那智勝浦町長選
12月24日20時55分確定
当落 | 得票数 | 候補者名 | 年齢 | 党派 | 現元新 |
---|---|---|---|---|---|
当 | 5,997 | 森 崇 | 67 | 無 | 新 |
3,240 | 寺本 眞一 | 64 | 無 | 現 |
当日有権者数 13,519人
投票者数 9,328人
無効投票数 91票
投票率 69.00%
熊野三山で「天長祭」
「天皇誕生日」の23日、熊野三山で天皇陛下84歳のご誕生日を祝うとともに皇室の繁栄などを祈願する「天長祭」が営まれた。
新宮市の熊野速玉大社では、上野顯宮司が祝詞を読み上げた後、みこたちが優雅に神楽「浦安の舞」を奉納。大社崇敬会の杉本義和会長、濱口太史県議ら参列者たちが玉串を供えた。
神事後、上野宮司があいさつし、天皇陛下が皇太子時代に神倉神社を参拝したことや、先日、プライベートで秋篠宮ご家族が大社を参拝したことを紹介。天皇陛下が2019年4月末に退位されることにも触れ「今日の晴れ晴れとした天気と同じように天皇さまにはいつまでも元気であってもらいたい。日本人がもっとしっかりとした国づくりをしなければならない」と述べた。
(2017年12月24日付紙面より)
熊野本宮館でパネル展
田辺市本宮町の世界遺産熊野本宮館で23日から、熊野本宮大社御創建二千五十年奉祝記念のパネル展「絵葉書から紐解く熊野本宮」が始まっている。期間は来年1月8日(月・祝)まで。開場時間は午前9時から午後5時まで。入場無料。
熊野地方の古絵葉書や古写真を収集している熊野学研究員会委員の中瀬古友夫さん(新宮市)が協力したパネル展。明治から昭和初期にかけての熊野本宮大社や湯の峰温泉、川湯温泉のほか、新宮市の川原町、瀞峡、プロペラ船、御燈祭りなどの写真、絵葉書など約150点展示している。
中瀬古さんは1月8日午後1時から2時30分まで、同館で絵葉書などの解説を交えながら講演する予定。入場無料。事前予約不要。
(2017年12月24日付紙面より)
絵本の会「よむよむ」が講演 (那智勝浦町 )
那智勝浦町教育委員会生涯学習課は17日、同町教育センターで「子どもの読書活動リレーフォーラムinなちかつうら」第3回フォーラムを開催した。同町の絵本の会「よむよむ」(会員5人)の中村起代子さん、伊藤松枝さん、田村照子さんが参加した。約20人の子育てに関わる父兄らが集まり、交流を深めた。
「よむよむ」は、旧勝浦幼稚園の保護者でつくる「まなぶんこ」が母体となり、平成9年に町立図書館を活動拠点に誕生。園児たちへの読み聞かせでスタートし、小学校での活動へ幅を広げたという。現在は町内六つの小学校のうち、5校で活動している。昨年度は、子どもの読書を推進する活動が顕著な学校や図書館、読み聞かせ団体などに贈られる文部科学大臣表彰を受けた。
講演では伊藤さんが、20年にわたるボランティア活動を振り返り、読み聞かせから得た気付きやこれからの願いを話した。伊藤さんはある講習会をきっかけに、市町村自治体の取り組み「ブックスタート」に力を入れている。0歳児検診に、赤ちゃんと保護者が絵本を介して触れ合うきっかけづくりを推進するもの。生まれてから話し始めるまでの「言葉の胎生期」における人との関わりや母親との意思の疎通が言葉の土台作りや人格形成に影響するという。
講演後のミニミニおはなし会で、活動の様子を絵本の読み聞かせや和歌山の昔話の紙芝居などで実演した。中村さんは、町内の高齢者による子どもたちへの読み聞かせも広げていきたいと話し、「昔話を子どもたちに聞かせるのは重要だと思います。町内に伝わる昔話はたくさんあります。ぜひお手伝いを」と呼び掛けた。
次回は来年1月14日(日)午前10時~正午。町体育文化会館で「本の読み聞かせの実際(技術講座)」を開く。講師は山田てるみさん。問い合わせは同町教育委員会生涯学習課(電話0735・52・4686)まで。
(2017年12月24日付紙面より)
キナンサイクリングチーム (最大目標をツール・ド・熊野個人総合に )
「那智瀧図」読み解く講演会 (那智勝浦町 )
熊野那智大社創建1700年・那智山青岸渡寺西国三十三所草創1300年を記念し熊野三山協議会は9日、那智勝浦町体育文化会館で歴史講座を開いた。奈良国立博物館学芸部工芸考古室長の清水健さんが国宝「那智瀧図」=東京都・根津美術館所蔵=に隠された宗教的な意味を解き明かした。
講演会は協議会理事で熊野那智大社の男成洋三宮司、那智山青岸渡寺の高木亮英副住職らも聴講。男成宮司は「記念の年の最後の行事となる。興味深い講演の開催がありがたい」とあいさつした。
