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2022年07月31日
1 電動キックボードでまちなか周遊
 8月8日から実証実験  (那智勝浦観光機構 )

 一般社団法人那智勝浦観光機構(NACKT)は8月8日(月)から10月31日(月)までの間、環境に配慮した二次交通の手段として「電動キックボード」の実証実験を行う。細やかにまちなか周遊ができる観光商品開発のために現在、職員がキックボードに乗車し試験走行を行っている。

 企業とコラボレーションして行うという今回の実証実験。期間中、機構は、キックボードの販売元である株式会社ProductionA&K=広島市=から無償で、実機5台の貸し出しを受けている。

 キックボードはcoswheelの商品で、原動機付自転車と同じ扱いとなり、車道において時速30㌔までの速度で走行できる。5台ともナンバープレートを取得済み。乗車には原動機付自転車資格が必要。

 3時間で満充電となり、連続走行距離が最大30㌔㍍。3速の変速が可能で静音性に優れていることに加え、マイクロモビリティーのため、二酸化炭素(CO2)排出量削減の後押しにつながることも期待される。

 機構によると、若者向けアクティビティーの一つとして今回のキックボードを考案。観光客が車で移動しづらい町内の名所などにもアクセスできることや、町が掲げるCO2排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」に沿う環境に配慮した二次交通手段の増を目的としているという。

 実証実験ではモデルコースの作成に加え、町での需要や有効性、適正な利用の把握などのデータを収集する。結果次第では本格導入も行う。

 機構の東竜次さんは「まちなかのメインや主要ルートに入っていない名所や隠れたスポット、美しい海、ジオパークに指定されたロケーションを楽しむために電動キックボードを利用していただけたら幸いです」と話していた。

(2022年7月31日付紙面より)

電動キックボードでまちなかを周遊=28日、那智勝浦町内
機能性に加え環境にも配慮されている
2022年07月31日
2 切れ目ないケアを目指し
 8月から助産師外来開設  (新宮市立医療センター )

 新宮市蜂伏の市立医療センターは8月から「助産師外来」を開設する。妊産褥婦(にんさんじょくふ)と家族の意向を尊重しながら医師と協働し、助産師が健康診査や保健指導を行うことで、妊娠期から産褥期まで切れ目のない継続ケアを提供していく。

 少子高齢化や母体合併症の増加などでチーム医療の必要性が高まる中、厚生労働省より2008年に「医師と助産師の役割分担と協働」が提唱され、09年に「院内助産ガイドライン 医師と助産師の役割分担と協働」が策定。18年にガイドラインの改定が行われた。

 提唱以降、全国的に助産師外来および院内助産が普及する中、同医療センターでも産婦人科医師(常勤医師)の体制が整ったことなどを背景に助産師外来を開設。地域の中核病院として、新宮医療圏の妊産褥婦が安心・安全に子どもを産み育てることができるよう、多職種で連携していくとしている。

 対象は妊娠26週と37週ごろの妊婦(産科医師の許可のある人)。内容は▽尿検査、血圧・体重測定、子宮底・腹囲測定▽超音波エコー▽妊娠・分娩(ぶんべん)・育児についての話、悩み相談―など。

 日時は毎週水曜日の午前9時~正午で1人につき60分。完全予約制。妊婦健診時に産婦人科外来に申し出を。妊婦健康診査受診票(健診費用補助券)を利用することができる。

 同医療センターの植田啓子看護師長は「助産師ならではの目線で、妊娠期から産後まで、お母さんと赤ちゃんに寄り添わせていただきます。ぜひご利用を」と呼びかけている。

 問い合わせは同医療センター(電話0735・31・3333、代表番号)まで。

(2022年7月31日付紙面より)

8月から助産師による健診がスタートする=新宮市立医療センター
新宮市蜂伏の市立医療センター
2022年07月31日
3 県内初の自動運転実証実験
 今年11月の本格運用目指す  (太地町 )

 太地町は町営バスが通行できない対象地区3・2㌔区間(県道1・2㌔、町道2㌔)において、8月1日(月)から和歌山県で初となる自動運転車両の実証実験を開始する。29日は、町公民館で「未来技術社会実装事業」自動運転走行記念式が開かれ、三軒一高町長や下宏副知事、二階俊博衆院議員秘書の二階伸康さんらが出席し、テープカットを行った。

 7月1日現在で高齢化率は44・6%に上る同町。暖海、水ノ浦、寄子路、新屋敷、小東、大東地区では、「バス停まで歩くのがつらい」などの声もあったという。車両導入は高齢者の移動手段確保が目的。エリア拡大も検討しているとした。

 国が行う未来技術社会実装事業は自動運転、ドローンなどの未来技術を活用した地方創生を目指す事業で、関係省庁が支援するもの。同町は昨年に採択された。

 車両購入の予算は、国の「デジタル田園都市国家構想推進交付金」を用いた。今年6月から対象区間に電磁誘導線と、車両制御などに必要なタグを埋め込む工事を実施。これらの事業費合計は約2600万円。

