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2022年05月20日
1 瀧本さんとアイザック号が優勝
 嘱託警察犬競技会で健闘  (和歌山県警 )

 和歌山県警察本部主催第54回嘱託警察犬競技会が4月29日、和歌山市の県交通センターで開催され、「捜索の部」で警察犬指導手の瀧本美鈴さん(太地町)とアイザック号(ラブラドルレトリバー、7歳雄)が優勝。同じく指導手の榎本義清さん(新宮市)とキャッチフライ号(ラブラドルレトリバー、11歳雌)が準優勝の栄誉に輝いた。

 犯罪捜査や行方不明者の捜索などで活躍する嘱託警察犬。指導手と警察犬の日頃の訓練の成果を競う同競技会は、新型コロナウイルス感染症の影響で2019年以来、3年ぶりの開催となった。

 競技会は「捜索」ほか、「足跡追及」「臭気選別」の部門別に実施され28匹が参加。捜索の部では定められたエリア内に設けられた隠れ場所から要救助者と腐敗臭(死者)を発見するもので、発見スピードなどが競われた。

 要救助者と死者の両方を発見したのはアイザックとキャッチフライ含む3匹のみで、アイザックは「生存者の発見スピードが速かった」(榎本さん)、キャッチフライは「安定した捜索」(同)で、多くの人が見守る競技会の独特の緊張感の中、見事ワンツーフィニッシュを飾った。

 普段は県警からの要請に応じて行方不明の高齢者の探索や山での遭難者の捜索などの案件を行うベテラン犬2匹。榎本さんは「競技会は普段の訓練を試す場であり、どんな場所でも対応できるかどうかを再確認できる場。たとえ亡くなっていても家族は家族。『見つけてあげたい』という気持ちで訓練している。新しい犬や若い人をもっと育てていきたい。今後も何があっても出動できる体制を維持していければ」。

 瀧本さんは「(アイザックは)長年訓練しており、競技会においても緊張感はあまりなく落ち着いていたと思う。信頼して見守りました」と話していた。

(2022年5月20日付紙面より)

(左から)榎本義清さんとキャッチフライ号、瀧本美鈴さんとアイザック号=17日、新宮市
2022年05月20日
2 生まぐろ丼が全国第1位
 IPPINグランプリで  (休暇村南紀勝浦 )

 全国の国立・国定公園などにリゾートホテルを経営している(一財)休暇村協会が主催し、全国35の休暇村施設で争われた、朝食ビュッフェのお客参加型企画「IPPINグランプリ」で、「休暇村南紀勝浦」(那智勝浦町宇久井)の「活〆天然生まぐろの特製漬け丼」が全国第1位を獲得した。

 同協会60周年の創業祭の一環として開催された同グランプリは、全国の休暇村の料理長が特におすすめする朝食の「逸品」を、お客の人気投票にリアルタイムでランキング化。同ホテルは前半戦(昨年4月1日~9月30日)では2位だったが、後半戦(昨年10月1日~今年3月31日)では見事グランプリに輝いた。

 同ホテルの生まぐろ丼は、株式会社髙岡商店(新宮市三輪崎)から仕入れた船上活〆天然生マグロを、もろみを熟成させてまぐろ丼に合うよう甘口に仕上げた料理長特製ダレに漬けた逸品。タレには藤野醤油(那智勝浦町天満)の「まぐろ醤(じゃん)」を使用することで、天然生マグロの甘みをぐっと引き出し、お客からの1092票の投票の平均が9.59点(10点満点中)と、高得点を維持した。

 同ホテルは「コロナ禍にもかかわらずたくさんのお客さまに訪れていただき、グランプリ1位を受賞することができました。お客さまがいつでもご朝食でお召し上がりいただけるよう、今後も提供していきます」と話した。

 ランキングの順位は休暇村公式ホームページ(https://www.qkamura.or.jp/campaign/ippin/)で確認できる。問い合わせは同ホテル(電話0735・54・0126)まで。

(2022年5月20日付紙面より)

宿泊客からも大人気の特製漬け丼(提供写真)
2022年05月20日
3 8人チームで訓練を始める 県消防操法大会出場に向け (串本町消防団)

