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2017年10月28日
1 迂回路を検討中
 倒木で通行止め「大雲取越」  (台風21号で )

 台風21号の豪雨で発生した倒木や土砂崩れで世界遺産の熊野古道「大雲取越」が通行止めになっている。復旧のめどはたっておらず、担当者らは現在、迂回(うかい)路の設置を検討している。

 被災場所は那智勝浦町内の石倉峠―地蔵茶屋跡間。町と新宮市は両入口などに日本語と英語の看板を設置して通行止めを知らせている。周囲は私有林で、町は今後の対応を検討している。

 熊野古道の「大雲取越」と「小雲取越」の中継点に位置する宿泊施設「小口自然の家」(新宮市熊野川町上長井)によると、熊野那智大社方面へ行き来する観光客は現在、バスを使用している。通行止め区間手前にある「円座石(わろうだいし)」まで歩き、引き返している観光客もいるという。

 自然の家の昨年度の宿泊者数は3298人(前年度比46人増)で、そのうち外国人は1721人(同393人増)だった。管理人の小河二見博さん(66)は「宿泊の予約は、1年前は当たり前で、早い人で2年前から入っています。復旧もそうですが、早く迂回路を設置してほしい」と話していた。

 「大雲取越」は那智勝浦町那智山の熊野那智大社―新宮市熊野川町上長井間の約14・5㌔。雲に手が届くほど高いという意味から名付けられた。古道の中でも難所の一つで、熊野三山の神々が談笑したという伝説があり、三つの梵字(ぼんじ)が刻まれた「円座石」や舟見峠、地蔵茶屋跡がある。

(2017年10月28日付紙面より)

倒木などで通行止めになっている大雲取越=23日、那智勝浦町内(小口自然の家提供)
2017年10月28日
2 クジラの大きさ実感
 太地小1年生がふるさと学習  

 太地町立太地小学校(前田欣克校長)の1年生6人が26日、町立くじらの博物館でくじら学習を行った。全校規模で取り組んでいる、ふるさと学習の一環で、1年生の児童らにとっては今年度2回目。6月の前回はクジラやイルカの種類を、今回は大きさを学んだ。

 数字ではなく実感で知るため、同館に設置されているシロナガスクジラの骨格標本のレプリカを棒やひもを使って計測。中江環学芸員の指導の下、ひもを標本に当て、色分けしながら体長、体幅、頭、胸ビレの長さと同じに切って学校に持ち帰った。

 児童らは教室の黒板や体育館、自分たちの背丈と比べ、「クジラの体の幅は、体育館の入り口にギリギリ入るくらい」、「体の長さは、みんなの17人分」と口に出して大きさを確かめた。

 計測前の説明では、中江学芸員の「シロナガスクジラを知っていますか」という問い掛けに、すかさず「世界で一番大きいクジラ」と答えた児童もいた。前回の学習の際に標本に興味を持って質問し、教わったことを覚えていたそうだ。

 児童らは「こんなに大きいと思わなかった」「すごい」と感想を言い、中江学芸員は「お家の人にも、クジラの大きさを教えてあげてくださいね」と呼び掛けて学習を締めくくった。

(2017年10月28日付紙面より)

ひもを使って標本を計測=26日、太地町立くじらの博物館
体育館でひもの長さと背丈を比較
2017年10月28日
3 児童生徒と住民一緒に確認
 西向小中校区で避難所巡り  (串本町 )

 西向小・中コミュニティースクール(大芝英智会長)主催の一時避難場所巡りが26日に西向小中校区内であり、児童生徒合わせて82人と区民(保護者含む)73人が一緒に住んでいる区の高台や危険な場所を確かめるなどした。

 将来の発生が予想される地震や津波に備える地域共育活動として年次実施していて、本年度で5年目。児童生徒は知識を増やして日ごろの防災意識を高めるとともに、地域の一員としての自覚を持ちできることを考えることを目当てにして取り組んだ。

