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2021年11月30日
1 町民の安心安全目指し
 消防団員が訓練に汗流す  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町消防本部(湯川辰也消防長)は28日、町立勝浦小学校グラウンドで令和3年度の町消防団員教養訓練を実施した。訓練では、町消防団(下地将仁団長)の団本部や第1~8分団から41人が参加。消防職員指導の下、新任教養訓練や幹部教養訓練に取り組んだ。

 同訓練は2年に1度行われ、新入を含む団員と幹部団員がそれぞれ、有事に備えて訓練の練度を高めることを目的としている。

 開講式では堀順一郎町長が町には避難困難地域が多数存在することを挙げ、町内の避難設備などを紹介。訓練については「参加いただきまして感謝しています。町民の安心安全はもちろんのこと、緊急時の皆さま自身の安全確保と迅速な対応につながるよう、素晴らしい訓練になることを祈念している」。

 下地団長は多忙でコロナ禍においても訓練に参加した団員に感謝を述べ、「訓練を通して団体行動や厳正な規律の保持と安全、確実、迅速な行動を身に付けていただきたい。地域防災の要として、町民が安全、安心に暮らせる町を目指し、訓練を重ね消防力の強化に取り組み、団員一丸となって災害に対応していく所存であります」と訓示した。

 新任教養訓練では▽集合位置▽整列順序▽基本の姿勢▽休めの姿勢▽まわれ右▽敬礼▽速足行進▽かけ足行進▽ロープワーク▽ホースの取り扱い―などを、幹部教養訓練では▽隊形▽集合および整頓▽指揮位置▽各個訓練指揮―などをそれぞれ学んだ。

 下地団長が幹部団員に直接指導する場面もあった。各団員は堀町長や湯川消防長らが見守る中、懸命に訓練に取り組み、汗を流していた。

(2021年11月30日付紙面より)

新任教養訓練で行進に励む団員=28日、那智勝浦町立勝浦小学校
幹部団員が幹部教養訓練に取り組んだ
2021年11月30日
2 夜空と海上に大輪の花
 医療従事者にサプライズ花火で感謝示す  (熊野市 )

 新型コロナウイルス感染症対策で大きな貢献があった医療従事者に感謝するサプライズ花火が26日夜、熊野市によって同市木本町の木本港防波堤(ケーソン)から打ち上げられた。闇に包まれた大空と海上を約900発のスターマインが華麗に彩り、会場に感動の輪が広がった。

 県と市の発表によると、同市では9月30日に23人目の陽性者が発表されて以降、新たな感染者が確認されていない。ワクチン接種も順調に進み、県でも上位の実績を誇る。これらの状況に導いた医療従事者の努力と協力に感謝しての打ち上げで、堤防上に観覧席を設けて135人を招いた。混乱を招かぬよう開始前の午後5時過ぎには防災行政無線で案内したこともあって、防寒着に身を包んだ家族連れや友人同士など三々五々集まり、師走前の花火ショーを楽しんだ。

 打ち上げ時間は約10分と短いものの、ごう音とともに広がる花火は迫力十分。医療従事者らを楽しませるとともに、市民やその子どもたちからも「うわー、きれい」「すごい」と歓声が。25日から釣りに来ているという大阪府の男性(69)は「熊野へは何度も来ているが、ここで花火を見たのは初めて。明日は大漁の予感がする」と喜んでいた。

(2021年11月30日付紙面より)

夜空と海上を彩るスターマイン=26日、熊野市の七里御浜海岸
2021年11月30日
3 木曜島遺族会が顕彰碑美化
 野球部員らの作業応援得て  (串本町 )

 木曜島遺族会(坂井敏生会長)が28日、串本町潮岬にある顕彰碑の美化に取り組んだ。今回は県立串本古座高校硬式野球部とその後援会から広がったボランティアも作業を応援。30人がかりで建立当時の整然とした状態を取り戻した。

 この顕彰碑は、明治~昭和初期の潜水による貝採取事業など従事のためオーストラリアへ渡ったふるさとの先人の功績を後世に伝える目的で1998年、当時の町長ら発起人が本土から渡航先に最も近い本州最南端そばに建立した。

 以降、現地への墓参が難しい遺族が訪れて先人をしのぶ場ともなっていて、気持ちよく過ごせるよう同遺族会は盆前と正月前の年2回、美化の奉仕をしている。

 今年は新型コロナウイルスの影響で盆前の奉仕を中止したため、この日は1年ぶりの実施。会員10人ほどが早朝に集まり、草刈りや碑の水拭きなどをした。今回の応援は過去に協力した後援会員の勧めで広まったそうで、同部からは種井祐貴主将(2年)ら部員6人が参加。ボランティアと共に会員が刈った草を集めて運び去るなどの協力をした。

 会員らは「年々高齢化が進んで大変になっているので、今回の応援は本当にありがたい」と喜びの声。種井主将は「今年から後援会ができ、寄付集めなど応援していただいていることに恩返ししようと思い勧めに応えました」と話し、この協力が少しでも地域への応援になることを願って作業に打ち込んでいた。

 坂井会長は今回の接点の延長でふるさとを支えるために移民した先人への関心を持ち、いつか木曜島とも接点を持ってくれることを願いつつ今回の若い世代の応援を喜び感謝していた。

(2021年11月30日付紙面より)

野球部員ら若い世代の応援も得て顕彰碑一帯を美化する木曜島遺族会の会員=28日、串本町潮岬
2021年11月30日
4 お薦め本の魅力を紹介
 ビブリオバトル新宮  (新宮市 )

 新宮市下本町の文化複合施設「丹鶴ホール」大小会議室で27日、「中高生読書まつり・ビブリオバトル和歌山大会」の予選を兼ねた「令和3年度ビブリオバトル新宮」が開催された。中学生の部3人、高校生の部5人が出場し、オーディエンス(観戦者)に向けてお気に入りの一冊を紹介した。

 市教育委員会、市立図書館が主催。ビブリオバトルはバトラー(発表者)が自身のお薦めの本について1人5分間紹介し、オーディエンスが最も読みたくなった「チャンプ本」を投票で選出するもの。コミュニケーションゲームとしての楽しさを味わうことも重視され、読書推進活動として全国的な広がりを見せている。

 出場者は、あらすじや自身の体験を交えて本の魅力を紹介。応援に訪れた保護者や友人、学校関係者たちも熱心に耳を傾けた。

 投票の結果、中学生の部で大矢胡春さん(城南中2年)の「元彼の遺言状」、高校生の部で小屋敷卓真君(近大新宮高2年)の「FACTFULNESS(ファクトフルネス)~10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣~」がチャンプ本に選ばれた。2人は12月26日(日)に和歌山県立図書館で開催予定の和歌山大会への出場権を手にした。

 大矢さんは「他の人たちの表現が上手だった中、自分の思いが伝わりうれしい。県大会でもこの本の魅力を知ってもらえるように頑張りたい」。小屋敷君は「もう少し伝えられたのではと思いますが、結果としてはよかったです。県では、もっと良いスピーチができるように準備をしていければ」と意気込みを語っていた。

