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2022年07月24日
1 手作りお手玉で認知症予防
 西千恵子さんが「湯ごりの郷」に寄贈  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町浦神在住の西千恵子さん(86)は22日、社会福祉法人高瀬会(切士桂理事長)の地域密着型バーデンライフ・ケアセンター「湯ごりの郷」(切士知憲施設長、同町湯川)を訪れ、手作りのお手玉200個を寄贈した。

 西さんがお手玉作りを始めたのは2004年、旧浦神小学校で低学年を対象にした「昔遊び学習」で子どもたちと一緒にお手玉遊びをしたことがきっかけ。その後、勝浦小学校からも声がかかり、西さんの元には両校の子どもたちから、感謝を告げるお礼の手紙が多数寄せられたという。

 浦神地区では初午(はつうま)の日、厄年生まれの人がおはらいを受けた後に餅やお菓子をまく習わしがあることから西さんは一念発起。

 自身が米寿を迎える今年の初午の日に餅と一緒にお手玉をまこうと米寿にちなみ880個のお手玉の製作を始めたが、新型コロナウイルス感染症の影響で餅まきは中止に。近所に住む切士理事長にお手玉寄贈の話を持ちかけたところ、切士理事長は快諾。この日の寄贈に至った。

 なお、西さんは同施設のほか、町社会福祉協議会にもお手玉を寄贈。友人や孫にもプレゼントしたという。

 お手玉遊びは認知症予防に効果があるといわれており、「高齢者の遊び」として取り入れている施設も多い。

 寄贈を受けた切士理事長は「利用者さんの楽しみが増えた。昔を思い出してくれると思う。おじゃみ(お手玉)を見て、自分も作ってみたい、そう思う利用者さんもいるのでは。自身の生きがいを利用者さんの生きがいづくりにつなげてくれた。ありがたいです」。

 切士施設長は「新型コロナウイルスの影響でご家族の面会も窓越しとなっており、夏祭りなどの地域交流行事も中止を余儀なくされている中、お手玉の寄贈は利用者さんにいつもと違う刺激をもたらしてくれると思う」と感謝。

 西さんは「おじゃみは認知症にも良いと聞く。ぜひ活用してほしい。おじゃみ作りは楽しく、生地選びや色合わせなど頭を使うことも多いため自分のためにもなっている。次は1000個を目指したいですね」と笑顔で話した。

(2022年7月24日付紙面より)

(左から)手作りのお手玉を寄贈した西千恵子さん、切士知憲施設長、切士桂理事長=22日、那智勝浦町湯川
2022年07月24日
2 「公衆ごみ箱」回収事業始まる
 就労部会通じて業務委託  (国道168号美化協議会 )

 新宮・東牟婁圏域自立支援協議会就労部会(小阪武部会長=障害者就業・生活支援センターあーち)を通じて業務を受託している、若者応援センター「ヨリドコ」の利用者らは22日、国道168号沿い5カ所に設置されている「公衆ごみ箱」の回収作業を実施した。回収されたごみは、同じく業務受託している社会福祉法人熊野緑会「なぎの木園」とひきこもり者社会参加支援センター「あづまプラッツ」に搬入され、分別や洗浄作業が行われる。

 東牟婁地域と県内外各地域との往来のための主要道路である国道168号。沿道は住宅が少なく人目にもつきにくいことから、全域でポイ捨てによる空き缶やペットボトルなど飲料のごみが散乱しており、待避所や道の駅周辺では飲食物のごみが散乱している。沿道に捨てられたごみは熊野川に流れ込み、最終的に海に至る。

 そういった状況の中、東牟婁振興局健康福祉部衛生環境課は昨年秋、168号沿いの道の駅および待避所計3カ所に実験的に公衆ごみ箱を設置。ごみ箱の維持管理における問題点と沿道などにおける散乱ごみの削減効果の検証を実施したところ、全域でごみの種類別に25~40%程度の削減効果が認められた。

 検証の効果を鑑み、公衆ごみ箱の常設設置を行うことにより、路上などの散乱ごみ(ポイ捨てごみ)を低減させ、当地方の山・川・海の自然環境の保全に寄与することを目的に今年5月、東牟婁振興局、市、市観光協会、民間団体などで組織する「国道168号美化協議会」を設立。運営母体となって情報交換や連絡調整を行いつつ、官民一体で相互に連携して不法投棄対策活動を展開していくことを共有した。

 就労が困難な障害がある人たちの活動を支援するとともに、就労などに係る現状や課題について協議や情報共有を行う新宮・東牟婁圏域自立支援協議会就労部会は、同美化協議会から「公衆ごみ箱」の回収分別などに関する業務委託の話を受けて協議を行い調整。部会員以外の事業所にも声をかけるなどして、前述の3事業所が請け負う運びとなった。受託金は工賃などとして利用者らに支払われる。

 ごみの回収は月曜と金曜の週2回。168号沿い▽南桧杖▽相賀▽熊野川町田長(道の駅瀞峡街道熊野川)▽同町日足▽同町相須―の5カ所に設置されたごみ箱からごみを回収し、燃えるごみは市クリーンセンターに、それ以外のごみは分別などの業務を行う事業所に運搬する。

