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2017年12月19日
1 華やかな明かり楽しむ
 タウンガーデンで点灯式  (新宮市 )

 花づくりボランティア「タウンガーデン」(平田裕子代表)は17日、新宮市保健センター前の花壇でイルミネーション点灯式を開催した。来場者らは華やかな明かりとステージを楽しんだ。点灯は来年1月末ごろまでを予定しており、時間は午後5時~10時。31日(日)から来年1月3日(水)までは夜通し点灯する。

 今年で12回目を迎えるイベントだが、会員の高齢化などにより設置を見送ることも検討していた。しかし、「ANIANIPRODUCTION(アニアニプロダクション)」(司空けいこ代表)からの申し出があったことなどから、協力を受け開催した。

 ステージでは丹鶴幼稚園の子どもたち、ANIANIHulaSTUDIO、緑丘中学校や城南中学校の有志生徒らによるダンス、しゃんしゃん、ムジカキッチンによる歌などがあり会場を盛り上げた。温かいミネストローネをはじめ唐揚げやポテトなどのフードコーナーには行列ができた。

 司空代表は「少しでも協力できればとサポートを受けながら行いました。私たち目線での提案もし、今までの新宮にはなかった夜を過ごしてもらえればと企画しました」。平田代表は協力に感謝し「寄付も回ってくれたみたいです。若い人の観点からやってもらえてありがたい」と話していた。

(2017年12月19日付紙面より)

イルミネーションが灯った=17日、新宮市のタウンガーデン
2017年12月19日
2 市民に寄り添う防災方法
 「減災カフェ」で岡島醇さんが講演  (新宮市 )

 災害の被害を減らすために役立つ知識を広めようと、新宮市元防災担当理事の上野山巳喜彦さんが主催する「減災カフェ」の特別講演が16日、新宮市仲之町商店街の喫茶ロッコで開かれた。東京都江東区の公益財団法人市民防災研究所・特別研究員の岡島醇さんが、「避難」について、あらためて家庭でできる防災方法などを紹介した。

 同研究所は、行政機関が取り組むような大規模な防災ではなく、市民一人一人が身近にあるものを使って地震や火災などの災害から身を守るための研究とその普及を行っている。前身の「避難研究所」からの活動期間は50年以上になる。上野山さんは阪神淡路大震災の直後、同研究所を訪ねたことがあり、以来岡島さんと交流を続けている。

 前半の講演で、上野山さんは江戸時代にあった宝永地震の、広域にわたる被害やエネルギーのすさまじさを説いた。当時と現在の人口の格差などからも「もし起きたら、昭和(東南海、南海地震)の経験則は通用しない。救援が来ないことを前提に、多くの人と過去の教訓を共有し、備えを強化していきたい」と話した。

 岡島さんは冒頭で、関東大震災は「人災でもあった」と述べ、地震後の火災被害について取り上げた。墨田区の被服廠(ひふくしょう)跡の2万坪の空き地で起きた火災旋風による3万8000人もの人的被害と反して、神田和泉町・佐久間町、隅田川の新大橋で人や町が守られたケースを示した。

 研究所の実験結果に基づき、単に避難場所へ逃げるだけでなく、状況に応じてその場ですぐにできる防災方法、家庭でできる対応や、火災発生時の行動の取り方を示した。「大きな火は消防機関しかできないが、小さな火はコップ一杯の水で消せる」と話し、庭のバケツやじょうろに水をためておくだけで初期消火の役に立つこと、サラダオイルを使った明かり取り、コメの炊き方などを紹介した。

 岡島さんは、減災カフェの活動について「防災を地域の住民らが広めている。ほかに類がなく素晴らしい。目の前にある防災に役立つものを見直し、小さい対策でよいので先へと進みましょう」と話した。

(2017年12月19日付紙面より)

「減災カフェ」で講演する公益財団法人市民防災研究所の岡島醇さん=16日、新宮市仲之町商店街の喫茶ロッコ
2017年12月19日
3 信頼される高齢者福祉を
 開設40周年記念フォーラム  (黒潮園 )

