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2022年07月30日
1 「太平洋」ペアリング賞受賞 ミラノ酒チャレンジ2022 (尾﨑酒造)

 新宮市船町の尾﨑酒造株式会社(尾﨑征朗(いくろう)社長)の「本醸造太平洋」が、イタリアのミラノで6月20日に開催された酒品評会「ミラノ酒チャレンジ2022」(イタリア酒ソムリエ協会主催)の純米・本醸造部門の「利き酒部門」で、ダブル金賞を受賞したほか、「フードペアリング部門」でベストフードペアリング賞(トマトとモッツアレラのカプレーゼ)に選ばれた。

 同品評会は、酒ソムリエ資格を持つ、イタリア人ワインソムリエ・バーテンダーなど酒と食の専門家がイタリア・ミラノで審査する日本酒コンテスト。日本酒の知識を広め、日本酒の素晴らしさをイタリア国内に伝える目的で2019年に第1回を開催。同社の「本醸造太平洋」は、その際にも本醸造部門で、最高賞であるプラチナ賞を受賞している。なお、新型コロナウイルス感染症の影響で品評会は2年連続で中止となっていた。

 今品評会では、利き酒ティスティング部門62人、デザイン部門20人を合わせた総勢82人の審査員が、合計408銘柄を審査。純米大吟醸・大吟醸酒部門、純米吟醸・吟醸酒部門、純米酒・本醸造部門、スペシャル部門の四つのカテゴリーで行われた。

 フードペアリング部門審査では、ワイングラスを使用し、トマトとモッツアレラのカプレーゼ、魚介のパスタ、ティラミスなど、イタリアを代表する食品や料理、デザートとともにブラインドテイスティングを実施。日本酒とイタリア食が持つ味の特性をお互いに引き出し合える、最適な組み合わせを判断した。

 7月に入って受賞の知らせを受けた尾﨑社長(78)は「熊野の地酒が国際的なプロの料理人に認めてもらえた。和食にも洋風の料理にも合うことが証明された。ありがたいこと」と喜びの声。

 「日本酒には日本の伝統の技術が結集されており、それが世界的に認められている。日本酒もワインと同様に食事とともに楽しむお酒。世界に通用するお酒として、今後より国際的になっていくのでは」と期待を込めた。

 同社は熊野地方唯一かつ本州最南端の蔵元。熊野川の伏流水、地元産の米を使用するなど地元「熊野」にこだわった酒造りを続けている。

 「本醸造太平洋」は「コクやキレ、丸みがありやや辛口」な口当たりが特徴。「全国燗酒コンテスト2021」お値打ちぬる燗部門最高金賞、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で2017年、18年と2年連続最高金賞を受賞するなど、数々の栄冠に輝いている。720㍉㍑1100円、1・8㍑2100円(いずれも税別)で販売中。

(2022年7月30日付紙面より)

ダブル金賞などを受賞した「本醸造太平洋」を手に尾﨑征朗社長=28日、新宮市船町
2022年07月30日
2 18の国・地域の高校生と対話
 アジア・オセアニアフォーラム  (和歌山県 )

 日本を含めた18の国・地域の高校生が集う「世界との対話と協働:アジア・オセアニア高校生フォーラム」が25~27日、オンラインで開催された。新宮・東牟婁地方からは県立新宮高校と串本古座高校から計10人が参加。3日間のプログラムを通じて環境や食糧、教育といった世界共通の問題について意見を交わした。

 和歌山県、県教委など主催。各地の高校生と交流する中で、グローバルな視野で物事を捉える力を養うとともに、国際社会で活躍できるリーダーの育成を図ることが目的。

 本年度は日本の他、インドやシンガポール、韓国、中国、ブルネイ、ラオス、ミャンマー、モンゴル、トルコ、オーストラリアなどから計84人が参加。和歌山県内では14校から47人、県外は9校から10人が出席した。

 プログラムは全て英語で行われ、高校生たちは▽津波・防災▽環境▽ダイバーシティー(多様性)▽教育▽食糧―の五つのセクションに分かれて自らの意見・提案などを発表した。

 教育セクションでは、教育格差や教師の働き方、世界寺子屋運動、10代のデートDV予防、学校外も含むさまざまな学習体験を高等教育の単位として認める「単位銀行制」の導入など、多岐にわたる内容について議論。新宮高校の柿本優心さん(2年)らのグループは、世界には貧困によって初等教育を受けることができない人々がいることから、使途が明確で楽しんで参加できる募金活動の必要を伝えた。

 ダイバーシティー・セクションに参加した中野祐一朗君(3年)は「ダイバーシティーという言葉の意味や具体的にどんな取り組みが必要かを発表した。海外の生徒が『受け入れる』という表現に、『抱きしめる』という意味の“embrace”を使っていて、自分もまねしてみるなど、いろんな発見がありました」と話していた。

(2022年7月30日付紙面より)

教育セクションに参加した生徒ら=26日、オンライン
プレゼンテーションをする生徒=同日、新宮市の県立新宮高校
2022年07月30日
3 国際交流員イェさんに感謝状
 退任に伴い堀町長が贈呈  (那智勝浦町 )

 国際交流員(CIR)として那智勝浦町で活動していたミャオミャオ・イェさん(27)が31日(日)をもって退任することから28日、役場町長室で感謝状の贈呈式があった。堀順一郎町長や瀧本雄之副町長らがこれまでの活動をねぎらうとともに、感謝を述べた。

 中国浙江(せっこう)省出身で国籍はオーストラリアのイェさんは「語学指導等を行う外国青年招致事業(JETプログラム)」により来日。2020年12月から同町で任用され、観光案内所や町観光企画課で勤務していた。

 飲食店のメニューやホームページなどの翻訳、町内の小学校訪問や町立図書館で実施した国際交流行事で、オーストラリアの紹介を行うなど尽力してきた。

 金子恭之総務大臣から贈られた「JET絆大使任命状」を代読し、感謝状を手渡した堀町長は「新型コロナウイルスで外国人観光客が激減した中での勤務となった。その間のミャオミャオさんの業績は今後、海外からの観光が回復した際につながっていくと思う。また、子どもたちとの文化交流は、その子どもたちが大人になった際に国際的に活躍するきっかけになるかもしれない。本当にありがとうございました」と感謝を述べた。

