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2021年12月14日
1 来年年末ごろ目指し取り組む
 打ち上げ開始の延期明かす  (スペースワン株式会社 )

 スペースワン株式会社(太田信一郎代表取締役)が11日、小型ロケット「カイロス」の打ち上げ開始について来年年末ごろを目指して取り組む考えを明かした。当初掲げた本年度中からの延期で、同社の阿部耕三取締役(43)は新型コロナウイルス感染拡大に伴う部品調達難を事由として挙げている。

 同社は串本町田原に射点がある民間小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」の運営母体。現在の進捗(しんちょく)状況などを説明したいと地元のスペースポート紀伊周辺地域協議会(会長・下宏副知事)へ申し入れ、串本町サンゴ台にあるホテル&リゾーツ和歌山串本で開かれた臨時総会に出席して説明する中で打ち上げ開始延期の経緯を伝えた。

 説明に臨んだ阿部取締役によると、同発射場の建屋は完工し現在設備を整備中。必要な部品を国内外から調達しているが、世界規模の感染拡大に伴う生産、物流の停滞で思うように進まず、打ち上げ前の試験も含めて計画に遅れが生じ本年度中の開始が困難になったという。地元の期待に添えないことへの謝意と今後も地域と共生する企業であり続ける思いを掲げ「来年年末ごろを目指して取り組んでいきたいと考えている」と伝えて理解と協力を求めた。

 会員から意見や質問はなく、下副知事は「来年年末で努力していただける」と解してこの報告を受け止めた。

(2021年12月14日付紙面より)

打ち上げ開始が本年度中から来年年末ごろに延期となったスペースポート紀伊
阿部耕三取締役
2021年12月14日
2 町総合防災訓練に1600人
 みんなで考える防災の継続を  (紀宝町 )

 2011年の紀伊半島大水害から10年の節目を迎え、紀宝町は12日、町総合防災訓練を実施。32の自主防災組織が避難や炊き出しなどの各種訓練に取り組み、参加した約1600人が防災意識の高揚を図った。

 午前9時、大津波警報、大雨洪水警報、土砂災害警戒情報発令の放送が流れ、各地区で訓練を開始。鵜殿6組自主防災は、高台の一角で避難者の受け入れ訓練を行い、約60人がテント設営やコロナ対策を意識した炊き出しなどに取り組んだ。野村由美代表は「継続することで防災意識につながる。今後も続けたい」と話した。

  □     □

■防災シンポジウム



 午後からは町生涯学習センターまなびの郷で開催。町防災行政総合アドバイザーで東京大学大学院客員教授の松尾一郎さんが「備えは命を守る」をテーマに講演した。

 ▽危機感を共有できる社会▽被害を想定できる人を増やす▽役割に応じて正しく行動する「地域とひと」をつくる―の防災三原則を紹介。「みんなで考える防災を継続し、タイムラインは使いながら改善を」と示した。

 大水害から10年をテーマに、西田健町長、近畿地方整備局の小島優・河川部長、紀南病院の森本真之助医師、津本地区自主防災会役員がパネル討論を展開。西田町長は「タイムラインが町の文化となるよう災害に強い町づくりに努める」と語った。

 小島部長は河道掘削や護岸整備などを紹介し「治水対策を総合的に進めていく」とした。コロナ禍の避難について森本医師は「マスク、手洗い、3密回避を徹底し、ためらわず避難することが大切」と解説した。

 パネラー4人が「人の命が一番」「事前防災」「何よりも命が大事」「段取り8割」と命を守るキーワードを掲げ、コーディネーターの松尾さんは「今後は南海トラフ地震対策が求められる。災害に強い地域に向けて一緒に取り組んでいきたい」と締めくくった。

(2021年12月14日付紙面より)

鵜殿6組自主防災が炊き出し訓練に取り組む=12日、紀宝町鵜殿
シンポジウムでパネル討論=紀宝町生涯学習センターまなびの郷
松尾一郎客員教授
2021年12月14日
3 西村伊作らの原稿発見 雑誌が刊行された形跡なし (新宮市)

