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2021年12月24日
1 女性警察官ペアが快挙
 現場鑑識競技会で1位に  (新宮警察署 )

 新宮警察署(山田守孝署長)生活安全刑事課生活安全捜査係の永谷美波巡査(22)と地域課大橋交番勤務の川口淑翔(しお)巡査(21)の2人が、先月26日に和歌山市の鑑識科学センターなどで開かれた第25回和歌山県警察現場鑑識競技会で1位の快挙を果たした。

 犯罪現場における鑑識技術向上のほか、優秀な鑑識員の発掘を目指し開催されている競技会。今回は車上狙いがテーマに定められ、乗用車の助手席ガラスが割られ、車内の現金が入った財布が盗まれたという想定で競技が行われた。

 県内14署28人が参加。2人一組となり制限時間内で車に付着した指紋を採取したり、被害者役の立会人から状況を聞いたりしながら犯人に結び付く資料を作成。鑑識技術を競い合った。

 適切な鑑識捜査ができているか、立会人にちゃんと説明ができているか、資料が的確に採取できているかなどが総合的に審査され順位が決定。なお、14署中女性ペアは新宮署のみであったという。

 結果を受け、永谷巡査は「現場で実践を通して学んできた。やり切ったという気持ちはあった。『1位だったらいいな』ぐらいに思っていたけど、結果を聞いてとてもうれしい」。

 川口巡査は「競技会は現場とはまた違う緊張感があった。結果がどうであれベストを尽くした。全力を尽くして1位だったことがうれしい」と笑顔。

 今後の鑑識活動に対する自信向上につながったと口をそろえ「自分の経験として残った。現場でも犯人につながるような資料を作ることを心掛けたい」(永谷巡査)、「積極的に専門的な鑑識も実施していけたら」(川口巡査)と目を輝かせていた。

(2021年12月24日付紙面より)

見事、1位に輝いた永谷美波巡査(右)・川口淑翔巡査ペア=22日、新宮警察署
鑑識活動を進める2人(新宮警察署提供)
2021年12月24日
2 「梛」がつないだ熊野と善通寺
 修学旅行で児童が平和学ぶ  (熊野速玉大社 )

 熊野速玉大社のご神木で平和の象徴として知られる梛(なぎ)の木。梛、そして熊野とゆかりのある香川県善通寺市の市立筆岡小学校(佐藤宏一校長)の6年生28人が21日、修学旅行で新宮市の熊野速玉大社を訪れ、上野顯宮司から梛に込めた世界平和への思いを聞いた。

 筆岡小学校区内には、紀伊熊野を意味する木熊野(きくまの)神社があり、熊野速玉大社から梛が移植されたことから「梛の宮」と呼ばれている。児童たちは「ふるさと学習」として、熊野速玉大社との関係性を調べ、その集大成として訪れた。

 熊野速玉大社では祝詞奏上の後、2人の巫女(みこ)が世界遺産登録記念御神楽の「神なぎの舞」を奉奏。佐藤校長が玉串を奉奠(ほうてん)した。

 上野宮司は、2012年6月に沖縄県で開催した「沖縄県本土復帰四十周年記念式典」に梛が深く関わっていたことを紹介。50年前、善通寺市の植木職人、山地義一さんが梛の木の苗500本を種から育て、本土復帰の記念として沖縄県内の各学校へ植樹する計画を立てた。

 その後の足跡をたどるため、1991年ごろから沖縄に足を運び、2010年にようやく農林高校の校庭で発見したという上野宮司。痛々しい木が戦火にまみれた沖縄と重なり、校庭での式典挙行を決意し、平和への願いを梛の木に託した。

 開催前年には紀伊半島大水害が発生し、「災害は人の力であらがうことができず、受け入れるしかない。戦争や犯罪、いじめなど人の手でつくられた悲しみは人の手でなくさないといけない」と説いた。

 「迷ったときは自然を見渡して大きく深呼吸し、人は自然の一部と気付いてほしい」と伝え、本土復帰50周年の前年に訪問してくれたことに感謝。「山地さんや多くの人が思いをつなげた素晴らしさを感じ『できた人』になってほしい」と呼び掛けた。

