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2023年02月28日
1 生徒と住民ともに熟考
 避難所運営ゲームで学ぶ  (新宮市熊野川町 )

 国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所による防災授業「避難所運営ゲーム等を通じて水害時の行動を考えよう!」が25日、新宮市立熊野川中学校であった。全校生徒25人のほか、地域住民団体のチームくまのがわの15人などが参加。生徒と地域住民が意見を交わし、避難所運営を考えた。

 同事務所や流域市町村などで構成する熊野川減災協議会が、防災授業を行うことを決めており、同校はそのモデル校に指定。2017年度から実施し、5回目を数える。またチームくまのがわは、和歌山県が開発した「きいちゃんの災害避難ゲーム」を使った避難所運営訓練を何度も行っており、有効性を認識し、生徒にも学んでほしいと考えていた。この思いが通じ、防災授業の中で行われることになった。

 ゲームは、生徒や教職員、チームくまのがわのメンバーが混成の、7人程度の6班に分かれて行われた。内容は、災害の1日目、2~3日目、4日目~1週間後を想定。さらに▽避難所名簿を作る▽高齢者の生活スペース確保▽感染疑いのある避難者が来所―などのテーマに分かれており、日数とテーマが班ごとで振り分けられた。

 各班では、与えられたテーマについて、意見を付箋に書いて模造紙に貼り、可視化する作業が行われた。「避難所名簿を作る」のテーマでは▽住所▽名前▽年齢―など、名簿に必要と思われる情報を提示。さらに▽血液型▽言語―なども必要との考えが示された。続いて必須と補足の情報の分別について、生徒と地域住民が考えを伝え合った。

 班ごとでの発表も行われ、その後に同事務所より模範解答が示された。参加者は協議した内容に加え、最良とされる判断や行動について、さらに知識を深めていた。

 3年生の内山心巴(ここは)さんは「災害が起こったときにやるべきことがあまり分かっていなかったが、手順やどう行動すべきかが分かって良かった。自分では気付かなかった意見もたくさんあって参考になった。いざというときに生かせたら」と感想。

 チームくまのがわの下阪殖保さんは「子どもらもはっきりとした意見があり、すごく意外なものもあった。みんな高齢者に優しい考えを持っていることが分かった。いざというときに役立ってくれると思う」と話した。

 なお、これらに先立ち、同事務所の職員による、水害についての講話もあった。熊野川町の水害や土砂災害のハザードマップも示されるなど、現地に即した内容が語られた。

(2023年2月28日付紙面より)

生徒と地域住民が意見を交わして共に考えた=25日、新宮市立熊野川中学校
2023年02月28日
2 活動報告と地域の今後語る
 色川クラフトビールプロジェクト  (那智勝浦町 )

 色川の農産品と水を用いてビール造りに取り組んできた色川クラフトビールプロジェクトは19日、那智勝浦町の小阪集会所で「色川のこれからを語り合う会~みんなが(で)地域を“ちょっとだけ”豊かに!!~」を開催した。メンバーや関係者、地域住民に加え、オンラインによる参加もあった。昨年10月に第4ロットの配布が終了し、一区切りを迎えた同プロジェクトの報告や地域の今後について語り合った。

 同プロジェクトは「色川地ビールを育てる会」の会長を務める同町小阪区の峯茂喜さんと、共同代表の和歌山大学の藤本多敬(かずひろ)さんらによって2021年4月に発足された。

 色川地域の水(那智の滝の源流の水)と特産物を用いた地ビールを造ろうと、地域おこしのために「色川地ビールを育てる会」を組織した。

 酒税法の関係から販売ができないため、非営利の育てる会で経費を会員が負担し、完成したビールを楽しむ仕組みとした。醸造は和歌山市などの醸造所で行われ、第1~4までの各ロットとも好評を博したという。

 藤本さんが同プロジェクトについて、地域資源を生かしたビールや色川を知ってもらい、地域と交流するきっかけを提供することで、色川を好きな人の増加や地域の関係人口構築、持続的な地域活性化の効果を目指したと説明した。

 活動規模拡大のために、交流サイト(SNS)やメディアなどで情報を発信し、口コミでさらに拡大していったとした。結果、4回ビールを造り、全国の300人以上を色川地域とつなげてきたと述べた。

 実現ができなかった点や課題として「善意のボランティアのため、運営メンバーの非持続性」「自家醸造ができず、在庫保管用冷蔵庫がない」「赤字運営」「会員制による負荷のかかる運営」などを挙げた。

 地元に醸造所の設立や酒販免許を取得し販売ができれば、持続の可能性はあると主張。それには、主体となる人の存在が必要不可欠と付け加えた。

 メンバーや関係者によるトークでは、プロジェクトについて「色川の空気や人に魅力を感じた」「地域やプロジェクトで学んだことを生かしたい」との声が上がった。

 今後の地域について住民からは「外だけでなく中への視点も必要」「関係人口を増やすことは大事だが、この土地で暮らしていく人が増えないと問題は解決しない」「負担なくやれ、楽しいと思うボランティアが重要」などの意見が出された。

 催しを終え、藤本さんは「この日を迎えられたのは皆さまのおかげ。プロジェクトは今後『ビール以外で、こんなものでもやってみたい』という方々のプラットフォームになれば良い。これからも色川に関わっていきたいです」。