 新宮市名誉市民・西村伊作(1884~1963年)と、伊作と親交があった小説家で牧師の沖野岩三郎(1876~1956年)の原稿がこのほど発見された=写真。同市丹鶴の旧チャップマン邸では11日、伊作のひ孫の立花万起子さん立ち会いのもと記者会見が開かれ、市立佐藤春夫記念館の辻本雄一館長が「時代背景をうかがうことができ、いろいろなことが想像できるおもしろい原稿」と見解を述べた。

 発見されたのは「財産全部を棄(す)てよ(資本家の取る可(べ)き唯一路)」(伊作)と「悪(にく)まれ口を叩(たた)きます」(岩三郎)。二つの原稿は茶色の封筒に入っていたことから同時期のものであると推測。

 伊作が文化学院や芸術村構想などに触れていないことなどから、ロシア革命(1917年)の影響でブルジョア階級への風当たりが強くなり、さらには米騒動(18年)が全国的な展開を見せた時期(19年ごろか)のものと思われる。

 岩三郎の文章から、雑誌「紀州縦横公論」用の原稿だと考えられるが、雑誌が刊行されたかは確認できず、市立図書館に依頼し県立図書館、国会図書館をはじめ各大学図書館などで検索をしたが所在は明らかにならなかった。

 辻本館長によると、明治天皇暗殺を企てたとして11年、全国から24人が連座され、熊野地方からも大石誠之助をはじめとした6人が連座した「大逆事件」の波紋も大きかった時期だけに、出版が困難であった可能性もある。

 原稿の存在が初めて明らかになったのが3年ほど前。三重県津市在住の平野繁さんが所蔵していた。平野さんの祖父に当たる里中梅吉は旧矢倉町(新宮市千穂)にあった紀州印刷(2005年閉業)創業者の一人で、伊作と親交があった。伊作は株を持たなかったというが、北山銀行と紀州印刷の株だけは所有していたという。

 その過激ともいえる見出しが付けられた伊作の原稿内容は、全財産を社会や国家、人類のために提供するといったもので、さらに「諸君大小の資本家諸君も僕にならひ僕の様(よう)にし給へ」と呼び掛ける。岩三郎の原稿では、伊作の財産放棄の意思への見解や、新宮人に対する思いが皮肉まじりに表現されている。

 立花さんは「財産を公共に提供するとしながらも自分で管理すると書いている。やりたいことを公共事業でします、と。とても伊作らしいと思う」と笑顔で感想を述べ「私利私欲を言われないための財産の使い方。文化学院創立にもつながっていくと思う。社会のために大きいことをしたいが人任せではなく自分でやりたい。そういった思いが言葉になり始めた頃の原稿では」。

 辻本館長は「資産を持っている危機感が見られる。文章からの判断は難しいが、日本帝国に対するカモフラージュかもしれない。ロシア革命を背景に、自身の財産と向き合った時期だったのでは。ロシア革命の影響を証明する貴重な原稿」と話していた。

(2021年12月14日付紙面より)

2021年12月14日
4 ごみゼロの町を目指して
 城南校区クリーン作戦  (新宮市 )

 新宮市立城南中学校(吉田元紀校長)の全生徒160人と市立王子ヶ浜小学校(谷口幸生校長)の5、6年生115人は10日、「城南校区クリーン作戦」を実施した。児童生徒、教職員らが15班に分かれて阿須賀神社や浮島の森、新宮消防署などから出発し、城南中を目指してごみ拾いに励んだ。

 地域貢献の一環として毎年開いており、縦割りグループで作業することで中学生の自覚を深めて学校と地域の連携を強めるのが目的。以前は生徒会が「通学路クリーン作戦」として主催し、2009年から現在の形になった。例年は地域住民を含めて約500人が参加するが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中学校のみで行った。

