神倉小6年生がふるさと学習 (新宮市 )
新宮市立神倉小学校(藪中秀樹校長)で20日、ふるさと学習があった。6年生72人が、県立新翔高校の野間清教諭、中岸速人教諭、建築技術部の三宅悠夢(ゆうむ)君(3年)、田中雄太郎君(1年)に教わりながら四畳半の川原家(かわらや)を組み立てた。
ふるさと学習は神倉小学校運営協議会(下岡輝子会長)が取り組む「ヤタガラス子ども未来プロジェクト」の一環。子どもたちに地元の歴史や文化を学んでもらい、愛着を持ってもらおうと、同協議会メンバーを中心に有志ボランティアの協力の下に取り組んでいる。
6年生は「熊野川と暮らし」をテーマに学習を進めており、15日には事前授業で中瀬古友夫さんから川原家の歴史を学んだ。川原家はくぎを使用せずに組み立てる簡易商店で、洪水時には短時間で解体などができるのが特徴。生活物資や木材、炭などの交易の舞台として市の発展を支えた権現河原に、最盛期には200軒以上の宿屋や鍛冶屋、風呂屋、土産物屋が建ち並んでいたという。
児童らは野間教諭から事前授業の復習と組み立ての説明を受けると、12グループに分かれて順番に作業を開始。土台に柱を立てて貫(ぬき)を通して柱にくさびを差し込み、壁板を装着していった。高所や重量物を扱う作業は、教職員や同部が担当し、川原家を完成させた。
児童会長の奥麻緒さん(12)は「川原家にいろんな知恵が詰まっていて感動した。これから地元の他の歴史も勉強してみたいと思いました」。
野間教諭は「子どもたちの興味を持って作業に取り組む姿が見られました。ふるさと学習を通じて新宮・東牟婁地方の良いものや伝統を知り、印象に残ってもらえれば」と話していた。
(2021年10月22日付紙面より)
潮岬小5年がオンライン見学 (串本町 )
串本町立潮岬小学校(堀靖典校長)の5年生25人は20日、日産自動車㈱のオンライン工場見学を体験した。児童らは画面を通して自動車ができるまでを学んだ。
日産自動車は工場へ直接訪れることのできない人に向けたオンライン工場見学を実施している。担任教諭が申し込み、初の開催となった。
この日は理科室に集合し、モニターを通じて日産車体㈱湘南工場を見学した。日産の魅力や車づくりの工夫を伝えるプラントアテンダントが案内し、児童は「調査員」となって日産の歴史や車づくりを楽しく学んだ。
同工場では仕事で使う小型商用車と海外向けSUVを生産している。児童らは車が完成するまでのプレス、溶接、塗装、組み立ての工程や出荷の様子などをそれぞれ映像で視聴。
車体となる鉄板はロール状で運ばれており、象350頭分の重さでプレスされることや、溶接はロボットと手作業で行われること、部品の取り付けや点検の仕方、エンジンの重さ、車1台の完成にかかる時間、全体の部品数などをクイズを交えて学習した。環境を考えた車づくりに取り組んでいることや自動運転技術などの紹介もあり、熱心にメモを取りながら聞き入った。
児童らは「おすすめの車と一番高い車は」「車の材料はどこから来るのか」「CMの芸能人はどう決めていますか」「他社へのライバル意識はありますか」などさまざまに質問し、回答を冊子に書き込んだ。
電気自動車の普及とガソリン車についての質問では2030年ごろには新しくガソリン車は製造されなくなる可能性があるとし「これからの未来は電気や水素など環境に優しい車が出る。日産でも電気自動車に力を入れています」と述べた。
前虎之朗(こじろう)君(11)は「車が好きで、新機能の話などが聞けて良かった。勉強になりました。」と話していた。
(2021年10月22日付紙面より)
5、6年生が熊野川の昼嶋で (成川小 )
