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2017年09月29日
1 三社参りなどPR ツーリズムEXPOジャパンで (新宮市)

 新宮市は21日から24日まで、東京都の東京ビッグサイトで開催された世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2017」の和歌山県ブースに参加した。観光関係者や一般客に熊野速玉大社、神倉神社、阿須賀神社の世界遺産三社参りや熊野川川舟下り、レンタサイクルでの周遊などをPRした。

 日本観光振興協会、日本旅行業協会、日本政府観光局の共催イベント。今年4回目で、4日間の来場者は過去最高の19万1500人だった。

 21日は旅行会社やメディアとの商談会、22日は業界やプレス向けの展示会と訪日商談会、23、24の両日は一般来場者向けの展示会だった。

 新宮市は商談会で旅行関係者やメディアなどにツアーの造成や観光素材を提案。国内外の人に市に興味を持ってもらうため、テレビ、雑誌、ネット関係者とも商談した。

 展示会では旅行相談や観光パンフレットを紹介。23日にはステージ上で、クイズ形式で新宮市をPRしたほか、熊野三山観光協会としての出展もあった。会場では仲氷店がユズ、ウメ、スイカのかき氷を振る舞い、新宮出身者など大勢の人が集まった。

(2017年9月29日付紙面より)

和歌山県ブースで新宮市をPR=23日、東京都(新宮市提供)
2017年09月29日
2 運転能力正しく認識を
 高齢ドライバー対象に教室  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の那智勝浦自動車教習所で27日、参加体験型の交通安全教室「第3回シニアドライバーズコンテスト」が開かれた。交通事故をなくする県民運動推進協議会串本地区連合会、県交通安全協会串本支部、串本警察署が昨年9月から、春と秋の全国交通安全運動に合わせて開催している。

 近年、高齢者が関係する交通事故の割合が増加していることから、加齢と共に低下する身体機能や運転能力について、高齢運転者に自身の状況を正しく認識してもらうことや交通ルールを再確認する機会にしてもらうのが目的。

 串本町と古座川町から3人1組で2チームずつ、合計12人が出場し、交通ルールに関する30問の問題を解く学科部門と、指定されたコースを交通ルールに従って走行し、同乗の警察官が採点する実技部門の合計点数を競った。

 同署交通課の東谷潤課長は今年管轄内で発生した交通事故の約4割に高齢者が関わっており、その内約7割が乗車中の事故であると参加者に説明。同連合会の東照久会長は「身体機能や運転能力など、今持っているものを自覚して、今後の交通安全に役立ててほしい」とあいさつした。

 採点の合間には目と足を使って動作の俊敏性を測定する機器の体験や、高齢者が主人公のストーリー仕立ての交通安全DVDの視聴も行われた。

(2017年9月29日付紙面より)

串本署交通課長が参加者に高齢者の交通事故について説明=27日、那智勝浦自動車教習所
2017年09月29日
3 日本の伝統に親しむ
 光洋中2年生が日本舞踊学ぶ  (新宮市 )

 新宮市立光洋中学校(宮本雅史校長)の2年生60人は26、28の両日、総合的な学習の授業で日本舞踊を学んだ。若柳社中の8人を講師に迎え、生徒らは扇子を手に『もみじ』を踊った。

 生徒らは浴衣に着替え、指導を受けながら一つ一つの動きをまねていった。2日目の28日には音楽に合わせて上手に踊れるようになり、講師の若柳吉左衛門師匠のアドバイスを受けながら熱心に練習に励んでいた。

 水本七夕(なゆ)さん(14)は「足の動かし方が難しかったです。扇子の回し方も。でも、踊り方が分かるようになり良かったです。初めてでしたが、このような経験ができて良かったです」。

 中島尚俊君(13)は「難しかったですが楽しかったです。扇子の動かし方や足の運び方などが難しかった。礼儀なども学べて良かったです」と感想。

 若柳師匠は「今年は日本調の落ち着いた曲を選びました。生徒たちを見ていると日本の落ち着いた心が表れているようで感心しました。2日間で日本の良さに少しでも触れ、このときしか味わえないしきたりや作法、所作を少しでも忘れずにいてくれれば」と話していた。

