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2020年04月25日
1 飲食店に給付金など 28日臨時議会で上程 (新宮市新型コロナウイルス感染症対策本部)

 新宮市新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・田岡実千年市長)は24日、市役所別館大会議室で記者会見を開き、新型コロナウイルス感染症対策に係る市独自の支援政策などに関して説明をした。支援策に係る補正予算については28日(火)の臨時議会で上程する。

 市が打ち出す支援策は▽「新宮市飲食店経営持続化支援金」の給付▽水道料金の免除▽帰省自粛学生応援事業―など。国の特別定額給付金事業(仮称)などを含め、補正予算総額は29億9536万8000円。

 また、25日(土)から5月31日(日)までの期間、出勤に伴う職員間の接触機会を減らし、市役所業務の継続性を確保するため、土・日曜日も開庁し交代制勤務を実施する。平日の窓口の混雑の緩和を図り、来庁者の感染リスクを低下させる。対象職場は市役所本庁、三輪崎支所、高田支所、熊野川行政局、保健センター、水道事業所。

 会見に当たり、田岡市長は「幸いにも市では現在、感染者は発生していないが、不要不急な外出自粛要請を行う中、市民生活や地域経済は大きな打撃を受けている」とあいさつし、支援策の内容を説明。国の給付金についても「できるだけ早く市民の皆さんにお渡しできるように作業を進める」と報告した。

  □     □

 市が提案する支援策は次の通り。

■「新宮市飲食店経営持続化支援金」の給付

 売り上げの減少など大きな影響を受けている市内飲食店の支援のため、定額10万円を給付(持ち帰り、宅配専門店除く)。

■水道料金の免除

 市内の全使用者の5月請求分(4月検針分)の水道料金(基本料金および使用料金)を全額免除。

■帰省自粛学生応援事業

 市出身の学生に対して、帰省の自粛を求める代わりに地場産の米5㌔やレトルト食品、市長メッセージなどを「仕送り」して生活を支援する。

(2020年4月25日付紙面より)

新宮市新型コロナウイルス感染症対策本部記者会見の様子=24日、新宮市役所別館
2020年04月25日
2 三つの密に注意して
 まちなか商品券の引き換えについて  (那智勝浦町 )

 新型コロナウイルス感染症に関連する緊急経済対策として那智勝浦町は22日より「那智勝浦まちなか商品券」の引き換えはがきの郵送を開始した。引き換えは27日(月)から5月29日(金)まで町内郵便局で行われる。同町では引き換え時の混雑配慮や「三つの密」を避けるための対策を呼び掛けている。

 商品券は収入の減った町民と小規模事業者への支援が目的。同町では緊急事態宣言が発出されていることや、引き換え時には郵便局に多くの町民が集まってしまうのではいかとの不安の声も寄せられていることに触れ、「生活が苦しい方には一刻も早くお届けしたいと考えている。5月末まで期間があるため、引き換えを急がない方は郵便局が混雑しないよう配慮をお願いいたします」と呼び掛けている。

 対策としては▽引き換え場所を町内11カ所(紀伊勝浦、那智勝浦朝日、那智天満、那智勝浦港、那智宇久井、那智山、那智井関、色川、太田、下里、那智浦神)の各郵便局に分散▽郵便局に安全を確保する取り組みを依頼▽引き換えに行く人の誕生月での振り分け(奇数月生まれは奇数の日、偶数月生まれは偶数の日に引き換え)―などを挙げている。

 同町は「町としても感染予防対策を行っているため、町民の皆さまにもマスク着用やせきエチケットの徹底、発熱など体調不良の際は引き換えを控えるようお願いいたします。引き続き、手洗いなどの感染予防の取り組みをお願いいたします」と話している。

 問い合わせは那智勝浦町役場総務課(電話0735・52・4811)、観光企画課(電話0735・52・2130)まで。

(2020年4月25日付紙面より)

2020年04月25日
3 約束通り道中3カ所へ設置
 高池小前6年生制作の看板  (古座川町 )

 古座川町立高池小学校(大畑眞校長)の前年度6年生11人が卒業記念で制作したクマノザクラ道案内看板3基が23日、道の駅虫喰岩からクマノザクラのタイプ木を目指す道中に設置された。