紀宝町立成川小学校(大藤伸之校長)の5、6年生17人が19日、同町浅里を訪れ、熊野川の昼嶋で観察会に取り組んだ。
熊野川を含む参詣道は、2005年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されている。昼嶋は島の上部が碁盤の目のようになっており、天照大神(あまてらすおおみかみ)と熊野権現が碁を遊んだ所ともいわれている。
同小の観察会は毎年、春と秋に実施。今春は天候不良で中止となったが、今回も浅里地区の莊司健さん(74)が協力し、所有する川舟に児童を乗せて熊野川を案内した。
昼嶋に上陸後は、三重自然誌の会などに所属する元中学校長の山口和洋さん(73)が自生する植物などを紹介。「昼嶋は1400万年前の火山活動でできた独特の島で、貴重な植物が生息している」などと解説した。
児童は島に絶滅危惧種が多く自生することを学び、キイイトラッキョウ(紀伊糸辣韮)や紀伊半島に分布するシチョウゲ (紫丁花)など希少種を観察。イネ科の外来種のメルケンカルカヤに勢力を奪われていることも知った。
川岸に戻り、代表でお礼の言葉を述べた6年の大植心葉さんは「希少植物を見ることができて勉強になりました」と話していた。
(2021年10月22日付紙面より)
国の重要無形民俗文化財(重文)の指定を受ける熊野速玉大社(上野顯宮司)の例大祭「新宮の速玉祭(はやたまさい)」が15日午前、秋晴れの空の下「本殿大前ノ儀」で厳かに幕を開けた。
例大祭は同大社の主神、熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)の御神霊が神馬(しんめ)で阿須賀神社へ渡御し、熊野川河原の乙基(おとも)の御旅所(おたびしょ)へ渡る「神馬渡御式」と、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の御神霊が神輿(みこし)でまちを練り、神幸船(しんこうせん)で御船島を廻(まわ)る「神輿渡御式」からなる。
今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、昨年に引き続き一般参列を呼び掛けず神職と神社関係者のみで斎行。参列者らは検温や手指消毒、マスク着用などの対策を講じ、祭事に挑んだ。
上野宮司の祝詞奏上の後、2人の巫女が世界遺産登録記念御神楽の「神なぎの舞」を奉奏。参列者が玉串を奉奠(ほうてん)した。午後からは神馬渡御式が営まれ、神馬と一行が阿須賀神社までの道のりを渡御した。
大前ノ儀を終えた上野宮司は、令和10年に創建1900年を迎えることに言及し「長い歴史の中には疫病のまん延など艱難(かんなん)辛苦あった。そのたびにご先祖は神や国に祈りをささげた。激動の中で祭りをつないできた人々の心を受け継ぎ、ご奉仕させていただくことは何事にも代え難い喜び」とあいさつ。
「今日という日を千載一遇とし、大事にしなければ。誠心誠意心を込めてご奉仕させていただきたい」と思いを語った。
16日の神輿渡御式は午後1時30分から。同2時30分ごろから、朱塗りの神幸用船、諸手船(もろとぶね)、斎主船がゆかしく御船島を廻る御船祭が行われる。新型コロナ感染拡大防止のため、早船競漕(きょうそう)は中止となっている。
祭りの様子は同大社ホームページにてライブ配信が行われている。
(2021年10月16日付紙面より)
第62回木霊塔建立供養式 (新宮木協 )
新宮木材協同組合(植松浩理事長)は15日、新宮市あけぼのの木材会館で第62回木霊塔建立供養式を営んだ。同組合員一同が献木した熊野川流域産100年以上のスギ(長さ4㍍、30㌢角)の木霊塔が除幕され、参列した同組合員18人が木の恵みに感謝した。
