レインボーリボン週間 (新翔高校 )
新宮市の県立新翔高校(藤田勝範校長)で21日、性的マイノリティー(LGBTQ)への理解と支援の輪を広げようと「レインボーリボン週間」が始まった。全校生徒298人がリボンを身に着け、生まれ持った身体の性と心の性が異なるトランスジェンダーの当事者である丸山都さんの講話に耳を傾けた。
さまざまな社会問題や難病に対するさりげない支援や賛同を表明する「アウェアネス・リボン(気付きのリボン)」を参考に、教職員らがリボンを制作して配布した。
講演の冒頭、丸山さんは生徒たちに「好きな色は何ですか?」と問いかけ、性的指向について▽レズビアン(女性同性愛者)▽ゲイ(男性同性愛者)▽バイセクシュアル(両性愛者)▽アセクシュアル(無性愛者)▽ヘテロセクシュアル(異性愛者)―など多様な人々がいることを説明。性自認についても、Xジェンダー(男性でも女性でもない)、シスジェンダー(身体の性と心の性が一致している)、クエスチョニング(性が決まっていない)といった言葉を解説した。
自身のカミングアウト後に「ええやん、マルはマルやから」という友人の言葉に救われたと語り、「セクシュアリティーは『好きな色は何?』という問いと一緒。一人一人違うから面白い。LGBTQの象徴である虹色のもので理解者であることを示してくれたら、すごく心強い」と呼びかけた。
中村美優さん(3年)は「ヘテロセクシュアルやシスジェンダーなど、自分が普通と思っていたことにも名前があることを知った。最近は男女関係なく好きな制服を着られる世の中になっていると思う。LGBTQの方々のことを身近に感じられた」と話していた。
(2022年11月23日付紙面より)
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高宮和也さん迎えて指導会 (串本ベースボールクラブ )
串本町を拠点にして活動するクラブチーム「串本ベースボールクラブ」(湊健次監督)が20日、元プロ野球選手の高宮和也さん(40)を迎えて指導を受ける機会を得た。
中学生を対象にして今年1月から活動を本格化し、4月1日付で県軟式野球連盟に登録した同チーム。現在は3年生1人、2年生1人、1年生9人が毎週土・日曜日に旧串本古座高校古座校舎、同火曜日に総合運動公園雨天練習場で練習に打ち込んでいる。湊監督ら指導陣は将来に生かせる体力、人間力(精神力)、技術力を託して希望する進路(高校など)へ送り出すことを見据えてその環境を支えている。
大阪府出身の高宮さんは、他球団を経て2013~17年に阪神タイガースに所属していた元プロ野球選手。現役時代は投手として活動し、現在は引退しスポーツ用品店所属アドバイザリースタッフとして後進の育成に力を注いでいる。そのことを知る指導陣とのつながりで、今回の機会が実現したという。
高宮さんはピッチングやキャッチ、バッティングとグローブのメンテナンス方法などを指導。バッティングでは素振りの取り組み方やミスを少なくする動作を紹介し、一人一人の実践を見て修正指導を注ぎ選手は目に見える上達を授かっていた。
最年長の小堀敬太郎君(3年)は「プロ野球選手に教わるのは初めてで、とにかくすごいこと。投げ方を見てもらい教えていただいたことはとてもためになりました」とコメント。高宮さんは「野球には必ず勝ち負けがついてくる。皆さんは中学生なので、好きな野球への楽しさも大事だが一つのミスで勝てるものが勝てなくなるなどワンプレーに対する厳しさ(=緊張感)も徐々に知ってほしい。野球は個人スポーツではなくチームスポーツ。それぞれがカバーしあう中でのワンプレーの大切さを少しでも伝えられれば」と限られた時間の中で特に託したい思いを語った。
同チームの活動は前述した時間帯で随時見学できる。クラブチームなので加入時は入会金と月謝が必要。興味が湧いたら最寄りの指導陣へ声をかけてほしいという。
(2022年11月23日付紙面より)
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デマンド運行2年経過し (新宮市熊野川町 )
新宮市熊野川町日足の熊野川総合開発センターで21日、同町地域における公共交通に関する意見交換会があった。昼・夜の2回に分けて実施。市職員がデマンドタクシーの運行実績などについて説明し、町民が意見を届けた。
同町では、民間事業者の路線バスをはじめ行政バスの利用実績が少ないといった現状を鑑み2020年10月、公共交通を再編。路線バス(玉置口線、篠尾〈ささび〉線)、行政バス、熊野川診療所送迎(敷屋方面)を廃止し、事前予約制の乗り合いタクシー(デマンドタクシー)を導入した。
