ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:80件の記事がありました
【検索ステータス】 
2022年04月28日
1 地域一体で魅力ある学校づくりを
 再編に向け住民意見募集  (新宮高校・新翔高校 )

 新宮市の県立新宮高校(東啓史校長)と県立新翔高校(藤田勝範校長)は、県立高等学校教育の再編整備に当たり、住民意見を募集している。募った意見は適宜整理して公表する他、県教育委員会に上申するという。

 県教委はおととし8月、第6期きのくに教育審議会の答申後、県内各地での説明会や懇談会、意見公募などを経て「県立高等学校の再編整備の基本的な考え方」と「各地域における今後の県立高等学校の在り方」を公表。住民説明会やパブリックコメントなどで募った意見を基に今年3月、「県立高等学校教育の充実と再編整備に係る原則と指針」(以下、「原則と指針」)を作成した。

 「原則と指針」によると新宮・新翔高校は「令和6年以降に生徒数の減少が予測されることから、新宮高校と新翔高校の再編整備により学校の活力を維持するとともに、地域の多様な教育ニーズに対応する拠点校としてその一翼を担う。当面は、施設等の有効活用のため校舎制をとる」「地域の教育ニーズに応える1校への再編整備を検討し、着手する」などと記されている。

 また、「各地域で望ましい高等学校や高等学校教育について議論を深めていくことが重要」などと示されていることから、県内各地では高校再編に向けて議論が活発化しており、両校では「一人一人のやる気と可能性にこたえる高校教育を目指す」として、広く住民意見を募集するに至った。

 両校はこれまで関係者や地域住民から寄せられた意見を基に▽将来展望を叶(かな)える▽一人一人の可能性を広げる丁寧な教育▽高い目標の実現―を3本柱にした理念を作成。現在の6年生が高校に進学する令和8年4月をめどに新たな高等学校として充実を図るため、意見を募り「地域一体となった魅力ある学校づくり」に向けて議論を進めていく構えだ。

 意見は両校とも、郵便、FAX、メールなどで受け付けている。送り先は下記。意見の募集に当たり、東校長、藤田校長は「学校は地域の中にある。こんな学校であってほしい、そんな願いに応じた学校でないといけない。いい教育現場を実現するためにご意見を頂ければ」と呼びかけている。

■新宮高校

〒647―0044 新宮市神倉3の2の39

FAX 0735・21・2901

メール vision@shingu-h.wakayama-c.ed.jp

■新翔高校

〒647―0071 新宮市佐野1005

FAX 0735・31・7870

メール vision@shinsho-h.wakayama-c.ed.jp

(2022年4月28日付紙面より)

魅力ある学校づくりに向け意見募集を呼びかける東啓史校長(左)と藤田勝範校長=27日、県立新宮高校

新宮高校へのメールのQRコード
新翔高校へのメールのQRコード
2022年04月28日
2 ヒマワリで笑顔咲かせたい
 見守り員が種配り始める  (古座川町 )

 ヒマワリで皆さんの笑顔を咲かせたい―。古座川町社会福祉協議会の見守り員、久保由美子さんと下地恵美さんが27日から訪問先へヒマワリの種を配る取り組みを始めた。

 要介護認定を受けていない在宅高齢者を定期的に訪ねて状況を確かめる見守り員。長引くコロナ禍で町社協の巡回型サロン「ふれ愛カフェ♡よりみち」実施が断続的となる中、健勝でいる訪問先にできるだけ家の外に出てもらうきっかけを作れないかと考えた末、この取り組みを思いついた。

 種は久保さんが昨年仕立てたヒマワリ畑から採ったもの。これを訪問先に配り育ててもらうことで、日々の世話で外に出たり近所との話題にもしたりして同サロンに参加するような楽しさを得るという筋道を描いて実行することとした。

 「どんな花が咲くか分からない方が楽しいのでは」。久保さんは数種類の種を交ぜてこの取り組みに提供し、2人で手分けして十数粒を袋詰めし、「ふれ愛カフェ♡よりみち」からの贈り物と伝える紙も添えて200セットを準備した。育て方はお任せで、久保さんは「背の高いヒマワリも混ざっているので、プランターか庭に植えて育ててほしい。売っている種のようにうまく芽が出ないのも交ざっているかもしれないけれど、そこはごめんなさいで許してほしい」と話している。

 真っ先に配布を受けた宇津木在住の東(あずま)和代さん(97)は「頂いたものは粗末にはできないからね。畑に植え楽しく育てて、宇津木に花を増やしたい」と応えて受け取り。久保さんと下地さんは「まちがヒマワリの花でいっぱいになり、その光景を喜ぶ笑顔も咲いたら何より。皆さんが心置きなく笑って会えるよう、頑張って配りたい」と意気込んでいる。

 見守り員が訪問できる範囲で種が届かないときは電話をすれば届けるという。問い合わせは町社協事務局(電話0735・72・3719)まで。

(2022年4月28日付紙面より)

見守り員から種を受け取る東和代さん(左)=27日、古座川町宇津木
2022年04月28日
3 コロナ乗り越え初登庁
 堀町政、2期目スタート  (那智勝浦町 )

 任期満了に伴う那智勝浦町長選で当選した堀順一郎町長の2期目が27日、スタートした。同日、堀町長は支持者や町職員らに拍手と花束贈呈で迎えられて初登庁。「那智勝浦町を笑顔あふれる町にしていきたい」と誓い、さらなる協力を呼びかけた。

 町長選は24日に執行。堀町長を含めて2人が立候補したが、選挙戦を前に新型コロナウイルス感染が判明。自宅療養する堀町長に代わり、支持者が町内を巡り本人の思いを代弁。本人不在で苦しい戦いの中、2728票差をつけて一騎打ちを制した。

