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2022年12月30日
1 しめ縄作りやのぼり設置
 下里神社で迎春準備  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の下里神社(山本貞夫宮司)で29日、初詣や歳旦祭に向けた迎春準備があった。神社役員や総代ら8人が鳥居のしめ縄の作成や張り替え、のぼりの設置などに取り組んだ。

 これまでに傷んだ奉納旗20本を交換し、昨日から68本を設置。数日前から植地登喜雄総代長が剪定(せんてい)や清掃に汗を流した。

 この日、総代らはのぼりを4カ所に設置。サラシで長さ2㍍、直径6㌢のしめ縄や護国神社や本殿用のしめ縄などを協力して作成した。鳥居や境内の樹齢400年と推定されるクスノキなど、11カ所に真新しいしめ縄を張り替えた。

 同神社によると、おととし、昨年同様に感染症対策で、ぜんざいやお神酒の振る舞いも取りやめるという。参拝の際は、手指消毒やマスク着用を呼びかけている。

 山本宮司は「総代の皆さま全員が参加して作業に取り組んでくれていることは本当にありがたい」と感謝。

 新年に向けては「戦争はつらい。早く平和になってほしい。コロナ禍の早期終息を願っているが、難しい。いかに共存していくかが重要。1日の歳旦祭には招待客もお呼びする。対策をしながら、平常時に近づけていきたい。三が日は多くの方々にご参拝いただければ幸いです」と語った。

 なお、初詣は1月1日(日・祝)午前0時に山本宮司の太鼓とともに開門。歳旦祭は同日午前9時から同神社本殿で執り行う。

(2022年12月30日付紙面より)

のぼりを設置し迎春準備=29日、那智勝浦町の下里神社
しめ縄作りに汗を流した
2022年12月30日
2 住民の平穏な年越し願い
 消防本部と消防団が年末警戒  (新宮市 )

 市民らが安心して新年を迎えることができるようにと、新宮市消防本部(垣内一男消防長)と同市消防団(中谷健兒団長)は28日から消防年末警戒に当たっている。

 火を使用する機会の多い年末の火災予防啓発と警戒を行うことにより地域住民の防火意識の高揚を図ることを目的に、この時期に毎年実施している。市消防本部は市全域、消防団は各分団の担当地区の巡視や防火広報に取り組む。

 同日夜にあった市消防本部における出陣式には、熊野川町除く市内七つの消防団から47人が出席した。

 整列した団員らを前に、田岡実千年市長は日頃の活動に対し感謝を述べ「火災が発生しやすい時季の警戒啓発活動は大変意義深いこと」。

 榎本鉄也市議会議長は「新型コロナウイルス感染症もまん延しているが健康にご留意いただき任務に当たって」。濱口太史県議は「市民の安心安全のためにご尽力を」と激励。

 田原正士・新宮警察署長は「火災はもちろんのこと、地域住民の安心安全につながる。住民や帰省する皆さんが安心して新年を迎えられる活動は意義のあること」と協力に感謝を伝えた。

 式後、団員らは消防車両に乗り込み、市長らに見送られる中担当地域へ出発。30日までの3日間、午後8時から11時まで市内を巡視し、地域住民の防火意識の高揚を図る。なお、市内では今年に入って12件の火災が発生している(28日現在)。

 那智勝浦町消防団では29、30日の2日間にわたり年末特別警戒を実施する。

(2022年12月30日付紙面より)

田岡実千年市長らに見送られ新宮市消防本部を出発した=28日夜、新宮市消防本部
2022年12月30日
3 官公庁で仕事納め
 6日間の休業に入る  

 官公庁は28日、仕事納めだった。仕事納め式では各首長らが職員たちの一年の労をねぎらい、新年からのさらなる飛躍に期待の言葉をかけた。ほとんどの官公庁は1月3日(火)まで6日間の休業となっている。