(2021年11月30日付紙面より)

和歌山大会への出場を決めた大矢胡春さん(左)と小屋敷卓真君=27日、新宮市下本町の丹鶴ホール(一時的にマスクを外して撮影)
オーディエンスに本の魅力を伝えた
2021年11月30日
5 新成人が社会への貢献誓う  10カ月遅れで成人式挙行  (紀宝町、御浜町 )
2021年11月30日
6 「いざというとき」に備えて  東京海上日動が防災授業  (新宮市 )
2021年11月30日
7 人権尊重の精神豊かに 人権・同和啓発作品表彰式 (那智勝浦町)
2021年11月30日
8 年を取ることを学ぶ  太田小で高齢者&車いす体験  (那智勝浦町 )
2021年11月30日
9 タウンガーデンにイルミ設置  12月から点灯開始  (新宮市 )
2021年11月30日
10 夢の「甲子園」目指して  Start Up Me 硬式野球  (新宮高校硬式部OB会 )
2021年11月30日
11 マルシェ形づくりにぎわう  互盟社で「むつこの器展」  (古座川町 )
2021年11月30日
12 人権課題の捉え方教わる 紀南教育事務所迎えワークショップ (潮岬中)
2021年11月30日
13 家族らに活動の成果披露  明神小中合同学習発表会  (古座川町 )
2021年11月30日
14   
2021年11月28日
15 新宮城の魅力が満載
 新宮市の小渕さん、冊子第2弾発行  

 新宮市在住で、元新宮城復元対策委員会委員の小渕伸二さん(72)がこのほど、冊子「国指定史跡 新宮城(丹鶴城 沖見城) 続日本100名城」の第2弾を制作し、発行した。

 新宮城は1633(寛永10)年、紀州藩付家老水野氏により完成。建造物は1873(明治6)年の廃城令を受け、75(明治8)年までに取り壊されている。

 市は1980(昭和55)年に新宮城跡を公有地化し都市公園として整備を開始。2003(平成15)年には城郭跡が国史跡指定を受け、17(平成29)年には「続日本100名城」に選出された。

 冊子は、A5版30㌻。熊野新宮や新宮城の歴史、造り、復元模型写真、「水野新宮城」「浅野新宮城」の想像天守(イラスト)、水ノ手跡の炭納屋倉庫群と港跡、同じく国指定史跡を受ける水野家墓所など、城にまつわるあれこれを紹介。写真の追加など、前作以上にイメージしやすいものとなった。

 さらには新宮城跡の最大の魅力ともいえる「算木積み」「亀甲積み」「屏風(びょうぶ)折れ」の石垣についても写真を用いて分かりやすく解説しており、城跡散策や校外学習などに最適な冊子となっている。

 価格は500円(税込み)。市観光協会や荒尾成文堂で販売されている。

  □     □

 制作協力者は次の皆さん。敬称略。

水島大二(日本城郭史学会委員)

栢木 隆(日本古城友の会)

倉本隆之(郷土史研究家)

隅地 洋(同)

和田利信(熊野市教育委員会)

(2021年11月28日付紙面より)

第2弾となる冊子を発行した小渕伸二さん=26日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局(一時的にマスクを外して撮影)
2021年11月28日
16 歩行者天国に熱気
 2年ぶり「タンカクフライデナイト」  (新宮市 )

 新宮市の丹鶴商店街の一部を歩行者天国にした「タンカクフライデナイト」が26日夜、2年ぶりに開催され、約1000人(主催者発表)が露店グルメやステージパフォーマンスを楽しんだ。

 丹鶴商店街振興組合(岩澤祐文理事長)主催で、市の「頑張る商業者団体等活動支援補助金」の補助を受けた事業。会場入り口でマスク着用を呼び掛け、各テーブルに消毒液を設置するなどの新型コロナウイルス感染症対策を取った。

 今年のテーマは「アツアツ大作戦!」。寒い時季の開催ということで、おでんやぜんざい、ビーフシチューなど、地元商店が提供する温かいグルメに行列ができた。

 ステージイベントのスタートとMCは、シンガー・ソングライターの藪下将人さんと藍田真一さんのユニット「ヤブシン」が担当。Team雅龍やDance Crew HAL、SPAなど10団体が出演し、華やかなダンスや音楽で会場を盛り上げた。

 岩澤理事長は「『新宮を動かしていきたい』というみんなの思いを受けて開催した。新型コロナウイルスの流行で、家で過ごすのが普通になってしまっているが、少しずつ外に出ることを当たり前にしていきたい。熊野地方全体ににぎわいを広げていけたら」と話していた。

(2021年11月28日付紙面より)

地元商店のグルメに行列=26日、新宮市の丹鶴商店街
Team雅龍のステージ
2021年11月28日
17 子育て家庭が立ち上がる
 分娩休止の発表受け要望へ  (紀宝町 )

 新宮市立医療センター産婦人科の分娩(ぶんべん)予約休止の発表を受け、紀宝町では子育て家庭が立ち上がり、西田健町長への要望を行うための準備を進めている。結成した「紀宝町ママ友パパ友の会」の会員は26日現在で405人に上る。代表を務める同町井田の山下朋美さんは「子どもたちが里帰り出産できない地域にはしたくない。充実した子育て環境があるからこそ、安心して出産できるようにしてほしい」と訴える。

 紀宝町は新宮市に隣接する地域的事情もあり、これまで多くの妊婦が同センターで出産してきた。発表を受けて、町子育て支援センターを利用する母親たちが「自分たちの声を届けたい、何かできることをしたい」と決意。署名も案にあったが「声を届けるのが先」とスピードを優先し、無料通信アプリ「LINE(ライン)」などを使い、活動に賛同してくれる会員を集めた。数人の団体より、数百人の団体の方が、影響力を与えると考えた。

 同町と御浜町、熊野市の一部事務組合でつくる紀南病院組合立紀南病院(御浜町阿田和)は2015年9月から分娩を休止していることから、紀南病院の分娩再開と、同センターに関しては新宮市への働き掛け、遠方の病院に通うことになる妊婦への町独自の支援を求める。今も会員の声を集めていて、要望項目は今後増える可能性もあるという。

 紀宝町神内の紀宝はぐくみの森では26日、山下さんら会員が集まり、要望案の打ち合わせをした。第4子の出産時に赤ちゃんが同センターへ緊急搬送されたという会員の女性は「命に関わる事態だった。お母さん側が急変した場合、医療センターがなかったらと考えると怖い」と不安を口にした。山下さんは「たくさんの人に協力していただき、感謝している。町に声を届け、自分たちもできることに協力していきたい」と話している。要望書は12月3日(金)に提出する予定。

(2021年11月28日付紙面より)

打ち合わせをする会員ら=26日、紀宝町神内の紀宝はぐくみの森
2021年11月28日
18 前回同様、上がり子中止決定
 熊野速玉大社「御燈祭り」  

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)、神倉奉賛会、神倉青年団は26日、御燈祭(おとうまつ)り検討委員会を開き、前回に引き続き「御燈祭り」(来年2月6日)の上(あ)がり子の参加を中止し、前回同様、最少人数の神職と介釈(かいしゃく)のみで神事を斎行すると決定した。