 任期は最長5年だが、更新は行わず退任を決意したイェさん。同町については「自然豊かで、人情に厚い町。子どもたちとも広く交流ができた。機会があれば今度は家族を連れて、一緒に来たい。本当に良い所でした」と振り返る。

 今後については「しばらくは帰国して自宅で休みます。日本での経験を生かして、観光分野などで活躍したい。また、将来の夢は漫画を作って、本にできればうれしいです」と笑顔で語った。

(2022年7月30日付紙面より)

ミャオミャオ・イェさん(左)に感謝状が贈られた=28日、那智勝浦町役場
2022年07月30日
4 誘致の思いなど伝えて始動
 古座川ロードレース実行委  (古座川町 )

 古座川町内で9月3日(土)、ジャパンサイクルリーグ(JCL)第7戦「古座川ロードレース」が開かれる。その運営を担う同レース実行委員会(須川陽介実行委員長)が今月27日に役場本庁で第1回会合を開いて概要を確認し、当日の通行規制に必要なボランティア確保と地域協力確立の必要性を申し合わせた。

 同リーグは地域振興と競技振興を重ねこなして世界的評価を目指す競技会として、昨年3月に発足。プロチーム10組が参画し、全国各地で対戦を繰り広げている。その一競技地として名乗りを上げたのが同町で、信号がなく交通量も穏やかな町内環境を生かして誘致に成功。以降コース設定など段取りを進めて初実施を目指すさなかにある。

 第7戦はJCLが競技主管、同実行委員会が大会運営をして主催。当日は道の駅一枚岩拠点で午前10時~午後2時に競技、その前後に拠点で開閉会など諸行事を実施する。競技コースは今津橋~下露峠~滝の拝~鶴川交差点経由の周回ルート(全長41・6㌔)を設定していて、選手は3周して順位を競う。

 同実行委員会事務局によると、通行規制は選手集団の先頭通過30分前~後尾通過30分後の範囲を目安にかけるが詳細な時間が見通せないため、競技中全般で住民らに選手最優先の協力を求める状況を見据える。ボランティアには競技中のコース管理(選手の脇道への誤進入防止や通過時の安全確保など)や受付など、特別な知識がなくてもできる運営を優先して充てる方向で協力を求めるという。

 第1回会合の実施に当たり西前啓市町長は、直面する諸課題を乗り越えての運営成功を期待。誘致の当事者・須川実行委員長は実施の経緯と実施にかける町域振興の思いを伝えて、実行委員の結束を固めた。

 同実行委員会の事務局は、第7戦の翌日に選手誘導のツーリング体験会「ぐるっと古座川サイクリングフェス2022」を計画し、現在エントリーを受け付けている古座川町観光協会。感染予防対策(観戦制限など)は目下の情勢が不安定のため模索中という。問い合わせは同協会(電話0735・70・1275)まで。

(2022年7月30日付紙面より)

実行委員に誘致の経緯やかける思いを伝える須川陽介実行委員長=27日、古座川町役場本庁
2022年07月30日
5 梅の土用干し  新宮地方で始まる  
2022年07月30日
6 毎日の過ごし方を考えて  公立小中学校で終業式  (新宮市 )
2022年07月30日
7 各種サービス内容学ぶ  身体障がい者福祉会が研修会  (紀宝町 )
2022年07月30日
8 外国語の楽しさ伝える  ALTが保育所を訪問  (紀宝町 )
2022年07月30日
9 地域サービス向上、活性化図る  日本郵便と包括連携協定を締結  (紀宝町 )
2022年07月30日
10 地域活性化施設の考え示す  公募に向け現地説明会実施  (串本町 )
2022年07月30日
11 念願の句集「和深」発行へ  俳句愛好の木皮慧子さん  (串本町 )
2022年07月30日
12 クジラの町で夏を満喫  太地小と白馬北小が交流  
2022年07月30日
13 お悔やみ情報
  
2022年07月17日
14 防災機能高めた新庁舎
 三輪崎支所で落成式  (新宮市 )

 新宮市三輪崎で16日、市役所三輪崎支所新庁舎落成式と施設見学会があった。田岡実千年市長や市議会議員、消防団関係者、地元自治会長、工事関係者らが出席。施設の完成を祝うとともに、19日(火)からの業務開始に向け士気高揚を図った。

 大規模災害発生時においても、地域の防災拠点施設としての役割を十分に果たすことをコンセプトの一つに、優れた耐震性を確保。1階に三輪崎支所、2階に市消防署三輪崎消防派出所と消防団三輪崎分団詰所を配置するとともに、非常用自家発電設備や600㍑の燃料タンクを設置。災害時には施設内の非常用電源接続機器に3日間の電源供給が可能となる。

 津波一時避難スペースも確保されており、2階屋上(海抜16㍍)に約140平方㍍、1階屋上(同12㍍)約80平方㍍の計約220平方㍍に約440人の避難者の受け入れが可能。駐車場北側には消防本部において、60立方㍍の耐震性貯水槽を埋設している。

 また、期日前投票や確定申告の会場としても使用予定の多目的スペースや、窓口には車いす対応のローカウンター、オストメイト対応の多目的トイレを配備している。

 敷地面積は1170・48平方㍍、建築面積249・34平方㍍、延床面積388・11平方㍍。鉄筋コンクリート造りで駐車台数は10台、株式會社中村一級建築士事務所が設計。株式会社海邊組が建築、共栄電設株式会社新宮支社が電気、株式会社仲西水道工事店が機械の施工を請け負った。

