的場で神に供え物をするときに用いられる梅島台と松島台について、元は食べ物を載せる台であったなどと、解説。「この地域で台を手作りしているのはこの天神社のみだと思う。準備は大変だが、この伝統を後世に伝えていけるようにお祈りしました」。

 楠本委員長は「年末から検討を重ね、今回の形に至った。3年間、祭りができないのは残念だが、コロナ禍のため仕方がない。伝統ある祭りを絶やさないように、来年こそは例年通りの祭りを斎行したい」と話した。

 同社責任役員の越水政憲さんは「少子高齢化で担い手も減ってきた。しかし、伝統を絶やさないように続けていきたい」と語った。

(2023年2月21日付紙面より)

春の例大祭が営まれた=19日、那智勝浦町の天神社
2023年02月21日
5 坂野医院が優勝
 第187回職場対抗ボウリング大会  
2023年02月21日
6 エールを胸に新たな一歩
 みさきストロングスが卒団式  (新宮市 )
2023年02月21日
7 宇久井スポ少が接戦制す
 和田禎佑杯サッカーU―9  
2023年02月21日
8 今後の商品化見据え試行  旧養春小でロケット教室  (南紀串本観光協会 )
2023年02月21日
9 JAL社員に職業観教わる  串本中3年生が講座受講し  (串本町 )
2023年02月21日
10 火伏せなどを願って奉仕  古座神社で愛宕権現例祭  (串本町 )
2023年02月21日
11 義援金箱で協力呼びかける  トルコ南東部地震受け  (熊野那智大社 )
2023年02月21日
12 学校統合、市町で温度差  先進の新宮、停滞の勝浦  
2023年02月21日
13 100年以上咲き続ける  掛橋さん宅のウメ見頃  (那智勝浦町 )
2023年02月21日
14 希望者集いごみ拾う  児童会主催で清掃活動  (王子ヶ浜小学校 )
2023年02月21日
15 地元の資源、再発見  新宮市で第10回フェスタ  (南紀熊野ジオパーク )
2023年02月21日
16 災害時の協力呼びかける  防災研修部が避難場所見学ツアー  (みくまの支援学校 )
2023年02月21日
17 防寒着許可の交渉を  育友会との懇談で要望  (城南中生徒会 )
2023年02月21日
18 紀州から和歌山への歩み  文化表彰受賞し記念講演  (和歌山県 )
2023年02月21日
19 ゲームで支え合い学ぶ  広角住民対象の勉強会  (新宮市 )
2023年02月21日
20 音読の重要性を説く  公開授業研究会で講演  (神内小 )
2023年02月21日
21 ニーズに合った支援プランを  人権トップセミナーに首長ら  
2023年02月21日
22 矢渕・木本合同が準優勝  3年ぶり、紀南柔道大会  
2023年02月21日
23 学校版画展の審査結果  東牟婁地方美育協会  
2023年02月21日
24 お悔やみ情報
  
2023年02月19日
25 生徒が身近な犯罪学ぶ 警察による非行防止教室 (城南中学校)

 新宮市立城南中学校(吉田元紀校長)で17日、和歌山県警察の派遣講師による非行防止教室「キッズサポートスクール」があった。1年生53人が受講、中学生が被害者にも加害者にもなり得る、身近な犯罪について学んだ。

 規範意識の向上を目的として、学校と警察が連携し、和歌山県内の小中学校で行っているもので、城南中でも毎年、1年生を対象に実施している。今回は2人の講師が訪れ、組ごとで行われた。

 1組は、生活安全部少年課少年サポートセンター紀南分室の今西和之さんが講師を担当、生徒23人が受講した。今西さんは▽友人と3人で万引を計画したが自分は用事で現場には行っていない▽店員が間違えてお釣りを多めに渡したのに気付いたが黙っている▽お釣りが多かったのに後で気付いたが返さない―などは全て犯罪となることを語った。

