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2017年12月28日
1 大しめ縄の張り替え
 那智の滝で迎春準備  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町那智山の世界遺産・那智の滝で27日、大しめ縄の張り替えがあった。日本一の落差133㍍の滝口で、神職たちが足を滑らさないよう慎重に新しいしめ縄に取り換えた。

 那智の滝は熊野那智大社の別宮・飛瀧(ひろう)神社のご神体。張り替え作業は7月14日の例大祭「那智の扇祭り(火祭)」の前と年末の毎年2回行われている。

 しめ縄はサラシ製で、長さ26㍍、重さ約4㌔。大社本殿で安全祈願を行った後、白装束に烏帽子(えぼし)姿の神職5人が参道約2㌔を約30分かけて運んだ。

 那智の滝は大みそかから元旦にかけて青岸渡寺の三重塔とともにライトアップされる。

(2017年12月28日付紙面より)

那智の滝の上でしめ縄を張り替える神職ら=27日、那智勝浦町那智山
2017年12月28日
2 佐野でバイオマス発電
 再来年夏の稼働を目指す  (新宮市 )

 フォレストエナジー株式会社(本社・東京都品川区、沼真吾社長)は26日、新宮市佐野3丁目で木質バイオマス発電事業を計画していると発表した。来年の春に着工、再来年夏の商業運転開始を目指している。計画通り進めば和歌山県内で最初に稼働するバイオマス発電事業所になる。

 同社によると、発電所を設置するのは民間の土地で広さは約8500平方㍍。近隣地域の木材を使った木質チップを年間約2万㌧使用し、約1800㌔㍗の電気(約3900世帯分)と約2800㌔㍗の熱を供給する。熱の一部は乾燥機の熱源として使用し、伐採したばかりの木材を燃料として使うことができる。残りの熱の活用は今後協議していく。

 同社は「燃料供給元で乾燥工程を負担することなく、間伐材・低質材の流通量が増えるため、地域の素材生産会社と林業者を通じて森林整備を促進するとともに、地域経済の活性化に役立つものと考えております」と話している。

 同社は2015年4月10日の設立。未利用になっている木質資源を地産地消して電気や熱などのクリーンエネルギーを作る施設を開発、運営している。秋田県秋田市、宮崎県川南町ですでに木質バイオマス発電所を稼働している。佐野で事業を始めるため新たに新宮フォレストエナジー合同会社を設立した。

 佐野の新宮港第2期工業用地でも株式会社エフオンが木質バイオマス発電所の建設を計画していて、2021(平成33)年中の稼働運転を目指している。敷地面積は約5万3000平方㍍。年間発電量は1万8000㌔㍗(3万世帯分)。近隣県から調達した木質チップを年間約18万㌧使用する予定。

(2017年12月28日付紙面より)

2017年12月28日
3 15組が取り組みの成果披露
 文化セで第13回町民音楽祭  (串本町 )

 串本町文化センターで24日、「第13回町民音楽祭」が開かれた。大規模改修に伴い、例年より約3カ月前倒ししての実施。ジャンル多彩な15組が日頃の取り組みの成果を披露し、約300人(主催者発表)が鑑賞した。

 このイベントは同町、同町教育委員会、串本音楽協会主催。1971(昭和46)年に旧串本町で始まり現串本町にも受け継がれている文化行事で、通算すると47回目の実施になる。

 開会にあたり同協会の西野政和会長は「50年近く続く音楽祭は県内外を見てもほとんど例がなく、大いに自慢できるわが町の文化力だ」と誇り、会場変遷の経緯を来場者に紹介。例年より数は少ないが、新規出演もあるとして最後まで清聴してほしいとあいさつした。

 音楽に関係があれば幅広く出演を受け入れるのが同町の音楽祭の特色。今回もコーラスや器楽はもちろん、琴・三味線・尺八・和太鼓といった和楽器、フラダンスや日本舞踊、詩吟詩舞や歌唱など多彩な演目が披露され、観客の喝采を浴びた。

 新規参加の「こーらす“わ”」は和深を拠点にしたグループで、小道具で情感を演出しながら3曲を発表。終盤に出演した女声グループ「串本コーロびおれった」は前倒しのタイミングがクリスマスイブにあたったことにちなみサンタクロースの色彩や衣装で出演。混声グループ「串本うしおコーラスグループ」は団歌や演歌を披露後、「きよしこの夜」の斉唱を観客に呼び掛け、音楽で一体になるひとときで会を締めくくった。

