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2022年11月25日
1 みんなに感動与えて
 新嘗祭とサッカー必勝祈願祭  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で23日、「新嘗祭(にいなめさい)」と、同日夜に2022サッカーワールドカップカタール大会で初戦を迎える日本代表チームの必勝祈願祭を営んだ。自然の恵みに感謝するとともに、日本代表選手らの健闘を願った。

 新嘗祭は古くから伝わる宮中儀式の一つで、天皇陛下がその年に取れた五穀を神々に供え、自身も食して収穫を感謝する祭り。神前に穀物などがささげられ、上野宮司が祝詞を奏上。巫女(みこ)たちが「浦安の舞」を奉納した。

 必勝祈願祭には、地元のサッカー愛好家や新宮サッカースポーツ少年団の子どもたちも参列した。

 なお、先月27日には、(公財)日本サッカー協会の田嶋幸三会長、反町康治技術委員長、宮本恒靖理事らが同大社を訪れ、チームの健闘を祈願。同協会では、日本サッカー協会のシンボルマークである「ヤタガラス(八咫烏)」と日本近代サッカーの始祖といわれる那智勝浦町名誉町民の中村覚之助の古里である熊野において、2002年ワールドカップ日韓大会から熊野三山一寺で必勝を祈願している。

 神事に参列した子どもたちは「今日の相手(ドイツ)はかなり強いけど全力で頑張ってほしい。ヤタガラスが見守ってくれると思います」と笑顔。

 上野宮司は「新嘗祭では全国からお供えいただいた新穀をお供えさせていただき、天恵に感謝しました」。

 ワールドカップに関して「スポーツを通して世界が一つになり感動を分け合うのは素晴らしいこと。世界平和を願う祭典に参加できる日本を誇らしく思う。ヤタガラスの力を頂き、けがのないように頑張って感動する試合を見せてほしい」と思いを語った。

 なお、同日に行われたドイツ戦において、日本代表はドイツ代表に2―1で勝利。27日(日)にコスタリカ、12月1日(木)にスペインと対戦する。

(2022年11月25日付紙面より)

みんなで日本代表の健闘を祈願=23日、新宮市の熊野速玉大社
新嘗祭では自然の恵みに感謝した
2022年11月25日
2 恵みに感謝し豊作願う
 熊野那智大社で新嘗祭・献穀講祭  

 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)は23日、「新嘗祭(にいなめさい)・献穀講祭(けんこくこうさい)」を営んだ。

 新嘗祭は古くから伝わる宮中儀式の一つで、天皇陛下がその年にとれた五穀を神々に供え、自身も食して収穫を感謝する祭り。

 同大社でも神前に新しい穀物などをささげ、農作物の恵みに感謝した。責任役員や町内の農家からなる献穀講員ら18人が参列し、五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。

 祭りでは男成宮司が祝詞を奏上し、正装した2人の巫女(みこ)が「浦安の舞」を奉納した。献穀講代表の大江清一さんらが玉串をささげた。

 大江さんは「近年は異常気象が続いており、農家にとっては不安がある。本日は来年の豊作を祈願するとともに、皆さまが安心して暮らせるように、新型コロナウイルス終息も祈りました」と話していた。

(2022年11月25日付紙面より)

来年の豊作や新型コロナウイルス終息などを祈願した=23日、那智勝浦町の熊野那智大社
巫女が浦安の舞を奉納した
2022年11月25日
3 新宮駅に絵馬を寄贈 月に祈るウサギを描く (熊野本宮大社)

 熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)は21日、新宮市徐福のJR新宮駅(坂本純一駅長)を訪れ、九鬼宮司が来年のえと「癸卯(みずのとう)」を描いた絵馬を寄贈した。坂本駅長は「毎年頂き、ありがたい」と感謝を述べた。

