ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:58件の記事がありました
【検索ステータス】 
2022年04月28日
1 地域一体で魅力ある学校づくりを
 再編に向け住民意見募集  (新宮高校・新翔高校 )

 新宮市の県立新宮高校(東啓史校長)と県立新翔高校(藤田勝範校長)は、県立高等学校教育の再編整備に当たり、住民意見を募集している。募った意見は適宜整理して公表する他、県教育委員会に上申するという。

 県教委はおととし8月、第6期きのくに教育審議会の答申後、県内各地での説明会や懇談会、意見公募などを経て「県立高等学校の再編整備の基本的な考え方」と「各地域における今後の県立高等学校の在り方」を公表。住民説明会やパブリックコメントなどで募った意見を基に今年3月、「県立高等学校教育の充実と再編整備に係る原則と指針」(以下、「原則と指針」)を作成した。

 「原則と指針」によると新宮・新翔高校は「令和6年以降に生徒数の減少が予測されることから、新宮高校と新翔高校の再編整備により学校の活力を維持するとともに、地域の多様な教育ニーズに対応する拠点校としてその一翼を担う。当面は、施設等の有効活用のため校舎制をとる」「地域の教育ニーズに応える1校への再編整備を検討し、着手する」などと記されている。

 また、「各地域で望ましい高等学校や高等学校教育について議論を深めていくことが重要」などと示されていることから、県内各地では高校再編に向けて議論が活発化しており、両校では「一人一人のやる気と可能性にこたえる高校教育を目指す」として、広く住民意見を募集するに至った。

 両校はこれまで関係者や地域住民から寄せられた意見を基に▽将来展望を叶(かな)える▽一人一人の可能性を広げる丁寧な教育▽高い目標の実現―を3本柱にした理念を作成。現在の6年生が高校に進学する令和8年4月をめどに新たな高等学校として充実を図るため、意見を募り「地域一体となった魅力ある学校づくり」に向けて議論を進めていく構えだ。

 意見は両校とも、郵便、FAX、メールなどで受け付けている。送り先は下記。意見の募集に当たり、東校長、藤田校長は「学校は地域の中にある。こんな学校であってほしい、そんな願いに応じた学校でないといけない。いい教育現場を実現するためにご意見を頂ければ」と呼びかけている。

■新宮高校

〒647―0044 新宮市神倉3の2の39

FAX 0735・21・2901

メール vision@shingu-h.wakayama-c.ed.jp

■新翔高校

〒647―0071 新宮市佐野1005

FAX 0735・31・7870

メール vision@shinsho-h.wakayama-c.ed.jp

(2022年4月28日付紙面より)

魅力ある学校づくりに向け意見募集を呼びかける東啓史校長(左)と藤田勝範校長=27日、県立新宮高校

新宮高校へのメールのQRコード
新翔高校へのメールのQRコード
2022年04月28日
2 ヒマワリで笑顔咲かせたい
 見守り員が種配り始める  (古座川町 )

 ヒマワリで皆さんの笑顔を咲かせたい―。古座川町社会福祉協議会の見守り員、久保由美子さんと下地恵美さんが27日から訪問先へヒマワリの種を配る取り組みを始めた。

 要介護認定を受けていない在宅高齢者を定期的に訪ねて状況を確かめる見守り員。長引くコロナ禍で町社協の巡回型サロン「ふれ愛カフェ♡よりみち」実施が断続的となる中、健勝でいる訪問先にできるだけ家の外に出てもらうきっかけを作れないかと考えた末、この取り組みを思いついた。

 種は久保さんが昨年仕立てたヒマワリ畑から採ったもの。これを訪問先に配り育ててもらうことで、日々の世話で外に出たり近所との話題にもしたりして同サロンに参加するような楽しさを得るという筋道を描いて実行することとした。

 「どんな花が咲くか分からない方が楽しいのでは」。久保さんは数種類の種を交ぜてこの取り組みに提供し、2人で手分けして十数粒を袋詰めし、「ふれ愛カフェ♡よりみち」からの贈り物と伝える紙も添えて200セットを準備した。育て方はお任せで、久保さんは「背の高いヒマワリも混ざっているので、プランターか庭に植えて育ててほしい。売っている種のようにうまく芽が出ないのも交ざっているかもしれないけれど、そこはごめんなさいで許してほしい」と話している。

