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2017年08月24日
1 新宮市の魅力を探る
 観光振興計画策定ワークショップ  

 平成30年度から5年間にわたる新宮市の観光振興の方向性を決める観光振興計画を策定するため、市商工観光課と市観光推進キャンペーン協議会事務局は22日、市福祉センターで第1回ワークショップを催した。観光関係者31人が参加し、「新宮市のブランディング」をテーマにアイデアを出し合った。

 市の総合計画内に観光振興計画が定められており、観光を市の発展や人口獲得につなげる狙い。現在、市が抱える観光課題として▽市が交通の通過点になっている▽町中観光の必要性―などがあるという。9月に同計画委員会を立ち上げ、来年2月までに全3回のワークショップを実施する。第2回で「ユーザー」を、第3回で「新宮が持つものとユーザーが求める共通のもの」をテーマに意見交換し、事務局でまとめて、観光振興の方向性を定める。

 アドバイザーに楽天トラベル株式会社地域振興事業部の高橋俊介さんら3人を迎えた。今回は、新宮市が他に負けない強みとそれを支えているものを探り、コンセプトという共通認識を持ってもらう狙い。首都圏在住の30代女性をメインに、インバウンド旅行者をサブターゲットに設定した。

 参加者は3グループに分かれて、「熊野古道」と「ジオパーク」をテーマに来新者に紹介したい市の歴史やパワースポット、食、文化などを挙げた。新宮を特徴づけるワードには、「すごい」、「とても」といった形容詞を付けてアピールポイントを探った。

(2017年8月24日付紙面より)

楽天トラベル地域振興事業部の高橋俊介さん(右)と市の魅力を出し合う参加者=22日、新宮市福祉センター
2017年08月24日
2 秋季リーグ戦に向け
 大商大卓球部が那智勝浦町で合宿  

 大阪商業大学卓球部(吉田充監督、月待輝海主将、選手19人)が21日午後、合宿のために那智勝浦町入りした。同町体育文化会館で24日までの4日間、約2週間後に迫っている関西学生秋季リーグ戦などに向けて練習に励む。

 同町での合宿は、町体育協会元卓球部長の中西毅さんとの縁で実現し、今年で4回目。同日には歓迎セレモニーが行われ、寺本眞一町長や観光協会の花井啓州会長らが歓迎した。

 歓迎セレモニーでは寺本町長が「秋季リーグを控える中で、皆さんに那智勝浦町へ合宿でお越しいただき、本当に心から歓迎を申し上げたいと思います」と歓迎し、「この合宿で飛躍のヒントやきっかけをつかむようなことがあれば、われわれとしてもうれしく思う。今後の皆さんの活躍をご期待申し上げます」と激励。

 花井会長は「ここから、リーグ戦などでいい成績を収められますよう、また、その先のオリンピックを目指して頑張っていただきたい。私たちの町は、卓球とレスリングの町を目指しておりますので、今後とも末永くお越しいただけますよう、よろしくお願いします」とあいさつ。

 平安衣装を着た観光協会の職員から吉田監督に花束が贈られたあと、月待輝海(つきまち・てるみ)主将が「僕たちにとってはいい環境で練習をさせてもらえるので、ありがたく思います。今リーグ戦では2部にいます。僕が入部したころから1部昇格を目標に戦っていますが、まだ昇格できていません。この合宿では、1部に上がれるように頑張りますので4日間よろしくお願いします」と応えた。

 セレモニー終了後、吉田監督は「秋季リーグなどに向けた強化を行うための合宿だが、この最高の環境は部員だけではもったいない。地元の中高生の練習参加を受け入れるほか、23日の午後7時からは地元の愛好家の人たちとの交流会も行う予定にしています」と話した。

(2017年8月24日付紙面より)

セレモニーで歓迎を受ける=21日、那智勝浦町体育文化会館
歓迎セレモニーの最後に出席者で記念撮影
2017年08月24日
3 クジラと触れ合う大冒険
 伊藤園が夏休みキャンペーン  (太地町 )

 株式会社伊藤園=本社・東京都渋谷区=が主催する夏休み特別体験プログラム「クジラ・イルカの学芸員に学ぶ!海の大きな生き物たちの世界」が21日、太地町立くじらの博物館で催された。同社が企画する「親子で夏休みの大冒険プレゼント」キャンペーンのA賞当選者とその家族10組が参加し、クジラやイルカとの触れ合いを楽しんだ。

