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2023年02月25日
1 体験通して魅力伝える
 ロールプレイング説明会で事件解決  (新宮警察署 )

 新宮警察署は23日、同署で「目指せ犯人逮捕‼ 体験型ロールプレイング説明会」を開催した。警察官を志望する、管内外の14~22歳の5人が参加。模擬事件の解決などを通して、警察官の仕事を身近に感じる機会とした。

 同署が想定した模擬事件を解決すべく、聞き込みや鑑識、取り調べなどの警察活動を参加者に体験してもらうことによって、警察官という職業の魅力を知ってもらうことを目的に実施。今回は12歳から満32歳までを対象に参加を募った。

 同署敷地内に模擬交番が設けられ、警察官になりきった参加者らは、白昼に行われた強盗事件の犯人を特定すべく、同署職員扮する被害者や目撃者らに聞き取りを行い、犯人が触れたとされる乗用車から指紋を採取。被害者から犯人の特徴や雰囲気を聞き出し、似顔絵を作成した。

 取り調べでは、3班に分かれ3人の容疑者に事件発生時刻帯の行動などを質問。供述内容から「現金10万円などが入った財布が盗まれた、といった事件の詳細を知っていた」などとする矛盾点などを探り、犯人を特定。事件解決に導いた。

 近畿大学附属新宮中学校の村田海人さん(14)は警察官志望。「特に取り調べが楽しかった。今日の体験から、警察官に対する憧れがより強くなりました」と笑顔で話した。

 警務課の本田斗生多・警務係長は「体験会の様子を見ていて、皆さんとても素質があると感じた。経験してもらうことによって警察官への興味が湧いてくると思います」と話していた。

(2023年2月25日付紙面より)

鑑識体験では車に付いた指紋を採取した=23日、新宮警察署
警察官さながらの取り調べの様子
2023年02月25日
2 人材育成や学校建設を目標に
 3年ぶりの通常総会  (和歌山ラオス友好協会 )

 和歌山ラオス友好協会(田邉毅一会長)は20日、新宮市井の沢の新宮ユーアイホテルで3年ぶりとなる第9回通常総会を開き、支援への報告と提出議案を全て承認した。その後は懇親会が開かれ、出席者が交流を深めた。

 同協会は、ラオス人民民主共和国の観光と教育を援助し、友好的な関係を築こうと2015(平成27)年、日本で19番目に発足。現地訪問や会員らからの寄付による学校への備品の寄贈などの活動に取り組んできた。

 小学校の建設支援では、20年11月にルアンパバーン市パノーム村の唯一の学校であるパノーム小学校で建設を進めていた新校舎が完成。同月に生徒らが新校舎で勉学に励んでいる。現地からは感謝と喜びの声が寄せられており、同協会発足以来の念願がかなった。

 その翌月には、現地での竣工式および譲渡式を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で中止となっている。

 感染防止の観点から、3年ぶりとなった総会では、22年度の事業報告が行われ、23年度の事業計画や予算を承認した。

 事業計画では▽国際協力・親善に関する交流事業▽教育支援事業(教育施設設立、教材寄贈)▽パノーム村小学校校舎新設の竣工式▽YMCAホテル学校ラオス校設立を協力支援▽駐日ラオス人民民主共和国大使館、在京ラス人民民主共和国名誉領事館への協力事業▽和歌山県・ルアンパバーン州のフレンドリーシップ協定の締結―などを予定している。

 田邉会長によると、YMCAホテル学校ラオス校の設立は、人材を育成し日本で受け入れることで、国内の働き手不足とラオスの就職難を解決する施策になるという。

 これまでは新宮市とルアンパバーン市のフレンドリーシップ協定を進めてきたが、今後はエリアを拡大し、和歌山県とルアンパバーン州のフレンドリーシップ協定締結を進めることで、さらなる活動の発展に寄与したいと思いを述べた。