 真っ先に配布を受けた宇津木在住の東(あずま)和代さん(97)は「頂いたものは粗末にはできないからね。畑に植え楽しく育てて、宇津木に花を増やしたい」と応えて受け取り。久保さんと下地さんは「まちがヒマワリの花でいっぱいになり、その光景を喜ぶ笑顔も咲いたら何より。皆さんが心置きなく笑って会えるよう、頑張って配りたい」と意気込んでいる。

 見守り員が訪問できる範囲で種が届かないときは電話をすれば届けるという。問い合わせは町社協事務局(電話0735・72・3719)まで。

(2022年4月28日付紙面より)

見守り員から種を受け取る東和代さん(左)=27日、古座川町宇津木
2022年04月28日
3 コロナ乗り越え初登庁
 堀町政、2期目スタート  (那智勝浦町 )

 任期満了に伴う那智勝浦町長選で当選した堀順一郎町長の2期目が27日、スタートした。同日、堀町長は支持者や町職員らに拍手と花束贈呈で迎えられて初登庁。「那智勝浦町を笑顔あふれる町にしていきたい」と誓い、さらなる協力を呼びかけた。

 町長選は24日に執行。堀町長を含めて2人が立候補したが、選挙戦を前に新型コロナウイルス感染が判明。自宅療養する堀町長に代わり、支持者が町内を巡り本人の思いを代弁。本人不在で苦しい戦いの中、2728票差をつけて一騎打ちを制した。

 ▽体育文化会館周辺の公園化を行い、世代を超えた人々が集う広場整備▽築地地区への避難タワー整備や自主防災組織への支援拡充▽町営バスの75歳以上の運賃無料化▽新型コロナウイルス収束を見据えた観光インフラの整備―などを掲げ挑んだ選挙戦だった。

 町役場前で堀町長は「16日に新型コロナウイルスに感染し、皆さま方に不安と心配をかけたことをおわびしたい」と第一声。

 叱咤(しった)激励と負託を込めた多くの票を頂いたと感謝を伝え「行ってみたい町、住んでみたい町の実現を目指して4年間やってきた。これからも住んで良かったと思える町にしていきたい。皆さんのご期待に添えるように誠心誠意まい進していく」と力を込めた。

(2022年4月28日付紙面より)

花束を受け取る堀順一郎町長(左)=27日、那智勝浦町役場
支持者らが拍手で迎えた
2022年04月28日
4 「きっとおいしいお米に」
 近大新宮中が田植え体験  (新宮市熊野川町 )

 新宮市の近畿大学附属新宮中学校(池上博基校長)の1年生48人が26日、同市熊野川町日足を訪れ、田植え作業を体験した。雨の中、生徒たちは丁寧にコシヒカリの苗を植え、収穫の日に期待を寄せた。

 市の教育目標である「郷土への誇りと愛着を育む教育の充実」を目的に2016年にスタート。11年の紀伊半島大水害後に地域の休耕田を減らす活動に取り組む「MYNS(マインズ)」(南本安信代表)を中心に、和歌山県やJAみくまのも協力している。

 東牟婁振興局農業水産振興課の岩橋良典主査は、生徒たちに田植えまでの準備工程を説明。「土をほぐしてわらをすき込む耕起や代かき、種もみの準備や育苗などさまざまな作業がある」とし、「作物は植えるだけでは育たない。今後も草刈りや獣害対策など、たくさんの苦労をしてくれる人がいるからこそ、きっとおいしい米になる」と語った。

 JAみくまのの清水重良さんは苗の植え方や足の進め方を解説。生徒たちは田んぼの泥の感触に「ぬるっとする」「足が重い」と叫びながらも、喜々として作業に励み、10㌃の水田一面に苗を植えた。

 山口瑛正君は「田植えは初めて。おかずより米が好きなので、収穫が楽しみ」と笑顔。

 稲刈りは8月下旬を予定し、米は同校の文化祭「近大新宮祭」で販売する予定。MYNSの下阪殖保さんは「責任を持って育てさせていただきます」と話していた。

(2022年4月28日付紙面より)