 授業は日本の伝統文化に親しんでもらおうと毎年実施しており、1年生は着装とマナー、3年生は茶道に取り組んでいる。

(2017年9月29日付紙面より)

教わりながら『もみじ』を踊る生徒ら=28日、新宮市立光洋中学校
2017年09月29日
4 先取り体験で期待感高める
 潮岬中教諭が潮岬小で授業  (串本町 )

 串本町立潮岬小学校(濵正和校長)で26日、同町立潮岬中学校(藤本弘子校長)の教諭による出前授業が行われた。5、6年生41人が英語科教諭の授業を受け、将来取り組むことになる英語学習の雰囲気に一足早く親しんだ。

 両校間で小中連携の在り方を話し合う中から始まった新たな試み。児童に中学校の雰囲気を伝えて進学への期待感や意欲を高めることを狙いとし、今回は児童の外国語活動の成果を生かして英語科の授業を体験する形で実現を目指してきた。

 潮岬中からは英語科の貴志円香教諭(24)が潮岬小へ赴き、潮岬小からは5年生と6年生の2クラスが出前授業に参加した。5年生のクラスでは、アルファベット26文字とその発音を歌やカードを使って紹介し、児童はカード2組を使った神経衰弱に挑戦しながら発音を反復練習。26文字のアルファベットを頭文字にする単語カードを使ったかるた様のミニゲームに挑戦し、関心の幅を広げる感覚も経験した。

 6年生のクラスでは町内の主な建造物などの位置関係を確かめ、道案内する時に使える英語を紹介。対象が児童ということで、いずれも小学校の外国語活動と中学校の英語学習の中間的な内容で進められた。

 貴志教諭は「英語に苦手意識を持たず、楽しんで言葉として使ってもらえるようにしたいなあと思ってこの授業を計画した」とコメント。初の出前授業を濵校長と共に見守った藤本校長は「児童もやがては生徒になり、英語の授業を受けることになる。この出前授業はその先取り体験。参加した5、6年生が中学校の授業に期待を膨らませて進学する一助になれば」と成果を期待した。

 両校は小中連携の一環で、すでに潮岬幼や潮岬地区自主防災会と共に合同津波避難訓練に取り組んでいる。出前授業の今後の実施は未定だが、小中間で難度差がある主要教科ではなく児童がストレスなく楽しく親しめる音楽や美術といった教科での実施を模索している。違った角度からの同様のアプローチとして、10月4日(水)に同校吹奏楽部が潮岬小へ出前公演に赴きクラブ活動の雰囲気を伝えるといった連携も計画している。

(2017年9月29日付紙面より)

貴志円香教諭(左)の授業を受け、英語学習の雰囲気に親しむ5年生=26日、串本町立潮岬小学校
2017年09月29日
5 夢は柔道日本一に  伊藤好誠君(矢渕中)全国3位を報告  
2017年09月29日
6 気軽な参加を呼び掛け 新宮市王子地区「おしゃべりタイム」 
2017年09月29日
7 一緒に昼食楽しむ  三輪崎と王子2幼稚園が交流  (新宮市 )
2017年09月29日
8 チャイルドシートを正しく  宇久井保で親子交通安全教室  (那智勝浦町 )
2017年09月29日
9 422柱しのび思い新たに  潮﨑本之宮で戦没者慰霊祭  (串本地区遺族会 )
2017年09月29日
10 「わ」テーマに競技  和深保育所運動会  (串本町 )
2017年09月29日
11 出句者ら入賞14句決める 第12回串本町俳句大会 
2017年09月29日
12 芸能鑑賞や合唱楽しむ 串本町公民館西向支館、明生学級「お楽しみ会」 
2017年09月29日
13 ツリガネニンジン  熊野古道高野坂で  
2017年09月29日
14 熊野川を清流に 新宮市議会、土砂撤去の決議可決 
2017年09月29日
15 出馬表明の2陣営出席  新宮市長選立候補予定者説明会  
2017年09月29日
16 お悔やみ情報
  
2017年09月23日
17 ダム湖のシルト撤去を
 熊野川濁水対策特別委で決議  (新宮市 )

 新宮市議会の熊野川濁水・治水関連対策特別委員会(前田賢一委員長、8人)は22日、風屋ダム(十津川村)を管理、運営する電源開発に対し、ダム湖内に堆積したシルト(沈泥)を撤去すると共に監督する国土交通省に強い指導、支援を求める決議文を採択した。