(2021年12月24日付紙面より)

梛と平和への思いを伝える上野顯宮司=21日、新宮市の熊野速玉大社
修学旅行で学習に取り組む児童
2021年12月24日
3 ウミガメや紀州犬など紹介
 紀南高生らのPR映像を投影  (ウミガメ公園 )

 紀宝町井田の道の駅「紀宝町ウミガメ公園」で22日、紀南高校、松阪商業高校、皇學館大学の生徒・学生が作成したプロジェクションマッピングの上映が始まった。同公園物産館に投影するイベントで来年1月3日(月)まで、午後5時から6時30分まで開催する。小雨決行。

 昨年に続く取り組み。初日は物産館で点灯式があり、紀南高校の高橋幸暉君(3年)が「東紀州についてもっと知ってもらいたく、授業で精いっぱい作りました。ご家族や知り合いにぜひ、ウミガメ公園のプロジェクションマッピングを紹介してください」とあいさつした。

 活動に協力した同公園の石本慶紀さん、紀勢国道事務所熊野維持出張所の阪井宣行所長、同校の森典英校長もそれぞれ、開催への感謝を伝えた。

 式終了後、建物正面に映像を投影した。約20分のうち、紀南高校のプロジェクションマッピングは約7分。11月上旬から1カ月かけて作成し、ウミガメや紀州犬などを紹介した。

 生徒たちは「みんなで協力し合って一つの作品ができた」「来てくれた皆さんに分かりやすいよう心掛けた」などと話し「ぜひ、ウミガメ公園に来てください」と呼び掛けている。

(2021年12月24日付紙面より)

紀南高校の生徒が手掛けたプロジェクションマッピング=22日、道の駅「紀宝町ウミガメ公園」
2021年12月24日
4 「いい匂いでポカポカ」
 ピーアップシングウでゆず湯  (新宮市 )

 冬至となる22日、新宮市蜂伏の温泉利用型健康増進施設ピーアップシングウ(岡野俊平施設長)にゆず湯が登場した。爽やかな香りがプール内に広がり、利用者やスイミングスクールを終えた子どもたちが季節のお風呂を満喫した。

 ユズの精油成分には血行を促進させる働きがあり、風呂に入れると体を芯から温める。疲れや痛み、冷え性の他、皮に含まれるクエン酸やビタミンCには美肌効果もある。

 冬至とゆず湯の関係性は不明だが、ユズがこの時季に旬を迎えることや「冬至」に「湯治(とうじ)」が掛けられており、「ユズ」だけに「融通が利くように」という願いが込められているという説がある。

 ピーアップシングウでは毎月、季節の草花などを楽しむ温泉を用意している。

 宇井彩人君(9)は「いい匂いがして、いつもとは違う感覚で新鮮だった。ポカポカして気持ち良かったです」と笑顔を見せていた。

(2021年12月24日付紙面より)

ゆず湯を満喫する子どもたち=22日、新宮市蜂伏の温泉利用型健康増進施設ピーアップシングウ
2021年12月24日
5 楽しく開放的な気持ちに 三佐木蜂伏地区福祉委員グラウンドゴルフ交流会 (新宮市)
2021年12月24日
6 プレーで親睦深める
 グラウンドゴルフ交流大会  (太地町教育委員会 )
2021年12月24日
7 松實海斗君が全国3位
 全国中学選抜レスリング選手権  (新宮ジュニアレスリングクラブ )
2021年12月24日
8 トラッキング情報に注意 中学校でネットモラル教室 (那智勝浦町)
2021年12月24日
9 音楽に触れ興味を持って  熊野川小で音楽講演会  (新宮市 )
2021年12月24日
10 健康保ち食事で親睦深める  熟年クラブが研修会・懇親会  (那智勝浦町 )
2021年12月24日
11 山﨑仁君が全国で優秀賞  「ごはん・お米とわたし」作文  (那智勝浦町 )
2021年12月24日
12 共に市政発展を  向井副市長選任、速水教育長を任命  (新宮市 )
2021年12月24日
13 帝京大、3年ぶり10回目の優勝  新宮出身、岩出監督率いる  (関東ラグビー対抗戦 )
2021年12月24日
14 太地城見学し歴史学ぶ  令和3年度生涯学習講座  (太地町 )
2021年12月24日
15 ヨガで心と体整える  全力青春プロジェクト  (近大新宮 )
2021年12月24日
16 大川昌生さんに感謝状  25年間選挙執行に尽力  (新宮市 )
2021年12月24日
17 校内でウオークラリー楽しむ  縦割り班でゲームに挑戦  (井田小 )
2021年12月24日
18 18日間の冬休みに入る  小中で一斉に2学期の終業式  (熊野市・南牟婁郡 )
2021年12月24日
19 県分配の生活支援を届ける  二色や高富の高齢者世帯へ  (串本福祉会 )
2021年12月24日
20 第4回定例会一般質問④  串本町議会  
2021年12月24日
21 沿線各所で歓送迎にぎわう  特急「銀河」が最終運行  (串本町 )
2021年12月15日
22 色とりどりの大絵馬完成
 元気いっぱい寅描く  (勝浦八幡神社 )

