ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:65件の記事がありました
【検索ステータス】 
2022年07月29日
1 デジタル化推進の一助に
 初のデジマ講義に20人  (新宮信用金庫 )

 新宮市大橋通の新宮信用金庫(浦木睦雄理事長)本店で27日、デジタルマーケティング講義「はじめてのデジタルマーケティング」があった。熊野市から那智勝浦町までの事業所などから約20人が参加。シナジーマーケティング㈱の清水祥恵さんらが、デジタルトランスフォーメーション(DX)やデジタルマーケティングの全体像やメリットについて話した。

 日本フルハップ協賛。DXは企業がデジタル技術を活用しながら新しいビジネスモデルを創出することや、デジタル時代に最適な組織体制をつくる取り組み。デジタルマーケティングは、消費者の行動から得られる「デジタル化できる情報(データ)」を活用したマーケティング手法を指す。

 同信用金庫は、当地域の企業がDXやウェブ活用を進める上で、その方向性を定めるための一助にとの思いから初めて同講義を実施。講義は月に1回の開催を計画しており個社別相談会にも応じていく予定としている。

 清水さんは、認知・関心・検討・購入と、商品が売れるまでの流れを説明。「商品を知ってもらったからといって買ってもらえるとは限らない。見込み顧客の育成がポイント」と述べた。

 売り上げを伸ばすためには、見込み顧客を優良顧客化し、売れ続ける仕組みをつくることが重要としグループワークの機会を設定。参加者は4グループに分かれ、旅行会社のマーケティング担当者と想定の上▽顧客はどういう状態か(感情)▽顧客が求めていそうなこと(需要)▽顧客と接点が持てるところ(接点)▽できること(方法)―また、「買いたい(申し込みたい)気持ちにさせるために使える接点は何か」などについて話し合い、代表者が意見を発表した。

 清水さんは「『感情』『需要』に応じて顧客と『接点』を持っていけば売れ続ける仕組みがつくれる」と解説。接点から取得した情報(データ)を活用することで需要に合わせた情報を提供できるなどと話した。

 現在は、デジタル化により消費者との接点が増え、それらを「買いたい気持ちづくり」に活用できる時代であるとし「デジタルマーケティングとは、あらゆるデジタルテクノロジーを活用した売れる仕組みづくりプラス買いたい気持ちづくり」であるとまとめた。

(2022年7月29日付紙面より)

グループワークで意見交換する参加者ら=27日、新宮市大橋通の新宮信用金庫本店
2022年07月29日
2 連れもて詠もや、ジモサラで
 和歌山自慢川柳を募集中  (第一生命 )

 第一生命保険㈱和歌山支社は、昨年の「和っと驚く紀州自慢川柳2021」に続き、今年も「お国自慢 連れもて詠(よ)もや ジモサラで♪ 和歌山自慢川柳」の作品を募集している。締め切りは9月8日(木)。

 サラリーマンの悲哀をユニークに詠んだ「サラリーマン川柳コンクール」が有名な同社では、長年同コンクールを続けてきた経験を生かし(1987年にスタート)、地域のPRと活性化を目的に、全国各地で「地元サラ川(ジモサラ)」を実施。川柳を通して地域課題の共有や意識醸成を図る取り組みを展開している。

 和歌山県を元気づけ盛り上げようと、同社和歌山支社では昨年初めて紀州自慢川柳を募集。北は橋本市、南は新宮市まで、県内全域から計1183句の作品が集まり、大賞(株式会社梅一番井口特別賞)に「すっぱいは 成功のもと 南高梅」が選ばれた。

 今回は、前回に引き続き一般の部「和歌山自慢!」と、学校生活における気付きなどを励みにつなげてもらうためにと、新たに小中学生の部「学校生活」をテーマに作品を募集している。

 大賞作品に「和歌山名産大満足パック」(一般の部)「わくわくセット」(小中学生の部)が贈られるほか、一般の部では抽選で200人に地元名産品が、小中学生の部では応募者全員に参加賞がプレゼントされる。なお、入選作品は来年1月に全国に発表予定の「2022年サラ川全国優秀100句」とともにPRするほか、「全国優秀100句」の選考対象にもなる。

 作品は2次元コード(QRコード)もしくは最寄りの同社営業オフィスで配布している応募用紙で応募する。

 作品の中から30作品を選び、10月に投票を実施。優秀作品の発表は12月上旬を予定している。

 和歌山県でのジモサラ開催に当たり、和歌山支社新宮営業オフィスの林田祥道・オフィス長は「昨年、お客さんと一緒に川柳を考える中で、われわれも和歌山県の魅力を改めて知るきっかけとなった。とりわけ南紀エリアは県を代表する地域だと思う。川柳を通してその魅力を改めて発信していければ」と参加を呼びかけている。