意見交換会は、デマンドタクシー運行開始から2年が経過するに当たり、よりよい運行に向けて町民意見を聴取するもので、運行開始以降、初の実施となった。なお、デマンドタクシーは現在、運賃は1回(片道)100円均一で、同町内全域および一部町外(高津橋バス停、熊野市役所紀和庁舎)を1日最大8便運行している。
市によると、利用者は増加しており、1日当たり9人が乗車(令和3年度は7人)した。通院(診療所、23・2%)や通学(28・2%)目的の利用が多く、また21年4月のダイヤ改正に伴いバス乗り換えによる利用も増加しているという。
職員の説明を受け、町民からは「子どもが通学でデマンドタクシーを利用しているが、ここ1週間は時間が合わずに送り迎えをしている。便数を増やすことは」「観光客が使っていいのかは別だが、北山方面の観光地に行く手段がない」。
「子どもも高齢者もまとめてデマンドタクシー。通学に関しては子ども中心に考えてほしい」「料金をプラスしてもかまわないので、市街地や本宮町まで行ってもらえれば」などの意見が上がった。
対し、市は「多様な機能を持たせることは理想だが離して考える必要がある」「市を越えることのハードルの高さがある。町内を安く、ということに重きを置いている。今のデマンドタクシーに付加するのは現状では難しい」などと説明しつつ「公共交通の利便性を上げることと公共交通を利用できない人の支援が一つのポイント」「住民施策として、教育部局や福祉部局など、全体で取り組んでいく必要があると感じている」などと理解を求めた。
「診療所へ行く人が多いが、便の間が1時間半空いている便もあり乗り継ぎのために待つ場合もある」とし、増便や寒さを防ぐための乗り場へのついたて設置などの処置を求める声もあった。
(2022年11月23日付紙面より)
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ガイドツアーにドイツ人 (那智勝浦観光機構 )
一般社団法人那智勝浦観光機構(NACKT)は18日、那智勝浦町築地の勝浦地方卸売市場で、「生まぐろ競り(入札方式)ガイドツアー」を実施した。ドイツから参加した8人(同行ガイド含む)は市場で漁法や競りの説明を受けるなどして、生マグロの生態や魅力に触れた。
紀州勝浦産の生マグロの魅力を国内外に発信するために企画されたもので、今年7月にモニターツアーを行い、発売に至っている。
機構によると、海外からの同ツアーへの予約はこれまでにもあったが、コロナ禍などの事情から実施に至らず、今回が初だという。
参加者は軽量無線機を取り付けて市場でマグロの入札や漁船を見学。機構の塩地真子さんが説明し、旅行会社BCT―Touristikの久保田智子さんが通訳した。
塩地さんはマグロの種類や同町で水揚げされるビンチョウマグロ、キハダマグロ、メバチマグロ、クロマグロを紹介。マグロ漁の種類にも触れ、同町で行われているはえ縄漁は、マグロに傷やストレスを与えず、持続可能な方法であるなどを説明した。
その後一行はにぎわい市場に移動し、ツアーのオプション「まぐろのっけ寿司体験」に取り組んだ。株式会社ヤマサ𦚰口水産の職員が自社の事業やマグロについて説明した。
生マグロや同社の「もちメバチマグロ」、「もちビンチョウマグロ」の切り身とシャリが並べられた皿が各自に用意され、それぞれが好きな食べ方で楽しんだ。その後は同社からサービスで、マカジキの切り身の提供もあった。
久保田さんは「このようなツアーはドイツの方にも需要があると思う。お客さまもとても喜んでいました」。
ツアーに参加したヴォルフガング・シュヴァルツバッハさん(75)は同町やツアーについて、「勝浦は美しい所。ツアーでは見たことがないマグロなどが見られて、面白かった。種類の違うマグロを食べ比べることができた。他の魚が食べられないと思うくらい、とてもおいしかった」と笑顔で話していた。
塩地さんは「現在は日本人のお客さまの利用が多いツアー。しかし、海外個人旅行(FIT)が解禁となり、国内にも外国人観光客の方が増えてきた。今後はオプションを強化して選択肢を広げ、有力な商品に仕上げていきたい」と語った。
(2022年11月23日付紙面より)
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来年の大絵馬が完成 (熊野速玉大社 )
新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で21日、来年のえと「癸卯(みずのとう)」の大絵馬が完成した。12月から大社拝殿に掲げられる。