 熊野速玉大社例大祭「新宮の速玉祭(はやたまさい)」と合わせて国の重要無形民俗文化財(重文)の指定を受ける「御燈祭り」は、新年における「火の更新」を意味する勇壮な祭り。毎年、全国から大勢が祭りに参加し、御神火を移した松明(たいまつ)を手に一斉に神倉神社を駆け下りる。

 このたびの決定は、新型コロナウイルス感染症第6波の襲来を案じ、上がり子の健康を最重要視するもの。約2000人の上がり子が山門内に集結する同祭りは長時間の3密状態を避けることは難しく、クラスター(感染者集団)が発生する危険が高くなると予想されることから、やむなしの判断に至った。

 中止の決定に当たり、上野宮司は「全国的にさまざまな感染対策を講じながら少しずつ通常に戻す動きがあるが、同祭りでは山門内の上がり子たちの安全を担保できないことなどから苦渋の決断に至った。再来年こそは従来通り斎行することができれば」と話していた。

 なお、祭り当日は正午から神倉山への入山を制限。翌7日の御燈祭り奉祝祭、餅まきも中止する。

  □     □

■御燈祭り当日の日程

※当日(2月6日)夕刻以降、神倉神社付近への車の参入は避けること

▽午前10時=かがり御供奉製

▽午後5時10分=介釈、神倉神社で修祓(しゅうばつ)の後、熊野速玉大社に向かう

▽午後5時50分=神職、介釈一行同大社を出発して神倉神社に向かう

▽午後6時20分=神倉神社到着

▽午後7時10分=御神火をおこし、神事開始

▽午後7時30分ごろ=大松明を先頭に下山開始

▽午後7時40分ごろ=中ノ地蔵に到着、拝礼

▽午後7時50分=神倉神社社務所に到着。拝礼後、阿須賀神社へ出発

▽午後8時20分=阿須賀神社に御神火を奉安し奉幣を奉る

▽午後8時50分=熊野速玉大社に御神火を奉安し奉幣を奉る

(2021年11月28日付紙面より)

おととしの御燈祭りの様子
2021年11月28日
19 働くことへの意識高める  新翔高で「先輩が先生」  (新宮市 )
2021年11月28日
20 和歌山県から世界各地へ  城南中2年が移民学習  (新宮市 )
2021年11月28日
21 竹原昌男さんに記念品  堀町長ら叙勲受章たたえる  (那智勝浦町 )
2021年11月28日
22 カーブミラーをピカピカに  温故知新の会が清掃作業  (那智勝浦町 )
2021年11月28日
23 ゲームで交流の輪広がる  中央児童館で「おたのしみひろば」  (新宮市 )
2021年11月28日
24 100株のビオラを植栽  新宮商工会議所女性会が美化活動  
2021年11月28日
25 干し柿作りが本番  熊野地方  
2021年11月28日
26 小中学生の力作1400点  紀南児童生徒図画習字作品展  
2021年11月28日
27 和の伝統芸能集う  「丹鶴ホール」に8団体、華やかに  (新宮市 )
2021年11月28日
28 お悔やみ情報
  
2021年11月26日
29 早急な常勤医師確保を
 自治会連合会が要望書提出  (新宮市 )

 新宮市自治会連合会の榎本義清会長、西孝・貞宗孝史両副会長は24日、市役所を訪れ、田岡実千年市長と榎本鉄也議長に市立医療センター産婦人科常勤医師の早急な確保などを求める要望書を提出した。要望書を受け取った田岡市長は「一丸となって医師の確保に努めたい」と返答した。

 地域の中核病院として、年間約300件の分娩(ぶんべん)を行ってきた市立医療センター産婦人科。常勤医師2人のうち1人が退職することが決定したことに伴い、「後任の医師が確定していない状況下では、安全で安心な医療の提供が担保できない」といった理由から、来年3月1日(火)以降の分娩予約休止を発表している。

 要望書はそういった不測の事態に対し、早急な状況打開と必要とする医療の確実かつ持続的、効率的提供を求めるもの。

 榎本会長は「地域の産婦人科医療の拠点病院としてなくてはならない医療機関。子どもを産める環境がなくなってしまえば、広範な地域の市民生活に大きな影響を及ぼすだけではなく、人口減に歯止めがかからなくなってしまう。分娩予約休止の事態は単に妊産婦だけの問題ではなく、この地域に住む住民の共通する問題である」と要望書の概要を説明。「常勤医師を早急に確保し、来年3月以降の分娩予約を早急に開始」するよう求めた。

 さらに、榎本会長は「分娩予約の休止は市民として到底のむことはできない。医師確保に向けた尽力は重々承知しているが市民の生命に関わること。緊急課題として全庁挙げて取り組んでほしい」と伝えるとともに、協働する意志も見せた。なお、常勤医師は指導員の立場として、10年以上の経験を有することが条件になるという。

 要望を受け、田岡市長は「事態を重く受け止めている。近隣町長も動いてくれている。地元選出の国会議員の方々の力もお借りし、あらゆる手を尽くしたい」と話した。

(2021年11月26日付紙面より)

(左から)貞宗孝史副会長、榎本義清会長、田岡実千年市長、西孝副会長=24日、市役所(一時的にマスクを外して撮影)
榎本会長(左)が田岡市長に要望書を手渡した
2021年11月26日
30 冬の風物詩シーズンイン
 田原川河口域などで海霧  (串本町 )

 串本町田原でいよいよ、まちの冬の風物詩ともなっている海霧が見られるようになった。

 町の観光カレンダーに登場することも多い海霧は、夜半から未明まで夜空が晴れ渡り風も弱く冷え込みが増す明け方に起こることが多い「神出鬼没」の自然現象。見られる場所はもっぱら河口域で、とりわけ田原川の河口域は国道42号沿いから見て東方向を眺める形となり朝日に照らされて輝き浮かぶ光景の荘厳さで撮影愛好家の定評を集めるところともなっている。

 25日は東のかなたに雲がたなびき朝日が出るまで少し時間がかかったが、雲を越えて陽光が届き始めると海霧も灰色から一転して黄金色の輝きを増し明け方独特の群青色の海を覆い隠した。

 スペースポート紀伊前の国道温度計が示していた午前7時前の気温は5度。今はシーズンインの時期で立ち上がる勢いはまだ鈍かったが、この日は河口域一帯を覆い尽くすほどに広がりを見せていた。町内ではこの日、田原川のほか古座川の河口域(九龍島=くろしま=前)でも同様に勢いは鈍いものの海霧が広く立ち上がる光景が見られた。

(2021年11月26日付紙面より)

田原川河口域を覆う冬の風物詩・海霧=25日、串本町田原
2021年11月26日
31 厳かに神事執り行う
 烏止野神社、神内神社で例大祭  (紀宝町 )

 紀宝町鵜殿の烏止野(うどの)神社(田中安弘宮司)と神内の神内神社(宮地秀直宮司)で23日、秋季例大祭があった。例年、例大祭に合わせて鵜殿地区は「うどのまつり」、神内地区は「神内まつり」を開催し、祭り一色に染まる。今年は昨年に続き、新型コロナウイルスの影響で両地区とも中止としたが、例大祭は厳かに営まれた。