 峯さんは「プロジェクトは地域にとって良い刺激になってもらえたのでは。若い人が新しい動きをしてくれるはず。この地域では人のつながりやネットワークが重要になる。事業者の方の参入が、このプロジェクトの継続や拡大につながる」と語った。

 なお、3~4月には、プロジェクトの詳細や結果をまとめた冊子型の報告書が完成する予定。

(2023年2月28日付紙面より)

プロジェクトや色川地域の今後が語り合われた=19日、那智勝浦町の小阪集会所
参加した皆さん
2023年02月28日
3 災害に強い地域づくりを
 ボラセン設置訓練に120人  (新宮市 )

 新宮市社会福祉協議会(濵前泰弘会長)は25日、市福祉センターなどで災害ボランティアセンター(VC)設置・運営訓練を実施した。地域住民ら120人超が、ボランティアの受け入れやマッチングの仕組み、支援時の心得などを学び、防災意識を高めた。

 災害VCとは、大きな災害が発生した際に、被災者の困り事を把握し、ボランティアとのマッチングを行う組織。2011年の紀伊半島大水害時にも住民生活の復旧を支援した。

 市社協の濵前会長は訓練の目的について「センターの機能を知っていただき、災害発生時に互いに助け合えるようにすることで、災害に強い地域づくりを行うこと」と説明。「トルコ・シリア地震で多くの方が犠牲になったが、日本でもいつそのような災害が起こるか分からない」と防災意識向上を促した。

 訓練は、数日前に紀伊半島沖で起こった巨大地震により、千穂第二地区で家屋倒壊・津波浸水被害が発生したことを想定。参加者は受付でのボランティア登録や保険加入を済ませ▽被災者の人権を尊重する▽室内では靴を脱ぐか土足か確認する▽ごみかどうかは自己判断せず依頼者に確認する―といった留意事項を学習。ごみ袋や軍手などの資機材を調達後、実際にグループで指定された場所へ向かい、地域清掃をした。運転代行南紀も訓練に協力し、現地まで参加者を送迎した。

 新宮市婦人団体連絡協議会のメンバーは屋外でアルファ米のおこわや備蓄用シチューの炊き出しを行い、参加者に振る舞った。山口商会による防災グッズの展示もあった。

 活動の振り返りでは「被害後には町の様子も変わっていることが予想され、運転代行業者の支援があるのは心強い」「ボランティアと一目で分かるよう、名札を赤字にする方がいい」などの意見があった。

 和歌山県社会福祉協議会の南出考さんは「ボランティアの方々の気持ちを整えて現場に送り出すのが災害VCの役目。『いってらっしゃい』『気を付けて』といった声かけによる雰囲気づくりも重要」と講評した。

 この日は近畿大学附属新宮高校の生徒有志約20人も訓練に協力し、山本みうさん(高2)は「自分の命が一番大切だからこそ、無理な作業はきちんと断るよう言われたことが印象的だった。貴重な経験になった」と話していた。

(2023年2月28日付紙面より)

活動時の留意事項を学ぶ参加者たち=25日、新宮市福祉センター
屋外での炊き出し訓練
2023年02月28日
4 9団体が来場者を魅了
 第12回新宮市伝統芸能大会  

 新宮市と市伝統芸能大会実行委員会は26日、同市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」で伝統芸能大会を開いた。9団体が出演して詩吟や日本舞踊、和太鼓など26演目を披露し、約400人の来場者を魅了した。

 新型コロナウイルスの感染状況などを注視する中、今年1月末の実行委員会で開催を決定し今回で12回目を迎えた。

 開催に当たり、田岡実千年市長が参加団体や関係者の協力に感謝を伝え「各団体の皆さんの稽古の成果を見てもらい、心豊かなひとときを過ごしていただきたいと思います」とあいさつした。

 大会は西川流友千恵会の日本舞踊「新しき年の始め」でスタート。続いて哲泉流紀州支部連合の「江南の春」や正派若柳流美栄の会の「紀州女船」、藤紀和会の「下町育ち」、関西吟詩文化協会華城会の詩吟など、稽古を重ねた得意の演目で舞台を盛り上げた。

 最後は、熊野曼荼羅(まんだら)太鼓が迫力ある力強い和太鼓演奏で締めくくり、会場から大きな拍手が送られた。

 終演後、藤紀流家元で同実行委員長の藤紀実美さんは「多くの人の協力により、開催することができてうれしく思います。コロナ禍で不安な日々が続いている状況の中、来場者の方々に喜んでいただけるよう、今後もみんなで力を合わせて伝統芸能を披露していければ」と話していた。

(2023年2月28日付紙面より)

西川流友千恵会「新しき年の始め」で演目がスタート=26日、新宮市下本町の「丹鶴ホール」
多くの観客が訪れた
2023年02月28日
5 かわいい多肉植物植える  第4回教養講座に10人  (新宮市 )
2023年02月28日
6 卒業控え胸花作り  児童が思い込め制作  (神倉小学校 )
2023年02月28日
7 不朽の名作で人権を考える  「丹鶴ホール」で「破戒」上映  (新宮市 )
2023年02月28日
8 夜間中学が照らすもの  「ふれ愛講座」に50人  (新宮市 )
2023年02月28日
9 1位に小阪享志さん  写連新宮支部2月例会  
2023年02月28日
10 中世新宮の実像に迫る  歴史民俗資料館で企画展  (新宮市 )
2023年02月28日
11 太田川に春の彩り添える  瀧岡さんのカワヅザクラ  (那智勝浦町 )
2023年02月28日
12 幼児期の環境が将来に直結  保育所のあり方検討委で講演会  (紀宝町 )
2023年02月28日
13 3議席に現職3陣営  東紀州選挙区の説明会  (三重県議選 )
2023年02月28日
14 4年ぶり、福祉の笑顔広がる  社協つれもてまつり盛況  (紀宝町 )
2023年02月28日
15 温泉館の当面休業を発表  本年度末運営終了に伴い  (南紀月の瀬温泉ぼたん荘 )
2023年02月28日
16 グランプリ「光のシャワー」  第31回の入賞作品を発表  (串本海中フォトコン )
2023年02月28日
17 お悔やみ情報
  
