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2019年06月21日
1 「空き家問題だけじゃない」
 農地転用における課題など  (新宮市 )

 高齢化や若者の都市部への流出などで全国的に放置され荒れた農地の管理が問題となっている。高齢人口比率35・5%(2018年1月1日現在)となっている新宮市においても空き家問題同様、所有者が高齢で管理が困難であったり、相続した農地を持て余したりするなど、農地の利活用が課題となっている。

 農地を農業以外の目的に利用することを「農地転用」という。農地転用の際には、権利の移転などを行う場合、原則として国や都道府県知事の許可が必要となる。農地転用許可制度を適正に運用し、優良農地を確保する目標を立てるなどの要件を満たしている一部自治体は、指定市町村として都道府県と同様の権限を有するが、それ以外の自治体では「農地法」が定めた規定により手続きが必要となる。

 市町村の農業振興地域整備計画により農業を推進することが必要と認められた「農業振興地域内農用地区域」においては、農地以外での土地利用が厳しく制限されている。また、一般人が畑などを所有し耕作する場合は1000平方㍍以上(新宮市の場合・自治体によって異なる)持つことが必要とされており、市民からは「農道の整備拡幅や舗装なども大事。農道沿いに住宅が建っている所もたくさんある」「高齢になり耕作ができず近所迷惑になってしまい心苦しい」などと規制緩和を望む声も聞こえてくる。

 農地などの利用関係の調整、農地の交換分合その他農地に関する事務を執行する「農業委員会等に関する法律」の改正により、市では17年12月1日、農地利用の最適化を推進するため農地利用最適化推進委員を設置。担当区域の農地の無断転用や耕作放棄地の防止・解消などを図るための利用状況調査、農業者からの相談対応や助言指導を行うなど、人と農地とのマッチング、農地利用の最適化を図る業務を担っているが、その役割としては「農地の有効利用の意義・重要性を地域に伝えること」であり、農地転用についての業務は農地法に基づいた審査にとどまっている。

 農業委員会の担当者は「農業を振興する立場として、守るべき農地を明確化していく必要がある」と話している。

(2019年6月21日付紙面より)

(イメージ写真)
2019年06月21日
2 歌に合わせて体動かす
 ゆうゆうクラブ女性部が音楽体操  (新宮市 )

 新宮市ゆうゆうクラブ(老人クラブ連合会)女性部(石原千里部長)は19日、市福祉センターで令和元年度「健康づくり教室」を開いた。会員約100人が参加し、音楽に合わせて体を動かした。

 音楽を通じて脳の活性化と健康づくりを推進しようと、「楽しい音楽体操」をテーマにピアノや健康体操の指導などを行う宇都宮惠美さんから教わった。

 石原部長は「女性部も1000人を超え、おおいに活動を」とあいさつ。宇都宮さんは「すてきな曲に合わせて体を動かせばあっという間」「痛いとストレスになるので、気持ちいいと感じる程度に」など解説しながら指導した。

 会員は背筋を真っすぐするための「手振り体操」をはじめ、隣の人と触れ合う動きや脳トレの動作を取り入れた手遊び、ボールやひもなどの道具を使った体操などにもなじみの歌に合わせて取り組んだ。会場には歌声と笑い声が絶えず響いていた。

 宇都宮さんは「これを機に継続して実施したい。人の輪に入り、笑いながら過ごすのはいいこと。たくさんの人が来てくれてよかった」。

 松﨑和代さん(84)=船町=は「散歩以外は座り込んでばかりで、体を思うと体操をしたいと考えていました。誘っていただき、参加できた。ありがたいこと」と笑顔。閉会に当たり河原良子副部長は「皆さんの心が大きな一つの輪になって楽しいひとときを過ごし、認知症も遠ざかったのでは」と締めくくった。

(2019年6月21日付紙面より)

100人が輪になって取り組んだ=19日、新宮市福祉センター
2019年06月21日
3 事前説明受け準備始める
 メ市派遣の中学生7人ら  (串本町教育委員会 )

 串本町教育委員会(潮﨑伸彦教育長)が19日、同町文化センターで本年度姉妹都市青少年交流事業〈派遣事業〉に参加する町内在住の中学生7人とその家族を対象にした事前説明会を開き、事業の概要などを伝えて質問に答えるなどした。

 この事業は1994(平成6)年度に旧串本町で始まり、現串本町は教育委員会事業に位置付けて継承実施している。後者は西暦奇数年に国際姉妹都市・トルコ共和国メルシン市(以下メ市とする)などへ青少年を派遣し同偶数年にメ市などから青少年を受け入れる形で相互交流を重ねる流れにあるが、派遣については同国の治安悪化に伴い直前中止した2013(平成25)年度以降2回見送ったため8年ぶりの実施となる。

