大たいまつ作り大詰め (熊野那智大社 )
「那智の扇祭り(火祭)」の7月14日(金)斎行に向けて、那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で神事に用いる大たいまつ作りが大詰めを迎えている。
同大社宮大工の嶌﨑和真さん(35)が3月中旬から手伝いの人と共に作業を進めている。現在は仕上げの段階で、7月10日(月)までに12体完成させる。
大たいまつはそれぞれ大きさが異なり、一番大きなもので高さ約70㌢、柄の部分を含めておよそ140㌢。直径約43㌢で、重さは50㌔ほどある。
木材は紀伊半島大水害で倒れたヒノキなどを使用しており、来年で使い切るとみている。
嶌﨑さんは「今年は御創建1700年。歴史を感じながら、身を引き締めて作らせていただいています」と話した。
(2017年6月16日付紙面より)
虫おくり行事を1000人が堪能 (丸山千枚田 )
農耕文化の継承と丸山千枚田の豊作を願う「丸山千枚田の虫おくり」が10日、熊野市紀和町で催され、約1000人が幽玄の世界を堪能した。実行委員会(新谷進実行委員長)が主催し、地元丸山区、丸山千枚田保存会や市らが後援した。
虫おくりとは、田の害虫をたいまつの火で追い払う行事。昭和28年ごろまで実際に同地区で実行されてきた。その後途絶えたが、平成16年の熊野古道世界遺産登録をきっかけに、記念イベントとして復活した。昨年まで7月上旬に実施していたが本格的な梅雨シーズンを避け、今年は時期をやや早めた。
穏やかな天候に恵まれ、あぜ道には、棚田枚数と同じ1340本のキャンドルが立てられ、ボランティアも加わって一本一本に火を点けた。のり面には、今までの支援に感謝して保存会が設けたメッセージキャンドル「丸山千枚田」も設けられた。虫送り行列は、丸山神社を午後7時出発。地元小中学生や棚田オーナーら約200人の長い列は、のぼりを先頭に太鼓や鐘を鳴らして「虫おくり殿のお通りだい」という掛け声とともにあぜ道を約20分練り歩き、豊作を祈念。最後は北山砲2発を発射して締めくくった。
丸山千枚田保存会の喜田俊生会長は「先月21日の田植えから日が浅く準備期間が短くて大変だったが、晴れてよかった」と振り返り、「来年は寄付を募って花火ができれば、もっと盛り上がるのだが」と述べ、一層の集客を期待した。
(2017年6月16日付紙面より)
神社関係者や役員が参列し遷座祭 (神倉神社 )
新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)は13日、世界遺産で同大社の摂社「神倉神社」の社殿修復工事が完了したことを受け、「遷座祭並びに御社殿竣工清祓祭」を斎行した。
現在の社殿は、昭和28年に建てられて以来、度々修理が施されてきたが、長年の風雨と虫害により浜床や柱、階段、高欄が腐るなどして傷んでいたため、3月から修復工事が行われていた。
紀宝町のきしたに建築が工事し、大部分で熊野のヒノキを使用。腐食を抑えるため床下にはR.LinkCorporationと岡本土石工業の奉仕により玉砂利が敷かれた。
神事では、同大社の第5殿の神倉宮に仮遷座していた御霊を遷(うつ)した後、上野宮司が祝詞を奏上し、参列者が玉串をささげた。
神事を終えた上野宮司は「多くの皆さまのご崇敬により、無事終わりましたことを心からお礼申し上げます」と感謝し、「本来ならばご奉賛いただきました皆さまにも、遷座祭のご案内を申し上げたかったのですが、なにぶん急な勾配の山中でのこともあり、安全を考え神社関係者と役員で行わせていただきました。美しくなった御社殿をお参りいただければ」と話した。