(2022年7月29日付紙面より)

多数の応募を呼びかける、林田祥道・新宮営業オフィス長
QRコードから応募する場合の担当者コードは「51630242」
2022年07月29日
3 真夏の日差し受け花咲く
 見守り員配布のヒマワリ  (古座川町 )

 古座川町社会福祉協議会の見守り員・久保由美子さんと下地恵美さんが手分けして配ったヒマワリの種が、真夏の日差しを受けて花咲く時季を迎えている。

 新型コロナウイルスの情勢で町社協の巡回型サロン「ふれ愛カフェ・よりみち」の実施が断続的となる中、自宅で健勝に過ごす高齢者に屋外へ出るきっかけを同サロンとは違った形で託せないかと考えたのが2人の種配りのきっかけ。

 久保さんが仕立てている花園(通称・お花畑)から採れたヒマワリ複数種の種を交ぜて十数粒ずつ小分けし、4月下旬から見守り員として巡る訪問先に配って育てることを呼びかけた。

 真っ先に種をもらった宇津木在住の東(あずま)和代さん(97)は、自宅に面する県道からも見やすい畑の一角に植える場所を仕立ててまいた。思っていた以上に育ちが良く、吹き抜ける風で倒れてはいけないと思い慌てて支柱を付けたがそれも効かないぐらいの大きさまで育ち、7月初めごろから咲き始めた。13本あるヒマワリの高さは約1・5~2・5㍍。一輪咲きや多輪咲き、花びらに紅が差す花も咲くなど、いろいろな花が時間差で次々咲いているという。

 夜明けとともに畑仕事をするのが日課の東さんは「人の背丈ほどと聞いていたので、こんなに大きくなるとは思っていなかった。支柱もほとんど効いていないし、肥を効かせすぎたか」とあまりの育ちの良さに苦笑い。「竹のようだ」と形容する太い茎と支柱をつなぐひもを何回も結び直して倒れないようにしながら、日々咲く花を楽しんでいるという。

 種のふるさととなる久保さんの花園は今年、シカの食害を受けてしまい数は少ないがこれからが花の時季だそう。東さんのヒマワリは日々の通勤などで確かめているそうで、立派さに感心しながら東さんの日々の外仕事の楽しみになっている状況を喜んでいる。

(2022年7月29日付紙面より)

思っていた以上に育ったヒマワリの花を日々めでる東和代さん=21日、古座川町宇津木
2022年07月29日
4 早くも稲刈り始まる
 お盆の贈答用に毎年人気  (紀宝町 )

 三重県内のトップを切って28日、紀宝町大里の田んぼで稲刈りがあり、中西和益さん(75)がアキタコマチを収穫した。今年は好天に恵まれ、昨年より2日早く行った。

 紀宝町は東海地方有数の早場米産地として知られ、中西さんと井内地区の南廣臣さんが生産。4軒の農家で組織した早場米部会に所属していたが、部会員の減少により9年前に解散して以降、125㌃の田んぼで栽培を続け、毎年、盆前に新米が食べられるよう3月下旬に田植え、7月下旬に稲刈りを行っている。

 今年もJA伊勢三重南紀地区を通じてお中元用に販売するため、3月24日に早場米を植えた。収穫した新米は盆前の8月上旬から熊野市有馬町のファーマーズマーケット「ほほえみかん」などで販売する。価格は5㌔2300円。

 この日、中西さんは雨上がりを待って30㌃の田んぼで稲刈りを開始。大型コンバインで刈り取り、1時間ほどで作業を終えた。今年は2軒で計6㌧を目指している。

 JA伊勢の担当者は「梅雨明けが早く、生産者がしっかり管理してくれたので、昨年より早く収穫できた。品質にも期待している」と話していた。

(2022年7月29日付紙面より)

稲刈り作業する中西和益さん=28日、紀宝町大里
2022年07月29日
5 アキラ自動車が優勝 第180回職場対抗ボウリング大会 
2022年07月29日
6 1位に杉本光朗さん  写連新宮支部7月例会  
2022年07月29日
7 飼育員ってどんなお仕事?  「将来の夢ランキング」第9位  (こども新聞 )
2022年07月29日
8 プニプニで気持ちいい 中央児童館で「スライムをつくろう!」 (新宮市)
2022年07月29日
9 怖がりながらも楽しむ  天満保でお化け屋敷ごっこ  (那智勝浦町 )
2022年07月29日
10 希少植物の生育地整える  相瀬や鶴川で保全活動  (こざがわネイチャークラブ )
2022年07月29日
11 絵本原画や環境パネルなど  夏休みの展示企画始まる  (南紀熊野ジオパーク )
2022年07月29日
12 英会話で意見を交わし合う 2年生3人がフォーラムで (串本古座高校)
2022年07月29日
13 個性あふれる52点並ぶ  御浜写真愛好会による写真展  (熊野市 )
2022年07月29日
14 小中学生14人が質問考える 子ども議会に向けた学習開始 (紀宝町)
2022年07月29日
15 感染者数大幅増加、警戒を  新宮保健所から住民に呼びかけ  
2022年07月29日
16 お悔やみ情報
  
