熊野市議選
4月22日21時55分確定【定数14】
当落 | 得票数 | 候補者名 | 年齢 | 党派 | 現元新 |
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当 | 1,065 | 山本 洋信 | 65 | 無 | 現 |
当 | 968 | 下田 克彦 | 55 | 公 | 現 |
当 | 882 | 久保 智 | 64 | 無 | 現 |
当 | 812 | 樋口 雄史 | 56 | 無 | 現 |
当 | 804 | 大橋 秀行 | 67 | 無 | 現 |
当 | 709 | 伊東 裕将 | 37 | 無 | 新 |
当 | 685 | 前地 林 | 69 | 無 | 現 |
当 | 680 | 畑中 新子 | 43 | 無 | 新 |
当 | 674 | 川口 朋 | 43 | 無 | 現 |
当 | 654 | 山田 実 | 44 | 無 | 現 |
当 | 633 | 岩本 育久 | 69 | 無 | 現 |
当 | 610 | 濱 重明 | 54 | 無 | 現 |
当 | 520 | 森岡 忠雄 | 60 | 無 | 新 |
当 | 471 | 松田 唯 | 43 | 無 | 新 |
424 | 中田 征治 | 75 | 無 | 元 | |
368 | 道後 宣弘 | 59 | 無 | 元 | |
310 | 端無 徹也 | 45 | 無 | 現 | |
32 | 川口 勝信 | 75 | 無 | 新 |
※案分票は小数点以下切り捨て。
当日有権者数 14,835人
投票者数 11,362人
無効投票数 60票
投票率 76.59%
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大勝浦で「弁天祭」
那智勝浦町の大勝浦地区にある弁天島で18日、「弁天祭」が営まれた。勝浦八幡神社の髙橋正樹宮司が神事を執り行い、豊漁や商売繁盛を祈願した。餅まきも行われ、約70人の住民でにぎわった。祭りは弁天島保存会(猪飼延代表)が守り続けている。
弁天祭は一年で最も潮が引くという旧暦の3月3日に合わせて実施されている。弁天島は三つの奇岩から成り、一番大きい中央の「立島」に鳥居があり、祠(ほこら)が作られている。弁財天が祭られた島からは、那智の滝を眺めることができる。かつては大きな社(やしろ)が建ち、縁日が催されるなど盛大に祭りが営まれていたという。戦後は地域の人たちが保存会を結成して祭りを営んできた。
弁天島保存会は、地元有志で結成された団体。年1回島の周辺を清掃しているほか、勝浦八幡神社の例大祭でも活動している。
(2018年4月22日付紙面より)
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横田南嶺老師が本出版
新宮市出身の臨済宗円覚寺派管長、横田南嶺老師がこのほど法話をまとめた『仏心のひとしずく』を春秋社から出版した=写真。195㌻。税込み1728円。
命のいとおしさと強さを切々と語る仏教エッセー。▽腰骨を立てる▽「戒」ということ▽みんな観音さま▽言葉では語り得ぬもの―など12章で構成。長月の章「悲しみをこえて」では、紀伊半島大水害の被災者との交流などについて語っている。
横田老師は「私の拙い話などは大海の一滴にも満たないものですが、このひとしずくが、皆さまの渇きをほんの少しでも癒やすことに望外の幸せです」と話している。
(2018年4月22日付紙面より)
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新宮市熊野川町の西敷屋中央会館で8日、初の「ふれあいいきいきサロン」が開かれた。22人が参加し、昼食や室内ゲームを楽しんだ。