 熊野川の濁水は2011年9月の紀伊半島大水害以降、長期化。電源開発は濁水軽減対策の一環として現在、風屋ダムでダム湖内の清水部分の活用範囲を広げることなどを目的にした表面取水設備の改造工事を実施している。今年5月に第1期の工事が終了し、11月から来年5月末まで第2期工事を予定している。

 1期工事中、大量のシルトが流出。熊野川の濁度がさらに悪化し、観光、漁業、上水道などに多大な悪影響を及ぼした。決議文では11月から始まる2期工事の際、ダム建設以降半世紀にわたり堆積した高さ15~20㍍のシルト層の撤去を強く訴えている。

 前田委員長は、熊野川が川の参詣道として世界遺産に登録されていることを強調。「これまでと同じような要望活動では前に進まない。ドローンなどで空撮して現状を全国に訴えるべき」。

 上田勝之委員はユネスコへ訴えることを提案。松畑玄副委員長は「損するのは住民。二度とシルトを流させてはいけない」と訴訟も辞さない決意で訴えることを求めた。

 田岡実千年市長は視点を変えて要望することに理解を示し、「議会と一緒になって濁水が解決できるよう努力していきたい」と述べた。

(2017年9月23日付紙面より)

風屋ダムに堆積しているシルト層=5月18日、十津川村
2017年09月23日
18 全国ベスト16のどんぶりに選出
 「bodai」の「鮪中とろカツ丼」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町築地の「鮮魚 創作和食・旨い酒 bodai」はこのほど、「全国No.1ご当地どんぶり」の座を競い合う「全国ご当地どんぶり選手権」への出場権を懸けた予選会に参加できる16団体の一つに選出された。予選会は23日(土・祝)・24日(日)に東京ビッグサイトで開催され、同店はお店でも提供している「鮪(まぐろ)中とろカツ丼」で出場する。

 全国各地からご当地自慢の絶品どんぶりが集まる同選手権は今年で9回目。同店はこれまで第1回、第2回大会にもエントリーしていたが、いずれも書類審査を通過できず、7年ぶりにエントリーした今回、見事に全国ベスト16のどんぶりの仲間入りを果たした。

 「鮪中とろカツ丼」は、勝浦産の生マグロを使用。サクッと食感のジューシーなとろカツを和歌山県産の梅しそを混ぜ込んだご飯の上に乗せ、たっぷりかかった琥珀色の特製土佐酢ジュレであっさりと食べられる一品に。23・24日の予選会で1杯500円(ハーフサイズ)で提供され、当日来場した客の投票によって上位10団体に選ばれると、来年1月の本選に出場できる。

 オーナーの谷亮さんは「お店がオープンして13年、自分自身次のステップにつなげるためのいいきっかけにしたいと思います。(大会では)マグロを出しているどんぶりは他にもありますが、“生”を使っているのはうちだけなので、そこを推して頑張りたいです」と意気込みを話した。詳細は下記の大会公式ホームページまで。

 https://www.tokyo-dome.co.jp/furusato/

(2017年9月23日付紙面より)

生マグロを使用した「鮪中とろカツ丼」
2017年09月23日
19 起業に必要なものとは
 新宮信金で創業セミナー  

 新宮市の新宮信用金庫本店5階で19日、先輩女性起業家から学ぶ実践セミナー「創業についての悩み事はありませんか?事業を成功に導くコツを学べます」が催された。創業応援セミナーの第5弾。創業予定者や起業5年未満の創業者24人が参加し、スターフードジャパン株式会社の新古祐子代表から起業と成長のこつを学んだ。

 新古さんは、起業には「金」、「人」、「物」の順で必要だと力説する。商品化には人を必要とし、まずは、これら二つを成立させる資金を算出するべきだと話した。

 創業後も継続させるためには、自分の強みを最大限に生かしてニーズを把握したビジネスモデルを作ることが重要だと講話。個人商店から中小企業になることで新商品開発や販路を拡大できるとし、社長、会社、商品、サービスをブランド化することでライバル企業と差別化できると話した。