2022年07月17日
17 防災機能高めた新庁舎
 三輪崎支所で落成式  (新宮市 )

 新宮市三輪崎で16日、市役所三輪崎支所新庁舎落成式と施設見学会があった。田岡実千年市長や市議会議員、消防団関係者、地元自治会長、工事関係者らが出席。施設の完成を祝うとともに、19日(火)からの業務開始に向け士気高揚を図った。

 大規模災害発生時においても、地域の防災拠点施設としての役割を十分に果たすことをコンセプトの一つに、優れた耐震性を確保。1階に三輪崎支所、2階に市消防署三輪崎消防派出所と消防団三輪崎分団詰所を配置するとともに、非常用自家発電設備や600㍑の燃料タンクを設置。災害時には施設内の非常用電源接続機器に3日間の電源供給が可能となる。

 津波一時避難スペースも確保されており、2階屋上(海抜16㍍)に約140平方㍍、1階屋上(同12㍍)約80平方㍍の計約220平方㍍に約440人の避難者の受け入れが可能。駐車場北側には消防本部において、60立方㍍の耐震性貯水槽を埋設している。

 また、期日前投票や確定申告の会場としても使用予定の多目的スペースや、窓口には車いす対応のローカウンター、オストメイト対応の多目的トイレを配備している。

 敷地面積は1170・48平方㍍、建築面積249・34平方㍍、延床面積388・11平方㍍。鉄筋コンクリート造りで駐車台数は10台、株式會社中村一級建築士事務所が設計。株式会社海邊組が建築、共栄電設株式会社新宮支社が電気、株式会社仲西水道工事店が機械の施工を請け負った。

 なお、旧三輪崎支所庁舎は完成から55年、三輪崎消防吏員派出所は建築後69年が経過していた。

 式典では、田岡市長が市民と関係者の協力に感謝し「より一層市民の皆さまのご期待に添うべく、安全・安心のまちづくりに全力を傾注したい」とあいさつ。

 地元選出の濱口太史県議は、旧庁舎や派出所の思い出を振り返りつつ「施設の完成を機に、地域が盛り上がっていくことを期待している」と祝辞を述べた。

 施工業者への感謝状贈呈後には田岡市長、濱口県議、酒井清崇・東牟婁振興局長、榎本鉄也市議会議長、中谷健兒消防団長がテープカット。閉会に当たり、榎本議長が「市議会としても当局とともに、地域に愛される施設となるよう努めていきたい」と誓いを新たにした。

(2022年7月17日付紙面より)

テープカットなどで落成を祝った=16日、新宮市三輪崎
新庁舎全景(新宮市提供)
2022年07月17日
18 新宮港の危機管理
 関係機関が情報共有  

 田辺海上保安部(真部克彦部長)や新宮警察署(田原正士署長)などで組織する、新宮港港湾危機管理コアメンバーの会合が14日、和歌山県東牟婁振興局であった。19人が参加、新宮港におけるテロ対策強化について意見を交わした。

 田辺海保や新宮署のほか▽大阪税関和歌山税関支署新宮出張所▽大阪出入国在留管理局和歌山出張所▽近畿地方整備局和歌山港湾事務所▽近畿運輸局和歌山運輸支局勝浦海事事務所▽県東牟婁振興局新宮建設部▽新宮市企画政策部▽新宮市消防本部―の代表者で組織する。会合は何もなければ年1回、およそこの時期に実施している。

 開会に当たり、新宮港港湾危機管理担当官である、田辺海保の真部部長があいさつ。「今回は各機関から、新宮港港湾管理の取り組みを説明いただき、その内容を共有し、自由に議論いただき、今後に生かしていきたい。われわれ関係機関の連携もさらに深まるものと思う」と話した。

 コロナ禍に関して、日本では外国人観光客の受け入れが徐々に再開されており、今後は新宮港での外国客船の入港が再開すると思われること。世界各国でも大規模イベントが少しずつ再開していること。国内の観光地で客足が戻りつつあることなどを説明した。

