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2019年04月28日
1 10連休がスタート
 まちなかに帰省や観光客の姿  (熊野地方 )

 新天皇即位と改元に伴う10連休が27日からスタートした。同日、JR新宮駅などでは休暇をふるさとや観光地で過ごそうとする帰省客や観光客の姿が多く見られた。

 皇位継承と新元号の施行により、今年に限りゴールデンウイーク(GW)が異例の10連休となった。愛知県名古屋市から訪れた香村(こうむら)哲也さん(57)、規容衣(きよえ)さん(53)夫妻は「新宮市内を見て本宮町へ。熊野古道を歩きます。和歌浦、高野山などへ行く予定です」と話していた。

 3日(金・祝)には同駅前で恒例の「しんぐう駅マルシェ」が開かれる。4日(土・祝)には新宮港に客船「スターレジェンド」が入港する予定。

 他府県ナンバーの車も増え始めた。和歌山県警が発表している交通事故発生予報によると、当地方の厳重警戒日は27日、5月2日(木・休)~5日(日・祝)。日本道路交通情報センターによると、6日(月・振休)までの期間中は交通量が増加し、高速道路を中心に激しい渋滞の発生が予測される。

(2019年4月28日付紙面より)

列車を降りる乗客ら=27日、JR新宮駅
2019年04月28日
2 啓発活動拡大について協議
 なんなんネットが総会  (那智勝浦町 )

 東牟婁地方の精神医療、保健、福祉関係者で組織される南紀の心の医療・保健・福祉を何とかしよらネットワーク(通称・なんなんネット、屋敷満雄代表)は25日、那智勝浦町宇久井の南紀ひまわり作業所で本年度の総会を開催した。啓発活動の拡大や催しの在り方などの話し合いを進め、全ての議案が拍手をもって承認された。

 なんなんネットは平成18年に東牟婁地方の精神医療保健福祉の質の向上を目的に発足。精神障害者の社会参加の促進や障害者と健常者が平等に生活する社会の実現を促進するために相互理解を深め、地域支援ネットワークの構築を目指している。

 屋敷代表が「なんなんネットでは障害者を大切にしている。新宮市がさまざまな事例を出しながら学ぶ勉強会を2カ月に1度、実施している。同じようなものをこちらでも取り入れてはどうか」とあいさつ。続いて、本年度の事業計画として、専門的知識・技術研修、地域住民への普及啓発活動、当事者・家族研修、情報交換事業などを事務局が説明した。また、5月25日(土)午後6時から那智勝浦町体育文化会館で実施するシンポジウム「発達障がいの子が自立するために身につけておきたい大切なこと」はNPO法人ぷろぼのくまのとなんなんネットの共催で行うことを紹介した。

 委員からは「精神などについての相談や悩みをどうすればよいか、地域住民は知らない人が多い」「困っている人たちのためにもなんなんネットで何とかすべきでは」「『なんなん祭り』の運営方式を変更してみては」などの意見が挙がった。

 司会を務めた日浦頼和さん(南紀ひまわり作業所)は「皆さまから多くの意見を頂き、参考にしながら今年度も進めていきたい。なんなんネットの存在やその活動を知ってもらい、啓発につなげていけたら」と締めくくった。

(2019年4月28日付紙面より)

本年度の総会を開催した=25日、那智勝浦町の南紀ひまわり作業所
2019年04月28日
3 熊野川舟下り安全点検
 大型連休前に近畿運輸局  

 大型連休を前に国土交通省近畿運輸局勝浦海事事務所(吉武愼二所長)が26日、新宮市南檜杖に係留している熊野川川舟下りの川舟3隻の安全を点検した。吉武所長ら4人が救命道具の備えなどを確認し、船頭らに安全運航を指導した。

 国交省は2011年8月に静岡県浜松市の天竜川で発生した川下り船転覆事故を受け、13年に策定した「川下り船の安全対策ガイドライン」を基に、全国の事業者を対象に安全点検を実施している。この日は、船体検査、運航管理や操船技術、救助体制などの点検のほか、救助用ロープ使用方法の指導もあった。

 川の参詣道として世界遺産に登録されている「熊野川」を巡る川舟下り事業は05年9月にスタート。11年の紀伊半島大水害の影響で一時は乗客が減少したが徐々に回復し、昨年度は水害以降最も多い4563人を記録した。外国人観光客も年々増えており、本年度は乗客の約7割が外国人という。

 点検を終え、吉武所長は「安全を順守して運航しているという印象を受けた。船頭さん、語り部さんに関しては、十分健康に留意し、今後さらなる安全運航を心掛けてください」と講評した。森本博也・熊野川川舟センター長は「年に1度の点検ということで、毎回初心に戻れるいい機会だと思っています。安全運航をモットーに、訪れるお客さんに楽しんでもらえるように努力したい」と話していた。

 日本周辺では毎年2000隻近くの船舶事故が発生しているが、7割以上が小型船舶によるもの。国交省は、警察、海上保安庁などの協力を得て小型船舶の安全キャンペーン期間中(4月22日~8月30日)、啓発やパトロールを強化している。

(2019年4月28日付紙面より)

船体や運航管理などを点検した=26日、新宮市南檜杖
救命胴衣や救助体制を確認した
2019年04月28日
4 こいのぼり40匹泳ぐ
 復興願い地域住民ら設置  (新宮市熊野川町 )

 熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会(下阪殖保会長)は27日、新宮市熊野川町の道の駅「瀞峡街道熊野川」付近と日足道路バイパス付近の水田にこいのぼりを計約40匹設置した。

 2011年9月の紀伊半島大水害からの復興を願い、地元住民らが設置を始めて8回目。

 こいのぼりは水害後、熊野川行政局が新聞などで提供を呼び掛け、県内各地から集まったものを使用している。熊野杉の間伐材で作った高さ約12㍍のポール11本を会員約15人で取り付けた。

 下阪会長は「水害からの復興に向けて『元気です』の思いをアピールしたい。今年は10連休ということもあり、大勢の方々に見てもらって気持ちが安らげば」と来場を呼び掛けていた。

 取り付けたこいのぼりは5月12日(日)まで設置を予定している。

  □     □

■5月5日に地域物産展

 同協議会は5月5日(日・祝)午前10時から午後2時ごろまで、同バイパス下で「熊野川地域物産展鯉(こい)のぼり祭り」を開催する。

 熊野川町内で採れた野菜などを販売するほか、各種屋台、創作ダンス、午後1時30分からは100㌔分の餅まきを予定している。小雨決行。荒天中止。

(2019年4月28日付紙面より)

こいのぼりを設置する会員たち=27日、新宮市熊野川町田長
2019年04月28日
5 喫茶アリスが優勝 第142回職場対抗ボウリング大会 
2019年04月28日
6 2大会で好成績
 新宮ジュニアレスリングクラブ  
2019年04月28日
7 三輪崎がうれしい初優勝
 予選から全試合ストレート  (JAみくまの杯少女バレー )
2019年04月28日
8 格差をなくし、平和を守る  第90回新宮・東牟婁メーデー  
2019年04月28日
9 楽しい食事の時間を過ごす  北山小学校で親子給食  
2019年04月28日
10 農業の楽しさ大切さ養う  熊野川小学校が田植え  (新宮市 )
2019年04月28日
11 「地域活性化に貢献したい」  リムジンバス運行開始  (熊野交通 )
2019年04月28日
12 男女とも矢渕が優勝  中学ソフトテニス大会  (南牟婁予選 )
2019年04月28日
13 新入園児27人を迎え  鵜殿保で歓迎会  (紀宝町 )
2019年04月28日
14 空き店舗活用しませんか  町内での新規開業を応援  (紀宝町 )
2019年04月28日
15 200点の花がずらり  23回目の展示会にぎわう  (紀州石斛の会 )
2019年04月28日
16 お悔やみ情報
  
