新宮市議選
4月21日22時18分確定【定数15】
当落 | 得票数 | 候補者名 | 年齢 | 党派 | 現元新 |
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当 | 1,341 | 松畑 玄 | 47 | 無 | 現 |
当 | 1,271 | 上田 勝之 | 53 | 無 | 現 |
当 | 1,163 | 岡﨑 俊樹 | 34 | 無 | 新 |
当 | 1,075 | 久保 智敬 | 61 | 公 | 現 |
当 | 1,053 | 三栗 章史 | 55 | 無 | 元 |
当 | 985 | 大西 強 | 75 | 無 | 現 |
当 | 955 | 竹内 弥生 | 58 | 無 | 新 |
当 | 945 | 榎本 鉄也 | 62 | 公 | 現 |
当 | 909 | 濵田 雅美 | 53 | 無 | 現 |
当 | 904 | 前田 賢一 | 71 | 無 | 現 |
当 | 896 | 東原 伸也 | 53 | 自 | 現 |
当 | 836 | 松本 光生 | 68 | 無 | 現 |
当 | 834 | 福田 讓 | 69 | 無 | 現 |
当 | 769 | 屋敷 満雄 | 72 | 無 | 現 |
当 | 754 | 大坂 一彦 | 55 | 無 | 新 |
752 | 大石 元則 | 64 | 無 | 現 | |
648 | 池田 稔夫 | 50 | 無 | 新 | |
341 | 月輪 匡克 | 51 | 無 | 新 | |
299 | 栗須 政志 | 68 | 無 | 新 |
当日有権者数 24,237人
投票者数 16,905人
無効投票数 174票
投票率 69.75%
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礼殿の改修終え奉告祭 (熊野那智大社 )
創建1700年記念境内施設整備事業による改修工事が進む那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で19日、礼殿(幣殿と拝殿)や授与所などの改修工事が終わり、竣工(しゅんこう)奉告祭が営まれた。塗り直された朱塗りの建物とふき替えられた銅板の屋根が輝いた。
同大社の男成宮司をはじめ奉賛会、神社役員、県や町の職員、工事関係者が参列し完成を祝った。
同事業の概要は、礼殿の改修および銅板屋根ふき替え工事、拝殿、鳥居、宝物殿、長生殿、手水(ちょうず)舎などの塗装工事、祈願所、社務所の改修および塗装工事となっている。事業期間は12月31日(火)まで。
礼殿は1941年の建築で、雨漏りなどにより木材の傷みが進んでいたことから、2017年11月に工事着工。重要文化財と同等の改修が施された。改修により本殿を臨む幣殿の扉が開かれ、柱や壁面を朱色などで塗り直した。増築が重ねられ多重構造となっていた授与所の屋根は建築当時に近い形に戻し、軒先を伸ばして雨の日の参拝に配慮した。
男成宮司は「事業は年末まで続きますが、中心施設である拝殿が無事竣工となった。皆さん方や多くの崇敬者のご協力のおかげです」と感謝。「理由は定かではないが、二十数年閉じられていた扉を開けたので、本殿側が見えるようになった。拝殿本来の形かと思います」と話した。
整備事業では引き続き、鳥居や建物の塗装などが進んでおり、同大社別宮・飛瀧(ひろう)神社の祈願所の改修も予定している。
(2019年4月21日付紙面より)
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1隻で12本の漁獲など (勝浦地方卸売市場 )
国内有数の生鮮マグロ基地、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場でクロマグロが次々と揚がっている。18日のクロマグロの水揚げは計18本。19日には19本揚がり、ひき縄漁で取れた40~60㌔の小物35本の水揚げもあった。
高知県の益丸(19㌧、松島基晴船長)は、勝浦港の約500㌔沖で操業。140~200㌔台のクロマグロ12本を漁獲した。うち6本は1回の操業で取ったという。松島船長は「15年前は20本くらい釣れていた。今年は(クロマグロの)出足は遅かったが、5月の連休明けまで頑張りたい」と話していた。