 那智勝浦町の勝浦八幡神社(髙橋正樹宮司)で11日、初の大絵馬作りが行われた。太地町在住で日本画家の土長けいさんと共に町内の3歳から12歳までの32人が参加。子どもたちは来年の干支(えと)である「寅(とら)」を色とりどりの絵の具を使って自由に描いた。大きな虎と小さな虎が寄り添い、勝浦の祭りで見られるササが彩りを添えた大絵馬は30日(木)に境内に掲げられる予定。

 大絵馬作りは神社本庁の過疎地域活性化推進施策を同社が受け実施。髙橋宮司によると「勝浦でも大絵馬を作りたい」という声もあり、今回に至ったという。これまでには太地町の飛鳥神社で2度、大絵馬が制作されている。

 髙橋宮司は「町が元気になるように、皆さんの元気で自由に描いてください」とあいさつした。

 大絵馬は縦120㌢、横150㌢のヒノキ製。今回は感染症対策と参加人数が多かったことから、「大虎」「小虎」「ササA」「ササB」の四つの班に分かれて、アクリル絵の具や筆を用いて作業に取り組んだ。順番を待つ班は小さな絵馬に好きな絵や目標を描いていた。

 また、神社総代会のメンバーらが大絵馬を設置するための絵馬立てにニスを塗るなど協力した。子どもたちは「楽しい。もっと塗りたい」「模様をもっと付けたい」と笑顔で楽しんでいた。

 土長さんは「元気な絵馬ができた。班が変わるごとに完成に近づくのは不思議で面白かったのでは。わくわくしながら楽しむ感覚を記憶していただくことが大事」。

 髙橋宮司は保護者に対して「町の元気がないと神社も元気が出ない。子どもたちが地元を出ても、今回の絵馬を思い出して帰ってきてもらえたらありがたい。ふるさとを愛する気持ちを伝えていただけたら」。子どもたちの絵馬については「皆さんが真剣な表情で集中して描いてくれた。心に残ってくれたのでは。元気いっぱいの絵馬になった。面白かったなと思っていただければうれしいです」と語った。

 大絵馬作りは毎年実施する予定で、新しい大絵馬ができた際は社務所に設置していくとしている。

(2021年12月15日付紙面より)

色とりどりの大絵馬が完成=11日、那智勝浦町の勝浦八幡神社
元気いっぱい大絵馬作り
年男年女の皆さん
2021年12月15日
23 宇宙飛行士の試験に挑戦
 旧古座分庁舎で体験企画  (串本町 )

 串本町が11、12日の2日間、旧役場古座分庁舎で体験企画「どんな力をつければ宇宙飛行士になれるか?~宇宙飛行士候補者選抜試験に挑戦!!」を実施した。

 この企画は、町が前年度に町民向けワークショップを監修するなどロケット振興事業に協力した株式会社USPジャパン=東京都=の提案に基づいて展開する機運醸成策の一つ。同試験の体験を通して宇宙への関心を高めてもらうことを狙いとし、今月と来年1、2月に計3回開く予定という。

