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2019年05月26日
1 交流通してつながり深める
 台湾一行が市長訪問  (新宮市 )

 客家(ハッカ)研究家の張維安(ジャン・ウェイアン)さん(台湾交通大学客家文化学院前院長)と台湾中央大学客家学院教授の張翰璧(ジャン・ハンビー)さんらが新宮市を訪れ、25日、田岡実千年市長を訪問した。田岡市長は「台湾と市の子どもたちの交流を通して、将来的にさらにつながりを深めていけたら」と一行を歓迎した。

 客家はかつて華北から移住してきた漢族の一派。独自の習俗や言語を保持しており、華僑として多くの客家が台湾や東南アジア諸国に移住している。

 来新には国立民族学博物館の河合洋尚准教授と、日本関西崇正(すうせい)会の城年徳会長も同行した。同会は関西に在住する台湾客家人が集う団体。客家の文化や軌跡、歴史などをたどり、後世に継承しようと活動をしている。市とは約半世紀に及ぶ交流があり、徐福供養式典にも毎年参列している。

 今回の来新は、客家の活動についての調査や資料収集が目的。一行は来年、台湾で「日本と台湾客家」に関する展示を予定しており、24日には徐福公園など関連施設を訪問した。徐福公園には観光や研究のために年間7000人の台湾人が訪れているという。

 城会長が「特異なエネルギーを持ったこの地域のことを、台湾に知ってもらいたい」と同市を紹介。維安さんは「台湾の南部、もしくは東部の風景に似ている気がした。空気も水もきれいで住むのに最適な場所」。翰璧さんは「人と人とが密接な気がする。華僑の団体と行政がつながっているのはうらやましい限り。日本と台湾は観光の面などで協力し合えば、明るい未来が見えてくるのでは」と新宮市を訪れた印象を田岡市長に伝えた。

 維安さんと翰璧さんから「新宮市と台湾がつながる一つのきっかけになれば」と台湾訪問の提案を受けた田岡市長は、「交流人口を増やし町の活性化を目指す同市として、とてもありがたいご提案。文化だけではなく産業面でも交流を深め、つながっていければ」。

 徐福研究会や徐福シンポジウム開催などの提案もあり、田岡市長らは親交を深めるとともに今後の連携を誓い合った。

(2019年5月26日付紙面より)

(左から)河合洋尚准教授、新宮徐福協会の山口泰郎代表理事、田岡実千年市長、張維安さん、張翰璧さん、城年徳会長、劉宏成・日本関西崇正会幹事長=25日、新宮市役所
2019年05月26日
2 講話や当時の町懐かしむ
 太地町熟年会が定期総会  

 太地町の七つの老人クラブで組織される太地町熟年会(須川時夫会長、会員121人)は24日、同町地域福祉センター梛で令和元年度の定期総会を開いた。約80人が参加し本年度計画案など2議案を承認。町総務課の森尾伸課長や住民福祉課の前田かなみ課長、町社会福祉協議会の岡本研事務局長らが出席した。

 須川会長は「当たり前のことは当たり前と思わず、感謝の気持ちを持つ。感謝することで幸せが湧いてくる」と述べ、「感動することも幸せにつながる。小さな喜びを見つけることも同様。幸福感は自分の暮らしを前向きにしてくれる」とあいさつし、会員増強についての協力も呼び掛けた。続いて、森尾課長と岡本事務局長が祝辞を述べた。

 本年度事業計画では同会が進めている体力づくりのためのウオーキングや認知症予防のための身近な勉強会の実施、梛で映画鑑賞会を行うことが紹介された。

 役員の紹介後は特殊詐欺講話が行われ、太地郵便局の小河則行局長と紀伊勝浦郵便局郵便部の新(あらた)典高部長が講師を務めた。小河局長は裁判所からの最終通告のはがきが来たなど、同局に寄せられた事案を紹介し、「電話を催促されても絶対に電話をしてはいけない。見知らぬ電話があれば出ないようにしてほしい」と注意を促し、「携帯電話を片手に現金自動預払機(ATM)を操作する人には必ず声掛けをしている。なにかあった際は一人で悩まず家族や局に相談してほしい」と話した。

 消費者に対して注文していない商品を送り付けて金銭を要求する「送り付け商法」について新部長が「代金引換で送られてきても、絶対に受け取らなくてはいけない決まりはない」と説明した。代金引換商品の場合は配達員が3回、連絡を入れているとし、「心当たりがない場合は「『保留していてほしい』と配達員に伝えればいい。また、全く知らない商品の場合は受け取り拒否ができ、差出人に返品できる」とし、その際には印鑑が必要になると語った。

 講演後は「オールドフィルム鑑賞」があり、1968(昭和43)年当時の太地町の風景や人々の様子が映し出され、懐かしむ声が聞こえた。

(2019年5月26日付紙面より)

総会に参加した会員=24日、太地町地域福祉センター梛
須川時夫会長
2019年05月26日
3 さらなる健全育成推進を
 少年補導員連絡会が総会  (新宮警察署 )

 新宮警察署少年補導員連絡会(柳本利文会長)の総会が24日、同署大会議室で開かれた。柳本会長が「少年犯罪の検挙、補導状況を減少できるように、今後もしっかりと啓発活動を続けていく」と決意を新たにした。

 少年補導員は少年非行防止活動の一層の推進を図り、地域事情に合った取り組みを進めるため民間の協力者に県警本部長から委嘱している。

 柳本会長は「少年犯罪の低年齢化、社会環境の変化に伴い、地域住民あるいは行政機関との連携による取り組み強化を目指していかなければならない」とあいさつ。今年の大きな課題として、全国的に展開されている非行少年の立ち直り支援などを挙げた。

 髙砂(たかす)浩之署長は日頃の協力に感謝を述べ、昨年の県内における刑法犯認知件数は交通事故発生件数とともに17年連続で減少していると説明。18年連続を目指し取り組みが効果を上げているとしながらも「サイバー犯罪、ストーカー犯罪、児童虐待、DVなどの相談件数は若干増加傾向にあり、刑法犯認知件数が減っているからといって必ずしも治安が良くなっているとは言えない」。