 この看板は、同町観光協会(須川陽介会長)と連携したふるさと学習「クマノザクラ学習」の一環で1月下旬からデザインを練り、2月下旬から制作を開始。組み上げの段階に差し掛かった3月2日に新型コロナウイルスに伴う臨時休業が始まり、未完成で終わらせたくないと考え11人から残りの作業を引き受けた大畑校長が仕上げた。設置するまでには至らず、大畑校長は卒業時に11人と「必ず設置する」と約束をして仕上がった看板を預かっていた。

 他方、同協会は制作時に想定した設置場所3カ所の地権者と交渉を進め、諸事情で年度をまたぐ形となったが一通り協力を得ることができこの日の設置に至った。

 作業には同協会の須川会長と事務局職員2人、同校の大畑校長ら教職員3人、役場地域振興課職員1人が参加。タイプ木基準で手前約700㍍、約420㍍、約280㍍の県道沿いに見やすい高さを意識して打ち込んだ。

 看板の素材には、同校児童が6年来使う学習机の使用済み天板(65㌢×45・5㌢)を活用。描かれている内容は▽クマノザクラまで あと700m▽よっていってよ クマノザクラ この先420m▽いらっしゃいませ 楽しんでね★ あと少し280m―の3種類で、縦辺両端に長さ1・8㍍の支柱、横辺両端に装飾木を組み付けた形になっている。

 11人との約束を果たした大畑校長は「遅くなってしまったが、約束した通りに設置できて良かった。11人には来シーズン、この看板が役立つところを見て達成感を感じてほしい」とコメント。

 須川会長は「今日こうして子どもたちが作った看板を設置できたことは、本協会の『未来につなぐ』という点も含めてうれしく思うところ。今後も子どもたちと一緒に取り組みを続けていきたい」と語った。

 この日は道案内看板と併せ、11人が同協会主催の桜フェア開会行事に自主参加して取り組んだクマノザクラ卒業記念植樹用の看板も設置された。

(2020年4月25日付紙面より)

高池小前年度6年生制作の看板を設置する作業参加者=23日、古座川町池野山
2020年04月25日
4 「飛雪米」の田植え作業
 飛雪の滝百姓塾がブランド化  (紀宝町浅里 )

 「にほんの里100選」に数えられる紀宝町浅里で23日、町のブランド米「飛雪米」の田植えがあった。農事組合法人飛雪の滝百姓塾(木下起査央・代表理事)の会員が80㌃の田んぼに飛雪米の「結びの神」を植えた。

 百姓塾は2005(平成17)年に任意団体として誕生。11(平成23)年9月の紀伊半島大水害で甚大な被害を受けたが、翌年には農地の復旧に努め、15(平成27)年に法人化した。

 設立当初は耕作面積37㌃からスタート。年々、耕作放棄地を耕し、今では120㌃の水田を管理。昨年は約3・3㌧を収穫した。また、国や県の補助金を活用して環境美化や獣害対策にも取り組んでいる。

 結びの神は県農業研究所が12年かけて開発した品種。同地区では結びの神とコシヒカリを生産し、「飛雪米」としてブランド化した。熊野川と山々に囲まれ、豊かな水と土地で育った飛雪米は、ふっくらした食感が特徴だという。

 例年、名古屋市の岡谷鋼機の社員や「おもしろ大学」のメンバーなどを招き田植え体験を行っているが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止した。

 8月中~下旬に稲刈りを予定しており、木下代表理事は「新型コロナの終息を願い、夏には稲刈りを体験してもらいたい。多くの人においしい飛雪米を食べてほしい」と話していた。

(2020年4月25日付紙面より)