 車両はヤマハ発動機株式会社のスローモビリティ「AR05」。5人乗りだが、安全確認や手動運転時に操作する運転補助者1人が乗車するため、乗客は4人。最高速度は12㌔で、荷物が積めるキャリアも搭載。

 車両は誘導線の磁力を検知して走行。対象区間を約29分間で1周する。また、運転補助者には高齢者3人を会計年度任用職員として雇用した。

 乗車賃は無料。車両の運行時間は午前8時~正午の間に45分間隔で5便、午後2時~同5時の間に45分間隔で4便となる。原則、フリー乗降で、主要施設前では停車する予定。狭い道でも走行でき役場や病院、スーパーまでの道のりをつなぐ。

 9月30日(金)までの2カ月間、日曜・祝日も稼働し実証実験を行う。アンケートを集め、サービスの改善などにも努める。本格運用(実装)は当初予定よりも早くなり、最短で今年11月を見込んでいるとした。その際は車両を1台増やし、2台体制で運行する。

 式典で二階さんは「夢を持つことができる事業。わくわくするような町づくりを共に歩んでいきたい」。

 下副知事が「自動運転導入は日々の生活の利便性が向上する。高齢者の外出も増え、交流も増える」と祝辞を述べた。

 三軒町長は関係者に感謝を伝え、「高齢者の交通手段の確保は地域課題の解決の一歩になろうかと思う。将来的には新宮市など、町をまたいだ病院間の自動運転の実現を考えている」と語った。

 式典後は関係者らが車両に乗車し、役場周辺を走行した。事業を担当する総務課主査の和田正希さんは「今後は高齢者の方だけでなく、誰でも利用できる形にしていきたい。取り組みが他市町村にも波及すれば、町をまたいだ自動運転などの広域化にもつながるのでは」と話していた。

(2022年7月31日付紙面より)

8月より自動運転車両の実証実験が始まる=29日、太地町役場付近
テープカット後、関係者らが集まり記念撮影
2022年07月31日
4 新しい風を吹かせよう
 オープンスクール開催  (近大新宮 )

 新宮市の近畿大学附属新宮高校・中学校(池上博基校長)で30日、オープンスクールが開かれた。近隣市町村などから中学3年生71人が参加し、体験授業やクラブパフォーマンスを通じて高校生活に期待を膨らませた。

 本年度のテーマは「新風」で、「新しく爽やかな風が吹き、自分や学校、地域、時代を変えていく」という意味を込めた。新型コロナウイルス感染対策や熱中症対策を徹底して実施した。

 理科の体験授業「ゲノムウオッチング~ユスリカの幼虫のだ液腺染色体の観察~」では、プレパラートを作成し、染色体上のしま模様などを顕微鏡で観察。スーパーサイエンス部員も協力した。社会科の「古墳時代を体験しよう」には、当時の服を再現した衣装を身に着けた生徒も登場した。

 クラブパフォーマンスはメディア部の学校紹介動画でスタートし、空手部、なぎなた部、ダンスサークル、書道部、吹奏楽部が登場。それぞれのクラブの活動や挑戦、今後の目標について語った。最後に高校生徒会の田岡結会長が「来年、皆さんと学校生活を送れることを楽しみにしています」と呼びかけた。

 この日は、入試に向けた個別相談会や寮の見学会も開かれた。翌31日には、小学5、6年生向けのオープンスクールも開催する予定だ。

(2022年7月31日付紙面より)

書道部のクラブパフォーマンス=30日、新宮市の近畿大学附属新宮高校・中学校
プレパラートを作成する生徒たち
2022年07月31日
5 珍しい昆虫をぜひ見に来て  人気のカブトムシなど販売  (太地町地域福祉センター梛 )
2022年07月31日
6 一人で悩まず相談を  高田小中で情報モラル教室  (新宮市 )
2022年07月31日
7 競技を通じ英語力養う  新宮スポ少が「英会話サッカースクール」  (新宮市 )
2022年07月31日
8 カノコユリ咲き誇る  道路沿いの斜面で  (紀宝町 )
2022年07月31日
9 少年補導功労で表彰  紀宝地区少年警察協助員の2人  (紀宝警察署 )
2022年07月31日
10 女子は団体、個人で全国へ 県中学校柔道大会で連覇達成 (矢渕中柔道部)
2022年07月27日
11 髙木亮英氏の住職就任祝う
 青岸渡寺第九世住職晋山法要  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の那智山青岸渡寺で24日、「青岸渡寺第九世住職晋山法要(晋山式)」が営まれた。昨年7月に他界した前住職の髙木亮享氏に代わり、副住職だった弟の亮英氏が同年8月に住職を拝命。この日、正式に住職の任命を受けた。晋山式には天台宗務庁の阿部昌宏宗務総長や比叡山延暦寺の水尾寂芳執行、堀順一郎那智勝浦町長、田岡実千年新宮市長など、関係者ら約100人が参列し晋山を喜んだ。

 晋山式とは、新住職が正式に入寺(就任)してご本尊に報告する儀式。熊野修験の山伏のほら貝が鳴り響く中、僧侶らの行列が信徒会館から同寺へ参進した。本尊の如意輪観世音菩薩が開帳される中、法要が行われた。

