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2019年05月29日
1 好評のミュージック花火継続
 徐福万燈祭運営委が協議  (新宮市 )

 熊野徐福万燈祭(第57回新宮花火大会)第1回運営委員会が27日、新宮市役所であり、今年も例年通り熊野川河川敷で花火大会を開催することを確認した。事務局の市商工観光課から、昨年初めて開催し好評を博した「ミュージックスターマイン」を、今年も引き続き実施することが伝えられた。

 昨年度の賛助金は1643万2352円で、前年度より50万3872円の増だった。内訳は▽企業賛助金1393万9000円(615件)▽募金箱10万4000円▽初盆供養100万1000円(66件)▽町内会128万2000円(107件)▽流し燈籠10万6000円(84件)。

 運営委員長の田岡実千年市長は「徐福さんの供養から始まった花火大会も今年で57回目。これまで皆さまにご苦労いただいた重みある歴史がある。この花火大会を楽しみにしている多くの方々のご期待に応えるべく、皆さまのより一層のご指導、ご協力を賜りたい」と呼び掛けた。

 委員からは、昨年仮設トイレを10基から20基に増やしたことによってトイレの混雑が改善されたことや、花火の高さを低くしたことに対するクレームの有無についての質問などがあった。事務局は「花火の高さについては、迫力があって良かったという声を頂いた。賛助金に関しては市外在住の出身者に呼び掛けていくとともに、徐福公園を訪れる台湾観光客に募金箱を介して寄付を募ることができれば」などと報告した。

 音楽に合わせて花火を打ち上げる「ミュージックスターマイン」については、今年は前半と後半の2回実施すると説明。委員からは「せっかく好評だったのに、PRしないと伝わらないのでは」との意見があった。田岡市長は協賛金集めについて「例年以上に厳しくなると予想される。良い知恵があればご教示いただきたい」と求めた。

 本年度予算は2004万3000円(前年度比82万6000円増)。支出の内訳は、煙火費945万円、音響など設備関係委託料122万円、会場整備委託料365万円など。収入は市補助金が200万円で、賛助金は昨年と同額の1619万5000円を目標にしている。

 新宮花火大会の日程は8月13日(火)午後7時30分からの予定。当日雨天の場合は8月20日(火)に延期する。前日の12日(月)午後2時からは、徐福公園内で徐福供養式典が営まれる。

(2019年5月29日付紙面より)

熊野徐福万燈祭第1回運営委員会=27日、新宮市役所
2019年05月29日
2 御田祭が追加指定
 和歌山県無形民俗文化財に  (熊野本宮大社 )

 和歌山県教育委員会は24日、田辺市本宮町の熊野本宮大社の神事「御田祭(おんださい)」を同じ大社の「湯登(ゆのぼり)神事」と一体に捉え、「熊野本宮の湯登神事・御田祭」として県無形民俗文化財に追加指定した。

 1966(昭和41)年4月12日に無形民俗文化財に指定された「湯登神事」は、毎年4月15日に行われる熊野本宮大社例祭に先立ち、13日に行われる精進潔斎の儀礼。神事当日は、例大祭に参加する神職・役人が湯峰温泉で「湯垢離(ゆごり)」を行い、湯峯王子を参拝後、徒歩で大日越の古道を登り、山越えをして本宮の旧社地大斎原(おおゆのはら)へ至る。

 今回追加指定された「御田祭」は4月15日に執り行われ、地域の安泰と当年の豊作を祈る祭礼として重視され、田辺市本宮地域最大の祭礼として地元の人々に親しまれてきた。

 大斎原の斎庭で行われる「御田植神事」は、神田(しんでん)に見立てた約3㍍四方の空間をつくり、その周囲を古風な田歌が歌われる中、鋤(すき)持ち・朳(えぶり)持ち・苗持ちの男子と晴れ着に花がさを被った早乙女の女子たちが、時計回りに3周して豊作を祈るなど、熊野三山の農作に関する神事の典型を示している。

 県教委では「湯登神事と共に御田祭を一体の祭事として捉えることで、文化財としての価値がさらに高められる。このため文化財の名称を『熊野本宮の湯登神事・御田祭』と改称し、県指定文化財の民俗文化財(無形民俗文化財)の湯登神事に追加指定して保護を図っていく」としている。

(2019年5月29日付紙面より)

御田祭の様子(県提供)
2019年05月29日
3 式典など交え活発化に弾み
 古座川町内で本年度総会  (県退職公務員連盟 )

