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2021年07月21日
1 迫力ある演奏で魅了
 定期演奏会に130人  (新翔高校吹奏楽部 )

 新宮市の県立新翔高校中庭で17日、同校吹奏楽部(西浦久博顧問、木下綾子部長)の「第5回定期演奏会」があった。保護者や地域住民、吹奏楽ファンなど約130人が会場に訪れ、迫力ある演奏を楽しんだ。

 2015年に吹奏楽同好会として発足し、18年に「吹奏楽部」に昇格した。今年、3年生らの地道な新入生勧誘の成果が実り部員数は40人に。現在は8月9日(月・振休)に和歌山市の県民文化会館で開催される「第57回和歌山県吹奏楽コンクール」の同校初となる大編成部門(高校A部門)出場に向けて部員一丸となって日々練習を重ねている。

 3年生にとって最後の定期演奏会であり1年生にとっては初の舞台。この日は「自転車マナーアップ推進リーダー」として新宮警察署より委嘱を受けている同部が、演奏会を通して交通ルールやマナーの遵守(じゅんしゅ)を呼び掛ける機会ともした。

 演奏会開催に当たり、阪口博紀教頭が「新入部員がたくさん入り、活気あるクラブになった。また、マナーアップ推進リーダーとして責任感と信頼感が感じられるクラブに成長している。今日は熱心に練習を重ねてきた成果を見てあげてください」とあいさつ。

 西浦顧問は「部員の半分が初心者。楽譜にない音が聞こえてくることもあるけどそれは吹いている証拠。部員たちの伸び伸びとした演奏を聴いてほしい」。木下部長は「部員が増えて音に厚みが出るようになった。これからも応援よろしくお願いします」と述べ「交通ルールを守りましょう」と呼び掛けた。

 演奏会は「軽騎兵より」のファンファーレで幕開け。時折、雨の影響で演奏が中断となる中、同校校歌やコンクール演奏予定曲、アニメ主題歌、ジャズナンバーなどを披露。観客らは手拍子などで演奏を盛り上げた。

 新入部員やコンクール出場をもって引退となる3年生部員の紹介もあり、最後にアンコール曲「学園天国」を演奏。迫力ある演奏に大きな拍手が贈られた。

 演奏会を終え、木下部長は「雨で何度か中断となり、いい演奏ではなかったかもしれないが途中で吹っ切れて『楽しもう』と思った」と笑顔。

 「コンクールに向け、今日の演奏で失敗したところを練習して後悔のないように頑張りたい」と、最後の夏に懸けた思いを語った。

(2021年7月21日付紙面より)

迫力ある演奏を披露した=17日、新宮市佐野の新翔高校
約130人の観客が手拍子などで盛り上げた
2021年07月21日
2 身近な人権問題を学ぶ
 新宮市婦人団体連絡協議会  

 新宮市福祉センターで19日、市婦人団体連絡協議会(仲富美子会長)の人権学習会があった。市人権政策課の谷嗣弘さんが「身近な人権問題」と題して講話し、15人が不当差別や合理的配慮の事例、コロナ差別について学んだ。

 同協議会は市内7団体で組織。互いの活動について共有しながら、毎年愛のバザーや福祉施設訪問、美化活動などに取り組んでいる。

 谷さんは「障害のある人もない人も、全ての人に公平・公正で住みやすい社会」と目指すべき共生社会のイメージを述べ、合理的配慮について「配慮する側、配慮される側どちらか一方の立場が強くなるのではなく、平等な関係を築くことが目的」。

 新型コロナウイルス感染者やその家族に対する偏見、差別、インターネット上の誹謗中傷といった人権問題にも触れ、正しい知識と理解を持って接するよう伝えた。

 学習DVDでは、視覚障害や発達障害などさまざまな障害を持つ人々と同じ職場に勤める人々が、合理的配慮の重要性に気づいていく様子を視聴。偏見を持たずに会話を通じて互いの理解を深めることの大切さを学んだ。

 会員からは「知らず知らずのうちに自分も差別する側に立っているのではと省みる機会になった。高齢で自分も足が悪くなってきたことで、自分も障害者も同じなんだなと感じる」との声があった。

 仲会長は「障害のある人もない人も、みんな明るく一緒に暮らせる社会をつくっていくため、本当に勉強になるお話だった」と話していた。

(2021年7月21日付紙面より)

真剣に耳を傾ける会員たち=19日、新宮市福祉センター
2021年07月21日
3 甘いブルーベリーに感動 色川小児童が収穫とジャム作り (那智勝浦町)

 那智勝浦町立大野保育所(永野陽美所長)の園児8人と同町立色川小学校(寺地琢也校長)の児童19人が15日、同町南平野の民泊「みなみ野フィールズ不動坂」(浦勝良代表)のブルーベリー園で旬の果実摘み取りと試食を体験した。

 同園では、数種類で220本のブルーベリーを栽培している。毎年、園児や児童を招いてこの催しを実施していたが、昨年はコロナ禍で中止。2年ぶりの開催となったが、今年は空梅雨という自然条件もあって日差しに恵まれ、5月末には紫色に色づいたのが確認されたという。

 午後に到着した児童たちは、歓声を上げながらブルーベリー園へ。大きいもので直径2㌢ほどに成長した甘い果実を口に入れながら、各人が手に提げた小型のかごにも。教師も含めブルーベリー園で28人が集めたのは15㌔余り。浦さんの指導で2班に分かれ、それぞれが約25分煮詰め、香り高く甘いジャムを完成させた。

 矢中健太朗君(小4)は「楽しんでいます。ブルーベリーはめちゃ甘かった」、多持莉心(たもち・りこ)さん(同)も「おいしかった。おなかいっぱいになった」と感想を述べた。浦さんの用意したかき氷もブルーベリーのシロップで味わい、夏の味覚を堪能した。出来上がったジャムは瓶詰めにして持ち帰った。

