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2023年02月26日
1 一般会計は170億円 新年度の当初予算案発表 (新宮市)

 新宮市は24日、総額362億7923万9000円(前年度比0・7%増)の令和5年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度同規模の170億7094万8000円(前年度比0・6%増)となった。2月28日(火)開会の市議会3月定例会に提出する。

 王子ヶ浜小学校区において放課後児童クラブを開設するほか、生後12カ月までの子どもがいる家庭に対し紙おむつなどの子育て用品を支給するなど、子育て環境の充実を図る事業を多く実施する。

 三輪崎庁舎には常設エコ広場を新たに配置し、住民票や各種証明書のコンビニ交付事業を実施するなど、市民生活の利便性向上にも注力する。

 また、「災害に強いまちづくり」として、防災無線戸別受信機の追加配備や、指定避難所の改修事業を実施するとともに、林業活性化と定住促進のため、熊野材の家づくり支援事業を実施。「瀞峡めぐり」乗船場の整備や地域おこし協力隊事業など、地域活性化・過疎対策にも積極的に取り組む。

 事業推進に当たっては、国費などの財源確保を第一に、財源措置に有利な起債を活用するとともに、健全な行財政運営のため、ふるさと納税のさらなる推進や起債の繰り上げ償還による将来負担の軽減を図る。

  □     □

■歳入



 市税は、新型コロナウイルス感染症の影響が次第に改善していくことなどを見込み、総額で2・7%の増となった。地方財政計画において一般財源総額が増加していることに伴い、地方交付税が1・7%の増となっている一方で、臨時財政対策債が44・1%の減となった。それを踏まえ、予算において普通交付税については1・9%の増とし、臨時財政対策債は

50%の減を見込んでいる。

 市債は、前述の臨時財政対策債が大幅減となる一方で、市田川水系内水排水ポンプ整備事業や、千穂王子ヶ浜線整備事業分などの増により、過疎対策事業債が増となったことなどから、総額で11・7%の増。繰入金は退職手当基金や減債基金の減により、44・1%の減となった。

 歳入の構成比率は自主財源24・6%、依存財源75・4%。

  □     □

■歳出



 投資的経費では、三輪崎保育園園舎改修事業補助金の減や神倉小学校屋内運動場改修工事の皆減がある一方で、千穂王子ヶ浜線整備事業や市田川水系内水排水ポンプ整備事業の増などにより、総額で30・2%の増となった。

 義務的経費では、人件費で定年延長制度の開始に伴う退職金の減を見込む一方で、人事院勧告に基づく給料表の改定や期末手当の増などから、総額で0・7%の増。公債費では前年度に行った第三セクター等改革推進債などの繰り上げ償還が減となったことなどから、総額で18・0%減少。扶助費では生活保護扶助費などの増により総額で0・5%の増となった。

(2023年2月26日付紙面より)

2023年02月26日
2 どんな形になるのかな?
 市野々小で「氷の彫刻」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立市野々小学校(中西健校長)と町公民館市野々分館(古田桂造分館長)は24日、同校に氷彫刻家の小阪芳史さんを招いてショーを開催した。全校児童29人や地域住民が参加し、どんな彫刻が出来上がるのかドキドキワクワクしながら見守った。

 氷彫刻とは電動工具などを用いて氷の塊から立体を削り出すアートで、制作・展示時間が短いはかなさも魅力の一つ。小阪さんは新宮市三輪崎の出身で、現在は東京都のプリンスホテル高輪に所属。多くの世界大会で受賞歴がある。同校の中西校長との縁で、ショーが実現した。

 児童から「ウサギ!」とのリクエストを受けてショーがスタート。小阪さんは重さ135㌔の氷から、チェーンソーで大きな塊を切り、ドリルで目や鼻の細部を削り出していった。観客席まで氷の粒が飛ぶと、児童から歓声が上がった。2月が誕生月の児童のため、氷の中に花を描くパフォーマンスもあった。

 児童からの「今までで一番大きな作品は?」との質問には「アメリカのアラスカで湖の氷を切り出し、6日間かけて8㍍の作品を作った」、「どうやったらそんなに上手になるの?」には「最初は絵を描くところからスタートし、後は練習あるのみ」と答えた。

 和田彩音さん(6年)は「ふれあい祭りで彫刻を見たことがあるけれど、実際に作るところを見るのは初めて。お花もきれいだった」と話していた。

(2023年2月26日付紙面より)

完成した彫刻と記念撮影=24日、那智勝浦町立市野々小学校
氷の粒が飛ぶ迫力のショー
2023年02月26日
3 素晴らしい景勝、楽しんで
 瀞峡めぐり、川舟下り3月から始動  (新宮市 )

 国の特別名勝・天然記念物に指定されている瀞峡(瀞八丁)を舟で巡る「瀞峡めぐり」と、川の参詣道として世界遺産に登録されている「熊野川」を巡る川舟下りの定期乗合便が3月1日(水)から運航を始める。今季の運航開始に先立って25日、瀞峡めぐりの乗船場・新宮市熊野川町玉置口と、川舟下り乗船場の道の駅「瀞峡街道熊野川」下の河原では運航開始式典が行われ、川舟清めの儀式の後、関係者らを乗せた第1便が出航した。

 (一財)熊野川町ふれあい公社(下阪殖保代表理事)が運営する両事業。「瀞峡めぐり」は、川に流入する土砂の増加により航路整備が困難になったこと、新型コロナウイルス感染症の影響による観光客の減少、作業員の高齢化などを理由に2021年1月に休止したウオータージェット船事業を同公社が引き継ぎ、昨年3月に川舟を利用して運航を開始。玉置口から瀞峡までの往復約9・4㌔のルートを約40分かけて巡るコースで、22年度(1月まで)は4266人が乗船した。

 川舟下り事業は2005年9月にスタート。同町田長から熊野速玉大社権現川原までの約16㌔を語り部の案内とともに約90分かけて和船で下るコースで、熊野川沿いの景観を楽しむことができる人気の観光メニューとなっている。