 田邉会長は「延期となっている竣工ツアーを実施したい。また、日本各地のラオス友好協会と合同の総会を新宮市でもやりたいと思う。これまでは学校のあった村に校舎の建設支援を行ってきたが、次は学校のない村に、学校建設を目標とした校舎造りを応援していきたい」と語った。

 この日、新理事に田中國雄さん、上田修司さん、宮本昌幸さん、前田良二郎さんが選出された。懇親会では、寺前正和副会長と名誉顧問の堀順一郎那智勝浦町長らがあいさつ。前田良造副会長が乾杯の音頭を取り、出席者らは会話や食事を楽しんだ。

(2023年2月25日付紙面より)

3年ぶりの総会が開かれた=20日、新宮市井の沢の新宮ユーアイホテル
田邉毅一会長
2023年02月25日
3 皇室の弥栄など祈る
 熊野三山で「天長祭」  

 「天皇誕生日」の23日、熊野三山で天皇陛下63歳の誕生日を祝うとともに皇室の弥栄(いやさか)などを祈願する「天長祭」が営まれた。

 今上天皇の誕生日を祝うことを目的とする「天皇誕生日」。光仁天皇在位の775年に天皇の誕生日を天長節としたのが始まりで、1948年の「国民の祝日に関する法律」により他の祝日とともに制定された。

 新宮市の熊野速玉大社では、上野顯宮司が祝詞を読み上げた後、巫女(みこ)が神楽「浦安の舞」を奉納。神職や参列者たちが玉串を供えた。

 神事を終え、上野宮司は92年5月、皇太子時代の天皇陛下が同大社や、神武天皇が東征の際に登った天磐盾と伝わる神倉山を訪れた際のエピソードを紹介し「史実が残る山に御自ら登られたことに感動した」。

 天長祭斎行に当たって「皇室の弥栄はもちろんのこと、喜びも悲しみも分かち合う皇室でありたいと、先の大戦で犠牲となられた方々に対する慰霊の気持ちをずっとお持ちになっている。この日が皇室の存在にいま一度、関心を寄せる日になれば」と話していた。

(2023年2月25日付紙面より)

巫女が「浦安の舞」を奉納=23日、新宮市の熊野速玉大社
2023年02月25日
4 生活支援関係の事業増強
 新年度の当初予算案発表  (古座川町 )

 古座川町が22日、2023年度一般会計当初予算案を発表した。予算規模は30億7810万円で、西前啓市町長は「これといった目玉はないが、私なりにまちづくりに対応していきたい」と話している。

 予算規模は対前年度で1億3630万円増(4・6%増)。歳入の自主財源は約5億3715万2千円(構成比17・5%)で、対前年度で1億4252万3千円増となっている。地方税収入は対前年度で315万円減の1億9703万7千円を見込んでいるが、他方でふるさとづくり寄付1億3600万円が加わり自主財源増の主たる要因になっているという。

 歳出の投資的経費は2億2756万5千円で、対前年度で3446万9千円増。歳出の主な事業として▽住民生活支援事業(539万5千円)▽高速道路関連まちづくり事業(6480万円)▽デジタル防災行政無線整備事業(1821万6千円)▽観光交流施設整備事業(1270万円)▽在宅血液透析導入機器設置補助事業(60万円)▽高校生等就学支援事業(270万円)▽教育指導員配置事業(282万9千円)▽町道維持管理巡視員配置事業(288万円)を挙げる。

 住民生活支援関係では交通不便地区高齢者生活支援やし尿処理費補助、移動販売支援の継続に加え、新規で高齢者等粗大ごみ収集運搬補助を導入。65歳以上を対象にし粗大ごみ運搬1回につき1000円を補助して加齢に伴う処理負担増の緩和を図る。

 高速道路関連まちづくり関係では新規に残土処理場整備事業を導入。池野山地内の町有林で60万立方㍍規模の受け入れをするとし、その造成を見据えてまちづくり基本構想策定事業〈更新〉も進める。

 デジタル防災行政無線整備は23~25年度の3カ年で段階的に防災行政無線を更新する内容。観光交流施設整備はぼたん荘裏用地を購入しキャンプ場や公園、災害時避難所等としての利活用の検討を進めるという。