 午前は保育所園児8人に保護者9人が付き添い、親子で旬の味を楽しんだ。浦さんは「子どもたちも楽しみにしていたのでは? 私自身も思い出づくりに加われてうれしい」と目を細めた。

(2021年7月21日付紙面より)

ブルーベリーを味わいながら摘み取り=15日、那智勝浦町の「みなみ野フィールズ不動坂」
浦勝良さんと一緒にジャム作り
2021年07月21日
4 6年生がツーリングに挑戦
 3小学校合同でカヌー体験  (古座川町 )

 古座川町内の小学6年生が19日、月野瀬~串本町古田間の古座川流域でカヌー体験に取り組んだ。

 この体験は、古座川流域で育つ子どもとして正しく安全に川と親しむ経験を積むことを目的として町立3小学校合同で実施。最近2年はコロナ禍の情勢で休止続きだが、夏休み序盤に来町する川崎市ふれあいサマーキャンプの参加者と川遊びやカヌーツーリングで交流する時に6年生が地元の強みでリーダーシップを発揮することにも役立つため、その直前に体験する形が定着している。

 3小学校は本年度も南紀串本観光協会古座に協力を求め、前述した区間でカヌーツーリングに挑戦する内容を準備。当日は高池小から12人、明神小から2人(3人いるが1人欠席)、三尾川(みとがわ)小から1人が参加し、インストラクターから安全な乗り降りの仕方やパドルの扱い方を教わった後は2人1組(端数は教員とペア)で2人艇に乗り、下流の清暑島(通称・河内様=こおったま)前河原までツーリングした。

 途中、少女峰前の河原に寄って水分補給をし川遊びを楽しむなどした。カヌーに乗るのは初めてという直塚源君(高池小6年)は、古座川で泳いでいる時に思うのと同じようにいつも岸でみるのより景色がきれいに見えるとツーリングの印象を語り、「自分で操縦して思い通りに進めるのが楽しい。向きがおかしくなった時にどうすればいいかだいたいわかった。自分の体力ではまだしんどいので、家族でまた乗ってみたい」と興味を強めていた。

(2021年7月21日付紙面より)

古座川でカヌーツーリングに挑戦する小学6年生ら=19日、古座川町月野瀬
2021年07月21日
5 東牟婁地方中学校総体(終)
  
2021年07月21日
6 お土産たくさんうれしいな  きたやま保でお楽しみ会  (北山村 )
2021年07月21日
7 安全運転呼び掛ける  甫子浦交差点で夜間啓発  (那智勝浦町 )
2021年07月21日
8 故・髙木亮享氏を回顧  実弟の亮英副住職が語る  (那智山青岸渡寺 )
2021年07月21日
9 初めまして、一緒に遊ぼ!  佐野保と蓬莱保が交流  (新宮市 )
2021年07月21日
10 はがきで思い伝える  小学生ら対象に「愛すメール」  (新宮警察署 )
2021年07月21日
11 幸運富くじ当選番号決まる  引き替えは27日から開始  (串本町 )
2021年07月21日
12 行き交う人の意識を促す  交安などで地交推ら啓発  (古座川町 )
2021年07月21日
13 一般対象の優先接種始める  基礎疾患がある人ら対象に  (串本町 )
2021年07月21日
14 自分や友達を大切に  夏休み前に薬物乱用防止教室  (相野谷中 )
2021年07月21日
15 25日にクリーンフェスタ  プール清掃でウミガメの甲羅磨く  (ウミガメ公園 )
2021年07月21日
16 あいさつ運動標語作品を表彰  鵜殿小学校の終業式で  (紀宝町 )
2021年07月21日
17 充実した夏休みを  町立小中学校で終業式  (那智勝浦町 )
2021年07月21日
18 お悔やみ情報
  
2021年07月18日
19 10人の新議員決まる
 太地町議選  

7月18日21時02分確定【定数10】

当落得票数候補者名年齢党派現元新
296筋師 光博63
257塩崎 伸一71
223福田 忠由44
201花村  計47
189三原 勝利83
181水谷 育生64
180漁野 尚登64
158久原 拓美73
142森岡 茂夫70
142海野 好詔67
115宮川  茂70


当日有権者数 2,661人

投票者数 2,105人

無効投票数 21票

投票率 79.11%


2021年07月18日
20 クジラと空間を共有
 くじら浜海水浴場でイベント  (太地町 )

 太地町のくじら浜海水浴場で17日から、ハナゴンドウと一緒に泳げるイベント「くじらに出会える海水浴場」が始まった。初日には家族連れなど112人が訪れ、クジラと触れ合った。時間は午前11時からと午後1時からの1日2回で各15分程度。期間は8月17日(火)まで。無料。

 ネットで仕切った入り江の海水浴場に2頭のハナゴンドウを入れたいけすを設け、1日2回このいけすからハナゴンドウを放す。海水浴を楽しみながら自然に近い状態で小型クジラが観察できる。2008年から始まり、今年で13回目。

 ハナゴンドウは雌のニール(体長291㌢、推定体重380㌔、推定18歳)と、雄のシロ(297㌢、推定体重380㌔、推定25歳)の2頭。

 今年は新型コロナウイルス感染防止対策で網いけすに特設ステージは設置しない。

 13日、クジラを搬入した際に同館の稲森大樹副館長は「今年は感染症対策を設けた上でのオープンとなる。お客さまとクジラが同じ空間を共有できるので楽しんでほしい」と語っていた。

(2021年7月18日付紙面より)

クジラを間近で観察できる=17日、太地町のくじら浜海水浴場
2021年07月18日
21 献血への協力呼び掛け
 保健所、赤十字血液センターが啓発  (和歌山県 )

 7月は「愛の血液助け合い運動」月間。期間中の17日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店では新宮保健所と和歌山県赤十字血液センターの職員らが啓発活動を実施。買い物客らに献血への理解と協力を呼び掛けた。