サロンは地区と市社会福祉協議会が協力して実施している。地域のコミュニティーづくりや介護予防、寝たきりの防止、一人暮らしの人への見守りなどを目的に、平成17年ごろから始まった。社協職員が区長会で紹介・提案し、希望する地区に協力する形で活動している。
紀伊半島大水害以降、人口減少などに伴い地域のつながりを深めるためにより力を入れている。現在町内34地区中17地区12カ所で毎月1回程度開き、楽しい交流の場となっている。
西敷屋地区は今年2月にお試しでサロンを開き、年間計画作りに取り組んだ。本年度から毎月1回程度さまざまな活動を行う予定。
この日は世話係を務め、サロンの準備をしてきた内野井よしこさんと松田さき子さんを紹介し、森岩雄区長のあいさつで開会。食事を味わった後はボウリングやスカットボール、輪投げを楽しんだ。会場には笑い声があふれ、和気あいあいと盛り上がった。
参加者らは「こんなに楽しく遊ばせてもらって楽しいわ」「この地区は皆仲良しで、だからとっても楽しくできるの」と話していた。
(2018年4月22日付紙面より)
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夏に向け和田煙火店 (熊野市 )
夏の花火シーズンを前に和田煙火店(和田憲明社長)=熊野市有馬町=では、花火玉製造の繁忙期を迎えている。
同社は大正13年創業。花火製造と打ち上げで90年以上の歴史を持つ。花火作りはほとんどが手作業で、有馬町の水田に囲まれた工場内では19日も、半球形の容器「玉皮」に「星」と呼ばれる小さな火薬を並べて一つに重ね合わす作業や、出来上がった2・5号玉(直径7・5㌢)から10号玉(同30㌢)まで8種類の花火玉を天日干しする作業に追われていた。
作業は昨年の10月上旬にスタートし、梅雨入りまでに1万発が目標で、作業は昨年同様、天候に恵まれて順調という。打ち上げは南伊勢町から串本町まで、三重と和歌山両県で約30カ所を見込んでいる。同社は毎年、熊野大花火大会を締めくくる「鬼ヶ城大仕掛け」も担当しており、和田社長(52)は「今年は新作も発表します。楽しみにしてほしい」と話していた。
(2018年4月22日付紙面より)
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急増する外国人観光客に対応 (空き家を有効活用 )
近年急増している外国人観光客の多様な宿泊ニーズへの対応や、少子高齢化で増加している空き家の有効活用の観点から、民泊への期待が高まっている。熊野地方でも民泊施設が増えていて、春の観光シーズンは熊野古道を歩く外国人など、どこも予約で埋まっている。
民宿を含む簡易宿泊所の許可を出している新宮保健所によると管内(新宮市、那智勝浦町、太地町、北山村)の施設数は1日現在39件で前年より5件増。古い民宿などが廃業する一方で、民泊が増えているという。
現在民泊を始めている施設のほとんどが、世界各国の宿泊施設を紹介しているAirbnb(エアビーアンドビー)に登録している。19日現在、登録数は新宮市で8件、那智勝浦町で約10件となっている。
2年前に千葉県から新宮市熊野川町西敷屋に移住した内山清市さん(41)は昨年5月から古民家を自ら改修し、民泊を始めた。当初は月2~3人だったが、口コミで人気が広がり3~5月はほぼ予約で埋まっている。宿泊者の8割は外国人で、3泊、4泊と長期滞在する人が多い。熊野本宮大社からの客がほとんどで、車で往復約1時間かけて送迎している。
「観光地から遠い場所なので最初はそんなにお客が来ないと思っていましたが、1年でびっくりするくらい増えました。こんな山奥でも泊まりに来るのですから、民泊はこれからもっと増えていくのでは」。
内山さん宅は素泊まり4000円、朝晩食事付き7000円。外国人の食事はベジタリアン向けにしている。ヤギ、イヌ、ニワトリを飼育していて「皆さん、この生活スタイルや山や川などの自然を喜んで帰ってくれています」。