 参加した事業主に自社の強みや脅威、ニーズなどを分析させ、それらにアドバイスも与えた。

 講師を務めた新古祐子さんは、スターフードジャパン株式会社代表取締役。一般社団法人地域食プロデュース協会理事も務める。グローバルな視点で地域の食材を評価分析し、国内外に発信している。中小企業メーカー専門に商品企画・開発のアドバイスも行っており、これまでに300社以上を支援してきた。

(2017年9月23日付紙面より)

事業成功のこつを教わる受講者=19日、新宮市の新宮信用金庫本店
講話する新古祐子代表
2017年09月23日
20 震災後の宮古市の海伝える
 串本RHで鍵井靖章写真展  (串本町 )

 串本町サンゴ台にある串本ロイヤルホテル(RH)の1階ギャラリーで水中写真家・鍵井靖章写真展「3・11―あの日から」が開かれている。東日本大震災以降の宮古市の海に残る史実と自然再生の様子を伝える内容で、30日(土)まで随時鑑賞できる。

 鍵井さん(46)は兵庫県出身。20歳の時に串本でダイビングの資格を取得し、水中写真家の伊藤勝敏さんに師事して同じ道を志した。現在は世界規模で撮影活動に打ち込み、国内でも屈指の歴史を誇る串本海中フォトコンテストの審査員を6年間務めた経験も持つ。

 写真展「3・11―あの日から」は震災3週間後から地元の有志や各漁協などの理解と協力を得て密漁防止のためダイビングが制限されている宮古市の海へ潜り、3年越しで撮り続けた作品を通して宿るメッセージを伝える独自企画。今回は厳選14点を公開していて、作品の一部は実物大に迫る大判として展示し臨場感を高めている。有志筆頭の娘・後藤まりさんを介して鍵井さんの取り組みを知った同町古座にあるダイビングショップ「DIVE KOOZA」オーナーの上田直史さんが、宮古市と串本町が本州四端でつながっている縁で町内での写真展実施を提案。鍵井さんもぜひにと応えて実現に至ったという。

 会場には山本正德宮古市長のメッセージも掲げられ、併せて鍵井さんの本来の撮影スタンスを伝える写真展「夢色の海」(作品数10点)も実施。鍵井さんは「自分は基本美しい海の提示をしているが、写真展『3・11―あの日から』については震災後の海が今どのように変化しているかをご覧いただいた皆さんに伝えられたら水中写真家として本望」という。

 21日は上田さんらダイバー仲間3人と共に田嶋勝正町長を表敬訪問。「復興で様変わりする陸と違い、海には今も数多くの流出物が震災の史実を物語るように残り、それで終わりかというとそうではなく、そこには命もある。そのようなテーマに行きつき、流出物を礎にして海の生き物が新たな生活を始めている様子を3年間撮り続けた」と写真展の経緯を説明し、本州四端サミットが近々青森県大間市(本州最北端)で開かれることから、自身の取り組みを他市町長にもアピールしてもらえればと求めるなどした。

(2017年9月23日付紙面より)

写真展「3・11―あの日から」会場と水中写真家の鍵井靖章さん=21日、串本ロイヤルホテル
田嶋勝正町長(中央)を表敬訪問し写真展の経緯を説明
2017年09月23日
21 悲願の個人総合優勝 マルコスが第3ステージ制し逆転V、「ツール・ド・北海道」キナンチームレポート③ 
2017年09月23日
22 濱口祐自さんの写真も  東京で「フォトマルシェ」  
2017年09月23日
23 13事業所で仕事を学ぶ  太地中が職場体験  
2017年09月23日
24 自慢の歌声今年も  たばこ組合女性部が南紀園を慰問  
2017年09月23日
25 指輪、かばんなど展示  アーティスト得本さんと船越さん  (元農協ビル )
2017年09月23日
26 さまざまなゲーム楽しむ  王子ヶ浜小で「子ども祭」  (新宮市 )
2017年09月23日
27 地域の一員の自覚育む  熊野川中の生徒が住民と交流  (新宮市 )
2017年09月23日
28 会を迎えた喜び皆で共有 串本福祉会、第31回にしき園敬老会 
2017年09月23日
29 物資配り安全運転促す 古座川町、河内橋北詰で早朝啓発 
2017年09月23日
30 9月定例会一般質問⑤  串本町議会  
2017年09月23日
31 秋晴れの港にぎわう  勝浦八幡例大祭  
2017年09月23日
32 ヒメノボタン  新宮市高田で  
2017年09月23日
33 町民の視点で施策を 那智勝浦町長選、現職・寺本眞一氏が出馬表明 
2017年09月23日
34 お悔やみ情報
  