 厚生労働省が都道府県、日本赤十字社と協力して実施する運動で、期間中には国内の血液事業を安定的・継続的に維持し、血液製剤の国内自給を確保するための取り組みが全国各地で行われている。

 厚労省によると、近年では少子高齢社会の影響などにより、10年間で10~30代の献血者数が約34%減となるなど、若年層の献血者が減少傾向にあり、今後少子高齢化が進むと、ますます将来の安定供給に支障を来す恐れがあるとされている。

 この日の啓発では、新型コロナウイルス感染防止の観点から、物資配布による活動を自粛。手持ち看板などを手にした職員らが、マスク越しに献血への協力を呼び掛けたほか、献血バスによる献血も受け付けた。

 県赤十字血液センター紀南出張所の北川裕基主事は、長引くコロナ禍で人が集まるイベントの自粛が続いていることにより、移動献血を実施する機会が減少しているといった現状に触れ「献血は不要不急の外出には当たりません。ぜひご協力を」と呼び掛けている。

 同所における次回の献血は8月21日(土)。時間は午前10時~正午と午後1時~4時まで。和歌山県土地家屋調査士会新宮支部が主催する。

(2021年7月18日付紙面より)

献血への協力と理解を呼び掛けた=17日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
2021年07月18日
22 50人が熊野へ
 「WEST EXPRESS 銀河」運行開始  (JR西日本 )

 観光を中心とした西日本エリアの活性化のためにJR西日本が運行する長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」紀南コースの運行が16日から始まった。乗客50人を乗せた列車は17日に当地方入り。JR紀伊勝浦駅で16人、新宮駅で34人の観光客が降り立った。

 車両は117系6両1編成。定員は約100人(全車指定席)だが、新型コロナウイルス対策のため乗客を半数としている。「多様性」「カジュアル」「くつろぎ」をキーワードに、鉄道の旅の実現を目指し、1両ごとに異なる座席タイプを配置している。車窓からは沿線の風景を楽しめるような座席配置となっている。

 新宮駅では、市のツイッターキャラクター「めはりさん」、県PRキャラクター「きいちゃん」も駆け付け、田岡実千年市長をはじめとした関係者約50人が、「ようこそ 新宮市・北山村へ」と書かれた横断幕や旗を手に第1便を出迎え。乗客らに熊野速玉大社の霊符「梛(なぎ)の葉」を手渡した。構内では新宮市、北山村の産品販売コーナーが設けられ、観光客らの興味を誘っていた。

 天王寺駅から乗車したという60代夫婦は「抽選に当たって乗車することができた。乗り心地もよく、窓から見える海もきれいだった。今回の旅ではレンタカーを借りて熊野三山を巡る予定です」と話していた。

 同列車は18日正午に京都に向けて新宮駅を発車する予定。

 「WEST EXPRESS 銀河」ツアーへの申し込みは抽選で、JR西日本によると、7月の予約倍率は12・8倍(上り下り合算)だったという。現在は10月1日(金)から31日(日)の受け付けを実施している。

  □     □

■スタンプラリーも実施

 「WEST EXPRESS 銀河」受入協議会(会長=田岡市長)では、同列車の周知や地域での周遊などを目的に、協議会加盟7自治体を周るスタンプラリーを実施している。期間は来年1月10日(月・祝)まで。

 台紙は新宮市、北山村、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町、すさみ町の各観光案内所や役場観光担当課、東牟婁振興局企画産業課で配布されており、▽新宮市観光協会▽北山村観光センター▽那智勝浦町観光案内所▽太地町観光案内所▽古座川町観光協会▽南紀串本観光協会▽すさみ町観光協会―に設置されているスタンプを重ねて押印すると一つの絵柄が完成。全7カ所の押印達成者の中から、抽選で35人に当地域の特産品が贈られる。

(2021年7月18日付紙面より)

50人が熊野地方に降り立った=17日、JR新宮駅
2021年07月18日
23 水難事故から命を守る方法学ぶ
 5、6年生が着衣水泳  (神内小 )

 紀宝町立神内小学校(道中朋孝校長、児童68人)は15日、同校プールで水難防止訓練を実施。5、6年生と3、4年生の2グループに分かれて着衣水泳に取り組んだ。

 児童たちは服や靴を身に着けたままプールに入り、水に落ちた際、無理に動かず浮かんで助けを待つことなど、命を守る方法を学んだ。

 夏休みを前に、子どもたちの水の事故を防ごうと例年行っている。昨年は新型コロナウイルスの影響でプール授業が中止となったが、おととしまでは5、6年生が尾鷲海上保安部の職員から指導を受けてきた。

 5、6年生計21人の訓練で道中校長は「万が一、服を着たまま川や海に落ちてしまった場合に、慌てず自分の命を守る行動が取れるよう着衣水泳に取り組みます」と説明した。

 普段着のままプールに入った児童たちは、「重くて泳ぎにくい」「泳いでも進まない」などと話し、水にぬれた服の重さを実感した。

 指導した5年生担任の木下雄介教諭は「泳ぐと疲れてしまうので、助かる場所までたどり着けない場合は力を抜いて浮くことが大事」と伝えた。浮輪代わりに服に空気を入れて浮く対処法などを学んだ児童は「浮くことはできた」と話していた。

(2021年7月18日付紙面より)

着衣水泳に取り組む児童たち=15日、紀宝町立神内小学校
2021年07月18日
24 旅客船の繁忙期を前に点検  コロナ予防対策も確認  (勝浦海事事務所 )
2021年07月18日
25 「たか田んぼ」で草取り  高田小中と地域住民が  (新宮市 )
2021年07月18日
26 木本は雨天で再試合  全国高校野球三重大会  
2021年07月18日
27 今年も浴衣反物が届く  大嶽部屋から名古屋場所の番付表も  (熊野市 )
2021年07月18日
28 横断歩道では「よく見てね」  うどの幼稚園で交通安全教室  (紀宝町 )
2021年07月18日
29 いよいよ投開票迫る  結果判明は18日午後9時ごろか  (太地町議選 )
2021年07月17日
30 コロナ禍終息など祈願
 熊野神社・百姓会が大しめ縄奉納  (熊野速玉大社 )

