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2017年10月26日
1 被災者の要望受け付け
 災害ボランティアセンターを設置  (新宮市社会福祉協議会 )

 新宮市社会福祉協議会(向井一雄会長)は24日、新宮市福祉センター内に「災害ボランティアセンター」を開設した。台風21号で被害を受けた一般家庭の片付けや泥出しなど市内で手伝いが必要な人の要望を受け付けている。時間は午前9時~午後5時。専用電話は090・7356・6446、080・8332・4935で、内容によっては受け付けられない場合もある。

 ボランティアも募集している。市内在住の人で1日2日の短期でも可能。午前9時から市福祉センターで受け付けており、直接センターに来るよう呼び掛けている。

 市内では市田川沿いの王子地区や下田地区などで家屋の浸水被害が多く見られた。24日午後7時時点、市内全域で約1000世帯の被害が確認されている。センターは一人暮らしの高齢者や障害のある人たちからのニーズを受け、設置を決定。初日は25人の市民ボランティアが駆け付けた。23件の要請があり、畳の上げ下ろしや掃除などの作業にあたった。

 ボランティアに登録した緑ヶ丘在住の60代の女性は「うちは床下浸水でした。午前中は友人の所を手伝ってきました。今日は予定があるので午後は活動できませんが、登録だけでもと思いました」。清水元在住の70代女性は「王子地区があれほどつかるのは初めてのこと。氾濫と聞いて避難しましたが、家は大丈夫だったのですぐに駆け付けました」。

 阿須賀地区の60代女性は「雨もですが風が怖かったです。前(紀伊半島大水害)の時は来ていただいた側なので、今回はお返しをしたいと思いました」。作業した橋本の70代男性は「ボランティアセンター立ち上げの際にいた人間なので参加しました。熊野地のあたりで畳を出したりするのに並んでいる状態。王子も相当つかっているようでした」と話していた。

■紀宝町でも開設



 紀宝町社会福祉協議会は同日、町福祉センターに災害ボランティアセンターを開設した。29日(日)まで、台風21号で被害を受け、ボランティアが必要な人の要望を受け付けている。

 問い合わせは紀宝町社会福祉協議会(電話0735・32・0957)まで。時間は午前8時30分~午後5時15分。

(2017年10月26日付紙面より)

訪れた地域住民らが受け付けを済ませる=24日、新宮市福祉センター
2017年10月26日
2 住宅936軒が浸水
 台風21号の被害状況  (新宮市 )

 新宮市役所防災対策課は24日、同日までに把握した台風21号による市内の被害状況を発表した。住宅の被害調査では同日午後7時時点で、一部破損46棟、床上浸水462棟、床下浸水428棟の計936棟と店舗など192棟が被害に遭った。

 市では25日も市内全域を対象に約80人体制で被害状況の調査を実施している。

  □     □

観光名所なども被害



 市の国指定天然記念物「浮島の森」はすのこの破損や遊歩道脇の倒木などの被害があり、休園中となっている。再開の見込みは未定。

 熊野古道「大雲取越」は那智勝浦町の石倉峠~地蔵茶屋跡間が倒木により通り抜けが不可となっている。熊野川町玉置口の瀞の郷は浸水によりトイレが使用不可となった。

 新宮城跡では北と西の城跡斜面が崩落。西斜面は土砂が隣接する駐車場に流入したが、撤去済み。崩落が拡大する恐れがあるため、水ノ手郭への立ち入りを禁止している。

 高田第1自然プールではトイレが天井まで浸水した。男・女トイレに泥が堆積し、扉が破損。屋根部分が中央で折れた。出入り口をテープで封鎖し、中に入らないよう措置を取っている。

  □     □

三輪崎地区では断水も



 同市三輪崎では、23日午前1時、佐野川改修工事に伴い仮設橋に取り付けられていた仮給水管が佐野川の増水により落橋。給水管が破損し、付近の15戸が断水した。午前6時ごろから応急給水用ポリタンクを各戸に配布した。7時ごろから仮復旧作業に着手、11時30分ごろに作業が完了し断水が解除された。