 本年度の派遣先は今も相互交流が続いているメ市で、7月21日(日)午前11時に出発し29日(月)午後6時ごろ帰町する8泊9日の行程で赴く。メ市滞在は現地時間で22日(月)から27日(土)までの6日間で、その前後は移動日。交流プログラムは調整中で、近日中にメ市から同町教委に連絡が入る見込み。

 中学生7人の内訳は男子2人と女子5人で、学年で見ると1~3年生がそろっている状況。町内の中学校経由で、古座中や近大附属新宮中に通う中学生には個別でそれぞれ案内を出して参加を呼び掛けた。同町総務課付けで国際交流員を務めるトルコ人女性ドゥルナ・オズカヤさんら引率者3人を加えた10人で青少年団を結成し、ホームステイをしながら同プログラムに臨むという。

 同説明会は中学生7人と引率者3人がそろって初顔合わせするタイミングとなり、同町教委教育課の平田秀次長は同事業の経緯を伝え「皆さんの作文を読んでしっかりとした目的意識を持っていることに感心した」と述べつつあいさつ。同団を結成する10人が自己紹介をし合った後、同町教委が派遣事業の行程の説明と早急のパスポート取得や海外旅行保険加入推奨などの事務連絡をし、オズカヤさんが同国やメ市の紹介と事前に求めた質問事項への回答をするなどして来る派遣に向けた準備の初動を固めた。

(2019年6月21日付紙面より)

メ市派遣に参加する中学生やその家族にあいさつする平田秀次長=19日、串本町文化センター
2019年06月21日
4   

2019年06月21日
5 3決で同地区対戦も
 串本、宇久井がそろって関西大会へ  (オークワカップWTV小学生サッカー )
2019年06月21日
6 川村淳二さんが優勝 新宮グラウンドゴルフ同好会「あじさい大会」 
2019年06月21日
7 髙野乙葵君(新宮バドスポ少)が全国へ
 全国小学生ABCバド県予選で優勝  
2019年06月21日
8 楽しく体を動かす  熟年クラブが健康講座  (那智勝浦町 )
2019年06月21日
9 より良い学校づくりを  城南中で生徒総会  (新宮市 )
2019年06月21日
10 情報発信や高齢者問題など  新宮市議会一般質問②  
2019年06月21日
11 ササユリが見頃  農家民泊不動坂  (那智勝浦町 )
2019年06月21日
12 オリジナルのけん玉作る  「つくってあそぼう!」  (新宮市中央児童館 )
2019年06月21日
13 防災意識を高める  三輪崎保で立ち合い訓練  (新宮市 )
2019年06月21日
14 タッセル作りを楽しむ  日好荘スマイルカフェ  (那智勝浦町 )
2019年06月21日
15 103組が部門別で対戦 第39回ソフトテニス大会 (串本セントラルクラブ)
2019年06月21日
16 児童12人伝統文化に学ぶ  本年度茶道子供教室開講  (古座川町 )
2019年06月21日
17 大正琴の演奏楽しむ  恒例の「カフェいっぷく亭」  (鵜殿地区 )
2019年06月21日
18 4議員が町の見解ただす  紀宝町議会一般質問②  
2019年06月21日
19 候補者に聞く  那智勝浦町議選  
2019年06月21日
20 旧梛の設備費など計上  6月定例町議会が開会  (太地町 )
2019年06月21日
21 票の行方に注目集まる  町内各所で舌戦展開  (那智勝浦町議選 )
2019年06月21日
22 お悔やみ情報
  
2019年06月19日
23 3団体に表彰状
 ひまわり基金地域貢献賞  (新宮信用金庫 )

 新宮信用金庫(浦木睦雄理事長)は17日、同金庫エリアで地域社会貢献活動を行っている3団体にひまわり基金地域貢献賞を贈った。受賞したのは「ほたるを守る会」(蔵本一範代表)、「絵本の会 よむよむ」(山縣いずみ代表)、「阿田和交流会」(松本有希代表)。

 同金庫は地域貢献事業を行うことを目的に1999(平成11)年4月に「しんぐう信金ひまわり基金」を設立。地域振興や環境保全などのボランティア活動に努める団体を毎年表彰し、活動を助成している。新宮市徐福のステーションホテル新宮で開催された総代懇親会席上で、浦木理事長が出席した代表者らに賞状と目録を手渡した。

 「ほたるを守る会」はほたるが飛び交う美しい紀宝町を目指し発足。今年で活動24年目となる。小学校での講演やほたるが光る時季のパトロールなど、年間通してさまざまな活動を行っている。蔵本代表は「思いもかけず栄えある賞を頂いて驚いている。これを機に、もう一度改めて頑張りたい」と喜びを示した。