 携帯電話やインターネットの普及により、被害や犯罪に巻き込まれるなど、少年を取り巻く環境は憂慮すべき状況であると述べ、「少年の非行防止と健全育成を推進するためには警察だけでは限界がある。関係機関・団体、地域全体で少年に犯罪を起こさせない、犯罪被害から守る活動がより一層求められる」と協力を呼び掛けた。

 総会に先立ち、少年補導員として長年にわたり活動した宇井大二さんと野生計さんに、県警本部長と県少年補導員連絡協議会長連名の表彰状が贈られた。

(2019年5月26日付紙面より)

開会に当たりあいさつをする柳本利文会長=24日、新宮警察署
髙砂浩之署長(左)が表彰状を手渡した
2019年05月26日
4 修学旅行で古道を踏破
 岐阜市の中学生が挑戦  (那智勝浦町 )

 岐阜市陽南中学校の3年生約160人(1~4組)は23日、修学旅行で熊野古道を歩いた。大門坂からスタートして那智の滝まで約11㌔の行程を踏破した。那智勝浦町観光協会や熊野那智ガイドの会のガイドらが生徒たちをサポートした。

 同校は修学旅行で登山体験に取り組んできたが、雪の危険などから数年前に見直しが図られた。過去に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の大雲取越にも挑戦している。世界遺産の歴史を学び、自然景観を楽しむだけでなく、生徒間で励まし合いながら険しい山道を越える達成感を味わってもらうのが狙い。今回で6年目。

 旅行は2泊3日の日程で前日に三重県志摩市を訪れた後、那智勝浦に向かい同町のホテルに宿泊した。午前8時45分に那智山・大門坂を出発。二の滝、那智高原、妙法山阿弥陀寺を経て、2016(平成28)年に世界遺産に追加登録されたかけぬけ道を越えてゴールの那智の滝へ向かった。生徒らは晴天の下、汗を流しながら歩みを進めた。足を痛めてリタイヤする生徒もいたが、事故もなく無事にゴールの那智の滝まで歩き切り、互いを称え合った。

 1組の谷口侑里さんは「かなりきつかった。川岸を渡るところが大変だった。自分の限界を突破できた気がする」と述べ、辻永恋(えれん)さんは「すごく疲れたけど、とても良い経験になった。次は大人になって、楽しみながら挑戦してみたい」と語った。松村敏幸校長は「一人ではくじけてしまい、これだけの長距離を歩けない。仲間が一緒にいて声を掛け合うからこそゴールできる。乗り切る力やあきらめない心をこれからの舞台でも生かしてほしい」と話した。

(2019年5月26日付紙面より)

11㌔を歩き切った陽南中学校3年1組の皆さん=23日、那智勝浦町の那智の滝
険しい山道を歩く生徒ら(提供写真)
2019年05月26日
5 雨でも元気に楽しく  はまゆう保育園が親子遠足  (新宮市 )
2019年05月26日
6 空き家の活用がポイント  創業応援セミナーに60人  (新宮信用金庫 )
2019年05月26日
7 「大きく育って」と願い込め  3~5歳児がサツマイモ苗植え  (新木保育園 )
2019年05月26日
8 食事や出し物楽しむ  ゆうゆうクラブ女性部交流会  (新宮市 )
2019年05月26日
9 元気な歓声響く  町立小学校や保育所で運動会  (那智勝浦町 )
2019年05月26日
10 力いっぱい競技に臨む  神倉小で運動会  (新宮市 )
2019年05月26日
11 ホウ酸団子を作る  鵜殿のひまわりサロン  (紀宝町 )
2019年05月26日
12 グラウンドに歓声響く  成川小、成川保の合同運動会  (紀宝町 )
2019年05月26日
13 「熊野倶楽部」が4つ星獲得  ミシュランガイドの東海版で  (熊野市 )
2019年05月26日
14 みんなでダンス!?  鈴島でチゴガニ  (新宮市 )
2019年05月26日
15 感謝込めて花束贈る  新宮警察署にマリア保の園児  (新宮市 )
2019年05月26日
16 ネット社会を生きるため  情報モラル講演会  (新宮高 )
2019年05月26日
17 お悔やみ情報
  
2019年05月25日
18 市民に向け理解求める
 建設に先立ち市民説明会  (新宮市文化複合施設 )

 新宮市教育委員会文化振興課は23日夜、市文化複合施設建設工事の今月下旬の着手に先立ち、市役所別館で市、設計業者による市民説明会を開いた。約70人の市民が参加する中、施設概要などについて説明があった。

 説明会に先立ち、田岡実千年市長が「皆さんにご心配を掛けいろいろな意見を頂く中、紆余(うよ)曲折しながら当初予定地の丹鶴小学校跡地西側1棟案で決定した。どのような施設になるのかを中心に説明させていただきたい」とあいさつした。

 当局は、市文化複合施設は市街地再生を目的としていると説明。外観は所々に熊野材を使用し、周りと調和の取れた色彩計画としている。

 文化ホールは可動席を利用してさまざまな会場づくりができるとし、熊野学機能に関しては熊野学の情報発信の拠点として、熊野学ファンが集まる空間をつくっていくとした。

 図書館には子ども、大人それぞれのゾーンがあり、授乳室や子ども用トイレを配備する。低い本棚を設置することで見通しの良い空間にしていくと説明した。床面積、開架図書ともに現図書館の1・7倍の規模となる。

 財源や事業費などの説明もあったほか、2021(令和3)年2月の完成を見越しているが、図書館の引越しや運用トレーニングなどのために夏頃のオープンになると伝えた。

 質疑応答では、財源やランニングコスト、可動席などについての質問や「このタイミングで説明会をするのは遅すぎる」といった意見もあった。

 「引っ越しにかかる図書館の閉館期間はどれくらいか」の質問には「他の地方の前例を参考に3、4カ月を見込んでいる。できる限り短くする工夫をしていきたい」と回答した。

 「新施設にはメジャーな人も呼べるように努力してほしい」「ランニングコストをカバーできるような壮大な計画を」などの意見もあり、当局は「市民に参画してもらい委員会を立ち上げるなどして自主事業を実施していきたい」と述べた。