 最も乗客が多かったのは07年度の5670人。新型コロナウイルスの影響を受け、20年度には1233人にまで落ち込んだが、22年度(1月まで)には2580人が乗船。うち、305人が外国人で、インバウンド復活の兆しも見せ始めている。

 式典には、下阪代表理事や田岡実千年市長、榎本鉄也市議会議長、東原伸也副議長、酒井清崇・東牟婁振興局長、濱口太史県議、中川洋・勝浦海事事務所長らが出席した。田岡市長が「今後もさらに多くのお客さまにお越しいただき、熊野川地域からより一層、新宮市を盛り上げていただけると期待している」とあいさつ。玉置口乗船場では、新造船の進水式も行われた。出席者らがお神酒で川舟を清め今季の運航の安全などを祈願した。

 下阪代表理事は「水鳥の目線で水に触れることができると好評だった。今季も安全に運航することができれば。多くの人に楽しんでほしい」と話していた。

 「瀞峡めぐり」の運航時間は午前9、10、11時、午後1、2、3時の1日6回。料金は大人3000円、小人(4歳~小学生)1500円。

 「川舟下り」の定期乗合便は午前10時と午後2時30分。料金は大人4300円、小人(4歳~小学生)2000円。

 ともに完全予約制で運航期間は11月30日まで。団体割引、貸切便もある。川の状況などによって運休する場合がある。受け付け、問い合わせは熊野川川舟センター(電話0735・44・0987)へ。ホームページ(http://kawabune.info)からも予約できる。

(2023年2月26日付紙面より)

関係者らを乗せて出航=25日、新宮市熊野川町田長
下阪殖保代表理事(右)と田岡実千年市長らがお神酒で川舟を清めた=同日、新宮市熊野川町玉置口
送迎用バスも新たにラッピング
2023年02月26日
4 助け合いながら活動を
 紀宝町民児協が定例会  

 紀宝町民生委員児童委員協議会(西村喜久男会長)は21日、同町鵜殿の町福祉センターで定例会を開いた。委員26人が出席し、各部会で新年度の活動を話し合った。

 定例会と研修会は毎月開催し、委員間、町、町社会福祉協議会と情報共有をしている。この日は町福祉課、地域包括支援センター、町社会福祉協議会から報告を受けた後、研修会としてふれあい、児童、相談の各部会でグループワークを行い、4月からの活動などを話した。

 ふれあい部会では、町社協の職員が全国で広がる「子ども食堂」について説明し、町内では3カ所のうち1カ所を社協が毎月開催しており、多くのボランティアの力を得て運営されていることを紹介。「受付などで運営のサポートをお願いできれば」と協力を求めた。

 あいさつした西村会長は民生委員の守秘義務について触れ、委員の活動をたとえ用があっても他人に頼むことはできず、委員ではない人と活動することもできないと注意点を伝えた。「自分だけで悩まず、横の連携で、みんなで助け合いながら取り組んでください。また、この定例会の場で分からないことがあれば相談してください」と呼びかけた。

(2023年2月26日付紙面より)

新年度の活動を話し合う委員ら=21日、紀宝町鵜殿の町福祉センター
2023年02月26日
5 令和5年度会計予算など承認  紀南環境衛生施設事務組合定例会議  
2023年02月26日
6 ウクライナへの義援金  お客の善意を集めて託す  (お食事処きく )
2023年02月26日
7 カワヅザクラが満開に  御浜町  
2023年02月26日
8 新記録も飛び出す  恒例の縄跳び発表会  (相野谷保 )
2023年02月26日
9 ママたちが「運動会」  紀宝町で子育てサロン  
2023年02月26日
10 タイヤなど不法投棄物を回収  町道相野口永田線周辺で  (紀宝町高岡 )
2023年02月26日
11 市民生活に密着した施策を  田岡市長が事業など説明  (新宮市 )
2023年02月26日
12 お悔やみ情報
  
2023年02月21日
13 自転車の魅力、全身で
 熊野川町で「清流ライド」  (新宮市 )

 新宮市熊野川町を舞台に19日、「新宮・熊野川町清流ライド with KINAN Racing Team(キナンレーシングチーム)」が開催された。あいにくの雨となったが、当地方をはじめ、大阪や名古屋などから約50人の自転車愛好家らが参加。「KINAN Racing Team」に所属するプロ選手と共に町内を周遊。自転車を通して同町の自然を満喫し、参加者同士の交流を深めた。

 新宮市と市観光協会が主催。自転車を活用した観光(サイクルツーリズム)の推進と、自転車に慣れ親しみ、自転車の魅力を感じてもらうことを目的に、NPO法人「SPORTS PRODUCE 熊野」が後援し、初めての開催に至った。

 メイン会場の熊野川ドームでは、開催に当たり田岡実千年市長があいさつ。関係団体に感謝を述べ「今後、サイクルツーリズム推進のさらなる機運醸成を図っていくため、自転車に慣れ親しみ、魅力を感じていただきたいという思いから開催させていただく次第となった。ぜひお楽しみいただければ」と呼びかけた。

 この日のコースは、UCI公認国際自転車ロードレース「TOUR de 熊野」の約15㌔に及ぶ赤木川清流コース。3班に分かれた参加者らは、休憩所の小口自然の家を目指して熊野川ドームを出発した。

 なお、熊野川ドームと小口自然の家では、(一財)熊野川町ふれあい公社(下阪殖保代表理事)と「かあちゃんの店」による豚汁やめはりずし、同町の野菜を使用したケーキ、くず湯茶が振る舞われた。また、天候を鑑み、参加者らに対し「熊野川温泉さつき」が無料開放された。熊野川ドームでは同チームのグッズ販売コーナーが設けられたほか、Eバイク(電動アシスト自転車)の体験試乗会も実施された。

 イベントでは、同チームメンバー7人によるトークショーもあった。各選手らは自己紹介を交え熊野地方や新宮市の魅力、赤木川清流コースの印象、自転車に興味を持ったきっかけなどについて話し「今年こそは『TOUR de 熊野』で総合優勝を。今年も応援してください」と呼びかけた。

