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2021年12月18日
1 連携図り有事に対応
 緊急災害応急対策業務協定を締結  (近畿地方整備局 )

 紀伊山系砂防事務所(山本悟司所長)は16日、那智勝浦町市野々の大規模土砂災害対策技術センター(県土砂災害啓発センター)で、(一社)県建設業協会紀南建設業協同組合(泉巌理事長)、(一社)県建設業協会新宮地方建設業協同組合(海邊俊行理事長)、(一社)県測量設計業協会(鈴木啓司会長)とそれぞれ「紀伊山系砂防事務所緊急災害応急対策業務協定」を締結。協定書に調印し、災害時のさらなる連携強化を誓った。

 2011年の紀伊半島大水害から10年。国土交通省近畿地方整備局は、那智川で同時多発的に発生した土石流による甚大な被害を受け、大規模斜面崩壊や河道閉塞箇所の決壊による二次災害の恐れのある箇所に対し、緊急的に砂防事業を実施し安全を確保することを目的に12年4月、「紀伊山地砂防事務所」を設置した。

 17年より近畿地方整備局は「紀伊山系直轄砂防事業」に新規着手。それに伴い、紀伊山地砂防事務所は廃止。紀伊山系直轄砂防事業と木津川水系直轄砂防事業を担当する「紀伊山系砂防事務所」が新たに設置された。

 このたびの協定は、地震・津波・風水害などの異常な自然現象および予期できない災害などが発生した際、同事務所が管理している施設などに発生した災害の緊急的な応急対策調査や対策への協力を求めるもので、締結により一層の災害対応への迅速化が期待される。

 協定締結に当たり山本所長は、いつ発生するか予測できない災害や震災に対して危機感を示しつつ「より一層緊密に連携し、地域の住民の安全を守るために災害への備えをしっかりしていきたい」とあいさつ。

 鈴木会長は「私たちにとって10年前の水害は忘れることができない。県を守るという強い思いを持って力を合わせて迅速に協力することを約束したい」。海邊理事長は「10年前の大水害時には組合業者らが協力し合った。そのノウハウや経験がある。皆さんと連携しながら進めていきたい」。

 泉理事長は「微力ではあるが連絡を密に取り、皆さんの命と財産を守るために迅速に対応させていただきたい」とそれぞれ思いを語った。

(2021年12月18日付紙面より)

協定書を手に(左から)海邊俊行理事長、鈴木啓司会長、山本悟司所長、泉巌理事長=16日、那智勝浦町市野々(一時的にマスクを外して撮影)
協定書に調印した
2021年12月18日
2 ウミガメから環境考える
 海中公園と共催で特別展  (南紀熊野ジオパークセンター )

 串本町潮岬にある南紀熊野ジオパークセンターで14日、特別パネル展「ウミガメから海洋環境を考えよう」が始まった。

 このパネル展は、串本海中公園センターと施設間連携を図る中から持ち上がった共催企画。同センターからテーマに関係する解説パネル9枚を借り、1階に並べている。

 同パネルの内容は▽ウミガメの起源と系統▽絶滅の危機が迫るウミガメ類▽アカウミガメの大回遊▽串本海中公園でのウミガメの繁殖▽繁殖ウミガメの野生復帰への取り組み▽アーケロンについて▽アーケロンのいた時代▽アーケロンとアンモナイトの関係など▽アーケロンと同じ時代を生きた日本のウミガメ・メソダーモケリス。

 この展示を担当する南紀熊野ジオパークセンターの本郷宙軌研究員は、砂浜を産卵場所とするウミガメの話題を通して身近な海洋環境を保全する重要性を伝える支援ができればとコメント。常駐する南紀熊野ジオパークガイドの会の会員も見せ方に協力し、丸石でカメをかたどり飾る趣向を交えるなどして来館者の特別パネル展鑑賞を促している。