 新宮駅は毎年、熊野三山の各大社から絵馬の寄贈を受け、ホームに飾っている。来年の「癸卯」の絵馬を届けたのは熊野本宮大社が一番早かった。新宮駅に届けた絵馬は五角形となっており、大きさは周囲の木枠を除いた画面の最大部で横が103㌢、縦が80㌢となっている。

 熊野本宮大社は新宮駅のほか、いずれもJRで紀伊田辺駅、白浜駅、周参見駅などにも絵馬を寄贈している。各駅のある市町のイメージで背景の色を変えており、新宮駅は「海・山・川」などの自然をイメージした緑だった。月を仰いで祈るウサギが描かれ、「祈」「安全」「平和」「コロナ終息」などの文字も揮毫されている。

 九鬼宮司は「串本町でロケットの打ち上げが予定されていることから、月は宇宙と熊野がつながるイメージで描いた。新宮駅に来られる方の安全、新型コロナの終息、世界の平和などをウサギが祈っているイメージ。来られる方を笑顔でお迎えし、熊野の良さを発信していただければ。絵馬が熊野三山をイメージされるきっかけになり、それぞれに足を運んでいただければ幸い」と語った。

 坂本駅長は「このような素晴らしい絵馬を頂き、ありがたい。新宮駅を訪れる人に見ていただき、当地方を回っていただいて、これまでコロナ禍で辛抱してきたところもあると思うので、今後は皆さんが飛躍していただけるような年になればと思う。絵馬を見て、熊野三山や熊野古道に足を運んでいただければ」と述べた。

(2022年11月25日付紙面より)

坂本純一駅長(左)に絵馬を寄贈する九鬼家隆宮司=21日、新宮市徐福のJR新宮駅
2022年11月25日
4 大輪が夜空と水面彩る
 多くの来場者が花火楽しむ  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は22日夜、同町の勝浦湾・渡の島で「海の章」と題し、関西初となる新色「エメラルドグリーン」の花火を打ち上げ、同町の秋の夜空に大輪を咲かせた。合計2000発が打ち上げられ、多くの見物人から拍手や歓声が上がった。

 3年連続で中止となった那智勝浦町花火大会に代わるイベントとして町独自で計画。花火大会の実施を望む町民の声を受け、コロナ禍で疲弊する町を元気づけるとともに、町の活性化につなげることが目的だという。

 イベントでは15分間の花火を2度に分けて披露するもので、初回の13日には「山の章」と題し、紅葉と那智の滝しぶきの競演を表現した花火が打ち上げられた。

 2回目は20日に実施予定だったが、天候不良でこの日に延期となった。町職員らは見物場所付近に待機し、来場者の安全確認や交通誘導に努めていた。

 午後8時、美しい光の大輪が夜空と勝浦湾の水面(みなも)を彩った。その光景を見物したり、写真や動画に収めようとする来場者の姿が多く見られた。終了の際は大きな拍手が送られた。

 この日、家族と共に見物に訪れていた同町湯川に住む清水弘治さんは「間近で見ることができ、迫力があった。とてもきれいだった。温泉街で花火が3年間ないのは寂しい。少しずつでも、コロナ禍以前の日常に戻ってくれればうれしい」と話していた。

(2022年11月25日付紙面より)