  □     □

■烏止野神社



 烏止野神社では、五穀の収穫を祝う新嘗祭(にいなめさい)と例大祭が営まれた。熊野水軍子供太鼓が演奏奉納した後、神社関係者ら少人数が参列し、田中宮司によって神事が進められた。

 浦安の舞は、いずれも鵜殿小学校5年の井上琴音さん、長田結衣さん、芝鼻美唯菜さん、畑彩花さんが奉納。地域の平和や心の安寧を願い、境内に大輪の花を咲かせた。

 神社総代会の中道渉会長は「境内には地区住民も集まってくれた。来年は餅ほりも再開したい」と述べ、新型コロナの早期終結と再び神社境内が地区の人たちであふれるにぎわいを祈念した。

  □     □

■神内神社



 神内神社の例大祭には、下澤深総代会長、川原田規泰区長、浅田和江町議会議員、老人クラブ「福寿会」の瀧之上勝会長らが参列した。

 宮地宮司による神事が執り行われ、満19~77歳の12人が厄払いを受けた。神事後、宮地宮司は干支(えと)や還暦の意味を伝え、「昨年、今年は新型コロナウイルスの心配事が多い年だったが、来年こそは明るい年になってほしい。神様は皆さんのことを見て下さっている。コロナや風邪に負けず、元気に過ごしてほしい」と述べた。

(2021年11月26日付紙面より)

舞姫4人が浦安の舞を奉納=23日、紀宝町の烏止野神社
神社関係者が地区の安泰を祈念=紀宝町の烏止野神社
神内神社で執り行われた例大祭=同日、紀宝町神内
2021年11月26日
32 津波から逃げ切ろう! 下里中3年がゲームで学ぶ (那智勝浦町)

 那智勝浦町立下里中学校(布引伸幸校長)で22日、県による出張減災教室が開かれた。3年生32人が4グループで「きいちゃんの災害避難ゲーム」に取り組み、津波からの避難や避難所運営について考えた。

 「きいちゃんの災害避難ゲーム」は津波による犠牲者ゼロを目指し、災害時の迅速な避難行動や円滑な避難所運営について実践的に学べる防災学習ツールとして、今年3月に発表された。

 ゲームの「津波から逃げきろう」編は、南海トラフ地震(M8・7)が発生し、津波が来るまでの30分以内に安全な場所へ逃げなければならない状況を想定。1回目、プレーヤーは事前準備をせず、家の中の必要そうな物をかき集めて町中を逃げるという設定で実施。津波から逃げ切れたのは1グループのみだった。

 2回目は、事前に非常用持ち出し袋の準備や、訓練による避難場所の確認を実施している前提でゲームをし、状況を判断しながら全員が生き延びることができた。

 この日は「避難所を運営しよう」編も実施。ライフラインが途絶えた小学校で避難所運営を担う立場になり、さまざまな問題が起こる中でどのような判断を下すかを考えた。

 宮井聡子さんは「『地震後に家のブレーカーを落としていなくて火災が発生』などのことが次々に起こり、たくさんの状況を想定しておく必要があると感じた」。谷唯央(いお)君は「防災バッグの準備やブロック塀の補修、家具固定、住宅の耐震化などの事前準備をしておくことで、スムーズに逃げられることが分かった」と話していた。

(2021年11月26日付紙面より)

ゲームに取り組む生徒たち=22日、那智勝浦町立下里中学校
2021年11月26日
33 多様性など知る機会に  熊野初のレインボーフェスタ  (那智勝浦町 )
2021年11月26日
34 レザークラフトに挑戦  中央児童館で「ブレスレットをつくろう」  (新宮市 )
2021年11月26日
35 山に感謝、木々の成長祈願 新中会が山神祭営む (新宮市)
2021年11月26日
36 交通安全活動に寄与  熟年クラブに感謝状  (那智勝浦町 )
2021年11月26日
37 全市民に5千円支給  12月議会提出の議案説明  (新宮市 )
2021年11月26日
38 家族にお花をプレゼント  三輪崎保でフラワーアレンジ  (新宮市 )
2021年11月26日
39 今後の連携強化を図る  熊野川・蓬莱両地区交流グラウンドゴルフ大会  
2021年11月26日
40 来年のえと「寅」絵馬 熊野本宮大社が新宮駅へ 
2021年11月26日
41 会員21人で40点を飾る  第14回黒洋画会秋季展  (串本町 )
2021年11月26日
42 明神小拠点にし合同練習  ジュニア駅伝参加選手ら  (古座川町 )
2021年11月26日
43 学生に趣旨を伝え実感託す  和深で「インフラDX」体験  (国土交通省 )
2021年11月26日
44 学びへの評価求めて臨む  潮岬中で学習発表会など  (串本町 )
2021年11月26日
45 防災倉庫周辺で草刈り作業  飯盛自主防が取り組む  (紀宝町 )
2021年11月26日
46 骨の健康度をチェック  子育て支援センターで母親ら  (紀宝町 )
2021年11月26日
47 長年の消防功績たたえる  向井住和さんに叙勲伝達  (紀宝町 )
2021年11月26日
48 お悔やみ情報
  
2021年11月16日
49 地球への祈り込める
 来年の大絵馬が完成  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で15日、来年のえと「壬寅(みずのえとら)」の大絵馬が完成した。12月から大社拝殿に掲げられる。

 大絵馬はヒノキ製で、縦1・5㍍、横2・1㍍。上野宮司が7月ごろから構想を練り、手直しなどを加えて今日に至った。

 アクリル絵の具などを使用し、瑞光を背景に梛(なぎ)の御幣をくわえ、鋭い眼光で前を見据える雄虎を表現。疫病や不浄を表したという岩を、たくましい前脚で力強く踏み付ける。上野宮司は「新型コロナウイルス感染症の影響で不自由な生活を余儀なくされる中、期待を持って新しい年を迎えたい」と絵馬に込めた思いを話す。

 「地球のために全ての祈りを」の文字を書き入れて絵馬を完成させ、「祈りは人間だけのものではない。地球の命、より良い自然環境、伝統、美しいもの。全ての祈りを母なる地球に捧げたい」。

 また、温暖化対策が進まない世界の現状について主張を重ねる環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんに触れ「地球は今、ターニングポイントに来ていると思う。来年は地球のために祈ることの大切さに気付く年になれば。一人一人が世のため、人のため、地球のために尽くすことができれば、より良い年になると思います」と話した。

 毎年、JR新宮駅に掲げている小絵馬(縦70㌢、横110㌢)は、12月半ばごろに届けられる予定。

(2021年11月16日付紙面より)

「地球のために全ての祈りを」の文字を書き入れ完成=15日、熊野速玉大社
2021年11月16日
50 じゃばら求め大勢の人
 2年ぶりの収穫祭盛況  (北山村 )