(2017年12月28日付紙面より)

雅やかな演奏で開演を飾った琴グループ「奏楽(そら)」の発表=24日、串本町文化センター
初参加のこーらす“わ”
2017年12月28日
4 正月の花を生ける
 寿楽荘で萱野賛曈さんが指導  (新宮市 )

 新宮市木ノ川の市立養護老人ホーム寿楽荘(田中道男荘長、入荘者30人)で26日、今年最後の生け花があった。希望者21人が安達流師匠の萱野賛曈さんに指導を受け、正月らしい花を生けた。

 生け花は毎月1回、40年近く続く取り組み。この日は▽エダワカマツ▽シンビジウム▽ハボタン▽コギク▽ズバイ―を竹の筒に生けていった。

 萱野さんは「お花を触っているだけで楽しいですからね」「力を入れて挿したり切ったりすることは筋力を補うためにもいい」「『年だから』と言わずに頑張ってほしい」などと呼び掛けながら教えた。出来上がると一人一人の作品を見て回り「上等です」「きれいに入りましたね」と笑顔で呼び掛けた。施設の玄関にもボランティアで花を生けた。

 「正月やねえ」「昔母さんの手伝いをしていたことを思い出す」と話す利用者もおり、103歳の人も取り組んでいる。田中荘長は「皆さん毎月楽しみにしています。良い雰囲気で関わっていただき、うれしい。このような取り組みで変化を受けることはありがたく、いろいろな話もしていただける」と感謝した。

 萱野さんは「お花に触れるだけでも利用者さんの顔がほころぶ。その様子がうれしく、私にとっても生きがいです」と話していた。

(2017年12月28日付紙面より)

教わりながら生けていく参加者ら=26日、新宮市木ノ川の養護老人ホーム寿楽荘
2017年12月28日
5 野尻さん、新高Hが優勝
 新宮弓友会主催の納射会  
2017年12月28日
6 3部門に分かれて熱戦
 新宮市スポーツ祭典バドミントン大会  
2017年12月28日
7 南秀輝さんが優勝 新宮市民スポーツ祭典ボウリング 
2017年12月28日
8 鍛錬の成果ぶつけ合う 紀南剣道連盟、第50回紀南剣道大会 
2017年12月28日
9 強豪・伊勢学園らが合宿
 女子ソフトボール部4チーム  
2017年12月28日
10 県大会進出の4組決まる 紀南地区吹奏楽連盟、アンサンブル地区予選会 
2017年12月28日
11 体操やゲームも可能に 太地町社協でカラオケ機器導入 
2017年12月28日
12 「まぐろのぼり」泳ぐ  南紀くろしお商工会  (那智勝浦町 )
2017年12月28日
13 新町長に当選証明 那智勝浦町選挙管理委員会が証書付与 
2017年12月28日
14 踊りと食事で交流 新宮市、橋本会館でふれあいサロン 
2017年12月28日
15 園児たちの歌声響く  わかば保育園でクリスマス  (那智勝浦町 )
2017年12月28日
16 サンタ登場で盛り上がる 新宮市、くろしお・中央児童館でクリスマス 
2017年12月28日
17 1周年記念しグラウンドゴルフ大会 新宮市熊野川町、敷屋グラウンドゴルフ同好会 
2017年12月28日
18 「ジャガイモありがとう」  宇久井保園児らビジター訪問  (那智勝浦町 )
2017年12月28日
19 年の瀬前に白花咲きそろう 串本町、樫野埼灯台一帯のスイセン 
2017年12月28日
20 「古座川の歴食」メニュー誕生  商工会が誘客につなげる事業で  
2017年12月28日
21 第1駐車場が完成 新宮市役所、1月4日から供用開始 
2017年12月28日
22 お悔やみ情報
  
2017年12月27日
23 荒木川氾濫の原因は
 佐野区住民説明会に80人  (新宮市 )

 今年10月の台風21号で荒木川の氾濫などによる浸水被害が発生したことを受け、新宮市の佐野会館で24日、地区住民説明会が開催された。地区住民ら約80人や区の代議員らが参加し、市や和歌山県の担当者らから水害が発生した原因と今後の対策などを聞いた。