那智勝浦町天満の自宅で昨年11月から民泊を始めた丸山都さん(28)は「最初は手探り状態でしたが、3~5月は予約でほぼ埋まりました。外国人客が9割以上で、今では日本語より英語の方が話しています。もっとたくさんの人が安く泊まれる施設をつくりたいと場所を探しています」。
丸山さんの民泊に協力している後呂孝哉さん(28)=新宮市=は「使い道に困っている空き家をもっと民泊施設に変えていければ。民泊をすると全世界に友人がつくれます。家にいながらにして世界を旅しているような気持ちになれます」と話していた。
(2018年4月21日付紙面より)
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管内のダイビング事業者ら (串本警察署 )
串本警察署管内海域等レジャー事業安全対策連絡協議会(中西健二会長)の本年度総会が19日、同署内であった。併せて救命講習会にも取り組み、会員らがいよいよ本格化するマリンレジャーシーズンを前に気持ちを引き締める機会にした。
この協議会は、安全で快適なマリンレジャーの確立を目的として、管内のダイビングショップなどの事業所で平成8年2月、結成された。同署地域課内に事務局を置き、現在は26事業所の代表者らが会員となり目的の達成に努めている。
総会冒頭、中西会長は水上安全法講習会の実施や水の事故防止広報活動、交通事故防止広報への協賛など諸事業で着実な成果を上げている点を挙げ、会員の努力に感謝。「本年度も安全で快適なマリンレジャーの提供のため諸事業を進める」とあいさつした。同署の中弥泰典署長は昨年の県内における水の事故は37件で死者14人、同署管内では6件で死者2人と報告。「警察としては、皆さまの協力をいただき各種事件事故の防止に努め、安全で安心してマリンレジャーなどを楽しめる地域の実現を目指す」と思いを掲げ、引き続きレジャー客のマナー、安全、防犯の各意識高揚を向上するきめ細やかな活動を求めるなどした。
議案審議後は公益財団法人和歌山県水上安全協会職員から昨年中の水難事故発生状況や特色などの詳細報告、串本町消防本部職員から安全対策の紹介を受け、事業者に求められている安全対策について考えを巡らせた。
救命講習会では同本部職員3人を講師に迎え、会員22人と署員4人が参加。心肺蘇生法と自動体外式除細動器(AED)使用の要領を教わり、訓練用人形などを使って実践練習に励んだ。
併せてAEDの使用において疑問に感じる事柄について指導救命士と話し合い、▽メーカーごとの操作の差異▽着衣に金属類が付いている時の対処方法▽船上でのAED使用は適切か(早いほど助かる確率が高いという観点から)▽年少者への対処方法▽電極を貼る位置の意味―など、事業者視点の局面想定における適切な対処を時間の許す限り確かめるなどした。
(2018年4月21日付紙面より)
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大狗子・小狗子峠で古道守る会
那智勝浦町のボランティア団体「なちかつ古道を守る会」(太田耕二代表)は19日、熊野古道大辺路の一部、大狗子峠と小狗子峠入り口付近の清掃活動に取り組んだ。
この区間は白菊の浜と呼ばれる狗子の浦に面しており、同会が定期的に保全活動に取り組んでいる。会員12人が朝から草を刈り、空き缶などのごみを拾い集めた。
太田代表は作業開始前に「この区間はもっと手を入れる必要がある。草の中にごみがたくさんあるのでゴールデンウイーク前にきれいにしましょう」と呼び掛けた。
周辺の海辺はサーフィンを楽しむ人たちが多い。会員の一人は「サーファーの中には清掃活動をするグループもあるが、一つでもごみがあると次々に増えていく。草をきれいに刈るとしばらくは保てますね」と話していた。
(2018年4月21日付紙面より)
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なぎ看護学校で入学式 (新宮市 )