 「絵本の会 よむよむ」は1997(平成9)年の設立以来、那智勝浦町内で子どもの読書を推進する活動を行っており、子どもの発達教育や人格形成、コミュニケーション能力の成長に貢献している。2016(平成28)年に文部科学大臣賞を受賞。翌年に伊藤忠記念財団助成金対象に選出された。山縣代表は「設立して20年が経過した。いつまでも若い気持ちで、カタツムリの歩みのごとく活動を続けていきたい」。

 「阿田和交流会」は三重県御浜町阿田和地区の伝統文化の保存と継承に尽力。4月の阿田和例大祭での獅子舞の奉納や盆時期の初盆宅への供養訪問、9月には子ども神輿の手伝いなどのボランティア活動を行っている。同会は「若手が減っていく中、OBが手を取り合って頑張っている。こんな素晴らしい賞を頂いてうれしい」と感謝の言葉を述べた。

(2019年6月19日付紙面より)

浦木睦雄理事長(右)から賞状を受け取る代表者ら=17日、新宮市徐福のステーションホテル新宮
2019年06月19日
24 予算や事業計画など承認
 太地町婦人会が総会  

 太地町婦人会(坂下富貴子会長、会員45人)が17日、同町公民館で令和元年度総会を開催した。出席者30人、委任状15人で総会が成立し三軒一高町長、宇佐川彰男教育長が来賓として出席。本年度の予算案、事業計画など全ての議案が承認された。

 坂下会長は「私たち婦人会も変革の時代を迎えている。知識と教養を深め、自己の研さんに努め、組織の強化と事業活動の活性化を図って地域発展のために頑張っていきたい」とあいさつ。三軒町長は町の30年構想や本年度事業で8~12月の間にオープンする福祉の殿堂「梛」について触れ、300円の食事や配達サービスや入浴施設、洗濯設備が整った施設であることを紹介した。2021年4月に建て替えとなる防災複合施設を兼ね備えたJR太地駅や10年以内に整備する公園兼無料駐車場、22年に建設される日本鯨類研究所支所について説明し、「合併することなく、さまざまな設備が行き届き、公園の中に住民が住んでいる理想のまちにしようと思う」と語った。

 本年度予算では収入・支出ともに150万円(前年比24万3476円減)、事業計画では▽道路美化清掃(8月)▽いさな通学合宿(10月)▽くじら祭参加(11月)▽ねんりんピック紀の国マラソン交流大会への立哨員としての参加(11月)▽炊飯実習(1月)▽くじら浜公園駅伝大会への立哨員としての参加(2月)―などが挙げられた。質疑応答後、合田孝子副会長のあいさつで総会が締めくくられた。

(2019年6月19日付紙面より)

出席した会員たち=17日、太地町公民館
坂下富貴子会長
2019年06月19日
25 串本町で実像など伝える
 トルコ事務所長が講演  (JICA )

 国際協力機構(JICA)トルコ事務所の安井毅裕所長が14日、県立串本古座高校や串本町文化センターで講演に臨み、現在のトルコ共和国の実像やJICAの活動の様子などを伝えた。

 これらの講演は、JICA関西の働き掛けにより実現した機会。安井さんは同事務所を軸にした各種支援事業に加え、国交の強化と発展を見据えた「大学出前講座」を精力的にこなすことで現地メディアの注目を集めている。その才覚を次は日本とトルコの友好発祥地であり2020年東京五輪に出場するトルコ共和国選手のホストタウンとなる串本町~那智勝浦町域で発揮し、受け入れへの理解と機運を高めるため一時帰国して串本町を訪ねるに至った。

 同センターの講演は、JICA関西から共催の申し入れを受けた同町トルコ文化協会(伊藤アイシェギュル会長)が事前告知と会場設定に協力する形で実施。約60人が来場し、伊藤会長は雨にもかかわらず貴重な話を聞きに来てくれたことに感謝し気さくに聴講を促しながら安井さんを迎えた。

 安井さんは1年半前に人生初の中東となるトルコ共和国へと赴任。現地生活から見える最近のトルコの国勢や国民性、社会の実像とその印象などをさまざまな話題を織り交ぜてざっくばらんに伝えるとともに、JICAが世界でどのような支援を展開しトルコ共和国とはどのような関係を築いているかを紹介した。

 併せて串本町が7月にトルコ共和国メルシン市へ中学生7人を派遣する点を踏まえて治安情勢も報告。同市を含む中部~東部は安全だが、日本ではないので危険な場所に近づかない、一人で行動しないなど相応の心掛けをするよう促した。

 ▽トルコは日本の技術に高い信頼を抱いていて経済援助よりも一緒に仕事をしたがっている▽経済成長は安定期に差し掛かりつつありさらなる成長のために欧州や韓国にも関心を広げている▽友好の起源となっているエルトゥールル号の史実を教科書で学ぶ機会が減っていて知っている人の割合は10人に1人程度―などの実感も語り、友好発祥地の串本にも取り組める事柄として目に見える関係の増強の必要性を示唆して締めくくった。

