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2019年06月22日
1 尊重し合える社会に
 男女共同参画実現に向け街頭啓発  (新宮市 )

 「男女共同参画週間」(23~29日)に合わせ、和歌山県職員、人権擁護委員、法務局職員らが21日、新宮市のイオン新宮店、串本町のAコープ紀南VASEOの2カ所で街頭啓発を実施した。チラシやメモ帳、ウエットティッシュなどの啓発グッズ計600組を買い物客たちに配布した。

 男女共同参画社会基本法は平成11年6月23日に施行された。基本理念は▽男女の人権の尊重▽社会における制度・慣行についての配慮▽政策等の立案および決定への共同参画▽家庭生活における活動と他の活動の両立▽国際的協調―の五つ。

 同週間は基本理念に対する国民の理解を深め、男女共同参画社会の実現に向けたさまざまな取り組みが行われる機運を醸成しようと平成13年から内閣府など主唱、地方公共団体など協力のもと実施されている。令和元年度のキャッチコピーは「男女共同参『学』」「知る 学ぶ 考える 私の人生 私がつくる」。

 新宮市橋本のイオン新宮店では、県職員、市職員、新宮人権擁護委員、法務局職員、ウィメンスタディズ熊野の村上惠美子代表ら約10人が啓発活動に参加。男女共同参画を呼び掛けるタスキを身に着け、買い物客らに物資を配布した。村上代表は「男女共同参画という言葉になじみがない人も多いですが、啓発活動を通じて知っていただければ。身近なところから、お互いが一人の人間として尊重し合える社会になればと思います。」と話していた。

 和歌山県男女共同参画センター“りぃぶる”では相談受付専用ダイヤル(電話073・435・5246)を開設しており、「お気軽にご相談ください」と呼び掛けている。受け付けは火~土曜日の午前9時から午後8時、日曜日は午前9時から午後4時30まで。

(2019年6月22日付紙面より)

啓発グッズを配布した=21日、新宮市橋本のイオン新宮店
2019年06月22日
2 「一生に一度の思い出」
 下里小がウミガメ放流会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立下里小学校(岡史博校長)は20日、同町の玉の浦海水浴場でウミガメの放流会を開いた。参加した4~6年生51人が10カ月間生活を共にしたアカウミガメ4匹を見送った。

 同小が取り組む海洋教育の一環。例年5年生が同町太田川河口の砂州(通称・大浜海岸)で産卵したアカウミガメの卵を保護し、ふ化した子ガメを3週間から1カ月ほど飼育した後、放流してきた。昨年からはふ化した76匹のうち6匹を選び、10カ月間飼育する取り組みを始めた。子ガメの生存率を上げること、海洋教育の研究を深めることが目的。

 今回放流したウミガメは、昨年8月24日に同小のふ化場でかえったもので、ふ化直後の甲長は4㌢、体重は20㌘だった。飼育する中で2匹が死んでしまったが、残り4匹は甲長18㌢、体重1・3㌔まで成長した。

 放流会では飼育に協力してきた玉の浦リップルズクラブ(掛橋郁雄代表)の湊久和さんが「ウミガメたちはまだ子どもで泳ぐ力も弱いですが、これから海流に乗ってアメリカの方に行く。20年、30年たって日本の海岸に戻って来ることを願っています」とあいさつ。続いてウミガメを世話してきた6年生12人が「餌を食べてくれてうれしかった」「水替えや餌やりは大変だったが、安全に大きくなってくれてよかった」「さみしいけど一生に一度の思い出になった」など一人一人思いを語った。

 ウミガメはかごから出されるとゆっくりと海へ向かい、児童らは「頑張れ頑張れ」と声援を送りながら、泳いでいく子ガメを追い掛けた。息継ぎをする姿が見えると、思わず「かわいい」と笑顔がこぼれた。

 今年も5年生がウミガメの飼育に取り組む予定。大浜海岸で産卵が確認されれば、児童らが採卵に赴く。田中そらさん(5年)は「大変そうだけど、早くやってみたい」と話していた。

(2019年6月22日付紙面より)

子ガメとの別れを惜しむ=20日、那智勝浦町の玉の浦海水浴場
2019年06月22日
3 全国公募対象補助を縮小
 将来の負担増を見越して  (串本古座高校地域協議会 )

 串本古座高校地域協議会(会長・田嶋勝正串本町長)が19日、来年度以降の全国公募による県外からの入学者に対する補助金を住居費のみとすることを決めた。すでに入学し補助金を受けている生徒については、卒業まで従来の補助を保証するとしている。

 この補助金は、同校が魅力化プロジェクトに基づいて取り組む入学者の全国公募を後押しするために導入した制度。県外から学生寮がない同校へ進学する生徒を対象にし、生活負担を軽減するため▽住居費▽食費▽交通費(帰省時)▽宿泊費(受験時)―の4系統で補助をしている。

 導入以降、同校の全国公募枠が定員の5%から10%に引き上げられ、最大で年間36人(12人×3学年)分1584万円(1人当たり最大44万円)を要する状況も見込まれるようになった。原資を按分負担することに不安を感じた串本町と古座川町は来年度以降の在り方を見定めるため今月4日、同協議会の正副会長として県の宮﨑泉教育長と話し合う機会を持ったが原資の按分負担に県教委が加わる考えが感じられず同枠の見直しにも即応しないとの見解を得るにとどまった。

 現状で9人が全国公募により在席しているがその数が同校の努力により将来的に増えれば喜ばしい反面、同協議会の負担も増す厳しい状況ともなるため、現体制の一期生が卒業するタイミングで補助の系統を住居費のみに縮小し当面の様子を見る判断を同協議会の委員に求めるに至った。

 この日は判断を間もなく始まる来年度の全国公募に間に合わせるため、串本町役場古座分庁舎で第2回会合を実施。補助金支給要項の改定案を協議し、委員からはこの制度は全国公募で来てほしいという地域の思いそのものだとして慎重な判断を求める声もあったが賛成多数で承認した。

(2019年6月22日付紙面より)

