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2019年03月30日
1 災害時トラブルに備え連携
 和歌山弁護士会と協定締結  (串本町 )

 串本町は29日、和歌山弁護士会(山下俊治会長)と災害発生時における法律相談業務等に関する協定を締結した。

 この協定は、災害時に起こるさまざまな民間トラブルの迅速かつ円滑な解決を図る体制づくりが目的。町が法律相談会を開く場合に弁護士会が無償で弁護士を派遣し、弁護士会が災害ADRを行う場合に町は会場の確保と広報に協力することをあらかじめ互いに確認する内容となっている。

 災害ADRは、災害時の民事紛争を早期解決するため、弁護士が第三者として和解あっせん人になり公平中立な立場から相互和解による解決を目指す裁判外紛争解決手続きの手法。同弁護士会は同手続きの利用の促進に関する法律に基づき法務大臣認証を受けた団体が行う形を実践できる状況にあるという。

 この日は同弁護士会の山下会長と災害対策委員会の九鬼周平委員長、柳川正剛副委員長、藤田隼輝委員が役場本庁を訪ね、田嶋勝正町長に面会。田嶋町長と山下会長名で協定書に署名した。

 締結に当たり山下会長は東日本大震災や紀伊半島大水害などでの実務経験を思い返し「かねて任期中にこの協定を結びたいという思いがあった。今後は協定に基づく要請に速やかに協力できるよう努力したい」とコメント。田嶋町長は委員が事前に行った趣旨の説明に対する共感を伝え「この協定を心強く思う。今後もご指導をよろしく願いたい」と思いを交わした。

 同弁護士会は本年度、県、和歌山市、田辺市、新宮市、那智勝浦町とこの協定を締結し、同日は同町に続いて上富田町とも締結した。来年度も順次締結を重ね、紀南の全自治体と協力関係を結ぶことを目指すという。

(2019年3月30日付紙面より)

協定書に署名する山下俊治会長(左から1人目)と田嶋勝正町長(同2人目)=29日、串本町役場本庁
2019年03月30日
2 会社と地域の発展に貢献 優良従業員20人を表彰 (新宮市)

 平成30年度新宮市内優良従業員表彰式(市、新宮商工会議所主催)が27日、同市井の沢の新宮商工会議所であった。田岡実千年市長と関康之会頭が市内で10年以上勤務し、成績優秀と認めた20人に賞状と記念品を贈呈した。

 関会頭は「多年にわたる皆さま方のご功績は大変意義深いもの。今後も他の従業員の模範として、より一層職務にご専念くださいますよう心からお願い申し上げますとともに、引き続き事業の繁栄とこの熊野地域、新宮のためにご尽力を」とあいさつ。

 田岡市長は「会社や地域の発展のためにご尽力いただいていることに敬意と感謝を申し上げます。今後、皆さまのような方が一人でも多く増えて、市の経済が発展するように、後輩にもしっかりと引き継いでいただきたい」。

 屋敷満雄・市議会議長は「地域経済は依然として厳しい状況。その中で表彰された皆さまは、経営者、同僚従業員にとって人望厚い立派なこと」。

 濱口太史県議は「能力や技術だけでなく、お客さまや取引先とのコミュニケーションなどの面も高く、長く認められたということが表彰につながった」。

 榎本伸・新宮税務署長は「今後も経験やノウハウを広げていただき、事業所の発展、地域の活性化のための活躍を期待」。

 上野山勲・新宮公共職業安定所長は「地域の発展の一翼を担っているといっても過言ではない。受賞は周りの支えがあったことを忘れず、後進の育成にご尽力を」と祝辞を述べた。

 受賞者代表の須川佳彦さんが「本日ここで皆さまからいただいた言葉を肝に銘じ、各自がさらに精進し努力していくべく心を新たにしています」と感謝した。

(2019年3月30日付紙面より)

田岡実千年市長(右)が賞状と記念品を手渡した=27日、新宮市井の沢
2019年03月30日
3 大物クロマグロに喜ぶ
 春休みに親子連れら見物  (勝浦地方卸売市場 )

 生鮮マグロの水揚げ量が国内有数の那智勝浦町築地の勝浦地方卸売市場では、春休みに入った頃から大物クロマグロが相次いで揚がり、市場を見学に訪れる観光客らを喜ばせている。28日は、315㌔の大物を含めクロマグロが計9本水揚げされた。21日と25日にも300㌔を超えるクロマグロが揚がった。

 同市場に揚がるマグロ類は、資源に優しい「はえ縄漁」などによる釣りで取れたもの。1本ずつ丁寧に引き揚げられるため、肉質が良く刺し身などの生食に向いている。春休みに入り親子連れらの見物人が増え、同市場の2階展望デッキや第2売り場の様子が一望できる展望スペースが利用されている。

 来月6日に両親とベトナムへ旅立つ石橋弘明君(11)は、東京都江東区から同市場を訪れた。市場関係者からマグロの生態や漁法について説明を受けた石橋君は、はえ縄漁で用いる釣り針を手に、この日揚がった最大の315㌔のクロマグロと記念撮影。「大きさに驚いたし、うれしかった」と笑顔を見せた。

(2019年3月30日付紙面より)

315㌔の大物クロマグロの前で記念撮影=28日、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場
2019年03月30日
4 ポニー乗馬体験楽しむ
 ホースセラピー牧場  (御浜町 )

 御浜町阿田和のくまのグリーンファーム「ホースセラピー牧場」で23日、動物ふれあい体験フェアがあり、子どもたちが乗馬体験や馬の餌やりなどを楽しんだ。

 同牧場では、馬と触れ合うことを目的とした体験プログラム「ホースセラピー」に取り組んでおり、セラピー用の馬を育成している。

 普段は敷地内を開放していないが、今回は多くの人に楽しんでもらおうと、初めて公開。現在、ポニーのミーア、日本スポーツホース種のシーマ、双子のシバヤギ金太と銀太を飼育している。

