紀宝町議選
任期満了に伴う紀宝町議会議員選挙が22日告示され、定数13に対して現職8人、元職1人、新人4人の計13人以外に立候補の届け出がなく、無投票当選が決まった。
当選者【定数13、届け出順】
当落 | 候補者名 | 年齢 | 党派 | 現元新 |
---|---|---|---|---|
当 | 市川 潔 | 71 | 無 | 現 |
当 | 莊司 健 | 71 | 無 | 現 |
当 | 榎本 健治 | 42 | 無 | 現 |
当 | 平野美津子 | 71 | 無 | 元 |
当 | 向井 健雅 | 64 | 無 | 現 |
当 | 山本 精一 | 62 | 無 | 現 |
当 | 野田 純志 | 70 | 無 | 新 |
当 | 浅田 和江 | 47 | 無 | 現 |
当 | 原 章三 | 71 | 共 | 現 |
当 | 大倉 孝司 | 60 | 無 | 新 |
当 | 奥峪 康之 | 61 | 無 | 新 |
当 | 萩野 進也 | 64 | 無 | 現 |
当 | 獺越 幸雄 | 63 | 無 | 新 |
※年齢は当初の投票日(1月27日)時点の満年齢
消防団丹鶴分団が神倉神社を清掃 (御燈祭りに向け )
2月6日(水)の御燈祭(おとうまつ)りに向け、新宮市消防団丹鶴分団(杉下和夫分団長)は20日、神倉神社の清掃活動に取り組み、団員約20人が参加した。
火災や事故を防止しようと毎年この時期に実施している。枯れ葉を掃き、枝打ちをするなどして、たいまつの火が燃え移らないようにするとともに、石段の隙間を埋めるなどして上がり子がつまずいたり足を挟むことのないようにと整備をした。午前8時ごろ集合し、午後2時ごろまで作業した。
以前は杉下分団長も毎年上がり子として祭りに参加し、自身の息子や孫も3歳の頃から一緒に上っていた。数年前からは上がり子としてでなく、消防団としての仕事を果たしている。
知人の紹介で入団し初めて参加した三鬼成晃さん(29)は当日、上がり子として上る予定をしており、「裏方としての仕事の大切さを改めて実感しています。団員、上がり子として皆さんがけがなく下りていただきたい」。
杉下分団長は「上がり子はもちろん、祭り関係者、見学者の方々がけがのないよう注意してほしい」と語り、「分団員として一生懸命、火災予防に努めます」と話していた。
(2019年1月23日付紙面より)
宇久井地区老人クラブ研修会 (那智勝浦町 )
宇久井地区老人クラブ連合会(峰武久会長)は21日、那智勝浦町の休暇村南紀勝浦で役員研修会を開催した。町老人クラブ連合会の玉置之一会長が健康寿命などをテーマに講演した。その後は懇親会が行われ、出席者19人は親睦を深めた。
研修会は宇久井区の各老人クラブ代表者が集まり、年に1回ほど実施されている。区の課題などを話し合うとともに交流を深めることを目的としている。
峰会長が今年11月に開催される「ねんりんピック紀の国わかやま2019(第32回全国健康福祉祭和歌山大会)」について詳細を説明。同町ではダンススポーツが行われることに触れ、「ねんりんピックは誰でも出ることができる。勝ち負けではなく、交流がメイン。希望者はぜひ、申し込んでほしい」と呼び掛けた。
玉置会長は平成27年の介護保険制度改正に伴い、市町村ごとに取り組む「新地域支援事業」などを紹介。昨年7月の世界保健機関による統計で日本人の平均寿命は女性が87・1歳(1位)、男性が81・1歳(2位)で男女ともに過去最高を更新し、男女平均は1位であると述べ、「長寿は大切で喜ばしいが、病気にならず元気に生活することはもっと大切」と話した。
自分の体調や体力に応じた健康寿命を延ばすための運動について、▽健康診断を通して自身の健康状態を知る▽毎日、じゅうぶんな睡眠を取る▽健やかな食事をバランス良く食べる▽ストレッチや運動をする―などを提案した。