 なお、旧三輪崎支所庁舎は完成から55年、三輪崎消防吏員派出所は建築後69年が経過していた。

 式典では、田岡市長が市民と関係者の協力に感謝し「より一層市民の皆さまのご期待に添うべく、安全・安心のまちづくりに全力を傾注したい」とあいさつ。

 地元選出の濱口太史県議は、旧庁舎や派出所の思い出を振り返りつつ「施設の完成を機に、地域が盛り上がっていくことを期待している」と祝辞を述べた。

 施工業者への感謝状贈呈後には田岡市長、濱口県議、酒井清崇・東牟婁振興局長、榎本鉄也市議会議長、中谷健兒消防団長がテープカット。閉会に当たり、榎本議長が「市議会としても当局とともに、地域に愛される施設となるよう努めていきたい」と誓いを新たにした。

(2022年7月17日付紙面より)

テープカットなどで落成を祝った=16日、新宮市三輪崎
新庁舎全景(新宮市提供)
2022年07月17日
15 新宮港の危機管理
 関係機関が情報共有  

 田辺海上保安部(真部克彦部長)や新宮警察署(田原正士署長)などで組織する、新宮港港湾危機管理コアメンバーの会合が14日、和歌山県東牟婁振興局であった。19人が参加、新宮港におけるテロ対策強化について意見を交わした。

 田辺海保や新宮署のほか▽大阪税関和歌山税関支署新宮出張所▽大阪出入国在留管理局和歌山出張所▽近畿地方整備局和歌山港湾事務所▽近畿運輸局和歌山運輸支局勝浦海事事務所▽県東牟婁振興局新宮建設部▽新宮市企画政策部▽新宮市消防本部―の代表者で組織する。会合は何もなければ年1回、およそこの時期に実施している。

 開会に当たり、新宮港港湾危機管理担当官である、田辺海保の真部部長があいさつ。「今回は各機関から、新宮港港湾管理の取り組みを説明いただき、その内容を共有し、自由に議論いただき、今後に生かしていきたい。われわれ関係機関の連携もさらに深まるものと思う」と話した。

 コロナ禍に関して、日本では外国人観光客の受け入れが徐々に再開されており、今後は新宮港での外国客船の入港が再開すると思われること。世界各国でも大規模イベントが少しずつ再開していること。国内の観光地で客足が戻りつつあることなどを説明した。

 一方で、アメリカ独立記念日の銃乱射事件、安倍晋三元首相の銃撃事件、ロシアのウクライナ侵攻にも言及。「(これらが)われわれの港湾危機管理を含め、さまざまな活動にどのような影響が及ぶのかは知れないが、新宮港における危機管理は、関係機関と連携し、一丸となり、守り抜いていきたい」と語った。

(2022年7月17日付紙面より)

あいさつする真部克彦部長=14日、和歌山県東牟婁振興局
2022年07月17日
16 詐欺被害撲滅呼びかける
 見守り隊と紀南高生が街頭啓発  (紀宝、御浜町 )

 「特殊詐欺撲滅の日」の15日、紀宝町と御浜町で街頭啓発活動があった。両町のスーパーで啓発チラシを配布し、来店者に声かけするなどして地域ぐるみで詐欺被害撲滅を呼びかけた。

 紀宝町高齢者地域見守り隊(伊藤俊介代表)は、同町鵜殿の主婦の店で啓発活動を実施。「コロナの影響で売り上げが減り困っている」と電話勧誘で金額に見合わない商品を売りつけるトラブルが急増しているとして、注意するよう買い物客に求めた。

 国民生活センターによると「新型コロナウイルスの影響で商品が売れないので支援してほしい」、強引に「買ってもらわないと困る」などと勧誘され、海産物を購入したが、金額に見合わない商品が届いたという相談事例がある。代金引換で一方的に商品が届くこともあるという。

 トラブルに巻き込まれないポイントとして▽おかしいと感じたらはっきり断る▽クーリングオフ制度の利用▽一方的に届いても支払わず、受け取らない―などを挙げている。

 不審な電話や訪問に関する相談は紀宝警察署(電話0735・33・0110)、紀宝町地域包括支援センター(電話0735・33・0175)、消費者ホットライン(電話188)まで。

 御浜町では、防犯ボランティア団体として活動する紀南高校生徒会の役員7人、同町防犯委員、紀宝警察署の署員らが参加し、パーク七里御浜ピネで実施。生徒らは「特殊詐欺に気を付けてください」などと来店者に呼びかけ、還付金詐欺に注意するよう求めるチラシなどを配布した。

 同署によると、6月末現在、架空料金請求詐欺24件(被害額約9320万円)、オレオレ詐欺11件(同約1990万円)など59件(前年同期比9件増)の特殊詐欺が発生し、被害総額は約1億5080万円(同約6450万円増)に上った。

 管内では5月13日に架空請求詐欺があり、10万円の被害が発生した。

(2022年7月17日付紙面より)

買い物客に呼びかける隊員=15日、紀宝町鵜殿の主婦の店
啓発活動に参加した紀南高校生徒会の役員ら=同日、御浜町阿田和
2022年07月17日
17 期間中の安全や活気を祈願
 ブルービーチ那智が海開き  (那智勝浦町 )

 一般社団法人那智勝浦観光機構(NACKT)は16日、那智勝浦町浜ノ宮のブルービーチ那智で海開きに伴う安全祈願祭を営んだ。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から来賓は招待せず、機構の清水貞吾理事長や堀順一郎町長、町職員らのみで神事が執り行われた。遊泳期間は8月16日(火)まで。

 雨の中、神事は熊野那智大社の出仕を得て、小賀真樹禰宜(ねぎ)らがシーズン中の安全と活気を祈念した。

 同町によると、感染症対策として、ウオータースライダーなどは設置しない。

 シャワーや更衣室は使用できるが、密を回避するためロッカーの間引きや屋外に簡易的なシャワーを準備し、消毒液も配備する。また、水難事故を防ぐために海上と陸上に監視員を配置するとしている。

 堀町長は「県内でも有数のビーチを活用していく。水難事故がないように協力いただきたい」。

 藤原健一事務局長は「イベントなどは実施できないが、ご家族で海や温泉を楽しんでいただけたら」と話した。

 清水理事長は「海開きとなって、町の繁忙期である夏が始まる。コロナの感染状況は不安だが、感染防止や水の事故に注意しながら、夏の思い出をつくていただけたら」と語った。

