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2020年04月26日
1 「基準は全町民に行き届くか」 コロナ対策を三軒町長が説明 (太地町)

 太地町は24日、町公民館で町が取り組む新型コロナウイルス感染症対策についての記者会見を開いた。町民1人当たりマスク60枚の配布や、米5㌔の支給が実施される施策について三軒一高町長ら町幹部が詳細を説明した。

 同町は7日に同町新型コロナウイルス対策本部(本部長・三軒町長)を立ち上げ、これまで5回の会議を重ねてきた。21日には休校中の太地こども園、太地小・中学校の子どもたちへの弁当の無償配達が開始された。

 今回は町民1人当たりにマスクを60枚配布するとともに、緊急経済対策として町民(3005人、21日現在)1人当たりに米5㌔の支給が決まっている。米の支給は2回に分けて行われ、1回目に全世帯に5㌔ずつ届けられる。続いて2回目の支給は1世帯の残り人数分を配布する(1人暮らしなら1回目で終了。2人暮らしなら1回目に加え、2回目にもう1人分届けられる)。

 当日は町職員や町社会福祉協議会の職員が協力し配布を行う。また、町議会議員もボランティアで参加するという。

 三軒町長は「基準は全町民に行き届くこと。議会からも緊急事態なのでスピード良く進めてほしいと理解を得ている。こういった混乱がある時こそ町の出番。全町民の安心のために取り組みたい」と述べた。

 配布を米にした理由については「体温計などいろいろな案も出たが、全町民に行き届かなくてはいけない。家にいてほしいという願いもあり、議論を重ねた結果、米になった」と説明した。

 なお、今後も同様の対策は実施していく予定だとし、マスクについてはさらに50枚の配布を検討しており、前述の分を併せて1人当たり合計110枚の配布が行えるように進めているという。

(2020年4月26日付紙面より)

新型コロナウイルス対策について記者会見を開いた太地町=24日、太地町公民館
2020年04月26日
2 広報きほうが全国1位
 広報コンクール町村の部で  (紀宝町 )

 紀宝町が昨年発行した「広報きほう12月号」が日本広報協会主催の令和2年全国広報コンクール広報紙部門(町村の部)で全国1位となる特選(総務大臣賞)に輝いた。

 全国コンクールの入選は11回目で、特選に輝いた12月号では「性の多様性」をテーマに、その現状や当事者・支援者の思いなど13㌻にわたり特集を組んだ。

 特集ページでは性的マイノリティーを取り上げ、女性同性愛者、男性同性愛者、両性愛者、トランスジェンダーの各単語の頭文字を組み合わせたLGBTや支援団体などを紹介した。

 広報広聴係の愛野裕基さんと、田中健太郎さんが昨年8月から3カ月半かけて取り組んだ。愛野さんは「予想以上に評価を受けて驚きました。性の多様性について意識が広がればと思い取り上げました。年に1回の大型特集を目標に日々、取材活動に励んでいます。今後も町の話題を広く広報していきたい」と話していた。

(2020年4月26日付紙面より)

全国1位に輝いた「広報きほう12月号」と愛野裕基さん
2020年04月26日
3 クロマグロまた禁漁に
 採捕再開22日後に停止  (勝浦地方卸売市場 )

 3月末までの採捕停止期間を終えたばかりの「はえ縄船によるクロマグロ漁」が、6月30日までの上限枠230・9㌧(都道府県別知事管理漁業を除く)の80%に達したため早くも採捕停止となった。(一社)全国近海かつお・まぐろ漁業協会(全近協)が21日に協会所属船や関係者に通達した。

 規制は資源の減少が危ぶまれている太平洋クロマグロの管理のため国が定めた漁獲可能量制度(TAC法)によるもので農林水産大臣管理の同魚種大型魚(30㌔以上、エラハラ抜き26・1㌔以上)が対象。

 那智勝浦町の和歌山県漁業協同組合連合会(JF県漁連)勝浦市場が受け取った通達書によると22日までに漁獲したクロマグロは規制の対象外となっており、現在操業中の船が持つクロマグロは23日までに漁獲本数の報告がなされる。これらの船が国内各地の港に揚げる数量により残り20%の枠の消費を見ていく。同市場では規制前のクロマグロの水揚げは5月頭ごろまでと見込んでいる。

 勝浦地方卸売市場では24日早朝、3隻の船から253㌔の大物を含め26本のクロマグロが揚がった。宮崎県の船頭、第18漁雄丸の青木信裕さん、第1海伸丸の児玉博さんは採捕停止の知らせを受け、予定していた操業を切り上げて入港したという。