田植えに励む生徒たち=26日、新宮市熊野川町日足
取り組みに協力した皆さん
2022年04月28日
5 風物詩の光景で利用歓迎  本館前でこいのぼり掲揚  (潮岬青少年の家 )
2022年04月28日
6 連盟大会優勝で勢い増す  串本古座高校のバレー部  
2022年04月28日
7 研修講話で知識深める  薬物乱用は駄目  (那智勝浦町 )
2022年04月28日
8 会長に和歌山市長  和歌山県市長会の総会  
2022年04月28日
9 手話で意思疎通を  養成講座始まる  (郡市広域事業 )
2022年04月28日
10 災害時にドローンなど提供  新宮市とアドホックが協定  
2022年04月28日
11 煙とともに願いを天に  加寿地蔵尊で護摩たき  (那智勝浦町 )
2022年04月28日
12 男子団体戦3人制で初優勝  県高校柔道選手権大会  (紀南高校 )
2022年04月28日
13 「飛雪米」の田植え作業  町のブランド米として人気  (紀宝町浅里 )
2022年04月28日
14 爽やかな初夏の味覚を  サマーフレッシユの出荷始まる  (御浜町 )
2022年04月28日
15 男女4人が県代表で全国へ  全国中学生ソフトテニス対抗戦  (矢渕中 )
2022年04月28日
16 お悔やみ情報
  
2022年04月12日
17 歴史重ね、後世につなぐ
 新宮LCがサクラを寄贈  (新宮市 )

 新宮ライオンズクラブ(新宮LC、金嶋正人会長)の会員ら33人は9日、新宮市の黒潮公園で清掃奉仕を展開した。また、新宮LC認証60周年を記念し、同所にオオシマザクラ60本を植樹。新宮市に寄贈した。金嶋会長が田岡実千年市長に目録を贈呈した。

 本年度(2021年7月1日~22年6月30日)、認証60周年を迎えた新宮LC。節目を迎えるに当たり記念式典などを盛大に執り行う予定としていたが、いまだ猛威を振るう新型コロナウイルス感染症情勢を受け、実施は困難な状況に。

 そんな中、コロナ禍にあっても比較的行いやすい清掃活動とサクラの植樹および寄贈をもって、60周年に対する機運を高めるとともに、地域に対する感謝を示す機会とした。新宮LCは、紀伊半島大水害(11年)の復興を祈念し、翌12年にも同所にヤマザクラの植樹を行っている。

 目録を受け取った田岡市長は、さまざまな事業を通したまちづくりへの協力に感謝を示し「近い将来、この場所が市民の皆さんが花見に訪れる場所になれば」と期待を寄せた。

 金嶋会長は「新宮LCは60年前、チャーターメンバー2人から始まった。その時自分は5歳。歴史の重みを感じずにはいられない。これまでさまざまな奉仕事業をしてきた。今後も70年、80年と歴史を積み重ね、後世に引き継いでいってほしい」と話していた。

 清掃活動には、田岡市長ほか市職員3人も参加。それぞれ火箸とごみ袋を手に、約2時間にわたり敷地内の美化活動に汗を流した。

(2022年4月12日付紙面より)

清掃奉仕に参加した皆さん=9日、新宮市の黒潮公園
金嶋正人会長(右)が田岡実千年市長に目録を手渡した
約2時間にわたり清掃活動を実施
2022年04月12日
18 運転者に安全運転呼びかけ
 河内橋北詰で早朝街頭啓発  (古座川町 )

 古座川町宇津木、河内橋北詰の交差点一帯で8日に春の全国交通安全運動の早朝街頭啓発があり、通行する運転者に安全運転が呼びかけられた。

 同町交通指導員会(松下健生会長)を軸にした行事で、毎年春秋の同運動に合わせて実施している。当日は同会とその事務局を持つ町役場、警察署等再編に伴い新たに新宮警察署から20人が啓発員として参加。代表して同署交通課の嶝口知宏課長が啓発の重点や再編後の同署の姿勢を伝え、初動に弾みをつけた。

 この交差点は丁字構造で、啓発員は3組に分かれ通行する運転手全員に声がかけられる形で布陣。同課の課員が安全な停車を図り、他の啓発員が物資を渡し親しく声をかけて適切運転を求めた。

 啓発を経て西前啓市町長は、道幅が狭い役場から下流約300㍍までの区間が近々ゾーン30(最高速度30㌔区域)になることを事前報告しつつ、「今後は新宮署の指導を頂きながら交通事故ゼロを目指して頑張る」とし引き続きの交通安全確保への協力を啓発員に要請。松下会長は「お年寄りと子どもを交通事故から守れるよう、それぞれの持ち場において今後とも頑張りたい。古座川町はこれからも信号がなくても大丈夫なよう、横断歩道は歩行者に譲る点を重点的に癖づけることを目指していきたい」とコメントした。