 実施期間は26日(日)まで。同センターは入館無料で、午前9時~午後5時に随時鑑賞できる。問い合わせは南紀熊野ジオパークセンター(電話0735・67・7100)まで。

(2021年12月18日付紙面より)

特別パネル展の内容を確かめる本郷宙軌研究員=14日、南紀熊野ジオパークセンター
2021年12月18日
3 イルミの前で華麗に舞い
 紀州舞踊隊がソーラン踊り  (紀宝町 )

 紀州舞踊隊(きしゅうおどりたい)(廣畑勝也代表)は12日夜、紀宝町大里のふるさと資料館で開催中の「光の祭典in紀宝」の会場でソーラン踊りを披露した。光り輝くイルミネーションをバックに6曲を踊り、来場者も手拍子で盛り上げるなど一緒に楽しんだ。

 世代間、地域間交流を目指し、25年ほど前に誕生した紀州舞踊隊。現在は、熊野市~新宮市間の5歳から70代まで約30人が所属し、週に1回、練習に励んでいる。

 これまで、老人福祉施設への慰問やキラフェス、紀宝みなとフェスティバル、新宮秋まつりなどで踊ってきたが、新型コロナウイルスの影響で約2年間、発表の場がなく、活動の休止、再開を繰り返してきた。

 1カ月前にようやく練習を再開し、今回は「みんな元気に踊ってますよ」とのメッセージを発信しようと企画。メンバーは「海彩わっしょい」「ヨッチョレ」「ハレヤ節」「南中ソーラン」などを華麗に舞い、アンコールにも応えた。

 毎週水曜日午後7時30分から、紀宝町神内福祉センターで練習しており、廣畑代表は「随時、メンバーを募集しています。興味のある方は見学にお越しください」と呼び掛けている。

(2021年12月18日付紙面より)

ソーラン踊りを披露する紀州舞踊隊=12日、紀宝町大里
2021年12月18日
4 若者を積極的に採用育成  美熊野福祉会にユースエール認定  (和歌山労働局 )
2021年12月18日
5 献血奉仕や会社見学会  第一生命が丹鶴ホールで  (新宮市 )
2021年12月18日
6 カレンダーや出馬意向問う  那智勝浦町議会一般質問㊦  
2021年12月18日
7 一般会計補正予算など可決  12月定例会で11議案審議  (太地町議会 )
2021年12月18日
8 ツリー飾って気持ち高める  児童館行事「クリスマス会」  (古座川町 )
2021年12月18日
9 式典など営んで信仰注ぐ  妙見神社有志発起で例祭  (古座川町 )
2021年12月18日
10 第4回定例会一般質問①  串本町議会  
2021年12月18日
11 地震時の危険箇所を確認  5年生が防災学習  (神内小 )
2021年12月18日
12 モダンなしめ縄作り  子育てサロンで楽しむ  (紀宝町 )
2021年12月18日
13 レクダンス鑑賞楽しむ  子安サロンで住民ら交流  (紀宝町 )
2021年12月18日
14 鮒田水管橋、早急に調査  紀宝町議会一般質問(終)  
2021年12月18日
15 接客通じ社会性広げる  高等部が作業学習校外販売活動  (みくまの支援学校 )
2021年12月12日
16 おいしいまりひめ味わって
 需要期に向け目慣らし会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町苺(いちご)生産組合(桒野稔近(くわの・としちか)組合長)は、クリスマスや年末年始の需要期出荷に向け10日、同町南大居のJAみくまの太田営農センターで、和歌山県オリジナル品種のイチゴ「まりひめ」の目慣らし会を開いた。イチゴ生産農家や、みくまの農業協同組合らが参加し、イチゴの品質などについて意見を出し合った。

 「まりひめ」は東牟婁地方を代表する特産品で、那智勝浦町の太田地区が主要産地。果実は大きめ、甘味が強く酸味もほどよい。例年12月初旬から翌年の5月ごろにかけて出荷。公設市場を通して近隣のスーパーなどで販売される。昨年は4パック入り約1万4000ケースが出荷された。