 住職辞令を手渡した阿部宗務総長は、亮英氏が再興した熊野修験について後世に残る偉業と評し、「大僧正の住職就任は心強い。新住職を迎えた青岸渡寺のご本尊の偉光があまねく照らされ、参拝者の祈りで、平和と安寧を享受する世界が実現することを祈っている」と祝った。

 水尾執行、西国札所会の大樹玄承副会長(藤田浩哉会長代理)、堀町長が祝辞を、総代の坂野日出夫さんが謝辞を述べた。

 亮英氏の息子で同日、副住職の辞令を受けた智英氏は「住職を補佐し、復興された熊野修験を途絶えさせることなく、継承することが使命。精進していきたい」と話した。

 亮英氏は「西国三十三所の観音霊場の重さを感じている。霊場や寺を守ることは一人ではできない。皆さまのお力添えと御神仏の御神徳でなせること。今後も観音信仰を広めていきたい」。

 ウクライナ情勢などにも触れ、「罪のない方々が命をなくす世知辛い世の中。人に対する思いやりの心などを持ち、観音様にお参りして、平和で明るい社会の実現を目指したい」と語った。

 智英氏は龍谷大学に進み、2004年に延暦寺で得度受戒。05年に比叡山行院にて天台四度加行遂行。叡山学院を経て神峰山寺で修行。19年に青岸渡寺に入寺。昨年8月に補陀洛山寺の住職を、11月に青岸渡寺の副住職を拝命した。

 亮英氏は1965年に比叡山に入山し72年に龍谷大を卒業。那智勝浦町史の編さん委員も務め、74年に出家得度。住職を務めた父の故・亮孝氏と兄・亮享氏の背中を追い、今日に至る。

 諸国霊山、中国、インド、韓国の仏教聖地などを巡礼。84年に同寺の副住職を拝命し、88年には熊野大峰奥駈修行を復活させた。世界宗教サミットへの参加、那智四十八滝回峯再興、葛城二十八宿行も始めた。2017年には権大僧正に昇任した。

(2022年7月27日付紙面より)

髙木亮英氏(前列中央)の晋山を祝い多くの関係者が参列した=24日、那智勝浦町の那智山青岸渡寺
青岸渡寺第九世住職晋山法要の様子
2022年07月27日
12 災害時にドローンを活用
 アドホックと協定結ぶ  (新宮警察署 )

 新宮警察署(田原正士署長)で25日、新宮署と新宮市三輪崎の株式会社アドホック(喜多徳幸代表取締役社長)が「災害等発生時における無人航空機の運用に関する協定」を結ぶ調印式があった。災害発生時、新宮署の要請を受け同社は無償でドローンと操縦士を派遣し、情報収集や被害状況の把握などを行う。民間企業と協定を結ぶのは2018年以降、2例目。

 管内が山間部や沿岸部に多く面し、管内では11年9月に紀伊半島大水害が発生し甚大な被害を経験。そのため、今後発生が予想される南海トラフ巨大地震や大規模な火災、行方不明者の捜索など、災害時に警察官が人力で現場へ近づくことが難しいことから、機動性が高いドローンが有効であるとしている。

 同社は広告やデザイン作成、ドローン映像コンテンツの作成、ドローン販売、ドローンスクールの運営のほか、建設業においての赤外線非破壊検査などのドローン事業などを幅広く展開。

 今年4月には新宮市と、6月に那智勝浦町と「災害時におけるドローン運用に関する協定」を締結。今回の協定も地域貢献の一環として同社から申し出た。

 喜多代表取締役によると、災害時は4機(予備が1機)が実働する予定。その中の1機である高性能産業用ドローン「Matrice300RTK」は、操縦士から最大8㌔離れた場所まで航行でき、夜間や雨天に加え、風速22㍍までなら使用可能だという。また、普段は建物のクラックなどの検査ができるサーマルカメラで、人の体温の感知も容易にできることなどを説明した。

 喜多代表取締役は「地元への貢献がしたいと思った。ドローンがこのような形で、さまざまな現場や状況で役に立つことを多くの方々に知ってほしいです」と話した。

 田原署長は、大規模災害時は限られた人員で救出救助や行方不明者の捜索、災害に関連した犯罪被害の防止などの事案対応を行うことになるとし、さらに本部からの応援部隊到着までに時間を要することや災害救助現場の実態が把握できない状態での現場派遣は二次災害の恐れがあると懸念する点を挙げた。

 今回の協定について、「ドローンでの応援が頂けることで、救出救助活動や警察官の受傷事故防止に、有効に生かしていけるものと考えている。今後は互いに工夫を凝らした訓練を繰り返すことで連携強化を図り、災害発生時には迅速に対応していきたい」と語った。

(2022年7月27日付紙面より)

災害などの発生時に情報収集や被害状況の把握などを行う協定を結んだ=25日、新宮市の新宮警察署
喜多徳幸代表取締役社長からドローンの説明を受ける田原正士署長
2022年07月27日
13 神事や獅子舞奉納で礼尽くす
 河内神社例祭「河内祭」執行  (古座川河口域 )