 県退職公務員連盟の本年度総会が26日に古座川町中央公民館であり、事業関連諸議案の審議に加えて式典や研修にも取り組んで活動の活発化に弾みをつけた。

 この連盟は、県内に住む元公務員が退職後の生活安定を目指して結成する団体で、本年度期首時点の会員規模は約4600人。総会の会場は会下の各支部が持ち回りで用立てていて、本年度は新宮支部(速水力三支部長)と東牟婁支部(桑原暁一支部長)が両輪で準備し会員の出席を歓迎した。新宮・東牟婁地方では8年前に新宮市域で開いて以来の実施になるという。

 式典では、会場地を代表して桑原支部長が開会を宣言。国歌斉唱や黙とう、信条朗読に続き会長の代理で金田芳州副会長が1948(昭和23)年の発足時から現在までの方向性と取り巻く現状を振り返りながら「今後も社会保障充実を目指して働き掛けないといけない」と訴え、その要になるのが組織力であり令和の前進機運に呼応する展開を今後に求めつつあいさつした。

 来賓を代表して同町の西前啓市町長と谷洋一県議会議員が同連盟の存在意義発揮を期待しつつ祝辞を述べ、濱口太史県議会議員、佐藤武治県議会議員、国会議員秘書2人も列席して祝意を示した。

 組織表彰で、会員増強で秀でた実績を上げた橋本、伊都、日高の3支部と功労者23人の取り組みをたたえ、東牟婁支部の谷口せつ子さんが謝辞を述べて表彰に感謝した。

 昼食休憩を経て研修に臨み、那智勝浦町立温泉病院内科嘱託医の安江満悟さんによる講演「私の田舎暮らし健康法」を聴講。過去に出演したテレビ番組企画「78歳医師自然とともに生きる第二の人生」も試聴して人生観を深める一助にした。

 総会では事業関係諸議案を審議し承認。前会長の任期半ばでの退任に伴い残任期間を担う新会長の選出もあり、中村協二副会長が昇格就任指揮役に基づいて新理事を指名し承認を受けるなどした。総会後は日公連のうた『誇り新たに』を斉唱し万歳三唱で弾みをつけて締めくくった。

(2019年5月29日付紙面より)

式典の開会宣言をする会場地の桑原暁一支部長=26日、古座川町中央公民館
功労者表彰の被表彰者を代表して謝辞を述べる谷口せつ子さん
2019年05月29日
4 タブレット操作を学ぶ
 防災情報共有システム説明会  (紀宝町 )

 紀宝町鵜殿の町防災拠点施設で26日、タイムライン防災情報共有システム操作説明会があった。28団体36人が参加し、タブレット端末での操作方法を学んだ。

 タイムラインは台風や大雨などの災害発生を前提に防災関係機関が連携してあらかじめ状況を想定、共有した上で防災行動を時系列で整理した計画。紀伊半島大水害を受けて町では2014年度から開始しており、現在は町全体と浅里、大里、鮒田の3地区で運用している。

 情報共有システムは町内の水位計や雨量計のデータ、気象情報、町内河川監視カメラの画像、避難所の開設状況などの確認と写真などの情報共有をリアルタイムで行える。町と地区ごとの行動計画や進捗(しんちょく)状況などを共有でき、タイムラインの効率的な運用が期待される。

 町は17台のタブレットを主要避難所に設置し、避難状況や避難者数、現場で撮影した写真や地域の状況などを共有できるよう進めている。説明会は出水期に備え習熟を目的に開いた。

 総務課防災対策室の松尾竜哉係長はシステムでタイムラインの進捗状況などを把握できることや、Jアラート、注意報、警報など意思決定に関わる情報収集が行えると説明。タブレットを使うことで各地区の人や町職員などみんなで状況を共有できると話した。

 参加者らは実際にタブレットを操作し、扱い方を練習した。大里地区から参加した50代の男性は「初めて使用したので慣れるまで少し時間がかかりそう。常に使っていなければ忘れてしまいそうです。これまで使っていたものと混同してしまう部分もあるものの、慣れれば良い情報共有ができると思います」と話していた。

(2019年5月29日付紙面より)

