熊野市議選は12人の新議員決まる
当落 | 得票数 | 候補者名 | 年齢 | 党派 | 現元新 |
---|---|---|---|---|---|
当 | 5,462 | 堀 順一郎 | 63 | 無 | 現 |
2,734 | 和泉 行洋 | 55 | 無 | 新 |
当日有権者数 12,407人
投票者数 8,266人
無効投票数 70票
投票率 66.62%
□ □
当落 | 得票数 | 候補者名 | 年齢 | 党派 | 現元新 |
---|---|---|---|---|---|
当 | 1,121 | 和田 泰史 | 38 | 無 | 新 |
当 | 948 | 久保 智 | 68 | 無 | 現 |
当 | 890 | 扇谷 智美 | 59 | 公 | 新 |
当 | 888 | 畑中 新子 | 47 | 無 | 現 |
当 | 788 | 大橋 秀行 | 71 | 無 | 現 |
当 | 743 | 川口 朋 | 47 | 無 | 現 |
当 | 741 | 岩本 有史 | 63 | 無 | 新 |
当 | 651 | 仮屋 義雄 | 71 | 無 | 新 |
当 | 613 | 濱 重明 | 58 | 無 | 現 |
当 | 578 | 岩本 育久 | 73 | 無 | 現 |
当 | 575 | 森岡 忠雄 | 64 | 無 | 現 |
当 | 521 | 松田 唯 | 47 | 無 | 現 |
420 | 伊東 裕将 | 41 | 無 | 現 | |
252 | 髙垣 裕人 | 60 | 無 | 新 |
当日有権者数 13,807人
投票者数 9,800人
無効投票数 70票
投票率 70.98%
和歌山市の病院とつなぐ (新宮市立医療センター )
新宮市立医療センターと和歌山県立医科大学附属病院は22日、専門医がインターネットを通じて診察の手助けを行う「遠隔外来」を実施した。同病院での難病患者の受診に際し、元主治医である同センターの医師が助言。患者の治療、医師の働き方の双方に、新たな可能性を示した。
同病院では2014年7月より、遠隔医療支援システムを利用した「遠隔外来」を実施している。本来は地域の医療機関が、同病院の専門医から助言を受けるもので、県内の25医療機関がシステムを設置している。
ただし今回は逆で、同病院から4月に派遣されてきた、同センター循環器内科医長の山野貴司医師(47)が、同病院で国指定の難病患者を診察する、谷口元城医師(29)を手助けする。
治療を受けるのは、肺動脈性肺高血圧症の男性と、慢性血栓性肺高血圧症の女性。どちらも国指定の難病で、山野医師は元主治医、谷口医師は現主治医となる。
受診の際は、インターネットのテレビ会議システムを使い、谷口医師の診療の様子を、山野医師が画面越しに確認。触診の結果や血圧の数値を聞き、必要な助言を行っていた。元主治医ということもあり、患者も安心した様子で、直接話をする一幕もあった。
山野医師は、診療科目によっては遠隔外来に適さない場合もあるとしつつも「循環器内科の医師として(地方で)働きながら、肺高血圧症の専門家として遠隔で診察もできる。リモート専門外来として、新たな医師の働き方にもなるのでは」などと、可能性を論じていた。
(2022年4月24日付紙面より)
飲酒運転の撲滅も啓発 (新宮小売酒販組合 )
新宮小売酒販組合(辻良治理事長)は22日、新宮税務署と協力して「20歳未満飲酒防止・飲酒運転撲滅街頭キャンペーン」を、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で開いた。同組合や関係機関・団体から約40人が参加。買い物客に啓発物資を手渡し、注意や周知を呼びかけた。
4月は20歳未満飲酒防止強調月間となっており、全国各地で運動が行われている。また、4月から成人年齢が18歳に引き下げられたものの、飲酒は引き続き20歳未満は禁止とされており、今回はこれを周知する意味合いもある。
