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2018年04月17日
1 渡御祭でにぎわう 御創建二千五十年奉祝大祭 (本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)は15日、御創建二千五十年奉祝式年大祭の渡御祭(とぎょさい)を営んだ。約500人の時代行列が本殿から旧社地・大斎原(おおゆのはら)までを練り歩き、大勢の人でにぎわった。

 行列は神木のサカキを手にした神職を先頭に、てんぐ、修験者、巫女(みこ)、稚児、獅子舞などが続いた。ほら貝や笛の音、みこしを担ぐ男女の掛け声などが響き、道路脇で見守る人たちを喜ばせた。

 大斎原に到着後、地元中学生が『大和舞』『巫女舞』が奉納。稚児による八撥(やさばき)神事、子どもたちによる御田植神事、熊野修験者の大護摩が営まれた。

 この日の午前中に営まれた本殿祭には三笠宮彬子女王殿下をはじめ仁坂吉伸知事ら約900人が参列。九鬼宮司が国家安泰や国民の平和を祈る祝詞を奏上し、雅楽師の東儀秀樹さんが簫(しょう)と篳篥(ひちりき)演奏、俳優の今野誠二郎さんが『男舞』を奉納した。

 九鬼宮司は「皆さまに祭り当日の天候について多くの心配の声をいただきましたが、私は熊野の神様が見守ってくれていると思っていました。参加した皆さまにも祭りを一緒になって楽しんでもらえたと思います。御創建二千五十年の行事は12月まで続きますので、今後も多くの人に来てもらえるようしっかりと努めていきたい」。

 氏子総代会の榎本隆文会長は「心配していた天気にも恵まれ、本宮大社御創建2050年節目のメイン行事を無事催行することができました。協力していただいた皆さまに感謝いたします」と話していた。

(2018年4月17日付紙面より)

みこしなど約500人の行列が参道を下る=15日、田辺市本宮町の熊野本宮大社
2018年04月17日
2 工事安全と早期完成願う
 関係者や住民集い起工式  (すさみ串本道路 )

 近畿自動車道紀勢線・一般国道42号すさみ串本道路の起工式が15日に串本町立体育館であり、工事の安全と一日も早い完成を願った。

 この道路は串本町サンゴ台とすさみ町江住を結ぶ延長19・2㌔の自動車専用道路(構造規格は第1種3級)。中央分離帯を有する完成2車線とされている。江住側は紀勢線すさみ南ICと接続し、サンゴ台側に串本IC(仮称)、中ほどに和深IC(仮称)を整備し、完成時にすさみ南ICと和深ICはハーフインターとなり、串本ICは後の串本太地道路接続時にフルインターとなる。車線の計画高が南海トラフ巨大地震の最大津波高以上(海抜27~54㍍)に設定され、主に▽災害時の安全性・信頼性確保▽救急医療活動支援▽観光活性化支援―といった整備効果が見込まれている。

 国の予算計上により平成26年度から事業化されていて、前年度は串本町域でも工事用道路の設置が始まった。今年2月にはくじ野川地内でいよいよ本線盛土工事も始まり、完成までの工事の安全と一日も早い完成を願って国土交通省近畿地方整備局、和歌山県、すさみ町、串本町の共催で起工式を営むに至った。

 式中、共催者を代表して国土交通省の石川雄一道路局長は紀伊半島一周高速ネットワークの現況を報告し「全面的な協力をいただいて、地域の期待に応えるすさみ串本道路の早期開通、ひいては紀伊半島一周高速道路の全通を目指して事業を推進する」と意気込みを掲げた。仁坂吉伸知事は延伸による商機拡大を強調して地域の活力に弾みをつけ「まだ完成までには少し時間がかかる。われわれも大いに努力したいと思うが、その期待を胸にみんなで協力して早くこれが完成するようにしていきたいものだ」と考えを抱えて引き続きの熱情を促した。

 来賓を代表して二階俊博衆議院議員は完成に向け円滑な用地提供などより一層の地元協力を促し、浮島智子衆議院議員、足立敏之参議院議員が早期完成を願った。鍬入れ式を経て田嶋勝正・串本町長と岩田勉・すさみ町長も思いを言葉にし、万歳三唱で起工を祝った。

 式前にはすさみ町・下地獅子舞保存会による獅子舞や串本町・串本節保存会による串本節が披露され、式後には餅まきも実施。式場には関係者、招待者、一般来場者約500人が集い、この日の節目を共にした。