 図書館を別の場所にとの意見に対して、向井雅男副市長は「土地の優位性、複合であるという優位性を加味し、結果的に丹鶴小学校跡に文化の拠点を持ってくると決まった」と説明し、理解を求めた。

 速水盛康教育長は「次世代に向け、本当に市民にとって良かったと実感してもらえるように検討を重ねていきたい」と述べ閉会のあいさつとした。

 説明会は全4回を予定しており、27日(月)午後6時30分から熊野川総合開発センター、28日(火)午後6時30分から新高田会館、29日(水)午後7時から佐野会館で開く。

(2019年5月25日付紙面より)

約70人の市民が参加した説明会=23日夜、新宮市役所別館
2019年05月25日
19 思いと支援の輪のせて
 新しい川舟の進水式営む  (川舟製作プロジェクト )

 紀宝町北桧杖の熊野川河川敷で24日、新しい川舟の進水式が営まれた。新宮市の熊野川町ふれあい公社が川舟製作の資金を募る「クラウドファンディング」の支援を受けて完成したもの。森本博也・熊野川川舟センター長や田岡実千年市長らがお神酒によりお清めをし、運航の安全を祈願した。

 インターネット経由で資金を集める「クラウドファンディング」では、定員14人の木船1隻の製作と船外機1台の購入に充てるため、目標金額を200万円と定め、昨年12月3日から今年1月31日まで支援を求めていた。

 支援総額は目標金額を22%超える244万2000円(支援者数142人)となり、集まった資金で熊野速玉大社例大祭・御船祭(みふねまつり)の早舟製作も手掛ける「熊野川体感塾 川舟工房」の谷上嘉一さんに川舟製作を依頼していた。製作期間は約2カ月。

 開式に当たり、森本センター長が支援者や関係者らに感謝を述べ「皆さまのご支援を無駄にせぬよう、歴史ある『川の熊野詣で』を、これからも守り続け、後世に伝えていくため努力を重ねていく」とあいさつ。田岡市長が「クラウドファンディングで多くの共感が得られたのは、なにより船頭さんや語り部さんをはじめ、事業を支えているスタッフの皆さんの『思い』や『頑張り』が伝わったから」と祝辞を述べた。

 進水式では古式にのっとり、サカキで舟を飾り、舳先(へさき)をお神酒で清めた後、船頭の津呂進さんと打越保さんが舟に乗り込みサオをさして右回りに舟を3度回した。

 谷上さんは「安全安心に乗っていただけるような舟づくりを目指している。進水式を終えてまずは一安心。運航される日が楽しみです」と話していた。

 新しい川舟は現在、運航に係る必要な手続きを進めており、6月下旬の実用を目指している。

(2019年5月25日付紙面より)

お神酒で舟を清める田岡実千年市長(手前)と関係者ら=24日、紀宝町の熊野川河川敷
舟に乗り込んだ船頭らが右回りに舟を回転させた
2019年05月25日
20 羽毛製品で地域福祉貢献
 UMOUプロジェクト  (紀宝町社協 )

 紀宝町社会福祉協議会は本年度から、「UMOU(うもう)プロジェクト」の取り組みを始めた。古くなり使わなくなった羽毛製品の提供を求めている。

 プロジェクトは、使わなくなった羽毛製品を回収し、羽毛をリサイクルすることで羽毛の安定供給や環境の保全、障害者の就労支援などに貢献するもの。紀宝町では、その羽毛製品が募金となり「赤い羽根共同募金」を通じて町の地域福祉に使われる。

 製品に付いている品質タグにダウン率50%以上の表示がある羽毛の布団やダウンジャケットなどが対象。穴あきや汚れがある不要な製品も回収可能だという。

 町福祉センター内の同協議会で持ち込みを受け付けており、「衣替え時期の今が確認のチャンスです。不要になった羽毛製品で募金活動しませんか」と呼び掛けている。

 問い合わせは、同協議会(電話0735・32・0957)まで。

(2019年5月25日付紙面より)

紀宝町社会福祉協議会に持ち込まれた羽毛製品=23日、同町福祉センター
2019年05月25日
21 恒例ウオーク下見と草刈り
 なちかつ古道を守る会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町のボランティア団体「なちかつ古道を守る会」(太田耕二代表)は22日、同町湯川などで人気の催し「新春ウオーク」の下見と同町内の夏山(なっさ)トンネル周辺のガードレール沿いの草刈りを実施した。

 守る会は年に1回、町内の魅力を再発見しながら歩く新春ウオークを開催しており、毎回、多くの参加者が集まる。その催しのために、ルートの発見や確認に取り組んでおり、この日は会員9人が湯川と二河を歩いた。

 その後、夏山トンネル周辺で草刈りや清掃に汗を流した。守る会によると、同所のガードレール付近には投棄されたごみが多く、草が生い茂っているとごみ自体が目立たたないことから、さらに投棄が増加してしまうという。それを含め、ごみが川や海に流れ出てしまうと生態系にも悪影響を及ぼしてしまうことから、景観と環境の保護のため定期的にクリーン作戦を実施している。

 会員の一人は「今回は大きな袋に入ったごみがいくつも見つかった。行政に対処してもらうことにした」と述べ、下見については「この町には使われなくなった古い街道も多い。知る人がいなくなったり、全く通れない状態のままも残念」と話した。

(2019年5月25日付紙面より)