同組合のほか、新宮市、新宮警察署、新宮納税協会、新宮市料理飲食業組合などが参加した。街頭啓発は例年この時期に実施していたが、昨年はコロナ禍で規模縮小していたため、例年通りの実施は2年ぶりとなる。
辻理事長は開会宣言で「どうしたら飲酒運転がなくなるかを、ずっと考えてきた」と説明。また飲酒については、18歳からになったと勘違いしている人も多いとして「20歳になったら」と力を込めた。
来賓として、新宮税務署の山端克明(やまばな・よしあき)署長、新宮警察署の田原正士署長、新宮市の田岡実千年市長もあいさつ。3人ともに、未成年の健全育成のためにも、20歳未満の飲酒防止は必要と強調した。飲酒運転の危険性についても言及があった。
田原新宮警察署長は、管内での昨年の数値として▽飲酒で補導した少年が1人▽交通事故を含む飲酒運転の検挙件数は29件―なども紹介した。
啓発物資は、啓発チラシなどをまとめた400セットが用意されていた。参加者は、同店の3カ所の出入り口に分かれ、買い物客に「未成年の飲酒防止に協力を」などと呼びかけ、啓発物資を手渡していた。
(2022年4月24日付紙面より)
旬の野菜を子ども食堂に (紀宝町 )
「ふれあい子ども食堂」の食材に野菜を提供しようと、紀宝町ボランティア・市民活動センター(通称・きぼらんせ)は、同町鵜殿に「キホッチョ農園」を開設した。22日には神園敏昭運営委員長ら委員2人が28・88平方㍍の農地を耕し、野菜作りが本格的に始動した。
活動が制限された中で、屋外での活動に着目。農業を通じて多世代交流を図るとともに、子どもたちに新鮮な野菜を食べてもらおうと農園整備を計画した。
今後、ボランティアを募り、サツマイモ、スイートコーンを植えて管理に協力してもらい、秋の収穫を目指す。
農園は、野菜や花などを栽培してもらう目的で町が貸し出している「健康づくり農園」。鵜殿地区の神内川沿いにあり、1区画14・88平方㍍。3区画を借り、2区画は農園、1区画はベンチなどを設置し、集いの場にする。
活動初日には、耕運機とくわで2区画の畑を耕した。神園委員長は「昔の畑は近所の人のたまり場だった。この農園も高齢者らが集える場所にしたい。畑は1週間放置すると駄目になる。常に誰かが土を触って、おいしい野菜を育てて子どもたちに食べてもらいたい」と話していた。
町社会福祉協議会が運営する子ども食堂は昨年4月にオープン。新型コロナウイルスの影響で休止期間が続いたが、今月16日には4カ月ぶりに再開した。
メニューはほぼ毎月、カレーライスとサラダ。町社協の職員は「子ども食堂の会場近くでもトマトやキュウリ、ナスなどの夏野菜をプランターで栽培する予定。畑とプランターでの収穫後は、旬の野菜を使ったカレー以外のメニューも考えたい」と語った。
(2022年4月24日付紙面より)
孔島鈴島で例大祭 (新宮市 )
新宮市三輪崎の孔島(くしま)嚴島(いつくしま)神社と鈴島蛭子(えびす)神社で18日、例大祭が営まれた。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から関係者のみが参列し斎行。孔島・鈴島保護委員会の井上元和委員長や中村武・三輪崎八幡神社氏子総代会長、屋敷満雄三輪崎区長らが航海の安全や大漁、新型コロナ早期収束などを願い玉串をささげた。
孔島嚴島神社の主祭神は海路を守護する神として信仰を集める市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。鈴島蛭子神社の祭神は漁港を見守る大漁の神である蛭子命(ひるこのみこと)とされている。孔島と鈴島は南紀熊野ジオパークを構成するジオサイトに認定されており、孔島嚴島神社の石造物は、2017年に日本遺産「鯨とともに生きる」に追加登録されている。
