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2019年07月25日
1 幕末の祈とう札見つかる
 扇祭りの打松に類似  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町色川の旧家で20日、幕末ごろの古い祈とう札などが大量に見つかった。同家の建物は江戸時代建造の可能性が高いとして歴史的建造物の調査・修復技術者の山本新平さんが調べている。

 山本さんは「札の年月日が建物と同時期とは確定できないが、江戸中期やそれ以前の材料が使われている。古材を再利用した可能性もあるが、幕末から明治に建てられたのでは」と見ている。この日は山本さんと共に京都大学大学院教授の神吉(かんき)紀世子さんも調査に当たり、太地町の1級建築士・森岡茂夫さんと同大学院生2人が同行した。

 見つかった古札は、天井裏の使われていない神棚(幅120~150㌢、奥行き30~45㌢)に納められていた。多くは那智山の両社寺のもので、中には那智の扇祭りで用いられる「大打松(おおうちまつ)」に似た祈とう札が七つあった。これらはヒノキの柾目板を使い繊細な細工が施されており、長さは約55㌢、幅5・2㌢、厚さ0・7㌢。年月日のないものを除き、最も古いものは157年前の文久2年、那智山の御師と宿坊名が記されている。

 他にも江戸後期から明治までの、補陀洛山寺や伊勢神宮、大峯山、香川県の金比羅神社など、さまざまな社寺の計70点以上の札が天井裏から下ろされ、縁側に並んだ。札は山本さんが表裏の撮影などの記録を取った後再び元の場所に戻した。

 建物について神吉さんは「古い建物は大抵どこかがひずんでいるが、ここは水平垂直に緩みがない。地盤が良いのと、材料、設計などが優れているのでしょう」と話した。

 山本さんはこれまでに、醤油(しょうゆ)の発祥の地で知られる湯浅町の伝統的な町並みの保存に尽力。平成18年12月には和歌山県で初めて文化庁の重要伝統的建造物群保存地区(伝建地区)に選定された。また、当地域では神吉さんらと共に活動した結果、太地町の太地水産共同組合の建物(大正7年築)は平成23年に登録文化財の指定を受けた。

19年からの色川地区の調査で、集落には江戸期の建造と思われる建物が他にも数戸あると見ており「湯浅町に続き、個人的に伝建地区や文化的景観を目指したいと考えている」と話している。

 ※今件の建物は個人所有で居住者がいます。問い合わせや見学は受け付けておりません。ご了承ください。

(2019年7月25日付紙面より)

縁側に並べられた祈とう札
那智の扇祭りで用いられる「大打松」。扇みこし一体に一つ作られる(熊野那智大社提供)
2019年07月25日
2 防犯意識の高揚図る
 金融防犯協議会が総会  (新宮警察署 )

 新宮警察署管内金融防犯協議会(会長=北野暢哉(まさとし)・紀陽銀行新宮支店長)は23日、新宮警察署会議室で総会を開いた。32人が参加し、本年度事業案、予算案などを承認したほか、山本貴彦・同署生活安全刑事課長が講話した。

 開会で北野会長は、振り込め詐欺などの特殊詐欺事案の発生は後を絶たない状況であるとし「高齢者が被害に遭うケースが多く、家族の心情や老後に備えて少しでも財産を増やしたいと願う気持ちに付け込む、極めて悪質で決して許すことのできない犯罪」と述べた。

 「当協議会としては現場に携わる最後のとりでとして、善良な住民が犯罪被害に遭うことのないよう、積極的な声掛けと職員の防犯意識の高揚を図っていきたい」とあいさつした。

 県暴力団排除条例について、条例制定以降、各店舗間が相互に協力し、新宮署を中心とした関係機関・団体との連携を深めていきたいと述べ「条例の基本理念である『暴力団を恐れない』『暴力団に対して資金を提供しない』『暴力団を利用しない』に基づき、より一層暴力団追放に取り組みたい」と呼び掛けた。