下見と草刈りに取り組んだなちかつ古道を守る会の皆さん=22日、那智勝浦町二河(提供写真)
2019年05月25日
22 塚大地君、新高男子Aが優勝
 新宮弓友会主催月例射会  
2019年05月25日
23 2大会で入賞出す
 空手道・拳武館新宮道場  
2019年05月25日
24 大西さん、新谷君が代表に
 都道府県対抗少年剣道優勝大会選考会  (三輪崎剣道クラブ )
2019年05月25日
25 川口さん、桜井さん優勝 紀南東ブロック交歓大会 (県グラウンドゴルフ協会)
2019年05月25日
26 西川で今年初の真夏日  熱中症に注意  
2019年05月25日
27 新宮東牟婁関連4人  和歌山県知事表彰  
2019年05月25日
28 各委員会の委員決まる  改選後初の臨時議会で  (新宮市議会 )
2019年05月25日
29 基準法改正など確認  県建築士会新宮支部が総会  
2019年05月25日
30 オオヤマレンゲ美しく  丹鶴山東仙寺で咲く  
2019年05月25日
31 総会で役員改選など  那智勝浦町母子寡婦福祉会  
2019年05月25日
32 各施設集い盛大に発表会  つくしんぼ歌謡祭  (新宮・東牟婁郡 )
2019年05月25日
33 185人が熊野へ  豪華客船ぱしふぃっくびいなす  (新宮市 )
2019年05月25日
34 グラウンドに声援響く  光洋中で体育祭  (新宮市 )
2019年05月25日
35 ライブを楽しみ歴史を学ぶ  南瑠霞さんがイベント  (串本町 )
2019年05月25日
36 食用バラの開花が始まる  株式会社あがらとの本社で  (古座川町 )
2019年05月25日
37 ごみを拾い古座川下る  クリーンアップ大作戦実施  (南紀串本観光協会 )
2019年05月25日
38 初夏の日差しの下で熱戦  高池小が春季運動会挙行  (古座川町 )
2019年05月25日
39 熊野の神々に愛を誓う  原大樹さんが花の窟で結婚奉告式  
2019年05月25日
40 交通ルールの順守呼び掛け  交通事故死ゼロを目指す日  
2019年05月25日
41 災害時医療救護を学ぶ  高校生や介護職員ら31人  (紀南病院 )
2019年05月25日
42 ごみ拾いしながら登校  全校児童が朝の通学路で  (井田小 )
2019年05月25日
43 お悔やみ情報
  
2019年05月24日
44 港整備に国の補助金
 新宮港など17港を決定  (国土交通省 )

 国土交通省は、新宮市佐野の新宮港など全国17港を2019年度国際クルーズ旅客受入機能高度化事業の実施港に決定した。二階俊博事務所から本紙に連絡が入った。

 「訪日クルーズ旅客数500万人」の実現に向け、クルーズ旅客の利便性や安全性の向上、物流機能の効率化を図るための取り組み。4月に実施した公募を経て補助金の配分などが確定した。国費は計7億1200万円。

 港湾におけるクルーズ旅客の利便性や安全性を確保し、円滑な受け入れを促進するため、地方公共団体、民間事業者が実施する屋根付き通路や移動式ボーディングブリッジの設置などに要する経費の補助を行う。

 新宮港は近年クルーズ船の寄港が増加しており、クルーズ船の大型化と相まって、今後旅客数がさらに増加する見込みの一方、寄港を希望する11万総トン級の大型客船は客船に備え付けられているボーディングブリッジで昇降できない構造となっており、旅客受け入れ機能の高度化が課題となっている。

 和歌山県はクルーズ旅客の安全で円滑な昇降を可能にし、旅客受け入れ機能の高度化を図るため、ボーディングブリッジの整備を本年度内に実施する計画。事業費は1020万円で、国費で340万円が補助される。

 田岡実千年市長は「これから大型客船ダイヤモンド・プリンセスなど11万㌧級の客船の誘致を進めていく上で、とても弾みがつく。ありがたいこと」とコメントを寄せている。

(2019年5月24日付紙面より)

昨年には「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2018」特別賞を受賞した新宮港
2019年05月24日
45 土に触れ交流深める
 3保育所5歳児がジャガイモ掘り  (新宮市 )

 新宮市の蓬莱、佐野、高田保育所は22日、同市三輪崎の畑でジャガイモ掘りを実施した。5歳児47人が「男爵」「メークイン」「北あかり」の3種類のジャガイモや玉ネギを収穫し、交流を深めた。

 5歳児交流の一環で、年間を通じてジャガイモ掘りやサツマイモの苗植え、運動会ごっこ、消防署見学などをしている。

 この日はAコープランティス裏手にある、みくまの農業協同組合(JAみくまの)の組合員の畑で芋掘りをした。園児らは軍手をはめ、JA職員が2月に植え育てた芋を収穫。「おっきい」「いっぱい採れた」「重たい」などと口々に話し、笑顔で土に親しんだ。ジャガイモや玉ネギは各家庭に持ち帰る他、各園の給食やクッキングで使う。

 佐野保育所の園児は「ミミズがおった。母ちゃんにいろいろと作ってもらいたい。みそ汁で食べたい」「カレーで食べたい」と楽しみな様子。JAみくまの職員の森尾浩史さんは「なかなか土に触れる機会もないので、一生懸命収穫してもらえれば」と話していた。

 芋掘り後は佐野保育所で、園児らとJA職員らが一緒にカレーを味わった。

(2019年5月24日付紙面より)

たくさん採れたよ=22日、新宮市三輪崎
2019年05月24日
46 全議案可決で定例会が閉会
 那智勝浦町議会  

 那智勝浦町議会(中岩和子議長、12人)の令和元年第2回定例会が22日、常任委員会の各委員長報告をもって閉会した。今議会では追加議案はなく、上程された令和元年度一般会計補正予算など36議案全てが可決された。

 新クリーンセンター建設調査委員会と議員倫理特別委員会が中間報告を行い、中岩議長があいさつした。

 各常任委員会からの報告後、堀順一郎町長は先日の日本遺産認定に触れ、これを機に那智勝浦町のPRを関係機関とともに努めたいと述べた。閉会については「頂いた意見や提言を鋭意検討し、町政に反映させてまいります」と締めくくった。