 新宮市の社会福祉法人黒潮園(岡司理事長)は16日、紀宝町生涯学習センターまなびの郷で黒潮園開設40周年記念フォーラム「未来に輝く高齢者福祉をめざして」を開催した。岡理事長による講演『これから求められる高齢者ケアのあり方とは』をはじめ施設や取り組みの紹介などがあり、大勢の来場者が耳を傾けた。

 黒潮園は1977年7月1日に開園。99年にデイサービスセンター悠久、2014年には地域密着型特別養護老人ホームクレール高森を開設している。温かい家庭的な雰囲気のもと、利用者一人一人の尊厳の保持と個性や価値観を尊重し、ニーズと状況を十分に把握して、質の高いサービスを提供するよう努めるのを基本理念に、余暇活動や外出支援などさまざまな取り組みを実施している。モットーは「『心と心のかよいあい』を大切に」「『その人らしさ』に最大限の配慮を」。

 開会式で岡理事長は沿革を紹介し「40年間、地域の皆さまに信頼いただけるよう高齢者福祉の推進に取り組んできた。地域の皆さまの支援があってのことで、開設者にも敬意を表したい」。

 自身が代表を務めてきた8年間に触れ「質の高いケアを提供できる施設、職場の環境を良くし、介護の仕事の魅力をもっと上げていけないかと、常に課題意識を持って取り組んできた。その取り組みを多くの皆さまに知ってもらい、意見をいただきたい」とあいさつ。

 来賓の田岡実千年市長は全国でもトップレベルの実績をもつ施設へ成長していると感謝し「自立支援を目指した取り組みに熱心で専門性を生かしたリハビリも高く評価され、地域の皆さまと積極的な交流を行っている。今後も基本理念を継続して、誠意的、独創的な福祉サービスの確立を願う」と祝辞を述べた。

 理学療法士の岡理事長は高齢者が健やかに暮らすケアと園の取り組みを紹介。クレール高森介護主任の東潔明さん、デイサービスセンター悠久介護主任の倉本剛志さん、黒潮園主任生活相談員の平根浩一さんらが自立支援介護や在宅ケアを支える活動、入所の仕組みや料金などを説明した。利用者や家族による紹介の他、介護用品の体験や介護職の試食などもあった。

(2017年12月19日付紙面より)

関係者や地域住民らが訪れた=16日、紀宝町生涯学習センターまなびの郷
岡司理事長
2017年12月19日
4 最優秀賞は3Bが獲得
 第35回合唱コンクール  (串本中 )

 串本町立串本中学校(岡田正伸校長、生徒149人)は15日、同町文化センターで第35回校内合唱コンクールを開いた。生徒はクラスごとに練習を重ねた歌声を披露し、全クラスが金賞を獲得。保護者賞は3Bと3C、最優秀賞は3Bが獲得し、会場に歓喜の声が上がった。

 体育祭と並び生徒が力を込めて取り組んでいる伝統の文化行事。各クラスは同コンクールに向け学年課題曲と自由曲の2曲、2年生と3年生はさらに第21回同町中学校音楽会(5日に実施)で学年発表する自由曲を加えた3曲を鋭意練習し、力強さとハーモニーを最大限高めてきた。

 当日は生徒教職員に加え、家族や住民約180人も来場。岡田校長のあいさつに続いて生徒会の中村碧志会長(2年)がスローガン「心を一つに奏でよう~最高の仲間と共に~」を掲げて開演を飾った。

 全員で校歌を斉唱した後、まずは教職員が2曲を披露。以降2年生、1年生、3年生の順で順次2曲を披露し、教職員は最優秀賞、家族や住民は保護者賞の各審査に臨みながら当代生徒の集大成となる発表を鑑賞した。

