公益社団法人新宮市シルバー人材センター(山口彰理事長、会員260人)は27日、市福祉センターで第6回定時総会を開き本年度事業計画などの議案を承認した。席上で永年在籍会員の表彰では9人が表彰状を受け取った。
人材センターの昨年度の請負・委託での受託件数は4217件、契約金額は8404万938円だった。会員は10人増加した。山口理事長は「シルバー人材センターがスタートしたときは臨時的、短期的または簡易な作業をさせていただくと始まった」と述べ、仕事と趣味、家庭や地域のことでいい生活サイクルを確立してほしいとあいさつ。「人生楽しく、楽しむにはものが必要で、ものだけでなく有心論的な生き方も大事。ミックスさせて頑張りましょう」と呼び掛けた。
来賓として出席した田岡実千年市長は「皆さんのように元気な方が高齢者を支えてくれるかが重要になる中で、元気で過ごしていただいているのは行政としてもありがたい」と語り「『自主・自立・共働・共助』のシルバー人材センターの理念をいろいろな取り組みに生かしてほしい」と祝辞。
議案審議中には適正就業に関する説明もあり、業務日数や就業形態別の相違点などが紹介された。終了後はお楽しみ抽選会でにぎわった。
(2017年5月30日付紙面より)
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虹の演奏会に約250人 (那智勝浦町 )
那智勝浦町と太地町を中心とした女性たちでつくるグループ「虹の会」(大林幸子会長)は28日、同町二河の那智勝浦町体育センター(旧三川小学校体育館)で、那智勝浦吹奏楽団(大江一恵団長)による演奏会「虹の演奏会」を開催した。
大林会長は「地元の人と虹の会、そして那智勝浦吹奏楽団で、楽しい時間を共有しましょう」と呼び掛け、同楽団の大江団長は「私たちは『元気に楽しく』をモットーにしています。ぜひ気楽に楽しんで」とあいさつした。同楽団は「青い山脈」「津軽海峡冬景色」「太陽にほえろ」など約20曲を演奏。約250人の観客は手拍子などで演奏を盛り上げた。「川の流れのように」や「三川小学校校歌」、アンコール曲の「ふるさと」では、会場内の全員で歌う場面もあった。
演奏終了後、大林会長は「那智勝浦吹奏楽団さんの演奏を聴きたいという声があり、今回実現することができました。元気と勇気とやる気を頂きました。音楽を通じて、会場内の人たち全員で時間を共有できたことを幸せに感じています」と話していた。
(2017年5月30日付紙面より)
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ダンスミュージックグループ「TRF」のダンサー、SAM(サム)さんが27日、新宮市佐野のサービス付き高齢者住宅グランドール紀の風を慰問した。利用者らは座ってできる体操で体を動かし、楽しいひとときを過ごした。
SAMさんは高齢者向けのダンスを独自で作成し、来るべき超高齢化社会に向けて全国に発信し、介護予防に努めている。
グランドール紀の風を運営する株式会社やさしさが「親、孫、子の三世代が集えるスペース」として同施設に隣接する場所に設けている海賊公園のエリア内にSAMさんの個人事務所が運営するダンススタジオ「SOUL AND MOTION」の新宮校がある関係から今回の慰問が実現した。
利用者らは教わりながらストレッチに挑戦。座ったままで足や手を動かした。みんなで一緒に記念撮影をした他、SAMさんがダンスを踊る一幕もあり、大きな拍手が送られていた。
SAMさんは「少し難しいが慣れてくると楽しくなる。時間があればやってみてください」と呼び掛けた。「僕も高齢者の方を対象にしたダンスのプログラムを作り、ワークショップをしていますが、僕がワークショップする人は高齢者といえど元気な方。老人ホームにいる方だったり介護が必要な方のことが分かり、理解できました。車いすを利用する人や介護が必要な方ができる体操やダンスを作っていきたいと思いました」と話していた。
同施設では利用者らに楽しんでもらおうと月に1回程度でさまざまなイベントを開いている。デイサービスのみの利用も可能で、入居も若干余裕がある。問い合わせはグランドール紀の風(電話0735・31・3100)まで。
慰問を前に、ダンススタジオ「SOUL AND MOTION」新宮校でのダンス指導もあり、会員らはSAMさんの丁寧な指導の下、汗を流した。
(2017年5月30日付紙面より)