 総務常任委員会、厚生常任委員会、経済常任委員会、建設常任委員会の各委員長の報告は次の通り。▽平成30年度の火災件数は7件、救急件数は1019件、搬送人員は952人、ドクターヘリ要請4件、防災ヘリは要請0件▽平成31年度子どもの読書活動優秀実践校の文部科学大臣表彰を町立市野々小学校が受賞▽町立勝浦小学校のプール改修工事は7月中旬終了予定▽ロケット誘致に伴う町有地の無償貸与についての議案を上程予定▽町立温泉病院の内科医3人が4月から着任▽ゴールデンウイーク中の10日間で220人が来院▽子育て世帯包括支援センターの設置▽空き店舗活用事業で新年度分の募集開始▽10連休(4月27~5月6日)の観光客入込数は日帰り客が5万1265人増(134・9%増)▽宿泊者数は町内のホテルが耐震リニューアル工事のため、3年前までと比較し、2182人と半数以下だった▽鳥獣害捕獲実績では3月末時点で、サルが121頭(3倍増)。シカは708頭(15%減)▽水産業は前年度と比較し、鮮魚マグロ入港船が159隻増。水揚げは410㌧減だが平均単価が70円増のため、金額では4億3700万円増▽にぎわい市場のクレジット決済の必要性について▽上水道では天満、朝日、湯川、市野々の排水管の工事を予定▽新設の消防防災センター造成設計業務委託の入札が22日に行われた▽国・県・町合同の那智谷関係の工事説明会が市野々地区で6月16日(日)、井関地区は6月30日(日)に開催▽町内の特定空き家4件の持ち主に指導文書を送付―など。

(2019年5月24日付紙面より)

閉会のあいさつを述べる堀順一郎町長=22日、那智勝浦町役場議場
2019年05月24日
47 主要事業伝え意見聞く
 町内各地で行政報告会  (古座川町 )

 古座川町が町内各地で行政報告会を開いている。22日は添野川、佐田、下部の3区で実施。西前啓市町長自ら本年度の主要な事業などを伝え、幹部職員らも同席して町民の質問や意見をじかに聞くなどした。

 町当局の取り組みに対する町民の理解と協力を促すとともに、町当局への要望などを町民から吸い上げる機会の一環。同町はここ3年、町民対象地区懇談会や区役員対象意見交換会、町民対象地区懇談会〈会場を地区から各区またはその合同に変更〉と変遷しつつ、おおむね年1回の頻度でこの機会をつくっている。

 今回は町民対象の行政報告会と題して計画。町内各区に事前調整の協力を求め、会場と日時が定まった区から順次、西前町長ら幹部職員が出向く形で開くさなかにある。

 添野川区(山崎勝好区長)は添野川集会所での実施を希望し、当日は山崎区長ら区民12人が参加。西前町長は「希望や意見を忌憚(きたん)なく聞きたい」とあいさつして本年度の主要事業を報告し、質問や意見を求めた。

 報告内容は、本年度からの新規分が▽津波避難施設整備事業▽高規格救急自動車整備事業〈七川分駐所分を更新整備〉▽町道改良事業〈立合峯線〉▽各種計画策定事業▽公共施設・学校施設空調設備整備事業〈三尾川(みとがわ)小と七川総合センター〉▽池野山集会所基本構想設計業務▽アメリカカンザイシロアリ被害本調査事業。

 前年度からの継続分が▽子育て支援事業▽入院時室料市町村間差額補助事業▽ブロック塀等耐震対策事業▽町道改良事業〈池田線、大柳線、平井川一号線〉▽子ども医療費助成事業▽移住定住者新築住宅等助成事業―で、区長連合会時と同じ資料を配って詳細を説明した。

 町民からは区域における被災対応やブロック塀等耐震対策事業の適用範囲の詳細、空き家登録の進捗(しんちょく)や県道38号改良の見通しなどで質問があり、ICT環境を軸にした七川地区人口増への働き掛けの必要性で意見を交わし、七川ふるさとづくり協議会のチッパー導入が既存のソメイヨシノの乱伐につながらないよう注視を求める声が上がる場面もあった。

 その他、下村賢一総務課長からふるさとバスの増便を考えているという報告があり、その時点での考えに対して意見を求めた。

 この日は添野川区のほか、佐田区と下部区でも同報告会があった。同日現在、15日の下露区を皮切りに町内26会場で実施済み、または開く予定。問い合わせは各区か役場総務課(電話0735・72・0180)まで。

(2019年5月24日付紙面より)

行政報告会を開くに当たりあいさつする西前啓市町長=22日、古座川町添野川
2019年05月24日
48 みんなで楽しいひととき  蓬莱保が親子遠足  (新宮市 )
2019年05月24日
49 ゲームで交流深める  中央児童館で「おたのしみひろば」  (新宮市 )
2019年05月24日
50 文化向上の貢献を表彰 小野俊二さんに感謝状も (新宮市文化協会)
2019年05月24日
51 消えた地名の歴史探る  健人大学に125人  (新宮市 )
2019年05月24日
52 選手に激励送る  県総体壮行会を実施  (串本古座高校 )
2019年05月24日
53 新たに結城力議長を選出  副議長は沼谷美次議員に  (串本町議会 )
2019年05月24日
54 7月27日にオープン  串本町潮岬に拠点施設  (南紀熊野ジオパーク )
2019年05月24日
55 和菓子作りで交流  わかば園と千穂第1地区民児協  (新宮市 )
2019年05月24日
56 園児と一緒に楽しく遊ぶ  鵜殿保の園庭開放に参加  (子育て支援セ )
2019年05月24日
57 有城正剛さんに表彰状伝達  5月定例会で防災用品紹介  (紀宝町民児協 )
2019年05月24日
58 ほたる灯ろう展に向け  作品の貼り付け作業  (紀宝町 )
2019年05月24日
59 新作寸劇の披露に向けて  高齢者地域見守り隊が稽古  (紀宝町 )
2019年05月24日
60 新議長に前田賢一議員  東原伸也議員が副議長に  (新宮市議会 )
2019年05月12日
61 春の交通安全運動始まる
 各地で啓発活動など  

 正しい交通ルールの順守とマナーの実践を呼び掛ける「春の全国交通安全運動」が11日、始まった。20日(月)までの10日間、「子どもと高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止」「自転車の安全利用の推進」「全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」「飲酒運転の根絶」を重点に全国で活動が行われるほか、和歌山県では「横断歩道における歩行者優先の徹底」を地域重点として取り組んでいく。