 串本町消防団(稲田賢団長)が18日、町消防防災センターで第29回県消防操法大会に向けた訓練に取り組み始めた。今回はポンプ車の部に出場するため別枠の8人チームを結成。週3回の頻度で訓練を重ね、実力を磨き上げていくという。

 この大会は、「消防団の甲子園」と形容される全国消防操法大会出場チームを決める予選会として2年に1回開かれている。ポンプ車と小型ポンプの2部門があり、県内各市域と各郡域にそれぞれ1チームの参加枠を割り当てて出場を求めている。

 東牟婁郡内5町村の各消防団は持ち回りでチームを結成し挑戦する形を取っていて、今回は串本町がポンプ車、北山村が小型ポンプに出場する巡り。参加枠を得た同団は11ある分団から選手候補を募る形でチームを結成し、町消防本部(寺島正彦消防長)によるポンプ車の部の事前説明を経てこの日の訓練開始を迎えた。

 実施に当たり稲田団長は「けがなく優勝を目指していきたい」と思いを掲げて8人の奮起を期待し、以降は同本部指導の下で一連の操法の流れの前半部分を集中的に反復練習し、つぶさにアドバイスを受けて所作の習得と錬磨に打ち込んだ。

 県大会は7月31日(日)、和歌山市にある県消防学校で実施予定。ポンプ車の部は指揮者と1~4番員からなる5人組の種目で、同団は練習の都合上暫定的に指揮者と1~4番員を割り振っているが、8人の成果を見極めた上で選手5人、補欠3人を決めるという。その人選の場ともなる訓練は基本月、水、金曜日の午後7時~9時に行う計画で、稲田団長は「だんだん良くなっている」とメンバーの飲み込み具合を確かめつつ副団長や訓練支持で集まった団員と共にメンバーの練習を見守った。

(2022年5月20日付紙面より)

ポンプ車の部の前半の流れを集中練習するメンバーら=18日、串本町消防防災センター
メンバーを激励する稲田賢団長
2022年05月20日
4 バケツイネ作りスタート
 太田小学校5、6年生  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立太田小学校(上地巳奈子校長)で17日、「バケツイネ」作りがスタートし、5、6年生7人が泥んこになりながら土作りやコシヒカリの苗植えに取り組んだ。

 JAグループによる食農教育の一環で、次世代を担う子どもたちに、日本の稲作や農業に触れ、地域の農業に興味を持ってもらうことが目的。

 「バケツイネ」はバケツで育てる稲のこと。狭いスペースでも手軽に米作りを体験できるだけでなく、自分のバケツで土作りや日々の水やり、成長の観察、害虫対策、収穫など、稲作に関わる全ての工程を体験できることが特徴だ。同校では2年目で、昨年はイナゴの被害を乗り越え、12個のバケツで3合(450㌘)の米を収穫した。

 この日はJAみくまのの清水重良さん、亀井秀昌さん、柳瀬元博さんの3人が来校し、作物を育てる水の管理を行う「灌漑(かんがい)」の重要性などについて講話した。

 その後、児童は田んぼの土を砕いて均一にする「代かき」の工程として、粒状の田植え機用育苗床土を水と混ぜて泥にする作業を体験。5本の苗を植え、バケツにネームプレートを貼った。

 今年は稲の分けつについて調査するため、1本だけ隔離して植えたり、種もみを直接まいた比較用バケツを作ったりする工夫もした。

 山田結菜さん(5年)は「家でも米を作っているけれど、土を練るのは大変だった。収穫が楽しみ」と話していた。収穫は夏休み後の9月ごろを予定している。

(2022年5月20日付紙面より)

泥んこで土作りをした5、6年生=17日、那智勝浦町立太田小学校
苗植えを終えたバケツ
2022年05月20日
5 目で見て、手で語る  手話入門講座がスタート  (那智勝浦町 )
2022年05月20日
6 漁業就業を支援  三輪崎や宇久井でも  (和歌山県 )
2022年05月20日
7 ホタルブクロ咲き始める  大浜の遊歩道沿いで  (新宮市 )
2022年05月20日
8 功労たたえ県知事表彰  新宮・東牟婁で3人1団体  (和歌山県 )
2022年05月20日
9 57世帯に防災グッズ配布  三本杉町内会がいのちの募金活用  (新宮市 )
2022年05月20日
10 地元の伝説を学ぼう  神倉小でふるさと学習事前授業  (新宮市 )
2022年05月20日
11 種子から育てた苗を水田へ  三尾川小児童一丸で田植え  (古座川町 )
2022年05月20日
12 町内の児童に収穫体験を提供  エコ工房四季とCAW'IT  (古座川町 )
2022年05月20日
13 横断歩道で安全確認を  本年度最初の交通安全教室  (相野谷小 )
2022年05月20日
14 花々詰め込みフレグランス  子育てサロン「つむぐ」  
2022年05月20日
15 「産卵環境守っていきたい」  ウミガメ保護監視員の委嘱式  (紀宝町 )
2022年05月20日
16 ホタルの乱舞、幻想的に  例年より早く初夏の風物詩  (紀宝町 )
2022年05月20日
17 お悔やみ情報
  