「那智瀧図」は鎌倉時代(13世紀)の作で縦160・7㌢、横58・8㌢。滝をクローズアップし、写実的に一見、風景画のように那智の滝が描かれている。世界にも類がない、神秘性を感じさせる名画でフランスの作家で政治家のアンドレ・マルローが魅了されたというエピソードが知られている。熊野御幸をした亀山院(1249~1305年)が発願者となり、僧侶で仏教画を描いた絵仏師と呼ばれる画家、快智(かいち)の作とされている。
清水さんは図の細部をスクリーンで拡大しながら、そこに込められた意味を解き明かしていった。滝の上部に実際にはこの位置には見られない太陽か月の天体が描かれており、岩場には修験者が修行の際に残す札「碑伝(ひで)」があり、滝の岩肌には金色が使われている。天体は宗教的な意味があり、中世では聖なる空間を描く時は金色を使う。技法も特殊で、伝統的な大和絵の技法と中国から入った当時は最新の水墨画の技法も使われている。
清水さんは「この絵は、風景と信仰、神と仏、和と漢の世界で揺れ動く存在といえる」と語り、「平安京の人からは、熊野はかなたにある浄土で信仰心をくすぐられる場所だった。那智の滝に千手観音が現れると認識されていた。神仏習合の信仰と相まって滝のかなたに観音浄土が見えてくる」と解説。「風景を描いたように見えるが、ご神体を描いた一種の宮曼荼羅(まんだら)なのではないだろうか。中世日本の思想を端的に表す、シンプルだが多層的な絵である」と述べた。
(2017年12月12日付紙面より)
新宮紀宝道路に住民の会が会見 (紀宝町 )
新宮市と紀宝町をつなぐ国道42号新宮紀宝道路(2・4㌔)を巡り、同町鵜殿の住民グループ「新宮紀宝道路の路線変更を求める会」が6日、熊野市役所で会見を開き、ルートの変更を訴えた。
同道路は紀伊半島を一周する近畿自動車道紀勢線の一部で、同町神内から新宮市あけぼのを結ぶ。2013年に総事業費約210億円で年事業化された。途中、鵜殿地区の住宅密集地を通過するため、環境悪化などで反対する住民らは15年に会を発足させ、ルート変更の要望を続けている。
求める会は住民16人。会見にはうち7人が出席した。同会共同代表の佐藤守彦さん(81)は、ルート設定の経緯が明らかにされておらず「町長は平成26年7月にルートを国交省から知らされるまで知らなかったと言うが、25年4月22日に近畿地方整備局で開かれた会議に、国交省事業評価部会委員として出席している」と指摘し、不信感を訴えた。
町によると、買収予定用地は250筆。移転先となる町有地の宅地造成も進め、県を中心とした推進プロジェクトチームも今年4月に発足。買収交渉を続け、35筆(11月20日現在)が契約済みという。同整備局紀南河川国道事務所は23日(土・祝)、新宮市で起工式を開催するが、会では路線変更要望の継続を表明した。
(2017年12月12日付紙面より)
串本海中公園水族館でクリスマス企画
串本海中公園水族館で10日、クリスマスイベント「水中サンタの水槽お掃除」があり、水槽内に登場したサンタクロースが居合わせた入館者の注目を集めた。
同館Aゾーンにある串本の海大水槽の窓面のコケ落とし作業をサンタクロースの衣装を着て行う趣向。この日は正午から作業が始まり、衣装を着たスタッフが同水槽に入りアクリル板や軍手で窓面を掃除。入館者が気付いて近づくと作業を中断し、ジェスチャーでコミュニケーションし記念撮影に応えるなどした。
同館はこの日と17日(日)をイベント期日とし、併せて23日(土・祝)、24日(日)、25日(月)の3日間はイベント「水中サンタとじゃんけん大会」(正午から30分間実施、挑戦無料でサンタに勝てばプレゼントがもらえる)を事前告知している。時間はいずれも30分程度となっている。
イベントと並ぶ企画として定着している「クリスマス水槽」も、同ゾーントピックス水槽で9日から始まった。今年はギフトボックスやおもちゃ、貝とサンゴで作った雪だるまなどを装飾し、▽ソラスズメダイ▽オヤブッチャ▽ハタタテダイ▽ホウライヒメジ▽ネッタイフサカサゴ▽ニジギンポ―などの小魚類を飼育中。「串本の海のにぎやかなクリスマス」をコンセプトにして、25日まで展示する。
野村恵一館長は「これら趣向もすっかり恒例になり、かれこれ10年ほどになってくる。今年は大会中日が清掃日にあたるので、大会後に時間の許す限り水中サンタには掃除も行う。クリスマス企画の次はいよいよ、館内Bゾーンで企画展『アーケロンプロジェクト』を始める。実物大(全長全幅とも約4・5㍍)の木製彫刻に加え各種紹介パネルの準備も着々と進んでいる。来年1月1日(月・祝)から始まるので、皆さまにはぜひ期待してご覧いただきたい」と話した。