 北山村のおくとろ公園観光センターで14日、2年ぶりに「じゃばらの里の収穫祭」が開かれた。快晴の下、村内外から多数の来場者が訪れ、買い物や地元グルメを楽しんだ。

 特産品「じゃばら」の収穫を祝って開くイベントで、今年は紀の国わかやま文化祭2021の地域文化発信事業として開催。じゃばらの収穫体験や今年の収量当てクイズ、じゃばらや筏(いかだ)下りのパネル展、小中学生の作品展などがあった。

 じゃばら園での収穫体験にはイベント開始時から大勢が参加し、北山振興㈱の職員から収穫に適したサイズや効能、活用法についても学んだ。じゃばら加工品の販売の他、おくとろ温泉による魚市も盛況だった。

 この日は「北山3村フェスタ2021」も同時開催。北山村青年会による射的やスーパーボールすくい、林業に携わるシンガーソングライター・カモンユキオさんによる「きこりライブ」、学校給食から生まれた「じゃばら唐揚げ」の販売もにぎわいを見せていた。

 同文化祭北山村実行委員長の中島良範教育長は「天気にも恵まれ、村内外のたくさんの方々に北山村の美しさや歴史を感じていただけて最高です。じゃばらの収穫期こそ、村の一番いい時期。新型コロナ後に向け、小さなスタートを切れたのでは」と話していた。

(2021年11月16日付紙面より)

じゃばら収穫体験=14日、北山村のおくとろ公園
特産品じゃばらのパネル展
2021年11月16日
51 瑞兆の文字を書き添えて
 来年のえと「寅」の色紙  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)で来年のえと「壬寅(みずのえとら)」の色紙作りがピークを迎えた。男成宮司が直筆で1枚ずつ、色紙に「瑞兆」の文字を書き添えている。今月中に1500枚を完成させる予定。

 色紙には勇ましい色鮮やかな虎と初日を配した那智の滝が描かれている。同社によると、虎に関することわざの「虎口を脱する」にちなみ、来年こそは未曽有のコロナ禍から脱し、めでたい初日の光のごとく明るい兆しが現れ、人々にとって心安らぐ幸せな一年になるようにと願いが込められているという。

 14日は同大社斎館で、男成宮司が色紙に文字を書き入れ、巫女(みこ)が社印を押して仕上げた。

 男成宮司は「ワクチン接種などが進み、感染者も減って参拝者も多くなってきた。明るい兆しが見えつつある。来年こそは、危険なコロナ禍から抜け出せるように色紙を描いた。皆さまの幸せを願っています」と語った。

 社頭での授与は15日から行い、発送は11月下旬からを予定。1枚2000円。送料は2枚以下600円、3枚以上は1200円。申し込みは、はがき(〒649―5301那智勝浦町那智山1、熊野那智大社)、FAX(0735・55・0643)、または同大社ホームページで受け付けている。

(2021年11月16日付紙面より)

願いを込めた来年のえと色紙を仕上げる=14日、那智勝浦町の熊野那智大社
2021年11月16日
52 樫野埼灯台内部を一般公開
 CGS部と初連携しつつ実施  (田辺海上保安部 )

 串本町樫野にある樫野埼灯台で14日に一般公開があり、普段は無人灯台として閉ざされている内部を見学する機会などが提供された。

 153周年灯台記念日(今月1日)行事の一環。この記念日は日本で最初に点灯した観音埼灯台の起工日に基づいて定められていて、樫野埼灯台は観音埼灯台と並んで改税条約(江戸条約)により建設されることになった8灯台の1基としてグレゴリオ暦(=西暦)1870年7月8日(旧暦明治3年6月10日)、8灯台中4番目に点灯した経緯がある。

 管轄する海上保安庁田辺海上保安部(上野春一郎部長)は8灯台の一基、潮岬灯台が常時内部見学可能であるのに対し、平時は閉ざしている樫野埼灯台も広く知ってもらうため、この公開を灯台記念日と絡めて定例化している。最近は同町が関西文化の日に合わせて同灯台旧官舎やトルコ記念館、日米修交記念館を無料開放していて、時期はずれるが相乗効果を目指して期日を合わせるよう考慮して実施している。

 今回は初の試みで、県立串本古座高校CGS部と連携。灯台内部で同灯台の沿革紹介パネルや灯台絵画コンテスト2021受賞作品展示と併せて同部の活動紹介パネルを展示し、日本機械学会の機会遺産に登録されている昭和8年導入の心臓部・光学系機械装置(昭和7年度製造)については同部交通課課員や同部生徒が解説をし、水銀槽に浮かせて灯部を回転させる(昔は分銅〈現存〉、今はモーターが動力)という今では希少な仕組みを伝えるなどした。

 午前11時には灯台南方の洋上で串本海上保安署所属巡視艇「PC―102 30㍍型〈船名・むろづき〉」と関西空港海上保安航空基地所属中型飛行機「サーブ340B型」の運航展示もあり、居合わせた見物客は手を振って両者の共演に親しんだ。同庁のマスコットキャラクター・うみまるも登場して記念撮影に応え、都合により子ども用が確保できなかったが制服試着の機会も提供。同部は敷地内で調理班がレシピを開発した万能だれ「あがらのたれ」の紹介と販売にも取り組んだ。

 来場者にパンフレットやPRグッズを配って見学に感謝した上野部長は「造られた当時は船乗りのものだっただろうが、150年余りを経て地域の資源としても親しまれるようになっている。今回は初めて串本古座高校CGS部さんと連携したが、これからも地域と共に盛り上げることを続けていこうと思う」と話し、同部交通課課員と共に灯台と人を近しくすることに努めていた。

(2021年11月16日付紙面より)

見物の人出などでにぎわう樫野埼灯台一帯=14日、串本町樫野
普段は閉ざされている灯台内部の光学系機械装置の解説を受ける参加者ら
手を振って海上保安庁の巡視艇と中型飛行機の運航展示を見物
2021年11月16日
53 特製カレーライスに舌鼓  恒例のふれあい子ども食堂  (紀宝町 )
2021年11月16日
54 投げ釣りで28人が釣果競う  第35回イシモチ釣り大会  (井田海岸 )
2021年11月16日
55 三重県と3市町が連携強化  紀伊半島大水害10年防災訓練  
2021年11月16日
56 債務負担行為や1万円給付  臨時議会で質疑  (那智勝浦町 )
2021年11月16日
57 技術向上目指し有事に備え  火災予防運動に伴い総合訓練  (新宮市 )
2021年11月16日
58 グラウンドゴルフで交流  太地小児童が福祉学習  (太地町社協 )
2021年11月16日
59 自然に親しみ山歩き  「歩け歩け教室」開講  (新宮市 )
2021年11月16日
60 光輝く一年であってほしい 来年のえと色紙を作成 (熊野本宮大社)
2021年11月16日
61 花園近鉄の選手ら親しむ  串本漁港で珍魚釣り体験  (南紀串本観光協会 )
2021年11月16日
62 小川の「お花畑」で交流  ふれ愛カフェ・よりみち  (古座川町 )
2021年11月16日
63 優雅な舞、自然の恵み感謝  熊野那智大社で紅葉祭  
2021年11月16日
64 お悔やみ情報
  