県との話し合いの結果や判断を委員に伝える田嶋勝正会長=19日、串本町役場古座分庁舎
2019年06月22日
4 座禅は「安楽の法門」
 円通寺で初の法話会  (紀宝町 )

 曹洞宗特派布教師による法話会が19日、紀宝町平尾井の普門山円通寺(山田耕治住職)で催された。本堂には約70人の善男善女が集まり、中野尚之老師の法話に耳を傾けた。

 中野老師は埼玉県川口市にある正覚寺の住職を務める傍ら、末期がんの病人が安らかな最期を迎えられるようお世話する「仏教者ビハーラの会」の会長や、修業僧の指導教化をする本山役寮などを務めている。1997年にはがんで家族を亡くした人の遺族会を立ち上げるなど心に寄り添う活動を続けながら、特派布教師として、全国各地で布教活動を展開している。

 地元僧侶が鳴らす鐘を合図に入場した中野老師は開口一番、「座禅は苦行ではなく『安楽の法門』である」と開祖・道元禅師の教えを紹介。素直に息を吸い、ゆったりと吐く呼吸法と姿勢を指導して全員が椅子に座ったままの座禅を体験した。

 「一行三昧(いちぎょうざんまい)」という教えにも触れた。「無心で一つの行いに、自分を忘れるほど打ち込む。この時は、生きながら仏になってはいないか。道元禅師が求めたのもこれではないか」「共に我慢してくれた仲間も一行三昧だ」と一つになる喜びを語った。さらに「相承(そうじょう)」という教えについて「大事な物を守り、受け継ぐこと。質を高め、心をしっかり保つことになる」などと述べ、幸せを確実なものにするために信心を深めるよう結んだ。

 円通寺で法話会が開かれるのは初めて。山田住職の提案に、寺総代の皆さんが応えて実現した。住職は「仏の心とは、慈悲をしてもそれが慈悲と知らぬとき。老師が末期がんの人に向かい合う時は、無心であったと思う」とあいさつし、法話が無私の善行に寄与するよう期待した。役員の一人、川内治さんは「寺を守ろう、きれいにしようとするのも仏の心と気付いた。良い話だった」と感動を口にした。

(2019年6月22日付紙面より)

檀家の皆さんが法話を傾聴=19日、紀宝町の円通寺
仏の心を説く中野尚之老師
2019年06月22日
5 33組が4部門に分かれて熱戦展開
 紀南バドミントン選手権  
2019年06月22日
6 優勝は岡本有正さん
 もみじ会6月月例杯  
2019年06月22日
7 楽しみ仲間を増やせれば
 ガールズサッカーフェスティバル  (和歌山県サッカー協会 )
2019年06月22日
8 3選手が近畿大会出場へ
 和歌山県空手道選手権大会  (拳武館新宮 )
2019年06月22日
9 伊藤梨花さんが準優勝
 第25回柔整師杯県下柔道大会  (紀宝柔道会 )
2019年06月22日
10 谷川知聖君インハイ出場
 県高校総体空手道競技の部  (近畿大学附属新宮高校 )
2019年06月22日
11 合同で救急救命法学ぶ  太地町、那智勝浦町赤十字奉仕団が研修  
2019年06月22日
12 文化複合施設運用など提言  新宮市議会一般質問(終)  
2019年06月22日
13 桒野稔近組合長を再任  苺生産組合が総会  (那智勝浦町 )
2019年06月22日
14 待ちに待った水遊び  潮岬こども園がプール開き  (串本町 )
2019年06月22日
15 鑑賞しながら交流重ねる  職員企画の高瀬会文化祭  (古座川町 )
2019年06月22日
16 入賞17作品発表し表彰  古座川町社協のもの忘れ川柳  
2019年06月22日
17 23億円規模の補正予算案など  町議会6月定例会24日開会  (串本町 )
2019年06月22日
18 自転車の安全な乗り方学ぶ  神内小で交安教室  
2019年06月22日
19 夏休み前にさっぱりと  カメ飼育プール清掃  (紀宝町ウミガメ公園 )
2019年06月22日
20 8議案承認して定例会閉会  紀宝町議会一般質問(終)  
2019年06月22日
21 子どもの成長を感じる  白梅保で保育参観  (新宮市 )
2019年06月22日
22 完成するのが楽しみ  高田小で梅ジュース作り  (新宮市 )
2019年06月22日
23 熊野の野山でテングチョウ乱舞  水場で大量吸水  
2019年06月22日
24 「投票を決めている」56人  有権者100人に聞く  (那智勝浦町議選 )
2019年06月18日
25 「がん」が生き方を変える
 市民向け講演会で岩崎順子さん  (新宮市 )

 新宮市健康長寿課は16日、市役所別館で市民向け講演会を開いた。いのちの講演家・岩崎順子さんが「ガンが病気じゃなくなったとき」を題目に講話。約90人が聴講した。岩崎さんは「優しさは悲しみから生まれる。それは人権の根本ではないか」と呼び掛けた。

 岩崎さんは和歌山県海南市出身。著書に自宅で他界した夫をみとった経験をつづった『ガンが病気じゃなくなったとき』がある。命や人権、心、子ども、生と死、心の病気、震災、戦争などについて全国で1000回以上の講演経験がある。

 開会に当たり田岡実千年市長が「講演会を通じて家族と話すきっかけになれば」とあいさつした。

 岩崎さんは、がんで余命宣告を受けた男性が、「もう種を植えても仕方がない」と自分の畑で収穫した野菜を近所の人に配ったところ「おいしくて元気をもらった」と好評を得て以来、収穫した野菜を配り歩いているうちに自身まで元気になったという話や、30代で乳がんを患い両乳房を失った女性が乳がんカウンセリングを始め、同じ乳がんで苦しむ女性の心に寄り添いながら頑張っているといったエピソードを紹介。「がんが人間の生き方を変えることもある」と述べた。

 肺がんにより他界した夫のがんが進行していく様子や、家族・親子間の心の触れ合いなど、みとりまでの経緯について話し、「人が死んでいくことはきれい事ではない。しかし死は悲しいだけではなく、人が亡くなっていく姿を見た人間にはその命を次の誰かに受け継いでいく役割がある」と語った。