 阿須賀神社から出発した児童生徒は火箸を手に「これは燃えるごみですか?」などと教職員に尋ね、紙くずやたばこの吸い殻、ガラスの破片などを分別しながら回収していった。

 安井薙颯(ちはや)君(城南中3年)は「昨年に比べて全体的にごみが少なかった。地域の人たちが心掛けてくれているおかげだと思います。自分自身は今年で最後ですが、これからも続けてもらい『ごみゼロ』を目指して自分たちの町をきれいに保ってもらえれば」と話していた。

(2021年12月14日付紙面より)

協力してごみ拾いに励む児童生徒ら=10日、新宮市
2021年12月14日
5 和気あいあいとプレー楽しむ 鵜殿公民館、鵜殿区が合同で (グラウンドゴルフ大会)
2021年12月14日
6 中学生が熱い思いを主張  第21回紀南青少年育成交流会  
2021年12月14日
7 外来種の水草など除去  浮島の森で大規模作業  (新宮市 )
2021年12月14日
8 繁忙期に備え体制を確認  管内4事業所で安全総点検  (勝浦海事事務所、串本海上保安署 )
2021年12月14日
9 小狗子峠近くを整備  なちかつ古道を守る会  (那智勝浦町 )
2021年12月14日
10 一緒にじゃばらを収穫  北山小と太地小が交流  
2021年12月14日
11 心を込めて歌声響かせる  近大新宮中で合唱コンクール  
2021年12月14日
12 潮岬こども園の作品披露  20日まで、クリスマス展示  (潮岬郵便局 )
2021年12月14日
13 水族館に水中サンタ登場  18、25日も館内で実施  (串本海中公園 )
2021年12月14日
14 各クラス2曲響かせて競演  串本中校内合唱コンクール  (串本町 )
2021年12月14日
15 一部事業の再整理始める  打ち上げ延期の説明受け  (スペースポート紀伊周辺地域協議会 )
2021年12月14日
16 お悔やみ情報
  
2021年12月04日
17 住民が集い楽しめる場所に
 築地公園整備終わり、お披露目  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は役場横の築地公園の整備終了に伴い2日、お披露目を行った。この日は日本基督教団紀南教会天満保育園(小宮一文園長)の園児26人が訪れ、新しく設置された滑り台などの遊具で元気いっぱいに遊んだ。

 同公園には遊具が少なく、設置されていた木製のブランコやシーソーなども老朽化していたため、今回の整備に至ったという。

 11月上旬から着工し、同月末に終了した。遊具購入や整備費含め約1100万円で、コミュニティ助成金(宝くじ助成金)を主な財源としている。

 今回、古い遊具やこれまであった築山を撤去。新しく、うんていなどが一つになった滑り台やブランコ、築山、砂場が設置、整備された。

 園児は一斉に各遊具や砂場などに駆け寄って順番を待ち、交代しながら笑顔で楽しんでいた。

 小宮園長は「他の保育園さまが役場や消防署見学をされているので、本園でも実施を検討しています。その際や築地地区見学時などにこの公園を利用させていただきたいと思います」と話した。

 堀順一郎町長は「町内では親子で弁当を広げて遊ぶ場所が少ないため、子育て支援の一環で今回整備させていただいた。子どもたちには目いっぱい遊んでもらい、家族や友人など住民の皆さまが集い楽しめる場所になれば幸いです」と語った。

 なお、トイレは役場庁舎内のトイレが利用でき、土、日曜日も開放するという。

(2021年12月4日付紙面より)

新しく設置された遊具で遊ぶ園児=2日、那智勝浦町役場横の築地公園
整備された公園
2021年12月04日
18 子どもとどう向き合うか
 読み聞かせの三浦さんが講座  (紀宝町 )

 紀宝町神内の紀宝はぐくみの森で、NPO(特定非営利活動)法人ほがらか絵本畑(菰野町)の理事長を務める三浦伸也さんによる子育て講座「大人がわくわくする生き方~笑いあり涙あり~」が開かれた。現代の子どもたちとどう向き合うべきか考えた。