2019年04月27日
17 拠点施設の運用など検討
 総会で代表者らが協議  (南紀熊野ジオパーク )

 南紀熊野ジオパーク推進協議会(会長・仁坂吉伸知事)は25日、太地町公民館で平成31年度の総会を開いた。古座川町観光協会が協議会に加入したことや7月にオープンを控えた串本町潮岬の南紀熊野ジオパークセンターの紹介、日本ジオパークとして再認定を受けた審査結果の報告があった。

 公務で欠席の仁坂会長に代わり、沼田久博副会長(白浜観光協会長)があいさつ。事務局から平成30年度の事業報告などが行われた。平成31年度事業計画案では▽保全と整備▽地域活性会策の創出▽教育への活用▽観光資源としての活用▽連携と協働―を挙げた。保全と整備面では、学術専門委員会の開催や公募型研究助成を行い、地域活性化策の創出では、ガイドブックの増刷・配布、会員制交流サイト(SNS)により活動状況などの情報を発信する。ガイドの養成については、スキルアップ講座の開催やガイドの担当エリア拡大講座を実施することなどを解説した。

 事務局は南紀熊野ジオパークの拠点となる南紀熊野ジオパークセンターがオープンすることで、客の流れが変わると話した。旅行会社も関心を持っているとし、「センターに来てもらうだけでなく、各サイトを周遊してもらえるよう、旅行会社に提案していく。県の観光部局や各観光協会と協力して進める」と述べた。

 協議会に入会した古座川町観光協会からは「それぞれの市町村の枠を超え、ジオの本質に迫る一助になれればと思います」と抱負を語った。

 日本ジオパークの再認定の審査結果では、事務局がエリア外にもかかわらず、地域住民の活動が活発であり、学術専門委員会が科学的なバックアップをしていること、ジオパークガイドの自主的な活動やガイドスキルが評価されたと説明した。改善すべき点としては、住民のニーズに応じた活動支援体制の強化、多面的なモニタリングの実施などを挙げた。

(2019年4月27日付紙面より)

南紀熊野ジオパークセンターの運用などを協議した=25日、太地町公民館
2019年04月27日
18 地道な活動高く評価
 勝浦LCがMVP賞  (ライオンズクラブ国際協会335-B地区第65回年次大会 )

 ライオンズクラブ国際協会335―B地区(会員6726人)の第65回年次大会が20日、白浜町の白浜会館で開かれ、約1600人が参加した。同大会で地区ガバナー表彰があり、164クラブの中から勝浦ライオンズクラブ(勝浦LC、戸間宏治会長)がMVP賞を受賞した。ヘルプマークの普及などの奉仕活動が評価された。

 会場で表彰を受けた戸間会長は24日、「ノミネートはされていたが受賞するとは想像もしていなかったので驚いた。日頃の活動が評価され、素直にうれしい。これからも勝浦LCを広く知っていただけるよう地道に努力していく」と喜びを語った。

 同クラブは1962(昭和37)年に結成。翌年に日本で413番目のクラブとして国際協会の認証を受けた。青少年の健全育成と献血活動を柱とし、少年スポーツ大会の開催や献血奉仕などに取り組んでいる。また、5年ごとに記念事業を実施しており、昨年は認証55周年を記念し、那智勝浦町立井関保育所へ6輪避難車、同町立温泉病院に開院記念碑を寄贈している。

(2019年4月27日付紙面より)

トロフィーを手にする戸間宏治会長=24日、那智勝浦町築地
年次大会での表彰式=20日、白浜町
2019年04月27日
19 センター拠点の初動固める 古座分庁舎で本年度総会 (牟婁保護司会)

 牟婁保護司会の本年度総会が25日、串本町役場古座分庁舎内であった。役員改選があり、生熊和道会長を再任とする役員体制案を承認。更生保護サポートセンター牟婁を拠点にした一層の会務隆盛を意識しつつ、事業関連諸議案を承認して初動を固めた。

 保護司は、犯罪や非行に陥った者の更生支援を目的として法務大臣が委嘱する無報酬の非常勤国家公務員。牟婁保護司会は同日現在、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町の保護司28人で構成され、協議や研修による資質の向上に加えて、更生保護女性会と両輪で社会を明るくする運動(社明運動)の中軸となって啓発諸行事を展開し、さらに警察と連携して薬物乱用防止活動にも協力するなどの社会貢献にも力を入れている。

 開会に当たり生熊会長は、同センターの稼働や更生保護制度施行70周年記念大会などを目下の関心事として挙げ、これら勢いを持って令和元年度を明るい時代にしたいという思いを掲げてあいさつした。続く議事では近々勇退となる北地五男保護司を議長に立て、前年度と本年度の事業関連諸議案を審議し承認した。

 本年度事業計画と併せて、定例研修会など和歌山保護観察所との連携活動計画の確認や中学校担当保護司の人選も実施。那智勝浦分会(那智勝浦町と太地町)、古座川分会、串本分会や会下4部会(総務・研修・犯罪予防活動・協力組織の各部会)の活動報告も行い、会の現状を出席した保護司全員で把握した。

 役員改選は各分会が選出した同会理事の互選で後述する体制案を承認。事務所を会長宅から同センターへ変更することの規約改正や、社明運動において中央推進委員会委員長メッセージは誰が代読しているかといった情報交換もするなどした。

 閉会に当たり清水俊跋・前副会長が、旧太田川小学校が掲げていた二宮尊徳の句「可愛くば、五つ数えて三つほめ、二つ叱ってよき人となせ」は保護司にも通じるものがあるのではと触れつつあいさつをして締めくくった。この日は和歌山保護観察所長と牟婁地区担当主任官も同席し、顔合わせを兼ねてあいさつした。

(2019年4月27日付紙面より)

北地五男保護司を議長に立てて審議=25日、串本町役場古座分庁舎
あいさつする新役員の皆さん(出席者のみ)
2019年04月27日
20 郷土愛と誇りを育む
 近大新宮中学校が田植え体験  (新宮市熊野川町 )

 近畿大学附属新宮中学校(池上博基校長)は25日、新宮市熊野川町三津ノ地区の田んぼで田植え体験をした。1年生34人はみつの地域活性化協議会(下阪殖保会長)メンバーらに教わりながら、コシヒカリの苗を植えた。

 ふるさと教育の一環として、市の教育目標である「郷土への誇りと愛着を育む教育の充実」を目的に今年で4回目の取り組み。地元農家と協力し、体験を通じて地元への愛着を深め、手植えによる体験を行うことで農家の人たちへの感謝の気持ちと、米を大切にする心を養う。

 田んぼは2011年の紀伊半島大水害で浸水被害を受けた場所にあり、地域活性化のため積極的に取り組んで、復興に向けて頑張る地域の姿を生徒たちに伝える狙いもある。

 生徒らは下阪会長が所有する広さ0・7㌃の田んぼに横一列に並び、「ヌルヌルする」「足が抜けない」などと会話をしながら丁寧に植えていった。

 山根玄士君は「田植えの経験は2回目。少し疲れたけど楽しかったです。自分たちの手で苗を植えて、稲刈りの体験もするので実感が持てて愛着も湧く。立派に育ってほしいです」。

 下阪会長は「上級生が育てた米を下級生が味わうことを繰り返し、受け継がれているので、生徒たちはつながりを大事にしていると感じています。体験することでコミュニケーションの一つにもなってほしい」。

 池上校長は「下阪会長をはじめ、農家の皆さんに毎年協力していただき、感謝しています。体験を通じていろんな苦労があることを知り、人や食への感謝を忘れないでもらえれば」と話していた。

(2019年4月27日付紙面より)