2023年02月21日
18 自転車の魅力、全身で
 熊野川町で「清流ライド」  (新宮市 )

 新宮市熊野川町を舞台に19日、「新宮・熊野川町清流ライド with KINAN Racing Team(キナンレーシングチーム)」が開催された。あいにくの雨となったが、当地方をはじめ、大阪や名古屋などから約50人の自転車愛好家らが参加。「KINAN Racing Team」に所属するプロ選手と共に町内を周遊。自転車を通して同町の自然を満喫し、参加者同士の交流を深めた。

 新宮市と市観光協会が主催。自転車を活用した観光(サイクルツーリズム)の推進と、自転車に慣れ親しみ、自転車の魅力を感じてもらうことを目的に、NPO法人「SPORTS PRODUCE 熊野」が後援し、初めての開催に至った。

 メイン会場の熊野川ドームでは、開催に当たり田岡実千年市長があいさつ。関係団体に感謝を述べ「今後、サイクルツーリズム推進のさらなる機運醸成を図っていくため、自転車に慣れ親しみ、魅力を感じていただきたいという思いから開催させていただく次第となった。ぜひお楽しみいただければ」と呼びかけた。

 この日のコースは、UCI公認国際自転車ロードレース「TOUR de 熊野」の約15㌔に及ぶ赤木川清流コース。3班に分かれた参加者らは、休憩所の小口自然の家を目指して熊野川ドームを出発した。

 なお、熊野川ドームと小口自然の家では、(一財)熊野川町ふれあい公社(下阪殖保代表理事)と「かあちゃんの店」による豚汁やめはりずし、同町の野菜を使用したケーキ、くず湯茶が振る舞われた。また、天候を鑑み、参加者らに対し「熊野川温泉さつき」が無料開放された。熊野川ドームでは同チームのグッズ販売コーナーが設けられたほか、Eバイク(電動アシスト自転車)の体験試乗会も実施された。

 イベントでは、同チームメンバー7人によるトークショーもあった。各選手らは自己紹介を交え熊野地方や新宮市の魅力、赤木川清流コースの印象、自転車に興味を持ったきっかけなどについて話し「今年こそは『TOUR de 熊野』で総合優勝を。今年も応援してください」と呼びかけた。

 名古屋から参加した山口友和さんは「チームのファンなので参加した。あいにくの天気だったが距離も短かったので疲れることもなく楽しめました。また機会があればぜひ参加したい」と話していた。

(2023年2月21日付紙面より)

イベントに参加した皆さん=19日、新宮市熊野川町の熊野川ドーム
自然の中、自転車の魅力を満喫

2023年02月21日
19 自然保護思想の啓発に尽力
 管内2人に表彰状を伝達  (東牟婁振興局 )

 新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局で17日、令和4年度自然公園関係功労者に対する環境大臣表彰の伝達式があった。酒井清崇・東牟婁振興局長が、多年にわたり自然公園の保護とその適正な利用に関して尽力したとして、太地町の白水博さんと那智勝浦町の東定司さんの2人に表彰状を手渡した。

 自然保護思想の啓発や普及および自然公園や動植物の保護に関し、15年以上尽力し、その功績が特に顕著であると認められる個人や団体に対して環境大臣が表彰するもの。全国では18人と1団体が選ばれ、県内では白水さんと東さんの2人のみだった。

 白水さんは日本野鳥の会和歌山県支部副支部長ならびに、熊野自然保護連絡協議会の運営委員を務め、吉野熊野国立公園などで、絶滅危惧種をはじめとする鳥類の調査や保護活動に取り組んできた。子どもや地域住民を対象とした野鳥観察会を通して、自然保護思想の普及啓発に努めるとともに、公園内の安全利用のためにも尽力している。自然公園指導員の活動期間は36年に上る。

 同じく日本野鳥の会和歌山県支部幹事で、熊野自然保護連絡協議会事務局員を務める東さん。同公園などで自然観察会や野鳥観察会を企画・運営し、希少生物の実態や保全の必要性の指導など、自然保護思想の普及啓発や自然公園・動植物の保護などに尽力してきた。自然公園指導員歴は30年6カ月。

 酒井局長は「お二人は地域の誇り、受賞本当におめでとうございます。これを機会に、後進の方々にご指導いただき、今後も熊野地方の自然や鳥類などの研究保護に努めていただけましたら幸いです」と二人の受賞を祝福した。

 白水さんは「観察会を継続し開催していく中で、このような表彰を頂き、非常に光栄です。これからも大好きな鳥を通して、自然保護につなげていきたいと思います」。

 白水さんとは友人で、仲間として長年活動を共に続けてきた東さんは「二人で受賞できるとは思いもしなかった。最近の観察会では小学生が増えてきた。しっかりと教えて、若い皆さんに引き継いでもらいたい」と語った。