 2人は「コロナの影響と漁獲規制のダブルパンチだ。禁止になった後クロマグロが食いついたら、はさみで切らないといけない。食料やお金を海に捨てるようなもの。それが嫌でたまらんから急いで縄を上げた」と声をそろえながらも「1カ月ほどゆっくり休んでまた頑張る」と希望を持ち帰港の途に就いた。

 勝浦魚商協同組合の木下勝之組合長は「国が決めたことには従うしかないが、資源は回復してきているはず。あと少しの辛抱だと思っています」と話していた。

(2020年4月26日付紙面より)

船倉から次々に揚がるクロマグロ=24日、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場
2020年04月26日
4 公園の利用を制限  新宮市  
2020年04月26日
5 生活に関する相談窓口  新宮市  
2020年04月26日
6 参拝時間など短縮 熊野本宮大社 
2020年04月26日
7 沿岸漁業経営守るため  JCFUが国などへ要請  
2020年04月26日
8 ペットへの一般的な衛生管理を  人へのコロナ感染事例はなし  (環境省、厚労省 )
2020年04月26日
9 オンツツジの咲く長井坂  新緑と花の癒やしの道  
2020年04月26日
10 花は心の癒やし  小山みすずさん宅の「オデマリ」満開  (新宮市 )
2020年04月26日
11 児童館はできないの?  なちかつ子どもいきいきプロジェクト  (那智勝浦町 )
2020年04月26日
12 ホタル保護を呼び掛ける  ほたるを守る会が啓発看板  (紀宝町 )
2020年04月26日
13 お悔やみ情報
  
2020年04月23日
14 境内施設整備事業が完了
 熊野那智大社で竣功清祓式  

 創建1700年記念境内施設整備事業による礼殿などの改修工事が完了したとして21日、熊野那智大社(男成洋三宮司)で「竣功清祓(しゅんこうきよはらい)式」が執り行われた。神職や神社役員、那智山青岸渡寺の髙木亮享住職ら約20人が参列。事業完了を祝った。

 事業概要は、礼殿、拝殿の改修および銅板屋根のふき替え、鳥居や宝物殿、長生殿、手水(ちょうず)舎、授与所の塗装工事。同大社別宮・飛瀧(ひろう)神社の鳥居、社務所、祈願所の改修や塗装など。3月31日に工事が完了した。

 事業費約2億4000万円は氏子や崇敬者らによる寄付。昨年4月には礼殿などの工事が完了したとして竣工(しゅんこう)奉告祭が営まれている。

 竣功清祓式では、男成宮司に続いて参列者らが玉串を奉てん。巫女(みこ)が神楽「那智の滝舞」を奉納した。

 男成宮司は「皆さま方のご協力で、当初の予定通りほぼ工期内に事故もなく竣工となった。全国の崇敬者の方々に心から感謝申し上げます」とあいさつ。「1700年の歴史があるのも先人の方々のご努力のたまもの。先人たちに思いをいたしながら、熊野信仰の継承に努めたい」と述べた。

 また、新型コロナウイルス感染症の終息を願い「一日でも早く終息するように落ち着いた行動を。今は耐え忍ぶしかない。事態が収束したあかつきには、全国からお参りいただき、新しくなった同大社をご覧いただければ」と話していた。

 なお、新型コロナの影響で当初予定していた奉告祭は10月ごろに執り行う見通しとなっている。

(2020年4月23日付紙面より)

整備事業が完了し竣功清祓式が営まれた=21日、熊野那智大社
2020年04月23日
15 684人分の思い提出
 高校生が休校求め署名活動  (新宮・東牟婁 )

 新型コロナウイルス感染症の影響が拡大する中、休校要請対象とならなかった東牟婁地域の県立学校4校(新宮・新翔・串本古座・みくまの)の休校を求め、新宮高校3年生の女子生徒(17)がインターネットサイトで署名運動を展開。女子生徒は21日夕方、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局を訪れ、県教育庁紀南教育事務所の大樫浩史所長に集まった684人分の署名を手渡した。

 県は16日、国の緊急事態宣言拡大を受け、東牟婁地域の4校を除く県内全ての県立校に5月6日(水・振休)までの臨時休校措置を要請。女子生徒は県の決定に疑問を感じ「授業を再開している学校の中には特別支援学校も含まれており、医療的ケアを必要とする子どもたちもいる。医療体制が脆弱なため、感染者が一人でも出ると、瞬く間に医療崩壊につながる危険性がある」などと主張し休校を求める署名活動を行っていた。