 初日は町内の小学生~高校生や小中学生の家族、2日目はガイドや教育関係者を対象とし、講師は宇宙関係の次世代教育団体「日本宇宙少年団」の宇宙兄さんズ(小定弘和・副事務局長と小島俊介・宇宙ホンモノ体験総括の2人)が担当している。

 両日とも90分の枠組みで「図形を言葉で伝える」など同試験3題を体験する内容。2日目は内容の意図や体験を動機付ける要領など指導する側のノウハウ解説も含んでいる。

 講師2人は宇宙という素材が子どもたちの成長にとても役立つことや、その実行手段として同団が展開している宇宙教育の理念や正しい情報に基づく進め方などを町域へ伝えて託す思いで取り組んでいるそう。残り2回も同一の内容を体験提供するとして、思いの裾野を広げるため対象となる子どもやその家族、ガイドや教職員の意欲的な参加を期待した。

  □     □

■今後の実施は後日告知

 この企画は参加無料、事前申し込み制。1、2月の詳細は同日現在未定で、事務担当の町企画課ロケット推進室は決まり次第、学校や観光協会経由の告知などで伝えるとしている。問い合わせは同室(電話0735・67・7004)まで。

(2021年12月15日付紙面より)

子どもやその家族向けの体験企画の様子=11日、旧串本町役場古座分庁舎
ガイドや教職員向けの体験企画の様子=12日、同
2021年12月15日
24 1万人の思い届ける
 市民有志が署名提出  (新宮市 )

 新宮市民有志(清原和代代表世話人)ら6人は14日、新宮市役所を訪れ、田岡実千年市長に市立医療センター常勤産婦人科医師の確保を求める9856人分の署名を届けた。

 常勤医師1人の退職決定に伴い、来年3月19日以降の分娩(ぶんべん)予約休止を発表している同医療センター。新宮・東牟婁エリアの中核病院として、年間約300件の分娩を行ってきた。

 このたびの署名は、約2週間の期間内において市内を中心とした市立医療センター圏域内の住民らから集められたもの。清原代表世話人は1万近く集まった署名を田岡市長に手渡すとともに、医師の確保を強く求めた。

 清原代表世話人は、他府県において出産の際にトラブルがあり、30分離れた総合病院に移送されたが脳性まひとなり、30代で亡くなった事案や、個人病院で普通分娩を予定していたが予定日が遅れ、血圧が異常に上昇したため緊急帝王切開手術になり、ドクターヘリで受け入れ可能な病院で出産した事案など、署名活動の賛同者から寄せられたエピソードを紹介。

 「今まさに子どもを作ろうとした矢先に今回の休止を聞き、新宮を離れる選択を語り合う夫婦の嘆き、よそで暮らす娘さんの里帰り出産を望む親御さんの不安など、心から安心して出産できない憂いの数々を耳にした」と述べ、引き続いての医師確保や、法律や条令など改正実現に向けた取り組みを要望した。

 署名の重みを両手で受け取った田岡市長は「医療センターで分娩できないということはあってはならない。(署名は)心強い。必ず医師を確保するという強い思いで引き続き努力したい」。

 「市民の安心安全の根幹は医療。長期的にも医師不足解消は課題。最優先事項として取り組み、医療センターの充実に努めたい」と述べた。

 清原代表世話人は紙面を通して「市長に皆さまの思いを届けることができました。署名へのご協力、ありがとうございました」と感謝を伝えている。

(2021年12月15日付紙面より)

清原和代代表世話人(左)が田岡実千年市長に9856人分の署名を手渡した=14日、新宮市役所
2021年12月15日
25 冬の天体観測楽しむ
 自然探訪スクールに19人  

 那智勝浦町の環境省宇久井ビジターセンターで11日夜、熊野学研究委員会自然部会と新宮市教育委員会主催の自然探訪スクール「上弦の月と冬の星座」が開かれた。近隣市町から親子連れなど19人が参加し、天体観測を楽しんだ。

 美しいふるさとの自然に触れ親しみながらその恵みに感謝し、大自然の営みを学び、それを愛護する精神を培う目的で毎年開催している。今回は元中学校教諭の小林眞人さんが講師を務めた。

