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2017年06月24日
1 人文字で「祝100」
 卒業生や近隣住民も集い記念事業  (新翔高校 )

 1917(大正6)年の新宮町立実業学校としての開校から今年で創立100周年を迎える県立新翔高校(永石和校長)は22日、記念事業の一環として同校グラウンドで在校生、教職員、卒業生など合わせて550人が参加し、「祝100」の人文字撮影を行った。

 同校卒業生で記念DVDの制作も手掛けるふくもとデザイン事務所=新宮市蜂伏=の福本友樹さんがドローンを使って撮影した。「祝」は教職員、卒業生、関係者、地域住民などが赤の画用紙、「100」の部分を在校生が白の画用紙を持って描いた。

 永石校長は「天候が心配だったが、何とかできた。100周年に向けていろいろな事業を考えているが、生徒もできるだけ参加できるような形で催しをできたらと考えています。その一つ目として成功できて良かった。これから秋の式典に向けて、体育祭、文化祭もあります。いろいろなことを計画していきたいと思っています」と話した。

 生徒会長の3年生、丸亀弘稀君(18)は「卒業の年に100周年という大きなイベントを迎えられ、他の先輩方にはない、貴重な体験ができたと思います。11月の式典も楽しみ」、副会長の3年生、前田優さん(17)は「自分たちの代でこういう経験ができたのは、とてもいいことだと思いました。自分たちが写った写真がずっと残っていくので、すごくありがたい体験だと思いました」と話した。

 創立百周年記念式典は11月25日(土)午後1時30分から3時45分までの予定。式典後は旧新宮商業時代の卒業生で、ロサンゼルス五輪野球(公開競技)の金メダリストの浦東靖さんによる講演会が開かれる。

(2017年6月24日付紙面より)

グラウンドに描かれた「祝100」の人文字=22日、新宮市佐野の県立新翔高校(ふくもとデザイン事務所提供)
2017年06月24日
2 大雨で水量回復
 那智の滝  

 那智勝浦町の世界遺産、那智の滝は梅雨入りの少雨で、渇水状態だったが、21日の記録的な大雨ですっかり水量が回復し那智山中にごう音を響かせた=写真

 那智山区の高木喜三区長(69)によると「雨が降らず、区の生活用水も危うくなって心配していたところ、それが一転してこんな状態。那智の滝らしくなって区の水も一安心だが、それにしても極端すぎる。今後もこんなことが度々あるのだろうかと心配になる」と話していた。

(2017年6月24日付紙面より)


2017年06月24日
3 新滑り台など遊泳区域設置
 橋杭海水浴場で海開き準備  (串本町 )

 串本町くじ野川にある橋杭海水浴場で23日、遊泳区域の設置作業があった。海開きに向けた準備の一環で、本年度は新たに洋上滑り台を1基導入するなどして内容を強化。観光関係者20人強が手分けして各種資材の設置にあたった。

 環境省「快水浴場百選」の一つに数えられ、橋杭岩や紀伊大島を臨む開放的なロケーションときめ細やかな砂浜を特色とする同浴場。本年度の遊泳期間は7月1日(土)から8月31日(木)までの2カ月間で、内容強化された遊泳環境に加え春~秋3シーズン活用の主力事業・各種マリンアクティビティのレンタル提供も従来の遊泳期間にはなかった楽しみの新要素となっている。

 設置作業は同町観光協会(島野利之会長)を軸にして進め、手分けして▽同浴場駐車場の有料開放準備▽遊泳区域を示すブイの設置▽浮き島の組み立てと洋上設置―などに取り組んだ。併せて砂浜の漂着物を回収し、美化にも努めた。

 洋上滑り台は従来分と今回導入分の2基を設置。後に長さ約10㍍のフロートで連結し、大きな浮き島に仕立てる。遊泳期間中のビーチハウス・ラパンは浜茶屋体制となり、飲食の提供内容を変更(ランチメニューの休止など)し、レンタル事業に一層の力を入れて運営するという。