 以降は質疑応答もあり、▽トルコ語には慣れてきたか▽JICAと比較した際のTIKA(トルコ共和国の国際協力支援機構)の特色▽お薦めの食文化や観光交流活性化の糸口は―などの質問に答えた。

 県立串本古座高校(左近晴久校長)は先立って6時間目に生徒266人と教職員が聴講。前述の大筋に加え、これからの時代を背負って立つ世代へのメッセージも寄せた。安井さんは両講演の合間に同町樫野を訪ね、エルトゥールル号殉難将士慰霊碑に献花し現地視察に臨んだという。

(2019年6月19日付紙面より)

現在のトルコの実像などを語る安井毅裕さん=14日、串本町文化センター
2019年06月19日
26 笑顔あふれる活動続く
 「かわりない会」発足2カ月  (鵜殿地区 )

 紀南介護保険広域連合の介護保険新地域支援事業として、紀宝町初の通所サービスが4月8日から鵜殿老人憩の家讃寿荘(さんじゅそう)で始まり、6月で2カ月がたった。地域での見守りを目的とした取り組みで、鵜殿老人クラブ讃寿会の会員を中心に組織するボランティアグループ「かわりない会」(牧戸光彦会長)が運営している。

 この地域では昔から「かわりないかい?」「かわりないよ」とのあいさつが〝元気だよ〟を伝える手段だった。利用者に昔のあいさつを思い出してもらおうと名称を決めた。

 毎週月曜日の午前10時から午後1時まで鵜殿地区の高齢者が集まり、昼食などを楽しんでいる。毎回、スタッフがアイデアを出し合い機能訓練を兼ねた体操や歌、ゲームなど高齢者が気軽に取り組める催しを考えている。

 利用者の送迎もスタッフで行い、2カ月に1回の「お出かけ企画」もある。4月には新宮市佐野の新宮港に出向き、ツツジを見学後、スーパーで買い物も楽しんだ。6月24日には熊野市紀和町の丸山千枚田に出かける。

 17日はスタッフと利用者合わせて20人以上が参加した。今回は町社会福祉協議会による福祉の店「アプローチ」の出張販売もあった。

 童謡『シャボン玉』を歌いながら風船を飛ばし合い、スタッフが出題するなぞなぞクイズにも挑戦した。カラオケも楽しみ、恒例のランチタイムでは全員でテーブルを囲んで昼食を取った。参加者は「みんなで食べるお昼ご飯はおいしい」と口をそろえ、笑顔の絶えない時間を過ごした。

 牧戸会長は「通所サービスが始まって2カ月がたつが、スタッフも一生懸命頑張ってくれている。『楽しかった』と言ってくれる利用者も多く、毎週月曜日を楽しみにしてくれている」と話していた。

(2019年6月19日付紙面より)

風船飛ばしを楽しむ利用者とスタッフ=17日、紀宝町の鵜殿老人憩いの家讃寿荘
2019年06月19日
27 坂地賢さんが連覇
 那智勝浦ゴルフ倶楽部理事長杯  
2019年06月19日
28 峯園君昨年の悔しさ晴らす個人V
 県中学校春季卓球大会  (熊野川中学校 )
2019年06月19日
29 畑中君が個人、団体ともに全国出場へ
 県中学校空手道選手権  (近大新宮中 )
2019年06月19日
30 「上昇」と「下降」が均衡  4~6月期景気予測調査  
2019年06月19日
31 DMO体制の構築など学ぶ  観光地域づくりで地方創生  (那智勝浦町 )
2019年06月19日
32 熊野の経済振興に寄与  熊野エリア商工青年部協議会が役員会  (新宮市 )
2019年06月19日
33 復興支援に役立てて  人形供養祭の寄付届ける  (JAみくまの )
2019年06月19日
34 サツマイモの苗植える  21組が宇久井ビジター園地で  (那智勝浦町 )
2019年06月19日
35 熊野那智大社の歴史知る  市野々小がふるさと学習  (那智勝浦町 )
2019年06月19日
36 最初の4分が大切  上野山こども園で救急救命講習  (串本町 )
2019年06月19日
37 子どもたちに読書文化を  古座川町中央公民館でお話会  
2019年06月19日
38 上席3人の入賞をたたえる  桜フェアフォトコン授賞式  (古座川町観光協会 )
2019年06月19日
39 よくかんで食べよう  3、4年生対象の食育指導  (神内小 )
2019年06月19日
40 グラウンドゴルフ楽しむ  身体障がい者福祉会  (紀宝町 )
2019年06月19日
41 補正予算案など5議案  紀宝町議会定例会が開会  
2019年06月19日
42 山岳信仰、原始信仰を学ぶ  東京藝術大の学生が神内神社に  
2019年06月19日
43 5日間の短期決戦開始  定数12に15人が立候補  (那智勝浦町議選、観光や人口、防災など争点に )
2019年06月19日
44 お悔やみ情報
  