新宮市蜂伏の県立なぎ看護学校(阿部則章校長)で11日、入学式があった。今年は新入生40(女子28、男子12)人が看護師という夢への一歩を踏み出した。
校歌斉唱などの後、阿部校長は看護学校での学習は自ら考え学ぶ姿勢と習慣が大切になると語った。「コミュニケーション力を高め、自分の気持ちや思いをうまく表現し、他者を理解し、思いやりのある看護の実践者を目指していただきたい」と式辞。
「大切なことは、自分を信じて目指すべきその先を常に見つめ続けること。必ず看護師になるという強い思いを持って取り組んでほしい。友情を育み、諸先輩方や実習で出会う方々のご協力に支えられながら、さまざまな人と触れ合い、多くのことを経験してください」と呼び掛けた。
在校生代表の灘麻美さんは自身の体験を語り、看護師を志すうえで豊かな人間性を養うことが必要だと述べた。自分自身が健康健全であることや常に学ぶ姿勢をもって知識を増やし、技術を磨く努力が大切だとし「たくさんの出会いと人とのつながり、皆さんを温かく見守ってくださる周囲の方々への感謝を忘れず、共に夢を実現させましょう」と激励した。
新入生を代表し道中るいさんが「初心を忘れず、三年後には使命感や責任感、そして思いやりのある、誠実で信頼される看護師となれるよう日々努力する」と誓った。
来賓の形部裕昭・新宮保健所長は仁坂吉伸県知事の励ましの言葉を代読。濱口太史県議会議員、田岡実千年市長が祝辞を述べた。
(2018年4月13日付紙面より)
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新宮警察署らが体験イベント (那智勝浦町 )
新宮警察署(大髙圭司署長)とJAF和歌山支部(西山勲事務所長)、自販連和歌山県支部(中谷久生支部長)は春の交通安全運動期間中の11日、那智勝浦町宇久井の那智勝浦自動車教習所で初の「おクルマのお守り体感会in熊野」を開いた。安全運転サポート車やシートベルト衝撃体験車などの各種体験を通して交通安全を呼び掛けた。
大髙署長は、3月末現在和歌山県全体での交通事故件数は減っているが新宮署管内では増えていると指摘。「人間のミスをカバーしてくれる自動車の技術が日々発達している。今日は体感して学び、交通安全意識を高めていってください」とあいさつした。
会場内には各自動車メーカーの安全運転サポート車体感コーナーがあった。白バイやパトカー、最新の自動車の展示などもあり、来場者はそれぞれのコーナーを興味深げに回っていた。自動ブレーキ機能搭載車に試乗した町内の70代男性は「ブレーキが作動した瞬間、すごい衝撃だった。でもその機能がなかったらと考えると恐ろしい。お金があれば乗り換えを考えたい」。
新宮署の樋口勇作交通課長は「天候を心配していましたが大勢の方に来ていただき安心しました。自動車の機能が向上し事故が減ることを期待しています。今後も取り締まりや安全啓発に取り組み、悪質なドライバーや違反運転を徹底的に摘発していきたい」と話していた。
(2018年4月13日付紙面より)
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橋杭海水浴場で浜清掃 (南紀串本観光協会 )
串本町くじ野川にある橋杭海水浴場で11日、砂浜清掃があった。南紀串本観光協会(島野利之会長)を軸にした取り組みで、関係者約20人が砂浜に打ち上がったごみや石を取り除くなどした。
環境省「快水浴場百選」の一つに数えられる橋杭海水浴場は、国指定天然記念物の橋杭岩などを眺望できる開放的なロケーションや群を抜いてきめ細やかな砂浜を特色とする。運営管理する同協会は、旧串本町観光協会が取り組み始めた春~秋3期活用を引き継いで今月1日に浜開きをし、海の家「ビーチハウスラパン」を拠点にしてシーカヤックやフィッシングカヤック、SUPといったマリンアクティビティーのレンタル提供を始めている。併せて海の家の飲食提供も始まっている(水曜定休)。
