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2017年08月26日
1 津波避難所の築山完成
 9月24日の見学会後、開放  (新宮市 )

 新宮市が津波一時避難所として同市蓬莱1丁目の旧王子製紙跡地で整備を進めていた築山が完成した。9月24日(日)午前8時30分から地域住民らを対象に見学会を開き、その後、供用を開始する予定だ。

 熊野川河口部に位置する土地は、市が2013年12月4日付で「王子ホールディングス株式会社」(本社・東京都中央区)から譲り受けた約3万2277平方㍍の一部。全体の面積は約1万8000平方㍍で、中心付近に縦約80㍍、横約60㍍、高さ6・1㍍の楕円(だえん)形の築山を造成した。上部の面積は約630平方㍍あり、約1260人が避難できる。

 紀伊半島大水害後に国が熊野川河口部で実施した掘削工事で採取した砂利を約1万2000立方㍍使用し、表面に土をかぶせ芝生を敷いた。築山への入口は5カ所で、頂上へ登るスロープは2カ所設置している。事業費は市が約7500万円、国が約4500万円の計約1億2000万円となる見込み。

 市役所で24日に開かれた市議会総務建設委員会で並河哲次委員は、地域住民から築山の強度に心配の声が挙がっていると指摘。田坂豊・建設農林部長は「安全性は確保されていると思っている」と答えた。久保智敬委員が管理する部署について質問し、工藤英二・都市建設課長補佐は、築山が防災対策課、周囲は協議中と回答した。

 南海トラフ巨大地震での浸水深が0・5㍍と予想されている土地。地盤は海抜約7㍍で、築山上は海抜約13㍍になる。残りの土地の活用方法について田岡実千年市長は「白紙の状態。地域住民の意見を聴きながら活用法を考えていきたい」と述べた。

(2017年8月26日付紙面より)

津波一時避難所となる築山=24日、新宮市蓬莱
2017年08月26日
2 新宮高校が関西で銀賞 「自分たちの演奏ができた」 (吹奏楽コンクール)

 新宮市神倉の県立新宮高校(畑伸憲校長)吹奏楽部(亀谷覚史顧問)は21日、兵庫県の姫路文化センターで開催された第67回関西吹奏楽コンクール高等学校の部小編成で銀賞を受賞した。

 新宮高校はジンベエザメや海をイメージした曲『リンコドンティプス―蒼き海の守り神―』で、小編成26人で出場した。同部は県吹奏楽コンクールで4年連続の金賞を受賞し、3年ぶりの関西コンクール出場権を獲得した。2014年の関西コンクール出場時の結果は銅賞だった。

 立溝まい・前部長は「金賞を目指していたので悔しかったです。関西では県で出し切れなかった100%の力を出し切りたいと話していました。それは無理でしたが、練習を超えるくらい楽しい演奏ができました」。

 3年間を振り返り「しんどいこともいっぱいあったけれど、コンクールでやっと結果を出せたり、コンサートをいっぱいさせてもらい、いい経験ができました。吹奏楽をやってきて良かったと思っています」と話した。

 新たに部長を務める磯﨑美和さんは「金賞を目指して頑張ってきたのでちょっと悔しかったですが、関西では自分たちの演奏ができて良かったと思いました」。「まい先輩のようにしっかりとできるか不安もありますが、歴代の先輩や部長から伝統を受け継ぎ、新宮高校吹奏楽部としてたくさん活動できれば」と今後の意気込みを語った。

 亀谷顧問は「生徒が大きく成長してくれたことが賞よりもうれしいです。関西大会までに自分たちの音楽を発信したいという思いを発揮できたことがうれしかった。彼女らの演奏はインパクトがあり、最高得点を付けてくれた審査委員の人もいました。課題もありますが客席の空気感も良かったと聞いています。金賞には届きませんでしたが、会場で聞いている人の琴線に触れる演奏ができたと思います」と話していた。

(2017年8月26日付紙面より)

関西大会に出場した吹奏楽部の皆さん=24日、新宮市神倉の県立新宮高校
2017年08月26日
3 和歌山工専学生ら立ち会う
 第3回MH賦存状況調査  (和歌山県 )

 県の本年度第3回メタンハイドレート(MH)賦存状況調査が24日、串本港を拠点にして行われた。第1、2回同様、すでに確認しているメタンプルームと見られる気泡密集帯のデータ収集が目的で、今回は和歌山工業高等専門学校の岸本昇教授と専攻科の学生2人も観測作業に立ち会った。

 この調査は、国家規模のMH開発誘致を目的として平成24年度から継続実施。東京海洋大学の青山千春准教授監修の下で同研究所が選定した海域を県漁業調査船「きのくに」の高性能魚群探知機(計量ソナー)で観測し、得られたデータの解析と考察を㈱独立総合研究所に委託して得られた成果を材料にして国への働き掛けを重ねている。

 本年度は6回の調査を行う計画で、メタンプルームと見られる気泡密集帯の経年変化を見るために同一海域(潮岬の南約20㌔にある水深1600~1700㍍の海底)の観測を重ねている。

 和工専は平成27年度に日本科学技術振興財団「エネルギー教育モデル校事業」の指定を受け、将来のエネルギー開発を適切に判断し行動する人材の育成に力を入れている。岸本教授によると、同調査への立ち会いは学生が新エネルギー源の一つとしてMHに関心を持ち将来のエネルギー研究に役立てる目的で計画し、県産業技術政策課に協力を求め第2回調査から立ち会っているという。

 今回乗船した専攻科1年の嶋田大海さん(21)はMHを研究のテーマにしているそうで、第2、3回と続けて立ち会い「MHは身近なところにあるという認識が深まった。陸上で採掘できるロシアやカナダと違い、日本は海上。いろいろな技術を組み合わせることによって採掘は可能になるのかなと感じている」とコメント。

 同科2年の土田裕介さん(22)はMH開発が実現するかどうかを検討したくて今回の調査に立ち会ったそうで「何度も同じところで反応が出るのを見て、MHは空想のものではないという実感を得た。MHがどう検討されているかというプロセスを肌で感じるいい機会になった」と印象を語り、それぞれに考察を深める成果を得ていた。

 同課によると残る第4、5回調査は8月28~31日中、第6回は11月末ごろに行う予定。同日現在で同研究所から新たな海域の調査指示はなく、定点観測が続くという。

(2017年8月26日付紙面より)

魚群探知機のモニター越しに観測作業を見守る和工専の学生ら(県産業技術政策課提供)
2017年08月26日
4 外装工事ほぼ終わる
 新町立温泉病院  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町天満で建設中の新町立温泉病院で外壁の塗装工事が終わった24日、主要な足場が外され病院の外観が見えた=写真。2階屋上の防水工事が終われば、外装工事はほぼ終了で、今後はキャノピー(出入口の屋根)と南側の外構、内装などの工事を進める。職員住宅棟の工事は9月中に終了予定。

 工事の進行状況は完了までの58%で年内完成を目指し10月末には84%の見込み。町はスケジュール表を工事が行われている朝日区内に回覧で配布し、住民に細かく日程を通知している。

 同町建設課主幹の畑下靖さんは「近隣住民の皆さまのご理解とご協力のおかげで順調に進んでおります。8月は台風も1度だけだったので助かりました。作業員の方も猛暑の中、頑張って作業してくれています」と感謝していた。

(2017年8月26日付紙面より)


2017年08月26日
5 熊野HPが優勝 第123回職場対抗ボウリング大会 
2017年08月26日
6 串本古座が三回戦へ
 県下高校野球新人戦  
2017年08月26日
7 伝統の炎で山燃える 那智勝浦町、金剛寺で「二河の火祭り」 
2017年08月26日
8 24日、新宮で37・5度  全国3位の気温  
2017年08月26日
9 去る夏を惜しむ  円満地公園、来月3日にプールじまい  (那智勝浦町 )
2017年08月26日
10 水道料や旧職訓の今後  新宮市議会総務建設委員会  
2017年08月26日
11 楽しく英語で遊ぼう  勝浦認定こども園で初の教室  
2017年08月26日
12 真夏に雪景色観賞 那智勝浦町、スノードーム作り体験 
2017年08月26日
13 自転車の鍵を掛けよう  近大新宮高校生徒らが啓発  (新宮市 )
2017年08月26日
14 民話朗読劇稽古総仕上げ 古座川町、27日のイベント内で上演 
2017年08月26日
15 高瀬会利用者に接して学ぶ  明神中3年生の福祉体験  (古座川町 )
2017年08月26日
16 ウナズキギボウシ  熊野川町の岩場で  
2017年08月24日
17 新宮市の魅力を探る
 観光振興計画策定ワークショップ  

 平成30年度から5年間にわたる新宮市の観光振興の方向性を決める観光振興計画を策定するため、市商工観光課と市観光推進キャンペーン協議会事務局は22日、市福祉センターで第1回ワークショップを催した。観光関係者31人が参加し、「新宮市のブランディング」をテーマにアイデアを出し合った。

 市の総合計画内に観光振興計画が定められており、観光を市の発展や人口獲得につなげる狙い。現在、市が抱える観光課題として▽市が交通の通過点になっている▽町中観光の必要性―などがあるという。9月に同計画委員会を立ち上げ、来年2月までに全3回のワークショップを実施する。第2回で「ユーザー」を、第3回で「新宮が持つものとユーザーが求める共通のもの」をテーマに意見交換し、事務局でまとめて、観光振興の方向性を定める。