(2023年2月21日付紙面より)

酒井清崇・東牟婁振興局長(中央)から表彰状の伝達を受けた白水博さん(右)と東定司さん=17日、新宮市の東牟婁振興局
2023年02月21日
20 地元勢最上位は紀宝町
 美し国三重市町対抗駅伝  

 津市から伊勢市までの42・195㌔を10人のランナーがたすきをつなぐ「美(うま)し国三重市町対抗駅伝」が19日、3年ぶりに開催された。県内29市町の選手たちが力走し、市の部(14市)で熊野市は2時間48分14秒の14位、町の部(15町)で御浜町は2時間47分09秒の13位、紀宝町は2時間44分04秒で11位だった。

 新型コロナウイルスのため2年間中止になっていたが、今年は沿道からの声援を受け、1区の小学生女子が津市の県庁前を一斉にスタート。市町対抗駅伝が幕を開けた。

 2区の小学生男子から中学生男女、40歳以上男子などが各区間で激走。伊勢市の三重交通Gスポーツの杜伊勢でゴールテープを切った。市の部は鈴鹿市が2時間17分36秒、町の部は川越町が2時間21分27秒でそれぞれ優勝した。

(2023年2月21日付紙面より)

津市の県庁前を一斉にスタートする1区の選手たち(紀宝町役場提供)
2023年02月21日
21 伝統ある祭りを絶やさない
 天神社で春の例大祭営む  (那智勝浦町 )

 学問の神様・菅原道真を主神として古くから厚い信仰を集める那智勝浦町天満の天神社(髙橋正樹宮司)の春の例大祭が18日宵宮、19日に本宮の日程で営まれた。今年もおととし、昨年と同様、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から神事のみの斎行となった。

 順番に始まる那智谷筋の祭りの最後を飾る同例大祭。例年は古式弓法で大的を射抜いて鬼の邪気を払うお弓神事や祭典委員会(楠本實委員長)が先導する行列が区内を練り歩く。

 天満交友会(山東平〈さんどう・たいら〉会長)による獅子舞の地下(じげ)回しもあり、最後は餅まきが盛大に実施され多くの住民でにぎわっている。

 今年は雨天のため、社務所内で関係者ら12人が参列して静かに祭りが進められた。髙橋宮司が祝詞を奏上し、関係者が玉串をささげた。

 この日、髙橋宮司はお弓神事の際に、的場で神に供え物をするときに用いられる梅島台と松島台について、元は食べ物を載せる台であったなどと、解説。「この地域で台を手作りしているのはこの天神社のみだと思う。準備は大変だが、この伝統を後世に伝えていけるようにお祈りしました」。

 楠本委員長は「年末から検討を重ね、今回の形に至った。3年間、祭りができないのは残念だが、コロナ禍のため仕方がない。伝統ある祭りを絶やさないように、来年こそは例年通りの祭りを斎行したい」と話した。

 同社責任役員の越水政憲さんは「少子高齢化で担い手も減ってきた。しかし、伝統を絶やさないように続けていきたい」と語った。

(2023年2月21日付紙面より)

春の例大祭が営まれた=19日、那智勝浦町の天神社
2023年02月21日
22 坂野医院が優勝
 第187回職場対抗ボウリング大会  
2023年02月21日
23 エールを胸に新たな一歩
 みさきストロングスが卒団式  (新宮市 )
2023年02月21日
24 宇久井スポ少が接戦制す
 和田禎佑杯サッカーU―9  
2023年02月21日
25 今後の商品化見据え試行  旧養春小でロケット教室  (南紀串本観光協会 )
2023年02月21日
26 JAL社員に職業観教わる  串本中3年生が講座受講し  (串本町 )
2023年02月21日
27 火伏せなどを願って奉仕  古座神社で愛宕権現例祭  (串本町 )
2023年02月21日
28 義援金箱で協力呼びかける  トルコ南東部地震受け  (熊野那智大社 )
2023年02月21日
29 学校統合、市町で温度差  先進の新宮、停滞の勝浦  
2023年02月21日
30 100年以上咲き続ける  掛橋さん宅のウメ見頃  (那智勝浦町 )
2023年02月21日
31 希望者集いごみ拾う  児童会主催で清掃活動  (王子ヶ浜小学校 )
2023年02月21日
32 地元の資源、再発見  新宮市で第10回フェスタ  (南紀熊野ジオパーク )
2023年02月21日
33 災害時の協力呼びかける  防災研修部が避難場所見学ツアー  (みくまの支援学校 )
2023年02月21日
34 防寒着許可の交渉を  育友会との懇談で要望  (城南中生徒会 )
2023年02月21日
35 紀州から和歌山への歩み  文化表彰受賞し記念講演  (和歌山県 )
2023年02月21日
36 ゲームで支え合い学ぶ  広角住民対象の勉強会  (新宮市 )
2023年02月21日
37 音読の重要性を説く  公開授業研究会で講演  (神内小 )
2023年02月21日
38 ニーズに合った支援プランを  人権トップセミナーに首長ら  
2023年02月21日
39 矢渕・木本合同が準優勝  3年ぶり、紀南柔道大会  
2023年02月21日
40 学校版画展の審査結果  東牟婁地方美育協会  
2023年02月21日
41 お悔やみ情報
  