 小林さんは屋外に設置した望遠鏡で、金星や土星、木星などの惑星を見せ、土星の衛星タイタンや月の表面なども観察。冬の代表的な星座や、地球の自転によって星が移動しているように見える仕組みを解説した。

 小山田眞志君(神倉小5)は「土星の輪っかや、木星の衛星が三つ並んでいるのが見えた。いつか宇宙に行ってみたい」と話していた。

  □     □

■ふたご座流星群

 三大流星群の一つであるふたご座流星群が、14日ごろに極大を迎える。今年は月夜のため、観察は月が沈んだ15日(水)午前3時から明け方までがおすすめ。

 ふたご座流星群は、小惑星フェートンが軌道上にまき散らしたちりの道(ダスト・トレイル)に地球が突入することで、宇宙空間の流星物質が大気と衝突し、多くの流れ星が出現する現象だ。

(2021年12月15日付紙面より)

望遠鏡で天体観測=11日、那智勝浦町の環境省宇久井ビジターセンター
2021年12月15日
26 南紀ボーイズが準優勝
 日本少年野球和歌山岩出大会  
2021年12月15日
27 4選手が近畿大会へ
 県レスリング新人大会で活躍  (新宮高校 )
2021年12月15日
28 三輪崎が激戦制す
 熊野三山小学生バレーフェスタ  
2021年12月15日
29 8チームがトーナメント対戦  ケンドリック旗少年野球大会  (串本RC )
2021年12月15日
30 詐欺被害未然防止に貢献  三輪崎郵便局に感謝状  (新宮警察署 )
2021年12月15日
31 少しでも地域貢献を  JAみくまのが車いすなど寄贈  (北山村 )
2021年12月15日
32 藤野醤油醸造元が知事表彰  生活・食品衛生模範施設などに表彰状伝達  (東牟婁振興局 )
2021年12月15日
33 プロサッカー界の知識吸収  津越智雄さんが講話  (近大新宮 )
2021年12月15日
34 来年1月2日に成人式  第4回定例会が開会  (紀宝町議会 )
2021年12月15日
35 自転車の安全運転を  S・Bデーに合わせて啓発  (紀宝警察署 )
2021年12月15日
36 地震発生時に役立つ物発見  学校防災研修会で町歩き  (成川小 )
2021年12月15日
37 命に夢膨らみ「体ってすごい」  保護者向けに性教育  (紀宝町 )
2021年12月15日
38 元気いっぱいに歌や劇  紀宝町立保育所で発表会  
2021年12月15日
39 お悔やみ情報
  
2021年12月09日
40 市内回り協力呼び掛ける
 歳末助け合い托鉢  (新宮仏教会 )

 新宮仏教会(会長・白井清牧清蔵寺住職)は8日、新宮市大橋通の淨泉寺で成道会(じょうどうえ)の法要と「歳末助け合い托鉢(たくはつ)」を実施した。同会加盟寺院の僧侶11人が網代がさ姿で市内を回った。

 成道会は釈迦(しゃか)が菩提樹(ぼだいじゅ)の下で悟りを開いたとされている12月8日を記念して行う法会。2月15日の涅槃会(ねはんえ)や4月8日の降誕会(ごうたんえ=花まつり)と並んで三大法会の一つとなっている。托鉢は1922(大正11)年ごろから行われている。集まった寄金は市社会福祉協議会に寄付された。

 法要を営んだ後、僧侶たちは同寺を出発。国道42号沿いやJR新宮駅前、仲之町商店街などを回り、ずだ袋を掛けて「恵まれない子どもたちに温かなお正月を」と呼び掛ける声に、市民らは「ご苦労さまです」と応えながら浄財を入れていった。

 白井住職は「大勢の人たちの温かい気持ちに感謝しています。苦労されている方々の手に届くよう願い、コロナ禍でも感染対策を施しながら役に立てれば」と話していた。

 新宮仏教会加盟寺院は▽松巌院▽淨泉寺▽瑞泉寺▽清閑院▽清蔵寺▽清凉寺▽専光寺▽宗応寺▽長徳寺▽東仙寺▽遍照院▽本廣寺―の12寺院。

(2021年12月9日付紙面より)