  □     □

■起工に寄せて

▽田嶋勝正・串本町長

 わが町にとってはこの道は命の道であり経済の道につながる。先ほど二階先生も言われていたが、ここからが勝負。われわれも地元でできることは全力で取り組んで一日も早い完成に向けて頑張っていきたいと思うので、皆さま方もいっそう尽力いただくことをお願い申し上げる。

▽岩田勉・すさみ町長

 串本まで一日も早く完成することをお願いたい。これはひとえに地元の者がいかに一丸となって活動をするかにかかってくるんじゃないかなと思う。私たちはこれからもよりいっそう積極的に地元の者として頑張ることをお誓い申し上げる。関係の皆さん方に今まで以上にご支援ご助力をいただきますことをお願い申し上げる。

(2018年4月17日付紙面より)

共催者らによる鍬入れ式=15日、串本町立体育館
式後の餅まきで本線の起工を祝う
2018年04月17日
3 204人が熊野巡り
 外国客船スターレジェンド初入港  (新宮市 )

 外国客船「スターレジェンド」(全長134㍍、9975㌧)が16日、新宮市三輪崎の新宮港へ初入港した。乗客のアメリカ人ら約204人が世界遺産の熊野三山巡り、瀞峡遊覧などを満喫した。外国客船の入港は開港以来4度目。本年度は14隻の客船が入港する予定となっている。

 2014年9月26日に初めてアメリカ客船「ザ・ワールド」が入港。16年4月5日にはフランス船の「ル・ソレアル」、10月13日には「ロストラル」が入港している。

 国土交通省の調べでは、17年のクルーズ船での訪日外国人は前年比27・2%増で200万人を突破し253・3万人だった。

 「スターレジェンド」はアメリカのウインドスター・クルーズ社の船。今回は同社初の日本発着クルーズで横浜、清水、鹿児島、佐世保、鹿児島、韓国の釜山、福岡、広島、高知、大阪を巡る。今回の乗客の7割がアメリカ人。平安衣装の女性たちや太地町のマスコットキャラクター「ゴン太」君、三輪崎保育園の5歳児らが乗客を迎えた。近隣観光協会による地元物産販売もありにぎわった。

 歓迎セレモニーで田岡実千年市長は熊野地方が日本の歴史上で重要な役割を果たしたことや、大自然を背景に仏神融合の熊野信仰が多くの人を魅了していることに触れ「短い時間ではありますが熊野の持つ神秘的な部分に触れていただき、幸せな気持ちに浸ってくれれば」と歓迎。船長らに初入港記念のプレートや花束、地酒を贈呈した。

 マーク・シモンズ船長は「日本の皆さまのあたたかい歓迎をありがたく思っています。今日は天気に恵まれうれしい」と感謝を述べた。

(2018年4月17日付紙面より)

三輪崎保育園児らに出迎えられる乗船客ら=16日、新宮市三輪崎
初入港のスターレジェンド
2018年04月17日
4 蓬莱、那智勝浦が県大会出場へ
 スポ少野球東牟婁予選  
2018年04月17日
5 接戦制し那智が優勝
 第2回JAみくまの杯バレーボール大会  
2018年04月17日
6 ウェブサイト開設  熊野古道の新たな魅力発信  
2018年04月17日
7 元職員ら災害振り返る  和歌山県自治研集会  (那智勝浦町 )
2018年04月17日
8 市政は市民のために 新宮市、田岡市長報告会に150人 
2018年04月17日
9 現職苦戦の予想も 熊野市議選、定数14に18人出馬の大激戦に 
2018年04月17日
10 交通安全意識を高めよう 新宮警察署、なぎ看護学校と合同で啓発 
2018年04月17日
11 野草を食べてみよう  熊野川町小口で野草観察会  (みつの地域活性化協議会 )
2018年04月17日
12 植芝道主が特別講習 本宮町、合気道国際奉納演武に110人 
2018年04月17日
13 東京支社長ら串本町訪問 ターキッシュエアラインズ、町長表敬し将士に礼ささぐ 
2018年04月17日
14 お悔やみ情報
  