システムの使い方を学ぶ参加者ら=26日、紀宝町鵜殿の町防災拠点施設
2019年05月29日
5 元気いっぱいにグラウンド駆ける  新宮市内運動会  
2019年05月29日
6 9割超がHACCP導入に意欲  県内漬物製造事業者  
2019年05月29日
7 70軒訪問し協力願う  日赤県支部新宮市地区  
2019年05月29日
8 横断歩道では左右確認  みくまの支援学校で交通安全教室  (新宮市 )
2019年05月29日
9 開祖の教えを実践  那智の浜で100袋分のごみ回収  (少林寺拳法南紀熊野スポ少 )
2019年05月29日
10 情報交換で刺激し合う  7村でパネルディスカッションなど  (小さな村g7サミットin北山村 )
2019年05月29日
11 児童と一般が共に熱戦  大島小単独で運動会挙行  (串本町 )
2019年05月29日
12 地域で力を合わせて  三尾川小・保が運動会  (古座川町 )
2019年05月29日
13 町民に職員の試技を披露  救助技術訓練見学会開く  (串本町消防本部 )
2019年05月29日
14 「右よし、左よし、右よし」  保育参観で交通安全教室  (相野谷保 )
2019年05月29日
15 3チームが熱戦繰り広げる  紀宝地区防犯少年野球大会  
2019年05月29日
16 夕闇迫る道端にマツヨイグサ  那智勝浦町天満で  
2019年05月29日
17 世界遺産の自然満喫  千穂ヶ峰ウオークに40人  (新宮市 )
2019年05月29日
18 お悔やみ情報
  
2019年05月24日
19 港整備に国の補助金
 新宮港など17港を決定  (国土交通省 )

 国土交通省は、新宮市佐野の新宮港など全国17港を2019年度国際クルーズ旅客受入機能高度化事業の実施港に決定した。二階俊博事務所から本紙に連絡が入った。

 「訪日クルーズ旅客数500万人」の実現に向け、クルーズ旅客の利便性や安全性の向上、物流機能の効率化を図るための取り組み。4月に実施した公募を経て補助金の配分などが確定した。国費は計7億1200万円。

 港湾におけるクルーズ旅客の利便性や安全性を確保し、円滑な受け入れを促進するため、地方公共団体、民間事業者が実施する屋根付き通路や移動式ボーディングブリッジの設置などに要する経費の補助を行う。

 新宮港は近年クルーズ船の寄港が増加しており、クルーズ船の大型化と相まって、今後旅客数がさらに増加する見込みの一方、寄港を希望する11万総トン級の大型客船は客船に備え付けられているボーディングブリッジで昇降できない構造となっており、旅客受け入れ機能の高度化が課題となっている。

 和歌山県はクルーズ旅客の安全で円滑な昇降を可能にし、旅客受け入れ機能の高度化を図るため、ボーディングブリッジの整備を本年度内に実施する計画。事業費は1020万円で、国費で340万円が補助される。

 田岡実千年市長は「これから大型客船ダイヤモンド・プリンセスなど11万㌧級の客船の誘致を進めていく上で、とても弾みがつく。ありがたいこと」とコメントを寄せている。

(2019年5月24日付紙面より)

昨年には「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2018」特別賞を受賞した新宮港
2019年05月24日
20 土に触れ交流深める
 3保育所5歳児がジャガイモ掘り  (新宮市 )

 新宮市の蓬莱、佐野、高田保育所は22日、同市三輪崎の畑でジャガイモ掘りを実施した。5歳児47人が「男爵」「メークイン」「北あかり」の3種類のジャガイモや玉ネギを収穫し、交流を深めた。

 5歳児交流の一環で、年間を通じてジャガイモ掘りやサツマイモの苗植え、運動会ごっこ、消防署見学などをしている。

 この日はAコープランティス裏手にある、みくまの農業協同組合(JAみくまの)の組合員の畑で芋掘りをした。園児らは軍手をはめ、JA職員が2月に植え育てた芋を収穫。「おっきい」「いっぱい採れた」「重たい」などと口々に話し、笑顔で土に親しんだ。ジャガイモや玉ネギは各家庭に持ち帰る他、各園の給食やクッキングで使う。

 佐野保育所の園児は「ミミズがおった。母ちゃんにいろいろと作ってもらいたい。みそ汁で食べたい」「カレーで食べたい」と楽しみな様子。JAみくまの職員の森尾浩史さんは「なかなか土に触れる機会もないので、一生懸命収穫してもらえれば」と話していた。

 芋掘り後は佐野保育所で、園児らとJA職員らが一緒にカレーを味わった。

(2019年5月24日付紙面より)

たくさん採れたよ=22日、新宮市三輪崎
2019年05月24日
21 全議案可決で定例会が閉会
 那智勝浦町議会  

 那智勝浦町議会(中岩和子議長、12人)の令和元年第2回定例会が22日、常任委員会の各委員長報告をもって閉会した。今議会では追加議案はなく、上程された令和元年度一般会計補正予算など36議案全てが可決された。