 このキャンペーンは、自然と触れ合う機会の少ない都市部の子どもたちに夏休みの思い出を作ってもらうとともに、自然・文化など地域ならではの体験を通して感受性や生きる力を育んでもらおうと企画された。株式会社JTBと協力し、北海道から鹿児島県屋久島までの全国8カ所でキャンペーン当選者80組を対象に冒険プログラムを実施している。これまでは宿泊と観光案内のみだったが、今回から教育プログラムも取り入れた。

 太地町は、くじら学習などに積極的に取り組んでおり、捕鯨の歴史など人と生き物の距離が近く、キャンペーンの理念と合致することから会場に選ばれた。海の生き物を思いやる気持ちや鯨類と人が仲良くなれる工夫を見つけてもらいたいとしている。

 1泊2日のスケジュールで、初日は鯨類について博物館職員から講座を受けた。2日目は紀の松島めぐりで海上から太地町を見学した後、博物館で鯨類と触れ合った。カヤックに乗ってクジラに餌をやり、浜辺でイルカに触れ、観察などを楽しんだ。

 兵庫県宝塚市から参加した宮本駿君(14)と妹の葵さん(8)は「本物のイルカとクジラに触るのは初めて。鳴き声が聞き慣れなかったので、思ってたより怖かったけど、だんだんかわいく思えてきた」と喜んでいた。

(2017年8月24日付紙面より)

クジラに餌を与える参加者=21日、太地町立くじらの博物館
2017年08月24日
4 シュノーケリング教わり観察
 有田沖で串本海中観察会  (串本町 )

 串本町有田にある串本海中公園センターで21日、串本海中観察会があり県内外の小学4年生以上17人がシュノーケリングでサンゴ群集や共生する生き物を観察した。

 この観察会は環境省近畿地方環境事務所と県が主催。日本最初の海中公園(現・海域公園)でありラムサール条約湿地にも登録されている串本の海をじかに観察し、環境保全への関心と理解を深める機会として例年、学校の夏休みに合わせて開いている。

 本年度は21日と24日の2組に分け、定員各20人で事前申し込みを受け付け。初回の21日は親子4組15人と個人(中学生)2人が参加した。主催者を代表して環境省熊野自然保護官事務所の刈部博文首席自然保護官が参加を歓迎し、串本町役場産業課の中裕幸さんがラムサール条約や南紀熊野ジオパークの趣旨など、同センターの中村公一さんが串本の海の生態系などを紹介。その後は同センタースタッフらによるシュノーケリングの実技講習を受け、世界最北限とされる有田沖のサンゴ群集を観察した。

 この日は近年まれに見るべたなぎに恵まれ、海水の透明度もすこぶる良好で、大阪市から家族で参加した中山綾乃さん(11)は「いろいろな種類のサンゴがあり、青い魚とか(自分にとって)珍しい魚もたくさんいてきれいだったし、深いところほどナマコが多かったことには驚いた。もう楽しすぎて言葉にならないので、友達には『とにかく行って見てきて』と伝えたい」と喜んでいた。

 観察後、同公園水族館の吉田徹さんは串本の海には四季折々の光景があり今日はその一端を見たと説明。野村恵一館長は「串本の海はいつもべたなぎではないことも頭に入れ、また見に来てほしい」と呼び掛けて初回の観察会を締めくくった。

(2017年8月24日付紙面より)

観察に向けシュノーケリングの実技講習を受ける参加者ら=21日、串本町有田沖
2017年08月24日
5 地元2校ともに敗れる
 U―18ジャンプリーグサッカー1部  
2017年08月24日
6 地元チームは入賞ならず 本州最南端少女バレーボール大会 (優勝は御坊市バレーボールスポ少)
2017年08月24日
7 田中結さんが準優勝
 JOC杯全日本ジュニアバド選手権へ  
2017年08月24日
8 大正初年建造の拝殿老朽 勝浦八幡神社、境内施設整備事業費募る 
2017年08月24日
9 協働の稲刈りに汗流す 紀宝町、神内生き活き協と紀南電工 
2017年08月24日
10 海で夏の楽しい一日 那智勝浦町、南紀マリンが紀南学園を招待 
2017年08月24日
11 1位に松本さんと西さん 写連新宮支部8月例会 
2017年08月24日
12 「頑張った経験が大事」  わかば保育園でお楽しみ会  (那智勝浦町 )
2017年08月24日
13 潜るクジラおもちゃで再現  太地町公民館で夏休み講座  
2017年08月24日
14 ぱしふぃっくびいなす停泊  巨大な客船が注目を集める  (串本町 )
2017年08月24日
15 道の駅は微増の傾向示す 串本町、増減ばらつく今夏の繁忙 
2017年08月24日
16 勢いあるが台風で全体減 望楼の芝キャンプ場、夏季有料期間の利用状況 
2017年08月24日
17 夜空に広がる大輪の花  熊野大花火大会  (熊野市 )
2017年08月24日
18 たくさんの友達と触れ合おう 新宮市、浮島児童館で交流会 
2017年08月24日
19 ツルボの花  新宮城跡で  
2017年08月24日
20 人にやさしい社会のきっかけに みくまの支援学校、ボランティアスクール閉講 
2017年08月23日
21 基本構想案を市長に答申
 新宮市総合計画審議会  