供養式は、同組合の初代理事長で名誉市民の杉本喜代松(1873~1955年)の発想にあると伝えられ1951年に創設。切られて倒れる樹木が発する断末魔の悲鳴を耳にする作業員の心情や、業者が受ける恩恵を思い始まった。当初は市内の本廣寺で挙行されていたが、72年から同会館前庭で営まれている。この日は新型コロナウイルス感染防止対策として昨年に続き紀南木材新緑会による木遣(や)り音頭や餅まき、児童生徒木工工作コンクールの表彰式を中止するなど、規模を縮小して行われた。
式典では組合員たちが除幕した後、植松理事長が木の恵みに対する感謝を述べ、木材業界の発展を祈る祭文を読み上げた。清水文雅・本廣寺住職の読経の中、参列者が焼香し手を合わせていった。
植松理事長は「無事に滞りなく式典を終えることができました。コロナ禍は業界にも影響を及ぼしており、収束後も木材の需要がどのようになるか分からない。その中でも組合員一同および業界全体で一致団結し、厳しい状況を乗り越えられるよう頑張っていきます」と話していた。
(2021年10月16日付紙面より)
古座小学校で梅干しのお話 (串本町 )
串本町立古座小学校(山路教代校長、児童68人)で14日、県、県教委、県漬物組合連合会主催の「梅干しで元気!!キャンペーン」があった。梅干しの贈呈式とお話説明会が行われ、児童らは生産方法などを学び県産品への理解を深めた。
同キャンペーンは県食育推進月間(10月)に実施しており今年で17回目。梅干しをより一層身近なものとして食べる習慣を養い、一人一人が自分の食への関心を持つ契機にしてもらおうと、県内の全小学校と特別支援学校へ県産の梅干しと学習資料を配布している。
贈呈式とお話説明会は県内7校が対象で、新宮・東牟婁地方は同小で開かれた。
山路校長は、6年生が約一週間前に修学旅行でみなべ町の梅干し工場を見学したことに触れた。6年生はおさらいとして、5年生以下は梅干しがどのように体にいいのか学習させてもらえればとあいさつ。贈呈式では講師の株式会社梅屋=田辺市=の坂井勇人営業部長が児童会長の杉本沙羅さんに同連合会提供の梅干しを手渡した。
坂井部長はウメにはさまざまな種類があるが、県を代表する南高梅は実が大きくおいしいとして歴史や名前の由来を紹介。市販の梅干しは塩抜きをして味付けすることで塩辛さを抑え、よりいろいろな人に食べてもらえるよう工夫していることなどを話した。
クイズ形式の紙芝居もあり、児童らは全国のウメの収穫量の約60%を県が占めていることや、梅干しをつくる際の塩の量、昔は薬として使われていたことなどを学んだ。「ウメは何日くらいで育ちますか」「種類はどのくらいありますか」など、知りたいと思ったことを積極的に質問する姿も見られた。
(2021年10月16日付紙面より)
たばこ組合紀南支部が清掃活動 (那智勝浦町 )
和歌山県たばこ商業組合紀南支部(塩崎伸一支部長)は14日、那智勝浦町役場周辺で清掃活動を実施した。会員17人が参加し、新型コロナウイルス感染予防に努めながらごみ拾いに励んだ。
同組合女性部(大谷敏子部長)を中心に、たばこのポイ捨て禁止や未成年者の喫煙防止などの呼び掛けを目的に活動。1997年度から清掃が行われており、今年で24年目を迎え、年間25回ほどのペースで取り組んでいる。7日には道の駅くしもと橋杭岩周辺で清掃を実施した。
会員たちはそろいのチョッキを身に着けて、のぼりを掲げながら紙くずや空き缶などのごみを拾い、汗を流した。
大谷部長は「会員の皆さんが、いつも率先して参加してくれることを頼もしく思い感謝しています。地域の皆さんのマナーも良く、昔に比べ未成年者の喫煙も大幅に減少した。今後も『ごみ、吸い殻ゼロ』を目指して活動していきたい」。