 殴る蹴るに加え▽耳元で大声を出す▽髪の毛を引っ張る▽唾を吐きかける▽水をかける―なども全て暴行罪となること。▽体操服に墨汁をかける▽運動場にくいを打ち授業を妨害▽上靴を隠す▽給食用食器に唾をかける―などは器物損壊罪となること。▽悪口▽無視▽仲間はずれ―などは傷害罪になることを明かした。

 学校内外や交流サイト(SNS)内など、あらゆる場所での暴言・暴力が許されないことを強調。「ネット上の誹謗(ひぼう)中傷など、言葉の暴力も駄目。いじめは犯罪」と力を込めた。

 児童ポルノや児童買春にも言及。裸の写真がネットで拡散されてしまったり、同級生に転送した裸の写真で児童ポルノの罪に問われたりするケースもあることを伝えた。「他人に見られると良くないようなものは送信しない。ネットの情報は信用しない。写真や学校など個人情報は掲示しないように」と呼びかけた。

 「何かやってしまう前に、心のブレーキを。またやってしまった場合は、一人で悩まず相談を」とまとめた。

(2023年2月19日付紙面より)

今西和之さんの講話を通し身近な犯罪について学んだ=17日、新宮市立城南中学校
2023年02月19日
26 「まちかどカフェ」の広がりは
 福祉委員研修会で上富田町の取り組み学ぶ  (新宮市社協 )

 新宮市野田の市福祉センターで16日、福祉委員研修会があった。市内8地区の福祉委員42人が出席する中、上富田町まちかどカフェの中本多比子会長、山際冨子副会長、上富田町社会福祉協議会の前地加容次長、生活支援コーディネーターの関口玲子さんが「上富田町ふれあい・ささえあいの地域づくり」をテーマに同町の取り組みを紹介した。

 開催に当たり、前地次長は「こういう機会を頂いたことをうれしく思う。ボランティアとして活動している中本さん、山際さんの活動を、生の声で伝えられたら」とあいさつした。

 関口さんが上富田町の概要や支え合い事業などを説明。同社協が2014年から展開する、町内の会館や空き家、寺、喫茶店などを借りてカフェを展開する「まちかどカフェ」の取り組みについて「できるだけ住民主体の活動につなげるように取り組んでいる」「元気な人は皆さんがボランティアです」などと紹介した。

 新型コロナウイルス感染症の影響で現在、休止しているカフェもあるが町内各地域で30カ所のカフェが開かれており、内容は▽おしゃべり会▽健康マージャン▽見学会▽ボランティアによる演奏会▽新年会、忘年会、クリスマス会などの季節イベント―など多岐にわたる。

 中本会長は「まちかどカフェマップ」をスライドで示しながら、町内におけるまちかどカフェの広がりや運営、活動内容やカフェの現状などについて紹介し「元々あったおしゃべり会などが広がって新たにカフェとして運営している所もある」。

 関口さんは、葬儀社からエンディングノートや終活について話を聞いたり、寺で住職の法話を聞いた後、供物のお下がりの茶菓子を食べたり、防災について学びを深めたりといった各カフェの様子を案内。「カフェを行っていく上で必要な知識やノウハウを取得するため、年に数回講義や演習、実習などを行っています」と話した。

 また、コロナ禍によりカフェが休止され、再開に至っても「今まで出てきた人が来なくなった」「カフェに歩いていけなくなった」などの理由で参加者が減少している状況に対応すべく開始した「軒先カフェ」の取り組みについても説明。

 中本会長は「認知症の人への対応」「男性の参加」「リーダー育成」「参加者を増やす(地域の人や若い人を誘う)」を今後の課題として挙げた。

 講話後には4班に分かれてグループワークが行われ、参加者らは上富田町の取り組みの感想や各地域における課題などについて意見交換。

 班ごとに代表者が「男性の参画を進めるためには男性が興味を持てることを取り入れていくことが必要では」「上富田町ではお寺や喫茶店などいろいろな所を借りてやっている。参考にしていきたい」「新宮市は会館の使用料の一考を」などと発表した。

(2023年2月19日付紙面より)