2019年06月16日
45 思いが再燃する会目指し
 経営者塾卒業生が100人会  (新宮信用金庫 )

 新宮信用金庫(浦木睦雄理事長)が次世代の経営者育成のため取り組んできた「しんぐう信金TKC経営者塾」の卒業生でつくる「しんぐう信金経営塾100人会」の総会が14日、新宮市新宮のホテルニューパレスで開かれた。若手経営者らが集まり、昨年度の決算報告などを承認したほか、懇親会で親睦を深め合った。

 TKC経営者塾は地域の再生を担う若手経営者らを対象にしたプログラムで、向山税務会計事務所の向山俊也所長を講師に2012(平成24)年にスタート。外部から日本総合研究所主席研究員で『里山資本主義』の著書でも知られる藻谷浩介さんら多彩な講師を迎え、幅広い経営の知識を学んできた。同会は卒業生が100人になったことから、17(平成29)年7月に発足した。

 目的は▽卒業生100人が束となる力を結集し、地域社会の繁栄に貢献する▽経営者塾の活動を通じて経営者としての見識・視野を広げ、個々の事業にて結果を出す▽塾生同士のネットワークを広げ親睦を深め切磋琢磨(せっさたくま)し、経営者として成長する―など。

 開会に当たり、浦木理事長が「原点回帰をベースに、3年後の新宮信用金庫設立100周年、さらなる100年を。地域のために必要とされる金融機関を目指していきたい」とあいさつ。総会では会長に就任した野中工務店の野中亮伸代表が「塾生として講義を受けていた時はワクワクした熱い気持ちが燃えていたと思う。その思いが再燃するような会に。さらに一歩踏み込んで、次の世代がワクワクするような会にしていけたら」と述べた。

 新しい取り組みとして▽勉強会や講演会など学びの場を設ける▽会員同士の親睦を図る懇親会の開催▽企画事業―の3本の柱を掲げ、「足並みをそろえるのは難しいかもしれないが、個々の意見が反映される会にしていきたい」と協力を呼び掛けた。

(2019年6月16日付紙面より)

総会に参加した若手経営者ら=14日、新宮市のホテルニューパレス
2019年06月16日
46 発達・知的障害における精神症状
 なんなんネットが研修会  (新宮市 )

 東牟婁地方の精神医療、保健、福祉関係者で組織する南紀の心の医療・保健・福祉をなんとかしよらネットワーク(通称・なんなんネット、屋敷満雄代表)は14日、新宮市新宮の社会福祉法人熊野緑会・第二なぎの木園で専門的知識研修会を開催した。南紀医療福祉センターの精神科医、小崎有理さんが「発達障害、知的障害における精神状態」を題目に講演。両障害の特徴や詳細について、会員や職員らは知見を深めた。

 小崎さんは「そもそも障害とはそれ自体が悪いわけではない。本人の生きてきた社会や文化の違いや生活水準からのずれ。私たちはそういうずれを診察している」と述べた。

 発達障害は知的障害、自閉スペクトラム、学習障害が単独でなく、てんかんや睡眠障害など合併して現れることが多いと解説。さらに発達障害は二次障害である抑うつ障害群や強迫症などの精神障害を起こしやすいとした。

 知的障害は軽度の場合は小・中学校以降に気付かれやすいが、知的な高さと生活の困難は比例しないとし、「知的障害の人の中にも二次的に精神症状や行動上の問題が起こることがある」。精神症状では幻覚、幻聴、心因性難聴などで、行動上では過食、ゲーム依存、ギャンブル依存などを挙げた。

 発達障害と知的障害は環境の影響を受けやすいとし、さまざまな情報を吸収する力が弱いとしながらも「両障害は脳の機能障害だが、関わり方次第で成長する」と語った。

 その後、症例や薬物治療を紹介。当事者の困り事を探ることが必要とした上で、▽見通しを立て、決まったスケジュールを過ごす▽本人にとって心地よい環境を探す▽頼ってよい人を探す▽正しい対処法を教える▽本人にとってリラックスできる楽しい活動を見つける―などが重要と話した。

 小崎さんは貧困や孤独は福祉で、病気や不安などは医療で、本人の障害特性は保育教育社会で対応できると述べた。また、いつもと違うと感じた際は医師に相談することを勧めた。地域での支援については身近に支えてくれる家族や友人、同僚などを増やし、一人で抱え込まず、経済的支援や情報を増やすことを提案した。その後、質疑応答があった。