 遊泳時間は午前9時から午後4時30分まで。駐車場は西側(熊野体験博跡地)約150台、東側(JR那智駅側)約100台が駐車可能で有料1台500円。8月17日(水)以降は無料。同ビーチ以外では粉白地区の玉の浦海水浴場が遊泳できる。

(2022年7月17日付紙面より)

遊泳期間中の安全などを祈願した=16日、那智勝浦町のブルービーチ那智
2022年07月17日
18 近大新宮が初戦突破  新宮は日高中津に敗れる  (高校野球和歌山大会 )
2022年07月17日
19 学校をきれいに  三輪崎小学校で溝掃除  (新宮市 )
2022年07月17日
20 福井さんの水墨画集完成  個展も25日まで開催中  (那智勝浦町 )
2022年07月17日
21 夏のにぎわいを願う  円満地公園でプール開き  (那智勝浦町 )
2022年07月17日
22 妊娠・出産・育児を学ぶ  那智中学校で「命の授業」  (那智勝浦町 )
2022年07月17日
23 高垣光汰君が全国大会へ  陸上競技選手権に向け表敬訪問  (新宮市 )
2022年07月17日
24 3年ぶりに全ての諸祭儀斎行  那智の扇祭り(火祭)  (熊野那智大社 )
2022年07月17日
25 特殊詐欺を未然に防ぐ  百五銀行熊野支店と対応の職員に感謝状  (熊野警察署 )
2022年07月17日
26 「ピラティス」を体験  寺子屋広場でエクササイズ  (紀宝町 )
2022年07月17日
27 自分たちのまちをきれいに  相野谷中が清掃活動  (紀宝町 )
2022年07月17日
28 救急車到着までの措置を  1年生が救急救命法学ぶ  (矢渕中 )
2022年07月17日
29 お悔やみ情報
  
2022年07月15日
30 3年ぶりに諸祭儀全て斎行
 「那智の扇祭り」  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町の世界遺産、熊野那智大社(男成洋三宮司)で14日、例大祭「那智の扇祭り(火祭)」(国重要無形民俗文化財)が営まれた。おととし、昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、規模を縮小して実施したが、今年は人数制限や斎行時間の変更があったものの、3年ぶりに諸祭儀が例年通り執り行われた。

 扇祭りは、大社にまつられている12柱の神々を12体の扇神輿(みこし)にうつし、那智の滝前に里帰りさせて神霊、神力を奮い起こして、万物の生成発展を祈る神事。12本の大たいまつの炎で扇神輿を清める場面が見どころであることから「火祭」とも呼ばれている。

 本社大前の儀や御田植式、渡御祭などを斎行後、一行は別宮を目指した。

 大たいまつに火が付けれられると、白装束と烏帽子(えぼし)をまとった氏子が「ハリャ、ハリャ」と威勢の良い掛け声とともに参道を往復。重さ約30~50㌔にもなる大たいまつ12本が勢いよく燃え盛り、拝観者らを魅了した。

 飛瀧(ひろう)神社に到着後は別宮大前の儀で男成宮司が五穀豊穣(ほうじょう)や国の繁栄などを願うとともに、コロナの終息に祈りを込めて祝詞を奏上。その後は御田刈式、那瀑(なばく)舞が行われ、本殿で還御祭が営まれた。

 また、渡御祭の様子はユーチューブでライブ配信された。

  □     □

■宵宮祭の様子



 13日夕方には宵宮祭が本殿で営まれた。その後、境内に設置された田楽舞台で、3年ぶりとなる町立市野々小学校の児童による大和舞(稚児舞)と「那智田楽保存会」が現代に伝える「那智の田楽」の奉納があった。

 田楽は室町時代に流行した田楽踊りを伝える貴重な文化遺産として、同保存会が古来の姿を伝えている。1976年に国の重要無形民俗文化財、2012年にユネスコの無形文化遺産に登録された。

 感染防止の観点からどちらも宵宮のみの奉納となったが、多くの関係者や参拝客らが見物し、その様子をカメラなどに収めていた。

(2022年7月15日付紙面より)

3年ぶりに例年通りの渡御が行われた=14日、那智勝浦町の飛瀧神社
宵宮で「那智の田楽」が奉納された=13日、熊野那智大社
2022年07月15日
31 労働災害防止に向け
 建設工事関係者連絡会議  (新宮・東牟婁地方 )

 建設工事における災害の一層の減少を図ろうと、厚生労働省和歌山労働局新宮労働基準監督署(嶋本輝樹署長)は13日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局で建設工事関係者連絡会議を開催した。新宮・東牟婁地区の公共工事発注機関、建設関係団体、災害防止行政機関の約20人が出席。取り組み紹介や意見交換を行った。

 会議は、3者がより緊密な連携を図ることで災害防止対策の取り組みを推進することを目的に毎年開かれている。

 冒頭で嶋本署長は、2021年の建設業における休業4日以上の労働災害は前年同様9件だったが、うち1件の死亡災害が発生していると説明。「今年に入ってからは6月末現在で4件で、前年同時期より1件減少しているが引き続き労働災害防止への取り組みが重要」と説明。

 工事現場災害の減少を図るため、熱中症防止対策や建設業の働き方改革の取り組み推進などに対する協力を呼びかけ「発注者や施工業者、われわれ労働安全行政機関などが相互に連携して労働災害の防止を進めていくための情報交換などを活発に行い、実りある会議にしていければ」とあいさつした。

 乾孝行監督・安衛課長が、管内の建設工事における災害発生状況を説明したほか、労働災害発生時には刑事上、民事上、行政上、補償上、社会的な責任が生じるとし、現場において▽通路、足場安全対策▽建設機械の安全対策▽安全施工サイクルの推進▽気象状況の変化に伴う措置―などの安全管理が必要とした。

 23年までに死亡災害を15%以上、死傷災害を10%以上減少させることを目標とした「第13次労働災害防止計画」や「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」、建設現場での新型コロナウイルス感染防止対策、適切な器具の使用などについて案内した。