登壇者らを交えたグループワークで意見交換する参加者ら=16日、新宮市福祉センター
「上富田町まちかどカフェ」の取り組みを紹介する中本多比子会長(右から2人目)ら
2023年02月19日
27 「だれでもピアノ」を設置
 商店街情報コーナーも  (新宮市「丹鶴ホール」 )

 新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」エントランスに「だれでもピアノ」が設置された。

 市民に音楽に親しむきっかけを提供するとともに、「丹鶴ホール」のにぎわい創出を目的に設置。昨年11月、同施設の大階段へ電子ピアノ「YAMAHA P―515」を設置したところ、子どもから大人まで想定以上の利用があったことから設置を検討し、ピアノへの影響などについてピアノ技師と協議の上、設置が決定した。

 新たに設置したのはフルコンサートグランドピアノ「YAMAHA CF」で、岩﨑正夫さんが1976年に市に寄贈したもの。開放時間は午前9時~午後6時(休館日や催しもののある日は除く)。使用の際は同施設総合事務室で確認を。

 また、同施設ではこのほど、市商工会議所の協力を得て「新宮市商店街情報コーナー」を2カ所に設置。市内の商店街を網羅した「しんぐう商店街MAP」を紹介するとともに、「仲之町商店街を歩く。」「駅前本通り商店街 えきまえ散歩」「たんたんタンカク商店街」などの各商店街のパンフレットも設置しており、同施設では「お気軽に手に取っていただき、まちなかを周遊していただければ」と話している。

(2023年2月19日付紙面より)

「だれでもピアノ」
新宮市商店街情報コーナー
2023年02月19日
28 実りに感謝し五穀豊穣祈る
 熊野那智大社で「祈年祭」  

 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で17日、「祈年祭」が営まれた。献穀講員の大江清一代表らが参列し、実りへの感謝と五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。

 「としごいのまつり」ともいい、古くから定められた国家祭祀(さいし)が起源。旧暦2月4日に行われていたが1873(明治6)年の改暦後は17日となった。

 11月の新嘗祭(にいなめさい)と対になる祭りで、日本列島各地で神々に食べ物やささげ物を奉り、豊かな実りに感謝し人々の幸せを祈る祭祀・儀礼が行われている。

 同大社では、男成宮司が神饌(しんせん)が供えられた拝殿で祝詞を奏上。巫女(みこ)が神楽「浦安の舞」を奉納し、参列者らが玉串をささげ、春の訪れや農作物の豊かな実りに感謝した。

 神事を終え、男成宮司は「毎年のご奉納に対し、感謝を申し上げます。今年も一年、穏やかな天候に恵まれて、秋には多くの実りを収穫できることを祈念しております」とあいさつとした。

 その後、別宮「飛瀧(ひろう)神社」でも同様に神事が斎行された。

(2023年2月19日付紙面より)

巫女が浦安の舞を奉納=17日、那智勝浦町の熊野那智大社
献穀講員が五穀豊穣などを祈った
2023年02月19日
29 早咲きのサクラ咲く  高田小・中学校の付近  
2023年02月19日
30 後期入学試験を実施  近大新宮中高  
2023年02月19日
31 取り組み結果や方針聞き意見交換  警察署協議会定例会議  (新宮警察署 )
2023年02月19日
32 おひなさまを作ろう  すくすくワークショップ  (那智勝浦町 )
2023年02月19日
33 コロナ収束や地域の安寧など祈願  王子神社で例大祭  (新宮市 )
2023年02月19日
34 右見てよし、左見てよし  わかば保で交通安全教室  (那智勝浦町 )
2023年02月19日
35 社会人のマナー学ぶ  地元就職の新卒高校生  
2023年02月19日
36 オウバイ咲き始める  紀宝町の県道沿いで  
2023年02月19日
37 電気、学校にどう届く?  関電送配電が出前教室  (井田小 )
2023年02月19日
38 鬼退治などにチャレンジ  「おたのしみ会」で盛り上がる  (飯盛保 )
2023年02月19日
39 手足形アートを思い出に  子育てサロン「ふれんZOO」  (紀宝町 )
2023年02月19日
40 かわいい踊りや鼓隊に拍手  うどの幼稚園が音楽発表会  (紀宝町 )
2023年02月19日
41 知将長照、鵜殿の地との関わり  貴祢谷社に一門の墓  (熊野の歴史を探る )
2023年02月19日
42 お悔やみ情報
  