 紀宝町ファミリーサポートセンター主催の会員講習会の一環。受講生のほか、関心ある人の参加も受け付け、14人が耳を傾けた。

 子どもたちと掛け合いをしながら笑いの渦を巻き起こす、独特の読み聞かせスタイルが特徴。子どもへの読み聞かせから、世代に合わせた講演などに取り組んでおり、療育施設も運営している。

 ホワイトボードに「安心、自信、本心」と書くと、赤ちゃん向けの絵本を読んで場を和ました。

 「安心」はどんな子どもも求めているものとし、「最近は不安な子が多くなっている」と指摘。スマホでのゲームなどが影響を与えているとし、母親など「安全基地」の存在が必要不可欠とした。

 「自信」は子どもに与えたいものと紹介。「リンゴ+オレンジ=」の絵を描くと、子どもたちの発言を紹介し「答えは一つじゃない。大人が一つにしている。失敗は恐れず、できたことにスポットを当てて。大人になっても自信があれば生きていける」と伝えた。

 「本心」は大人が求められているものとし、「思っていることと、実際していることの一致点を見つけて。自分に嘘はないか。子どもは常に見抜いている。子どもをフィルターにして自分を見て」と語りかけた。

(2021年12月4日付紙面より)

絵本を紹介する三浦伸也さん=紀宝町神内の紀宝はぐくみの森
2021年12月04日
19 「星の導き」テーマに構成
 クリスマス水槽展示開始  (串本海中公園 )

 串本町有田にある串本海中公園センター水族館(森美枝館長)で2日、クリスマス水槽の展示が始まった。

 館内Aゾーンにある串本の海の話題を伝えるトピックス水槽の一趣向。年2期、クリスマス前と年末年始はスタッフ発案の風物詩企画で飾るのが定例化していて、今年は佐久間夢実さんと中村公一さんがクリスマス水槽を形作った。

 同日現在で数はまだ少ないが、名前に星の言葉が入るミツボシクロスズメダイを搬入。明るい夜空に似た色彩のデバスズメダイやホンソメワケベラ、星の形をしたアライボヒトデやサンタクロースの衣装を連想させるアカシマシラヒゲエビ、クリスマスになじみ深い色の毛糸をまとったモクズショイなど12種類37匹をサンゴのツリーや雪だるま、人工物となるが雪の結晶の飾りや星空の背景と一緒に展示し、串本の海の聖夜を構成している。

 全体構成は星空も好きな佐久間さんが主に担当。テーマは「星の導き」で、ツリーの頂に掲げる飾り物「ベツレヘムの星」に串本の海の生き物がにぎやかに集う様子を見ることができる。佐久間さんは「クリスマスの飾り物には一つ一つ意味がある。この水槽が皆さんにとって、込められた意味を考えながらクリスマスを過ごす導きになれば」と思いを込め、期間中の鑑賞を呼び掛けている。

  □     □

サンタの水槽掃除も11日から実施



 年末年始の趣向も控えているため、展示期間は25日(土)まで。別途、くしもと大水槽の年末恒例となっているサンタクロース姿での水槽掃除を11、18、25日の各土曜日午前11時から30分程度実施するそうで、併せて楽しみながら串本の海に親しんでほしいとした。

 これらの企画は館内実施で、鑑賞する場合は入館料が必要となる。クリスマス水槽は期間中に生き物の状態を見て内容変更する場合があり、佐久間さんはミツボシクロスズメダイの採取を引き続き試みて数を充実していきたいと話している。問い合わせは同センター(電話0735・62・1122)まで。

(2021年12月4日付紙面より)

トピックス水槽を使って始まったクリスマス水槽の展示=2日、串本海中公園センター水族館
2021年12月04日
20 文化学院創立100周年
 旧チャップマン邸で記念展  (新宮市 )

 新宮市丹鶴の旧チャップマン邸で「文化学院創立100周年記念展 西村伊作の理想の学校 in Shingu」が開催されている=写真。「西村記念館・旧チャップマン邸の会」(関康之会長)主催。12日(日)まで。入場無料。