2018年04月11日
15 高校生活の第一歩踏み出す
 新翔と新宮に326人が入学  

 新宮市神倉の県立新宮高校(前田成穂校長)と同市佐野の県立新翔高校(東啓史校長)で10日、入学式があった。新入生が期待と緊張感を胸に高校生活の第一歩を踏み出した。

■新翔高校



 新翔には126(男子67、女子59)人が入学した。東校長は「入学はゴールではなく新たなステージの始まり。合格発表の日の喜びと新鮮な気持ちをいつまでも持ち続け、しっかりとした目標を定めて意欲的に高校生活を送ってください」と式辞。

 染織家、志村ふくみさんと桜のエピソードを紹介し「桜は美しい花びらを咲かせるために、木全体で懸命になって最上の桜色になろうとしている。皆さんには卒業するときに、見事にきれいな桜の花を咲かせてほしい。三年間、全身で花を咲かせるための準備をし、見事な色を作り上げていって」と呼び掛けた。

 新入生を代表し、山路暁子さんは「新翔高校の生徒としての誇りを胸に、青春の日の個性を磨きながら、希望という未来に向かって精いっぱい努力する」と誓った。

  □     □

■新宮高校



 男子92人、女子108人の計200人が入学した新高。前田校長は「一人一人が主体性を持ってひたむきに努力し、将来に向かって一歩一歩力強く歩むことを期待している」と式辞を述べた。

 エイブラハム・リンカーンの言葉「Where there's a will,there's a way.(どんなに困難な道でも、それをやり遂げようとする強い意志さえあれば、必ず道は開ける)」を紹介。「新しい目標を持って果敢に挑戦し、一歩一歩確かな歩みを続けてください。努力した時間が皆さんを成長させてくれる。今日の喜びと感激を忘れず、豊かな高校生活を送るよう自分をしっかりと見つめ、持てる力を存分に発揮し励んで」。

 新入生を代表し、敷地ちるさんは「三年間、何事にも積極的に挑戦し、精いっぱい学び、努力する」と宣誓した。

(2018年4月11日付紙面より)

保護者らに見守られて新入生が入場=10日、新宮市佐野の県立新翔高校
国歌を歌う新入生ら=10日、新宮市神倉の県立新宮高校
2018年04月11日
16 小学1年生へ防災ずきん
 新宮市土建協同組合が贈呈  

 新宮市土建協同組合(松根康隆理事長、54社)は10日、市内5校の新小学1年生たちに渡してほしいと防災ずきん220個を市教育委員会に贈呈した。松根理事長をはじめとする役員ら9人が市役所を訪れ、楠本秀一教育長に手渡した。

 組合は平成22年5月に創立60周年記念で市内小学校の全児童1635人に防災ずきんを贈呈。翌年に「新1年生にも」との要望があったことから、毎年新1年生に贈り続けている。今年で9年目になる。

 松根理事長は「かけがえのない子どもの命を守るためできる限り贈呈を続けていきたいと思っています」。楠本教育長は「毎年非常にありがたい。いざという時のため防災教育にしっかりと活用したいと思います」と感謝した。

(2018年4月11日付紙面より)

楠本秀一教育長(左)に防災ずきんを渡す役員ら=10日、新宮市役所
2018年04月11日
17 地元で完成披露上映会 『熊野から イントゥ・ザ・新宮』 

 セミ・ドキュメンタリー映画『熊野から イントゥ・ザ・新宮―明治の闇「大逆事件」を乗り越えて―』の完成披露上映会(同映画上映実行委員会主催)が9日、新宮市福祉センターであり、約100人が来場した。映画は5月19日(土)から、ジストシネマ南紀で全国先行2週間のロードショーを予定している。

 映画評論家でもある田中千世子監督(68)=東京都在住=の10作目の最新作。『熊野から』(2014年)『熊野から ロマネスク』(16年)に続く熊野三部作の完結編。撮影は16年から17年にかけて行われ、夏に完成した。上映時間は83分。

 新宮市が主舞台の映画。俳優の海部剛史さんと雨蘭咲木子さんが雑誌の特集企画のため新宮へ取材旅行へ来たという設定。二人が佐藤春夫記念館、西村記念館などを訪れ、『大逆事件』で犠牲となった大石誠之助や高木顕明の志を継ぐ人々や新宮の歴史に詳しい人たちから話を聞いていく。

 アコーディオン演奏者のアラン・パトンさんが自作曲に佐藤春夫の詩『愚者の死』をのせて歌っているほか、新宮を舞台にした小説『許されざる者』の著者辻原登さんへのインタビューもある。春夫役として俳優の佐野史郎さんが特別出演している。