 大切な人の死は生きる力と知恵になっているとし、「インターネットの中に情報はたくさんあるが、生きる知恵に関する情報はない。人から人へ、心から心へ、魂から魂へ、ちゃんと顔を見て伝わっていくもの」。

 介護をしている人に対して「一人で抱え込まないで。しんどいと思う気持ちは本気でその人をサポートしてきた証し」と語り掛けた。「人が亡くなると財産を奪い合おうとする家族や親族がいる。介護やみとりの時間を取り合うような世の中になれば」といった知人の言葉を紹介し、「介護の中に笑顔とユーモアを入れて、少し心を緩めて一歩を踏み出して」と呼び掛けた。

(2019年6月18日付紙面より)

約90人が講演に耳を傾けた=16日、新宮市役所別館
岩崎順子さん
2019年06月18日
26 地域で助け合って生きて
 岩崎順子さんが講演  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は15日、町体育文化会館で在宅医療・介護連携推進事業講演会を開いた。いのちの講演家・岩崎順子さんが「介護する人 される人 心の橋渡し~私は病気の○○さんではありません~」をテーマに講演。約50人が聴講した。

 開会に当たり、矢熊義人副町長が「高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、地域の医療・介護の関係団体が連携して包括的かつ継続的な在宅医療が提供できるよう求められている」とあいさつ。岩崎さんは「友達とコーヒーを飲みながら話すように、顔を見ながら話を聞いていただければ」と呼び掛けた。

 岩崎さんは講演会で出会った、当時60代の男性が母親をみとったエピソードを話した。母親に甘えることのできなかった男性が認知症の母親に心を寄せるまでの経緯を紹介し、「男性は、最後は『お母ちゃん、もう頑張らなくて良いよ。ありがとう』と見送ることができた、と報告してくれた」と述べた。

 男性は認知症が進行してどこを見ているのか分からない状態の母親が、亡くなる3日前に、男性のことをじっと見ていたという体験をしたことにも触れ、「男性は、母親のまなざしは自分が子どもの時に見せてくれた母親のまなざしだったと言っていた。認知症でも年を取ったとしても病気だったとしても、母親が子どもを思う気持ちは変わらないのでは」と語った。

 男性から「介護は大変だが、その気持ちを自分だけで辛抱していたらしんどい。抱え込まないでほしいと講演会を通じてみんなに伝えてほしい」と告げられたと話し、「市町村には窓口がある。相談すれば道は開ける。一人で抱え込まないで」と訴えた。

 岩崎さんは2011年の紀伊半島大水害についても触れ、夫をみとった自身の経験から「大切な人を亡くすと体がもぎ取られた気持ちになる。でも死は悲しみだけではない。目には見えないけど、生きる力と知恵になって心の中で一緒に生きてくれていると信じている」と語った。

 最後に同町で経験した地域住民らとの触れ合いについて紹介し、「那智勝浦町は私にとって優しい町。こんな町で講演をさせてもらえるのは幸せなこと。肩肘張って生きている地域よりも、助け合って生きている地域の方が幸せでは」と講演を締めくくった。

(2019年6月18日付紙面より)

約50人が講話に耳を傾けた=15日、那智勝浦町体育文化会館
2019年06月18日
27 弘法大師の誕生祝う
 妙法山阿弥陀寺で「青葉祭り」  (那智勝浦町 )

 女人高野として知られる妙法山阿弥陀寺(谷宏之住職)=那智勝浦町南平野=で15日、弘法大師の誕生を祝う青葉祭りが営まれた。本堂では西国三十三所霊場お砂踏みと先祖供養、大師堂では四国八十八カ所霊場お砂踏みと護摩祈とう法会が行われ、荒天の中次々と参拝者が訪れた。

 同寺は平安初期の815(弘仁6)年、弘法大師こと空海上人が妙法山で修行し、西方にある極楽浄土への入り口として開いたとされる。お砂踏みは布袋に入った札所の砂を踏むことで、霊場参拝と同じ功徳が得られるといわれる。

 1509(永正6)年に建てられた大師堂(県指定文化財)では、弘法大師42歳の姿と伝えられる等身大の大師尊像が開帳された。御詠歌と鐘の音が響き、お砂踏みの参拝者が手を合わせて堂内を歩いた。アジサイの花で飾られた花御堂(はなみどう)も設けられた。

 参拝を終えた三重県尾鷲市の西平(にし・たいら)さん(84)と妻の伸代さんは「元気なうちは毎年お参りしたい」と笑顔を見せ、「ここの御詠歌が聞きたくて雨風が強くても必ず来ています」と話す女性もいた。

 厄よけ大師としても信仰の厚い大師尊像は、この後(公財)美術院の国宝修理所で解体修理を予定しており、次回の開帳は4月20・21日に営まれる「御影供」となっている。

(2019年6月18日付紙面より)

弘法大師堂での法会=15日、那智勝浦町南平野
「お砂踏み」をする参拝者
2019年06月18日
28 町の名所を美しく
 弁天島に100人が奉仕  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の大勝浦区にある弁天島で16日、「弁天島クリーン作戦」があった。午前10時の干潮を待って大勢の参加者が弁天島に渡り、町の名所を美化した。

 地区住民らの弁天島を守る会と弁天島保存会、南紀くろしお商工会中部支部、なちかつ古道を守る会のメンバー、周辺企業の社員、町職員、子どもたちを含め町民約100人が参加。漂着した流木やごみを拾い集め、周辺の草刈りを行った。二手に分かれ、お蛇浦(じゃうら)方面への遊歩道の清掃も行った。

 堀順一郎町長は「東京での調べによると勝浦で一番有名なのが那智の滝、熊野那智大社の次が弁天島だと聞きました。パワースポットとして名高いそうです。多くの人が訪れ、願いがかなうよう気持ちを込めて掃除したい」とあいさつ。勝浦1区の裏東芳樹区長は「皆さんのおかげで年々ごみは減少しています」と感謝し、熱中症への注意を呼び掛けた。