 新クリーンセンター建設調査委員会と議員倫理特別委員会が中間報告を行い、中岩議長があいさつした。

 各常任委員会からの報告後、堀順一郎町長は先日の日本遺産認定に触れ、これを機に那智勝浦町のPRを関係機関とともに努めたいと述べた。閉会については「頂いた意見や提言を鋭意検討し、町政に反映させてまいります」と締めくくった。

 総務常任委員会、厚生常任委員会、経済常任委員会、建設常任委員会の各委員長の報告は次の通り。▽平成30年度の火災件数は7件、救急件数は1019件、搬送人員は952人、ドクターヘリ要請4件、防災ヘリは要請0件▽平成31年度子どもの読書活動優秀実践校の文部科学大臣表彰を町立市野々小学校が受賞▽町立勝浦小学校のプール改修工事は7月中旬終了予定▽ロケット誘致に伴う町有地の無償貸与についての議案を上程予定▽町立温泉病院の内科医3人が4月から着任▽ゴールデンウイーク中の10日間で220人が来院▽子育て世帯包括支援センターの設置▽空き店舗活用事業で新年度分の募集開始▽10連休(4月27~5月6日)の観光客入込数は日帰り客が5万1265人増(134・9%増)▽宿泊者数は町内のホテルが耐震リニューアル工事のため、3年前までと比較し、2182人と半数以下だった▽鳥獣害捕獲実績では3月末時点で、サルが121頭(3倍増)。シカは708頭(15%減)▽水産業は前年度と比較し、鮮魚マグロ入港船が159隻増。水揚げは410㌧減だが平均単価が70円増のため、金額では4億3700万円増▽にぎわい市場のクレジット決済の必要性について▽上水道では天満、朝日、湯川、市野々の排水管の工事を予定▽新設の消防防災センター造成設計業務委託の入札が22日に行われた▽国・県・町合同の那智谷関係の工事説明会が市野々地区で6月16日(日)、井関地区は6月30日(日)に開催▽町内の特定空き家4件の持ち主に指導文書を送付―など。

(2019年5月24日付紙面より)

閉会のあいさつを述べる堀順一郎町長=22日、那智勝浦町役場議場
2019年05月24日
22 主要事業伝え意見聞く
 町内各地で行政報告会  (古座川町 )

 古座川町が町内各地で行政報告会を開いている。22日は添野川、佐田、下部の3区で実施。西前啓市町長自ら本年度の主要な事業などを伝え、幹部職員らも同席して町民の質問や意見をじかに聞くなどした。

 町当局の取り組みに対する町民の理解と協力を促すとともに、町当局への要望などを町民から吸い上げる機会の一環。同町はここ3年、町民対象地区懇談会や区役員対象意見交換会、町民対象地区懇談会〈会場を地区から各区またはその合同に変更〉と変遷しつつ、おおむね年1回の頻度でこの機会をつくっている。

 今回は町民対象の行政報告会と題して計画。町内各区に事前調整の協力を求め、会場と日時が定まった区から順次、西前町長ら幹部職員が出向く形で開くさなかにある。

 添野川区(山崎勝好区長)は添野川集会所での実施を希望し、当日は山崎区長ら区民12人が参加。西前町長は「希望や意見を忌憚(きたん)なく聞きたい」とあいさつして本年度の主要事業を報告し、質問や意見を求めた。

 報告内容は、本年度からの新規分が▽津波避難施設整備事業▽高規格救急自動車整備事業〈七川分駐所分を更新整備〉▽町道改良事業〈立合峯線〉▽各種計画策定事業▽公共施設・学校施設空調設備整備事業〈三尾川(みとがわ)小と七川総合センター〉▽池野山集会所基本構想設計業務▽アメリカカンザイシロアリ被害本調査事業。

 前年度からの継続分が▽子育て支援事業▽入院時室料市町村間差額補助事業▽ブロック塀等耐震対策事業▽町道改良事業〈池田線、大柳線、平井川一号線〉▽子ども医療費助成事業▽移住定住者新築住宅等助成事業―で、区長連合会時と同じ資料を配って詳細を説明した。

 町民からは区域における被災対応やブロック塀等耐震対策事業の適用範囲の詳細、空き家登録の進捗(しんちょく)や県道38号改良の見通しなどで質問があり、ICT環境を軸にした七川地区人口増への働き掛けの必要性で意見を交わし、七川ふるさとづくり協議会のチッパー導入が既存のソメイヨシノの乱伐につながらないよう注視を求める声が上がる場面もあった。