 紀南河川国道事務所や紀伊山系砂防事務所、東牟婁振興局串本建設部・農林水産振興部林務課、新宮市、那智勝浦町、古座川町、太地町などが公共工事の現状や労働災害防止に係る取り組みなどを紹介した。

(2022年7月15日付紙面より)

約20人が出席した建設工事関係者連絡会議=13日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局
嶋本輝樹署長
2022年07月15日
32 自然の水域に体を慣らす
 高池小が小川の瀬で川水泳  (古座川町 )

 古座川町立高池小学校(大畑眞校長、児童63人)が13日、古座川支流小川の明神橋そばの瀬で川水泳に取り組んだ。

 泳げる川が行動範囲にあるという自然の豊かさに恵まれた同町。夏場に川で涼を取る子どもも多く、その地域性が本格化する前に教員による安全管理下で体を慣らすため町内の小学校はそれぞれに川水泳の機会を取り入れている。

 高池小は当初、月野瀬の少女峰前(古座川本流の瀬)で実施する予定だったが、ここ数日の雨天で水が濁っていたため急きょ前述した瀬に場所を変更。天気は上々で、スクールバスによるピストン輸送で赴いた児童は、先生から注意事項の説明を受けた後、自由行動で川に親しんだ。

 深みにはまらないようにと先生が張った規制線より河原側、足が届く範囲で水浴びや水泳をしてプールとは違う自然の水域に体を慣らした。

 平年は夏休み期間に来町する川崎市ふれあいサマーキャンプの同世代と交流する中で川遊びを主導するためのリハーサル的な意味合いもあるが、本年度も新型コロナウイルス感染予防のため同町から川崎市へ赴くふれあい訪問事業も含めて交流の予定はなし。同町教育委員会によると明神小と三尾川小は14日にそれぞれ定めている水泳場(高池小は今回、明神小の水泳場を臨時で利用した)で川水泳に取り組むという。

(2022年7月15日付紙面より)

川水泳で自然の水域に体を慣らす高池小の児童=13日、古座川町川口
2022年07月15日
33 感染減少の取り組みも
 町への移住者増を報告  (紀宝町区長会 )

 町内14地区と町で組織する紀宝町区長会(会長・辰巳尚鵜殿区長)は12日、同町役場大会議室で定例会を開いた。西田健町長は、昨年度、町への移住者が50人だったと報告し「移住者の皆さまを温かく迎え入れる体制を取っていただければ」と呼びかけた。新型コロナウイルスの感染が急速に広がっていることを挙げ「若い世代が感染している。少しでも感染者を減少させていく体制づくりに取り組んでいきたい」と示した。

 定例会には各区の区長、役場職員が出席。役員改選に伴い、会長に辰巳区長、副会長に鮒田区の東口高士区長を選任。各課の担当職員が町の関連事業などを説明した。

 新型コロナに関連し、担当課長は「感染状況、三重県の指針、イベント基準を基に町新型コロナ対策本部会議で協議をする中で、各種事業の開催や公共施設の開設などについて検討し、感染対策を講じての実施、中止や延期の判断をしている。各地区の催しも地区で話し合いをして検討してもらいたい」と伝えた。

 辰巳会長は「町内でコロナ感染者が増えている。マスク、手洗いなどを続けてほしい」と求めた。

(2022年7月15日付紙面より)

区長会であいさつする西田健町長(右)=12日、紀宝町役場
2022年07月15日
34 熊野古道に小ぶりな花  ヒメヒオウギズイセン  
2022年07月15日
35 事故防止への意識養う  三輪崎小で交通安全教室  (新宮市 )
2022年07月15日
36 樹紀ちゃんの誕生日祝い  多くのファンが勝浦へ  (那智勝浦町 )
2022年07月15日
37 新会長に庵野了嗣さん  那智勝浦ロータリークラブ  
2022年07月15日
38 より良い学校づくりを  城南中でオンライン生徒総会  (新宮市 )
2022年07月15日
39 ゲッカビジン開花  新宮市  
2022年07月15日
40 親子の触れ合いに歓声  ブルーベリーの収穫体験  (大野保育所 )
2022年07月15日
41 世界平和やコロナ終息祈る  補陀洛山寺で土用護摩祈とう  (那智勝浦町 )
2022年07月15日
42 音楽やマジックで楽しいひととき  支援センター虹でお楽しみ会  (新宮市 )
2022年07月15日
43 美化経験し貢献考える  田原海水浴場で浜清掃  (串本古座高校 )
2022年07月15日
44 約12年越しで整備完了へ  古座川町真砂―大川区間  (国道371号 )
2022年07月15日
45 カラフル模様に大変身  ボディペインティング楽しむ  (うどの幼 )
2022年07月15日
46 甲羅もプールもピカピカに  夏休み前にウミガメ公園  (紀宝町 )
2022年07月15日
47 早朝から清掃作業に汗流す  讃寿会が中曽公園で  (紀宝町 )
2022年07月15日
48 「先生の仕事は大変」  2年生9人が職場体験学習  (相野谷中 )
2022年07月15日
49 電波と光について学ぶ  防衛大学校が出前講義  (新宮高校 )
2022年07月09日
50 3年ぶりの出店にぎわう
 熊野川で七夕行事  (新宮市 )

 熊野地方の各地で7日、七夕行事が行われた。天候にも恵まれ、願い事を書いた短冊をつるした笹飾りを手にした子どもたちや家族連れの姿でにぎわいを見せた。

 新宮市の熊野速玉大社下河川敷では、感染症対策を講じた友人同士や家族連れが訪れ、「家族みんなが元気で暮らせますように」「ウクライナに日常が戻りますように」「アンパンマンになりたい」など、短冊に願い事を託した笹飾りを置き、「願いがかないますように」と手を合わせたりスマートフォンで写真を撮影したりする姿が見られた。

 また、同所ではコロナ禍以降初めて露店商が出店。フランクフルトやかき氷、唐揚げ、くじ引きなどの露店に、多くの人が列を作っていた。

 両親と3人で訪れた鈴木朝日(あさか)ちゃん(6)は「ふくいっぱいかえますように」と短冊に願いを託し「願いがかなうといいな。これからお父さんとお母さんに露店で何か買ってもらう」とはにかんだ。