2023年02月18日
42 平時・有事の有効活用に期待
 日本消防協会が消防団活動車を交付  (新宮市 )

 (公財)日本消防協会はこのたび、新宮市消防団に消防団活動車を交付した。17日、市消防本部で車両交付式が行われ、市地域消防協会会長の田岡実千年市長が中谷健兒団長にレプリカキーを手渡した。

 (公財)日本消防協会は、消防団員、消防職員および地域において自主的に消防防災活動を行う者の福祉厚生、消防施設設備などの改善充実、消防知識技能の向上、消防防災思想の普及徹底などにより、消防活動の強化、地域防災の向上などを図り、もって国民生活の安全、社会公共の福祉の増進に寄与することを目的としている。

 このたびの交付は、同協会の令和4年度消防団員等福祉共済事業(福祉増進事業)として行われるもので、同共済は1969年に消防団員福祉共済制度として発足。全国の消防団員等の相互扶助による共済制度として運営されている。

 交付車両は三菱自動車の「エクリプスクロス」(SUV型5人乗り4WD)で、「衝突被害軽減ブレーキシステム」など安全機能も充実。配備先は団本部で、平時は防火・防災、入団促進啓発活動などに使用される他、災害時は市民への情報伝達などに活用される予定となっている。

 交付に当たり、田岡市長は団員らの日頃からの尽力に感謝を伝え「団本部には団幹部をはじめ、女性団員9人が在籍されている。今後、災害活動や防火広報など、さまざまな場面でこの車両を存分に活用いただき、市消防団がますます活躍・発展されることを期待しています」とあいさつ。安全運転の徹底を呼びかけた。

 中谷団長は「有事の際も含め、有効活用していけたら」と話していた。

(2023年2月18日付紙面より)

田岡実千年市長(右)が中谷健兒団長にレプリカキーを手渡した=17日、新宮市消防本部
団本部に配備される「エクリプスクロス」
2023年02月18日
43 JAL社員に仕事教わる
 明神小中など4校で講座  (古座川町 )

 古座川町で16、17日の2日間、日本航空株式会社(JAL)のキャリア教育出前講座が順次あり参加した児童生徒が将来を考えるきっかけを得た。

 この講座を発案した同社産学連携部の丸島拓郎さんが挑戦するきっかけを託したいという思いで希望する学校に届けている機会。同町では2年前から参加の経緯があり、本年度は古座川町青少年育成町民会議の中継ぎにより4校が順次受講した。

 初日午後は明神小5、6年生と明神中1~3年生が明神中体育館へ集まり、丸島さんと同社地域事業本部の三輪祥子さんを迎えて合同受講した。2人は飛行機や同社にまつわるクイズを出題し、JALグループでは131社3万6000人がそれぞれに仕事をこなしそのつながりで1機の飛行機を飛ばしていることを紹介。新型コロナウイルスの影響で飛ぶ数が減った時期に社員は大学講師や地域留学、有名アニメとのコラボレーションなど挑戦してみたい企画を会社に提案して取り組むなど、自身や会社の向上に頑張っている側面にも触れた。

 英語力や相互理解など2人それぞれに仕事をしていく上で大切だと感じていることも伝え、それらに苦手意識があっても避けずに挑戦し続けた成果は将来役に立つと信じて頑張ってほしいと促すなどした。

 最後に児童や生徒があらかじめ準備した質問に応えて学びを後押し。小中それぞれ代表1人を立てて感想を述べ、講座の実施に感謝した。

 同会議事務局によると、明神小中のほか、古座中1年生が16日の4時間目、高池小4、5年生が17日の2時間目を充てて受講。三尾川(みとがわ)小は過去に受講した経緯で今回は参加を見送り、未受講の児童生徒に機会を譲ったという。

(2023年2月18日付紙面より)

JALの成り立ちや仕事をする上で思うことを語る丸島拓郎さんと三輪祥子さん=16日、古座川町一雨の明神中体育館
2023年02月18日
44 地元での就職を促進
 高校生向け企業説明会  

 高校生向け地元就職促進事業「地元企業知っとこガイダンス」が16日、新宮市王子町の市立総合体育館であった。新宮、新翔、串本古座、紀南の4高校から約140人の生徒が参加。企業から説明を聞き、就職について考えた。

 熊野地方就職フェア実行委員会の主催。同委員会は新宮市、新宮商工会議所、那智勝浦町、南紀くろしお商工会、新宮地区職業安定協会で組織する。同ガイダンスは、熊野地方の高校生を対象に、将来地元で働きたいという気持ちを向上させ、若年層流出による地域活力の低下を抑止することを目的としている。

 コロナ禍に伴いおととしは中止だったが、基本的には毎年実施している。今回は、串本出張所も含むハローワーク新宮、ハローワーク尾鷲熊野出張所の管内から、27社が参加した。製造、建設、福祉、金融、運送、宿泊など、さまざまな業種があった。2部構成で、生徒は約70人ずつに分かれて行われた。

 生徒が興味のある企業ブースを訪れ、担当者の話を聞くかたちで行われた。時間は20分と決められており、その時間内で概要説明と質疑応答を行うように決められていた。生徒側は事前に、説明を受けたい企業を第3希望まで選んでおり、これに沿って実施された。