 その他、下村賢一総務課長からふるさとバスの増便を考えているという報告があり、その時点での考えに対して意見を求めた。

 この日は添野川区のほか、佐田区と下部区でも同報告会があった。同日現在、15日の下露区を皮切りに町内26会場で実施済み、または開く予定。問い合わせは各区か役場総務課(電話0735・72・0180)まで。

(2019年5月24日付紙面より)

行政報告会を開くに当たりあいさつする西前啓市町長=22日、古座川町添野川
2019年05月24日
23 みんなで楽しいひととき  蓬莱保が親子遠足  (新宮市 )
2019年05月24日
24 ゲームで交流深める  中央児童館で「おたのしみひろば」  (新宮市 )
2019年05月24日
25 文化向上の貢献を表彰 小野俊二さんに感謝状も (新宮市文化協会)
2019年05月24日
26 消えた地名の歴史探る  健人大学に125人  (新宮市 )
2019年05月24日
27 選手に激励送る  県総体壮行会を実施  (串本古座高校 )
2019年05月24日
28 新たに結城力議長を選出  副議長は沼谷美次議員に  (串本町議会 )
2019年05月24日
29 7月27日にオープン  串本町潮岬に拠点施設  (南紀熊野ジオパーク )
2019年05月24日
30 和菓子作りで交流  わかば園と千穂第1地区民児協  (新宮市 )
2019年05月24日
31 園児と一緒に楽しく遊ぶ  鵜殿保の園庭開放に参加  (子育て支援セ )
2019年05月24日
32 有城正剛さんに表彰状伝達  5月定例会で防災用品紹介  (紀宝町民児協 )
2019年05月24日
33 ほたる灯ろう展に向け  作品の貼り付け作業  (紀宝町 )
2019年05月24日
34 新作寸劇の披露に向けて  高齢者地域見守り隊が稽古  (紀宝町 )
2019年05月24日
35 新議長に前田賢一議員  東原伸也議員が副議長に  (新宮市議会 )
2019年05月23日
36 「働き方改革」理解を
 県労働基準協会新宮支部が総会  

 公益社団法人和歌山県労働基準協会新宮支部(支部長・堀起佳新宮鉄工所社長、378事業所)は21日、那智勝浦町のホテル浦島で本年度定期総会を開き、事業計画などを承認した。総会後には新宮労働基準監督署(中前英人署長)による講話があった。

 開会で堀支部長は、県内の昨年の労働災害死者数は過去最少となったものの死傷者数全体では増加していることから「今後一層の取り組み強化が求められる」と述べた。

 今年4月から「働き方改革推進法」が順次施行されているが、問題のある事案が少なからず認められるとし「協会としても行政のご支援、ご指導ならびに役員、会員の方々のご理解、ご協力を賜りながら労働災害防止および労働条件の確保・改善などに関する各種事業に取り組んできた」とあいさつ。

 本年度は労働基準法や労働安全衛生法等関係法令の諸手続等の相談、関係機関・団体等との連携などに取り組んでいく。

 総会後の講話では、あいさつで中前署長がグラフを示し「和歌山県の労働者は全国より労働時間が長いのに有給休暇をあまり取っていないということになる。高齢化も進んでいる」と説明。

 「働き方改革」の意義や署の取り組みとして「働き方改革関連法の周知徹底」「過重労働の解消、過労死防止対策の推進」「基本的な労働条件の確保・改善」「労働災害防止」に向けた指導に取り組んでいると紹介した。「事業主の皆さま方から監督署にご相談もたくさんいただいておりますが、署に設けられている相談・支援班が懇切丁寧に対応しております。どうかお気兼ねなくご利用ください」と呼び掛けた。

 同署の森井顕二監督・安衛課長は関連法に関する講話をし、出席者らが耳を傾けた。

(2019年5月23日付紙面より)

会員らが出席した総会の様子=21日、那智勝浦町のホテル浦島
2019年05月23日
37 永年在籍会員11人を表彰
 シルバー人材センターが総会  (新宮市 )

 公益社団法人新宮市シルバー人材センター(山口彰理事長)は18日、市福祉センターで第8回定時総会を開いた。昨年度事業報告などの議案を承認したほか、永年在籍会員11人を表彰した。

 人材センターの昨年度の請負・委任での受託件数は3914件、契約金額は7948万6671円で前年より減少となったが、派遣事業は受注件数30件、契約金額は1474万3229円と増加している。会員は11人増(入会32、退会21)。