 ▽体育文化会館周辺の公園化を行い、世代を超えた人々が集う広場整備▽築地地区への避難タワー整備や自主防災組織への支援拡充▽町営バスの75歳以上の運賃無料化▽新型コロナウイルス収束を見据えた観光インフラの整備―などを掲げ挑んだ選挙戦だった。

 町役場前で堀町長は「16日に新型コロナウイルスに感染し、皆さま方に不安と心配をかけたことをおわびしたい」と第一声。

 叱咤(しった)激励と負託を込めた多くの票を頂いたと感謝を伝え「行ってみたい町、住んでみたい町の実現を目指して4年間やってきた。これからも住んで良かったと思える町にしていきたい。皆さんのご期待に添えるように誠心誠意まい進していく」と力を込めた。

(2022年4月28日付紙面より)

花束を受け取る堀順一郎町長(左)=27日、那智勝浦町役場
支持者らが拍手で迎えた
2022年04月28日
4 「きっとおいしいお米に」
 近大新宮中が田植え体験  (新宮市熊野川町 )

 新宮市の近畿大学附属新宮中学校(池上博基校長)の1年生48人が26日、同市熊野川町日足を訪れ、田植え作業を体験した。雨の中、生徒たちは丁寧にコシヒカリの苗を植え、収穫の日に期待を寄せた。

 市の教育目標である「郷土への誇りと愛着を育む教育の充実」を目的に2016年にスタート。11年の紀伊半島大水害後に地域の休耕田を減らす活動に取り組む「MYNS(マインズ)」(南本安信代表)を中心に、和歌山県やJAみくまのも協力している。

 東牟婁振興局農業水産振興課の岩橋良典主査は、生徒たちに田植えまでの準備工程を説明。「土をほぐしてわらをすき込む耕起や代かき、種もみの準備や育苗などさまざまな作業がある」とし、「作物は植えるだけでは育たない。今後も草刈りや獣害対策など、たくさんの苦労をしてくれる人がいるからこそ、きっとおいしい米になる」と語った。

 JAみくまのの清水重良さんは苗の植え方や足の進め方を解説。生徒たちは田んぼの泥の感触に「ぬるっとする」「足が重い」と叫びながらも、喜々として作業に励み、10㌃の水田一面に苗を植えた。

 山口瑛正君は「田植えは初めて。おかずより米が好きなので、収穫が楽しみ」と笑顔。

 稲刈りは8月下旬を予定し、米は同校の文化祭「近大新宮祭」で販売する予定。MYNSの下阪殖保さんは「責任を持って育てさせていただきます」と話していた。

(2022年4月28日付紙面より)

田植えに励む生徒たち=26日、新宮市熊野川町日足
取り組みに協力した皆さん
2022年04月28日
5 風物詩の光景で利用歓迎  本館前でこいのぼり掲揚  (潮岬青少年の家 )
2022年04月28日
6 連盟大会優勝で勢い増す  串本古座高校のバレー部  
2022年04月28日
7 研修講話で知識深める  薬物乱用は駄目  (那智勝浦町 )
2022年04月28日
8 会長に和歌山市長  和歌山県市長会の総会  
2022年04月28日
9 手話で意思疎通を  養成講座始まる  (郡市広域事業 )
2022年04月28日
10 災害時にドローンなど提供  新宮市とアドホックが協定  
2022年04月28日
11 煙とともに願いを天に  加寿地蔵尊で護摩たき  (那智勝浦町 )
2022年04月28日
12 男子団体戦3人制で初優勝  県高校柔道選手権大会  (紀南高校 )
2022年04月28日
13 「飛雪米」の田植え作業  町のブランド米として人気  (紀宝町浅里 )
2022年04月28日
14 爽やかな初夏の味覚を  サマーフレッシユの出荷始まる  (御浜町 )
2022年04月28日
15 男女4人が県代表で全国へ  全国中学生ソフトテニス対抗戦  (矢渕中 )
2022年04月28日
16 お悔やみ情報
  
2022年04月27日
17 高野坂でシロアリ被害?
 休憩所立ち入り禁止など呼びかけ  (新宮市 )

 新宮市にある世界遺産の熊野古道「高野坂」の休憩所がシロアリ被害を受けている―? 市では現在、休憩所が倒壊する恐れがあるとして、プレートとロープを設置して休憩所の立ち入りおよび使用への注意を呼びかけている。

 「高野坂」は同市広角から三輪崎までの約1・5㌔のコース。こけむした石畳や雄大な熊野灘、四季折々の植物などを眺めながら、ゆっくりと古道歩きを楽しめるコースとして人気のスポットとなっている。

 コース内には本山派山伏(天台宗系)を率いた聖護院宮が熊野三山を巡る際に利用した休憩場所と伝わる「聖護院宮の休憩所跡」があり、現在の屋根付き休憩所もその周辺に位置している。コースのほぼ中間にあり、古道歩きを楽しむ人々の憩いのスペースとなっていた。

 休憩所は、1999年に144日間にわたって開催された地方博覧会「南紀熊野体験博」の頃に和歌山県が設置したもので、設置から20年以上となる。柱部分にシロアリによる被害が見られるほか、柵や床板も経年劣化や蟻害(ぎがい)などにより腐朽している状況だ。

 市担当課によると「管理は市だが県に設置してもらったので抜本的な修理は県が行うことになっている。状況は県に説明している。『高野坂』を歩く際には、危険なので休憩所には近づかないでいただければ」と話している。

(2022年4月27日付紙面より)

倒壊の恐れがある休憩所=新宮市の「高野坂」
経年劣化や蟻害などによる腐朽が目立つ
2022年04月27日
18 防災モデルにしたい
 三輪崎区が防災施設を視察  (新宮市 )