塩崎支部長は「全体的にごみの量が少なくなり、うれしい限り。しかし、ゼロになったわけではない。私たちが町をきれいに保つために先頭に立って活動し、意識を高めていければ」と話していた。
次回は21日(木)に新宮市立医療センター周辺で活動を予定している。
(2021年10月16日付紙面より)
後期ホップL東牟婁ブロック大会
新宮市庁舎別館で消防訓練
新宮市庁舎別館で11日、同館勤務の職員を対象にした消防訓練があった。新宮消防署職員3人が協力。高齢者相談センター職員ら10人が訓練を通して初期消火の重要性を再確認した。
地域職業訓練センターとして1982年に建設され2011年3月に市に移管。19年1月に「別館」として開所し「高齢者相談センター」としての業務を開始した同館においては、消防計画により年1回以上の訓練が必要とされている。
この日の訓練は、1階の給湯室から出火したと想定。消防への通報や初期消火、来館者の避難誘導など一連の流れを確認した。
訓練開始に当たり、赤木博伯総務課長が「別館では、平時勤務する職員数も限られているため、火災発生時は一人一人の消火活動がより重要なものになってくる。いざというときに備えて有意義な訓練にできれば」とあいさつした。
訓練終了後には同署職員が同所駐車場で消火器の種類や能力、注意点、取り扱い方法を指導。同館職員らは「屋外の場合は風上から、屋内の場合は周囲が見えなくなるため、背面に退路の確保を」などと説明を受け、訓練用消火器を用い、実践をもって使い方を再確認した。
全行程終了後、同署職員らは「人の命を救うため、そして初期消火を早めるためにも火災発生時にはまず周囲に知らせることが大事」「これからも訓練を重ね、非常放送の適切な活用を」「日頃からイメージし、連携して落ち着いた行動を」などと講評。同館職員らは消火器の位置を再確認するなどして防火に対する意識を新たにした。
(2021年10月13日付紙面より)
各神社の秋祭り最盛期に (串本町 )
串本町内にある各神社の秋祭りシーズンが最盛期を迎えた。昨年に続き今年も新型コロナウイルス感染症の情勢により神事のみとする神社が大半。厳かに式典を営んで祭神への礼をつなぎ、来年以降の再興を期す状況となっている。
同町内は秋に例大祭を営む神社が多く、その大半が獅子舞の奉仕を受け継ぐ特色もある。その最盛を迎えるのがスポーツの日(10月第2月曜日、今年に限りオリンピック実施に伴い7月に変更)を伴う連休で、各地区で獅子のお囃子(はやし)が響き渡るなど神事前後も秋祭りの余韻を引くところとなっている。しかしながら今年は実施の在り方を決める時季に感染拡大第5波と直面し、稽古や準備が積み難く神事のみとする判断が相次いだ。
大字串本・サンゴ台を氏子区域とする潮﨑本之宮神社は10日を本祭日とし、総代会と獅子舞を受け継ぐ東西南北の4氏子会代表者のみ参列して神事を営む形を取った。兼務する下里神社の山本貞夫宮司を斎主に迎え、吉村健三総代長ら19人が参集。午前10時に本殿前で式典を営み、玉串と二礼二拍手一礼の所作をささげて祈願した。
神酒や直会(なおらい)は感染予防のため中止。獅子舞は例年4氏子会で年当番を持ち回っているが、昨年以降例大祭の当番奉納が成るまで巡りに当たる南氏子会で保留しているという。吉村総代長は「今後は大人同様に子どもの対策も進み、獅子舞も練習できると思う。2年続きの中止で大変だろうが、来年こそはいつも通りにしたい」と思うところを語った。
同神社に先だって出雲地区の朝貴神社は午前9時に神事のみ執行。地区や総代会や出雲獅子舞保存会の代表13人が兼務する田並八幡神社の坂成正人神主を迎えて式典に臨み、普段は閉ざしている本殿を開扉して神饌や祝詞、一同で玉串をささげて礼をつないだ。