 初日となったこの日、「ヨリドコ」の利用者や並河哲次理事長らが、回収作業に汗を流した。

 部会長代理の南紀ひまわり作業所の日浦頼和主任は「少しでも地域の環境美化に寄与できれば」。

 東牟婁振興局健康福祉部新宮保健所の堀内達司・衛生環境課長は「協議会は、賛助会員さんや関係団体の協力を頂き、熊野の自然を守るために発足した。設置したごみ箱にごみを捨てていただくことでこの美しい景観を守っていけるのであればそれが一番です」と話していた。

 同協議会では6月、田長の公衆ごみ箱近くに、竹で作った「ごみ箱の維持管理募金箱」も設置。「ここ熊野の素晴らしい自然を守り、未来の子どもたちに残していくために」と協力を呼びかけている。

(2022年7月24日付紙面より)

ごみの回収作業に汗を流す利用者ら=22日、新宮市熊野川町
熊野川町田長に設置された募金箱
2022年07月24日
3 自分の命を守るため
 神倉小5年生が着衣泳  (新宮市 )

 新宮市立神倉小学校(藪中秀樹校長)で19日、着衣泳があった。5年生64人が、同市を拠点に活動している健康運動指導士で「High―Five」の杉浦資史(もとし)代表から着衣時での泳ぎの困難さや対処法などについて学んだ。

 同校育友会が主催の学年行事で、子どもたちに水難事故から自分の命を守る方法を身に付けてもらおうと実施。この日はクラス別で行われた。

 1組32人の授業では訪れた保護者が見守る中、児童が水着で泳いだ後、それぞれが服を身に着けて再びプールに入ると「重たい!」「動きにくい」などの声を上げ、思うように泳げないことを体験。2人一組でペットボトルを使用し、あおむけで安全に浮く練習や浮力のある物にロープを装着して投げる救助法を教わった。その後、誰が最も長く浮いていられるかにも挑戦した。

 杉浦さんは服を着た状態での水泳などには長所と短所があると説明。「着衣時には水を含むため重くなって泳ぐのが困難になる危険性がある一方で、空気が入りやすい状態にもなります。もしものときには体力を使わないことが重要。慌てず、落ち着いて『浮いて待つ』行動を忘れないでください」と呼びかけた。

 名越真悠さんは「服を着ている状態が想像以上に重くて驚きました。改めて水の事故を起こさないように気を付けて水泳を楽しみたい」。

 浅井扇介君は「水着と服を着ているときの動きが全然違うことを実感した。教わったことを忘れずに、万が一に備えて意識するのが大事だと思った」と話していた。

(2022年7月24日付紙面より)

ペットボトルを使用し浮く練習を行う児童=19日、新宮市立神倉小学校
2022年07月24日
4 圧巻の歌唱力楽しむ  大西ユカリさんがライブ  (太地町地域福祉センター梛 )
2022年07月24日
5 楽しく防災を学ぼう  子育て支援セで防災のお話  (新宮市 )
2022年07月24日
6 明かりの違いを実験  わくわく科学教室に21人  (紀宝町 )
2022年07月24日
7 お化け屋敷で「はい、チーズ」 うどの幼で恒例の「夕涼み会」 (紀宝町)
2022年07月24日
8 ごみ分別アプリを導入  8月1日から配信開始  (紀宝町 )
2022年07月24日
9 お悔やみ情報
  
2022年07月23日
10 名物の催しでにぎわう
 くじらに出会える海水浴場  (太地町 )

 太地町の名物となっている催し「くじらに出会える海水浴場」が22日、同町のくじら浜海水浴場で始まった。前日には準備に向けて、町立くじらの博物館(稲森大樹館長)の職員がハナゴンドウ2頭の搬入作業を行った。展示期間は8月16日(火)まで。午前11時と午後1時の2回(約15分間)、12㍍四方の網いけすから開放される。

 クジラの近くで泳ぐことができる人気の催しで2008年から始まり今年で14回目。20年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった。今年も感染防止対策で網いけすに特設ステージは設置しない。

 前日の21日は早朝から搬入作業を開始。元々は19日に予定されていたが、天候不良のためこの日に延期となっていた。森浦湾で飼育する2頭の鯨類の体温測定や血液検査を行い、異常の有無を確認した。

 その後、ボートに固定して海水浴場へ向かい、網いけすに搬入。クジラがいけすに慣れた後に、餌をあげて体調や状態が安定しているかをチェックした。

 今回、搬入されたのは飼育展示7回目で雌のサツキ(体長292㌢、推定体重410㌔、推定13歳)と、4回目で雄のシロ(体長296㌢、推定体重390㌔、推定26歳)。

 搬入を終えて、同館主任飼育員の富田史明さんは「無事に搬入できて良かった。ここ数年はコロナ禍でお客さまの足が遠のいていたが、今年も海水浴場がオープンできた。クジラと泳げる海水浴場は全国的にも珍しいので、多くの方々にクジラを間近で見て、楽しんでいただけたら」と話していた。