大輪が町の夜空と勝浦湾の水面を彩った=22日夜、那智勝浦町の渡の島
2022年11月25日
5 1位に杉本光朗さん  写連新宮支部11月例会  
2022年11月25日
6 友好関係の深化図る  室根・熊野交流の会が訪問  (新宮市 )
2022年11月25日
7 マイナンバーや学校統合など議論  各課が所管事務を報告  (新宮市議会教育民生委 )
2022年11月25日
8 163点の力作展示  県美術展覧会、ジュニア美術展覧会  (新宮市 )
2022年11月25日
9 熊野・自然との共生  「丹鶴ホール」で熊野学パネル展  (新宮市 )
2022年11月25日
10 税を理解し支え合う心を  山﨑千晴さんが租税教育推進協議会会長賞受賞  (三輪崎小 )
2022年11月25日
11 演奏やダンスで表現  成川小で音楽発表会  (紀宝町 )
2022年11月25日
12 詳細な計画ルート示す  「紀宝熊野道路」説明会で  (国交省 )
2022年11月25日
13 厳かに神事執り行う  烏止野神社、神内神社で例大祭  (紀宝町 )
2022年11月25日
14 管内流域へ4万粒分散放流  七川漁協アマゴ発眼卵  (古座川町 )
2022年11月25日
15 税の習字入賞4人を表彰  会長みずから橋杭小訪ね  (新東租税教育推進協 )
2022年11月25日
16 児童生徒ら表現の魅力体験  明神中体育館でアートWS  (WACSS )
2022年11月25日
17 秋はお芋づくしだね!  太地こども園で焼き芋  (太地町 )
2022年11月25日
18 親子ドッジボール楽しむ  神倉小3年生学年行事  (新宮市 )
2022年11月25日
19 今度は自分が読み聞かせ 下里中で練習スタート (那智勝浦町)
2022年11月25日
20 お悔やみ情報
  
2022年11月12日
21 川端咲月さんが特別審査員賞
 第10回ジュニア料理選手権  (太地中学校 )

 太地町立太地中学校の川端咲月さん(3年)が考案した「超梅ぇ~‼梅タルタルソースのマグロカツのバーガー」が、第10回ジュニア料理選手権のオリジナルレシピ部門中学生の部で、全国1万6721件の応募の中から特別審査員賞に輝いた。

 「がんばる人のチカラになるごはん」をテーマとするコンテストで、株式会社オレンジページと味の素株式会社が主催。健康やフードロス削減など、料理を作る際の工夫や思いも審査対象になる。

 「テーマを見た時、いつも仕事を頑張る母の顔が浮かんだ」という川端さん。考案したバーガーは、ニンジンとカボチャを練り込んだ優しい甘さのバンズに、厚切りのマグロカツと特製の梅タルタルソース、アボカドやトマトなどの野菜を挟んだもの。タンパク質やミネラルが豊富な地元の食材を使い、栄養・ボリューム満点ながらさっぱりと食べられるよう工夫した。

 一番こだわったのは梅タルタルソースで、紀州南高梅を使用し、大葉や風味調味料を加えることで、どんな揚げ物にも合う逸品に仕上げたという。

 オンラインで開催された「最終審査会&表彰式」では、料理研究家の藤野嘉子さんが「誰の心も胃袋もわしづかみするバーガー。一つずつの食材が完成されているからこそ、すごくおいしいものになる。道の駅などで商品化したら絶対売れる」と絶賛した。

 川端さんは受賞を受け「初めての『私の味』を作ることができてとてもうれしかった。母からは『好きな食材がたくさん入っていて、食べたら力が出る』と言ってもらえた。これからも料理を通じて自分の可能性を広げたい」と話していた。

 川端さんの料理は、来年1月2日号の「オレンジページ」誌面とウェブサイト「オレンジページnet」で掲載される予定だ。

(2022年11月12日付紙面より)

最終審査会に参加した川端咲月さん=太地町立太地中学校

2022年11月12日
22 私の地元応援募金を寄付
 包括連携協定結ぶ串本町へ  (明治安田生命 )

 明治安田生命保険相互会社和歌山支社(松尾洋支社長)が10日、串本町へ「私の地元応援募金」を寄付した。

 この募金は、同社が地域貢献事業「地元の元気プロジェクト」の一環で社内実施。全国の支社や営業所などが提案する自治体や団体を対象にし社員が居住や出身などゆかりがある地域を指定し募金する流れで集めていて、寄付するに当たっては社員の思いに応えて会社も拠出を上乗せしている。

 同社和歌山支社と同町は昨年8月に包括連携協定を締結。以降、同社の地域貢献事業「みんなの健活プロジェクト」の一環で健康診断など同町の健康増進関係行事に野菜摂取量や血管年齢の測定機会を届けて支援をしている。喫緊では3日に道の駅くしもと橋杭岩で町産業課と協働し健康増進イベントも実施。町内外から176人(うち町民90人)の利用を集めたところでもある。