 太地町では町公民館で仕事納め式が行われ、宇佐川彰男教育長や各課長、職員ら約40人が出席した。

 漁野洋伸副町長は「お疲れさまでした。今年一年間は新型コロナウイルス対策などに職員一丸となって頑張っていただき、ありがとうございました。年末年始は感染症対策と、町職員として節度のある行動を心がけてほしい。来年はソフト事業を中心に政策を推進していくので、来年に備えてください」。

 三軒一高町長は「一年間ご苦労さまでした。疲れを取ってゆっくりと休んでください」と感謝の言葉を述べた。

 働き方改革や年休取得推進の観点などから、すでに仕事納め式を実施していない那智勝浦町に加え、新宮市も本年度より廃止となった。

(2022年12月30日付紙面より)

仕事納め式で職員の労をねぎらった=28日、太地町公民館
2022年12月30日
4 ウミウサギガイなど紹介
 水族館で正月展示始まる  (串本海中公園センター )

 串本町有田にある串本海中公園センター水族館(森美枝館長)のAゾーントピックス水槽で28日、正月展示が始まった。来年1月15日(日)までの実施で、来年のえとにちなみウミウサギガイなどを紹介している。

 串本の海の旬の話題を伝える趣旨で期間限定展示をしている同水槽だが年に2期、クリスマス前と正月前後は旬の話題から離れ同館飼育スタッフの創意工夫で風物詩にちなんだ展示をしている。

 今回の正月展示のテーマは「海兎」。展示の主役として抜てきしたウミウサギガイは紀伊半島以南の暖かい海で見られるタカラガイの仲間で、純白で光沢のある貝殻が白ウサギを連想させることからその名が付いている。

 海中でその貝殻はとても目立つ色彩で普段は黒地に白い斑点模様が伴う外套膜で貝殻を覆って周囲と同化し、餌のサンゴがある比較的浅い海域に生息している。串本の海でも多々観察でき星空を連想させる外套(がいとう)膜で覆われた姿も美しいとダイビング客の間で人気がある生き物の一種だが、詳細な生態が分からず海以外での飼育は難しいそう。担当する中村公一さんは「頑張って飼育するので、この機会にウミウサギガイの姿を海へ潜ることなく見届けてもらえれば」と期間中の鑑賞を呼びかけている。

 水槽内には中村さんが手作りしたオブジェ「海中神社」を今年も飾り付け。佐久間夢実さんと共に紅白模様が印象的なハナミノカサゴやアカシマシラヒゲエビなど7種類22匹をそろえて展示を始めた。内容は生き物の状態により変わることがあるのであらかじめ了承してほしいという。

 同センターは正月三が日も通常通り営業するという。問い合わせは同センター(電話0735・62・1122)まで。

(2022年12月30日付紙面より)

主役のウミウサギガイ=28日、串本海中公園センター水族館
2022年12月30日
5 街路樹脇にツワブキ  那智勝浦町北浜  
2022年12月30日
6 姿勢美人や美ウオーク目指す  SOLEILが運動教室  (那智勝浦町 )
2022年12月30日
7 活躍誓い全力尽くす  中日・野中天翔投手が表敬訪問  (太地町 )
2022年12月30日
8 1月1日、装い新たに開館 約2年間の修理事業終え (熊野速玉大社「神宝館」)
2022年12月30日
9 夜回りで「火の用心」  各婦人防火クラブが啓発  (新宮市 )
2022年12月30日
10 吐生の滝をすがすがしく  守護役や有志ら保全奉仕  (串本町 )
2022年12月30日
11 植松洵子さん最高賞獲得 グラウンドゴルフ「認定コース大会〈冬〉」 (串本町)
2022年12月30日
12 ポスター掲出し告知始める  1月の本州最南端の火祭り  (南紀串本観光協会 )
2022年12月30日
13 中高のユニット17組が挑む  串本文化セで紀南アンコン  (紀南地区吹奏楽連盟 )
2022年12月30日
14 サイクルツーリズム推進へ  第2回自転車活用セミナー  
2022年12月30日
15 安全な取り扱い学ぶ  動物追払い用花火の講習会  (御浜町 )
2022年12月30日
16 68人が熱戦繰り広げる  くまのスポフェス・テニス大会  
2022年12月30日
17 5歳児が友達に年賀状送る  御船郵便局のポストに  (成川保育所 )
2022年12月30日
18 「二十歳を祝う会」などに改め  「成人式」から名称変更、正月に開催  (熊野・南郡 )
2022年12月30日
19 新年の準備着々と  熊野市で新春花火大会も  
2022年12月30日
20 弁当や生活必需品を配布  「新春おたのしみ会」中止に伴い  (新宮市社協 )
2022年12月30日
21 一年間の感謝込めて  中央児童館で大掃除  (新宮市 )
2022年12月27日
22 夢に向かって全力で
 中日・野中投手が練習訪問  (新宮市出身 )