 オープン初日の22日には、シーズン中の安全とにぎわいを祈る安全祈願祭が勝浦八幡神社の髙橋正樹宮司によって営まれた。その後、クジラの姿を一目見ようと、大勢の家族連れなどでにぎわった。

 大阪府堺市から家族で訪れていた40代男性は「インターネットで知って来た。本当にクジラが間近で見られて子どもたちも喜んでいる。来年もぜひ来たい」と笑顔で語った。

(2022年7月23日付紙面より)

今年も人気の催しが始まった=22日、太地町のくじら浜海水浴場
搬入作業の様子=21日、同所
2022年07月23日
11 命を守る土木建築の仕事
 キャリアアップ計画開始  (新翔高校 )

 新宮市の県立新翔高校(藤田勝範校長)で、夏休みを利用した2年生の総合的な探求活動「キャリアアップ計画」がスタートした。初日の21日には、生徒たちの職場見学や建設系の進路座談会が行われた。

 生徒自身で▽大学・専門学校のオープンキャンパス▽地元6企業の職場見学▽進路座談会▽新宮市役所の出前講座―から一つを選択し、自分の進路について考えを深めていく。

 進路座談会には、同校卒業生で夏山組土木分野の現場監督を務める前田建人さんが来校し、同校建設技術系列の生徒2人が今後の進路選択について相談した。

 前田さんは「災害時に『命の道』になるバイパス道路の橋台や橋脚など、大きな構造物を造ると達成感がある。就職して1年目は紀伊半島大水害のすぐ後で、河川の堤防修理の工事をしていた。その時に、地元の方々から『ありがとう』と声をかけてもらえ、しんどかったけれどやって良かった、自分たちの仕事が地元の方々の命を守ることにつながると実感した」と語り「高校の3年間は短いので、一日一日を大切に、勉強を頑張ってほしい」と話した。

 笠木舵希君は「小さい時から自然やものづくり、外でいることが大好きで、大工を目指している。漠然と○○組、○○建設という会社に就職するのかなと思っていたけれど、家を建てるには○○工務店や○○住宅という会社を目指す必要があることが分かった。資格についても知ることができ、大工になりたいという気持ちが強くなった」。立嶋矢真斗君は「父が建設系の仕事をしていて、興味があって建設技術系に進んだ。進路はまだ決めていないけれど、いろいろなことが知れて良かった」と話していた。

(2022年7月23日付紙面より)

建設系の進路座談会の様子=21日、新宮市の県立新翔高校
2022年07月23日
12 「八咫烏風鈴」音色響く コロナ終息、日本代表の健闘など願い (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で21日、「八咫烏(やたがらす)風鈴」の取り付け作業があった。神職や巫女(みこ)らが、神門前に設置された「八咫烏風鈴台」や手水(ちょうず)舎、社務所など境内に約100個の風鈴をつるした。風鈴はお盆過ぎまで設置予定。

 風鈴はもともと邪気払いとして使われており、同社では参拝者らに涼を感じるとともに、邪気を払い疫病退散や開運厄よけにつなげてもらおうと、2006年から設置している。南部鉄製の風鈴には、熊野地方の伝説「三体月」の模様が入っていて、八咫烏の絵が入った赤、青、黄、ピンク、白の5色の短冊を下げている。

 神門近く、頂部に八咫烏の模型があしらわれている「八咫烏風鈴台」(高さ約3㍍)には88個の風鈴がつるされ、風がそよぐたびに涼しげな音を響かせていた。風鈴は同大社周辺の商店など、約70軒にも飾られた。

 今年は、静かな中で風鈴の音色を感じてもらおうと、例年より設置数を減らした。新型コロナウイルス感染症の早期終息を願うとともに、八咫烏は日本サッカー協会のシンボルマークでもあることから、今年11月21日から12月18日にかけて開催予定のサッカーワールドカップ(W杯)カタール大会に出場する日本代表チームの健闘も祈願した。

 風鈴設置に当たり、九鬼宮司は「新型コロナの一日も早い終息を願っています。熊野地方を訪れた時、熊野の香りや風とともに、風鈴の音色も感じてもらえれば」と話していた。

(2022年7月23日付紙面より)

「八咫烏風鈴台」に風鈴を取り付ける巫女=21日、田辺市本宮町の熊野本宮大社
2022年07月23日
13 区役員代表参列で礼尽くす
 池野山八坂神社で夏季祭典  (古座川町 )

 古座川町池野山にある八坂神社の夏季祭典が17日にあり、護持する上部区(橋本尚視区長)と池野山区(垣秀志区長)の役員が代表参列して礼を尽くした。

 区境付近に鎮座する同神社は両区が氏神社として護持していて年2回、上部区が主奉仕する夏季祭典と池野山区が主奉仕する秋季祭典(火焚祭)を営むなどして信仰を注いでいる。主祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)。夏季祭典は例年であれば奉幣神事を営み上部区の獅子舞の奉納や道行きも伴う主たる例祭に位置づけられているが、おととしと昨年に続いて今年もこれら奉仕は自粛。役員の代表参列で大前の儀のみ営んで今後へ礼をつなぐこととした。