(2019年4月21日付紙面より)
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ブルーム・レセプションパーティー (太地町 )
太地町公民館で19日夜、同町と姉妹都市提携を結んでいるオーストラリア・ブルームからの学生ら13人を歓迎するレセプションパーティーが開かれた。町関係者やホームステイ先のホストファミリーらがもてなし、親睦を深めた。
町教育委員会の宇佐川彰男教育長が「ブルームの皆さまにはしっかりと太地を好きになってもらいたい。今日は町民と歓談して楽しい一日にしてください」とあいさつ。山本真一郎町議会議長の乾杯でパーティーが開始された。用意された食事を取りながら、学生と町民が会話や記念撮影するなど交流を楽しんだ。
学生らが舞台に上がり、日本語で自己紹介。これまでにも太地に訪れている教師のマイケル・レイクさんは「太地町とブルームは大切な関係。この交流が長く続くことを祈っております」と語った。
同町からは「鯨踊り」と寄水青年同志会による獅子舞が披露され、ブルーム一行は「ショットガン」「ソルトウォーターカウボーイ」の2曲を熱唱し、拍手が送られた。
(2019年4月21日付紙面より)
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タウンガーデンにこいのぼり
「こどもの日」(5月5日)を前に、新宮市保健センター横の花壇「タウンガーデン」へ一足早くこいのぼりが掲げられた=写真。花壇を管理するボランティアグループ・タウンガーデン(平田裕子代表)が毎年設置しており、6匹が悠々と青空を泳いでいる。
20日に会員とボランティアら約20人が作業をした。午前中に市内から切って運び出した約16㍍の竹に滑車を付け、こいのぼりを掲げた。敷地内にはチドリソウやポピー、ノースポール、モッコウバラ、シレネなど、色とりどりの季節の花が咲いている。平田代表は「四季折々の花と共に、少しでも楽しんでもらえれば」と話していた。
(2019年4月21日付紙面より)
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勝浦小5年生が田植え (JAみくまの )
みくまの農業協同組合(JAみくまの、村上幸弘代表理事組合長)は18日、那智勝浦町中里で恒例の田植え体験を実施した。同町立勝浦小学校(山下真司校長)の5年生43人が作業に取り組み、米の大切さを学んだ。
食農体験を通して子どもたちに農業や米の大切さを知り、関心を持ってもらうことを目的に毎年実施している。中里在住の岡本光弘さん所有の5㌃の田んぼで行われた。
JAみくまの総合企画部企画課の北真吾課長と柳瀬元博さんが体験の趣旨や内容を説明し、岡本さんが田植えに必要な苗の作り方などを紹介した。
児童は農具を用いて田植えの目印となる線(筋)を田んぼに引く作業を見学。職員から「『米』という字は分解すると漢数字の八十八になる。稲刈りまで88もの作業が必要になる」と由来を教わった。
横1列になって裸足で田んぼに入り、コシヒカリの苗を丁寧に植えていった。「冷たい」「軟らかい」などと大はしゃぎする姿もあった。
田植えは初めてという玉置優大君は「田んぼの中はドロドロで見た目よりも動きにくかった。どうやって米ができるのか勉強になりました。稲刈りや食べるのが楽しみです」と笑顔で話した。
児童に代わり、日々の田んぼの管理を行う岡本さんは「この体験は米のありがたさが分かってもらえる。これまで給食を残していた子どもたちも、体験後は残さないようになったと聞いてうれしく思う」と語った。
稲刈りは8月20日前後を予定しており、収穫した米は10月に行う同校のキャンプで食べるという。
(2019年4月20日付紙面より)
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文化セで本年度第1回会合 (串本古座高校地域協議会 )