 新宮市出身でプロ野球中日ドラゴンズに育成ドラフト2位で入団した野中天翔(てんと)投手(17)=秋田・ノースアジア大明桜高=が25日、市立光洋中学校グラウンドを訪れ、自身が育った少年野球チーム「みさきストロングス」(和田寛代表)の練習を見守った。

 野中投手は最速146㌔のストレートをはじめスライダーやカーブ、カットボール、チェンジアップなど、多彩な変化球を武器に投げ込む左腕。光洋中卒業後、明桜高に進学。3年生ではエースとして活躍し、秋田県大会で春準優勝、夏ベスト4の成績を残した。

 みさきストロングスは2001年10月1日に設立。野中投手は小学1年生で入部し野球人生をスタートさせ、6年生までプレーした。

 この日、訪問した野中投手は指導者らと握手を交わして感謝と決意を伝え、入団や近況を報告。キャッチボールや守備などに取り組む後輩たちの練習に温かいまなざしを向けていた。

 左東将吾主将(12)は「野中投手を間近で見て体が大きくかっこいいと思いました。チームの先輩がプロ野球選手というのは自慢でもあり夢がある。これからの活躍を応援し、自分も目標を持って野球を続けていきたい」。

 野中投手は「選手たちの練習する姿に自分を重ねました。野球を始めチームで過ごした6年間は原点であり、技術や精神面でも大きく変えてくれた。子どもたちには夢に向かって全力で取り組み、諦めない気持ちを養ってもらえれば」と話していた。

 26日には新宮市役所を訪れ、田岡実千年市長を表敬訪問。田岡市長から「私たちにとっても大きな誇り。一日も早い支配下登録を目指してもらい、1軍で活躍する姿を楽しみにしています」と激励を受けた。

(2022年12月27日付紙面より)

みさきストロングスの練習を訪問した野中天翔投手(後列中央)=25日、新宮市立光洋中学校グラウンド
田岡実千年市長(左)を表敬訪問した=26日、新宮市役所
2022年12月27日
23 ガーネット見つけて歓喜
 冬休み特別イベント実施  (南紀熊野ジオパーク )

 南紀熊野ジオパークセンターの冬休み特別イベント「宝石のガーネットを探してみよう」が24日にあり、小学生10人やその家族が挑戦した。

 このイベントは、高池の虫喰岩(むしくいいわ)などを形作る岩(通称・宇津木石)を砕いて得た砂の中からガーネットを見つけ出す内容。今回は小中学生(小学生は保護者同伴が条件)を対象にし、新型コロナウイルスなど感染症対策として午前と午後の2回、定員を各6人として実施した。

 当日は同センター研究員の本郷宙軌さんが講師を担当し、この砂が元々は宇津木石だったことやガーネット以外に水晶や黒雲母も含まれていることを紹介し、赤いガーネットの粒を見つけ出す方法を伝えて後押しした。

 午前の部は小学生5人とその家族が一丸で挑戦。含まれているガーネットの粒は0・5㍉にも満たない大きさで、色の違いを頼りに赤い砂粒を探し出して本郷さんと一緒に虫眼鏡や顕微鏡で観察し、ガーネットと分かると歓喜して持ち帰り用の小さな容器に移し取った。