 アドバイザーに楽天トラベル株式会社地域振興事業部の高橋俊介さんら3人を迎えた。今回は、新宮市が他に負けない強みとそれを支えているものを探り、コンセプトという共通認識を持ってもらう狙い。首都圏在住の30代女性をメインに、インバウンド旅行者をサブターゲットに設定した。

 参加者は3グループに分かれて、「熊野古道」と「ジオパーク」をテーマに来新者に紹介したい市の歴史やパワースポット、食、文化などを挙げた。新宮を特徴づけるワードには、「すごい」、「とても」といった形容詞を付けてアピールポイントを探った。

(2017年8月24日付紙面より)

楽天トラベル地域振興事業部の高橋俊介さん(右)と市の魅力を出し合う参加者=22日、新宮市福祉センター
2017年08月24日
18 秋季リーグ戦に向け
 大商大卓球部が那智勝浦町で合宿  

 大阪商業大学卓球部(吉田充監督、月待輝海主将、選手19人)が21日午後、合宿のために那智勝浦町入りした。同町体育文化会館で24日までの4日間、約2週間後に迫っている関西学生秋季リーグ戦などに向けて練習に励む。

 同町での合宿は、町体育協会元卓球部長の中西毅さんとの縁で実現し、今年で4回目。同日には歓迎セレモニーが行われ、寺本眞一町長や観光協会の花井啓州会長らが歓迎した。

 歓迎セレモニーでは寺本町長が「秋季リーグを控える中で、皆さんに那智勝浦町へ合宿でお越しいただき、本当に心から歓迎を申し上げたいと思います」と歓迎し、「この合宿で飛躍のヒントやきっかけをつかむようなことがあれば、われわれとしてもうれしく思う。今後の皆さんの活躍をご期待申し上げます」と激励。

 花井会長は「ここから、リーグ戦などでいい成績を収められますよう、また、その先のオリンピックを目指して頑張っていただきたい。私たちの町は、卓球とレスリングの町を目指しておりますので、今後とも末永くお越しいただけますよう、よろしくお願いします」とあいさつ。

 平安衣装を着た観光協会の職員から吉田監督に花束が贈られたあと、月待輝海(つきまち・てるみ)主将が「僕たちにとってはいい環境で練習をさせてもらえるので、ありがたく思います。今リーグ戦では2部にいます。僕が入部したころから1部昇格を目標に戦っていますが、まだ昇格できていません。この合宿では、1部に上がれるように頑張りますので4日間よろしくお願いします」と応えた。

 セレモニー終了後、吉田監督は「秋季リーグなどに向けた強化を行うための合宿だが、この最高の環境は部員だけではもったいない。地元の中高生の練習参加を受け入れるほか、23日の午後7時からは地元の愛好家の人たちとの交流会も行う予定にしています」と話した。

(2017年8月24日付紙面より)

セレモニーで歓迎を受ける=21日、那智勝浦町体育文化会館
歓迎セレモニーの最後に出席者で記念撮影
2017年08月24日
19 クジラと触れ合う大冒険
 伊藤園が夏休みキャンペーン  (太地町 )

 株式会社伊藤園=本社・東京都渋谷区=が主催する夏休み特別体験プログラム「クジラ・イルカの学芸員に学ぶ!海の大きな生き物たちの世界」が21日、太地町立くじらの博物館で催された。同社が企画する「親子で夏休みの大冒険プレゼント」キャンペーンのA賞当選者とその家族10組が参加し、クジラやイルカとの触れ合いを楽しんだ。

 このキャンペーンは、自然と触れ合う機会の少ない都市部の子どもたちに夏休みの思い出を作ってもらうとともに、自然・文化など地域ならではの体験を通して感受性や生きる力を育んでもらおうと企画された。株式会社JTBと協力し、北海道から鹿児島県屋久島までの全国8カ所でキャンペーン当選者80組を対象に冒険プログラムを実施している。これまでは宿泊と観光案内のみだったが、今回から教育プログラムも取り入れた。

 太地町は、くじら学習などに積極的に取り組んでおり、捕鯨の歴史など人と生き物の距離が近く、キャンペーンの理念と合致することから会場に選ばれた。海の生き物を思いやる気持ちや鯨類と人が仲良くなれる工夫を見つけてもらいたいとしている。

 1泊2日のスケジュールで、初日は鯨類について博物館職員から講座を受けた。2日目は紀の松島めぐりで海上から太地町を見学した後、博物館で鯨類と触れ合った。カヤックに乗ってクジラに餌をやり、浜辺でイルカに触れ、観察などを楽しんだ。

 兵庫県宝塚市から参加した宮本駿君(14)と妹の葵さん(8)は「本物のイルカとクジラに触るのは初めて。鳴き声が聞き慣れなかったので、思ってたより怖かったけど、だんだんかわいく思えてきた」と喜んでいた。

(2017年8月24日付紙面より)

クジラに餌を与える参加者=21日、太地町立くじらの博物館
2017年08月24日
20 シュノーケリング教わり観察
 有田沖で串本海中観察会  (串本町 )

 串本町有田にある串本海中公園センターで21日、串本海中観察会があり県内外の小学4年生以上17人がシュノーケリングでサンゴ群集や共生する生き物を観察した。

 この観察会は環境省近畿地方環境事務所と県が主催。日本最初の海中公園(現・海域公園)でありラムサール条約湿地にも登録されている串本の海をじかに観察し、環境保全への関心と理解を深める機会として例年、学校の夏休みに合わせて開いている。

 本年度は21日と24日の2組に分け、定員各20人で事前申し込みを受け付け。初回の21日は親子4組15人と個人(中学生)2人が参加した。主催者を代表して環境省熊野自然保護官事務所の刈部博文首席自然保護官が参加を歓迎し、串本町役場産業課の中裕幸さんがラムサール条約や南紀熊野ジオパークの趣旨など、同センターの中村公一さんが串本の海の生態系などを紹介。その後は同センタースタッフらによるシュノーケリングの実技講習を受け、世界最北限とされる有田沖のサンゴ群集を観察した。

 この日は近年まれに見るべたなぎに恵まれ、海水の透明度もすこぶる良好で、大阪市から家族で参加した中山綾乃さん(11)は「いろいろな種類のサンゴがあり、青い魚とか(自分にとって)珍しい魚もたくさんいてきれいだったし、深いところほどナマコが多かったことには驚いた。もう楽しすぎて言葉にならないので、友達には『とにかく行って見てきて』と伝えたい」と喜んでいた。

 観察後、同公園水族館の吉田徹さんは串本の海には四季折々の光景があり今日はその一端を見たと説明。野村恵一館長は「串本の海はいつもべたなぎではないことも頭に入れ、また見に来てほしい」と呼び掛けて初回の観察会を締めくくった。

(2017年8月24日付紙面より)

観察に向けシュノーケリングの実技講習を受ける参加者ら=21日、串本町有田沖
2017年08月24日
21 地元2校ともに敗れる
 U―18ジャンプリーグサッカー1部  
2017年08月24日
22 地元チームは入賞ならず 本州最南端少女バレーボール大会 (優勝は御坊市バレーボールスポ少)
2017年08月24日
23 田中結さんが準優勝
 JOC杯全日本ジュニアバド選手権へ  
2017年08月24日
24 大正初年建造の拝殿老朽 勝浦八幡神社、境内施設整備事業費募る 
2017年08月24日
25 協働の稲刈りに汗流す 紀宝町、神内生き活き協と紀南電工 
2017年08月24日
26 海で夏の楽しい一日 那智勝浦町、南紀マリンが紀南学園を招待 
2017年08月24日
27 1位に松本さんと西さん 写連新宮支部8月例会 
2017年08月24日
28 「頑張った経験が大事」  わかば保育園でお楽しみ会  (那智勝浦町 )
2017年08月24日
29 潜るクジラおもちゃで再現  太地町公民館で夏休み講座  
2017年08月24日
30 ぱしふぃっくびいなす停泊  巨大な客船が注目を集める  (串本町 )
2017年08月24日
31 道の駅は微増の傾向示す 串本町、増減ばらつく今夏の繁忙 
2017年08月24日
32 勢いあるが台風で全体減 望楼の芝キャンプ場、夏季有料期間の利用状況 
2017年08月24日
33 夜空に広がる大輪の花  熊野大花火大会  (熊野市 )
2017年08月24日
34 たくさんの友達と触れ合おう 新宮市、浮島児童館で交流会 
2017年08月24日
35 ツルボの花  新宮城跡で  
2017年08月24日
36 人にやさしい社会のきっかけに みくまの支援学校、ボランティアスクール閉講 
2017年08月16日
37 太地町で夏の成人式
 22人が大人への一歩踏み出す  

 太地町の成人式が15日、同町のホリスティック・スペース・ジャパンであった。これまで正月の1月3日に催していたが、華美な服装にならず、保護者の負担を無くして本来の軽装での参加を促すため、開催を夏に移した。この日は対象者29人のうち22人が出席し、大人への一歩を踏み出した。

 式典で宇佐川彰男教育長は「厳しい大人の社会を乗り越えるには友人や家族らが支えになってくれる。社会に出ていろんな人と交流し、信頼できる仲間と今後の人生を歩んで」と述べた。

 三軒一高町長は町の30年計画の進展を伝え、「長い人生のなかで20歳は大きな節目。育ててくれた両親に感謝を。皆さんが毎年帰ってくるたびにきれいになったと思える、衛生管理の行き届いた町にしたい」と話した。