串本古座高校地域協議会(会長・田嶋勝正串本町長)が18日、串本町文化センターで本年度第1回会合を開いた。同校は教育方針を含めて現体制の状況などを各委員に報告。本年度が現体制の1期生の進路が決まる重要な節目となることを踏まえて初動を固めた。
この協議会は、同校の現体制を形作る構想「魅力化プロジェクト」の一項目、地域丸ごとキャンパス構想を実現する目的で平成28年7月、串本町と古座川町の人口割負担を原資にして発足。両町の各団体代表者が委員参加し、同校の状況に対し意見を寄せ、同プロジェクトの推進に必要な協力を形作る場として機能している。
開会に当たり会長の田嶋町長は、本年度を初の卒業生を輩出する重要な節目と位置付け「全国から来た生徒が地域の魅力に引かれて仕事を求め生活することがわれわれの大きな目的。その見極めも含めて今後の協議を続けたい」と緊張感を促して一層の尽力を求めた。
左近晴久校長は、新入生92人が加わり全校生徒266人で動き出す中、教育方針の柱として▽主体的に学ぶ▽みんなで支える▽自ら鍛える▽協働して創る―を職員会議、
始業式、入学式の場で共有して臨んでいることを伝えつつ諸報告に臨んだ。
内容は▽学校設定科目(第2学年科目の実績、第3学年科目の概要)▽CGS部や演劇部の活動状況▽生徒募集の取り組みと実績▽世界津波サミットなど生徒の活躍状況―など。併せてキャリア形成支援部が前年度卒業生の進路状況と、現体制の第1期生(現3年生)は7割が進学、3割が就職を見据えている現状を報告した。
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議事では前年度と本年度の事業関連諸議案を審議し承認。本年度の魅力化の主な取り組みとして▽アスリート交流(NTT西日本レグルスOB山名邦卓さんによる技術・精神指導、5月実施)▽高中連携事業(同校と串本中の両生徒会合同プロデュースによる音楽会、6月実施)▽出張!和大くろしお塾(和歌山大学経済学部金川めぐみ准教授コーディネートによる交流など、8月実施)―があることも確かめた。
その他協議で、高中連携は当初から古座川町域の中学校も組み込むべきだと意見があり、同校は今回の音楽会について隣接する串本中からの進学者が約5割という現状を引き上げるための連携と位置付け、今後は両町域を見て連携の機会を探ると説明。同プロジェクトの大元は県立高校であり同協議会には地元2町だけでなく県教委も関わるべきという意見もあり、左近校長は県教委へ伝えるとしつつ現時点で同校は他校に増す優遇を受けている点も示唆した。
閉会に当たり副会長の西前啓市古座川町長は両町域から同校への進学率を高めるため学校づくりをもっと基本から見直す必要があると述べ、この協議会をそのための忌憚(きたん)なき意見を交わす場にすることを各委員に求めて締めくくった。
(2019年4月20日付紙面より)
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「飛雪米」をプレゼント (紀宝町 )
紀宝町は住民満足度の向上と住みたいまちづくりの一環として、本年度から町に出生届を提出した家族に飛雪米3㌔をプレゼントする事業を始めた。
新たな家族の誕生の届け出という喜ばしい日を「思い出記念日」にしてもらう取り組み。今後も継続するという。
県が12年かけて開発した品種「結びの神」を同町浅里で飛雪の滝百姓塾が2014年から生産し、「飛雪米」と名付けてブランド化した。町の新たな特産品として注目を集めている。17年10月には、天皇陛下に献穀米として献上した。
8日に初めて進呈し、18日までに役場窓口で出生届を出した二家族にプレゼントした。パッケージには「ご出産おめでとうございます。紀宝町で大切に育てられた安全・安心なおいしいお米をお贈りいたします」とメッセージを添えた。
百姓塾代表理事の木下起査央さんは「出生祝いのプレゼントとして喜んでもらえれば、生産者もうれしい。お米の名前も結びの神なので新たな家族の結び付きになれば」と話していた。
(2019年4月20日付紙面より)
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旧チャップマン邸がオープン (新宮市 )