この日の浜清掃はシーズン序盤の環境整備、とりわけ15日(日)に開く同協会初のイベント「橋杭ビーチオープンフェスタ2018」の来場者に気持ちよくひとときを過ごしてもらうために計画した。宇井晋介事務局長を筆頭に、約20人がごみ回収、石回収、オフ期の強風で芝地側に寄った砂を浜に下ろすといった作業を2時間程度行った。
昨年秋に張った防砂ネットはオフ期に予想以上の強風が吹き、砂の飛散をよく食い止めたもののいくつかが破損。埋もれてしまったネットも数多く、先月下旬に掘り出して回収した。浜清掃は7月1日(日)の海開き前にも予定しているという。
宇井事務局長(62)はイベントの実施や宿泊施設「大江戸温泉物語南紀串本」の27日(金)開業で今後の利用に弾みがつく状況を期待し、この日の全体指揮に当たった。終盤では来町中の著名人・さかなクンも立ち寄って作業を手伝うなど、清掃を機会にした交流も華やいだ。
15日のイベントは午前10時~午後2時に実施。ステージ披露や軽飲食提供、マリンアクティビティーの無料体験や和歌山トヨタによる車両展示などがある。雨天時は中止とし、同協会公式サイトや問い合わせ対応で周知を図るとしている。
マリンアクティビティーのレンタル提供など詳しい問い合わせは南紀串本観光協会(電話0735・62・3171、午前8時30分~午後5時30分)まで。
(2018年4月13日付紙面より)
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那智勝浦町花火大会
那智勝浦町の花火大会実行委員会は11日、今年度第1回の会合を開き、例年通り8月11日(土・祝)に花火大会を那智湾で開催することに決めた。
同町の花火大会は町民手作りの大会として平成19年に復活し、今年で12回目。町役場に事務局を置き、町内23団体で構成する実行委員会をつくり開催している。事務局は役場の機構改革で総務課から観光企画課となった。
矢熊義人副町長は「町民の皆さんからワンコイン寄付など多大なご支援をいただき感謝しています。町民が一つになって楽しめる大会となるよう願っています」とあいさつ。
会長に区長連合会会長の大江清一さんが就任し、議事を進めた。予算額は1444万円で昨年より2万2000円減。協賛金(広告費)は610万円、住民寄付は200万円を計上。町補助金は前年同様の300万円。花火打ち上げ費は864万円と前年度並み。
今年は花火の打ち上げ業者選定の年に当たり、業者の評価基準なども議題となった。昨年までは「海の章」「追善供養」「山の章」「フィナーレ」という枠が決まっていたが、那智勝浦町の特色や町民手作りの花火大会の概要を伝える仕様書を業者に伝え、町にふさわしい新たな企画を考えてもらうことにした。5月10日(木)に選考会を開き、業者の企画を見て委員が5段階の点数を付けて決める。今年は7社が手を挙げている。
委員からは「サブテーマを決めてアピールする方がよい」「那智の浜は補陀落渡海の場所。精霊流しなどを加え、花火の価値を高める企画がほしい」「明るいうちから町に人の流れが生まれるような企画もあれば」などの提案があり、来年の検討課題とした。
(2018年4月13日付紙面より)
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田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で11日から御創建二千五十年奉祝式年大祭が始まった。初日は奉告祭の後、九鬼宮司と同祭推進協議会の榎本長治会長が境内に設置されている「八咫(やた)ポスト」上の金のヤタガラス像を除幕した。15日(日)まで、歌や踊りなどさまざまな奉納行事を予定している。
大社が旧社地の大斎原(おおゆのはら)へ鎮座し2050年を迎えたことを祝う祭り。初日午前は拝殿で祭りの無事を祝う祝詞を奏上し、みこが「浦安の舞」を奉納。午後から山川豊さんとビリケンが歌を奉納した。金のヤタガラス像は今年末まで設置し、ポストに投函(とうかん)すると金色の消印が押される。