 新宮市から参加した川嶋美羽さん(4年)は今回が初挑戦で三つ見つけることができたそうで「ずーっとじっくり見ていたら赤いので分かった。見つけたときはとてもうれしかった」と話した。

 本郷さんは「とても小さいけれど私たちの身近な所にも宝石があることから地質への興味を広げ、その延長で南紀熊野ジオパークに関心を持ってもらえたら」と子どもや家族の今後に期待した。

(2022年12月27日付紙面より)

宇津木石から得た砂の中のガーネットを探す子どもら=24日、南紀熊野ジオパークセンター
2022年12月27日
24 県や町と連携し災害に備えを
 韓国総領事館副領事らが県内を視察  (和歌山県 )

 李昌熙(イ・チャンヒ)・駐大阪大韓民国総領事館副領事らは20日、那智勝浦町を訪れ、同町市野々の和歌山県土砂災害啓発センターなどを視察した。2011年の紀伊半島大水害や、防災に対する県・自治体の取り組みなどを確認した。

 和歌山県在住の大韓民国民の保護のため、県内自治体との意見交換などを目的として来町。李副領事と曺容碩(チョ・ヨンソク)責任官、尹在吉(ユン・ジェギル)責任官の3人が2泊3日の日程で、同センターや那智勝浦町役場、那智山、串本町役場、南紀熊野ジオパークセンター、橋杭岩などを訪問した。

 啓発センターでは、日本各地で発生した災害や、11年の紀伊半島大水害の概要や当時の様子、砂防えん堤などについて職員が解説。3人は真剣な表情で説明を聞き、質問するなどしていた。

 現在、県内には1844人の韓国人が在住(22年6月末時点)しており、コロナ禍以前の2018年には、年間3万5820人が県内で宿泊している。

 今回の視察を経て、訪問団は「紀伊半島大水害による和歌山県の被害状況を写真や映像を通して目の当たりにすることで、当時の深刻さを肌で感じることができた。 また、県土砂災害啓発センターをはじめ、各団体が実施している防災教育や防災訓練、避難設備の構築状況など、南海トラフ地震に備えたあらゆる対応体制を拝見しながら、住民の被害を最小限に押さえるために万全を期していると感じました」と感想。

 領事館として、在住または旅行などで県内を訪れた韓国民の命を守るために、災害発生時に備えて毎年防災訓練を実施しており、また、韓国関連機関の緊急連絡網を構築するだけでなく、ホームページなどを利用したリアルタイムでの情報発信に努めているとし「今後災害が発生した際には『国家対国家』の観点ではなく、『救護者』の観点に立った迅速な救助活動が必要であるとの認識の下、今回訪問した和歌山県の災害対策機関と積極的に協力し合いながら韓国人の身元確認、親族への連絡、帰国支援などの活動を進めていきたい」と話していた。

(2022年12月27日付紙面より)

砂防えん堤の仕組みなどについて説明を受ける李昌熙・駐大阪大韓民国総領事館副領事ら=20日、那智勝浦町市野々の県土砂災害啓発センター
2022年12月27日
25 純真な子ども手作りの絵馬
 飛鳥神社で奉納奉告祭営む  (太地町 )

 過疎地域神社活性化推進委員会、太地町赤十字奉仕団(和田千明委員長)、太地町地域連絡協議会(法花真左美会長)は24日、同町の飛鳥神社(髙橋正樹宮司)で、8月末に作成した来年の干支(えと)「兎(うさぎ)」とクジラ、イルカが元気いっぱい描かれた大絵馬の奉納奉告祭を営んだ。子どもたちや関係者など15人が参列し、絵馬の奉納と設置を祝った。髙橋宮司は「お子さまが一生懸命描いた絵馬。皆さんも1年間たくさんの方に見ていただけるように、お友達にも声をかけてあげてください。また、関係者の皆さまも、子どもたちの純真なパワーが頂けますように、お誘い合わせの上、ご参拝いただければありがたいです」と呼びかけた。