 新宮市総合計画審議会(会長・足立基浩和歌山大学経済学部教授、委員20人)は22日、第2次新宮市総合計画基本構想案の答申書を諮問した田岡実千年市長に提出した。田岡市長は4回にわたる熱心な議論に感謝し、「総合計画はこれから10年間の市政の根幹で、市内外に発信する大変重要な計画。答申を最大限尊重して9月5日の市議会に提出したい」と述べた。

 基本構想案の目指すべき都市像は「人とまちが輝き、『未来』へつなぐまち 新宮市」。政策目標は▽安心・安全に暮らせるまち▽心豊かな人を育むまち▽共に支え合い幸せ感じるまち▽安定した雇用を生み出すまち▽魅力ある文化がつなぐにぎわいのまち▽健全かつ効率的な行財政運営―の六つ。2027年度末の人口は2万5600人を上回るものとした。

 答申書の提出には足立会長、勢古啓子副会長(仲之町商店街振興組合理事長)、筒井三輝朗委員(新宮市都市計画審議会長)、和平幸勝委員(新宮信用金庫本店営業部長)の4人が出席。足立会長は▽地域力をさらに高め市民がそのことを真に実感できる施策の立案に努める▽斬新な経営感覚を取り入れた行財政運営を推進する▽基本構想の内容を分かりやすく市民に広報する―などに留意することを求めた。

 来年度から10年間の第2次総合計画はまちづくりの最も上位に位置付けられる行政計画。市の将来目指すべき都市像を示す「基本構想」(長期10年)、具体的施策について体系化した「基本計画」(中期5年)、具体的な事業や規模などを示す「実施計画」で構成。2月上旬に「基本計画案」の答申を予定している。

■さまざまな提案



 答申書提出後の意見交換で、足立会長は委員からの意見として、最先端技術の導入、広域連携などに積極的に取り組むことを求めた。

 田岡市長は、特に山間部の買い物難民対策が行政の大きな課題になっていると説明。新宮港への大型客船入港が増えていることから、熊野市から串本町、田辺市本宮町までの範囲で受け入れ体制を準備していると紹介し、「これをきっかけにさらに連携を深めることができれば」と話した。

 勢古副会長は、商店街は高齢化と後継者不足で体力がなくなってきている、和平委員は創業者を増やす環境整備を官民一体となって取り組むべきなどと話した。

 筒井委員は平成32年度完成予定の文化複合施設を活性化の起爆財に、足立会長は増加している空き家や空き店舗の利用しやすい環境づくりを、と提案した。

(2017年8月23日付紙面より)

田岡実千年市長(左)に答申書を提出する足立基浩会長=22日、新宮市役所
2017年08月23日
22 捕鯨テーマに異なる価値観描く
 感謝を込め地元で特別上映会  (太地町 )

 太地町を舞台に捕鯨を巡る世界的な論争をテーマにしたドキュメンタリー映画「おクジラさま ふたつの正義の物語」(佐々木芽生監督)が完成し、撮影に協力した町民らを対象に特別上映会が19日夜、同町の畠尻湾の海岸で開かれた。満天の星の下、映画の出演者らを含む町民約200人がスクリーンに見入っていた。佐々木監督も会場に訪れ、上映後には地元住民らとの対話集会もあった。

 ニューヨーク在住の佐々木さんは、捕鯨に対する賛否をニュートラルな視点から捉えた作品にしようと2010年6月から撮影を開始した。イルカ追い込み漁を否定的に描いた「ザ・コーヴ」を見て「一方的」との印象を受けたことがきっかけという。