 在宅血液透析導入機器設置補助は新規導入。高校生等就学支援も新規導入で、町内の対象者に月額5000円の支援金を給付する。教育指導員配置と町道維持管理巡視員配置はいずれも新規に人材を起用するという。

 併せて特別会計の当初予算案の概要も発表。予算規模は7会計合計12億9662万円で、対前年度で4334万円減(3・2%減)。これら案は3月1日(水)から始まる町議会第1回定例会で上程し、承認を求める流れとなる。

(2023年2月25日付紙面より)


2023年02月25日
5 100人が熱戦を展開
 那智勝浦町総体卓球大会  
2023年02月25日
6 森浦馨介君が栄冠
 ダブルスも3位と活躍  (黒潮親善卓球大会 )
2023年02月25日
7 野球の楽しさ感じて
 みさきストロングスが体験会  (新宮市 )
2023年02月25日
8 新たな取り組みに挑戦
 新宮スポ少が「やたがらすアカデミー」  
2023年02月25日
9 切る、曲げる、絞る?  変な模様の石展2nd  (宇久井VC )
2023年02月25日
10 新宮で定員超の1・12倍  県立高校入試出願状況  (和歌山県教委 )
2023年02月25日
11 恥ずかしがりのサクラ満開  沖縄からやって来て数十年  (那智勝浦町 )
2023年02月25日
12 中学生が保育を体験  園児とゲームで触れ合う  (熊野川中学校 )
2023年02月25日
13 生徒らが自由に踊る  ダンス発表会を開催  (城南中学校 )
2023年02月25日
14 6チーム競い和深Aが優勝 串本町で郡市親善ゲートボール大会 (東牟婁郡老連・新宮市老連)
2023年02月25日
15 科学生かすきっかけ託す  モデルロケット体験会で  (古座川町青少年育成町民会議 )
2023年02月25日
16 明日からもっと元気に  子育てワークショップ  (紀宝町 )
2023年02月25日
17 火災想定し、駐車場へ逃げる  消防指導の下、避難訓練  (鵜殿保 )
2023年02月25日
18 人口減少対策に重点  一般会計は131億円  (熊野市新年度予算案 )
2023年02月25日
19 子どもたちのための思い共有  第2回評議委員会で報告  (紀南P連 )
2023年02月25日
20 災害時の物資輸送体制を構築  熊野市、御浜町、紀宝町と締結  (県トラック協会南紀支部 )
2023年02月25日
21 希望生徒が進路を検討  医療・看護系の職業指導  (新宮高校 )
2023年02月25日
22 熊野本宮と花の窟  三石学さんがつながりを説く  (田辺市本宮町 )
2023年02月25日
23 定数15に16陣営出席  新宮市議選立候補予定者説明会  
2023年02月25日
24 お悔やみ情報
  
2023年02月21日
25 自転車の魅力、全身で
 熊野川町で「清流ライド」  (新宮市 )

 新宮市熊野川町を舞台に19日、「新宮・熊野川町清流ライド with KINAN Racing Team(キナンレーシングチーム)」が開催された。あいにくの雨となったが、当地方をはじめ、大阪や名古屋などから約50人の自転車愛好家らが参加。「KINAN Racing Team」に所属するプロ選手と共に町内を周遊。自転車を通して同町の自然を満喫し、参加者同士の交流を深めた。

 新宮市と市観光協会が主催。自転車を活用した観光(サイクルツーリズム)の推進と、自転車に慣れ親しみ、自転車の魅力を感じてもらうことを目的に、NPO法人「SPORTS PRODUCE 熊野」が後援し、初めての開催に至った。

 メイン会場の熊野川ドームでは、開催に当たり田岡実千年市長があいさつ。関係団体に感謝を述べ「今後、サイクルツーリズム推進のさらなる機運醸成を図っていくため、自転車に慣れ親しみ、魅力を感じていただきたいという思いから開催させていただく次第となった。ぜひお楽しみいただければ」と呼びかけた。