 審査集計中は2、3年生が同音楽会で発表した2曲を披露。2クラス合同で一段と力強さが増し、同音楽会時よりさらに磨きをかけた歌声をホールに響かせた。

 全審査員を代表して元教諭で現学校評議員の山本ちづきさんは「どのクラスもテーマに沿った発表だった」と努力をたたえ、笑顔で歌い始めたクラスが特に素敵だったとして次回の発表に期待。「みんなと一緒に歌った経験は皆さんの心の財産になる。うれしいことやつらいこと、悲しいことがあっても、それをエネルギーにして前向きに力いっぱい生きていける人になってほしい。コンクールが終わりではなく、これからも続けてほしい。歌声が響く中学校であることをひそかに期待している」と講評を寄せた。

 最優秀賞の発表に先だって岡田校長は「今までの3年間で18クラスが発表し、(2年前に)たった二つだけ銀賞が出ている。それが今の3年生。今日は『こんなに変われるのか』と少し涙が出た」と絶賛。誇らしく頂点に選ばれた3Bに表彰状とトロフィーを贈り、生徒会の島野美海副会長(2年)のあいさつで締めくくられた。

(2017年12月19日付紙面より)

最優秀賞を獲得した3Bの発表=15日、串本町文化センター
2017年12月19日
5 蓬莱フレンズが優勝
 第4回東牟婁支部学童軟式野球新人大会  
2017年12月19日
6 地元勢は串本の2位が最高
 熊野三山小学生バレーボールフェスタ  (新宮が3位、優勝はJVC下津 )
2017年12月19日
7 東牟婁勢3組が近畿出場へ
 県中学校ソフトテニス新人大会  
2017年12月19日
8 事故防止に一役  尾呂志学園生徒が交通安全看板を贈呈  (さぎりの里駐車場 )
2017年12月19日
9 『こころ ころころ』  横田南嶺老師が本出版  
2017年12月19日
10 男女共同参画の推進を  志茂田景樹さんが講演  (新宮市 )
2017年12月19日
11 7組が歌や演奏 カトリック新宮教会、クリスマスソングなどを披露 
2017年12月19日
12 世代を超え力合わせて 紀宝町、鵜殿自主防と矢渕中2年避難訓練 
2017年12月19日
13 和やかに楽しく 北山村、高齢者ねぎらうクリスマス&忘年会 
2017年12月19日
14 リース作りませんか 那智勝浦町、宇久井ビジターにツヅラフジの贈り物 
2017年12月19日
15 心一つに歌声響かせる  近大新宮中で合唱コンクール  
2017年12月19日
16 稲村亭譲渡案などを審議  串本町議会12月定例会が閉会  
2017年12月19日
17 全日本大会の出場権を獲得  串本ジュニア・前向日葵さん  
2017年12月19日
18 12月定例会一般質問②  串本町議会  
2017年12月19日
19 19日いよいよ告示 那智勝浦町長選、現職、新人の一騎打ちか 
2017年12月19日
20 お悔やみ情報
  
2017年12月16日
21 「結」の文字に願い込め えと色紙の製作ピーク (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社で15日、九鬼家隆宮司が製作に取り掛かっている来年のえと「戌(いぬ)」の色紙作りがピークを迎えた。約1週間後には、完成する見込み。

 九鬼宮司が8月下旬から墨とポスターカラーで描いている。色紙は手書きと印刷ともに2000枚ずつ計4000枚が用意され、手書きは元旦以降祈とう(有料)を受ける参拝者らに授与され、印刷は2000円で15日より授与される。

 手書きの色紙には、猟犬としての勇猛さがたたえられ、弘法大師を守護して高野山に導いたとされる白い紀州犬が描かれている。「紀」と記された化粧まわしをまとい大地を踏みしめて立ち、新たな年に未来へ向かって歩く人が、紀州犬の加護により、つまづくことなく真っすぐに進むようにとの願いが込められている。

 印刷の色紙は、笑顔で明るく楽しい年を過ごせるようにと座って愛らしい笑顔で見つめる柴犬が描かれている。

 九鬼宮司は「来年、創建2050年を迎えるに当たり、熊野に来た人々が出会い、つながるという結びのある1年になってほしいとの願いを込め、『結』の文字を色紙に添えました」と話した。

(2017年12月16日付紙面より)