 新成人を代表して佐々木健介さん(19)は「大人になるという境遇に立ってみて社会からのプレッシャーを感じている。喜びと不安が入り交じる心境ですが、この気持ちを忘れず、人との出会いを大切に、この地で生まれ育ったことを誇りに思ってこれからの人生を歩んでいきたい」と宣誓した。

 新成人たちは会場周辺で旧友との記念撮影を楽しみ、思い出話に花を咲かせていた。新宮高校卒業後、大阪の大学へ進学した大藪恭久さん(19)は「みんな昔と違って大人になっていた。これからは一人の大人として、社会や町に貢献していきたい」と話した。

(2017年8月16日付紙面より)

抱負を述べる佐々木健介さん=15日、太地町のホリスティック・スペース・ジャパン
出席者の皆さん
2017年08月16日
38 家族連れらでにぎわう
 仲之町商店街で恒例の「夜市」  (新宮市 )

 新宮市の仲之町商店街振興組合(勢古啓子理事長)は12日夜、毎年恒例の夜市を開いた。1丁目から3丁目までの各所に、盛りだくさんの出店があり、多くの家族連れらでにぎわいを見せた。

 「夏の夜を楽しんでほしい」との思いから始まり、30年近く続く催しで、歩行者天国のアーケードでは、魚釣りやバスケットゲーム、くじ引きなどのゲームにさまざまな景品が用意され、子どもたちは夢中になって挑戦。かき氷や焼きとうもろこし、焼きそばなどの模擬店などもあり、家族連れや友達同士など、大人も子どもも一緒になって夜市を楽しんだ。

 にぎわう様子に勢古理事長は「仲之町外の店の協力や、多くの家族連れの姿を見られてうれしい。新宮の花火の前夜祭のように楽しんでもらえたら」と喜び、「この商店街はアーケードがあり、突然の雨なども気にせずに買い物を楽しむこともできますし、一人でも多くの人に今後も楽しんでもらえたら」と話した。

(2017年8月16日付紙面より)

バスケットゲームに挑戦=12日、新宮市の仲之町商店街
値段とソースの香ばしさが来場者を引き寄せた焼きそば
2017年08月16日
39 太地の夜空に大輪咲く
 古式捕鯨再現の「勇魚祭」も  

 太地町の太地漁港周辺で14日、伝統の古式捕鯨を再現する第29回太地浦勇魚(いさな)祭と盆供養花火大会が開かれた。初盆を迎えた故人への追善供養など、盆行事の一環として開催され、町民や里帰りの人たち、観光客らでにぎわった。

 太地浦勇魚祭は400年の歴史を持つ捕鯨文化を伝えるため、太地勇魚会(井上正哉会長)が主催して行っている。赤い鉢巻きにふんどし姿の12人の男たちが2隻の「勢子(せこ)舟」で海に繰り出すと、沖からクジラを模した船が登場。男たちは掛け声とともにクジラを網に追い込み、古式捕鯨「網掛け突き捕り法」を再現した。

 男たちは次々にクジラにもりを打ち込んだ後、海に飛び込み、クジラにまたがって格闘を演じた。最後に包丁でとどめを刺す「鼻切り」が披露されると観客から拍手が起こった。

 井上会長は「先人のクジラとの勇気ある闘いを伝え、捕鯨文化が薄れていかないように伝えていきたい。身近に感じてもらいたい」と話した。香川県高松市から帰省した髙橋麻帆さん(35)は「太地は反捕鯨団体の標的にされるニュースがよく流れ、心配でしたが、こうやって若い人たちが大事に捕鯨文化を守ってくれているのだなと感じました」と話していた。

 勇魚祭の後、柱松に続いて花火大会があり、夜空に大輪を咲かせた。フィナーレには鯨踊りと創作太鼓「太地」のパフォーマンスに合わせて町民一同の大スターマインが打ち上がった。観客から「すごい」「きれい」など歓声が上がり、拍手喝采が送られた。

(2017年8月16日付紙面より)

大スターマインをバックに創作太鼓を打ち鳴らす=14日、太地町の太地漁港
クジラの模型にまたがり、とどめを刺す若者=同
2017年08月16日
40 対象22人の仲間入り祝う
 いろり館で新成人の集い  (古座川町 )

 古座川町公民館(富田正弘館長)は15日、南紀月の瀬温泉ぼたん荘いろり館で新成人の集いを開き、対象者22人の大人の仲間入りを祝った。

 20歳の節目を迎えるにあたり大人の自覚を得る成人式に相当する行事。本年度の対象者は平成9年4月2日~平成10年4月1日生まれの町立中学校卒業者22人(男12人、女10人)で、式には17人(男8人、女9人)が出席した。

 浴衣やスーツ、制服姿で集う新成人に向け、富田館長は今後も失敗にめげずあらゆる場面で経験を積んで人間力を高め続けることを期待し「日本の未来は皆さんを含めた大人にかかっている。自分や社会の進路選択に確かな人間力を持ち、感謝を忘れず地に足をつけて大人社会を進んでほしい」と激励した。

 来賓を代表して西前啓市町長は夢を原動力にし感謝と努力を忘れず、大人としての自覚と責任を持ってそれぞれの道へ羽ばたいてほしいと祝辞。大屋一成町議会議長、嶋原和夫教育委員長も列席して祝った。

 新成人を代表して上地佑奈さん(19)は「新成人一同、社会への仲間入りを祝福された感激を胸に、社会人としてよりいっそう精進する。まだまだ未熟な私たちに、今後もご指導をお願いします」と謝辞を述べ、垣実咲さん(19)が記念品を受領。式後は記念コンサートや記念撮影、立食パーティーなどで仲間や先輩諸氏との親交を深め合った。

 新成人の山本裕也君(20)は古座中出身。広島県にある大学へ進学し、現在は環境関係の学問を学んでいるという。ふるさとで祝福を受け「古座川町の役に立ちたくて今、大学で勉強している。大人の仲間になったという実感はまだないけれど、将来はこっちに帰ってきて古座川町の豊かな環境を生かしてまちづくりにつながる何かができないかと思っている。そのような職場を自分で作るというのも夢の一つです」と心境を語った。

(2017年8月16日付紙面より)

祝福への謝辞と抱負を掲げる新成人代表の上地佑奈さん=15日、古座川町月野瀬
新成人の集いに出席した皆さん
2017年08月16日
41 3年連続日本代表入り
 新宮市出身の谷口暁理君(大阪・浪速高校)  
2017年08月16日
42 15年目の那智勝浦遠征 大阪市・此花区少年野球連盟 (地元5チームと交流戦を実施)
2017年08月16日
43 早期整備を国と県に要望  七里御浜浸食対策連絡協  
2017年08月16日
44 「平和へのパス」つなぐ  アートフットボール清野乙彦さん  
2017年08月16日
45 特殊詐欺被害を未然防止 新宮警察署、店員の久保実香さんに感謝状 
2017年08月16日
46 「お盆まつり」にぎわう 紀宝町鵜殿港で紀の宝みなと市 
2017年08月16日
47 世代超え80人が競い合う 第13回串本町民ソフトテニス大会 
2017年08月16日
48 樫野で人々の注目集める 串本町、移動式屋台「シミット号」 
2017年08月16日
49 盆踊りなどで納涼楽しむ 古座川町、第33回高瀬会夏祭り実施 
2017年08月16日
50 5000発にうっとり  にぎわい見せた那智勝浦町花火大会  
2017年08月16日
51 イワタバコの花  大雲取越沿いで  
2017年08月16日
52 「パンダくろしお」に笑顔 JR西日本、ラッピング列車が新宮駅へ 
2017年08月16日
53 お悔やみ情報
  
2017年08月15日
54 夜の熊野川を彩る
 新宮花火大会に5万人  

 熊野徐福万燈祭(第55回新宮花火大会)が13日夜、新宮市の熊野速玉大社下の熊野川河川敷であった。打ち上げ花火約5000発、仕掛け花火約20基が夜の熊野川を彩り、約5万人(主催者発表)の観客を魅了した。

 新宮仏教会による初精霊供養、流し燈籠などの後、田岡実千年市長、丹羽生・市観光協会長、山口泰郎・新宮徐福協会代表理事、関康之・新宮商工会議所会頭、屋敷満雄・市議会議長の5人が導火線に点火し、仕掛け花火スターマインが夜空に一斉に打ち上がった。

 熊野川河川敷には約150㍍にわたって夜店が並び、子どもらでにぎわった。

(2017年8月15日付紙面より)

水上スターマイン=13日夜、新宮市
大勢の人でにぎわう夜店=同
2017年08月15日
55 夜空に大輪咲き乱れる
 那智勝浦町花火大会  

 那智勝浦町花火大会(大会長・寺本眞一町長)が12日夜、那智湾で開かれた。この日は盆の連休と重なったこともあり、約4万5000人(主催者発表)の観客が夜空に咲く約5000発の花火を楽しんだ。

 町民の手作りを大会の基本理念に、同大会実行委員会(大江清一委員長)が中心となって開催しており、今年で11回目。プログラムは、海の章、追善供養、山の章、フィナーレの4部構成で、締めには音楽に合わせて大玉花火を連発した。

 会場周辺には開催前から人だかりができ、浴衣姿の来場者も見られた。色とりどりの花火が打ち上がると、「どん」という音とともに衝撃波が伝わり、歓声が上がった。

 初めて那智勝浦の花火大会を見たという京都府京都市から来た伊藤大輔さん(32)、久美さん(30)夫妻とその子どもの蒼輔君(2)、花ちゃん(0)は「曲に合わせて花火が打ち上がっていたのが印象的。最高の花火で、京都から来たかいがありました」と喜んでいた。