神倉神社は海抜200㍍の権現山の中腹にあり、古来より熊野速玉大社はもとより熊野三山の元宮と信奉され、仰ぎ見る538段の急峻(きゅうしゅん)な石段の上先に、御神体のゴトビキ岩と称される巨岩があり、自然崇拝、原始信仰の霊山として世界遺産に登録されている。毎年2月6日の夜には、国の重要無形民俗文化財に指定されている「御燈祭り」が営まれている。
(2017年6月16日付紙面より)
ユネスコキャンプ事前研修 (串本町 )
串本町潮岬にある県立潮岬青少年の家で10、11の2日間、第49回ユネスコ子どもキャンプの事前研修が開かれた。同子どもキャンプの実行委員と青年スタッフが体験プログラムを実践する取り組みで、併せて27人が第49回で予定している内容をこなして安全面での課題などの改善点を探るなどした。
同キャンプは日本ユネスコ協会連盟と国内各地の地域ユネスコ協会が協力して年次実施している。第49回は7月30日(日)から8月2日(水)までの4日間、県ユネスコ連絡協議会が協力し同家で開くことが決まっていて地元の実行委員会が中心になって会場地ならではの体験プログラムを準備している。
事前研修は、同キャンプに参加する子どもと一緒に集団行動する青年スタッフと体験プログラムを段取りする実行委員の顔合わせを兼ねた準備の一環として実施された。開村にあたり高垣晴二実行委員長、出口孝キャンプ長、山口裕市・県ユネスコ連絡協議会会長があいさつ。ユネスコの精神や子どもキャンプの趣旨、第49回のテーマやプログラムに込めた思いについて、子どもに正しく伝えられるよう研修を積んだ後、計画中の体験プログラムを一足早く順次実行した。
今回は構想中の「ジオリンピック」を除き、テントの取り扱い方、野外炊さん、キャンプファイヤー、屋外活動(第49回は古座川カヌー体験、橋杭海水浴場マリンアクティビティー体験、串本海中公園バックヤードツアー、南紀熊野ジオパーク散策)を実行し、即日振り返り協議をして本番までに取り組むべき課題を洗い出した。
野外炊さんではトルコ料理とめはりずしにも挑戦する計画で、初日の夕食は同町地域おこし協力隊隊員のトルコ人女性アイシェギュル・アルカンさんから4品のレシピを教わって調理し、味わいや分量を確かめるなどした。初日の深夜には交流会も開き、今後子どもたちを表と裏の両面から支援する仲間同士の親交もはぐくんだ。
第49回ユネスコ子どもキャンプは小学4年生~中学3年生を対象に参加者を全国募集中。テーマは「わ(WA)!!自然と深める僕らの絆」。定員50人で、事前研修時点で定員までゆとりがあり、全国の子どもと交流する好機として地元の対象者にも参加を考えてもらえればと呼び掛けている。
参加費は1人1万5000円(3泊4日分)で、今月22日(木)まで県立潮岬青少年の家で受け付ける。詳しい内容は同家などで配布している要項を参照。
また青年スタッフは5月末で締め切られたが、こちらも定数までゆとりがあり可能な限り追加募集をするという。同スタッフは子どもグループの生活指導やキャンプ運営を促す表方のリーダーで、対象は高校生以上。同キャンプより1日早く集まり4泊5日で子どもキャンプを支える形になる。参加費は1万5000円。詳しい内容は同家などで配布している要項を参照。
同キャンプや申し込みについての問い合わせはEメールで同家(アドレスshiosei1@gmail.com)まで。
(2017年6月16日付紙面より)
11月19日、第6回天空ハーフマラソン
第6回新宮・那智勝浦天空ハーフマラソン大会(同実行委員会主催)が11月19日(日)、一般国道42号那智勝浦新宮道路で開催される。同実行委員会は8日、新宮市役所で記者発表し、スタート順(時間)やコースなどの変更・改善、レース終了後にマグロ解体ショーや餅ほりを実施することなどを報告した。