慎重に苗を植える生徒ら=25日、新宮市熊野川町
2019年04月27日
21 国交省などをお礼訪問  高速自動車道紀南延長促進協議会  
2019年04月27日
22 ジャン卓囲み交流  健康麻雀教室に14人  (新宮市 )
2019年04月27日
23 県職員が清掃活動  道路の快適な利用のために  (新宮市・那智勝浦町 )
2019年04月27日
24 新たな友情を育む  新宮市内5児童館交流ふれあい遠足  
2019年04月27日
25 春の海を楽しむ  下里小学校が遠足  (那智勝浦町 )
2019年04月27日
26 体を動かしリズムを理解 正明保でリトミック教室 (新宮市)
2019年04月27日
27 「たくさんの本うれしい」  4代目なかよし号が熊野川小へ  (新宮市 )
2019年04月27日
28 食農体験で地元農業を身近に  太地小児童が田植え体験  (JAみくまの )
2019年04月27日
29 初夏を彩るシャガの花  国道371号筋などで  (古座川町 )
2019年04月27日
30 立合を見渡す絶景訪ねる  春夏ツアー第1弾を実施  (南紀串本観光協会 )
2019年04月27日
31 手作り品求める人で活気  ひだまり市in古座街道  (古座川町 )
2019年04月27日
32 1年生にメダルプレゼント  相野谷小が春の遠足  
2019年04月27日
33 今後も啓発活動を継続  高齢者地域見守り隊  (紀宝町 )
2019年04月27日
34 新入社員が田植え体験  飛雪の滝百姓塾が協力  (紀宝町浅里 )
2019年04月27日
35 高齢者世帯の家具固定も  地震に備えた補助事業  (紀宝町 )
2019年04月26日
36 人生100歳時代を健康に
 健康づくり地域推進員会が総会  (新宮市 )

 新宮市健康づくり地域推進員会(松岡文子会長・会員48人)は23日、市保健センターで総会を開いた。33人が出席し、30年度の活動や決算報告などがあったほか、本年度の活動計画や予算など4議案を承認した。

 同会は市長の委嘱を受け地域ぐるみの健康づくりを目指して活動している。研修会や講演会の開催、健康づくりのためのウオーキングやフォークダンス、ゆる体操、元気体操などに取り組んでいる。運動習慣をつくることを目的に「いきいき健康市民ウオーク」も毎年開催している。

 開会に当たり松岡会長が「人生100歳時代といわれているが、年齢を重ねても生き生きとした毎日を過ごすには健康が大事。一人で健康づくりをしていくことは大変だが、地域の仲間と共に取り組むことはとても重要」などとあいさつ。地域一体となった健康づくりへの活動にさらなる協力を呼び掛けた。

 田岡実千年市長は、市が策定した「一笑健康しんぐう」に触れ「健康長寿への取り組みは行政だけではかなわない」と感謝を述べた。「一人一人の活動によって健康長寿を目指していただけるように、そしてご自身も楽しくご活躍いただくとともに、ずっと健康で過ごされることを願います」とあいさつした。

 本年度は、健康づくりの啓発や各種健診・がん検診の受診と地域住民への奨励に加え、健康管理に関する講演会や「いきいき健康!市民ウオーク2019」(12月7日予定)、市民ウオーク下見、交流会、人権研修会などの事業を計画している。

 事務局は昨年実施した「一笑健康しんぐう」の中間評価の報告をし、朝食を取ることや意識して体を動かすことの大切さなどについて説明した。

(2019年4月26日付紙面より)

33人が出席した総会の様子=23日、新宮市保健センター
2019年04月26日
37 開館40周年迎え記念事業
 ラジオ公開収録も  (那智勝浦町立図書館 )

 那智勝浦町立図書館は17日、開館40周年を記念して「今日は一日図書館三昧!!」を開催した。図書館ボランティア団体「よむよむ」が絵本の読み聞かせを実施したほか、FMかしま「ルイスの“本”のひととき」のラジオパーソナリティーを務めるルイスこと内野安彦さんが同図書館を訪れ、ラジオの公開収録や講演会も行われた。

 1979(昭和54)年4月17日に開館した同図書館は、昨年4月に図書館システムを導入するなど、「考える図書館」として新たな取り組みにも力を入れている。

 町教育委員会の尾﨑元博さんと元・学校司書の徳廣麻衣さんがフルートとギターを演奏して催しがスタート。岡田秀洋教育長は「図書館は本を貸し出す機能だけではない。人づくりや町づくりの機能を果たすことで図書館が生きてくる。今日は今後の50周年、60周年にどう向かっていけばよいかを考えるきっかけになれば」と話した。

 20年以上、図書館ボランティアとして活動を続ける「よむよむ」が絵本の読み聞かせや笑いを織り交ぜながら同町の歴史などを説明した。

 ラジオの公開収録では、茨城県のスタジオと内野さんがトークを展開。「よむよむ」の伊藤松枝さん、山縣いずみさん、図書館ボランティア団体「りぼん」の尾鷲愛子さんらが参加し、自身らの活動や図書館の取り組み、同町の魅力などを紹介した。内野さんは「こちらの図書館が今日、お誕生日なので参上しました。講演会のテーマにコミュニティーとあるが、那智勝浦町の皆さんは今、僕やラジオとつながっています。これも大切なコミュニティーです」とコメントした。

 収録後、有田川町の絵本まちづくり協会が自主制作した『コウタともりのオニカッパ』を披露し、絵本を寄贈した。最後は内野さんが講師を務めた講演会「ルイスの熊野漫遊記~ラジオと図書館コミュニティ~」があり、催しは終始、盛り上がった。

 羽山悦雄館長は「40年前にこれほどの図書館を造るのはすごい。今後は課題解決のために積極的に町の情報を集め、それらを発信していけるように努めたい」と語った。

(2019年4月26日付紙面より)

「よむよむ」が多くの出し物を披露=17日、那智勝浦町立図書館
ラジオの公開収録の様子
2019年04月26日
38 遺品に親しみ関心高める
 大島小児童がERC訪問  (串本町 )

 串本町立大島小学校(布引伸幸校長)の4~6年生15人が24日、同町姫にあるエルトゥールルリサーチセンター(ERC)を見学した。

 同センターは、2007年から15年まで行われたエルトゥールル号遺品発掘調査で得た遺品を保存処理する現地拠点。引き揚げた遺品総数は8130点あり、高度な処理を要する1606点はトルコ共和国ボドルムにある専門機関へ送り、残りをERCで順次処理している。

 ERCのチーフを務める考古学者ベルダ・リエドさんは、5月に駐日トルコ共和国大使館が開く行事に夫婦で出席する機に作業を進めるため、夫のトゥファン・トランルさんに先駆け23日に来日。2週間の作業期間を持つ中で、大島小の見学を受け入れることとし24日に迎えるに至った。

 作業が始まったばかりで準備が十分整っていないため、今回は処理体験を除いた内容でERCの活動を紹介。リエドさんは同調査におけるERCの位置付けと脱塩処理やロットナンバーによる整理と記録といった作業を説明し、実際にどのような遺品を引き揚げたかを実物や資料を交えて伝えた。砲丸など一部は手袋越しで触れる機会も提供した。児童は重さ13㌔の砲丸を持ち上げたり船釘の大きさや重さに驚いたりしながら、数々の遺品に興味津々。訪問3回目となる山本瑠南さん(6年)は「エルトゥールル号のことは学校でも勉強しているけど、今日は実際に遺品を見たり触ったりして、昔のことだったんだなぁと感じられて勉強になった」と感想を述べた。

 処理作業は体験できなかったが、ロットナンバーでどのように遺品を整理しているかを実際に調べてみたり、小さな釘にまで記されているロットナンバーを同じ大きさで書くことに挑戦したりして活動の雰囲気を体験。リエドさんは現地の子どもが見学に来てくれたことを喜び、今後も訪ねることを希望して紹介を締めくくった。