 この日のコースは、UCI公認国際自転車ロードレース「TOUR de 熊野」の約15㌔に及ぶ赤木川清流コース。3班に分かれた参加者らは、休憩所の小口自然の家を目指して熊野川ドームを出発した。

 なお、熊野川ドームと小口自然の家では、(一財)熊野川町ふれあい公社(下阪殖保代表理事)と「かあちゃんの店」による豚汁やめはりずし、同町の野菜を使用したケーキ、くず湯茶が振る舞われた。また、天候を鑑み、参加者らに対し「熊野川温泉さつき」が無料開放された。熊野川ドームでは同チームのグッズ販売コーナーが設けられたほか、Eバイク(電動アシスト自転車)の体験試乗会も実施された。

 イベントでは、同チームメンバー7人によるトークショーもあった。各選手らは自己紹介を交え熊野地方や新宮市の魅力、赤木川清流コースの印象、自転車に興味を持ったきっかけなどについて話し「今年こそは『TOUR de 熊野』で総合優勝を。今年も応援してください」と呼びかけた。

 名古屋から参加した山口友和さんは「チームのファンなので参加した。あいにくの天気だったが距離も短かったので疲れることもなく楽しめました。また機会があればぜひ参加したい」と話していた。

(2023年2月21日付紙面より)

イベントに参加した皆さん=19日、新宮市熊野川町の熊野川ドーム
自然の中、自転車の魅力を満喫

2023年02月21日
26 自然保護思想の啓発に尽力
 管内2人に表彰状を伝達  (東牟婁振興局 )

 新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局で17日、令和4年度自然公園関係功労者に対する環境大臣表彰の伝達式があった。酒井清崇・東牟婁振興局長が、多年にわたり自然公園の保護とその適正な利用に関して尽力したとして、太地町の白水博さんと那智勝浦町の東定司さんの2人に表彰状を手渡した。

 自然保護思想の啓発や普及および自然公園や動植物の保護に関し、15年以上尽力し、その功績が特に顕著であると認められる個人や団体に対して環境大臣が表彰するもの。全国では18人と1団体が選ばれ、県内では白水さんと東さんの2人のみだった。

 白水さんは日本野鳥の会和歌山県支部副支部長ならびに、熊野自然保護連絡協議会の運営委員を務め、吉野熊野国立公園などで、絶滅危惧種をはじめとする鳥類の調査や保護活動に取り組んできた。子どもや地域住民を対象とした野鳥観察会を通して、自然保護思想の普及啓発に努めるとともに、公園内の安全利用のためにも尽力している。自然公園指導員の活動期間は36年に上る。

 同じく日本野鳥の会和歌山県支部幹事で、熊野自然保護連絡協議会事務局員を務める東さん。同公園などで自然観察会や野鳥観察会を企画・運営し、希少生物の実態や保全の必要性の指導など、自然保護思想の普及啓発や自然公園・動植物の保護などに尽力してきた。自然公園指導員歴は30年6カ月。

 酒井局長は「お二人は地域の誇り、受賞本当におめでとうございます。これを機会に、後進の方々にご指導いただき、今後も熊野地方の自然や鳥類などの研究保護に努めていただけましたら幸いです」と二人の受賞を祝福した。

 白水さんは「観察会を継続し開催していく中で、このような表彰を頂き、非常に光栄です。これからも大好きな鳥を通して、自然保護につなげていきたいと思います」。

 白水さんとは友人で、仲間として長年活動を共に続けてきた東さんは「二人で受賞できるとは思いもしなかった。最近の観察会では小学生が増えてきた。しっかりと教えて、若い皆さんに引き継いでもらいたい」と語った。

(2023年2月21日付紙面より)

酒井清崇・東牟婁振興局長(中央)から表彰状の伝達を受けた白水博さん(右)と東定司さん=17日、新宮市の東牟婁振興局
2023年02月21日
27 地元勢最上位は紀宝町
 美し国三重市町対抗駅伝  