 今年は市名誉市民の西村伊作が、1921年に東京駿河台に歌人・与謝野晶子・寛夫妻や画家・石井柏亭らの協力を得て文化学院を創立して100年の節目を迎える。

 伊作は、理想の教育のため、当時第一線で活躍する芸術家や文化人、学者らも講師として招き、画一的な枠にはめる教育ではなく、男女の区別なく自由に個々の天分を伸ばす、当時としては画期的な教育を実践。日本で初めての男女平等教育を実施し共学を実現した。

 記念展では、文化学院の初代校舎を復元した「ルヴァン美術館」の協力を得て、伊作が創立した文化学院の歩みや学院の教育、戦時体制において弾圧を受けてきた歴史などをパネルで紹介。また、伊作をはじめ、石井柏亭、棟方志功、佐藤春夫、有島生馬、村井正誠ら講師陣の絵画作品などを展示している。

 記念展開催に当たり関会長は「残念ながら文化学院は2018年に閉校となったが創立100周年は大きな節目。娘や自由の教育のために東京で建物を建てた心意気、当時の日本を代表する文化人がほれ込んだその意気込み、そして新しい教育のために国からの補助も受けなかった熊野人・伊作の反骨精神を感じてほしい。この記念展が、伊作と文化学院のことを広く知るファーストステップになれば」と話している。

 時間は午前10時から午後5時(最終日は3時)まで。6日(月)は休館。11日(土)午後1時30分からは、伊作のひ孫で元学院教員の立花万起子さんが、「西村伊作と文化学院―100年前の芸術教育―」を演題に講演する。

(2021年12月4日付紙面より)


2021年12月04日
21 「神宮大麻」頒布150周年を前に  神道青年全国協議会が「伊勢の神宮」啓発活動  
2021年12月04日
22 「銀河」再運行に向け  JR西日本に要望書提出  
2021年12月04日
23 好評につきチケット増刷  こんにちは。丹鶴ホール! みんなでいこれ~  (新宮市 )
2021年12月04日
24 愛培の寒蘭に多数の来場者  紀州愛蘭会が伝統の展示会  (新宮市 )
2021年12月04日
25 高校生の納税意識を育む  新宮高校で税の作文表彰  (新宮市 )
2021年12月04日
26 ジオサイトや海浜植物  孔島・鈴島で自然観察会  (新宮市 )
2021年12月04日
27 歯科口腔外科の診療を変更  職員不足で通常体制困難に  (紀南病院 )
2021年12月04日
28 青春の輝きを紹介  熊南地区中体連75年の歩みを振り返る  (熊野市 )
2021年12月04日
29 交通事故防止の徹底に向け  年末の交安運動期間中に  (紀宝警察署 )
2021年12月04日
30 バド競技愛好者競い合う  串本町立体育館で懐かしむ会  
2021年12月04日
31 出走全員が課題距離完走  高池小マラソン大会  (古座川町 )
2021年12月04日
32 お悔やみ情報
  
2021年12月02日
33 新宮と新翔、1校への再編検討
 「県立高等学校の在り方」公表  (和歌山県教委 )

 和歌山県教育委員会は11月30日、県立高校の再編に向けた「県立高等学校の再編整備の基本的な考え方」と「各地域における今後の県立高等学校の在り方」を発表した。

 紀南エリアでは、串本古座高校は地域の特性を踏まえ、存続充実を目指し、県立新宮高校と新翔高校は地域の教育ニーズに応える1校への再編整備を検討し、着手するという。

 県教委の諮問機関「きのくに教育審議会」は昨年夏、「現在29ある県立高校(全日制)の数を今後15年で3分の2の20校程度とするのが適正」といった内容の答申を提出。県教委は答申を基に再編整備実施プログラム(仮称)の策定に着手していた。

 これまで、県内各地で説明会や懇談会を開催。「再編整備の考え方の骨子」や「各エリア(地域)にどのような学校や教育を整えるか」などについて説明し、意見や要望を聴取してきた。