大絵馬はヒノキ製で、縦1・5㍍、横2・1㍍。上野宮司が8月ごろから構想を練り、手直しなどを加えて今日に至った。「天の恵みに感謝し、頂いた命を一生懸命、謙虚に生きてほしい」との思いを込め、「天恵(てんけい)」「壽福(じゅふく)」の文字を揮毫(きごう)し絵馬を完成させた。
アクリル絵の具を使用し、瑞光を背景に、金の御幣を立てた鏡餅に向かって梛の御幣を手に邪を払う父親ウサギ、それを見つめる母親ウサギ、そして無邪気に遊ぶ子ウサギが描かれている。
上野宮司は「今年の絵馬(寅)は、邪悪なものを打ち破るべく眼光鋭い虎を描いた。来年の絵馬では、家族を中心とする温かい暮らしを取り戻すことができれば、との思いを込め、日本の祈りの形、お正月の家族の姿を表現した」。
「暗いニュースが多い中、見る人に『いい年になる』と力を与えられるような、明るい絵馬になるように努めました」と思いを語り「悲しみがあっても、私たちは助け合う気持ちを持ってお互い鼓舞してきた。悲しみに浸るだけではなく、日本に生きる私たちは天の恵みを素直に喜び、恵みに見合うように謙虚に生き、そして地球のために生活を改める必要もあると感じています」と話した。
毎年、JR新宮駅に掲げている小絵馬(縦70㌢、横110㌢)は、12月半ばごろに届けられる予定。
(2022年11月22日付紙面より)
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樫野埼灯台のタイムカプセル (田辺海上保安部 )
串本町樫野にある樫野埼灯台で19日、タイムカプセルの開封式があった。このカプセルは10年前の灯台記念日行事の一環で封入されたもので、当時参加した児童生徒が未来の自分に宛てた手紙を受け取り、成長を実感するなどした。
灯台を身近にする目的で2012年11月1日に行われた、第五管区海上保安本部管内初の趣向。開封は10年後とし、当時の大島小児童47人と大島中生徒24人が「10年後の自分への手紙、未来へのメッセージ」と題した作品を現役引退した灯台部品「灯ろう」に封入し、以降は雨露がしのげる同灯台内部で保管していた。
開封するに当たり田辺海上保安部(真部克彦部長)は当時の児童生徒や教職員などへ招待状を発送し、当日には60人が出席した。真部部長が地域の風景の一つとして灯台に親しみ愛してほしいという願いを掲げて開封を迎えられることを喜びつつ「自分の過去からのメッセージをこれからの道しるべとし、明るい将来を目指してほしい」とあいさつ。当時の児童を代表して伊勢谷詠さん(19)と伊勢谷連さん(17)、同じく生徒を代表して山﨑将一郎さん(22)と宮下翔平さん(22)が小中それぞれの同カプセルを開封した。
内容物は当時の大島小校長・中道美代子さんと大島中校長・藤田陽子さんが受け取り、集まった児童生徒へと手渡した。同部は式後に同灯台の内部特別公開や海上保安庁所属航空機の飛行展示も実施し、紀伊大島ならではの経験として託して締めくくった。
10年後の自分に宛てた手紙を手にして山﨑さんは「何を書いたかまでは覚えていなかったので期待して開封した。一言で言うと10年前の自分から叱咤(しった)激励をもらった気分です」、宮下さんは「書いてあることがあまり実現できていなくて恥ずかしいけれど、自分ももう仕事をする年齢なのでこれから頑張らないといけないなという気持ちになった」。
伊勢谷詠さんは「今でも眼鏡をかけてるの?とか、犬は元気?とか、何を書いてるのと読んで恥ずかしくなりましたが、勉強してる?というのは今大学生でその通りなのでこれは頑張らなければと思いました」、伊勢谷連さんは「お父さんが初めて髪を切らせてくれたことが書いてあった。美容師になるのはその頃からの夢で、当時を思い出せていい励みになったしお父さんにも改めて感謝かな」とそれぞれ印象を語った。
(2022年11月22日付紙面より)
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AED取り扱い講習会 (三輪崎自主防 )
三輪崎区自主防災委員会(湊川大介委員長)は20日、新宮市消防本部の協力を得て、同市の三輪崎会館で自動体外式除細動器(AED/通称:電気ショック)の取り扱い講習会を開いた。区役員など8人が参加、AEDの取り扱いや心肺蘇生法を学び、緊急時に備えた。
同会館は文化やスポーツの教室などで高齢者の使用も多いため、万が一を想定して実施した。新宮消防の救急係の松本裕也さんと前田響音さんが講師を務めた。
開会に当たり、湊川委員長があいさつ。「万が一のときに、一人でも多く助かるようにしっかり学んで、使うことがないのが一番ではあるが、(講習が)役立つ日が来るといいなと思う。よろしくお願いします」と呼びかけた。