 しかし、事態は一変。県は21日正午の署名活動締め切りを待たずして4校の同日午後からの臨時休校を発表した。

 大樫所長に署名を手渡した女子生徒は「最初に国が臨時休校を要請したときに休校になったにもかかわらず、緊急事態宣言の拡大を受けた際には休校にならなかったことに疑問を感じた。校内ではすでにマスクを外し始めている生徒もいる状況なのに」と署名活動に踏み切ったきっかけを話す。

 このたびの臨時休校措置に当たり「休校の判断をしていただいた知事と県教育長、そして署名に賛同し拡散などに協力していただいた皆さんに感謝しています」。

 女子生徒は「自分たちで動くことで変わることもあると学びました」と話し、休校中は人との接触や不要不急の外出を控えるとともに、受験勉強を視野に入れた家庭学習に取り組みたいと抱負を語った。集まった署名は紀南教育事務所を通して県教育委員会に届けられる。

(2020年4月23日付紙面より)

大樫浩史・紀南教育事務所長(左)に署名を手渡す女子生徒=21日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局
2020年04月23日
16 コロナ自粛の買い物支援に
 中西商店が野菜配達開始  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町築地の㈲中西商店が、新型コロナウイルスの影響で外出などを自粛している町民もいることから、野菜などの品物を1000円以上購入した際に商品を自宅まで届けるサービスを開始した。配達は現在、旧勝浦町内と宇久井、那智山方面、太地町を予定している。それ以外の町内エリアは電話で要相談。

 「新型コロナの影響による自粛で外出を控えている方もおり、買い物で困っている高齢者の方も多いと聞く。何かできないかと考えていたところ、配達サービスを思い付いた」と同店社長を務める中西毅さんは話す。

 中西さんによると、配達はタケノコやゴンパチ、新タマネギ、春キャベツ、白菜など今が旬の野菜に加え、乾物や調味料も配達するという。電話で午前11時30分までに注文すれば、その日の午後2時30分ごろまでに商品が届く。午後の注文は翌日の午前中に届けられる。

 配達以外では電話注文し、車で来店した際に車外へ出ずに店先で商品を受け渡すドライブスルー方式のサービスも今回同時に開始した。

 中西さんは「コロナによる自粛や高齢者の方で買い物にお困りの方はお気軽にご利用いただければ」と語った。

 注文および問い合わせは㈲中西商店(電話0735・52・0206)まで。

(2020年4月23日付紙面より)

配達サービスを開始した中西商店=20日、那智勝浦町築地
旬の野菜が配達される
2020年04月23日
17 中世城館跡巡った資料を1冊に
 各市町の教育委員会に提供  (矢野勝久さん )

 御浜町阿田和在住の矢野勝久さん(66)がこのほど、新宮市、那智勝浦町、太地町、串本町、田辺市本宮町、紀宝町、御浜町、熊野市などにある中世城館跡を巡った資料を1冊にまとめた。「各市町の教育委員会に資料を提供しました。興味のある方は教育委員会に連絡してください」と話している。

 矢野さんは勤務先の会社で全国各地に転勤し、59歳で退職。八丈島に移住し、釣りを楽しんでいたが昨年7月に阿田和に戻ってきた。

 趣味を探していたところ、昨年9月に地元の阿田和城跡を散策したことをきっかけに城跡巡りに出会った。熊野市、御浜町、紀宝町の中世城館跡を訪れ、それぞれの場所や特徴などをまとめた。

 その後、家系図を調べたところ曽祖父が旧四村(現田辺市本宮町)の村長だったことが分かり、和歌山県にも足を延ばして城館跡を訪ねるようになった。

 矢野さんがまとめた資料には新宮市の新宮屋敷、堀内新宮城、明神山城、長石山城、宮井城本城など市町ごとの情報が記されている。那智勝浦町は勝山城、藤倉城、下里城など10カ所、太地町は太地城、和田城(和田館)、串本町は岩屋城、佐部城、虎城山城を巡ったという。

 那智勝浦町の口色川城の森城では、1933(昭和8)年に矢野姓の人物が建立した石碑を見つけ、親近感が湧いたと話す。

 城館跡を訪ねた際には、郷土資料の記載と異なる場所に存在していることもあり、地元住民に教わりながら探した。「地元の人には感謝しています。今後は他の地域にある城館跡にも足を運んでみたい」と語っていた。

(2020年4月23日付紙面より)