 髙砂(たかす)浩之署長は、金融機関を対象とした強盗犯罪の防止対策としては、声掛けや見守り活動、店内の防犯ビデオも効果的であるとし、「防犯ビデオの点検を含め、万が一の時のための対処訓練を積み重ねることが重要。短時間でいいので犯人の特徴を覚える訓練、カラーボールの投てき訓練、刺股の訓練など、職員が躊躇(ちゅうちょ)することなく役割分担できるように、日々訓練を積み重ねて」。

 特殊詐欺に対しては、全国的にも発生が後を絶たない状況であると述べ「防止のために大切なのは、お客さまを被害に遭わせないという熱い思い。水際で必ず防止するという気持ちを職員の方に伝えてほしい」と話していた。

(2019年7月25日付紙面より)

新宮警察署管内金融防犯協議会の総会=23日、新宮警察署
髙砂浩之署長(左)と会長の北野暢哉・紀陽銀行新宮支店長
2019年07月25日
3 久々の再会に友情深める
 白馬北小と太地小児童が交流  (太地町 )

 太地町立太地小学校(宮本礼子校長)の5年生7人と長野県白馬村の白馬北小学校(木下政道校長)の5年生45人は23日、同町公民館で交流会を開いた。両校の児童は1月に白馬村でスキーをして以来、約半年ぶりに再会した。

 白馬村と太地町は1984年に姉妹都市提携を結び、翌85年から両校が交流を始めた。4年生の冬に白馬村で雪を、5年生の夏には太地町で海を体験するなどして友情を深めながら互いのふるさとを学んでいる。

 白馬北小の児童は22日に太地町入りし、学校案内や太地小5年生が家庭科授業で作ったウエルカムドリンクの梅ジュースを味わった。23日の朝に漁港を見学した後、交流会に出席した。

 開会では両校の校歌を合唱。歓迎のあいさつで宇佐川彰男教育長が「皆さんのお父さん、お母さんが子どもの頃から始まった交流が今も変わらず続いていることがうれしい。最近は天気も悪かったのですが、白馬北小の皆さんが幸せを持って来てくれたように思います。しっかり友情を深め、白馬に帰ったら太地の魅力を伝えてあげてください」と呼び掛けた。

 白馬村教育委員会事務局の田中克俊教育課長は「交流を通じて両町村の素晴らしい関係が続いていくとともに、これまで培われてきた交流の輪が発展していくことを願っています」と述べた。

 太地小児童を代表して由谷蓮太郎君(10)が「白馬でスキーなどをして楽しかったです。今度は僕たちが太地を案内するので一緒に楽しみましょう」と歓迎。白馬北小代表の滝沢柚芽さん(11)が「くじらの博物館などいろんな所を見学して、皆さんと交流できるのを楽しみにしています」と応えた。

 太地小児童による『綾踊り』や、両校一緒に『友よこの先もずっと』を歌うなどして親睦を深め、お土産を交換した。

 両校の児童は紀の松島巡りで洋上体験をした後、太地町立くじらの博物館を見学。町内で磯遊びなども楽しんだ。

(2019年7月25日付紙面より)

綾踊りを披露する太地小の5年生=23日、太地町公民館
白馬北小の児童と一緒に合唱
2019年07月25日
4 ユニカールなど楽しむ
 ニュースポーツ体験会  (紀宝町老連 )

 紀宝町老人クラブ連合会(牧戸光彦会長)は23日、同町鵜殿体育館で「ニュースポーツ体験会」を開いた。

 気軽に楽しみ、健康づくりにつなげてもらおうと初めて企画した。体験を通して、今後は各地区のサロンなどで取り組んでもらうという。

 同連合会女性委員会が運営し、町内各地区の老人クラブ会員約100人が参加。室内種目の▽ユニカール▽ダーツ▽輪投げ▽バッゴー▽スライドカーリング▽玉入れ▽カローリング―の7種目を用意した。

 10~11人一組の9チームを作り、全種目を体験した。バッゴーは、豆が入ったビーンバッグを約3㍍先の台に投げ合う的当てゲーム。参加者は台に開いた約15㌢の穴を狙ってビーンバッグを投げて得点を競った。

 ユニカールはカーリングを手軽に楽しめるように考案されたスポーツ。参加者はカーペットに描かれた的に目がけてストーンを滑らせた。初めて体験する人も多く、ストーンが滑らず悪戦苦闘する姿も見受けられた。