「結」という文字に願いを込めて筆を入れる九鬼家隆宮司=15日、熊野本宮大社瑞鳳殿
2017年12月16日
22 菓子作りを交えて親しむ
 おとなのための英会話教室  (古座川町公民館 )

 古座川町公民館講座「おとなのための英会話教室」が13日に同町保健福祉センターであり、7人がクッキー作りを楽しみながら英会話に親しんだ。

 社会教育による「清流に元気溢れるまちづくり」に取り組む同町は、子どもを含めた全町規模で英語活動の推進を目指している。この教室は子ども教育15年プラン三大活動の一環で英語に親しむ園児や小中学生とともに、成人にも関心と愛好の裾野を広げる趣旨で始まり、本年度は夏の帯開講に続き2回目の開講となる。

 テーマは「英語でクッキーづくり」で、英会話への抵抗感を和らげ異なる文化的背景を持つ外国人との交流に楽しさを感じて英語学習のモチベーションを高めるのが狙い。講師は同町外国語指導員のダービー・トーマス・ライリーさん、同町外国語指導助手(ALT)のグレゴリー・チャド・ケインさん、英会話に堪能な同町地域おこし協力隊の忠志緒莉さんで、参加者は高校生以上の町内在住在勤者を対象にして事前募集した。

 当日は調理と茶話会の2部構成。ジンジャーブレッドクッキーの生地を仕立てて伸ばし、クリスマスにちなんだ形に型抜きして焼き上げ。デコレーションペンで装飾して仕上げた。

 茶話会では講師陣が海外のクリスマスの様子や冬休みの過ごし方など、日本とは違った文化の一端を紹介。適度に日本語への通訳も織り交ぜた緩やかな英会話環境の中で、和気あいあいと挑戦を楽しんだ。

(2017年12月16日付紙面より)

ケインさんから海外のクリスマスなどを教わる参加者ら=13日、古座川町保健福祉センター(古座川町公民館提供)
2017年12月16日
23 高津気の保存を高評価
 熊野地方で「シシ垣サミット」  

 地域の遺産としてシシ垣を守り活用しようと「第10回シシ垣サミットin熊野2017」が9~11日、新宮市、那智勝浦町、三重県尾鷲市で開かれた。シシ垣ネットワーク主催、熊野歴史研究会・三重県立熊野古道センター共催。このうち10日は比較的保存状態がよいとされる那智勝浦町の高津気地区のシシ垣周辺を、参加者約50人が歩いた。

 9日は新宮市高田・熊野古道高野坂でシシ垣ウオークの後、高田グリーンランドで講演・パネル討論があった。10日は前日に続いての参加者が多く、同地区の清源寺に集合し、高津気保郷会の西比古次さんの案内で「シシ垣入り口」から「サムライ岩」周辺を観察した。歩いた後は高津気地域づくり会(瀧本清吉代表)が用意した昼食を楽しみながら交流した。この日は三重県尾鷲市の県立熊野古道センターで「三重県紀北地方のシシ垣について」の講演と「尾鷲の猪垣」の研究発表などもあった。

 熊野列石(通称・シシ垣)は総延長が約150㌔の石垣で、建造目的は不明だが、害獣対策との見方もある。ツアーに参加した長崎県のシシ垣を調査しているという筬島聖二さん(53)は、「とてもきれいにメンテナンスされていた。一般的に文化財以外のものはあまり手入れされていない。長崎でも取り入れたい」と話し、沖縄エコツーリズム推進協議会会長の花井正光さんは、「地域の皆さんが関心を持っていることが目で見て感じられた。とても参考になった」と感心していた。

(2017年12月16日付紙面より)