 一方で、アメリカ独立記念日の銃乱射事件、安倍晋三元首相の銃撃事件、ロシアのウクライナ侵攻にも言及。「(これらが)われわれの港湾危機管理を含め、さまざまな活動にどのような影響が及ぶのかは知れないが、新宮港における危機管理は、関係機関と連携し、一丸となり、守り抜いていきたい」と語った。

(2022年7月17日付紙面より)

あいさつする真部克彦部長=14日、和歌山県東牟婁振興局
2022年07月17日
19 詐欺被害撲滅呼びかける
 見守り隊と紀南高生が街頭啓発  (紀宝、御浜町 )

 「特殊詐欺撲滅の日」の15日、紀宝町と御浜町で街頭啓発活動があった。両町のスーパーで啓発チラシを配布し、来店者に声かけするなどして地域ぐるみで詐欺被害撲滅を呼びかけた。

 紀宝町高齢者地域見守り隊(伊藤俊介代表)は、同町鵜殿の主婦の店で啓発活動を実施。「コロナの影響で売り上げが減り困っている」と電話勧誘で金額に見合わない商品を売りつけるトラブルが急増しているとして、注意するよう買い物客に求めた。

 国民生活センターによると「新型コロナウイルスの影響で商品が売れないので支援してほしい」、強引に「買ってもらわないと困る」などと勧誘され、海産物を購入したが、金額に見合わない商品が届いたという相談事例がある。代金引換で一方的に商品が届くこともあるという。

 トラブルに巻き込まれないポイントとして▽おかしいと感じたらはっきり断る▽クーリングオフ制度の利用▽一方的に届いても支払わず、受け取らない―などを挙げている。

 不審な電話や訪問に関する相談は紀宝警察署(電話0735・33・0110)、紀宝町地域包括支援センター(電話0735・33・0175)、消費者ホットライン(電話188)まで。

 御浜町では、防犯ボランティア団体として活動する紀南高校生徒会の役員7人、同町防犯委員、紀宝警察署の署員らが参加し、パーク七里御浜ピネで実施。生徒らは「特殊詐欺に気を付けてください」などと来店者に呼びかけ、還付金詐欺に注意するよう求めるチラシなどを配布した。

 同署によると、6月末現在、架空料金請求詐欺24件(被害額約9320万円)、オレオレ詐欺11件(同約1990万円)など59件(前年同期比9件増)の特殊詐欺が発生し、被害総額は約1億5080万円(同約6450万円増)に上った。

 管内では5月13日に架空請求詐欺があり、10万円の被害が発生した。

(2022年7月17日付紙面より)

買い物客に呼びかける隊員=15日、紀宝町鵜殿の主婦の店
啓発活動に参加した紀南高校生徒会の役員ら=同日、御浜町阿田和
2022年07月17日
20 期間中の安全や活気を祈願
 ブルービーチ那智が海開き  (那智勝浦町 )

 一般社団法人那智勝浦観光機構(NACKT)は16日、那智勝浦町浜ノ宮のブルービーチ那智で海開きに伴う安全祈願祭を営んだ。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から来賓は招待せず、機構の清水貞吾理事長や堀順一郎町長、町職員らのみで神事が執り行われた。遊泳期間は8月16日(火)まで。

 雨の中、神事は熊野那智大社の出仕を得て、小賀真樹禰宜(ねぎ)らがシーズン中の安全と活気を祈念した。

 同町によると、感染症対策として、ウオータースライダーなどは設置しない。

 シャワーや更衣室は使用できるが、密を回避するためロッカーの間引きや屋外に簡易的なシャワーを準備し、消毒液も配備する。また、水難事故を防ぐために海上と陸上に監視員を配置するとしている。

 堀町長は「県内でも有数のビーチを活用していく。水難事故がないように協力いただきたい」。

 藤原健一事務局長は「イベントなどは実施できないが、ご家族で海や温泉を楽しんでいただけたら」と話した。

 清水理事長は「海開きとなって、町の繁忙期である夏が始まる。コロナの感染状況は不安だが、感染防止や水の事故に注意しながら、夏の思い出をつくていただけたら」と語った。

 遊泳時間は午前9時から午後4時30分まで。駐車場は西側(熊野体験博跡地)約150台、東側(JR那智駅側)約100台が駐車可能で有料1台500円。8月17日(水)以降は無料。同ビーチ以外では粉白地区の玉の浦海水浴場が遊泳できる。

(2022年7月17日付紙面より)