 乗馬体験では子どもたちがミーアの背中に乗って散歩した。餌やり体験も人気を集めた。

 くまのグリーンファームのイチゴやミカン、ジュース、ジャムなどの他、アイス、焼き芋などが販売された。

 新宮市元鍛治町から祖母の山口拓代さんと一緒に訪れた上岡然君(5)は、乗馬体験を楽しんだ後「馬はおとなしくてとても気持ちよかった」と笑顔を見せていた。

(2019年3月30日付紙面より)

牧場内で乗馬体験を楽しむ=23日、御浜町阿田和のホースセラピー牧場
シーマに餌やりをする来場者
2019年03月30日
5 落札候補者が決定  文化複合施設建設に係る入札結果  (新宮市 )
2019年03月30日
6 全議案可決し閉会  新宮市3月議会定例会  
2019年03月30日
7 懸垂幕などで呼び掛け  期日前投票は30日から  (和歌山県議選 )
2019年03月30日
8 古式捕鯨の「勢子舟」完成  「道の駅たいじ」で公開中  
2019年03月30日
9 熱い論戦が幕を開ける  和歌山県議選、候補者第一声  
2019年03月30日
10 リズムに合わせ体動かす  子育て支援セがリトミック  (古座川町 )
2019年03月30日
11 青空の下で余興を楽しむ  桜の広場でふれ愛カフェ  (古座川町 )
2019年03月30日
12 3月定例会一般質問(終)  串本町議会  
2019年03月30日
13 三重県議会が全国3位  地方議会の改革度調査  
2019年03月30日
14 3選狙う現職2人立候補  熊野市・南牟婁郡選挙区  (三重県議選 )
2019年03月30日
15 未来につなぐ~僕らの想い~ 新宮高校吹奏楽部 第38回定期演奏会 
2019年03月30日
16 地域の将来担う舌戦開始  東牟婁、定数2に3人立候補  ( )
2019年03月30日
17 お悔やみ情報
  
2019年03月28日
18 串本にロケット発射場
 民間は日本初、21年運用目指す  (和歌山県 )

 キヤノン電子株式会社など4社からなる宇宙事業会社「スペースワン株式会社」=東京都=が企画する日本初の民間ロケット発射場建設予定地が串本町田原地区に決定した。本年中に建設工事を開始し、2021年の運用開始、20年代半ばには年間20機の打ち上げを目指す。

 スペースワンはキャノン電子株式会社、株式会社IHIエアロスペース、清水建設株式会社、株式会社日本政策投資銀行の共同出資で発足。人工衛星の地球周回軌道への打ち上げをサービス内容としている。

 建設地の条件に▽射点を起点に半径1㌔圏内が恒常的に無人である▽射点から南方に陸地や島がない▽本州の工場から発射場まで低コストで物資輸送が可能▽周辺住民から歓迎されること―などを挙げており、和歌山県は同町を候補地として推薦。同町、那智勝浦町と共に誘致を進めていた。

 約15㌶の用地で、ロケット打ち上げ射点、ロケットと人工衛星の組立棟、ロケット保管庫、その他付帯設備が建設される。同社は「和歌山県、串本町および那智勝浦町をはじめとする自治体、地域住民と緊密に連携しつつ、国際競争力のある商業宇宙輸送サービスの実現を目指す」としている。

 26日には和歌山県庁で記者会見があった。同社の太田信一郎社長、仁坂吉伸知事、田嶋勝正串本町長、堀順一郎那智勝浦町長が出席した。

 仁坂知事は喜びと地元関係者への感謝を述べ「和歌山から初めてのロケットが打ち上がる日を、大人から子どもまで全ての県民が楽しみにするのではないか。経済的な効果も大きく、新たな観光資源としての誘客効果も期待できる。互いの目的を実現できるようしっかりと協力関係を築き取り組んでいきたい」。

 堀町長は射場施設が那智勝浦町との境にあることに触れ「本町を含めた広域で実施される事業との思いで、できる限りの協力をしたい。射場施設の建設により多くの方にお越しいただけることは町にとって非常に大きな地域振興につながると期待している。今後おもてなしについても検討していくが、串本町とも協力しながら魅力を最大限に発揮できるよう取り組みたい」とコメントした。

(2019年3月28日付紙面より)

荒船海岸そばの建設予定地一帯=27日、串本町田原
2019年03月28日
19 性能向上とコスト削減
 新冷凍冷蔵施設が竣工  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は26日、同町築地の勝浦漁港内に完成した「那智勝浦町冷凍冷蔵施設」で竣工(しゅんこう)式を開いた。堀順一郎町長をはじめ、工事関係者など多くが出席。マグロやマグロ漁の飼料の保管を目的とし、性能面・コスト面でも向上した施設の完成を祝った。

 農林水産課によると、これまで紀州勝浦漁業協同組合と勝浦魚商協同組合が使用していた冷凍冷蔵庫は昭和43年、55年製と古く、2施設で合計が約7000㌧と当時の漁獲量用の設計であった。庫内温度別の収容量を過去5年間の平均や最大月の保管実績から必要能力を算定し、適正規模となるよう事業を進めた。工事は昨年6月に着工し、今月8日に終了。現在、旧施設から引っ越し作業を実施しており、4月からは随時、使用していくと話す。

 施設の概要は鉄骨造2階建てで、建築面積が2294・29平方㍍、延べ面積が2224・22平方㍍。1階が2155・23平方㍍で2階が68・99平方㍍。事業費は地質調査・設計管理業務委託費、工事請負費を含め10億2289万円。