 遊泳期間初日が週末にあたることから、同協会は恒例のフラダンスパフォーマンスに加え、子ども向けの菓子まきやマリンアクティビティの無料体験も準備して初泳ぎを呼び掛けている。島野会長は「町内外から大勢の皆さんにお越しいただき、(充実した内容を)大いに楽しんでいただければ」と期待して作業に励んでいた。

(2017年6月24日付紙面より)

新たに導入した洋上滑り台を組み立てる観光関係者=23日、串本町くじ野川
2017年06月24日
4 アナウンサーを体験
 ニュースができるまで  (王子ヶ浜小 )

 新宮市立王子ヶ浜小学校(畑下圭喜校長、児童357人)で22日、MBS(毎日放送)による出前授業「ニュースができるまで」があった。5年生67人がアナウンサーやカメラマン体験などを通して、放送局の仕事に対する理解を深めた。

 社会の授業「情報とくらしのかかわり」の一環。MBS人事局キャリア推進部の松澤良治次長ら4人が来校し、記者、カメラマン、デスク、アナウンサーなど大勢の人でニュース番組を作っていることなどを紹介。松澤次長は「一番大事なことは正しい情報を伝えること」と述べ、各部署でチェックを繰り返し、視聴者に分かりやすく伝えることを心掛けていると話した。

 アナウンサーを体験した竹嶋ももかさん(10)は「少し緊張したけど楽しかった」と話していた。

 同授業は、市立三輪崎小学校と市立神倉小学校でもあった。

(2017年6月24日付紙面より)

アナウンサーを体験する児童=22日、新宮市立王子ヶ浜小学校
2017年06月24日
5 飛鳥Ⅱ入港10周年記念 新宮港フォトコン入選作品紹介㊦   
2017年06月24日
6 前田議員ら4人表彰  永年勤続で市議会議長会  
2017年06月24日
7 国道168号通行止め  復旧へ工事急ぐ  
2017年06月24日
8 古座川町西川で総雨量433㍉  和歌山地方気象台  
2017年06月24日
9 文複施設や医療を聞く 新宮市議会6月定例会一般質問2日目 
2017年06月24日
10 総会で役員改選など 遺跡群保存と活用を願う会 
2017年06月24日
11 第一席に坂本澄香さん  第69回熊野美術協会展  (25日まで石垣記念館 )
2017年06月24日
12 カラオケで交流深める 新宮市木ノ川のなぎの木園と寿楽荘 
2017年06月24日
13 思い出をいっぱい  天満保育園でお楽しみ会  (那智勝浦町 )
2017年06月24日
14 王子ヶ浜の環境守れ  熊野川河口で官民協力し清掃  (新宮市 )
2017年06月24日
15 昨年と同じ7つがい確認 孔島・鈴島でウチヤマセンニュウ調査 
2017年06月24日
16 木製デッキチェアを自作 ふるさと定住セ、第2回ものづくり体験教室 
2017年06月24日
17 和深地区の二大名所巡る 南紀熊野ジオパークガイドの会ジオウオーク 
2017年06月24日
18 サツマイモ苗4種植える 出雲小1~4年生14人が一丸で 
2017年06月24日
19 一級建築士に備え教わる 串本町上野山区自主防「防災教室」 
2017年06月24日
20 お悔やみ情報
  
2017年06月17日
21 フェロー諸島友好提携へ 一般会計補正予算に旅費計上 (太地町議会)

 太地町議会(山下雅久議長、10人)の6月定例会が15日に開会し、一般会計補正予算案などの議案24件を審議、全て可決した。会期は22日(木)までだが、16日に一般質問を行い、全日程を終了次第、閉会する。

 一般会計予算案は歳入歳出に9462万1000円を追加し、総額を26億8667万1000円とするもの。企画費に「鯨の海構想」の仕切り網・遊歩道等測量調査及び設計業務委託料443万円を計上、新たにフェロー諸島友好都市提携の旅費390万9000円が盛り込まれた。