 目慣らし会はケース詰め基準の統一と等級の確認を目的に、イチゴの出荷が本格化し始める時季に開催している。

 桒野組合長は、同センターに届いた163ケースのイチゴを前に「昨年より1週間早めの開催。クリスマスや年末年始に向け、皆さまでイチゴを見ていただきたい。自分のイチゴに自信を持って販売につなげてください」と参加者らに呼び掛けた。

 組合によると、長雨はあったが、今年は台風が少なかったため、イチゴの出来も良いという。出荷数も昨年を上回るはずと期待を膨らませていた。

 桒野組合長は「コロナ禍の影響も特になく、まりひめは好評をいただいている。半年の間、おいしいイチゴを味わっていただけたら」と語った。

 同組合は1971(昭和46)年に結成され、設立50年を迎えた。現在、生産農家は9世帯16人おり、新規就農者も増えたという。

 昨年には産業の振興や発展、農山漁村の活性化に貢献したとして、令和2年度「和歌山県農林水産業賞」(農業部門)を受賞している。

(2021年12月12日付紙面より)

目慣らし会が開かれた=10日、那智勝浦町のJAみくまの太田営農センター
好評を博しているまりひめ
2021年12月12日
17 2415人の署名提出
 医療センター分娩継続求め  (新宮市 )

 那智勝浦町在住の小阪三喜子さんと塩﨑いつ子さんは10日、新宮市役所を訪れ、市立医療センター開設者である田岡実千年市長に同医療センター産婦人科の分娩(ぶんべん)継続を要望する第1次署名2415人分を提出した。

 常勤医師1人の退職決定に伴い、来年3月以降の分娩予約休止を発表している同医療センター。新宮・東牟婁エリアの中核病院として、年間約300件の分娩を行ってきた。

 このたびの署名活動は小阪さんと津本芳光さんが呼び掛け人となり実施。「医療センターでの分娩ができなくなると、この地域では安心して出産できないという不安が生まれ、地域の衰退に拍車を掛けることにもなってしまう。安心して子どもを産み、育てることができる環境を守るために、産婦人科の分娩継続を」との切実な訴えに、那智勝浦町を中心とした新宮・東牟婁地域2415人が署名した。なお現在も署名活動は継続しているという。

 田岡市長に署名を手渡した小阪さんと塩﨑さんは「分娩ができないと里帰り出産もできない。若い人の人口増加につながらない」と危惧。田岡市長は尽力に感謝を示し「多くの住民の思いが詰まった署名を、大変心強く思う」と述べた。

 市によると、今月中に田岡市長、堀順一郎那智勝浦町長、市議会議員らが地元選出国会議員らと共に厚生労働省などに赴き、要望活動を展開する予定としている。

(2021年12月12日付紙面より)

2415人分の思いを届けた。(左から)塩﨑いつ子さん、田岡実千年市長、小阪三喜子さん=10日、新宮市役所
2021年12月12日
18 1年ぶりに活気戻る
 紀の宝みなと市9周年記念市  (紀宝町 )

 「紀の宝みなと市9周年記念市」が11日、紀宝町鵜殿の鵜殿港で開催された。毎月第2土曜日に開催してきた「みなと市」だが、新型コロナウイルスの影響で昨年12月以降中止となっていたため、1年ぶりに活気が戻った。

 みなと市は紀宝バイパス開通を集客の契機と捉え、2012年12月に初開催。毎年12月に周年祭を催し、例年、800人ほどが訪れている。

 今年は新型コロナ対策として来場者にマスク着用を求めた。会場には鮮魚や米、野菜、果物、手作り雑貨など25の店が並び、お目当ての品を買い求める人が多数訪れた。

 釣り堀は子どもたちでにぎわい、家電製品や町商工会共通商品券などが当たるガラポン抽選会も盛り上がりを見せた。

 実行委員会の田尾友児委員長は「1年ぶりに開催できてよかった。出店者の皆さんも張り切って品物を出してくれた。来月から毎月1回開く予定なので、多くの人に来ていただきたい」と話していた。