遊泳期間中の安全などを祈願した=16日、那智勝浦町のブルービーチ那智
2022年07月17日
21 近大新宮が初戦突破  新宮は日高中津に敗れる  (高校野球和歌山大会 )
2022年07月17日
22 学校をきれいに  三輪崎小学校で溝掃除  (新宮市 )
2022年07月17日
23 福井さんの水墨画集完成  個展も25日まで開催中  (那智勝浦町 )
2022年07月17日
24 夏のにぎわいを願う  円満地公園でプール開き  (那智勝浦町 )
2022年07月17日
25 妊娠・出産・育児を学ぶ  那智中学校で「命の授業」  (那智勝浦町 )
2022年07月17日
26 高垣光汰君が全国大会へ  陸上競技選手権に向け表敬訪問  (新宮市 )
2022年07月17日
27 3年ぶりに全ての諸祭儀斎行  那智の扇祭り(火祭)  (熊野那智大社 )
2022年07月17日
28 特殊詐欺を未然に防ぐ  百五銀行熊野支店と対応の職員に感謝状  (熊野警察署 )
2022年07月17日
29 「ピラティス」を体験  寺子屋広場でエクササイズ  (紀宝町 )
2022年07月17日
30 自分たちのまちをきれいに  相野谷中が清掃活動  (紀宝町 )
2022年07月17日
31 救急車到着までの措置を  1年生が救急救命法学ぶ  (矢渕中 )
2022年07月17日
32 お悔やみ情報
  
2022年07月15日
33 3年ぶりに諸祭儀全て斎行
 「那智の扇祭り」  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町の世界遺産、熊野那智大社(男成洋三宮司)で14日、例大祭「那智の扇祭り(火祭)」(国重要無形民俗文化財)が営まれた。おととし、昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、規模を縮小して実施したが、今年は人数制限や斎行時間の変更があったものの、3年ぶりに諸祭儀が例年通り執り行われた。

 扇祭りは、大社にまつられている12柱の神々を12体の扇神輿(みこし)にうつし、那智の滝前に里帰りさせて神霊、神力を奮い起こして、万物の生成発展を祈る神事。12本の大たいまつの炎で扇神輿を清める場面が見どころであることから「火祭」とも呼ばれている。

 本社大前の儀や御田植式、渡御祭などを斎行後、一行は別宮を目指した。

 大たいまつに火が付けれられると、白装束と烏帽子(えぼし)をまとった氏子が「ハリャ、ハリャ」と威勢の良い掛け声とともに参道を往復。重さ約30~50㌔にもなる大たいまつ12本が勢いよく燃え盛り、拝観者らを魅了した。

 飛瀧(ひろう)神社に到着後は別宮大前の儀で男成宮司が五穀豊穣(ほうじょう)や国の繁栄などを願うとともに、コロナの終息に祈りを込めて祝詞を奏上。その後は御田刈式、那瀑(なばく)舞が行われ、本殿で還御祭が営まれた。

 また、渡御祭の様子はユーチューブでライブ配信された。

  □     □

■宵宮祭の様子



 13日夕方には宵宮祭が本殿で営まれた。その後、境内に設置された田楽舞台で、3年ぶりとなる町立市野々小学校の児童による大和舞(稚児舞)と「那智田楽保存会」が現代に伝える「那智の田楽」の奉納があった。

 田楽は室町時代に流行した田楽踊りを伝える貴重な文化遺産として、同保存会が古来の姿を伝えている。1976年に国の重要無形民俗文化財、2012年にユネスコの無形文化遺産に登録された。

 感染防止の観点からどちらも宵宮のみの奉納となったが、多くの関係者や参拝客らが見物し、その様子をカメラなどに収めていた。

(2022年7月15日付紙面より)

3年ぶりに例年通りの渡御が行われた=14日、那智勝浦町の飛瀧神社
宵宮で「那智の田楽」が奉納された=13日、熊野那智大社
2022年07月15日
34 労働災害防止に向け
 建設工事関係者連絡会議  (新宮・東牟婁地方 )

 建設工事における災害の一層の減少を図ろうと、厚生労働省和歌山労働局新宮労働基準監督署(嶋本輝樹署長)は13日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局で建設工事関係者連絡会議を開催した。新宮・東牟婁地区の公共工事発注機関、建設関係団体、災害防止行政機関の約20人が出席。取り組み紹介や意見交換を行った。

 会議は、3者がより緊密な連携を図ることで災害防止対策の取り組みを推進することを目的に毎年開かれている。

 冒頭で嶋本署長は、2021年の建設業における休業4日以上の労働災害は前年同様9件だったが、うち1件の死亡災害が発生していると説明。「今年に入ってからは6月末現在で4件で、前年同時期より1件減少しているが引き続き労働災害防止への取り組みが重要」と説明。