 映画にはイルカ漁に携わる住民と反捕鯨団体をはじめ、対立を仲介しようとする団体、捕鯨の賛否に意見する人、中立的な立場の米国人ジャーナリストなどが登場する。佐々木監督は「誰も悪人には描きたくなかった。善悪を決めようとしたとたんに亀裂が生まれる。太地町で起きていることは世界の縮図。欧米が主体のグローバルスタンダードと相いれないローカルの文化が押しつぶされている。対立していても海の環境問題改善については大きな共通点があるはず、そこを認識してほしい」と述べた。

 対話集会では、町民らから「ザ・コーヴがワンサイドで世界に発信され、困り果てていた。両サイドの視点でわれわれの文化を伝えてくれて感謝する」「今後は情報発信もやっていく必要を感じた」などの言葉があった。

 映画は9月9日(土)に東京・ユーロスペースで上映後、大阪、京都、仙台、札幌で順次公開。学校やコミュニティセンターでの上映、世界各国へのデジタル配信を準備している。

(2017年8月23日付紙面より)

スクリーンに見入る人たち=19日夜、太地町の畠尻湾
佐々木芽生監督
2017年08月23日
23 大地の特色を探り発表
 第1回こどもスクール  (南紀熊野ジオパーク )

 南紀熊野ジオパークガイドの会主催のイベント「第1回南紀熊野ジオパークこどもスクールin串本」が21、22の両日、串本町文化センターや県立潮岬青少年の家を拠点にして開かれた。同会初の宿泊型体験プログラムで、御坊市から新宮市の小学5年生から中学1年生まで21人が参加。特色のある地質や地形を見学しながら成り立ちなどを探り、学んだり気付いたりした事柄を地域にPRするなどした。

 同パークのジオサイトを通して子どもが主体的に自然と接し愛着を高める機会として、国立青少年教育振興機構事業「子どもゆめ基金」の助成を受けて計画。前年度に県立潮岬青少年の家を拠点にして開かれた「地震火山こどもサマースクール」の様式を取り入れた内容で、小学5年生~高校3年生を対象にして参加を呼び掛けた。

 初日はコーディネーターの築山省仁さんと仲江孝丸さんらスタッフ、講師の後誠介さん(和歌山大学災害科学教育研究センター客員教授)や参加者同士で自己紹介をし合い、「大きな子ども」(=活動支援スタッフ)を含む3班に分かれて活動を開始。橋杭岩、江田海岸、一枚岩を見学し、県立潮岬青少年の家で同パークを構成する大地の特色や成り立ち、人々の営みを教わるなどした。

 同家泊を経て2日目は班ごとに姫の浜、有田の浜、月野瀬の河原の3カ所に分かれてフィールドワークに臨み、最寄りの施設で地域の話を聞き現地ならではの調理実習にも挑戦。午後は同センターでもろもろの活動から得た情報を班ごとにまとめ、「南紀熊野・大地の魅力PR合戦」と題して公開発表に臨んだ。主体性を引き出す手法として、スタッフが感心する質問や報告をした参加者に都度カードを配り、最多獲得班の参加者には賞品が贈られた。

 見学後の座学で後さんは同パーク内が大きく▽火成岩体▽前弧海盆堆積体▽付加体―の三つで形作られていることを紹介。参加者は食材を使った実験で▽固さの違う岩が水で浸食されるとどうなるか▽固さの違う層に力がかかるとどうなるか―を確かめ、橋杭岩や一枚岩、江田海岸で見た地層の褶曲(しゅうきょく)を形作った大地の営みを想像した。その後は大地に宿る人々の営みをゲスト講師陣らから教わるなど、同パークの考え方の筋道を一通り経験しつつ、主体活動となる2日目の班別フィールドワークや公開発表に向けて気持ちを高めた。

(2017年8月23日付紙面より)

江田海岸に露出した地層の褶曲を観察=21日、串本町江田
京菓子を使った実験で褶曲の原理を確かめる参加者=21日、県立潮岬青少年の家
2017年08月23日
24 24時間体制で警戒
 追い込み漁解禁に備え臨時交番  (太地町 )

 小型鯨類の追い込み網漁が9月1日(金)に始まることを受けて和歌山県警は21日、太地町畠尻湾前に臨時交番を開所した。今年で7年目。来年3月末まで設け、反捕鯨団体の違法行為を24時間体制で監視する。

 反捕鯨団体はこれまでに、無許可で地元漁師の動画を撮影するなどの嫌がらせ行為や、イルカのいけすの網を切るなどの違法行為を働いている。逮捕事案としては、2011年に暴行事件、12年にくじら浜公園にあるモニュメントのもりを折る器物損壊があった。今年1月にも、地元企業が所有するイルカのいけすの網が切断された。