 寄付に当たって同支社市場開発担当の西棟真由美課長と新宮営業所の小堂和彦所長が田嶋勝正町長に面会。小堂所長から寄付目録、田嶋町長は同支社宛ての感謝状を贈り合い、それぞれに寄付の成立を喜んだ。

 小堂所長によると、この寄付に使途の指定はなく同町に活用を一任するそう。続く懇談で小堂所長は喫緊の健康増進イベントや締結以降の連携状況を振り返って報告し、西棟課長は来年2月18日(土)に和歌山城下で開く方向で調整しているウオーキングイベント会場への出店参加を提案。田嶋町長はロケット「カイロス」初号機打ち上げ予定に近いタイミングとなる点で意欲を示し、ボトルドウオーター「串本の水」など関係商材を携えてぜひ参加したいと申し出るなどした。

(2022年11月12日付紙面より)

寄付目録と感謝状を贈り交わした小堂和彦所長(右)と田嶋勝正町長=10日、串本町役場本庁舎
今後の新規連携を提案する西棟真由美課長(右)ら
2022年11月12日
23 特殊詐欺被害、未然に防止
 増田さんに署長感謝状  (紀宝警察署 )

 特殊詐欺被害を未然に防止したとして、紀宝警察署の福田利章署長は10日、ローソン紀宝町飯盛店の店員、増田彩乃さん(30)に署長感謝状を贈った。

 増田さんは7日午後2時ごろ、来店した70代男性が3万円分の電子マネーカードを購入しようとした際、高額であることや不慣れな様子に気付き「お孫さんにですか?」などと声をかけた。男性が「パソコン修理のため」と言ったため、詐欺を疑い「警察に相談した方がいいですよ」と伝え、紀宝署に連絡した。

 男性のパソコン画面に同日昼ごろ「ウイルスに感染した。サポートセンターに電話を」と表示されたため、指定の番号に電話をかけたところ、外国人風の男から「3万円で3年間保障する。グーグルプレイカードで支払いを」と指示があった。その後、同店を訪れ、電子マネーを購入しようとした。

 贈呈式は署長室で行われ、感謝状を手渡した福田署長は「ぎりぎりのところで止めていただきありがたい」と感謝した。増田さんは「3万円で高額だったため、目的を聞いたところおかしいと思った。詐欺に遭う前に止めることができてよかった」と話していた。

 同店では2例目の感謝状で、河本尚志店長は「高額の電子マネーを購入される高齢者の方には声かけするなどして気を付けている」と語った。

 同署管内では今年に入り、今回同様、電子マネーを悪用した特殊詐欺が2件発生しており「コンビニで電子マネーを買って、カード番号で支払って」という詐欺に注意するよう呼びかけている。

(2022年11月12日付紙面より)

署長感謝状を受け取った増田彩乃さん=10日、紀宝警察署
2022年11月12日
24 交通安全優良学校に
 活動評価され感謝状  (新翔高校 )

 新宮市佐野の和歌山県立新翔高校(藤田勝範校長)は、和歌山県警察と県交通安全協会による交通安全優良学校に選ばれ、9日に感謝状の贈呈を受けた。生徒が新宮署から委嘱を受けて行う「自転車マナーアップ推進リーダー」の活動が評価された。藤田校長は「これを励みに今後も取り組みたい」と話した。

 新翔高校では2015年度より、同活動を実施。委嘱を受けたリーダーが他の生徒に、自転車の交通ルールを守るよう呼びかけるほか、警察や地域団体と共に、交通安全の街頭啓発を行ったりしている。これらの活動が評価され、初めて優良学校に選ばれた。学校で選ばれたのは新翔高校と、岩出市の根来小学校の2校のみだった。表彰式は和歌山市で行われた。