 地区では以前からたびたび被害が発生しており、地区住民が今年11月に市と県に説明会の開催を求める要望書を提出していた。この日は東牟婁振興局新宮建設部の担当者が荒木川の氾濫と水害の原因、佐野川、荒木川の河川改良計画と取り組みを説明。

 「佐野川本線の改修工事と並行して荒木川の未改修部分も改修工事を行っていきたい。当面の措置として市梨橋付近の越水箇所は来年度早々に護岸の上に擁壁を造る工事を進めたい」と話した。

 那智勝浦新宮道路からの濁水流入について、紀南河川国道事務所新宮国道維持出張所は、道路上の排水は調整池に流れ込んだとし、道路上から佐野地区に流れ込んでいたという証言に対しては農業用水路の詰まりなどを原因に挙げた。止水壁を設置することで農業用水の道路への流出を阻止して調整池に流れるようにしたいと話した。

 市都市建設課は、低い箇所を埋め立てて宅地の造成をしている傾向があり、今後農地の関係も含めて流入水の関係を見ながら検証する必要性があると解説した。

 農林水産課は農地の住宅化が進んでおり、浸水対策ができるような用水路を考え、農家の人たちと相談していきたいと説明。佐野地域の田んぼは浸水対策のための遊水地としての機能があったと説明し、「住宅化が進み、農地がなくなると今までたまっていた水が、皆さんが住んでいる宅地に流れることも予想される。農地などを住宅転用する場合は排水路の計画もしっかりして農業委員会と相談し、遊水機能を持っている田んぼを宅地化することが現状でいいのかとも投げ掛けている」と話した。

 前田道春区長は「何かあれば区から改善を申し上げ、少しでも安心できるよう努力したい」と呼び掛けた。

(2017年12月27日付紙面より)

工事が行われる荒木川=26日、新宮市佐野
2017年12月27日
24 市民会館跡地を臨時駐車場に 観光協会など4団体が要望 (新宮市)

 新宮市観光協会(丹羽生会長)、新宮市料理飲食業組合(平見一雄会長)、新宮調理師会(里中陽互会長)、南紀ホテル組合(田邉毅一会長)の4団体が25日、田岡実千年市長に文化複合施設建設のため解体した市民会館の跡地(約2600平方㍍)を工事着工まで観光客用の臨時駐車場として活用してほしいと要望した。田岡市長は「前向きに進めたい」と回答した。

 丹羽会長は、市内への観光客は増えているが、中心市街地に大型バスなどを駐車する場所がなく、苦労していると説明。同地は熊野速玉大社、神倉神社、阿須賀神社、新宮城跡、商店街などを巡る「まちなか観光」を促進する上でも適していると述べ、「ぜひとも願いをかなえていただきたい」と訴えた。

 文化複合施設の文化ホールと図書館の配置はまだ決まっておらず、市民会館跡地の活用方法は未定。同施設は2021年3月完成、6月ごろ開館の予定。

 要望活動には丹羽会長、平見会長、里中会長、長谷徳蔵・南紀ホテル組合会長代理、森本祐司・市観光協会専務理事の5人が参加した。

(2017年12月27日付紙面より)

田岡実千年市長に要望する関係者ら=25日、新宮市役所
2017年12月27日
25 来年のえと「戌」掲げる
 有田神社で絵馬掛け替え  (串本町 )

 串本町有田にある有田神社(深美芳治宮司)のえと絵馬が24日、来年のえと「戌(いぬ)」に掛け替えられた。

 このえと絵馬は氏子により18年来奉納されていて、現在は2代目の長谷川章総代(43)が毎年1枚を仕立てている。

 大きさは縦約90㌢、横約130㌢。金色の小づちを加えた犬が跳ねる様子が描かれていて、長谷川総代は「この柴犬のように跳ね上がるような新年を迎えてほしい。小づちは幸福や富が舞い込むようにと願って描いた」と絵柄に込めた思いを語る。

 来年のえと絵馬が今年も総代の奉仕により掲げられ、深美宮司は「犬はおとなしく従順でありながら、時として敵に立ち向かう勇敢さも併せ持つ。先人はその姿を良として十二支に加えたと思う。来る新年は天災や人災のない穏やかな年であってほしい」と願った。