 平昌(ピョンチャン)五輪で銅メダルに輝いたカーリング女子チームで話題になった「もぐもぐタイム」も設け、和気あいあいと休憩時間を楽しんだ。

 参加者は「初めての競技が多く難しかったけど、慣れれば楽しそう」「気軽にできた」などと話していた。

(2019年7月25日付紙面より)

ユニカールに取り組む参加者=23日、紀宝町鵜殿体育館
ニュースポーツ「バッゴー」を体験
2019年07月25日
5 声援を背に受けながら スポ少剣道交流和歌山大会地方予選 
2019年07月25日
6 個性を大事に誇り持つ  近大新宮で夏期休業前全校集会  (新宮市 )
2019年07月25日
7 利用者ら舞踊に親しむ  川上邦子舞踊研究所が慰問  (那智勝浦町 )
2019年07月25日
8 歌や手遊びで楽しく交流  わかば保が「湯ごりの郷」慰問  (那智勝浦町 )
2019年07月25日
9 和気あいあいと楽しく  教養講座「プリザーブドフラワー」  (新宮市 )
2019年07月25日
10 学校周辺にある戦跡を巡る  南紀自然文化探究の一環で  (串本古座高校 )
2019年07月25日
11 積極的な健診や治療促す  骨粗しょう症予防講座  (串本町 )
2019年07月25日
12 稲村亭が有形文化財候補に  文化審議会が大臣に答申  (串本町 )
2019年07月25日
13 連夜の練習で獅子舞磨く  奉納3団体の稽古大詰め①  (河内祭に向け )
2019年07月25日
14 川崎市の児童生徒が来町  町内児童と共に合同活動  (古座川町 )
2019年07月25日
15 木本はベスト8進出ならず  全国高校野球選手権三重大会  
2019年07月25日
16 交通安全活動の啓発を  安全運転管理推奨像の伝達式  (紀宝警察署 )
2019年07月25日
17 室内遊戯で楽しい時間  子育てサロン「ふれんZOO」  (紀宝町福祉セ )
2019年07月25日
18 お悔やみ情報
  
2019年07月12日
19 住みよい社会のために
 わかやま夏の交通安全運動  (新宮市 )

 和歌山県、交通事故をなくする県民運動推進協議会など主催の「わかやま夏の交通安全運動」が11日から始まった。20日(土)まで▽子どもと高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止▽飲酒運転の根絶▽自転車の安全利用の推進▽全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽横断歩道における歩行者優先の徹底―を重点とし、県民に注意を呼び掛ける。

 夏季の行楽などによる交通量の増加、暑さからくる疲れや気の緩みなどによる夏特有の交通事故が多発する時期を捉え、交通ルールの遵守(じゅんしゅ)と正しい交通マナーの実践を習慣づけることにより、交通事故の防止を図ることを目的に、各地で啓発活動などが展開された。

 新宮市橋本のイオン新宮店で行われた決起集会では、新宮警察署、市交通事故をなくする市民運動推進協議会、市交通指導員会協議会などの関係団体から約50人が参加。上田勝之市議、松浦友範交通課長、田中肇・県交通安全協会新宮支部長、清岡幸子・新宮市交通指導員協議会長も加わり、買い物客らに物資を配布し、交通安全を呼び掛けた。

 決起集会で田岡実千年新宮市長は、「交通事故のない安心安全な社会を目指す、そういう思いが少しでも伝わるような啓発活動になれば」。松浦交通課長は、管内の人身事故件数は半減していると日頃の活動に感謝を示し、「これからのレジャーシーズンに向け、遠方からの観光客増加に伴い事故の増加が見込まれる。さらに暑くなると過労気味のドライバーが増え、居眠り運転など大きな事故が懸念される。夏場の事故防止に対する広報、啓発をはじめ、住みよい社会づくりのためにより一層の協力を」と呼び掛けた。

(2019年7月12日付紙面より)

啓発物資を配り交通安全を呼び掛けた=11日、新宮市橋本のイオン新宮店
2019年07月12日
20 がん撲滅の夢を託して
 光洋中で「生命の駅伝」募金贈呈式  (新宮市 )