 同課では電気代などは旧施設の半額ほどになるほか、以前は夜間管理する人材も必要だったが、新施設では機械の管理となり、人件費の面でもコスト削減につながると説明した。

 施設は基本的にビンチョウの保管が主で、以前の施設では缶詰などの加工用のみを扱っていた。今回、空気冷媒の新方式が採用されているため、冷凍速度が上がり、保存状態がより向上する。そのため、町では価格が安い冬場は保存し、夏場の品物が少ない時期になどで刺し身提供することも検討しているという。今後は魚商と協議を進めるなどして、ビンチョウのブランドの強化を図っていきたいと話す。

 また、施設は町、魚商、勝浦漁協の3者の出資による株式会社那智勝浦冷蔵株式会社が指定管理者として管理・運営を行う。堀町長は「新施設により、マグロの水揚げ拠点としての機能がより安定したものとなる。マグロ漁を巡る環境は厳しい状況だが、この施設完成を景気に、よりいっそう水産業の振興に努めてまいりたい」と語った。

 その後、来賓の中岩和子町議会議長や谷洋一県議会議員、東川智昭東牟婁振興局長が祝辞を述べ、工事施工者への感謝状が堀町長から贈られた。最後に関係者らによるテープカットが行われた。

 施設規模・能力の対比は次の通り。(新/旧)。

▽凍結室(1日ごと)・庫内温度=40㌧マイナス35℃/60㌧マイナス25℃

▽冷凍室・マイナス25℃=2500㌧/5800㌧

▽冷凍室・マイナス60℃=500㌧/1200㌧

(2019年3月28日付紙面より)

テープカットが行われた=26日、那智勝浦町冷凍冷蔵施設
マグロの水揚げの拠点として期待される新施設
2019年03月28日
20 懸垂幕掲げて選定を祝う
 射場誘致成り感謝と意欲  (串本町 )

 串本町が27日、小型ロケット打ち上げ射場建設予定地となったことを祝う懸垂幕を役場本庁に掲げて前日の選定を喜んだ。

 この射場は、スペースワン株式会社(太田信一郎代表取締役)=東京都=が2021年の運用開始を目指して設置を目指している。同町の建設予定地候補は南東方向が開け、周囲1㌔圏内に人家がないなどの諸条件を満たせる場所として同町田原の荒船海岸付近に想定されている。

 同候補に数えられたことを受けて同町は、昨年3月に官民合同の民間ロケット射場誘致推進室を役場古座分庁舎内に開設。同予定地にかかる地権者との交渉を後押しするなどして、誘致を目指してきた。

 懸垂幕は長さ7㍍、幅1㍍。「祝 ロケット射場 誘致決定」という文面が書かれていて、この日は新館屋外階段につる形で掲げた。作業は田嶋勝正町長ら約30人が見守り、掲げられるのと同時に歓喜の拍手が巻き起こった。

 今回の選定について、田嶋町長は次のようにコメントを発表した。

 「本日(26日)、小型ロケット射場建設地を串本町に決定していただきましたこと、太田代表取締役をはじめスペースワン株式会社の皆さまに心より感謝申し上げます。

 串本町が有力な候補地と報道されてから1年以上経過したところでありますが、その間、和歌山県と串本町を挙げて誘致を推進してまいりました。射場選定においては、地元の方々の理解が得られるか、用地を確保する算段が付くかどうかという点が大前提となっており、決して楽な道のりではありませんでした。ここに至るまで、ご理解とご協力をいただきました地権者および地元住民の皆さま、漁協をはじめとした各種団体の皆さま、そして多大なご支援をいただきました和歌山県仁坂知事に心より感謝申し上げます。

 今後は2021年度中に初打ち上げが想定されており、それに向けた大規模な工事がスタートします。また、観光客の増加や関連企業の進出など、地元経済への波及効果は計り知れないものがあります。町としましても駐車場や見学場のインフラ整備など、考えられるさまざまな施策を整理し、『本州最南端の町から最先端の町へ』の取り組みを積極的に講じてまいりたいと考えております」

(2019年3月28日付紙面より)

新館屋外階段に懸垂幕を掲げて選定を祝う=27日、串本町役場本庁
2019年03月28日
21 愛される図書館車に
 4代目「なかよし号」お披露目式  (新宮市 )

 新宮市立図書館(舩上光次館長)の新移動図書館車4代目「なかよし号」のお披露目式が27日、市役所第2駐車場であった。式典で田岡実千年市長は「4代目も今まで同様愛され、皆さまの元にたくさんの本を届けられるように、そして毎日を少しでも深く豊かにすることを祈っています」とあいさつした。同車は4月6日(土)から巡回を開始する。

 市の移動図書館は1977(昭和52)年に大桑勇さんの寄贈により事業を始めた。約40年にわたり、地域住民に図書館利用の機会を提供するため、巡回を続けていた。3代目「なかよし号」は2006(平成18)年から運行を開始。車両の老朽化により20日の熊野川巡回でその役目を終えた。

 4代目は一般財団法人自治総合センターのコミュニティー助成事業から1000万円の助成を受け、総事業費約1263万円で整備したもの。3・5㌧トラックを基に作られ、約2000冊の本を積載できる。車いすの人も利用できるように乗降用リフトを備え、車内にはLED照明や雨天巡回のためにテントも備えられている。

 車体に描かれたイラストは3代目に引き続き絵本作家、馬場のぼるさんの絵本『11ぴきのねこ』シリーズの場面から使用したもの。小さな恐竜に乗る、楽しそうな猫たちの様子が描かれている。舩上館長は車体のイラストについて「子どもたちや高齢者の方々に喜んでもらえると思います」と感想を述べ「この移動図書館車を、少しでも地域で活躍させることができれば」。

 式の後には車両見学会があり、集まった地域住民や子どもたちは車両内外を興味深げに見学し、気になる本を手に取っていた。「なかよし号」の平成29年度利用統計は貸出人数2500人、貸出冊数1万2915点となっている。