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少林寺拳法紀南熊野少年少女拳士大会
春季近畿地区高校軟式野球県予選
那智勝浦町観光協会(花井啓州会長)は26日、町体育文化会館で本年度の総会を開いた。133人が出席し、上程された本年度の予算案と活動計画を承認した。役員改選もあり、会長に花井さんが再任された。
昨年の同町の観光客数は、宿泊66万560人(前年比4621人減)、日帰り72万8821人(前年比5460人増)で、そのうち海外からの観光は5万3568人。総数138万9381人(前年比839人増)となった。昨年度の決算と事業概要も報告され、承認を受けた。
観光功労者表彰もあり、株式会社熊野交通の内田恵さん(54)と株式会社浦島観光ホテルの寺西悟史さん(32)が受章した。
表彰者代表の内田さんは「身に余る光栄で、大きな喜びと感激を覚える。これを契機に、観光振興に向けて努力、精進します」と誓った。
長年にわたり無償で観光施設の補修、設置などを行っている松田伊佐男さんに感謝状を贈呈した。
役員改選では花井さんが会長継続となり、副会長5人も選ばれた。
開会のあいさつで花井会長は昨年を振り返って「年間30万人くらいが往来しており、世界遺産の絶大なる観光推進効果として自慢できること。今年は熊野那智大社創建1700年と那智山青岸渡寺西国三十三カ所草創1300年の記念すべき年。インバウンド対応や観光経済が変動する中、会員一丸となって観光推進にまい進していかなければならない」と求め、会長続投に「8年目。3役の布陣で頑張りたい。今までにない意見やアイデアあればよろしくお願いします」と話した。
(2017年5月28日付紙面より)
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園児らがアイガモ放鳥 (三輪崎幼稚園と白梅保育園 )
新宮市立三輪崎幼稚園(尾﨑いづみ園長)と同市三輪崎の白梅保育園(鈴木義則園長)の園児らは17日、同市佐野の前田治さん所有の田んぼにアイガモを放った。
田の広さは約20㌃で、無農薬栽培のためアイガモ農法を取り入れている。アヒルとカモの交雑種のアイガモは米を食べず、雑草や害虫の駆除をする他、田んぼを歩き回り、草を生えにくくする。放鳥は20年ほど前から、地域の園児たちに体験してもらおうと毎年この時期に実施している。
この日放ったアイガモは約30羽。園児一人一人が小さなアイガモを手に持ち、一斉に田んぼに放した。「ふわふわしている」「温かかった」「かわいい」と口々に感想を話し、田を泳ぎ回るアイガモを見守っていた。
前田さんは「楽しかったですか。また見に来てね。今植えているのはみんなが食べているお米になる。カモさんがつくってくれます」と園児らに呼び掛けた。放鳥の様子に「怖がる子もおり、毎年いろいろ。最初に放鳥した子が25歳くらいになっていると思います」と話し、園児らの様子に目を細めていた。
(2017年5月28日付紙面より)
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少年補導員連が総会 (新宮警察署 )
新宮警察署少年補導員連絡会(柳本利文会長)の総会が26日、同署講堂で開かれた。柳本会長は「今期もなお一層のご協力を」と呼び掛けた。
少年補導員は少年非行防止活動の一層の推進を図り、地域事情に合った取り組みを進めるため民間の協力者に県警本部長から委嘱している。
柳本会長は「大人を含め、自転車盗難、万引、振り込め詐欺などが増えているよう。少しでもこのような事案が減少できるよう、しっかり啓発活動を行いたい。少年犯罪の低年齢化、社会環境の変化に伴い、地域住民あるいは行政機関との連携による取り組み強化を目指していかなければならない」とあいさつ。
谷本克也署長は日頃の協力に感謝し、少年犯罪の状況を説明。昨年県内で摘発されたのは484人で一昨年より140人の減少。補導された少年の総数は7526人で一昨年より3249人減少した。新宮署管内では131人が補導されており、一昨年より115人減少している。
「健全育成の面から見ても活動から一層効果が出ていると感じている。少年を取り巻く環境は変わりつつあり、全国、県内の傾向を見て、管内の傾向を反映できるよう活動したい」と述べた。交通事故の被害の減少などにも触れ、地域のリーダーとして協力を求めた。
(2017年5月28日付紙面より)