 このたびの公表では、再編整備についての共通認識を▽県民が期待する高校教育の姿▽再編整備の理念▽県立高校の魅力化に向けて重視するポイント▽再編整備のステップ―の項目別にまとめ、「県民の願いを叶(かな)えていく上で、学校規模は1学年あたり6学級を目標、4~8学級を適正範囲とする」などと記している。また「再編整備は全県的な視点で計画されるが、時期や進め方は地域により異なる。また、今後人口動態や学級定員など状況の変化があれば、柔軟に対応していく」としている。

 「考え方」「在り方」はいずれも県教委ホームページから閲覧可能。

(2021年12月2日付紙面より)

再編が検討される和歌山県立新宮高校
同じく新翔高校
2021年12月02日
34 備前の海底に聖夜の雰囲気
 水中クリスマスツリー設置  (串本ダイビング事業組合 )

 串本ダイビング事業組合(高岡誠会長、会員24店舗)が11月30日、ダイビングポイント・備前の海底に水中クリスマスツリーを設置し聖夜の雰囲気を添える取り組みを始めた。

 平成23年紀伊半島大水害に伴う自粛機運の打破を見据えて始めた話題づくりの一環で、実施11回目。より多くのダイバーに串本を知ってもらい、さらにはそのような挑戦を重ねる地域をアピールして町全体の盛り上げにつなげる思いで今年も取り組むこととした。

 このイベントを担当する道井洋之さん(バブルリングダイバーズ串本)によると、準備したクリスマスツリーは人工物で高さは約3㍍。前日に組み立てと飾り付けをし、当日はサンタクロースの衣装を着た2人を含むダイバー8人が手分けして水深18㍍の海底に固定しアピール用の撮影をして作業を締めくくったという。

 電飾は付いていないが、ダイビング時に持参する懐中電灯をその代わりにしてツリーに差し込んで記念撮影をする形でダイビング客に雰囲気を楽しんでもらうそう。人工物のため、クリスマス終了後の27日(月)以降速やかに回収するとしている。道井さんはこの話題づくりが自粛機運の打破から始まった経緯を振り返り、この取り組みがコロナ禍を乗り越え目指す盛り上がりにつながる話題となることを今後に願った。

(2021年12月2日付紙面より)

ダイビングポイント・備前の海底に設置した水中クリスマスツリー(串本ダイビング事業組合提供)
2021年12月02日
35 迎春に向けて準備
 拝殿に来年の大絵馬掲揚  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で1日から一足早い迎春準備が始まった。拝殿の外に、来年のえと「壬寅(みずのえとら)」の大絵馬が掲げられた。

 大絵馬はヒノキ製で、縦1・5㍍、横2・1㍍。アクリル絵の具などを使用し、瑞光を背景に梛の御幣をくわえ、鋭い眼光で前を見据える雄虎を表現。疫病や不浄を表したという岩を、たくましい前脚で力強く踏み付ける様子が描かれ、「地球のために全ての祈りを」の文字が添えられている。

 例年は拝殿の内部に掲揚する大絵馬だが、参拝者が拝観しやすいように外に掲げられた。

 同大社によると、新年の参拝時は今年と同様に、参拝所の石段手前にさい銭箱を配置し、要所要所に消毒液を設置するなどして参拝者の新型コロナウイルス感染症対策を講じるという。

 上野宮司は掲げた絵馬について「力強い神様の虎を描き、『地球のために全ての祈りを』と書き添えた。われわれは地球のために一人一人ができることをしていかなくてはならない。自然環境を大切にする年にするためにも、速玉大社としても訴えていきたい」。

 参拝者や崇敬者に対しては「年内に神社を訪れる参拝者さまのためにも一足早い迎春準備をさせていただいた。皆さまにとってより良い一年であることを祈願しております」と語った。

(2021年12月2日付紙面より)