 津市から伊勢市までの42・195㌔を10人のランナーがたすきをつなぐ「美(うま)し国三重市町対抗駅伝」が19日、3年ぶりに開催された。県内29市町の選手たちが力走し、市の部(14市)で熊野市は2時間48分14秒の14位、町の部(15町)で御浜町は2時間47分09秒の13位、紀宝町は2時間44分04秒で11位だった。

 新型コロナウイルスのため2年間中止になっていたが、今年は沿道からの声援を受け、1区の小学生女子が津市の県庁前を一斉にスタート。市町対抗駅伝が幕を開けた。

 2区の小学生男子から中学生男女、40歳以上男子などが各区間で激走。伊勢市の三重交通Gスポーツの杜伊勢でゴールテープを切った。市の部は鈴鹿市が2時間17分36秒、町の部は川越町が2時間21分27秒でそれぞれ優勝した。

(2023年2月21日付紙面より)

津市の県庁前を一斉にスタートする1区の選手たち(紀宝町役場提供)
2023年02月21日
28 伝統ある祭りを絶やさない
 天神社で春の例大祭営む  (那智勝浦町 )

 学問の神様・菅原道真を主神として古くから厚い信仰を集める那智勝浦町天満の天神社(髙橋正樹宮司)の春の例大祭が18日宵宮、19日に本宮の日程で営まれた。今年もおととし、昨年と同様、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から神事のみの斎行となった。

 順番に始まる那智谷筋の祭りの最後を飾る同例大祭。例年は古式弓法で大的を射抜いて鬼の邪気を払うお弓神事や祭典委員会(楠本實委員長)が先導する行列が区内を練り歩く。

 天満交友会(山東平〈さんどう・たいら〉会長)による獅子舞の地下(じげ)回しもあり、最後は餅まきが盛大に実施され多くの住民でにぎわっている。

 今年は雨天のため、社務所内で関係者ら12人が参列して静かに祭りが進められた。髙橋宮司が祝詞を奏上し、関係者が玉串をささげた。

 この日、髙橋宮司はお弓神事の際に、的場で神に供え物をするときに用いられる梅島台と松島台について、元は食べ物を載せる台であったなどと、解説。「この地域で台を手作りしているのはこの天神社のみだと思う。準備は大変だが、この伝統を後世に伝えていけるようにお祈りしました」。

 楠本委員長は「年末から検討を重ね、今回の形に至った。3年間、祭りができないのは残念だが、コロナ禍のため仕方がない。伝統ある祭りを絶やさないように、来年こそは例年通りの祭りを斎行したい」と話した。

 同社責任役員の越水政憲さんは「少子高齢化で担い手も減ってきた。しかし、伝統を絶やさないように続けていきたい」と語った。

(2023年2月21日付紙面より)

春の例大祭が営まれた=19日、那智勝浦町の天神社
2023年02月21日
29 坂野医院が優勝
 第187回職場対抗ボウリング大会  
2023年02月21日
30 エールを胸に新たな一歩
 みさきストロングスが卒団式  (新宮市 )
2023年02月21日
31 宇久井スポ少が接戦制す
 和田禎佑杯サッカーU―9  
2023年02月21日
32 今後の商品化見据え試行  旧養春小でロケット教室  (南紀串本観光協会 )
2023年02月21日
33 JAL社員に職業観教わる  串本中3年生が講座受講し  (串本町 )
2023年02月21日
34 火伏せなどを願って奉仕  古座神社で愛宕権現例祭  (串本町 )
2023年02月21日
35 義援金箱で協力呼びかける  トルコ南東部地震受け  (熊野那智大社 )
2023年02月21日
36 学校統合、市町で温度差  先進の新宮、停滞の勝浦  
2023年02月21日
37 100年以上咲き続ける  掛橋さん宅のウメ見頃  (那智勝浦町 )
2023年02月21日
38 希望者集いごみ拾う  児童会主催で清掃活動  (王子ヶ浜小学校 )
2023年02月21日
39 地元の資源、再発見  新宮市で第10回フェスタ  (南紀熊野ジオパーク )
2023年02月21日
40 災害時の協力呼びかける  防災研修部が避難場所見学ツアー  (みくまの支援学校 )
2023年02月21日
41 防寒着許可の交渉を  育友会との懇談で要望  (城南中生徒会 )
2023年02月21日
42 紀州から和歌山への歩み  文化表彰受賞し記念講演  (和歌山県 )
2023年02月21日
43 ゲームで支え合い学ぶ  広角住民対象の勉強会  (新宮市 )
2023年02月21日
44 音読の重要性を説く  公開授業研究会で講演  (神内小 )
2023年02月21日
45 ニーズに合った支援プランを  人権トップセミナーに首長ら  
2023年02月21日
46 矢渕・木本合同が準優勝  3年ぶり、紀南柔道大会  
2023年02月21日
47 学校版画展の審査結果  東牟婁地方美育協会  
2023年02月21日
48 お悔やみ情報
  