大会長の田岡実千年新宮市長は「多くの関係団体の尽力、また多くのボランティアの協力のおかげで第6回目を迎えることとなりました。今大会も官民一体となり、おもてなしの心でランナーをお迎えしたいと思っております。今回も全国から多くの参加者に世界遺産熊野の街の魅力を体感いただき、地域の活性化につなげていきたい」とあいさつ。今大会のゲストランナーが、昨年に続き森脇健児さんに決まったことを発表した。
実行委員長の浦木睦雄・新宮信用金庫理事長が昨年までの参加者らの意見を参考に行われたコース改善に伴うスタート位置や折り返し地点の変更、マグロ解体ショーや餅ほりの実施に至った経緯などについて説明し、「地方の活性化のため、何とぞご協力よろしくお願いします」と呼び掛けた。
大会は紀伊半島大水害の復興イベントとして大水害翌年の2012年にスタートし、今年で6回目。自動車専用道路を使用した珍しいコースで、アップダウンは激しいが、道路から見える太平洋や熊野の山が参加者たちに感動を与えている。
スタート時間はハーフマラソンが午前9時50分、10㌔が午前10時20分、3㌔が午前10時40分。各種目総合1位から8位まで(男女別)、年代別上位3人を表彰するほか、ゴールでは平安衣裳を着た高校生が参加賞のタオルを手渡す。熊野の食材をふんだんに使用した弁当なども予定されている。
参加費はハーフ(高校生以上)4500円、10㌔(中学生以上)4000円、3㌔(小学生以上)3500円、3㌔小学生2000円。例年通り、全国のマラソン大会や県内を中心に関西地区のスポーツショップと関連施設で募集パンフレットを配布し、ウェブサイトや専門誌(ランナーズ)8月号にも掲載予定。今年からウェブサイト「スポナビDo」でも申し込みを受け付ける。
申込期間は7月1日(土)から9月30日(土)まで。昨年は29都道府県から2384人が参加している。問い合わせは、市生涯学習課(電話0735・23・3366)まで。
(2017年6月9日付紙面より)
後輩らがPVで加藤先輩に声援送る
サッカー日本代表が7日、東京スタジアムでイラク代表とのロシアワールドカップのアジア最終予選(13日、テヘラン)に向けた、国際親善試合のキリンチャレンジカップ2017でシリア代表と対戦し、1―1の引き分けに終わった。
その代表メンバーに新宮市出身でPFCベロエ・スタラ・ザゴラ(ブルガリア)所属の加藤恒平選手が入っていることを受け、加藤選手の出身チーム「新宮サッカースポーツ少年団」(新宮SSS)の選手や保護者ら約50人が、新宮市内のDAYZYLAWCAFEで、パブリックビューイング(PV)を行い、加藤選手の出場と日本代表の勝利を願い声援を送った。
試合は後半3分にコーナーキックからシリアに先制点を許すも、同13分に今野選手の同点ゴールで追い付き、その後も勝ち越しを目指して途中出場の乾選手らが積極的にゴールを狙うも追加点を奪うことができず、同点のまま試合を終えた。
観戦者は日本代表が攻撃を仕掛けるたびに声援を送った。先制を許した直後には「日本が勝つには恒平君が出ないと」、「早く恒平君を出してよ」、相手のファウルで日本選手が倒されたりすると「恒平君なら倒されないのに」などと加藤選手の出場を願いながら、日本代表の勝利のために声援を送り続けた。加藤選手の出場がないまま終了のホイッスルがなると、ため息が漏れた。
観戦した加藤選手の兄で新宮SSSのコーチの力也さん(30)は「選ばれるだけでも奇跡だっただけに、その場で試合に出るにはもっともっと努力が必要であったのではと思う。後半から出てきた井手口選手も20歳と若くしてすごく戦っていましたし、そうなってしまうと恒平の出る場面がより少なくなっていくのかと思いました。地元で応援してくれている人がたくさんいるので、出てもらいたいという気持ちはあった」と話し、「イラク戦はアウェーであるけども、恒平にとってはホームというか、ピッチ状態も悪いですし、球際の強さ、体を張るなどの本人らしいプレーを期待しています。地元のためにも、こんな田舎町から日の丸を背負って試合に出る姿を見せて、子どもたちにも夢を与えられたら」とエール。