2021年11月05日
65 関係機関の連携強化
 「世界津波の日」前に合同訓練  (新宮市 )

 「世界津波の日」(11月5日)を目前に控えた3日、新宮市佐野の新宮港緑地で、令和3年度新宮市総合防災訓練を実施した。16機関から約200人が参加。さまざまな訓練を通し、大規模災害に対する連携強化を図った。

 「世界津波の日」は2015年12月に国連総会で制定。安政元(1854)年11月5日に、安政南海地震による津波が現在の和歌山県広川町を襲った際、濱口梧陵が稲むらに火を付け、津波から逃げ遅れた村人を高台へ導いて多くの人の命を救った逸話「稲むらの火」にちなんでいる。

 訓練に参加したのは▽近畿地方整備局紀南河川国道事務所▽田辺海上保安部串本海上保安署▽関西空港海上保安航空基地▽陸上自衛隊第37普通科連隊▽近畿管区警察局和歌山県情報通信部機動警察通信隊▽和歌山県警察本部広域警察緊急援助隊▽新宮警察署▽和歌山地方気象台▽東牟婁振興局▽県防災航空隊▽株式会社POS▽NPO和歌山災害救助犬協会▽新宮市▽市消防本部▽市立医療センター▽市水道事業所。

 訓練は、和歌山県南方沖で震源の深さ約10㌔、マグニチュード8・6と推定される地震が発生し、市では震度6強を観測。県には地震による大津波警報が発表されたほか、県内全域で家屋の倒壊や火災が発生し、橋や道路の損壊、土砂災害、交通・通信・電力・ガス・水道などの施設機能がまひ。救援活動が妨げられ、多数の死傷者が発生したとの想定の下実施された。

 沿岸部では津波による港湾施設が損壊、家屋・船舶が流失し、行方不明者が多数出ているとの情報を受け、田岡実千年市長が災害対策本部を設置。出動要請を受けた各機関が情報伝達や海上被害調査、漂流者救助、炊き出し、給水、医療救護活動、救出救助、消火などの訓練を行った。

 夜間の災害発生を見据えた照明車と排水ポンプ車との合同訓練や、災害派遣医療チーム(DMAT)と警察、消防などが連携して治療の優先順位を決める「トリアージ」、検視活動、中高層建物屋上に取り残された要救助者をヘリで引き上げる高所救助活動などもあり、緊迫した空気の中、実践さながらの訓練が展開。なお、訓練は当初、市民参加型を想定していたが、コロナ禍の状況を踏まえこれを断念。当日の様子は動画投稿サイトでライブ配信された。

 訓練を終え、竹田和之・総務部防災及び危機管理担当兼防災対策課長は「各機関とも他の機関と連携を密に、スムーズに訓練を行えていた」などと講評。「人命を第一に考え、日頃から連携を密にし迅速に活動ができるよう、今後も訓練に励んでほしい」と呼び掛けた。

 田岡市長は「コロナ禍においても自然災害は待ったなし。どのような状況下においても対応できるよう、さらなる防災意識の向上を図るとともに、有事に耐えうる備えを常にしておかなければならない」と締めくくった。

(2021年11月5日付紙面より)

各機関が救出救助などそれぞれの訓練を実施した=3日、新宮市佐野
市消防本部による消火活動の様子
2021年11月05日
66 佐藤春夫の遺徳しのぶ 関係者らが「筆供養」 (新宮市)

 「文化の日」の3日、新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」敷地内の佐藤春夫筆塚前で、令和3年度佐藤春夫「筆供養」が営まれた。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から規模を縮小して実施。関係者ら約30人が参列し、使い古した筆を供養するとともに春夫の遺徳をしのんだ。

 公益財団法人佐藤春夫記念会(舩上光次代表理事)と新宮市教育委員会(速水盛康教育長)が主催。2015年まで旧市民会館前の「筆塚」で営んでいたが、文化複合施設建設工事で一時撤去したことから会場を変更して開催。筆塚前で実施するのは6年ぶりとなる。

 「筆塚」は1966年、新宮ライオンズクラブが市民会館前に建立。揮毫(きごう)は春夫の親友だった堀口大學が行い、佐藤千代夫人と堀口夫妻らが除幕した。塚の中には春夫愛用の毛筆と万年筆が納められている。

 式典では、1951年、春夫が59歳の時に作詞し、文化の日に制定された新宮市歌が流れる中、舩上代表理事が進行役を務めた。

 田岡実千年市長は「佐藤先生の筆塚、西村伊作先生の正門、村井正成先生の壁画は、文化の殿堂としての風格を丹鶴ホールに与えてくれている。今後も筆供養の式典を通じ文化の向上を願い、その発展に努めていきたい」とあいさつ。

 市立佐藤春夫記念館の辻本雄一館長は「久しぶりに筆塚の前で供養できてうれしい。来年は春夫生誕130年、そして中上健次が亡くなって30年を迎える。小さいまちから近代文学を代表する2人の人物が出たということは近代文学に興味のある人々の関心を引くところで、このまちの歴史と風土が育んだものでは」。また、中国の近代文学者・魯迅を日本で最初に紹介したのは春夫であったことなどについて話した。

 茶道裏千家淡交会南紀青年部の谷口宗尚さんの献茶に続き、参列者らが春夫の写真の前に筆を供え遺徳をしのんだ。

 式典の後には、辻本館長による「佐藤春夫パネル展」(3日で終了)の展示解説もあった。

(2021年11月5日付紙面より)

谷口宗尚さんが筆塚前に献茶した=3日、新宮市の「丹鶴ホール」
2021年11月05日
67 打ち上げの実感を得る 串本中でロケット教室 (県宇宙教育研究会)

 串本町立串本中学校(濱﨑和司校長)の1年生39人を対象にしたロケット教室が2日にあり、生徒はモデルロケット「アルファⅢ」の製作と打ち上げに取り組んで実感を得るなどした。

 この教室は、県宇宙教育研究会(会長=笹井晋吾・県立桐蔭高校長)指導の下で実施。同研究会はこれまで社会教育の範囲で重ねてきた実績を学校教育へ取り入れるべく本年度、串本中と串本西中の協力を得て試行することとしている。

 その第1号事例となったのがこの日の教室。同研究会の事務局長で生徒が発射ボタンを押す指導ができる藤木郁久教諭(桐蔭高)と会員の太田昇教諭(串本中)が対で講師を務め、5時間目に製作、6時間目に打ち上げを当てはめる形で指導した。

 生徒は同校体育館で講師と合流し、ロケット(スペースシャトル)の打ち上げ映像を交えてこれから挑戦する事柄のイメージを得つつ、2人一組でモデルロケット1基を組み上げた。

 その後、望楼の芝へ移動して計19基を専用の発射台から打ち上げ。一部点火不良があったが、仕切り直して全ての打ち上げが成功した。

 生徒の一人、和田久朋那さんは「1から10まで自分たちで作ったモデルロケットの打ち上げが成功してすごく感動した。もうすぐ小型ロケットの打ち上げが始まるけど、絶対見に行きたいという気持ちになった」とコメント。他の生徒も仲間の打ち上げをカウントダウンで後押しし、上空でパラシュートが開くと歓声を上げ落下するモデルロケットを追い掛けるなど打ち上げに強く興味を示していた。