 次回のみなと市は来年1月8日(土)午前9時から開催する予定だという。

(2021年12月12日付紙面より)

多くの人が来場した紀の宝みなと市9周年記念市=11日
2021年12月12日
19 優勝は深瀬美智代さん
 新宮グラウンドゴルフ同好会  
2021年12月12日
20 白熱した試合繰り広げる
 くまのスポフェス・テニス大会  
2021年12月12日
21 県内6チームが熱戦展開
 第14回新宮ジュニアレスリング大会  
2021年12月12日
22 糖尿病予防について学ぶ  三輪崎会館で栄養講習会  (新宮市 )
2021年12月12日
23 成績優秀者を表彰 全国そろばんコンクール (新宮商工会議所)
2021年12月12日
24 手作り紙芝居に笑顔  なちかつ古道を守る会  (那智勝浦町 )
2021年12月12日
25 子どもたちにリースの贈り物  有志ら4人が飾り作り  (新宮市 )
2021年12月12日
26 心豊かな子どもを育てたい  図書館設立までの軌跡を講演  (御浜町 )
2021年12月12日
27 冬のボーナス支給  平均で市職員71万円、議員83万円  (新宮市 )
2021年12月12日
28 184点の力作展示  県美術展覧会、ジュニア美術展覧会  (新宮市 )
2021年12月08日
29 ふるさとをもっと好きに
 特選児童にカレンダー贈る  (那智勝浦RC )

 那智勝浦ロータリークラブ(那智勝浦RC)はこのほど、第17回ふるさと自慢写真コンクールの入賞作品を集めたカレンダーを製作した。同クラブの後誠介会長と松下裕次郎幹事が1日に那智勝浦町立勝浦小学校、6日に市野々小学校を訪れ、特選作品に選ばれた児童3人に完成したカレンダーを手渡した。

 同コンクールは南紀くろしお商工会(森川起安会長)が主催。那智勝浦町と太地町の小・中学生を対象に写真を募集し、ふるさとの良さを再認識してもらう機会としている。カレンダーは2014年から、同クラブが製作している。

 後会長は「今年のコンクールには児童52人、生徒22人から計118点の応募があった。昨年と比べると応募数は2・7倍。過去に参加していた児童・生徒の兄弟の応募もあり、世代を超えて輪が広がっている」と話し、「子どもらしい視点の面白い作品が多かった」と頑張りをたたえた。

 「海を行くゴジラ」(2月)を撮影した下原咲和さん(勝浦小5)は「おじいちゃんや妹と散歩に行った時、狼煙山(のろしやま)から見える島がゴジラみたいに見えた」。「貴久の滝」(3月)の角拓利君(勝浦小6)は「夏休みに色川で撮った。コケや背景がうまく撮れたと思う」と笑顔で話した。

 「六地蔵と那智の滝」(1月)の小賀実樹君(市野々小5)は「夏休みの最後の日の朝に撮りに行った。カレンダーは家族に見せたい」と語った。

 カレンダーは入賞者の他、那智勝浦町と太地町の各校や宇久井ビジターセンター、地域の銀行などにも配布。南紀くろしお商工会、那智勝浦RC事務所でも先着順で希望者に無料配布している。

(2021年12月8日付紙面より)

(左から)後誠介会長、角拓利君、下原咲和さん、松下裕次郎幹事=1日、那智勝浦町立勝浦小学校(一時的にマスクを外して撮影)
カレンダーを受け取った小賀実樹君=6日、那智勝浦町立市野々小学校(同)
2021年12月08日
30 野澤さんが会場盛り上げる
 CD発売記念で初ソロライブ  (太地町 )