 校区内にある9区に案内の協力を求め、児童生徒は引率の教員と共に住んでいる区の住民と合流。区長らをリーダーにして一時避難場所巡りに臨んだ。岩渕区(山本進区長)では児童4人と区民12人が合流し、▽成就寺裏▽護国神社跡▽カジヤ谷―の各高台に上がり他2本の津波緊急避難路の位置と状況を確かめた。児童最年長の下村奏斗君(5年)は「知っている避難路は多い方がいい。いざという時は近くの避難路を知っておくことが大事だなと思った」と感想を述べ、山本区長は「岩渕区にとって子どもは宝。大人になってもずっと住んでいてほしいし、そのために知っておかないといけないのが今日紹介した津波から逃げるための避難路。児童を含めた区民の皆さんにしっかりと覚えておいてほしい」と願った。

 9区ともそれぞれに一時避難場所巡りを行い、区民は現地解散、児童生徒は帰校。大芝会長は「9区の皆さんには子どもたちが高台に上がるということで事前の草刈りや当日も避難先だけでなく地震で崩れやすい場所や本当に危ない時は最短ルートで畑を突っ切っても構わないなど、地域ならではの知恵もいろいろと教えていただけて大変ありがたかった。児童生徒の皆さんには家にいる時に被災するとは限らないので、みんなで情報交換をして違う区の場所にも関心を持ち、校区内の率先避難者になってほしい」と参加した児童生徒や区民らの今後を期待した。

(2017年10月28日付紙面より)

山本進区長(後列中央)からカジヤ谷の位置を教わる岩渕区のグループ=26日、串本町西向
2017年10月28日
4 つり橋が崩れ落ちる
 台風21号で桑ノ木の滝  

 新宮市相賀にある日本の滝百選の「桑ノ木の滝」へ続く山道のつり橋が台風21号の影響で崩れ落ちている=写真。橋を管理する市都市建設課は、生活で頻繁に使用する市道の修復を優先的に行うため、復旧時期は未定と話している。

 熊野川支流の高田川の上流にある滝で、高さ約21㍍、幅約8㍍。手軽に行けるハイキングコースとして人気があり、毎年大勢のアマチュアカメラマンが訪れている。

 滝へ続く道はつり橋が落ちているほか、崩れ落ちたり、倒木でふさがれたりしていて危険な状態となっている。市商工観光課は入口に通行止めの看板を設置した。つり橋は6年前の紀伊半島大水害でも流された。

 同市熊野川町田長の「鼻白の滝」へ続く林道も土砂でふさがれている。市農林水産課によると、次の台風が接近しているため復旧は週明けになる見込み。

(2017年10月28日付紙面より)


2017年10月28日
5 全国目指し熱戦開幕 全国高校サッカー選手権和歌山大会、出場校紹介 
2017年10月28日
6 西垣戸農園が優勝 第125回職場対抗ボウリング大会 
2017年10月28日
7 29、30日に西日本接近か  台風22号  
2017年10月28日
8 東牟婁から204人参加 東牟婁郡老人クラブ、親善グラウンドゴルフ大会 
2017年10月28日
9 元気にゲーム楽しむ  うどの幼が田代体育館へ遠足  (紀宝町 )
2017年10月28日
10 地域と協働の育成を  矢渕中コミュニティー・スクール研修  (紀宝町 )
2017年10月28日
11 生徒の誘導で屋上へ避難  天満保育園児が那智中で訓練  (那智勝浦町 )
2017年10月28日
12 初のパレードに向けて準備 古座川町、かがやき塾と学童保育所 
2017年10月28日
13 みんなで楽しく遊ぼう 串本町、にこにこ広場、あったカフェ合同遠足 
2017年10月28日
14 被害防止の心構えを養う 潮岬地区老連、県警アドバイザーら迎え 
2017年10月28日
15 台風被害相談所開設  28日から新宮市役所  
2017年10月28日
16 住宅浸水1083棟  台風21号で新宮市  
2017年10月14日
17 サロン活動通じた見守り
 福祉委員が研修会  (新宮市 )

 新宮市社会福祉協議会は12日、市福祉センターで福祉委員研修会を開いた。約40人が「サロンを通して行う見守りについて」をテーマに講話を聞き、「ワールドカフェ」形式で、グループで話し合った。