 太田教諭は当初4人一組でモデルロケットを作る予定だったが同研究会の支援で2人一組にできたことを生徒に伝え、「一人でもロケットを勉強してみようかなと意義を感じてもらえたら(同研究会は)うれしい」と期待を寄せて同教室を締めくくった。

 串本西中では2年生12人を対象にし、9日(火)に実施予定。同研究会は12月4日(土)に県立潮岬青少年の家で小学生対象のロケット教室を開く予定で、藤木教諭は近々学校経由で知らせるので親子で参加してほしいと話していた。

(2021年11月5日付紙面より)

モデルロケットを打ち上げる串本中1年生=2日、串本町潮岬
2021年11月05日
68 じゃばら収穫がスタート
 例年よりやや少ない100㌧見込む  (北山村 )

 日本唯一の飛び地の村、北山村で4日から、特産品「じゃばら」の収穫が始まった。女性たちが色づいたものを枝切りばさみで丁寧に切り取り籠へと入れていった。今年の収穫量は例年に比べてやや少ない約100㌧の見込みで、作業は12月中旬まで続く予定となっている。

 じゃばらは温暖多雨な気候で寒暖差が大きい同村の自然条件が生み出したかんきつ系の果実。紀州みかんやユズの自然雑種とされており、江戸時代から村に分布したと伝えられている。名前は「邪(じゃ)を払う」からきているという説がある。サイズはテニスボールほどで、疲労回復に良いとされるビタミンAとC、風邪予防に効果があるカロテンを含むなど栄養価に優れ、皮には抗アレルギー作用があるフラボノイド成分が多く含まれている。

 じゃばらは株式会社じゃばらいず北山と村じゃばら生産協同組合に加盟している農家33戸の計8㌶ほどの畑で約5000本を栽培。生しぼりやジュース、ポン酢、ジャム、シャーベットなどさまざまな商品に使用されている。

 北山振興株式会社じゃばら農園管理責任者の宇城公揮さん(45)は「小ぶりなサイズもありますが、適度な雨にも恵まれて例年と変わらない大きさに成長させることができた。実もきれいで、品質の良いものが育ちました」と話していた。

 予約はインターネットや電話で受け付けている。問い合わせは、じゃばらいず北山(電話0120・928・933)まで。

(2021年11月5日付紙面より)

丁寧にじゃばらを収穫する地元農家=4日、北山村
2021年11月05日
69 新宮市展、にぎわう  2日にわたり「丹鶴ホール」で  
2021年11月05日
70 差別のないまちづくり目指し  町内5カ所で人権・同和啓発  (那智勝浦町 )
2021年11月05日
71 本紙エリアで7人受章  令和3年秋の叙勲  
2021年11月05日
72 種の観察に取り組む  三尾川小でクマノザクラの授業  (古座川町 )
2021年11月05日
73 新種のエビの飼育展示始める  トゲツノミナミロウソクエビ  (串本海中公園センター )
2021年11月05日
74 坂ミツさん5日に満百歳  家族や町長訪ね長寿祝う  (古座川町 )
2021年11月05日
75 楽しみながら防災意識高める かるたとすごろくに挑戦 (鵜殿小)
2021年11月05日
76 弓神事や手踊りなど奉納  町内各地区で秋の例大祭  (紀宝町 )
2021年11月05日
77 元気にリレーやダンス  新宮市立3小学校で運動会  
2021年11月02日
78 感謝と情熱持って取り組んで
 田岡市政、4期目スタート  (新宮市 )

 任期満了に伴う新宮市長選で当選した田岡実千年市長の4期目が1日、スタート。同日、初登庁し花束贈呈で迎えられた。田岡市長は「田岡実千年、帰ってまいりました」と第一声。「市民の幸せのために、共に頑張っていきましょう」と職員らに呼び掛けた。

 市長選は10月24日に執行。3人が立候補した選挙戦は激戦となったが、現職の田岡市長が6984票を獲得。連続4期目の再選を果たした。

 市役所別館で行われた訓示で田岡市長は「今回の選挙は体力的にも厳しい選挙だった」と振り返りつつ「一人でも多くの人に思いを伝えるために頑張った。今は皆さんと一緒に仕事できる喜びを感じている」。

 公約に掲げた▽いつでも利用できるエコ広場の常設▽小・中学校の給食費無料化▽高齢者・障害者を災害から守る防災無線戸別受信機配布―について「市民生活に密着したソフト対策を、新年度早々取り組めるよう準備していただきたい」と呼び掛けた。

 複雑・多様化している行政サービスの対応に対して職員をねぎらい「今、与えられている仕事に一生懸命取り組んで。感謝と情熱を持って仕事に当たることが人の幸せに必ずつながる。いろいろな人の尽力により日々の生活ができていることに感謝し、受けるばかりではなく返していくことが生きる上での真理だと思う」と訓示。

 「市民のために頑張る覚悟を持って取り組むことが他人を幸せにする。好循環が増えることがいい社会をつくることにつながり『市民の誰もが元気で心豊かに暮らせるまちづくり』の実現に必ずつながると信じている。自分も市長としての職責を果たし、頑張っていきたい」と締めくくった。

(2021年11月2日付紙面より)

花束贈呈で職員らに迎えられた=1日、新宮市役所前
2021年11月02日
79 明かりをともし決意新たに
 なぎ看護学校で宣誓式  (新宮市 )

 新宮市の県立なぎ看護学校(杉山文栄校長)で10月29日、看護宣誓式が開かれた。今年4月に入学した1年生39人がろうそくに明かりをともし、仲間と共に志高く地域社会に貢献できる看護師になると誓いを立てた。

 専門的な知識や技術を学ぶ学生が、目指すべき看護師像を宣誓することにより、看護の道を歩む決意を新たにするために開催。ろうそくの明かりは、クリミア戦争の野戦病院でフローレンス・ナイチンゲールがランプを持って患者を見回っていたことに由来し、献身的な看護の精神を象徴している。

 点火の儀では、厳粛な雰囲気の中、学生一人一人がナイチンゲール像から明かりを受け取り、「日々努力を惜しまず、患者さんに寄り添える優しい看護師」とそれぞれの目標を宣誓。心を一つにナイチンゲール誓詞を唱和した。

 杉山校長は「宣誓をするみなさんの表情がたくましく見え、大変うれしく思う。患者さんを献身的に看護するとともに、常に学ぶことを忘れず、科学的に物事を捉え、それを看護に生かして」と祝辞。仁坂吉伸知事からも励ましの言葉が寄せられた。

 在校生を代表して山本森香さん(3年)が「患者さんの人生のひとときを共に過ごさせていただくことで、私たちは学びを深めることができる。感謝を忘れず、実習に向かってほしい。迷い、くじけそうになったときは、今日共に宣誓した仲間と助け合い、乗り越えて」と祝いの言葉を贈っていた。

(2021年11月2日付紙面より)