九鬼宮司は祭り関係者ら約40人を前に「いよいよ待ちに待った2050年祭。心一つに推し進めいただくようよろしくお願いします。祭りはきりっとした中にも多くの人々の笑顔が見えることが大事。より一層本宮大社が輝けるよう、多くの人の心のよりどころとなりますよう今後ともよろしくお願いします」。
榎本会長は「昨年から準備を進めてきましたが、いよいよ今日から15日までが行事の中核。2050年に立ち会える感激を胸にご奉仕いただきますようよろしくお願いします」とあいさつした。
■主な行事日程
【12日】午前11時から熊野本宮館でマジックパフォーマンス▽午後2時から本殿前で「蘇る神仏の祈り―世界平和祈願音禅法要」
【13日】午前9時30分~午後3時ごろに本宮大社~湯の峰温泉~大日越で湯登神事▽午後5時30分から本宮大社~大斎原~真名井社で宮渡神事
【14日】午前9時から黎明殿で船玉大祭▽午前10時~11時に本殿前で「弓矢八幡」踊り▽午前11時から産田社で例祭▽午後2時から本殿前で水森かおり歌唱奉納▽午後2時ごろから大斎原で「ラフェスタプリマヴェラ2018」▽午後2時から本宮体育館で植芝守央合気道道主特別講習会▽午後3時40分から本宮体育館で合気道国際奉納演武▽午後5時から大社黎明殿で前夜祭
【15日】午前9時から大社本殿前で本殿祭、東儀秀樹奉納演奏▽午後1時から大社~真名井社~大斎原で渡御祭。
(2018年4月12日付紙面より)
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境内施設整備事業で (熊野那智大社 )
境内の整備工事が進む那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)にこのほど、臨時拝礼所が設けられた。通常の参拝では入ることのできない本殿内庭に仮設されている。雨の境内で11日、参拝客らは間近に見る本殿に恭しく手を合わせていた。
足場で覆われた拝殿でのお参りを惜しむ参拝客の声を受け、より良い参拝をとの配慮から、7月に予定している拝殿内部の改修に先立ち仮設された。神職らは「工事に伴いご不便をおかけしておりますが、せっかくの機会ですので地元の方々もぜひご参拝ください」と呼び掛けている。埼玉県から訪れた70代男性は「拝殿を見て少し戸惑いましたが、特別な所でお参りできて良かった」と笑顔で話していた。
創建1700年記念の同整備事業の奉賛は、熊野那智大社境内施設整備事業奉賛会で随時受け付けている。
(2018年4月12日付紙面より)
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こざ店の移動販売車運用開始 (みくまの農協 )
みくまの農業協同組合(村上幸弘代表理事組合長)は10日、串本町西向のAコープこざ店で移動販売車「移動スーパー・とくし丸(5号車)」の出発式を開いた。運用エリアは旧古座町域と河内橋より下流の古座川町域で、希望した世帯を週2回の頻度で巡回するという。
この車は、高齢化の進展に伴い増えている「買い物難民」支援策として導入。徳島県の企業「とくし丸」と提携してノウハウを取得し、同店とリンクさせる形で運用の段取りをつけた。買い物難民対策であると同時に、対象世帯の多くが見守り支援も必要としている事から、同組合は今月1日付で串本町や古座川町と連絡協定を締結。週2回の訪問時に理由なく面会ができない場合に役場へ連絡する体制を構築し、見守り支援の面でも貢献を目指す。
昨年2月になち店とリンクする1号車を初導入。以降1号車と共に那智勝浦町域と太地町域を巡回する2号車、ランティス店とリンクして新宮市域を巡回する3号車と4号車、そしてこざ店とリンクする今回の5号車が運用を始めるに至った。