 前日の強雨も収まり真夏の日差しが降り注ぐ好天に恵まれた本祭日。上部区からは4人、池野山区からは3人が大前の儀に代表参列し、直前の準備に奉仕した両区十数人が境内などから見守った。古座神社の石田保宮司が出仕して祝詞を奏上し、橋本区長ら上部区の役員、次いで垣区長ら池野山区の役員が玉串や二礼二拍手一礼の所作をささげて祈願した。奉幣神事はしなかったが、祭壇に両区の幣を奉って今年の神気をあやかった。

 3年続いて神事のみとする形となり、橋本区長は「今年は獅子舞の稽古をしようと思っていたが、最近の新型コロナウイルス感染拡大で断念せざるを得なくなった。緩やかだが人口減が進む中での獅子舞の再興は大変だと思うが、獅子舞をまた絶やすことはしたくない。願うところは早くコロナが終息し、普通の生活を取り戻したいという一心」、垣区長は「思うところは皆さんと同じ。上野山区はこの祭りの次に盆行事があるが、今年も追善踊りは取りやめて灯籠焼きだけ営む。一堂に会することは、地域としてまとまる上で大事。これらが平常通りやれるようになれば」とそれぞれ向こう一年に願うところを語った。

(2022年7月23日付紙面より)

夏季祭典の大前の儀に臨む上部区と池野山区の役員ら=17日、古座川町池野山
2022年07月23日
14 近大新宮、8強ならず
 高校野球和歌山大会  
2022年07月23日
15 東牟婁地方中学校総体(終)
 バスケットボール・バレーボール  
2022年07月23日
16 1位に野中誠一さん  写連紀南支部7月例会  
2022年07月23日
17 楽しい夏の思い出に  夏祭りや夕涼み会  (新宮市、那智勝浦町 )
2022年07月23日
18 最終日に安全運転呼びかける  汐入橋交差点などで夜間啓発  (那智勝浦町 )
2022年07月23日
19 昆虫は何を食べるの?  宇久井ビジターCで企画展  (那智勝浦町 )
2022年07月23日
20 友達と共同生活送る  新木保でお泊まり保育  (新宮市 )
2022年07月23日
21 橋杭園地での貢献たたえる  株式会社人見建設に感謝状  (串本町 )
2022年07月23日
22 近畿で優勝し全国初進出  詩舞講師の尾代きみさん  (哲泉流 )
2022年07月23日
23 丸太のベンチを設置  大里桜愛好会ら自然プールに  (紀宝町 )
2022年07月23日
24 顧客の財産を守るために  三十三銀行で特殊詐欺防止訓練  (熊野警察署 )
2022年07月23日
25 「安全な歩行呼びかけたい」  横断歩道ハンドサインキャンペーン  (紀宝署 )
2022年07月23日
26 感染急拡大で「アラート」発出  感染防止行動の徹底呼びかける  (三重県 )
2022年07月23日
27 刑法犯認知件数、大幅に減少  総会で山﨑、伊藤さんら表彰  (紀宝地区防犯協会 )
2022年07月23日
28 涼をもたらすハツユキソウ  新宮市のタウンガーデン  
2022年07月23日
29 お悔やみ情報
  
2022年07月23日
30 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
 【第51回】みそ汁パワーで夏を乗り切れ  

 梅雨も明けて、いよいよ夏がやってきました。子どもが夏休みに入ったり、何かと忙しくなるご家庭も多いのではないでしょうか?

 先日、面白い記事を読みました。島根県立益田高校のサッカー部が、「みそ汁プロジェクト」なるものを始めたという記事です。サッカーの練習後に、みんなで1杯のみそ汁を飲むというのを続けることで、腸内環境の改善を検証するというものです。1カ月後、部員の腸年齢は、全体の平均で1・16歳若くなったそうです。試合中、足をつる選手がいなくなったという話もあります。これら全てがみそ汁の効果か、というとそれは分かりませんが、みそ汁が健康にいいのは確かです。

 最近「腸活」というキーワードをよく耳にするようになりました。腸は第二の脳といわれるとも言いますね。腸内環境が良ければ、免疫力も高く、体の調子が良くなるというものです。腸活の基本は、「プロバイオティクス」という腸に有益な菌を摂取すること。つまり善玉菌と呼ばれるものです。皆さんご存じの乳酸菌やビフィズス菌です。食品ではヨーグルトやみそ、キムチ、納豆などがそれに当たります。そしてこの「プロバイオティクス」を働かせるためには、「プレバイオティクス」という善玉菌の餌も一緒に摂取する必要があるのです。「プレバイオティクス」とは、食物繊維やオリゴ糖を含む食品のこと。野菜や果物、豆類、きのこ類などがこれに挙げられます。