新宮市新宮の旧チャップマン邸が19日、供用を開始した=写真。今後は文化イベントなどでの貸館(有料、要予約)を含め、観光客や市民が交流できる観光施設として活用していく。入館無料。飲食(持ち込み)自由。駐車場に限りがあるため(3台)、公共交通機関を利用する。
旧チャップマン邸は、大正時代を代表する文化人で新宮市名誉市民の西村伊作が米国人宣教師のE・N・チャップマンのために設計、1926(大正15)年に建設した洋風建築物。戦後から78年まで旅館「有萬(あるまん)」として使われており、市出身の芥川賞作家・中上健次が執筆活動をした。2015年に市に無償譲渡されて以降、観光施設として活用するために耐震補強改修工事などを進めていた。
すでに5、6件の貸館予約が入っており、担当職員は「飲食可能なのでパーティーなどにもご利用いただけます。多くの人が親しみを持って、気軽に来ていただける施設になれば」と期待を寄せている。
問い合わせは市商工観光課(電話0735・23・3357)、旧チャップマン邸(電話0735・23・2311)まで。
■開館時間=午前9時~午後5時(貸館利用は午後9時まで)
■休館=月曜日(祝日の場合は翌平日)、祝日の翌日、12月29日~1月3日
■使用料(1部屋につき・要予約)=午前9時~午後1時、午後1時~5時は1000円、午後5時~9時は1500円
(2019年4月20日付紙面より)
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新宮高校で入学式 (新宮市 )
新宮市神倉の県立新宮高校(前田成穂校長)で5日、入学式があった。178人の新入生が期待と緊張感を胸に高校生活の第一歩を踏み出した。
式で前田校長は新元号である令和の時代と共に高校生活を送ることになるとし、「勉学はもちろん、クラブや生徒会、ボランティア活動など皆さんの多くの夢や希望が詰まっている。一人一人が主体性を持ち、ひた向きに努力し将来に向かって一歩一歩力強く歩んでいくことを期待しています」と式辞。
新入生を代表し、桃井陸翔君は「勉学やクラブ活動などに強い意志を持って取り組み、何事にも積極的に挑戦して精いっぱい学び、努力することを誓います」と宣誓した。
同校振学会の杉浦日出夫会長は桜の木に例え、「皆さんの心の中に根をしっかりと張ってほしい。根を張った桜は倒れません。成長し大きな木になり花を咲かすことができる。土台を固め頑張ってください」。
同窓会の夏山晃一会長は「目標を見つけ、その気になってほしい。その思いを持つとどうするべきか考えるようになる。人間の潜在能力は無限。この高校生活をしっかりと過ごしてください」と祝辞を述べた。
(2019年4月6日付紙面より)
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花てまりの会が花壇整備 (那智勝浦町 )
那智勝浦町の花作りボランティアで構成される「花てまりの会」(おお木博子会長、会員26人)は1日、同町浜ノ宮のシンボルパーク跡地(那智勝浦町海浜公園)にある花壇の手入れを実施した。
昨年12月にチューリップ340球を花壇内の24カ所に分けて植えた。4色のうち、現在はピンクと赤が咲いており、こぼれ種から育ったクリサンセマムと共に見頃を迎えている。
同会は観光客や町を訪れる人たちを花で迎えようとJR紀伊勝浦駅裏や町体育文化会館、漁港の足湯周辺などの花壇の手入れに尽力している。作業日は毎月1、15日の午前8時30分から取り組んでいる。
シンボルパーク跡地では5~6月ごろから夏の花であるマリーゴールドなどを植え、三季に分けて種類の違うものを植えている。
おお木会長は「毎年、同じにならないように工夫して植えている。多くの花で観光客などを出迎えたい。皆さんに見てもらえたら」と話す。また、懸念する点として、大門坂駐車場にある花壇の花をシカが食べ、踏み荒らしてしまう獣害や町内の人目に付きやすいごみ、シンボルパークの利活用などを挙げ、「せっかく多くの方々が町に来てくれるのだから、少しでもきれいして、活性化につなげてほしい」と訴えた。
今後、同会では共に活動をするメンバーの募集や育成も視野に入れ、活動を続けていく方針。
(2019年4月6日付紙面より)