2022年05月18日
18 魚類などの生態学ぶ
 「磯のいきもの観察会」  (太地町立くじらの博物館 )

 太地町立くじらの博物館(稲森大樹館長)は15日、森浦湾の磯で「磯のいきもの観察会」を開いた。同館水族館担当の荻原拓さんらの解説の下、町内外から参加した親子4組13人は磯や潮だまりに生息する生き物を観察し、生態などを学んだ。

 観察会は魚類やヤドカリ、エビなどの無脊椎動物の観察、採集を通して種類や生態を学ぶとともに、海を利用する際の危険や注意の普及啓発を行う目的で昨年から実施している。

 参加者は同館園内に集合し、徒歩で森浦湾の磯へ移動。荻原さんから、湾内に生息するウツボやハオコゼ、ガンガゼ、カツオノエボシなどの危険な生物の紹介や海での事故防止について説明があった。

 参加者はライフジャケットや軍手を装着後、網とバケツを持って、磯や潮だまりで生き物の観察や採集に取り組んだ。

 「ヤドカリ見つけた」「魚おった」「海草が柔らかい」と笑顔ではしゃぐ子どもたちの姿が見られた。その後、各自で採集した生き物約20種類を大きな水槽に移し、荻原さんが特徴や生態を解説した。

 町内から参加した山下みつきさん(太地小5年)は「生き物を捕まえたり、観察ができてすごく楽しかった。いろいろなことを知れたので、家でも家族に話してあげたいです」と語った。

 荻原さんは「当館はクジラを専門としている博物館。そのクジラやイルカが生息する豊かな海を支えている小さな生物たちにも目を向けていただきたかった。子どもさんたちには観察会を通して、水温を直接感じ、海草を踏む感触や生き物に触れることなどを体感して、楽しんでいただけたら幸いです」。

 稲森館長は「皆さま方に、自然に直接触れて体験していただける機会として昨年から実施している。どのような頻度や形になるかは検討中だが、今後も観察会などの催しを拡充していく予定です」と話した。

(2022年5月18日付紙面より)

磯に生息する生物を探す参加者=15日、太地町の森浦湾
荻原拓さんの解説に耳を傾ける子どもたち
2022年05月18日
19 本年度事業など承認
 新宮ユネスコ協会が総会  (新宮市 )

 新宮ユネスコ協会(個人60人、法人12社)は15日、新宮市福祉センターで令和4年度総会を開いた。会員約20人が出席する中、本年度事業や予算などを承認した。

 日本では、民間ユネスコ活動から起こったユネスコ運動が、政府、国会などに波及し、ユネスコ加盟の機運が高まって

いったという経緯がある。1947年に宮城県で、世界で最初の民間ユネスコ運動団体「仙台ユネスコ協力会」が発足。新宮ユネスコ協会は2012年10月20日、和歌山県で7番目に立ち上げられた。

 開会に当たり、中谷剛会長があいさつ。いまだ世界的に猛威を振るう新型コロナウイルス情勢、ロシアのウクライナ侵攻に言及し「日々、大変悲惨な状況が耳に入ってくる。国際社会や国連の無力さを感じるが私たちもなすすべなく見守っていくしかないのが現状。平和や戦争について考えていかなければならない。この総会が祈りの場となるような、実り多きものになれば」と思いを語った。