 工事現場災害の減少を図るため、熱中症防止対策や建設業の働き方改革の取り組み推進などに対する協力を呼びかけ「発注者や施工業者、われわれ労働安全行政機関などが相互に連携して労働災害の防止を進めていくための情報交換などを活発に行い、実りある会議にしていければ」とあいさつした。

 乾孝行監督・安衛課長が、管内の建設工事における災害発生状況を説明したほか、労働災害発生時には刑事上、民事上、行政上、補償上、社会的な責任が生じるとし、現場において▽通路、足場安全対策▽建設機械の安全対策▽安全施工サイクルの推進▽気象状況の変化に伴う措置―などの安全管理が必要とした。

 23年までに死亡災害を15%以上、死傷災害を10%以上減少させることを目標とした「第13次労働災害防止計画」や「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」、建設現場での新型コロナウイルス感染防止対策、適切な器具の使用などについて案内した。

 紀南河川国道事務所や紀伊山系砂防事務所、東牟婁振興局串本建設部・農林水産振興部林務課、新宮市、那智勝浦町、古座川町、太地町などが公共工事の現状や労働災害防止に係る取り組みなどを紹介した。

(2022年7月15日付紙面より)

約20人が出席した建設工事関係者連絡会議=13日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局
嶋本輝樹署長
2022年07月15日
35 自然の水域に体を慣らす
 高池小が小川の瀬で川水泳  (古座川町 )

 古座川町立高池小学校(大畑眞校長、児童63人)が13日、古座川支流小川の明神橋そばの瀬で川水泳に取り組んだ。

 泳げる川が行動範囲にあるという自然の豊かさに恵まれた同町。夏場に川で涼を取る子どもも多く、その地域性が本格化する前に教員による安全管理下で体を慣らすため町内の小学校はそれぞれに川水泳の機会を取り入れている。

 高池小は当初、月野瀬の少女峰前(古座川本流の瀬)で実施する予定だったが、ここ数日の雨天で水が濁っていたため急きょ前述した瀬に場所を変更。天気は上々で、スクールバスによるピストン輸送で赴いた児童は、先生から注意事項の説明を受けた後、自由行動で川に親しんだ。

 深みにはまらないようにと先生が張った規制線より河原側、足が届く範囲で水浴びや水泳をしてプールとは違う自然の水域に体を慣らした。

 平年は夏休み期間に来町する川崎市ふれあいサマーキャンプの同世代と交流する中で川遊びを主導するためのリハーサル的な意味合いもあるが、本年度も新型コロナウイルス感染予防のため同町から川崎市へ赴くふれあい訪問事業も含めて交流の予定はなし。同町教育委員会によると明神小と三尾川小は14日にそれぞれ定めている水泳場(高池小は今回、明神小の水泳場を臨時で利用した)で川水泳に取り組むという。

(2022年7月15日付紙面より)

川水泳で自然の水域に体を慣らす高池小の児童=13日、古座川町川口
2022年07月15日
36 感染減少の取り組みも
 町への移住者増を報告  (紀宝町区長会 )

 町内14地区と町で組織する紀宝町区長会(会長・辰巳尚鵜殿区長)は12日、同町役場大会議室で定例会を開いた。西田健町長は、昨年度、町への移住者が50人だったと報告し「移住者の皆さまを温かく迎え入れる体制を取っていただければ」と呼びかけた。新型コロナウイルスの感染が急速に広がっていることを挙げ「若い世代が感染している。少しでも感染者を減少させていく体制づくりに取り組んでいきたい」と示した。

 定例会には各区の区長、役場職員が出席。役員改選に伴い、会長に辰巳区長、副会長に鮒田区の東口高士区長を選任。各課の担当職員が町の関連事業などを説明した。

 新型コロナに関連し、担当課長は「感染状況、三重県の指針、イベント基準を基に町新型コロナ対策本部会議で協議をする中で、各種事業の開催や公共施設の開設などについて検討し、感染対策を講じての実施、中止や延期の判断をしている。各地区の催しも地区で話し合いをして検討してもらいたい」と伝えた。

 辰巳会長は「町内でコロナ感染者が増えている。マスク、手洗いなどを続けてほしい」と求めた。

(2022年7月15日付紙面より)