出発式において村上組合長は「地区の高齢化が進み買い物難民が出てきている中、一つでもお役に立てればと思う。この地域で大勢の皆さんに喜んでいただけるよう努力したい」とあいさつ。来賓を代表して串本町の吉村眞也福祉課長は「日常の買い物が困難な皆さんの利便性が図られるだけでなく、高齢者の見守りや防犯にも大いに役立っていただけると思う。地域に根付き、利用者に末永く愛されることを願いたい」と期待を寄せた。村上組合長から5号車を運用する販売パートナー・菊本靖さんにキーを託し、村上勝俊常務理事の決意表明やテープカットで祝いつつ同車を送り出した。
同車は軽四貨物自動車をベースにし、荷台部分に移動販売機能を積載した仕様。日ごとにこざ店から商品を積み込んで出発し、小規模ながら店舗に近しい販売環境を希望世帯に届ける仕組みになっている。
商品は一品ごとに店舗価格より10円高く設定されていて、その利益で車両の運用費用などを賄う。河内橋より下流域としているのは、上流域で定着している既存の移動販売と競合せず共存するための配慮。移動販売が希薄な地域の買い物難民対策を基本にしていて、希望世帯訪問時に近所の人も買い出しの手間の軽減として利用してもらえればとしている。
菊本さんは親子2代で約60年の移動販売業を営んだベテラン。今後巡回する地域にも得手があるそうで、今後は販売パートナーとして地域の支えになる活躍が期されている。同車両の訪問希望など問い合わせはみくまの農業協同組合(電話0735・52・1177)まで。
(2018年4月12日付紙面より)
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全日本学童軟式野球県大会支部予選
那智勝浦町中里へ (県内初 )
日本で見掛けるのは年に1羽か2羽という珍しい鳥が2月下旬、那智勝浦町中里地区に飛来していたことが分かった。
この鳥はナベコウ。コウノトリ目コウノトリ科に属する。上面は暗褐色で下面は黒っぽい。脚や目の周りが赤く、飛んでいるときは白と黒のコントラストが目立つ。湖沼、河川、水田、湿地帯で生息し、成鳥は1㍍近くの大きさになるが、中里で観察されたのは幼鳥。太田憲男さんが2月22日に自宅前の水田で発見した。しばらく滞在していたという。
日本野鳥の会三重県支部所属の中井節二さんによれば、この鳥は主に中央アジアで繁殖し、中国南部や台湾で越冬する。木の上や電柱など高所で眠るそうだ。「33年前に御浜町で観察されたが、和歌山では初めて。話を聞いて現地周辺を捜したが、すでに見当たりませんでした」と残念がっていた。
(2018年4月4日付紙面より)
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「ワークランドそら」で開所式 (美熊野福祉会 )
社会福祉法人美熊野福祉会の多機能型事業所「ワークランドそら」が2日、新宮市佐野で開所した。竣工(しゅんこう)式は5月12日(土)でカフェは同月14日(月)オープン予定。代表利用者は「たくさんの人が集まる、働く、楽しく過ごす、安心できる、みんなが幸せいっぱいになるところです。力を合わせてすてきな『そら』にしていきましょう」とあいさつした。
「ワークランドそら」は、同法人初の就労支援施設。法人本部が入り、障害のある就学児童への「放課後等デイサービス」と一般企業への就職を目指す障害者に対しての「就労移行支援」、一般企業への就職が難しい障害者に対しての「就労継続支援B型」の三つの事業を展開する。
敷地面積は1396・46平方㍍。延床面積は1階部分が793・26平方㍍、2階が429・46平方㍍の鉄骨造。名前には、空へ大きく羽ばたくように未来への希望を込めた。
法人内部役員や利用者らが集まった開所式で同法人の森常夫理事長は開所までの経緯を紹介し、新宮地域でも就労移行支援のサービスを受けられるようにし、B型作業所として他の法人と重複せず選択肢を増やすカフェを開店することなどを紹介。「皆さまも『そら』に大いに期待してください」と支援を呼び掛けた。