 古座川河口域にある河内(こうち)神社の例祭「河内祭」が24日に本祭日を迎えた。新型コロナウイルスの情勢により、今年も規模を縮小して執行。関係5区の区長らが大前の儀を営み、古座青年会(西田有希会長)が幣の舞と乱獅子を奉納するなどして神体・河内様(こおったま)への礼を尽くした。

 この神社は河口から約3㌔上流にある川中の島・河内島を神体とし、現在は串本町の古田区と古座区、古座川町の下部区と宇津木区と月野瀬区が護持。例祭は近年、7月25日に近い日曜日を本祭日と定めて営んでいて、平年は祭船や獅子舞の奉仕、5区の直会(なおらい)や奉賛「熊野水軍古座河内祭の夕べ」など諸行事があり宵宮と後祭を含めた3日間にわたって活気づく。

 今年も続くコロナ禍の情勢により古座区が奉仕の中軸となっている御舟行事=国指定重要無形民俗文化財=の自粛を判断。5区で大前の儀のみ営むことを申し合わせた。神霊が古座神社にうつされているため、同神社は宵宮祭や渡御祭を執り行い神額に神霊をうつして陸送で古田側の河内島前河原へ渡御。他4区の区長らと合流し祭壇を組んで大前の儀に臨んだ。参列者は5区の区長、和歌山東漁業協同組合古座支所の支所長、古座勇進会の会長、古座青年会と古座獅子会の各会長、芳流館互盟社の社長、河内会の会長、同神社責任役員の12人。同神社の石田保宮司が出仕して神事を営み、一同で玉串をささげるなどして祈願した。例年は大前の儀で5区の奉幣神事を交えるが、今年は営まなかった。

 続いて技術保存のため感染症予防を考慮して稽古を再開した古座青年会が古座流獅子舞=同文化財=を奉納。以降は神額を古座神社へ戻し還御祭を営んだ。おととし、昨年に続いて規模を縮小しつつ礼をつないだ今年の奉仕。古座川河内祭保存会の杉本喜秋会長は「(新型コロナが感染拡大する)今を思えば、今年は御舟行事を取りやめて正解だった。来年こそは大丈夫だと期待し、出船も見据えて準備をしていきたい」と思いを語った。

(2022年7月27日付紙面より)

大前の儀を営んで神体・河内様への礼を尽くす関係5区の区長ら=24日、串本町古田
稽古再開の延長で3年ぶりに獅子舞を奉納する古座青年会の会員
2022年07月27日
14 育てた野菜を味わう
 正明保でカレークッキング  (新宮市 )

 新宮市の正明保育園(山田みつの園長)で25日、カレークッキングがあった。4、5歳児30人が園内で収穫した野菜を使いカレー作りに励んだ。

 食育の一環で、子どもたちが自分たちで育てた野菜を調理することにより、食の大切さや作物が成長するまでの過程を知ってもらおうと実施している。

 材料のピーマンとナスは、園児らが事前に収穫した。三角巾とエプロン、マスクを着けた子どもたちは作り方の説明を受けた後、作業を開始。職員と一緒に順番に野菜を食べやすい大きさに刻み、タマネギを扱った際には「目が痛くなってきた」との声が聞こえた。ニンジンは星や花、ハートなどの形に型抜きし「もう一回したい」「きれいにできた」と積極的に取り組んだ。

 完成したカレーはお昼の給食に振る舞われ「いただきます」と声をそろえた後、みんなで仲良く味わった。

 辻本幸子主任は「子どもたちの楽しそうに取り組む姿が見られました。自分たちで育てた野菜を調理することによって愛情が湧き、好き嫌いの隔たりが小さくなると思う。カレー作りを通して料理への興味と食の重要性を養ってもらえれば」と話していた。

(2022年7月27日付紙面より)

ニンジンの型抜き作業に取り組む園児=25日、新宮市の正明保育園
2022年07月27日
15 新宮なぎなた、近大新宮が活躍
 和歌山県なぎなた夏季大会  
2022年07月27日
16 畑中将真君が準優勝
 全国空手道選手権大会  (近大新宮 )
2022年07月27日
17 親子で楽しいひととき  木の川認定こども園で夏祭り  (新宮市 )
2022年07月27日
18 夏休みプログラムスタート  太田小児童が太田の郷で  (那智勝浦町 )
2022年07月27日
19 平年の形願い大前の儀  西向の稲荷神社で祭典  (串本町 )
2022年07月27日
20 稽古の成果を地域に示す  芳流館互盟社と古座青年会  (古座川河口域 )
2022年07月27日
21 和気あいあいと針仕事  新年度初の手芸教室  (紀宝町 )
2022年07月27日
22 700人が各種体験楽しむ  3年ぶりに「あいあい祭り」  (御浜町 )
2022年07月27日
23 坐禅組み、心身整える  東正寺で42年目の「夏季禅林」  (紀宝町 )
2022年07月27日
24 お悔やみ情報
  