 フェロー諸島はデンマークの自治領で、イギリスの北方にある。昨年10月の国際捕鯨委員会(IWC)の総会で太地町と懇談した際、友好都市提携のアイデアが出た。今年4月にグリーンランドで開かれた北大西洋海産哺乳動物委員会(NAMMCO)総会で、日本政府代表が太地の意向を踏まえて具体案を持ち掛けたところ、フェロー諸島の担当者から「大変喜ばしいこと」と返答があった。太地町は同じ捕鯨文化を有し、捕鯨継続を宣言する町同士で情報を共有することで、さらなる反捕鯨対策や漁の継続につながるとみている。

 審議では約390万円の旅費や派遣人数に関する質問が挙がった。町は職員4人がビジネスクラスで向かうと答えた。漁野尚登議員は「約400万円もかけてフェロー諸島へ行き、友好関係を結ぶ必要はないのでは」と反対の意を示した。三原勝利議員は「私たちのまちづくりを考えれば、こういうことは必ず必要になる」と賛成した。

(2017年6月17日付紙面より)

一般会計補正予算案などを審議した6月定例議会=15日、太地町役場議場
2017年06月17日
22 大谷湿田木道にネットを設置
 相次ぐ立ち入りを物理的阻止  (古座川町 )

 古座川町教育委員会(和田充旦教育長)は15日、同町直見にある大谷湿田の木道外縁に鹿よけネットを張り巡らせた。相次ぐ湿地への立ち入りを制限するのが狙いで、同町文化財保護審議委員会の辻新委員長は「湿地への立ち入り禁止の看板を出しても守っていただけず、やむなく物理的に阻止することにした」といきさつを語る。

 大谷湿田はトンボ類の生息環境を守る目的で同町の自然保護区に指定され、希少種のハッチョウトンボについては同町の天然記念物に指定。同湿田の外周は鹿よけネットで囲まれ、観察は外周からネット越しか既設の木道上からじかに行う形になっている。

 これまで観察者の良識を信じて観察の場を保ってきたが、今季は湿地へ立ち入った痕跡が頻発。生息環境への影響を危惧した町教委は今月3日、木道に湿地への立ち入り禁止を求める看板を設置した。同委員も抜き打ちで早朝の見回りを始めたが、看板設置後も新たな痕跡が見つかり、現行人を発見して注意するなど歯止めが利かなかったため今回の対応に至った。

 この日は同委員2人、和田教育長ら教育課員3人が作業。木道外縁に支柱を立て1・5㍍前後の高さでネットを張った。網の目は16㌢角で粗く木道上からの観察にさほど支障はなく、湿地全周がネットか柵で囲まれ立ち入りができない状態になった。

 今期はハッチョウトンボの発生数が少なく、そこへ立ち入りが頻発。幼生は水深数センチの水域をすみかにしていると見られるが、人間が立ち入れば湿地なのでその環境は容易に壊れるし、文字通りの状況を確認しているという。本来であれば各指定に基づく対応をとるべきところを、現状は注意喚起で留めている。辻委員長は「今はハッチョウトンボの産卵時期で、人間が入り込んだ影響はかなり大きいと思う。ここは保全地域。むやみに立ち入らず見守っていただきたい」と改めて地域に呼び掛けた。

(2017年6月17日付紙面より)

木道外縁にネットを張り巡らせる町教委職員や文化財保護審議委員=15日、古座川町直見
2017年06月17日
23 会員増強などで意見交換
 明石市の高年クラブと交流  (那智勝浦町 )

 兵庫県明石市の老人クラブで組織する「明石市高年クラブ連合会」(柏木健策会長)の代表ら約80人が15、16の両日、那智勝浦町へ研修旅行に訪れた。同町からは町老人クラブ連合会の峰武久副会長、宇保英生さんらが出迎え、研修会で意見を交わした。