2023年02月17日
43 新生チームで総合優勝目指す
 キナンレーシングチームが市長表敬  (新宮市 )

 新宮市に本社を構える㈱キナン(角口賀敏会長)をメインスポンサーとし、国内外でレース活動を行う「KINAN Racing Team(キナンレーシングチーム)」は15日、田岡実千年市長を訪問し、19日(日)に同市熊野川町で開催される「新宮・熊野川町清流ライド with Racing Team」への意気込みを共有するとともに、熊野地域で毎年開催されているUCI公認国際自転車ロードレース「TOUR de 熊野」における躍進を誓った。

 「TOUR de 熊野」の優勝とレースイベントの成長を最大の目標とし、それによる当地方への貢献、地域活性、スポーツ振興、自転車文化の発展に力を尽くす同チーム。

 今年は、新たに6人をチームに迎え、13人となった新生チームで「ニュージーランド・サイクルクラシック」(1月11~15日)、「シャールジャ・ツアー」(1月27~31日)に参加するなど、精力的に活動を展開している。

 19日に開催されるイベントでは「TOUR de 熊野」の赤木川清流コースを自転車で周遊するほか(参加受け付けは締め切り済み)、同チームの選手らによるトークショー、Eバイクの体験試乗会、地場産品などの振る舞いも予定されている。

 選手らの自己紹介を受け、田岡市長は「新宮市にレーシングチームがあるのは自慢できること。角口会長に心より感謝している。観光や市民の健康増進など、自転車を活用したまちづくりを進めていくために、今後もご指導を」と感謝を伝え、選手らの一層の活躍を祈念。

 新城雄大主将は「メンバーが大きく変わり、レースを大きく動かす力もあるチームになった。今年こそはチームが掲げる『TOUR de 熊野』の総合優勝を取れるように一丸となって頑張っていきたい。また、19日のイベントでも、皆さんと交流して一緒に楽しく走ることができれば」と意気込みを語った。

 石田哲也・代表取締役社長は「移籍してきたメンバーは各チームのエースクラスなど、活躍していた選手なので間違いなく日本一のチームだと思う。しっかり成績を出して、会長と市長に報告できるような活躍をしたい。今年こそは創設から掲げている総合優勝を勝ち取れるように頑張りたい」と話していた。

(2023年2月17日付紙面より)

田岡実千年市長(前列中央)を訪問した角口賀敏会長(前列中央右)、石田哲也・代表取締役社長(同左)、選手の皆さん=15日、新宮市役所
2023年02月17日
44 聞こえない不便を知る 聴覚障害について学習 (新翔高校)

 和歌山県立新翔高校(藤田勝範校長)で7日、1年生と2年生を対象とした人権講話があった。1年生65人は、聴覚障害についての講話を受講。聞こえない人の不便を知り、理解を深めた。2年生108人は、デートDVについての講話を聞いた。

 1年生の講話では、新宮市在住で新翔高校の出身、和歌山県聴覚障害者協会理事の辻山尚美さんが講師を務めた。演題は「聞こえない人のこと、手話のことを知ろう」で、社会福祉法人美熊野福祉会の大代聖子さんが通訳した。手話通訳派遣事業を行う同福祉会が新翔高校から、障害者福祉の人権講話の依頼を受けて協力、毎年実施している。

 辻山さんは、生後6カ月ごろに耳が聞こえなくなったことを紹介。「言葉の習得前だった。口の形を読み取る訓練ができる民間の学校が大阪にあり、そこに行った後、大阪のろう学校に入った」と明かした。

 発音の訓練として、先生の胸に手を当て、舌の動きを教わるなどして、五十音を学習。次は「黒板」「柱」「机」など、物に名前を貼って覚えたと説明した。「間違ったら怒られ、苦しくて泣いていた。昔は手話は言語とは認められず、使わないように言われていた」と伝えた。