 山口県山陽小野田市の熊野神社(松田正寛宮司)で各種祭事の準備などを奉賛する「熊野神社・百姓(おほみたから)会」(会長・松田宮司)は15日、新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)に大しめ縄2本を奉納。コロナ禍の終息などを祈願した。

 50年以上にもわたり当地方へ熊野詣でを続けている同会。平均年齢80歳代の会員ら約20人は、同神社の田んぼで収穫した稲わらを使用し、今年1月から3月にかけて、わらのはかま取りやこも編みなどの制作に励んだ。

 仕上げの撚(よ)り合わせ作業には、出雲大社神楽殿の大しめ縄制作で知られる「大しめ縄創作館」(島根県飯南町)棟梁(とうりょう)の石橋真治さんが協力したという。

 熊野速玉大社が大しめ縄を掛け替えるのは14年ぶりで、当時のしめ縄は同神社が創作館に依頼したもの。今回は松田宮司の就任に当たり、またコロナの終息を願って会員が力を合わせて制作するに至った。

 この日は神倉青年団有志と同大社神職らが、創作館の石橋さんの指示の下、拝殿と神門の大しめ縄の取り外しおよび取り付け作業を行った。最後に神職が紙垂(しで)を取り付け、幅約4㍍、重さ約100㌔の新しめ縄が設置された。

 大しめ縄奉納のため同大社参拝の機会を探りつつも、日々変化するコロナ情勢を考慮し幾度となく来熊を中断。全員が2回のワクチン接種を済ませたこの機会にと参拝がかなった。取り付けが済んだ大しめ縄を前に、会員らは「うれしいね」などと口にし笑顔を見せた。

 上野宮司は「真心のこもったしめ縄を奉納いただきありがたい限り。奉納奉告祭に当たり、百姓会の方々への感謝と、平穏でコロナのない世の中をお祈りしたい。素晴らしいしめ縄をぜひご覧になっていただければ」。

 同神社の河崎真(まき)権宮司は「高齢の会員たちがコロナの終息を願い、真心込めて制作した。良き日を迎えることができ、祈りは実現すると思った。(同大社に)上げていただけることはありがたいことです」と話していた。

(2021年7月17日付紙面より)

大しめ縄を奉納した熊野神社・百姓会の皆さん=15日、熊野速玉大社
神倉青年団有志や神職らが取り付けた
2021年07月17日
31 「なんたん蜜姫」に国支援
 総務省事業で実施主体に  (串本町 )

 串本町の潮岬・大島生活圏における取り組み「地域の宝『なんたん蜜姫』復活からはじまる本州最南端地域活性化プロジェクト」がこのほど、総務省「過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業」の対象に選ばれた。

 この事業は、複数集落で構成する集落ネットワーク圏の地域運営組織等が行う生活支援やなりわい創出の活動などを資金交付により支援する目的で年次実施。本年度は9件の取り組みを交付対象としている。

 その一つに選ばれた潮岬・大島生活圏の取り組みは、サツマイモ「なんたん蜜姫」の生産振興や新商品開発、農業体験等を通した関係や交流人口の創出による担い手の確保により活力ある地域社会の実現を図る内容。事業実施主体はなんたん地域活性化協議会(柴田明夫会長)で、交付額は1165万5000円となっている。

 総務省は12日付で交付対象の取り組みとその概要を公表。実施時は新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(新型コロナウイルス感染症対策本部決定)を踏まえ、適切な対策を講じるよう要請をしている。

 この事業は和歌山県が生活圏の過疎地域再生・活性化支援の制度創設を国に提案し総務省で制度化された経緯があり、県内では国事業と県事業の2系統で支援が受けられる状況となっている。東牟婁振興局企画産業課によると、同協議会への支援は両事業合わせて今回が初になるという。

(2021年7月17日付紙面より)

2021年07月17日
32 地域ぐるみで詐欺被害撲滅へ
 紀宝、御浜両町で啓発活動  

 「特殊詐欺撲滅の日」の15日、紀宝町と御浜町で啓発活動があった。両町のスーパーで啓発チラシを配布し、来店者に声掛けするなどして地域ぐるみで詐欺被害撲滅を呼び掛けた。

 紀宝町では、高齢者地域見守り隊(小田原徳子代表)が同町鵜殿の主婦の店で紀宝警察署と合同啓発活動を展開した。

 高齢者を詐欺被害から守る取り組みで、毎月1回実施。今月は「クーリングオフ制度」を紹介するチラシを来店者に配った。

 この制度は、消費者が訪問販売など特定の取引形態で契約した場合、一定期間内であれば無条件で契約を解除できるもの。チラシには、クーリングオフの効果や手続き方法などを記載した。

 御浜町では、紀南高校生徒会(大西輝人(きらと)会長)、同町防犯委員、紀宝署の署員が参加し、パーク七里御浜ピネで実施した。

 生徒らは「詐欺に注意してください」などと来店者に話し掛け、新型コロナワクチン詐欺、サポート詐欺、還付金詐欺の手口などを記したチラシ3枚を配布した。

 ワクチン接種詐欺は「○万円払えば優先的に接種でき、お金は後で返金される」「接種に必要なので口座情報を教えてください」などと電話やメールで金銭をだまし取る手口。接種は無料で、電話やメールで個人情報を求めることもないため、行政機関などをかたる「なりすまし」に注意するよう求めている。

(2021年7月17日付紙面より)

啓発活動に取り組む見守り隊=15日、紀宝町の主婦の店
活動に参加した紀南高校の生徒や防犯委員ら=同日、御浜町のパーク七里御浜ピネ
2021年07月17日
33 夏の花が彩り添える
 下里とも子ガーデン  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町下里の「下里とも子ガーデン」(岩本カナエ代表、会員7人)で夏の花たちが元気いっぱいに花を咲かせている。カサブランカやヒマワリ、一年草のアマランサスなどがガーデンに彩りを添え、住民や見物人の目を楽しませている。