ナイチンゲール像から明かりを受け取る=10月29日、新宮市の県立なぎ看護学校
2021年11月02日
80 源泉の一番湯を奉納
 規模縮小し那智大社で献湯祭  (南紀勝浦温泉旅館組合 )

 南紀勝浦温泉旅館組合(清水貞吾組合長、組合員10館)は10月30日、那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で「献湯祭(けんとうさい)」を営んだ。組合員らが参列し、朝一番に源泉からくみ上げた温泉水を神前に奉納した。

 昨年に引き続き、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から宿泊客の参列参加や餅投げも行わず規模を縮小して実施した。

 神事では各旅館の代表者らが15個のたるに入れた源泉の一番湯を順に神職に手渡し供えた。

 清水組合長が組合員を代表して玉串を奉てん。一同は自然の恵みに感謝し、業界の繁栄とコロナ終息を祈願した。

 神事後、井戸大輔禰宜(ねぎ)は「献湯祭では皆さまの隆昌(りゅうしょう)と、那智勝浦町が観光の町として広く天下にとどろくように、また、コロナ終息も祈願いたしました」と話した。

 清水組合長は「これまで、お客さまや従業員の安心安全のためにコロナ対策を進めてきた。緊急事態宣言の解除もあって、多くの小中学校や高校が修学旅行で町を訪れ、和歌山県のリフレッシュプランなど、観光面でも少しずつ盛り上がってきている」。

 今後については「年明けにはGo Toトラベルの再開も検討されているため、勝浦温泉と生マグロを全国的に広めて町の発展に努めたい」と語った。

 同組合によると、組合員10館の収容力は840室で、3400人だという。

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■青岸渡寺では追善法要



 献湯祭を終えた一同は那智山青岸渡寺(髙木亮英住職)に向かい、物故者追善法要を営んだ。

 法要は南紀勝浦温泉の礎を築き上げ故人となった経営者や従業員などの功績に感謝し、冥福を祈るもので髙木住職らが読経を行った。

 清水組合長が「44回目の法要として、礎を築かれた皆さまに感謝するとともに、組合員一同、創意工夫をもって業績の向上に励み、観光産業の発展に努力します」と追悼の言葉を述べた。

 髙木住職は「コロナの影響などで厳しい状況にあるが、ご精進、ご努力いただくことを切にお願いし、これかも勝浦温泉の発展にご尽力いただければありがたいと思います」と語った。

(2021年11月2日付紙面より)

一番湯を奉納するため本殿に向かう南紀勝浦温泉旅館組合の組合員=10月30日、那智勝浦町の熊野那智大社
追善法要で故人の冥福を祈った=同日、那智勝浦町の那智山青岸渡寺
2021年11月02日
81 毛利衛さん交え機運高める
 文化セで宇宙飛行士講演会  (串本町 )

 串本町文化センターで10月31日に宇宙飛行士講演会「人と社会の夢をのせて」があり、事前申し込みした250人(主催者発表)が日本人初の宇宙飛行士・毛利衛さんらと共に小型ロケット「カイロス」と積載する人工衛星が活躍する舞台へのイメージを膨らませるなどした。

 この講演会は、「第36回国民文化祭 第21回全国障害者芸術・文化祭串本町実行委員会」(会長=田嶋勝正町長)主催。日本初民間ロケット射場開始プレイベントと位置付け、打ち上げによる新たな文化発信の足掛かりとして計画した。今回は新型コロナウイルス感染症予防のため町外も迎えての実施とはならなかったが、定員いっぱいの事前申し込みを集めて実施へこぎ着けた。

 開会に当たり田嶋会長は5年前の申し出から始まった同射場進出の経緯を振り返り、特に用地にかかる二百数十人の地権者全員の協力があってこそ今があると感謝を掲げつつ来場を歓迎した。

 当日は講演会、スペースポート紀伊の紹介、ミニパネルディスカッション、並行して宇宙航空研究開発機構(JAXA)借用模型等展示があり、来場者には『宇宙兄弟』コラボレーショングッズの最新版としてクリアファイル・ポストカード・シールと町独自グッズとして「最南端のまちからロケット最先端のまちへ」タオルとスペースタウン串本ロゴのピンバッジ〈非売品〉が配られた。

 講演会の講師を務めた毛利さんは1992年に科学者宇宙飛行士、2000年に航空宇宙局(NASA)宇宙飛行士として米国のスペースシャトルに搭乗し実験や観測などのミッションに臨んだ人材で、今回は「宇宙からの贈り物」を演題に掲げて登壇。毛利さんが赴いたその宇宙空間へ人工衛星を送り届けるのが田原で建設中のスペースポート紀伊から打ち上がる小型ロケット「カイロス」で、南紀串本観光協会所属の宇宙ガイドを代表して坂本直弥さんがスペースポート紀伊や小型ロケットの現況、町内の見学環境や「ビジターセンター」(=旧古座分庁舎リニューアル後の環境)の動向を伝えた。

 ミニパネルディスカッションは田嶋会長と毛利さん、坂本さん、一連の話を手話通訳した串本ふるさと大使の南瑠霞さんの4人が登壇。それぞれに打ち上げへの思いを掲げ、毛利さんは「いろんな歴史プラス新しい教育で勉強いただき、世界にいろんなものを発信してほしい」と地域に期待し、田嶋会長は「来年、この串本から打ち上がるロケットの光は串本だけでなく紀南、和歌山県を照らし輝かせると思う。皆さん方と共に力を合わせてこのロケットが成功するよう頑張りたい」と呼び掛けて機運を高めた。

 当日は県立串本古座高校CGS部が先着100人限定で来場者へ「カイロス」缶バッジの最新版を進呈。地域からの機運盛り上げの息吹も宿しつつ、小型ロケットや積載する人工衛星の旅路となる地上~宇宙空間の全体像に思いを巡らせる機会として締めくくる形となった。

(2021年11月2日付紙面より)

「宇宙からの贈り物」と題して登壇した毛利衛さん=10月31日、串本町文化センター
ミニパネルディスカッションで打ち上げへの思いを寄せる登壇4人
2021年11月02日
82 酪農に親しみを持って  井田小へ鉛筆など贈る  (御浜ファーム )
2021年11月02日
83 クラス対抗で競技に臨む  紀南高校で体育祭  
2021年11月02日
84 花々で神内を癒やしの里に  生き活き協のグループが作業  (紀宝町 )
2021年11月02日
85 「最高の笑顔を届けよう」  成川小・保が運動会  (紀宝町 )
2021年11月02日
86 新宮、初戦突破ならず  高校ラグビー和歌山県大会  
2021年11月02日
87 新翔、近大新宮ともに敗退  全国高校サッカー和歌山大会  
2021年11月02日
88 晴天の下、元気に全力で  市内3小学校で運動会  (新宮市 )
2021年11月02日
89 奈須麻実さんが特選  緑化・育樹運動ポスター原画コン  (三尾川小学校 )
2021年11月02日
90 打越凌さんの作品が特選  愛鳥週間原画コン県代表に  (古座中学校 )
2021年11月02日
91 お悔やみ情報