 同神社は年の瀬と三が日に授与所を開いて初詣の参拝を受け入れる。元日(月・祝)午前9時から歳旦祭、3日(水)午前8時30分からお的祭を新春祭礼として営む計画で、射子は寒川広夢君(高校3年生)と長谷川莉杏さん(中学3年生)、水本小夏さん(同)の3人が務める。

(2017年12月27日付紙面より)

来年のえと絵馬を掲げる総代ら=24日、串本町有田の有田神社
2017年12月27日
26 来年の一文字は「叶」 九鬼宮司が願い込め揮毫 (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社で26日、恒例の九鬼家隆宮司による一文字揮毫(きごう)があった。大筆で力強く「叶」と書いた九鬼宮司は「来年は多くの人の願いや夢が叶(かな)う年になってほしいという強い思いを込めて書きました」と話した。

 新年への願いを込め九鬼宮司が書き始め9年目。大社本殿前に敷かれた縦横2・9㍍の白い布に長さ1・3㍍の大筆で一気に書き上げると、見守った外国人ら大勢の参拝者たちから拍手が湧き起こった。年内中には社務所前に掲げる。

 最後に朱印を押して書を仕上げた九鬼宮司は「『叶』という字は口に十と書き、十の下に一を加えると『吐』という字になります。願いを10回言葉にして、弱音を吐かず来年のえと『戌(いぬ)』のようにしっかりと前を向いて走り抜けていってもらいたい」と話した。

■元旦に「光の柱」

 同社は来年元旦午前0時から、例年の大鳥居ライトアップとは別に御創建2050年の年明けを記念して「光の柱」を空へ向かって上げる。宮司の太鼓に合わせてホラ貝を鳴らした後、約2時間、出現する。

(2017年12月27日付紙面より)

「叶」の文字を一気に書き上げ、最後に朱印を押して仕上げた九〓家隆宮司=26日、田辺市の熊野本宮大社
2017年12月27日
27 年間10大会出場し好成績 熊野スイミングクラブ、金16個含む計31個のメダルを獲得 
2017年12月27日
28 串本JFCが優勝
 トルベリーノカップU―9大会  
2017年12月27日
29 支援のために役立てて  マリア保育園がクリスマス献金  (新宮市 )
2017年12月27日
30 歌や踊りで交流  太田小が「ゆうゆう」を訪問  (那智勝浦町 )
2017年12月27日
31 シニアの力で地域活性  社協合同講座で足立基浩さん  (那智勝浦町 )
2017年12月27日
32 “名医シリーズ”で紹介される  「すずきこどもクリニック」鈴木幹啓院長  
2017年12月27日
33 約200人が古道保全  損害保険協会・代理業協会が道普請  (本宮町 )
2017年12月27日
34 一足早く正月料理味わう 那智勝浦町母子寡婦福祉会が調理講習会 
2017年12月27日
35 歌や劇を元気に披露  はまゆう保育園クリスマス発表会  
2017年12月27日
36 美しい歌声プレゼント 新宮市、米本有希さんら緑ヶ丘デイケアで 
2017年12月27日
37 サンタさんとバルーン教室  NTT西日本がクリスマスプレゼント  
2017年12月27日
38 読み聞かせやゲームで交流 新宮市、日赤奉仕団が紀南学園へ 
2017年12月27日
39 華やかに舞台彩る  保護者参加で西川流友華会が成果発表  (串本町 )
2017年12月27日
40 かわいらしく歌やダンス マリア保育園でクリスマス礼拝・発表会 
2017年12月27日
41 普段にない形で刺激得る 串本町、第8回小中学生交流試合 
2017年12月27日
42 12月定例会一般質問  古座川町議会  
2017年12月27日
43 交流拠点として再興目指す 串本町トルコ文化協会、記念館前建物改修寄付募る 
2017年12月15日
44 学生らと色川ツアー
 和大のジオ支援システム  (那智勝浦町 )

 南紀熊野ジオパークのガイド養成講座をきっかけに結成されたガイドグループ「たいジオ」(久世滋子会長)は9日、那智勝浦町色川で「アルコラ色川」を開催した。和歌山大学が開発した、ジオツアー支援システム「ついジオ」を使い、学生らと参加者約20人が口色川から大野、赤畠谷えん堤などを散策した。