 同ガーデンは花壇の所有者であった故・笠松朝子さんの遺志を受け継いだ会員や住民らがボランティアで管理している。

 花壇には前述の花のほか、白色が強いヒマワリ、ジニア、コキア、マリーゴールド、ケイトウ、ハツユキソウ、ヒャクニチソウなども開花している。

 ガーデン内にはテーブルやベンチを設置しており、花を見物しながら休憩や昼食ができる。

 会員によると、メンバーも高齢化してきているため、今後の維持・管理がしやすいようなレイアウトを進めているという。8月ごろは葉ボタンの種を植え、正月用の花の準備をしていくと話した。

 また、「和歌山県花を愛する県民の集い」の事務局を通して、「第31回全国花のまちづくりコンクール」への応募も行っている。

 岩本代表は「メンバー以外の方でも笠松さんと仲が良かった方が集まってきてくれる。毎年、もってくれる宿根草も増やしていきたい」。来場者に対しては「近くにはハマボウの郷もあり、きれいな花を咲かせています。近くに来られた際はお気軽にガーデンにお立ち寄りいただければ」と語った。

(2021年7月17日付紙面より)

元気いっぱいに開花した=12日、那智勝浦町の下里とも子ガーデン
美しいレイアウトを維持するため作業に汗を流す
2021年07月17日
34 東牟婁地方中学校総体②
  
2021年07月17日
35 義援金受け付け中  静岡県の7月大雨災害  
2021年07月17日
36 海開き前に清掃活動  ブルービーチ那智、22日から  
2021年07月17日
37 警察業務に協力  警察法施行記念で感謝状  (新宮警察署 )
2021年07月17日
38 災害時に備え連携体制を  御浜町建設業組合が町と意見交換  
2021年07月17日
39 とこわか国体へ伊勢茶寄贈  紀宝、御浜、熊野に計800本  (JA伊勢 )
2021年07月17日
40 一声運動で交通事故防止を  鵜殿郵便局を協力店に指定  
2021年07月17日
41 子どもたちの力作審査  歯と口の健康ポスター  (新宮・東牟婁 )
2021年07月17日
42 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
 【第37回】食育の目的を決めよう②  

 一気に夏になりましたね。今回は、前回に引き続き、食育の目的についてお伝えしたいと思います。

 まずは「子どもを健やかに育てたい」。これは多くの方が願うことですね。子どもを健康で、前向きな子にしたい。その気持ちはよく分かります。これも、食べるものを安心安全なものに!と神経質になる必要はありません。バランスを考えて献立を作ったり、外食したりすればそれで十分です。大切なのは、ちゃんと考えているということを伝えることです。

 子どもは食について、親が自分のために考えて用意してくれているということを敏感に感じ取ります。そういうことで、受け入れられている大切にされていると感じて、自己肯定感を高めます。また、どういったところに注力しているか、を伝えることで、自身の食意識を高めます。何を食べるか、よりもどう食べるか。家族と楽しい食卓を囲むことこそが、子どもを健やかにするのです。無理して頑張って手作りをする必要もありません。

 続いて「食の知識を付けてほしい」場合。これはさすがに、親に知識がないと無理と思いますか? 果たしてそうでしょうか? 私は、一緒に調べることをお勧めします。今はスマホ一つで、いろんな情報が手に入る時代です。「きゅうりにはどんな栄養があるかな?」と一緒に調べてみてはどうでしょう? わが家ではよく、食事中に、「OK Google! ズッキーニについて教えて!」などと、質問します(笑)。食卓での会話のきっかけになりますし、とってもお勧めです。

 これは「食事のマナーを教えたい」もそうですよね。正しいマナーを一緒に調べて実践してみるのも楽しいと思います。親にガミガミ言われるよりも、正しい配膳やマナーを一緒に調べた方が身に付くかもしれません。

 最後は「一流の味覚を育てたい」。ここでいう一流とはどんなものでしょうか? ミシュラン三つ星の味? そうではないですよね。私が考える一流の味覚は、例えば、顆粒(かりゅう)だしとカツオだしの違いが分かるとか丁寧な仕事で作られた素材や料理をおいしいと感じるとか、そういうことです。

 では、これを育てるために、私たちは毎日丁寧な仕事をして手作りのお料理を作らなければいけないと思いますか? そんな必要はありません。日頃は顆粒だしを使っても、たまにだしをとって、「これはカツオで取っただしだよ」とその違いを認識させること。それで十分だと思います。「おいしいでしょ?」と。

 大切なのは、素材の味を知ることだと思うのです。食育は意識するだけでいいんです。知識も、お金も必要ありません。食について、子どもに教えたいという気持ち。その気持ちがあれば誰でも、今すぐに最高の食育ができます。そして、食育より大切なのは、お母さんやお父さんがニコニコ楽しそうにしていることです。

 どうか気負わずに、できることから食育を意識してみてください。この記事を読んでくれているだけで、すでにあなたは食育ができていると私は思います。

(2021年7月17日付紙面より)

2021年07月17日
43 お悔やみ情報
  
2021年07月15日
44 例大祭、静かに営まれる
 コロナ禍での「那智の扇祭り」  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町の世界遺産、熊野那智大社(男成洋三宮司)で14日、例大祭「那智の扇祭り(火祭)」(国重要無形民俗文化財)が営まれた。昨年に引き続き、今年も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、行事を一部中止し、規模を縮小。神職や祭典関係者など50人で静かに神事が斎行された。