玉置会長は「いつどこでも少しの時間があれば運動はできる。歩くことや簡単なストレッチや筋力トレーニングを行うことで健康寿命を延ばすことができます」と語った。研修会後、出席者らは食事をして会話を楽しんだ。
(2019年1月23日付紙面より)
文化セで文化自主事業 (串本町 )
串本町文化センターで20日、同町文化自主事業「これぞ超名曲コンサート~クラシックからオールディーズまで~」があり約600人が京都フィルハーモニー室内合奏団による演奏を鑑賞した。
同事業実行委員会(西野政和会長)と同町教育委員会(潮﨑伸彦教育長)が主催。この事業は同センターの有効活用を目的として1994(平成6)年から回を重ねていて、本年度は同センター開館30年記念事業にも位置付けて同団の招致を計画し、南紀串本観光協会の串本事業所と古座事業所、同センターの3カ所で前売り券を販売する形で来場を呼び掛けた。
当日は同センターホールがほぼ満席となる盛況の中で開演を迎え、主催者を代表して西野会長は同センターと文化自主事業の歩みを振り返り「このコンサートを機に今後もますます生の芸術を聴けるよう、文化自主事業を実行委員会として充実させていきたい」と述べ、引き続きの支援を求めた。
同団は72(昭和47)年に京都市を本拠地にして設立した室内オーケストラで、この日は指揮者の井村誠貴さんら23人組で出演。第1部でクラシック9曲、第2部でオールディーズ8曲をホールに響かせた。公演と併せて同センター1階ロビーでは文化自主事業の歩みを振り返る展示もあり、コンサートの前後や合間に来場者の鑑賞を集めた。
(2019年1月23日付紙面より)
新宮市千穂の松田商店 (御燈祭りに向け )
新宮市千穂の松田商店(松田啓資店主)で、神倉神社の御燈祭(おとうまつ)りで上がり子が着る白装束作りが行われている。毎年正月明けから作業に入っていて、今月いっぱいはこの仕事から手が離せない。
啓資さん(66)は故祖父・次郎松さん、故父・傳治さんに続いて3代目の店主。父から作り方を学び、体型の変化に合わせて規格を変えながら約50年作り続けている。
燃えにくい純綿を使用している同店の白装束は、上下と帽子の3点セットが特大から小まで6種類あり、ばら売りもしている。サラシ、白足袋(たび)も販売している。生地の値段が上がり、商売は年々厳しくなっているが、「よっぽどのことがない限り値段を上げるつもりはないよ」と奉仕の心で続けている。
白装束は修繕しながら何年も使う人がほとんどだが、毎年買う人もいるという。「松田さんところの白装束は丈夫やと褒めてもらえるのは、作り手冥利(みょうり)に尽きる」と笑顔を見せる。
長時間座っている仕事で、50歳を超えた頃から体力的にきつくなってきいている。一着作る時間は若い頃の倍になった。65歳でこの仕事を辞めるつもりだったが、66歳となった今は「体力が続く限り」に変わった。
「神事に参加するという自覚を持って上り、けが、トラブルなく無事に下山してほしい」と願っている。
(2019年1月23日付紙面より)
3回戦以降の組み合わせも決まる (県高校サッカー新人大会 )
なちかつGGCがクラブ大会を開催
市文化協会が市長へ陳情書提出 (新宮市 )
新宮市文化協会(鈴木啓司会長)の会員11人は17日、市役所を訪れ、田岡実千年市長に早期の市文化複合施設建設を求める陳情書を提出した。鈴木会長は「文化の活動拠点として、文化複合施設は未来へつなぐまちづくりに大いに力を発揮する存在であることと、多くの方々が待望されているものと確信しております」と述べた。
同協会は市文化複合施設建設のための国、県の交付金期限が迫っていることなどを危惧し、昨年12月28日の緊急臨時役員会で、同施設の早期建設を求める陳情書の提出を決定していた。