(2019年6月16日付紙面より)

研修会が開かれた=14日、新宮市新宮の社会福祉法人熊野緑会・第二なぎの木園
2019年06月16日
47 架空請求のはがき多数届く
 見守り隊が注意呼び掛ける  (紀宝町 )

 紀宝町内の家庭などに4月から今月にかけて「地方裁判所管理局」と名乗る機関から「特定消費料金未納に関する訴訟最終告知のお知らせ」と書かれたはがきが多数届いている。

 はがきには「貴方の利用されていた契約会社、ないし運営会社から契約不履行による民事訴訟として、訴状が裁判所に提出されました事を御通知致します」「給料差押え及び動産、不動産の差押えを強制的に履行させて頂きます」などと記載されている。

 「プライバシー保護の為、本人様からご連絡戴きますようお願い申し上げます」とし、ほかに相談せず本人から連絡するよう強調している。住所は東京都千代田区霞が関で、局番は東京の03から始まっている。

 こういった特殊詐欺被害を防止しようと、町高齢者地域見守り隊(小田原徳子代表)は年金支給日に毎月1回、町内で啓発活動を実施している。

 今月は14日に鵜殿郵便局、主婦の店、相野谷郵便局、JA伊勢紀宝支店、成川交番前で活動した。実際に届いたはがきや、架空請求に注意する内容のチラシを配布した。

 チラシには▽地方裁判所がはがきで訴状を送ることはない▽訴状は特別送達と記載された封書で郵便職員が手渡しすることが原則で、ポストに投函された訴状はがきは架空請求―などと記し、注意を呼び掛けている。

 小田原代表は「架空請求のはがきが多数、町内に届いている。だまされないように注意してほしい」と話していた。

  □     □

 架空請求と思われるはがきや電話があった際の相談窓口は次の通り。

▽紀宝警察署(電話0735・33・0110)

▽紀宝町産業振興課(電話0735・33・0336)

▽同町地域包括支援センター(電話0735・33・0175)

▽消費者ホットライン(電話188)

(2019年6月16日付紙面より)

詐欺被害防止のチラシを配布する見守り隊=14日、紀宝町の鵜殿郵便局
2019年06月16日
48 希望の火種になるよう願い
 大たいまつ作り進む  (「那智の扇祭り」を前に )

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)で7月14日(日)に営まれる例大祭「那智の扇祭り(火祭)」(国重要無形文化財)を前に、神事で使う大たいまつ作りが進んでいる。10日(水)までに12本を完成させる。

 同大社・宮大工の嶌﨑(しまさき)和真さん(37)と技手(ぎて)の林能永(よしなが)さん(53)が、3月中旬から作業を進め、現在6本まで完成した。

 大たいまつは直径3㌢ほどのヒノキの木材を束ねて作る。12本それぞれに大きさが異なり、一番大きなものは高さ70㌢、柄の部分を含めると140㌢。直径は50㌢で、重さは50㌔もある。

 嶌﨑さんは「令和の時代が希望にあふれた新しい時代になってほしい。たいまつの火が希望の火種になるよう願いを込めて作っています」と話していた。

(2019年6月16日付紙面より)

仕上げの作業で木材を外に曲げる=14日、那智勝浦町の熊野那智大社
2019年06月16日
49 命を守れるような処置を  丹鶴幼で救急救命講習会  (新宮市 )
2019年06月16日
50 観光や防災対策など  那智勝浦町の課題(終)  (那智勝浦町議選を前に )
2019年06月16日
51 体操服ぬらし掃除に励む  三輪崎小でプール掃除  (新宮市 )
2019年06月16日
52 地域の昔話に夢中  きたやま保で絵本読み聞かせ  
2019年06月16日
53 「いっぱい採れたよ」  王子幼稚園がスモモ狩り  (新宮市 )
2019年06月16日
54 人形劇の世界を楽しむ  宇久井保に人形劇団クアパパ  (那智勝浦町 )
2019年06月16日
55 海とマグロに親しむ  下里小が勝浦漁港で  (那智勝浦町 )
2019年06月16日
56 地域の課題など取り上げる  本会議で一般質問  (三重県議会 )
2019年06月16日
57 思い出のひとときに  親子でトートバッグ作り  (紀宝町 )
2019年06月16日
58 小中学校の教科書を展示  紀宝町は「まなびの郷」で  
2019年06月16日
59 スポーツボイス広めたい  インストラクター・森まりかさん  (紀宝町 )
2019年06月16日
60 熊野のアップサイドとは  経営塾100人会で藻谷さんが講演  
2019年06月16日
61 お悔やみ情報
  