 明石市高年クラブ連合会は同市5地区で202の単位クラブがあり、会員数は9799人を誇る。那智勝浦町の観光と同町老人クラブ連合会との交流を兼ねて研修旅行を企画した。

 研修会は同町北浜のかつうら御苑を会場に開かれた。峰副会長は同町では33クラブがあり、男性292人、女性756人の会員数などを報告。和歌山大学のシニアエクササイズトレーニングを取り入れた筋力トレーニングによる健康づくりと介護予防事業の推進などを紹介した。

 意見交換ではクラブの運営費の問題、会員増強の課題などの話題が出た。那智勝浦町は圧倒的に女性の会員が多いことにも注目が集まった。特に会員増強は全国的に課題となっている。明石市の会員からは「輪投げゲーム」「カラオケ」「入浴会」などで会員を誘っているという具体策や入会呼び掛けのチラシが紹介され、市と自治会とが力を合わせ「オール明石」で取り組んでいるという声があった。

 峰副会長はニュータウン勝浦熟年クラブでカラオケやマージャン、「健康吹き矢」など会員が楽しめる活動を展開している例を示した。峰副会長、明石市の会員ともに「魅力ある活動を展開するのが大事」という意見で一致していた。

(2017年6月17日付紙面より)

明石高年クラブ連合会の代表らを前にあいさつする峰武久副会長=15日、那智勝浦町のかつうら御苑
2017年06月17日
24 田畑武彦さんが優勝 那智勝浦ゴルフ倶楽部、平成29年度理事長杯 
2017年06月17日
25 紀宝柔道会・伊藤君が県体重別で優勝 柔整師杯では濵仲さんが優勝 
2017年06月17日
26 那智勝浦が初優勝
 第35回学童大会(B級)東牟婁支部大会  
2017年06月17日
27 人形供養祭の善意届ける 那智勝浦町の災害復興基金へ寄付 
2017年06月17日
28 101歳祝い和やかに 新宮市蓬莱地区民生委員があけぼので交流 
2017年06月17日
29 昼食で学校に親しみを うどの幼園児が小学校のランチルームへ 
2017年06月17日
30 「経営の神様」を語る 紀宝町、第1回春秋学級・チャレンジ学級を開講 
2017年06月17日
31 芸術に触れる機会を  たづはら保で人形劇鑑賞  
2017年06月17日
32 家族の笑顔あふれる  王子幼稚園の運動会  
2017年06月17日
33 2週間後の完成楽しみに  高田小学校で梅ジュース作り  (新宮市 )
2017年06月17日
34 トルコ国との友好学ぶ  和深保育所が記念館で学習  
2017年06月17日
35 3町6チームが交流戦  串子連主催の練習試合  (串本町 )
2017年06月17日
36 五穀豊穣などを願う 串本町、潮御﨑神社で「農漁祭」 
2017年06月17日
37 予防の大切さを伝える くしもと町立病院、がん予防公開講座開く 
2017年06月17日
38 ノカンゾウ咲く  高田の国道沿いで  
2017年06月17日
39 お悔やみ情報
  
2017年06月09日
40 マグロ解体や餅ほりも
 11月19日、第6回天空ハーフマラソン  

 第6回新宮・那智勝浦天空ハーフマラソン大会(同実行委員会主催)が11月19日(日)、一般国道42号那智勝浦新宮道路で開催される。同実行委員会は8日、新宮市役所で記者発表し、スタート順(時間)やコースなどの変更・改善、レース終了後にマグロ解体ショーや餅ほりを実施することなどを報告した。

 大会長の田岡実千年新宮市長は「多くの関係団体の尽力、また多くのボランティアの協力のおかげで第6回目を迎えることとなりました。今大会も官民一体となり、おもてなしの心でランナーをお迎えしたいと思っております。今回も全国から多くの参加者に世界遺産熊野の街の魅力を体感いただき、地域の活性化につなげていきたい」とあいさつ。今大会のゲストランナーが、昨年に続き森脇健児さんに決まったことを発表した。