協力を呼び掛けながら市内を回る僧侶たち=8日、新宮市大橋通
歳末助け合い托鉢に参加した新宮仏教会の皆さん
2021年12月09日
41 分娩予約再開など訴え
 民生委員児童委員らが要望書提出  (新宮市 )

 新宮市民生委員児童委員協議会、子育てサポートキッズクラブ、新宮市・那智勝浦町・太地町・古座川町・北山村・串本町母子保健推進員会の代表ら6人は8日、新宮市役所を訪れ、田岡実千年市長に市立医療センター産婦人科常勤医師の確保などを訴える要望書を提出した。

 市立医療センター産婦人科では、常勤医師2人のうち1人が退職することが決定したことに伴い「後任の医師が確定していない状況下では、安全で安心な医療の提供が担保できない」といった理由から、来年3月以降の分娩(ぶんべん)予約休止を発表している。

 市民生委員児童委員協議会、子育てサポートキッズクラブの要望書は「子どもを産み、育てられないまちに将来はない」とし▽産婦人科常勤医師を確保し、来年3月1日以降の分娩予約を再開する▽分娩休止に伴う相談窓口を設置し、とりうる他の手段を市民・圏域住民に伝える▽市の医師確保の取り組みについて、今後の方法と予定を公表する▽市外で出産する妊産婦の通院交通費や出産前の待機宿泊費を助成する支援策など、分娩ができない状況における妊産婦の支援策を整える―の項目を盛り込んだ。

 また、新宮・東牟婁の母子保健推進員会長連名の要望書では「市立医療センターにおいて、妊婦や家族が安全・安心に出産を迎えられるよう、産科医師の確保及び分娩体制の再構築を図る」よう求めた。

 市民生委員児童委員協議会の勢古啓子・主任児童委員委員長は「受け入れられない状況。住民として訴えていかなければ。ますます少子化が進んでいる状況の中、切に要望したい」。

 子育てサポートキッズクラブの川嶋ひとみ代表は「協力できることはさせていただきたい」と訴えた。

 要望書を受け取った田岡市長は「市の最優先課題として取り組んでいる。県でも技監を先頭に尽力いただいている。あらゆる手を使って、医師確保に全力で努めたい」と述べた。

(2021年12月9日付紙面より)

各団体の代表らが要望書を提出した=8日、新宮市役所
2021年12月09日
42 製作交えて原理に触れる 小学生対象に体験会実施 (県宇宙教育研究会)

 串本町潮岬にある県立潮岬青少年の家で4日、町内の小学生を対象にしたロケット体験会があり23人が製作を交えて打ち上げの原理に親しむなどした。

 この体験会は、県宇宙教育研究会が主催。昨年9月の発足以降社会教育の領域で回を重ねていて、今回は1~3年生向けに空気ロケット、4~6年生向けにモデルロケットの各製作・打ち上げ体験を準備し学校経由で参加を呼び掛けた。

 今回も県立桐蔭高校・中学校科学部の部員有志が参加者をサポート。空気ロケットの体験は午前に実施し、バンドー神戸青少年科学館サイエンスアドバイザー・齋藤賢之輔さん指導の下で18人が空気の力を原動力とするミニロケット作りに取り組んだ。

 同会の定番となりつつあるモデルロケットの体験は午後に実施し、藤木郁久事務局長(同部顧問)指導の下で5人がキット「アルファⅢ」を組み上げ、望楼の芝へ移動して打ち上げに臨んだ。このロケットは火薬エンジンを原動力とし、3秒で約100㍍まで飛びパラシュートを開いて落下する仕組み。点火の指導ができる藤木事務局長と一緒に一人ずつ発射して一連の過程を見届けた。今回は定員に対して少人数の参加だったため、打ち上げ後の余った時間でドローンの操縦体験も提供した。