 もうお分かりでしょうか? みそ汁にはこの両方が含まれているのです。つまり腸にいい要素が一気に取れる料理ということになりますね。

 みそ汁は、一時期塩分過多だと敬遠されていた時期もありますが、今その健康効果が再び注目を集めています。厚生労働省の研究によると、みそ汁をたくさん飲んでいる人ほど乳がんの発生率が低いそうです。乳がんの発生率は「みそ汁1日1杯以下」の人よりも、「1日2杯」の人で26%、「1日3杯以上」の人で40%も減少しているという結果でした。胃がんの死亡率も、毎日みそ汁を飲む人と全く飲まない人では48%違うという研究結果もあります。さらに老化防止や血圧低下・睡眠の質向上など、さまざまな健康効果が発表されているのです。そして、みそにはナトリウムイオンが豊富に含まれているので、熱中症予防にも効果があります。

 みそ汁は、冷蔵庫で半端に余ったお肉や野菜を入れられるので、私はよく作ります。毎日食卓に出していると、ないとき娘に「あれ? おみそ汁は?」と言われることもあります。いりこやカツオ、昆布でだしを必ず取らなきゃいけないということはありません。野菜を入れて、コトコト煮れば、野菜のだしで十分おいしいおみそ汁ができます。キュウリとツナと豆腐で火を使わずに、冷汁にすることもあります。冷たいみそ汁もおいしいですよ! 腸にも、健康にもいいおみそ汁! ぜひ、毎日みそ汁を飲んで、これからの暑い夏を乗り切ってみてください。そして、お子さんにもみそ汁パワーを教えてあげてください。

(2022年7月23日付紙面より)

2022年07月17日
31 防災機能高めた新庁舎
 三輪崎支所で落成式  (新宮市 )

 新宮市三輪崎で16日、市役所三輪崎支所新庁舎落成式と施設見学会があった。田岡実千年市長や市議会議員、消防団関係者、地元自治会長、工事関係者らが出席。施設の完成を祝うとともに、19日(火)からの業務開始に向け士気高揚を図った。

 大規模災害発生時においても、地域の防災拠点施設としての役割を十分に果たすことをコンセプトの一つに、優れた耐震性を確保。1階に三輪崎支所、2階に市消防署三輪崎消防派出所と消防団三輪崎分団詰所を配置するとともに、非常用自家発電設備や600㍑の燃料タンクを設置。災害時には施設内の非常用電源接続機器に3日間の電源供給が可能となる。

 津波一時避難スペースも確保されており、2階屋上(海抜16㍍)に約140平方㍍、1階屋上(同12㍍)約80平方㍍の計約220平方㍍に約440人の避難者の受け入れが可能。駐車場北側には消防本部において、60立方㍍の耐震性貯水槽を埋設している。

 また、期日前投票や確定申告の会場としても使用予定の多目的スペースや、窓口には車いす対応のローカウンター、オストメイト対応の多目的トイレを配備している。

 敷地面積は1170・48平方㍍、建築面積249・34平方㍍、延床面積388・11平方㍍。鉄筋コンクリート造りで駐車台数は10台、株式會社中村一級建築士事務所が設計。株式会社海邊組が建築、共栄電設株式会社新宮支社が電気、株式会社仲西水道工事店が機械の施工を請け負った。

 なお、旧三輪崎支所庁舎は完成から55年、三輪崎消防吏員派出所は建築後69年が経過していた。

 式典では、田岡市長が市民と関係者の協力に感謝し「より一層市民の皆さまのご期待に添うべく、安全・安心のまちづくりに全力を傾注したい」とあいさつ。

 地元選出の濱口太史県議は、旧庁舎や派出所の思い出を振り返りつつ「施設の完成を機に、地域が盛り上がっていくことを期待している」と祝辞を述べた。

 施工業者への感謝状贈呈後には田岡市長、濱口県議、酒井清崇・東牟婁振興局長、榎本鉄也市議会議長、中谷健兒消防団長がテープカット。閉会に当たり、榎本議長が「市議会としても当局とともに、地域に愛される施設となるよう努めていきたい」と誓いを新たにした。

(2022年7月17日付紙面より)

テープカットなどで落成を祝った=16日、新宮市三輪崎
新庁舎全景(新宮市提供)
2022年07月17日
32 新宮港の危機管理
 関係機関が情報共有  

 田辺海上保安部(真部克彦部長)や新宮警察署(田原正士署長)などで組織する、新宮港港湾危機管理コアメンバーの会合が14日、和歌山県東牟婁振興局であった。19人が参加、新宮港におけるテロ対策強化について意見を交わした。

 田辺海保や新宮署のほか▽大阪税関和歌山税関支署新宮出張所▽大阪出入国在留管理局和歌山出張所▽近畿地方整備局和歌山港湾事務所▽近畿運輸局和歌山運輸支局勝浦海事事務所▽県東牟婁振興局新宮建設部▽新宮市企画政策部▽新宮市消防本部―の代表者で組織する。会合は何もなければ年1回、およそこの時期に実施している。

 開会に当たり、新宮港港湾危機管理担当官である、田辺海保の真部部長があいさつ。「今回は各機関から、新宮港港湾管理の取り組みを説明いただき、その内容を共有し、自由に議論いただき、今後に生かしていきたい。われわれ関係機関の連携もさらに深まるものと思う」と話した。