 扇祭りは、大社にまつられている12柱の神々を12体の扇神輿(みこし)にうつし、那智の滝前に里帰りさせて神霊、神力を奮い起こし、万物の生成発展を祈る神事。

 サカキに紙垂(しで)を取り付けた御幣(ごへい)12本に御霊(みたま)をうつして木製の辛櫃(からひつ)に納め、参列者が担いだ。昨年は中止となった扇神輿と大たいまつだが、今年は2体ずつが出された。

 本社大前の儀、渡御祭の後は子の使い、前駆神職、馬扇、大たいまつ、扇神輿、辛櫃、神職の順で滝を目指した。

 飛瀧(ひろう)神社に到着後は別宮大前の儀が斎行された。男成宮司が五穀豊穣(ほうじょう)や国の繁栄などを願うとともに、コロナの終息に祈りを込めて祝詞を奏上した。その後、本殿で還御祭が営まれた。

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■宵宮祭で那智の田楽を奉納



 13日夕方には宵宮祭が本殿で営まれた。その後、境内に設置された田楽舞台で五穀豊穣を祈る「那智の田楽」の奉納があった。

 田楽は室町時代に流行した田楽踊りを伝える貴重な文化遺産として、「那智田楽保存会」が古来の姿を伝えている。

 1976年に国の重要無形民俗文化財、2012年にユネスコの無形文化遺産に登録。今年は一度途絶えた田楽が復興し100周年を迎える。

 昨年はコロナ対策で大和舞とともに中止となったが、今年は田楽のみ実施。舞人は新調された舞台で22節の演目を踊り、その様子は動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信された。

 男成宮司は「『那智の田楽』は世界に誇る伝統芸能。次の世代に伝え続けていかなくてはならない。お祭りに来ることができない方のためにも今後のライブ配信も検討している」と話した。

(2021年7月15日付紙面より)

一行が那智の滝前を目指す=14日、那智勝浦町の飛瀧神社前
2021年07月15日
45 ほぼ全員がコロナ抗体獲得
 接種後実施の検査結果発表  (くしもと町立病院 )

 くしもと町立病院が13日、新型コロナワクチン接種済みの職員147人が新型コロナウイルスに対する抗体を獲得したと判断できる検査結果を得たことを発表した。

 医療従事者など優先接種を3月上旬~4月上旬に実施した同病院。接種後最初の健康診断時に新型コロナウイルスの抗体検査を提示し、承諾した職員を対象に実施して同病院臨床検査部が結果を取りまとめた。

 同部の亀井聡技師長によると、この抗体検査はおおむね接種から1~2カ月後のタイミングで実施。用いたロシュ社の抗体定量検査試薬の指標に基づき147人全員が抗体を獲得、うち143人が感染症回復期の血漿(けっしょう)分析から得た発症予防可能な量以上に高まっていると判断した。後者に含まれない4人のうち、2人は諸事情で1回のみ接種、他2人は免疫抑制剤などの治療を受けていると要因を解析。接種済みの職員全員が抗体検査を受けておらず断定できないため、ほぼ全員が抗体を獲得していると今回の取りまとめを結論づけている。

 結果からは若い年齢層ほど抗体量が高まる傾向もうかがえるという。同接種では若い年齢層で2回目の接種後に副作用(発熱など)が強く出る傾向があり、亀井臨床検査技師長はこれら傾向の相関を示唆しつつ「1~2日の発熱などで打たないより、副反応を踏まえて打った方が後に安心できると思う」と見解を示した。

 同病院事務部の名田倍也事務長は広く言われている接種後の変化と同じ結果が院内でも得られたとし、この発表が町民の安心材料となり8~9月に行う一般(16~64歳)対象集団接種において若い世代を含む町民多数が抗体を獲得する展開を期待している。

 同部は獲得量が低かった職員を対象に接種3カ月後の再検査、147人全員を対象に同6カ月後の再検査をして抗体量の変化を追跡する考え。併せて同じ年齢層で抗体量の偏差が生じる要因の分析も進めたいとしている。他方、同病院としては変異株の出現など情勢を見据えてこの結果に安心することなく、従来と同等かそれ以上の感染予防対策継続を意識するとしている。

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接種後の抗体検査希望を受け付け中



 くしもと町立病院は、新型コロナワクチン接種後の抗体獲得状況の確認を目的にした抗体検査の希望を受け付けている。

 この検査は、同町が接種するファイザー社製の新型コロナワクチンが産出を促す抗体に着目した手法。結果が陽性で示される値(=抗体価)が15以上であれば発生を予防するだけの抗体がついていると考えられるという。

 利用は2回目の接種から3週間以上経過していることが条件。対象は目的に沿って利用したい人全般で、検査方法は血液検査、検査料4000円(税込み)は自費負担となっている。

 利用は任意。申し込みや問い合わせは同病院(電話0735・62・7111、平日午前8時30分~午後2時)まで。

(2021年7月15日付紙面より)

2021年07月15日
46 「電子ホタル」が光った
 紀宝子ども元気塾で工作  

 紀宝町学校支援本部「元気キッズ」主催の紀宝子ども元気塾が10日、同町の鵜殿ふれあい会館で開かれ、小学生が科学工作教室で物作りを楽しんだ。

 町内の小中学生を対象に、一年間を通して行う登録制の教室。科学工作と生け花、陶芸の「3つの教室」を来年3月まで続ける。新型コロナウイルス感染防止のため、3密(密閉・密集・密接)回避などの対策を徹底。できるだけ少人数での開催としている。

 この日は、7人が参加。同町成川の岡部俊雄さんが講師を務め、前回に続いて「電子ホタル」をテーマに掲げた。

 トランジスタ回路を使って発光ダイオード(LED)を光らせる工作で、子どもたちは配線にチャレンジ。土台に草花を取り付け、夜空をイメージした黒色のボードも組み合わせて完成させた。

 ホタルの生息地がある紀宝町。スイッチを入れるとLEDが点灯・点滅し、保護者も一緒に「ホタルが舞っているみたい」と大喜びしていた。

 岡部さんは「子どもの頃から工作に親しみ、科学の不思議に触れてもらえれば」と話していた。

(2021年7月15日付紙面より)