 福祉委員は高齢者や障害者など福祉問題を抱えている人たちに福祉情報を提供し、問題の解決を図っていくボランティア。福祉問題の発見や情報の伝達、ネットワークづくりなどを行い、気軽に楽しく福祉のまちづくりを推進するなどの活動を行う。

 この日は同協議会の生活支援コーディネーター・西典久さんが、現在は介護予防や高齢者の社会参加の促進で支え合える地域づくりが求められていると説明。組織的な見守り体制の重要性と福祉委員の役割、サロン活動も見守りの一つであると見守りの在り方について紹介した。

 ワールドカフェは参加者が各テーブルに分かれて数人で話し合い、時間交代で代表者以外がテーブルを移動する。移動した人たちはその場の代表者から前の議論の要点を聞いて議論を深めることを繰り返し、最後に各代表者が全員にまとめの報告をするという討論の方法。参加者らは「サロンを通してより良い見守りをするには?」のテーマに沿って自分たちの地域での活動を交えながら話し合った。

 「人とのつながりを広げ、隣近所を誘い合わせて楽しい瞬間を作る」「他地区サロンと交流」「サロンを開く場所がほしい」「イベント後に茶話会を開く」などアイデアや課題、声掛けの大切さや新しい参加者を呼び込む方法も挙がり、飲み物やお菓子を口にしながら和やかな雰囲気で意見を出し合っていた。

(2017年10月14日付紙面より)

意見を出し合う福祉委員ら=12日、新宮市福祉センター
2017年10月14日
18 「カメさん元気でね」
 90匹を王子幼稚園児らが放流  (王子ヶ浜を守る会 )

 新宮市王子ヶ浜を守る会(速水渉会長)は13日、同市の王子ヶ浜でウミガメ放流会を開いた。市立王子幼稚園の園児ら30人が子ガメ90匹を放流し「カメさん元気でね」と見送った。

 守る会は今年6月14日の初上陸、初産卵から8月10日までに10頭の上陸、7頭の産卵を確認し、860個の卵を保護した。この日は7月20日に採取した卵からかえったウミガメを放流。現時点で623個の卵から308匹がふ化しており、237個の卵が残っている。

 速水会長、来賓の田岡実千年市長、紀南河川国道事務所新宮川出張所の横山孝吉所長、熊野自然保護官事務所自然保護官の金子郎さんのあいさつの後、園児らは子ガメを手に乗せてもらい「かわいい」とにっこり。優しく地面に下ろすと、子ガメはゆっくりと海に向かって歩き出した。

 浅山來羽心(くうみ)さん(6)は「子ガメは泳いで入るみたいにばたばたしていて面白かった。何年後かにまた戻ってきてほしい」と笑顔を見せた。

 速水会長は「毎年の事ですが、協力を頂き放流会ができた。天気が心配でしたが、滞りなく、無事に放流できうれしく思っています。これから子どもたちが成長したときに、王子ヶ浜にアカウミガメの産卵地があるというふるさとを思い出してもらえれば」と話していた。守る会は昨年、王子ヶ浜で20頭の上陸と11頭の産卵を確認。1159個の卵を保護し、約785匹がふ化した。

(2017年10月14日付紙面より)

ウミガメを放流する園児ら=13日、新宮市王子ヶ浜
みんなで「ウェルカメー」とあいさつ
2017年10月14日
19 海外からファンも 濱口祐自さん船上ライブ (那智勝浦町)

 那智勝浦町の勝浦港にある櫂(かい)伝馬保存会集会所前で7日、ギタリストの濱口祐自さんによる船上ステージライブがあった。熊野、関東、九州地方などの国内だけでなく、オランダ、アメリカ、オーストラリアから約100人のファンが集まり、情緒あふれる港町の景色とギター演奏を楽しんだ。

 昨年に続く2回目のコンサートで、勝浦八幡神社例大祭の後、10月に開催。地元では恒例となった友人の林宣行さんのあいさつでスタートした。中盤には弟の濱口起年さん(櫂伝馬保存会会長)も登場し、歌を披露した。