 臨時交番では、安全パトロール班7人が交代で常時2人以上勤務するが、状況に応じて増員する。活動家の多くが女性であることから、このうち2人が女性警官になる。これに加え、情報採証班と遊撃警戒班5人も配備される。

 開所式には約20人が出席した。太地町特別警戒本部長を務める県警警備部の保富速人部長は「臨時交番を設置して以降、反捕鯨活動家の来町が減少するなど効果を上げているが、依然として捕鯨を巡る世界情勢は厳しいものがある。基本方針の徹底による違法行為の未然防止、関係機関との連携の強化と継続、公平忠実な対応の3点を重点に、町民が安心して暮らせるよう一丸となって活動してほしい」と求め、署員に期待を寄せた。

(2017年8月23日付紙面より)

保富速人町特別警戒本部長の訓示を聞く署員ら=21日、太地町
2017年08月23日
25 神倉が準優勝で近畿へ
 第33回C級和歌山県学童軟式野球大会  
2017年08月23日
26 仲間らの声援を背に熱戦
 スポ少剣道交流和歌山大会地方予選  
2017年08月23日
27 浴場が泡だらけ  熊野川温泉さつき  
2017年08月23日
28 基本構想案を最終確認  第4回新宮市総合計画審議会  
2017年08月23日
29 医療の充実やこども園 新宮市議会教育民生委員会で議論 
2017年08月23日
30 地域資源をトップセールス  紀宝町長と青森県藤崎町長  
2017年08月23日
31 訪れやすい事務所に 新宮市社協熊野川ステーションが移転 
2017年08月23日
32 新米の販売始まる 新宮市熊野川町で品質検査 
2017年08月23日
33 491本の当選者決める 串本リリースタンプ会、サマープレゼント抽選会 
2017年08月23日
34 児童13人含む訪問団出発 古座川町、川崎市ふれあい交流事業 
2017年08月23日
35 区民が集まり交流する場に 串本町、上野山こども会初の行事 
2017年08月23日
36 「絆」を胸に歌声  和歌山とスペインの合唱団  
2017年08月23日
37 カンザブロウノキ  神倉神社で白い花  
2017年08月23日
38 お悔やみ情報
  
2017年08月17日
39 若者の地元就職を促進
 ふるさとUターンフェア  (新宮市 )

 「ふるさとUターンフェア企業説明会2017」が15日、新宮市福祉センターであった。来春卒業予定の大学生、短大生を中心にUターン就職を考えている人が来場し、地元企業の人事担当者らから説明を受けた。

 進学などで遠方へ出て行く人にとって地元での就職先の求人情報を得る機会が少ないことから、地元での就職先の情報を提供し、若者の地元雇用・就職を促進しようと帰省中の時期を狙って毎年盆に開いている。

 新宮市、新宮商工会議所、那智勝浦町、南紀くろしお商工会、新宮地区職業安定協会からなる「ふるさとUターンフェア実行委員会」主催。25回目の今年は26社(募集枠135)と二つの相談コーナーが参加した。昨年は28社(募集枠151)が参加。38人が訪れ、5人が内定を決めている。

 会場内に企業ごとのブースを設け、前半と後半で入れ替わった。それぞれ担当者が個別相談を受け付けた。リクルートスーツなどに身を包んだ参加者たちはパンフレットなどに目を通し、興味のある企業のスペースで話を聞いていた。

 新宮市出身の湯川貴生さん(21)は「市消防本部に入りたいと思っており、説明会があると聞いて参加しました。知らないことがあったので、詳しく説明してくれて理解できました」。井戸正樹さん(21)は「いろいろと、職場の中のことを聞けて良かったです。説明を聞き、より一層消防本部に入り、市のために働きたいと思いました」と話していた。

(2017年8月17日付紙面より)

地元の26社が相談コーナーを設けた=15日、新宮市福祉センター
各コーナーで話を聞く来場者ら=同
2017年08月17日
40 電話を受けるときは慎重に 日好荘で特殊詐欺防止講話 (那智勝浦町)