毎年、大勢の地域住民が参加している餅まきは、新型コロナ情勢を踏まえおととし、昨年に引き続き今年も中止に。熊野速玉大社の佐藤仁迪(ひとふみ)権禰宜(ごんねぎ)が斎主を務め、しめやかに神事が営まれた。
井上委員長は「今日は風が強いが雨も降らず、天候に恵まれて良かった。本来なら多くの地域住民にご参列いただき、美しい三輪崎の海を見てもらいたいが仕方ない。大漁と新型コロナの一日も早い収束を祈りました」。
孔島・鈴島や周辺の自然保護を主たる目標に定めて活動を展開する同委員会。井上委員長は「漁協組合職員が美化活動に協力してくれておりありがたい限り。しかし、同所に流れ着くプラスチックごみは後を絶たない。一人一人の意識が大事。ポイ捨てはやめてほしい」と話していた。
例大祭は毎年、旧暦の3月18日に営まれている。
(2022年4月19日付紙面より)
古座小前で取り締まり (新宮警察署 )
串本町中湊、串本町立古座小学校正門前で18日早朝、新宮警察署による可搬式速度違反自動取締装置(通称・可搬式オービス)を用いた速度違反の取り締まりがあった。
通学路における通行車両の交通法令順守意識の向上、ひいては通学する児童を保護することが目的。同署は管内にある学校の第1学期始業に合わせてこの取り締まりを始め、ほぼ連日の実施で目的の推進を図っているという。
古座小正門前の県道は法定速度(自動車の場合は毎時60㌔)が適用されていて、利用者相互の配慮が交通事故の抑止に大きな役割を果たしている。同装置による取り締まりを要する状況はほぼないと判断し、この日は車両通行を妨げずかつドライバーから目に付きやすい位置に同装置を配置し警察官3人も同装置横やその周囲で姿を見せるなど、ドライバーの意識喚起に重点を置き登校時間帯に合わせて活動した。同時に日々の交通状況をじかに見届け、交通安全面での課題を探ることにも努めていた。
(2022年4月19日付紙面より)
目覚山水底神社で明神祭 (那智勝浦町 )
大漁と海上安全を祈願する明神祭が17日、那智勝浦町宇久井の目覚山(めさめやま)水底(みそこ)神社で営まれた。参列者は海上安全や地域の発展などを祈願した。
同神社の御神体は獅子頭、社殿横の大きな岩、蛇など複数の説がある。このうち蛇については、1286(弘安9)年5月に伊勢方面から入港する船に乗り込み、目覚山に鎮座したと伝えられる。社殿は1961(昭和36)年に造営されたが、90(平成2)年の9月から11月にかけて上陸した4回の台風で全壊。今の社殿は92(平成4)年4月に竣工(しゅんこう)した。
祭りは旧暦3月14日の前の日曜日に開かれるという。かつては船主が祭主となり、後には宇久井神社宮司に受け継がれてきたが、95(平成7)年度からは区が実施している。神社には中路進総区長をはじめ、宇久井漁業協同組合、宇久井青年会、区の役員や漁業関係者など、合わせて約20人が参拝に訪れた。
神事は熊野那智大社から出仕した神職によって営まれた。今年は、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、宇久井青年会による獅子神楽の奉納はなかった。参拝者一人一人には「目覚山神符」と餅が配られ、それぞれが安全操業の誓いを新たにした。
中路総区長は「海上安全や大漁祈願、地域の発展に加えて、新型コロナウイルス終息も祈願しました。近年は一般参拝者が減っていることを懸念している。目覚山は素晴らしい場所なので、ぜひ区民の皆さまにも知っていただけたら幸いです」と話した。
(2022年4月19日付紙面より)
ラ・フェスタ・プリマベラ (新宮・東牟婁 )
クラシックスポーツカーの公道ラリー「ラ・フェスタ・プリマベラ2022」が15~18日に開催された。16日には56台が出走し、那智勝浦町のブルービーチ那智、太地町立くじらの博物館、串本町の潮岬観光タワーを通過。ランボルギーニ(イタリア)やジャガー(英国)、ポルシェ(ドイツ)などの名車を一目見ようと集まった地域住民らが、沿道から旗を振って歓迎した。