 新宮市三輪崎区の屋敷満雄区長や区の防災担当ら6人が23日、紀宝町の津本防災センターを視察し、津本地区自主防災会(産屋敷誠会長)の取り組みを学んだ。

 津本地区自主防災会は2011年の紀伊半島大水害を教訓に、12年4月に発足。13年に防災センターが完成した。センターを拠点に、防災訓練や炊き出し訓練、子どもから高齢者までの幅広い世代を対象にした防災講話などを継続して開催。地域の防災力向上に努め、16年には「地区タイムライン」を作成し、町と連携を図ってきた。

 子どもから高齢者までが楽しく防災を学ぶ「防災チャレンジ大運動会」も開いてきた。これらの活動が評価され、昨年度の「みえの防災大賞」に選ばれた。

 視察は屋敷区長が津本自主防の取り組みを知り、三輪崎地区のモデルにしようと計画した。同センターで産屋敷会長らが津本自主防の取り組みを紹介。「今後は個別避難計画の策定と南海トラフ地震津波対策の推進を進める予定です。若い人を含めて津本地区全体の防災意識を高め、住民の生命を守るため、頑張っていきます」と伝えた。

 新型コロナウイルス対策として、カーテンの仕切りを設置し、車中泊など分散避難訓練を実施したことを学び、「意識の高さを感じた」「訓練を継続することが大事」などの意見があった。

 屋敷区長は「いい勉強になった。今後も視察し、三輪崎区の防災に生かしたい」と話していた。

(2022年4月27日付紙面より)

取り組みを聞く三輪崎区の関係者=23日、紀宝町の津本防災センター
設備や備蓄品などを視察する
2022年04月27日
19 釣りを通して海を考える
 主催事業で小学生3人ら  (潮岬青少年の家 )

 串本町潮岬にある県立潮岬青少年の家(山口和紀所長)の主催事業「海の環境を考える!本州最南端の魚釣り体験!」が23日にあり、小学生3人とその家族が海との関わり方を考えるきっかけを得るなどした。

 引き続く新型コロナウイルスの情勢により本年度も主催事業の事前告知を県広報紙「県民の友」と公式ホームページのみとし、参加者の数を抑えつつ実施を目指している同家。その最初の実施となるのがこの日の主催事業で、釣れた魚の種類や海に漂うさまざまなものから海の環境を考える内容の日帰り型の体験プログラムを準備して参加を呼びかけた。

 当日は新宮市、串本町、田辺市の小学生3人が家族連れで参加。釣りに詳しい後藤明洋副所長から海のそばで活動するときに注意すべき事柄などを教わった後、浪の浦の船瀬漁港へと移動して釣りに挑戦した。

 釣りざおの先にウキ釣りの仕掛けをつなぎ、餌はオキアミを使用。今回は▽アジ▽ムツ〈幼魚〉▽クロホシイシモチ▽カサゴ▽グレ▽キタマクラ―の6種類が釣れ、キタマクラは猛毒を持つため他の魚と一緒にしたり食べたりしてはいけないことを教わるなどした。

 その後は同家で振り返りをし、今回は釣果がなかったがゴンズイなど毒針を持っている魚もいてかかった場合はじかに触らないなど注意が必要なことも学んだ。釣りをすれば魚が得られる海だが、浜にはいろいろなものが漂着することも写真で紹介。プラスチック類は長く海を漂うと劣化で砕けてマイクロプラスチックとなり、魚が餌と間違えて食べるなど海に悪い影響を与える筋道を連想して日々の生活から海へごみを出さないことの重要さを考えるなどした。

 後藤さんは今回のまとめとして「海は楽しいが、波にさらわれるなど危険と隣り合わせの場所でもある。遊ぶときは海に背を向けず、ライフジャケットを着て楽しんでほしい」と呼びかけてプログラムを締めくくった。

(2022年4月27日付紙面より)

釣り上げた魚を興味津々に観察する参加者ら=23日、串本町潮岬の船瀬漁港
2022年04月27日
20 一字一字に心を込めて
 丸山千枚田オーナーの立て札共同制作  (木本、紀南両高校書道部 )

 熊野市紀和町の丸山千枚田に設置するオーナーらの立て札の共同制作が23日、同市の県立木本高校であり、同校書道部11人と県立紀南高校書道部3人が取り組んだ。

 この取り組みは、地元高校の丸山千枚田との関わりの一環として2011年に木本高校で始まり、翌12年からは両校合同で進められ、今年で12年目となる。杉の間伐材で作った幅9㌢縦75㌢の立て札に、それぞれが鮮やかな墨痕でオーナーの住所と氏名をしたためた。制作は4月から取りかかり、約150枚を予定している。

 木高書道部の奥村海斗部長(17)=3年=は「2回目の経験だが、緊張した。普段は木に書くことがなく、字がにじまないので難しかった」、紀南高校書道部の前田浩志部長(16)=2年=は「初めてだが、緊張で手が震えた。棚田に自分の作品が飾られるのはうれしい」と、それぞれに話した。

 丸山千枚田は、(一財)熊野市ふるさと振興公社が棚田保全の賛同者から出資金を募る「オーナー制度」を採用して保存に努めている。22日現在のオーナー数は125組135口741人。棚田の全体規模は1340枚7・2㌶で、ふるさと振興公社が4・6㌶を管理し、うち1・54㌶がオーナー用となっている。公社がオーナーを対象に取り組む、たいまつをかざして害虫を追い払う「虫おくり」行事は中止が決まっているが、5月21日(土)には「田植えの集い」開催を予定している。振興公社の和平憲一さんは、こうした行事を通じて千枚田の保存に理解が深まるよう期待し、立て札は「28日(木)までに設置したい」とした。

(2022年4月27日付紙面より)