 大絵馬作りは「地域活性化」「子どもたちの思い出づくり」「郷土愛の育くみ」を目的に2020年から始まった。

 大絵馬は縦120㌢、横150㌢のヒノキ製。今回も同町在住で日本画家の土長けいさんと共に町内の5歳から11歳までの子どもたち10人が自由な発想で描いた。

 神事では髙橋宮司が祝詞を奏上し、子どもたちや関係者が玉串をささげた。最後は大絵馬の除幕が行われ、子どもたちには、自由帳やクーピーなどのお土産が配られた。

 町立太地小学校5年の塩﨑心温(こはる)さんは「改めて見ると、とてもきれい。神社の前を通った際は、友達と一緒に大絵馬を見に来たいと思う。来年も参加したいです」と笑顔。

 土長さんは「神社にあってこその大絵馬だと思う。神社からのパワーも頂くと同時に、子どもたちの絵馬のパワーも神社にお返しできているのでは。元気いっぱいの絵馬なので、飛躍の年としても良いのではなと思います」と述べた。

 法花会長は「すてきな絵馬が完成して良かった。来年は素晴らしい一年になることを祈っております」と語った。

 和田委員長は「今年で3回目になったが、コロナ禍も3年間続いた。そんな中、子どもたちの協力で絵馬の奉納ができたことをうれしく思う。コロナの影響に負けることなく、地域での活動や学校生活に躍進してほしい。子どもたちがふるさとを離れても、大絵馬によって、ふるさとを思い出すきっかけになっていただけたら」と話していた。

(2022年12月27日付紙面より)

元気いっぱいの大絵馬が奉納・設置された=24日、太地町の飛鳥神社
神事が営まれた
2022年12月27日
26 西野菜穂さん奨励賞に入賞  本年度POPコンクールで  (中高生読書まつり )
2022年12月27日
27 カレンダーの収益贈る  富弘美術館を囲む会が寄付  (新宮市 )
2022年12月27日
28 また一緒に過ごそうね  赤十字奉仕団が紀南学園に寄贈  (新宮市 )
2022年12月27日
29 「子どもたちの幸せのために」  林瑞季さんが寄付金渡す  (新宮市 )
2022年12月27日
30 ジャンピングボード寄贈  株式会社果無が三里小へ  (田辺市本宮町 )
2022年12月27日
31 マジックショーやコンサート  くろしお児童館でクリスマス会  (新宮市 )
2022年12月27日
32 バザー通じて善意の寄付  チャリティ・ミュージックソンで呼びかけ  (和歌山放送ラジオ )
2022年12月27日
33 選挙の自由と公正を  紀宝町議選違反取締本部  (紀宝署 )
2022年12月27日
34 ビンゴゲームで盛り上がる  今年最後の「カフェいっぷく亭」  (紀宝町 )
2022年12月27日
35 冬休みの宿題などに取り組む  ウインタースクール始まる  (紀宝町 )
2022年12月27日
36 「一人じゃないよ」と声かけて  教職員ら対象に人権講演会  (紀宝町 )
2022年12月27日
37 お悔やみ情報
  
2022年12月13日
38 音楽通して交通事故防止訴え
 ハートフルコンサートに600人  (新宮市 )

 新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」で11日、「新宮ハートフルコンサート~交通事故防止の願いを込めて~」があった。約600人が来場し、和歌山県警察音楽隊と「自転車マナーアップ推進リーダー」に委嘱を受けている県立新翔高校ブラスバンド部のコンサートや犯罪更生保護団体ルミナ代表の中江美則さんによる特別講演、「生命のメッセージ展」を通して交通事故防止や命の大切さを再確認する機会とした。

 「被害者を生み出さないためには加害者を生み出さない」「交通事故防止」「交通事故をゼロにする」という強い思いを、音楽を通して地域住民に訴えかけることを目的に「犯罪被害者週間」(11月25日~12月1日)、「わかやま冬の交通安全運動」(12月1~10日)の一環として開催。