 本年度は「自主・自立・共働・共助」の理念の下、安全適正就業を前提に就業機会や会員の拡大など、センターの進展と地域の活性化に貢献できるようさまざまな事業に取り組む。事業内容は普及啓発に伴う奉仕活動や「高齢者いきいきサポート事業」の実施など。

 山口理事長は、現在の会員の平均年齢は73歳であるとし「平成元年当時、私たちは40代前後の働き盛りで、バブル期の日本を支えていた」と振り返った。「人が集まって仕事を分け合っていく。少しでも世の中の役に立ち、毎日が円滑に進められるように頑張っていきたい」とあいさつした。

 来賓の田岡実千年市長は、会員らの活動に感謝を述べ、市の人口減少率について説明。「良質な雇用を創出するとともに、安心して子どもを育てられる環境を整えていきたい」。今後は高齢者になっても経験を通して社会に貢献してくれる人が必要になってくると述べ、「これからもまちのために力を貸してください」と協力を求めた。

(2019年5月23日付紙面より)

永年在籍会員表彰を受ける会員=18日、新宮市福祉センター
山口彰理事長
2019年05月23日
38 交流通して解決策見いだす
 大阪市立大学がフィールドワーク  (新宮市 )

 大阪市立大学コミュニティ再生副専攻の学生と院生ら6人は、17日から19日にかけて新宮市を訪問した。地域の課題に対して取り組む姿勢や方法を学ぶ「アゴラセミナーⅠa」のフィールドワークを実施し、新宮市熊野川町の小口自然の家や高田地区、神倉神社などを訪れ、ヒアリングや対話で学びを深めた。

 アゴラセミナーは「地域実践演習」で学んだ知識を基に、地域社会が抱える問題をより幅広い視点から俯瞰(ふかん)することを目的とした科目。フィールドワークを通して、実践家と交流、意見交換しあうことで地域が抱える問題や課題を見いだすだけでなく、現場に即した解決策をデザインする力を身に付ける。

 18日の小口自然の家では、熊野川行政局住民生活課の宮上圭巨課長補佐と西山寛係長が、同行政局の概要などについて話した。定住促進の取り組みとして▽体験交流推進事業▽熊野川地域フラワーツーリズム推進事業▽熊野川町定住促進住宅―などを紹介した。市民交流を深め、同地域をより多くの人に知ってもらおうと、自然や特産品など地域資源を生かした体験交流事業も実施していると説明。米作り体験やこんにゃく作り体験、熊野川地域物産展(鯉のぼり祭り)などの取り組みを解説した。

 19日には旧チャップマン邸を訪問。市観光ガイドの栗林確さんが「大逆事件」や人権問題について講話した。栗林さんは「『大逆事件』はえん罪といわれているが、本当の犯人はいない。弾圧事件といえる」などと説明。同市春日の犠牲者顕彰碑と、碑に記された「志を継ぐ」の意味について説明し「自由、人権、平等の精神を継ぐために、新宮市は戦い続けなければならない」と述べた。

 学生らはその後、高野坂を経て三輪崎漁港や三輪崎青年会館、三輪崎八幡神社などを見学。日本遺産に認定されている鯨踊りや鯨に関する伝承を学んだ。

(2019年5月23日付紙面より)

栗林確さんから「大逆事件」の説明を受ける学生ら=19日、新宮市の旧チャップマン邸
2019年05月23日
39 懸念踏まえて方向性確認
 更生保護女性会串本分会が総会  (串本町 )

 串本町更生保護女性会串本分会(谷口矮文子会長)が17日、文化センターで総会を開き事業計画案を承認するなどして活動に弾みをつけた。

 更生保護女性会は、青少年の健全育成に努めるとともに過ちを犯した者の更生の支えになり、総じて誰もが心豊かに生きる明るい社会の実現に向け活動する団体。

 串本町域では現在、旧串本町域を担当する同分会と旧古座町域を担当する古座分会がそれぞれに趣旨の達成を目指している。串本分会は更生保護女性本来の役割に加え、社会を明るくする運動を契機とした啓発やミニ集会の展開、町内一斉清掃やふれあいいきいきまつりへの参加、地区レベルでの活動などを通して明るい社会づくりに努め、他方では「にしき園ボランティア」と題して奉仕活動にも取り組んでいる。

 総会には会員18人が出席。冒頭で谷口会長は改元を節目にして今を振り返り、IT技術の進展で便利になる一方で人の絆が希薄になり命の重さや尊さといった概念が失われつつあるように感じると懸念を訴え、今後の方向性として「これからも子どもを見守り寄り添う活動を中心にし、皆さんが安心して心豊かに暮らせる社会を目指して各種団体と連携しながら頑張っていきたい」と呼び掛けた。