 那智勝浦町湯川の日好荘デイサービスセンターで9日、施設利用者を対象に特殊詐欺防止の講話が開かれ、約10人が参加した。

 講師は県警察特殊詐欺防止アドバイザーの大山擴さんと更谷正人さん。最初に特殊詐欺の手口が分かる啓発ビデオを見た。

 被害者の70%以上が65歳以上の女性。手口で多いのは「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」「還付金詐欺」の順で、新宮署でも還付金詐欺などが発生している。県内では7月末で57件、1億3400万円の被害が出ているが、実際には詐欺に遭っても届け出がされていないものもあるという。

 特殊詐欺防止アドバイザーは啓発用のビラを配布したり、水際対策として銀行窓口での声掛けの徹底などを指導している。昨年県内では14件、4500万円の被害を防ぐことができた。アドバイザーの大山さんは「特殊詐欺の手口を覚えておいてください」と呼び掛け▽怪しいと思ったらすぐ警察に電話▽一人のとき、お金のことで不安になる電話があったら誰かに相談を▽届いたはがきの裏に裁判にかけるなどの記事が書かれている場合はほとんどがうそ▽怪しい電話は携帯へもかかる―などの注意事項を挙げた。

 大山さんは「私たちは特殊詐欺被害ゼロを目指しています。皆さんも十分気を付けて今日の話をどこか頭の隅に入れておいてください」と講演を締めくくった。

(2017年8月17日付紙面より)

特殊詐欺防止の啓発ビデオを見る参加者=9日、那智勝浦町湯川
特殊詐欺防止について参加者に語り掛ける大山擴さん(左)と更谷正人さん(右)
2017年08月17日
41 区内の初精霊を迎え送る
 各地で盆踊り行事にぎわう  (串本町・古座川町 )

 盆の時期を迎え、串本町や古座川町の各地で初精霊を迎え送る盆踊り行事がにぎわいを見せた。

 古座川町の池野山区(垣秀志区長)は道の駅虫喰岩駐車場にやぐらを組み、14、15の2日間にわたって夜半の盆踊り行事を営んだ。今年の区内の初精霊は17人。やぐら周りに初精霊の灯籠を掲げ、14日は適時休憩をはさみながら約一時間、区役員らの生歌や太鼓に合わせて地踊りなど盆踊りの輪を描いた。

 会場の一角には子供向けに金魚すくいやくじ引きといった夜店コーナーもあり、景品がなくなるまで絶えず挑戦を集めた。この日の終盤では追善供養があり、翌15日の終盤は遺族らが灯籠焼きをして初精霊を送り出した。

 串本町の中湊区(生熊和道区長)は14日夜、古座小運動場で盆踊り行事を営んだ。今年の区内の初精霊は3人と例年になく少なめで、生熊区長は故人への黙とうを求めつつ開会あいさつ。初精霊の灯籠が掲げられたやぐらを囲み、日の丸扇2本をかざして舞う地踊りを最初と最後の演目として約一時間、老若男女問わず踊り続けた。

 会場の一角では青年会「英進社」が金魚・メダカ・ウナギすくいやヨーヨーつり、綿あめや焼きそば、フランクフルトなどの夜店を出し、浴衣や夏の軽装で訪れた子どもやその家族を歓迎した。行事終盤では福引抽選会も行い、一喜一憂のにぎわいを分かち合った。

(2017年8月17日付紙面より)

区役員らの生歌で地踊りを舞う区民ら=14日、古座川町池野山
扇2本をかざし故人をしのびながら地踊り=14日、串本町中湊
2017年08月17日
42 河川環境に優しく
 精霊送り「水辺の灯火」  (新宮市 )

 環境保護に配慮した精霊送り「水辺の灯火(ともしび)」(同実行委員会主催)が15日夜、新宮市の熊野大橋下流の熊野川河川敷で開催され、300体の灯籠とちょうちんが並んだ。

 盆は先祖の霊を敬い、感謝をささげる大切な行事で「精霊送り」は古くからの風習だが、供え物のトレーやラップなどの使用や有毒ガスを発生させる野焼きが環境汚染の原因になりつつある。同実行委員会では河川環境を守るため、供え物の量を少なくして持ち帰ることなどを市民に呼び掛ける目的で水辺の灯火を始めた。

 午後7時30分から市内の遍照院の谷敏朗住職、清閑院の後藤大道住職、瑞泉寺の麻谷正彦住職による読経、焼香と位牌(いはい)のたき上げが行われた。参列者らは次々に焼香し手を合わせていた。

 実行委員会の品田顕二郎さんは「皆さんの協力もあり、定着してきてうれしい。今後は高校生ら若い人たちにボランティアでの参加も呼び掛けていきたい。自然環境と伝統行事について考えてもらうきっかけになると思う」と話していた。