※ おお木博子代表の「おお」は、左側が「羽」の下に「令」、右側が「寛」
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高瀬会高瀬地区合同花見会 (古座川町 )
古座川町高瀬に本部を置く社会福祉法人高瀬会(切士桂理事長)が3日、高瀬橋そばで第35回高瀬会・高瀬地区合同花見会を開き、来賓やゲスト、スタッフを含め約160人が花盛りを迎えたソメイヨシノの下で季節を楽しむひとときを過ごした。
同法人最初の施設・特別養護老人ホーム古座川園ができた当時から続く春恒例の催し。夏の盆踊りや秋の運動会などと並んで四季折々の楽しさに親しむ機会として、高瀬地区の高齢者も招待しながら毎年欠かさず開いている。
今年も同橋そばの桜並木沿いにある高瀬会ログハウスを会場にして実施。同法人を代表して切士理事長は新しい元号が令和と決まったことに触れ「その時代は前の時代の人がつくるということを新聞で見たが、確かに昭和は大正の人、平成は昭和の人がつくってきた。令和は平成の人が頑張ってくれるんだろうなと期待している。お日様の下でおいしいお弁当を頂き、楽しい手踊りを見て桜を愛(め)でながら平成を振り返り楽しいひとときを過ごしてほしい」とあいさつ。来賓を代表して同町の仲本耕士副町長はクマノザクラをはじめとするサクラのまち古座川町の自然環境や新しい元号を話題にしつつ「時代は変われど、安心して暮らせる古座川町でありたい。そのための施策に頑張るので、皆さまも日々穏やかに過ごしてほしい」と述べ、同町の巽寿久健康福祉課長や串本町の中田匠福祉課長らも列席して開宴を祝った。
愛でる対象のソメイヨシノは、昨年の台風で1本が倒れて失われたものの残る木は満開の花盛り。強風にあおられ、はらはらと花びらが舞う中、序盤は町内の日本舞踊連「あすま会」と同町婦人団体連絡協議会の有志22人が『さくら音頭』『皆の衆』で踊りの輪を描き、体に覚えのある利用者も輪に加わって一緒に盛り上がった。
中盤以降は花を愛でながら弁当を味わい、カラオケで歌声を響かせるなどの余興を交えて時節柄のソメイヨシノに親しむひとときを過ごした。
(2019年4月6日付紙面より)
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田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)の春の例大祭「本宮祭」(13~15日)に向け、同大社敬神婦人会有志5人による、祭りで授与する菊を模した造花「挑花(ちょうばな)」作りが大詰めを迎えている。授かれば無病息災などの御利益があるという縁起物で、祭りまでに約600本を作る。
挑花は直径約15㌢、高さ約60~90㌢。昨年秋ごろから大社氏子総代会が材料集めなどの準備を始め、年明けから婦人会有志たちが花を作っている。赤、白、黄などの紙を花びらや葉の形に切って、接着剤などで貼り付けて完成させる。
この日作業に取り組んだ岡本ミチさん(74)=作業歴約30年=と中道松子さん(89)=同歴約20年=は「挑花は本宮祭になくてはならない物で、どうしても作らなくてはいけない。心を込めて作っています」と制作に対する思いを語り、「誰にでも作れるようだが、そうでもない。根気が必要で、作ってくれる人は貴重な存在です」と話した。
例大祭は、主祭神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ=スサノオノミコト)が本宮に鎮座する際に「我を祀るに母神(イザナミノミコト)をも同じく祀れ」と言ったという故事が起源。熊野市の花の窟(いわや)から母神を迎え、花を奉じて鼓、笛、旗をもって祭りを営むようになったと社伝に記されている。
15日(月)午後1時からの渡御祭(とぎょさい)で、木箱に無数の挑花を挿して飾った4基がみこしなどと共に真名井社(まないしゃ)を経て、旧社地の大斎原(おおゆのはら)まで歩く。かつては旧社地での神事が終わると氏子が挑花を奪い合ったが、現在は餅投げの赤餅と引き換えている。