■新宮市



 新宮市では、市交通指導員協議会、交通安全母の会、市交通事故をなくする市民運動推進協議会(会長・田岡実千年市長)、交通事故をなくする県民運動東牟婁地区推進協議会(会長・東川智昭東牟婁振興局長)など関係者約100人が同市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で決起集会を開いた。

 田岡会長は滋賀県大津市で園児2人が死亡した事故について触れ「改めて交通事故の悲惨さを全国の皆さんが感じているのでは。今日の啓発が思いの伝わるような活動になれば」とあいさつ。東川会長は「事故のない安心安全なまちづくりは私たちの目標。活動により事故が一件でも少なくなるよう協力を」と呼び掛けた。

 昨年の県内における交通事故死者数36人中、歩行者が15人で、うち9人が道路を横断中に車両と衝突して亡くなっている。髙砂(たかす)浩之・新宮警察署長は、「交通弱者軽視の風潮の表れではないか」と危惧し「全国的に交通弱者が犠牲になる痛ましい事故が起きている。県は徹底して歩行者優先に取り組んでいく」と決意を新たにしていた。

  □     □

■那智勝浦町



 那智勝浦町では体育文化会館で交通安全大会が開かれ、松浦友範・新宮警察署交通課長、堀順一郎町長、東川智昭・東牟婁振興局長、塩﨑一男・同町交通指導員協議会長らが出席。集まった住民ら約100人は安全運転や事故防止への意識を高めた。

 堀町長が「イギリスでは横断歩道に歩行者がいるときは必ず車が止まるが和歌山県内は一旦停止率が低い。本町には海外からの観光客が多いので、交通ルールを守るためにも、皆さまのご協力をお願いします」とあいさつし、東川局長が県内で多発する飲酒運転事故の対策として県が4月から施行している「飲酒運転の根絶に関する条例」などを説明した。

 続いて、松浦交通課長は近年の交通事故情勢について触れ、昨年、同町で発生した人身・物損事故は302件であると報告。「誰が事故の当事者になるかわからない」と述べ、居眠り運転や車間距離には注意してほしいとし、免許証の返納制度について解説した。

 交通安全講話会では特別ゲストの「わんだーらんど」が、あおり運転の危険性やドライブレコーダーの装着の重要性を述べ、笑いを交えながら交通安全を訴えた。

(2019年5月12日付紙面より)

買い物客に啓発グッズを配布した=11日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
わんだーらんどが笑いを交えながら交通安全について講話した=11日、那智勝浦町体育文化会館
2019年05月12日
62 大泰寺で花祭り
 重文の本尊の開帳も  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町下和田の大泰寺(西山十海住職)で13日(月)まで、花祭りが営まれている。花祭りは、旧暦4月8日の釈迦(しゃか)の誕生を祝う法会。本堂にしつらえた花御堂(はなみどう)の中央に釈迦立像を安置し、誕生の際に甘露が降った故事に倣って立像に甘茶をかける。

 近隣住民や町内から多くの人が訪れ、花御堂に飾る花を持ち寄った参拝者らが小さな釈迦像に手を合わせた。本堂では甘茶の振る舞いもあった。

 8の付く日は薬師如来の縁日であることから、同寺の花祭りでは毎年薬師堂を解放し、国の重要文化財である阿弥陀如来坐像(伝薬師如来坐像)を開帳している。

 西山住職は「仏教の教えというものは、日々の暮らしに役立つものです。宗教に関係なく、興味を持つきっかけになればと思います」と話していた。

 本尊の如来像の開帳は、年3回と決まっており、花祭りのほかには1月8日、13日のみとなっている。

(2019年5月12日付紙面より)

花を添え、甘茶をかける参拝者=11日、那智勝浦町下和田
2019年05月12日
63 ゲームや演劇で盛り上がる
 放課後児童ク「きほっこ」が交流会  

 紀宝町社会福祉協議会が運営する放課後児童クラブ「きほっこ」は10日、町福祉センターで年に1回の交流会を開いた。スタッフや保護者同士の交流を目的に、約60人の親子とスタッフ8人、ボランティア3人が参加した。

 きほっこには町内五つの小学校から1~5年生57人が通う。放課後から午後6時まで同センターに集まり、宿題や友だち同士で遊ぶなどして過ごしている。

 長期休暇中は午前8時30分から午後6時まで預かり、年に3回、園外保育を実施。昨年はランチバイキングや鳥羽水族館などに出向いた。

 交流会ではスタッフが自己紹介し、「鬼のせんたくもの」「お菓子取りゲーム」「椅子取りゲーム」を楽しんだ。

 鬼のせんたくものは、2人1組で大きなズボンをはき、洗濯物を干したり、取り込んだりするゲーム。青チーム、赤チームで対戦した。

 おやつタイムの後は、エレクトーンの演奏に合わせて子どもとスタッフが演劇「大きなカブ」を披露。白鳥やギャルが登場するなどオリジナルの物語に会場内から大きな笑いが起こっていた。

(2019年5月12日付紙面より)

白熱した「鬼のせんたくもの」=10日、紀宝町福祉センター
演劇を披露する子どもとスタッフ
2019年05月12日
64 古武術通じ日本文化学ぶ
 神倉小で不二流体術が演武披露  (新宮市 )

 新宮市立神倉小学校(松本広明校長)で10日、古武術の不二流体術による演武披露があった。6年生99人を対象にした護身術の指導もあり、児童は第3代宗家の大嶋竜太郎さん、同市出身で新宮道場の責任者を務める山本盛夫さん、湯島浩一さんに教わりながら自分の身を守る方法を学んだ。

 同校の打越丈容教諭が同道場に通っており、日本文化や自身が稽古をしている古武術を伝えたいとの思いから企画。今年で3回目の実施となった。

 不二流体術は審判のいない、ルール不在の中で行われる古武術で、慎重さと大胆さを兼ね備える必要がある。児童は目の前で繰り広げられる演武に歓声を上げるなどして見入っていた。