 新宮警察署(田原正士署長)が主催し、新宮市、紀南交通事故被害者の会(中岡貴恵代表)が共催、JAみくまのや交通安全協会新宮支部などが協力した。

 開催に当たり、田原署長は「車両は便利な乗り物だが、走る凶器にもなり得ることを認識していただき、交通ルールを守り安全運転に努めることの重要性をいま一度考えるとともに、身近な人に伝えていただくことにより、交通事故を一件でも減らす一翼を担っていただければ」とあいさつ。田岡実千年市長は「講演や生命のメッセージ展を通して、改めて命の大切さや尊さについて学びを深めていただければ」と呼びかけた。

 コンサートは、新翔高校ブラスバンド部による「学園天国」で幕開け。続いてアニメ曲2曲を演奏し会場を盛り上げた。県警音楽隊は「刑事ドラマ集」などで迫力ある音を響かせた。

 講演では、2012年4月に京都府亀岡市で発生した、未成年者の無免許運転による集団登校児童死傷事故で妊娠中の娘・松村幸姫さんを亡くした中江さんが「亀岡集団登校交通事故から10年~深まる苦しみ…ひろがる傷口~」を演題に話した。

 同校と県警音楽隊の合同コンサートでは、幸姫さん、交通事故で命を落とした中岡代表の母・中尾叔子さんの思い出が詰まった「ハナミズキ」「千の風になって」「春よ、来い」などを演奏。会場は大きな拍手で包まれた。

 開催に先立ち被害者の会と新翔高校に対し、JA共済の漆畑繁生・JAみくまの代表理事組合長からのぼり旗が贈呈された。

(2022年12月13日付紙面より)

音楽を通して交通ルールの順守などを訴えた=11日、新宮市の「丹鶴ホール」
「生命のメッセージ展」も開催された
約600人が命の大切さを再確認した
2022年12月13日
39 山本さんがふるさとに恩返し
 ベンチ4脚を那智大社に奉納  (那智勝浦町 )

 「ふるさとに恩返しができれば」。そう話すのは那智勝浦町二河出身で岐阜県在住の山本久和さん(76)だ。山本さんは10日、同町の熊野那智大社(男成洋三宮司)にスギ製のベンチ4脚を奉納した。神事後、ベンチは参拝者らが休憩をする長生殿に設置された。

 山本さんは町立旧三川小学校、那智中学校を経て、自動車整備士の道へ進む。その後、20代で岐阜県に移住し、整備士として仕事に励んできた。

 2011年に発生した東日本大震災や紀伊半島大水害に胸を痛め、両所でボランティア活動に従事してきた。

 活動を終えて自宅に戻ってからも、被災地のためにできることはないかと頭を悩ませていた際に、知人からスギやヒノキの原木を譲り受けた。

 その時、原木を利用したベンチの寄贈がひらめいたという。すぐさま、製材所で原木を板状に切断してもらい、作業に取りかかった。

 手先の器用さから、ベンチ作りは苦ではないと山本さんは話す。その腕前は5脚を半月で作り上げるほどで、作製しては被災地を中心に寄贈し続けた。

 ベンチは今回の寄贈をもって134脚に上った。これまでにも、同大社や町役場、にぎわい市場、那智山青岸渡寺、補陀洛山寺、太地町などにも寄贈している。

 男成宮司は「長い階段を上がって神社に来られる参拝者の皆さまが休憩される際に重宝する。度々、ご奉納を頂きまして、本当にありがとうございます」と感謝を述べた。

 山本さんと幼なじみで、寄贈に同行した同町狗子ノ川の塩﨑いつ子さんは「ベンチを作って寄贈を継続することはなかなかできないこと。本当に立派だと思います」と話した。

 山本さんは「年齢を重ねてもふるさとはふるさと。整備士をやっていると物の仕組みが分かる。自分にできることで地域に貢献したい」。

 今後については「150脚で、ベンチ作りは一区切りしたいと考えている。地元の方や観光客の皆さんに使っていただけたらありがたいです」と笑顔で語った。

(2022年12月13日付紙面より)