(2017年8月15日付紙面より)

肩を寄せて花火を眺める来場者=12日、那智勝浦町の那智湾
2017年08月15日
56 まちのすべてを情報発信
 古座川商店プロジェクト  (古座川町 )

 古座川町のあらゆるものを発信する「古座川商店」を立ち上げるプロジェクトがこのほど、クラウドファンディングの開始を機に公に動き出した。まちの情報発信力強化を目指す試みで、年内の同商店開設を目指して発起人3人が挑戦している。

 町内にある全ての人や物産や事柄を情報発信し、多くの人々に古座川を伝えてファンを作り、究極的には移住推進を図ることまで視野に入れたプロジェクト。発起人はもりとよ商店を営む出身者・森武志さん(41)、農園を営む出身者・松林秀哲さん(42)、デザイン会社を営むIターン者・岩倉昂史さん(23)の3人で、日頃の商売で培った感覚で顧客と地域の架け橋になる仕掛けを思い描いている。

 「古座川商店」は、メディアとショップの2機能を兼ね備えた運営形態。メディアとしては地域の日常や生活の知恵を紹介し、住民が観光客の興味をくんで地域情報を伝えるような温かみのある情報発信の仕組みを、物産販売では既存の物産品にとどまらずテナガエビや高齢者仕込みの漬け物、町民同士で分け合っている旬の味覚やアウトドアレジャー体験など、町内で得られるあらゆるものを商品として並べる仕組みを見据えている。

 これら仕組みをまずはネットショップとして実現し、将来的には実店舗も構えて生み出したファンが町域を訪ねる筋道づけを目指している。

 発起人代表の森さんが数年前に同プロジェクトの発端となる構想を持つようになり、同級生の松林さんやプランニングに秀でた岩倉さんと意気投合したことで「古座川商店」プロジェクトへと発展。内容周知を兼ねてクラウドファンディング(アドレスhttps://camp-fire.jp/projects/view/37281)による資金調達を試みるに至った。

 調達期限は10月24日(火)。町域ならではの各種リターンを設定して不特定多数からの支援を求めていて、究極は空き家1軒のリターン(99万8000円、リフォーム必須)も掲げている。

 構想加速の引き金は、インターネット上における同町のアピールの弱さに対する3人の共感。「現状は町外に優しくない」と評価した3人は、商売人視点で相手への優しさと運営を支える収益性を意識してこのプロジェクトを立ち上げた。クラウドファンディングは資金調達というよりも、事前にファンを作りその信頼や期待を力にして一緒に挑戦したいという思いで試みているという。

 構想を公に打って出る段階に入り、森さんは「物より人に光を当て、古座川町に住む誰もが前を向いて生活する仕組みにしていきたい。そのことが町の価値を高め、生きがいや移住を増やす町の価値の高まりにつながると思う」と同プロジェクトに込める思いを語った。

(2017年8月15日付紙面より)

古座川商店プロジェクトに取り組む(左から)岩倉昂史さん、森武志さん、松林秀哲さん=11日、古座川町高池
2017年08月15日
57 学校給食米の収穫始まる
 1年分約15㌧の納入目指す  (串本町地産地消生産者組合 )

 串本町地産地消生産者組合(山下敏文組合長、会員21人)の学校給食米収穫が12日から始まった。本年度は1年分約15㌧納入を目指し、会員一丸で収穫に励むという。

 同組合は平成21年度から、学校給食における地産地消推進に協力し、町内産コシヒカリの納入に取り組んでいる。前年度は全町規模の学校給食が本格化し、年間需要は約4倍(約4㌧→約15㌧)に急増。さすがに即応は難しく、まずは2~3学期分の約11㌧の納入を目指した。

 本年度は新たに4人を組合員として迎え21人体制で学校給食米の生産を始めた。新たに再興した休耕地はないが、組合員増強により耕作面積が3・5㌶増え、同組合全体で約22㌶まで拡大し、この体制で年間需要をまかなうことを目指している状況だ。

 この日は組合員の坂本渡さん(64)が同町高富にある町営住宅そばの水田を稲刈り。収穫した米の全量を学校給食米に充てるそうで、「『子どもたちがおいしいと言ってくれている』と学校給食センターも喜んでいる。今年も2学期最初の給食から新米を味わってもらえるよう頑張りたい」と意気込んで、約30㌃分を同日中に収穫した。

 今年は全体的に豊作傾向だそうで、同組合は約1カ月がかりで収穫の適期を迎えた水田から順次稲刈りを進める。収穫期を迎えて山下組合長(67)は「組合として目指しているのは、年々増える耕作放棄地を少しでも減らしながら安心安全でおいしい学校給食米を届けること。まずは一昨年までのように、年間の必要量を組合でまかなえるよう努めたい」と話した。

(2017年8月15日付紙面より)

学校給食米納入に向け収穫に励む坂本渡さんと見守る山下敏文組合長=12日、串本町高富
2017年08月15日
58 48人が合格
 日本水泳連盟主催泳力検定  
2017年08月15日
59 平和への感謝を胸に
 新宮と向陽が第3回定期戦を開催  
2017年08月15日
60 杉浦政次さん個人表彰 那智勝浦町、天満ラジオ体操の会 
2017年08月15日
61 徐福の遺徳しのぶ  供養式典に50人参列  (新宮市 )
2017年08月15日
62 「架け橋になれるよう」 サ市訪問の中学生が新宮市長らと懇談 
2017年08月15日
63 肌荒れや老化予防に期待  熊野産クロモジの有効成分で特許取得  
2017年08月15日
64 学習の成果を発揮  ECC教室合同発表会  
2017年08月15日
65 見て!泳げたよ  くしもとこども園プール参観  
2017年08月15日
66 故郷への誇り胸に 本宮町、新成人を祝う会に22人 
2017年08月15日
67 お悔やみ情報
  
2017年08月12日
68 町の情報発信拠点に
 道の駅たいじオープン  (太地町森浦 )

 太地町森浦で建設が進められていた「道の駅たいじ」が完成し、11日正午にオープンした。古式捕鯨発祥の地である太地町の玄関口として、クジラとともに歩んできた地域の歴史・文化情報を発信し、町の「森浦湾くじらの海計画」と連携した体験型の環境学習にも利用していく。

 道の駅たいじは直轄一体型道の駅として、県内31番目の道の駅として登録された。施設面積は5168平方㍍で、駐車場57台(大型車5、小型車50、身障者用2)を整備。トイレは「日本一きれいなトイレ」をコンセプトに落ち着いた色調を採用。ゆとりある共用スペースを設け、女性用には「パウダーコーナー」を設けている。子ども用、多目的トイレもある。電気自動車(EV)充電器や公衆無線LAN、町内循環バスの停留所も備える。コンシェルジュ(案内係)が常駐し、観光案内や地域の歴史文化の情報を発信する。

 駅長は太地町漁協参事の貝良文さんが務める。駅内には地域産品を販売する直販エリアがあり、地域から個人団体あわせて70人が農水産物や加工品などを出品する。

 クジラや地元で捕れた魚が食べられるレストランがあり、初日はクジラスタミナ丼とマグロ丼がおよそ半額の500円(税込み)で出された。12日から通常メニューが始まり、20日からイルカや地元の魚介類を使った料理も提供する。貝駅長は「直販コーナーでは、ぜひ新鮮なものをお買い求めいただきたい」と呼び掛けている。

 式典で三軒一高町長は「町の玄関口に位置するこの施設は、町の食・観光の大きな起爆剤になると確信している」と完成とオープンを喜んだ。

 太地町民芸保存会によるくじら太鼓が披露され、二階俊博自由民主党幹事長らが出席してテープカットが行われた。

(2017年8月12日付紙面より)

「道の駅たいじ」のテープカットをする関係者ら=11日、太地町森浦
11日正午にオープンした「道の駅たいじ」
2017年08月12日
69 力作168点を審査 新宮市観光フォトコン  

 新宮市観光フォトコンテストの審査会が10日、新宮市福祉センターであった。6人の審査員が県内外の42人から応募があった作品168点を厳正に審査した。最優秀賞などの入賞者は今月下旬に発表する。

 新宮市観光カレンダー製作実行委員会が主催の今年6回目の事業。入賞作品は最優秀賞1点、優秀賞4点、入賞10点、特別賞10点程度で、観光カレンダーやパンフレットなどで活用する。カレンダーは10月中の完成を目指している。

 今年のコンテストのテーマは「歴史と文化のまち、しんぐう」。神倉神社、熊野川、新宮城跡、新宮花火大会、御燈祭り、熊野川、王子ヶ浜などを撮影した写真が出品された。

 審査員を務めたのは実行委員会委員長の森本祐司・市観光協会専務理事、田岡実千年市長、丹羽生・市観光協会長、市展審査員の児嶋毅さんと杉本光朗さん、新宮市商工観光課の勢古口千賀子企画員。テーブルに並んだ応募作品の中で自分が気に入った作品に付箋を付けていった。

 審査委員長を務めた児嶋さんは「どれもレベルが高く、甲乙付け難い。選ぶのが大変です」と話していた。

(2017年8月12日付紙面より)

入選作品を選ぶ審査員たち=10日、新宮市福祉センター
2017年08月12日
70 意識高めて交通事故防止
 交通課ら特別活動始める  (串本警察署 )