 第25回「生命の駅伝」募金贈呈式が10日、新宮市立光洋中学校(宮本雅史校長)の体育館であった。生徒会長の海野夏葵さん(3年)が、学校で集めた1万1464円を和歌山県立医科大学の村田晋一教授に手渡した。

 がんと闘う人を励まし、研究を支援する目的で行われている募金活動で、主催は「生命の駅伝の会」(本部・三重県松阪市、太田正隆会長)。今回の募金は、三重、和歌山の両県合わせて329万322円だった。

 毎年協力している同校の宮本校長は「今回は募金という形で、がん撲滅の夢を託してくれたと思っています。近い将来、その夢が実現できることを祈っています」とあいさつ。

 田岡実千年市長は「患者さんに勇気を与える取り組みだと考えていますので、これからも取り組みがますます発展することを願っています」。東牟婁振興局の久保田清之健康福祉部長が「生命の駅伝の取り組みが、多くのがん患者やその家族の方々に勇気や希望を与えること、また今回集められた募金が、がん研究の一部となるよう祈念したい」と今後に期待を寄せた。

 募金を受け取った村田教授は、小さなことの積み重ねが大きなことにつながるとし「皆さんもこれから、中学、高校、大学、社会へと進むと思いますが、日頃のちょっとした驚きや感動、そういったところから、幸せが見つかる気がします。皆さんのこれからの活躍と、頂いた寄付が大きく融合していく世の中になればと願っています」と感謝した。

 同駅伝実行委員会の上村眞由委員長はがんに関わる人のことを考えることが社会人にとって重要なことだとし「皆さんも、生命の駅伝を通して、そういう人たちのことを考えてくれながら、社会に進む準備をしてくれている。素晴らしい社会人になるだろうなと期待しています」と呼び掛けた。

(2019年7月12日付紙面より)

生徒会長の海野夏葵さん(右)から村田晋一教授に募金が手渡された=10日、新宮市立光洋中学校
募金活動に中心となって取り組んだ生徒会の皆さん
2019年07月12日
21 字を書いて気持ち伝えて
 「教育かもめ」作成し寄贈  (トヨタレンタリース和歌山串本駅前店 )

 和歌山トヨタ自動車株式会社のグループ会社・株式会社トヨタレンタリース和歌山の串本駅前店(坂井崇副店長)が10日、串本町と古座川町の学校に通う小学生~高校生1225人分6125枚のはがき「教育かもめ」を両町の教育委員会に寄贈した。

 「教育かもめ」は、手紙を書く楽しみや喜びを経験し豊かな人生の一助とする気持ちを高めるきっかけとして学校教育の現場に寄贈する夏のお便り郵便はがき(通称・かもめ~る)。日本郵便株式会社の手紙文化振興の一施策で、各郵便局が管内企業の協賛を得て作成している。

 今回は串本郵便局(構浩局長)管内にある同店が協賛する形で実現。背景には3年ほど前に和歌山トヨタ自動車株式会社の小川至弘会長が当時の同局局長から同施策の紹介を受けた経緯があり、その趣旨に共感した小川会長の思いにより「教育年賀」と対で3年来寄贈を重ねる状況にある。

 この日は同局と受け手の教育委員会の段取りにより贈呈式を実施した。和歌山トヨタ自動車株式会社の保養所があることで縁が深い古座川町では、中央公民館を会場にし同町立高池小学校(大畑眞校長)の1、2年生が出席。代表して5人が小川会長から同店名と教育委員会名が入った「教育かもめ」を受け取り、立花優仁君(2年)が感謝を述べた。同店がある串本町では同町立串本小学校(濵正和校長)を会場にし、児童を代表して1、2年生が小川会長を出迎えて寄贈を受けた。

 古座川町の会場で小川会長は「皆さんに渡したのは暑中見舞いのはがき。手書きで『お元気ですか?』と書いて出したら相手は喜ぶし、お返しに『かわいらしいな』と言ってもらえたら自分もうれしい。そのような人と人のつながりを生むために、字を書いて相手に気持ちを伝えるのが手紙だ」と諭して賛成を誘い、このはがきを使った頑張りを期待。併せて両会場とも紙芝居を上演しお菓子を配るなどして、意欲のもとになる元気も引き出した。