 来賓の田岡実千年市長は、同協会の日頃の尽力と新型コロナ対策への協力に感謝を伝え「多くの皆さま方からの支持を受けられるようになったのは、設立メンバーの皆さま方がユネスコの理念の持つ素晴らしさと民間ユネスコ運動の意義の正当性を信じ、この世界に誇れる歴史と伝統と文化の地『新宮』を守るため、そしてより世界に開かれた地域とすべくため、熱意をもって呼びかけられた成果」と活動や取り組みをたたえた。

 本年度の事業計画は▽熊野古道の実地学習と保全活動▽市町村行事、学校行事への団体参加▽ユネスコ協会連盟、連絡協議活動への参加▽書き損じはがきキャンペーンへの参加▽組織ならびに活動の活性化に向けての方策▽平和への取り組み▽会議の充実―などを予定している。新型コロナウイルス感染症の状況を見ながら、ユネスコ文化講演会の実施に向けて準備を進めていくという。

  □     □

■ジェンダー平等とは



 総会後には、勢古啓子副会長による講話があった。勢古副会長は「ジェンダー平等について」をテーマに、日本におけるジェンダーバイアス(性的役割の固定的価値観)の現状について話した。

 勢古副会長は、1975年に国連によって制定された「国際女性デー」(3月8日)に触れ「日本でも『女性の生き方を考える』として全国に拡大している。47都道府県中22県で開催されたが、和歌山県は不参加だった」。

 また、ジェンダーギャップ指数は国連加盟156カ国中、日本は120位であるとし「日本は男女の賃金格差が大きく、役員や管理職、女性議員の割合が低く深刻な状況」と説明した。

 ▽管理職には男性の方が適している▽喪主は長男がすべきだ▽育児休業を男性が取るなんて考えられない―などの項目を挙げて意識チェックを促し「ジェンダーバイアスの影響を受けている人は少なくない。ジェンダー平等を実現するためには身の回りの当たり前に気付き、見直しと気付きを深めていくことで自分らしく生きられる社会が実現できるのでは」と締めくくった。

(2022年5月18日付紙面より)

会員らが出席した総会の様子=15日、新宮市福祉センター
中谷剛会長
勢古啓子副会長
2022年05月18日
20 暗闇照らす千手観音菩薩
 星野さんの刺しゅう画展示  (補陀洛山寺 )

 「東日本大震災から10年。東北の皆さまの心や思いなどを考えた際に千手観音菩薩(ぼさつ)の姿が浮かんだ」。そう話すのは刺しゅう作家として国内外で活躍する東京都在住の星野真弓さんだ。「慈愛」をテーマとし、一針一針に東北復興への思いなどを込めて作成した「レジリエンス~千手観音菩薩~」の特別展示会が16日から、那智勝浦町の補陀洛山寺(髙木智英住職)で始まった。

 慈愛に満ちた表情を浮かべる千手観音菩薩が座した大作は約44万針刺し、およそ22万個のマスをクロスステッチで仕上げた。作成に使用した針も同じく展示されている。7月1日(金)まで観覧できる。

 星野さんは国際平和芸術協会の特別会員や一般社団法人三月のひまわりの代表なども務め、日本代表団の一員として、スイス・ジュネーブ国連欧州本部で作品の展示も行われるほど。今年6月にはフランス・パリの国連教育科学文化機構(ユネスコ)本部において、桜をイメージした作品の展示も決まっている。

 東日本の震災後、作品の寄贈や刺しゅう教室を開くなどして、10年にわたって東北地方の復興のために尽力してきた。

 10年を機に癒やしや鎮魂の願いを込めた作品に取り組むことを決意。一針入魂の思いで作業に没頭し、約80色の糸を使い用いた針は1本。5㌢ほど短くなったが折れることはなかった。

 作成期間中には最愛の父を亡くした。その悲しみにも耐えながら作品に力を注ぎ、1年3カ月をかけて仕上げた。サイズは縦124㌢、横106㌢、重さ16㌔(額含む)。

 災害などの困難に負けないという思いも込めて、作品名には「回復力」「復元力」「しなやかな強さ」などの意味を持つレジリエンスを加えた。完成後は東北地方、千葉、佐賀県など各地で巡回展を実施してきた。

 今年1月、母と共にクルーズ船の旅に出かけ、船が新宮港へ着岸。タクシーで周遊した際、偶然にも最初に立ち寄ったのが同寺だったとし、「補陀洛山寺のご本尊は十一面千手観音菩薩。ご縁を感じた。自身の作品や巡回展のお話をさせていただいた」と述べ、今回の展示に至ったと話した。