  □     □

 今期の運動期間は6日から15日(金)までの10日間で、県・交通事故をなくする県民運動推進協議会が掲げる運動の重点は▽子どもをはじめとする歩行者の安全確保▽歩行者保護や飲酒運転根絶等の安全運転意識の向上▽自転車の交通ルール順守の徹底と安全確保▽高齢者の交通事故防止―の4点。

 この日はオークワ串本店前でも地域交通安全活動推進委員と同署による横断歩道の歩行者優先の指導を含めた街頭啓発があり、同委員が横断歩道周辺でメッセージボードをかざし視覚的に順守してほしい事項を運転者へアピールするなどした。

(2022年4月12日付紙面より)

通行する運転者に物資を渡して安全運転を呼びかける啓発員=8日、河内橋北詰交差点一帯
2022年04月12日
19 自然の恵みに感謝 熊野本宮大社で新茶祭 

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で10日、新茶祭が営まれた。大社裏の茶園で同大社敬神婦人会役員らが摘み取った特産品「音無茶(おとなしちゃ)」の新芽を神前に供え、自然の恵みに感謝するとともに産業の発展を祈った。

 音無茶は、平安時代に熊野を訪れた殿上人が植えたのが始まりといわれている。名前は大社近くを流れる音無川にちなんで付けられた。昭和30~40年代に栽培面積を増やし、現在は町内で40戸ほどが約5㌶で栽培している。黄金色でまろやかな味わいが特徴だ。

 昨年は3軒の農家が生葉約500㌔、緑茶加工後約100㌔、委託加工農家9軒が生葉約300㌔、緑茶加工後約60㌔を出荷。なお、令和3年をもって茶工場操業は終了している。

 この日は敬神婦人会の5人が、祓戸(はらいど)王子近くの茶園約10㌃で新芽を摘み取った。大社では毎年、収穫した一番茶を皇室に献上しているが、新型コロナウイルス感染症の影響で昨年に引き続き取りやめとなった。

 生産農家の倉谷夏美さんは「暖かくて霜の被害もなかった。順調な収穫ができそう」と笑顔。本格的な茶摘みは今月下旬から5月上旬ごろを予定しているという。

 神事を終え、九鬼宮司は「日本の平穏の中でお祭りができることに感謝。改めて祭りを通してコロナ収束を願い、そして世界の平和を祈ることは、蘇(よみがえ)りの場所が本来やるべき一つの姿とも思っている」。

 13日(水)から始まる例大祭「本宮祭」に対し「滞りなく、また、少しでも笑顔に会える場面を皆さま方と共有することができれば」と関係者らに協力を呼び掛けた。

(2022年4月12日付紙面より)

新芽を摘み取る敬神婦人会役員ら=10日、田辺市本宮町の熊野本宮大社
2022年04月12日
20 裸形上人しのび平和願う
 那智山青岸渡寺で開山祭  (那智勝浦町 )

 西国第一番の観音札所である那智勝浦町の那智山青岸渡寺(髙木亮英住職)で10日、開山祭献茶法要会が営まれた。本尊の如意輪観世音菩薩(ぼさつ)を開帳し、同寺の開祖とされる裸形上人(らぎょうしょうにん)をしのび、髙木住職や智英副住職らが読経し茶が供えられた。また、例年設けられる茶席は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から昨年、おととしと同様に中止となった。

 開山祭は約1600年前にインドから渡来し、那智の滝で修行したと伝えられる裸形上人の遺徳をたたえるため、1949年に始まった。

 献茶式は表千家と裏千家が1年交代で奉仕しており、今年は茶道表千家流音無会(筑紫充代代表)の桝田ゆうさんが献炭と献茶を務めた。

 法要後、筑紫代表は「ロシアによるウクライナ侵攻が行われている。早く平和になっていただきたい。そしてコロナが早く終息することを願っています」。

 髙木住職は「筑紫さま社中によって、裸形上人の遺徳をしのび、献茶を執り行っていただいた。観音様の思いやりや優しさ、慈しみの心を知って、知らしめていただきたい。現在、ウクライナ情勢やコロナ禍と厳しい世相となっている。世の中の平和と安寧、安穏をご祈念いたしました」と語った。

(2022年4月12日付紙面より)