 贈呈式には西前啓市町長と中道悟教育長、田嶋勝正町長も来賓として同席。両町長は小川会長への感謝を述べ、子どもたちにしっかりと役立てるよう呼び掛けるなどした。寄贈した「教育かもめ」は教育委員会から学校へ届けて趣旨に沿う活用をしてもらうという。

(2019年7月12日付紙面より)

「教育かもめ」を受け取る高池小の1、2年生=10日、古座川町中央公民館
児童に「教育かもめ」を贈る小川至弘会長(右)=10日、串本町立串本小学校
2019年07月12日
22 「扇神輿」を張り替え
 14日の例大祭に向け  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で11日、「那智の扇祭り」=14日(日)=を前に扇神輿(おうぎみこし)張替奉告祭が営まれた。熊野十二所権現の神霊を移す扇神輿は高さ約6㍍、幅約1㍍の細長い形で「那智の大滝」を表しており、毎年張り替えられる。

 午前8時から神事が営まれた後、白装束の氏子ら28人が斉館に集まり、男成宮司の見守る中、伝統の製法で作業に取り掛かった。扇の長さが神輿を張る寸法の基本になっていることや扇を神輿に止める縫い糸の長さも決まっていることなど、作り方のほとんどが口伝によるため先輩が後輩に手順を指導しながら作り上げた。

 扇神輿は細長い枠に赤い緞子(どんす)を365本の竹くぎで留め、32本の日の丸が描かれた扇や8面の白銅鏡、細工が施されたへり松と呼ばれる板などが飾られる。神輿1体は1カ月を意味し、12体で1年を、32本の扇は1カ月の30日と、残る2本が月の満ち欠けを、365本の竹くぎは1年の日数を表している。8面の白銅鏡は「神威八紘(はっこう)」(あまねく広く輝かすの意味)と伝わる。

(2019年7月12日付紙面より)

古くから伝わる手法で「扇神輿」を張り替える氏子=11日、那智勝浦町那智山
2019年07月12日
23 バレーホリックが優勝 紀南バレーボール連盟社会人大会 
2019年07月12日
24 橋本さん、井上さんが優勝 荒天で1コート短縮 (那智勝浦町体協グラウンドゴルフ夏季大会)
2019年07月12日
25 中山悠吏君、2大会連続V
 四日市、いなべ両市での大会に出場  (新宮ジュニアレスリングクラブ )
2019年07月12日
26 会長に児嶋隆也さん  新宮ロータリークラブ新役員  
2019年07月12日
27 国立公園内をきれいに  休暇村南紀勝浦会が清掃奉仕  (那智勝浦町 )
2019年07月12日
28 平見一雄さんが厚労大臣表彰 各組合が功労者表彰受賞者を発表 
2019年07月12日
29 日本の伝統文化に親しむ  光洋中1年生が着装とマナー学ぶ  (新宮市 )
2019年07月12日
30 館内に温かい音色響く  旧チャップマン邸でオープニングコンサート  (新宮市 )
2019年07月12日
31 新しい連携の形を模索  高田小・中で教員兼務  (新宮市 )
2019年07月12日
32 角がないナメクジ?  目津の畑で見つかる  (串本町 )
2019年07月12日
33 地域住民と交流  高池保育所の夏祭り  (古座川町 )
2019年07月12日
34 「和をつなげよう」  上野山こども園が夕涼み会  (串本町 )
2019年07月12日
35 6月定例会一般質問⑤  串本町議会  
2019年07月12日
36 射場と振興の接点考える  観光関係者対象に勉強会  (南紀串本観光協会 )
2019年07月12日
37 小雨決行で250人が挑む  認定コース第4回記念大会  (潮岬青少年の家 )
2019年07月12日
38 例年より遅い初産卵を観察  優占種スギノキミドリイシ  (串本海中公園 )
2019年07月12日
39 同級生らの応援も得て開館  私立図書館「かんりん文庫」  (串本町 )
2019年07月12日
40 思春期教育など推進を  紀南地域母子保健医療推進協が実務委員会  
2019年07月12日
41 横断歩道は左右の確認を  1、2年生対象の交通安全教室  (鵜殿小 )
2019年07月12日
42 防災情報共有システムを紹介  タブレットで状況確認可能に  
2019年07月12日
43 町の課題解決に向け議論  鈴木英敬知事と1対1対談  (紀宝町 )
2019年07月04日
44 連携強め要望を
 熊野川改修促進期成同盟会が総会  (新宮市 )