AEDの講習に先立ち、心肺蘇生法の講習があった。前田さんは「心臓が止まると血液が回らない。脳に3、4分血液が回らないと、脳細胞が死んでしまう。脳が死んだら治療しても戻らないため、それを防ぐために胸骨圧迫(心臓マッサージ)をしてもらう」などと説明した。
訓練用の人体模型を使い、救急係の2人による手本の後で、参加者が心肺蘇生法として胸骨圧迫と人工呼吸を訓練。続けて、AEDも訓練用を使い、人体模型にパッチを取り付けて実施、手順を確認した。参加者はいずれも、救急係の2人の指導や助言を受けながら、懸命に取り組んでいた。
(2022年11月22日付紙面より)
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勝吹が感謝伝えるコンサート (那智勝浦町 )
熊野地方の社会人などで構成する那智勝浦吹奏楽団(大江一恵団長)は20日、那智勝浦町体育文化会館で第3回「勝吹感謝コンサート ありがとう~いやし 満たし よみがえる~」を開催した。コンサートには約350人が来場し、地元団員らが演奏やパフォーマンスを通してさまざまな「ありがとう(感謝)」を伝えた。
1996年から開催している同楽団の定期演奏会。毎年、県内外から多くの人々が来場し、にぎわっていたが、新型コロナウイルス感染症の影響で3年連続の中止に。おととし、昨年はコロナ禍を踏まえて、身近な関係者を招待し、「ファミリー感謝コンサート」と銘打って人数制限や演奏時間短縮などの対策を講じながら演奏会を実施してきた。
コロナ禍3年目の今年は「多様性あふれる地域をめざして」をテーマに、タイトルを「感謝コンサート」に変更。活動が継続できることに対する地域への感謝を第一に、またポストコロナと多様な文化交流を軸に「今、できる演奏会」「誰もが楽しむことのできる演奏会」を目指した。
コンサートでは、来場者のマスク着用や検温、アルコール消毒の呼びかけ、団員と客席の距離を5㍍離すなどのコロナ対策に取り組んだ。
迫力あるオープニングファンファーレで幕を開け、行進曲や大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のテーマ、人気アニメ「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」の主題歌「ミックスナッツ」などを披露し、会場を沸かせた。
また、新たな取り組みとして「手話が聴覚障害者と聴覚障害者以外の者がお互いを理解し合うための大切な言語である」との認識に基づき、手話通訳も設置。「翼をください」のサビ部分では、来場者全員で手話を行った。
昨年に引き続き、唱歌「ふるさと」では「あ」「り」「が」「と」「う」と1文字ずつ書いたパネルを持った団員が登場し、演奏とともに感謝を伝えた。
指揮者の大江伸二さんは「コロナ禍以前の状態に近づけたい思いから、お客さまとの距離を確保し、団員がマスクを外しての開催に臨んだ。来年は今年よりも感染防止の理解を変えていくとともに、多様な取り組みも進めていきたい」。大江団長は「暴風雨の中、多くの皆さんにお越しいただき、感謝しています。今後も応援してくださる地域の皆さまに感謝を伝えていきたい」と語った。
(2022年11月22日付紙面より)
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新宮市下本町の「新宮下本町遺跡」が10日、官報告示を経て正式に国史跡に新規指定された。市内では2003年に新宮城跡附水野家墓所が指定を受けて以降、19年ぶりの指定となった。
国指定史跡は、文化財保護法または文化財保護条例によって歴史上、学術上価値の高いものとして指定された遺跡。「新宮下本町遺跡」は6月、文化審議会文化財分科会の審議・議決を経て、文部科学大臣に新規指定するよう答申がされていた。
このたび指定された「新宮下本町遺跡」は、15年以降の市教育委員会による発掘調査によって確認された、12世紀後葉から16世紀中ごろにかけての港湾に深く関係すると考えられる遺跡。
14世紀末ごろから15世紀にかけて最盛期を迎え、熊野川に面した自然堤防の斜面地を石垣に用いて段状に造成した面から地下式倉庫群や鍛冶遺構が検出されるとともに、それに直交して石段を伴う通路が設けられている。また、この時期には出土遺物から交易範囲の拡大が想定されるなど、港湾都市として機能したことが分かる。
中世以降、太平洋航路の重要な拠点であった新宮における港湾や海を介した交流の実態を知る上で重要なだけでなく、中世の海上交通と宗教勢力との関係、平安時代末ごろ以降から全国へ信仰が拡大する熊野三山の経済基盤などについて考える上でも重要なものとされる。