 実行委員長の浦木睦雄・新宮信用金庫理事長が昨年までの参加者らの意見を参考に行われたコース改善に伴うスタート位置や折り返し地点の変更、マグロ解体ショーや餅ほりの実施に至った経緯などについて説明し、「地方の活性化のため、何とぞご協力よろしくお願いします」と呼び掛けた。

 大会は紀伊半島大水害の復興イベントとして大水害翌年の2012年にスタートし、今年で6回目。自動車専用道路を使用した珍しいコースで、アップダウンは激しいが、道路から見える太平洋や熊野の山が参加者たちに感動を与えている。

 スタート時間はハーフマラソンが午前9時50分、10㌔が午前10時20分、3㌔が午前10時40分。各種目総合1位から8位まで(男女別)、年代別上位3人を表彰するほか、ゴールでは平安衣裳を着た高校生が参加賞のタオルを手渡す。熊野の食材をふんだんに使用した弁当なども予定されている。

 参加費はハーフ(高校生以上)4500円、10㌔(中学生以上)4000円、3㌔(小学生以上)3500円、3㌔小学生2000円。例年通り、全国のマラソン大会や県内を中心に関西地区のスポーツショップと関連施設で募集パンフレットを配布し、ウェブサイトや専門誌(ランナーズ)8月号にも掲載予定。今年からウェブサイト「スポナビDo」でも申し込みを受け付ける。

 申込期間は7月1日(土)から9月30日(土)まで。昨年は29都道府県から2384人が参加している。問い合わせは、市生涯学習課(電話0735・23・3366)まで。

(2017年6月9日付紙面より)

第6回大会の開催を発表する大会長の田岡実千年新宮市長ら=8日、新宮市役所
2017年06月09日
41 出場と勝利を願い
 後輩らがPVで加藤先輩に声援送る  

 サッカー日本代表が7日、東京スタジアムでイラク代表とのロシアワールドカップのアジア最終予選(13日、テヘラン)に向けた、国際親善試合のキリンチャレンジカップ2017でシリア代表と対戦し、1―1の引き分けに終わった。

 その代表メンバーに新宮市出身でPFCベロエ・スタラ・ザゴラ(ブルガリア)所属の加藤恒平選手が入っていることを受け、加藤選手の出身チーム「新宮サッカースポーツ少年団」(新宮SSS)の選手や保護者ら約50人が、新宮市内のDAYZYLAWCAFEで、パブリックビューイング(PV)を行い、加藤選手の出場と日本代表の勝利を願い声援を送った。

 試合は後半3分にコーナーキックからシリアに先制点を許すも、同13分に今野選手の同点ゴールで追い付き、その後も勝ち越しを目指して途中出場の乾選手らが積極的にゴールを狙うも追加点を奪うことができず、同点のまま試合を終えた。

 観戦者は日本代表が攻撃を仕掛けるたびに声援を送った。先制を許した直後には「日本が勝つには恒平君が出ないと」、「早く恒平君を出してよ」、相手のファウルで日本選手が倒されたりすると「恒平君なら倒されないのに」などと加藤選手の出場を願いながら、日本代表の勝利のために声援を送り続けた。加藤選手の出場がないまま終了のホイッスルがなると、ため息が漏れた。

 観戦した加藤選手の兄で新宮SSSのコーチの力也さん(30)は「選ばれるだけでも奇跡だっただけに、その場で試合に出るにはもっともっと努力が必要であったのではと思う。後半から出てきた井手口選手も20歳と若くしてすごく戦っていましたし、そうなってしまうと恒平の出る場面がより少なくなっていくのかと思いました。地元で応援してくれている人がたくさんいるので、出てもらいたいという気持ちはあった」と話し、「イラク戦はアウェーであるけども、恒平にとってはホームというか、ピッチ状態も悪いですし、球際の強さ、体を張るなどの本人らしいプレーを期待しています。地元のためにも、こんな田舎町から日の丸を背負って試合に出る姿を見せて、子どもたちにも夢を与えられたら」とエール。