新宮SSSの居軒龍成主将は「引き分けだったので悔しいし、恒平選手には出てほしかった。イラク戦では恒平選手が出場し、日本代表が勝ってほしい」と話した。
(2017年6月9日付紙面より)
「第52回南紀会書作展」の授賞式が4日、新宮市の旧丹鶴小学校体育館であった。約900点の作品の中から文化協会長賞、理事長賞などに選ばれた137人に賞状と記念品が渡された。
授賞式で主催の書道研究南紀会の鈴木江邨(こうそん)理事長は「展示されているものは非常に上手であり、賞に値する。年々少しずつ子どもが少なくなっており、多いときに比べて約半数になっている。身に付いたものは誰にも取られない。これからも身に付けたものをしっかりと持っておいてほしい」とあいさつした。
(2017年6月9日付紙面より)
宮本学さん迎えて学習会 (田原小 )
串本町立田原小学校(沖洋校長、児童12人)で2日、田原の自然や歴史などに詳しい宮本学さんを迎えて学習会が開かれた。同校や近隣に宿る自然の息吹を映像で観察する内容で、児童や教職員に加え、保護者ら地域住民も一緒に鑑賞した。
現在92歳の宮本さんは同校で天体観察会も開くなど田原きっての博識者として慕われ、地域の先生として田原で暮らす楽しみを多々伝えている。
今回の学習会は「自然観察は楽しい」と題し、自ら撮影、編集した映像3種類を上映。校庭や道沿いなど身近な所で息づいている野草の花々や初夏の山をひときわ彩るスダジイの花、海岸で見られる植物や古座川流域の野鳥や岩などの名前やエピソードを解説しながら紹介した。
映像以外に童謡「すかんぽ(=イタドリ)の咲くころ」の歌詞とメロディーも紹介し、自然と子どもは歌になるほど身近で楽しい間柄だと説明。「身近な自然を学習するといつか地球を救える人になれるかもしれない。そんな大人になってほしい」と期待を寄せて話を締めくくった。
この日は学習会後に救急救命法講習会もあり、保護者ら住民や教職員に加え、高学年の児童も参加して自動体外式除細動器の使い方を含めた心肺蘇生法(一次救命)の手順を古座消防署署員から教わった。
(2017年6月9日付紙面より)
高田川などで太公望
熊野地方の熊野川や古座川、太田川流域で1日、アユ漁が解禁された。この日を待ちわびていた太公望たちが、夜明けとともに釣り糸を垂らした。
熊野川漁業協同組合は今年、熊野川各支流に稚魚を約4・1㌧放流している。内訳は▽高田川700㌔▽赤木川1200㌔▽大塔川850㌔▽四村川800㌔―など。組合は「今年は例年より天然遡上(そじょう)が多い。四村川と赤木川で良い形のアユが見られると聞きました」。
新宮市高田の高田川では初日、約20人の釣り人が川に入った。午前5時から8時30分までに15~18㌢のアユを13匹釣り上げていた瀬田貴文さん(37)は「アユはたくさんいますが、今日は水量が少ないですね」。
高田川は2011年9月の紀伊半島大水害で川底が激変し、稚アユの遡上が減ったことから、組合は対応策として昨年10月、川内に初めてアユの産卵場を設置。卵を持ったメスとオスの成魚合わせて約4000匹を放流した。高田川監視員の稲生達雄さん(57)は「アユの数は去年より確実に多い。今後もっと良くなっていくと思います」と話していた。
(2017年6月2日付紙面より)
歯と口の健康週間を前に (太地町 )
太地町の町立くじらの博物館で1日、飼育するクジラの歯磨きが始まった。「歯と口の健康週間」(4~10日)にちなんで毎年行われているイベントで、11日(日)まで。