(2019年4月26日付紙面より)

将士が持ち帰ろうとした横浜焼の遺品の説明を受ける大島小児童=24日、串本町姫
2019年04月26日
39 ホタルはきれいな水が好き
 守る会が出前授業  (神内小 )

 紀宝町のほたるを守る会(蔵本一範会長)は22日、同町立神内小学校(道中朋孝校長、児童60人)で出前授業を実施した。蔵本会長、矢熊敏男副会長、山口和洋さんが全校児童にホタルの生態や保護活動などを紹介した。

 同会はホタルの保護や繁殖、環境美化を目的に24年前に組織。ホタルが飛び交う美しく楽しい町を目指し、生息調査や繁殖に適した環境づくりを進めている。

 出前授業は町内全小学校で取り組んでおり、神内小では1~3年生の低学年と4~6年生の高学年に分けて実施。低学年の授業で道中校長は「ホタルは神内でも見ることができる。しっかり勉強してほしい」と話した。

 矢熊さんは「ホタルはきれいな水や空気が大好き。たくさん飛ぶと人間にも優しい町になる。捕まえて持ち帰らず、自然の中で見てください」。

 5~6月にゲンジボタル、6~7月にヘイケボタルとヒメボタルが飛ぶことを挙げ、「3種類とも神内神社近くで見ることができる」。その見分け方を解説した。

 高学年の時間で山口さんは、「ゲンジボタルは桜が散って最初の雨の日の2日後から、毎日の平均気温の合計が500度に達した日の午後8時ごろから飛び始めるという説がある」と紹介。矢熊さんは「もうすぐゲンジボタルが飛び始めます。地区内で見かけたら守る会に連絡してください。皆さんもホタルの調査員になってください」と呼び掛けた。

(2019年4月26日付紙面より)

光り方などを紹介する守る会の会員=22日、紀宝町立神内小学校
ホタルの生態などを学ぶ高学年の児童
2019年04月26日
40 地元勢県大会出場ならず
 県中学校バスケット選手権紀南予選  
2019年04月26日
41 地元勢姿消す
 春季近畿地区高校野球和歌山県予選  
2019年04月26日
42 串本・潮岬が優勝
 県中学校サッカー選手権地方予選  
2019年04月26日
43 中口和子さんが優勝 なちかつGGCがクラブ大会 
2019年04月26日
44 自然環境保全に功績  「宇久井海と森の自然塾」が環境大臣表彰  (那智勝浦町 )
2019年04月26日
45 大漁と海上安全を願い  目覚山水底神社で明神祭  (那智勝浦町 )
2019年04月26日
46 たくさんタケノコ採れたよ  収穫の喜び体験  (天満保育園 )
2019年04月26日
47 山っ子が海を楽しむ  色川小児童が遠足で地玉の浜へ  (那智勝浦町 )
2019年04月26日
48 水害後初の4500人突破  新宮市の熊野川川舟下り  
2019年04月26日
49 海上安全や大漁願う  孔島鈴島で例大祭  (新宮市 )
2019年04月26日
50 「花まつり」にぎわう  新宮市高田のあやの里  
2019年04月26日
51 大型連休の多客期を前に  海中公園で旅客船安全点検  (串本町 )
2019年04月26日
52 協力金は600円で据え置き  本年度の有料期間決める  (望楼の芝管理運営委 )
2019年04月26日
53 和大生ら田植えなど支援  三尾川で「わかやま援農」  (古座川町 )
2019年04月26日
54 本年度予算を話し合う  古座川町区長連合会が総会  
2019年04月26日
55 笑顔がいっぱい  あったカフェでスクラップブッキング  (串本町 )
2019年04月26日
56 「のびのび育って」  支援セが親子交流会  (古座川町 )
2019年04月26日
57 地蔵拝み諸霊の冥福祈る  成就寺で水子供養会法要  (串本町 )
2019年04月26日
58 記念日テーマに60冊紹介  こども読書週間にちなんで  (串本町図書館 )
2019年04月26日
59 新作おにぎり登場  マイヤーレモン使い  (ウミガメ公園 )
2019年04月26日
60 親子でイチゴ狩り楽しむ  那智勝浦町の太田農園で実施  (JAみくまの共済部 )
2019年04月26日
61 お悔やみ情報
  
2019年04月24日
62 カツオ春漁「幸先良い」
 昨年水揚げ上回る  (串本港 )

 深刻なカツオの不漁が続いていた串本町の串本漁港では、今年1月からの水揚げが昨年を上回り、カツオ春漁に好転の兆しが見え始めた。串本町のカツオ漁師、山崎晃さんは「東から来るカツオが取れている。このまま5月いっぱいはいけそう」と笑顔を見せた。

 山崎さんはひき縄を使った「ケンケン漁」で35年、カツオ漁に従事している。最盛期と比べると20年低調が続き、「この10年はとにかくひどかった。昨年は3日に1回取れればよい方だったが、今年は毎日釣れている」。底の見えない不漁が続いていただけに喜びは大きいようだ。

 和歌山県水産試験場(県水試)は毎年、カツオの盛漁期に当たる3月から5月までの沿岸カツオひき縄漁主要3港(田辺・すさみ・串本)の水揚げ総量などで来遊魚の増減を見ている。資源海洋部の武田保幸部長は、東から来るカツオについて「黒潮内側(ないそく)反流に乗って伊豆諸島方面からカツオやビンナガが来遊している」と海温図(=関東・東海海況速報)による所見を示し、「特に4月に入ってから漁が上向き出漁隻数が増えている。カツオ春漁は幸先の良いスタートです」と話していた。

 初鰹(はつがつお)と呼ばれる春のカツオは、通常であれば西から東へ移動する。那智勝浦町でも、カツオが揚がり始めており、勝浦漁港近くで鮮魚店を営む大井仁さんは「初鰹は普通さっぱりしているのですが、ほどよく脂がのっていますね。2㌔くらいの小さいカツオもうまいですよ」と話していた。

(2019年4月24日付紙面より)

カツオの水揚げで活気づく市場=和歌山東漁業協同組合串本市場
関東・東海海況速報=5日
2019年04月24日
63 G20前に連携強化
 危機管理コアメンバー会合  (新宮港港湾 )

 今年6月に大阪府で開催される主要国首脳会議「G20大阪サミット」を前に、22日、新宮市の東牟婁振興局で新宮港港湾危機管理コアメンバー会合があった。関係9機関から約20人が出席し、テロ対策を一層強化することを確認した。

 21日にはスリランカでテロ事件が発生するなど、情勢は非常に厳しい状況にある。新宮港港湾危機管理担当官の星﨑隆・田辺海上保安部長は「新宮港は大阪と隣接する県内にあり、海外とのパイプを持っている。大阪へのアクセスを考えるとノーマークでいい港ではない。過去の海外でのテロ事案をみても、開催地以外での事案も発生している。翌年には東京オリンピックパラリンピックも予定されている。アンテナの感度を高くして対策にしっかり取り組みたい」。

 副担当官の髙砂(たかす)浩之・新宮警察署長は「日本のテロ対策の真価が問われる大きなイベントが控えている。各機関においては、テロが差し迫った脅威であると認識し、絶対にテロリストを国内に入れないということを基本方針に情報共有、外国船への検査の徹底、保安設備整備など港湾保安対策の整備に努め、より一層の連携強化を」と呼び掛けた。

 会合の参加機関は▽田辺海上保安部(串本海上保安署)▽新宮警察署▽大阪税関和歌山税関支署新宮出張所▽大阪出入国在留管理局和歌山出張所▽近畿地方整備局和歌山港湾事務所▽近畿運輸局和歌山運輸支局勝浦海事事務所▽和歌山県東牟婁振興局新宮建設部▽新宮市企画政策部▽新宮市消防本部。