献茶式の様子=10日、那智勝浦町の那智山青岸渡寺
髙木亮英住職らが読経を行った
2022年04月12日
21 六つ葉のクローバー発見  山﨑紀彦さんが散歩中に  (串本町 )
2022年04月12日
22 学校給食米の生産始まる  2学期見据えて田植え  (串本町地産地消生産者組合 )
2022年04月12日
23 近大新宮が初戦突破  春季高校野球県予選が開幕  
2022年04月12日
24 熊野速玉大社での奉納演奏を配信  →Pia-no-jaC←  
2022年04月12日
25 それぞれの政策など語る  立候補予定者招き公開討論会  (那智勝浦町長選 )
2022年04月12日
26 楽しくゆかし潟を散策  勝浦千歳連合会  
2022年04月12日
27 心身ともに成長誓う  新翔高校に97人入学  (新宮市 )
2022年04月12日
28 ピカピカの1年生!  公立小中学校で入学式  (新宮・東牟婁 )
2022年04月12日
29 「交通事故死ゼロを目指す日」  交通ルール順守を呼びかける  (紀宝署 )
2022年04月12日
30 マツバウンランの花  あぜ道などに咲く  (紀宝町 )
2022年04月12日
31 カフェに再び笑顔広がる  Cafe de アプローチ  (紀宝町 )
2022年04月12日
32 かんきつ栽培に挑戦  地域おこし協力隊に北出さん  (紀宝町 )
2022年04月12日
33 お悔やみ情報
  
2022年04月05日
34 桜奉奠、春の訪れ祝う
 新宮神社でさくら祭り  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)境内にある新宮神社で3日、例祭(さくら祭り)が執り行われた。大社崇敬会の杉本義和会長や敬神婦人会の久保あや子会長たち約30人が参列。桜の枝を玉串として奉奠(ほうてん)し、春の訪れを祝った。

 新宮神社は1907(明治40)年、神社合祀(ごうし)令により、新宮町内にあった18社18柱の祭神を大社境内の金刀比羅(ことひら)宮に合祀したのが始まり。中でも最も位の高い渡御前(わたりごぜん)社の主祭神・神武天皇の例祭に合わせて、毎年4月3日に営まれている。

 同神社は2019年に御代(みよ)替わりの年の記念事業として修復工事を実施した。鬼瓦と拝所の瓦は、当時(江戸時代のものとされる)のものが利用されているという。

 祭典では小雨の中、上野宮司が祝詞を奏上。その後、参列者が桜の枝を手に玉串をささげていった。この日は雨天のため、巫女(みこ)たちによる舞の奉納は取りやめとなった。祭典終了後には、関係者らによって参拝者らに厄払いの餅が配られた。

 上野宮司は「あいにくの天候となりましたが、無事に滞りなく神事を終えることができました。新型コロナウイルスの影響が厳しく、まだまだ油断できない状況にある。不安でつらい日々が続く中でも希望を持ち、いい一年となるよう願っています」と話していた。

(2022年4月5日付紙面より)

上野顯宮司や参列者が桜の枝をささげた=3日、新宮市の熊野速玉大社
2022年04月05日
35 じゅんかんバスの新車両納車
 4月上旬から運用予定  (太地町 )

 太地町に3月30日、町営じゅんかんバスの新車両が1台納車された。町公民館駐車場では車両を販売した和歌山トヨタ自動車株式会社新宮店の玉置直人さんらが町職員に対し、車載装備などを説明した。4月上旬から運用される予定。

 じゅんかんバスは2001年に運行が開始され、町民の意見や周辺道路網の変化などにより時刻および経路の改編を行ってきた。町には路線を一般的な形で走行する通常タイプ(大型)のバスと、手を上げた場所から乗車できる自由乗降タイプ(小型)の2種類がある。

 今回の車両は14人乗りのハイエースコミューターで自由乗降タイプに使用される。目立ちやすい青色のカラーリングに加え、高齢者が利用しやすいように手すりや補助ステップを設置。車内放送用マイクも完備した。旧車両と併せて運行されるが、この車両をメインとして使用するという。購入費用は476万5880円。

 デザインを手掛けた太地町立くじらの博物館の中江環副館長によると、町を象徴する「イソヒヨドリ」「ハマセンダン」「ハマユウ」が描かれており、きれいな海と自然豊かな山の緑に加えて、降り注ぐ太陽やセミクジラ、コビレゴンドウが囲むシンボル的なデザインになっているという。

 中江副館長は「町から依頼を頂いた。太地町の象徴的なものを組み合わせてデザインしました。町民の皆さまや観光客の方々にもなじみやすいものになればうれしいです」と話した。