大社氏子総代会の榎本隆文会長(67)は「挑花は本宮大社の例大祭のシンボルの一つ。制作に当たり、協力いただいている皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。例大祭の最後を締める餅まきは15日午後3時ごろです。一人でも多くの人に、縁起物の『挑花』を授かってもらえれば」と話した。
(2019年4月6日付紙面より)
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くじらの博物館で記念式典 (太地町 )
太地町立くじらの博物館(林克紀館長)は2日、開館50周年を迎え、同館で飼育動物供養祭と50周年記念式典を開いた。
供養祭には、三軒一高町長、宇佐川彰男教育長、博物館の職員ら約50人が参列し、同館敷地内の供養碑に手を合わせた。式典では、一般公募していた同館公式ロゴマークが決まり、写真集「鯨と歩んだ50年」も発刊した。写真集は、エコバックと合わせて町内全戸に配布する。
同館は1969年4月2日、当時の町長庄司五郎氏の構想の下、開館した。林館長は、庄司氏の功績と関係者の尽力に感謝し、「大きな節目ですが、式典や関連イベントなどに費用を使うのではなく、町民の皆さんと50年を祝いたい。町民自慢の博物館として成長していく」と今までの歩みと、これからの思いを語った。席上では、大隅清治名誉館長や顧問らに三軒町長が感謝状を贈った。今年度は町が掲げる『くじらの恵みを全町民に』のスローガン通り、同館事業会計から一般会計へ5000万円の繰り入れを予定している。
ロゴマークは、113通の応募の中から、大阪府大阪市の西野有香さんのデザインが選ばれた。西野さんには、太地町のアーティストグループ「ホエールアートミュージアム」が製作したオリジナルフィギュアが記念品として贈呈された。2013年に初めて太地町を訪れたという西野さんは「自然の一部のようなイルカやクジラを、かわいらしく思った。太地の美しい自然が感じられる好きな博物館。記念に選んでいただいて光栄です」と感謝していた。
(2019年4月3日付紙面より)
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サ市生徒訪問団が新宮市長表敬
姉妹都市交流事業で来新しているアメリカ・カリフォルニア州サンタクルーズ市(サ市)の生徒訪問団(生徒11人、引率3人)は1日、新宮市役所で田岡実千年市長を表敬訪問した。
一行はホストファミリー宅などに宿泊しながら剣道や合気道、着物の体験、熊野那智大社の見学や地元高校生との交流などを通じて日本文化に触れる予定。
訪問団のゲイル・マッカラムさんが田岡市長にお土産を手渡し「しっかりとした準備をして温かく迎えていただき、ありがとうございます」と感謝の気持ちを述べた。生徒たちは一人一人順番に自己紹介をし、新宮市の歴史や印象などを語った。
田岡市長は「いろんな体験ができるよう考えています。滞在中、アメリカと日本の文化の違いを感じ、素晴らしい滞在になることを願っています」と笑顔で歓迎した。
訪問後は記念撮影を行い、市立丹鶴幼稚園で和菓子作りを体験するなどして日本の伝統文化に親しんだ。
(2019年4月3日付紙面より)
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中湊の稲荷神社で祭典 (串本町 )
串本町中湊にある稲荷神社の祭典が3月31日に営まれた。区民ら約120人が参列して信仰を注ぎ、青年団体「英進社」(谷端洋社長)が恒例の子どもみこし練りや奉賛行事で年に1度の祭りを活気づけた。
この神社は正法寺の北側の山腹にあり、明治期以降は氏神として倉稲魂神(うかのみたまのかみ)を祭り、現在は中湊区(生熊和道区長)が護持している。祭典は4月3日に近い日曜日(=4月第1日曜日)を期日にしているが、今年は県議選の投票日と期日が重なり同社の拠点である中湊コミュニティセンターが投票所とされるため、1週間前倒しして期日を設定し準備を進めてきたという。
奉仕は区内3班で持ち回っていて、今年は第3班が当番。式典は年の節目を迎えた4人の厄よけ祈とうを兼ね、本殿で午前10時から行われた。古座神社の石田保宮司と第3班の代表奉仕で神饌(しんせん)をささげ、祝詞など奏上後に神保圭志総代長や生熊区長ら区の要職、近隣の各区長、田嶋勝正町長や串本町商工会の須賀節夫会長、古座小学校、第三銀行、古座郵便局の代表者らが玉串をささげるなどして礼を尽くした。式典後は子ども向けの餅・菓子まきや大人向けの餅まきもあり、境内を活気で満たした。