2023年02月15日
49 実社会さながらに投票
 候補演説を聞き思い託す  (王子ヶ浜小で児童会選挙 )

 新宮市立王子ヶ浜小学校(谷口幸生校長)で10日、2023年度前期児童会役員選挙があった。4~6年生178人が、会長に立候補した5年生5人の演説を聞き、一票を投じた。初の試みとして、投票箱や記載台も用意され、実社会の選挙さながらの実施となった。

 同校ではこれまで、各教室で候補の演説放送を聞き、意中の候補に丸を付けた用紙を教室で集める形で選挙を行っていた。今回は、22年度後期児童会が、実社会の模擬選挙を兼ねた投票を提案。投票箱や記載台は、新宮市立光洋中学校が所持しているものを借りた。投票所は学校内の会議室に設け、準備や運営も22年度後期児童会が受け持った。

 23年度前期児童会の会長には、いずれも5年生の馳平花杏さん、宮地さつきさん、榎木谷莉叶さん、樫本なるさん、前山百花さんが立候補した。候補者は、1月30日の公示日から、学校内にポスターを掲示したり、児童に支持を呼びかけたりしていた。投票日となる10日は、候補と応援演説者がカメラに向かって演説。有権者の児童は、教室のモニターでそれを聞き、投票所に出向いて投票した。

 候補者はカメラに向かい「クリーン作戦を行い、校庭をきれいにします」「雨の日に廊下を走らないよう、体育館を開放します」「やりたいことボックスを設置して、意見を聞きます」など、公約を発表。「清き一票をお願いします」と力を込めた。応援演説者は「優しく、友達思いで、頼りになる人です」などと伝えた。

 投票は、クラスごとで順次行われた。有権者の児童は、記載台で思いを託す意中の候補を記し、投票箱に用紙を投じていた。谷口校長は「今は校内だけだが、社会に出たら、声が届く場所として政治に興味を持ち、まち全体を良くするにはどうすべきかを考える、一つのきっかけになれば」と話した。

 なお、今回の選挙の得票数の順に、会長1人、副会長1人、役員3人に選ばれる。任期は3月1日から、23年度の1学期終業式までとなる。

(2023年2月15日付紙面より)

思いを託し一票を投じた=10日、新宮市立王子ヶ浜小学校
2023年02月15日
50 教員らが専門分野を語る
 東大人文熊野セミナー  (新宮市 )

 新宮市と東京大学大学院人文社会系研究科・文学部は12日、同市浮島の浮島児童館での対面とオンラインを併用して東大人文熊野セミナーin新宮「東大の授業をのぞいてみよう!」を開催した。同大学の教員や研究者らが、それぞれの専門分野について分かりやすく説明した。

 同市と同大学大学院人文社会系研究科・文学部は2021年3月に連携協定を締結。以降、協力体制の下、人文学を応用しての地域振興や交流促進、地域連携活動などを図っている。