 七夕は盆行事の一つ。笹に短冊をつるす風習は江戸時代に広まった日本独自のもので、七夕の伝説に登場する織り姫にあやかり、裁縫や手習い事の上達を願うものだったという。

(2022年7月9日付紙面より)

「願いがかないますように」短冊に願いを託した=7日、新宮市の熊野速玉大社下河川敷
2022年07月09日
51 あらゆる差別の撤廃に向け
 新宮市人権尊重委員会が総会  

 新宮市人権尊重委員会(会長・田岡実千年市長)は7日、市役所別館で本年度総会を開いた。約45人が出席し、本年度事業計画など3議案を承認。役員互選では谷口幸生・王子ヶ浜小学校長と中岸基英・市女性人権推進協議会長(再任)を選任した。開会に先立ち、田岡市長は「今なお残る差別の厳しい現実を十分に認識し、あらゆる手立てによって市民一人一人の尊厳と人権が尊重された、誰もが元気で心豊かに暮らすまちを実現していきたい」と誓いを新たにした。

 市人権尊重委員会は、市における部落差別をはじめとするあらゆる差別の解消を目指し、基本的人権を確立するための事業を推進。明るい平和な地域社会の建設を図ることを目的に設置された。市関係部課長や市議会議員、教育長、学校関係者、社会教育・人権啓発関係団体代表者などで構成される。

 本年度は「新宮市部落差別をはじめあらゆる差別の撤廃に関する条例」の理念に基づき、市民一人一人の参加による人権尊重都市の確立、差別のない新宮市の実現に向け、あらゆる機会を捉えた啓発活動を展開していく。

 事業では▽部落差別を人権問題の重要な柱として捉え、多種多様化する人権課題について正しい理解と認識を深める啓発活動の積極的な推進▽あらゆる差別をなくすため、関係機関などとの連携を図り、推進体制の充実に努め人権尊重の精神に則り、人権課題解決に向け取り組む▽「人権に関する市民意識アンケート」の調査結果の分析を基に、効果的な人権教育・啓発などを推進▽部落差別事件が連続して発生する状況、また新型コロナウイルス感染症による社会様式の変化を踏まえ、新たな啓発活動の在り方について調査・研究する―などを予定している。なお、昨年度は市内の企業や人権推進協議会、機関、団体で人権問題学習会や研修会などが開かれ、2000人以上が参加した。

 議案審議後には研修もあり、市人権教育指導員の谷嗣弘さんが「性の多様性とパートナーシップ制度」をテーマに講話。

 先進7カ国で同性婚を認めていないのは日本だけであるとし「パートナーに対する医療行為に『同意』できない」「葬儀に参列できない」「配偶者控除制度が適用されない」など、性的マイノリティー(少数者)が抱える悩みや問題を解説。

 自治体が独自にLGBTQカップルに対して「結婚に相当する関係」とする証明書を発行し、さまざまなサービスや社会的配慮を受けやすくする「パートナーシップ制度」について「法的効力はないが、4月1日現在で209自治体が導入しており、人口カバー率は52・1%で今なお増加している。県内でも橋本市が今年10月より導入することが決まっている」などと制度の現状を紹介した。

  □     □

■全国水平社結成から100年



 今年は、1922年には大正デモクラシー期の日本において、部落差別の地位向上と人間の尊厳の確立を目的に全国水平社が結成されてから100年となる。

 100年前の創立大会では「人の世に熱あれ、人間に光あれ」と宣言が結ばれ、人間の尊厳と平等がうたわれた。

 新宮市では「部落差別解消推進法」(部落差別の解消の推進に関する法律、2016年)に先立ち、15年に「市部落差別をはじめあらゆる差別の撤廃に関する条例」を制定。あらゆる差別をなくし市民全ての人権意識の高揚を図り、差別のない新宮市の実現を目指して各種取り組みが推進されているが、昨今においても部落差別事件など多くの人権問題が発生している。

(2022年7月9日付紙面より)

約45人が出席した人権尊重委員会総会の様子=7日、新宮市役所別館
2022年07月09日
52 自身の将来を考える一助得る JAL職員迎えキャリア教育 (串本町)

 串本町立串本西中学校(平松聡校長、生徒31人)で7日に日本航空株式会社(JAL)のキャリア教育出前講座があり、全校生徒が自身の将来を考える一助を得た。

 この講座は、発案者でもある同社業務企画職の丸島拓郎さんが希望する学校へ届けている学びの機会。前年度に招致した古座川町教育委員会から紹介を受けた串本町教育委員会が同町青少年育成町民会議(生熊和道会長)へ事業提案し、その承認を受けて町立中学校に参加を呼びかけたところ串本西中、潮岬中、串本中が希望し順次実施するに至ったという。

 串本西中では来校した丸島さんと共にデジタルイノベーション推進部の三輪祥子さんがオンラインで登壇。丸島さんは学生時代の経験が働くことに生きることを伝えつつ将来を考えるきっかけをつくるためにこの講座をしていると生徒に趣旨を伝えて話を切り出した。

 前半はJALグループが131社3万6000人規模の集まりであることの紹介で、丸島さんは多様な業務が互いを認め合いチームとして仕事をするからみんなが得意を発揮して頑張れる点を強調した。

 後半は羽田空港で実現している非接触型発券環境のアイデアを出して社長表彰を受けた三輪さんがその成果を紹介。丸島さんはアイデアを出したのは三輪さんだがこれもチームで動いてこその形、と補足して個々の得意がチームとして動くときの力強さを印象づけた。

 半ばと終盤で生徒の自由質問も受け付け。仕事でつらかったことを問われた三輪さんは海外の人と一緒に仕事をするときの英会話に苦労したと明かし、「人に喜んでもらえるなら」という思いで克服に頑張っていると仕事の本質を伝えるなどした。