2022年07月17日
25 防災機能高めた新庁舎
 三輪崎支所で落成式  (新宮市 )

 新宮市三輪崎で16日、市役所三輪崎支所新庁舎落成式と施設見学会があった。田岡実千年市長や市議会議員、消防団関係者、地元自治会長、工事関係者らが出席。施設の完成を祝うとともに、19日(火)からの業務開始に向け士気高揚を図った。

 大規模災害発生時においても、地域の防災拠点施設としての役割を十分に果たすことをコンセプトの一つに、優れた耐震性を確保。1階に三輪崎支所、2階に市消防署三輪崎消防派出所と消防団三輪崎分団詰所を配置するとともに、非常用自家発電設備や600㍑の燃料タンクを設置。災害時には施設内の非常用電源接続機器に3日間の電源供給が可能となる。

 津波一時避難スペースも確保されており、2階屋上(海抜16㍍)に約140平方㍍、1階屋上(同12㍍)約80平方㍍の計約220平方㍍に約440人の避難者の受け入れが可能。駐車場北側には消防本部において、60立方㍍の耐震性貯水槽を埋設している。

 また、期日前投票や確定申告の会場としても使用予定の多目的スペースや、窓口には車いす対応のローカウンター、オストメイト対応の多目的トイレを配備している。

 敷地面積は1170・48平方㍍、建築面積249・34平方㍍、延床面積388・11平方㍍。鉄筋コンクリート造りで駐車台数は10台、株式會社中村一級建築士事務所が設計。株式会社海邊組が建築、共栄電設株式会社新宮支社が電気、株式会社仲西水道工事店が機械の施工を請け負った。

 なお、旧三輪崎支所庁舎は完成から55年、三輪崎消防吏員派出所は建築後69年が経過していた。

 式典では、田岡市長が市民と関係者の協力に感謝し「より一層市民の皆さまのご期待に添うべく、安全・安心のまちづくりに全力を傾注したい」とあいさつ。

 地元選出の濱口太史県議は、旧庁舎や派出所の思い出を振り返りつつ「施設の完成を機に、地域が盛り上がっていくことを期待している」と祝辞を述べた。

 施工業者への感謝状贈呈後には田岡市長、濱口県議、酒井清崇・東牟婁振興局長、榎本鉄也市議会議長、中谷健兒消防団長がテープカット。閉会に当たり、榎本議長が「市議会としても当局とともに、地域に愛される施設となるよう努めていきたい」と誓いを新たにした。

(2022年7月17日付紙面より)

テープカットなどで落成を祝った=16日、新宮市三輪崎
新庁舎全景(新宮市提供)
2022年07月17日
26 新宮港の危機管理
 関係機関が情報共有  

 田辺海上保安部(真部克彦部長)や新宮警察署(田原正士署長)などで組織する、新宮港港湾危機管理コアメンバーの会合が14日、和歌山県東牟婁振興局であった。19人が参加、新宮港におけるテロ対策強化について意見を交わした。

 田辺海保や新宮署のほか▽大阪税関和歌山税関支署新宮出張所▽大阪出入国在留管理局和歌山出張所▽近畿地方整備局和歌山港湾事務所▽近畿運輸局和歌山運輸支局勝浦海事事務所▽県東牟婁振興局新宮建設部▽新宮市企画政策部▽新宮市消防本部―の代表者で組織する。会合は何もなければ年1回、およそこの時期に実施している。

 開会に当たり、新宮港港湾危機管理担当官である、田辺海保の真部部長があいさつ。「今回は各機関から、新宮港港湾管理の取り組みを説明いただき、その内容を共有し、自由に議論いただき、今後に生かしていきたい。われわれ関係機関の連携もさらに深まるものと思う」と話した。

 コロナ禍に関して、日本では外国人観光客の受け入れが徐々に再開されており、今後は新宮港での外国客船の入港が再開すると思われること。世界各国でも大規模イベントが少しずつ再開していること。国内の観光地で客足が戻りつつあることなどを説明した。

 一方で、アメリカ独立記念日の銃乱射事件、安倍晋三元首相の銃撃事件、ロシアのウクライナ侵攻にも言及。「(これらが)われわれの港湾危機管理を含め、さまざまな活動にどのような影響が及ぶのかは知れないが、新宮港における危機管理は、関係機関と連携し、一丸となり、守り抜いていきたい」と語った。

(2022年7月17日付紙面より)

あいさつする真部克彦部長=14日、和歌山県東牟婁振興局
2022年07月17日
27 詐欺被害撲滅呼びかける
 見守り隊と紀南高生が街頭啓発  (紀宝、御浜町 )

 「特殊詐欺撲滅の日」の15日、紀宝町と御浜町で街頭啓発活動があった。両町のスーパーで啓発チラシを配布し、来店者に声かけするなどして地域ぐるみで詐欺被害撲滅を呼びかけた。

 紀宝町高齢者地域見守り隊(伊藤俊介代表)は、同町鵜殿の主婦の店で啓発活動を実施。「コロナの影響で売り上げが減り困っている」と電話勧誘で金額に見合わない商品を売りつけるトラブルが急増しているとして、注意するよう買い物客に求めた。