(2019年4月24日付紙面より)

各関係機関の代表者らが参加した会合=22日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局
2019年04月24日
64 ものづくり通し社会参加
 熊野本宮園で張り子作り  (ヤタガラスプロジェクト )

 田辺市本宮町の特別養護老人ホーム熊野本宮園(中岸由美園長)では、入居者たちが「ヤタガラスプロジェクト」の取り組みとして八咫烏(やたがらす)の張り子を制作している。完成した100体の張り子は、5月4日(土・祝)に熊野本宮大社で、子どもたちを中心に参拝者に配布する予定だ。

 ボランティア団体「ヤタガラスプロジェクト」(児野和徳代表)は、張り子作りを通して高齢者らの社会参加を促す活動に取り組んでいる。児野代表は同市神島台の老人ホーム「シニアホーム鯨洋」で作業療法士として勤務しており、同施設では以前から作業療法の一環として張り子を制作していた。このたびの張り子は、「シニアホーム鯨洋」「ケアサポートよりそい」(田辺市)「高齢者複合福祉施設たきの里」(同)と、八咫烏の本拠地ともいえる本宮町の本宮園の入居者らで制作した。

 児野代表は同プロジェクトへの参加を広く呼び掛けており、高齢者がものづくりを通して人と関わりを持つことによって社会に参加し、同時に八咫烏の張り子が地域を盛り上げてくれるのではと期待を寄せる。「熊野本宮の同園がプロジェクトに参加してくれたのは意義深いこと。地元の子どもたちにも参加していただき、高齢者と親交を深めるとともに地域活性化の一端を担っていただければ。できるだけ多くの人と活動していけたら。気軽に参加を」。

 中岸園長は「プロジェクトに参加させていただいて、入居者さんたちも喜んでいます。参加呼び掛けによって多くの人に施設に来ていただき、張り子制作を通して交流していただければ」と話していた。

 同プロジェクトでは、月に1度の日曜日の午後に熊野本宮園で入居者らと一緒に張り子を制作するボランティアを募集している。11月に県全域で開催される「ねんりんピック紀の国わかやま2019」の田辺市3会場で、約300個の八咫烏の張り子を配布することも決定している。問い合わせや参加希望は熊野本宮園(電話0735・42・1556)まで。

(2019年4月24日付紙面より)

八咫烏の張り子を作る入居者ら=20日、田辺市の熊野本宮園
完成した張り子の八咫烏
2019年04月24日
65 津波からの避難訓練も
 勝浦観光桟橋で旅客船安全点検  (那智勝浦町 )

 ゴールデンウイークを前に23日、那智勝浦町勝浦の観光桟橋で、串本海上保安署(亀田進署長)と勝浦海事事務所(吉武愼二所長)合同の旅客船安全総点検と防災訓練があった。紀の松島観光、ホテル浦島の各所属旅客船計2隻が点検を受けた。碧き島の宿・熊野別邸・中の島は従業員が参加した。

 大型連休で多くの利用者が見込まれる中、旅客船の運航が適切に管理されているか確かめ、運航者の安全意識を高めて海難事故を防止するのが目的。毎年実行している。

 旅客船の法定書類、救命設備、消防設備などの確認をした。近年は巨大地震に伴う津波発生時の初動態勢などの防災面に力を入れている。今回はホテル浦島の旅客船が、航行中の地震・津波発生を想定した防災訓練を実施した。航行中の船長が最寄りの避難岸壁に急行し、ホテル従業員らがライフジャケットを装着し観光桟橋に避難した。

 亀田署長は「安全安心につながるよう、基本に立ち返り確認と検証の徹底を」と述べ、署員らが個別の指導にあたった。吉武所長は長年の無事故運航に敬意を表し、「安全に勝るものはない。避難誘導も機敏な動きだった。乗客が素晴らしい勝浦を楽しみ、喜んで帰ってもらえるよう継続して訓練を」と呼び掛けた。

(2019年4月24日付紙面より)

旅客船の安全点検を行う署員ら=23日、那智勝浦町観光桟橋
2019年04月24日
66 会長、副会長を再任 新宮グラウンドゴルフ同好会が総会と4月大会 
2019年04月24日
67 地元勢は団体戦2部門で入賞 三輪崎少年剣道大会 
2019年04月24日
68 串本JFCが優勝
 2019サン・ナンタンカップU―8  
2019年04月24日
69 地名が教えてくれること  海の熊野地名研究会が総会  (那智勝浦町 )
2019年04月24日
70 新議員に当選証書授与  選挙から一夜明け  (新宮市選管 )
2019年04月24日
71 元気に春を楽しむ 宇久井ビジターへ遠足 (勝浦小)
2019年04月24日
72 みんな一緒に仲良く  三輪崎小学校がミニ遠足  (新宮市 )
2019年04月24日
73 心豊かな女性に  萩原きもの総合学院卒入式  (新宮市 )
2019年04月24日
74 総会開き安全意識高揚  マリンレジャー事業者ら  (串本警察署管内 )
2019年04月24日
75 開祖の徳に心をはせる  重畳山神王寺で御影供  (串本町 )
2019年04月24日
76 新部長に山口佳代さん  女性部が本年度総会開く  (串本町商工会 )
2019年04月24日
77 国や県に早期完成を要望  新規事業化に感謝  (熊野尾鷲道路建設促進期成同盟会 )
2019年04月24日
78 貯水槽の使用方法確認  茶屋地自主防災会が訓練  (紀宝町井田 )
2019年04月24日
79 友愛活動など重点項目に  紀宝町老連が本年度総会  
2019年04月24日
80 太地町とブルームが交流  多くの催しで親睦深める  
2019年04月17日
81 「一票を無駄にしたくない」
 期日前投票初日は898人  (新宮市議選 )

 任期満了(30日)に伴う新宮市議選(21日投開票)の期日前投票が始まっている=写真。初日の15日は898人(男369、女529)が投票した。前回の市議選(2015年4月)初日より607人多かった。

 初日投票者の内訳は、市役所1階ギャラリーが871人(男352、女519)、熊野川行政局2階会議室が27人(男17、女10)。受け付けは20日(土)までで、時間は市役所が午前8時30分から午後8時まで、行政局が午前8時30分から午後7時まで。

 毎選挙とも後半になるほど投票者数が増える傾向にあるが「今回は初日にしては多かった」と市選挙管理委員会職員。

 90代の母と共に期日前投票をした70代女性は「一票を無駄にしたくないので期日前投票をしています。地域をちゃんとしてくれるような人を自分で選んでいます。新人が多く出て活性化されるのはいいですが、どういう人か分からない。自分に合えば入れますし、そうでなければ違う人に入れますね。市が良くなってほしいです」と話していた。

(2019年4月17日付紙面より)


2019年04月17日
82 豊富な出店に多くの来場者
 太田の郷でフリマ初開催  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町南大居の交流センター太田の郷で13日、初のフリーマーケットが開催された。主催したのは同町地域おこし協力隊の谷口真実さんと太田地区集落支援員の青山愛美さんの2人。豊富な品物の数々が並び、町内外からの来場者でにぎわった。

 谷口さんと青山さんは太田地区の良さや太田の郷の利活用、ランチバイキングで有名な「太田川のめぐ味」の存在を周知することを目的にフリーマーケット開催を決意。1000円の参加費で出店でき、500円相当の太田川のめぐ味の手作り弁当付きであることを打ち出し、参加者を募集。結果、予定していた30店舗を超え、三重県や串本町から40店が集まった。服や食器、アクセサリーや小物、射的などのさまざまな品物や催しがそろい、来場者らは買い物を楽しんだ。