同社は地域の子ども約40人の協力を得て、午前9時に同センター前から子どもみこしの区内練りを始めた。締め太鼓やあたり鐘を打ち鳴らし「わーっしょい」と掛け声を響かせて県道筋や古座街道(町道)筋経由で同寺まで移動。社員がみこしを山腹まで運び上げ、神事直前に境内を3周練り歩いて活気をささげた。
奉賛行事は正午から古座小体育館などで実施。社員がうどんや綿菓子、型抜きやくじ引きといった祭り独特の屋台コーナーを営んで地域の子どもらを楽しませた。終盤では餅・菓子まきもあり、谷端社長は来年も奉仕することを約束して祭りへの参加に感謝した。
今年は好天に恵まれ、境内にあるサクラも満開直前の花盛り。式典を営むに当たり生熊区長は「中湊においては串本古座高校古座校舎の閉校舎や紀陽銀行古座支店の移転統合(古座コミュニティプラザへの移行)といった暗い話があるが、それでもこの祭りを通して何とか中湊の再建に向かいたい。皆さまのご尽力をいただきながら頑張っていきたい。そのためにまずは今日一日、祭りを十分楽しんでほしい」とあいさつして向こう一年の弾みを期待した。
(2019年4月3日付紙面より)
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くまのチャレンジスクールが開校 (新宮市 )
NPO法人ぷろぼのくまの(柴田哲弥理事長)は1日、新宮市仲之町に放課後等デイサービス「くまのチャレンジスクール」(中高生向け)を開校した。3月1日に県の認可を受け、このたび正式開校へと至った。柴田理事長は「働くことへの意欲を持ってもらい、そのための技能を習得し、この地で働きながら暮らしていけるように支援していければ」と話している。
柴田理事長は、東牟婁圏域の発達障害児への支援機関や不登校児への支援体制の不足などを感じ、市内に事業所を立ち上げることを決意。2017年ごろより開始した発達障害の勉強会を通じて、保護者やほかの福祉団体よりさまざまなニーズを聞き、奈良県にある障害者支援施設からノウハウなどの支援を受けながら準備を進めていた。
同スクールは▽「学童型」ではなく「塾型」▽ITスキルの獲得に特化▽発達だけでなく、知的や精神の障害者、不登校、受験勉強を目指す高校生まで多様な中高生を支援▽生徒同士が学び合える環境▽15歳以上で高校に在学していなくても市町村判断で利用可能―が特徴。日常生活や社会生活の中で「生きにくさ」や「困り感」に悩む学生が、楽しく自発的に取り組めるように工夫したプログラムやイベントを通して、社会復帰を促す。現在、熊野市から那智勝浦町までの中学生、高校生ら4人が契約している。
「町の中心で始めたかった」との思いから、市の空店舗対策事業補助金を活用し同所にオープン。家主で仲之町商店街振興組合副理事長の勢古啓子さんは「発達障害のお子さんなど、育児不安を抱えたご家庭も少なくない。気軽に立ち寄って相談などしてもらえたら。子どもたちにも商店街を歩くことで、社会性を身に付けてくれたらうれしい。触れ合いを通じて商店街ににぎわいが生まれれば」。
柴田理事長は「社会の側にある障害をどう取り除けるのかが私たちの課題」とし、利用者それぞれが目標に合わせて支援することが大事と話していた。ぷろぼのくまのは、6月ごろを目標に、社会人向けの自立支援「くまのジョブトレスクール」開校の準備も進めている。
開校時間は月~金曜日の午後3時~6時。夏休みなどの長期休暇中は午前11時~午後5時。事前に面談を行い、双方の了解のもとに体験をした後、正式な利用開始となる。利用費は各市町村の障害福祉サービスを申請した場合、保護者の収入に応じて金額が決まる。詳しくは電話(0735・29・2707)もしくはメール(info@probono-kumano.com)で問い合わせを。見学や体験も随時実施している。
(2019年4月3日付紙面より)
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