 ついジオは、スマートフォンなどの端末上で動作するウェブアプリケーションで、あらかじめ登録されたジオの情報や、現場で撮影した画像、説明などを、ツアー参加者の端末へ簡単に配信ができる。「ツイッター」とも連携している。同大学システム工学部の吉野研究室(吉野孝教授)が開発した。

 同研究室で開発に携わった同大学院2年の谷口翔吾さん(24)は、「和歌山でしかできない観光と情報の組み合わせを探して、インターネットでジオパークを見つけました。これなら局所的なアプローチができると開発に取り組んだのが4年前です。今後もネット環境を使ってジオツアーの知名度を上げていきたい」と話した。谷口さんらは、この日の参加者から意見や要望などを集め、「ついジオ」の改良を重ねる予定。

(2017年12月15日付紙面より)

ジオツアー支援システム「ついジオ」の操作を説明する和歌山大学の学生=9日、那智勝浦町口色川の宝泰寺
色川地区の農家の協力で「タマゴ拾い」を楽しむ参加者ら
2017年12月15日
45 減災対策を高く評価
 地方自治法施行70周年記念大臣表彰  (紀宝町 )

 地方自治法施行70周年記念総務大臣表彰を紀宝町が受賞した。趣旨は、地方自治の伸展および住民の福祉の増進に努めた団体および個人を表彰するもの。同町は紀伊半島大水害(2011年9月)での甚大な被害を教訓に、事前防災行動計画(タイムライン)を全国に先駆けて作成して災害対策強化に取り組むとともに、近隣市町と連携した医療サービスを提供するなど、自ら創意工夫した施策を実施。住民の安全・安心確保への努力が評価された。

 表彰式は11月20日、天皇皇后両陛下のご臨席、内閣総理大臣らが参列して東京国際フォーラムであった。町を代表して表彰を受けた西田健町長は12日、「行政と町民が一体となって取り組んだ結果が評価された」と喜びを語った。三重県内では尾鷲市といなべ市も表彰されている。

(2017年12月15日付紙面より)

西田健町長(右)らが表彰状と盾を示す=12日、紀宝町役場
2017年12月15日
46 美しいハーモニー響く
 「ピアニッシモ」コンサート  (三輪崎幼 )

 新宮市立三輪崎幼稚園(尾﨑いづみ園長、園児6人)で13日、コーラスグループ「ピアニッシモ」(野澤宮子代表)のコンサートが開かれた。クリスマスにちなんだ曲や古くから親しまれている童謡など10曲以上を披露し、美しいハーモニーで園児や訪れた保護者らを楽しませた。

 この日は佐野保育所(西浦ゆかり所長)と三輪崎保育園(中畑元太園長)の5歳児合わせて37人も一緒に楽しんだ。

 1曲目の『きよしこの夜』で、キャンドルを手に持ち歌いながら入場。『シャボン玉』『赤とんぼ』『七つの子』など昔からある童謡や、季節にちなんだ『ジングルベル』などをピアノ伴奏に合わせて披露したほか、園児と一緒に『赤鼻のトナカイ』、『あわてんぼうのサンタクロース』を歌った。

 尾﨑園長は「伝えたい歌を歌って教えてくれる」と感謝すれば、野澤代表は「園児の祖父母も懐かしんでくれたり、園児が家でも歌ってくれたりしている。今後も歌う機会の少なくなってきた歌など、いろいろと伝えていきたい」と話した。

 ピアニッシモはNPO法人ハトぽっぽのボランティアや地域の母親が集まってつくるコーラスグループで、同園では12年ほど前から年に2回ほど実施されている。

(2017年12月15日付紙面より)

美しいハーモニーに聞き入る園児ら=13日、新宮市立三輪崎幼稚園
ピアニッシモと一緒に園児らも歌った
2017年12月15日
47 小・中学生、高校生にはがき贈る
 串本と古座川約1300人分  (トヨタレンタリース和歌山串本駅前店 )

 和歌山トヨタ自動車株式会社(小川至弘代表取締役会長)のグループ会社・株式会社トヨタレンタリース和歌山串本駅前店(千田潤也店長)が11日、古座川町と串本町の小学生~高校生に向け未使用の教育年賀はがき約1300人分を贈った。