 谷口さんは「これまでマルシェの開催はあったがフリマは初。40店舗も集まってくれて感謝しています。お客さまが来るかは不安だったが、にぎわってくれてうれしい。太田の良さを分かっていただけたら」と語った。青山さんは「すごい。予想通り、多くの方が来てくれた。成功したと思います。今年秋か来年くらいに2回目の開催を企画しています」と催しの盛況ぶりを喜んだ。

 NPO太田の郷の石田一事務局長は「若い2人が企画してくれた。まさかこんなに多くの出店者やお客様が集まるとはびっくりした。近隣の方はもちろん、若い世代の方もたくさん来てくれ、太田が活気づいた」とコメント。串本町から訪れた日浦伸一さん(54)は「こちらには何度か来ている。フリーマーケットが好きなので来てよかった。服を買いました」と話した。

(2019年4月17日付紙面より)

大勢の来場者でにぎわった初開催のフリーマーケット=13日、那智勝浦町南大居の交流センター太田の郷
2019年04月17日
83 春の例大祭締めくくる 熊野本宮大社「渡御祭」 

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)の例大祭が15日、渡御祭(とぎょさい)で締めくくられた。晴天に恵まれ、神を移したみこしと時代行列が社殿から旧社地の大斎原(おおゆのはら)まで練り歩き、斎庭(さいてい)神事が営まれた。

 主祭神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)などを祭り、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る祭り。主祭神が「我を祀(まつ)るに母神(イザナミノミコト)をも祀れ」と命じたという故事から、熊野市の花の窟(いわや)から母神を迎え、挑花(ちょうばな)と呼ぶチョウを付けた菊の造花を奉じて鼓・笛・旗をもって祭りを行うようになった。

 本殿祭には約400人が参列。修祓(しゅばつ)、祝詞奏上などに続き、九鬼宮司が四方を榊(さかき)の風によってはらい清め、太陽を迎える新作神楽の男舞「熊野」を舞った。その後、神木の榊を手にした神職を先頭に、修験者やみこら約300人の行列が続いた。ほら貝や笛の音、「わっしょい」の掛け声などが響き、大勢の人たちが見守った。

 大斎原では地元中学生が『大和舞』『巫女舞』を奉納し、子どもたちによる御田植神事や父と子の八撥(やさばき)神事が行われた。熊野修験者の大護摩、餅ほりもあり、多くの人でにぎわった。

 九鬼宮司は「5月から令和という日本の船出が始まります。しっかりと時間をつないでいくことが大切であると実感しています」と語った。

 「世界とともに日本の在り方を共有しながら、皆さんそれぞれが人生の歩み方を改めて確認する年であってほしい」と話していた。

(2019年4月17日付紙面より)

本殿前で新作神楽「熊野」を舞う九鬼家隆宮司=15日、田辺市の熊野本宮大社
参道を進む子どもみこし
2019年04月17日
84 GW繁忙を前に芝刈りなど
 望楼の芝運営委が連日作業  (串本町 )

 串本町潮岬にある望楼の芝でこのほど、キャンプ場有料期間に向けた芝刈りが始まった。喫緊では27日(土)~5月6日(月・振休)の10日間が有料期間となっていて、東側一帯を間に合わせる方向で段階的に作業を進めるという。

 この芝刈りは、潮岬望楼の芝管理運営委員会(田仲康慧会長)による管理作業。今年は8日に始めたそうで、日曜を除く毎日、上限を4時間として取り組んでいる。

 13日は委員8人が午前8時から作業にかかり、個人持ちの使い慣れた草刈り機や同委員会所有の芝刈り機で本州最南端の火祭り以降、奔放に伸びた芝を草丈約1㌢で刈りそろえた。

 上限4時間は委員の大半が還暦超えで、体に無理をかけたくないという田仲会長の考えに基づく取り決め。天候に恵まれ順調に回数を重ねれば23日(火)の県、町、同委員会合同作業で芝地の東半分の芝刈りは完了する見込みで、その後は引き続き西側一帯の刈り込みに取り掛かるという。

 本年度は近隣事業者に配慮し、有料期間時の利用料(=清掃協力金)を1人1泊1000円前後に改める予定。同キャンプ場駐車場での車中泊や日帰り利用も1泊扱いで受け入れる。期間中は環境省の許可を得て芝地の東側一帯をキャンプ場として開放し、期間外に開放されている無料キャンプ場は共同給水場とする。利用料収益を活用しキャンプで出たごみの引き受けを行うなどの仕組みは従来通り。

 例年にない動きとして、本年度は新たに芝地西側そばの民宿裏に臨時駐車場所を確保し、使用する日の日中は男性の委員が交代制で車両誘導に当たる対応を検討中。5月1日(水・祝)早朝に「令和元年の初日の出」観望者の来訪が見込まれていて、委員によると日の出の位置から推して観望場所は芝地の南東一帯になるそう。少しでも見やすくするため、手がつけられる範囲で通景伐採をし水平線からの日の出が見える範囲を広げる対応も進めているという。

 同キャンプ場利用時の注意事項は関係チラシの裏面を参照。同チラシは同町公式ホームページの新着情報欄にあるリンク先からダウンロードで入手できる。問い合わせは同委員会事務局(電話0735・62・0557、役場産業課内、平日午前8時30分~午後5時15分)まで。

(2019年4月17日付紙面より)

ゴールデンウイーク繁忙を前に芝刈りで東側一帯の芝地を整える委員=13日、串本町潮岬
2019年04月17日
85 春季高校野球が開幕
 新宮の相手が高野山に決まる  
2019年04月17日
86 宇久井、串本が本戦へ
 県少年サッカー東牟婁ブロック予選  
2019年04月17日
87 子どもたちに楽しい一日  新宮市が生涯学習演劇会  
2019年04月17日
88 本尊開帳し献茶法要  那智山青岸渡寺で開山祭  
2019年04月17日
89 食を通した健康づくりを  会員に協力を呼び掛け  (新宮市食生活改善推進協 )
2019年04月17日
90 第二のプロ棋士輩出目指し  将棋大会大橋貴洸杯  (新宮市 )
2019年04月17日
91 高校生19人を委嘱  自転車マナーアップ推進リーダー  (新宮警察署 )
2019年04月17日
92 冊子「防災のしおり」配布  上野山区自主防が各戸へ  (串本町 )
2019年04月17日
93 守り犬の影出現時期に  一枚岩の上流側壁面で  (古座川町 )
2019年04月17日
94 はがき詐欺に注意を  高齢者地域見守り隊  (紀宝町 )
2019年04月17日
95 高台用地に避難所整備を  鮒田区が町に要望  (紀宝町 )
2019年04月17日
96 住みやすい鵜殿地区に  老人ク讃寿会が総会  (紀宝町 )
2019年04月17日
97 1位に野中誠一さん  熊野ネイチャーフォトクラブ4月例会  
2019年04月17日
98 聖地熊野を感じられる宿に  オープン前に内覧会  (中の島 )
2019年04月17日
99 お悔やみ情報
  
2019年04月13日
100 県外船の入港促進に向け
 乗組員待望の無料Wi―Fi設置  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町築地の勝浦地方卸売市場で3月から無料Wi―Fi(ワイファイ)の供用が開始された。第1、2売り場の2カ所にアクセスポイントを設置し、市場付近に停泊する漁船内でインターネット接続が可能になった。

 町とJF県漁連が取り組む県外船の誘致活動の一環。マグロはえ縄船は、インドネシア国籍の乗組員が半数以上を占めることから、母国との通信に必要なインターネット環境の整備が求められていた。