立て札制作に取り組む=23日、熊野市の木本高校書道部室
木本、紀南両校書道部の皆さん
2022年04月27日
21 新宮高男子Bが優勝
 新宮弓友会主催の月例射会  
2022年04月27日
22 楽しく競技に慣れ親しむ
 黒潮ミニバスケットボールクラブ  (進め!!青春 )
2022年04月27日
23 串本古座が優勝飾る
 3年ぶりの連盟杯春季大会  (紀南バレーボール連盟 )
2022年04月27日
24 串本オーシャンズ連覇
 第42回マクドナルド・トーナメント  
2022年04月27日
25 お願い額433万円に設定  日赤和歌山県支部新宮市地区  (協賛委員会 )
2022年04月27日
26 感染対策、引き続き徹底を  市長が動画でメッセージ  (新宮市 )
2022年04月27日
27 選管が当選証書付与  堀順一郎氏代理人に  (那智勝浦町 )
2022年04月27日
28 給食にも影響及ぶ  食材費の高騰受けて  
2022年04月27日
29 本年度最初の避難訓練  下里小で地震・津波想定し  (那智勝浦町 )
2022年04月27日
30 ハナショウブ鮮やか  季節先取り1輪のみ  (新宮市 )
2022年04月27日
31 ナニワイバラ白く彩る  青木宏之さん宅の庭で春真っ盛り  (那智勝浦町 )
2022年04月27日
32 町長賞1席に楠本憲平さん  第3回石垣記念館写真展  (太地町 )
2022年04月27日
33 出場目指して試技に臨む  県消防救助技術会選考会  (串本町消防本部 )
2022年04月27日
34 出会い、楽しみ、交流へ  対象広げ新子育てサロン  (紀宝町 )
2022年04月27日
35 ハマヒルガオが花の盛り  新宮・王子ヶ浜海岸で  
2022年04月27日
36 琵琶を弾じ、平家を語る  荒尾努さんが平曲奉納  (熊野那智大社 )
2022年04月27日
37 お悔やみ情報
  
2022年04月23日
38 青天の下、元気よく
 住民らがこいのぼり設置  (新宮市熊野川町 )

 熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会(下阪殖保会長)は22日、新宮市熊野川町日足道路バイパス付近の水田で、毎年恒例のこいのぼり設置作業を実施。世界平和や地域活性化などへの願いを込めた。

 2011年9月の紀伊半島大水害からの復興への願いを込め、また「地域の人々を元気づけたい」との思いから、地元住民らが設置を始めて10回目。なお、今年もおととし、昨年に引き続き、災害復興イベント「鯉のぼり祭り」は新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、中止となった。

 11年まで町内イベントで使用し、熊野川行政局で保管していたこいのぼりは水害の際に全て流出。現在使用しているこいのぼりは、熊野川行政局が新聞などで呼びかけを行い、県内各地から集まったものだ。

 この日は会員と行政局職員ら約10人が設置作業に当たった。熊野杉の間伐材で作った高さ約12㍍のポール6本を立てて取り付けると、30匹のこいのぼりは青天の下、風を受けて元気に泳いだ。

 こいのぼり設置期間は5月13日(金)ごろまで。下阪会長は「新型コロナウイルス感染症のまん延やウクライナ情勢など暗い話題が続いている。少しでも明るい話題になれば。世界の平和と地域の活性化への思いを託して設置しました」と話していた。

(2022年4月23日付紙面より)

青空を泳ぐ30匹のこいのぼり=22日、新宮市熊野川町
会員ら約10人が設置作業を行った
2022年04月23日
39 ヒジキが広域で不漁
 一部は解禁見送りも  

 那智勝浦町の各漁業協同組合でこのほど、組合員のヒジキ漁が解禁。しかし収穫量は少なく、新宮市三輪崎や太地町の漁協は、資源量確保のため解禁自体を中止している。広域の不漁は「黒潮大蛇行」による海水温の上昇が、原因の一つと考えられている。

 和歌山東漁協浦神支所では、19日に解禁となった。解禁したばかりのため、今年の収穫量はまだ不明だが、4~5年前は5㌧から10㌧ほどあったのが、昨年は300㌔ほどに減少した経緯がある。支所の職員は「今年も200から300㌔ほどではないか」と予想している。

 浦神では初日の19日、組合員が漁港で収穫したばかりのヒジキを広げて干す姿が見られた。2日ほど干して乾燥させ、ごみなどを取り除いた後、浦神支所の市場に出すという。干す作業を行う80歳代女性は「今年は量が少なく、サイズも短い」とこぼしていた。

 なお、浦神に先だって宇久井漁協は1日に、和歌山県漁協勝浦支部、和歌山東漁協那智支所は14日に解禁。しかし宇久井は「近年も今年も収穫はなし」。勝浦や那智は19日午後4時現在で「目立った収穫は見られない」という。勝浦と那智は、昨年の収穫量は10㌔や20㌔と、ほぼ無いに等しい状態だったため「採りに行く人自体があまりいないのかも」と話していた。

 太地町漁協と三輪崎漁協は、解禁自体を見送った。太地は「見送りは3年連続。サイズが小さく、採ったら育たなくなる」。三輪崎は「去年も今年も見送り。磯枯れ(磯焼け)してしまっている」と語った。

 ヒジキ不漁は広範囲にわたっており、当地方の特産品の一つである、串本町の「姫ひじき」も、生育不良で2年連続の収穫断念となっている。同町串本にある県水産試験場は、生育不良の原因の一つを「黒潮の大蛇行」であると分析。

 黒潮の「枝」が流れ込むことで海水温が年間を通じて高くなるほか、潮流にも影響を与えていると考えられている。この状況は当然、串本町に限定ではなく、那智勝浦町、太地町、新宮市三輪崎も同じと思われる。

(2022年4月23日付紙面より)