指定を受け、市では今後、実際に文化財を総合的に保存・活用するために必要とされる「保存活用計画」を策定し、保存と活用に向けた整備を実施していく予定としている。
また、指定を記念して、市と市教育委員会は12月17日(土)午後1時から同市下本町の「丹鶴ホール」で、シンポジウム「新宮下本町遺跡~中世の港町新宮の実像に迫る~」を開催する。来年2月25日(土)からは、市立歴史民俗資料館で国史跡指定記念企画展「中世新宮の町と海上交通」を開催する予定。
(2022年11月18日付紙面より)
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堀町長が砂防部長に要望 (那智勝浦町 )
那智勝浦町の堀順一郎町長は9日、同町の那智川上流遊砂地の下流付近の渓流保全工整備について、国土交通省水管理・国土保全局の三上幸三砂防部長を訪問し、要望活動を行った。
2011年9月の紀伊半島大水害によって、甚大な被害が発生した同町。復旧のため、国の緊急対策工事により、砂防えん堤が8支流で15基、完成している。
要望書には現在、工事着手している那智川上流遊砂地の下流にある二ノ瀬橋付近において万一、上流から土石流が発生した場合、土石流とともに流下する流木が橋脚を閉塞(へいそく)し、被害を拡大するおそれがあると記した。
さらには、流域の治水安全度向上および、近隣住民の安全・安心確保のため、当該箇所における渓流保全工整備を要望した。
堀町長は「流域の治水安全度は確実に向上していることを実感している。渓流保全工整備については、かかる状況をご賢察いただき、各段の配慮がなされますようお願い申し上げます」と訴えた。
この日は堀町長に加え、町建設課の楠本定課長も同行した。
(2022年11月18日付紙面より)
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榎本君、全国大会3位を報告 (矢渕中 )
「第20回全国中学生都道府県対抗野球大会in伊豆」で3位に輝いた三重選抜(U―15 MIE SELECT)のメンバー、榎本健志君(紀宝町立矢渕中学校3年)が16日、同町役場を訪れ、西章教育長に入賞を報告した。
榎本君は、東紀州選抜の主将で出場した県選抜大会で優勝、三重選抜にも選ばれ、東海大会決勝戦で逆転のきっかけとなる安打を放ち優勝に貢献した。
全国大会は全国各地区を勝ち抜いた10チームが出場し、10月29日に開幕。東海地区代表の三重選抜は初戦で関東代表に勝利、準決勝で優勝した近畿代表に敗れたが3位入賞を果たした。
三重、東海、全国の各大会で全試合、捕手で出場した榎本君。報告会では全国大会を振り返り「自分にとって初めての全国大会で、レベルの高い選手が集まり、一緒にプレーできたことはとても貴重な経験になりました。これからは高校野球で甲子園に出場することが目標」と語った。
西教育長は「全国の舞台で、捕手で全試合出場したことは自信になったと思う」とたたえ「夢を持って一日一日を過ごすことが大事。甲子園に出場して矢渕中に甲子園の土を持ち帰ってほしい。夢を追いかけてこれからも頑張って」と激励した。
(2022年11月18日付紙面より)
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ロシア非難で県内一斉 (新宮ユネスコ協会 )
ユネスコ設立77周年となる16日の正午、和歌山県内の9ユネスコ協会は、ロシアのウクライナ侵攻を非難し、平和を祈って鐘を打つ「平和の鐘」を行った。新宮ユネスコ協会(中谷剛会長)も新宮市千穂の宗応寺(石原知実住職)に10人が集まり、祈りを込めて鐘を鳴らした。
新宮ユネスコ協会はもともと毎年、世界平和記念日・第1次世界大戦停戦の日である11月11日に、新宮市内の寺院で年ごとに場所を変えながら、平和の鐘を行っていた。しかしロシアのウクライナ侵攻を受けて京都ユネスコ協会が、京都市がウクライナのキーウ市の姉妹都市であることから、3月26日に「平和の鐘」を行うことを決定。これに合わせて新宮ユネスコ協会も、同日に行っていた。
今回は他の県内協会の意向に合わせ、ユネスコ設立の日に時期をずらした。宗応寺に集まった会員らは順次、山門の上にある鐘つき堂に上がり、1人ずつ鐘を鳴らした。鐘を鳴らした後にその場で手を合わせ、一心に祈る姿も見られた。石原住職は「(ウクライナ侵攻が)一刻も早く終わってほしい」と語った。
中谷会長は、ユネスコ憲章にある理念「心の中に平和の砦(とりで)を」に言及。「今回の侵攻はロシア大統領のゆがんだ、誤った考えにより引き起こされたことが明確で、一片の正当性もない」と非難した。