2019年06月11日
62 健康な歯をいつまでも
 第16回歯と口の健康フェスタ  

 紀南歯科医師会(日高治会長)主催の第16回「歯と口の健康フェスタ」が9日、那智勝浦町福祉健康センターであった。フェスタ終了後には5月13日に審査会が行われた「歯と口の健康に関するポスター」の表彰式もあり、特選と準特選に選ばれた9人に日高会長から表彰状が贈られた。

 「歯と口の健康週間」(4~10日)にちなむ行事で、歯と口腔(こうくう)への衛生意識を高めるのが狙い。平成16年から続いている。歯科医師会の医師による歯の検診や口腔内スコープには親子連れの利用が多く、血管年齢や骨密度を測定するコーナーも大勢の人でにぎわった。

 今年のポスター展へは、管内の小学校15校、中学校2校、幼稚園2園から計397点の応募があった。日高会長は「歯みがきをする時の表情などが上手に表現された大変素晴らしい作品でした。ポスターを描くことが歯と口の健康について考えることにつながるよう願っています」とあいさつ。

 来賓の堀順一郎町長は「歯と口が元気いっぱいに上手に描けていて感心しました」と入賞者をねぎらった。町教育委員会の草下博昭・学校教育課長は「ポスターを通して、歯が大切というメッセージが多くの皆さんに届くことを願っています」と祝辞を述べた。

 特選に選ばれた吉川美紅さん(田原小1)は、学校の友達と歯磨きをしている絵を画用紙いっぱいに描き、「みんなで歯磨きしたら楽しい」。学校での歯磨き指導の様子を描いた山口遼太君(色川小6)は「はみ出さないように字に色を塗るのが難しかった」と述べ、奥歯までもっときれいに磨けたらと笑顔を見せた。

 ハムスターやヒマワリの種などで健康な歯を表現した桐本紗さん(城南中1)は「特選はうれしい。背景を描くのを頑張りました」と喜びを語った。

(2019年6月11日付紙面より)

特選、準特選に選ばれた皆さん=9日、那智勝浦町福祉センター
2019年06月11日
63 自主防と行政が連携
 那智谷3区で避難訓練  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の那智川流域の市野々、井関、八反田3区の588世帯1060人を対象にした土砂災害防災訓練が9日、町立市野々小学校体育館を避難場所に行われた。地域住民をはじめ、各区の自主防災組織、和歌山県、町と消防、新宮警察署から約200人が参加した。体育館には61世帯75人が避難した。

 2011年の紀伊半島大水害の被害を教訓に、市野々地区単独で14年に訓練を開始。その後井関、八反田が加わった。雨期を前にした時期に土砂災害の危険を再確認し、迅速な避難行動とその支援、防災情報の伝達が確実に実行できるように実施している。

 堀順一郎町長は「全国でゲリラ豪雨が頻繁に発生する中、想定外という言葉はもう通用しない。那智川流域は砂防ダム整備も進み、安全性は高まっていると思うが、『起こり得る』ということを再度認識し、あらゆる災害に備えねばならない」とあいさつ。情報伝達機能改善のため、防災無線のデジタル化を進めていると報告した。

 避難訓練は24時間で200㍉以上の降雨が予想された状況を想定した。午前9時に「警戒レベル3」の避難準備、高齢者等避難開始の放送が流れ、町消防署、消防団が車両で地区内をパトロール。体育館内に対策本部を設置し、堀町長らが情報を集約した。

 大雨が降った際の土壌雨量指数と60分間積算雨量の二つをグラフ化する「スネークライン図」の基準超過により、同9時30分に「警戒レベル4」の避難勧告を発令。自主防災組織のメンバー、消防団員が避難困難者を支援した。

 内閣府が策定する「避難勧告等に関するガイドライン」の改訂に伴い、放送内容に「警戒レベル1~5」の文言追加運用が始まっている。新宮署の署員は「避難を大げさと思わずちゅうちょしないように。警戒レベル4で、必ず全員が避難すること。レベル5では遅い」と強調した。

 第4分団の消防車で避難所に到着した竹原智紀さん(26)は「子どもが生まれたこともあり、避難所までの距離感を把握しようと初めて参加しました。自宅から小学校までは20分くらいですが実際歩いてみると坂道が急なところもあり、きつかった。魚(うお)の首(紀伊半島大水害の慰霊碑付近)で消防車が止まってくれて助かりました。参加して良かったです」と話していた。

(2019年6月11日付紙面より)

体育館に集まる住民ら=9日、那智勝浦町
避難時要援護者名簿を基に支援訓練を展開した
堀順一郎町長
2019年06月11日
64 豊作願う伝統の「虫おくり」
 夏の訪れ告げる紀和町の風物詩  (丸山千枚田 )