大絵馬の掲揚が行われた=1日、新宮市の熊野速玉大社
2021年12月02日
36 キッコーマンがしょうゆの授業
 下里小で遠隔教育プログラム  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立下里小学校(泉一代校長)で11 月30日、大手しょうゆメーカー・キッコーマン株式会社と映像でつながる「食育×しょうゆ 遠隔教育プログラム」があった。5、6年生22人がしょうゆの歴史や魅力、料理をおいしく食べる秘訣を学んだ。

 静岡大学発のベンチャー企業・一般社団法人「プロフェッショナルをすべての学校に」(代表=塩田真吾・静岡大学教育学部准教授)による事業。情報通信技術(ICT)を活用してさまざまな企業と遠隔授業を行うことで、中山間地域や離島に暮らす子どもたちに多様な価値観や職業観に触れる機会を提供し、教育格差の縮小を目指す。

 授業では、キッコーマン東京本社のしょうゆ博士・渡辺圭さんが講話。大豆、小麦、塩を使った製造工程やしょうゆが使われている意外な食品を紹介し「しょうゆには甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の五つが全部入っている。おいしそうな色や味、香りを付けるだけでなく、臭み消しや殺菌効果もあり、世界中の料理で使われている」と魅力を語った。

 「今までで1番『おいしく食べた』のはどんなとき?」の問いを考えるワークショップでは、児童一人一人が「野球の大会で優勝した後の焼肉」「おなかがすいたときの卵かけご飯」「山の上で海とサクラを見ながら食べる」と発表。しょうゆの搾りかすに触れる時間もあり「くせになる香り」などの声が上がった。

 関谷実波さん(6年)は「しょうゆを作るにはたくさんの工程があって、温度管理なども大変だと思った。食事をおいしく食べる秘訣は、友達や家族と楽しい話をしながら食べることだと思う」と話していた。

(2021年12月2日付紙面より)

しょうゆ博士がオンライン講話=11月30日、那智勝浦町立下里小学校
しょうゆの搾りかすに触れる
2021年12月02日
37 11月度月例杯の結果
 那智勝浦ゴルフ倶楽部  
2021年12月02日
38 優勝はリアル
 軟式野球部「第4回大会」  (那智勝浦町体育協会 )
2021年12月02日
39 新宮、決勝進出ならず
 JAみくまの杯学童女子軟式野球大会  
2021年12月02日
40 神倉少年野球クラブが制す
 県軟連東牟婁支部学童部新人大会  
2021年12月02日
41 自律走行バスの体験企画  4日まで総合運動公園で  (串本町 )
2021年12月02日
42 災害対応の在り方発信  防災・日本再生シンポ  (和歌山大学 )
2021年12月02日
43 自身の技術確かめ意識培う  自動二輪車安全運転講習会  (串本LC )
2021年12月02日
44 協力して地域をきれいに  高田クリーンアップ大作戦  (新宮市 )
2021年12月02日
45 LGBTsが直面する課題  人権教育地方別研修会  (和歌山県教委 )
2021年12月02日
46 事故のない社会目指し  冬の交通安全運動始まる  (和歌山県 )
2021年12月02日
47 写真で地域の魅力を発信  新宮市観光カレンダー販売中  
2021年12月02日
48 人権啓発パネル展示  20日まで、新宮市役所  
2021年12月02日
49 「選挙」の大切さ知ろう  新翔高校で出張県政講座  (新宮市 )
2021年12月02日
50 古武術の奉納演武会  不二流体術が熊野那智大社で  (那智勝浦町 )
2021年12月02日
51 3回目接種の予算など可決  紀宝町議会の臨時会  
2021年12月02日
52 「お仕事頑張ってね」  お父さん、お母さんに感謝の手紙  (成川保 )
2021年12月02日
53 県警ヘリからの映像も配信  紀宝警察署協議会で訓練公開  
2021年12月02日
54 交通事故防止など警戒強化  「年末の交安運動」前に出発式  (紀宝、熊野署 )
2021年12月02日
55 赤く色づくセンリョウの実  浮島の森の遊歩道沿いで  (新宮市 )
2021年12月02日
56 お悔やみ情報