 同寺の管理人である南善文さんは「素晴らしい作品の展示、ありがとうございます。ぜひ、多くの皆さまに見に来ていただけましたら」。

 星野さんは「糸には思いが宿る。多くの方々のさまざまな思いと一緒に全国を回っている。現在、コロナ禍で世の中が沈んでいるが、暗闇の中にも必ず光がある。この作品が皆さまの光となり、心の豊かさにつながれば」と語った。

 刺しゅう画の観覧は午前8時30分から午後4時まで。年中無休。問い合わせは補陀洛山寺(電話0735・52・2523)まで。

(2022年5月18日付紙面より)

思い紡いだ星野真弓さんの刺しゅう画「レジリエンス~千手観音菩薩~」が展示中=16日、那智勝浦町浜ノ宮の補陀洛山寺
2022年05月18日
21 ヒラメ稚魚1200匹を放流
 南紀串本観光協会協力し  (日本釣振興会 )

 串本町くじ野川にある橋杭ビーチで16日、ヒラメの稚魚放流があった。公益財団法人日本釣振興会和歌山県支部による釣りを楽しむ環境づくりの一環で、会員の南紀串本観光協会(島野利之会長)が協力し稚魚約1200匹を串本の海へ送り出した。

 同協会がフィッシングタウンとしての地域振興に打ち込む一環で同振興会の団体会員となったことで始まった取り組みで、同支部はまず4年ほど定点実施し放流効果のデータを得る方向で同協会に協力を求めている。

 2回目となる今回も、県南部栽培漁業センターからふ化後約3カ月、体長8・5㌢前後まで育った稚魚を入荷。同協会の職員や会員、西向出身のアングラーズアイドル・そらなさゆりさんら関係者計8人が協力し、同ビーチ駐車場から波打ち際まで急ぎ稚魚を運び入れ、今回は沖へ出やすいよう引き波へ乗せることを意識して放った。

 稚魚が同振興会の見据える大きさになるまでには3~4年ほどかかるとされ、このことが定点放流を続ける期間の一目安となっている。

 2回目の実施を経て同協会の宇井晋介事務局長は「フィッシングタウンとして振興を目指す中、資源が増えてほしいなぁという思いで協力しています。稚魚は来年の今ごろには30㌢ぐらいになる予定。橋杭ビーチの活用ということでいろいろ使っていますが、(その中でレンタル提供している)フィッシングカヤックなどいろいろな形でヒラメの釣りを楽しんでいただければ」と話した。

(2022年5月18日付紙面より)

ヒラメの稚魚を放つ宇井晋介事務局長(右)とそらなさゆりさん=16日、串本町くじ野川
放流した稚魚。体長は8.5㌢前後
2022年05月18日
22 那智勝浦が激戦制す
 スポ少野球東牟婁予選  
2022年05月18日
23 串本JFCが優勝
 県サッカーU―12選手権東牟婁予選  
2022年05月18日
24 聖化動物と精神文化  東大人文・熊野フォーラム  (新宮市 )
2022年05月18日
25 高田一の滝を訪ねる  自然探訪スクールが開講  (新宮市 )
2022年05月18日
26 木陰に大の字の花揺らす  ユキノシタが花の時期に  (古座川町 )
2022年05月18日
27 道路復旧予算など承認  町議会第4回臨時会で  (古座川町 )
2022年05月18日
28 一品物求める来場集める  サンゴ台で手作り五人展  (串本町 )
2022年05月18日
29 PCR検査費用、全額助成  新型コロナ対策の独自事業  (紀宝町 )
2022年05月18日
30 久保智議長と畑中新子副議長を選出  熊野市議会  
2022年05月18日
31 松田さん、畠君が準優勝  県中学生柔道体重別選手権  (矢渕中 )
2022年05月18日
32 「こどもゆめまつり」を計画  ボラ・市民活動セ「きぼらんせ」  (紀宝町 )
2022年05月18日
33 地元外出産の妊婦へ支援  交通宿泊費や託児料  (紀宝町 )
2022年05月18日
34 危険な外来植物を除去  タウンガーデンで有志ら14人  (新宮市 )
2022年05月18日
35 お悔やみ情報