 企業担当者は、自社の歴史や業務内容、やりがいなどを、丁寧に説いていた。生徒らは、熱心に耳を傾け、メモを取るなどしていた。新翔高校2年の松井弥土(みと)さんは「どちらかといえば地元就職を希望している。どんな職種を目指すかは、まだ検討中。今日は説明を聞き、知らないこともあったので良かった。話をよく聞いて進路をしっかりと考えたい」と話した。

 新宮信用金庫のブースで説明を担当した、総務部の野田健太さんは「普段の業務で高校生との接点は多くないので、こういう機会はありがたい。金融機関はお金を扱うので、真面目で誠実な人材が欲しい。加えて、受け身ではなく積極性があればなお良い。今日はしっかりPRしたい」と述べた。

(2023年2月18日付紙面より)

企業側の説明を聞く生徒ら=16日、新宮市立総合体育館
2023年02月18日
45 手作りの杖に思い込める
 田端賢太郎さんが神倉山に奉納  (熊野速玉大社 )

 みなべ町在住の田端賢太郎さん(83)は16日、新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)を訪れ、「神倉神社の参拝者の方に使っていただければ」と、梅の木で作製した参拝用の杖(つえ)50本を奉納した。同日、同大社で奉納奉告祭が営まれ、上野潤権宮司は「梅の木を育てるのに一日一日を積み重ね、丹精を込めて杖をお作りいただいた」と感謝を伝えた。

 梅農家を営む田端さん。農作業の傍ら、寒に入って新月の3日間に切り込んだ枝を1カ月乾燥させ、何度も磨いて艶を出し、蜜ろうを塗って仕上げた。1本制作するのに係る時間は約1時間半。杖には「無病息災」の文字を書き入れ完成させた。

 作業を始める前には般若心経を唱える。「今まで約80年間、大過なく過ごさせていただいた。神倉山にお礼の気持ちを込めた」と一本一本に思いを込めて制作した。

 かねて梅の木の枝の有効活用を思案していた田端さん。7年ほど試行錯誤を重ね、ようやく現在の杖の形に仕上げた。「人生残りわずか。杖の作り方を誰か継承してくれたら。(奉納した杖は)ぜひ多くの人に使っていただきたい」と思いを語った。なお、田端さんは2020年10月にも梅の木を使った杖40本を奉納している。

 上野権宮司は「以前、奉納いただいた杖はすでに短くなってしまった。多くの人に愛用いただいた証だと思う。世間ではあまりにも身勝手な行為が散見されるが、田端さんの利他の心、慈しみの心は神様や多くの人に伝わっていると思います」と話していた。

(2023年2月18日付紙面より)

上野潤権宮司(左端)と杖を奉納した田端賢太郎さん(左から2人目)=16日、熊野速玉大社
「無病息災」の文字を書き入れた
2023年02月18日
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55 共生社会へ理解深める  生徒対象の手話教室  (城南中学校 )
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56 基本方針策定に向け 地域公共交通活性化協議会 (新宮市)
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61 架空料金請求詐欺が増加  コンビニで電子マネー購入に注意  
2023年02月18日
62 南紀熊野ジオフォトコン  令和4年度入賞作品紹介①  
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63 目標掲げ大人への一歩  那智中学校で立志式  (那智勝浦町 )
2023年02月18日
64 お悔やみ情報
  
2023年02月18日
65 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
 【第58回】過剰な健康志向は危ない!  

 子育てでお料理をしているお母さんたちは、みんな真面目で、少しでも体に良いものをお子さんに…と考えている方が多いです。そのために、できるだけ添加物を避けたり、有機野菜を使ったり、無添加のおやつを用意したり。そういった食意識は、もちろん悪いものではありませんが、こだわりが行き過ぎるとご自身がしんどくなってしまうことがあります。今日はそんな、こだわりが過剰になることで患ってしまう、新型摂食障害のお話をしようと思います。これは、アメリカの医師が1997年に提唱したもので「オルトレキシア」と言います。この摂食障害は、拒食症でも過食症でもなく、「自分が健康的だと思っているもの以外を拒否してしまう」という症状が出る病気です。

 最近は健康志向の高まりもあり、食事にこだわる人は増えています。小麦粉を排除する「グルテンフリー」や、動物性のものを取らない「ビーガン」、ダイエットを意識した「糖質制限」もその一つです。でもこの「オルトレキシア」になってしまうと、自分が健康的だと思い込んだもの以外は一切受け付けなくなってしまい、人と食事をすることもできなくなってしまうと言います。自分が決めた食事ルールを破って、食べてしまうと、罪悪感で苦しんだり、体調が悪くなってしまったりするわけです。逆に、自分のルールに合った「健康的だと思う食事」を取ると、自己肯定感が高まっていくというのも特徴です。30代以降の女性に多く、子育て世代も当てはまるため、子どもにも自分が思い込んだ「正しい食事」を強要して、栄養を偏らせてしまうということもあります。そして、「子どもに良いものを」という考えから始まり、発症してしまうお母さんもいるのです。ハリウッドセレブなどの間でも「オルトレキシア」になったとカミングアウトして、ヘルシーな食事に執着するのをやめるという人がいました。この病気が怖いのは、自分でも過剰なこだわりだと分かっているけど、やめられないというところだそうです。