 同町宇久井の吾妻亜弓さんは「子どもを連れて行けると聞き参加しました。島に渡ったのは初めてですが良い所ですね」と話していた。

(2019年6月18日付紙面より)

強まる日差しの下、美化に励む住民ら=16日、那智勝浦町
2019年06月18日
29 下里中が男子団体3位に 全国ならずも近畿大会出場決める (県中学校空手道選手権)
2019年06月18日
30 串本が優勝し近畿大会へ
 JCカップ少年少女サッカー和歌山大会  
2019年06月18日
31 中村君2季連続全国へ
 和歌山県中学校空手道選手権大会  (太地中学校 )
2019年06月18日
32 農を守る予算確保に向け  農業農村整備の集い  
2019年06月18日
33 2年連続で減少  県新設法人動向調査  
2019年06月18日
34 現実的な洪水避難考える  「減災カフェ」で実用減災学  (新宮市 )
2019年06月18日
35 上陸と産卵を心待ちに  青年部らがふ化場付近の草刈り  (王子ヶ浜を守る会 )
2019年06月18日
36 「ミニ四駆」など楽しむ  熊野模型クラブが展示会  (新宮市 )
2019年06月18日
37 さまざまな催しでにぎわう  3商店街で消費者感謝デー  (新宮市 )
2019年06月18日
38 お口のばい菌やっつけろ  井田保育所で歯磨き指導  
2019年06月18日
39 学力向上に読書を  キナン私募債活用で図書カード贈呈  (御浜町 )
2019年06月18日
40 各学年が保護者と白熱  授業参観でドッジボール  (相野谷小 )
2019年06月18日
41 防災は「ただいま」を言うこと  元中学校教諭が東日本大震災語る  (紀南P連20周年記念 )
2019年06月18日
42 6部門で103ペア競う  第39回ソフトテニス大会  (串本セントラルクラブ )
2019年06月18日
43 地域と一緒にプール清掃  大島区や大島小ら約40人  (串本町 )
2019年06月18日
44 観光貢献し活動アピール  道の駅でCGSフェスタ  (串本古座高校 )
2019年06月18日
45 お悔やみ情報
  
2019年06月15日
46 丈夫な心身をつくろう
 熊野川町で介護予防の取り組み  (新宮市 )

 新宮市熊野川町内で熊野川地域包括支援センターが行う介護予防教室が地域に広がっている。高齢者が介護状態にならないよう丈夫な心身をつくろうと5年前から実施しており、これまでに同町33地区中、計20地区(合同の地区もあり)で開いている。半年間、毎月1回のペースで手軽にできる体操や口腔(こうくう)ケア、認知症予防講話、栄養講習などを指導する。

 同センター職員が区長会や地区の集まりなどで紹介・提案し、希望する地区で活動してきた。▽運動機能▽口腔ケア▽認知機能▽低栄養予防―の四つを柱としている。

 同町では地区と市社会福祉協議会が協力して「ふれあいいきいきサロン」を開いており、介護予防教室がきっかけでサロンを始めた地区もあるなど、介護予防だけでなく交流や見守りとしての効果もあるという。

 同センターの岡崎久子さんは「みんなで集まり取り組むことで、互いに声を掛け合い継続した効果も期待できる。教室を始めてから健康に気を付けるようになり、病院に行ったという人や、区で血圧計と体重計を用意した所も。合同で実施している地区もあり、残りの全地区を回ることを目標に、1度実施した地区ではフォローアップ教室を行うことも考えたい」と話していた。

 現在は日足相須・椋井と上長井で実施している。13日午後には日足相須集会所で、8人が県理学療法士協会の岸尾俊尚さんと西畑将史さんから運動を中心とした介護予防を学んだ。講師は、運動の効果に年齢は関係ないことや筋力を鍛える必要性、継続した運動の大切さなどを教えた。

 参加者からは「教わることができて良かった」「毎日ラジオ体操をしているが全然違う」「映像をもらえればサロンなどの集まりで自分たちでもできるのではないか」などの感想が上がった。

(2019年6月15日付紙面より)

座ってできる運動を教わる参加者=13日、新宮市熊野川町日足
2019年06月15日
47 完成を楽しみに
 太地小で梅ジュース作り  

 太地町立太地小学校(宮本礼子校長)の5年生7人は12日、和歌山県から届いたウメを使ってジュース作りをした。

 県は地産地消の取り組みの一環で平成24年から県内の小学校、特別支援学校の給食や家庭科の教材として県の主要農水産物を提供している。今年は県内小学校と特別支援学校249校に356箱のウメを送った。

 ウメには食欲増進と疲労回復、食中毒防止などの効果がある。県の代表的な品種に南高梅があり、実の大きさと種の小ささ、皮の薄さなどが特徴。梅ジュースや梅酒造りに適しているという。和歌山県はウメの収穫量日本一を誇る。田辺地域を中心に栽培され、昨年度は全国のおよそ65%にあたる約7万3200㌧を収穫した。

 太地小には、ウメ約10㌔が送られた。子どもたちは容量1・8㍑の瓶10本にウメと砂糖、酢を加え、梅ジュースの仕込みをした。児童たちは1人1㌔ずつ配られたウメの下ごしらえをしながら「早く飲み比べがしたい」と完成を楽しみに作業に取り組んだ。

 約2週間後には梅ジュースの原液が出来上がる。完成品は7月に行われる白馬村との交流で、ウエルカムドリンクとして振る舞われる。

(2019年6月15日付紙面より)

一粒ずつ丁寧に取り扱う=12日、太地町立太地小学校
2019年06月15日
48 河内祭に向けて稽古開始
 古座区の御舟謡「河内会」  (串本町 )

 古座川河口域の祭礼「河内祭(こうちまつり)」が7月27日(土)に宵宮、28日(日)に本祭を迎える。奉仕5カ区の一つ、古座区では御舟謡(みふねうた)保存会「河内会」(片山潔会長)が今月12日から稽古を開始。受け継ぐ8曲を歌い切る喉を仕上げるため、ほぼ連夜の練習に励んでいる。

