サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会(6月14日~7月15日)に向け熊野三山協議会は11、12の両日、熊野三山一寺で必勝祈願祭を営んだ。参列した日本サッカー協会の田嶋幸三会長は「身の引き締まる思い。(グループリーグは)簡単な相手ではありませんが、今まで以上の成績が目標です。皆さまの期待に応えられるようしっかりと準備していきたい」と話した。
日本サッカー協会のシンボルマークが熊野の神鳥「ヤタガラス(八咫烏)」で、日本サッカーの始祖といわれる中村覚之助の古里が那智勝浦町にあることなどが縁で、協会は2002年W杯日韓大会から熊野三山一寺で必勝を祈願している。
熊野本宮大社での神事には下宏・和歌山県副知事をはじめ地元サッカー関係者ら約20人が参列。田嶋会長は本殿に玉串を供えるなど正式参拝し、西野朗・日本代表監督のサイン入りサッカーボールと日本代表選手らのサイン入りユニホームを奉納した。
田嶋会長に今年限定の白い「勝守(かちまもり)」などを手渡した九鬼家隆宮司は「ぜひ良い成績を収め、日本人に感動と感激を与えてもらいたい」と激励した。
グループステージで日本は、コロンビア(6月19日午後9時~)、セネガル(6月25日午前0時~)、ポーランド(6月28日午後11時~)と対戦する。日本代表選手の最終発表は今月末を予定している。
(2018年5月13日付紙面より)
コスタ・ネオロマンチカ (新宮入港 )
外国客船「コスタ・ネオロマンチカ」(総トン数5万7150㌧、全長220・6㍍)が12日午前6時30分ごろ、新宮市佐野の新宮港に入港した。先月27日に続いて2回目。外国人観光客ら558人(うち日本人267人)が熊野三山などを巡った。同日午後2時に出港する予定。
今回クルーズ名は「太平洋周遊1Weekクルーズ 釜山コース7泊8日 東京発着」。行程は東京、神戸、プサン(韓国)、福岡、新宮、東京。外国人の内訳はイタリア67人、ロシア46人、韓国37人などとなっている。
新宮港では平安衣装の女性と雅楽演奏による歓迎、近隣観光協会による地元物産販売などがあった。地元太鼓グループ「紀宝楽」が演奏で見送る予定。
新宮港へ外国船が入港するのは今回7回目で、本年度4回目。来月には9日(土)に「コスタ・ネオロマンチカ」、12日(火)に「ぱしふぃっくびいなす」が入港する予定。本年度は今回を合わせて10回外国船が入港する見込み。
(2018年5月13日付紙面より)
太地護国神社で例祭
太地町の飛鳥神社(髙橋正樹宮司)の境内にある太地護国神社の例祭が12日、同神社境内で行われた。遺族や関係者たち大勢が参列し、国の繁栄の礎を築いた英霊に感謝の誠をささげ、恒久平和を願った。
同神社の例祭は遺族の高齢化などの影響で途絶えていたが、これを憂えた有志たちが友の会(久原拓美会長、会員40人)を立ち上げて復活させた。今年で9回目。式典は国歌を斉唱し、黙とうをささげて始まった。髙橋宮司が祝詞をあげ、参列者一人一人が神前に白菊を供えた。
久原会長は「先の大戦で敵味方の区別なく多大なる犠牲が払われました。平和を再認識し、次の世代に伝えていくことが、今を生きる私たちの義務と考えます。不戦と平和への願いを込め、現在の繁栄の礎となられた犠牲者のみ霊よ安らかにとお祈りいたします」とあいさつ。参列した三軒一高町長は「現在のわれわれが平和に生活できるのは先人たちの犠牲の上に立っているということを改めて認識しました。一年に一度集まり、祈るのは大事なことではないかと思います」と話していた。
(2018年5月13日付紙面より)
北道院オープン選手権
県中学校ソフトテニス選手権郡予選