 藤田校長は「高校生が頑張ってくれるので頼もしい。活動を通して、地域の方々も生徒ら自身も交通安全の意識を高め、結果として自分の命もみんなの命も大事にすることにつながっていると思う。活動で周囲を引っ張ってくれるのが、うれしく頼もしい」と語った。

 なお、今回の感謝状の贈呈は、県警本部と県交通安全協会の「交通安全功労者・優良運転者等表彰」の一つとして行われた。両者は、交通安全に功労のあった個人・団体を毎年、表彰している。

(2022年11月12日付紙面より)

感謝状を持つ藤田勝範校長=10日、新宮市佐野の和歌山県立新翔高校
2022年11月12日
25 漁野さん(男性)、新家さん(女性)が優勝
 那智勝浦町総体グラウンドゴルフ大会  ( )
2022年11月12日
26 さらなる高みを目指し
 JUNTOSが関西大会へ  (県クラブユースサッカー選手権秋季大会 )
2022年11月12日
27 自分だけの「書」に挑戦  太田小学校で己書体験  (那智勝浦町 )
2022年11月12日
28 健全育成に協力願う  知事メッセージを伝達  (那智勝浦町 )
2022年11月12日
29 新宮城「魅力は石垣にあり」  「教育講演会」で小渕伸二さん  (和歌山県教友会 )
2022年11月12日
30 8事業所で職場体験  宇久井中学校2年生  (那智勝浦町 )
2022年11月12日
31 税金の役割や大切さ学ぶ  神倉小で租税教室  (新宮市 )
2022年11月12日
32 和歌山県の移民の歴史  巡回パネル展、新宮市でスタート  
2022年11月12日
33 町民Gで向上に打ち込む  ジュニア駅伝選手候補ら  (串本町 )
2022年11月12日
34 町立5校で音楽の良さ共有  3年ぶりに町内連合音楽会  (古座川町 )
2022年11月12日
35 「伝えたい思いが大切」  聴覚障害や手話学ぶ  (相野谷小 )
2022年11月12日
36 3年ぶりに寿野球大会  4県から24チーム集結  (熊野市 )
2022年11月12日
37 地域で子育て助け合おう  ファミサポ講習会で学ぶ  (紀宝町 )
2022年11月12日
38 秋晴れの下、収穫祝う  じゃばらの里の収穫祭2022  (北山村 )
2022年11月12日
39 お悔やみ情報
  
2022年11月08日
40 緑化を終え、利用開始
 木戸浦グラウンド  (那智勝浦町 )

 5月末から緑化事業を行っていた那智勝浦町の木戸浦グラウンド。芝生の養生期間を経て1日から、利用が再開した。6日には地元スポーツ少年団のサッカーチームが真新しい芝生の上で練習に励む姿が見られた。

 芝生化は町が進める体育文化会館周辺の公園化事業の一環で、町内外から人々が集える憩いの場とすることが目的。同会館や周辺には津波避難タワーが完成し、安全性向上にもつながっている。

 工事はグラウンド内15カ所にスプリンクラーを設置。バックネットから45㍍周辺は土のグラウンドとして残し、約1万800平方㍍の芝生化を行った。

 7月18日にはグラウンドを利用する各団体や関係者など約100人が参加し、芝生の植え付けに取り組んだ。その際は各団体からは「緑が一面に広がることを夢見ている」「芝生化で、グラウンドが今までと違う印象になるのが楽しみ」などの声が上がっていた。

 町によると、今後は同会館横の枯山水部分に遊具などを設置し、ゲートボール場側をスケートボードなどが行える環境とする計画も視野に入れているという。

 堀順一郎町長は「緑化事業のため、7月からグラウンドが利用できない状況にあり、町民の皆さまにはご迷惑をおかけした。新しい芝生を、多くの皆さまにご利用いただけたら幸いです」と話していた。

(2022年11月8日付紙面より)