境内前を飾る地区内6区(東・西・南・北・中・権現)の大のぼりは掲げず、獅子舞の奉納や道行きも中止。平澤正代表区長は「今は区民安全が一番の願い。出雲の祭りはよそに出ている出身者が戻るだけに、神事のみとする判断をせざるを得なかった」と語り、コロナ禍の一日も早い終息を今後に見据えた。
(2021年10月13日付紙面より)
太鼓演奏で「飛鳥Ⅱ」見送る (新宮市 )
クルーズ船「飛鳥Ⅱ」(総トン数5万444㌧、全長241㍍、郵船クルーズ株式会社)が11日、約10カ月ぶりに新宮市の新宮港に入港。201人の乗客たちが一日かけて熊野地方の観光を楽しんだ。
クルーズ名は「横浜 結航路 秋の新宮・四日市クルーズ」で、行程は横浜~新宮~四日市~横浜。新型コロナウイルスワクチン接種を乗船客全員の乗船条件とし(未接種の場合は乗船の3、4日前にもPCR検査を実施)、乗船の1週間前と前港(横浜港)の出港当日にもPCR検査で陰性を確認している。
入港時には平安衣装や雅楽演奏によるお出迎え、新宮市と近隣の観光協会による地元特産品販売があった。
午後5時の出港時には本年度初のお見送りイベントもあり、熊野水軍太鼓の勇ましい演奏が響く中、梛(なぎ)の木見送り隊のメンバーらが「さようなら、ありがとう、また来てね」と手を振った。乗船客からも「ありがとう」の垂れ幕や「またくるで」との返事があった。
(2021年10月13日付紙面より)
児童が福祉学習 (太地町社会福祉協議会 )
太地町社会福祉協議会(岡本研会長)が福祉教育推進校に指定している太地町立太地小学校(海野文宏校長)で8日、本年度2回目の福祉学習があった。聴覚に障害のある尾田京子さんを講師に迎え、社会福祉法人美熊野福祉会の大代聖子さんが手話通訳を務めた。4年生児童13人は耳が不自由なろう者の生活の工夫や困り事などを知るとともに、コミュニケーションの方法などを学んだ。
福祉学習は児童がさまざまな人の立場や人生を体験することで、課題を自身で考えて福祉への学びを深めることを目的に実施されている。
1回目は全盲の体験や点字学習を学んだ。岡本会長は「手話を学ぶ人が増えれば、耳が不自由な方が快適に生活できるようになる。勉強頑張ってください」とあいさつ。
尾田さんは耳が不自由になったのは2~3歳の時だったことや、母親が懸命に自身を育ててくれたことを紹介。親元を離れ、和歌山市のろう学校での学びや寮生活、洋裁を習得して仕事に従事してきたことを説明した。
大代さんはろう者とのコミュニケーション方法として、手話や筆談、口話、身ぶり、空書があること、「海」や「指」など、口の形が似ている言葉については身ぶりを付け足すことで伝えやすくなること、筆談の際は長く丁寧に書くと伝わりにくいため、簡潔に書くことなどを教えた。
続いて、紙に書かれた物を身ぶりや口話で尾田さんに伝えるゲームなどに取り組み、あいさつなどの手話も覚えた。
大代さんは「耳が聞こえない方は工夫しながら生活しています。伝えたいと思う気持ちが大事。困っている方がいれば、いろいろな方法で助けてあげてください」。
尾田さんは「皆さん、身ぶりや手話がすごく上手だった。今日の気持ちを忘れずにお会いしたときはよろしくお願いします」と伝えた。
学習後、山門咲紀さんは「私は耳が聞こえない人にお会いしたことがなかった。今日習ったことをしっかりと覚えて、困っている人がいれば助けたいです」と話した。
海野校長は「体験や実際に接する機会がないと大きな壁ができてしまう。耳が不自由な方々が身近で生活されていることを学び、今後は実践につなげてもらいたい」と語った。
(2021年10月13日付紙面より)