 日本郵便株式会社が提案する、学校教育の一環ではがきを書く体験を地域のスポンサー協力を得て届ける施策「教育年賀」の一環。原点には小川会長と池田和則・串本郵便局局長の出会いがあり、手紙を書く楽しみや喜びを経験し、その良さを伝えたいという池田局長の思いに共感した小川会長が同店をスポンサーにし、教育委員会とスポンサーの名前が入ったはがきを一人あたり5枚が行き渡るよう届けている。同店を軸にした寄贈は、昨夏の「教育かもめ~る」に続いて2回目となる。

 寄贈先は両町の教育委員会。古座川町教育委員会(和田充旦教育長)は同町立高池小学校(大畑眞校長)で小川会長ら一行を迎え、児童会の後口幸宏会長、奥村悠陽副会長、矢本隼暉副会長(以上6年)、畦智球斗委員、打越凌委員、尾崎遥音委員、久保了佑郎委員(以上5年)が小川会長からはがきを受け取った。7人を代表して後口会長は「手紙を書くのが好きでいつも年賀状を書くのを楽しみにしているので、こんなにたくさんもらえてうれしい。自分で書いた年賀状を家族や親戚にも送りたい」と述べ感謝した。

 串本町教育委員会(潮﨑伸彦教育長)は同町立古座小学校(道本幸浩校長)で寄贈式を開き、全校児童70人が一行を歓迎する中で児童会の浅利大雅会長(6年)が小川会長からはがきを受け取った。浅利会長は夏休みに先生へ書いた暑中見舞い(教育かもめ~る)の実物を紹介し「今日もらった年賀はがきもこういうふうにして先生に送る」と述べて感謝した。

 小川会長は「手紙を書くことで人と人がつながるのは、字が心を伝えるから。スマホなどがはやっているがひとまず置いて字を書いてほしい(高池小)」「人と人のつながりを生む大切な言葉は形にして残ることが大事。大切な人へのお礼の言葉などを残せるよう頑張ってほしい(古座小)」と児童の頑張りを期待した。

 串本町教育委員会への寄贈分には県立串本古座高校の生徒の分も含まれ町教委経由で同校に伝達するという。

(2017年12月15日付紙面より)

小川至弘会長から「教育年賀」はがきを受け取る児童会役員=11日、古座川町立高池小学校
以前贈られたはがきをどう活用したかを紹介して感謝=11日、串本町立古座小学校
2017年12月15日
48 志彰会新宮道場が好成績
 櫻澤あんりさんが2週連続V  
2017年12月15日
49 中山君、高田君が優勝
 第11回新宮ジュニアレスリング大会  
2017年12月15日
50 お店ごっこで交流 太地町、1・2年生とこども園が秋祭り 
2017年12月15日
51 2日目に3人登壇  新宮市議会一般質問  
2017年12月15日
52 畑下文乃さんが優秀作品 新翔高校、「命の大切さ学ぶ」作文で2人が受賞 
2017年12月15日
53 入賞作品が決まる 那智勝浦町立図書館、夏休み読書作文コンクール 
2017年12月15日
54 生け花自然に映える  花芸安達流主宰迎え宇久井ビジターで  (那智勝浦町 )
2017年12月15日
55 下里とも子ガーデン優秀賞に  第21回花いっぱいコンクール  (那智勝浦町 )
2017年12月15日
56 竹製のつえ300本 那智勝浦町「温故知新の会」古道歩きに 
2017年12月15日
57 力合わせ清掃奉仕 那智勝浦町、3団体らが北浜海岸で 
2017年12月15日
58 町内外の37チームが対戦  第14回串本ゲートボール大会  (串本町 )
2017年12月15日
59 中州一帯の水鳥など観察 日本野鳥の会、古座川河口域で探鳥会 
2017年12月15日
60 協力しホールケーキ作り 潮岬青少年の家主催事業で小中学生38人 
2017年12月15日
61 こども園送迎バス購入 太地町、移転前に定例町議会で可決 
2017年12月15日
62 お悔やみ情報
  
2017年12月06日
63 におわないブリで新商品
 地元と健康にこだわり開発  (新宮港埠頭 )

 新宮市三輪崎の新宮港埠頭株式会社食品部(シングウポートフーズ)はこのほど、地元にこだわった食材で作ったブリ商品を開発した=写真。今月9日(土)午前10時から正午まで、港内の株式会社食縁本社工場前で初めて地元販売する。