緑化を終え、利用が再開された=6日、那智勝浦町の木戸浦グラウンド
関係者が集まり芝生を植え付ける様子=今年7月撮影
2022年11月08日
41 3年ぶり、150人が快走
 第15回那智勝浦町熊野古道ヒルクライム  

 NPO法人「SPORTS PRODUCE熊野」(角口賀敏理事長/株式会社キナン会長)は6日、3年ぶりに「那智勝浦町熊野古道ヒルクライム」を同町内で開催した。約150人が快走し、標高差567㍍の激しいコースで競い合った。

 催しは例年、当地方での自転車レースの周知や普及などを目的に行われていたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から2019年を最後に中止となっていた。

 大門坂駐車場から妙法山阿弥陀寺前までの9・5㌔を舞台に実施。▽小学生▽男子中学生以上▽同20歳代▽同30歳代▽同40歳代▽同50歳代▽同60歳代▽女子―の各種目で開かれた。

 新宮市を拠点に活動する「キナンレーシングチーム」のトマ・ルバ選手、新城雄大選手、山本大喜選手、花田聖誠選手、小出樹選手の5人がゲストライダーとして参加した。

 第15回を迎えた開会式では、大会長の堀順一郎町長が「例年に比べて短い距離ということもあり、短期決戦になるとは思います。けがなく、レースを楽しんでもらいたい。その後は、時間があれば温泉や食事など、那智勝浦を満喫していただきたい」とあいさつ。

 角口理事長は多くの参加に感謝し「自転車レースを通じて、さらなる普及と活動に努めていきますので応援よろしくお願いします」と語った。

 参加者は同駐車場前で集まると、堀町長の合図とともにスタート。神々が宿るとされている熊野古道沿いの公道で、何度も繰り返されるアップダウンを攻略しながら懸命に駆け上がった。

(2022年11月8日付紙面より)

懸命に坂を駆け上がる参加者=6日、那智勝浦町
レース前には開会式が行われた
2022年11月08日
42 道の駅で2行事にぎわう
 健康イベント・消防フェア  (串本町 )

 串本町くじ野川にある道の駅くしもと橋杭岩で3日、イベント「健康増進イベント」「消防フェア」があり、旅客や住民の利用でにぎわいを見せた。

 「健康増進イベント」は町産業課が明治安田生命保険相互会社の包括連携協定に基づく協賛を得て実施した企画。同社は地域貢献事業の一つ「みんなの健活プロジェクト」の一環で野菜摂取レベルや血管年齢をチェックする機会を提供し、同課は同社の啓発物資にボトルドウオーター「串本の水」2本を添えて利用者に配ったり誘い水にして利用を促したりして後押しした。

 同協定は昨年8月に町―同社間で締結。このイベントの実施は昨年11月に続いて2回目で、社員の一人として参加した同社新宮営業所の小堂和彦所長は「健康推進はもちろん、大勢の皆さまと接するこの機に地域のいいところも伝えて串本にリピートしてもらえるような貢献もできれば」と話し、応対に励んでいた。

 「消防フェア」は同駅の指定管理者が町消防本部に協力を求めたのがきっかけで始まった企画で、おととし、昨年と社会情勢により中止したため3年ぶりの実施。同本部は防火・防災意識を促す目的で▽消防車・救急車の展示〈撮影可〉▽消防車による放水体験▽訓練用水消火器による取り扱い体験▽住宅用火災報知器の紹介▽県の地震体験車「ごりょう君」による揺れの体験―といった各コーナーを設け、同駅は場の提供に加えロケットサイダーなどの進呈品を準備して往来する人々の利用を促した。

 町のマスコットキャラクター「まぐトル」も時折登場して子どもやその家族らの興味を引き、利用を後押し。その様子を見守った寺島正彦消防長は「このような形で(守るべき)地域の皆さまと接するのは久しぶりで、気持ちにいっそうの熱が入るような気分。これから寒く、乾燥する時季に差しかかる。地域の皆さまには防火・防災意識、そして新型コロナやインフルなど感染症予防の意識を高めていただければ」と願うところを語った。