「古いものに敬意を」「いくつになっても心・少年」「イベントに関わる全ての人と友情の輪を広げる」の精神の下、2009年に始まったイベント。毎年春に開催されることから、イタリア語で春を意味する「プリマベラ」の名を冠している。株式会社フォルツァ主催。
今年のラリーは愛知県名古屋市の熱田神宮をスタートし、2府5県の約1250㌔を走ってゴールの京都府京都市の岡崎公園へ向かう。
16日は好天に恵まれ、ルーフ(屋根)をオープンにしたクラシックカーが潮風を受けて沿岸部を疾走。ブルービーチ那智のチェックポイントでは、地元の観光パンフレットや那智黒あめなどの土産を受け取った。
普段は目にすることのないクラシックカーの姿に、地元の子どもたちも大喜び。武内弥那人(みなと)君(勝浦小2)は「車が大好き。5番や33番の車がかっこよかった」と笑顔で話していた。
(2022年4月19日付紙面より)
田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)の例大祭「本宮祭」が13日、始まった。神を宿すとされる稚児が主人公の神事「湯登(ゆのぼり)神事」(県無形民俗文化財)では、地元の稚児の神聖な体が地面に着かないよう父親が肩車をして練り歩き、温泉で身を清めるなどして子どもの健やかな成長を願った。
熊野の春の訪れを告げる同大社の例大祭。主祭神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ=スサノオノミコト)の故事に倣う祭典とされる一年の豊穣(ほうじょう)を願う祭り。毎年、地元住民や多くの観光客が参加・参列し、春の同町を盛大に彩る。
今年は昨年同様、人数制限などの対策を講じ規模を縮小しつつも緩やかに従来の規模に戻して執り行う運びとなった。
湯登神事に参加した子どもは2~4歳の5人。斎行に当たり九鬼宮司は「今年も新型コロナウイルスの影響で厳しい状況ではあるが、本宮祭は春を告げる祭り。いろいろな思いの中、ご参加いただいたことに感謝。子どもたちの健やかな若竹のような成長を願いたい」とあいさつ。榎本隆文・総代会長は「万全な新型コロナ対策で臨みたい。ご協力を」と呼びかけた。
好天の下、親子は大社本殿前で拝礼を受けた後、九鬼宮司らを先頭に参道を下り国道168号を歩いた。
湯の峯温泉では温泉に漬かり身を清めた後、温泉粥(かゆ)などを食べた。狩衣(かりぎぬ)や烏帽子(えぼし)で正装し、稚児の額に神の証しとして朱色の口紅で大の字を書き入れて準備を整えた。
2歳の樹丞(きすけ)君と参加した同町の植野元樹さん(26)は「自身も2歳の時に稚児として父親と参加した。子どもの健やかな成長と健康を祈っています」と話していた。
祭りは15日(金)の渡御祭(とぎょさい)、斎庭(さいてい)神事まで続く。祭りの様子は動画投稿サイト「ユーチューブ」にて配信される。
(2022年4月14日付紙面より)
色川地域振興推進委員会 (那智勝浦町 )
那智勝浦町色川地域の住民らで組織される「色川地域振興推進委員会地域循環共生圏班」は10日、同町の口色川付近で小水力発電機と太陽光発電によるオフグリッドシステム(※)のお披露目会を開いた。(特非)地域再生機構が実施する自然エネルギー(小水力発電)を学んで実践する「自然エネルギー学校」の事業を2020年から取り組んできた共生圏班。メンバーらはワークショップで完成させた設備の仕組みや取り組みについて、住民や町内外から参加した見学者に対して説明を行った。
共生圏班は同町が19年度に策定した地域循環共生圏構想の実現に向け、住民有志が自主的取り組みを行うべく組織された。同地域で地域循環共生圏づくりの活動に取り組んでいる。
活動の一つである脱炭素では、地球環境基金の助成を受けて、事業を実施。25年度以降には再生可能エネルギーで稼ぎ、地域循環共生圏づくりに投資する事業体「(仮称)色川シュタットベルケ」の設立を目指すとしている。