 三軒一高町長は「町民の皆さまに気付いていただけるように目立つ色にしてほしいとお願いしていた。今後は自動運転のカートも整備していきます。一つ一つ進歩していけるように努めていきたい」と語った。

(2022年4月5日付紙面より)

納車された新車両のじゅんかんバス=3月30日、太地町公民館駐車場
町の象徴的な動植物などが描かれたシンボル的なデザインが特徴
2022年04月05日
36 総当たり戦や対抗戦で対戦
 子ども会チーム対象に大会  (串本町 )

 串本町立体育館で2日、子ども会のドッジボールチームを対象にした交流大会があり、町内外の3チームが総当たり戦や対抗戦で試合に臨んだ。

 新型コロナウイルスの情勢によりドッジボール競技による交流を目的とした県大会が2年続けて中止となり、とりわけチームの準主力(=主に5年生)、主力(=主に6年生)として練習を続けたが活躍の機会がない状況はかわいそうだと感じた東牟婁地方子ども会連絡協議会が今年2月の郡大会実施を計画したが、これも県へのまん延防止等重点措置適用で実現できず。

 諦めきれない指導者陣は郡大会の会場地・串本町の教育委員会に交流会の実施を掛け合い、年度をまたぐ形となったがこの日の活躍の機会創出へとこぎ着けた。

 急きょ実施で常連団体の一部は参加が間に合わなかったが、当日は潮岬と太地、競技熱が高まり昨夏結成した大島の3チームが参加。ウオーミングアップを経て総当たり戦をし、その後は3チーム混合で即興チームを作り6年生対5年生、5年生以下対5年生以下の試合にも臨んだ。

 6年生対5年生の1セット目は6年生が圧勝し、2セット目は接戦となったが僅差で6年生が勝利。潮岬の6年生(現・中学1年生)メンバーは「5年生は強かったけど、まだまだ強くなれると思った。潮岬は今日の試合で全勝したけれど、みんなが強くてチームワークも良かったからだと思う。下級生も努力とチームワークで頑張ってほしい」と話し、下級生の対抗戦を見届けた。

 閉会に当たり指導者を代表して山本誠士さんは最高学年が実力を託す良い機会になったとし、この交流を励みにしてこれからも楽しんでドッジボールに挑戦してほしいと呼び掛けて締めくくった。

(2022年4月5日付紙面より)

6年生(赤)対5年生の試合の様子=2日、串本町立体育館
2022年04月05日
37 商売繁盛や大漁を祈願
 2年ぶりの餅まきも  (大勝浦「弁天祭」 )

 那智勝浦町の大勝浦地区にある弁天島の例大祭「弁天祭」が3日、大勝浦漁民集会場であった。弁天島保存会(猪飼伸、宏(こう)両代表)など17人が参列、商売繁盛や大漁、芸能上達などを祈願した。2年ぶりの餅まきもあり、にぎわいを見せた。

 本来は弁天島で営まれるが、雨天のため会場を移した。またコロナ禍の影響で、昨年は保存会の役員5人だけが参加して神事のみ実施、餅まきもなかった。今年は場所こそ移したが、例年通りの内容での実施となった。

 祭壇には旬の野菜や果物のほか、マグロも供えられていた。勝浦八幡神社の髙橋正樹宮司が神事を担当し、祝詞を奏上。参列者が順次、玉串をささげて祈った。

 髙橋宮司は、玉串の意味を説いたほか、同じ祭りを毎年続けられることを「ありがたい。コロナ禍の時代だからこそ、余計に感じる。これが日本の伝統」と伝えた。

 餅まきでは、約30人の近隣住民が集まっていた。保存会の会員らが、約50㌔の餅と、袋に詰めた菓子を盛大にまいた。集まった住民らは、歓声を上げて餅や菓子を集めていた。

 伸代表(43)は「大阪から毎年来てくれる人が、遠方にもかかわらずまた来てくれた。弁天祭も無事終わり良かった」と感想。

 宏代表(41)も「雨で場所は変わったが、例年通りの弁天祭ができて良かった。餅まきも喜んでもらえたし、菓子まきは初めてだったが、子どもらが喜んでいて良かった」と話した。

 弁天島は古くから「勝浦三景」の一つに数えられる景勝地で、島には「白蛇弁天」が祀(まつ)られている。パワースポットとしても注目を集め、コロナ禍の前は弁天島を目指す外国人観光客の姿もあった。