(2022年11月8日付紙面より)

イベント「健康増進イベント」チェックコーナーの様子=3日、道の駅くしもと橋杭岩
イベント「消防フェア」会場
放水体験の様子
2022年11月08日
43 自然の恵みに感謝
 「じゃばらの里の収穫祭」盛況  (北山村 )

 北山村青年会(中康行会長)主催の「じゃばらの里の収穫祭2022」が5日、同村下尾井のおくとろ公園で開催された。秋晴れの空の下、村内外から大勢の家族連れらが来場。ステージイベントやグルメ、買い物などを満喫した。

 同村の特産品であるじゃばらの収穫を祝って開催する恒例のイベント。昨年は「紀の国わかやま文化祭2021」の地域文化発信事業として実施されており、従来の形での開催は実に3年ぶりとなった。新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、会場ではステージ前の座席配置に当たって間隔を空けるなどの対策を講じ、来場者らにマスク着用や手指消毒への協力を呼びかけた。

 総勢70人以上がエントリーした恒例企画の大縄跳び「飛び地でジャンプ」では「国土交通省チーム」が77回を記録し見事優勝。ステージは「○×クイズ」や同村のヒーロー「じゃばライダー」のショー、抽選会などで盛り上がりを見せたほか、HanaHanaフラのメンバーがフラダンスで会場に花を添えた。

 会場内にはじゃばら製品や唐揚げ、フルーツサンド、焼き菓子、フリーマーケットなどの販売コーナーや体験コーナーなども設けられ、400食限定の「じゃばらバーガー」、500食限定の「無料しし鍋配布」には多くの人が行列を作った。

 中会長は「天候に恵まれ、多くの人に来場いただいた。3年ぶりの開催となったが、コロナ禍前よりも盛況に感じられてありがたい。今年の開催を機に来年、再来年へとつなげていきたい」と話していた。

(2022年11月8日付紙面より)

抗アレルギー成分「ナリルチン」でカフンアーク(花粉悪)を撃退するじゃばライダー=5日、北山村のおくとろ公園
2022年11月08日
44 パンジーとハボタンに衣替え  生き活き協のグループが作業  (紀宝町 )
2022年11月08日
45 中学生が一流のプレー学ぶ  パナソニック津アドバンス招き  (バレーボール )
2022年11月08日
46 「地球はオーケストラ」  写真家・寺沢さん迎えて講演会  (紀宝町立図書館 )
2022年11月08日
47 近大新宮決勝進出ならず  全国高校サッカー和歌山大会  
2022年11月08日
48 森浦大輔投手が代表初登板  野球「侍ジャパン」強化試合  (新宮市出身 )
2022年11月08日
49 外国人の姿ちらほら  各所で旅行者数が増加  (那智勝浦町 )
2022年11月08日
50 無鑑査賞など表彰  第17回新宮市展最終日に  
2022年11月08日
51 植樹に向けクマノザクラ学ぶ  太田の郷で勝木さんが講演  (那智勝浦町 )
2022年11月08日
52 不思議な海の生物に親しむ  秋の磯遊びに親子5人  (那智勝浦町 )
2022年11月08日
53 感謝を込め手を合わせる 淡交会南紀支部が茶筅供養 (新宮市)
2022年11月08日
54 これから、冬の装い  タウンガーデンで花の植え替え  (新宮市 )
2022年11月08日
55 観光名所や瀞峡を巡る サイクリングと川舟ツアー (新宮市)
2022年11月08日
56 かつてのにぎわいをアゲイン  広角地区で運動会  (新宮市 )
2022年11月08日
57 3日間計で3100人が見物  橋杭岩ライトアップ実施  (串本町 )
2022年11月08日
58 新調まもない獅子舞を奉納  古田・地主神社の例祭で  (串本町 )
2022年11月08日
59 お悔やみ情報