 「河内祭」の御舟謡は、同区が出船する御船の中で歌う近世の流行歌。元々は11曲あったとされるが、受け継ぐ過程で3曲の符号を失ってしまい、同保存会は残る▽出し▽入舟はうた▽こうてい▽御曹子▽花揃へ▽おやまくどき▽あづま▽やしま―を御船が航行するときに歌い響かせている。

 稽古初日現在の会員数は12人。うち11人が御船2隻に分乗し、歌声を響かせる奉仕をするという。この日は稽古に先立って総会を開き、今年の稽古の日程と内容や着実な保存のため御舟謡の録音にも取り組むことなどを承認。続く稽古では酒類で喉を潤わせながら、▽出し▽入船はうた▽こうてい―の3曲を通し練習して今後の練習への弾みをつけた。片山会長は「この奉仕はみんなで助け合ってやるしかない」と語り、その思いを会員と分かち合いながら一丸の奮起を促している。

 「河内会」の稽古場は古座区内にある勇進会館で、日曜日と荒天日を除く連夜午後7時に集まって1時間前後歌声を響かせている。会員の増強と次世代への継承を図るため、稽古は常時公開。「興味がある人はいつでも見学に来て歌声を聴いていただき、できそうならぜひ『河内会』に入ってほしい」と呼び掛けている。

 今年の稽古期間は6月12日から7月24日(水)まで。「河内祭」では宵宮午後の渡御と夜半の夜ごもり、本祭午前の島周りなど御船が航行するときにその歌声を聴くことができる。問い合わせは直接稽古場まで。

(2019年6月15日付紙面より)

勇進会館に御舟謡の歌声を響かせる「河内会」の会員=12日、串本町古座
2019年06月15日
49 梅雨の無病息災祈る
 熊野那智大社「紫陽花祭」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で14日、梅雨の無病息災を祈り、自然の恵みへ感謝をささげる「紫陽花(あじさい)祭」が営まれた。

 神事では神前にアジサイを供え、男成宮司が祝詞を奏上。アジサイの小枝を手に、2人のみこが「豊栄の舞」を奉納した。雨模様の中たくさんの参拝者が訪れ、その様子を見守った。

 東京都小笠原諸島の父島から訪れた打込みゆきさん(54)は「季節の花を持って舞うみこさんを初めて見て、とても美しかった。衣装も素敵だった」と話した。

 祭典後、旧宮司職舎前の「紫陽花園」が一般公開された。6月末まで自由に鑑賞できる。職舎付近や参道、車道沿いにもガクアジサイ、ヤマアジサイ、タマアジサイなど約10種類2000株のアジサイが咲き、参拝者を楽しませている。

(2019年6月15日付紙面より)

アジサイの小枝を持って舞うみこ=14日、那智勝浦町の熊野那智大社
2019年06月15日
50 72中の西村さんが優勝
 新高弓道部OB会「第7回百射会」  
2019年06月15日
51 山口翔馬君が近畿大会へ
 和歌山県空手道選手権  (剛柔流空手道志彰会 )
2019年06月15日
52 協会加盟後初の大会開催
 スポーツウェルネス吹矢大会  (那智勝浦町体育協会 )
2019年06月15日
53 那智中が団体戦で10年ぶりの全国へ
 県中学校空手道選手権  
2019年06月15日
54 特殊詐欺を未然に防げ  紀陽銀行新宮支店前で啓発活動  
2019年06月15日
55 暮らしや人口減など  那智勝浦町の課題①  (那智勝浦町議選を前に )
2019年06月15日
56 1位に札場勇さん  写連新宮支部6月例会  
2019年06月15日
57 中西青さんが優勝  グラウンドゴルフ大会  (三輪崎公民分館 )
2019年06月15日
58 皆の町をきれいに  新宮商工会議所女性会が美化活動  
2019年06月15日
59 警察官の仕事学ぶ  神倉小4年生が社会科学習  (新宮市 )
2019年06月15日
60 資材装着してプール実習  科目「マリンスポーツ」  (串本古座高校 )
2019年06月15日
61 わらべ歌で遊ぼう  和深保で「いきいきサロン」  (串本町 )
2019年06月15日
62 未来を築く発想に触れる  田並劇場で南紀未来ラボ  (串本町 )
2019年06月15日
63 対象男性にクーポン券発行  風疹抗体検査・予防接種  (紀宝町 )
2019年06月15日
64 種目別交流会などを計画  紀宝スポーツクラブが総会  
2019年06月15日
65 幼児の成長を学ぶ  保育所と幼稚園で3年生が実習  (矢渕中 )
2019年06月15日
66 お悔やみ情報
  
2019年06月14日
67 「世界の熊野・新宮」と言える街に 新宮市観光協会が総会 

 新宮市観光協会(里中陽互会長)は12日、新宮商工会議所で総会を開き、本年度の事業計画案などを承認した。

 里中会長は「寄せてくる観光の大波を、共に手を携えて乗り切り、『世界の熊野』、『世界の新宮』と胸を張って言える街にしていきたい」と協力を願い、「皆さまから貴重なご意見を賜り、より一層観光を新宮市の重要な産業として確立させたい」とあいさつした。

 本年度事業は▽観光客誘致のための宣伝活動▽まちなか観光推進事業▽水野家入部400年記念事業への協力▽世界遺産登録15周年事業▽クルーズ客船受入事業の共催▽南紀熊野ジオパーク事業・日本遺産「鯨とともに生きる」への協力―など。事業費は1943万1000円(前年比256万3000円減)。

 協会会員の隅地洋さんは「市にとって観光振興の具体的な目標、その方法は何なのか。曖昧にしたまま進めてしまうと、何をすべきか分からず、結果として活動が停滞し、目標と外れた方向へと向かってしまう」と指摘。

 「行政や観光協会、さらには市民挙げての共通目標と、それを実現するために必要な方策を生かす重要な取り組みが必要」と訴え、市と連携して真剣に取り組み、議論し、具現化し、観光振興を支える体制の形成を提案。