物作りを楽しむ参加者=10日、紀宝町の鵜殿ふれあい会館
完成した「電子ホタル」
2021年07月15日
47 「自転車の安全利用を」
 マナーアップ推進活動スタート  (新翔高 )

 新宮市の県立新翔高校(藤田勝範校長)で14日、自転車マナーアップ推進リーダー活動がスタートした。新宮警察署から委嘱を受けた吹奏楽部(木下綾子部長、部員40人)とバドミントン部(小田原楓真部長、部員14人)が正門に立ち、登校してくる生徒にあいさつをしながら反射板や鍵などの啓発物資を手渡した。

 自転車マナーアップ推進リーダーの委嘱は、2015年の道路交通法の改正による自転車運転者講習制度の施行を受けて県内で初めて実施し、今年で7回目を迎える。

 同校では自宅や駅から全校生徒312人の約4分の1が自転車で通学しており、朝のあいさつ運動を通じて登校時の自転車・歩行者マナー向上や「自転車安全利用五則」の周知を図る。生徒らの安全を守るため▽イヤホンをして運転しない▽傘を差して運転しない▽スマートフォンを見ながら運転しない▽二人乗り運転をしない▽校門では自転車を降り、自転車を押して駐輪場に行く▽自転車に鍵をかける▽歩きながらスマートフォンを見ない―の七つも呼び掛けている。

 この日は部員や顧問約30人が参加し、週2回のあいさつ運動に取り組む生徒会も協力。「ちゃんと鍵をかけて」「反射板を使って」と声を掛けた。木下部長は「校内でも校外でも、安全にルールを守ってほしい」。小田原部長は「自転車に鍵をかけることで、盗難防止に貢献できたら」と語った。

 部員らは今後も毎月第2、4水曜日に活動を継続していく。

(2021年7月15日付紙面より)

反射板や鍵を手渡す部員=14日、新宮市の県立新翔高校
2021年07月15日
48 中口・久司組が優勝
 なちかつGGCペア大会  (那智勝浦町 )
2021年07月15日
49 大倉・岡組が優勝
 塩崎・倉脇組も3位と健闘  (近畿ソフトテニス選手権大会 )
2021年07月15日
50 東牟婁地方中学校総体① 卓球・剣道 
2021年07月15日
51 新宮、初戦突破ならず  高校野球和歌山大会  
2021年07月15日
52 期日前投票始まる  立候補者は11人で確定  (太地町議選 )
2021年07月15日
53 詐欺被害未然に防ぐ  コンビニ店員に感謝状  (新宮警察署 )
2021年07月15日
54 𦚰口水産が那智田楽保存会に寄付  三十三銀行SDGs私募債  
2021年07月15日
55 1位に佐古さん、垣本さん  写連紀南支部7月例会  
2021年07月15日
56 楽しい夏のひととき  南大居保で夕涼み会  (那智勝浦町 )
2021年07月15日
57 8地域の支え合い活動展示  新宮市福祉センターで  
2021年07月15日
58 候補者に聞く  太地町議選  
2021年07月15日
59 中湊で自動運転技術紹介  招待協力を得てOST社  (串本町 )
2021年07月15日
60 男子が優勝、女子は準優勝  中体連・バスケットボール  (矢渕中 )
2021年07月15日
61 早朝から会員30人が草刈り  讃寿会が中曽公園で  (紀宝町 )
2021年07月15日
62 骨髄バンク啓発動画完成  JRC部制作、勇気の会紀州支部が感謝状  (紀南高 )
2021年07月15日
63 地区防災計画への活動開始  津本自主防が防災訓練  (紀宝町 )
2021年07月15日
64 お悔やみ情報
  
2021年07月13日
65 安心して暮らせる社会目指し
 わかやま夏の交通安全運動  (新宮市 )

 和歌山県、交通事故をなくする県民運動推進協議会など主催の「わかやま夏の交通安全運動」が11日から始まった。20日(火)まで▽子どもと高齢者をはじめとする歩行者の安全の確保▽自転車の安全利用の推進▽歩行者などの保護をはじめとする安全運転意識の向上▽飲酒運転の根絶―を重点とし、県民に注意を呼び掛ける。

 夏季の行楽などによる交通量の増加、暑さからくる疲れや気の緩みなどによる夏特有の交通事故が多発する時期を捉え、交通ルールの遵守(じゅんしゅ)と正しい交通マナーの実践を習慣づけることにより交通事故の防止を図ることを目的に、県内各地で啓発活動などが展開される。

 期間中の12日、新宮市橋本のイオン新宮店で行われた決起集会では、市交通事故をなくする市民運動推進協議会、市交通指導員会協議会、新宮警察署、市交通安全母の会などの関係団体から約50人が参加。新型コロナウイルス感染症対策のため手袋着用の上、買い物客らに物資を配布。交通安全を呼び掛けた。

 市交通事故をなくする市民運動推進協議会副会長の清岡幸子・市交通指導員協議会長は「誰もが安全に安心して暮らせる交通事故のない社会を目指し、今後もあらゆる機会を通じて交通ルールとマナーの遵守を訴えていきたい」とあいさつ。

 楠間慎也交通課長は「管内では交通事故件数は減少しているが死亡事故が1件発生している。飲酒運転が絡む事故も3件発生しており厳しい状況にある」と説明し、横断歩行者優先の意識付けの推進と、飲酒運転をさせない環境づくりへの協力を呼び掛けた。

 管内では今年に入って26件の人身事故が発生しており(前年比10件減)、うち死者1人、傷者31人。また6、7月で計4件の飲酒運転を検挙した(いずれも11日現在)。

(2021年7月13日付紙面より)