 コロナ禍に関して、日本では外国人観光客の受け入れが徐々に再開されており、今後は新宮港での外国客船の入港が再開すると思われること。世界各国でも大規模イベントが少しずつ再開していること。国内の観光地で客足が戻りつつあることなどを説明した。

 一方で、アメリカ独立記念日の銃乱射事件、安倍晋三元首相の銃撃事件、ロシアのウクライナ侵攻にも言及。「(これらが)われわれの港湾危機管理を含め、さまざまな活動にどのような影響が及ぶのかは知れないが、新宮港における危機管理は、関係機関と連携し、一丸となり、守り抜いていきたい」と語った。

(2022年7月17日付紙面より)

あいさつする真部克彦部長=14日、和歌山県東牟婁振興局
2022年07月17日
33 詐欺被害撲滅呼びかける
 見守り隊と紀南高生が街頭啓発  (紀宝、御浜町 )

 「特殊詐欺撲滅の日」の15日、紀宝町と御浜町で街頭啓発活動があった。両町のスーパーで啓発チラシを配布し、来店者に声かけするなどして地域ぐるみで詐欺被害撲滅を呼びかけた。

 紀宝町高齢者地域見守り隊(伊藤俊介代表)は、同町鵜殿の主婦の店で啓発活動を実施。「コロナの影響で売り上げが減り困っている」と電話勧誘で金額に見合わない商品を売りつけるトラブルが急増しているとして、注意するよう買い物客に求めた。

 国民生活センターによると「新型コロナウイルスの影響で商品が売れないので支援してほしい」、強引に「買ってもらわないと困る」などと勧誘され、海産物を購入したが、金額に見合わない商品が届いたという相談事例がある。代金引換で一方的に商品が届くこともあるという。

 トラブルに巻き込まれないポイントとして▽おかしいと感じたらはっきり断る▽クーリングオフ制度の利用▽一方的に届いても支払わず、受け取らない―などを挙げている。

 不審な電話や訪問に関する相談は紀宝警察署(電話0735・33・0110)、紀宝町地域包括支援センター(電話0735・33・0175)、消費者ホットライン(電話188)まで。

 御浜町では、防犯ボランティア団体として活動する紀南高校生徒会の役員7人、同町防犯委員、紀宝警察署の署員らが参加し、パーク七里御浜ピネで実施。生徒らは「特殊詐欺に気を付けてください」などと来店者に呼びかけ、還付金詐欺に注意するよう求めるチラシなどを配布した。

 同署によると、6月末現在、架空料金請求詐欺24件(被害額約9320万円)、オレオレ詐欺11件(同約1990万円)など59件(前年同期比9件増)の特殊詐欺が発生し、被害総額は約1億5080万円(同約6450万円増)に上った。

 管内では5月13日に架空請求詐欺があり、10万円の被害が発生した。

(2022年7月17日付紙面より)

買い物客に呼びかける隊員=15日、紀宝町鵜殿の主婦の店
啓発活動に参加した紀南高校生徒会の役員ら=同日、御浜町阿田和
2022年07月17日
34 期間中の安全や活気を祈願
 ブルービーチ那智が海開き  (那智勝浦町 )

 一般社団法人那智勝浦観光機構(NACKT)は16日、那智勝浦町浜ノ宮のブルービーチ那智で海開きに伴う安全祈願祭を営んだ。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から来賓は招待せず、機構の清水貞吾理事長や堀順一郎町長、町職員らのみで神事が執り行われた。遊泳期間は8月16日(火)まで。

 雨の中、神事は熊野那智大社の出仕を得て、小賀真樹禰宜(ねぎ)らがシーズン中の安全と活気を祈念した。

 同町によると、感染症対策として、ウオータースライダーなどは設置しない。

 シャワーや更衣室は使用できるが、密を回避するためロッカーの間引きや屋外に簡易的なシャワーを準備し、消毒液も配備する。また、水難事故を防ぐために海上と陸上に監視員を配置するとしている。

 堀町長は「県内でも有数のビーチを活用していく。水難事故がないように協力いただきたい」。

 藤原健一事務局長は「イベントなどは実施できないが、ご家族で海や温泉を楽しんでいただけたら」と話した。

 清水理事長は「海開きとなって、町の繁忙期である夏が始まる。コロナの感染状況は不安だが、感染防止や水の事故に注意しながら、夏の思い出をつくていただけたら」と語った。

 遊泳時間は午前9時から午後4時30分まで。駐車場は西側(熊野体験博跡地)約150台、東側(JR那智駅側)約100台が駐車可能で有料1台500円。8月17日(水)以降は無料。同ビーチ以外では粉白地区の玉の浦海水浴場が遊泳できる。

(2022年7月17日付紙面より)