収穫したヒジキを広げて干す=19日、那智勝浦町浦神
2022年04月23日
40 給食にも提供されるレンゲ米
 食を支える「地元産」㊦  

 熊野地域の特産品といえば、かんきつや海産物を思い浮かべるが、お米もふるさと納税の返礼品に並ぶなど人気を集めている。山間部を中心に田園風景が広がり、米作りに適した条件がそろう熊野地域にはいくつものブランド米がある。熊野市紀和町丸山千枚田の「丸山千枚田米」、御浜町尾呂志の「尾呂志米」、紀宝町の「飛雪米」「レンゲ米」などがそうだ。中でもレンゲ米は「地元産」として学校給食に提供されている。

  □     □

■レンゲ米



 コシヒカリのレンゲ米を栽培し、町レンゲ米栽培部会(中西和益代表)に所属する井賀淳也さん(38)は「12~13年前から取り組んでいる。10月には田んぼにレンゲの種をまき、花が咲く前の3月に耕運して肥料にしている。一手間多くなるが、安心な食材を届けるため今後も作り続けたい」と話す。

 かつて、春の田んぼにレンゲの花が咲く光景は珍しくなかった。レンゲ米は、昔から伝わる栽培方法「レンゲ農法」で作った米。今では苗を植える前に畑を作り、レンゲをすき込むことにより自然の窒素を土壌に発生させ、それを有機肥料として利用している。

 農薬や化学肥料を極力使わずに栽培できることから、2002年から同部会が取り組みを開始。「安心安全な地元食材を子どもたちに」との思いで、町内の学校給食に提供するようになった。

 会員5人が約1150㌃の田んぼで栽培し、昨年度は給食用に1万4400㌔を収穫した。本年度は町内7小中学校で計900食分、1日約70㌔を用いており、地元産品が学校給食を支えている。

(2022年4月23日付紙面より)

レンゲ米を栽培する井賀淳也さん=20日、紀宝町大里
町給食センターで調理されるレンゲ米=同日、紀宝町神内
2022年04月23日
41 玄関水槽などリニューアル 式典や行事開き今後に弾み (串本海中公園センター)

 串本町有田にある串本海中公園センター(鈴木一正代表取締役、黒田徳仁支配人)が22日、施設の一部改修を終えリニューアルオープンした。

 改修内容は▽水族館玄関水槽のリニューアル▽ウミガメプールデッキの作り替え▽レストラン「アクロポーラ」と水族館の連絡道の舗装替え▽同館壁面のデザイン変更と芝生広場への木製テーブル・いす配置による滞留環境創出―など。

 玄関水槽は、入って左側の水槽が築50年を経て水漏れなどが続いたため更新整備。幅4㍍、水深1㍍、奥行き1・5㍍の水槽を新たに据え、串本の海の浅海の様子を伝える展示へと変更。併せて周囲にファンタジックな海の絵柄を配して明るいイメージの演出を図っている。

 この日は開館に先だって式典があり、同センターの親会社・株式会社鈴木商会(鈴木一正代表取締役社長)を代表して高橋正志専務取締役は「運営を引き継いで以降17年間続けられたのは、串本の海の豊かさと来館者の愛好、関係者の力添えあればこそ」と感謝。鈴木社長を筆頭にしリニューアルに至った経緯を報告し「これからも愛されるよう、このリニューアルを機に心を入れ替えて串本の海を守る」と決意を掲げて引き続きの愛好を関係者らに願った。

 来賓を代表して平井治司副町長と南紀串本観光協会の島野利之会長が同センターの今後の弾みを期待しつつ祝辞を披露。高橋専務取締役と平井副町長、和歌山東漁業協同組合の垣下良夫副組合長で除幕をしてリニューアルを祝い、同館の森美枝館長は愛される水族館として今後も努める、同センターの黒田支配人は美しい海を守り次の世代に残す、とそれぞれ決意を掲げて関係者の立ち会いに感謝した。

 以降、記念行事として串本町立串本西小学校(福島恵美校長、児童39人)を招待し、館内見学やウミガメ放流の体験機会も提供した。

(2022年4月23日付紙面より)

除幕でリニューアルを祝う高橋正志専務取締役(左から3人目)ら=22日、串本海中公園センター水族館
記念行事で招待した串本西小に新しい玄関水槽を紹介
2022年04月23日
42 アキラ自動車が優勝 第177回職場対抗ボウリング大会 
2022年04月23日
43 38度以上の発熱なし  小児ワクチン、副反応報告  (新宮市医師会 )
2022年04月23日
44 町政への関心、投票率の回復は  過去45年間で減少続く  (那智勝浦町長選 )
2022年04月23日
45 青空の下でコンサート  吹奏楽部が昼休みに  (近大新宮 )
2022年04月23日
46 わかやまおもてなしPR映像完成  きのくに線活性化プロジェクト  (和歌山県 )
2022年04月23日
47 およげ!こいのぼりくん  すくすくワークショップ  (那智勝浦町 )
2022年04月23日
48 ストレッチマシンを体験  改修終えた体育文化会館で  (那智勝浦町 )
2022年04月23日
49 宿泊避難支援事業活用を  上限増額、実施期間は通年に  (新宮市 )
2022年04月23日
50 体操や歌で楽しいひととき  いっぷく亭、4カ月ぶりに  (紀宝町 )
2022年04月23日
51 連携を強めて楽しく  熊野ラグビー開校式に約50人が参加  (熊野市 )
2022年04月23日
52 児童文学の成立に触れる  かんりん文庫読書講演会  (串本町 )
2022年04月23日
53 真っ赤な「まりひめ」堪能  太田小児童がイチゴ狩り  (那智勝浦町 )
2022年04月23日
54 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
 【第48回】風景は食卓と土をつなぐ  