 水揚げを終えた宮崎県の日の出丸(島田実船長、乗組員7人)の乗組員、アガム・チプトラさん(24)らは11日、「本当にうれしい。国の家族も喜んでいる。夜の船の中で退屈しなくなった」と口々に話し、満面の笑顔を見せた。日の出丸はクロマグロ3本を漁獲し、うち一本には1㌔あたり1万7000円の高値が付くなど水揚げも上々。チプトラさんらはスマートフォンを手に喜びを分かち合っていた。

 県外船の誘致については、衣服の贈呈や入浴施設の完備など、全国の港でさまざまな取り組みがなされている。2018(平成30)年度の勝浦市場の水揚げ船は、延べ1427隻で、前年度と比べると159隻の増となったものの、漁獲数量は約410㌧の減。漁獲が少ないと航海が長引くため、入港の回数が減ることから隻数の減少が懸念されている。

 同町農林水産課では「現状維持を最低限に、誘致につながる取り組みを続ける。具体的には乗組員の皆さんが快適に過ごせる環境づくりや、魚価の安定のため市場の設備改善を進めていく」と話している。

 今年度は、乗組員用の休憩所やシャワー室の整備、第1売り場の床面の塗り替えなどを予定している。

(2019年4月13日付紙面より)

無料のインターネット環境を喜ぶ乗組員の皆さん=11日、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場
2019年04月13日
101 アオリイカ産卵床設置
 潜水ポイント4カ所に  (串本ダイビング事業組合 )

 串本ダイビング事業組合(小松誠司会長、会員22店舗)が12日、串本町串本にある袋港一帯のダイビングポイント4カ所にアオリイカの産卵床を設置した。

 ダイビングシーズン序盤に弾みをつける恒例の取り組みで、産卵を控えたアオリイカを同ポイントに引き寄せて鑑賞の好機をつくることが狙い。併せて藻場の減少でガレ場に産卵せざるを得ないアオリイカに良好な場所を提供することにもつながることから、最近数年は日本釣振興会も協賛し取り組みを後押ししている。

 荒天により万が一流失しても周辺環境を損ないにくいよう、手間はかかるが自然に戻りやすい天然木の枝を組んで仕立てるのが同組合の産卵床の特色。前日に最寄りの山から広葉樹の枝を3~4㍍の長さで切り出し、この日は会員事業所のスタッフら18人が手分けして数本ずつ枝元で縛り近隣の浜の砂を詰めた土のうを重りとしてつけて産卵床を仕立て、▽備前▽グラスワールド▽イスズミ礁▽住崎―の各ポイントに沈めた。

 設置期間は卵が全てふ化して役目を終えるまでで、7月ごろに引き揚げて撤去するという。この取り組みを担当する同組合イベント係の中井嘉昭さん(45)は「今年は水温が高く、1㍍前後のアオリイカがすでに産卵を始めている。今年のゴールデンウイークは10連休。ぜひ多くのダイビング客の皆さんに目の前でアオリイカやその産卵シーンを見届けてほしい」と述べ、今後の利用の弾みを期待した。

(2019年4月13日付紙面より)

ダイビングポイントに設置した産卵床(串本ダイビング事業組合提供)
設置作業に参加したスタッフの皆さん
2019年04月13日
102 毎月集まり楽しく運動
 小さなボールを使って健康に  (紀宝町 )

 「小さなボールをつかった健康運動教室」が11日、紀宝町成川の上地多目的集会施設であった。

 町内5カ所で、毎月1回実施している町の介護予防事業。65歳以上が対象で約90人が取り組んでいる。

 上地多目的集会施設の教室には10人が所属。ピーアップ新宮の健康運動指導士、杉浦資史さんが指導している。

 この日は女性7人が参加。椅子に座って20分ほどストレッチした後、ボールを使った運動に取り組んだ。音楽に合わせて、ボールを両手で握り、足に挟むなどして体を動かした。

 立った状態で左右の足を交互に踏み出し、膝や腰への負担を和らげる運動も実践した。

 ヨガマットを使って、歩く力を強くするため、左右の足を持ち上げる動きや、両膝でボールを挟み下半身を鍛えるトレーニングなどで汗を流した。

 杉浦さんは「各地区で継続して参加してくれる人も多い。ボールを握ることで筋力トレーニングになり、脳への刺激にもなる。認知症予防の取り組みですが、楽しく体を動かすことで、皆さんが笑顔になることが一番の効果」と話していた。

 町では随時、参加者を募集しており、問い合わせ、申し込みはみらい健康課(電話0735・33・0355)まで。

(2019年4月13日付紙面より)

ボールを使った運動に取り組む参加者=11日、紀宝町成川の上地多目的集会施設
2019年04月13日
103 梅風味の菓子「令和」
 つくしが新元号にちなみ考案  (新宮市 )

 新宮市橋本の(有)御菓子処つくし(立岡實社長)はこのほど、新元号にちなんだ菓子「令和」を開発した。5月1日(水・祝)の改元から同市谷王子町のつくし本店で販売を開始する。立岡社長は「今までにないお菓子。ぜひ食べていただければと思います」と呼び掛けている。

 新元号「令和」には「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味が込められている。日本の国書「万葉集」より梅花の歌三十二首の序文が典拠。菓子「令和」はカステラ生地の蒸し菓子で、中には梅肉やあんが入っている。

 「改元するとなってから、どのようなお菓子を作ろうかと考えていました。『新元号にちなんだ味に』という思いがあり、新元号が梅花の宴から取ったということで梅を入れた。なかなか難しかったです。梅と和歌山の和をイメージしました」と笑顔を浮かべた。

 ふんわりとした優しい甘さの生地に爽やかな梅の風味が香る「令和」は1個150円、5個入り750円、10個入り1500円でいずれも税別。4月29日(月・祝)、30日(火・休)の来店客に試食のサービスを行う予定。

(2019年4月13日付紙面より)

新しく開発した「令和」と立岡實社長=11日、新宮市
2019年04月13日
104 身近なことから考える  社協が職員人権研修  (新宮市 )
2019年04月13日
105 議会への関心反映されるか  有権者数や投票率の推移など  (新宮市議選 )
2019年04月13日
106 大漁と商売繁盛願う  勝浦で弁天祭  
2019年04月13日
107 平安衣装でフラメンコ  古道大門坂で踊り撮影する  (那智勝浦町 )
2019年04月13日
108 川本・下村組が優勝  総合スポーツ大会ソフトテニス  (ゆうゆうクラブ )
2019年04月13日
109 1歳児4人迎える  三尾川保育所で入所式  (古座川町 )
2019年04月13日
110 大スクリーンで白熱  マリオカート大会に12人  (田並劇場 )
2019年04月13日
111 8㍍級の真鯉など8本掲げる  潮岬青少年の家のこいのぼり  (串本町 )
2019年04月13日
112 自慢の庭を公開中  オープンガーデン熊野  (熊野市 )
2019年04月13日
113 特選に佐古金一さん 写連紀南支部3月優秀作品 (全日本写真連盟関西本部委員・弓場康廣氏選)
2019年04月13日
114 オンツツジ咲き始める  浮島の森  
2019年04月13日
115 お悔やみ情報
  
2019年04月12日
116 「パンドラ号よくやった!」
 嘱託警察犬に感謝状  (新宮市 )

 新宮警察署(髙砂=たかす=浩之署長)は10日、行方不明となっていた80代女性を生存発見、救助したとして、嘱託警察犬パンドラ号(パンドラ・フォン・クランツ・K.Y.)と嘱託指導手の榎本義清さん(57)に感謝状を贈った。榎本さんは「よくやったと声を掛けてあげたい」とパンドラ号をねぎらった。

 パンドラ号(シェパード・雌)は2009(平成21)年から県警察嘱託警察犬として活躍する11歳のベテラン警察犬。捜索救助や足跡追及、爆発物捜索を得意とする。これまで、NPO法人和歌山災害救助犬協会の理事長を務める榎本さんと共に、東日本大震災や紀伊半島大水害、熊本地震、西日本豪雨の被災現場で捜索活動にも参加している。