 国民生活センターによると「新型コロナウイルスの影響で商品が売れないので支援してほしい」、強引に「買ってもらわないと困る」などと勧誘され、海産物を購入したが、金額に見合わない商品が届いたという相談事例がある。代金引換で一方的に商品が届くこともあるという。

 トラブルに巻き込まれないポイントとして▽おかしいと感じたらはっきり断る▽クーリングオフ制度の利用▽一方的に届いても支払わず、受け取らない―などを挙げている。

 不審な電話や訪問に関する相談は紀宝警察署(電話0735・33・0110)、紀宝町地域包括支援センター(電話0735・33・0175)、消費者ホットライン(電話188)まで。

 御浜町では、防犯ボランティア団体として活動する紀南高校生徒会の役員7人、同町防犯委員、紀宝警察署の署員らが参加し、パーク七里御浜ピネで実施。生徒らは「特殊詐欺に気を付けてください」などと来店者に呼びかけ、還付金詐欺に注意するよう求めるチラシなどを配布した。

 同署によると、6月末現在、架空料金請求詐欺24件(被害額約9320万円)、オレオレ詐欺11件(同約1990万円)など59件(前年同期比9件増)の特殊詐欺が発生し、被害総額は約1億5080万円(同約6450万円増)に上った。

 管内では5月13日に架空請求詐欺があり、10万円の被害が発生した。

(2022年7月17日付紙面より)

買い物客に呼びかける隊員=15日、紀宝町鵜殿の主婦の店
啓発活動に参加した紀南高校生徒会の役員ら=同日、御浜町阿田和
2022年07月17日
28 期間中の安全や活気を祈願
 ブルービーチ那智が海開き  (那智勝浦町 )

 一般社団法人那智勝浦観光機構(NACKT)は16日、那智勝浦町浜ノ宮のブルービーチ那智で海開きに伴う安全祈願祭を営んだ。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から来賓は招待せず、機構の清水貞吾理事長や堀順一郎町長、町職員らのみで神事が執り行われた。遊泳期間は8月16日(火)まで。

 雨の中、神事は熊野那智大社の出仕を得て、小賀真樹禰宜(ねぎ)らがシーズン中の安全と活気を祈念した。

 同町によると、感染症対策として、ウオータースライダーなどは設置しない。

 シャワーや更衣室は使用できるが、密を回避するためロッカーの間引きや屋外に簡易的なシャワーを準備し、消毒液も配備する。また、水難事故を防ぐために海上と陸上に監視員を配置するとしている。

 堀町長は「県内でも有数のビーチを活用していく。水難事故がないように協力いただきたい」。

 藤原健一事務局長は「イベントなどは実施できないが、ご家族で海や温泉を楽しんでいただけたら」と話した。

 清水理事長は「海開きとなって、町の繁忙期である夏が始まる。コロナの感染状況は不安だが、感染防止や水の事故に注意しながら、夏の思い出をつくていただけたら」と語った。

 遊泳時間は午前9時から午後4時30分まで。駐車場は西側(熊野体験博跡地)約150台、東側(JR那智駅側)約100台が駐車可能で有料1台500円。8月17日(水)以降は無料。同ビーチ以外では粉白地区の玉の浦海水浴場が遊泳できる。

(2022年7月17日付紙面より)

遊泳期間中の安全などを祈願した=16日、那智勝浦町のブルービーチ那智
2022年07月17日
29 近大新宮が初戦突破  新宮は日高中津に敗れる  (高校野球和歌山大会 )
2022年07月17日
30 学校をきれいに  三輪崎小学校で溝掃除  (新宮市 )
2022年07月17日
31 福井さんの水墨画集完成  個展も25日まで開催中  (那智勝浦町 )
2022年07月17日
32 夏のにぎわいを願う  円満地公園でプール開き  (那智勝浦町 )
2022年07月17日
33 妊娠・出産・育児を学ぶ  那智中学校で「命の授業」  (那智勝浦町 )
2022年07月17日
34 高垣光汰君が全国大会へ  陸上競技選手権に向け表敬訪問  (新宮市 )
2022年07月17日
35 3年ぶりに全ての諸祭儀斎行  那智の扇祭り(火祭)  (熊野那智大社 )
2022年07月17日
36 特殊詐欺を未然に防ぐ  百五銀行熊野支店と対応の職員に感謝状  (熊野警察署 )
2022年07月17日
37 「ピラティス」を体験  寺子屋広場でエクササイズ  (紀宝町 )
2022年07月17日
38 自分たちのまちをきれいに  相野谷中が清掃活動  (紀宝町 )
2022年07月17日
39 救急車到着までの措置を  1年生が救急救命法学ぶ  (矢渕中 )
2022年07月17日
40 お悔やみ情報
  
2022年07月06日
41 牛乳パックで灯籠作り
 「七夕願いよ 届け」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の勝浦八幡神社(髙橋正樹宮司)で先月末より始まった「七夕願いよ 届け」。勝浦八幡神社七夕実行委員会は7日(木)の本番に点灯させる牛乳パック灯籠作りを3日、神社社務所と大勝浦漁民集会所で開催した。大人や子ども50人以上が参加し作業を行い、夜7時30分ごろに試験点灯させた。