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流祖・川上不白の故郷で (新宮市 )
茶道江戸千家の流祖、川上不白(1719~1807)の故郷、新宮市に江戸千家新宮同好会が設立された。市内のホテルで21日に開かれた設立記念親睦会に出席した10代家元、川上宗雪(そうせつ)さん(71)=東京都台東区=は「流祖が生まれて再来年は300年」と述べ、関係者らに感謝した。
「流祖の故郷を大切にしたい」と家元は新宮へ頻繁に足を運んでいた。戦後、新宮で江戸千家が途絶えていたことから、復活が念願だった。同好会の会員は10人。代表は元新宮商工会議所会頭の瀬古伸廣さん。
親睦会には江戸千家全国連合不白会の役員ら約50人が出席。田岡実千年市長、下宏・和歌山県副知事が祝辞。関康之・新宮商工会議所会頭が乾杯の音頭を取った。
一行は翌日、流祖の菩提(ぼだい)寺である本廣寺での法要、呈茶に出席した。
不白は、紀州藩新宮領主・水野家家臣の息子として新宮に誕生。16歳で京都に出て、表千家七代如心斎宗左に師事し、「宗雪」の茶名を授与された。25歳で茶の湯修練の式法「七事式(しちじしき)」の制定に参画。若くして茶人としての力量が認められ、32歳で江戸に出て千家流茶道を教授した。
上方発祥の茶の湯に江戸の感性を取り入れ、新しい茶風を興した。水野家下組屋敷に隠居した後も30年以上にわたって皇族から大名、旗本、町人まで階層にかかわらず指導したことで知られている。
(2017年5月23日付紙面より)
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津波からの「逃げ地図」作り (太地町 )
大地震による津波が発生した場合、安全な場所への避難経路と逃げるまでの時間を示す「逃げ地図」作りの講座が20日、太地町公民館で開かれた。周辺市町からの参加もあり、約30人が地図作りに取り組んだ。講座は同町在住の一級建築士森岡茂夫さんらがつくる和歌山県逃げ地図づくり促進実行委員会が計画した。講師は明治大学理工学部建築学科の山本俊哉教授、(一社)子ども安全まちづくりパートナーズ=東京都千代田区=研究員の森脇環帆さんらが務めた。
逃げ地図は東日本大震災の後、日建設計=東京都千代田区=の設計部長羽鳥達也さんが考案。白地図に地域の避難場所などを記入し、そこから3分かかる地域は緑、6分は黄緑など、道路に着色していく。住民が地図作りに取り組むことにより、防災に関するコミュニケーションを高めるなどの効果がある。
同町では1000分の1の縮尺の白地図を使った。避難場所に赤い印を付け、倒壊して道をふさぎそうな空き家などにも印を付けた。高齢者が3分間で歩ける距離を129㍍と想定し、この距離を1000分の1に縮小した12・9㌢のひもを使って地図に記入した。避難所からの時間が一目で分かり、時間がかかる場所には避難タワーの設置も必要など意見を出し合いながら作業した。
森脇さんは逃げ地図を活用した子ども向けの避難学習プログラムについて解説。子どもたちに伝えたい「まちの自慢」「過去の津波伝承」などを参加者から出してもらい、内容を書いたメモを逃げ地図に付けた。太地のオリジナルルールとして「逃げたくないというおばあちゃんを1人配置」という設問を追加し、話し合ってもらった。
山本教授は「この道は廃屋が倒壊して通れなくなるのでは。くじらの博物館を訪れた観光客にはどう知らせればいいのかなど、問題を可視化することができる。逃げ地図はそのための道具だ」と話した。和歌山大学システム工学部システム工学科の吉野孝教授と同大学の学院生らも参加し、逃げ地図が作製できるソフトを紹介した。
講座に参加した人と防災未来センター=神戸市中央区=の主任研究員、本塚智貴さんは「東北で伝えられている『つなみてんでんこ』でいいのか。太地ならではの方策があるのではないか。考えてほしい」と話した。森岡さんは「当時者の目線でやってみるということが大事。新宮、東牟婁地方で活用していただければ」と呼び掛けていた。
(2017年5月23日付紙面より)
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文複プレイベント考える (新宮市 )
新宮市教育委員会文化振興課は21日、市福祉センターで文化複合施設周知活動プレイベント実行委員会「第1回市民講座~導入編~」を開催した。計画策定を支援している株式会社シアターワークショップ代表取締役の伊東正示さんと川本優さんが参加者約20人を前に全国各地の事例などを紹介した。