区長会であいさつする西田健町長(右)=12日、紀宝町役場
2022年07月15日
37 熊野古道に小ぶりな花  ヒメヒオウギズイセン  
2022年07月15日
38 事故防止への意識養う  三輪崎小で交通安全教室  (新宮市 )
2022年07月15日
39 樹紀ちゃんの誕生日祝い  多くのファンが勝浦へ  (那智勝浦町 )
2022年07月15日
40 新会長に庵野了嗣さん  那智勝浦ロータリークラブ  
2022年07月15日
41 より良い学校づくりを  城南中でオンライン生徒総会  (新宮市 )
2022年07月15日
42 ゲッカビジン開花  新宮市  
2022年07月15日
43 親子の触れ合いに歓声  ブルーベリーの収穫体験  (大野保育所 )
2022年07月15日
44 世界平和やコロナ終息祈る  補陀洛山寺で土用護摩祈とう  (那智勝浦町 )
2022年07月15日
45 音楽やマジックで楽しいひととき  支援センター虹でお楽しみ会  (新宮市 )
2022年07月15日
46 美化経験し貢献考える  田原海水浴場で浜清掃  (串本古座高校 )
2022年07月15日
47 約12年越しで整備完了へ  古座川町真砂―大川区間  (国道371号 )
2022年07月15日
48 カラフル模様に大変身  ボディペインティング楽しむ  (うどの幼 )
2022年07月15日
49 甲羅もプールもピカピカに  夏休み前にウミガメ公園  (紀宝町 )
2022年07月15日
50 早朝から清掃作業に汗流す  讃寿会が中曽公園で  (紀宝町 )
2022年07月15日
51 「先生の仕事は大変」  2年生9人が職場体験学習  (相野谷中 )
2022年07月15日
52 電波と光について学ぶ  防衛大学校が出前講義  (新宮高校 )
2022年07月07日
53 旬のモモでデザート作り
 県産「白鳳」を小学校へ  (和歌山県 )

 和歌山県は5日、県内の小学校および特別支援学校に、旬の「モモ」の提供をスタートさせた。6日には、那智勝浦町立下里小学校(泉一代校長)で、1、2年生23人が「白鳳」の果肉を使ったひんやり冷たいモモのデザート作りに挑戦した。

 和歌山県が誇る農林水産物の利用拡大に向けた「学校給食での和歌山産品利用拡大戦略アクションプログラム」(2022~26年)の趣旨に沿い、県内の小学校、中学校、特別支援学校の給食や学習教材に果物や鯨肉、魚などを提供している。

 モモは古事記や桃太郎の物語、桃の節句などにも関わる果物で、邪気を払う力を持つといわれる。和歌山県は西日本最大の産地であり、1625(寛永2)年に紀州藩主・徳川頼宣の命を受け、苗木を植えたのが栽培の始まりとされている。

 果実には、糖尿病や動脈硬化、アルツハイマー病などの生活習慣病や老化予防に効果があるといわれるビタミンEが含まれ、腸内環境を改善する食物繊維も豊富だ。

 エプロンに着替えた児童たちは、ボウルでモモと牛乳風味のプルプルゼリーを作り、上に果肉をトッピング。冷蔵庫で冷やし、5時間目に味わう予定にしている。

 桃井梛柚愛(なゆら)さん(2年)は「混ぜるのも、道具を洗うのも全部楽しかった。和歌山県でモモが有名なのは知らなかったけれど、食べるのが楽しみ」。畑下杏さん(同)は「家でもデザートを作ったことがある。モモは酸っぱくてちょっと苦手だけれど、今日のは甘いかも」と話していた。

(2022年7月7日付紙面より)

初めての調理実習にチャレンジする1年生=6日、那智勝浦町立下里小学校
和歌山県産の「白鳳」
2022年07月07日
54 強い日差しの下ごみ拾い
 たばこ組合紀南支部  (新宮市 )

 和歌山県たばこ商業組合紀南支部(塩崎伸一支部長)は6月30日、新宮市三輪崎の黒潮公園で清掃活動を実施した。強い日差しが照りつける中、会員11人が熱中症や新型コロナウイルス感染対策を取りつつ、周辺のごみを拾った。

 同組合女性部(大谷敏子部長)が中心となり、日本たばこ産業株式会社(JT)の「ひろえば街が好きになる運動」の一環として、25年間継続している地域貢献活動。年間26回のペースで行い、マナー向上やたばこのポイ捨て禁止、未成年者の喫煙防止を呼びかける。

 オレンジ色のベストとサンバイザーを身に着けた会員たちは、紙くずや吸い殻、ペットボトルなどを集めて汗を流した。

 7月には、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部である那智勝浦町の大門坂でも清掃を予定している。

  □     □

■2021年度のたばこ税



 たばこの価格には、国たばこ税、地方たばこ税(県たばこ税・市町村たばこ税)、たばこ特別税、消費税の4種類の税金が含まれる。

 同支部によれば、本紙エリアの市町村に納められた2021年度のたばこ税は▽新宮市2億2457万円▽那智勝浦町1億2805万円▽太地町358万円▽古座川町444万円▽串本町1億1756万円▽北山村297万円▽田辺市5億6966万円―に上る。また、和歌山県には県たばこ税として10億7856万円を納めている。