 近畿大学技術の養殖プレミアムブリ「におわないブリ」を使用した商品。168時間かけて製造している薫製は、生ハム風と照り焼き風の2種類。切り身はプレーン、照り焼き、みそ漬け、酒かす漬けの4種類。刺身用ブロック、しゃぶしゃぶ用などもある。

 安全、安心をモットーに、いずれの商品も化学調味料や食品添加物を一切使用しておらず、しょうゆは新宮醤油、酒かすは尾﨑酒造など、地元産を使用している。

 同社は1978(昭和53)年9月30日に設立された新宮市の第三セクター。これまで新宮港を中心とした港湾運送、船舶代理店、貨物運送を主たる事業としてきたが、日本の「食」の多様性に注目し、食品部を設置。稚魚生産から加工販売までの「なまず養殖事業」もスタートしていて、来年の夏ごろの販売開始を予定している。

 小池けん二社長は「私のモットーは、常に先を見据え新しい視点を持つこと。人口減少・少子高齢化の波がこの地方でも大きな社会問題となり、産業の衰退は地方都市の活力を疲弊させています。この地域の新たな活力と産業の振興を図り、雇用の場を作ることが必要。地域の特産を目指した事業を興し、全国展開を図りながら、さらに地域社会に貢献する会社を育てたいと考えています」と話している。

(2017年12月6日付紙面より)

※ 小池けん二社長の「けん」は、「濕」のさんずいを取り除いた字


2017年12月06日
64 被災者に税の減免説明
 新宮税務署が説明・相談会  (新宮市 )

 新宮税務署は4日、新宮市の新宮商工会議所で「雑損控除等説明会」を開いた。台風21号などで被害を受けた人を対象とする説明会で、同市などで多くの被害があったことから開催した。被災した場合の所得税の減免制度や、住宅や家財の損失額の計算方法などについて説明した。

 災害などで住宅や家財に被害があった場合、雑損控除か災害減免法によって所得税の軽減免除を受けられる場合がある。どちらか有利な方を選ぶことができ、確定申告の際に必要書類を添付して申請する。インターネットで申告書が作成できる国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」を使う際にも、被害のあった家財などの損失額を入力することで、条件に合わせて雑損控除か災害減免法の有利な方を選択できる。

 説明会では全般的な説明の他に、個別相談の時間も設けられ、申告会場に持参できる損失額計算個票の用紙も配られた。確定申告の期間は2月16日(金)からとなるが、同署では被災者を対象に事前対応も予定している。

 担当の同署個人課税部門の統括国税調査官・山田耕士さんは、「申告の時期には混雑も予想されます。まずは説明会にお越しください」と話した。

 この説明会・個別相談会は今後、5日と7日(木)に同所で、14日(木)に那智勝浦町築地の南紀くろしお商工会で開かれる予定。時間は説明会が午後1時30分~2時30分、個別相談会が午後2時30分~5時。夜間の説明会が午後6時~7時。

(2017年12月6日付紙面より)

個別相談会の様子=4日、新宮市の新宮商工会議所
2017年12月06日
65 記念の年熊野の魅力発信 奉祝式年大祭協が協力呼び掛け (本宮大社創建2050年)

 来年、創建2050年を迎える田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)の式年大祭を盛り上げようと組織された「熊野本宮大社御創建二千五十年奉祝式年大祭推進協議会」(榎本長治会長)は2日、大社瑞鳳殿で総会を開き、来年の主なイベントの事業計画案などを承認した。

 協議会は今年9月に組織。熊野本宮観光協会、田辺市熊野ツリーズムビューローなどさまざまな団体、企業など30を超える団体で組織。奉祝期間を誘客の絶好の機会として捉え、さまざまなイベントを展開し、熊野の魅力を発信しようと事業に取り組んでいる。

 本宮大社の例大祭は例年4月13日から15日に行われているが、来年は11日(水)から15日(日)までを日程として奉祝式年大祭として営む。期間中には歌手の山川豊さんや水森かおりさんらの歌唱奉納などがある。