鈴木会長は「文化の発展とは一朝一夕にはかなえられず、また途絶えさせることも望まれません。地道に継続継承することが大切になります。そのような中、市民会館も閉館されてはや3年がたとうとし、図書館の老朽化も心配されるところです。多くの方々が夢を語らい、知恵を出し合い、熟考を重ねた文化複合施設建設計画、改めて早期建設を実現されますよう切に願います」と陳情書を読み上げた。
同協会の小野俊二名誉会長は「遺跡も立派な文化。遺跡も文化ホールも活用し、市の活性化につなげてほしい」と要望。田岡市長は「遺跡の活用についても将来的な課題として検討していきたい」と回答した。
田岡市長は「おととしの市長選の際に第一の公約として文化複合施設の完成を掲げ、市民の皆さんとお約束させていただいた。必ず実現させなければならない。財政面からしても都市再構築戦略事業交付金、合併特例債、過疎債などが活用できる今が絶好のタイミング。この期間を逃せば見通しが立たなくなる。32年度末の完成に向けて、粛々と進めていきたい」と述べた。
同協会は濵田雅美副議長にも陳情書を提出。早期建設の必要性を強く訴えた。
(2019年1月19日付紙面より)
警察と海保が合同訓練 (串本町 )
串本警察署(中弥泰典署長)と串本海上保安署(亀田進署長)の合同災害警備訓練が17日、串本町潮岬にある県立潮岬青少年の家の屋外プールであり、両署間で水域における救助技術の共有を図るなどした。
この訓練は、今年で24年となる阪神淡路大震災の発災日に合わせて計画。串本警察署警備課の本下泰孝課長と串本海上保安署の伊藤卓洋・地域防災対策官が立案し、当日は串本警察署配属の第2機動隊員ら9人と串本海上保安署の署員6人が実践に臨んだ。
今回は南海トラフ巨大地震に伴う津波や集中豪雨などにより居住地が浸水した想定で、その状況に効果的な各種救命具の取り扱いや防災用ゴムボートの操船、同ボートへの漂流者の引き揚げ方法などを練習した。
これらの技術は串本海上保安署側に得手があり、串本警察署側が教わる流れで実践した。救命具関係では救命浮環や非常投浮の投げ方や、身近にあるズボンや毛布を用いた要救助者の水域からの引き揚げ方法、同ボートの操船では前後進や転回など機動力発揮に欠かせない基本技術を練習。それら成果を束ねて同ボートへの引き揚げに挑戦した。
同ボートには3人一組で乗船。要救助者に意識がある場合は毛布、ない場合は串本海上保安署がマグロ網を改良して自作した漂流者揚収ネットを用い、1人が同ボートのバランスを取り2人で要救助者を引き揚げた。
訓練の始終を見届けた亀田署長は「実際の現場は時間や気候、海象や漂流物などといった障害がある。今日は基本が確認できた点で有意義だったが、今後はいろいろな条件の下でどう対応するかを今日参加した皆さんが核となって備えを新たにしてほしい。この地方に暮らす人々を守るのは私たちという考え方に基づいて両機関が連携を深め、地域の皆さんの安全安心を守るという究極の目的に近づくことを祈念する」と講評して締めくくった。
串本警察署はこの日、早朝に非常参集訓練を行い、引き続き同町サンゴ台にある同署代替指揮所の立ち上げ訓練も実施。その後に串本海上保安署との合同訓練に臨んだ。中弥署長は「非常参集や代替指揮所の立ち上げにおいて、署員は次の行動を意識してきびきびと対応し普段から言われていることの大切さを確認できたと思う。串本海上保安署との合同訓練は、阪神淡路大震災から24年の節目に両機関の連携強化を図る良い機会になった。これら経験がいざ発災した時に生きたものとなるよう、有事対応に当たってほしい」と振り返り、両署員の今後を期待した。
(2019年1月19日付紙面より)
約1200立方㍍が次々と落札
新宮原木市場(谷口泰仁社長)は18日、新宮市あけぼのの同市場貯木場で「新春初市」を開いた。新宮周辺地域を中心に古座川町や龍神村などから買い方約100人が集まり、市場はにぎわった。