 新宮SSSの居軒龍成主将は「引き分けだったので悔しいし、恒平選手には出てほしかった。イラク戦では恒平選手が出場し、日本代表が勝ってほしい」と話した。

(2017年6月9日付紙面より)

戦況を見守りながら加藤恒平選手の出場に期待を寄せた=7日、新宮市
試合前には後輩が加藤選手への応援メッセージを国旗に寄せ書きした
2017年06月09日
42 文化協会長賞など137点 第52回南紀会書作展授賞式 (新宮市)

 「第52回南紀会書作展」の授賞式が4日、新宮市の旧丹鶴小学校体育館であった。約900点の作品の中から文化協会長賞、理事長賞などに選ばれた137人に賞状と記念品が渡された。

 授賞式で主催の書道研究南紀会の鈴木江邨(こうそん)理事長は「展示されているものは非常に上手であり、賞に値する。年々少しずつ子どもが少なくなっており、多いときに比べて約半数になっている。身に付いたものは誰にも取られない。これからも身に付けたものをしっかりと持っておいてほしい」とあいさつした。

(2017年6月9日付紙面より)

記念品などを受け取る受賞者たち=4日、新宮市の旧丹鶴小学校体育館
鈴木江邨理事長
2017年06月09日
43 映像で自然観察楽しむ
 宮本学さん迎えて学習会  (田原小 )

 串本町立田原小学校(沖洋校長、児童12人)で2日、田原の自然や歴史などに詳しい宮本学さんを迎えて学習会が開かれた。同校や近隣に宿る自然の息吹を映像で観察する内容で、児童や教職員に加え、保護者ら地域住民も一緒に鑑賞した。

 現在92歳の宮本さんは同校で天体観察会も開くなど田原きっての博識者として慕われ、地域の先生として田原で暮らす楽しみを多々伝えている。

 今回の学習会は「自然観察は楽しい」と題し、自ら撮影、編集した映像3種類を上映。校庭や道沿いなど身近な所で息づいている野草の花々や初夏の山をひときわ彩るスダジイの花、海岸で見られる植物や古座川流域の野鳥や岩などの名前やエピソードを解説しながら紹介した。

 映像以外に童謡「すかんぽ(=イタドリ)の咲くころ」の歌詞とメロディーも紹介し、自然と子どもは歌になるほど身近で楽しい間柄だと説明。「身近な自然を学習するといつか地球を救える人になれるかもしれない。そんな大人になってほしい」と期待を寄せて話を締めくくった。

 この日は学習会後に救急救命法講習会もあり、保護者ら住民や教職員に加え、高学年の児童も参加して自動体外式除細動器の使い方を含めた心肺蘇生法(一次救命)の手順を古座消防署署員から教わった。

(2017年6月9日付紙面より)

映像を交えて身近な自然を紹介する宮本学さん=2日、串本町立田原小学校
2017年06月09日
44 本年度会長校は光洋中  新宮市PTA連絡協議会が総会  
2017年06月09日
45 被害を水際で食い止める  新宮橋本郵便局で特殊詐欺防止訓練  
2017年06月09日
46 新会長に橋本順子さん 新宮商工会議所女性会が総会 
2017年06月09日
47 きれいにすると気持ちいい  神倉小でプール掃除  
2017年06月09日
48 電車でイモの苗植えに わかば保、社会学習と自然体験 
2017年06月09日
49 ラベンダーの香りに癒やされ サンテ・ヴィラージュ太地で手作りハーブせっけん講座 
2017年06月09日
50 地元老クと一緒に育てる  高池保サツマイモ栽培中  (古座川町 )
2017年06月09日
51 「健康寿命増進」を力点に 串本町老連、田仲康慧会長選出し総会 
2017年06月09日
52 アジサイの花  新宮の渡御前社  
2017年06月09日
53 6月定例会は13日開会 新宮市、復興祈念公園の名称など9議案 
2017年06月09日
54 お悔やみ情報