ブランド米「飛雪米」の田植えを行う=23日、紀宝町浅里
2020年04月25日
5 町民にマスクを配布  太地町  
2020年04月25日
6 GW中の県外往来自粛について  堀順一郎町長が呼び掛け  (那智勝浦町 )
2020年04月25日
7 「シニアエクササイズ」を放送 ZTVで25日から 
2020年04月25日
8 道路の快適利用のために  県職員が恒例の清掃活動  (那智勝浦町・新宮市 )
2020年04月25日
9 弘法大師の命日法要  妙法山阿弥陀寺で御影供  (那智勝浦町 )
2020年04月25日
10 町民にマスクを無償配布  5月3日に引き換え実施  (串本町 )
2020年04月25日
11 釣りやキャンプの自粛を  熊野市  
2020年04月25日
12 医師不足改善に期待  医師宿舎16戸を建築  (紀南病院 )
2020年04月25日
13 九分咲きで満開間近  奥地謙一さん宅の牡丹桜  (那智勝浦町 )
2020年04月21日
14 大切な人の命守るため
 高校生が休校求めネットで署名活動  (新宮・東牟婁 )

 新型コロナウイルス感染症の拡大で、和歌山県が東牟婁地域の県立学校4校を除く県立学校に対し臨時休業措置を要請したことに対し、要請対象となっていない新宮高校の生徒が感染拡大防止のために4校(新宮・新翔・串本古座・みくまの)の休校を求め、署名活動を展開している。活動はキャンペーンサイト「Change.org」で実施されており、20日午前11時現在で477人の賛同を集めている。

 県教育委員会は16日、国の緊急事態宣言全国拡大措置を受け、県立4校を除く県立学校に5月6日(水・振休)までの休業措置を要請。新宮・東牟婁に関しては感染者が確認されていないことから、その対象外となっている。

 発信者の新宮高校3年の女子生徒は同サイトで「授業を再開している学校の中には特別支援学校も含まれており、医療的ケアを必要とする子どもたちもいる。医療体制が脆弱なため、感染者が一人でも出ると、瞬く間に医療崩壊につながる危険性がある」などと警鐘を鳴らしている。

 通学電車は3密の状態であり、教室は感染予防対策が十分になされておらず、また、万が一生徒の中に無症状の感染者がいた場合、地域全体に感染が広がり、高齢化率の高い当地域において重症化する人があふれ、医療崩壊につながる恐れがあるとも意見。

 「私たちは大切な人の命を守りたいです」と結び、5月6日までの休校を求めている。署名は21(火)正午に締め切り、同日夕方に県教育庁紀南教育事務所会に提出する予定だ。

  □     □

■休校求めストライキも



 茨城県では「教育崩壊を防ぐ」として、10市町に限定して県立高校に臨時休校を求めたことに対し、対象となっていない日立市の県立高校生徒有志らが、全県立高の休校や学習支援を求め、8日から10日にかけて登校せずにストライキを展開。反発を受け、同県の大井川和彦知事は方針転換。13日に県内全ての県立高校を5月6日まで休校にすると発表した。

(2020年4月21日付紙面より)

20日午前11時現在で477人の署名が集まっている
2020年04月21日
15 地道な手入れを得て開花
 滝の拝そばの藤棚見頃  (古座川町 )

 古座川町小川、滝の拝のそばにある藤棚が花の時期を迎えている。一本仕立てとしては町内屈指の大きさで、手入れする川端善行さん(69)によると24日(金)ごろが見頃のピークになりそうだという。

 この藤棚は古座川支流小川の右岸、集落中ほどの川沿いにある。継ぎ足し感がある棚は長さ約30㍍、幅約15㍍、高さ約2㍍で仕立てられ、枝はその全体に張って花房をつけている。

 川端さんは自然の花を愛好する中でこの藤棚を知ったが、最近になって手入れが追いつかない状況をもったいないと感じ、持ち主にボランティアでの協力を申し出た。植えられているのは山から持ち帰ったノダフジだそうで、推定樹齢は約70年。一時期手入れが追いつかなかったことで花の天敵・フジツボミタマバエがついてしまい、今時期は寄生したつぼみを摘んで取り除く手間を重ねている。

 「薬を使えば楽だろうが、ここは滝の拝のすぐそばだから」。寄生したつぼみは変形して花らしく咲くことなく落ちるそうで、放置して来年の寄生につなげることなく、寄生していないつぼみは残すなどの考え方で自宅がある串本町串本から通い、地道に手間をかけているという。

 寄生がほとんどない花房は19日現在で3割程度が咲いた状態。フジの花には大型のクマバチや小型のニホンミツバチがよく集まるが、危害を加えなければ蜜集めに夢中になる温厚な花蜂なので刺激をせずに観賞することが望ましい。