初市には龍神村産の樹齢約150年のスギをはじめ、熊野川町や古座川町、紀宝町などから樹齢60年以上から80年以上のヒノキ17%、スギ83%の計1215立方㍍が出荷された。売り上げは約1450万円を見込んでいる。
谷口社長は「昨年末に比べて勢いは落ちている気がするが、よく売れている方だと思う。これから(熊野川)河口大橋の工事の関係で市場の面積が狭くなってしまうが、5年後の売上高3割アップを目標に頑張り、木材の街新宮を絶やさないようにしたい」と話していた。
(2019年1月19日付紙面より)
市野々王子神社で例大祭 (那智勝浦町 )
那智勝浦町の市野々王子神社で13日、例大祭が行われた。午前9時30分から厄払い神事が始まり、15人が厄払いを受けたあと、神前で記念撮影。午後1時から境内の南にある的場でお弓神事が営まれた。
神主役を務めた瀬藤隆介君(市野々小6年)が見事に的の中央を射抜き、続いて厄払いを受けた本人や家族の6人が次々に矢を放ち、命中するごとに観衆から歓声と拍手が湧き起こった。
お弓神事を終えて、一行は神社境内に移動。神前境内で祭友会(貝岐直哉会長)が獅子神楽を奉納。大人や子どもたちが「幣の舞」「乱獅子」「子供獅子舞」を次々と奉納した。
祭りの終わりに境内駐車場で恒例の餅ほりが行われ、地区内外から集まった大勢の人が厄年の人の名前を書いたたくさんの餅を拾ってにぎわった。
(2019年1月19日付紙面より)
「ながら見守り活動」の輪広がる (新宮市熊野川町 )
新宮市熊野川町で、日常生活の中で「~しながら」子どもたちを見守る「ながら見守り活動」の輪が広がっている。畑仕事や散歩、買い物などの外出時、「子ども見守りパトロール」の腕章を着けた地域住民が、子どもたちの安全を見守ることによって、犯罪を事前に防ぐ目的。現在同地区では23枚の腕章が配布されており、さらなる活動の広がりが期待されている。
昨年5月に新潟県で女児が下校時に連れ去られ殺害された事件をきっかけに、地域、警察、学校、ボランティアが一丸となって子どもたちの登下校を見守る「登下校防犯プラン」の取り組みを受け活動を開始。熊野川小学校学校運営協議会(下阪殖保会長)、市立熊野川小学校の上地健校長、日足駐在所の青木伸也警部補らが中心となり活動を推進してきた。同地区の丸石光子さんは腕章を着け、毎日40分間のウオーキングをしながら見守り活動を続けているという。防犯だけではなく、交通事故の防止効果も期待される。
下阪会長は「腕章を着けることによって見守る側にも責任感が生まれ、不審者に対する抑止にもなる」。青木警部補は「犯罪者は人の目を怖がるのでありがたい。警察だけでは限界がある。顔見知りの人が見守りをしてくれることに、子どもたちも安心感を感じる。活動が定着し、持続させていければ」と話す。
新宮警察署生活安全刑事課の天野川匡佐子警部補は「どこの学区でも登下校時の目をいかに増やせるかを課題にしている。市街地でも『熊野パトロール隊』などがボランティアで自主的に見守り活動に取り組んでくれている。熊野川地区の取り組みが今後、各学区の活動のヒントになれば」と期待を寄せている。
(2019年1月12日付紙面より)
賀詞交歓会で協力誓う (那智勝浦町 )
南紀くろしお商工会(森川起安会長)、那智勝浦町観光協会(花井啓州会長)、町水産振興会(片谷匡会長)の3団体は10日、同町体育文化会館で「2019年新春の集い~賀詞交歓会~」を開催した。関係者ら約60人が参加し、事業の繁栄や町の発展のために協力を誓い合った。
毎年恒例の賀詞交歓会は商工業、観光、水産が一体となって町の活性化に寄与することを目的に開かれている。