伊東さんはプレイベントの目的として▽新しい施設ができることを広く知ってもらう▽開館してからのイベントにつなげる▽共に活動してくれる仲間を探す▽イベントの経験を重ねる―の4点を挙げ、仮囲いに子どもたちに絵を描いてもらう、工事現場見学会など全国各地の事例を紹介した。
複合施設は4年後の2021(平成33)年度開館予定。市教委は今年12月に同実行委員会を立ち上げる予定で、12月までに計7回ワークショップなどを開く。田岡実千年市長は「水害等で完成が遅れていますが、これ以上遅らすことはできないと思っています。施設は中心市街地の活性化に寄与する重要な施設で、将来の新宮市のためになくてはならない。ソフトの部分でもしっかりと準備していく必要がある」と協力を呼び掛けた。
次回は6月4日(日)午後1時30分から、新宮商工会議所で開く予定。テーマはワークショップ①「プレイベントをしよう!」。
問い合わせは同課(電話0735・23・3368)まで。
(2017年5月23日付紙面より)
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高野山旗学童軟式野球大会に出場
「にっぽん丸」が入港 (新宮市 )
大型客船「にっぽん丸」(全長166・6㍍、2万2472㌧)が17日午前9時ごろ、新宮市の新宮港に入港した。福岡県の博多港から乗船してきた観光客305人は、バスやタクシーに乗り込み、熊野三山や伊勢神宮へ向かった。同日午後5時ごろ出港する。
今回のクルーズ名は「新緑の和歌山 南紀新宮クルーズ」(2泊3日)。次は博多港。歓迎セレモニーで田岡実千年市長は「熊野は古来、よみがえりの地として多くの人が訪れている聖地。今でも多くの観光客が訪れています。今日一日、熊野の自然と歴史、文化を堪能してください」とあいさつし、二宮悟志船長らに花束を贈呈した。
岸壁では平安衣装の女性らによる出迎え、ミカンやさんまずしなどの地元物産販売のほか、地元で採れたサトイモのコロッケの振る舞いがあった。出港時には「熊野水軍太鼓」が演奏で見送る。
■梛の木見送り隊募集
新宮市企業立地推進課は「新宮港梛(なぎ)の木見送り隊」の会員を募集している。会員特典あり。今後の入港予定は、6月2日(金)「飛鳥Ⅱ」(午前9時入港、午後5時出港)、18日(日)「ぱしふぃっくびいなす」(午前9時30分入港、午後6時出港)となっている。
問い合わせは同課(電話0735・23・3333)まで。
(2017年5月18日付紙面より)
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延命寺で鍋島摩利支天大祭 (那智勝浦町 )
那智勝浦町宇久井の鳳凰山「延命寺」(西昭嘉住職)で12日、鍋島摩利支天(なべしままりしてん)大祭が営まれた。宇久井区役員や宇久井漁業協同組合員ら約60人が参列し、海上安全や大漁満足を祈願した。
宇久井湾の西側にある鍋島に祭られている摩利支天の大祭で、毎年5月の「亥の日」に開催している。西住職によると、摩利支天はもとがインドの神で、原語のMarici(まりし)は太陽や月の光の意味があり、光線から立ち上る陽炎(かげろう)は実体がないため、自在の神通力を持っていると考えられた。イノシシにまたがり、弓矢を引いた姿で、日本では武士の守護神として、護身、隠れ身、財宝獲得、論争勝利などを祈願されてきた。宇久井では1769年に、鍋島に安置して水軍が祭ったと考えられている。その後、漁師や漁業関係者の信仰の対象となったという。
西住職は「南紀州で摩利支天を祭っているのは宇久井地区が唯一です。地域の繁栄を支えてくださっていることに参拝者一同感謝しております」と話していた。
前日に、西住職と同寺役員7人が船で鍋島に渡り、祈とうと清掃を行った。
(2017年5月18日付紙面より)
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愛好者80人が望楼の芝で (串本町 )
串本町潮岬にある望楼の芝で16日、第3回健康太極拳合同鍛錬会があり、愛好者ら約80人が芝地の一角で一丸となって実践に取り組んだ。
この鍛錬会は、同町健康太極拳協会主催、同町教育委員会後援。串本町やその近隣の愛好者が集い大自然の「気」を健康づくりに役立てる場として、年1回の頻度で開いている。