(2020年4月21日付紙面より)

広く張った枝先で咲く花=19日、古座川町小川
2020年04月21日
16 紀宝町役場で分散勤務
 新型コロナ感染防止対策  

 新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として紀宝町は20日から、職員が別の建物で業務に当たる分散勤務を開始した。役場庁舎に隣接する防災拠点施設5階の防災研修室とフロアにワークスペースを設け、各課の職員約20人が業務に取り組んでいる。

 庁舎内の正規職員80人のうち、理事と課長を除く各課2人程度を同施設に移した。期間は6月19日(金)までの約2カ月で、2週間のローテーションで職員を入れ替える。

 同施設1階にタイムレコーダーを設置し、エレベーターを使用せず階段を使うなど密接を避ける工夫もした。

 本庁舎では窓口に飛沫感染防止のビニールカーテンを設置。職員はマスク着用、アルコール消毒、検温など健康管理マニュアルに沿った感染防止対策を取っている。

 また、町では新型コロナに対応した事前行動計画(タイムライン)を策定しており、担当課長は「現在、県内や近隣県で感染者が確認されたステージ3だが、引き続き、町内での発生に備えて対策を継続していく」と話している。

(2020年4月21日付紙面より)

紀宝町役場で分散勤務始まる=20日、紀宝町防災拠点施設
2020年04月21日
17 安全と大漁祈る
 目覚山水底神社で明神祭  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の目覚山水底(めさめやまみそこ)神社で19日、海上安全と大漁を祈願して明神祭が営まれた。

 同社は弘安9(1286)年鎮座と伝えられ、白蛇がご神体。文覚上人が帰依し、霊験あらたかとも伝えられる。元来、宇久井区や新宮市三輪崎の漁業関係者から厚い信仰を集めていた。

 1990(平成2)年の9月から10月、相次いで紀伊半島に上陸した台風で社殿が全壊し、92(平成4)年4月に再建された。95(平成7)年からは、宇久井区が祭事を執り行い4月の大潮の時期、日曜に催されるのが習わしとなっている。

 神前には、中路進宇久井総区長や漁業関係者らが参列。熊野那智大社から出仕の神職が神事を進め、宇久井青年会(柴原寬会長)が獅子舞を奉納した。

 玉串をささげた中路総区長は「一刻も早い新型コロナウイルス感染の終息を祈った」と話していた。

(2020年4月21日付紙面より)

宇久井青年会が神前で獅子舞を奉納した=19日、那智勝浦町宇久井
神事の後、参列者がそろい記念撮影
2020年04月21日
18 河内祭のジオラマを移設  南紀熊野ジオセンターへ  (串本町 )
2020年04月21日
19 国道沿いを「ミカン並木」に  3種類60本の苗木を植樹  (御浜町 )
2020年04月21日
20 新型コロナでチェーンメール  デマ拡散に注意  
2020年04月21日
21 村民1人にマスク10枚配布  北山村が新型コロナ対策  
2020年04月21日
22 事業者に消毒液配布  新宮市  
2020年04月21日
23 「商店街も頑張っている」  新型コロナに負けず営業継続  (那智勝浦町 )
2020年04月21日
24 「仏心の中を歩む」  横田南嶺老師が本出版  
2020年04月21日
25 県産30種の魅力をPR  日本酒マッピング図  (和歌山県 )
2020年04月21日
26 フレイル(虚弱)の進行を予防しよう  自宅でできる運動で筋肉維持を  (新宮市保健センター )
2020年04月21日
27 いつの時代も食は大切  みつの地域活性化協議会・南本安信さん  
2020年04月21日
28 レンゲソウが花盛り  那智勝浦町長井  
2020年04月21日
29 お悔やみ情報
  
2020年04月19日
30 熊野大花火大会、戦後初の中止に
 新型コロナウイルスの影響で  (熊野市 )