  □     □

救助要請事案は38件



 市消防本部では、台風21号関連で消防職員51人、消防団員111人が出動した。救助要請事案が38件、安否確認事案が3件あった。職員は市内の巡視、冠水地域からの救助要請対応にあたった。分団員は河川巡視活動と、樋門操作など、熊野川団員は河川などの巡視活動を実施した。

  □     □

南谷墓地で崩土



 南谷墓地では崩土により、墓石が倒壊。離れた位置の墓石にも土が飛散するなどの被害が出ている。場所は作家、中上健次の墓の周辺。

(2017年10月26日付紙面より)

すのこなどが散乱した浮島の森=25日、新宮市
仮設の橋が落ちた=24日、新宮市三輪崎
斜面が崩れ、墓石などが倒れた=24日、新宮市の南谷墓地
2017年10月26日
3 「町の方向性知って」
 太地中3年生が町議会を模擬体験  

 太地町役場議場で24日、町立太地中学校(城谷真司校長)の3年生による模擬議会が開かれた。

 地方自治について学ぶ社会科の学習の一環として、平成23年から毎年行われている。実際の一般質問さながらの質疑と答弁が繰り広げられた。

 訪れた18人の中から、2人の生徒が議長・副議長を務め、交替で議会を進行。9人の生徒が議員役となって登壇し、事前に学年全員で話し合った内容を1人二つずつ質問した。傍聴席では、他の生徒や町会議員らが答弁に聞き入った。

 初めに三軒一高町長から「30年かけて町をクジラの学術研究都市とする」という施政方針が語られ、清潔で自然豊かな町にしようと取り組んできた経過や、議会の意義などについても説明がなされた。

 議員役の生徒からは、避難路の整備やカーブミラーの設置など、防災や安全面に対する要望や、「トイレにクジラの飾りをつけてはどうか」といった提案、「道の駅の駐車場はなぜあの不便な形になったのか」、「『森浦湾くじらの海計画』について知りたい」といった質問などが挙がり、答弁を受けて追加で質問を投げ掛ける場面もあった。

 進行を務めた感想を、議長役の矢田真那斗君は「席に座ると、偉くなったようで緊張した」、副議長役の田中結華さんは「なかなか見られない景色で、思い出に残る経験」とそれぞれ語った。

 休憩中にも町長が生徒らの疑問に答える姿などが見られ、議員役の山本源也くんは「考えた質問に真剣に答えてくれて、町長や職員の方の町に対する思いが伝わってきた」と話した。

 三軒町長は「将来を背負っていく子どもたちに、町の方向性を知ってほしい。実際の議会よりも気を遣うほどです。いい質問ばかりで、理解しやすいよう考えながら答えました」と話し、中学生が町政や議会に触れたことを喜んだ。散会後、生徒らは町長室など役場内部を見学し、帰途についた。

(2017年10月26日付紙面より)

三軒一高町長から説明を受ける=24日、太地町役場議場
模擬議会に参加した皆さん
2017年10月26日
4 演奏交えて安全意識促す
 文化セで県警音楽隊公演  (串本警察署 )

 串本町文化センターで24日、県警音楽隊公演「おまわりさんのハートフル・コンサートinくしもと」があり、約400人(主催者発表)が演奏鑑賞を楽しみながら交通安全や防災・防犯への意識を高めた。

 串本警察署(津田健治署長)主催、串本町共催。「みんなでつくろう安全・安心のまち みんなで守ろう交通ルール」をアピールする巡回公演で、同町域での実施は昨年10月に続きほぼ1年ぶりとなる。今回は夕方のみの一回公演、当日受け付けで来場を呼び掛けた。

 同隊は昭和39年に結成。同59年にカラーガード隊を導入してアピール力を増し、現在は森敏三楽長を筆頭に25人ユニットでイベント時の啓発演奏や公演などの活動を重ねている。

 この日のプログラムは同署交通課による寸劇を取り入れた3部構成。同隊は第1部でメドレー2曲と往年のテーマソング、第3部で著名なシリーズ映画やドラマの楽曲や洋楽、カラーガード隊のパネル演技を交えた歌謡曲を吹奏楽基調の音色で披露し、最終は和歌山県輩出の演歌歌手・坂本冬美さんの楽曲メドレーで締めくくった。

 第2部では同署の東谷潤交通課長が登壇し、この日配った靴用反射材など薄暮時の安全対策に努めるよう呼び掛けた。続く寸劇は高齢ドライバーが反応速度の低下で事故に遭い、神様と○×クイズ数題の駆け引きをして助かる内容。観客2人も駆け引きに参加し、▽シートベルト無しの致死率は有りの13倍▽シニアカーは歩道通行可▽反射材は100㍍手前から見える―といった出題に挑戦した。

 公演時間は約90分。県警音楽隊はアンコールに応えてさらに歌謡曲1曲を披露し、歌「ふるさと」の合唱を観客に求めて共に音楽を楽しんだ。同署は公演日時に合わせて同センターロビーで防災パネル展を開いて平成23年の紀伊半島大水害や東日本大震災、平成28年の熊本地震の各被災地における県警の災害支援活動を紹介したほか、プログラムと一緒に特殊詐欺被害の防止や免許証自主返納の推奨、異常気象への備えなどの各種啓発物資を配って防災防犯意識を促した。

(2017年10月26日付紙面より)

演奏を披露する県警音楽隊=24日、串本町文化センター
串本警察署交通課による寸劇。○×クイズで交通安全意識を促した
2017年10月26日
5 県小学生秋季陸上選手権
 川端さん、弓場さんが優勝  
2017年10月26日
6 練習の成果を披露
 新宮剣友会が奉納試合  
2017年10月26日
7 夢舞台甲子園目指し近畿大会出場へ
 日高中津の杉浦君(宇久井中出身)  
2017年10月26日
8 新米のおにぎり味わう 紀宝町、児童と住民が「米づくり感謝の会」 
2017年10月26日
9 秋の深まり感じる 御浜町で環境省ら主催のバードウォッチング 
2017年10月26日
10 詐欺被害防止へ訓練 紀宝警察署、第三銀行御浜支店が窓口で実施 
2017年10月26日
11 交流の深まりに期待 紀宝町、青森・藤崎町との連携プロジェクト 
2017年10月26日
12 子どもらの歓声響く  天満保育園の親子運動会  (那智勝浦町 )
2017年10月26日
13 和歌山の「柿」楽しく知ろう 下里小学校で出前授業 (那智勝浦町)
2017年10月26日
14 競技通して交流深める  新宮市小学校親善陸上競技大会  
2017年10月26日
15 防犯や安全を訴える 紀宝地区防犯協会、地域安全ポスター表彰式 
2017年10月26日
16 串本町観光フォトコンテスト  第7回の入賞作品を紹介㊤  
2017年10月26日
17 「ねこバス」に大喜び 串本町、杉の子会にこにこ広場 
2017年10月26日
18 収穫した姫ヒジキを釜炊き  西向小4年生加工に挑戦  (串本町 )
2017年10月26日
19 心身健康目指しグラウンドゴルフ体験 串本町公民館、西向明生学級の受講生ら 
2017年10月26日
20 災害ごみ仮置き場開設 新宮市、消毒液の配布やくみ取りの対応も 
2017年10月26日
21 お悔やみ情報
  
2017年10月18日
22 早船は阿須賀2連覇 雨の中、勇ましく例大祭 (熊野速玉大社)

 国重要無形民俗文化財(重文)の熊野速玉大社(上野顯宮司)例大祭は16日、雨の中、神輿(みこし)渡御式と御船祭・早船競漕(きょうそう)が営まれた。

 熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の神霊が神馬に乗った「ヒトツモノ」に先導されて市内を巡り、熊野大橋上流の「神遷(うつ)し場」で朱塗神幸船に遷されると、旧丹鶴小学校裏河川敷の下札場から9隻の早船が一斉にスタート。上流にある御船島を3周回り、上札場を目指す約1・6㌔のコースで競い、阿須賀区が15分22秒の記録で昨年に続き優勝した。阿須賀区のとも取りを務めた栗栖達也さん(43)は「スタートが悪ければ焦ってしまうこともあっただろうが、スタートが上手に決まり先頭に立つことができたのはできすぎだった。そこで優勝を確信した。勝って当たり前みたいにいわれていたので、2連覇に関してはプレッシャーもあった」と話した。

 熊野川河原の乙基(おとも)の御旅所では、前日同様に御旅所神事が営まれた。

■早船競漕の結果

【上り】

①阿須賀②王子③千穂④相筋⑤丹鶴⑥堤防⑦神倉⑧明神⑨春日

【下り】

①丹鶴②王子③堤防④阿須賀⑤春日⑥神倉⑦明神⑧相筋⑨千穂

(2017年10月18日付紙面より)

早船競漕のスタート=16日、新宮市の熊野川
熊野速玉大社を出て市内を練り歩く神輿=16日、新宮市上本町
2017年10月18日
23 近大新宮高校が特別賞
 自転車鍵掛けコンテストで  (新宮市 )

 和歌山県警察本部が今年5月8日から9月30日に掛けて実施した「きしゅう君の自転車鍵掛けコンテスト」で、新宮市の近畿大学附属新宮高校(川合廣征校長)が特別賞を受賞した。16日には同校で表彰伝達式が行われ、高校生徒会の湯﨑翔貴副会長(2年)は「一人一人が意識を持ち、取り組んでくれてうれしい。努力が無駄にならなかった」と語った。

 コンテストは生徒らによる啓発活動を通じ、校内の駐輪場での施錠率を競う高校対抗の催し。高校生の鍵掛け意識の向上を図り、自転車盗を減少させようと、昨年に続いて実施された。今回は県内22校23校舎がエントリー。施錠率と啓発活動などの取り組み状況を総合的に評価され優秀校が選ばれた。11日に和歌山県民文化会館で開催された「安全・安心まちづくり県民大会」で表彰式が行われたが、近大新宮高校は出席できなかったため、伝達式が開かれた。

 同校は校内だけでなく、新宮警察署と協力しての街頭啓発活動も実施した。式には県警本部の生活安全企画課犯罪抑止総合対策室の﨑口忠室長が訪れ湯﨑君に賞状を手渡した。和歌山県内では9月末現在で738件の自転車盗が発生し、うち高校生の被害は262件で全体の35・5%を占める。﨑口室長は県内の状況を紹介し「引き続き施錠をし、被害に遭わないようにしてほしい」。

 湯﨑君は「警察と合同や生徒のみの啓発があり、一人一人に声が通るよう意識しました。今後も活動が広がり、つながっていけば」。川合校長は「働きかけにより防犯意識が高まり、事件事故を未然に防ぐ意識の高揚につながれば」と話していた。

(2017年10月18日付紙面より)

﨑口忠室長(右)から賞状を受け取る湯﨑翔貴君=16日、新宮市の近畿大学附属新宮高校
2017年10月18日
24 よみがえりの聖地として
 熊野那智大社で奉祝記念行事  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の熊野那智大社御創建1700年・那智山青岸渡寺西国三十三所草創1300年記念事業実行委員会は14日、同町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)拝殿と別宮飛瀧神社で、「~甦りの旅は、祈りの熊野から~」をテーマに記念行事「熊野の祈り」を開いた。雨天のため内容は一部変更となったが、祈りの祭典やさまざまな奉納行事があった。

 飛瀧神社では同町の川上邦子舞踊研究所が、『熊野に生きる・・・祈りの道』をテーマに、創作舞踊を奉納。滝をバックに川上代表と門下生が、華やかな迫力ある踊りで参拝客らを魅了した。

 午後5時から大社拝殿に会場を移し、ピアニストの中野雅子さんによるオープニング演奏の後、花井啓州実行委員長(同町観光協会会長)が「本日の『熊野の祈り』を機に、日本はもとより、世界に向けて自然の恵みに感謝する心と祈りの姿をよみがえりの聖地、熊野那智山から発信したい」とあいさつ。来賓の寺本眞一町長が祝辞を述べた。

 祈りの祭典として、同大社神職が祝詞を奏上し『浦安の舞』を奉納。代表で花井委員長が玉串をささげた。続いて那智山青岸渡寺(高木亮享住職)の高木亮英副住職ら熊野修験による山伏問答などの法要があった。

 最後に、元NHKキャスターで語り部の平野啓子さんが、『熊野那智大滝と日本人の心の物語』と題して、古代日本の神話など、語りの世界を繰り広げた。物語はイザナギ、イザナミ両神の出会いの場面から始まり、ユーモアを交えながらの平野さんの語りに来場者が聞き入った。

 祭り見学が趣味という三重県志摩市の大城美由紀さん(37)は「平安衣装を着てみたかった。雨で残念でしたが今日のような記念の日に来れてとてもうれしい。ご縁を感じます」と笑顔で話していた。

(2017年10月18日付紙面より)

語り部の平野啓子さん(左)とピアニストの中野雅子さん=14日、那智勝浦町の熊野那智大社拝殿
2017年10月18日
25 礼式や心肺蘇生法を実践
 古座川町消防団実働訓練  

 古座川町消防団(前田稔団長、団員112人)の実働訓練が15日に町民体育館であり、団員51人が出席して礼式や自動体外式除細動器(AED)操作を含む心肺蘇生法の実践に取り組んだ。

 この訓練は、消防署員指導の下で技術向上を目指す全体訓練として年1回実施。断続的に行われていた分団単位での定例訓練がない今は、出初め式と並んで団員の士気を高める好機にもなっている。

 例年、蔵土多目的広場を拠点にして午前に礼式、午後に放水の各訓練項目に取り組んでいるが、本年度は当日雨天のため屋内で開く形となった。

 実施にあたり駆け付けた西前啓市町長は「緊急時の対応には難しい現状もあろうが、こういった訓練で技術を身につけ町民が安心して暮らせるよう尽力を願いたい」と述べて激励。前田団長は「天候が悪くいつもより短い時間での実施なので、頑張ってよく勉強してほしい」とし、鋭意実践を促した。

 指導は団と連携関係にある串本町消防本部古座消防署や同七川分駐所の署員6人が担当。訓練時間は3時間とされ、団員は2組に分かれ入れ替わる形で礼式と心肺蘇生法を署員から教わり、実践して技術の習得に努めた。

 同訓練の始終を見守った前田団長は「年1回なので一度に全部を身につけるというのは難しいだろうが、ちょっとずつでも知っていけばそれが現場で役に立つものだ。団員は火事ばかりでなく、時には人命救助が必要とされる場面に遭遇することもあり得る。今日はそういう面で一人でも多くの団員に学んだことを頭の片隅に留め置いてほしい」と団員に期待するところを語った。

(2017年10月18日付紙面より)

消防署員の指導を受け礼式を実践=15日、古座川町民体育館
AEDを含む心肺蘇生法の手順を教わる団員
2017年10月18日
26 山根和子さんが優勝
 もみじ会が10月コンペ  
2017年10月18日
27 地元勢4人が入賞
 和歌山県中学校秋季陸上競技大会  
2017年10月18日
28 団体は古座、大島が優勝
 東牟婁地方中学校新人ソフトテニス大会  
2017年10月18日
29 園児・児童に獅子舞披露 太地町、東新青年同志会がこども園へ 
2017年10月18日
30 地域に寄り添い見守りを 新宮市、橋本会館でふれあいサロン 
2017年10月18日
31 多くの投票呼び掛ける  衆院選、選管が啓発  (新宮市 )
2017年10月18日
32 石垣記念館で作品展  太地町の絵画グループ筆島会  
2017年10月18日
33 みんなで作り上げる  北山村で村民運動会  
2017年10月18日
34 人口減少、財政など4項目  新宮市長選候補者アンケート㊤  
2017年10月18日
35 特選に野中誠一さん 写連紀南支部県本部顧問審査9月優秀作品 
2017年10月18日
36 伝統の獅子舞を奉納 古座川町、三尾川八幡神社で例祭 
2017年10月18日
37 区民ら地縁者一同に競う 古座川町、第13回小川地区大運動会 
2017年10月18日
38 学校を挙げて部員を応援 大島中ソフトテニス部、県予選に進出 
2017年10月18日
39 期日前投票始まる 新宮市長選、21日まで、初日は732人 
2017年10月18日
40 お悔やみ情報
  
2017年10月12日
41 乳がん検診呼び掛け
 大鳥居をライトアップ  (ピンクリボン紀南 )

 田辺市本宮町の熊野本宮大社の旧社地大斎原(おおゆのはら)の大鳥居が8日夜、ピンク色に染まった。ピンクリボン運動団体「ピンクリボン紀南」が、乳がん検診を呼び掛ける運動の一つとしてライトアップした。和歌山県臨床検査技術師会が共催。県、田辺市、新宮市、田辺市医師会、新宮市医師会などが後援。

 女性の12人に1人が乳がんになるといわれる現代社会。乳がんで死亡する人が増加傾向にあるが、早期発見で治療すると約90%が治るとされている。このため、検診の大切さを呼び掛けようと毎年この時期にイベントを開催している。

 ライトアップは夕闇が迫る午後6時から始まり、サーチライトが大鳥居を照らすと、ピンク色に染まり幻想的な光景が浮かび上がった。大鳥居に続く参道には見学者が訪れ、写真撮影するなど関心を寄せていた。

 この日は、熊野本宮大社近くの熊野古道を歩くウオーキングや、世界遺産熊野本宮館でシンガーソングライターの松田陽子さんのコンサート、白浜はまゆう病院の粉川庸三医師による講演会も行われ、乳がん検診の大切さを訴えた。

(2017年10月12日付紙面より)

ピンク色にライトアップされた大鳥居=8日夜、田辺市本宮町の熊野本宮大社旧社地
2017年10月12日
42 イノシシに注意
 新宮市街地で捕獲  

 新宮市下田の運送会社倉庫で7日午前9時30分ごろ、イノシシが出没。連絡を受け駆け付けた鳥獣保護員の下忠文さん(69)=同市磐盾=が捕獲した。下さんは「山の近くでは頻繁に出没しているが市街地では珍しい。攻撃してくるケースもあるので、発見したら市役所農林水産課か警察に連絡してほしい」と呼び掛けている。

 捕獲されたイノシシは体長約1㍍、重さ約20㌔のオス。発見者が警察に連絡。同課職員と下さんが駆け付けたところ倉庫の隅でうずくまっていた。暴れると危険なため、イノシシはその場で殺処分し、同市熊野川町の市有林に埋めた。

 同課によると、今年8月から市内の相筋から五新までの千穂ヶ峰沿いでイノシシなどの出没情報が増えていて、民家の畑で被害が出ている。同課は『イノシシ・サル等が住宅地に出没したときの初動対応マニュアル』を作成していて、警察と連携し対処している。

 市内の鳥獣保護員は下さんを含め2人。イノシシだけではなく、シカ、サル、アナグマなどの出没情報が毎日のように入り捕獲している。下さんは「今回のイノシシは、夜にエサを求めて鴻田付近の山から住宅地に入ったところ、人や車に遭い、逃げているうちに市街地に迷い込んだのではないか。イノシシなどを見かけてもエサだけは絶対に与えないでほしい」と話していた。

(2017年10月12日付紙面より)

捕獲されたイノシシ=7日、新宮市下田(下忠文さん提供)
2017年10月12日
43 消防団との連携強める
 那智勝浦町消防本部が合同訓練  

 那智勝浦町の勝浦港内の渡の島周辺海域で8日、同町消防本部(湯川辰也署長)、同町消防団本部(貝岐昌志団長)と第2分団(裏東芳樹分団長)が「消防本部、消防団合同火災水難救助対応訓練」を実施した。署員、団員25人が、船舶火災の消火、水難者の救助対応など、互いの連携強化と技術の向上を図った。

 団員らは、消防艇「はくりゅう」に乗り込み渡の島東側から出動した。同西側海域で出火した船舶へ放水消火訓練、観光桟橋から転落した漂流者や船舶から海中へ転落した行方不明者を想定した救助訓練を実施。訓練後には、事後検討会を開いた。

 貝岐団長は「勝浦港は、日本有数の漁港や巨大宿泊施設、紀の松島などの観光名所が集まった場所。幸い周辺での事故はないが、災害はいつ来るかわからない。両機関の連携を強化し、安心して過ごせる町に」と話していた。

(2017年10月12日付紙面より)

消防艇「はくりゅう」で放水訓練=8日、那智勝浦町の勝浦港
署員、団員が整列
2017年10月12日
44 一丸で挑戦し盛り上がる
 高瀬会明神小交流運動会  (古座川町 )

 古座川町高瀬にある社会福祉法人高瀬会(切士桂理事長)の老人保健施設で6日、第17回高瀬会・明神小学校交流運動会があり、同法人利用者や児童教職員らが一丸になって各種目への挑戦で盛り上がった。

 季節感豊かな日々の創出を目指して取り入れている四季折々の恒例諸行事の一つ。明神小(速水直樹校長、児童18人)は地域交流の一環で学校を挙げて、高瀬地区の高齢者有志や同地区担当の民生委員も招待を受けて参加し開会を迎えた。

 例年は高瀬若者広場を会場にしているが、今年は当日雨天のため屋内で実施。利用者は約110人が参加し、主催者を代表して切士知憲施設長は「いつもよりコンパクトな分、見やすく応援もしやすくていいのかなと思う。けがだけはしないよう気をつけて楽しい運動会になればと思う」と述べて一同の奮起を促した。

 プログラム数は6で、利用者と児童教職員は赤、白、青の混合3ブロックを結成。パン食い競争では利用者と児童教職員がペアで、玉入れはブロック一丸で対戦。輪投げは児童がブロックごとに一丸の応援で盛り上げる中、利用者や地域高齢者、高瀬会職員や教職員が順次挑戦した。

 同法人職員も適時飛び入りで種目に挑み、にわかに高まる難度に負けず挑む姿で場を盛り上げたほか、最後は明神小児童が21日(土)の明神地区秋季大運動会に向けて練習しているダンスを先行披露し、利用者らは拍手で頑張りをたたえた。

 ブロック対抗戦の結果は赤ブロックの優勝で、利用者と児童の各代表が切士施設長からトロフィーを受け取り、喜びを分かち合った。同法人から児童に文具のプレゼントが贈られ、児童を代表して宮下響君(6年)は「あいにくの雨でリレーなどはできなかったけど、皆さんと一緒に玉入れがやれたことは特に楽しかった。これからも楽しく長生きしてください」とあいさつして運動会を締めくくった。

(2017年10月12日付紙面より)

児童が応援で盛り上げる中、輪投げに挑戦する利用者=6日、古座川町高瀬
2017年10月12日
45 連携プレーなど確認 中学バレー県代表チームが串本町で合宿 
2017年10月12日
46 WFAキッズフェス
 セレッソスクールコーチの教室も開催  
2017年10月12日
47 市場整備の請負工事など  那智勝浦町議会が臨時会  
2017年10月12日
48 のぼり立てと御船島清掃  熊野速玉大社例大祭に向け着々と準備  
2017年10月12日
49 不審者への対応指導 新宮警察署、幼稚園や社会福祉施設で訓練 
2017年10月12日
50 地域住民と競技楽しむ 新宮市、「杉の郷」で大運動会 
2017年10月12日
51 「走れ!未来へ」 新宮市、みくまの支援学校で運動会 
2017年10月12日
52 交通ルール楽しく学ぶ JA共済、アンパンマン交通安全キャラバン 
2017年10月12日
53 元気いっぱい運動会  新宮市の保育園・保育所  
2017年10月12日
54 渡り鳥のシーズン始まる  古座川河口域にカモ飛来  (串本町 )
2017年10月12日
55 受講生11人が漢検に合格 ECC古座教室、太田悠日さん8級で満点 
2017年10月12日
56 式典や獅子舞などで活気  串本町内の各神社で秋祭り②  
2017年10月12日
57 ゴンズイの実  熊野川町の山で  
2017年10月12日
58 お悔やみ情報