 それに対して森本祐司専務理事は「提案いただいているワーキンググループや特別委員会のような形で、協会内に組織をつくるなど前向きに検討して、皆さまに発表させていただきたい」と応えた。

 議事前には、観光功労者として熊野交通株式会社志古船舶営業所の山合忍さん(45)を表彰。業務の都合により山合さんが欠席したため、塩崎陽統括部次長が代理で表彰を受けた。「今回の受賞を励みとして、新宮市また南紀地方の観光発展のため、微力ではございますが業務に一層精励したい」との謝辞を代読した。

(2019年6月14日付紙面より)

本年度の事業計画案などを審議し承認した=12日、新宮商工会議所
里中陽互会長
2019年06月14日
68 小・中の連携深める
 城南中と王子ヶ浜小が研修会  (新宮市 )

 新宮市立城南中学校(中田善夫校長)と王子ヶ浜小学校(山本眞也校長)は12日、合同の研修会(二校研)を開いた。同小の教職員30人が城南中を訪れ、公開授業の見学、全体会、分科会を通じて教育活動の情報を交換した。

 王子ヶ浜小に通う児童のほとんどが城南中に進学することから、両校の連携を深め、継続的な教育活動を展開することが目的。今回を含め年3回実施する。

 公開授業では、本年度から中学校で「特別の教科」になった道徳の授業を見学。全体会では、中田校長のあいさつに続き、教職員紹介があった。参加者らで各学年の様子を共有した。分科会では「人権・防災安全部」「学力向上部」「生徒指導部」に分かれ、それぞれのテーマで話し合った。

 中田校長は「生徒たちは懐かしい小学校の先生に会えるのを楽しみにしていた。小学校では1年早く道徳が教科化したので学べることが多いのでは」。山本校長は「落ち着いてしっかり授業を受けていた印象。小学校と中学校は同じ校区にあっても、対象年齢や学級担任制と教科担任制などさまざまな違いがある。しっかり情報交換していきたい」と話していた。

 第2回二校研は、8月1日(木)に王子ヶ浜小学校で実施する予定。

(2019年6月14日付紙面より)

小・中の教職員が情報交換=12日、新宮市立城南中学校
道徳の授業を見学
2019年06月14日
69 働く知識と心構え学ぶ
 熊野川中2年生が職業講話  (新宮市熊野川町 )

 新宮市立熊野川中学校(吉田元紀校長)で12日、職業講話があった。同校の2年生6人が、同町日足の池上石油・プロパンの池上順一さんから働くための心構えや知識などを学んだ。

 働く人の話を聞き、仕事の楽しさや厳しさを学び職業に対する理解を深めようと、職場体験を前に毎年行われている。

 池上さんは、江戸時代には職業が制限されていたため、代々父親の仕事を継いでいたと説明。自身の家系も先祖代々、日足で約400年暮らしており、曽祖父の代までは紺屋(染め物)をしていた。父親の代になると、終戦後にパン屋、菓子やジュースの卸し屋などを経て現在の会社を営んでいると紹介した。これまでの商売でうまくいかなかった要因として「商品には寿命がある。物自体でなく地域で商品としての寿命が尽きた」と語った。

 池上さんは生徒に夢を尋ね「好きな職業に就くために、仕事内容や自分はどうすればいいのかなど、いろんな情報を集めることが大事。皆さんは自分の力で好きな仕事を探し選んでいくと思いますが、それに向けての努力や覚悟も必要であることを忘れないでください」と呼び掛けた。

(2019年6月14日付紙面より)

講話に耳を傾ける生徒=12日、新宮市立熊野川中学校
池上順一さん
2019年06月14日
70 今年産の釜炊き作業始める
 姫ひじき生産組合加工場で  (串本町 )

 串本町の姫ひじき生産組合(堀喜代子会長)が11日、同組合加工場で3~4月に収穫した姫産ヒジキの釜炊きを始めた。今年の収量は乾燥重量で2・6㌧と例年になく少なめ。当面は梅雨時期の晴れ間に合わせて作業を進め、特産品「姫ひじき」として出荷するという。

 古くから良質のヒジキが育つことで漁が活発な同町東岸域。中でも姫の磯場は長く柔らかく味も良いヒジキが採れることで知られ、同組合が特産品「姫ひじき」を生産していることで地域内外に親しまれている。

 長らくの食用により地元に根付いた伝統製法でおいしく炊き上げ、天日干しして乾燥保存できるようにしたのが特産品「姫ひじき」。その要の調理となるのが直径、深さとも約1㍍ある鉄釜で60㌔を4時間余りかけて炊き続ける釜炊で、11日は雨天だったが翌12日の好天を見越して今年のヒジキを初炊きした。12日は昨年のヒジキを早朝から1回炊き、釜の熱が抜け切る前に今年のヒジキを入れて4時間30分ほど炊いた。

 今年産の釜炊きは1年余り寝かせた去年産とは炊き方が若干違うそうで、色味が淡くふっくらと仕上がるのが特色。釜から出した後はそのまま天日干しで乾燥させ、雑藻などの混ざりものを取り除く手間も掛けて袋詰めし「姫ひじき」として出荷する。

 堀会長は「ここ最近は4㌧ほど採れていたが、今年はヒジキの育ちが鈍く厳しい不作。周りもそのような状況で、県水産試験場からは黒潮の接岸の遅れが影響したと聞いている。姫は場所にもよるが育ちが良く、釜炊きした後の柔らかさと味の良さはいつも通り」とコメント。一日でも早く待ってくれているファンに届けようと鋭意生産に励んでいる。

 「天日干しする前の『姫ひじき』もおいしい。ごまのドレッシングがお薦め」―。地元では釜炊き後の「姫ひじき」をサラダパスタ風に味わう食べ方も親しまれているそうで、炊き上がる頃に同組合を訪ねれば天日干し前の「姫ひじき」も販売するという。同組合の加工場は旧養春小学校そばにある。

(2019年6月14日付紙面より)