山本久和さんが熊野那智大社にベンチを奉納した=10日、那智勝浦町の熊野那智大社
本殿近くの長生殿に設置された
2022年12月13日
40 風物詩の趣向に興味津々
 水中サンタの水槽お掃除  (串本海中公園 )

 串本町有田にある串本海中公園センター水族館(森美枝館長)で11日、年末恒例の趣向「水中サンタの水槽お掃除」が始まった。

 館内Aゾーンにある串本の海大水槽(縦横約6㍍、水深約3㍍)で週1回の頻度でしているアクリル窓の清掃作業をサンタクロースの衣装を着て行う趣向。今年はこの日と18日(日)、25日(日)の午前11時に実施すると公式ホームページを通して告知している。

 この水槽は串本の海の豊かな生態系の景観をコンパクトに表現して紹介。臨場感を増すため海水と太陽光を取り入れている分、アクリル窓に藻類が付きやすく飼育スタッフがダイブしてアクリル板でこすり落とし軍手で磨いて観察しやすい状況を保っている。

 初日の11日は同スタッフの佐久間夢実さんが作業を担当し、大西遼さんが来館者対応を補佐。居合わせた来館者の大半が風物詩の趣向に興味津々で、手を振ってコミュニケーションをしたり、カメラを見せて記念撮影を求めたりするなどでにぎわった。

 従来あったクリスマス直前の企画「水中サンタとじゃんけん大会」は今年も休止。森館長は「この趣向を始めて10年余りになる。トピックス水槽のクリスマス展示(25日まで実施)と併せて一足早く雰囲気を楽しんでいただき、本番への期待を高めてもらえれば」と話している。

 問い合わせは同センター(電話0735・62・1122)まで。

(2022年12月13日付紙面より)

来館者とコミュニケーションする「水中サンタ」=11日、串本海中公園センター水族館
2022年12月13日
41 ゲームを楽しみ交流
 クリスマス会を初開催  (三佐木蜂伏福祉委 )

 新宮市の三佐木蜂伏地区福祉委員会(上廣正幸委員長)は10日、新宮市の佐野会館で、クリスマス会を開いた。約40人が参加、ゲームを楽しみ交流した。

 同委員会が行うサロンの一つとして開催、初の試みとなる。当初は集まってクリスマスケーキを作り、食べる計画を立てていたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から予定を変更した。ケーキは少量ずつを、参加者が帰る際に渡す粗品の一つとした。

 ゲームは、輪投げなど3種があった。いずれも得点を競うもので、各ゲームの3位までには景品も用意されていた。

 開会に当たり、上廣委員長があいさつ。「今日は皆さんと共に和気あいあい、楽しいひとときを過ごしたい。各ゲームの1位から3位には、景品も用意している。帰りには気持ちばかりの粗品もあり、ショートケーキもある。忘れずに持ち帰りを」などと話した。

 全員で「きよしこの夜」「赤鼻のトナカイ」の2曲を斉唱した後、ゲームを実施。参加者は高得点を狙って懸命に取り組み、結果に一喜一憂していた。

(2022年12月13日付紙面より)

高得点を狙いゲームに取り組んだ=10日、新宮市の佐野会館
2022年12月13日
42 町と住民のパイプ役に  民生委員児童委員委嘱・退任式  (紀宝町 )
2022年12月13日
43 中学生が熱い想いを主張  第22回紀南青少年育成交流会  
2022年12月13日
44 「電気の畑」として  紀南石油がソーラー発電  (那智勝浦町 )
2022年12月13日
45 臨床工学技士の仕事とは  医療ゼミ×近大生物理工学部  (近大新宮 )
2022年12月13日
46 川上不白、活躍の背景  健人大学で川上宗雪宗匠が講話  (新宮市 )
2022年12月13日
47 みんなで楽しい発表会!  3市町のこども園、保育園で  
2022年12月13日
48 雰囲気届け気持ち高める  中央公民館で風物詩行事  (古座川町 )
2022年12月13日
49 新任・再任計67人が着任 民生委員・児童委員委嘱 (串本町)
2022年12月13日
50 お悔やみ情報