交通事故撲滅を目指し決起集会を開いた=12日、新宮市橋本のイオン新宮店
買い物客らに啓発物資を配布した
2021年07月13日
66 安寧やコロナ終息を祈る
 補陀洛山寺で土用護摩祈とう  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町浜ノ宮の補陀洛山寺(故・髙木亮享住職)で10日、土用護摩祈とうがあった。例年、多くの参拝者が集まるが、昨年と同様に新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から規模を縮小し僧侶のみで営んだ。髙木亮英副住職らが護摩をたき上げ、人々の幸せや無病息災、コロナ終息を祈った。

 世界遺産に登録されている本堂では、国重要文化財の本尊「三貌十一面千手千眼観世音菩薩」が開帳され、髙木副住職らが読経し、護摩壇で祈とうが行われた。

 開帳法要はこの日も含め、1月27日の立春大護摩供星祭祈祷会(きとうえ)、5月17日の渡海上人供養の春まつりの年3回営まれている。

 髙木副住職は「今日お参りするとご本尊の御利益を頂き、4万6000日参ったことになる功徳の高いありがたい日。皆さまの幸せと安寧、コロナ終息、世の中の平穏無事を祈りました」と語った。

(2021年7月13日付紙面より)

護摩をたいて幸せやコロナ終息を祈願した=10日、那智勝浦町の補陀洛山寺
2021年07月13日
67 生活支援商品券交付始まる
 先月17日時点の町民対象に  (串本町 )

 串本町が9日、町民1万5326人を対象にして生活支援商品券の交付を始めた。1人につき7000円分(100円券70枚)を託す内容で、担当の役場産業課は積極活用を呼び掛けている。

 この商品券は、コロナ禍の影響を受ける住民生活と地域経済をともに支援する目的で交付。国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を原資にして計画し、町議会第2回定例会で予算承認を得て準備を進めてきた。

 対象者にはあらかじめ引き替えはがきを送って通知し、同日から8月9日(月・振休)までの間に最寄りの郵便局(初日のみ江田、田子、樫野の各集会所と旧養春小で臨時交付窓口を開設)で同商品券と引き換えるよう求めている。引き替え方法は同はがきを参照。

 同商品券の有効期限は11月30日(火)で、取扱参加店舗約280店舗で利用でき内訳は交付時に一覧表を併せて配る形で伝えている。店舗まで赴きやすいよう、前回同様にコミュニティバスの運賃としても使える仕組みとしている。

 同商品券の交付は3回目で、今回の対象となる町民決定の基準日は6月17日。交付総額は1億728万2000円相当で、同課はこの規模で目的を達成できるよう、過去2回(約99%利用)同様の協力を求めている。問い合わせは同課(電話0735・62・0558)まで。

(2021年7月13日付紙面より)

臨時交付窓口で生活支援商品券を受け取る町民=9日、旧養春小学校
2021年07月13日
68 2体の扇神輿張り替え
 「那智の扇祭り」前に氏子が奉仕  (熊野那智大社 )

 熊野那智大社(男成洋三宮司)の例大祭「那智の扇祭り(火祭)」(国重要無形民俗文化財)が13日に宵宮(よいみや)、14日(水)に本祭を迎える。祭りを目前に控えた11日、同大社で扇神輿(みこし)2体と馬扇の張り替え作業が行われ、氏子ら16人が奉仕した。

 熊野十二所権現の神霊をうつす扇神輿は高さ約6㍍、幅約1㍍の細長い形で「那智の大滝」を表しており、例年祭り前に張り替えられる。昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から扇神輿は取りやめとなったが、今年は2体のみ出されることとなった。

 当日は本殿で奉告祭を営んだ後、口伝で残された伝統の製法で張り替え作業に取り掛かった。扇神輿は細長い木の枠に赤い緞子(どんす)を365本の竹くぎで止め、32本の日の丸が描かれた扇や8面の白銅鏡などを飾り付ける。

 8面の白銅鏡は「神威八弦絃(あまねく広く輝かすの意)」といわれている。扇神輿は1カ月を意味し、12体で1年を、32本の扇は1カ月の30日と残る2本は月の満ち欠けを、365本の竹くぎは1年の日数を表しているという。

 氏子らは声を掛け合いながら協力して扇神輿や馬扇を仕上げていった。

 男成宮司は「2年ぶりに2体だけだが、扇神輿を出すことができ、良かった。意義を感じる」。

 来年の例大祭については「本来は12体全て出して斎行したい。来年はこれまで通りのお祭りができれば」と語った。

(2021年7月13日付紙面より)

扇神輿の張り替え作業に汗を流す氏子ら=11日、那智勝浦町の熊野那智大社
作業の様子を見守る男成洋三宮司(左から2人目)
2021年07月13日
69 木本は2回戦に進出  紀南は惜しくも敗れる  (高校野球三重大会 )
2021年07月13日
70 善意のお米でカレーライス  「子ども食堂」が大好評  (紀宝町 )
2021年07月13日
71 横断歩道では意思表示を  交安運動初日に啓発活動  (紀宝署 )
2021年07月13日
72 初の海岸清掃で40人汗流す  山地地区と六部海岸の環境を守る会  (御浜町 )
2021年07月13日
73 新翔が悔しい初戦敗退  高校野球和歌山大会  
2021年07月13日
74 「ジオ視点」で見どころ散策  那智勝浦まちなかめぐり  
2021年07月13日
75 ビャクレンの花咲く  新宮市宝珠寺で  
2021年07月13日
76 子ども見守るヒマワリ  岩本健治さんが育てる  (那智勝浦町 )
2021年07月13日
77 日本の伝統を学ぼう  伝統文化親子教室がスタート  (新宮市 )
2021年07月13日
78 一連の流れ実践し教わる  明神中で救急救命講習会  (古座川町 )
2021年07月13日
79 特殊詐欺の傾向など聞く  大水崎サロンの利用者ら  (串本町 )
2021年07月13日
80 夜店などで雰囲気楽しむ  行事「にこちゃんまつり」  (上野山こども園 )
2021年07月13日
81 お悔やみ情報