 同署によると、先月21日午前9時に市内の70代男性から「妻がいなくなった」旨の110番通報を受け、届け出を受理。捜索を実施するとともに警察犬の出動を要請した。同日午前11時ごろに榎本さんがパンドラ号を伴い捜索に加わったところ、約30分後に浮遊臭をたどったパンドラ号の先導により、自宅からほど近くの谷底にあおむけで倒れている女性を発見、人命救助に至った。女性は発見当時、あばら骨骨折、低体温、意識もうろう状態で市内の病院に搬送されたが命に別状はなく、現在は退院し自宅で療養している。

 榎本さんは「発見場所近くでパンドラ号が反応し、20㍍ほど下の谷に降りていったのでついていったところ、倒れている行方不明者を発見した。声掛けにも反応しなかったが、背中がわずかに動いており、驚いたと同時に安心した」と発見当時の様子を振り返り、「救える命を救いたいという気持ちで訓練していた。普段から定期的に訓練したかいがあった。引き続き精進しながら訓練に努めたい」と決意を新たにしていた。

 髙砂署長は「発見が遅れていたら命に関わることだった」とパンドラ号の活躍に感謝を述べた。 県内では現在、榎本さんとパンドラ号を含め、16人の指導員と29頭の警察犬が受嘱している。

(2019年4月12日付紙面より)

髙砂浩之署長(左)がパンドラ号と榎本義清さんに感謝状を手渡した=10日、新宮警察署
榎本さんとパンドラ号
2019年04月12日
117 落語や講談などを楽しむ
 「坐・噺の会」迎え寄席  (田並劇場 )

 串本町田並にある田並劇場で7日、紀美野町に拠点を置くグループ「坐(ざ)・噺(はなし)の会」の寄席があり、近隣住民ら約30人が生の落語や講談、大喜利などを楽しんだ。

 このグループは、関西大学落語研究会OBが中心になって6年前に結成。「小さな村や町で小さな寄席を」をコンセプトにして県内各地に寄席の裾野を広げている。昨年10月には古座川町各地で寄席を実施。さらなる南進を模索する中で同劇場の存在を知り会場提供を申し出たそうで、同劇場保存会の林憲昭さんも「この劇場で寄席をしたらどうなる?」と興味を持ち依頼に応えたという。

 出演は関大亭学乱(がくらん)さん、ひさご亭江香(こうか)さん、爪田家らいむさん、関大亭忍狂(にんきょう)さんの4人で、夢さやか社中が囃子(はやし)を響かせ生の舞台感を盛り上げた。江香さんは講談師、他3人は落語家。それぞれに1演目を披露し、大喜利も織り交ぜて約2時間のひとときを形作った。

 田並劇場は林夫妻らによる4年来の修復により昨年7月、約半世紀を経て再興した。旧来の面影を色濃く残しつつ往時の映画作品の上映会を基軸にして再出発し、イベントも積極的に開くなど幅広く活用を重ねている。日常的に親しんでもらえるよう劇場カフェを開設し、毎週月・水・土曜日の午後1時~5時に場内開放。その一端で水曜午後3時30分~5時には子ども向けの同劇場造形教室も開いている。

 イベント関係では、21日(日)に映画上映会(作品は『死刑台のエレベーター』)、30日(火・休)に「インドネシア・島々の民族音楽を求めて」と題して実践者の坪内あつしさん一家のトーク&ライブがあり、27日(土)には新たにフラ教室もスタートする。いずれも参加費が必要。詳細の問い合わせは同劇場(電話0735・70・1046)まで。

(2019年4月12日付紙面より)

「坐・噺の会」による田並劇場寄席の様子=7日、串本町田並
2019年04月12日
118 介護予防広がり見せる
 いきいき百歳体操  (紀宝町 )

 紀宝町内で介護予防を目的とした「いきいき百歳体操」が広がりを見せている。2017年度から阪松原地区を皮切りにスタートし、現在では自主活動を含めて6地区で取り組まれている。

 02年に高知市の職員が、米国国立老化研究所が推奨する運動プログラムを参考に開発した筋力運動。椅子に腰を掛け、映像を見ながら準備体操、筋力運動、整理体操の三つの運動を行う。

 厚生労働省のモデル事業として全国に広まった。同町では県からの紹介を受けて介護予防事業として実施した。

 町内6地区のうち、津本地区の深田スポーツ交流センターでは男性限定の教室を開いている。介護予防教室に男性の参加者が少ないことから、モデル地区として「津本男子」を結成。昨年10月から始まった。

 現在は10人が参加し、毎週水曜日に集まっている。10日の教室では約40分のDVDを見ながら、椅子に座った状態で準備体操から始めた。筋力運動では2・2㌔まで10段階に調節可能な重りを手首や足首に巻き、腕、ひざ、足の運動などに取り組んだ。

 参加した産屋敷基久さん(62)は「70~90代の元気な人が多い。これまで半年間続けて、足腰が衰えない程度に健康を保てている」と話していた。

 町では5月末から介護予防サポーターを養成し、町内各集会所で実施する計画だという。現在6地区で開いている教室への参加者も募集中で、問い合わせは、同町役場みらい健康課(電話0735・33・0355)まで。

(2019年4月12日付紙面より)

いきいき百歳体操に取り組む参加者=10日、紀宝町の深田スポーツ交流センター
2019年04月12日
119 はえ縄漁のPRに
 「まぐろのぼり」を町に寄贈  (南紀くろしお商工会 )

 マグロのまち那智勝浦町のPRに貢献しようと、南紀くろしお商工会(森川起安会長)は8日、町に「まぐろのぼり」を寄贈した。堀順一郎町長は「色もきれいで見栄えがする。昨年はクロマグロの資源問題による漁獲規制があったが、資源に優しいはえ縄漁を打ち出すチャンスと捉え、PRに活用させていただく」と感謝した。

 全長4㍍の青いのぼりと3㍍の赤いのぼりの一対が贈られた。町が効果的な設置場所を検討し、掲揚の日時を決める。

 この日は役場町長室で贈呈式が開かれ、堀町長、森川会長、商工会まちづくり部会の土佐修平会長、同・加藤康高副会長らが出席した。

 まぐろのぼりは国の提案公募型地域活性化事業の補助を受けて作られた。南紀熊野体験博(1999年)で会場に飾られ、現在も機運醸成のアイテムとして商工会が活用している。

(2019年4月12日付紙面より)

贈呈式で「まぐろのぼり」を広げる堀順一郎町長(中央)、関係者の皆さん=8日、那智勝浦町役場
2019年04月12日
120 世界遺産の美化に努める  新宮ユネスコと新宮RCが清掃奉仕  
2019年04月12日
121 防災頭巾を贈呈  新小学1年生202人へ  (新宮市土建協同組合 )
2019年04月12日
122 命を守る行動を  近大新宮で防災訓練  (新宮市 )
2019年04月12日
123 アケビの花  新宮城跡で  
2019年04月12日
124 新1年生の学校生活がスタート  太地小・中学校で入学式  
2019年04月12日
125 元気に遊べる子になって  保育所、幼稚園で入園式  (新宮市 )
2019年04月12日
126 元気な母が多い地域に  会員制「mam's school」開校  (那智勝浦町 )
2019年04月12日
127 スマホ台で撮影後押し  橋杭海水浴場に設置  (南紀串本観光協会 )
2019年04月12日
128 モーパラ体験導入に意欲  橋杭海水浴場で試験飛行  (串本町 )
2019年04月12日
129 横断歩道では「よく見てね」  うどの幼稚園で交通指導  
2019年04月12日
130 新1年生は207人  新宮市、北山村の小学校で入学式  
2019年04月12日
131 お悔やみ情報