 弁天祭はこの弁天島を会場に、1年で最も潮が引く旧暦の3月3日に合わせて実施している。好天なら干潮時には磯伝いに歩いて島に渡ることができる。

(2022年4月5日付紙面より)

約50㌔の餅を盛大にまいた=3日、那智勝浦町の大勝浦漁民集会場
2022年04月05日
38 「自分の体は大切なもの」  親子向けに性教育講座  (紀宝町 )
2022年04月05日
39 手話通訳の重要性も確認  今井絵理子議員と意見交換  (紀宝町 )
2022年04月05日
40 ダンスなどで盛り上がる  飛雪の滝キャンプ場で「春祭り」  (紀宝町 )
2022年04月05日
41 ラジオなど防災セット配付  初野地町内会がいのちの募金活用し  (新宮市 )
2022年04月05日
42 退任する尾﨑さんに感謝状  人権尊重推進委員会  (那智勝浦町 )
2022年04月05日
43 空き家解体に補助  10件に最大50万円  (新宮市で新事業 )
2022年04月05日
44 1位に垣本正道さん  写連紀南支部3月例会  
2022年04月05日
45 みんな今日から仲間  新木保育園で入園式  (新宮市 )
2022年04月05日
46 中上命名の桜、今年も  「みっちん桜」華やかに  (新宮市 )
2022年04月05日
47 陽気に誘われ伸び始める  タケの若芽「タケノコ」  (古座川町 )
2022年04月05日
48 友情出演多数得て節目飾る  嶋幸二さんが12周年公演  (串本町 )
2022年04月02日
49 さあ、新年度がスタート!
 官公庁で辞令交付式  

 官公庁で1日、辞令交付式があり、新年度がスタートした。熊野地方の各自治体の首長たちは、昇任した幹部職員や新規採用職員らを前に「地域のために一致団結して職務に」などと奮起を促した。

 新宮市では、田岡実千年市長が課長以上の管理職員、新規採用職員などと分けて人事発令通知書を一人一人に手渡した。幹部職員には「極めて厳しい時期ではありますが、全ての職員が一致団結して課題に取り組み、市民と向き合って市政を推進していかなければならない。そのためには皆さんの情熱と誇りによる、強いリーダーシップが何より重要」と訓示。

 医療職に対し「交通事情の悪い地域においては救急体制をはじめとした地域医療を取り巻く環境は極めて厳しいが、現状を認識いただき患者の目線に立った診療を」と呼び掛けた。

 また、23人の新規採用職員に対しては「まずは目の前の仕事を一つ一つこなしながら経験を積み重ね、一日も早く市民から信頼される職員に」と期待を込め「市職員としての一歩が、市の輝かしい未来の原動力になるものと確信している」と激励した。

 新規採用職員を代表し、米地祥子さんが「地方自治の本旨を体するとともに、公務を民主的かつ能率的に運営すべき責務を深く自覚し、全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行する」と宣誓書を読み上げ、新生活の一歩を踏み出した。

(2022年4月2日付紙面より)

新規採用職員を代表し、米地祥子さんが宣誓書を読み上げた=1日、新宮市役所
田岡実千年市長(左)から人事発令通知書を受け取る職員たち
2022年04月02日
50 初動と増員で強固な対応
 新宮警察署串本分庁舎開所  (和歌山県警 )

 和歌山県警察本部の4月1日付警察署の再編などに伴い、旧串本警察署庁舎が新宮警察署串本分庁舎(田原正士署長、山本貴彦分庁舎長)に切り替わった。

 旧串本署管内区域のすさみ町は白浜署、串本町と古座川町は新宮署へそれぞれ移管。県警は旧串本署を新宮署に統合し、旧串本署庁舎は同分庁舎、串本町サンゴ台にある旧串本署代替指揮所は同分庁舎別館として引き続き運用するとしている。

 警察行政面で新宮署各課から同分庁舎へ課員を配置し▽運転免許関係の手続き▽交通許認可関係の申請▽生活安全許認可関係の申請▽落とし物の届出▽警察安全相談の届出―などのサービスを継続。平日の午前9時~午後5時45分の開庁時間に利用できる。

 他の業務について開庁中は同分庁舎、時間外は同分庁舎別館を拠点にしてパトロール活動や事件事故対応などに当たる。駐在所関係では古座川町域は駐在を継続、串本町域は駐在から日勤(交代勤務)へと切り替え時間外は所内設置の電話でやりとりをする形となる。同分庁舎の時間外にも同様の仕組みを適用する。その他体制など詳細は県警公式ホームページの発表を参照。