2017年09月16日
35 厳かに本殿大前ノ儀
 神輿渡御は18日に催行  (三輪崎八幡神社 )

 新宮市の三輪崎八幡神社(上野顯宮司)で15日、同社例大祭の本殿大前ノ儀が営まれた。中村武・氏子総代会長ら祭り関係者約30人が参列。神様をたたえて地域の平穏無事を願った。

 例大祭は、漁労加護、五穀豊穣(ほうじょう)、商売繁盛など地域の繁栄を願い、現在の三輪崎漁協付近にあった元宮に神様が年に一度里帰りする祭り。

 大前ノ儀では、厳かな雰囲気の中、中村総代会長らが金弊を納めた。金弊は神様の神徳をいただくより代で▽総代会▽三輪崎区▽漁業協同組合▽農業実行組合▽大黒講―の各団体が保管していたもの。上野宮司が祝詞、湊川大介区長が祭詞を奏上し、参列者らが玉串を供えた。

 神輿渡御(みこしとぎょ)は台風の影響で18日(月・祝)に行うと決定した。当日は正午ごろに神社を出発し、続いて、恵比寿、二十四孝(にじゅうしこう)、大黒天の3台の山車がJR三輪崎駅前や東海岸沿いの道路を通って三輪崎漁港まで練り歩く。午後2時ごろから三輪崎郷土芸能保存会の「鯨踊り」と「獅子神楽」、三輪崎婦人会、台楽保存会、若吉会の踊りなどが披露される。

 中村総代会長は「区民の安全を考えると神事であっても延期にしなければならない。協力的にやっていただき、無事に執り行われるよう祈っています」と話していた。

(2017年9月16日付紙面より)

玉串をささげる氏子総代の皆さん=15日、新宮市の三輪崎八幡神社
2017年09月16日
36 林野庁長官賞を受賞
 瀬古伸一郎さんのコンテナ苗  (新宮市 )

 新宮市新町、株式会社山一本店代表取締役の瀬古伸一郎さん(43)は15日、同市緑ヶ丘の東牟婁振興局を訪れ、児玉征也振興局長らに全国山林苗畑品評会で銀賞に当たる林野庁長官賞受賞を報告した。同品評会のコンテナ苗部門では和歌山県初の受賞。

 コンテナ苗は、根の形状が保たれて植栽しやすく、時期を問わずに植えられるメリットがある。苗木の活着率もよいという。瀬古さんは同市あけぼのにある苗畑約0・5㌶で創意工夫を重ね、優良苗木を効率的で堅実に生産していることが評価された。瀬古さんは3年前から取り組み、積極的に先進地視察や研修会などに参加、試行錯誤を繰り返しながら現在の生産体制を確立。これまでに5万本を生産した。

 児玉局長は「県代表としての受賞はわれわれの誇り。東牟婁地方の林業が盛んになってほしい」と喜んだ。瀬古さんは「工夫を重ね、広めていきたい。次は金賞の農林水産大臣賞を目指す」と意気込んでいた。

 品評会は全国山林種苗協同組合連合会が全国の民営苗畑の育苗技術と経営の改善意欲の高揚などを目的に毎年開催している。都道府県単位の審査で選ばれた後、地区単位と全国単位の審査を経て各賞が選考される。瀬古さんのコンテナ苗は昨年11月に開かれた県の審査で知事賞を受け、今月7日福岡県福岡市で開催された全国品評会へ出品された。

(2017年9月16日付紙面より)

受賞を報告した瀬古伸一郎さん(左)と児玉征也・東牟婁振興局長。手前はスギのコンテナ苗=15日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局
2017年09月16日
37 柿原勝彦さん(高槻LC)迎え
 串本・勝浦・新宮の合同例会  (ライオンズクラブ )

 大阪府と和歌山県全域が所属するライオンズクラブ(LC)335―B地区ガバナー柿原勝彦さん(高槻LC)を迎え13日、那智勝浦町の休暇村南紀勝浦レストラン「はまゆう」で串本・勝浦・新宮の合同例会が開かれた。