 熊野市紀和町の丸山千枚田で8日夜、農耕文化の継承と豊作を願う伝統行事「虫おくり」があった。地元住民や訪れた人たちが、キャンドルに照らされ幻想的な雰囲気に包まれた丸山千枚田を練り歩いた。

 虫おくりは1953(昭和28)年を最後に途絶えていたが、2004(平成16)年の「熊野古道」世界遺産登録に合わせて復活。害虫を追い払う行事で、夕暮れに子どもたちがお札を持って太鼓や鐘を鳴らし、掛け声を出しながらあぜ道を歩き、千枚田を害虫から守るというもの。

 丸山千枚田に夏の訪れを告げる風物詩として定着しており、今年もオーナーや一般参加者らが足を運んだ。千枚田には田んぼの数と同じ1340個のキャンドルが立ち並び、幻想的な風景が広がった。

 参加者は丸山神社を出発し、鐘と太鼓の拍子に合わせて「虫おくり殿のお通りだい」の掛け声で千枚田を歩いた。田んぼに向けて2発の北山砲を発射した後、世界遺産登録15周年を記念した花火の打ち上げもあった。

 1601(慶長6)年には2240枚あったといわれる丸山千枚田。1993(平成5)年当時530枚まで減り、貴重な資源を保護し後世に伝えようと、95(平成7)年から復元を開始。今では1340枚まで復活した。

 1年に1度しかお目にかかれないとあって、多くのカメラマンも詰め掛け、伝統行事を写真に収めていた。

(2019年6月11日付紙面より)

多くの人たちが「虫おくり」に参加=8日、熊野市紀和町の丸山千枚田
2019年06月11日
65 来場者や出店者の幅広がる
 道の駅「たいじ」の朝市  (太地町 )

 太地町森浦にある道の駅「たいじ」(貝良文駅長)は9日、第10回朝市を開催した。「冷凍伊勢エビ100㌘350円」を目玉商品として、海士組合の初サザエや干物、菓子、ウニご飯、焼き鳥、イワシの詰め放題など多くの店が並び、町内外の来場者でにぎわいをみせた。

 同駅によると、今回は初めてすさみ町からの出店があるなど、出店者の幅が広がりをみせているとし、それに伴い来場者のエリアも拡大してきたという。

 子どもたちに人気のくじ引きやゲームも盛況で、来場者らは好みの品を買い求めるため列を作っていた。

 熊野市有馬町から訪れた前田久美子さんは「手に入りにくい地場のものが多いので、来ると衝動買いをしてしまう。毎回、楽しみにしています」と笑顔で話した。

 貝駅長は「出店者やお客の幅が広がってうれしい」と述べ、今後の展開については「夏休み前の7月にワークショップを計画している。そこで学んだことを夏休みの自由工作などに生かしてもらえたら幸いだと思う」と語った。

(2019年6月11日付紙面より)

毎回多くの来場者でにぎわう朝市=9日、太地町森浦の道の駅「たいじ」
2019年06月11日
66 前期リーグが終了
 宇久井が首位で後期リーグへ  (全日本U―12少年サッカー )
2019年06月11日
67 4継で2位入賞など 新高陸上部5種目で近畿大会出場へ (県高校陸上競技対校選手権)
2019年06月11日
68 バドで全国総体出場へ
 緑丘中出身の有木さん・藤井さん  (耐久高校 )
2019年06月11日
69 議会運営委員長に濱口氏  和歌山県議会  
2019年06月11日
70 再び、世界のなでしこへ!  サッカー日本女子代表写真展  (新宮市役所 )
2019年06月11日
71 事業計画など3議案承認  母子寡婦福祉会が総会  (新宮市 )
2019年06月11日
72 古本・古雑誌買い求め  あおぞら市にぎわう  (那智勝浦町立図書館 )
2019年06月11日
73 豊作と業界発展を祈る 本宮大社で梅の日記念式典 
2019年06月11日
74 高田の自然を守ろう  地元住民70人で清掃  (新宮市 )
2019年06月11日
75 外国人の不法就労防止を  新宮警察、入管が合同啓発  (新宮市 )
2019年06月11日
76 つながりを大切に  三重県教職員組合紀南支部定期大会  
2019年06月11日
77 ボラセン設置訓練など計画  災害ボラコ連絡会が総会  (紀宝町 )
2019年06月11日
78 新体制で初の演奏会  第21回サマーファミリーコンサート  (木本高校吹奏楽部 )
2019年06月11日
79 たいまつ掲げて水田巡る  高富地内の農事「虫送り」  (串本町 )
2019年06月11日
80 陸上部と弓道部から近畿へ  県高校総体で好成績収めて  (串本古座高校 )
2019年06月11日
81 17組の芸能発表楽しむ  第34回古座地区演芸会  (串本町 )
2019年06月11日
82 お悔やみ情報