 健康的な食事を心がけることはとても良いことですが、健康的な食事を追求するあまりに、不健康になってしまうのでは本末転倒ですよね。今はインターネットにさまざまな情報があふれていて、ついついうのみにしてしまいますが、科学的根拠のないものもたくさんあります。心と体を健康に保つためにも、「正しい食事」よりも「楽しい食事」をぜひ心がけてください。楽しくおいしく食べる食事こそが、一番健康にいいと私は思っています。野菜が足りないとか、脂が多いとかは、翌日にでも少し調整すれば大丈夫。お子さんのいる方も、いない方も、健康的な食卓がまず目指すのは「楽しい、おいしい食事」なのです。

(2023年2月18日付紙面より)

2023年02月16日
66 臨時災害放送局の今後は
 セミナー通して課題共有  (近畿総合通信局、WIDA )

 総務省近畿総合通信局と和歌山県情報化推進協議会(WIDA)は9日、県立情報交流センターBig・Uでわかやま地域情報化フォーラム2023・臨時災害放送局(以下、臨災局)啓発セミナー「臨時災害放送局のこれから」を開催した。フォーラムの様子はオンラインでも配信され、WIDA会員や県内自治体、一般市民らが視聴した。

 臨災局とは、暴風、豪雨、洪水、地震などの災害が発生した場合に、被害の軽減に役立つよう、被災地の地方公共団体など(災害対策放送を行うのに適した団体)が開設する臨時かつ一時の目的のためのFM放送局。1995年の阪神・淡路大震災の経験などを踏まえ、同年2月に制度化された。なお、総務省が全国自治体を対象に行った調査によれば▽独自に機器整備をしている(36)▽開設に向けた協定締結(198)▽何らかの準備を進めている(236)―となっている。

 近畿総合通信局とWIDAは、有事の際の情報共有手段として臨災局が有用であると考え、可能な限り早期に開設するための準備を展開。これまで、県内で可聴域調査を行い、送信機の設置場所や電波の到達範囲の確認を実施しており、2020年2月には和歌山放送ラジオや地元高校生らの協力の下、新宮市で臨災局設置・運用訓練を行っている。

 同フォーラムは、臨災局の位置付けや、有効活用するための準備が自治体ごとに必要となってくることから、開設に関わる自治体や団体、個人に利活用の現状や他地域での動向などの情報を提供し、課題を共有するために開催した。

 開催に当たり、近畿総合通信局の井上知義局長が「臨災局の出番がないことが一番望ましいが、本日のセミナーが災害に強いまちづくりのため臨災局への理解を深めていただける機会となれば」とあいさつした。

 基調講演では、NHK放送文化研究所メディア研究部研究主幹の村上圭子さんが「災害情報を確実に届けるために~臨時災害放送局の役割~」を題目に講話。自身の体験を踏まえながら、臨災局の歩みや、最新動向取材を基に全国に広がる開設に向けた取り組みなどを紹介した。

 災害の現場で怖いことの一つはデマや情報がないことに対する不安であるとし「災害情報伝達とは命を守り安全を確保するため、被災地・者が求める情報を提供すること。阪神・淡路大震災の際には地域目線で情報を伝えることができていなかった」。

 東日本大震災(11年)では「被害甚大な地域ほど情報が入ってこず、マスメディアでは報道されなかった」と振り返り「コミュニティーFMの有無で地域に情報の格差が生じていた」と話した。

 同震災を受け、ヒアリング調査で得た結果から▽臨災局の認知を広げ、素早い支援で早期開設▽職員以外にも放送を担える人材を準備▽伝わる・聞いてもらえる情報と構成―が必要と問題提起。「大規模災害でなければラジオである必然性がない」「訓練のためのイベント放送に煩雑な手続きと費用がかかる」などと課題にも触れた。

 他、近畿総合通信局の中屋敷安則放送部長が「臨時災害放送局の概要と開局手続」をテーマに講話。登壇者らによるパネルディスカッションも展開された。

(2023年2月16日付紙面より)

2020年に新宮市で行われた臨災局設置訓練の様子
2023年02月16日
67 最終段階の委託先決まる
 古座分庁舎のリノベ事業  (串本町 )

 串本町の旧役場古座分庁舎リノベーション事業の最終段階、宇宙関係の展示スペースや図書スペースなどの企画提案・設計・施工・施工監理業務の委託契約先が14日実施の町議会臨時会で承認された。同契約先は株式会社ムラヤマ関西支社で、契約金額は1億3739万円。町企画課の名田倍也課長は「秋ごろ、遅くとも今年中の完成を目指す」としている。

 現在の役場本庁舎完成以降、地域振興拠点としてのリノベーションが進んでいる同分庁舎。その構想に掲げる機能のうち、先んじてサテライトオフィスやコワーキングスペースが2階、8K映像コンテンツにも対応する上映室「臨場感シアター〈仮称〉」が3階でそれぞれ仕上がり、残る展示スペースと図書スペースを同社が形作る。

 臨時会で承認を求めるに当たり名田課長は、プロポーザル形式の入札で契約先候補を募ったところ4社が参加。3日に審査員5人(うち2人は外部有識者)を立てて各社の提案説明を受けた結果、株式会社ムラヤマ関西支社と仮契約を結ぶに至ったと経過を報告し、同社の提案内容も伝えた。