 8月に開催された「~障害のある人たちの心を歌う~第46回わたぼうし音楽祭」において、審査員会特別賞を受賞した太地町在住の野澤大輔さんが4日、那智勝浦町市屋の太地町地域福祉センター梛(なぎ)で受賞とCD発売を記念して初のソロライブ「野澤大輔ライブ THANKS TO YOU」を開催した。野澤さんは歌やステージパフォーマンスで会場を盛り上げ、来場者は拍手や声援を送った。

 野澤さんは新宮市佐野の社会福祉法人いなほ福祉会ワークショップゆうの利用者で、フォークデュオ「ヤブシン」の藍田真一さんにギターを師事し、2013年に誕生したバンド「ハリケーン」でギターとボーカルを担当している。同音楽祭では全国から680点の作品が集まる中、初応募で同賞を受賞した。

 今回のライブは梛を運営する有限会社山永サービスや特定非営利活動法人七彩会、有志らが主催したという。当初は8月に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた。

 この日は藍田さんに加え、京都発のエモーショナル・インストバンド「colspan(コルスパン)」が演奏に参加した。プロの迫力ある演奏の下、野澤さんは受賞曲の「僕の一日」を含む数曲を披露。踊ったり、手を振ったりする来場者の姿も見られた。

 また、ステージ上では受賞の際に太地町から贈呈された名前入りのギターストラップの紹介や、藍田さんと軽快なトークを繰り広げ、笑いを誘う場面もあった。

 野澤さんの母・宮子さんの友人で、幼い頃から野澤さんを知る博多保子さんは「ここまでが大変だったと思う。プロの演奏でライブができたことは大輔君の自信につながったと思う」。

 宮子さんは「小さい頃からの息子への思いが浮かび上がってきた。人は幾つになっても成長するのだと心から思った。今日は本当に良かったです」と思いを語った。

 野澤さんは「最初はすごく緊張した。途中で感動して涙が出そうになりました。めっちゃ楽しかったです。また、新曲を作ってライブもやりたいです」と笑顔で話していた。

(2021年12月8日付紙面より)

プロアーティストの演奏の下、受賞曲などを熱唱する野澤大輔さん=4日、那智勝浦町市屋の太地町地域福祉センター梛
野澤さんのパフォーマンスを楽しむ来場者ら
2021年12月08日
31 本殿大前の儀で信仰つなぐ
 木葉神社例祭「祢んねこ祭り」  (串本町 )

 串本町田原にある木葉神社(井谷正守宮司)で5日、例祭「祢(ね)んねこ祭り」が営まれた。新型コロナウイルスの情勢を考慮し、昨年に続いて今年も本殿大前の儀のみ執行。責任役員会ら地元の代表参列で礼を尽くし、信仰を今後へとつないだ。

 神功皇后の養育の故事にあやかる同神社は田原区の氏神社であり子安の宮としても根強い信仰を集める。その例祭は▽朝日遙拝行列▽本殿大前の儀▽子守神事―の諸行事から成り、信仰にちなんだ他に類のない奉仕も数多く含む内容で県の無形民俗文化財指定を受けている。

 さらに田原獅子保存会による奉納や公民館田原支館による農産物品評会・作品展の奉賛も伴い、とりわけ本祭日は区内外から見物が集まるところとなっている。この状況が密を招くと考え代表参列による本殿大前の儀のみ営んで礼を尽くすこととした。

 当日は宮本敏治区長を筆頭に区や同神社の責任役員と総代、同保存会の会長や獅子係、計10人が代表参列し、来賓の招待はせず。今年の本殿大前の儀は無社殿神社独特の古式作法・湯立ての儀も見合わせて執り行い、井谷宮司に続き一同で玉串をささげて主祭神・木花咲耶姫(このはなさくやひめ)への礼を尽くした。