国家斉唱後、森川会長は新年について、「この地域では世界遺産15周年やねんりんピックが開催されるためチャンスの年。堀順一郎町長を先頭に観光振興を大きく進展していかなくてはいけない。それぞれの団体が体制を整えて協力してまい進していきましょう」とあいさつした。
堀町長は大手宿泊施設・民泊サービスのAirbnb(エアビーアンドビー)での和歌山県の評価や同町が多く紹介されていたことなどに触れ、「この追い風を受けて、皆さんで一緒に一致団決して町への誘客や地域活性化にご協力をお願いします」と語った。
その後、熊野那智大社から提供された奉献酒を前に森川会長、花井会長、JF和歌山漁連勝浦市場の吉村泰治参与、堀町長、中岩和子町議会議長、東川智昭東牟婁振興局長によって鏡開きが行われた。中岩議長が乾杯の音頭を務め、出席者らは歓談し交流を深めた。
(2019年1月12日付紙面より)
管内3カ所で街頭啓発 (串本警察署 )
串本警察署(中弥泰典署長)の管内3カ所で10日、110番通報の適正利用が呼び掛けられた。
緊急通報ダイヤルである110番の適切な利用を促すことを狙いとする1985(昭和60)年、警視庁が制定した110番の日(1月10日)に基づく啓発。同署は今回、▽Aコープこざ店前▽道の駅くしもと橋杭岩~橋杭海水浴場駐車場▽ローソンすさみ町江住店前―の各街頭に同署地域課員14人が手分けして赴き、県警と同署が独自に制作した啓発物資を配って適切な利用が求められる理由などを伝えた。
県内における110番通報は県警本部に集約される仕組みで、昨年中は7万3020件(対前年比2974件増)の通報があった。うち警察が対処した有効受理件数は5万9786件(同419件減)、通報対応のみの無効受理件数は1万3234件(同3393件増)。無効受理の主な内容はいたずら(4603件)、間違い(3962件)、無応答(2091件)だという。
串本署管内からは昨年中981件(対前年比272件減)の通報があり、うち有効受理件数は724件(同238件減)。廣田典生地域課長は「110番は事件や事故など緊急時の電話番号。急ぎでなければ串本警察署(電話0735・62・0110)や警察相談電話(電話#9110)を利用していただければ」と話した。
(2019年1月12日付紙面より)
熊野恵比寿神社で「十日えびす」 (新宮市 )
新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)境内の熊野恵比寿神社で10日、「十日えびす」があり、商売繁盛や家内安全を祈る人々でにぎわった。
境内には前日夜の宵宮から、縁起物の福笹(ふくざさ)や熊手を買い求める人が訪れ、ぜんざいが振る舞われた。10日午前には例大祭があり、午後から餅がまかれた。着物姿の女性3人がかごに乗って大橋通や駅前本通りを巡行する宝恵駕籠(ほえかご)は人が確保できず、昨年、おととしに続き、今年も中止となった。
福の神として崇敬されているえびすは、西宮の漁師が祭っていた漁業の神で、現在は商売繁盛などの神として知られている。熊野恵比寿神社は、地元商店街の店主らが昭和30年代に兵庫県西宮市の西宮神社から勧請した。
「熊野ゑびす講」3代目会長の星谷千学さん(92)は「今では新宮を中心とした地域一帯に熊野ゑびす講を信仰(応援)してくれる方がたくさんでき、毎年のように参拝客の方も増えていることがありがたい。その一方で、宝恵駕籠もやりたいが、さまざまな事情が重なり中止にしているのが残念」とし、「家庭の平和、繁栄、いろいろな商業、事業をされている方々の、ますますの発展を祈念すると同時に、改元の年ですから、一つの転機として心に決し、努力されることを願っております」と話した。
那智勝浦町から参拝に訪れ、福笹などを購入した飲食店経営の女性は「34~35年くらい続けて来ているが、今年は人が多く驚いている。家族全員健康で、景気が良くなるように頑張りたい」と話した。
(2019年1月12日付紙面より)