 肩を使った受け身の取り方、手首をつかまれたときや後ろから抱きつかれたときの振りほどき方などを教わり体験。「向きが違う」「力の入れ方がむずかしい」などと確認しながら楽しく学んだ。

 城あんさん(11)は「護身術の体験は初めて。普段は合気道をしているけど、細かな違いがたくさんあった。もしものときに役立つと思うのでよかった」。山本さんは「護身術などを通じて日本人が本来持っている伝統的で素晴らしい体の使い方を学んでくれれば」。

 大嶋さんは「子どもたちの楽しそうな姿が見られました。興味を持ち続けることが大事。もしものときには対抗するのではなく逃げて助けを求めるために護身術を身に付けてもらえれば」と話していた。

(2019年5月12日付紙面より)

大嶋竜太郎さんから学ぶ児童=10日、新宮市立神倉小学校
2019年05月12日
65 校舎に新茶の香り  色川中学校で茶摘み  (那智勝浦町 )
2019年05月12日
66 久保康夫さん、折戸富子さんら受賞  総務省行政相談委員表彰  
2019年05月12日
67 緑豊かなまち目指し  和歌山県職員らが街頭募金  (新宮市 )
2019年05月12日
68 子どもたちに本贈る  児童福祉週間で施設訪問  (東牟婁振興局 )
2019年05月12日
69 「甘くておいしい」  南大居保がイチゴ狩り  (那智勝浦町 )
2019年05月12日
70 海を渡った祖母の絵  長い交流の中で  (太地町 )
2019年05月12日
71 明るく元気な地域に  「鯉のぼり祭り」にぎわう  (熊野川町 )
2019年05月12日
72 公園でお弁当を楽しむ  お気に入りの絵本も選び  (うどの幼 )
2019年05月12日
73 交通安全の輪を広めて  紀宝、熊野両警察署が出発式  
2019年05月12日
74 葉っぱをもみもみ  天満保でお茶作り体験  (那智勝浦町 )
2019年05月02日
75 新たな時代「令和」寿ぐ 熊野三山で改元祭など 

 新天皇陛下が即位され、新たな時代「令和」が始まった1日、熊野速玉大社、熊野本宮大社、熊野那智大社では即位と改元を寿(ことほ)ぎ、奉告祭や揮毫(きごう)などが営まれた。

平和な時代へ願いささげる 熊野速玉大社



 新宮市新宮の熊野速玉大社で営まれた「践祚(せんそ)改元奉告祭」では、上野顯宮司が祝詞を読み上げ、みこたちが世界平和を願う「神なぎの舞」を優雅に奉納。上野宮司に続き、参列者たちが玉串を供えた。

 神事後、上野宮司は「新緑薫る時に新しい時代を麗しく迎えることができました」とあいさつ。11月に執り行われる、天皇の即位の礼の後初めて行われる新嘗祭(にいなめさい)である大嘗祭(だいじょうさい)に触れ「御代替(みよが)わりのたびに行われてきた。日本人が大切にする節目というものは、確認し魂を引き継ぐこと」と説明。

 「清らかに真心を込めて見守る皇室をいただいていることはわが国にとって幸せなこと」と述べ、令和の名の下に、平成に引き続き平和な時代であるよう願いを込めた。

  □     □

希望込めて「令和」揮毫 熊野本宮大社



 田辺市本宮町の熊野本宮大社本殿前では、九鬼家隆宮司が新元号「令和」を揮毫した。多くの参拝者が見守る中、新時代への希望を込めて力強く筆を走らせた。

 昨年12月21日には、御創建二千五十年奉祝式年大祭の締めくくりとなる終了奉告祭で、新年への願いを込め「刻」の一文字を書いた。

 白装束に身を包んだ九鬼宮司は両手で大筆を持ち、縦2・9㍍、横2・1㍍の白い布に「令和」と一気に書き上げた。迫力のある筆運びを見つめた参拝者からは大きな拍手が湧き起こった。

 最後に朱印を押して書を仕上げた九鬼宮司は、「平成の30年間はさまざまな災害があり、今なお復興に向かって歩んでいる。令和の時代は穏やかで平和で素晴らしい時代であってほしい。和歌山の和でもあり、大きな力押しの元号になってほしい」と話した。

 揮毫した「令和」の文字は瑞鳳殿正面に掲げる。

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践祚改元奉告祭営む 熊野那智大社



 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)では践祚(即位)改元奉告祭が営まれた。大社責任役員や那智の扇祭り保存会、町観光協会の関係者らが参列。小雨の降る中、大型連休の中日ともあって境内は大勢の参拝客でにぎわった。

 祭典で男成宮司が祝詞を奏上し、2人のみこが浦安の舞を奉納した。神事の後、宇久井青年会(柴原寛会長)が「天狗之舞」「扇之舞」「終之舞」を披露。紀宝町の熊野水軍太鼓保存会(廣里稔暢代表)は太鼓の演奏を奉納した。

 霧の立ち込める幽玄な雰囲気の境内では、即位奉祝の記帳や新元号が記される御朱印を求めて、参拝客が列をなした。お神酒、紅白の餅、梅ジュースの振る舞いもあった。

 この日の午後からは、本殿内庭の一般参入も許可された。参拝者らは順におはらいを受けた後、間近に見る本殿に恭しく手を合わせた。日没から午後9時までは、那智の滝をライトアップする。

(2019年5月2日付紙面より)

平和な時代への願いを込めて玉串をささげる上野顯宮司=1日、新宮市の熊野速玉大社
新元号「令和」を書き上げる九鬼家隆宮司=1日、田辺市の熊野本宮大社
改元の日に大勢の参拝客でにぎわう境内=1日、那智勝浦町の熊野那智大社
2019年05月02日
76 旧校舎を流木で再現
 下里の清水啓自さん  (那智勝浦町 )

 明治43年の建築当時は県内で最も大きい校舎といわれた下里小学校旧校舎。惜しまれつつ昭和63年に取り壊された建物の50分の1スケールの模型が完成した。那智勝浦町下里在住の大工・清水啓自さん(75)が、スギなどの流木を材料に制作した。