戦争を起こさないためにつくったはずの国際連合の、常任理事国のロシアが侵攻に踏み切ったことを「暴挙であり、戦後社会の理念を踏みにじる行為」と強調。「憤まんやるかたなく、世界の誰もが(止めることができない)無力さを感じている。鐘を鳴らすことで、平和への思いや願いを届けたい」と述べた。
(2022年11月18日付紙面より)
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県小学4年生サッカー大会
新宮JC杯中学新人サッカー大会
新宮市熊野川町の若もの広場で15日、「第13回ふれあいグラウンドゴルフ大会・熊野川」が開かれた。秋晴れの下、地域住民や市立熊野川中学校の生徒ら計131人が集い、和気あいあいとプレーした。
高齢者らの仲間・健康・生きがいづくりやひきこもり防止を目的に毎年開催している大会。熊野川区長連絡協議会、公民分館、ゆうゆうクラブ熊野川支部、福祉委員会、民生委員児童委員協議会などで組織する「熊野川ふれあい交流事業実行委員会」(木村康史・実行委員長)が主催し、市社会福祉協議会が後援
している。熊野川中学校の生徒22人も受け付けや審判、司会で運営に協力した。
木村実行委員長は「久しぶりに顔を合わせる人、毎日会っている人、いろいろだと思うが、最後の餅ほりまで楽しく愉快に交流して」。同中生徒会の中前幸太会長は「今日晴天に恵まれたのも、皆さんの日頃の行いが良いからでは。元気にグラウンドゴルフを楽しみましょう」とあいさつした。
参加者たちは4~6人のチームで8ホールを2周。芝生の難しいコースに「全然飛ばないねえ」「逆に行きすぎた」と盛り上がった。初プレーの中学生たちは、あさっての方向に飛んでいくボールに苦戦しながらも、チームの参加者らに教わって徐々にこつをつかんでいた。
終了後には、最高齢102歳の奥栗枝さんに特別賞が贈られていた。
(2022年11月17日付紙面より)
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第24回西向子ども祭り (串本町 )
串本町立西向小学校で12日にイベント「第24回西向子ども祭り」があり、同校の児童やその家族、教職員や校区内の住民など地縁者が挑戦や鑑賞などを楽しみながら一体的に親交を深めた。
同校(山本隆介校長)と同校育友会(谷端純会長)が実行委員会を立ち上げて計画した親子・地域交流行事。毎年晩秋に開いていて、今年も新型コロナウイルスなど感染症予防のため餅つきやバザーの再開はできなかったが代わりに新規企画を取り入れて内容を充実し各自感染症予防の協力を求めて来場を呼びかけた。
今回も子ども祭りとミニ演芸会の2部構成。子ども祭りではわたがしやアイスクリーム、菓子つりや積み木、昔遊びや刺しゅう糸のミサンガ作り、共同制作「メッセージツリー」など各コーナーに分散して密集を避け、児童はチャレンジランキングと題して▽丸太きり競走(目分量で重量1㌔の切り出しに挑戦)▽ビー玉つまみ・皿うつし▽割り箸落とし▽空き缶積み〈新規〉▽ピンポンカップイン〈新規〉―に挑戦した。
ミニ演芸会では西向小1~3年生、4~5年生、6年生の3組がそれぞれ音楽発表をし、ゲストの県立串本古座高校吹奏楽部の演奏を鑑賞した。1~3年生と4~6年生別で同ランキングの成績上位発表もあり、拍手で達成者を称賛。実行委員会を代表して谷端会長が実施に対する協力への感謝を掲げ、引き続きの西向小への支援を呼びかけて締めくくった。
(2022年11月17日付紙面より)
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朗読劇で知る地域の偉人 (神倉小学校 )
新宮市立神倉小学校(藪中秀樹校長)で15日、一般社団法人「熊野新宮ミュージアム」(池上順一代表理事)による東くめの朗読劇「鳩ぽっぽのものがたり~東くめさんと基吉さんのこと~」があった。5年生64人が観覧し、地域の偉人であるくめの功績を学んだ。
神倉小学校運営協議会(下岡輝子会長)が同校と行う「ヤタガラス子ども未来プロジェクト~ふるさとの未来を託せる子どもの育成~」に協力した。同協議会は、保護者OBやボランティア有志などの協力も得て、同校児童のふるさと学習を、学校とともに推進している。同日は、新宮市が輩出した偉人として西村伊作や佐藤春夫、くめを紹介する取り組みを行っている、熊野新宮ミュージアムが朗読劇を行うことになった。
朗読劇は、日本で初めて口語体で幼稚園唱歌を作ったくめと、その夫で幼稚園教育の研究者だった基吉の功績などを分かりやすく紹介するもの。出演者も市出身の米本有希さんが若年、早藤真里さんが晩年のくめ、西庄英二さんが基吉を演じ、向井莉加さんがピアノを担当した。