 名古屋から参加した山口友和さんは「チームのファンなので参加した。あいにくの天気だったが距離も短かったので疲れることもなく楽しめました。また機会があればぜひ参加したい」と話していた。

(2023年2月21日付紙面より)

イベントに参加した皆さん=19日、新宮市熊野川町の熊野川ドーム
自然の中、自転車の魅力を満喫

2023年02月21日
14 自然保護思想の啓発に尽力
 管内2人に表彰状を伝達  (東牟婁振興局 )

 新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局で17日、令和4年度自然公園関係功労者に対する環境大臣表彰の伝達式があった。酒井清崇・東牟婁振興局長が、多年にわたり自然公園の保護とその適正な利用に関して尽力したとして、太地町の白水博さんと那智勝浦町の東定司さんの2人に表彰状を手渡した。

 自然保護思想の啓発や普及および自然公園や動植物の保護に関し、15年以上尽力し、その功績が特に顕著であると認められる個人や団体に対して環境大臣が表彰するもの。全国では18人と1団体が選ばれ、県内では白水さんと東さんの2人のみだった。

 白水さんは日本野鳥の会和歌山県支部副支部長ならびに、熊野自然保護連絡協議会の運営委員を務め、吉野熊野国立公園などで、絶滅危惧種をはじめとする鳥類の調査や保護活動に取り組んできた。子どもや地域住民を対象とした野鳥観察会を通して、自然保護思想の普及啓発に努めるとともに、公園内の安全利用のためにも尽力している。自然公園指導員の活動期間は36年に上る。

 同じく日本野鳥の会和歌山県支部幹事で、熊野自然保護連絡協議会事務局員を務める東さん。同公園などで自然観察会や野鳥観察会を企画・運営し、希少生物の実態や保全の必要性の指導など、自然保護思想の普及啓発や自然公園・動植物の保護などに尽力してきた。自然公園指導員歴は30年6カ月。

 酒井局長は「お二人は地域の誇り、受賞本当におめでとうございます。これを機会に、後進の方々にご指導いただき、今後も熊野地方の自然や鳥類などの研究保護に努めていただけましたら幸いです」と二人の受賞を祝福した。

 白水さんは「観察会を継続し開催していく中で、このような表彰を頂き、非常に光栄です。これからも大好きな鳥を通して、自然保護につなげていきたいと思います」。

 白水さんとは友人で、仲間として長年活動を共に続けてきた東さんは「二人で受賞できるとは思いもしなかった。最近の観察会では小学生が増えてきた。しっかりと教えて、若い皆さんに引き継いでもらいたい」と語った。

(2023年2月21日付紙面より)

酒井清崇・東牟婁振興局長(中央)から表彰状の伝達を受けた白水博さん(右)と東定司さん=17日、新宮市の東牟婁振興局
2023年02月21日
15 地元勢最上位は紀宝町
 美し国三重市町対抗駅伝  

 津市から伊勢市までの42・195㌔を10人のランナーがたすきをつなぐ「美(うま)し国三重市町対抗駅伝」が19日、3年ぶりに開催された。県内29市町の選手たちが力走し、市の部(14市)で熊野市は2時間48分14秒の14位、町の部(15町)で御浜町は2時間47分09秒の13位、紀宝町は2時間44分04秒で11位だった。

 新型コロナウイルスのため2年間中止になっていたが、今年は沿道からの声援を受け、1区の小学生女子が津市の県庁前を一斉にスタート。市町対抗駅伝が幕を開けた。

 2区の小学生男子から中学生男女、40歳以上男子などが各区間で激走。伊勢市の三重交通Gスポーツの杜伊勢でゴールテープを切った。市の部は鈴鹿市が2時間17分36秒、町の部は川越町が2時間21分27秒でそれぞれ優勝した。

(2023年2月21日付紙面より)

津市の県庁前を一斉にスタートする1区の選手たち(紀宝町役場提供)
2023年02月21日
16 伝統ある祭りを絶やさない
 天神社で春の例大祭営む  (那智勝浦町 )

 学問の神様・菅原道真を主神として古くから厚い信仰を集める那智勝浦町天満の天神社(髙橋正樹宮司)の春の例大祭が18日宵宮、19日に本宮の日程で営まれた。今年もおととし、昨年と同様、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から神事のみの斎行となった。

 順番に始まる那智谷筋の祭りの最後を飾る同例大祭。例年は古式弓法で大的を射抜いて鬼の邪気を払うお弓神事や祭典委員会(楠本實委員長)が先導する行列が区内を練り歩く。

 天満交友会(山東平〈さんどう・たいら〉会長)による獅子舞の地下(じげ)回しもあり、最後は餅まきが盛大に実施され多くの住民でにぎわっている。

 今年は雨天のため、社務所内で関係者ら12人が参列して静かに祭りが進められた。髙橋宮司が祝詞を奏上し、関係者が玉串をささげた。

 この日、髙橋宮司はお弓神事の際に、的場で神に供え物をするときに用いられる梅島台と松島台について、元は食べ物を載せる台であったなどと、解説。「この地域で台を手作りしているのはこの天神社のみだと思う。準備は大変だが、この伝統を後世に伝えていけるようにお祈りしました」。

 楠本委員長は「年末から検討を重ね、今回の形に至った。3年間、祭りができないのは残念だが、コロナ禍のため仕方がない。伝統ある祭りを絶やさないように、来年こそは例年通りの祭りを斎行したい」と話した。

 同社責任役員の越水政憲さんは「少子高齢化で担い手も減ってきた。しかし、伝統を絶やさないように続けていきたい」と語った。

(2023年2月21日付紙面より)