  □     □

■「なかよし号」巡回サービス

 図書館から2㌔以遠の▽蜂伏会館▽三輪崎会館▽高田小学校▽旧高田会館▽佐野会館▽木ノ川寿楽荘前▽熊野川小学校▽熊野川B&G海洋センター―に月1回巡回する。貸し出し期間は翌巡回日まで。ほか、神倉小学校、王子ヶ浜小学校、三輪崎小学校へ学期に1回巡回。小学校3校の利用対象は児童および学校関係者のみで貸出期間は2週間。予約やリクエスト受付と予約本の受け取りも可。予約申し込みは巡回時のほか、電話やインターネットからも可能。

(2019年3月28日付紙面より)

新車両の見学会の様子=27日、市役所第2駐車場
車両を彩る馬場のぼるさんのイラスト
2019年03月28日
22 優勝は神倉少年野球クラブ
 2位に串本、3位に那智勝浦  (イオン新宮店専門店会少年野球大会 )
2019年03月28日
23 教職員の人事異動  県立学校  
2019年03月28日
24 職員力生かせる組織に 122人の内示、新宮市の人事異動① 
2019年03月28日
25 たくさんの思い出胸に  公立保育所、こども園で卒園式  (那智勝浦町 )
2019年03月28日
26 新宮信金が地元団体に寄付  活動支援の取り組みとして  (那智勝浦町 )
2019年03月28日
27 消防団協力事業所に認定  2事業所目に仮屋商会  (新宮市 )
2019年03月28日
28 ソメイヨシノ開花始まる  古座川町一枚岩  
2019年03月28日
29 草花染めなどで楽しく 古座川地域活動連絡協 (那智勝浦町)
2019年03月28日
30 「魅力を知ってもらいたい」  生徒主体で学習発表会  (串本古座高校 )
2019年03月28日
31 15人が作品創作に挑戦  本館「キャンドル講座」  (串本町公民館 )
2019年03月28日
32 ジャズやロックで盛り上がる  串本町民音楽祭バンドの部  
2019年03月28日
33 旭之森の標柱を更新整備  認証55周年事業の一環で  (串本LC )
2019年03月28日
34 3月定例会一般質問③  串本町議会  
2019年03月28日
35 桜咲かせてお別れ会  井田公民館で子育てサロンあらいぶ  (紀宝町 )
2019年03月28日
36 各市町で期日前投票  紀宝町は鵜殿地域交流セで  (三重県知事選 )
2019年03月28日
37 楽しく体と頭を使う  笑顔で介護予防体操  (紀宝町 )
2019年03月28日
38 お悔やみ情報
  
2019年03月17日
39 第七勝丸の操業安全祈る
 商業捕鯨切り替えに向け  (太地町 )

 4月上旬から開始される調査捕鯨に向け、出港準備が整った太地町漁協所有の捕鯨船「第七勝丸」(32㌧、乗組員6人)の安全祈願が16日、同町の飛鳥神社(髙橋正樹宮司)で営まれた。乗組員、同漁協の役員や職員13人が参列し、操業の安全を祈った。

 神社では、神前で髙橋宮司が祝詞を読み上げ、参列者が順に玉串をささげた。その後、漁港に停泊中の第七勝丸に髙橋宮司が乗船し、切麻散米(きりぬささんまい)で船をはらい清めた。

 今回の操業は、調査捕鯨から商業捕鯨への切り替え初年度となる。商業捕鯨は、日本の国際捕鯨委員会(IWC)脱退の効力が発生する7月1日以降に開始する。

 竹内隆士船長(40)は「クジラへの感謝と乗組員の安全を祈った。より一層、気を引き締め漁に臨みたい。漁獲枠の頭数を余さず、きっちり捕っていく。商業捕鯨を守り続け、鮮度の良い鯨肉を国内で広めたいと思っています」と話した。

(2019年3月17日付紙面より)

太地町漁協の職員が神事に参列した=16日、太地漁港
2019年03月17日
40 うっすらと雪化粧
 那智山方面で確認  

 那智勝浦町の那智山付近で16日、雪化粧をした山が確認された。

 和歌山地方気象台によると、15日から県内上空にマイナス30度近い冷たい寒気が入り込み、大気の状態が不安定なことから、県内各地でみぞれやあられが確認されている。同町での雪も同じ要因だという。

 那智勝浦インターチェンジ入り口付近にある同町浜ノ宮のコンビニ店駐車場からはっきりと山頂の雪が確認でき、スマートフォンでその様子を撮影するコンビニ店の利用者もいた。

 同山の熊野那智大社(男成洋三宮司)によると、午前8時~9時の1時間、みぞれが降ったが、雪は見ていないという。

(2019年3月17日付紙面より)

雪化粧が確認できた=16日午前9時ごろ、那智勝浦町
2019年03月17日
41 善意に感謝し協力求める
 書きそんじハガキキャンペーン  (新宮ユネスコ協会 )

 世界遺産の保全や活用を目的に活動する新宮ユネスコ協会(中谷剛会長)は「書きそんじハガキキャンペーン」に取り組んでいる。書き間違えたハガキなどを世界の教育の機会に恵まれない子どもたちの支援に充てるもので、ハガキを回収するためのポストを新宮市福祉センターに常設して引き続き協力を求める。

 同キャンペーンは日本ユネスコ協会連盟が取り組んでいる「世界寺子屋運動」の一環で、書き損じハガキや古い未使用のハガキなどを現金化して活用する。新宮ユネスコ協会では3年目の取り組みで、今月9日に市内で開催したイベント「春よこい」ではハガキとお菓子を交換するキャンペーンを実施。計1137枚と、コレクションされた切手帳5冊の寄付があった。ハガキ11枚で1人の子どもが1カ月学校に通えるという。集まったハガキは今月中に日本ユネスコ協会へ送る。