 串本警察署(津田健治署長)は10日、夏季特別交通事故防止活動を始めた。この日は出発式を経て、道の駅くしもと橋杭岩で街頭啓発を実施。津田署長は「観光に来て事故を起こしては楽しい思い出も台無しになる。取り締まりを強化するのはそうならないよう緊張感を持ってもらうため。皆さまの安全運転で事故を少しでも減らせるよう努めたい」としている。

 県警交通事故抑止総合対策「ユニバーサル・セーフティ・パッケージ2017」の一環。行楽繁忙期に懸念される交通事故の増加をドライバーらの意識で抑止する試みで、同署は今回「みなSUMMERの力を合わせて交通事故をなくしましょう!」を独自スローガンとして掲げ、啓発や指導取り締まりの強化といった手法で同活動の推進を図るとしている。

 出発式では、東谷潤交通課長ら交通課と地域課の課員15人が津田署長に同活動に従事することを報告。県警配備の大型白バイ「GL1500」を先頭に警察車両を運用し管内の警らにあたった。

 啓発には串本町役場や県交通安全協会串本支部の職員も協力。今回は▽子どもと高齢者の交通事故防止▽飲酒運転根絶▽駐車場での事故防止―に重点を置き、街頭犯罪や特殊詐欺被害の防止を呼び掛ける資材も含めて啓発物資を配るなどした。啓発効果を高めるため、大型白バイとともに県警マスコットキャラクター「きしゅう君」も登場し、往来する家族らの注目集めに貢献した。

 日頃の重点項目にない駐車場での事故防止は、前向き(前進)駐車ではなくバック駐車を促すことで、後進で車を出す時の事故発生を防ぐのが狙い。同署は当面、前向き駐車する車両に指導票「セーフティー・みちびきカード」を配り、バック駐車を心掛けるよう求めるとしている。

 東谷交通課長によると、同署管内では8月に交通事故件数が少ない月の倍になる傾向にあるそう。行楽繁忙に伴う交通量の増加に加え、夏バテや長時間移動に伴う疲れなど事故を誘発する要因が多い月でもあり「だからこそ一件でも事故を減らしたいという思いを持って同活動に臨む」と話した。

(2017年8月12日付紙面より)

大型白バイなどで関心を引き安全運転への関心を促す署員ら=10日、道の駅くしもと橋杭岩
2017年08月12日
71 親子でLED工作楽しむ
 県電気工事工業組合新宮支部  

 「電気使用安全月間」(毎年8月)中の9日、和歌山県電気工事工業組合新宮支部(勝山康文支部長、52社)は新宮市五新の自動車会館でLEDランプを作る「LED親子工作教室」を開き、小学生24人と保護者らが参加した。

 同支部では長年にわたり、学校、保育園、幼稚園などの施設の電気設備の点検や電気器具の清掃を進めてきた。今年は、協議を重ねた結果、電気に関して興味を持ってもらうことなどを目的に、関係各所の協力を得て、工作教室を開催することになった。

 勝山支部長のあいさつの後、講師のパナソニック社(エコソリューションズ社)のキャリア教育コーディネーターの布谷秀嗣さんが、LEDは日本語にすると「発光ダイオード」といい、信号機、自動車のライト、スポーツ施設の大型ビジョンなどで使用されていることや白熱電球との比較などを説明した。

 工作は、土台作り、LED選び、本体作り、飾り付け、和紙張りと五つの行程に分けて行われた。工程ごとに丁寧な説明を受け、親子で協力しながら作業し、完成後はできた作品を持って記念撮影した。

 祖母と参加した三輪崎小学校6年の阪本英士君(11)は「夏休みの工作にと参加しました。作業も簡単で、楽しかったです」と話した。

(2017年8月12日付紙面より)

色合いを確認しながら飾り付ける=9日、新宮市五新の自動車会館
2017年08月12日
72 熊野川河道掘削の効果  台風5号1・5㍍水位低下  
2017年08月12日
73 新鮮な海産物が人気  三輪崎漁港、朝市にぎわう  
2017年08月12日
74 香波書道教室9人が特別賞を受賞 第52回高野山競書大会 
2017年08月12日
75 カヌーなどで自然学ぶ  土と水と緑の学校の子どもら  (新宮市 )
2017年08月12日
76 イオン杯少年野球写真展  20日まで、イオン新宮店  
2017年08月12日
77 アンパンマンこどもくらぶ  JAみくまのが会員募集  
2017年08月12日
78 遊びと絵本「うみねこ」 新宮市、海賊公園敷地内にオープン 
2017年08月12日
79 夏のひとときにぎわう  12日まで、川湯たのしい縁日  (本宮町 )
2017年08月12日
80 計14時間の自習こなす 串本古座高校、1年生対象に学習合宿 
2017年08月12日
81 町産材料で小物入れ作り 古座川町公民館シカ皮クラフト教室 
2017年08月12日
82 豪雨防災の再構築目指す  東牟婁氾濫減災協が発足  
2017年08月12日
83 治療体系を解説し検診促す くしもと町立病院、大腸がん治療院内公開講座 
2017年08月12日
84 お悔やみ情報
  
2017年08月09日
85 「三踊の会」舞を奉納
 創建1700年を祝い  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で6日、舞踊指導者で構成する「三踊(さんよう)の会」による創建1700年を祝う舞の奉納があった。

 会のメンバーは西川友千恵さん(日舞)、川上邦子さん(現代舞踊)、竹中みどりさん(フラ)の3人。いずれもこの地方の先駆者的存在で、尾鷲市から串本町間で多くの踊り手を育ててきた。午後6時すぎのスタートにもかかわらず、拝殿には約100人の関係者や一般の人たちが集まり、3人の踊りに見入った。

 奉納は竹中さんがフラの打楽器イプヘケで大王をたたえる曲「カラカウア」を演奏して始まり、川上さんが熊野の地で守られ、今があることにお礼の気持ちを込めて「熊野に生きる ありがとう」を静かに、時には躍動的に全身で生の喜びを表現した。竹中さんは笑顔を絶やさず、柔らかな動きで世界の平和を祈念しつつ、「ハナレイ・ムーン」を。西川さんは、神の前で踊れる光栄を胸に秘め、りんとした舞いで「四君子」をみやびに表現。三者三様の踊りで大社の歴史と存在に、改めて感謝を表現した。踊り終えた3人は「この年まで踊れ、本当に幸せ」「緊張したが神を感じた」「踊りがあったから、熊野が好きになった」などと、それぞれに思いを語った。

 男成宮司は三踊の会に感謝状を授与。「素晴らしい踊りの奉納」とたたえながら「踊りは神にささげるところから始まったと思う。道を究められた先生方だが、さらに高みを目指してご精進を」と一層の活躍を願った。

(2017年8月9日付紙面より)

熊野に感謝を込め、トップに踊る川上邦子さん=6日、那智勝浦町の熊野那智大社
竹中みどりさん「ハナレイ・ムーン」
西川友千恵さん「四君子」
2017年08月09日
86 各地で自主避難相次ぐ
 台風5号、紀伊半島通過  

 台風5号は7日午後3時30分ごろ和歌山県北部に上陸し、熊野地方にも激しい雨を降らせた。那智勝浦町では天満地区薬師谷付近の4世帯に避難勧告が発令され、田辺市本宮町では午後1時に大塔川の水位が上昇、川湯地区の30世帯に避難指示が出された。同日午後7時ごろまでには雨もやみ、避難発令も全て解除された。8日午前11時現在、大きな被害の情報は入っていない。

 気象庁によると7日の雨量は三重県御浜町で206・5㍉を観測、古座川町西川276・0㍉、新宮市で165・5㍉だった。

 那智勝浦町では7日午前8時40分に町内6地区に避難準備・高齢者等避難開始が発令され、市野々小学校に13人、福祉健康センターに9人、体育文化会館に7人の計29人が避難した。新宮市では旧新宮市内7カ所、旧熊野川町内に14カ所の避難所を開設。午後1時には33世帯47人が避難した。

 古座川町では平井地区11人をはじめ、町内の10カ所の避難所に計28人が避難した。串本町では田原、古座、姫、串本、上田原の5地区で9世帯10人が避難した。

 関西電力によると那智勝浦町で40戸、古座川町で20戸が停電した。

 県の調べでは田辺市神子浜で80歳の女性が風にあおられ転倒して軽症、和歌山市西浜で76歳女性の原動機付き自転車が風にあおられ軽乗用車と接触して骨折するなど人的な被害が出ている。日高川高津尾の鳴滝歩道橋つり架線が断線するなど物的被害も県北部に集中している。

 気象庁によると台風5号は8日午前8時現在、新潟県糸魚川市の北西約40㌔にあって、北北東へ1時間に25㌔のゆっくりした速さで進んでいる。

(2017年8月9日付紙面より)

避難準備・高齢者等避難開始が発令され、お年寄りらが避難=7日午前10時30分、那智勝浦町立市野々小学校
2017年08月09日
87 炎が夏の夜彩る
 にぎわった「紀和の火祭り」  (熊野市 )

 熊野市紀和町小川口の北山川河川敷で5日、「紀和の火祭り」が催された。近づく台風の影響が心配されたが、主催者発表で約3500人が炎の祭典を楽しんだ。実行委員会(岡本尚委員長)が主催した。

 午後6時には夜店がオープン。紀和特産のキジ肉の手羽焼きなど地元特産品が並び、ビアガーデンも人気を集めた。高さ20㍍の柱に取り付けた籠に燃えるたいまつを投げ込む「柱まつり」では、50人の若者がたいまつをくるくると回しながら籠をめがけ、次々に放り投げた。たいまつが命中すると、中に仕掛けられた花火が火を噴き、周囲を明るく照らし出して来場者から大きな拍手が送られた。