春の例大祭が営まれた=19日、那智勝浦町の天神社
2023年02月21日
17 坂野医院が優勝
 第187回職場対抗ボウリング大会  
2023年02月21日
18 エールを胸に新たな一歩
 みさきストロングスが卒団式  (新宮市 )
2023年02月21日
19 宇久井スポ少が接戦制す
 和田禎佑杯サッカーU―9  
2023年02月21日
20 今後の商品化見据え試行  旧養春小でロケット教室  (南紀串本観光協会 )
2023年02月21日
21 JAL社員に職業観教わる  串本中3年生が講座受講し  (串本町 )
2023年02月21日
22 火伏せなどを願って奉仕  古座神社で愛宕権現例祭  (串本町 )
2023年02月21日
23 義援金箱で協力呼びかける  トルコ南東部地震受け  (熊野那智大社 )
2023年02月21日
24 学校統合、市町で温度差  先進の新宮、停滞の勝浦  
2023年02月21日
25 100年以上咲き続ける  掛橋さん宅のウメ見頃  (那智勝浦町 )
2023年02月21日
26 希望者集いごみ拾う  児童会主催で清掃活動  (王子ヶ浜小学校 )
2023年02月21日
27 地元の資源、再発見  新宮市で第10回フェスタ  (南紀熊野ジオパーク )
2023年02月21日
28 災害時の協力呼びかける  防災研修部が避難場所見学ツアー  (みくまの支援学校 )
2023年02月21日
29 防寒着許可の交渉を  育友会との懇談で要望  (城南中生徒会 )
2023年02月21日
30 紀州から和歌山への歩み  文化表彰受賞し記念講演  (和歌山県 )
2023年02月21日
31 ゲームで支え合い学ぶ  広角住民対象の勉強会  (新宮市 )
2023年02月21日
32 音読の重要性を説く  公開授業研究会で講演  (神内小 )
2023年02月21日
33 ニーズに合った支援プランを  人権トップセミナーに首長ら  
2023年02月21日
34 矢渕・木本合同が準優勝  3年ぶり、紀南柔道大会  
2023年02月21日
35 学校版画展の審査結果  東牟婁地方美育協会  
2023年02月21日
36 お悔やみ情報
  
2023年02月19日
37 生徒が身近な犯罪学ぶ 警察による非行防止教室 (城南中学校)

 新宮市立城南中学校(吉田元紀校長)で17日、和歌山県警察の派遣講師による非行防止教室「キッズサポートスクール」があった。1年生53人が受講、中学生が被害者にも加害者にもなり得る、身近な犯罪について学んだ。

 規範意識の向上を目的として、学校と警察が連携し、和歌山県内の小中学校で行っているもので、城南中でも毎年、1年生を対象に実施している。今回は2人の講師が訪れ、組ごとで行われた。

 1組は、生活安全部少年課少年サポートセンター紀南分室の今西和之さんが講師を担当、生徒23人が受講した。今西さんは▽友人と3人で万引を計画したが自分は用事で現場には行っていない▽店員が間違えてお釣りを多めに渡したのに気付いたが黙っている▽お釣りが多かったのに後で気付いたが返さない―などは全て犯罪となることを語った。

 殴る蹴るに加え▽耳元で大声を出す▽髪の毛を引っ張る▽唾を吐きかける▽水をかける―なども全て暴行罪となること。▽体操服に墨汁をかける▽運動場にくいを打ち授業を妨害▽上靴を隠す▽給食用食器に唾をかける―などは器物損壊罪となること。▽悪口▽無視▽仲間はずれ―などは傷害罪になることを明かした。

 学校内外や交流サイト(SNS)内など、あらゆる場所での暴言・暴力が許されないことを強調。「ネット上の誹謗(ひぼう)中傷など、言葉の暴力も駄目。いじめは犯罪」と力を込めた。

 児童ポルノや児童買春にも言及。裸の写真がネットで拡散されてしまったり、同級生に転送した裸の写真で児童ポルノの罪に問われたりするケースもあることを伝えた。「他人に見られると良くないようなものは送信しない。ネットの情報は信用しない。写真や学校など個人情報は掲示しないように」と呼びかけた。

 「何かやってしまう前に、心のブレーキを。またやってしまった場合は、一人で悩まず相談を」とまとめた。

(2023年2月19日付紙面より)

今西和之さんの講話を通し身近な犯罪について学んだ=17日、新宮市立城南中学校
2023年02月19日
38 「まちかどカフェ」の広がりは
 福祉委員研修会で上富田町の取り組み学ぶ  (新宮市社協 )

 新宮市野田の市福祉センターで16日、福祉委員研修会があった。市内8地区の福祉委員42人が出席する中、上富田町まちかどカフェの中本多比子会長、山際冨子副会長、上富田町社会福祉協議会の前地加容次長、生活支援コーディネーターの関口玲子さんが「上富田町ふれあい・ささえあいの地域づくり」をテーマに同町の取り組みを紹介した。

 開催に当たり、前地次長は「こういう機会を頂いたことをうれしく思う。ボランティアとして活動している中本さん、山際さんの活動を、生の声で伝えられたら」とあいさつした。

 関口さんが上富田町の概要や支え合い事業などを説明。同社協が2014年から展開する、町内の会館や空き家、寺、喫茶店などを借りてカフェを展開する「まちかどカフェ」の取り組みについて「できるだけ住民主体の活動につなげるように取り組んでいる」「元気な人は皆さんがボランティアです」などと紹介した。

 新型コロナウイルス感染症の影響で現在、休止しているカフェもあるが町内各地域で30カ所のカフェが開かれており、内容は▽おしゃべり会▽健康マージャン▽見学会▽ボランティアによる演奏会▽新年会、忘年会、クリスマス会などの季節イベント―など多岐にわたる。

 中本会長は「まちかどカフェマップ」をスライドで示しながら、町内におけるまちかどカフェの広がりや運営、活動内容やカフェの現状などについて紹介し「元々あったおしゃべり会などが広がって新たにカフェとして運営している所もある」。

 関口さんは、葬儀社からエンディングノートや終活について話を聞いたり、寺で住職の法話を聞いた後、供物のお下がりの茶菓子を食べたり、防災について学びを深めたりといった各カフェの様子を案内。「カフェを行っていく上で必要な知識やノウハウを取得するため、年に数回講義や演習、実習などを行っています」と話した。