 小2の頃に丹鶴小学校に編入し、緑丘中、新翔高校と進んだことを示した。「先生は、話すことをなるべくたくさん黒板に書き、分からない時は友達も教えてくれた。先生は口元を見せながらゆっくり話し、英語のヒアリングテストは別の問題を用意してくれた」と紹介した。

 手話以外のコミュニケーション術として、「口話」「筆談」「空書」「身振り」などがあることを解説。紀伊半島大水害の際に避難所に行き、聞こえないため不安だったことも明かした。「命に関わるときに助けてもらえる場合もある。聞こえない人がいることを気付いてほしい」と力を込めた。大代さんによる、障害者差別解消法の合理的配慮についての説明もあった。

(2023年2月17日付紙面より)

聴覚障害者の不便を知り理解を深めた=7日、和歌山県立新翔高校
講話する辻山尚美さん
2023年02月17日
45 町内7カ所で受け付け開始
 トルコ・シリア地震救援金  (古座川町 )

 古座川町が15日、2023年トルコ・シリア地震救援金の受け付けを始めた。▽役場本庁▽役場各出張所(小川・三尾川〈みとがわ〉・七川)▽保健福祉センター▽中央公民館▽七川診療所―の計7カ所に同救援金箱を設置したので、そちらへ協力を寄せてほしいという。

 トルコ共和国ガジアンテプ県で現地時間6日未明以降続く地震の被災者救援が目的。集まった救援金は日本赤十字社和歌山県支部の窓口に託すとし、受付期間は5月下旬までとしている。

 海外メディアの情報によると、同日早朝時点で両国合わせて死者数が4万1000人を超え、トルコは3万5000人を超え過去最多だった1939年の地震を上回っている状況。推計値で両国計約2600万人が被災していると伝えられている。問い合わせは町住民生活課(電話0735・67・7900)まで。

(2023年2月17日付紙面より)

役場本庁舎に設置している2023年トルコ・シリア地震救援金箱=15日、古座川町高池
2023年02月17日
46 旬のブリやサバを水揚げ
 宇久井中2年が大敷へ  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立宇久井中学校(坊信次校長)の2年生20人が16日早朝、宇久井漁業協同組合の協力の下、漁業体験学習に臨んだ。第三十宇久井丸と第三十六宇久井丸に乗船した生徒たちは、大型定置網(通称・大敷)から旬の地魚が引き揚げられる様子を見学し、漁師の仕事に触れた。

 宇久井大敷の歴史は1926(大正15)年に始まる。黒潮の影響を受ける好漁場であり、ブリやサバ、アジ、サワラなどを主に四季折々の魚種が取れる。48(昭和23)年にはブリの大漁によって宇久井中学校の旧校舎が建設されたとも伝わっている。

 漁業とのつながりの深い同校は20年以上海洋教育に取り組んでおり、地元漁師が講師となって漁業の歴史や漁法、魚種、料理法などを生徒たちに伝えている。漁業に関わる人々の苦労や水揚げの喜びを共にすることで、将来の後継者育成も視野に入れている。

 明け方の宇久井漁港を出発した生徒たちは、漁師と共に沖合約3㌔の定置網へ。この日の漁獲量はサバを中心に約1・7㌧で、大きな寒ブリが引き揚げられると、生徒たちから「お~!」と歓声が上がった。

 清水漣さんは「朝早くから大変な仕事だと思ったけど、体験できて楽しかった」。谷口美香さんは「船酔いして少し大変だったが、日の出の景色に感動した。サバの唐揚げが食べたい」と話した。

(2023年2月17日付紙面より)