 全国で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、熊野市の七里御浜海岸で8月17日に開催予定だった「熊野大花火大会」の中止が決まった。戦後初の中止で、17日に市文化交流センターで会見した花火実行委員会の中平孝之委員長は「協賛者や現場の学生ボランティアなど多くの方々に協力を頂き運営してきたが、全国に緊急事態宣言が出されたことを鑑み、つらい決断をした」と語り、苦渋の選択であったことを明かした。

 政府が出した「緊急事態宣言」の対象地域が全国に拡大されるなど、新型コロナの終息が見通せないことから、近隣市町の状況や花火師の準備を踏まえ実行委員会で判断した。追善供養は例年通り8月17日に行う予定だという。

 中平委員長は「市民からも多くの問い合わせがあったが、実行委員会で協議し、異論なく全会一致で決定した。こんな形で中止となり、市民の皆さんも残念だと思う」。一方で「来年は最高の花火大会にしたい」と語った。

 大会本部長の河上敢二市長は「つらい決断をしてもらった。市としても今年の中止はやむを得ないと考え、実行委員会の判断を尊重している。ご理解とご協力をお願いしたい」と述べた。市ではホームページを含めて広報紙などで情報発信する。

 熊野大花火は初盆供養として江戸時代から始まり、300年以上の歴史と伝統を誇る。全国屈指の花火大会として知られ、昨年は熊野古道世界遺産登録15周年と令和への改元を記念する打ち上げ花火や、呼び物の海上に直径600㍍の半円を描く「三尺玉海上自爆」、フィナーレの鬼ヶ城大仕掛けなど色とりどりに夜空を覆う花火が観衆を魅了した。

 昨年は高波の影響で26日に延期となったが8万人(主催者発表)が来場した。例年、17万~18万人が訪れ、今年は20万人の観客を予想していた。

(2020年4月19日付紙面より)

今年の熊野大花火大会中止を発表する中平孝之実行委員長(左)と河上敢二市長=17日、熊野市文化交流センター
昨年の熊野大花火大会の様子
2020年04月19日
31 コロナ対策し美化取り組む
 たばこ組合新宮支部  (那智勝浦町 )

 和歌山県たばこ商業組合新宮支部(塩崎伸一支部長)は16日、那智勝浦町の体育文化会館周辺で清掃活動に取り組んだ。

会員13人はマスクを身に着け、会員同士の距離を取るなどコロナ対策をしながらごみ拾いに汗を流した。

 清掃活動は同組合女性部(大谷敏子部長)を中心にたばこのポイ捨て禁止や、未成年者の喫煙防止などの呼び掛けを目的に実施。寒さの厳しい2月と猛暑の8月を除き、年間25回ほどのペースで取り組んでいる。

 会員らはオレンジ色のそろいのユニフォームを身に着け、のぼりを掲げながら同館敷地内やその周辺の歩道などでたばこの吸い殻やさまざまなごみを拾い、町内の美化に努めた。

 大谷部長は「コロナの感染拡大を考慮し、参加者は予防対策をしています。体調が優れない方には休んでいただいた」。

 塩崎支部長は「近年、マナーも良くなっているため、町もきれいになったと思う。今後も吸い殻だけじゃなく、ほかのごみもしっかり拾ってきれいにしていきたい」と語った。

 次回の清掃は新宮市の黒潮公園を予定しているという。

(2020年4月19日付紙面より)

町の美化に努めた=16日、那智勝浦町の体育文化会館
和歌山県たばこ商業組合新宮支部の皆さん
2020年04月19日
32 好きな形や色を選んで
 王子ヶ浜小で布マスク作り  (新宮市 )

 新宮市立王子ヶ浜小学校(山本眞也校長、児童342人)で16日、布マスク作りがあった。5、6年生が自分の好きな形や布を選んでマスクを縫った。

 必要なマスク数を確保するため、2学期の内容を繰り上げて実施。家庭科の「生活を豊かにソーイング」の一環で、家庭科専科の亀井郁子教諭が教えた。

 6年1組では5時間目に四角型、プリーツ型、立体型のマスクの形や特徴を学び、6時間目に作り始めた。

 亀井教諭は「5年生は針を持つのが初めての子もおり、玉結びや波縫いからスタートした。6年生はミシンと手縫いの両方で作れたらと思っている。初めは苦手でできないと言っていた子も、縫い始めたら楽しいと言ってくれた。家族の分も縫ってほしい」と話していた。