 中谷会長は「ユネスコ協会として、書きそんじハガキキャンペーンは他の国の子どもの教育に生かす普遍的に行っている取り組み。当協会では昨年から本格的に取り組み始め、たくさんの善意が集められたことをうれしく思います」と感謝した。

 「今後もポストを所定の場所に置き、活動を続けていくので、協力をよろしくお願いします」と呼び掛けている。

 ハガキ回収用のポストは今回市福祉センターに常設する他にも設置場所を募集している。問い合わせは同協会事務局の市教育委員会生涯学習課(電話0735・23・3333)まで。

 同協会は14日夜に市福祉センターで理事会定例会議を開き、活動報告や今後の活動を話し合うなどした。今月末には神倉山で清掃活動を行う予定となっている。

(2019年3月17日付紙面より)

集まったハガキ、切手帳、ポストと新宮ユネスコ協会の皆さん=14日、新宮市福祉センター
2019年03月17日
42 ライブや見学など楽しむ  蓬莱公民分館「歩こう会」  (新宮市 )
2019年03月17日
43 過去2番目を記録  18年の観光客数動態調査  (和歌山県 )
2019年03月17日
44 市の財政問題など  一般質問最終日は1議員  (新宮市議会 )
2019年03月17日
45 3期目に向け意気込み  濱口太史県議が県政報告会  (新宮市 )
2019年03月17日
46 多彩な作品ずらり  第二なぎの木園が作品展  (新宮市 )
2019年03月17日
47 ブリ2300本水揚げ  豊漁が続く太地漁港  
2019年03月17日
48 新翔生4人を表彰  世界遺産についての作文  (新宮ユネスコ協会 )
2019年03月17日
49 濃いピンクの花が庭を彩る  荘司さんが毎年育て  (紀宝町神内 )
2019年03月17日
50 50枚の札取り真剣勝負  1年生「百人一首大会」  (矢渕中 )
2019年03月17日
51 お悔やみ情報
  
2019年03月16日
52 第3次計画を策定
 第3回地域福祉計画策定委員会  (新宮市 )

 第3次計画の策定に係る3回目の新宮市地域福祉計画策定委員会が14日、市役所別館であった。ヒアリングや事例調査の結果、近年の福祉分野における国の動向を基に、計画の内容を策定委員に報告し、全会一致で承認された。今後、計画書はパブリックコメントを実施し、3月中に田岡実千年市長に報告される。

 委員会は、平成26年度から始まった「第2次新宮市地域福祉計画」が本年度で期限の5年を迎えることから、第3次計画策定にあたり設置。第3次計画は地域福祉を推進するための基本となる。計画期間は来年度から5カ年。市社会福祉協議会の「第3次地域福祉活動計画」と連携して進めていた。

 副委員長の中山徹・大阪府立大学名誉教授が第2回策定委員会で提案していた骨子に追加、修正した箇所を報告した。「計画は、市総合計画内の高齢者福祉・介護保険計画や子ども・子育て支援事業計画などと連携し、整合性を持つもの」などと説明。

 第3次の基本理念は地域共生社会の実現に向けたこれからの方向性を示すことと考え、第2次の基本理念である「進取の気風と伝統を生かし、共に生き、支え合う地域の福祉をつむぐ―新宮の地域福祉の五つのつむぎ―」を継承するとした。基本理念を実現するために▽つたえる▽つどう▽つなぐ▽つくる▽つみかさねる―の五つの基本方針を掲げた。

 委員長を務める水内俊雄・大阪市立大学教授は、地域の現状をどう認識するかについて市の人口推移などを紹介しながら解説した。人口の減少が激しく、老年人口が増加しているとし「県内でも新宮の減少が最も厳しく、相当の覚悟がいる中での地域福祉となる」と説明。年代別や校区別の人口動態などを地図で示し「地域福祉的には町の動きや新築の家屋などに着目していく必要もある」と話した。

 委員からは「災害時の避難行動要支援者の支援については、個人情報保護法の観点から名簿があっても生かされないという現状がある」などの指摘があった。事務局は「同意のもとで該当者から情報をいただき、名簿を作成して支援者に渡していくという取り組みを進めている」と回答した。

 計画の承認を受け、田中幸人・市健康福祉部長は「計画を職員にも周知徹底し、一生懸命取り組んでいきたい」とあいさつした。

(2019年3月16日付紙面より)

地域福祉計画策定委員会の様子=14日、新宮市役所別館
2019年03月16日
53 学びの継続願いつつ閉講
 本年度の英会話講座終了  (南紀国際交流協会 )

 南紀国際交流協会(西畑栄治会長)主催の本年度英会話講座が13日、串本町文化センターで終了した。同協会は受講生に修了証書を授与し、受講をきっかけにして今後も学ぶ意欲を継続するよう呼び掛けて締めくくった。

 この講座は、『使える英語を楽しく学ぶ』をテーマに掲げ、英語に親しむきっかけを提供する機会として例年の年度終盤(1~3月)に期間開講している。本年度は外国語指導助手(ALT)のバイロン・ウエストフィールドさんとトニー・ドミナ(本名はアントニー・ドミナ)さんを講師に迎えて1月16日に開講。受講生33人が初級と中・上級の2クラスに分かれて毎週水曜日の夜半、計9回の講座に取り組んだ。

 最終日となった今月13日は、前半で講座、後半で閉講式を実施した。同式では受講生が一人ずつ感想や講師への感謝の気持ちを日本語や培った英語力で発表。講師2人は経験が語学力を高めるとし、西畑会長は今期講座の雰囲気を振り返り「これを機会にし、英語を毎日の生活に取り入れて勉強を続けてほしい」と呼び掛けて受講に感謝した。