 同研究会は7月に町子ども会連絡協議会主催のモデルロケット体験に協力。他方で学校教育領域(本年度は試験的に串本中1年生と串本西中が参加)における体験提供に踏み出した状況もあり、本年度の体験会は今回が最終となる予定。藤木事務局長は今後もタイミングを見て計画するとし、対象となる子どもやその家族にぜひ参加してほしいとコメントした。

(2021年12月9日付紙面より)

藤木郁久事務局長(左)の指導でモデルロケットを製作する参加者=4日、串本町潮岬
望楼の芝で自作したモデルロケットを打ち上げ
2021年12月09日
43 移住者が町の暮らしを紹介
 合同で移住ウェブセミナー  (紀宝町 )

 紀宝町は4日、大紀町と合同で移住ウェブセミナーを開催。オンラインでの配信を通して町の魅力を全国に発信した。

 新型コロナウイルスの影響で移住相談会が困難な状況となっていることから、昨年に引き続き、合同で開催。愛知、東京、兵庫などから移住に興味がある人が参加した。

 紀宝町は高岡地区の「お試し住宅」から発信し、森まりかさんが進行。大阪府出身の自然ガイド・佐竹剛さんと沖縄県出身で子育て真っ最中の大山ゆかさんが町での暮らし、働き方、子育て事情などを紹介した。

 佐竹さんは「地域おこし協力隊の募集があり、滝がメインの飛雪の滝キャンプ場で、ゼロから自分で考えて運営できる内容だったので、またとない機会だと思った。ちょうどアウトドアガイドを起業したところで、それを進めていくにもメリットがあると感じた。自然に関わる仕事をしたかったので今の仕事に満足しています」と移住のきっかけや現状を語った。

 大山さんは、お試し住宅を通じて紀宝町が気に入ったと伝え、「自然が豊かで過ごしやすい。図書館などの公共施設が充実し、新宮市もあるので買い物にも便利だし、外食も病院も一通りそろっているので不便さはほとんど感じない」と話した。

 子育て環境について「保育所も待機することなく入れて良かった。子どもの医療費が高校生まで無料など、子育て支援が手厚くうれしい」と紹介した。

(2021年12月9日付紙面より)

紀宝町の魅力などを発信した出演者=4日、紀宝町高岡
2021年12月09日
44 新谷悠大君が準優勝
 県中学校剣道選手権大会  
2021年12月09日
45 人見さん(男性)、戸石さん(女性)が優勝
 那智勝浦町総体グラウンドゴルフ大会  
2021年12月09日
46 近畿選抜優勝大会に出場 光洋中バレーボール部 (新宮市)
2021年12月09日
47 ペットの虐待は犯罪です  ブリーダーの中村さんが呼び掛け  (那智勝浦町 )
2021年12月09日
48 初日に3人が登壇  新宮市議会一般質問①  
2021年12月09日
49 税金の大切さ学ぶ  三輪崎小で租税教室  (新宮市 )
2021年12月09日
50 夜を照らし地域明るく  井関クラブにイルミネーション  (那智勝浦町 )
2021年12月09日
51 世界平和を願い募金活動  歳末・海外たすけあい運動  (新宮赤十字奉仕団 )
2021年12月09日
52 向上の功績を表彰し感謝  第20回社会福祉大会開く  (古座川町 )
2021年12月09日
53 来年のえと「寅」掲げる  有田神社で絵馬掛け替え  (串本町 )
2021年12月09日
54 人事評価の在り方明瞭に  町議会第4回定例会開会  (古座川町 )
2021年12月09日
55 25人が適切な使い方教わる  動物駆逐用煙火使用講習会  (古座川町 )
2021年12月09日
56 黒潮海童まつりで秋満喫  規模縮小して交流イベント  (熊野市 )
2021年12月09日
57 元気よく体動かす  ママサークルさくらんぼ  (紀宝町 )
2021年12月09日
58 お巡りさんの仕事を勉強  4、5歳児が社会見学で  (相野谷保 )
2021年12月09日
59 マスク越しに笑い声響く ふれあいいきいきサロン牡丹 (紀宝町)
2021年12月09日
60 議長に髙岡氏、副議長に端地氏  改選後初の定例会開会  (御浜町 )
2021年12月09日
61 お悔やみ情報