シシ垣の入り口から山に入る参加者ら=10日、那智勝浦町高津気
高津気地域づくり会が用意した「シシ汁」や「めはりずし」を味わう
2017年12月16日
24 6部門で熱戦繰り広げる
 新宮・東牟婁支部長杯ソフトテニス  
2017年12月16日
25 3日目に3人登壇  新宮市議会一般質問  
2017年12月16日
26 一足早いクリスマス会  舞や演奏をプレゼント  (太地社協 )
2017年12月16日
27 お体大事にしてください 那智勝浦町温泉病院、天満保育園児とクリスマス会 
2017年12月16日
28 歌や演奏一生懸命  太地こども園で発表会  
2017年12月16日
29 12月定例会一般質問①  串本町議会  
2017年12月16日
30 特賞から3等の当選番号決まる 串本商店会・古座商店会『幸運富くじ』抽選会 
2017年12月16日
31 プロの舞台表現を体験 串本町教育委員会、子ども劇団等鑑賞事業 
2017年12月16日
32 お悔やみ情報
  
2017年12月08日
33 来年の釣果に期待
 アユ産卵場でふ化数増  (高田川 )

 熊野川漁業協同組合(屋敷善一組合長、会員約1300人)が新宮市相賀の高田川に設置していたアユ産卵場で1日、ふ化が確認された。西哲司副組合長(66)は「昨年より数は多い。どれだけ帰ってくるか楽しみです」と期待している。

 高田川へのアユの遡上(そじょう)は年々減っていたが、6年前の紀伊半島大水害で川底が激変し、追い打ちをかけた。アユは生まれた川へ帰ってくる習性があることから、組合は昨年初めて同地に産卵場を設置した。

 今年は11月5日、重機で川に幅約20㍍、長さ約250㍍の穴を掘り産卵場を設置。組合員たちが周囲に鉄の杭(くい)を打ち込み、アユを狙うカワウ対策として網で囲った。11月10日に卵を持ったメスとオスの成魚合わせて約5000匹を放流していた。

 今年は大水害以来、中止している高田川との合流点付近の熊野川本流への産卵場設置も予定していたが、濁水のため断念。西副組合長によると、川の石に泥がついているとアユが産卵しても流されてしまうという。

 同組合は新宮市、田辺市本宮町、北山村の住民らで組織。毎年、高田川、赤木川、篠尾川、大塔川、四村川など熊野川支流に稚アユを放流している。今年は合計約4・1㌧放流した。猪飼三雄理事(75)は「とにかく稚魚を狙うカワウの被害が大きい。来年はたくさん遡上して、釣り人たちに喜んでもらいたい」と話していた。

(2017年12月8日付紙面より)

ふ化したアユを確認する組合員ら=1日、新宮市相賀
2017年12月08日
34 那智勝浦の美しい風景
 観光協会がカレンダー販売  

 那智勝浦町観光協会(花井啓州会長)は2018年オリジナル観光カレンダーを作成した。表紙を含め7枚つづり。一般公募した写真で作った。表紙は那智山の夜空を撮影した写真で、那智山青岸渡寺西国三十三所草創1300年の文字を入れている。

 公募した写真でのカレンダー製作は昨年に続いて2回目。今回は全国から84点の応募があった。那智湾の日の出、熊野古道大門坂、勝浦漁港に水揚げされたマグロなどの美しい写真が採用された。観光協会では「那智勝浦を代表する魅力ある作品ばかりです。ぜひご利用を」と呼び掛けている。

 1000部を発行し、一般販売の他、会員や取引のある旅行業者に配布する予定。1部税込み500円。希望者には郵送でも受け付ける。郵送の場合の送料は2部までは300円、それ以上は着払いとなる。問い合わせ、購入は那智勝浦町築地6の1の1、町観光協会(電話0735・52・5311)まで。

(2017年12月8日付紙面より)

表紙は「那智山の夜」(右)、1・2月は那智湾の日の出の作品を使ったカレンダー=6日、那智勝浦町観光協会
2017年12月08日
35 学業成果を家族らに公開
 明神小中合同学習発表会  (古座川町 )

 古座川町立明神小学校(速水直樹校長、児童18人)と同町立明神中学校(中島良範校長、生徒14人)は2日、明神中体育館で合同学習発表会を開き、学業成果を家族らに公開した。