コビレゴンドウ、オキゴンドウ、ハナゴンドウの3頭が口を開けて並び、飼育員がブラシで歯を磨いた。
クジラの歯は食性によって違い、コビレゴンドウは上下のあごに約30本、ハナゴンドウは下あごのみに約10本、オキゴンドウは上下で約40本あるという。かみ砕く臼歯はなく、餌を捕まえて飲み込む。学芸員の稲森大樹さん(32)は「クジラ、イルカの歯は面白い。近くで見ることでクジラへの興味を持ってもらい、歯磨きの大切さも学んでもらえればうれしい」と語った。
歯磨きを体験した同町の大石遥斐君(5)は「楽しかった。うまく磨けたと思います。自分でも歯磨きを続けます」と話していた。
1日3回実施する。問い合わせは同博物館(電話0735・59・2400)まで。
(2017年6月2日付紙面より)
町民生児童委員総会 (那智勝浦町 )
那智勝浦町民生児童委員協議会(岡本美智子会長、委員56人)は5月31日、町福祉健康センターで平成29年度総会を開いた。昨年度の事業報告と今年度の計画が上程され、出席した委員36人から承認を受けた。
開会のあいさつで岡本会長は「住民から寄せられる相談も複雑かつ多様化している。横の連携を密に、共に活動し育つことが力量を深める。私たちは行政の協力者であり、住民の代弁者。安全で安心できる福祉と守られた人権の町づくりのために、住民の心のよりどころになれるよう支え合っていきたい」と協力を求めた。
寺本眞一町長は「全国で児童の虐待や放置、少年犯罪の多発など社会や家庭の子育て機能が低下し、子どもとその家族を巡る問題が深刻化している。福祉の向上と子どもたちのために、さらなる協力をお願いします」と話し、新温泉病院やクリーンセンターなど今後の町の取り組みにも触れた。
今年度は、民生委員制度創設100年記念全国大会が7月に東京で、和歌山大会が10月に和歌山市で催される。
(2017年6月2日付紙面より)
串本ロイヤルで総会開く (串本町観光協会 )
串本町観光協会(島野利之会長、会員156人)が5月31日、串本ロイヤルホテルで平成29年度通常総会を開いた。高速道路延伸に伴う観光客の増加を見据え、地域資源の磨き上げと魅力発信の強化を今後の挑戦課題として強く意識しつつ本年度の事業計画を固めた。
前年度は従来の諸事業に加え、橋杭海水浴場のアウトドアレジャー拠点化による3シーズン活用の素地構築や各種体験メニューをアピールする企画「自然体験まつり」の実施など、今後に向けた取り組みにも力を入れた同協会。
その成果を持って本年度の方向性を決める通常総会を迎え、島野会長は「体験型、滞在型の観光にもっと力を入れる必要がある。串本町が持ち得るもの全てを磨き上げ、魅力をお届けしてたくさんの方に来ていただけるよう頑張らなければならない」と思いを掲げ、古座観光協会や商工会青年部、町や県、会員や町民らが一体となって取り組むことや今後の新たな試みへの協力を求めるなどした。
来賓を代表して田嶋勝正町長は、高速延伸の見通しを伝えて開通後に増える旅客をいかに地域経済につなげるかが重要だと提言。前芝雅嗣県議会議員も串本町の特徴を生かした誘致に励んでほしいと期待を寄せ、両者とも力を合わせて頑張りたいと歩み寄った。児玉征也東牟婁振興局局長や濵地弘貴産業課長も列席した。
続く議事では事業関係の諸議案を審議し承認した。役員改選はなし。本年度事業計画では各地域資源に応じた具体的な集客活動を重視し、関係イベントについては▽串本まつりの開始を告げるイベント「海水浴まつり」の名称を「橋杭ビーチサマーフェスタ」に改め内容も一新する▽イベント「ラブ太平洋串本エギング大会」の予算を他の釣り大会にも振り分ける―などの点を確かめた。
(2017年6月2日付紙面より)