 また、コロナ禍によりカフェが休止され、再開に至っても「今まで出てきた人が来なくなった」「カフェに歩いていけなくなった」などの理由で参加者が減少している状況に対応すべく開始した「軒先カフェ」の取り組みについても説明。

 中本会長は「認知症の人への対応」「男性の参加」「リーダー育成」「参加者を増やす(地域の人や若い人を誘う)」を今後の課題として挙げた。

 講話後には4班に分かれてグループワークが行われ、参加者らは上富田町の取り組みの感想や各地域における課題などについて意見交換。

 班ごとに代表者が「男性の参画を進めるためには男性が興味を持てることを取り入れていくことが必要では」「上富田町ではお寺や喫茶店などいろいろな所を借りてやっている。参考にしていきたい」「新宮市は会館の使用料の一考を」などと発表した。

(2023年2月19日付紙面より)

登壇者らを交えたグループワークで意見交換する参加者ら=16日、新宮市福祉センター
「上富田町まちかどカフェ」の取り組みを紹介する中本多比子会長(右から2人目)ら
2023年02月19日
39 「だれでもピアノ」を設置
 商店街情報コーナーも  (新宮市「丹鶴ホール」 )

 新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」エントランスに「だれでもピアノ」が設置された。

 市民に音楽に親しむきっかけを提供するとともに、「丹鶴ホール」のにぎわい創出を目的に設置。昨年11月、同施設の大階段へ電子ピアノ「YAMAHA P―515」を設置したところ、子どもから大人まで想定以上の利用があったことから設置を検討し、ピアノへの影響などについてピアノ技師と協議の上、設置が決定した。

 新たに設置したのはフルコンサートグランドピアノ「YAMAHA CF」で、岩﨑正夫さんが1976年に市に寄贈したもの。開放時間は午前9時~午後6時(休館日や催しもののある日は除く)。使用の際は同施設総合事務室で確認を。

 また、同施設ではこのほど、市商工会議所の協力を得て「新宮市商店街情報コーナー」を2カ所に設置。市内の商店街を網羅した「しんぐう商店街MAP」を紹介するとともに、「仲之町商店街を歩く。」「駅前本通り商店街 えきまえ散歩」「たんたんタンカク商店街」などの各商店街のパンフレットも設置しており、同施設では「お気軽に手に取っていただき、まちなかを周遊していただければ」と話している。

(2023年2月19日付紙面より)

「だれでもピアノ」
新宮市商店街情報コーナー
2023年02月19日
40 実りに感謝し五穀豊穣祈る
 熊野那智大社で「祈年祭」  

 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で17日、「祈年祭」が営まれた。献穀講員の大江清一代表らが参列し、実りへの感謝と五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。

 「としごいのまつり」ともいい、古くから定められた国家祭祀(さいし)が起源。旧暦2月4日に行われていたが1873(明治6)年の改暦後は17日となった。

 11月の新嘗祭(にいなめさい)と対になる祭りで、日本列島各地で神々に食べ物やささげ物を奉り、豊かな実りに感謝し人々の幸せを祈る祭祀・儀礼が行われている。

 同大社では、男成宮司が神饌(しんせん)が供えられた拝殿で祝詞を奏上。巫女(みこ)が神楽「浦安の舞」を奉納し、参列者らが玉串をささげ、春の訪れや農作物の豊かな実りに感謝した。

 神事を終え、男成宮司は「毎年のご奉納に対し、感謝を申し上げます。今年も一年、穏やかな天候に恵まれて、秋には多くの実りを収穫できることを祈念しております」とあいさつとした。

 その後、別宮「飛瀧(ひろう)神社」でも同様に神事が斎行された。

(2023年2月19日付紙面より)

巫女が浦安の舞を奉納=17日、那智勝浦町の熊野那智大社
献穀講員が五穀豊穣などを祈った
2023年02月19日
41 早咲きのサクラ咲く  高田小・中学校の付近  
2023年02月19日
42 後期入学試験を実施  近大新宮中高  
2023年02月19日
43 取り組み結果や方針聞き意見交換  警察署協議会定例会議  (新宮警察署 )
2023年02月19日
44 おひなさまを作ろう  すくすくワークショップ  (那智勝浦町 )
2023年02月19日
45 コロナ収束や地域の安寧など祈願  王子神社で例大祭  (新宮市 )
2023年02月19日
46 右見てよし、左見てよし  わかば保で交通安全教室  (那智勝浦町 )
2023年02月19日
47 社会人のマナー学ぶ  地元就職の新卒高校生  
2023年02月19日
48 オウバイ咲き始める  紀宝町の県道沿いで  
2023年02月19日
49 電気、学校にどう届く?  関電送配電が出前教室  (井田小 )
2023年02月19日
50 鬼退治などにチャレンジ  「おたのしみ会」で盛り上がる  (飯盛保 )
2023年02月19日
51 手足形アートを思い出に  子育てサロン「ふれんZOO」  (紀宝町 )
2023年02月19日
52 かわいい踊りや鼓隊に拍手  うどの幼稚園が音楽発表会  (紀宝町 )
2023年02月19日
53 知将長照、鵜殿の地との関わり  貴祢谷社に一門の墓  (熊野の歴史を探る )
2023年02月19日
54 お悔やみ情報
  
2023年02月17日
55 新生チームで総合優勝目指す
 キナンレーシングチームが市長表敬  (新宮市 )

 新宮市に本社を構える㈱キナン(角口賀敏会長)をメインスポンサーとし、国内外でレース活動を行う「KINAN Racing Team(キナンレーシングチーム)」は15日、田岡実千年市長を訪問し、19日(日)に同市熊野川町で開催される「新宮・熊野川町清流ライド with Racing Team」への意気込みを共有するとともに、熊野地域で毎年開催されているUCI公認国際自転車ロードレース「TOUR de 熊野」における躍進を誓った。