 大谷部長は「皆さまの生活に、たばこ税も役立っていることを知っていただけたら」。塩崎支部長は「昔に比べ、たばこの吸い殻も減り、きれいになった。納めている税を活用して町に喫煙所を設けるなど、互いに過ごしやすい環境づくりに役立てていただきたい」と話していた。

(2022年7月7日付紙面より)

清掃活動に参加した皆さん=6月30日、新宮市の黒潮公園
細かなごみを拾い集める
2022年07月07日
55 障害は人でなく社会にある
 中学生が福祉学習  (太地町社会福祉協議会 )

 太地町社会福祉協議会(岡本研会長)が福祉教育推進校に指定している太地町立太地中学校(山田貴也校長)で4日、本年度1回目の福祉学習「聴覚障害の理解・コミュニケーション方法・実践・障害者への合理的配慮」があった。東牟婁新宮聴覚障害者協会の須川陽一さんを講師に迎え、社会福祉法人美熊野福祉会の大代聖子さんが手話通訳を務めた。全校生徒37人は耳が不自由なろう者の生活の工夫や困り事を理解するとともに、コミュニケーションの方法などを学んだ。

 福祉学習は児童や生徒がさまざまな人の立場や人生を体験し、課題を自身で考えて福祉への学びを深めることが目的。

 今回の学習では「聞こえない人とのコミュニケーション方法を知る」「聞こえない人の日常生活の工夫や困っていることを知る」「手話は言語であることを学ぶ」ことが狙い。

 新宮市生まれの須川さんは聴覚の障害から、市内の幼稚園では受け入れが難しいため、和歌山県立和歌山ろう学校幼稚部へ入学。家族との別れや発音の練習、苦しかった寮生活を振り返った。

 中学生時代、なぜ聞こえないのかと疑問が湧いたとし、「治らないことが分かり、たくさん泣いた。その後は手話を広め、聞こえない人の不便をなくすために活動してきた」と述べた。

 宅配便などの不在通知の対応、交通事故での警察などへの説明、コロナ禍によるマスク着用で口元が分からないなど、困まり事や解決できた事案についても話した。

 コミュニケーション方法では手話や筆談、口話、身ぶり、空書があることを説明。口の形が似ている言葉は身ぶりを付け足すことや筆談時は簡潔に書くほうが伝わりやすいとした。そのほか、手話を紹介し、顔や体の表情も伝えるためには効果的とした。

 大代さんは、障害のある人への差別をなくすことで障害の有無にかかわらず、共に生きる社会を目指す障害者差別解消法や障害者への合理的配慮、今年3月に同町議会で可決された太地町手話言語条例について説明。

 「昔は体が不自由であることなどが障害とされていた。今は本人でなく、社会に障害があるという形に変化している。皆さんにもできることがあります」と話した。

 須川さんは「僕も手話が恥ずかしい時があったが、大切な言語。聞こえない人が困っていたら身ぶりや口話で助けてあげてください」と語った。

 川端崇晴君(3年)は「耳が聞こえない方の苦労や生活の内容を知らなかった。これからは、聞こえない方が困っていたら自分から進んで助けてあげたい」と話していた。

(2022年7月7日付紙面より)

聴覚障害や障害者への合理的配慮について学んだ=4日、太地町立太地中学校
東牟婁新宮聴覚障害者協会の須川陽一さん
2022年07月07日
56 将来に生かせる実力託す  串本ベースボールクラブ  (串本町 )
2022年07月07日
57 22年間の貢献に首相感謝  元委員の小田豊彦さんに  (古座川町 )
2022年07月07日
58 2度目の清掃・美化に汗  ボランティア・サポート・プログラム  (那智勝浦町 )
2022年07月07日
59 美しい城・新宮城の魅力  75周年記念式典で水島さんが講演  (新宮市 )
2022年07月07日
60 ムクゲが参拝を出迎え  下和田諏訪神社の境内  (那智勝浦町 )
2022年07月07日
61 ウミガメの上陸地を守ろう  「海亀を守る会」らが清掃活動  (新宮市 )
2022年07月07日
62 ピアノの音色響き渡る  2教室による「響演」  (御浜町 )
2022年07月07日
63 「町の自然を紹介したい」  移住・定住支援員に福田由美子さん  (紀宝町 )
2022年07月07日
64 中岸厤理事長を表彰  地域福祉への貢献たたえ  (田辺市本宮町 )
2022年07月07日
65 お悔やみ情報