遊泳期間中の安全などを祈願した=16日、那智勝浦町のブルービーチ那智
2022年07月17日
35 近大新宮が初戦突破  新宮は日高中津に敗れる  (高校野球和歌山大会 )
2022年07月17日
36 学校をきれいに  三輪崎小学校で溝掃除  (新宮市 )
2022年07月17日
37 福井さんの水墨画集完成  個展も25日まで開催中  (那智勝浦町 )
2022年07月17日
38 夏のにぎわいを願う  円満地公園でプール開き  (那智勝浦町 )
2022年07月17日
39 妊娠・出産・育児を学ぶ  那智中学校で「命の授業」  (那智勝浦町 )
2022年07月17日
40 高垣光汰君が全国大会へ  陸上競技選手権に向け表敬訪問  (新宮市 )
2022年07月17日
41 3年ぶりに全ての諸祭儀斎行  那智の扇祭り(火祭)  (熊野那智大社 )
2022年07月17日
42 特殊詐欺を未然に防ぐ  百五銀行熊野支店と対応の職員に感謝状  (熊野警察署 )
2022年07月17日
43 「ピラティス」を体験  寺子屋広場でエクササイズ  (紀宝町 )
2022年07月17日
44 自分たちのまちをきれいに  相野谷中が清掃活動  (紀宝町 )
2022年07月17日
45 救急車到着までの措置を  1年生が救急救命法学ぶ  (矢渕中 )
2022年07月17日
46 お悔やみ情報
  
2022年07月16日
47 厳かに、檜扇開帳
 夏の風物詩「扇立祭」  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で14日、「扇立祭(おうぎたてまつり)」が営まれた。神職が速玉宮前で高さ1・5㍍、幅1・65㍍の檜扇(ひおうぎ)を開帳。大社関係者らが無病息災や家内安全などを願い神前に玉串をささげた。

 熊野地方の夏の風物詩として1000年以上の伝統を持つ祭り。神前に立てられた檜扇に神が降臨し、氏子の無病息災や五穀につく虫を追い払って豊作を願う。

 室町時代の作品と伝わる檜扇は大社を代表する宝物。現在、日本に18握ある国宝のうち11握が大社に伝わる。ヒノキの木目の美しさを生かしながら花鳥風月が描かれており「熊野檜扇」と称される。

 祭りで使用されている檜扇7握は、1964(昭和39)年に模写されたもの。本殿用は大社先々代の故・上野殖宮司、残り6握の各殿用(高さ0・8㍍、幅1・3㍍)は故・杉本義夫さんが模写し、故・鮒田和往さんが奉製した。

 今年の扇立祭は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から昨年同様、神事のみを斎行。上野宮司が祝詞を奏上し巫女(みこ)らが「扇舞(浦安の舞)」を奉納した。

 未生流笹岡の家元・笹岡隆甫さんによる献花もあり、神事終了後に上野宮司から神納証が手渡された。

 上野宮司は、扇立祭の歴史について触れ「扇を通した珍しい祈りの形を経験してほしい」とあいさつ。

 神道が仏教と結ばれて神仏習合として興った熊野権現信仰に言及し「宗教は違えど世界の平和や安寧への祈りは同じ。私たちは人間のためだけに祈るのではなく、人間が侵してきた自然環境や地球のために祈りをささげなくてはならない」と思いを語った。

(2022年7月16日付紙面より)

神職によって檜扇が開帳された=14日、新宮市の熊野速玉大社
未生流笹岡の家元・笹岡隆甫さんが献花した
2022年07月16日
48 生マグロや市場の魅力知る
 商品化に向けモニターツアー  (那智勝浦観光機構 )

 一般社団法人那智勝浦観光機構(NACKT)は13日、那智勝浦町築地の勝浦地方卸売市場で、「那智勝浦 生まぐろ市場競り(入札方式)ガイドツアー」のモニターツアーを実施した。町内外から参加した8人は市場を見学しながら、NACKT公認ガイドから漁法や競りの説明を受け、生マグロの魅力を知るとともに見識を深めた。

 紀州勝浦産の生マグロの魅力を全国に発信すべく、今回の催しを企画。本格的なツアーの発売開始に先駆け、近隣在住の人々を対象にモニターツアーを実施。1回目は10日に実施し、9人が参加。この日が2回目となった。

 モニターツアーでは、紀州勝浦産の生マグロの魅力を近隣住民に伝え、アンケートの回答を基に、この企画を良い商品に仕上げることや、町民には観光事業に興味や関心を持ってもらい、観光地としての町に対する町民の誇り(シビックプライド)の醸成を図ることを目的としている。

 公認ガイドの後呂孝哉さんと山縣弘明さんが同行し、この日は後呂さんがガイドを担当。参加者はガイドの声が聞き取りやすいように、軽量無線機を取り付け、ツアーに臨んだ。

 後呂さんは、▽生マグロの町だが、那智勝浦町船籍のマグロ漁船がない▽同町は生マグロが水揚げされる町▽マグロには八つの種類がある▽同町で水揚げされるマグロはビンチョウが7割、キハダが2割、メバチが1割▽クロマグロは数%のみ▽マグロの見分け方▽はえ縄漁業はサステナブルでエコな漁法でマグロにとってもストレスが少ない―などと解説した。