 講座を経て清野直人君(3年)は自分のしたいことを続けることで思いがけない仕事に就きやりがいも得られるという筋道が印象的だったとコメント。丸島さんは「大人になるって楽しそうと思ってもらえることが一番。そのために学生の間はまず、目の前のこと(=興味)に頑張ってほしい」と生徒の今後を期待した。

 潮岬中は翌8日に参加。串本中は秋に参加予定という。

(2022年7月9日付紙面より)

JAL職員から将来に向け大切にしてほしい事柄を教わる生徒=7日、串本町立串本西中学校
2022年07月09日
53 海と船の絵画コンクール
 9、10日、「勝浦展」開催  

 那智勝浦町教育センターで8日、近畿運輸局勝浦海事事務所、紀南海運協会、公益社団法人近畿海事広報協会、東牟婁地方美育協会が共催する「海と船の絵画コンクール」の審査会があった。9日(土)と10日(日)には、同所で3年ぶりとなる「勝浦展」を開催する。

 海の恩恵に感謝するとともに、海洋国家日本の繁栄を願う日として制定された祝日「海の日」(7月18日)、および「海の月間」(7月1~31日)の協賛行事。

 本年度は新宮・東牟婁地方の小学校から534点(特別支援51点含む)、中学校62点、合計596点の応募があった。水辺の生き物や海を泳ぐクジラ、マグロが並ぶ市場など、海と関わりの深い熊野地方の自然や文化をモチーフとした作品が寄せられ、特選120点が決定。各学年から1点が勝浦海事事務所長賞に輝いた。

 審査に加わった勝浦海事事務所の中川洋所長は「絵を描いた子どもたちの姿を想像しながら審査した。海や船に注目し、興味を持っていただければうれしい。感染対策を取りつつ、ぜひお子さんたちの作品を見てほしい」と語る。

 「勝浦展」の開場時間は9日午前9時~午後5時、10日午前9時~午後4時。30日(土)と31日(日)には、太地町立くじらの博物館で「くじら館展」も開催予定にしている。

(2022年7月9日付紙面より)

子どもたちの作品を審査=8日、那智勝浦町教育センター
2022年07月09日
54 海景に映える赤い花  アメリカノウゼンカズラ  (那智勝浦町 )
2022年07月09日
55 新しい施設で研修会など  県内図書館職員ら来新  (和歌山県公共図書館協会 )
2022年07月09日
56 海開きを前に清掃活動  ブルービーチ、16日から  (那智勝浦町 )
2022年07月09日
57 夏の大会に向け士気高める  市内3高校で壮行会  (新宮市 )
2022年07月09日
58 夏キャンプに向け資質磨く  ジュニアリーダーの中高生  (県青少年育成協会 )
2022年07月09日
59 仕組み知り在り方考える  串本中3年対象租税教室  (串本町 )
2022年07月09日
60 雨にひるまず約200人が競う グラウンドゴルフ競技会「認定コース大会」 (県立潮岬青少年の家)
2022年07月09日
61 聞こえない人への理解深める  潮岬中2年生が手話講座で  (串本町 )
2022年07月09日
62 フレイル意識する機会提供  60歳以上町民対象に講座  (串本町 )
2022年07月09日
63 悔いなく精いっぱいの挑戦を  硬式野球部と吹奏楽部を壮行  (串本古座高校 )
2022年07月09日
64 親子で笹飾り持ち寄る  新宮の2区で「七夕祭り」  
2022年07月09日
65 短冊に悩みや願い込めて  「七夕願いよ 届け」  (那智勝浦町 )
2022年07月09日
66 ヨガで心身リラックス  紀宝町の子育てサロン  
2022年07月09日
67 安全と安心確保に功績  優良工事の事業所と若手技術者ら顕彰  (熊野建設事務所 )
2022年07月09日
68 「願い」込めた笹飾り持ち寄る  恒例の「七夕祭り」会場に  (紀宝町成川 )
2022年07月09日
69 交通事故防止へ向け協議  11日から夏の交安運動  
2022年07月03日
70 警察業務に協力 警察法施行記念で感謝状 (新宮警察署)

 新宮警察署(田原正士署長)で1日、警察法施行記念感謝状贈呈式があった。地域、災害、交通など警察活動の各分野で積極的な協力をしたとして、田原署長が感謝状と記念品を手渡した。

 「個人の権利と自由を保護し、公共の安全と秩序を維持するため、民主的理念を基調とする警察の管理と運営を保障し、かつ、能率的にその任務を遂行するに足る警察の組織を定めること」(1条)を目的とする現行の警察法は、1954(昭和29)年6月8日に旧警察法を全面改正し公布され同年7月1日から施行。国家地方警察と自治体警察が廃止され、警察庁、警視庁、都道府県警察が設置された。

 同署では警察法が施行された記念日に合わせて、警察活動に協力した人たちに感謝状を贈っている。

 田原署長は「警察法には第2条で警察の責務が規定されており、条文に『警察は個人の生命、身体および財産の保護に任じ、犯罪の予防、鎮圧、捜査、被疑者の逮捕、交通の取り締まりやその他公共の安全と秩序の維持に当たることは警察の責務』とある。その責務を遂行し、安全・安心なまちづくりを実現するためには、皆さま方をはじめ住民の方々のご協力が必要不可欠」と謝辞。

 警察業務への引き続きの理解と支援、協力を呼びかけた。

(2022年7月3日付紙面より)

贈呈式に参加した皆さん=1日、新宮警察署
田原正士署長(右)が感謝状を手渡した
2022年07月03日
71 開催テーマなど協議
 全国棚田サミット実行委  (那智勝浦町 )

 全国棚田(千枚田)サミット那智勝浦町実行委員会(会長=堀順一郎町長)の第1回の会議が6月27日、那智勝浦町役場であった。16人の委員のうち、14人が出席、2人がリモート参加。来年11月に同町で開催予定のサミットのテーマを協議して複数案を提示し、これらをたたき台に色川住民に意見をもらうとした。2021年度の事業や決算の報告、22年度の事業や予算の提案も受け、いずれも可決承認した。