 山本分庁舎長によると、同分庁舎に常駐する警察官の数はほぼ半減となるが母体の新宮署は数が増しており、同分庁舎管内については同分庁舎が初動し本署が増員する二段構えでマンパワーを有効に活用し今まで以上に強固な有事対応を目指すという。

 田原署長は「串本町や古座川町の皆さまにとっては本署が遠くなるが、不安があれば頼っていただきたい。体制が変わってもわれわれがやること自体は変わらない。治安維持の間断を生じさせないよう弾力的に取り組み、皆さまの不安を払拭(ふっしょく)したい」と話している。

(2022年4月2日付紙面より)

警察署の再編等に伴い開所した新宮警察署串本分庁舎=1日、串本町串本
2022年04月02日
51 15人が成長を誓う
 キナングループ入社式  (新宮市 )

 新宮市浮島の株式会社キナン(角口賀敏会長、角口孝幸社長)本社で1日、令和4年度のグループ入社式が行われた。同社への13人とグループ会社の平戸金属工業(株)(下向章弘社長)2人の計15人が会社と共に成長を目指すと誓った。

 社歌斉唱後、角口会長が「与えられた権限の中で精いっぱい羽ばたいてほしい。失敗しても構わない。それが身になるため、いろんなことにチャレンジしてください」と激励。

 役社員紹介、来賓の祝辞、社員章と記念品授与の後、角口社長は▽新しいことに積極的に挑戦する▽行動し発言する―と呼び掛け「自分の仕事に情熱を注いで、新たな挑戦の場をつかんでいってください」と歓迎した。

 新入社員代表の長谷川直人さん(22)は「温かい励ましの言葉を頂いて、決意も新たに身が引き締まる思い。まだ右も左も分からない状態ではありますが、一刻も早く株式会社キナンの一員となれるよう最大限の努力をしていきます」と決意を述べた。

 最後は同グループの経営理念を唱和し、同じく新入社員の前田大志さん(22)が「やるぞ!」のコールで士気を高めていた。

(2022年4月2日付紙面より)

入社式に出席した皆さん(2、3列目が新入社員)=1日、新宮市浮島の株式会社キナン本社(一時的にマスクを外して撮影)
2022年04月02日
52 今日から認知症サポーター
 「きほっこ」の児童が受講  (紀宝町 )

 紀宝町の放課後児童クラブ「きほっこ」の新3~6年生児童9人が参加した「ふくし」講座が3月31日、町福祉センターであった。児童たちは福祉と認知症への理解を深め、認知症サポーターの証しである「オレンジリング」と「認知症キッズサポーター」を受け取った。

 毎年、春休みに町社会福祉協議会が開催する「ボランティアスクール」が今年は中止になったことから、きほっこの児童を対象に実施した。

 町社協の名取雅博さん、須川美己さんが講師。名取さんは「福と祉には『幸せ』という意味があり、福祉は普段の暮らしを幸せにすること」と説明した。

 「辛(つら)いことがあっても何か一つ足せば幸せになる」と話し「その一つをみんなで考え、実行しよう」と呼び掛けた。

 須川さんは認知症の原因や特徴などを説明し「目を合わせ笑顔で話して」とアドバイス。▽驚かせない▽急がせない▽心を傷つけない―の三つを心掛けてほしいとした。

 講話後、児童たちは2人一組で車椅子を体験。操作方法を学び、屋外で段差や砂利道を通った児童は「初めて乗った。ささいな段差も1人で越えられないことが分かった」と話していた。

(2022年4月2日付紙面より)

オレンジリングを受け取った児童ら=3月31日、紀宝町福祉センター
屋外で車椅子体験に取り組む
2022年04月02日
53 職員の成長に期待込める  入社式と辞令交付式  (美熊野福祉会 )
2022年04月02日
54 鯨類施設工事契約で議論  臨時議会開き可決  (太地町 )
2022年04月02日
55 思い出と感謝を胸に  退職者発令式  (新宮市 )
2022年04月02日
56 再会し「1年間ありがとう」  3カ月ぶりママサークル  (紀宝町 )
2022年04月02日
57 上地葉月さん、2冠で全国へ  三重県空手道選手権大会  (紀南支部 )
2022年04月02日
58 新しいお友達こんにちは  わかば保育園で入園式  (那智勝浦町 )