釜炊きした今年産の「姫ひじき」を鉄釜からすくい上げる=12日、串本町姫
2019年06月14日
71 1位に濵口さんの「皐月の出会い」  熊野ネイチャーフォトクラブ6月例会  
2019年06月14日
72 園と保護者連携して交流  マリア保で園庭バーベキュー  (新宮市 )
2019年06月14日
73 親子で仲良く手作り  中央児童館で「お味噌をつくろう」  (新宮市 )
2019年06月14日
74 楠原さんらが優良従業員表彰  和歌山県観光連盟  
2019年06月14日
75 太地町に図書カード寄贈  「さんぎんCSR私募債」を活用  (株式会社キナン )
2019年06月14日
76 支え合いのまちづくり  光洋福祉サロンに30人  (新宮市 )
2019年06月14日
77 お米は食生活の基本  色川小が田植え体験授業  (那智勝浦町 )
2019年06月14日
78 ザリガニ釣り楽しむ  たづはら保5歳児が本宮町で  
2019年06月14日
79 水道水はどうできる?  高田小3、4年生が社会科見学  (新宮市 )
2019年06月14日
80 観光客や住民喜ばせたい  花てまりの会が花植え  (那智勝浦町 )
2019年06月14日
81 青年部員ら上浦海岸美化  “絆”感謝運動の一環で  (串本町商工会 )
2019年06月14日
82 作品「旭日橋杭岩」を寄贈  大阪の画家・河合福三さん  (串本町 )
2019年06月14日
83 奥歯もしっかり磨こう  親子歯磨き教室  (うどの幼稚園 )
2019年06月14日
84 綱引きなど各種競技で白熱  紀南、木本両高校で体育祭  
2019年06月14日
85 熱中症に気を付けて  応急手当普及員らが啓発活動  (那智勝浦町 )
2019年06月14日
86 お悔やみ情報
  
2019年06月12日
87 新体制で6議案を審議
 6月定例会が開会  (新宮市議会 )

 新宮市議会(前田賢一議長、15人)の6月定例会が11日、開会した。会期は27日(木)までの17日間。改選後初となる定例会で、一般会計補正予算など6議案を審議する。一般質問は18日(火)から21日(金)までの4日間を予定している。

 一般会計補正予算は、「個別予防接種事業」に520万円を追加。地方譲与税の一つである森林環境譲与税を財源とし、長期森林管理方針の作成および森林所有者への意向調査のために1004万2000円を補正。併せて「森林環境譲与税基金」を設置し、1608万4000円の積み立てを行う。補正後の予算総額は178億6589万8000円となる。

 市森林環境譲与税基金条例の制定や、市重度心身障害児者医療費の支給に関する条例、高田保育所の新高田会館への移転に伴う保育所条例、市火災予防条例の一部改正なども審議する。

 冒頭で田岡実千年市長が「今年は当市にとって節目となる年。先日の新宮港開港40周年記念式典も盛大に執り行うことができた。多くの議員にも参加いただき、素晴らしい催しとなった」と感謝を示した。11月に予定している水野家入部400年を祝う式典では、ドイツから水野家直系の子孫であるモニカ・水野・ベロイターさんを招く予定であることなどを伝えた。

 当局から、新宮港埠頭株式会社や公益財団法人佐藤春夫記念会などの業務報告があり、徐福公園の運営状況について「昨年度の来園者数は2万7667人で前年比1313人の減少。売店売り上げにおいても前年度と比べると減少し、収益的にも厳しい状況が続いている」と報告。竹内弥生議員は「観光客は増えているのに徐福公園の来園者だけが減っている」と指摘した。当局は台湾観光客の減少が来園者数に反映されていると説明し「売店に関しては新規の商品の開発も検討している。今後具体的なアイデアを出していきたい」と回答した。

 一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告では、上田勝之議員が「川舟の船頭の確保、育成は急務」と述べ、屋敷満雄議員は「渇水によるキャンセル客を減らすため電源開発と協議をするべき」などと提言した。

(2019年6月12日付紙面より)

6月定例会開会に当たりあいさつする田岡実千年市長=11日、新宮市役所
2019年06月12日
88 写真で地域の魅力発見
 紀南フィルムがまち歩き撮影会  (那智勝浦町 )

 南紀地方とカメラが好きな人たちで構成される「紀南フィルム」のメンバーら11人は9日、那智勝浦町で「Have a nice PHOTO! まち歩き撮影会」を実施した。同町朝日の「ハナイ」に集合したメンバーらは写真家の鈴木さや香さんの講習を受けた後、勝浦漁港などを巡り、思い思いの写真を撮った。

 「紀南フィルム」は、昨年度に熊野灘捕鯨文化継承協議会が、日本遺産「鯨とともに生きる」の対象エリア情報発信のため実施したフォトライター養成事業を契機に結成。撮影会は無料写真雑誌「Have a nice PHOTO!」を発行する株式会社シー・エム・エスと、大手機器メーカー「キヤノン」とのコラボ企画として開催した。

 鈴木さんは「自分の気持ちを知るためにも、好きという感覚を探ることが大切。同じ被写体でも寄ったり引いたりすると違って見える」などと撮影のポイントを説明。「良い天気でも雨でも曇りでも、その時の条件を受け入れて心動く部分を探して。もっとこうであったら、ではなく今の景色を丁寧に見てみましょう」などと呼び掛けた。作品のタイトルにも言及し、「自分の気持ちを具体的に正直に表すことが大事」などとアドバイスをした。

 講習後、メンバーらは「町の表情」をテーマに町内を撮影してまわった。港町の風景や漁業に関わる仕事、人にスポットを当て、写真を通して地域の魅力を発見した。

(2019年6月12日付紙面より)

撮影会を通じて地域の魅力を見つけた=9日、那智勝浦町

2019年06月12日
89 7月にホテルとして開業
 古民家「稲村亭」「園部邸」  (串本町 )

 串本町串本にある古民家「稲村亭」「園部邸」が7月1日(月)、古民家コンセプトホテル「NIPPONIA HOTEL 串本 熊野海道」として開業する。建物を管理する株式会社一樹の蔭(博多敏希代表取締役)にとっては初の再生活用事例。建物を運用する株式会社subLime(花光雅丸代表取締役)と両輪でともす明かりが今後いっそうの増棟の弾みになれば、と期待しながら創業に備えている。