 「御燈祭り」「ツール・ド・熊野」「遠松忌」など新宮での神事やイベント、熊野川、王子ヶ浜などの風景も盛り込まれていて、新宮の人たちが多数出演している。

 映画の上映前、撮影に協力した『大逆事件』の犠牲者を顕彰する会の二河通夫会長(87)があいさつ。「映画を通じて日本の原郷である熊野をいかに表現しながら、熊野に住む人の優しさをどのように表現しようかという田中監督の優しさにひかれ、少しでもお手伝いをしていきましょうとなりました。田中監督の熊野を日本中だけではなく、全世界に広げたいという情熱にもひかれました。すばらしい監督に出会えて幸せです」。

 田中監督は「熊野ではいろんな出会いをしてきました。最初は自転車と風土と文化が一緒になった映画が撮れればいいなと思っていましたが、阿須賀神社の西俊行宮司に熊野の霊地を案内してもらい、もっと本格的な映画にしないといけないと思いました。一方で、二河会長の話にどんどん引き込まれ、三部作目にもう一度新宮に戻ってきました。皆さんとても優しくて、厳しくて。三部作でいいかなと思っていますが、だめだと言われているような気もします。これからも末永くお付き合いしていただければ」と述べた。

(2018年4月11日付紙面より)

上映前にあいさつする田中千世子監督(左)と二河通夫会長=9日、新宮市祉センター
2018年04月11日
18 花はなくとも交流華やぐ
 佐田桜の広場でイベント  (古座川町 )

 古座川町佐田にある桜の広場で8日、イベント「桜まつり」があり、延べ500人(主催者発表)の人出でにぎわった。

 同まつり実行委員会主催。日本さくら名所100選の一つに数えられる七川ダム湖畔の開花時期に合わせて毎年開かれているが、今年はイベントの期日よりも1週間ほど早く花盛りを迎えてしまい、遅咲きのボタンザクラを除く多くの木々が新緑の時期に差し掛かる中での実施となった。

 広場内に特設ステージ、外周の道路沿いに物産や軽飲食の販売など各種ブースが設けられ、実行委員長の西前啓市町長があいさつして開会した。ステージでは森武志さん・まどかさん夫妻の司会進行で町内のハーモニカ奏者・上村廣美さんの演奏、松下きょうこさんと青木友宏さんの紙芝居、熊野亭雲助さんの落語が順次披露され、正午にはのど自慢大会も。午後にクマノザクラトークショーがあり、好音の会の雅やかな演奏後はみくまの農業協同組合協賛の餅まきでにぎやかに締めくくった。

 各種コーナーでは焼きそばやおまぜなどの軽飲食販売、ユズやブルーベリーの加工品や民芸などの物産販売、箸つかみなどのミニゲーム提供、七川ふるさとづくり協議会や佐田郵便局のPRなどがあり、売買だけでなく気さくな交流が華やぐ場としてもにぎわった。

(2018年4月11日付紙面より)

のど自慢大会でにぎわう「桜まつり」の会場=8日、古座川町佐田
広場外周に設けられた各種コーナー
2018年04月11日
19 堤・高見ペアが優勝
 28組56人が参加しペア三和大会  
2018年04月11日
20 地元勢2部門で優勝
 第56回紀南剣道優勝大会  
2018年04月11日
21 体に優しい食材で 紀宝町、空き店舗再生事業で「ひふみ」オープン 
2018年04月11日
22 地区住民の交流の場を 北山村大沼地区で花見会 
2018年04月11日
23 収穫と食を体験 宇久井海と森の自然塾、「竹の子ウオッチング」スタート 
2018年04月11日
24 いちご大福を手作り 新宮市、中央児童館でおやつを作ろう 
2018年04月11日
25 力強い翼を持って 那智勝浦町立中学校で入学式 
2018年04月11日
26 期待に胸膨らませ  太地小・中学校で入学式  
2018年04月11日
27 新入園児をみんなで歓迎 串本町・古座川町、こども園など入園シーズン 
2018年04月11日
28 歓迎や期待受け新生活 串本町・古座川町、公立の各学校で入学式 
2018年04月11日
29 マツバウンラン  新宮市王子ヶ浜で  
2018年04月11日
30 ドキドキの1年生  新宮市小中で入学式  
2018年04月11日
31 お悔やみ情報