くめ、基吉の両者ともに、新宮市(当時は新宮町)の出身であること。くめが作る以前は子どもが口ずさめるような易しい口語体の歌はなかったことなどが紹介された。くめと基吉の会話として、口語体の幼稚園唱歌の誕生のいきさつを再現。くめが作詞、滝廉太郎が作曲を行い、「鳩ぽっぽ」が誕生したことを語った。
向井さんのピアノ演奏に合わせた、米本さんの歌唱もあった。「鳩ぽっぽ」のほか、くめ作詞の「お正月」「かちかち山」などを歌った。児童らは、朗読劇、歌唱のどちらも、熱心に眺め、静かに耳を傾けていた。
児童を代表して佐藤伶菜さんが「朗読劇を通して東くめの功績を学べた。子どもから老人まで誰でも知っている曲を新宮市の人が作ったことを誇りに思う」と感想を述べた。
(2022年11月17日付紙面より)
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開運暦の発送作業進む (那智山青岸渡寺 )
那智勝浦町の那智山青岸渡寺(髙木亮英住職)で、来年の「那智山開運暦」の発送作業が大詰めを迎えている。今月中に北海道から沖縄県までの全国各地の信者約1万7000人に発送する予定で、15日は髙木住職と髙木智英副住職ら4人が発送作業の追い込みに入った。
那智山開運暦はB6判32㌻で、平常公開されない同寺秘仏の如意輪観世音菩薩(ぼさつ)のお前立ち像が表紙を飾る。
▽方位吉凶図と解説▽九曜星の年齢と吉凶▽六曜星と七曜星の吉凶▽結婚の吉凶▽1月から12月の運勢▽二十四節気の解説―などに加え、来年完成予定の熊野信仰・山岳宗教のシンボルとなる行者堂の完成予想図も掲載されている。
この日は開運暦と優待参拝券などを封筒に詰める作業を進めた。同寺では発送作業を終えた後は、祈とう札の準備や大すす払いなどの迎春準備に取り組むという。
髙木住職は「来年はうさぎ年で飛躍の年。新型コロナウイルス終息や世界平和、明るく穏やかな年となることを祈っている」と語った。
希望者には1部300円(送料込み)で発送する。問い合わせは那智山青岸渡寺寺務所(電話0735・55・0001、〒649―5301 那智勝浦町那智山8番地)まで。
(2022年11月17日付紙面より)
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木戸浦グラウンド (那智勝浦町 )
5月末から緑化事業を行っていた那智勝浦町の木戸浦グラウンド。芝生の養生期間を経て1日から、利用が再開した。6日には地元スポーツ少年団のサッカーチームが真新しい芝生の上で練習に励む姿が見られた。
芝生化は町が進める体育文化会館周辺の公園化事業の一環で、町内外から人々が集える憩いの場とすることが目的。同会館や周辺には津波避難タワーが完成し、安全性向上にもつながっている。
工事はグラウンド内15カ所にスプリンクラーを設置。バックネットから45㍍周辺は土のグラウンドとして残し、約1万800平方㍍の芝生化を行った。
7月18日にはグラウンドを利用する各団体や関係者など約100人が参加し、芝生の植え付けに取り組んだ。その際は各団体からは「緑が一面に広がることを夢見ている」「芝生化で、グラウンドが今までと違う印象になるのが楽しみ」などの声が上がっていた。
町によると、今後は同会館横の枯山水部分に遊具などを設置し、ゲートボール場側をスケートボードなどが行える環境とする計画も視野に入れているという。
堀順一郎町長は「緑化事業のため、7月からグラウンドが利用できない状況にあり、町民の皆さまにはご迷惑をおかけした。新しい芝生を、多くの皆さまにご利用いただけたら幸いです」と話していた。
(2022年11月8日付紙面より)
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第15回那智勝浦町熊野古道ヒルクライム
NPO法人「SPORTS PRODUCE熊野」(角口賀敏理事長/株式会社キナン会長)は6日、3年ぶりに「那智勝浦町熊野古道ヒルクライム」を同町内で開催した。約150人が快走し、標高差567㍍の激しいコースで競い合った。
催しは例年、当地方での自転車レースの周知や普及などを目的に行われていたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から2019年を最後に中止となっていた。
大門坂駐車場から妙法山阿弥陀寺前までの9・5㌔を舞台に実施。▽小学生▽男子中学生以上▽同20歳代▽同30歳代▽同40歳代▽同50歳代▽同60歳代▽女子―の各種目で開かれた。
新宮市を拠点に活動する「キナンレーシングチーム」のトマ・ルバ選手、新城雄大選手、山本大喜選手、花田聖誠選手、小出樹選手の5人がゲストライダーとして参加した。