 ホストを務める勝浦LC須川晴夫会長の開会宣言で始まり、新宮LC宮本昌幸会長が地区ガバナー、地区役員・委員を紹介。須川会長が「有意義で実りのある会を」とあいさつした。

 柿原さんが国際会長方針と地区ガバナー運営方針を説明。「故郷を大事に、町づくりは人づくり、人づくりは町づくりを大きなスローガンにしている。100周年を過ぎたライオンズクラブを新しくしていく。昨年クラブ会員は260人減ってしまった。今後は会員1000人の増強をめざしPRしてもらいたい」と述べた。

 勝浦LCは55周年にあたり、初の女性会員・樋口眞奈美さん(ホテルなぎさや・おかみ)を迎えた。勝浦LCの新会員は樋口さんを含め2人だった。新会員には地区ガバナーからバッジが手渡された。各クラブが報告を行った後、須川会長が閉会宣言をした。

(2017年9月16日付紙面より)

握手を交わす勝浦LC初の女性会員・樋口眞奈美さん(左)と地区ガバナーの柿原勝彦さん=13日、那智勝浦町宇久井の休暇村南紀勝浦
ライオンズヒムを斉唱する会員ら
2017年09月16日
38 藤田栄造さんに感謝状贈呈
 迅速適切な救助をたたえる  (串本海上保安署 )

 串本海上保安署(東浦博昭署長)は14日、串本町古座にある藤田渡船代表・藤田栄造さんに感謝状を贈り迅速かつ適切な人命救助行為をたたえた。

 藤田さんは8月16日午後2時40分ごろ、箱島へ渡していた磯釣り客から「船が流れているので引っ張りに来てほしい」と連絡を受け渡船「第二静保丸」で急行。2時50分ごろ、瀬島の西約100㍍で転覆したダイビングボート「K」を見つけ、ボート上で助けを求めるダイバー10人を自船で保護した。

 同ボートは箱島沖のダイビングポイントを目指して出港したが、台風7号のうねりと風が強く危険と判断し陸そばのポイントへと目的地を変更。移動中に船尾からうねりや風を受けて転覆し、船長とダイバーは船底にはい上がって約1時間漂流した。

 転覆場所から岸までは最短距離で1500㍍。最大風速約12㍍の東風でボートは幸いにして陸方向に流され、箱島付近に達した時点で船長が磯釣り客のところまで泳いで助けを求めた。藤田さんは強風の中、箱島と九龍島の中間に流されたボートへ慎重に渡船を寄せてダイバーを乗り移らせ、ボートをえい航して動鳴気漁港へと運んだ。

 船﨑輝康次長によると、連絡後わずか10分という迅速な対処開始と巧みな操船でダイバー客10人をけがなく救助した点が感謝状贈呈の理由だという。

(2017年9月16日付紙面より)

迅速適切な人命救助行為をたたえる感謝状を受けた藤田栄造さん(中)ら=14日、串本海上保安署(同署提供)
2017年09月16日
39 12部門に分かれて熱戦展開
 秋季紀南卓球大会  
2017年09月16日
40 久居高校が優勝 第97回紀南バレーボール連盟杯秋季大会 
2017年09月16日
41 17日午後に近畿接近か  台風18号  
2017年09月16日
42 人口問題や医療体制 新宮市議会、9月定例会一般質問3日目 
2017年09月16日
43 雅楽で315人迎える 新宮市、ぱしふぃっくびいなす入港 
2017年09月16日
44 赤い実鈴なり  浮島の森のイヌウメモドキ  
2017年09月16日
45 発表に温かい拍手 宇久井保育所「おじいちゃんおばあちゃんの集い」 
2017年09月16日
46 那智勝浦町出身・黒木かほさん2位入賞  世界最高峰のダンス大会で  
2017年09月16日
47 9月定例会一般質問②  串本町議会  
2017年09月16日
48 2年生7人勤労経験積む 串本西中の職業体験学習 
2017年09月16日
49 センナリホオズキ  能城山本の休耕田で  
2017年09月16日
50 「彩雲祭」が開幕 新宮高校、クラス発表やバザーは19日に延期