 全国棚田サミットは、1次産業に対する意識を向上させ、棚田の魅力を再発見してもらうことなどを目的に開催している。同町では、色川地域の小阪などに棚田がある。実行委は、同町、同町観光機構、和歌山県東牟婁振興局、JAみくまの、同町商工会、棚田関連団体の代表者などで組織している。

 開会に当たり、堀町長があいさつ。「(本町には)素晴らしい棚田がたくさん残っており、今回は小阪にたくさんお越しいただく。全国の皆さんにご覧いただくとともに、町の世界遺産やマグロ、温泉などを実感いただいて、何度でもお越しいただけるような取り組みを、サミットを通じて全国発信したい。ご協力を」と呼びかけた。

 テーマに関する協議は、事務局が町職員より募集した、59のメインテーマと52のサブテーマの中から、委員が適していると思うものを選ぶところから開始。両テーマは、景観や生活などのジャンルと、それが過去・現在と未来のどちらを表すかでおおまかに分けられていた。

 出席委員が各自、適していると思うメインとサブを組み合わせて紙に書き出した。メインとサブを入れ替えても可とした。「色川地域の住民の意見も聞くべき」との意見があり、委員が作った複数の組み合わせをたたき台とし、地域住民に協議してもらうことに決まった。

 ただし、これまでのサミットのほとんどのテーマで、「色川」のような具体的地名は使われていないことから、これに倣うべきなのかどうかを確認するよう、事務局に求めていた。 

 昨年度の事業や決算、本年度の事業や予算なども話し合った。10月に滋賀県で行われる全国サミットで次回開催地であることの広報活動を行うこと、本年度中に事業実施計画を策定することなどを決めた。

 那智勝浦町での全国サミットは、来年の11月17日、18日、19日の予定となっている。1日目に理事会と総会、2日目に講演会や分科会、3日目に現地見学会を計画している。

(2022年7月3日付紙面より)

テーマ案の札が並ぶ机の前で説明を聞く委員ら=6月27日、那智勝浦町役場
2022年07月03日
72 薬物乱用防止の大切さ知って
 「ダメ。ゼッタイ。」普及運動を展開  

 薬物乱用防止を呼びかける「『ダメ。ゼッタイ。』普及運動」の街頭啓発が1日、御浜町の県立紀南高校前であった。熊野地区薬物乱用防止指導者協議会と紀宝警察署から計6人が参加し、登校する生徒に啓発物品を配布した。

 運動は、国民一人一人の薬物乱用問題に関する認識を高めるため、正しい知識の普及、広報啓発を全国的に展開するもので、1993年から毎年実施している。

 厚生労働省によると、国内の薬物情勢は依然として覚醒剤が薬物事犯の半数を占めている一方、大麻の検挙者数が増加しており、5年連続で過去最多を更新した。特に若年層の大麻乱用が顕著で、30歳未満が大麻検挙者数の約7割を占めている。

 この日の街頭啓発では、薬物乱用や薬物依存、相談窓口などを記したチラシと啓発用ポケットティッシュなどを配布。薬物乱用の恐ろしさと乱用防止の大切さを呼びかけた。

(2022年7月3日付紙面より)

紀南高校前で街頭啓発を実施=1日、御浜町阿田和
2022年07月03日
73 ドキドキ!危険な海の生き物
 移動水族館が太地小学校へ  (太地町 )

 太地町立太地小学校(海野文宏校長)へ1日、同町立くじらの博物館の移動水族館がやってきた。2年生19人と保護者が、サメやクラゲなどちょっと危険な海の生き物との触れ合いを楽しんだ。

 保護者主催の2年生の学年行事。普段過ごしている教室に海の生き物たちから会いに来てくれるわくわく感、毒やとげを持つ生き物を間近で観察できるドキドキ感を味わってほしいとの思いから企画した。

 この日は同館で魚類・無脊椎動物飼育を担当する荻原拓さんが▽硬い貝をかみ砕く顎を持つネコザメ▽フグと同じ毒・テトロドトキシンを持つスベスベマンジュウガニ▽ひれに毒針を持つミノカサゴ▽全身を長いとげに覆われたウニの仲間のガンガゼ▽触手の刺胞から毒針を発射するミズクラゲ―の5種類の生き物と一緒に来校。

 児童たちは「危険な海の生き物といえば?」という質問に、「アンボイナガイ」「カツオノエボシ」「ウツボ」と次々に回答。「フグと同じ毒を持っているのは、ヘビ、ハチ、イモリのどれ?」「エイに刺されたとき、毒に効果があるのは、お湯、真水、海水のどれ?」などのクイズを交え、生態を学んだ。

 実際にネコザメやミズクラゲと触れ合う時間もあり、児童は恐る恐るつついたり、水槽をのぞき込んだりしていた。

 筋師二胡さんは「クラゲが好きで、ぷにぷにしていてかわいかった」。森本楓貴君は「海の生き物は全部好きだけれど、1番はシーラカンス!」と話していた。

(2022年7月3日付紙面より)

恐る恐る生き物と触れ合う=1日、太地町立太地小学校
ネコザメに触ってみよう
2022年07月03日
74 オオバギボウシが花盛り  那智勝浦町那智山  
2022年07月03日
75 衛生管理や外国人採用  コロナ後見据え相談会  
2022年07月03日
76 ハマボウの開花始まる  ゆかし潟周辺ちらほら  (那智勝浦町 )
2022年07月03日
77 雰囲気や季節感味わう  丹鶴幼が七夕飾り見学  (新宮市 )
2022年07月03日
78 児童生徒15人を表彰  「明るい町づくり」特選標語  (新宮市 )
2022年07月03日
79 犯罪や非行防止など訴え  「社明運動」メッセージを伝達  (那智勝浦町 )
2022年07月03日
80 パクパクティッシュケース  親子で制作楽しむ  (紀宝町 )
2022年07月03日
81 ジャズの魅力に酔う  3年ぶりにフェスティバル開催  (熊野市 )
2022年07月03日
82 県大会目指して熱戦  中学校総合体育大会、開幕  (熊野市・南郡 )