自身が巡った中世城館跡の資料をまとめた矢野勝久さん
2020年04月23日
18 野球の楽しさ伝えたい 那智勝浦少年野球クラブ監督・増田晋さん 
2020年04月23日
19 今年も大輪の花咲かせる  南紀月の瀬温泉のボタン  (古座川町 )
2020年04月23日
20 キャンプなど自粛呼び掛け  古座川各所に看板設置し  (古座川町 )
2020年04月23日
21 町民にマスク20枚を配布  4月末以降発送目指し準備  (古座川町 )
2020年04月23日
22 河上敢二市長が呼び掛け  熊野市  
2020年04月23日
23 運転免許業務の一部を休止  新型コロナ感染増加に伴い  (三重県警 )
2020年04月23日
24 手作りケーキ、屋外で販売  毎週水曜日にテークアウト  (紀宝町 )
2020年04月23日
25 ウミガメ公園も臨時休業  三重県が県内全域に要請  
2020年04月23日
26 GW中の高速割引適用せず  不要不急の移動の自粛方針受け  (国交省 )
2020年04月23日
27 不正大麻・けし撲滅運動  6月末まで、新宮保健所  
2020年04月23日
28 お悔やみ情報
  
2020年04月15日
29 優雅に浦安の舞奉納
 熊野那智大社で「桜花祭」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)は14日、自然の恵みに感謝し、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「桜花祭(おうかさい)」を営んだ。桜の花のかんざしを挿した巫女(みこ)が那智の滝前で「浦安の舞」を優雅に奉納した。

 平安時代に花山法皇(968~1008年)が那智山で千日間の山ごもりをした際に、「木のもとをすみかとすればおのづから花見る人となりぬべきかな」と桜の美しさを詠んだという故事にちなんだ祭典。

 神事は本社拝殿と別宮飛瀧(ひろう)神社斎場でそれぞれ営まれた。宮司以下神職の烏帽子(えぼし)や巫女の髪飾りにはサクラの小枝が付けられ、長さ約1㍍のヤエザクラの枝を幣帛(へいはく)として奉献した。

 男成宮司は祝詞の終わりに新型コロナウイルスの一日も早い終息を祈願し「いろいろなところに大きな影響が出ていますが、季節はいつもと同じように新緑の美しい時季になりました。自然をめでる気持ちと希望を持ち、落ち着いた行動を取っていただければと思います」と話していた。神事の後、参列者には桜餅が振る舞われた。

(2020年4月15日付紙面より)

那智の滝前で浦安の舞を奉納する巫女=14日、那智勝浦町那智山
2020年04月15日
30 渋滞対策などを報告
 民間ロケット発射場周辺地域活性化協議会  (那智勝浦町 )

 串本町で建設が進む民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」周辺の行政機関や関係団体などで組織される「民間ロケット発射場周辺地域活性化協議会」(会長・下宏副県知事)の第2回通常総会が13日、那智勝浦町の体育文化会館であった。17人が出席し、ロケット打ち上げ時における周辺地域の交通対策について中間報告が行われた。

 同協議会は初の打ち上げとなる2021年に向け、見学場の整備や想定される渋滞への対策について協議するため、昨年10月21日に設立された。

 総会には下会長をはじめ、田嶋勝正串本町長、堀順一郎那智勝浦町長らが出席。下会長は新型コロナウイルスに触れ、県の状況などを報告した。ロケットについては「令和3年中に1号機の打ち上げを計画している。見学場の設置や想定される渋滞対策について交通対策部会が議論している。今回は中間報告についてご意見を頂きたい」とあいさつした。

  □     □

■交通の課題は



 同協議会内には警察や国、町観光協会などのメンバーで構成される交通対策部会があり、これまで3回、課題解決に向け対策を協議してきた。鹿児島県肝付町でロケットが打ち上げられた際のデータを基に、串本町でのロケット1機目の打ち上げ時には2万人の来訪者と自動車8000台が訪れることを想定しているという。

 江住中学校前交差点(すさみ南IC出口)および、市屋交差点(那智勝浦新宮道路出口)を先頭に、両道路や国道42号では潮岬西入口と東入口交差点(大島入り口部分)から橋杭岩信号間の串本町の町中、ロケット射場と公式見学場付近での渋滞発生も課題となりそうだ。