 「TOUR de 熊野」の優勝とレースイベントの成長を最大の目標とし、それによる当地方への貢献、地域活性、スポーツ振興、自転車文化の発展に力を尽くす同チーム。

 今年は、新たに6人をチームに迎え、13人となった新生チームで「ニュージーランド・サイクルクラシック」(1月11~15日)、「シャールジャ・ツアー」(1月27~31日)に参加するなど、精力的に活動を展開している。

 19日に開催されるイベントでは「TOUR de 熊野」の赤木川清流コースを自転車で周遊するほか(参加受け付けは締め切り済み)、同チームの選手らによるトークショー、Eバイクの体験試乗会、地場産品などの振る舞いも予定されている。

 選手らの自己紹介を受け、田岡市長は「新宮市にレーシングチームがあるのは自慢できること。角口会長に心より感謝している。観光や市民の健康増進など、自転車を活用したまちづくりを進めていくために、今後もご指導を」と感謝を伝え、選手らの一層の活躍を祈念。

 新城雄大主将は「メンバーが大きく変わり、レースを大きく動かす力もあるチームになった。今年こそはチームが掲げる『TOUR de 熊野』の総合優勝を取れるように一丸となって頑張っていきたい。また、19日のイベントでも、皆さんと交流して一緒に楽しく走ることができれば」と意気込みを語った。

 石田哲也・代表取締役社長は「移籍してきたメンバーは各チームのエースクラスなど、活躍していた選手なので間違いなく日本一のチームだと思う。しっかり成績を出して、会長と市長に報告できるような活躍をしたい。今年こそは創設から掲げている総合優勝を勝ち取れるように頑張りたい」と話していた。

(2023年2月17日付紙面より)

田岡実千年市長(前列中央)を訪問した角口賀敏会長(前列中央右)、石田哲也・代表取締役社長(同左)、選手の皆さん=15日、新宮市役所
2023年02月17日
56 聞こえない不便を知る 聴覚障害について学習 (新翔高校)

 和歌山県立新翔高校(藤田勝範校長)で7日、1年生と2年生を対象とした人権講話があった。1年生65人は、聴覚障害についての講話を受講。聞こえない人の不便を知り、理解を深めた。2年生108人は、デートDVについての講話を聞いた。

 1年生の講話では、新宮市在住で新翔高校の出身、和歌山県聴覚障害者協会理事の辻山尚美さんが講師を務めた。演題は「聞こえない人のこと、手話のことを知ろう」で、社会福祉法人美熊野福祉会の大代聖子さんが通訳した。手話通訳派遣事業を行う同福祉会が新翔高校から、障害者福祉の人権講話の依頼を受けて協力、毎年実施している。

 辻山さんは、生後6カ月ごろに耳が聞こえなくなったことを紹介。「言葉の習得前だった。口の形を読み取る訓練ができる民間の学校が大阪にあり、そこに行った後、大阪のろう学校に入った」と明かした。

 発音の訓練として、先生の胸に手を当て、舌の動きを教わるなどして、五十音を学習。次は「黒板」「柱」「机」など、物に名前を貼って覚えたと説明した。「間違ったら怒られ、苦しくて泣いていた。昔は手話は言語とは認められず、使わないように言われていた」と伝えた。

 小2の頃に丹鶴小学校に編入し、緑丘中、新翔高校と進んだことを示した。「先生は、話すことをなるべくたくさん黒板に書き、分からない時は友達も教えてくれた。先生は口元を見せながらゆっくり話し、英語のヒアリングテストは別の問題を用意してくれた」と紹介した。

 手話以外のコミュニケーション術として、「口話」「筆談」「空書」「身振り」などがあることを解説。紀伊半島大水害の際に避難所に行き、聞こえないため不安だったことも明かした。「命に関わるときに助けてもらえる場合もある。聞こえない人がいることを気付いてほしい」と力を込めた。大代さんによる、障害者差別解消法の合理的配慮についての説明もあった。

(2023年2月17日付紙面より)

聴覚障害者の不便を知り理解を深めた=7日、和歌山県立新翔高校
講話する辻山尚美さん
2023年02月17日
57 町内7カ所で受け付け開始
 トルコ・シリア地震救援金  (古座川町 )

 古座川町が15日、2023年トルコ・シリア地震救援金の受け付けを始めた。▽役場本庁▽役場各出張所(小川・三尾川〈みとがわ〉・七川)▽保健福祉センター▽中央公民館▽七川診療所―の計7カ所に同救援金箱を設置したので、そちらへ協力を寄せてほしいという。

 トルコ共和国ガジアンテプ県で現地時間6日未明以降続く地震の被災者救援が目的。集まった救援金は日本赤十字社和歌山県支部の窓口に託すとし、受付期間は5月下旬までとしている。

 海外メディアの情報によると、同日早朝時点で両国合わせて死者数が4万1000人を超え、トルコは3万5000人を超え過去最多だった1939年の地震を上回っている状況。推計値で両国計約2600万人が被災していると伝えられている。問い合わせは町住民生活課(電話0735・67・7900)まで。

(2023年2月17日付紙面より)

役場本庁舎に設置している2023年トルコ・シリア地震救援金箱=15日、古座川町高池
2023年02月17日
58 旬のブリやサバを水揚げ
 宇久井中2年が大敷へ  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立宇久井中学校(坊信次校長)の2年生20人が16日早朝、宇久井漁業協同組合の協力の下、漁業体験学習に臨んだ。第三十宇久井丸と第三十六宇久井丸に乗船した生徒たちは、大型定置網(通称・大敷)から旬の地魚が引き揚げられる様子を見学し、漁師の仕事に触れた。

 宇久井大敷の歴史は1926(大正15)年に始まる。黒潮の影響を受ける好漁場であり、ブリやサバ、アジ、サワラなどを主に四季折々の魚種が取れる。48(昭和23)年にはブリの大漁によって宇久井中学校の旧校舎が建設されたとも伝わっている。