 修了証書は西畑会長や講師2人から授与。皆勤した受講生から講師2人に花束を贈って感謝し、最後は記念撮影をして締めくくった。

 同式に先立って、串本町トルコ文化協会の伊藤アイシェギュル会長が4月から同町国際交流員のドゥルナ・オズカヤさんを講師に迎えてトルコ語講座を始めることをアピールし、参加を呼び掛け。同協会は今月17日(日)に交流行事「樫野崎ハイキング(通訳ガイド付き)」を開くことを受講生に伝え、英語を学ぶ仲間同士の親交を深める新たな機会として参加者を募るなどした。

(2019年3月16日付紙面より)

西畑栄治会長(左)から修了証書を受ける受講生=13日、串本町文化センター
2019年03月16日
54 6年間の思い出胸に 神内、鵜殿小で卒業式 (紀宝町)

 紀宝町立神内小学校(森脇洋校長)と同町立鵜殿小学校(辻至校長)で15日、卒業式があり、6年生が在校生や教職員、保護者に見守られながら新たな一歩を踏み出した。

 神内小学校は13人が卒業。森脇校長が一人一人に卒業証書を手渡し、「皆さんを待ち受けているのは激動の世界かもしれない。たくましく生き抜き、夢と希望を抱いて未来に向かって、いつまでも輝いてください」とはなむけの言葉を送った。

 在校生は「送る言葉」で6年生に感謝の気持ちを伝え、『さようなら』を歌って送り出した。卒業生は中学校への決意を伝え、『あとひとつ』を歌って慣れ親しんだ学びやに別れを告げた。

 鵜殿小学校は卒業生39人を楽器演奏と拍手で迎えた。卒業証書を授与した辻校長は「直接相手の温もりを感じる距離感を持ち、心遣いで相手とつながってほしい。その営みを重ねて絆へと進化していってください。4月からの数多くの出会いが素晴らしいものであることを願っています」とエールを送った。

 在校生が『絆』を歌い、卒業生が『旅立ちの日』を歌うと、保護者らは、たくましく成長したわが子に目を細めていた。

(2019年3月16日付紙面より)

校歌斉唱の卒業生=15日、紀宝町立神内小学校
卒業証書を受け取る6年生=15日、紀宝町立鵜殿小学校
2019年03月16日
55 「新規事業化は妥当」
 高速道路紀伊半島一周へ  (国土交通省 )

 一般国道42号(近畿自動車道紀勢線)「新宮道路」と「紀宝熊野道路」について、14日に開かれた国土交通省の社会資本整備審議会道路分科会第18回事業評価部会は、新規事業化は妥当であるとの意見をまとめた。今後、参議院で審議中の2019(平成31)年度予算の成立を受けて、正式に事業化が決定される。

 新宮道路は新宮市あけぼの―三輪崎間を結ぶ延長4・8㌔で、事業費は約300億円。紀宝熊野道路は熊野市久生屋(くしや)町―紀宝町神内(こうのうち)間を結ぶ延長15・6㌔で、事業費は約850億円。現在「すさみ串本道路」(19・2㌔)、「串本太地道路」(18・4㌔)、「新宮紀宝道路」(2・4㌔)、「熊野道路」(6・7㌔)が事業中となっている。

 自民党の二階俊博幹事長は、事務所を通じて「今回の紀伊半島一周事業化を喜ぶとともに、地域の皆さまが熱望する現在事業中のすさみ南インターチェンジ(IC)―串本IC、新宮北IC―紀宝IC、串本IC―太地IC間の早期開通のための予算の獲得に努めたい」と話している。

 和歌山県の仁坂吉伸知事は「一般国道42号新宮道路の新規事業化について妥当であるとのご意見をいただき、心から感謝している。紀伊半島一周高速道路の早期実現は、県にとって企業立地や産業振興、活力ある地域づくりといった将来のチャンスを保障するものとして、また南海トラフ巨大地震などの大規模災害への備えとして、不可欠かつ急務である。こうした中で、今回、三重県内の一般国道42号紀宝熊野道路についても、新規事業化について妥当であるとのご意見をいただいたことから、新宮道路とともに平成31年度に新規事業化され、近畿自動車道紀勢線の未供用区間が全線にわたり事業着手されることを、大いに期待するところである」とコメントを寄せている。

(2019年3月16日付紙面より)

近畿自動車道紀勢線の整備状況(和歌山県提供)
2019年03月16日
56 ブロック塀対策など  一般質問3日目は3議員  (新宮市議会 )
2019年03月16日
57 新年度一般会計予算が可決  子育て支援やDMOなど議論  (那智勝浦町議会 )
2019年03月16日
58 シイタケの収穫が楽しみ  菌打ち体験に24人参加  (那智勝浦町 )
2019年03月16日
59 体を動かす楽しさ味わう  神倉小で初のなわとび集会  (新宮市 )
2019年03月16日
60 #(ハッシュタグ)で新宮の食の魅力発信 フォトコン入賞作品発表 (#新宮スタ)
2019年03月16日
61 立木早絵さん迎え思想培う  中央公民館で人権教育講演  (古座川町 )
2019年03月16日
62 次の週末は見頃終盤  クマノザクラが花盛り  (古座川町 )
2019年03月16日
63 25、50年の節目に母校寄付  串中会の22期生と47期生  (串本町 )
2019年03月16日
64 ユース短歌で奨励賞獲得  高池小6年・竹本芽生さん  (古座川町 )
2019年03月16日
65 紀宝町議会定例会が閉会  当初予算など全議案承認  
2019年03月16日
66 フルートの美しい音色響く  ミューズがコンサート  (紀宝町 )
2019年03月16日
67 プレー通じ親睦深める  年金友の会グラウンドゴルフ大会  (JA三重南紀 )
2019年03月02日
68 目標に向け新たな一歩
 新宮・新翔高校で卒業式  (和歌山県 )