 来賓として田嶋勝正町長、潮﨑伸彦教育長、堀正・牟婁保護司会串本分会長も同席し、それぞれに祝辞を述べて会員の活躍を期した。

 議事では前年度と本年度の事業関連諸議案を審議し承認。事業計画は前年度をほぼ踏襲する内容とし、2年に1回の研修先(更生保護施設「端正会」視察を10月下旬ごろ実施)や牟婁保護司会との交流機会を持つこと、総会や例会で会員が集まるときに研修の機会を持つことも話し合い併せて決めた。

(2019年5月23日付紙面より)

開会に当たりあいさつする谷口矮文子会長=17日、串本町文化センター
2019年05月23日
40 優勝は木下三次さん
 もみじ会5月月例杯  
2019年05月23日
41 対戦カード決まる
 新宮と串本古座が初戦で激突  (県高校総体サッカー競技 )
2019年05月23日
42 相撲のJOC強化スタッフに
 和歌山商の門林教諭  (那智勝浦町出身新宮高卒 )
2019年05月23日
43 東牟婁からは串本が参戦
 県サッカー協会U―12トップリーグ  
2019年05月23日
44 地域の魅力をアピール  「第40回伊勢楽市」に出展  (新宮市 )
2019年05月23日
45 昭和40年前後の新宮市  2組の写真が物語る風景  (熊野の歴史を探る )
2019年05月23日
46 つながり深め地域づくり  初の花いっぱい運動実施  (那智勝浦町 )
2019年05月23日
47 楽しく自由な発想で  少年少女発明クラブ開講式  (新宮市 )
2019年05月23日
48 16人の児童が入部  王子ヶ浜少年消防クラブ結成式  (新宮市 )
2019年05月23日
49 目指せ!!インターハイ出場  運動部の健闘に期待  (新宮市内各高校で壮行会 )
2019年05月23日
50 11組34人がテント泊  ファミリーキャンプ  (潮岬青少年の家 )
2019年05月23日
51 専決承認や予算補正など  古座川町議会第2回臨時会開会  
2019年05月23日
52 武道館で愛好者が交流  合同鍛錬会は28日に延期  (串本町健康太極拳協会 )
2019年05月23日
53 かわいい練り切り和菓子  あったカフェでワクワククッキング  (串本町 )
2019年05月23日
54 迫力の踊りで盛り上がる  第12回南紀海彩まつり  
2019年05月23日
55 神様の恵みや地域に感謝  マリア保で「花の日礼拝」  (新宮市 )
2019年05月23日
56 お悔やみ情報
  
2019年05月22日
57 国内外屈指17チーム集い
 30日から「ツール・ド・熊野」  

 熊野地方を舞台に30日(木)から6月2日(日)までの4日間、国際自転車競技連合(UCI)公認で国内屈指の自転車ロードレース「第21回TOUR・de・熊野(ツール・ド・くまの)」が開催される。NPO法人SPORTS PRODUCE熊野主催、熊野新聞社など後援。

 同レースには、現在UCIアジアランキング2位で新宮市を拠点とする「キナンサイクリングチーム」など国内から11チーム、海外からは現在UCIアジアランキング1位のトレンガヌ・INC・TSG・サイクリングチーム、同3位のHKSIプロサイクリングチームなど6チームが出場。17チーム102選手(各チーム6選手)が熱戦を繰り広げる。

 21回目を迎え新たなスタートを切る今大会は、昨年まで同時開催していた全日本実業団自転車競技連盟による「3デイズ・ロード・熊野」を行わず、国際ランキングのポイントが加算される「ツール・ド・熊野」のみで実施。第1、第3ステージのコースが変更になった他、第2ステージでの熊野市街のパレード走行は行わない。

 コースは海、山、川の景観と、起伏のある自然豊かな環境で、本場ヨーロッパのコースに似た雰囲気が特徴。30日は新宮市の市田川沿いでタイムトライアル。31日(金)の第1ステージは同市熊野川町の赤木川清流コース。1日(土)の第2ステージは三重県熊野市~御浜町の山間部を走る熊野山岳コース。2日の第3ステージは太地町の太地半島周回コース。

 開催に当たり角口賀敏実行委員長は「できるだけスムーズな運営を行い、地域の皆さまに喜んでいただける大会にしたい。期間中、皆さまにご迷惑をお掛けすると思いますが、ご理解、ご協力よろしくお願いします。国内外17チームによる熱い戦いを期待します」と話している。