 3年前まで小中それぞれに学習発表の機会を計画していたが、昨今の少子化に伴う児童生徒数減少を受け一昨年から合同で計画するようになった。3年目となる今回も児童は低・中・高学年別に舞台芸術(演劇)を練習し、生徒は学年ごとに体験学習の成果を取りまとめ。加えて児童生徒それぞれに音楽発表も準備して本番を迎えた。

 明神小6年の岩本優史君がはじめのあいさつを述べ、明神小は▽1・2年生音読劇「お手紙」▽3・4年生劇「三年とうげ」▽5・6年生影絵劇「やまなし」、明神中は▽1年生「海について」▽2年生「職場体験を通して」▽3年生「修学旅行・福祉体験」―といったテーマで発表。続く入賞作品発表では、明神中2年の大西ひなたさんが英語スピーチ「My Dream」を披露した。

 終盤は児童と生徒がそれぞれ一丸で合唱や合奏を発表。生徒はさらに「TOMO JAZZ DANCE STUDIO」の指導を受けて磨きをかけた創作ダンスを披露し、明神中2年の栗林享志君がおわりのあいさつを述べた。

 会場の後方には美術や図画工作、家庭や技術などの学業作品も展示。両校を代表して中島校長は、各発表を振り返って良かったところや頑張りをたたえ「小学生、中学生ともよく頑張ったし、発表を通じて一段と大きく成長したと思う。年少は年長の姿を目標にし、年長は年少だった頃を振り返って今の自分を知る。そのような発表会をこれからも目指したい」と述べて締めくくった。

(2017年12月8日付紙面より)

14人一体の歌声を響かせた明神中生徒=2日、古座川町一雨
明神小児童18人一丸で合奏を披露
2017年12月08日
36 不審者に備え訓練
 パンダハウスで職員ら  

 新宮市三輪崎の子育てクラブ「パンダハウス」(髙由香代表)で6日、不審者対応訓練があった。刃物を持った男が侵入してきたとの想定で職員たちが刺股で取り押さえた。

 今年3月31日、大分県の認定こども園に刃物を持った男が侵入し、児童や職員が負傷した事件を受け、初めて実施。子どもたちが見学する中、新宮警察署生活安全刑事課の大井敬悟警部補ら署員3人が職員たちに刺股を有効に使うコツなどを指導した。

 平成13年に開設され今年16年目の放課後児童クラブ。職員は4人で、小学生46人が登録している。髙代表は「これまで不審者が入ってきたことはありませんが、地域では不審者の目撃情報はあるので、万が一に備えて訓練していきたい」と話していた。

(2017年12月8日付紙面より)

刺股を使う訓練をする職員たち=6日、新宮市三輪崎
2017年12月08日
37 安全な年末年始を 紀宝警察署、特別警戒と交通安全出動式 
2017年12月08日
38 子どもとの絆育む 新宮市保健センターで「赤ちゃんがきた!」 
2017年12月08日
39 地域の自然に親しむ  たづはら保5歳児が仙人風呂へ  (新宮市 )
2017年12月08日
40 拍子木鳴らし「火の用心」 新宮市、王子青年会が恒例の夜回り 
2017年12月08日
41 歌や踊りでにぎやかに 那智勝浦町、くろしお会がルピナス慰問 
2017年12月08日
42 母の悲しみを舞う 日本舞踊西川流「菊水会」舞台に友千恵さん、友弘さん 
2017年12月08日
43 1年間の成長を披露  きたやま保で発表会  (北山村 )
2017年12月08日
44 体動かし交流深める 新宮・東牟婁地方、手をつなぐ育成会が親子運動会 
2017年12月08日
45 37人が作品約50点を披露 古座川町、ろうけつ染グループ展 
2017年12月08日
46 駐車場内で街頭啓発を実施 串本警察署管内、わかやま冬の交安運動始まる 
2017年12月08日
47 町長部局を4課体制へ変更  古座川町議会12月定例会始まる  
2017年12月08日
48 幼年~中学生剣士が対戦 串本警察署管内、第41回防犯少年剣道大会 
2017年12月08日
49 400人でゴミ拾い  緑丘校区クリーン作戦