 このたびのセミナーは、同大学大学院人文社会系研究科の教員や研究員が11日から14日にかけて同市を拠点に実施した「熊野研修」の一環として開催。さまざまな分野で多様な研究教育活動を行う教員らが、それぞれの専門分野を紹介し、研究や教育の面白さを広く伝えることを目的に開いた。

 開催に当たり、田岡実千年市長が「当地域には大学はないが、このような形で東京大学において行われている研究や教育に触れることができるというのは本当にありがたいこと。お集まりの皆さまには、充実した時間を過ごしていただければ」とあいさつした。

 セミナーには▽秋山聰さん(美術史学)▽阿部公彦さん(英文学)▽加藤隆宏さん(インド哲学)▽小島毅さん(中国思想史)▽納富信留さん(哲学)▽松﨑照明さん(日本建築史)▽村本由紀子さん(社会心理学)▽和田真生さん(文化資源学・歌舞伎)▽ストルティーニ・パリデさん(宗教学)―の9人が登壇した。

 同大学大学院人文社会系研究科長の秋山さんは「東大(文学部)にとっての熊野と紀州」と題し、自身の研究分野を紹介しつつセミナーの趣旨を説明。

 13年、大雲取越を歩いた際、光に照らされた円座石(わろうだいし)を目にした時に、エルサレムのキリスト昇天教会にある「キリストの足跡」と重なったことが、日本の宗教文化や熊野に興味を抱いたきっかけと話した。

 また、「東大人文・熊野プロジェクト」の概要や同大学文学部の歴史や構成、教員らの著書、今後プロジェクトで計画している熊野関連事業などを紹介し「熊野、紀州、紀伊半島の持つ伝統文化、宗教文化が、国際的にも重要なものだと認識されていくのではないか」と述べた。

 発表後には松﨑さんの司会の下、国際熊野学会代表委員の山本殖生さん、熊野学研究委員会委員長の中瀬古友夫さん、太地町歴史資料室学芸員の櫻井敬人さんによるディスカッションがあった。登壇者らはセミナー内容や同大学の取り組みに対し「非常に幅広い分野に関心を持たれていると感じた」「若い人たちの心をつかむ工夫を引き続きお願いしたい」などとコメントした。

 閉会に当たり、秋山さんは学生らに対し「聞いて分かる、はつまらない。聞いたけど分からないを見いだすことが学問の醍醐味(だいごみ)だと思う。地元の若い人たちには、面白い所に住んでいるということに気付いてほしい」と呼びかけた。

(2023年2月15日付紙面より)

東京大学の学びを身近に感じる機会とした=12日、新宮市の浮島児童館
発表後にはディスカッションもあった
2023年02月15日
51 CGS部半年ぶりに案内
 樫野埼灯台内部一般公開  (串本古座高校 )

 串本町樫野にある樫野埼灯台で11日、県立串本古座高校CGS(地域包括的支援)部による内部一般公開があり約170人を普段入ることができない内部へ案内した。

 この公開は、航路標識協力団体としての活動の一環。同校は同部を軸とした協力内容を掲げて昨年2月に樫野埼灯台付けの同団体指定(指定期間は2025年3月まで)を受け、以降は部員が振興策を考えて動いている。

 協力内容は▽敷地内植生管理(スイセンの再生)▽灯台内部の一般公開―とそれら現地活動時の本体点検の3系統。同公開は指定前に年1回程度だった頻度を5回に増やすとしていて、昨年5月の下準備を経て7月に1回目を実施した。以降9月と11月は天候不良のため中止。本年度最終となる今年2月は、約半年ぶりに実施する形となった。

 この日は部員11人が受付、解説、感染症予防(内部の適時アルコール消毒)と役割分担をして内部見学の希望者を歓迎。今後の活動費を得るため1人につき100円の協力金をお願いし、併せてボトルドウオーター「串本の水」や緑茶飲料の提供もした。