 漁業とのつながりの深い同校は20年以上海洋教育に取り組んでおり、地元漁師が講師となって漁業の歴史や漁法、魚種、料理法などを生徒たちに伝えている。漁業に関わる人々の苦労や水揚げの喜びを共にすることで、将来の後継者育成も視野に入れている。

 明け方の宇久井漁港を出発した生徒たちは、漁師と共に沖合約3㌔の定置網へ。この日の漁獲量はサバを中心に約1・7㌧で、大きな寒ブリが引き揚げられると、生徒たちから「お~!」と歓声が上がった。

 清水漣さんは「朝早くから大変な仕事だと思ったけど、体験できて楽しかった」。谷口美香さんは「船酔いして少し大変だったが、日の出の景色に感動した。サバの唐揚げが食べたい」と話した。

(2023年2月17日付紙面より)

旬のブリやサバが水揚げ=16日、那智勝浦町の宇久井漁港
漁船に乗る生徒たち
2023年02月17日
59 新翔高男子Aが制す
 新宮弓友会主催の月例射会  
2023年02月17日
60 50人が交流深める
 キッズサッカーフェスティバル  
2023年02月17日
61 三輪崎剣道クラブが3位
 若鷲・若獅子旗争奪貴志川剣道優勝大会  
2023年02月17日
62 なぎなた競技で熱戦 市民スポーツ祭典2022 (新宮市)
2023年02月17日
63 競技の魅力を知って
 バレーボール体験会  (新宮バレーボールスポ少 )
2023年02月17日
64 漁法やツアーがコンテンツに選定  関西観光本部が現地視察  (那智勝浦町 )
2023年02月17日
65 スマホ申告・納付を呼びかけ  令和4年分の確定申告始まる  (新宮税務署 )
2023年02月17日
66 海の青に黄が映える  オオキバナカタバミ  
2023年02月17日
67 技術向上や健全育成図る  県警特練生らが防犯剣道教室  (新宮警察署 )
2023年02月17日
68 ピアノとカホンで迫力の演奏  「→Pia―no―jaC←」ライブ盛り上がる  (新宮市 )
2023年02月17日
69 「みんな笑顔の会」開く  太田小が地域の高齢者招き  (那智勝浦町 )
2023年02月17日
70 釈迦の遺徳をしのぶ  宗應寺で「涅槃会」法要  (新宮仏教会 )
2023年02月17日
71 向井健雅氏を議長に選出  副議長には萩野進也氏  (紀宝町議会 )
2023年02月17日
72 谷野さん(鵜殿小)、山神さん(矢渕中)校長賞に 第5回きなん小中学生俳句コンクール (紀南高校)
2023年02月17日
73 早春の訪れ告げるように  役場を飾るウメ咲き進む  (古座川町 )
2023年02月17日
74 支え合いを願い義援金寄託  那智勝浦町の小阪三喜子さん  (串本町 )
2023年02月17日
75 串本との縁を考えて寄託  県のトルコ災害義援金へ  (串本地区土木協同組合 )
2023年02月11日
76 那智駅のカンザクラ開花
 シンボルは今年も咲かず  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町浜ノ宮のJR那智駅のカンザクラ(寒桜)の開花が始まった。早咲きで知られるこのサクラは毎年1月初旬から咲き始め熊野地方の春を一足早く知らせてくれる。道の駅なち側にある地域のシンボルとされていたカンザクラは、今年も開花しなかった。

 カンザクラは栽培品種で、カンヒザクラとヤマザクラの雑種。早咲きで有名なカワヅザクラよりも開花は早い。これまで、本紙などでもカンヒザクラとして紹介されてきた木だ。

 日本クマノザクラの会会長も務める国立研究開発法人森林研究・整備機構「森林総合研究所」の勝木俊雄さんによると、那智駅の木々と枯渇している道の駅側の木はいずれもカンヒザクラではないと解説した。

 開花している駅ホームの2本は、8日現在で七、八分咲きほど。美しいピンク色の花の蜜を求めて小鳥やミツバチでにぎやかとなり、その様子をスマートフォンなどで撮影する駅利用者や地域住民らの姿が見られた。

  □     □

■シンボルは花付けず



 隣接する道の駅なち側のカンザクラは、地域のシンボルとして、来駅する人々の目を楽しませていたが、3年前から樹勢が弱り始めた。

 管理する町農林水産課では、これまでに東牟婁振興局林務課や県の林業試験所に相談し、肥料を与えて除草するなどの対策を進めてきた。

 その努力もあってか、おととしは勝浦側(西側)の幹の花は咲いたという。今年は西側・東側ともに花を付けず、枯渇状態となっている。

 町では、全て枯れてしまった場合に対応するため、生きている幹から出た枝を採取してヤマザクラを台木に接ぎ木をして育てる取り組みも行っている。

 大阪府からバイクで訪れた50代男性は「以前に来た際はきれいに咲いていた覚えがあるので、元気がないのは寂しい。駅側にもあったのは知らなかった。こちらはきれいに咲いていたのでうれしく思う。この2本は枯れないでほしい」と話していた。

(2023年2月11日付紙面より)

一足早く春を知らせるカンザクラ=8日、那智勝浦町のJR那智駅

今年も花を付けなかった道の駅なち側のシンボルの木
2023年02月11日
77 手を出さない強い心を培う
 古座中で薬物乱用防止大会  (古座川町 )

 古座川町立古座中学校(井口英夫校長、生徒73人)で9日に薬物乱用防止大会「わかやまNO!DRUG!フェスティバル」があり、生徒らが不正薬物の経路や誘いの断り方などを教わって手を出さない強い心を培うなどした。

 この大会は、県が各保健所を架け橋にして学校や不正薬物等関係諸機関・団体と連携して共催している全校規模の啓発行事。この日は新宮保健所串本支所の和田安彦支所長が実施の趣旨、井口校長が学びの動機付けをして開会した。

 序盤は大阪税関和歌山税関支署新宮出張所の市口知さんが「税関の仕事と不正薬物等の密輸について」と題して講演。不正薬物などの摘発で活躍する麻薬探知犬「エスメ」号のデモンストレーションも織り交ぜ、さまざまな不正薬物等がさまざまな手口で国内へ持ち込まれようとしている現実を印象づけた。