原俊之施設長は「愛される事業所を目指し、利用者のためにいい事業所を作っていけるか職員と日々話し合いながら一つずつ、作っていきたい。施設に負けない利用者支援に取り組んでいきたい」とあいさつした。
ピアノやギター、バイオリンの演奏に合わせて春の歌や、手話を交えて『上を向いて歩こう』をみんなで歌い、和やかな雰囲気で閉式した。喫茶スペースで茶話会もあり来場者らが交流を深めた。
(2018年4月4日付紙面より)
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沿岸各所でヒジキ漁始まる (串本町 )
串本町沿岸各所のヒジキ漁が3月末の大潮に合わせてシーズンインを迎えた。特産「姫ひじき」の産地・同町姫は2日に初漁を迎え、和歌山東漁業協同組合西向支所の組合員が干潮の時間帯を見計らい収穫に励んだ。
姫のヒジキは「長く太く柔らかい」など品質の良さで古くから定評があり、近年は姫ひじき生産組合(青木悦子代表)が地元に伝わる製法で商品化し、特産品「姫ひじき」として市場に投入して安定した需要を得ている。
商品化の第一歩となるのがヒジキ漁で、同組合の組合員は冬場にヒジキが根付く磯場の雑藻を引くなどの手入れをして生育を促し、漁協組合員として初漁にいそしんだ。青木代表(70)によると、今年のヒジキは品質上々だが成長が鈍く、昨年より2週間ほど初漁を遅らせたが例年より見た目の量が少なめ。今後の育ち具合次第だが、同日現在の状況から漁場全体で4㌧程度の収量を見込んでいる。
初漁は旧養春小近くの漁場で行い、波打ち際に漂うヒジキの茎を、株元をある程度残す(一定量残すと来年も芽吹くため)よう気を付けながら刈り取った。以降、大潮の干潮で磯場が大きく現れる時期に収穫作業を進め、天候に左右されるがおおむね5月初旬ごろまでに姫の漁場全体を刈り上げたいという。
姫産ヒジキは天日干し後に和歌山東漁業協同組合西向支所に出荷し、慣例として同組合が仕入れる。5月中旬ごろに旧養春小近くの加工場で新物の仕込みに取り掛かる予定で、特産品「姫ひじき」の新物が市場に出回るのは6月初旬ごろとなる見込み。
姫近くの伊串や目津大浦は3月31日に初漁を迎え、週末の行楽返上で組合員が磯に降り収穫にいそしんだ。いずれも陸に近い磯場は生育が鈍く、1日は沖側の磯の大物を先に収穫する姿も目立った。姫の商品化は特例で、一般的に県内で収穫したヒジキは県漁連枠で出荷が受け付けられ、通常のセリで流通する形が基本となっている。
(2018年4月4日付紙面より)
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タウンガーデンにこいのぼり (新宮市 )
新宮市保健センター横の花壇「タウンガーデン」に2日、一足早くこいのぼりが掲げられた=写真。花壇を管理するボランティアグループ・タウンガーデン(平田裕子代表)が7日(土)に開催する「花まつり&バザー」を前に設置し、5月中旬ごろまで飾る予定。通りがかった親子らは青空を悠々と泳ぐこいのぼりを眺めた。
この日は10人以上が集まり、市内の遍照院から切って運び出した約15㍍の竹に滑車を付けてこいのぼりを7本取り付けた。敷地内にはシレネやノースポール、パンジー、キンギョソウなど季節の花が咲いている。
平田代表は「みんな高齢化し竹を採るのも大変ですが、子どもたちが喜んでくれるのでうれしいです。花まつりには大勢の人が来てくれれば」と話していた。
花まつり&バザーは7日(土)午前10時から。雨天時は8日(日)。寄せ植えや木工品、和風小物、おまぜ、カレー、焼き菓子などを販売する。売上は毎年恒例のイルミネーションの費用などに充てられる。
(2018年4月4日付紙面より)
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県婦人バレーボール選手権大会
県弓道連盟主催の段級審査
紀南青少年兼ジュニア選手権バド大会