 同部は中止が相次いだ間、1回目の反省を基にして同公開の在り方を検討。解説をしやすくするためパネル資料を自作して内部に置くなど、検討の成果を発揮して臨んだという。解説役を担当した雑賀和さん(2年)は「役割分担もしっかりと決めたことで、以前よりスムーズに案内ができたと思う。解説にも余裕ができ雑談もする中で、京都や岐阜など県外のいろいろな所から串本へ来てくれていて、串本をよく知っている人もよく知らない人もいると分かった」と振り返り、その気付きも糧にして今後、さらにしっかりと同灯台や地域を伝えていけるよう部員一同で頑張りたいと意気込んだ。

 この日は同校生徒会も合流し、トルコ南東部地震災害義援金の募集を内部見学希望者に呼びかけた。これを足掛かりにして校内でも協力を求め、集めた額を15日に同町の窓口へ寄託するという。

 同部は次年度も年5回の頻度でこの公開を考えるとし、次はゴールデンウイークごろの実施を目指したいとしている。

(2023年2月15日付紙面より)

半年ぶりに樫野埼灯台内の見学希望に応えるCGS部の部員ら=11日、串本町樫野

2023年02月15日
52 垂直式救助袋など使い
 那智中で火災避難訓練  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立那智中学校(岡史博校長)で9日、火災避難訓練があった。全校生徒142人が町消防本部の協力の下、垂直式救助袋の使い方や初期消火、けが人の搬送法について学んだ。

 学校生活を安全に送ってもらうだけでなく、将来進学や就職で都市部へ出た際にも都市火災などへ対応できるよう、年3回の訓練を計画している。

 1年生は垂直式救助袋を使った避難を体験。避難経路の複数確保の観点から同校南館の3、4階に設置されている器具で、袋内部のらせん状の通路を滑り降りることで、階段が使えない場合でも建物外部の安全な場所へ逃げることができる。

 実際に救助袋を使った政所さくらさんは「最初は落ちてしまうんじゃないかと思って怖かったけれど、中に入ってしまえば大丈夫だった」。片原凛睦さんは「最初見た時は仕組みが分からず、怖かった。初見で使うのは勇気がいるかも」。髙出成二さんは「怖そうと思ったけれど、実際には傾斜に沿って安全に下りることができた」と話していた。

 2年生はけが人の搬送法、3年生は消火器を使った訓練に取り組み、それぞれに災害時にできる行動を考えていた。

(2023年2月15日付紙面より)

生徒が救助袋で4階から避難=9日、那智勝浦町立那智中学校
けが人の搬送法を学ぶ2年生
2023年02月15日
53 自慢のたこ、泳がせる  井田公民館がたこ揚げ大会  (紀宝町 )
2023年02月15日
54 世界中のおもちゃで遊ぶ  子育てイベントで絵本も紹介  (紀宝町 )
2023年02月15日
55 初の8位入賞目指す  美し国三重市町対抗駅伝  (紀宝町チーム )
2023年02月15日
56 食料など配布、不安軽減図る  社協がフードパントリー  (新宮市 )
2023年02月15日
57 各課が所管事務を報告  総務建設委員会で委員らが質問  (新宮市議会 )
2023年02月15日
58 風雨に負けず実落とさず  伊勢平柿の分身の木  (補陀洛山寺 )
2023年02月15日
59 齋藤はなさんが最優秀賞  読書感想画の県審査で  (近大新宮 )
2023年02月15日
60 愛好者181人が競い合う グラウンドゴルフ競技会「冬季大会」 (潮岬青少年の家)
2023年02月15日
61 大島~くじ野川間泳ぎ切る  消防本部潜水隊が遠泳訓練  (串本町 )
2023年02月15日
62 親しく接し困り事に献身  株式会社田中組に感謝状  (串本町 )
2023年02月15日
63 「浮島の森」から国際的な問題を考える  JICA専門家が訴え  
2023年02月15日
64 3年ぶりに獅子舞を奉納  規模縮小の飛烏神社例大祭  (那智勝浦町 )
2023年02月15日
65 来年は常の祭りになるように  熊野三所大神社例大祭  (那智勝浦町 )
2023年02月15日
66 お悔やみ情報