 催しはコロナ禍の中、同委員会の上松資弘さんが「悩みや願いを集め、心のよりどころとなる場をつくりたい」との思いから髙橋宮司に相談し、昨年、初開催。願いなどを書く木製短冊や筆記用具が準備されており、7日当日まで無料で参加できる。午前8時から午後8時まで。

 この日、上松さんの友人や和歌山県神道青年会、神社関係者らが協力し、駐車場管理や灯籠作りを教えた。

 参加者は二つの会場に分かれ、牛乳パックに好きな絵を描き、カッターを使うなどして完成させた。また、髙橋宮司が用意した風鈴に絵や願い事を描いて、ちょうず舎につるした。

 同日夜、参加者は再び神社に集まった。LEDキャンドルを牛乳パック灯籠に入れて、明かりをともした。竹灯籠や竹明かりもともされた。

 羽山心奈(ここな)さん(勝浦小5)は「楽しい。短冊に願いを書いてつるしました。来年も参加したい」。

 友人の脇口芽吹(いぶき)さん(同)は「短冊に『みんなが健康でいられますように』と書いた。7日も来たい」と話した。

 髙橋宮司は「集まってくれてありがたい。当日は神社に足を運んでほしい」。

 上松さんは「多くの方が集まってくれて良かった。7日はぜひ、短冊をつるしに来ていただけたら」と話していた。

 今年は七夕の笹の受け取りも行い、7日午後6時30分から七夕祭が営まれる。この日は渋滞回避のために、町立勝浦小学校近く、お蛇浦(海)側のホテル浦島駐車場が午後6時から9時まで開放される。

 同委員会は「渋滞緩和のために、お子さんやご家族連れの方は午後7時10分ごろから、大人の方は午後8時以降に来ていただけると幸いです」と呼びかけている。

 問い合わせは勝浦八幡神社(電話0735・52・1646)まで。

(2022年7月6日付紙面より)

試験点灯で幻想的な空間を演出=3日夜、那智勝浦町の勝浦八幡神社
7日の本番に向けて牛乳パックで灯籠を作成

2022年07月06日
42 締結後初の対面交流
 岩手県一関市が表敬訪問  (新宮市 )

 新宮市の友好都市・岩手県一関市の佐藤善仁市長らは1日、新宮市役所を表敬訪問した。田岡実千年市長らとあいさつを交わし、情報交換などを行った。

 両市は昨年7月21日に友好都市提携を締結。田岡市長と勝部修・一関市長(当時)がオンラインを通して提携盟約書に調印し、友好関係の深化を誓い合った。なお、対面での交流は提携締結後、初となる。

 一関市は岩手県の最南端、仙台市と盛岡市の中間に位置するまちで、面積1256・42平方㌔㍍で人口11万679人(3月31日現在)。

 室根山(むろねさん)中腹に鎮座する室根神社は、熊野速玉大社と熊野本宮大社の熊野神をそれぞれに祭る2社殿から成る。両市の交流は熊野神の縁によるもので、1996年に熊野三山協議会が室根神社を訪問して以降、約25年にわたり交流してきた。

 2018年1月には田岡市長と屋敷満雄市議会議長(当時)が勝部市長を訪問。10月の熊野神勧請(かんじょう)1300年室根神社特別大祭を契機に、親交をさらに深めてきた。

 この日、一関市から佐藤市長をはじめ、勝浦伸行・市議会議長、小岩邦弘・一関商工会議所会頭ら9人が来訪。田岡市長や市議会の榎本鉄也議長、東原伸也副議長、屋敷議員、向井雅男副市長らが迎えた。

 田岡市長は「人口が減少する中、交流人口を増やしていきたい。新型コロナウイルス感染状況が落ち着いたら、市民から希望者を募って訪問団として一関市を訪れたい」とあいさつし来訪を歓迎。

 佐藤市長は「友好都市として、経済面や産業面、いろいろな幅の持たせ方があると思う。さまざまな面で意見を交換させていただければ」と述べた。

 あいさつを経て両市は情報交換。歓談を通して、お互いの歴史や文化などについて理解を深め合った。

(2022年7月6日付紙面より)

情報交換などを通して今後の関係の深化を図った=1日、新宮市役所
2022年07月06日
43 安全祈願祭を営み海開き
 橋杭・田原の両海水浴場  (串本町 )

 串本町のくじ野川にある橋杭海水浴場と田原にある田原海水浴場が2日、海開きを迎えた。この日は南紀串本観光協会(島野利之会長)主催の安全祈願祭があり、関係者代表一同で遊泳期間中の無事故と活発な利用を願うなどした。

 先月29日に遊泳区域を設置し、密にならない目安として約4㍍間隔の幅くいを打ち込み。町は公式ホームページで海水浴場等における新型コロナウイルス感染症の感染防止対策ガイドラインを公表(新着情報6月21日付リンク先参照)し、利用前に一読し個々の対策を心がけて利用するよう呼びかけている。