この日は前回に引き続いて同芝を会場にし、▽新宮はまゆう教室(小西ちか子師範)▽紀宝教室(柳本常盤師範、奥平信子師範)▽ピーアップシングウ▽順心の会▽なごみ▽串本教室(大澤順子師範)▽岩淵太極拳教室(浅川すま子師範)―に通う生徒の中の希望者が参加。取り組みに関心を持った流派上位の役員2人も駆け付けて鍛錬会に加わったという。
メイン講師は地元の大澤師範が務め、他師範2人が補佐。緩やかな流れの音楽に合わせ本場中国で太極拳を普及させるために形作られた型「24式太極拳」を実践。併せて大澤師範から気功の型の紹介もあり、24式とは違った太極拳の側面として習得に努めるなどした。
同鍛錬会の世話役を務める鈴木清同協会理事は「大自然の気を健康維持に役立ててくれれば何より。私たちが太極拳に取り組むのは健康づくりが目的で、この鍛錬会が薬とは違う代替療法として太極拳に取り組むことへの励みになれば」と願い、今後の同鍛錬会継続にも意欲を見せていた。
(2017年5月18日付紙面より)
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田辺市長野の長野古城梅(ごじろうめ)振興会(竹内豊代表)は16日、同市本宮町の熊野本宮大社へ収穫したばかりの梅を奉納し、業界の発展を祈願した。
古城梅は長野発祥の希少品種。実の色が美しく「青いダイヤ」と呼ばれていて、ほとんどが梅酒として消費されている。本格的な収穫は今月20日ごろから約10日間で、約350㌧の収穫を見込んでいる。
「ごじろ」に語呂を合わせ、一昨年から毎年5月16日に奉告祭が営まれている。今年は竹内代表ら会員9人のほか、田辺市やJA紀南の職員ら合計15人が参列した。
竹内代表(77)は「今年も出来栄えは良いです。今年は古城梅という名前が付けられて80年の節目。PRに力を入れていきたい」。九鬼家隆宮司は「梅はミカンとともに和歌山を代表する果物。多くの方に召し上がっていただき、業界の発展とともに生産者の方々のご安泰をお祈りいたします」と話した。
(2017年5月18日付紙面より)
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青葉杯ソフトテニス大会
女子小学生チーム「SMILE.E.T」
第61回近畿ソフトテニス選手権大会
ミュージカルワークショップ (北山小・中学校 )
北山村立の小学校と中学校で15日、東京都の株式会社ヒューマンデザインが企画する音楽座ミュージカル『リトルプリンス』のワークショップが行われた。『リトルプリンス』はサン=テグジュペリの『星の王子さま』を原作とした作品で、北山小・中学校での本番は10月に公演の予定。
この音楽座ミュージカルは平成29年度文化芸術による子どもの育成事業(巡回公演事業)として文化庁に採択されたもので、特徴は舞台を使用せず、観客が出演者を360度から取り囲んで観劇する「ラボシアター形式」であり、観客を巻き込む体感型のミュージカル。ワークショップは、「体感型」を実現するために小中学生向けにあらすじや劇中歌を紹介するため行われている。
この日は、音楽座ミュージカルのメンバーである渡辺修也さん、飯田良太さん、尾関そらさんがインストラクターとして北山小・中学校を訪れた。
渡辺さんは、ミュージカルは芝居、歌、ダンスで構成されているなど基本を説明した後、「物語の舞台は地球の砂漠」とあらすじを話し始めた。「砂漠ってどんな所?」などと生徒らに質問し答えさせながら生徒の興味を物語の世界に引き込み、身ぶりやダンスを交えてあらすじを紹介しながら生徒らにも演じることを促した。指名された生徒らは、突然の配役に戸惑いながらも、きちんとせりふを言っていた。
終わりのあいさつで川口徹教頭は「殻を破るのは良い事だと思うから、本番はもっと楽しみましょう」と話した。川辺雄大君(中2)は「演じるのは恥ずかしかったけど、インストラクターの人は歌がうまくて迫力があって本番が楽しみ」と話し、杉浦琉空(りく)君(中2)は「歌詞は覚えやすかったのでいい感じで歌えるようになりたい」と話していた。
この巡回公演事業は、子どもたちに質の高い文化芸術を鑑賞・体験する機会を確保するとともに、芸術家による表現手法を用いた計画的・継続的なワークショップなどを実施する事業。『リトルプリンス』は本年度、滋賀県、三重県、和歌山県、大阪府などの24校で公演が予定されている。
(2017年5月17日付紙面より)