 所有者から古民家の譲渡を受けた同町は活用を模索する中で紀陽銀行が推奨する篠山市の手法に注目し、その仕掛け人の一般社団法人ノオトを含めた3者で街並みの保存継承と観光振興を目的とした地域活性化包括連携協定を締結。株式会社NOTE(藤原岳史代表取締役)と同町地域おこし協力隊の博多敏希さんが共同出資して一樹の蔭を設立し、同町から両古民家の土地の有償貸与と建物の無償譲渡を受けた。

 以降は民力で運用する事業者を探してsubLimeと出会い、同ホテルの具体化を目指すことになった。2018年春に「稲村亭」、秋に「園部邸」と順次古民家再生が始まり、当初予定の2月末ごろから4カ月ずれこむ形となったが両古民家そろってオープンするめどが付いた。

 先だって今月10日、subLimeのセッティングで経緯に関係する諸氏が稲村亭に集まり両古民家の再生後を内覧。田嶋勝正町長、紀陽銀行の日野和彦常務執行役員、南紀串本観光協会の島野利之会長、稲村亭の元所有者・神田家を代表して神田直樹さん、藤原代表取締役、subLimeの松岡庸一郎執行役員らがそれぞれ思いを掲げた。

 それらを受け今後の事業展開に臨む博多代表取締役(35)は、具体化に至るまでの歩みと多くの支えを振り返り「6月に地域おこし協力隊(の任期)が終わるが、最後にこうして事業が出来上がったのをうれしく思う。一樹の蔭は一本の木陰に雨宿りする人の出会いも運命という意味で、神田さんも言われたが1本の流木から150年の時を経てたくさんの人が集まる場所に生まれ変わるのは素晴らしいことだ。これはまだ第1期。これからもまだまだ人の出会いを生んでいく事業にしていこうと思う」と応えた。

  □     □

レストランやカフェも付帯



 再生後の「稲村亭」は客室1室と地産地消レストラン「紀州原始焼みなも―minamo―」があり、飢饉(ききん)救済の返礼で仕立てたという由緒がある奥座敷二間はほぼそのままの形でレストスペースになっている。「園部邸」は客室2室と古民家カフェ「こより―coyori―」を内包。オープン時点でレストランはディナーで、カフェは午後1時~4時に宿泊客以外も利用でき、古民家を受け皿にした人々の交流の場として振興を目指すとしている。

 このオープンを足掛かりにして一樹の蔭とsubLimeは増棟の挑戦をさらに進め、喫緊では2020年までに客室10棟15室の実現を目指すとしている。

 同ホテルのコンセプトなど詳細は公式ホームページ(https://nipponia-kushimoto.jp)を参照。

(2019年6月12日付紙面より)

再生活用への思いを交わし合う関係諸氏=10日、串本町串本の稲村亭
再生後の稲村亭
再生後の園部邸
2019年06月12日
90 避難情報分かりやすく
 「警戒レベル」運用始まる  (和歌山県 )

 水害や土砂災害の防災情報を5段階に分け、避難情報を分かりやすく伝える「警戒レベル」の運用が10日から和歌山県内で始まった。

 「警戒レベル」は今年3月の国の「避難勧告等に関するガイドライン」改定に伴い導入された。レベル3を「高齢者等避難」、4で「全員避難」とするなど避難のタイミングを明確化。5は「災害発生情報」として命を守る最善の行動を促す。

 昨年7月の西日本豪雨ではさまざまな災害情報が発信されていたものの、多様かつ難解で住民が活用できないでいた。このことを踏まえ、情報の意味を直感的に理解できるようにし、住民などの避難行動を支援する目的がある。

 洪水、土砂災害、高潮、内水氾濫などに用いる。津波はレベル区分になじまないため対象外とする。

 避難勧告の発令権は各市町村にある。基準は従来と変わらず、伝達を行う際にレベルを示し、防災無線やメールなどで住民らに知らせる。自治体によってはシステムの改修が必要なこともあり、改修を終えてから導入する所もあるという。

(2019年6月12日付紙面より)

各レベルと避難行動、情報など(和歌山県ホームページより)
2019年06月12日
91 五輪経験者の水井さんから技術学ぶ
 バドミントン講習会  
2019年06月12日
92 神倉が県大会出場へ
 C級学童軟式野球東牟婁支部大会  
2019年06月12日
93 新宮が30年ぶりの全国
 女子団体戦でインハイ出場決める  (県高校総体弓道競技の部 )
2019年06月12日
94 第6回定時株主総会開く  那智勝浦冷蔵株式会社  
2019年06月12日
95 子どもの安全地域で守る  熊野パトロール隊が見守り  (新宮市 )
2019年06月12日
96 正しい知識身に付けて  緑丘中で情報モラル講演会  (新宮市 )
2019年06月12日
97 地域の環境美化など訴え  王子ヶ浜を守る会らが協議会  (新宮市 )
2019年06月12日
98 手作り和菓子に挑戦  生涯学習講座に児童17人  (新宮市 )
2019年06月12日
99 「ありがとう、また来てね」  寿楽荘・利用者と園児が交流会  (新宮市 )
2019年06月12日
100 物語の世界に夢中  三津ノ保で人形劇観賞  (新宮市熊野川町 )
2019年06月12日
101 警察官の仕事学ぶ  宇久井小4が新宮警察署で  
2019年06月12日
102 大谷湿田の生き物調べる 町教委KAKで児童15人 (古座川町)
2019年06月12日
103 優秀な歯の6人を表彰  よい歯の審査、ポスターコンクール  (南紀歯科医師会 )
2019年06月12日
104 男女とも矢渕中が優勝  県中学生ソフトテニス大会南郡予選  
2019年06月12日
105 歌声で会場包む  まなびの郷「歌と踊りの祭典in鵜殿」  
2019年06月12日
106 今年も8月15日に開催  第13回紀宝町花火大会  
2019年06月12日
107 お悔やみ情報