第15回を迎えた開会式では、大会長の堀順一郎町長が「例年に比べて短い距離ということもあり、短期決戦になるとは思います。けがなく、レースを楽しんでもらいたい。その後は、時間があれば温泉や食事など、那智勝浦を満喫していただきたい」とあいさつ。
角口理事長は多くの参加に感謝し「自転車レースを通じて、さらなる普及と活動に努めていきますので応援よろしくお願いします」と語った。
参加者は同駐車場前で集まると、堀町長の合図とともにスタート。神々が宿るとされている熊野古道沿いの公道で、何度も繰り返されるアップダウンを攻略しながら懸命に駆け上がった。
(2022年11月8日付紙面より)
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健康イベント・消防フェア (串本町 )
串本町くじ野川にある道の駅くしもと橋杭岩で3日、イベント「健康増進イベント」「消防フェア」があり、旅客や住民の利用でにぎわいを見せた。
「健康増進イベント」は町産業課が明治安田生命保険相互会社の包括連携協定に基づく協賛を得て実施した企画。同社は地域貢献事業の一つ「みんなの健活プロジェクト」の一環で野菜摂取レベルや血管年齢をチェックする機会を提供し、同課は同社の啓発物資にボトルドウオーター「串本の水」2本を添えて利用者に配ったり誘い水にして利用を促したりして後押しした。
同協定は昨年8月に町―同社間で締結。このイベントの実施は昨年11月に続いて2回目で、社員の一人として参加した同社新宮営業所の小堂和彦所長は「健康推進はもちろん、大勢の皆さまと接するこの機に地域のいいところも伝えて串本にリピートしてもらえるような貢献もできれば」と話し、応対に励んでいた。
「消防フェア」は同駅の指定管理者が町消防本部に協力を求めたのがきっかけで始まった企画で、おととし、昨年と社会情勢により中止したため3年ぶりの実施。同本部は防火・防災意識を促す目的で▽消防車・救急車の展示〈撮影可〉▽消防車による放水体験▽訓練用水消火器による取り扱い体験▽住宅用火災報知器の紹介▽県の地震体験車「ごりょう君」による揺れの体験―といった各コーナーを設け、同駅は場の提供に加えロケットサイダーなどの進呈品を準備して往来する人々の利用を促した。
町のマスコットキャラクター「まぐトル」も時折登場して子どもやその家族らの興味を引き、利用を後押し。その様子を見守った寺島正彦消防長は「このような形で(守るべき)地域の皆さまと接するのは久しぶりで、気持ちにいっそうの熱が入るような気分。これから寒く、乾燥する時季に差しかかる。地域の皆さまには防火・防災意識、そして新型コロナやインフルなど感染症予防の意識を高めていただければ」と願うところを語った。
(2022年11月8日付紙面より)
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「じゃばらの里の収穫祭」盛況 (北山村 )
北山村青年会(中康行会長)主催の「じゃばらの里の収穫祭2022」が5日、同村下尾井のおくとろ公園で開催された。秋晴れの空の下、村内外から大勢の家族連れらが来場。ステージイベントやグルメ、買い物などを満喫した。
同村の特産品であるじゃばらの収穫を祝って開催する恒例のイベント。昨年は「紀の国わかやま文化祭2021」の地域文化発信事業として実施されており、従来の形での開催は実に3年ぶりとなった。新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、会場ではステージ前の座席配置に当たって間隔を空けるなどの対策を講じ、来場者らにマスク着用や手指消毒への協力を呼びかけた。
総勢70人以上がエントリーした恒例企画の大縄跳び「飛び地でジャンプ」では「国土交通省チーム」が77回を記録し見事優勝。ステージは「○×クイズ」や同村のヒーロー「じゃばライダー」のショー、抽選会などで盛り上がりを見せたほか、HanaHanaフラのメンバーがフラダンスで会場に花を添えた。
会場内にはじゃばら製品や唐揚げ、フルーツサンド、焼き菓子、フリーマーケットなどの販売コーナーや体験コーナーなども設けられ、400食限定の「じゃばらバーガー」、500食限定の「無料しし鍋配布」には多くの人が行列を作った。
中会長は「天候に恵まれ、多くの人に来場いただいた。3年ぶりの開催となったが、コロナ禍前よりも盛況に感じられてありがたい。今年の開催を機に来年、再来年へとつなげていきたい」と話していた。
(2022年11月8日付紙面より)
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