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宇久井海と森の自然塾が総会 (那智勝浦町 )
宇久井海と森の自然塾協議会(玉置之一会長)は14日、那智勝浦町の宇久井区民会館で第14回となる平成29年度総会を開き、前年度事業と収支決算を報告し、本年度事業案と予算案を協議した。
同塾は会員91人と家族会員の22人計113人で構成し、宇久井ビジターセンター=同町宇久井=を拠点に吉野熊野国立公園の情報発信や園地保全の活動を展開している。巡視や清掃など作業活動とともに畑作りや草花染めなど体験プログラムも実施している。28年度は86教室を開き、1128人が参加した。
総会には委任状を含め、82人が出席した。本年度も管理業務や自然資源調査、体験プログラム実施などに加え、修学旅行誘致事業にも取り組むことを協議し、満場一致で可決した。新事業の開発や新会員の募集などの提案もあった。来賓の金子朗自然保護官はビジターの来館者が来年3月には10万人に達する見込みと述べ、環境省自然保護管事務所として、自然塾にできるだけの協力を申し出た。
ビジターセンターは環境省が平成18年に開設した。玉置会長は当時を振り返って区民の協力に感謝。以降、自然塾の運営に環境省、町、休暇村南紀勝浦および各会員から多大な支援があったことにも重ねてお礼を述べた。
(2017年5月17日付紙面より)
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古座街道「ひだまり市」 (古座川町 )
古座川町高池下部地内の古座街道で14日、物産市「古座街道『ひだまり市』」が開かれた。昨秋に続いて2回目の実施で、今回は21店舗が出店。ミニライブや生け花の大作展示もあり、開場中は往来する人々で活気を見せた。
同地内にあるやまさき屋旅館駐車場で春秋の毎月1日に開かれていた月例市「ひだまり市」の派生企画。手作りにこだわる品を扱うという趣旨に賛同する出品者に広く参加を呼び掛け、街道筋の住民にも協力を求めて新たなにぎわいの形として昨年10月に初開場した。
今年は長らく続いた月例市を休止し、春秋2回の物産市の定着を目指すという。その第一歩ともなったこの日の市は前日の雨もやみ天候が回復に向かう中で始まった。出店者は民家の軒下やカーポート、空き地を借りてこだわりの品々の販売に努め、街道筋は品定めで巡る人々で大にぎわい。ミニライブはシンガーソングライターの藪下将人さんと藍田真一さんのユニット「ヤブシン」が出演。午前10時30分と正午の2回にわたって歌声を響かせ注目を集めた。出店のほか、宮本草豊社中が初夏の草花と流木を組み合わせた生け花の大作で一角を飾った。
世話役の同旅館のおかみ、山﨑美知子さんは「心配した雨も何とか上がり、大勢の皆さんに足を運んでもらえてうれしい。今日は流し宿(=木材運搬者のための宿泊所)があったころよりもにぎやか。これからも続けられるよう頑張りたい」と喜び、材料が尽きるまで同旅館謹製弁当を仕込み続けて来場に応えていた。
(2017年5月17日付紙面より)
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年間通じふるさとの自然に親しむ (新宮市 )
熊野学研究委員会自然部会と新宮市教育委員会、一般財団法人新熊野体験研修協会主催の第34回自然探訪スクール開講式と第1回講座が14日、あった。市役所東駐車場での開講式後、参加者ら約40人が奈良県十津川村の玉置山で自然観察などを楽しんだ。
開講式で楠本秀一教育長は「歴史と文化をつくってきた雄大な自然。しっかりと自然と触れ合い、肌で感じて、いい時間を過ごしていただければ」とあいさつ。玉置山では熊野学研究委員の高塚建さんが植物などの解説をし、参加者らは緑豊かな玉置山を散策した。
同スクールは美しいふるさとの自然に触れ、親しみながらその恵みに感謝し、大自然の営みを学び、それを愛護する精神を培う目的で開いており、年間を通じ9講座を予定している。次回は6月18日(日)午前9時30分から、新宮市高田の新高田会館で「顕微鏡で見るミクロの世界」をテーマに行う。1講座500円。申し込みは市教育委員会文化振興課(電話0735・23・3368)まで。締め切りは6月14日(水)。
(2017年5月17日付紙面より)
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全小バレー東牟婁地方予選