旬のブリやサバが水揚げ=16日、那智勝浦町の宇久井漁港
漁船に乗る生徒たち
2023年02月17日
47 新翔高男子Aが制す
 新宮弓友会主催の月例射会  
2023年02月17日
48 50人が交流深める
 キッズサッカーフェスティバル  
2023年02月17日
49 三輪崎剣道クラブが3位
 若鷲・若獅子旗争奪貴志川剣道優勝大会  
2023年02月17日
50 なぎなた競技で熱戦 市民スポーツ祭典2022 (新宮市)
2023年02月17日
51 競技の魅力を知って
 バレーボール体験会  (新宮バレーボールスポ少 )
2023年02月17日
52 漁法やツアーがコンテンツに選定  関西観光本部が現地視察  (那智勝浦町 )
2023年02月17日
53 スマホ申告・納付を呼びかけ  令和4年分の確定申告始まる  (新宮税務署 )
2023年02月17日
54 海の青に黄が映える  オオキバナカタバミ  
2023年02月17日
55 技術向上や健全育成図る  県警特練生らが防犯剣道教室  (新宮警察署 )
2023年02月17日
56 ピアノとカホンで迫力の演奏  「→Pia―no―jaC←」ライブ盛り上がる  (新宮市 )
2023年02月17日
57 「みんな笑顔の会」開く  太田小が地域の高齢者招き  (那智勝浦町 )
2023年02月17日
58 釈迦の遺徳をしのぶ  宗應寺で「涅槃会」法要  (新宮仏教会 )
2023年02月17日
59 向井健雅氏を議長に選出  副議長には萩野進也氏  (紀宝町議会 )
2023年02月17日
60 谷野さん(鵜殿小)、山神さん(矢渕中)校長賞に 第5回きなん小中学生俳句コンクール (紀南高校)
2023年02月17日
61 早春の訪れ告げるように  役場を飾るウメ咲き進む  (古座川町 )
2023年02月17日
62 支え合いを願い義援金寄託  那智勝浦町の小阪三喜子さん  (串本町 )
2023年02月17日
63 串本との縁を考えて寄託  県のトルコ災害義援金へ  (串本地区土木協同組合 )
2023年02月02日
64 必ずみんなで助かりたい
 「勝小まるごと防災」開催  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立勝浦小学校(山下真司校長)の5年1組22人が1月31日、町体育文化会館で学習発表「勝小まるごと防災」を開催した。地震・津波から命を守る方法について、学んできたことや未来に向けての提言を発信し、地域住民や保護者、町の防災関係者ら約60人が耳を傾けた。

 5年生は本年度、町内外の防災専門家の支援を受けながら、1年かけて地震・津波の学習に取り組んできた。その成果を発信し、地域の人々に防災意識を高めてもらおうと企画した。

 発表は劇でスタート。2人の児童が地震津波の研究者・奥川博士と、東日本大震災が発生した2011年へタイムスリップし、その被害や津波の恐ろしさを振り返った。昭和東南海地震が起きた1944年にも行き、同町木戸浦から流れ込んだ大津波が天満、下地、須崎地区などの民家をのみ込んでいく様子を述べた。

 「まるごと防災!お役立ち情報コーナー」では、夏休みに実施した「防災意識アンケート」を基に、未来に役立つ提言を発表。地震に備えて家具の固定をしていない人が73・6%に上ったことから「とても不安に感じた。たんすやテレビの下敷きになるなど、被害が大きくなる可能性がある。家具を固定し、配置を見直すことも大切」。避難バッグを用意していない人が52・5%だったことから「1人一つ用意し、年2回は点検して」と呼びかけた。

 発表を終え、仲野佑汰郎君は「校区内の安全な避難場所や新聞を使った食器の工作について話した。これから災害が起きる可能性が高くなっていくので、みんなで備えることが大切」。村瀬桃梨さんは「大人も子どもも必ずみんなで助かりたいから、声をかけ合って逃げてほしい」と語った。

 発表を聞きに訪れた清水彩加さんは「市販の持ち出し袋を買ったけれど、中身や必要なものを詳しく解説してくれ、役に立った」と話していた。

 3日(金)の午後2時30分~3時30分には、同所で5年2組の発表も開催される予定で、児童たちは来場を呼びかけている。

(2023年2月2日付紙面より)

避難バッグの中身を解説=1月31日、那智勝浦町体育文化会館
2023年02月02日
65 着実な説明求め前進期す
 臨時総会で進捗確認  (スペースポート紀伊周辺地域協議会 )