 例年8月に行われる「八咫(やた)の火祭り」は10月13日(土)に日程を変更し、式年大祭とは別に公募した稚児による湯登神事を行う。

 3月には博物学者、小説家の荒俣宏さん、5月には演出家の宮本亜門さん、秋には作詩家の及川眠子さんの講演を計画。宝物殿の特別拝観なども予定している。

 協議会では大祭記念ロゴを製作し、ピンバッジやのぼり、記念ポロシャツの製作も進めており、さまざまなPR活動を展開していく。

 総会で協議会顧問の九鬼宮司は「地元の高校生も祭りに参加したいという声もあり、うれしい。皆さんと新たな祭りができればと考えている。何かが生まれてくると確信している」とあいさつ。榎本会長は「2050年のお祝いだけでなく、熊野の良さを発信する大きな機会と捉え、地域の観光振興につなげられたらと思う」と話し、「参加していただける団体、企業を募集している。本宮大社へ問い合わせてほしい。いろいろな方々に参加してもらい、一緒に盛り上げていきたい」と呼び掛けた。

(2017年12月6日付紙面より)

来年の事業計画などを決めた協議会総会=2日、田辺市本宮町の熊野本宮大社瑞鳳殿
2017年12月06日
66 新任の駐日トルコ大使が来町
 町長らに感謝届け親交深める  (串本町 )

 駐日トルコ共和国大使館のハサン・ムラット・メルジャン特命全権大使(58)一行が4日、串本町の田嶋勝正町長や同町立大島小学校(山本隆介校長、児童36人)を表敬訪問し、トルコ軍艦エルトゥールル号殉難将士慰霊碑に献花するなどした。

 メルジャン大使は先月17日に着任した新任の特命全権大使。今回の訪問は公務に就くにあたって慣例になっているあいさつ回りを兼ねた視察の一環で、インジ・メルジャン夫人と通訳者としてボアチ・ウリケル専門官を連れ3人で来町した。

 南紀白浜空港で役場総務課職員と合流し、公用車で同町入り。役場本庁で表敬を受けた田嶋町長は「町民を代表して歓迎する。エ号の遭難は悲しい事故だったが、当時の救難活動が今の日本とトルコの友好を築いた柱と言ってもらえることを私たちはうれしく、誇りに思っている。今も清掃や献花をしながら587人の殉難将士をお守りしているので安心してほしい。これからいいお付き合いをさせていただきたい」と述べ、メルジャン大使は「何よりもまず将士を大切にしてくれていることに感謝する。われわれも祖先への思いを胸に友好を作る努力をし、町長ともよい機会を作りたい」と応えた。

 「次の来町時には町長と一緒にダイビングに挑戦したい」など後の懇談も弾む中、田嶋町長は歓迎の一端で記念楯や日本トルコ友好マスコットキャラクター「まぐトル」のぬいぐるみ、町独自の友好のあかしとしている同碑レリーフをかたどったピンバッジなどを贈って親交を深めた。

 同町立大島小学校では、山本校長と6年生の造隼瑠菜さんがあいさつし、6年生の伊勢谷連さんと中西基樹君が花束を贈って来校を歓迎。一同で同碑とともに受け継がれる追悼歌を披露した。

 メルジャン大使は「皆さんや役場の方々が両国の国旗を振って迎えてくれたことが、串本に来て何より感動していることだ」と歓喜。同碑の清掃などを通して殉難将士を大切に守ってくれている児童を『もっとも美しい花で飾られたような友好の架け橋』とたたえて感謝し、交流の記念にと文具を贈るなどした。

 表敬後は樫野崎を訪ね、田嶋町長夫妻や樫野区の岩谷知道区長の代理で高山カヤ子さんとともに同碑に献花。メルジャン大使夫妻は樫野崎園地にある建国の父・アタテュルク像への献花を来町にあたって希望したそうで、同町も応えて段取りし実現した。併せて樫野埼灯台やトルコ記念館、遭難地点とされる岩礁(通称・船甲羅)を視察し現地説明を受けるなどした。

 夜は田嶋町長主催の歓迎夕食会に出席。町内に宿泊し翌5日に串本海中公園センターを視察するなどして同大使館がある東京へ戻った。

(2017年12月6日付紙面より)

田嶋勝正町長を表敬訪問するメルジャン大使(左から2人目)=4日、串本町串本
大島小の児童と交流する一行=4日、串本町須江
2017年12月06日
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78 お悔やみ情報