 この行事は、あらゆる災害をたいまつとともに夜空に放つことで、いかだ流しのいかだ師たちの安全や無病息災、豊漁、五穀豊穣(ほうじょう)などを願う伝統行事。一時途絶えていたが、有志が復活させ、今年で29回目。ソーラン踊りや地元出身のプロ歌手紀の川良子さんのミニコンサートなどに続いて、幕末に住民が作った木製大砲「北山砲(づつ)」の発射や打ち上げ花火もあった。

 河上敢二熊野市長は過疎高齢化が進む紀和町に「スポーツ人口が増えている」と喜び、岡本委員長は「今から本当の火祭り。見てね」と気勢を上げた。

(2017年8月9日付紙面より)

夜の河川敷で繰り広げられる炎の祭典=5日、熊野市紀和町小川口
夜空にごう音を響かせた北山砲
2017年08月09日
88 史実を取り巻く情勢を知る
 福竜丸歴史展関係イベント  (串本町 )

 串本町役場古座分庁舎で5、6の2日間、「第5福竜丸=第7事代丸建造70年歴史展」関係イベントが開かれた。6日の対談では東京都立第五福竜丸展示館の市田真理学芸員と同展を監修した仲江孝丸実行委員が語り合った。仲江実行委員は「国連の核兵器禁止条約採択のきっかけがビキニ事件であり、それを世界に知らしめたのが第五福竜丸。建造の地の一人として次の世代にそう語り継げるよう今後も取り組む」と思いを掲げた。

 福竜丸の歴史展実行委員会(藤田勝彦会長)主催、同町教育委員会後援。同展は1日から6日まで同庁舎1階ロビーであり、マグロ漁船第五福竜丸の前身であるカツオ漁船第七事代丸を建造した古座造船所や立地・字中洲の歴史と第五福竜丸が被ばくしたビキニ事件から核兵器禁止条約採択までの経緯を並列させた構成で史実を伝えた。

 併せて5日は同庁舎3階大会議室で映画上映があり、約80人がドキュメンタリー作品「放射線を浴びたX年後」を鑑賞。太平洋域における核実験の影響、とりわけ第五福竜丸以外の被ばく漁船や船員らがどのような扱いを受けその後を生きたかを遺族の心境談話も交えて知る機会を持った。

 6日の講演と対談は約40人が聴講した。藤田会長のあいさつを経て始まった講演では、東京都立第五福竜丸展示館の市田学芸員が「第五福竜丸の航海はつづく」と題して登壇。

 今年2月のマーシャル諸島(=実験場となったビキニ環礁を含む海域)における聞き取り調査の成果として現地の人々の実直な思いを伝達し、7月に国連交渉会議で採択された核兵器禁止条約との対比で「陸揚げされ海を進むことはもうないが、核兵器のない未来に向けて今も航海を続けている」と現在の第五福竜丸を位置づけた。

 続く対談で仲江さんは字中洲の歴史や古座造船所がカツオ漁船第七事代丸を建造した経緯など、市田さんは第五福竜丸被ばく後の調査が打ち切られた時の状況やその後も続いた太平洋での核実験の経緯などを報告した。

 会場からは大腸がんになる日本人が多いことと核実験の因果関係を問う質問などがあり、市田さんは「長期被ばくについては誰も責任が負えず、誰も評価できないのが現実」としつつ、後の調査で明らかになった放射性物質拡散状況を示す資料の一部を示し、当時はとんでもない環境汚染があったことを示唆するなどした。

 一連のイベントを終えて藤田会長は「この地で第五福竜丸の前身、第七事代丸が建造され、原水爆禁止運動の礎になっているという経緯を改めて認識する機会になった。この成果をしっかりと次世代へつなぎ、一日も早く核のない世界を作る一端にできれば」と語った。

(2017年8月9日付紙面より)

対談に臨む仲江孝丸実行委員(左)や市田真理学芸員(中)ら=6日、串本町役場古座分庁舎
2017年08月09日
89 太地拳和会、4部門で6人が入賞 第17回伊都地方少年空手道大会 
2017年08月09日
90 競技通じて交流深める 紀南JYサッカーフェスティバル 
2017年08月09日
91 軽快なジャズの音色響く 熊野那智大社で県立医科大が奉納演奏 
2017年08月09日
92 充実した学校生活を  近大新高でオープンスクール  (新宮市 )
2017年08月09日
93 上地房子さんが受賞  栄養関係功労者厚生労働大臣表彰  
2017年08月09日
94 うれしい声に厳しい指摘も 那智山奉祝記念事業実行委員会、メッセージ花火反省会 
2017年08月09日
95 和太鼓の熱い演奏  響鼓in熊野2017  (熊野市 )
2017年08月09日
96 療育キャンプで交流  新宮市障害児者父母の会  
2017年08月09日
97 地域住民と交流深め 新宮市、杉の郷が盆踊り大会 
2017年08月09日
98 和田利文会長が着任  串本RC新役員体制  
2017年08月09日
99 トルコへの関心の幅広げる 串本RC、例会にアルカンさん招く 
2017年08月09日
100 巡視船からウミガメ放流 串本海上保安署、串本まつり協賛の体験航海 
2017年08月09日
101 本州最南端に夏の活気  第13回串本まつり  
2017年08月09日
102 夏祭りで楽しく交流 みくまの支援学校、ボランティアスクールで高校生ら 
2017年08月09日
103 お悔やみ情報
  
2017年08月06日
104 中上健次、小学生時代の詩
 長女の紀さん「涙が出そう」  (新宮市 )

 新宮市出身の芥川賞作家、中上健次(1946~92年)が千穂小学校5年生の時に書いた詩『映画』がこのほど見つかった。長女で作家の中上紀さん(46)=東京都=が4日、市立図書館が保管している小学3年生時の詩『さいふ』と2編を確認し、「没後25年の節目の年にうれしい偶然です。衝撃的で涙が出そうになりました」と話した。

 全集に収められていない2編の詩は、当時の名字で「木下健次」となっている。『映画』は千穂小学校5年生全員の作品を収めた詩集『どんぐり』の中の1編で、同級生の仲憲次さん(70)=岐阜市=が実家の整理中に見つけ6月4日、図書館内にある中上健次資料収集室に寄贈した。

 紀さんは「過去の扉がいきなり開かれたような感じで非常にショックを受けました。名字を見ても父の複雑な家庭環境があらわになります。当時、映画館に行くことは特別なことだったと思います。父が小説『青い朝顔』の中で書いているように当時の貧しい生活を思いました」

 現在確認されている中上が書いた文章で最も古い『さいふ』は、当時の新宮市内小中学生の優秀な詩や俳句を集めた冊子『わかあゆ』に収められている。図書館に2014年7月、市民から寄贈された。中上の同級生で詩人、ラテン・アメリカ文学研究者の田村さと子さんが『中上健次発言集成1・月報①』の中で1995年に紹介している。

 紀さんは「小学3年生なのに、ちゃんと韻を踏んでいて、文才があったのかなと思います。比喩もすばらしく非常に良い詩だと思います」と話していた。

(2017年8月6日付紙面より)

父が書いた小学生時代の詩を読む中上紀さん=4日、新宮市立図書館
2017年08月06日
105 大学生が若い視点で提言
 熊野再発見プロジェクト  (那智勝浦町 )

 大学生の視点で那智勝浦町の観光の魅力を探る京都橘大学の「熊野再発見プロジェクト」の発表会が4日、同町体育文化会館であり、2、3両日に熊野地方を巡った約40人の学生らがグループ単位で意見を述べた。町からは花井啓州町観光協会長、大門坂茶屋のおかみ宮本照代さん、町観光産業課職員らが出席し、学生の貴重な意見に耳を傾けた。

 2015年度から実施しているプロジェクトで、京都橘大学は昨年6月、那智勝浦町と「大学のふるさと協定」を結び、地域資源の再評価や観光PRの支援に取り組んでいる。同大学の木下達文教授が担当するゼミの学生や講義の受講生らを中心に広く学内から関心のある生徒が参加している。

 町や観光協会が発行する案内パンフレットを参考に自由にテーマや行き先を決め、同町の築地や湯川地区、那智山、太地町を散策した。発表では、町の良い点は「人が温かく、どの地域でも親切に声を掛けてくれた」「ビン玉通りがレトロで素敵だった。京都と比べて観光地なのにゴミが少なく海がきれい」などが上がったが、課題も多くあった。「若い人向けの土産や那智の滝をイメージしたものが少ない」「紀伊勝浦駅の近くに駐車場がない」との指摘があり「商店街がシャッターだらけで暗くて近寄りづらい。空き店舗を利用して中が見える休憩スペースを作ってはどうか」「くじらの博物館までのバスの本数が少なく待ち時間が多い。待合場所で、もっと観光情報の提供を」など、課題に対する提案もあった。

 木下教授は「観光振興には頑張っている人の点と点をつなげて全体で考えるテーブルが必要。京都にいると和歌山の情報が少ない。こういった学生と皆さんとのネットワークが他の大学でも広がっていけば」と話していた。

(2017年8月6日付紙面より)

意見を発表する学生ら=4日、那智勝浦町の体育文化会館
2017年08月06日
106 順調に2日目出航
 葦舟で本宮から新宮へ  

 田辺市本宮町の熊野本宮大社から新宮市の熊野速玉大社までの熊野川34㌔を下っている熊野葦舟プロジェクト実行委員会(高栖浩史代表)は5日、新宮市熊野川町の熊野川行政局前から2日目をスタートした。同日午後4時ごろ、速玉大社前に到着する予定だ。