 スペースポート紀伊周辺地域協議会(会長=下宏・和歌山県副知事)の臨時総会が1月31日、串本町サンゴ台にあるホテル&リゾーツ和歌山串本であった。スペースワン株式会社と同協議会それぞれの事業進捗の確認が今回の議題で、同社の阿部耕三取締役はロケット「カイロス」初号機の打ち上げについて今年2月末ごろを今年夏ごろに改めて考えていることを報告。同協議会事務局は打ち上げ時の誘客対策と渋滞対策の考え方を会員に伝えるなどした。

 序盤はスペースワン社の報告で、阿部取締役は世界的な物流の混乱で当初想定していた時期に海外からの部品が調達できず今年2月末ごろの初打ち上げが困難になったと状況を伝え、「初号機の打ち上げについては本年夏ごろを目指していきたいと考えているが、3月中の部品の調達状況を見極めた上で4月ごろに打ち上げの時期について改めて皆さまに説明させていただきたい」とした。

 度重なる延長についての謝意を示しつつ引き続きの支援を求め、下副知事は地元も期待して準備を着々と進めているだけに非常に残念な気持ちでいっぱいだと伝えつつ「4月には着実な打ち上げについてきちっと説明をしていただきたい。ぜひお願いしたいと強く言わせていただく」として同社の前進を期した。

 中盤以降は同協議会事務局が、今年2月末ごろの打ち上げを見据えて詰めてきた誘客対策や渋滞対策の基本的な考え方を報告。ロケット「カイロス」初号機打ち上げ応援サイトの事前登録者数が1万人を超えている状況を受け、上限5000人の公式見学場に加えてウェブ配信やサテライト会場も展開して当日の流入を抑制、かつ交通規制による通過交通の円滑化を図る方向性を説明して会員からの質問を受けた。

 当初の2021年度中から昨年末ごろ、今年2月ごろ、そして今年の夏ごろ、と3度の延期報告を受けて副会長の田嶋勝正・串本町長は「ものすごく残念だが、立派な打ち上げ場が完成しロケットの関係者も一生懸命に取り組みを進める中での結果だと思う。われわれは今後の打ち上げに向け全力で協力したいし、町民にも今の状況を説明して共にもっとこれからも頑張ろうと話をしていきたい」。同じく堀順一郎・那智勝浦町長は「非常に残念だが、社会情勢を見ると致し方ないところもあるのかなと思う。万全の体制で臨み必ず成功するための準備と思って、(われわれも)打ち上げまでの準備を進めていきたい」とそれぞれコメントした。

(2023年2月2日付紙面より)

臨時総会を開くに当たりあいさつする下宏副知事=1月31日、ホテル&リゾーツ和歌山串本
2023年02月02日
66 中学校統合に向け案示す
 令和9年4月を想定  (新宮市 )

 新宮市役所別館で1月31日夜、「緑丘中学校・城南中学校統合検討委員会」(板谷貴史・城南中育友会長)の第3回会議があった。市から委嘱を受けた学校・教育関係者ら10人が出席。統合スケジュール案などに対し意見を交わした。

 2007年、学校や幼稚園などの適正規模と配置などについて審議するために設置された市教育環境整備計画審議会は、多感な中学生の教育の充実や指導が難しくなることから、両校の2校を残すことを答申。

 そんな中、08年に市総合計画において10年後には両校とも適正規模から外れることが予想されるとして、統合をしていく方針が出された。方針を受け、中学校統合について再度検討が行われたが当時は統合により適正規模を大きく上回ることが予想されることから統合は見送りに。適正規模から外れる10年後をめどに再度検討することとなっていた。

 現在の両校の生徒数は、緑丘中学校228人、城南中学校152人の計380人。千穂・丹鶴小学校、蓬莱・王子小学校が統合された小学校再編が完了した2013年度当時の489人と比較して109人(22・3%)減少している。学級数も緑丘中は8、城南中は6となっており、両校とも法律上の基準と和歌山県基準の適正学級数を下回っている。