 この日は、「妙法の夕暮れ」など、30代の頃に作曲した数曲を演奏する場面もあった。近年の濱口さんのライブでは珍しい選曲で、長年のファンから歓声が上がっていた。

 新宮市の松村貴代さんは「CDで何度も聞いていますが、ライブでのアレンジが毎回新鮮。音楽に対する真摯(しんし)な姿勢が感じられます」と話していた。

 イギリス出身で選曲家として国内で活躍中のピーター・バラカン氏が監修する音楽祭「LIVE MAGIC!」(=21、22日・東京恵比寿ガーデンプレイス)に出演が決まっている濱口さん。新作を待つファンも多いという。当日の会場では、未発表曲のアナログEP盤を発売する。

 次回地元での活動は29日(日)、同町下和田の大泰寺内で開催する野外コンサート「紀伊半島FUNKY SUMMIT」への出演を予定している。問い合わせは(電話090・3055・8734)まで。

(2017年10月14日付紙面より)

ササ飾りをあしらった船で演奏する濱口祐自さん(左)と濱口起年さん=7日、那智勝浦町の勝浦港
国内外から多くの観客が同町を訪れた
2017年10月14日
20 陸上種目で自己に挑戦
 町内小学校連合運動会  (古座川町 )

 古座川町一雨にある明神小学校運動場で11日、町内小学校連合運動会があり5、6年生34人が陸上各種目で自己記録に挑戦した。

 この運動会は、同町教育会(濵地久夫会長)と同町教育委員会(和田充旦教育長)が主催。児童の体位、体力の向上と児童相互の親交を目的として年1回開いている陸上競技記録会で、本年度は5、6年生を対象にし3校から34人が参加した。

 開会にあたり和田教育長はそれぞれの学校で練習した成果を発揮し『より早く、より高く、より遠くへ』を目指して全力を尽くすよう呼び掛けた。児童を代表して高池小6年の後口幸弘君が宣誓し、明神小6年の松林水濡君のリードでラジオ体操をこなして各種目の記録計測に移った。

 児童は全員参加の100㍍走を経て、走り幅跳びや走り高跳び、ソフトボール投げや800㍍走に挑戦。終盤では34人が3校混合の4組に分かれてリレーに挑んだ。この日は家族や地域住民も観戦に詰めかけ、注目や声援で児童の挑戦を後押しした。

 閉会式では各種目上位成績者の記録をみんなでたたえ合い、濵地会長は「あきらめず競技に臨む姿勢がよかった。その頑張りを明日からの学校生活にも生かしてほしい」と期待のあいさつを寄せて締めくくった。

(2017年10月14日付紙面より)

フィールド種目「走り高跳び」に挑む児童=11日、古座川町一雨
2017年10月14日
21 市民スポ祭硬式テニス
 19組が参加し熱戦繰り広げる  
2017年10月14日
22 県大会への出場権目指し
 中体連新人大会バドミントン競技  
2017年10月14日
23 ねんりんピックで準優勝
 新宮・東牟婁勢の選手も大いに貢献  
2017年10月14日
24 団体上位3校が県大会へ
 東牟婁地方中学校新人卓球大会  
2017年10月14日
25 みんなで楽しい時間過ごす 新宮市、老人保健施設みさきで運動会 
2017年10月14日
26 発達段階に合わせた接し方を  太地こども園で子育て講座  
2017年10月14日
27 はまゆう園へ笑顔の訪問 新宮市、浮島児童館の子どもたち 
2017年10月14日
28 心込めた弁当届ける  高齢者らへ勝浦地区福祉委員  (那智勝浦町 )
2017年10月14日
29 体育祭に力みなぎる  新宮市内高校・中学校  
2017年10月14日
30 夕暮れ時の交流にぎわう  古座川町明神で「おむすびまつり」  
2017年10月14日
31 みんなの運動会  田並保育所の運動会  (串本町 )
2017年10月14日
32 園児たち元気いっぱい  高池保育所の運動会  (古座川町 )
2017年10月14日
33 「愛あるこども園へ」  上野山こども園で運動会  (串本町 )
2017年10月14日
34 ツルニンジン  熊野川町の山で  
2017年10月14日
35 熊野地方で舌戦展開  衆院選和歌山3区の2候補  
2017年10月14日
36 お悔やみ情報