 食育と聞くと、農業体験が大切だと思っている方が多くいらっしゃいます。確かに、子どもたちが農業に触れて、食べ物がどんな風に育ち、どう収穫されているかを知ることは、とてもいい食育になると思います。東京でも、そのために田んぼや畑を借りて、子どもに農業体験をさせる家庭もあるくらいです。ただ、どこの家庭でもできることではありませんよね。わが家も、娘が3歳になる前にたった一度だけ、稲刈り体験をさせてみましたが、11歳の今では何も覚えてないそうです(笑)。そこからも機会があればやらせたいとは思うものの、時間もかかるし、なかなかできず、今日まできてしまいました。でも、体験だけが食育ではありません。私は、そんなご家庭に風景で食育することをお勧めしたいと思います。

 例えば今なら田植えの時期ですよね。車で走っていると、水の張った田んぼや、田植えをしている様子を目にすることができます。そんなときに、「あ、田植えをしているよ!」と子どもに声をかけて、その様子を見せるだけでも、十分食育になるのです。手で植えているのか、機械で植えているのか、農家の方はどんな服装で、どんな体勢で仕事をしているか、稲はどんな様子か。一つの田んぼにどれくらい植えられるのか。そんなことを田んぼを見ながら話すだけでも、子どもたちの中にはその風景が確実に残ります。今の時期に植えて、田んぼの水量を調節したり、雑草を抜いたり、手を入れてやっと秋に収穫できること。そこから稲刈りをして、脱穀をしてもみ取りをして、さらに精米をして、白いお米ができること。そんな説明をしてあげると最高ですよね。そして、家でお米を食べるとき、「今日見たよね」とその風景の話をもう一度してみてください。お米がいかに手間をかけて育てられているかが、よく分かると思います。1本の稲から採れるお米はたったの約70粒です。稲1株には22本の穂がついているので、1株から採れるお米は約1540粒! お茶わん1杯は、約3250粒といわれていますから、2株と少しのお米が必要です。そんなお話もぜひしてあげてください。

 田んぼでなくても同じです。畑を通りかかったら、「これはなんの畑かな」と一緒に見てみるだけで、立派な食育になります。今の季節は畑の上にできる作物もたくさんありますから、掘らなくても何の畑か分かりますよね。分からないときは、一緒にスマホで調べるのもお勧めです。農家の方に聞いてみるのもいいかもしれません。風景は、食卓と土をつないでくれる先生なのです。特に熊野地方には豊かな自然があるからその機会はとても多いと思います。

 これからゴールデンウイーク。どこかに出かけられるご家庭もたくさんあると思います。いつも見慣れた景色より、風景に目をやる機会も増えますし、子どもの印象にも残りやすいので、ぜひ一緒に探してみてください。食べ物と子どもの距離がグンと近くなると思います。

(2022年4月23日付紙面より)

2022年04月06日
55 地域の実情に対応
 18歳からカーローン可能に  (新宮信用金庫 )

 成人年齢を20歳から18歳に引き下げる改正民法が1日、施行された。新宮市大橋通に本店を置く新宮信用金庫(浦木睦雄理事長)では、「カーライフプラン」(マイカーローン)の契約の対象年齢を18歳以上に引き下げた。

 これまで▽1人暮らしの部屋を借りる▽クレジットカードを作る▽高額な商品を購入したときにローンを組む―といったとき、未成年者の場合は親の同意が必要だったが、民法の改正により18歳以上で親の同意がなくても上記契約や進路決定などが自分の意思で行うことが可能となる。

 そんな中、多くの金融機関が返済できなくなるリスクがあるとして、ローンの対象年齢を据え置きの20歳以上を条件としているが、同信金では公共交通機関が少ないなどといった地域の実情を踏まえ、カーローンのみ対象を18歳以上に引き下げて契約できることを決定した。

 引き下げに伴い、18歳以上から新車や中古車、バイクなどの購入のほか、免許取得や車検・修理、車庫設置などの用途で融資を受けることが可能となる。

 営業推進部の口地耕司部長と審査部の濵口康夫課長は「お金を使うということにはいろいろな責任が生じてくる。その辺の周知を含めて丁寧に対応していきたい。収支のバランスなどを考慮して審査をしていく」とし、「人口減少の中、地元で働きたいといった若い人たちを応援していければ」と話していた。

(2022年4月6日付紙面より)

新宮信用金庫がカーローンの対象を18歳以上に引き下げた(写真はイメージ)
2022年04月06日
56 観光客数回復なるか
 県割引プランが開始  (那智勝浦町も期待 )

 和歌山県民向けの旅行割引制度「わかやまリフレッシュプランS」が、4月から利用可能となった。本紙エリア内の主要観光地である那智勝浦町も、同プランによる入り込み観光客数の増加に期待を寄せる。

 同プランは、コロナ禍で落ち込む観光業界を支援するための県の施策。県民限定で、県内の総旅行代金の2分の1以内、1人1泊当たり最大5000円を補助する。利用期間は28日(木)までとなっている。

 同町の観光企画課では4日現在、まだ始まったばかりのため、同プランによる入り込み客数は未集計となっている。ようやく、新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が解除となったこともあり、今後の動向に注目している。

 また同町では3月に、初のオンライン開催となった「まぐろ祭り」(同運営委員会主催)が、目標の10倍を超える申し込みを集めるなど、盛況となった経緯がある。このため同課では「今度はリアルで来てもらえるように頑張りたい」と意気込む。

  □     □

■プランは追加募集



 他方で、肝心の同プランの申し込みは、予定の応募数を大幅に下回った。このため県は、3月31日までとしていた募集を、4日から追加募集とした。

 チケットはもともと、約1万6000人分を用意していたが、応募は約6500人分にとどまった。本来は応募があふれ、抽選を行う予定だったが、3月末現在での応募者全員が当選となった。

(2022年4月6日付紙面より)

来客を待つ宿泊施設群=4日、那智勝浦町
2022年04月06日
57 管内4カ所へ分散し放つ
 本年度の稚アユ放流実施  (古座川漁協 )