 この日の会議では、事務局から統合スケジュール案が示された。案によると、令和9年4月の統合を想定し、令和5年度から公募やアンケート、パブリックコメントなどを実施した上で新中学校名を検討。その後、校歌や校章の作成、新制服デザインなどに着手するという。

 令和6年度に教育課程編成等委員会を設置し、経営方針や教育課程、学校行事、部活動、通学路などの検討を進めていく。

 また、統合後の場所を現緑丘中とする案において、令和6年度後半以降に仮設校舎の建設準備を行い、令和7年度に仮設校舎の建設と並行して大規模改修の設計を行う。

 令和7年度後半以降に生徒・児童、部活動交流や大規模改修、閉校式・開講式に向けた準備を行う計画としている。

 事務局案を受け、委員らは「令和9年ということで決めてしまうのであれば、急ぐ必要や無理のある部分も出てくるのでは」などの意見があった。対し、速水盛康教育長は「余裕を持たせたスケジュールとしている。今後、修正を加えながら進めていきたい」とした。今後、市では案を基に保護者説明会を開催し、保護者らの意見を募っていくという。

(2023年2月2日付紙面より)

統合スケジュール案について意見が交わされた=1月31日夜、新宮市役所別館
2023年02月02日
67 「北方領土の日」を前に
 新宮青年会議所が街頭啓発  (新宮市 )

 「北方領土の日」(2月7日)を前に、新宮青年会議所(新宮JC)は1日、新宮市徐福のJR新宮駅前で北方領土返還要求街頭啓発活動を実施。北方領土問題への理解を深めてもらおうと、駅利用者らに啓発チラシなどを配布した。

 日本青年会議所では、1970年に北方領土現地視察団を派遣したのを皮切りに、北方領土返還運動への取り組みを全国規模で展開。新宮青年会議所でも「北方領土返還運動全国強調月間」(2月、8月)を周知しようと毎年2月に街頭での啓発活動を続けている。

 この日は、同駅を含む県内12カ所で「北方領土返還要求運動和歌山県民会議」(1981年12月12日設立、加盟団体112団体=1月現在)主催による啓発活動が展開され、各地域の青年会議所や同会議加盟団体などが運動を実施した。令和4年度北方領土に関する標語は「四島(しま)還せ! 声出し合って 動く今」。

 JR新宮駅では、新宮JC会員と県職員の4人が、通学する生徒らに啓発物資を手渡した。和田祐幸・2023年度理事長は「啓発活動は毎年実施していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で2年ぶりとなった。今年は、北方領土返還要求運動和歌山県民会議が新宮市で開催される。この地から声を上げていきたい」と話していた。

 北方領土問題は、北海道根室半島沖合にある島々の領有権を巡るもの。現在ロシアが占拠、統治する択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島の島々に対し、日本が返還を求めている。北方領土の日は、国民の関心と全国的な返還要求運動の推進を図り、1981年に閣議決定。日露の国境が択捉島とウルップ(得撫)島の間に定められた日魯通好条約が調印された1855年2月7日にちなんでいる。

(2023年2月2日付紙面より)

啓発物資を配布し、理解を促した=1日、JR新宮駅前
2023年02月02日
68 今年も一足早く咲き進む  樫野埼灯台周囲のサクラ  (串本町 )
2023年02月02日
69 校舎など配置大枠まとめる  学校づくり協が最終会合  (串本町 )
2023年02月02日
70 ヤングケアラーの支援とは  黒光さおりさんが講話  (新宮市 )
2023年02月02日
71 人権感覚を育てよう  わかば保育園で人権講座  (那智勝浦町 )
2023年02月02日
72 フキノトウが顔出す  一足早い春の訪れ  (紀宝町 )
2023年02月02日
73 にぎやかな節分楽しむ  紀宝町でママサークル  
2023年02月02日
74 「内定」詠んだ短歌で入選  松田旬さん、学生百人一首で  (紀南高校 )
2023年02月02日
75 災害対応ゲームで学ぶ  矢渕中と自主防関係者ら  (紀宝町 )
2023年02月02日
76 お悔やみ情報