  □     □

■対策について



 県では▽事前予約制で有料の公式見学場を用意する▽マイカーではなく、公共交通機関(鉄道)やパークアンドライドによる移動を前提とする▽公式見学場予約者以外のマイカー来訪者による渋滞緩和のため、看板や中継車などによる交通誘導を行い、「全体的な交通量の抑制」「42号線における来訪自動車の通過交通の円滑化」―などを対策として行う方針だ。

 県商工観光労働部企業政策局産業技術政策課の柴田和也課長によると、予約客以外の来訪者に対し、「渋滞緩和を目的に抑制しすぎるのは地域のためにならないという意見もあった」。「各地域の観光資源とどう組み合わせていくかが重要だが、問題となる渋滞対策を進める必要がある」と見解を示した。

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■公式見学場について



 有料の公式見学場については、現在那智勝浦町が旧浦神小学校の見学場整備を進めており、基本計画策定のために予算300万円を先月の町議会定例会で計上し可決された。

 県によると、見学場には来訪者が見学しやすく、輸送しやすい立地が必要だという。同町だけでなく、射場が建設される串本町でもロケットの見学に絡めたさまざまなオプションの検討や見学場の構想があると説明した。

(2020年4月15日付紙面より)

第2回通常総会が開かれた=13日、那智勝浦町の体育文化会館
2020年04月15日
31 「本マグロ、今こそ家庭で」
 300㌔超えの大物など55本水揚げ  (勝浦地方卸売市場 )

 国内有数のマグロはえ縄船の基地、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場で13日、300㌔を超える大物を含めクロマグロ(本マグロ)55本が揚がった。前日分を合わせると30隻以上の入港船があった。

 同市場一日の水揚げでは、近年まれに見るクロマグロの本数となったものの、国が7日に発表した7都府県の緊急事態宣言の影響からか高級魚のクロマグロを筆頭に需要が冷え込んでいる。

 和歌山県漁業協同組合連合会(JF県漁連)勝浦市場の太田直久市場長は「全体の相場は4月初めまで安定していましたが、先週中頃から下がり出し、メバチ、キハダも安いですね」と話す。一方、スーパーなどで出回ることの多い大衆魚のビンチョウマグロは比較的高値で取引されている。

 クロマグロを買い付けた仲買人からは「歴史的な安値になった。質も良いのに料亭やすし屋が営業していないから売れない。ビンチョウと変わらない値段で出回るかも」などの声が多くあった。同市場関係者らは「せっかく漁師さんが苦労して釣ってくれた本マグロ。今こそ産地の家庭で食べてもらえれば」と地元での消費を呼び掛けている。

(2020年4月15日付紙面より)

市場に並ぶクロマグロなど=13日、那智勝浦町築地
2020年04月15日
32 補強予定の道路陥没
 御幸町全龍寺線で  (新宮市 )

 新宮市新宮の本廣寺近くの道路が13日午後、陥没した=写真。陥没直前にオートバイで現場脇を通過した40代男性は「通過して2、3秒後にドカーンとすごい音がして、振り返ったら大きな穴が開いていた。驚いた」と興奮混じりに話す。

 男性によると、通過中から道がへこんでいると感じたとのこと。道路が落ちる音に驚いた近隣住民が次々に家から飛び出してきたという。道は駐車場に面しており、車で道に出ようとしていた別の男性は「危ないとは思っていたがまさか道が落ちるとは」と驚きを隠せない。

 市によると、もともとアスファルトにクラック(ひび)があり地面が下がっていたことから、3月末から同所を通行止めにしていた。最近の調査で床版の亀裂が目立っていたことなどを受け、市は6月の補正予算に工事費を盛り込む計画を立てるとともに、鉄板で道の補強を予定していたという。

 現在のところ対応は決まっておらず、落ちたアスファルト片を早急に撤去するとともに、人が通行できるように処置を急ぐ方針だ。

(2020年4月15日付紙面より)


2020年04月15日
33 学んだ精神を子どもたちに
 拳武館新宮空手道スポーツ少年団代表・青山富男さん  
2020年04月15日
34 クマガイソウの花咲く  霊巌寺住職が育てる株  (古座川町 )
2020年04月15日
35 上流目指してアユ跳ねる  滝ノ拝そば魚道で滝越え  (古座川町 )
2020年04月15日
36 まもってくれてありがとう  通学路で初の取り組み  
2020年04月15日
37 5月6日まで臨時休校  3市町の全小中学校で  (熊野市・南牟婁郡 )
2020年04月15日
38 1位に佐古さん、垣本さん  写連紀南支部3月度例会  
2020年04月15日
39 タブノキが花盛り  新宮港緑地  
2020年04月15日
40 お悔やみ情報