 安全祈願祭には同協会、町、町議会、町教育委員会、県議会、串本海上保安署、新宮警察署、東牟婁振興局串本建設部、同町商工会(橋杭のみ)、県水上安全協会(同)、くじ野川区(同)、橋杭婦人会(同)、田原区(田原のみ)、遊泳期間中の監視業務に当たるSP警備保障の各代表者が参列。橋杭は古座神社の石田保宮司、田原は木葉神社の井谷正守宮司が出仕して神事を営み、参列一同で玉串をささげて祈願した。

 橋杭ではテープカットやフラダンスの披露もあった。橋杭の参列者を代表して田嶋勝正町長は「町が一番盛り上がるのは夏。コロナに注意して多くの皆さまに串本の夏を満喫してもらえれば」、田原の参列者を代表して佐藤武治・県議会議員はこの場所がロケットの公式見学場としても注目され今後ますます利用が進むと展望を見据えてあいさつ。島野会長は「コロナ対策に十分注意しつつチャレンジし、皆さんがトラブルなく思い出を持ち帰れるよう運営に努めたい」と意気込みを掲げて、遊泳期間中の参列一同の協力を図った。

 遊泳期間は両海水浴場とも8月31日(水)まで、遊泳時間は午前9時(田原は午前10時)~午後5時、荒天など諸事情で臨時休場する場合がある。橋杭の最寄りの駐車場は遊泳期間中有料(軽・普通乗用自動車1000円など)となる。問い合わせは南紀串本観光協会(電話0735・62・3171)または町産業課(電話0735・62・0557)まで。

(2022年7月6日付紙面より)

橋杭海水浴場の安全祈願祭=2日、串本町くじ野川
田原海水浴場の安全祈願祭=同日、串本町田原
2022年07月06日
44 防災情報などの活用を
 集中豪雨にも注意が必要  

 6~10月は、集中豪雨や台風などで川が増水しやすい「出水期」と呼ばれる時期。今年は「最短の梅雨」となったが、今後は台風時の大雨に加え、局地的な集中豪雨を引き起こす「線状降水帯」にも注意が必要だ。

 線状降水帯は、次々と発生した積乱雲が数時間にわたって同じ場所にかかり続けることで、集中的に雨を降らせ、災害の危険性が高くなる。最近では「平成26年8月豪雨(広島)」「平成29年7月九州北部豪雨」「令和2年豪雨」などの災害が発生した。

 気象庁は、大雨による災害発生の危険度の高まりを地図上で確認できる「キキクル」(危険度分布)をホームページで公開している。

 雨による災害の危険度を色分けし、地図上にリアルタイム表示するもの。色分けは危険度の高い順に「災害切迫」(黒色)、「危険」(紫色)、「警戒」(赤色)、「注意」(黄色)、「今後の情報等に留意」(白色)の5段階。大雨や洪水による災害の危険が、どこで、どのレベルで迫っているかを地図上で視覚的に知ることができる。

  □    □

■早めの避難行動と避難準備



 紀宝町では「日頃から雨の降り方や河川の水位情報に気を配り、危険を感じたら早めの避難を心がけ、避難する場所やタイミングを家庭内で話し合っておきましょう」と呼びかけており、「広報きほう5月号」に洪水マップを折り込み、全戸配布した。

 避難準備をはじめ、大雨への警戒や早めの避難といった風水害への備えがより重要となるため、戸別受信機の電池確認や町防災メール配信サービスへの登録を求めている。bousai.kiho-town@raiden2.ktaiwork.jpにメールすると返信が届く。

(2022年7月6日付紙面より)


2022年07月06日
45 リュメルが全勝優勝 第75回社会人大会 (紀南バレーボール連盟)
2022年07月06日
46 双子の松實兄弟、全国3位に
 2大会で小中学生が活躍  (新宮ジュニアレスリングクラブ )
2022年07月06日
47 産業廃棄物の不法投棄発覚  十津川村が管理する残土場で  
2022年07月06日
48 市の花・ハマユウ咲く  新宮市三輪崎の孔島  
2022年07月06日
49 見た目は良いが厄介者  オーシャンブルー繁殖  (那智勝浦町 )
2022年07月06日
50 学ぶ姿勢や感謝忘れず  花芸安達流プロ会員が企画研究会  (新宮市 )
2022年07月06日
51 願い事書いた短冊つるす  勝浦こども園で笹飾り付け  (那智勝浦町 )
2022年07月06日
52 骨密度で健康確認  測定会と栄養相談  (新宮市 )
2022年07月06日
53 一般対象の集団接種始まる  コロナワクチン〈4回目〉  (串本町 )
2022年07月06日
54 橋杭ビーチの作品を描く  依頼受け画家まつおさん  (串本町 )
2022年07月06日
55 第2回定例会一般質問  古座川町議会  
2022年07月06日
56 かき氷で夏気分満喫  「七夕祭り」を楽しむ  (かわりない会 )
2022年07月06日
57 仲間と共に力出し尽くす  中学校総合体育大会  (熊野市・南郡 )