(2020年4月19日付紙面より)

マスクを作る6年1組の児童=16日、新宮市立王子ヶ浜小学校
2020年04月19日
33 全都道府県の緊急事態宣言受け  知事が県民へ呼び掛け  (和歌山県 )
2020年04月19日
34 尾鷲市で初の新型コロナ  愛知県の大学から帰省  (三重県 )
2020年04月19日
35 車検の有効期間を伸長  全国で6月1日まで  (国土交通省 )
2020年04月19日
36 6月に新曲をリリース  ご当地アイドル「Fun×Fam」  
2020年04月19日
37 図録「離れえぬ縁」発行 開館30周年を記念し (佐藤春夫記念館)
2020年04月19日
38 みんなの安全を守るため  「鯉のぼり祭り」中止で心境語る  (フラワーツーリズム協 )
2020年04月19日
39 大型連休中の外出控えて  西田町長が町民に要請  (紀宝町 )
2020年04月19日
40 来庁者に手作りマスク  窓口にビニールカーテンも  (紀宝署 )
2020年04月19日
41 移動系デジタル無線を整備  消防団や庁舎内に配備  (紀宝町 )
2020年04月19日
42 新宮・東牟婁の小中休校  緊急事態宣言の対象地域拡大を受け  
2020年04月15日
43 優雅に浦安の舞奉納
 熊野那智大社で「桜花祭」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)は14日、自然の恵みに感謝し、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「桜花祭(おうかさい)」を営んだ。桜の花のかんざしを挿した巫女(みこ)が那智の滝前で「浦安の舞」を優雅に奉納した。

 平安時代に花山法皇(968~1008年)が那智山で千日間の山ごもりをした際に、「木のもとをすみかとすればおのづから花見る人となりぬべきかな」と桜の美しさを詠んだという故事にちなんだ祭典。

 神事は本社拝殿と別宮飛瀧(ひろう)神社斎場でそれぞれ営まれた。宮司以下神職の烏帽子(えぼし)や巫女の髪飾りにはサクラの小枝が付けられ、長さ約1㍍のヤエザクラの枝を幣帛(へいはく)として奉献した。

 男成宮司は祝詞の終わりに新型コロナウイルスの一日も早い終息を祈願し「いろいろなところに大きな影響が出ていますが、季節はいつもと同じように新緑の美しい時季になりました。自然をめでる気持ちと希望を持ち、落ち着いた行動を取っていただければと思います」と話していた。神事の後、参列者には桜餅が振る舞われた。

(2020年4月15日付紙面より)

那智の滝前で浦安の舞を奉納する巫女=14日、那智勝浦町那智山
2020年04月15日
44 渋滞対策などを報告
 民間ロケット発射場周辺地域活性化協議会  (那智勝浦町 )

 串本町で建設が進む民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」周辺の行政機関や関係団体などで組織される「民間ロケット発射場周辺地域活性化協議会」(会長・下宏副県知事)の第2回通常総会が13日、那智勝浦町の体育文化会館であった。17人が出席し、ロケット打ち上げ時における周辺地域の交通対策について中間報告が行われた。

 同協議会は初の打ち上げとなる2021年に向け、見学場の整備や想定される渋滞への対策について協議するため、昨年10月21日に設立された。

 総会には下会長をはじめ、田嶋勝正串本町長、堀順一郎那智勝浦町長らが出席。下会長は新型コロナウイルスに触れ、県の状況などを報告した。ロケットについては「令和3年中に1号機の打ち上げを計画している。見学場の設置や想定される渋滞対策について交通対策部会が議論している。今回は中間報告についてご意見を頂きたい」とあいさつした。

  □     □

■交通の課題は



 同協議会内には警察や国、町観光協会などのメンバーで構成される交通対策部会があり、これまで3回、課題解決に向け対策を協議してきた。鹿児島県肝付町でロケットが打ち上げられた際のデータを基に、串本町でのロケット1機目の打ち上げ時には2万人の来訪者と自動車8000台が訪れることを想定しているという。