 和歌山県内の公立高校で1日、卒業式があった。本紙エリアでは新宮、新翔の両高校、串本古座高校串本校舎、同校古座校舎で行われ、卒業生たちはそれぞれの目標に向け新たな一歩を踏み出した。

■新宮高校



 県立新宮高校(前田成穂校長)では198人(男子93人、女子105人)が卒業した。前田校長は「今後の歩む人生で幾度となく大きな壁が立ちはだかるかもしれません。自分が置かれた立場や環境としっかり向き合って努力を忘れないでほしい」と式辞。

 在校生の古根川健君(2年)は卒業生たちと共に学んでこられたことは大きな財産と感謝し、「皆さんがそれぞれの夢のために試行錯誤し、努力してきた姿を私たちは後から見てきました。これからは皆さんが築き上げてきた伝統を継承していかなければいけない。先輩方の勇姿に倣って、より一層誇れる学校にしていくことを誓います」。

 卒業生代表の安間晴香さんは「成長」の言葉を挙げ、3年間を振り返り「人は必ず誰かに支えられていること、互いに支え合って団結し協力すれば目標を実現できることを学びました」と語った。「新宮高校で学んだこと、出会った人々への感謝の気持ちを忘れず、日々精進していきます」と述べ、同級生、家族、後輩、教職員、地域の人たちに感謝した。

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■新翔高校



 県立新翔高校(東啓史校長)では140人(男子71人、女子69人)が卒業した。

 東校長は卒業証書を授与し、式辞で「日々の授業やクラブ活動、さまざまな学校行事、あるいは友だちや先生方との交流の中で、たくさんの喜びや感動、時には挫折も経験しながら皆さんは大きく成長したはずです。新翔高校で手に入れた多くの財産を糧に未来に向かって前向きに羽ばたいて下さい」と卒業を祝い、「新翔高校は皆さんの永遠のふるさとです。新翔高校を愛し、母校の後輩たちにエールを送り続ける頼りになる同窓生になってくれることを期待しています」とエールを送った。

 来賓祝辞、各種表彰の後、在校生を代表し安井貫乃(かんだい)君(2年)が「私たちが努力と意思を引き継ぎ、先輩方が築き上げてこられた伝統を継承していかなければなりません。これからの新翔高校を誇れる学校にしていくことを誓います」と送辞。

 卒業生を代表し松根永祐君が高校生活3年間を振り返り、「お世話になったいろんな人たちに恩返しすることを目標に、新しい時代に飛び込んでいきたいと思います。これからの日本は、東京五輪に大阪万博など大きなイベントが決定し、私たち若い世代が活躍できる場の広がりを感じます。新しい時代の中で、新翔高校で学んだことを胸に活躍することを誓います」と涙ながらに答辞を述べ感謝した。

(2019年3月2日付紙面より)

卒業証書を受け取る卒業生=1日、新宮市神倉の県立新宮高校
涙ながらに答辞を述べる松根永祐君=1日、新宮市佐野の県立新翔高校
2019年03月02日
69 3年生106人が学びや巣立つ
 串本・古座両校舎で卒業式  (串本古座高校 )

 県立串本古座高校(愛須貴志校長)の串本・古座の各校舎で1日、卒業式が開かれた。両校舎合わせて106人(男子62人、女子44人)は祝福を受け、それぞれの思いを胸に学びやを巣立った。

 串本校舎では午前9時に開式された。卒業生78人(男子47人、女子31人)を代表し、東晃宏君(A組)と橋野祥君(B組)、岡村龍之介君(C組)が全員分の卒業証書を受け取った。

 愛須校長は「自分の置かれている環境が理想通りでなくても、なんらかの工夫をして乗り越えることが大事。自分の可能性を信じ、今できることを積み重ねることで自分自身を今より大きな本物の自分にすることができます」と式辞。多くの来賓が参列する中、和歌山県教育委員会生涯学習局の木皮享局長、西前啓市古座川町長などから祝辞が寄せられた。

 在校生の伊森安美さんが「母校100周年という節目の年に卒業される皆さんから伝統のバトンを受け継ぎ、新しい100年を築くために頑張っていきます」と送辞。卒業生を代表して北浦佑菜さん(C組)が体育祭などの行事を振り返り、家族や教師、在校生に感謝を述べ、「今度は私たちが立派な大人になり、恩返ししていきます。間もなく平成の幕が閉じ、新たな時代が始まろうとしている節目の年に私たちは自ら選んだ新しい道へと踏み出します。高い壁にぶつかることもあるでしょうが、かけがえのない高校時代を思い出し、着実に進んでいきたいと思います」と答辞を述べた。

 式では12人が皆勤賞として紹介され、鈴木雄大君(B組)が代表で賞状を受け取った。

 古座校舎では午後1時30分から同校舎最後となる卒業式が行われた。式後は同校OBや地域住民などが集まり、閉校舎式が営まれた。

(2019年3月2日付紙面より)

さまざまな気持ちを胸に卒業証書を受け取る生徒=1日、県立串本古座高校串本校舎
2019年03月02日
70 一般会計は過去最大編成
 来年度の当初予算案発表  (串本町 )

 串本町は1日、来年度一般会計の当初予算案の概要を発表した。規模は103億4600万円(対前年度比7・4%増)で、歳出にはサンゴ台中央線新設事業やくしもとこども園新設事業の基本・実施設計業務委託料などが盛り込まれている。特別会計の同案と共に6日(水)午前9時30分に開会する町議会3月定例会に提出する。

 一般会計の当初予算案の歳入、歳出の内訳は別図の通りで、現町では過去最大規模の編成。歳入における自主財源は27億4972万8千円(構成比26・5%)で、対前年度比0・6%減となっている。