(2017年12月12日付紙面より)
田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で11日、「すす払い式」があった。3人の神職が長さ約5㍍の青竹を使って各殿にたまった1年間のほこりを落とし、新年に備えた。
1年間のけがれに「さってもらう」という意味で毎年、師走の初申の日に営んでいる神事。来年の五穀豊穣(ごこくほうじょう)も祈っている。
新年に向け、同大社では15日(金)に来年のえと「戌(いぬ)」の色紙謹製、27日(水)に「来年の一文字揮毫(きごう)」、31日(日)に「大晦大祓式(おおつごもりのおおはらいしき)」などを控えている。
井口繁明・権禰宜(ごんねぎ)は「これから年末年始に向け、いろいろと忙しくなってきますが、良い新年が迎えられるよう準備を進めていきたい」と話した。
(2017年12月12日付紙面より)
第11回新宮ジュニアレスリング大会
来年の大絵馬に掛け替え (速玉大社 )
新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で1日から迎春準備が始まり、拝殿の「酉(とり)」の大絵馬が来年のえと「戌(いぬ)」の大絵馬に掛け替えられた。
来年の大絵馬はヒノキ製で、大きさは縦1・5㍍、横2・1㍍。毅然(きぜん)とした白い父犬が、無邪気な子犬たちを守っている姿が描かれている。父犬の首には、同大社のご神木で平和の象徴であるナギの葉をあしらったしめ縄が巻かれている。
上野宮司が「子どもを守り、しっかりと育ててもらいたい」との願いを込め自ら描いた絵馬。子どもが巻き込まれる事件が数多く報道されていることを受け、「清い心を持って、愛と徳を子どもたちに授けてほしいと」いう思いを込め『浄心愛徳』の文字が書き添えられている。
神職たちによる掛け替え作業を見守った上野潤権宮司は「来年は戌年。犬のように、地に足を付け、我慢強く、ぶれずに一歩一歩進んで行ける年になることを願います」と話していた。
同大社はこの日、JR新宮駅に小絵馬(縦75㌢、横110㌢)を授与した。神事ではらい清めた後、上野権宮司が片山好司副駅長に手渡した。小絵馬には3匹の子犬を守る白い母犬が描かれている。
新宮駅改札付近の駅ホームには2日から、速玉、本宮、那智の熊野三山の小絵馬が並んでいる。
(2017年12月3日付紙面より)
宇久井ビジターセンター (那智勝浦町 )
那智勝浦町の吉野熊野国立公園宇久井ビジターセンターが1日、来館者数10万人を突破し、セレモニーを行った。
環境省が設置し、2006(平成18)年7月9日に開館。同町と共同で運営し、宇久井半島の動植物や地形・地質に関する情報発信、宇久井海と森の自然塾運営協議会(玉置之一会長)による体験メニューの提供などを行っている。
10万人目となったのは神戸市北区の河端英孝さん(67)。妻の洋子さん(64)と二人で来館した。入り口でくす玉を割り、記念の盾や地元の特産品などの記念品を贈呈された。盾は同塾が手作りし、記念品は同町、同センター、町観光協会、南紀くろしお商工会、河端さんが宿泊した南紀勝浦休暇村が用意した。
英孝さんは「ふらっと観光で訪れた場所で、こんな歓迎を受けるとは夢にも思っていませんでした」と喜びを表現。洋子さんは同センターについて、「リース作りが好きなので、自然教室で教えてもらえるのはとてもいいと思う」と話した。
同省熊野自然保護官事務所の首席保護官・刈部博文さん(39)は「この自然に魅力を感じてくださるお一人お一人のおかげです」と感謝のあいさつをし、職員や同塾の会員らが見守った。
(2017年12月3日付紙面より)
JR新宮駅前の花壇
新宮市徐福のJR新宮駅前花壇で1日から、イルミネーションの点灯が始まった=写真。点灯時間は午後5時から深夜0時まで、期間は来月中旬まで。
同花壇を管理するボランティア団体「はなはなきっさこ」(上廣正幸会長、会員7人)の会員らが約20日間かけて設置した。メリーゴーラウンドをイメージした飾りで、現在、花壇にはスイートアリッサムの花が咲いている。
上廣会長は「観光客やお正月に帰省する人たちを花とイルミネーションで歓迎するとともに市民の心の和みに少しでもお役に立てば」。
会員の向井美江さんは「新宮ロータリークラブさんの協力で、紀伊半島大水害の翌年2012年から毎年設置しています。一人でも多くの皆さまに見ていただきたい」と話していた。
(2017年12月3日付紙面より)
新宮JC杯中学新人サッカー大会
古座町体バド競技を懐かしむ会