 熊野川改修促進期成同盟会(会長・田岡実千年新宮市長)の通常総会が2日、新宮市井の沢の新宮ユーアイホテルであり、本年度事業計画など5議案を承認した。本年度も国土交通省や関係機関へ事業促進などを要望していくことを確認した。

 同会は熊野川流域の水害防除と円滑な土地利用で地域発展に寄与することを目的に1981(昭和56)年11月に設立。国直轄区間河川の整備工事推進を目的に要望活動などを展開している。会員は新宮市、紀宝町の両首長、市町議員ら。役員改選では会長の田岡市長、副会長の西田健紀宝町長ら全員が留任となった。

 田岡会長は冒頭のあいさつで、2017(平成29)年10月の台風21号の影響により、新宮地域気象観測所では観測史上1位となる累積雨量893・5㍉を記録し、新宮市、紀宝町合わせて1500戸(新宮市1498戸、紀宝町26戸)を超える被害に見舞われたと述べ「今後も諸課題への対策が急務。『熊野川河川整備基本方針の見直し・整備計画の早期策定』と『直轄治水事業の推進および必要な予算の確保』などについて、関係機関に対し引き続き強く要望していく」と協力を求めた。

 来賓の西畑雅司・東牟婁振興局新宮建設部長は「今後とも、国をはじめ関係機関の方々と連携し、熊野川流域の皆さまが安全で安心して暮らせ、環境とも調和のとれた河川整備を進められるよう一緒に取り組んでいきたい」とあいさつした。

 総会終了後に国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所の岸本健司副所長と同新宮川出張所の足立哲也所長が熊野川の河川事業について説明した。

 熊野川の治水安全度の向上と浸水被害の軽減を図るために、引き続き「緊急対策特定区間」の河道掘削などの治水事業を展開していくなどと報告。市田川の今後の内水対策について計画を示し「早急に実施していく」と述べた。

 本年度は▽市田川排水ポンプ増設▽市田川堤防耐震補強▽河口砂州掘削▽鮒田水門・相野谷川排水機場の耐震補強▽相野谷川河道掘削―などを実施することを紹介した。

 紀南河川国道事務所では水辺のにぎわいや利活用するための取り組みとして「水辺で乾杯」などの啓発活動を実施。地域一体となった良好な河川環境の保全や河川の適正な維持管理のための「熊野川・市田川クリーンキャンペーン(河川清掃)」を紀宝町、河川を美しくする会と合同で、14日に予定している。

(2019年7月4日付紙面より)

熊野川改修促進期成同盟会の総会=2日、新宮市井の沢
会長あいさつをする田岡実千年新宮市長
2019年07月04日
45 選・和菓子職認定受ける
 儀平の職人・丸山正雄さん  (串本町 )

 串本町の和菓子店「うすかわ饅頭儀平(ぎへい)」の看板商品・うすかわ饅頭の製法を受け継ぐ職人、丸山正雄さん(43)が全国和菓子協会の第6回選・和菓子職伝統和菓子職部門の認定を受けた。推薦と審査を経ての誉れで、丸山さんは「祖父がうすかわ饅頭を作ってくれたから今の自分がある」と振り返りつつ喜んでいる。

 選・和菓子職は、和菓子の製法を支える技術を知って味わいを深めるとともに、携わる職人の意欲を高め地位向上と技術伝承を促し文化振興に資することを目的とした認定制度。現在は挑戦型の優秀和菓子職部門と推薦型の伝統和菓子職部門の各審査を隔年で実施していて、本年度は後者の巡りに当たる。