 古座川漁業協同組合(大屋敏治代表理事組合長)が5日、管内流域4カ所(佐本、三尾川(みとがわ)、明神、小川)に分散して稚アユの放流に取り組んだ。

 県内水面漁業協同組合連合会の事業委託による、管内の資源増強を目的とした春恒例の取り組み。天然アユの砕波帯調査や遡上状況を目安にし、今年は例年並みの1・5㌧を1㌧と0・5㌧の2回に分けて放流する計画を組んでいる。

 今回の放流量は1㌧で、同連合会から届いたのは紀ノ川漁業協同組合で中間育成した体長おおむね10㌢の稚アユ。当日は大屋組合長(65)と理事や組合員有志が4組に分かれて3台の輸送車を迎え、あらかじめ定めた放流場所へホースを伸ばして分散放流した。

 今年の天然アユの遡上は断続的だが昨年よりは良好との判断をしていて、引き続き理事ら組合員も各所で魚影を確認しながら状況を見守るという。大屋組合長は「県内水面漁連から届いた稚アユは思っていた以上に大きく形もそろっていて、これが解禁時にどうなるかを楽しみにしている。今年も大勢の皆さんに古座川へ訪れていただけたら」と放流の成果を期待した。

 古座川漁協管内のアユ漁の次の漁期は6月1日(水)~12月31日(土)で、友釣り漁から順次解禁となる。漁時は同漁協

が遊漁料と引き換えで発行する鑑札が必要(18歳以下は無料だが、証明書を提示して発行を受ける必要がある)で、詳細は同漁協公式ホームページの遊漁規則を参照。問い合わせは同漁協(電話0735・72・3800)まで。

(2022年4月6日付紙面より)

管内流域へ稚アユを放流する古座川漁協の組合員=5日、古座川町三尾川地区
2022年04月06日
58 春の味覚「タケノコ」満喫
 宇久井海と森の自然塾  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の宇久井半島で自然保護活動を展開する「宇久井海と森の自然塾」は3日、環境省宇久井ビジターセンター園地内でのタケノコ掘りや休暇村南紀勝浦での温泉入浴、タケノコ料理がセットになった体験行事「竹の子ウオッチング&温泉入浴」をスタートさせた。

 初日には小雨の中、近隣市町村から7人が参加。同塾運営協議会のメンバーと共に、かつては里山の棚田だった園地内のモウソウチクの林に入り、地面から顔をのぞかせているタケノコを掘り起こして汗を流した。

 新宮市佐野から参加した70代女性は「友人に誘われて2回目の参加。慣れないつるはしを使って汗が出ました」。一緒に参加した友人は「掘ったタケノコは、ワラビと一緒に炊いて食べようと思う」と話していた。

 4月中は10日(日)、17日(日)にも開催予定で、20人以上の団体は月・金・土曜日の開催も可能。参加費は大人2500円、中学生以下2200円。10人以上の団体は大人2200円、4歳以上中学生以下2000円。申し込みは、開催日2日前午後5時までに、ビジターセンター内の自然塾運営協議会(電話0735・54・2510)まで。水曜日休館。

(2022年4月6日付紙面より)

タケノコを掘る参加者=3日、那智勝浦町の環境省宇久井ビジターセンター
掘る途中のタケノコ
2022年04月06日
59 多様な性のあり方考える  御浜町で人権講演会  
2022年04月06日
60 「楽しく遊ぼうね」  紀宝町5保育所で入所式  
2022年04月06日
61 「久しぶり、元気やった?」  サロン活動再開、笑顔広がる  (紀宝町 )
2022年04月06日
62 「買い物お助けカタログ」  新宮市が最新版発行  
2022年04月06日
63 避難所運営ゲームに挑戦  チームくまのがわ  (新宮市熊野川町 )
2022年04月06日
64 アケビの花咲く  新宮城跡・冠木門近くで  
2022年04月06日
65 「わうくらす」事業紹介  動物愛護センターが講習会  (東牟婁振興局 )
2022年04月06日
66 優しく心の強い子に  たづはら保育園で卒園式  (新宮市 )
2022年04月06日
67 楽しい思い出つくって  はまゆう・こども園で入園式  (新宮市 )
2022年04月06日
68 本年度開設期間は全7期  潮岬望楼の芝キャンプ場  (串本町 )
2022年04月06日
69 浜口智道さん、田中秀子さん優勝 グラウンドゴルフ競技会「チャンピオン大会」 (串本町)
2022年04月06日
70 お悔やみ情報
  
2022年04月02日
71 さあ、新年度がスタート!
 官公庁で辞令交付式  

 官公庁で1日、辞令交付式があり、新年度がスタートした。熊野地方の各自治体の首長たちは、昇任した幹部職員や新規採用職員らを前に「地域のために一致団結して職務に」などと奮起を促した。

 新宮市では、田岡実千年市長が課長以上の管理職員、新規採用職員などと分けて人事発令通知書を一人一人に手渡した。幹部職員には「極めて厳しい時期ではありますが、全ての職員が一致団結して課題に取り組み、市民と向き合って市政を推進していかなければならない。そのためには皆さんの情熱と誇りによる、強いリーダーシップが何より重要」と訓示。

 医療職に対し「交通事情の悪い地域においては救急体制をはじめとした地域医療を取り巻く環境は極めて厳しいが、現状を認識いただき患者の目線に立った診療を」と呼び掛けた。

 また、23人の新規採用職員に対しては「まずは目の前の仕事を一つ一つこなしながら経験を積み重ね、一日も早く市民から信頼される職員に」と期待を込め「市職員としての一歩が、市の輝かしい未来の原動力になるものと確信している」と激励した。

 新規採用職員を代表し、米地祥子さんが「地方自治の本旨を体するとともに、公務を民主的かつ能率的に運営すべき責務を深く自覚し、全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行する」と宣誓書を読み上げ、新生活の一歩を踏み出した。

(2022年4月2日付紙面より)