見学者は21年度に設置した小水力発電の実機とソーラーパネルなどを見て回った。小水力発電の設備では取水枡に川の水を流入させて、パイプを通った水の落差を利用。それにより、水車装置が作動して発電する仕組みだ。また、太陽光発電は渇水期の水力発電の電力を補う対策としても使用されるという。
充電池などの機材は水源から最も近い位置に住むメンバーの東条雅之さん宅に設置。発電した電気を使い、室内のイルミネーションを点灯させ、動画の上映も行った。
東条さんは「共生圏班としていろんなことに取り組んでおり、電力自給もその一つ。電力自体は少ないので全ての家電は使えないが、エコな生活なら賄っていける。町が地域循環共生圏を掲げてくれてうれしい」。
事務局を務める(一社)南紀自然エネルギーの仁木佳男さんは、「今後は売電などの事業化を目指し、調査やさまざまな試行を進めていく計画。また、色川だけでなく、新宮市や古座川町でも脱炭素と持続可能な地域づくりの実践を進めていきます」と話した。
メンバーの外山哲也さんは「立地や川の管轄、水量などの点からも、色川で小水力発電の普及などは難しいかもしれない。しかし、今回の取り組みで、電気がぜいたく品であることや一般家庭よりも電気を使わなくても幸せに暮らしていけることに改めて気づくことができた」と語った。
その後は見学者と住民が触れ合う、交流の場が設けられた。
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※オフグリッドシステム=電力会社の送電網につながらず、独立して電気を自給自足する状態のこと。
(2022年4月14日付紙面より)
三輪崎でささやかな花火大会 (新宮市 )
新宮市三輪崎の孔島付近で12日夜、ささやかな花火大会が行われた。三輪崎漁港には近隣の住民らが訪れ、つかの間の花火大会に心を躍らせた。
三輪崎・佐野・木ノ川地区の1980年度生まれの同級生などで組織する「三佐木55年度会」が主催。三佐木地区への愛情を示すとともに、これからも見守り続けたいとの思いをサプライズ花火に託した。
花火は、打ち上げ位置から近い三輪崎地区住民に対して事前に回覧で周知。約3分間にわたり55発の花火が夜空を彩り、三輪崎漁港周辺に集まった住民からは歓声と拍手が起こっていた。
事業実行代表責任者の海野紘史さんは「回覧を回した際、住民の皆さんの中には非日常を味わえると、楽しみにしてくれている人もいた。この打ち上げ花火で愛する三佐木地区が少しでも元気になってくれたら」と思いを語った。
(2022年4月14日付紙面より)
熊野那智大社の「秀衡桜」 (那智勝浦町 )
那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)にある県天然記念物の「秀衡桜(ひでひらざくら)」が現在、見頃を迎えている。純白の花は参拝者の目を楽しませており、写真を撮影する人の姿も多く見られた。
高さ約15㍍、幹の周囲2㍍の巨木。今から約800年前、武士の熊野詣でが盛んな時代に奥州藤原氏の第3代当主・藤原秀衡が夫人と共に参詣した際、奥州から持ち込んだ苗を植えたと伝わる。花の姿が雲かかすみに見まがうほど真っ白く咲くため「白山桜」とも呼ばれる。
同大社によると、10日ごろに開花し、連日暖かい日が続いた頃から、一気に花が咲いたという。12日時点で八分咲き、13日には満開間近となったことから、14日に営まれる「桜花祭」に花を添える形となった。
大谷知也権禰宜(ごんねぎ)は「今週末が見頃だと思う。季節のものですので、目で楽しんでいただけたら」と話していた。
(2022年4月14日付紙面より)
第42回学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント