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2019年04月26日
1 人生100歳時代を健康に
 健康づくり地域推進員会が総会  (新宮市 )

 新宮市健康づくり地域推進員会(松岡文子会長・会員48人)は23日、市保健センターで総会を開いた。33人が出席し、30年度の活動や決算報告などがあったほか、本年度の活動計画や予算など4議案を承認した。

 同会は市長の委嘱を受け地域ぐるみの健康づくりを目指して活動している。研修会や講演会の開催、健康づくりのためのウオーキングやフォークダンス、ゆる体操、元気体操などに取り組んでいる。運動習慣をつくることを目的に「いきいき健康市民ウオーク」も毎年開催している。

 開会に当たり松岡会長が「人生100歳時代といわれているが、年齢を重ねても生き生きとした毎日を過ごすには健康が大事。一人で健康づくりをしていくことは大変だが、地域の仲間と共に取り組むことはとても重要」などとあいさつ。地域一体となった健康づくりへの活動にさらなる協力を呼び掛けた。

 田岡実千年市長は、市が策定した「一笑健康しんぐう」に触れ「健康長寿への取り組みは行政だけではかなわない」と感謝を述べた。「一人一人の活動によって健康長寿を目指していただけるように、そしてご自身も楽しくご活躍いただくとともに、ずっと健康で過ごされることを願います」とあいさつした。

 本年度は、健康づくりの啓発や各種健診・がん検診の受診と地域住民への奨励に加え、健康管理に関する講演会や「いきいき健康!市民ウオーク2019」(12月7日予定)、市民ウオーク下見、交流会、人権研修会などの事業を計画している。

 事務局は昨年実施した「一笑健康しんぐう」の中間評価の報告をし、朝食を取ることや意識して体を動かすことの大切さなどについて説明した。

(2019年4月26日付紙面より)

33人が出席した総会の様子=23日、新宮市保健センター
2019年04月26日
2 開館40周年迎え記念事業
 ラジオ公開収録も  (那智勝浦町立図書館 )

 那智勝浦町立図書館は17日、開館40周年を記念して「今日は一日図書館三昧!!」を開催した。図書館ボランティア団体「よむよむ」が絵本の読み聞かせを実施したほか、FMかしま「ルイスの“本”のひととき」のラジオパーソナリティーを務めるルイスこと内野安彦さんが同図書館を訪れ、ラジオの公開収録や講演会も行われた。

 1979(昭和54)年4月17日に開館した同図書館は、昨年4月に図書館システムを導入するなど、「考える図書館」として新たな取り組みにも力を入れている。

 町教育委員会の尾﨑元博さんと元・学校司書の徳廣麻衣さんがフルートとギターを演奏して催しがスタート。岡田秀洋教育長は「図書館は本を貸し出す機能だけではない。人づくりや町づくりの機能を果たすことで図書館が生きてくる。今日は今後の50周年、60周年にどう向かっていけばよいかを考えるきっかけになれば」と話した。

 20年以上、図書館ボランティアとして活動を続ける「よむよむ」が絵本の読み聞かせや笑いを織り交ぜながら同町の歴史などを説明した。

 ラジオの公開収録では、茨城県のスタジオと内野さんがトークを展開。「よむよむ」の伊藤松枝さん、山縣いずみさん、図書館ボランティア団体「りぼん」の尾鷲愛子さんらが参加し、自身らの活動や図書館の取り組み、同町の魅力などを紹介した。内野さんは「こちらの図書館が今日、お誕生日なので参上しました。講演会のテーマにコミュニティーとあるが、那智勝浦町の皆さんは今、僕やラジオとつながっています。これも大切なコミュニティーです」とコメントした。

 収録後、有田川町の絵本まちづくり協会が自主制作した『コウタともりのオニカッパ』を披露し、絵本を寄贈した。最後は内野さんが講師を務めた講演会「ルイスの熊野漫遊記~ラジオと図書館コミュニティ~」があり、催しは終始、盛り上がった。

 羽山悦雄館長は「40年前にこれほどの図書館を造るのはすごい。今後は課題解決のために積極的に町の情報を集め、それらを発信していけるように努めたい」と語った。

(2019年4月26日付紙面より)

「よむよむ」が多くの出し物を披露=17日、那智勝浦町立図書館
ラジオの公開収録の様子
2019年04月26日
3 遺品に親しみ関心高める
 大島小児童がERC訪問  (串本町 )

 串本町立大島小学校(布引伸幸校長)の4~6年生15人が24日、同町姫にあるエルトゥールルリサーチセンター(ERC)を見学した。

 同センターは、2007年から15年まで行われたエルトゥールル号遺品発掘調査で得た遺品を保存処理する現地拠点。引き揚げた遺品総数は8130点あり、高度な処理を要する1606点はトルコ共和国ボドルムにある専門機関へ送り、残りをERCで順次処理している。

 ERCのチーフを務める考古学者ベルダ・リエドさんは、5月に駐日トルコ共和国大使館が開く行事に夫婦で出席する機に作業を進めるため、夫のトゥファン・トランルさんに先駆け23日に来日。2週間の作業期間を持つ中で、大島小の見学を受け入れることとし24日に迎えるに至った。

 作業が始まったばかりで準備が十分整っていないため、今回は処理体験を除いた内容でERCの活動を紹介。リエドさんは同調査におけるERCの位置付けと脱塩処理やロットナンバーによる整理と記録といった作業を説明し、実際にどのような遺品を引き揚げたかを実物や資料を交えて伝えた。砲丸など一部は手袋越しで触れる機会も提供した。児童は重さ13㌔の砲丸を持ち上げたり船釘の大きさや重さに驚いたりしながら、数々の遺品に興味津々。訪問3回目となる山本瑠南さん(6年)は「エルトゥールル号のことは学校でも勉強しているけど、今日は実際に遺品を見たり触ったりして、昔のことだったんだなぁと感じられて勉強になった」と感想を述べた。

 処理作業は体験できなかったが、ロットナンバーでどのように遺品を整理しているかを実際に調べてみたり、小さな釘にまで記されているロットナンバーを同じ大きさで書くことに挑戦したりして活動の雰囲気を体験。リエドさんは現地の子どもが見学に来てくれたことを喜び、今後も訪ねることを希望して紹介を締めくくった。

(2019年4月26日付紙面より)

将士が持ち帰ろうとした横浜焼の遺品の説明を受ける大島小児童=24日、串本町姫
2019年04月26日
4 ホタルはきれいな水が好き
 守る会が出前授業  (神内小 )

 紀宝町のほたるを守る会(蔵本一範会長)は22日、同町立神内小学校(道中朋孝校長、児童60人)で出前授業を実施した。蔵本会長、矢熊敏男副会長、山口和洋さんが全校児童にホタルの生態や保護活動などを紹介した。

 同会はホタルの保護や繁殖、環境美化を目的に24年前に組織。ホタルが飛び交う美しく楽しい町を目指し、生息調査や繁殖に適した環境づくりを進めている。

 出前授業は町内全小学校で取り組んでおり、神内小では1~3年生の低学年と4~6年生の高学年に分けて実施。低学年の授業で道中校長は「ホタルは神内でも見ることができる。しっかり勉強してほしい」と話した。

 矢熊さんは「ホタルはきれいな水や空気が大好き。たくさん飛ぶと人間にも優しい町になる。捕まえて持ち帰らず、自然の中で見てください」。

 5~6月にゲンジボタル、6~7月にヘイケボタルとヒメボタルが飛ぶことを挙げ、「3種類とも神内神社近くで見ることができる」。その見分け方を解説した。

 高学年の時間で山口さんは、「ゲンジボタルは桜が散って最初の雨の日の2日後から、毎日の平均気温の合計が500度に達した日の午後8時ごろから飛び始めるという説がある」と紹介。矢熊さんは「もうすぐゲンジボタルが飛び始めます。地区内で見かけたら守る会に連絡してください。皆さんもホタルの調査員になってください」と呼び掛けた。

(2019年4月26日付紙面より)

光り方などを紹介する守る会の会員=22日、紀宝町立神内小学校
ホタルの生態などを学ぶ高学年の児童
2019年04月26日
5 地元勢県大会出場ならず
 県中学校バスケット選手権紀南予選  
2019年04月26日
6 地元勢姿消す
 春季近畿地区高校野球和歌山県予選  
2019年04月26日
7 串本・潮岬が優勝
 県中学校サッカー選手権地方予選  
2019年04月26日
8 中口和子さんが優勝 なちかつGGCがクラブ大会 
2019年04月26日
9 自然環境保全に功績  「宇久井海と森の自然塾」が環境大臣表彰  (那智勝浦町 )
2019年04月26日
10 大漁と海上安全を願い  目覚山水底神社で明神祭  (那智勝浦町 )
2019年04月26日
11 たくさんタケノコ採れたよ  収穫の喜び体験  (天満保育園 )
2019年04月26日
12 山っ子が海を楽しむ  色川小児童が遠足で地玉の浜へ  (那智勝浦町 )
2019年04月26日
13 水害後初の4500人突破  新宮市の熊野川川舟下り  
2019年04月26日
14 海上安全や大漁願う  孔島鈴島で例大祭  (新宮市 )
2019年04月26日
15 「花まつり」にぎわう  新宮市高田のあやの里  
2019年04月26日
16 大型連休の多客期を前に  海中公園で旅客船安全点検  (串本町 )
2019年04月26日
17 協力金は600円で据え置き  本年度の有料期間決める  (望楼の芝管理運営委 )
2019年04月26日
18 和大生ら田植えなど支援  三尾川で「わかやま援農」  (古座川町 )
2019年04月26日
19 本年度予算を話し合う  古座川町区長連合会が総会  
2019年04月26日
20 笑顔がいっぱい  あったカフェでスクラップブッキング  (串本町 )
2019年04月26日
21 「のびのび育って」  支援セが親子交流会  (古座川町 )
2019年04月26日
22 地蔵拝み諸霊の冥福祈る  成就寺で水子供養会法要  (串本町 )
2019年04月26日
23 記念日テーマに60冊紹介  こども読書週間にちなんで  (串本町図書館 )
2019年04月26日
24 新作おにぎり登場  マイヤーレモン使い  (ウミガメ公園 )
2019年04月26日
25 親子でイチゴ狩り楽しむ  那智勝浦町の太田農園で実施  (JAみくまの共済部 )
2019年04月26日
26 お悔やみ情報
  
2019年04月23日
27 松畑玄さんがトップ当選
 新人議員は3人誕生  (新宮市議選 )

 任期満了(30日)に伴う新宮市議会議員一般選挙が21日、投開票され、現職11人、元職1人、新人3人の計15人が当選した。トップ当選は松畑玄さん(47)で1341票を獲得した。元職の三栗章史さん(55)と、新人では岡﨑俊樹さん(34)、竹内弥生さん(58)、大坂一彦さん(55)が当選を果たした。

 議員定数を2削減し、15議席となって初の選挙。現職12人、元職1人、新人6人の計19人が立候補した。現職3人が勇退を表明し、早々に新人が立候補の動きを見せるなど、14日の告示前から選挙戦モードに突入していた。

 各候補者は人口減少や防災・減災、福祉医療、建設にかじを切った文化複合施設と市の財政などを争点に舌戦を繰り広げてきた。市民の注目も高く、前回(2015年)の6758人を上回る7753人(男3211、女4542)が期日前投票を済ませた。

 午後8時10分から市立総合体育館で開票作業があり、各候補の支持者らが作業を見守った。午後10時18分に結果が確定し、当選した各陣営では候補者と支持者が喜びを分かち合った。

 投票率は69・75%で、前回を1・16㌽上回った。

  □     □

市民生活を第一に トップ当選の松畑さん



 厳しい選挙だった。結果は支えてくれた皆さんのおかげ。新人が6人出てきたということは、それだけ議会に対する不信感があったのでは。これからはそういうことのないように市民目線で取り組んでいきたい。

 文化複合施設建設における決定など、新宮市は間違った方向に向かっている。いずれ来る財政難に対して、市民生活を一番に考えていきたい。

  □     □

情報発信をしっかりと 新人トップの岡﨑さん



 応援してくれた仲間や投票してくれた皆さんに感謝しています。自分の足で歩くことで多くの声を頂いた。市民からの期待を感じました。議員は市民への報告義務がある。市民が一番求めている情報の発信をしっかりと行いたい。

 父・武人さん「歩いて一人一人の声を聞いたのが勝因だと思う。これからも市民の声を聞き、市政に生かしてもらいたい」。

 母・節子さん「皆さんが支えてくれたおかげで当選できた。感謝の気持ちでいっぱいです。市民の方々に恩返しできるように市を良くしてもらいたい」。

  □     □

■開票結果

当落得票数候補者名年齢党派現元新
1,341松畑  玄47
1,271上田 勝之53
1,163岡﨑 俊樹34
1,075久保 智敬61
1,053三栗 章史55
985大西  強75
955竹内 弥生58
945榎本 鉄也62
909濵田 雅美53
904前田 賢一71
896東原 伸也53
836松本 光生68
834福田  讓69
769屋敷 満雄72
754大坂 一彦55
752大石 元則64
648池田 稔夫50
341月輪 匡克51
299栗須 政志68
※案分による小数点以下の票は切り捨て。

当日有権者数 24,237人

投票者数 16,905人

無効投票数 174票

投票率 69.75%

(2019年4月23日付紙面より)

支持者らと当選を喜ぶ松畑玄さん(中央)=21日、新宮市井の沢
父の武人さん(前列右から2人目)から花束を受け取る岡﨑俊樹さん(同3人目)=21日、新宮市新宮
2019年04月23日
28 秋の収穫楽しみに
 企業と地域団体が田植え  (紀宝町 )

 紀宝町神内のパナソニックライフソリューションズ紀南電工株式会社(矢野剛社長)は21日、「農山村活性化の取組に関する協定」を結ぶ地域活性化団体「神内生き活き協議会」(矢熊敏男会長)の協力を得て、同地区の田んぼで田植え作業を実施した。

 協定は、県が2012年度から取り組む「三重のふるさと応援カンパニー推進事業」の一環。農山漁村の豊かな地域資源を生かして、社会貢献や新規ビジネスなどに取り組む企業や地域を応援する事業で、両者の締結は県内で11例目となった。

 今年で3年目の取り組みで、同社の社員や家族ら120人が参加。西田健町長も足を運び、「今日は平成最後の田植え。令和時代の発展のために共に頑張りましょう」とあいさつした。

 矢野社長が「田植えを精いっぱい頑張って秋を迎えたい」と述べた後、参加全員で記念撮影した。

 この後、休耕田になる予定だった10㌃の田んぼで作業を開始。3年目の参加者は慣れた手つきで、初参加者は悪戦苦闘しながらもコシヒカリの苗を丁寧に植えた。

 秋には稲刈りを行う予定だという。

(2019年4月23日付紙面より)

田植えを楽しむ参加者=21日、紀宝町神内
作業を前に全員で記念撮影
2019年04月23日
29 谷のあれで38本優雅に泳ぐ
 旧須江小前のこいのぼり  (串本町 )

 串本町須江、旧須江小学校(現・須江ダイビングセンター)前の旧耕作地(通称・谷のあれ)で20日、こいのぼり38本が優雅に泳ぎ始めた。近くに住む井本成二さん(62)が近所の応援を得て掲げていて、今年は5月6日(月・振休)ごろまで飾り続けるという。

 谷のあれは須江小があった時代に耕作地として活用され、児童の身近な自然学習教材であり遊び場でもあった。後に須江小が現大島小として統合されて児童の活気が消え、耕作地としての役目も終えて雑木林へと二次遷移。かつて親しんだ場所が雑然とする状況を憂い、華やかさを取り戻したいという願いが所有者の谷文子さんら区民有志の間で高まる中、三重県亀山市から須江の親元へ戻った井本さんが技術面の担い手として加わり、3年前からこいのぼりを掲げるようになった。

 当時は支柱1組に親ひもを横張りし、区内外からこいのぼりを譲り受け横一列で掲げた。生い茂る木々と雨風が元所有者の大事なこいのぼりを傷めないよう、2年目は前もって雑木を切り耕作地の外観が見て取れる状態まで再興。託されたこいのぼりの本数も増え、支柱を3組増やし4列で約50本を掲げた。

 日中によく風が吹き抜けるが地形的に風が巻くことが多く、親ひもや隣同士で絡みつきひどいときには破れてしまうことも。布製も古い分傷みやすいが、さらに寿命が短いのが紫外線に弱いナイロン製。3年目からは掲げる期間を3週間弱に縮め、4年目の今年は絡みつき予防としてこいのぼりに竹芯を通す工夫も加えて掲げている。

 「絡みつきにくくなっても、芯の重さで泳がなくなったら意味がない。ちょうどいい竹の太さはどれぐらいか、実際に何度も試して探ってきた」と井本さん。その集大成を注いで20日に掲げたこいのぼりは数が2割減となり微風では舞わなくなったが、時折吹き抜ける強い風を受ければ不規則に舞い上がること無く安定して優雅に泳ぎ出す。過度な荒天時は今まで通り外して守るが、応援してくれる区民有志も高齢のため小雨や弱風ぐらいなら掲げたままにしておくという。

 一番の悩みはこいのぼり自体の経年劣化。最初に預かったこいのぼりは年々数が減っている状況で、井本さんは今後も託してくれる人が現れることを期待しつつ、こいのぼりを見守っている。

(2019年4月23日付紙面より)

旧須江小前で絡みつき予防の工夫をしつつ掲げているこいのぼり=20日、串本町須江
2019年04月23日
30 優勝は山根和子さん
 もみじ会4月月例杯  
2019年04月23日
31 久司侑佳さんが1位に
 第1回和歌山陸上競技協会記録会  
2019年04月23日
32 光洋・近大新宮が優勝 中学校野球大会紀南大会郡予選 
2019年04月23日
33 三輪崎少女バレーが初優勝
 第3回JAみくまの杯  
2019年04月23日
34 地域活性化に役立てて  スーパーカー実行委が寄付  (新宮市 )
2019年04月23日
35 打ち上げ花火のBGM募集  那智勝浦町花火大会実行委員会  
2019年04月23日
36 紀伊半島大水害を振り返る  「減災カフェ」で実用減災学  (新宮市 )
2019年04月23日
37 15人の新議員、喜びの声  新宮市議選  
2019年04月23日
38 ホタルの保護呼び掛ける  守る会が啓発看板設置  (紀宝町 )
2019年04月23日
39 家族連れでにぎわう  ウミガメ公園14周年祭  (紀宝町 )
2019年04月23日
40 ダンスやゲームなど楽しむ  潮岬青少年の家で親子遠足  (高池保 )
2019年04月23日
41 両陛下視察時の写真展示  本館ロビーで5月6日まで  (県立潮岬青少年の家 )
2019年04月23日
42 お悔やみ情報
  
2019年04月21日
43 15人の新議員決まる
 新宮市議選  

4月21日22時18分確定【定数15】

当落得票数候補者名年齢党派現元新
1,341松畑  玄47
1,271上田 勝之53
1,163岡﨑 俊樹34
1,075久保 智敬61
1,053三栗 章史55
985大西  強75
955竹内 弥生58
945榎本 鉄也62
909濵田 雅美53
904前田 賢一71
896東原 伸也53
836松本 光生68
834福田  讓69
769屋敷 満雄72
754大坂 一彦55
752大石 元則64
648池田 稔夫50
341月輪 匡克51
299栗須 政志68
※案分による小数点以下の票は切り捨て。

当日有権者数 24,237人

投票者数 16,905人

無効投票数 174票

投票率 69.75%


2019年04月21日
44 銅板の屋根新しく
 礼殿の改修終え奉告祭  (熊野那智大社 )

 創建1700年記念境内施設整備事業による改修工事が進む那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で19日、礼殿(幣殿と拝殿)や授与所などの改修工事が終わり、竣工(しゅんこう)奉告祭が営まれた。塗り直された朱塗りの建物とふき替えられた銅板の屋根が輝いた。

 同大社の男成宮司をはじめ奉賛会、神社役員、県や町の職員、工事関係者が参列し完成を祝った。

 同事業の概要は、礼殿の改修および銅板屋根ふき替え工事、拝殿、鳥居、宝物殿、長生殿、手水(ちょうず)舎などの塗装工事、祈願所、社務所の改修および塗装工事となっている。事業期間は12月31日(火)まで。

 礼殿は1941年の建築で、雨漏りなどにより木材の傷みが進んでいたことから、2017年11月に工事着工。重要文化財と同等の改修が施された。改修により本殿を臨む幣殿の扉が開かれ、柱や壁面を朱色などで塗り直した。増築が重ねられ多重構造となっていた授与所の屋根は建築当時に近い形に戻し、軒先を伸ばして雨の日の参拝に配慮した。

 男成宮司は「事業は年末まで続きますが、中心施設である拝殿が無事竣工となった。皆さん方や多くの崇敬者のご協力のおかげです」と感謝。「理由は定かではないが、二十数年閉じられていた扉を開けたので、本殿側が見えるようになった。拝殿本来の形かと思います」と話した。

 整備事業では引き続き、鳥居や建物の塗装などが進んでおり、同大社別宮・飛瀧(ひろう)神社の祈願所の改修も予定している。

(2019年4月21日付紙面より)

礼殿の改修を終え、竣工奉告祭が営まれた=19日、熊野那智大社
採光により明るくなった内部
2019年04月21日
45 クロマグロの水揚げ続々
 1隻で12本の漁獲など  (勝浦地方卸売市場 )

 国内有数の生鮮マグロ基地、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場でクロマグロが次々と揚がっている。18日のクロマグロの水揚げは計18本。19日には19本揚がり、ひき縄漁で取れた40~60㌔の小物35本の水揚げもあった。

 高知県の益丸(19㌧、松島基晴船長)は、勝浦港の約500㌔沖で操業。140~200㌔台のクロマグロ12本を漁獲した。うち6本は1回の操業で取ったという。松島船長は「15年前は20本くらい釣れていた。今年は(クロマグロの)出足は遅かったが、5月の連休明けまで頑張りたい」と話していた。

(2019年4月21日付紙面より)

200㌔前後のクロマグロがずらりと並んだ=18日、勝浦地方卸売市場
2019年04月21日
46 一行もてなし親睦深める
 ブルーム・レセプションパーティー  (太地町 )

 太地町公民館で19日夜、同町と姉妹都市提携を結んでいるオーストラリア・ブルームからの学生ら13人を歓迎するレセプションパーティーが開かれた。町関係者やホームステイ先のホストファミリーらがもてなし、親睦を深めた。

 町教育委員会の宇佐川彰男教育長が「ブルームの皆さまにはしっかりと太地を好きになってもらいたい。今日は町民と歓談して楽しい一日にしてください」とあいさつ。山本真一郎町議会議長の乾杯でパーティーが開始された。用意された食事を取りながら、学生と町民が会話や記念撮影するなど交流を楽しんだ。

 学生らが舞台に上がり、日本語で自己紹介。これまでにも太地に訪れている教師のマイケル・レイクさんは「太地町とブルームは大切な関係。この交流が長く続くことを祈っております」と語った。

 同町からは「鯨踊り」と寄水青年同志会による獅子舞が披露され、ブルーム一行は「ショットガン」「ソルトウォーターカウボーイ」の2曲を熱唱し、拍手が送られた。

(2019年4月21日付紙面より)

ブルーム一行が自己紹介=19日、太地町公民館
2019年04月21日
47 悠々と青空泳ぐ
 タウンガーデンにこいのぼり  

 「こどもの日」(5月5日)を前に、新宮市保健センター横の花壇「タウンガーデン」へ一足早くこいのぼりが掲げられた=写真。花壇を管理するボランティアグループ・タウンガーデン(平田裕子代表)が毎年設置しており、6匹が悠々と青空を泳いでいる。

 20日に会員とボランティアら約20人が作業をした。午前中に市内から切って運び出した約16㍍の竹に滑車を付け、こいのぼりを掲げた。敷地内にはチドリソウやポピー、ノースポール、モッコウバラ、シレネなど、色とりどりの季節の花が咲いている。平田代表は「四季折々の花と共に、少しでも楽しんでもらえれば」と話していた。

(2019年4月21日付紙面より)


2019年04月21日
48 鯨骨鳥居が3代目に  太地漁協が感謝込めて再建  (太地町 )
2019年04月21日
49 共に人生100歳を  健人大学開講式4月講座  (新宮市 )
2019年04月21日
50 熱戦展開、大盤解説も  新宮市将棋大会大橋貴洸杯  
2019年04月21日
51 「ぜひ見に来てほしい」  下地さん宅のフジが満開  (那智勝浦町 )
2019年04月21日
52 フジの花を楽しみお茶会  那智勝浦町浦神の民家で  
2019年04月21日
53 愛憎を美で表現  黒木かほさんら自主公演「tone」開催  (熊野市 )
2019年04月21日
54 丹鶴城公園などに出向き  鵜殿小学校が春の遠足  
2019年04月21日
55 河口大橋工事間近で視察  熊野川を川舟で下り  (紀宝町議会 )
2019年04月21日
56 春の例大祭盛大に 熊野本宮大社 
2019年04月21日
57 19人に有権者の審判  いよいよ21日投開票  (新宮市議選 )
2019年04月21日
58 お悔やみ情報
  
2019年04月12日
59 「パンドラ号よくやった!」
 嘱託警察犬に感謝状  (新宮市 )

 新宮警察署(髙砂=たかす=浩之署長)は10日、行方不明となっていた80代女性を生存発見、救助したとして、嘱託警察犬パンドラ号(パンドラ・フォン・クランツ・K.Y.)と嘱託指導手の榎本義清さん(57)に感謝状を贈った。榎本さんは「よくやったと声を掛けてあげたい」とパンドラ号をねぎらった。

 パンドラ号(シェパード・雌)は2009(平成21)年から県警察嘱託警察犬として活躍する11歳のベテラン警察犬。捜索救助や足跡追及、爆発物捜索を得意とする。これまで、NPO法人和歌山災害救助犬協会の理事長を務める榎本さんと共に、東日本大震災や紀伊半島大水害、熊本地震、西日本豪雨の被災現場で捜索活動にも参加している。

 同署によると、先月21日午前9時に市内の70代男性から「妻がいなくなった」旨の110番通報を受け、届け出を受理。捜索を実施するとともに警察犬の出動を要請した。同日午前11時ごろに榎本さんがパンドラ号を伴い捜索に加わったところ、約30分後に浮遊臭をたどったパンドラ号の先導により、自宅からほど近くの谷底にあおむけで倒れている女性を発見、人命救助に至った。女性は発見当時、あばら骨骨折、低体温、意識もうろう状態で市内の病院に搬送されたが命に別状はなく、現在は退院し自宅で療養している。

 榎本さんは「発見場所近くでパンドラ号が反応し、20㍍ほど下の谷に降りていったのでついていったところ、倒れている行方不明者を発見した。声掛けにも反応しなかったが、背中がわずかに動いており、驚いたと同時に安心した」と発見当時の様子を振り返り、「救える命を救いたいという気持ちで訓練していた。普段から定期的に訓練したかいがあった。引き続き精進しながら訓練に努めたい」と決意を新たにしていた。

 髙砂署長は「発見が遅れていたら命に関わることだった」とパンドラ号の活躍に感謝を述べた。 県内では現在、榎本さんとパンドラ号を含め、16人の指導員と29頭の警察犬が受嘱している。

(2019年4月12日付紙面より)

髙砂浩之署長(左)がパンドラ号と榎本義清さんに感謝状を手渡した=10日、新宮警察署
榎本さんとパンドラ号
2019年04月12日
60 落語や講談などを楽しむ
 「坐・噺の会」迎え寄席  (田並劇場 )

 串本町田並にある田並劇場で7日、紀美野町に拠点を置くグループ「坐(ざ)・噺(はなし)の会」の寄席があり、近隣住民ら約30人が生の落語や講談、大喜利などを楽しんだ。

 このグループは、関西大学落語研究会OBが中心になって6年前に結成。「小さな村や町で小さな寄席を」をコンセプトにして県内各地に寄席の裾野を広げている。昨年10月には古座川町各地で寄席を実施。さらなる南進を模索する中で同劇場の存在を知り会場提供を申し出たそうで、同劇場保存会の林憲昭さんも「この劇場で寄席をしたらどうなる?」と興味を持ち依頼に応えたという。

 出演は関大亭学乱(がくらん)さん、ひさご亭江香(こうか)さん、爪田家らいむさん、関大亭忍狂(にんきょう)さんの4人で、夢さやか社中が囃子(はやし)を響かせ生の舞台感を盛り上げた。江香さんは講談師、他3人は落語家。それぞれに1演目を披露し、大喜利も織り交ぜて約2時間のひとときを形作った。

 田並劇場は林夫妻らによる4年来の修復により昨年7月、約半世紀を経て再興した。旧来の面影を色濃く残しつつ往時の映画作品の上映会を基軸にして再出発し、イベントも積極的に開くなど幅広く活用を重ねている。日常的に親しんでもらえるよう劇場カフェを開設し、毎週月・水・土曜日の午後1時~5時に場内開放。その一端で水曜午後3時30分~5時には子ども向けの同劇場造形教室も開いている。

 イベント関係では、21日(日)に映画上映会(作品は『死刑台のエレベーター』)、30日(火・休)に「インドネシア・島々の民族音楽を求めて」と題して実践者の坪内あつしさん一家のトーク&ライブがあり、27日(土)には新たにフラ教室もスタートする。いずれも参加費が必要。詳細の問い合わせは同劇場(電話0735・70・1046)まで。

(2019年4月12日付紙面より)

「坐・噺の会」による田並劇場寄席の様子=7日、串本町田並
2019年04月12日
61 介護予防広がり見せる
 いきいき百歳体操  (紀宝町 )

 紀宝町内で介護予防を目的とした「いきいき百歳体操」が広がりを見せている。2017年度から阪松原地区を皮切りにスタートし、現在では自主活動を含めて6地区で取り組まれている。

 02年に高知市の職員が、米国国立老化研究所が推奨する運動プログラムを参考に開発した筋力運動。椅子に腰を掛け、映像を見ながら準備体操、筋力運動、整理体操の三つの運動を行う。

 厚生労働省のモデル事業として全国に広まった。同町では県からの紹介を受けて介護予防事業として実施した。

 町内6地区のうち、津本地区の深田スポーツ交流センターでは男性限定の教室を開いている。介護予防教室に男性の参加者が少ないことから、モデル地区として「津本男子」を結成。昨年10月から始まった。

 現在は10人が参加し、毎週水曜日に集まっている。10日の教室では約40分のDVDを見ながら、椅子に座った状態で準備体操から始めた。筋力運動では2・2㌔まで10段階に調節可能な重りを手首や足首に巻き、腕、ひざ、足の運動などに取り組んだ。

 参加した産屋敷基久さん(62)は「70~90代の元気な人が多い。これまで半年間続けて、足腰が衰えない程度に健康を保てている」と話していた。

 町では5月末から介護予防サポーターを養成し、町内各集会所で実施する計画だという。現在6地区で開いている教室への参加者も募集中で、問い合わせは、同町役場みらい健康課(電話0735・33・0355)まで。

(2019年4月12日付紙面より)

いきいき百歳体操に取り組む参加者=10日、紀宝町の深田スポーツ交流センター
2019年04月12日
62 はえ縄漁のPRに
 「まぐろのぼり」を町に寄贈  (南紀くろしお商工会 )

 マグロのまち那智勝浦町のPRに貢献しようと、南紀くろしお商工会(森川起安会長)は8日、町に「まぐろのぼり」を寄贈した。堀順一郎町長は「色もきれいで見栄えがする。昨年はクロマグロの資源問題による漁獲規制があったが、資源に優しいはえ縄漁を打ち出すチャンスと捉え、PRに活用させていただく」と感謝した。

 全長4㍍の青いのぼりと3㍍の赤いのぼりの一対が贈られた。町が効果的な設置場所を検討し、掲揚の日時を決める。

 この日は役場町長室で贈呈式が開かれ、堀町長、森川会長、商工会まちづくり部会の土佐修平会長、同・加藤康高副会長らが出席した。

 まぐろのぼりは国の提案公募型地域活性化事業の補助を受けて作られた。南紀熊野体験博(1999年)で会場に飾られ、現在も機運醸成のアイテムとして商工会が活用している。

(2019年4月12日付紙面より)

贈呈式で「まぐろのぼり」を広げる堀順一郎町長(中央)、関係者の皆さん=8日、那智勝浦町役場
2019年04月12日
63 世界遺産の美化に努める  新宮ユネスコと新宮RCが清掃奉仕  
2019年04月12日
64 防災頭巾を贈呈  新小学1年生202人へ  (新宮市土建協同組合 )
2019年04月12日
65 命を守る行動を  近大新宮で防災訓練  (新宮市 )
2019年04月12日
66 アケビの花  新宮城跡で  
2019年04月12日
67 新1年生の学校生活がスタート  太地小・中学校で入学式  
2019年04月12日
68 元気に遊べる子になって  保育所、幼稚園で入園式  (新宮市 )
2019年04月12日
69 元気な母が多い地域に  会員制「mam's school」開校  (那智勝浦町 )
2019年04月12日
70 スマホ台で撮影後押し  橋杭海水浴場に設置  (南紀串本観光協会 )
2019年04月12日
71 モーパラ体験導入に意欲  橋杭海水浴場で試験飛行  (串本町 )
2019年04月12日
72 横断歩道では「よく見てね」  うどの幼稚園で交通指導  
2019年04月12日
73 新1年生は207人  新宮市、北山村の小学校で入学式  
2019年04月12日
74 お悔やみ情報
  
2019年04月06日
75 一歩ずつ力強く歩んで
 新宮高校で入学式  (新宮市 )

 新宮市神倉の県立新宮高校(前田成穂校長)で5日、入学式があった。178人の新入生が期待と緊張感を胸に高校生活の第一歩を踏み出した。

 式で前田校長は新元号である令和の時代と共に高校生活を送ることになるとし、「勉学はもちろん、クラブや生徒会、ボランティア活動など皆さんの多くの夢や希望が詰まっている。一人一人が主体性を持ち、ひた向きに努力し将来に向かって一歩一歩力強く歩んでいくことを期待しています」と式辞。

 新入生を代表し、桃井陸翔君は「勉学やクラブ活動などに強い意志を持って取り組み、何事にも積極的に挑戦して精いっぱい学び、努力することを誓います」と宣誓した。

 同校振学会の杉浦日出夫会長は桜の木に例え、「皆さんの心の中に根をしっかりと張ってほしい。根を張った桜は倒れません。成長し大きな木になり花を咲かすことができる。土台を固め頑張ってください」。

 同窓会の夏山晃一会長は「目標を見つけ、その気になってほしい。その思いを持つとどうするべきか考えるようになる。人間の潜在能力は無限。この高校生活をしっかりと過ごしてください」と祝辞を述べた。

(2019年4月6日付紙面より)

新入生を代表して宣誓する桃井陸翔君=5日、新宮市神倉の県立新宮高校
2019年04月06日
76 花で観光客出迎える
 花てまりの会が花壇整備  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の花作りボランティアで構成される「花てまりの会」(おお木博子会長、会員26人)は1日、同町浜ノ宮のシンボルパーク跡地(那智勝浦町海浜公園)にある花壇の手入れを実施した。

 昨年12月にチューリップ340球を花壇内の24カ所に分けて植えた。4色のうち、現在はピンクと赤が咲いており、こぼれ種から育ったクリサンセマムと共に見頃を迎えている。

 同会は観光客や町を訪れる人たちを花で迎えようとJR紀伊勝浦駅裏や町体育文化会館、漁港の足湯周辺などの花壇の手入れに尽力している。作業日は毎月1、15日の午前8時30分から取り組んでいる。

 シンボルパーク跡地では5~6月ごろから夏の花であるマリーゴールドなどを植え、三季に分けて種類の違うものを植えている。

 おお木会長は「毎年、同じにならないように工夫して植えている。多くの花で観光客などを出迎えたい。皆さんに見てもらえたら」と話す。また、懸念する点として、大門坂駐車場にある花壇の花をシカが食べ、踏み荒らしてしまう獣害や町内の人目に付きやすいごみ、シンボルパークの利活用などを挙げ、「せっかく多くの方々が町に来てくれるのだから、少しでもきれいして、活性化につなげてほしい」と訴えた。

 今後、同会では共に活動をするメンバーの募集や育成も視野に入れ、活動を続けていく方針。

(2019年4月6日付紙面より)

※ おお木博子代表の「おお」は、左側が「羽」の下に「令」、右側が「寛」

花壇の手入れを行うメンバーら=1日、那智勝浦町浜ノ宮のシンボルパーク跡地
2019年04月06日
77 花盛りの下で季節楽しむ
 高瀬会高瀬地区合同花見会  (古座川町 )

 古座川町高瀬に本部を置く社会福祉法人高瀬会(切士桂理事長)が3日、高瀬橋そばで第35回高瀬会・高瀬地区合同花見会を開き、来賓やゲスト、スタッフを含め約160人が花盛りを迎えたソメイヨシノの下で季節を楽しむひとときを過ごした。

 同法人最初の施設・特別養護老人ホーム古座川園ができた当時から続く春恒例の催し。夏の盆踊りや秋の運動会などと並んで四季折々の楽しさに親しむ機会として、高瀬地区の高齢者も招待しながら毎年欠かさず開いている。

 今年も同橋そばの桜並木沿いにある高瀬会ログハウスを会場にして実施。同法人を代表して切士理事長は新しい元号が令和と決まったことに触れ「その時代は前の時代の人がつくるということを新聞で見たが、確かに昭和は大正の人、平成は昭和の人がつくってきた。令和は平成の人が頑張ってくれるんだろうなと期待している。お日様の下でおいしいお弁当を頂き、楽しい手踊りを見て桜を愛(め)でながら平成を振り返り楽しいひとときを過ごしてほしい」とあいさつ。来賓を代表して同町の仲本耕士副町長はクマノザクラをはじめとするサクラのまち古座川町の自然環境や新しい元号を話題にしつつ「時代は変われど、安心して暮らせる古座川町でありたい。そのための施策に頑張るので、皆さまも日々穏やかに過ごしてほしい」と述べ、同町の巽寿久健康福祉課長や串本町の中田匠福祉課長らも列席して開宴を祝った。

 愛でる対象のソメイヨシノは、昨年の台風で1本が倒れて失われたものの残る木は満開の花盛り。強風にあおられ、はらはらと花びらが舞う中、序盤は町内の日本舞踊連「あすま会」と同町婦人団体連絡協議会の有志22人が『さくら音頭』『皆の衆』で踊りの輪を描き、体に覚えのある利用者も輪に加わって一緒に盛り上がった。

 中盤以降は花を愛でながら弁当を味わい、カラオケで歌声を響かせるなどの余興を交えて時節柄のソメイヨシノに親しむひとときを過ごした。

(2019年4月6日付紙面より)

あずま会や町婦連有志による踊りの輪で一段と華やいだ会場=3日、古座川町高瀬
花盛りのソメイヨシノを愛でながら弁当を味わう利用者ら
2019年04月06日
78 縁起物の「挑花」作り 本宮祭を前に作業が大詰め (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)の春の例大祭「本宮祭」(13~15日)に向け、同大社敬神婦人会有志5人による、祭りで授与する菊を模した造花「挑花(ちょうばな)」作りが大詰めを迎えている。授かれば無病息災などの御利益があるという縁起物で、祭りまでに約600本を作る。

 挑花は直径約15㌢、高さ約60~90㌢。昨年秋ごろから大社氏子総代会が材料集めなどの準備を始め、年明けから婦人会有志たちが花を作っている。赤、白、黄などの紙を花びらや葉の形に切って、接着剤などで貼り付けて完成させる。

 この日作業に取り組んだ岡本ミチさん(74)=作業歴約30年=と中道松子さん(89)=同歴約20年=は「挑花は本宮祭になくてはならない物で、どうしても作らなくてはいけない。心を込めて作っています」と制作に対する思いを語り、「誰にでも作れるようだが、そうでもない。根気が必要で、作ってくれる人は貴重な存在です」と話した。

 例大祭は、主祭神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ=スサノオノミコト)が本宮に鎮座する際に「我を祀るに母神(イザナミノミコト)をも同じく祀れ」と言ったという故事が起源。熊野市の花の窟(いわや)から母神を迎え、花を奉じて鼓、笛、旗をもって祭りを営むようになったと社伝に記されている。

 15日(月)午後1時からの渡御祭(とぎょさい)で、木箱に無数の挑花を挿して飾った4基がみこしなどと共に真名井社(まないしゃ)を経て、旧社地の大斎原(おおゆのはら)まで歩く。かつては旧社地での神事が終わると氏子が挑花を奪い合ったが、現在は餅投げの赤餅と引き換えている。

 大社氏子総代会の榎本隆文会長(67)は「挑花は本宮大社の例大祭のシンボルの一つ。制作に当たり、協力いただいている皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。例大祭の最後を締める餅まきは15日午後3時ごろです。一人でも多くの人に、縁起物の『挑花』を授かってもらえれば」と話した。

(2019年4月6日付紙面より)

挑花作りに取り組む敬神婦人会の岡本ミチさん(右)と中道松子さん=4日、田辺市本宮町渡瀬
2019年04月06日
79 63人が新生活スタート  那智勝浦町立保育所・こども園で入園式  
2019年04月06日
80 新入団員10人に辞令交付  新宮市消防団が任命式  
2019年04月06日
81 ギョイコウザクラ  本廣寺で咲き始める  (新宮市 )
2019年04月06日
82   
2019年04月06日
83 今日からお友達  たづはら保、白梅保で入園式  (新宮市 )
2019年04月06日
84 15人の新入園を歓迎  太地こども園で入園式  
2019年04月06日
85 管内流域に稚アユを放流  海産1㌧仕入れて各所へ  (古座川漁協 )
2019年04月06日
86 みんなそろって園生活始める  こども園や保育所で入園式  (串本町・古座川町 )
2019年04月06日
87 福島こども基金に寄付  秋山豊寛さんのお話をきく会  
2019年04月06日
88 交通事故防止の推進を  安全運転管理推奨像を伝達  (紀宝警察署 )
2019年04月06日
89 声かけ友愛訪問など推進  成川老人ク髙砂会が総会  (紀宝町 )
2019年04月06日
90 ホームページで物件公開中  紀宝町、空き家バンク事業  
2019年04月06日
91 お悔やみ情報