 中盤は同支所保健環境課の藪内弘昭さんが○×クイズで正しい認識を深め、県福祉保健部健康局の榎本章さんが薬物事犯の検挙状況を説明。県内の検挙者数は人口比率で考えると決して少ないとは言えず、10~20代の占める割合が高く好奇心や雰囲気に飲まれて手を出すケースが多いなどの状況を伝えて自衛の必要性を諭した。

 終盤は生徒を代表して西脇大貴さん、巽乙葉さん、橘心優さん(以上2年)、山田果菜さん(1年)、大屋孝太さん(3年)と教員がペアになり、どのように誘われるかや断り方(話題をそらす、何度も同じことを聞く、延々とためらう、誘ってくる相手が引かないようなら何か理由をつけて立ち去る)を実演。生徒会の谷口菜乃会長(2年)が「薬物の誘惑に乗ると心と体を壊し、他人にも迷惑を掛けてしまう。身を守るためには一人一人が手を出さない強い心を持たなければならない。『ダメ。ゼッタイ。』の合言葉をみんなに呼びかけて薬物をこの社会から無くすることを決意する」と宣言して気持ちを引き締めた。

 最後に大会の始終を見届けた県薬物乱用防止指導員串本地区協議会の堀正会長は「薬物を断る実演をして、『ダメ。ゼッタイ。』の強い意志を生徒さん全員が持ってくれたと思う」と確信を掲げ、税関や同支所の説明で必要な知識も身に付いたと振り返って締めくくった。

(2023年2月11日付紙面より)

麻薬探知犬デモンストレーションや断り方実演の様子=9日、古座川町立古座中学校
大会宣言を掲げる谷口菜乃会長
2023年02月11日
78 歯科受診の習慣つけよう
 無料券でフッ化物塗布  (紀宝町 )

 予防のため定期的に歯科を受診する習慣をつけてもらおうと紀宝町は2015年度から、小中学生に年2回分のフッ化物歯面塗布の無料クーポン券を送っている。本年度分クーポンの使用は3月末までで、早めの受診を呼びかけている。

 町では歯の健康への意識を高めてもらうため01年から歯科衛生士が常勤し、さまざまな歯科保健事業に取り組んでいる。

 乳幼児期には歯科健診でのフッ化物歯面塗布、保育所・幼稚園でのフッ化物洗口(うがい)を希望者に行っており、小中学生になると、歯科でフッ化物塗布を受けられるクーポンを送付している。

 本年度は昨年4月に対象者へ2回分を送っており、なくした場合でもみらい健康課で再発行できるという。

 受診すると、年齢に適した歯ブラシや好みの風味の歯磨き粉がもらえる。クーポンを利用する場合は、町内の協力歯科医院に予約し、当日、クーポンを持参する。

 フッ化物塗布は高濃度のフッ素を歯科医師や歯科衛生士が歯に塗り、歯の質を強くするもので、歯の生え始めや、永久歯へ生え替わる時期の子どもの虫歯予防として行われている。半年に1回の頻度で塗布すれば効果的だという。

 同課の歯科衛生士、竹田仁香さんは「虫歯ができてしまってからの治療ではなく、予防として歯科を受診する習慣をつけましょう」と呼びかけている。

(2023年2月11日付紙面より)

乳幼児健診でフッ化物歯面塗布を受ける子ども=紀宝町鵜殿の町福祉センター
2023年02月11日
79 災害への危機意識養う
 王子ヶ浜小で地震・津波避難訓練  (新宮市 )

 新宮市立王子ヶ浜小学校(谷口幸生校長、児童325人)で9日、地震・津波避難訓練があった。児童らは落ち着いて避難経路をたどるなどして防災への意識を高めた。

 避難経路の確認や方法を身に付け、災害への危機意識を養ってもらおうと毎年実施している。この日は当地方に震度5強の地震が起きた後、津波が発生したと想定。緊急放送が流れると児童らは防災頭巾をかぶって身を守り、教職員の指示に従って海抜20・6㍍の学校屋上へと逃げた。

 避難完了後、谷口校長は話をせず、素早く避難できていたと講評。あらゆる状況を想定しておくことが大事と語り「いつ、どこで、どの程度の災害があるか分かりません。いざという場合のために『心の準備』『物の準備』『連絡の準備』など、家族の人たちと話し合って確認して」と話した。

 避難時に重要な「押さない、走らない、しゃべらない、戻らない、近寄らない」を略した「おはしもち」を伝え「訓練を通じて常に意識し、もしものときには実行できるように覚えておいてください」と呼びかけていた。

(2023年2月11日付紙面より)

落ち着いて避難経路をたどる児童ら=9日、新宮市立王子ヶ浜小学校
谷口幸生校長(右)の話に耳を傾けた
2023年02月11日
80 できる限りの支援を  二階氏がトルコ大使館訪問  
2023年02月11日
81 目標達成に向け現状確認  オンラインで大規模氾濫減災協議会  (和歌山県 )
2023年02月11日
82 現職3陣営が出席  両選挙区ともに無投票か  (和歌山県議選立候補予定者説明会 )
2023年02月11日
83 特選に垣本正道さん  写連紀南支部1月優秀作品  
2023年02月11日
84 下里中生徒が稽古に励む 11日の「御弓祭」に向けて (那智勝浦町)
2023年02月11日
85 未来社会の実現に貢献を  宣言式でデジタル納税推進誓う  (新宮納税貯蓄組合連合会・新宮納税協会 )
2023年02月11日
86 従業員総意で義援金を寄託  トルコとの友好思い小森組  (串本町 )
2023年02月11日
87 男女とも全国平均上回る  小中学生の体力調査  (熊野市 )
2023年02月11日
88 町づくりの中に人権問題を  3年ぶりに人権講演会  (紀宝町 )
2023年02月11日
89 消防団への理解を求める  女性団員らが促進キャンペーン  (紀宝町 )