(2017年8月17日付紙面より)

熊野川の河川敷にともされた手作り灯籠=15日、新宮市
2017年08月17日
43 地域の若者ら力合わせ 那智勝浦町、井関・八反田合同盆踊り大会 
2017年08月17日
44 み霊乗せ船で送る 熊野本宮大社、大斎原河原で精霊萬燈祭 
2017年08月17日
45 平和のともしび絶やさぬよう 新宮市、忠魂碑前で戦没者慰霊祭 
2017年08月17日
46 「ほうき踊り」奉納 紀宝町、井田観音で納涼盆踊り 
2017年08月17日
47 世界遺産の熊野川彩る  新宮花火大会にぎわう  
2017年08月17日
48 働く人に触れ気付き得る  潮岬中2年生の職場体験  (串本町 )
2017年08月17日
49 ハマナデシコ  三輪崎の鈴島で  
2017年08月17日
50 お悔やみ情報
  
2017年08月15日
51 夜の熊野川を彩る
 新宮花火大会に5万人  

 熊野徐福万燈祭(第55回新宮花火大会)が13日夜、新宮市の熊野速玉大社下の熊野川河川敷であった。打ち上げ花火約5000発、仕掛け花火約20基が夜の熊野川を彩り、約5万人(主催者発表)の観客を魅了した。

 新宮仏教会による初精霊供養、流し燈籠などの後、田岡実千年市長、丹羽生・市観光協会長、山口泰郎・新宮徐福協会代表理事、関康之・新宮商工会議所会頭、屋敷満雄・市議会議長の5人が導火線に点火し、仕掛け花火スターマインが夜空に一斉に打ち上がった。

 熊野川河川敷には約150㍍にわたって夜店が並び、子どもらでにぎわった。

(2017年8月15日付紙面より)

水上スターマイン=13日夜、新宮市
大勢の人でにぎわう夜店=同
2017年08月15日
52 夜空に大輪咲き乱れる
 那智勝浦町花火大会  

 那智勝浦町花火大会(大会長・寺本眞一町長)が12日夜、那智湾で開かれた。この日は盆の連休と重なったこともあり、約4万5000人(主催者発表)の観客が夜空に咲く約5000発の花火を楽しんだ。

 町民の手作りを大会の基本理念に、同大会実行委員会(大江清一委員長)が中心となって開催しており、今年で11回目。プログラムは、海の章、追善供養、山の章、フィナーレの4部構成で、締めには音楽に合わせて大玉花火を連発した。

 会場周辺には開催前から人だかりができ、浴衣姿の来場者も見られた。色とりどりの花火が打ち上がると、「どん」という音とともに衝撃波が伝わり、歓声が上がった。

 初めて那智勝浦の花火大会を見たという京都府京都市から来た伊藤大輔さん(32)、久美さん(30)夫妻とその子どもの蒼輔君(2)、花ちゃん(0)は「曲に合わせて花火が打ち上がっていたのが印象的。最高の花火で、京都から来たかいがありました」と喜んでいた。

(2017年8月15日付紙面より)

肩を寄せて花火を眺める来場者=12日、那智勝浦町の那智湾
2017年08月15日
53 まちのすべてを情報発信
 古座川商店プロジェクト  (古座川町 )

 古座川町のあらゆるものを発信する「古座川商店」を立ち上げるプロジェクトがこのほど、クラウドファンディングの開始を機に公に動き出した。まちの情報発信力強化を目指す試みで、年内の同商店開設を目指して発起人3人が挑戦している。

 町内にある全ての人や物産や事柄を情報発信し、多くの人々に古座川を伝えてファンを作り、究極的には移住推進を図ることまで視野に入れたプロジェクト。発起人はもりとよ商店を営む出身者・森武志さん(41)、農園を営む出身者・松林秀哲さん(42)、デザイン会社を営むIターン者・岩倉昂史さん(23)の3人で、日頃の商売で培った感覚で顧客と地域の架け橋になる仕掛けを思い描いている。

 「古座川商店」は、メディアとショップの2機能を兼ね備えた運営形態。メディアとしては地域の日常や生活の知恵を紹介し、住民が観光客の興味をくんで地域情報を伝えるような温かみのある情報発信の仕組みを、物産販売では既存の物産品にとどまらずテナガエビや高齢者仕込みの漬け物、町民同士で分け合っている旬の味覚やアウトドアレジャー体験など、町内で得られるあらゆるものを商品として並べる仕組みを見据えている。