 当局は同予算案の主な事業として▽サンゴ台中央線新設事業(4億5528万1千円)▽サンゴ台7号線改良事業(2億2498万2千円)▽地籍調査事業〈津荷・中湊・西向・神野川が対象〉(1億9558万1千円)▽道の駅駐車場整備事業(1億510万円)▽仮称・串本町観光ループバス運行支援協議会補助(366万7千円)▽新庁舎建設事業〈基本・実施設計業務〉(2313万円)▽くしもとこども園新設事業〈基本・実施設計業務〉(1725万4千円)▽子育て支援事業〈病児保育室新設事業〉(1565万2千円)▽ねんりんピック開催経費(745万3千円)▽学校空調設備整備事業〈小学校9校分の設計業務〉(1780万8千円)▽姉妹都市青少年交流事業(563万8千円)―などを挙げている。

 サンゴ台中央線新設事業は本年度が最終年度で、西の岡付近~サンゴ台間全長約1・6㌔の新道(町道)の年度内完成を目指す。サンゴ台7号線改良事業は、くしもと町立病院~仮称・串本IC間への延長に要する工事請負費と道路用地購入費などを計上している。

 道の駅駐車場整備事業は、収容台数を現行の45台から75台程度に拡大する内容。年度内完了を目指していて、繁忙期に設ける臨時駐車場への誘導利便向上の効果も期待している。

 観光ループバスは7月の開所が見込まれる南紀熊野ジオパークセンターと連動して県と町を主体にして同協議会を立ち上げ導入する観光客向けの路線バス。病児保育室はくしもと町立病院内に定員4人で設けるもので、来年1月の開所を目指す。学校空調設備整備事業は再来年度の導入を見据えた計上。姉妹都市青少年交流事業は、平成23年度を最後に中断している2年に1度のトルコ共和国への学生派遣の再開に充てているという。

 特別会計の当初予算案の規模は病院事業など15会計の合計で87億2210万5千円で、一般会計との合計額は190億6810万5千円。一般会計当初予算案の審議は7日(木)、8日(金)、11日(月)、12日(火)、特別会計当初予算案の審議は13日(水)の本会議で行う見込み。

(2019年3月2日付紙面より)


2019年03月02日
71 防火意識の普及呼び掛け
 春の火災予防運動初日に  (新宮市 )

 春の全国火災予防運動(1~7日)に伴い、各地の消防は1日、防火広報を実施した。新宮市消防本部(川嶋基正消防長)では新宮、三輪崎、高田、熊野川の4地区に分かれて、住民らに防火意識の高揚を呼び掛けた。今年の全国統一防火標語は「忘れてない? サイフにスマホに火の確認」。

 市消防本部で行われた新宮地区の出発式には丹鶴、千穂、蓬莱、警備の4分団から17人が参加した。竹内由定団長は「今年に入って当地域においては多くの火災が発生している。事故に十分注意の上、広報活動を」と訓示。団員らは各分団の消防車両に乗り込み、各地区の広報に向かった。

 期間中の3日(日)には新宮地区と熊野川地区で総合訓練を実施する。

 期間中の全国重点目標は▽住宅防火対策の推進

▽乾燥時および強風時火災発生防止対策の推進▽放火火災防止対策の推進▽特定防火対象物などにおける防火安全対策の徹底▽製品火災の発生防止に向けた取り組みの推進▽多数の者が集合する催しに対する火災予防指導などの徹底▽林野火災予防対策の推進―の七つ。

 市消防本部では▽住まいの防火対策を進めよう▽延焼拡大危険性の高い地域を中心とした火災予防対策や警戒を徹底しよう▽放火されない環境づくりを進めよう▽防火管理体制の徹底を図ろう▽電気用品、燃焼機器、自動車などの適切な使用・維持管理を徹底しよう▽火気器具・危険物は正しく取り扱いましょう▽入山の際は防火意識を―の7点を重点に実施する。

 市消防本部管内で今年に入って発生した火災は住宅火災7件、その他火災3件の計10件。市消防本部では防災行政無線を使った注意喚起や、防火広報を実施しながら特別警戒に当たっている。

(2019年3月2日付紙面より)

消防車両が広報活動に出発=1日、新宮市消防本部
2019年03月02日
72 18人が介護資格を取得  新翔高で修了証授与式  (新宮市 )
2019年03月02日
73 今春入隊予定者らを激励  那智勝浦町長、新宮市長を表敬訪問  
2019年03月02日
74 人口流出に歯止めを  まち・ひと・しごと懇談会  (新宮市 )
2019年03月02日
75 宇津木の早咲きサクラが満開に  古座川町  
2019年03月02日
76 子どもたちの墨彩画並ぶ  喫茶きよもんでパンダ教室作品展  (那智勝浦町 )
2019年03月02日
77 全国大会入賞を報告  ジュニアレスリングクラブが市長表敬  (新宮市 )
2019年03月02日
78 勇気ある行動に感謝  火災の初期消火表彰  (新宮市 )
2019年03月02日
79 感謝を胸に23人卒業  新宮市医師会准看護学院  
2019年03月02日
80 醍醐味交えて技術紹介  文化セで写真撮影講座  (串本町公民館 )
2019年03月02日
81 思い出とメッセージ描く  橋杭小6年生が卒業制作  (串本町 )
2019年03月02日
82 手作りのたこ大空を舞う  井田で30年続く伝統行事  (紀宝町 )
2019年03月02日
83 児童が防災マップ作り  成川小で学校防災研修会  
2019年03月02日
84 元気いっぱいボール蹴る  うどの幼稚園でサッカー教室  
2019年03月02日
85 55期生103人笑顔で巣立つ  紀南高校などで卒業式  
2019年03月02日
86 多くの家族連れらでにぎわう  第15回おもしろらんど春祭り  (串本町 )
2019年03月02日
87 お悔やみ情報