 井谷宮司は新型コロナウイルスが収まりいつも通りに営める今後を一心に祈念。宮本区長は「2年続けて本来の形でできなかったのは残念」と胸中を語り、奉仕継承も見据えて「来年はぜひ本来の形で行いたい」と意気込みを掲げた。

(2021年12月8日付紙面より)

代表参列のみで営んだ本殿大前の儀の様子=5日、串本町田原の木葉神社
二拝二拍手一拝の所作で礼を尽くす宮本敏治区長(左)ら
2021年12月08日
32 有事に際し、平時に備え
 海邊組が三輪崎区避難路整備  (新宮市 )

 新宮市三輪崎の㈱海邊組(海邊俊行代表取締役)は6日、三輪崎八幡神社裏の避難所に向かう避難路の整備を実施。同社員約10人が舗装工事に力を尽くした。

 海抜30㍍を超える三輪崎八幡神社裏は、津波災害における一時避難所として指定されている。有事の際には住民らが円滑に避難できるようにと、毎年区役員や住民有志らによる整備活動が行われている。

 「ワークショップトータル新宮店」横から入る避難路は、避難所に向かう経路の一つ。古くから地域住民の身近な逃げ道として利用されているが私有地のため、全長約100㍍のうち約半分が未舗装となっている。

 このたびの整備は同社が行う地域貢献の一環として実施。道の所有者の許可を得ながら、有事の際にスムーズに避難できるように地表をならして簡易舗装を行った。

 同社の海邊真哉常務取締役は「避難路の整備の必要性については近隣住民の方々からも声があった。整備を通して地域に貢献できて良かった」。

 三輪崎区防災委員長の湊川大介さんは「万が一のために平時に備えることが大事。この避難路は道も広く、整備によって高齢者や子どもも安全に利用できる。ありがたい」と奉仕に感謝。

 「災害は人ごとではない。自助共助の精神が大切。防災ボランティアや、区の取り組みに対し、若い人も協力していただければ」と話していた。

 同区では今後、避難経路の一つである林道に手すりを付けるなどの整備を行うほか、避難路入り口への看板設置、有事の際、早急に避難所へ向かうために障害となる線路の横断などの課題解決に向けて取り組みを展開していくという。

(2021年12月8日付紙面より)

海邊組の社員らが避難路の整備を実施した=6日、新宮市三輪崎
2021年12月08日
33 山城・坂本ペアが優勝
 紀宝GGペア大会  
2021年12月08日
34 永野さん(男子)、吉田さん(女子)が優勝 ふれスポ東牟婁・新宮グラウンドゴルフ大会 
2021年12月08日
35 尾﨑晴菜さんが全国へ
 県新人卓球大会で活躍  (新宮高校 )
2021年12月08日
36 45組90人が熱戦繰り広げる
 高田テニスコートで支部長杯  (県ソフトテニス連盟新宮・東牟婁支部 )
2021年12月08日
37 熊野・聖地信仰の価値とは  速水教育長が記念講演  (東大人文・熊野フォーラム )
2021年12月08日
38 手話言語条例など上程  12月定例会前に会見  (那智勝浦町 )
2021年12月08日
39 広瀬香美さんコンサート大盛況  新宮市の「丹鶴ホール」  
2021年12月08日
40 紀宝空手が総合優勝  スポ少交歓大会空手競技  
2021年12月08日
41 ビブリオバトルを観戦  成川小の児童がリモートで  (紀宝町 )
2021年12月08日
42 「おもてなしの心」で海岸清掃  七里御浜クリーン作戦展開  (御浜町 )
2021年12月08日
43 現職陣営のみ出席  紀宝町長選事前説明会  
2021年12月08日
44 小中学生26人試合に臨む  第45回防犯少年剣道大会  (串本警察署管内 )
2021年12月08日
45 実在感じつつ意識を強める  潮岬中で薬物乱用防止大会  (新宮保健所 )
2021年12月08日
46 お悔やみ情報