 これら仕組みをまずはネットショップとして実現し、将来的には実店舗も構えて生み出したファンが町域を訪ねる筋道づけを目指している。

 発起人代表の森さんが数年前に同プロジェクトの発端となる構想を持つようになり、同級生の松林さんやプランニングに秀でた岩倉さんと意気投合したことで「古座川商店」プロジェクトへと発展。内容周知を兼ねてクラウドファンディング(アドレスhttps://camp-fire.jp/projects/view/37281)による資金調達を試みるに至った。

 調達期限は10月24日(火)。町域ならではの各種リターンを設定して不特定多数からの支援を求めていて、究極は空き家1軒のリターン(99万8000円、リフォーム必須)も掲げている。

 構想加速の引き金は、インターネット上における同町のアピールの弱さに対する3人の共感。「現状は町外に優しくない」と評価した3人は、商売人視点で相手への優しさと運営を支える収益性を意識してこのプロジェクトを立ち上げた。クラウドファンディングは資金調達というよりも、事前にファンを作りその信頼や期待を力にして一緒に挑戦したいという思いで試みているという。

 構想を公に打って出る段階に入り、森さんは「物より人に光を当て、古座川町に住む誰もが前を向いて生活する仕組みにしていきたい。そのことが町の価値を高め、生きがいや移住を増やす町の価値の高まりにつながると思う」と同プロジェクトに込める思いを語った。

(2017年8月15日付紙面より)

古座川商店プロジェクトに取り組む(左から)岩倉昂史さん、森武志さん、松林秀哲さん=11日、古座川町高池
2017年08月15日
54 学校給食米の収穫始まる
 1年分約15㌧の納入目指す  (串本町地産地消生産者組合 )

 串本町地産地消生産者組合(山下敏文組合長、会員21人)の学校給食米収穫が12日から始まった。本年度は1年分約15㌧納入を目指し、会員一丸で収穫に励むという。

 同組合は平成21年度から、学校給食における地産地消推進に協力し、町内産コシヒカリの納入に取り組んでいる。前年度は全町規模の学校給食が本格化し、年間需要は約4倍(約4㌧→約15㌧)に急増。さすがに即応は難しく、まずは2~3学期分の約11㌧の納入を目指した。

 本年度は新たに4人を組合員として迎え21人体制で学校給食米の生産を始めた。新たに再興した休耕地はないが、組合員増強により耕作面積が3・5㌶増え、同組合全体で約22㌶まで拡大し、この体制で年間需要をまかなうことを目指している状況だ。

 この日は組合員の坂本渡さん(64)が同町高富にある町営住宅そばの水田を稲刈り。収穫した米の全量を学校給食米に充てるそうで、「『子どもたちがおいしいと言ってくれている』と学校給食センターも喜んでいる。今年も2学期最初の給食から新米を味わってもらえるよう頑張りたい」と意気込んで、約30㌃分を同日中に収穫した。

 今年は全体的に豊作傾向だそうで、同組合は約1カ月がかりで収穫の適期を迎えた水田から順次稲刈りを進める。収穫期を迎えて山下組合長(67)は「組合として目指しているのは、年々増える耕作放棄地を少しでも減らしながら安心安全でおいしい学校給食米を届けること。まずは一昨年までのように、年間の必要量を組合でまかなえるよう努めたい」と話した。

(2017年8月15日付紙面より)

学校給食米納入に向け収穫に励む坂本渡さんと見守る山下敏文組合長=12日、串本町高富
2017年08月15日
55 48人が合格
 日本水泳連盟主催泳力検定  
2017年08月15日
56 平和への感謝を胸に
 新宮と向陽が第3回定期戦を開催  
2017年08月15日
57 杉浦政次さん個人表彰 那智勝浦町、天満ラジオ体操の会 
2017年08月15日
58 徐福の遺徳しのぶ  供養式典に50人参列  (新宮市 )
2017年08月15日
59 「架け橋になれるよう」 サ市訪問の中学生が新宮市長らと懇談 
2017年08月15日
60 肌荒れや老化予防に期待  熊野産クロモジの有効成分で特許取得  
2017年08月15日
61 学習の成果を発揮  ECC教室合同発表会  
2017年08月15日
62 見て!泳げたよ  くしもとこども園プール参観  
2017年08月15日
63 故郷への誇り胸に 本宮町、新成人を祝う会に22人 
2017年08月15日
64 お悔やみ情報