 同社の提案は▽ウエルカムゾーン▽宇宙WORK▽ロケット物語▽ロケットが串本に来たヒミツ▽宇宙とつながる仕事にチャレンジ▽私たちとつながる人工衛星▽宇宙とつながる場所スペースタウン串本―といったストーリー展開に基づく展示スペース構成を思い描き、そこへ宇宙の地につながる拠点としての図書スペースや既存のエレベーターの工夫で「臨場感シアター〈仮称〉」を関連付け、さらに屋外装飾で機能の存在感を増す内容。名田課長は具体的にどのようなアイデアが盛り込まれているかも説明し、審査員は見学者視点で一番ワクワクしたという点でこの提案を選んだとした。

 展示スペース、図書スペースとも1階を使用し、玄関から入って右手全体に展示スペース、左手の一角(現時点で町企画課ロケット推進室やスペースポート紀伊周辺地域協議会事務局があるフロア)に図書スペースを配置。承認を経て名田課長はほぼ提案通りの内容で完成を目指すとし、翌15日から同社と詳細を詰める作業に取りかかっている。

(2023年2月16日付紙面より)

リノベーション事業が進む旧役場古座分庁舎。中央玄関に屋外装飾を施し機能の存在感を増す予定
展示スペースの一コーナー「私たちとつながる人工衛星」のイメージ図(串本町提供)
図書スペースのイメージ図。中央にフェアリング、天井に星空を模した構造が伴う(串本町提供)
2023年02月16日
68 お気に入りの1冊を紹介
 オンラインでビブリオバトル大会  (井田、成川、御浜の3校 )

 紀宝町の井田小学校、成川小学校、御浜町の御浜小学校をオンラインで結んで13日、ビブリオバトル大会が開催された。3校のバトラー(発表者)計9人がお気に入りの本の魅力を熱く語った。

 ビブリオバトルは、お薦めの本の魅力をスピーチして競うもの。今大会は、新しい本と出合って読書の楽しさを知り、他校の児童と交流することが目的。はじめに、ビブリオバトル三重県大会中学生の部でチャンプ本を勝ち取った藤井春奈さん(尾鷲市立輪内中2年)によるエキシビションがあった。

 この後、いずれも6年生の岸﨑美悠さん(成川)、橋本将君(井田)、榎本源太君(御浜)、谷口友絃君(成川)、福田結愛さん(井田)、竹平春翔君(御浜)、廣里凪咲さん(成川)、奥地來知君(井田)、今西夢果さん(御浜)の順で、心引かれた1冊を紹介した。

 バトラーは3分間で発表し、オーディエンス(観戦者)から質問を受けた。全員の発表が終わった後、各自の学習用端末(ノートパソコン)から「一番読みたくなった本」を各校1票ずつ投票し、チャンプ本を決めた。

 成川小は谷口君の「きまぐれロボット」、井田小は橋本君の「『絶体絶命ゲーム』シリーズ」、御浜小は竹平君の「風の又三郎」がチャンプ本に選ばれた。

(2023年2月16日付紙面より)

バトラーが本の魅力を紹介する=13日、紀宝町立成川小学校
オンラインでビブリオバトル大会を開催
2023年02月16日
69 夜を彩るスカイランタン
 生徒会のバレンタイン企画  (近大新宮 )

 近畿大学附属新宮高校・中学校の中高生徒会が14日夜、同校の中庭で「バレンタインランタンFes.」を開催した。13個のLEDスカイランタンが夜空を彩り、生徒らが幻想的な光景に歓声を上げた。

 発案者は高校生徒会の前田一成副会長(高1)で「放課後の地域ゼミに参加する中で、自分も地域活性化につながるイベントをやりたいと考えるようになった。最初は花見の時季に丹鶴城跡でランタンを揚げられたらと思ったが、こうした大きな行事の運営や機材発注の経験がなく、まずは学校でやってみようと思った」。イベントの実施を公約に掲げて生徒会入りし、延期を経験しながらも実現にこぎ着けた。

 当日は有志生徒もランタンの準備に協力。高校生徒会の梅崎光会長(高2)のカウントダウンでランタンを揚げ、中庭で多くの生徒が記念撮影をして楽しんだ。

 福田美心さん(中3)は「部活を早めに切り上げてもらって参加した。すごくきれい」。谷口優依さん(高2)は「バレンタインらしいし、自分たちだけが見られる特別感もある」と語った。

 前田副会長は「LEDが外れてしまったり、時間が30分遅れたりと、計画通りにいかないことも多かったが、有志の皆さんのおかげで無事にイベントを成功させることができ、本当にありがたい。この経験を生かし、七夕にはもっとたくさんのランタンを揚げるイベントができれば」と話していた。

(2023年2月16日付紙面より)

13個のランタンが浮かぶ=14日、新宮市の近畿大学附属新宮高校・中学校
準備を行う生徒会メンバーら
2023年02月16日
70 団体や個人で寄託申し出  町開設のトルコ義援金へ  (串本LCなど )
2023年02月16日
71 串本太地道路の早期完成を  高速道建設協が知事らに要望  (那智勝浦町 )
2023年02月16日
72 声かけで詐欺を防止  コンビニ店長に感謝状  (新宮警察署 )
2023年02月16日
73 新3年生1人が転入  小規模特認の高田小学校  (新宮市 )
2023年02月16日
74 目標に向けチーム一丸で  ㈱ニチダイ野球部が春季キャンプ  (新宮市 )
2023年02月16日
75 充実した期間を過ごして  神戸大学卓球部が合宿  (那智勝浦町 )
2023年02月16日
76 特殊詐欺被害防ぎ感謝状  コンビニ店員、竹ノ鼻誠之さんに  (紀宝署 )