 同町下里から参加した60代男性は「普段見る景色だが、説明を受けることで港の魅力を知った。面白いと思う。マグロと温泉の町をすぐに体験できる良いツアーになれば」。

 機構の南條絢子さんは「元々は無料で案内していたものだが、さまざまなところから商品化してはとのご意見を頂き、企画に至った。オンラインまぐろ祭りの成功も踏まえ、今後も紀州勝浦産のマグロの魅力を発信していきたい。今年秋ごろには商品化できれば」と話していた。

 3回目は18日(月・祝)に予定しているが、新型コロナウイルスの影響から延期の可能性もあるとしている。

(2022年7月16日付紙面より)

商品化に向けモニターツアーを実施=13日、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場周辺
ガイドから説明を受けながら競りや市場の様子を見学した
2022年07月16日
49 町内ほぼ一巡して意識喚起
 社明運動啓発パレード実施  (古座川町 )

 古座川町社会を明るくする運動実施委員会(委員長=西前啓市町長)が15日、啓発パレードを挙行した。アナウンスを流しながら車両2台で町内をほぼ一巡。町民の同運動趣旨に対するいっそうの意識喚起を図った。

 この運動は、国民を挙げて犯罪や非行の未然防止に努めるとともに犯罪や非行をした人の更生について理解を深め、それぞれの立場で力を合わせて犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くため法務省が主唱。毎年7月をその強調月間としていて、本年度は72回目の実施となっている。

 同委員会は新型コロナウイルスの情勢を鑑み、期間初日恒例の街頭啓発は人対人の接触を避けるため自粛。のぼりを掲げるなど非接触の取り組みで意識付けを図り、期間半ばのこのパレードで意識に弾みをつける流れで同運動の趣旨に対する町民の機運醸成を目指している。

 当日は牟婁保護司会の生熊和道会長と事務局担当の尾崎昇保護司、串本青少年センターの山本誠士センター長と福田實指導員が啓発員として参加。出発に当たり西前町長は安倍晋三元首相銃撃の件に思いをはせ、都会や地方に関係なく犯罪や非行が起こらない社会実現を目指さなければならないと見据えてパレードの成果を期待し仲本耕士副町長と共に啓発員を送り出した。

 パレードには町広報車と同センターの自主防犯活動自動車(通称・青パト)を使用。役場本庁を起点・終点とし小川、七川、三尾川(みとがわ)、明神、高池の順で町内を一巡した。

(2022年7月16日付紙面より)

社会を明るくする運動のパレードに出発する広報車両=15日、古座川町役場本庁
2022年07月16日
50 「パートナー」の生態観察
 下里小3年生がクジラ学習  

 那智勝浦町立下里小学校(泉一代校長)の3年生8人は13日、太地町立くじらの博物館を訪れ、「パートナー」の鯨類の背びれや体色を観察した。

 海洋教育の一環で、児童がハナゴンドウ、オキゴンドウ、コビレゴンドウ、カズハゴンドウ、マダライルカ、スジイルカ、カマイルカ、シワハイルカの8種類とパートナーを組み、詳しく生態を観察していく。

 児童たちは、クジラショーで大きなゴンドウクジラがジャンプする姿を楽しんだ後、マリナリウムやイルカショープールでクジラやイルカの体重・体長・模様・背びれの形を記録した。

 玉井愛那(えな)さんは「パートナーはマダライルカで9、10歳くらい。生まれた時は体に模様がないけれど、大きくなったら出てくるそうです」。下向薪登君は「オキゴンドウは大人になると体重2㌧になるけれど、博物館のはまだ700㌔くらいの子どもらしいです」と話し、互いに学んだことを共有していた。

(2022年7月16日付紙面より)

間近でイルカを観察=13日、太地町立くじらの博物館
2022年07月16日
51 無事故で多くの利用目指し  高田自然プールで安全祈願祭  (新宮市 )
2022年07月16日
52 保護司と交流深める  那智勝浦地区更生保護女性会  (那智勝浦町 )
2022年07月16日
53 スイカ栽培方法に脱帽  さらにびっくりの事実  (那智勝浦町 )
2022年07月16日
54 安心安全な社会の実現を  関係団体が交通安全呼びかけ  (新宮市 )
2022年07月16日
55 訪問先出身の生徒も後押し 出前型の進学説明会始める (串本古座高校)
2022年07月16日
56 感染防止対策の徹底を  3市町が合同メッセージ  (熊野・南郡 )
2022年07月16日
57 学年縦割り班で楽しむ  井田小でウオークラリー  (紀宝町 )
2022年07月16日
58 県大会出場チーム出そろう  中学校総合体育大会  (熊野・南郡 )
2022年07月16日
59 町民ら47人が献血に協力  尊い命を救うために  (紀宝町 )
2022年07月16日
60 レザークラフトに挑戦  子育てサロンで母親ら  (紀宝町 )
2022年07月16日
61 生徒らへのアンケートを提案  紀南地域高等学校活性化推協  
2022年07月16日
62 代替イベントを提案  紀宝みなとフェス、今年も中止