 模型を作り始めたのは今年の正月明けごろで、3月20日に完成した。古い写真を集めて作られた旧校舎のスライド映像を見て制作意欲が湧いたという。校門や校庭なども当時のままに作ろうと、校庭にはシーソーなどの遊具や藤棚を配置。教室の数などは、写真や映像で確認した。コの字型の校舎の一角には、佐藤春夫が作詩した校歌も飾られている。

 大工歴60年の清水さんが新宮の「おいさま」(=棟りょう)に弟子入りしたのは昭和34年。新宮城跡では二の丸旅館を建築中で「ちょうど内装工事が始まっていました。伊勢湾台風の時は、現場で雨戸を押さえて建物を守りました」と懐かしそうに話し、「自分の腕というより、道具がきっちりあるからできるんです」と謙遜する。

 清水さんの自宅は、サーフィンのポイントとして有名な下里天満海岸の近くにある。同海岸の太田川河口付近には、大木が流れ着くことが多いため、こうした流木を材料に木工品の制作を思いついたという。最初は初盆で使う灯籠をヒントに花立てを作り、希望があれば地区住民に提供していた。

 「海岸で見つけた流木を60㌢くらいにカットして運ぶのですが、とにかく重い。学校は皆さん懐かしがってくれるのでうれしいですね。(工程を)見に来てくれた人たちと、当時を思い出しながら作りました」と話していた。

(2019年5月2日付紙面より)

制作過程を話す清水啓自さん=那智勝浦町
校舎の屋根以外は、流木を使い作られた
2019年05月02日
77 雨はやんだが太陽見えず
 令和元年の初日の出観望  (串本町 )

 串本町潮岬にある望楼の芝で1日早朝、ツアー客ら約400人が令和元年の初日の出観望を試みた。前日来の雨はやんだものの、曇天で観望はかなわず。日の出時刻の午前5時9分を過ぎても太陽が姿を見せる気配のない空模様を残念がりながらの散会となった。

 試みたのは阪急交通社のツアー企画「潮岬から見る新時代の初日の出と熊野三山詣夜行日帰り」の参加者ら約300人、現在有料期間中の望楼の芝キャンプ場の利用者数十人など。

 ツアーの来訪に合わせ、潮岬観光タワー(タワー・売店・無料休憩所「エルトゥールル館」)も午前4時すぎから早朝営業を開始。集まった人々は同タワー上や望楼の芝の丘、クレ崎を見下ろす展望所などで日の出の瞬間を待った。

 4時30分には雨がやんだが東の空は折り重なるように雲が満ち、「せめて切れ目から日が差さないか」という期待の声もあったが同時刻を過ぎてもその状況は訪れない結果となった。

 大阪府と福岡県からツアーを利用して訪れた男女(共に26)は「初日の出が見られなかったのは残念だが、たまたまこうなっただけだと軽く受け止めておきたい。令和の日本は今まで以上に(国際化して)いろいろな国と接することになると思う。その先で平和な時代になればと思う」と話し、次の目的地・熊野速玉大社へと移動した。

 同町産業課によると、この日は道の駅くしもと橋杭岩でも観望を試みる人波があったが、臨時駐車場所へ誘導するほどには至らなかったという。

(2019年5月2日付紙面より)

望楼の芝から令和元年の初日の出観望を試みる人々=1日、串本町潮岬
2019年05月02日
78 「令和の桜」の記念碑 サクラの名所大里親水公園に (紀宝町)

 大里桜愛好会(松場貞治会長)は平成最後の「昭和の日」となった4月29日、紀宝町大里の大里親水公園に「令和の桜」の記念碑を建てた。

 3月30日に実施した「平成最後そして新しい時代を迎える 桜の植樹会」でサクラを植えた場所に設置した。

 親水公園には、昭和50年と平成30年にそれぞれ「昭和の桜」、「平成の桜」が植樹され、サクラの名所として知られている。

 松場会長は「新たな時代の幕開けとなるこの時にサクラの植樹ができ、非常に感慨深い気持ちです。平和で豊かな平成の時代に感謝し、新しい時代への希望を胸に植樹することができて良かった」と話していた。

(2019年5月2日付紙面より)

「令和の桜」の記念碑を建てる=4月29日、紀宝町大里の大里親水公園
2019年05月02日
79 下西君、弓友会Cが優勝
 新宮弓友会主催の月例射会  
2019年05月02日
80 山田・市野組が優勝
 天長西日本ソフトテニス大会  (黒潮クラブ )
2019年05月02日
81 神倉が逆転勝利で優勝
 県学童選手権大会東牟婁支部大会  
2019年05月02日
82 地域での支え合いを  更生保護女性会が総会  (那智勝浦町 )
2019年05月02日
83 ボタニカルボトルづくり  東花園が体験型イベント  (那智勝浦町 )
2019年05月02日
84 「まぐろのぼり」泳ぐ  体育文化会館や商工会館  (那智勝浦町 )
2019年05月02日
85 健康と成長祈る  王子幼稚園で「こどもの日のつどい」  (新宮市 )
2019年05月02日
86 紀南支部の講師生徒出品  ホテル&リゾーツ串本で合同作品展  (紀の国押し花会 )
2019年05月02日
87 写真展で改元の節目を飾る  潮岬青少年の家所長・山口和紀さん  (串本町 )
2019年05月02日
88 「接待の手土産」で特選に  ㈱岩谷の「紀州梅真鯛梅」  (串本町 )
2019年05月02日
89 1㌶の水田に「香り米」  三尾川地内で田植え体験  (古座川町 )
2019年05月02日
90 春の遠足で楽しい思い出  グリーンピア南紀へ  (成川小 )
2019年05月02日
91 もうみんなお友達  井田保育所で歓迎会  (紀宝町 )
2019年05月02日
92 貴祢谷神社で春の例大祭 矢渕中グラウンドで餅まき (紀宝町鵜殿)
2019年05月02日
93 お悔やみ情報