 ダムと山の荒廃によって流れが細くなってしまった「川の参詣道」を復活させることを願い始まった取り組みで、今年で8回目。1日目は休憩を挟みながら約20人が交代で、約7時間かけて行政局まで下った。

 プロジェクトを指導している探検家の石川仁さん(50)=長崎市在住=は、サハラ砂漠をラクダで横断、南米ジャングルの丸木舟川下り、イヌイットとの捕鯨などを体験している人物。2019年には葦舟での太平洋横断を計画している。「順調に進んでいます。ゴールよりも安全に笑顔で終わることが一番です」と話していた。

(2017年8月6日付紙面より)

葦舟を熊野川に下ろす参加者たち=5日、新宮市熊野川町
2017年08月06日
107 台風5号 7日、西日本に接近か   
2017年08月06日
108 国交省などで要望  高速道延長促進協議会  
2017年08月06日
109 「キャラ弁」に笑顔 新宮市、たかやま商店でメキシコ人家族体験 
2017年08月06日
110 たくさんのイベント満喫 新宮市、たんぽぽクラブでお泊まり保育 
2017年08月06日
111 真夏に咲く“雪の花”  ハツユキソウが見頃  (新宮市タウンガーデン )
2017年08月06日
112 お悔やみ情報
  
2017年08月05日
113 古代にタイムスリップ
 児童31人が勾玉を作る  (新宮市 )

 新宮市立歴史民俗資料館(中谷利夫館長)は市教育委員会と共催で3日、同館横の阿須賀会館で夏休みイベント「勾玉(まがたま)をつくろう~古代にタイムスリップ~」を開催した。熊野学研究委員会委員で那智勝浦町立宇久井小学校教頭の坊信次さんが講師を務め、児童31人が勾玉作りに挑戦した。

 縄文、弥生、古墳時代を通して発見されている勾玉は、丸みをおび、曲がった形状をしている装飾品で、古代人は魔よけのお守りなどとして用いてきた。材質は石、土、翡翠(ひすい)、瑪瑙(めのう)、水晶など。

 児童たちは「ろう石」をサンドペーパーややすりで削り、磨いて色を付け、首飾りに仕上げた。浅山陽心君(10)=王子ヶ浜小4年=は「曲がった部分を削るのが難しかったけど、滑らかに磨くのが楽しかった」とうれしそうに話していた。

 同資料館の夏休みイベントは今年で8回目。これまでに縄文土器や埴輪(はにわ)作りなども行っている。勾玉作りは今回で5回目だった。中谷館長は「子どもたちは最初のうちは苦戦しているようでしたが、すごく熱心に作っていました。夏休み恒例の人気イベントになっていますので、続けていきたい」と話していた。

(2017年8月5日付紙面より)

勾玉を磨く児童たち=3日、新宮市の阿須賀会館
2017年08月05日
114 地域住民と交流の輪
 湯ごりの郷で納涼盆踊り  (那智勝浦町 )

 社会福祉法人高瀬会(切士桂理事長)の地域密着型バーデンライフケアセンター「湯ごりの郷」は1日、那智勝浦町湯川の同センターで夏祭り納涼盆踊り大会を開いた。利用者と地域住民らが参加した。

 盆踊り大会は同法人が目的とする「地域に密着した施設」を目指して、2008年4月の設立以来続けられている。第1回目は先代理事長の初盆に開き、今年で10回目になる。

 この日は、突発的な強い雨に見舞われ開催が危ぶまれたが、雨が弱まるのを待ち、約30分遅れで無事開催された。露店では焼きそばやたこ焼きなどが振る舞われた。やぐらの周囲では盆踊りをはじめ、浜ノ宮櫂(かい)踊り保存会やフラダンスサークル・ハプナ、施設職員らが踊り、来場者を楽しませた。お楽しみ抽選会もあり、景品にかき氷器や蚊取り器、扇風機などが用意された。

 切士理事長は「湯ごりの郷は地域密着の施設。皆さまがいかに笑顔で過ごせるか、利用者の尊厳などを考えています。亡くなった人や施設でみとった人を思いながら踊り、盆踊りの楽しい時間を過ごしてほしい」と話した。来賓に植地篤延副町長が出席し、出張中の寺本眞一町長のメッセージを代読した。

(2017年8月5日付紙面より)

盆踊りを楽しむ来場者ら=1日、那智勝浦町湯川の「湯ごりの郷」
露店前もにぎわいを見せた
2017年08月05日
115 戦争体験聞き平和考える
 田仲康慧さん招き学習会  (潮岬小 )

 串本町立潮岬小学校(濵正和校長、児童159人)は4日、登校日を利用して平和学習会を開いた。4~6年生は潮岬第2老人クラブ田仲康慧会長(81)の戦争体験を聞き、平和のありがたさを考える機会を持った。

 田仲さんは1937(昭和12)年1月3日、日本の統治下にあったサイパン島で生まれた。父は同島でサトウキビ畑を営む責任者。後に第2次世界大戦が始まり小学3年生だった44年6月にアメリカが同島へ侵攻。以降艦砲射撃や機銃掃射など戦禍の日々を強いられた。父は死を選んで家を飛び出し行方不明になったが、田仲さんは母や妹2人と共にアメリカ兵に見つかり捕虜となった。

 収容所の生活に耐えきれず5歳と3歳だった妹はにわかに衰弱して亡くなったが、田仲さんは母と2人で終戦まで生き延び串本へ帰還。以降は無線技術士となって活躍し、退職後も地域の役職を請け負うなど活発な人生を送っている。

 体験談を始める前に田仲さんは、1945(昭和20)年に広島や長崎へ投下された原子爆弾の怖さを紹介。その爆弾を積み込んだ飛行機が飛び立った島で自分は生まれたと伝え、目の当たりにした戦禍の光景や体験を語り伝えた。

 「同じ時期、この潮岬も機銃掃射を受けていた。80歳以上のおじいちゃんおばあちゃんに聞いてみてほしい」とも呼び掛け。最後にその一人としてこの日まで生き抜いてきた自分を振り返り「自分の考えをしっかりと持ってやりたいことをとことんやってほしい。目的を持って頑張ってほしい」と期待を児童に託した。

 1~3年生は映画鑑賞などを通して戦争がどういうものかを教わり、そうではない今の平和な時代のありがたさをみんなで考えた。

(2017年8月5日付紙面より)

戦争体験を児童に語り伝える田仲康慧会長=4日、串本町立潮岬小学校
2017年08月05日
116 川の参詣道復活を
 葦舟で本宮から新宮へ  

 「川の参詣道」の復活を願い、田辺市本宮町の熊野本宮大社旧社地・大斎原横の熊野川から4日午前、葦舟(あしぶね)が出発した。翌5日の午後に34㌔下流の新宮市、熊野速玉大社下権現河原に到着する予定だ。

 多くのダムと山の荒廃によって流れが細くなってしまった熊野川を、かつてのような水量豊かな川に戻し、「川の参詣道」を復活させようと熊野葦舟プロジェクト実行委員会(高栖浩史代表)が2010年から実施している。今回8回目で、本宮―新宮間を通して下るのは今回が初めて。

 葦舟の名前は「太平洋」で、全長5㍍、幅1㍍、重さ80㌔。紀宝町産の葦を1万本使用している。今年の5月1日に長崎市在住の探検家、石川仁さん(50)の指導で1日かけて作った。

 葦舟は約20人が2日間、交代しながら漕(こ)ぐ。高栖代表は「とにかく安全第一です」と話していた。

(2017年8月5日付紙面より)

雨の中、出発する葦舟=4日、田辺市本宮町
2017年08月05日
117 48チームが熱戦
 全日本小学生男子ソフトボール大会  (降雨コールドで八幡ドリームス(兵庫)優勝 )
2017年08月05日
118 国体本大会への出場目指す
 県代表に地元ゆかりの3選手が選出  
2017年08月05日
119 松實陸斗君の初優勝など 新宮ジュニアレスリングクラブ、全国少年少女といなべ市大会で活躍 
2017年08月05日
120 4社寺巡拝スタンプラリー  草創創建記念し和歌山県  
2017年08月05日
121 台風5号 6日、九州に接近の恐れ   
2017年08月05日
122 「平和の未来」テーマに  新宮LCが絵画教室  
2017年08月05日
123 業績や事業を報告  株式会社キナンが近況説明会  (新宮市 )
2017年08月05日
124 押し花作品並ぶ 阿田和郵便局、7日には無料体験も 
2017年08月05日
125 温かい気持ち育む 北山村で小学生のボランティア体験 
2017年08月05日
126 日本人墓地修繕の後押しを  トレス市代表団が遺族会と懇談  (串本町 )
2017年08月05日
127 あったカフェと交流  潮岬幼稚園でゲーム楽しむ  (串本町 )
2017年08月05日
128 潤野で待望の花盛り迎える 古座川町、ひまわり畑プロジェクト 
2017年08月05日
129 販売前に串本町へ届ける  トルコ産ビール試飲提供  
2017年08月05日
130 お悔やみ情報
  
2017年08月02日
131 率先避難者になって
 防災列車「鉃學」を体験  (串本古座高 )

 県立串本古座高校(愛須貴志校長)の1年生107人が7月31日、JRきのくに線の串本―新宮間で鉄道防災教育・地域学習列車「鉃學」に乗車した。緊急停車した列車からの避難を体験するとともに地域の歴史や南紀熊野ジオパークを学んだ。