 江住中学校前交差点(すさみ南IC出口)および、市屋交差点(那智勝浦新宮道路出口)を先頭に、両道路や国道42号では潮岬西入口と東入口交差点(大島入り口部分)から橋杭岩信号間の串本町の町中、ロケット射場と公式見学場付近での渋滞発生も課題となりそうだ。

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■対策について



 県では▽事前予約制で有料の公式見学場を用意する▽マイカーではなく、公共交通機関(鉄道)やパークアンドライドによる移動を前提とする▽公式見学場予約者以外のマイカー来訪者による渋滞緩和のため、看板や中継車などによる交通誘導を行い、「全体的な交通量の抑制」「42号線における来訪自動車の通過交通の円滑化」―などを対策として行う方針だ。

 県商工観光労働部企業政策局産業技術政策課の柴田和也課長によると、予約客以外の来訪者に対し、「渋滞緩和を目的に抑制しすぎるのは地域のためにならないという意見もあった」。「各地域の観光資源とどう組み合わせていくかが重要だが、問題となる渋滞対策を進める必要がある」と見解を示した。

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■公式見学場について



 有料の公式見学場については、現在那智勝浦町が旧浦神小学校の見学場整備を進めており、基本計画策定のために予算300万円を先月の町議会定例会で計上し可決された。

 県によると、見学場には来訪者が見学しやすく、輸送しやすい立地が必要だという。同町だけでなく、射場が建設される串本町でもロケットの見学に絡めたさまざまなオプションの検討や見学場の構想があると説明した。

(2020年4月15日付紙面より)

第2回通常総会が開かれた=13日、那智勝浦町の体育文化会館
2020年04月15日
45 「本マグロ、今こそ家庭で」
 300㌔超えの大物など55本水揚げ  (勝浦地方卸売市場 )

 国内有数のマグロはえ縄船の基地、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場で13日、300㌔を超える大物を含めクロマグロ(本マグロ)55本が揚がった。前日分を合わせると30隻以上の入港船があった。

 同市場一日の水揚げでは、近年まれに見るクロマグロの本数となったものの、国が7日に発表した7都府県の緊急事態宣言の影響からか高級魚のクロマグロを筆頭に需要が冷え込んでいる。

 和歌山県漁業協同組合連合会(JF県漁連)勝浦市場の太田直久市場長は「全体の相場は4月初めまで安定していましたが、先週中頃から下がり出し、メバチ、キハダも安いですね」と話す。一方、スーパーなどで出回ることの多い大衆魚のビンチョウマグロは比較的高値で取引されている。

 クロマグロを買い付けた仲買人からは「歴史的な安値になった。質も良いのに料亭やすし屋が営業していないから売れない。ビンチョウと変わらない値段で出回るかも」などの声が多くあった。同市場関係者らは「せっかく漁師さんが苦労して釣ってくれた本マグロ。今こそ産地の家庭で食べてもらえれば」と地元での消費を呼び掛けている。

(2020年4月15日付紙面より)

市場に並ぶクロマグロなど=13日、那智勝浦町築地
2020年04月15日
46 補強予定の道路陥没
 御幸町全龍寺線で  (新宮市 )

 新宮市新宮の本廣寺近くの道路が13日午後、陥没した=写真。陥没直前にオートバイで現場脇を通過した40代男性は「通過して2、3秒後にドカーンとすごい音がして、振り返ったら大きな穴が開いていた。驚いた」と興奮混じりに話す。

 男性によると、通過中から道がへこんでいると感じたとのこと。道路が落ちる音に驚いた近隣住民が次々に家から飛び出してきたという。道は駐車場に面しており、車で道に出ようとしていた別の男性は「危ないとは思っていたがまさか道が落ちるとは」と驚きを隠せない。

 市によると、もともとアスファルトにクラック(ひび)があり地面が下がっていたことから、3月末から同所を通行止めにしていた。最近の調査で床版の亀裂が目立っていたことなどを受け、市は6月の補正予算に工事費を盛り込む計画を立てるとともに、鉄板で道の補強を予定していたという。

 現在のところ対応は決まっておらず、落ちたアスファルト片を早急に撤去するとともに、人が通行できるように処置を急ぐ方針だ。

(2020年4月15日付紙面より)


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