新規採用職員を代表し、米地祥子さんが宣誓書を読み上げた=1日、新宮市役所
田岡実千年市長(左)から人事発令通知書を受け取る職員たち
2022年04月02日
72 初動と増員で強固な対応
 新宮警察署串本分庁舎開所  (和歌山県警 )

 和歌山県警察本部の4月1日付警察署の再編などに伴い、旧串本警察署庁舎が新宮警察署串本分庁舎(田原正士署長、山本貴彦分庁舎長)に切り替わった。

 旧串本署管内区域のすさみ町は白浜署、串本町と古座川町は新宮署へそれぞれ移管。県警は旧串本署を新宮署に統合し、旧串本署庁舎は同分庁舎、串本町サンゴ台にある旧串本署代替指揮所は同分庁舎別館として引き続き運用するとしている。

 警察行政面で新宮署各課から同分庁舎へ課員を配置し▽運転免許関係の手続き▽交通許認可関係の申請▽生活安全許認可関係の申請▽落とし物の届出▽警察安全相談の届出―などのサービスを継続。平日の午前9時~午後5時45分の開庁時間に利用できる。

 他の業務について開庁中は同分庁舎、時間外は同分庁舎別館を拠点にしてパトロール活動や事件事故対応などに当たる。駐在所関係では古座川町域は駐在を継続、串本町域は駐在から日勤(交代勤務)へと切り替え時間外は所内設置の電話でやりとりをする形となる。同分庁舎の時間外にも同様の仕組みを適用する。その他体制など詳細は県警公式ホームページの発表を参照。

 山本分庁舎長によると、同分庁舎に常駐する警察官の数はほぼ半減となるが母体の新宮署は数が増しており、同分庁舎管内については同分庁舎が初動し本署が増員する二段構えでマンパワーを有効に活用し今まで以上に強固な有事対応を目指すという。

 田原署長は「串本町や古座川町の皆さまにとっては本署が遠くなるが、不安があれば頼っていただきたい。体制が変わってもわれわれがやること自体は変わらない。治安維持の間断を生じさせないよう弾力的に取り組み、皆さまの不安を払拭(ふっしょく)したい」と話している。

(2022年4月2日付紙面より)

警察署の再編等に伴い開所した新宮警察署串本分庁舎=1日、串本町串本
2022年04月02日
73 15人が成長を誓う
 キナングループ入社式  (新宮市 )

 新宮市浮島の株式会社キナン(角口賀敏会長、角口孝幸社長)本社で1日、令和4年度のグループ入社式が行われた。同社への13人とグループ会社の平戸金属工業(株)(下向章弘社長)2人の計15人が会社と共に成長を目指すと誓った。

 社歌斉唱後、角口会長が「与えられた権限の中で精いっぱい羽ばたいてほしい。失敗しても構わない。それが身になるため、いろんなことにチャレンジしてください」と激励。

 役社員紹介、来賓の祝辞、社員章と記念品授与の後、角口社長は▽新しいことに積極的に挑戦する▽行動し発言する―と呼び掛け「自分の仕事に情熱を注いで、新たな挑戦の場をつかんでいってください」と歓迎した。

 新入社員代表の長谷川直人さん(22)は「温かい励ましの言葉を頂いて、決意も新たに身が引き締まる思い。まだ右も左も分からない状態ではありますが、一刻も早く株式会社キナンの一員となれるよう最大限の努力をしていきます」と決意を述べた。

 最後は同グループの経営理念を唱和し、同じく新入社員の前田大志さん(22)が「やるぞ!」のコールで士気を高めていた。

(2022年4月2日付紙面より)

入社式に出席した皆さん(2、3列目が新入社員)=1日、新宮市浮島の株式会社キナン本社(一時的にマスクを外して撮影)
2022年04月02日
74 今日から認知症サポーター
 「きほっこ」の児童が受講  (紀宝町 )

 紀宝町の放課後児童クラブ「きほっこ」の新3~6年生児童9人が参加した「ふくし」講座が3月31日、町福祉センターであった。児童たちは福祉と認知症への理解を深め、認知症サポーターの証しである「オレンジリング」と「認知症キッズサポーター」を受け取った。

 毎年、春休みに町社会福祉協議会が開催する「ボランティアスクール」が今年は中止になったことから、きほっこの児童を対象に実施した。

 町社協の名取雅博さん、須川美己さんが講師。名取さんは「福と祉には『幸せ』という意味があり、福祉は普段の暮らしを幸せにすること」と説明した。

 「辛(つら)いことがあっても何か一つ足せば幸せになる」と話し「その一つをみんなで考え、実行しよう」と呼び掛けた。

 須川さんは認知症の原因や特徴などを説明し「目を合わせ笑顔で話して」とアドバイス。▽驚かせない▽急がせない▽心を傷つけない―の三つを心掛けてほしいとした。

 講話後、児童たちは2人一組で車椅子を体験。操作方法を学び、屋外で段差や砂利道を通った児童は「初めて乗った。ささいな段差も1人で越えられないことが分かった」と話していた。

(2022年4月2日付紙面より)

オレンジリングを受け取った児童ら=3月31日、紀宝町福祉センター
屋外で車椅子体験に取り組む
2022年04月02日
75 職員の成長に期待込める  入社式と辞令交付式  (美熊野福祉会 )
2022年04月02日
76 鯨類施設工事契約で議論  臨時議会開き可決  (太地町 )
2022年04月02日
77 思い出と感謝を胸に  退職者発令式  (新宮市 )
2022年04月02日
78 再会し「1年間ありがとう」  3カ月ぶりママサークル  (紀宝町 )
2022年04月02日
79 上地葉月さん、2冠で全国へ  三重県空手道選手権大会  (紀南支部 )
2022年04月02日
80 新しいお友達こんにちは  わかば保育園で入園式  (那智勝浦町 )