 「鉃學」は和歌山大学クロスカル教育機構生涯学習部門西川一弘研究室がJR西日本の協力で実施している取り組みで、今回3回目。鉄道からの津波避難協力者を拡大することなどが目的で、将来的には修学旅行やツアー商品化を目指している。

 訓練は列車が走行中に震度7の地震が発生したと想定。緊急地震速報を受け、市内で緊急停車した車両から生徒たちは飛び降り、車掌らの誘導で約200㍍先の高台まで走って逃げた。

 生徒たちは緊急停車するまでの間、鉄道会社初の緊急用降車台を見学したほか、避難はしごの使い方を学習。案内に従って九龍島(くろしま)などのジオサイトを車内から見学した。

 訓練を終え、西川准教授(38)は「電車をよく利用する高校生たちに率先避難者になってもらうことが一番の狙い。いかに生徒たちに解説を聞いてもらいやすくするかが課題です」。

 浅野瑠花さん(15)は「はしごの使い方がためになりました。たまに電車を活用するので、いざいう時に役に立てば」と話していた。

(2017年8月2日付紙面より)

車両から降りて高台へ避難する生徒たち=7月31日、新宮市
2017年08月02日
132 のぼりやポスターで周知
 8月16日の柱松本番に向け  (新宮市 )

 新宮市の佐野柱松実行委員会(瀬古尊夫会長)は7月30日、「佐野柱松」の周知のためののぼり旗立てとポスター貼りをした。

 佐野柱松は、害虫駆除や五穀豊穣(ほうじょう)を願い行われてきた伝統の祭り。戦時中に一時中断し、1948年に佐野青年会が復活させたが58年夏の開催以降再び中断。93年に同実行委員会が復活させた。

 当日は同市佐野の新宮港緑地公園で、サニーサイドジャズオーケストラ、紀宝楽の演奏、くろしお児童館児童らの踊りやアイスカービングとバルーンアートのステージ、花火などを予定している。

 30日の活動には会員約20人が参加。協力してのぼり旗を用意し旗3班、ポスター2班に分かれて地域内を回った。

 職場の上司に誘われて今年入会した森岡久貴さん(19)は「とにかく頑張りたい」。加藤誠人さん(36)は「地域内に勤めており、今までこういうことに参加したことがなく手伝いたいと入会しました。初めて柱松を見たのは小学生の頃で、25年間通して開催していることがすごいと感じています。運営サイドの勉強もさせていただき、末永く続くよう頑張りたい」。上本大輔さん(31)は「誘われて、少しでも地域の役に立てればと参加しました。最後の打ち上げもすごく盛り上がっているという印象。子どもが2人いるので、子どもが楽しんでくれるよう、佐野区に人が来てくれるよう頑張っていきたい」と話していた。

(2017年8月2日付紙面より)

用意したのぼりを積み、出発=7月30日、新宮市佐野の黒潮公園
2017年08月02日
133 一連の歴史一筋にして示す
 福竜丸建造70年展始まる  (串本町 )

 串本町役場古座分庁舎1階ロビーで1日、「第5福竜丸=第7事代丸建造70年歴史展」が始まった。期間は6日(日)までで、開場時間は午前8時30分~午後5時、入場無料。5日(土)と6日はイベントも計画されている。

 第五福竜丸は1954(昭和29)年3月、マーシャル諸島ビキニ環礁で行われた水爆実験に伴う放射性降下物(通称・死の灰)を浴びて被曝した遠洋マグロ漁船。その前身は1947(昭和22)年3月に現在の串本町中湊の字中洲にあった古座造船所から進水したカツオ漁船第7事代(ことしろ)丸で、今年は建造70年にあたる。

 その節目に合わせて計画した今回の展示は、建造の地「字中洲」や古座造船所の歴史、第五福竜丸被曝当時の汚染マグロ被害や核兵器廃絶の世界情勢を、写真や図面、解説パネルやジオラマで伝える内容。ジオラマは同実行委員会の手作りで、現在は自然回帰している字中洲が建造当時どのような状態(今より若干中湊寄り)にあり、どのように活用されていたかを見て取れる形に仕上がっている。

 関連のイベントとして5日午前10時、午後1時、午後3時の3回、映画「放射線を浴びたX年後」を上映。6日午後1時30分から、第五福竜丸記念館の市田真理学芸員を迎えて講演「第5福竜丸の航海はつづく」や福竜丸建造の語り部・姫鹿尾菜(ひめひじき)さんとの対談が行われる。いずれも入場無料。

 同展を主に監修した仲江孝丸実行委員(59)によると、字中洲の成立から今年7月7日の国連核兵器禁止条約制定に向けた交渉会議による同条約採択までの経緯を一筋の流れとしてまとめたそうで、「核兵器そのものはあかんと誰しも言うが、一方では核の傘といい正当化する動きもある。福竜丸建造の地で暮らす者としては、核兵器の愚かさや廃止の展望を伝えて一緒に考えてほしいという思い。建造70年を機に字中洲の成立から核兵器禁止条約まで一連の歴史を一筋にして示し、過去の誤った認識の是正も含めて皆さんに伝えていきたい」とコメント。その思いの象徴として、同展冊子「語り継ごう 第5福竜丸=第7事代丸建造70年の歴史」500部を作成し、関係各所への配布後の残部400部を来場者にも配り託す。

 問い合わせは同実行委員会事務局(電話0735・62・0006、役場教育課内)まで。

(2017年8月2日付紙面より)

ジオラマなど展示資料と共に仲江孝丸実行委員=7月31日、串本町役場古座分庁舎
2017年08月02日
134 水彩鉛筆絵画に挑戦
 熊野芸術文化セミナーに71人  

 「2017熊野芸術文化セミナー~伊作の心にふれる、創る~」(新宮市など主催)が7月29、30の両日、同市高田の高田グリーンランドであった。文化学院や熊野美術協会講師の下、今年は「色彩構成にドローイングを体験しよう」をテーマに水彩鉛筆絵画に挑戦した。

 日本の近代建築と自由主義教育の先駆者で名誉市民の西村伊作(1884~1963年)が創設した文化学院(東京都)と提携して毎年開催されているセミナーで、今年16回目。今回は新宮市を中心に遠くは名古屋市などから10代から80代までの参加があった。

 参加者たちは小さく長方形に切った和紙に色を付け、裏返してパネルに並べ、水を染み込ませた筆で色を写した。その上から思い思いの絵を描いて仕上げ、額装も作った。

 2回目の参加の佐藤真由美さん(31)=新宮市佐野=は「思い通りに色が付かず、ゴールがどんどん変わりましたが、知らない世界に迷い込んだようで楽しかったです」。

 第1回から講師を務めている文化学院総合芸術学科常勤講師の上野秀一さん(61)は「参加者の期待に応えようと毎年違うものに挑戦していますが、参加者が減らないことに驚いています。新宮の人は自分なりにどんどん制作を進めていく人が多く、芸術に向いていると思います」。

 同セミナー実行委員長の清水雅昭さん(61)は「独特な表現を体感してもらうことが目的でしたので、狙い通りになりました。参加者の6~7割がリピーター。芸術を通して参加者同士のつながりができるのもこのセミナーの良いところです」と話していた。

 開講式で田岡実千年市長は「リピーターが多く、新宮市の文化行事として、なくてはならない行事になっています」とあいさつした。

(2017年8月2日付紙面より)

水彩鉛筆絵画を制作する参加者たち=7月30日、新宮市高田
2017年08月02日
135 10部門で入賞と活躍
 平野杯空友会国際親善交流空手道大会  
2017年08月02日
136 第1回優勝は仲・田中組 中山杯争奪納涼大会 
2017年08月02日
137 運営に役立てて 新中会が佐藤春夫記念館に寄付 
2017年08月02日
138 中西克氏さんに委嘱状  新宮市民生委員児童委員  
2017年08月02日
139 警察への理解深める  城南中生徒招きミニ警察署協議会  (新宮市 )
2017年08月02日
140 空き地を無料駐車場に  熊野市紀和町の丸山千枚田  
2017年08月02日
141 画用紙いっぱいに夏の思い出 新宮市、木ノ川会館で絵画教室 
2017年08月02日
142 楽器演奏やコーラス楽しむ 那智勝浦町立温泉病院で納涼祭 
2017年08月02日
143 手作りうちわで盆踊り  宇久井保育所で夕涼み会  (那智勝浦町 )
2017年08月02日
144 車いすの操作を学ぶ  みくまの支援学校ボランティアスクール  (新宮市 )
2017年08月02日
145 音楽劇に夢中 新宮市、中央児童館が夏休みこども劇場 
2017年08月02日
146 まぐトル君も一緒に踊る  潮岬幼稚園で「なつまつり」  (串本町 )
2017年08月02日
147 「恋ダンス」で盛り上がる  くしもとこども園「なつまつり」  (串本町 )
2017年08月02日
148 潮岬の顕彰碑一帯を美化  木曜島遺族会の会員奉仕  (串本町 )
2017年08月02日
149 夜店に舞台、花火で納涼  第9回にしき園夏まつり  (串本町 )
2017年08月02日
150 特選に富宅祐亮さん  写連紀南支部県本部顧問審査7月優秀作品  
2017年08月02日
151 歩行者天国大にぎわい  タンカクフライデナイト  (丹鶴商店街振興組合 )
2017年08月02日
152 フウランの花  新宮市高田で  
2017年08月02日
153 お悔やみ情報