 この部門は伝統製法を守り優れた技術を有する和菓子職人を認定するもので、同協会が規定する推薦者2人と認定候補者が属する店舗の代表者、計3人の推薦により審査対象となる仕組み。推薦書類と受け継ぐ製法で作る伝統和菓子の実物の両審査で、第6回は6人6品を認定し今月24日に東京都内で認定者バッチと菓子名・認定者名・店名が入った盾を贈呈した。

 同店は1893(明治26)年に創業。うすかわ饅頭は丸山さんの祖父にあたる2代目・田嶋儀助さんが1923(大正12)年に考案した蒸し菓子で、現在は3代目・堀本京子さんを代表取締役とする有限会社串本儀平の店舗として同店を営み、丸山さんは同社製造部長兼和菓子職人としてうすかわ饅頭を作り続けている。推薦者は2年前に第5回認定を受けた菓心富美堂=田辺市=の森山昌彦さんと和歌山市菓子工業組合の駒井良章理事長、同社の堀本代表取締役。贈呈式は同協会総会の中であり、細田治会長からバッジと盾の授与を受けたという。

 丸山さんは「大先輩が大勢いる中で若い自分が認定を頂くのはとても緊張し、『本当に頂いていいのか』という気持ちだった」とコメント。祖父と推薦者への感謝を掲げ「自分が和菓子職人として24年間続けてこられたのも、うすかわ饅頭を作ってくれた祖父のおかげ。この思いを忘れずに、これからもうすかわ饅頭の伝統を守り続けていきたい」と気持ちを新たにしている。

(2019年7月4日付紙面より)

選・和菓子職の認定を受けた丸山正雄さん=2日、うすかわ饅頭儀平本店
細田治会長(中央)と第6回認定者(丸山正雄さん提供)
2019年07月04日
46 県大会頑張るぞ!
 交通安全子ども自転車大会  (鵜殿小 )

 津市の芸濃総合文化センターで6日(土)に開催される「交通安全子ども自転車三重県大会」に、紀宝警察署管内から紀宝町立鵜殿小学校6年生の曽越胡未さん、柿園雪乃さん、森倉靖貴君と5年生の根本倖汰君が出場する。

 大会は県交通安全協会、県警察本部が主催。県内18の警察署管内からそれぞれ1チームが出場する。学科テスト、安全走行・技能走行の実技走行テストで個人、団体の順位を決め、優勝チームは8月7日(水)に東京ビッグサイトで開催される「交通安全子供自転車全国大会」に三重県の代表として出場する。

 鵜殿小は毎年大会に参加しており、優勝経験もある強豪で、昨年は6位に入った。児童たちは5月末から北越紀州製紙の協力を得て、同社の厚生会館で毎日、本番さながらの学科、安全走行、実技走行の課題に取り組んでいる。

 2日には紀宝警察署の岡田智治署長が訪れ「努力は必ず報われる。一生懸命頑張ってください」と激励した。

 昨年も出場した曽越さんと柿園さんは「頑張ります」と笑顔を見せ、森倉君は「全国1位になりたい」ときっぱり。根本君は「練習の成果を発揮したい」と話していた。

(2019年7月4日付紙面より)

「交通安全子ども自転車三重県大会」に出場する(左2人目から)柿園雪乃さん、曽越胡未さん、森倉靖貴君、根本倖汰君=2日、紀宝町の北越紀州製紙厚生会館
2019年07月04日
47 くじら浜海水浴場海開き
 イベントは8日から  (太地町 )

 海開きを迎えた太地町のくじら浜海水浴場で1日、安全祈願祭が営まれた。強い雨脚の中、町関係者らが参列。飛鳥神社の髙橋正樹宮司が神事を執り行い、一同でシーズン中の安全とにぎわいを祈った。

 同町の名物イベント「くじらに出会える海水浴場」は8日(月)から開催する。時間は午前11時と午後1時。今年6回目の参加となる雌のサツキ(体長291㌢)と初参加で雄のネモ(262㌢)の2頭のハナゴンドウと約15分間の遊泳が楽しめる。期間は8月19日(月)まで。

(2019年7月4日付紙面より)

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