 今年のレースアシスタントは、森下紗妃さんと上西ありささんが務め、毎年恒例のフォトコンテストやインターネット生配信、地元ケーブルテレビ局での生中継を予定している。

(2019年5月22日付紙面より)

開催をPRする(左から)角口賀敏実行委員長、レースアシスタントの上西ありささんと森下紗妃さん=20日、新宮市浮島
2019年05月22日
58 要望書提出し考え聞く
 身障者連盟が定例総会  (串本町 )

 串本町身体障害者連盟(中野實会長、会員43人)が19日、同町地域保健福祉センターで定期総会を開いた。役員改選があり、中野会長を再任とする体制案を承認。議事に先立ち来賓として列席した田嶋勝正町長に要望書を提出し、考えを聞く機会も持った。

 障害の種別を超え一丸で結成する同連盟は、会員相互の親交を深め結束を高めるとともに、地域における社会的障壁を解消するための提案を当事者の視点で町当局など関係機関に行う重要な役割も担っている。

 定期総会は年1回、年度序盤に町長らとじかに意見を交わす機会を取り入れながら計画している。開会に当たり中野会長はかねて要望してきた文化センターのトイレのバリアフリー化が実現したことへの感謝を掲げ、昨今の関心事として災害時要支援者個別計画策定と手話言語条例制定を課題視しつつあいさつ。

 来賓として田嶋町長と同町社会福祉協議会の松本英明副会長が列席し代表して田嶋町長は大字串本東側堤防のかさ上げによる避難時間確保と小型ロケット射場建設の展望を報告しつつ祝辞を述べた。

 その後に提出した要望書の事項は▽障害者用駐車場整備(青色塗装の実施)▽歩道環境整備(潮岬西口信号交差点~同東口信号交差点間の国道42号)▽コミュニティバス運行(リフト付きバスの採用と停留所増設や増便)▽JR串本駅にエレベーター設置▽公的機関に手話通訳者を配置▽災害時要支援者の個別計画策定や災害時福祉避難所の明確化―の6点。

 回答は提出した翌年の総会で聞くのが近年の慣例だが、今回は中野会長から①エレベーター設置②リフト付きバス導入③手話言語条例制定―の3点で質問をして町長の考えを聞いた。

 田嶋町長は、①について小型ロケット射場稼働時に車両以外の交通手段として鉄道を振興することで駅の利用者数を増やし設置条件をクリアすることをJR西日本和歌山支社長と話す、②について一気に全部とはいかないがまずは補助的なステップ装置が付いたバス1台を導入したい、③について実効性がある制定を目指す、とそれぞれ答えて今後を示唆した。

 続く議事では前年度と本年度の事業関係諸議案を審議。本年度は同連盟グラウンドゴルフ大会を晩秋から初夏に振り替えた以外、前年度をほぼ踏襲する事業計画とすることを決めた。

 役員改選は事前に役員会で体制案を立案し、その内容を読み上げて承認を受ける形で決めた。任期は2年間で、続投となった中野会長は「老骨にむちを打って皆さんと共に頑張りたい。毎年同じ要望をし、少しずつだが解消しているので今後も粘り強く続けていきたい」と意気込みを掲げた。

(2019年5月22日付紙面より)

田嶋勝正町長(右)に要望書を提出する中野實会長=19日、串本町地域保健福祉センター
2019年05月22日
59 防災センター視察など承認
 自主防災組織連協が総会  (紀宝町 )

 紀宝町自主防災組織連絡協議会(会長・東口高士鮒田自主防災会長)は20日、同町防災拠点施設防災研修室で本年度総会を開催。視察研修会や防災訓練など事業計画を決めた。

 同協議会は加盟する町内37の自主防災組織が連携を密にし、災害時に迅速、的確な活動ができるよう各種事業に取り組んでいる。

 総会には、各自主防災組織の代表らが出席し、東口会長が「訓練は訓練、実践は実践。災害時には何があるか分からない。皆さまは地域の代表として、共助を大切にしてもらいたい」とあいさつ。西田健町長は「皆さまの活動のおかげで安全安心の向上を図っていける町になってきた。今後ともご協力を」と述べた。

 議事では昨年度の事業を報告し、本年度の事業計画案を審議して採択した。町の担当職員が防火防災訓練災害補償共済制度や町地震対策支援事業などについて説明した。

 本年度は10月から来年3月にかけて研修会を実施し、名古屋市港防災センター、京都市市民防災センター、稲むらの火の館、淡路大震災記念「人と防災未来センター」などを視察する。尾鷲市、紀北町、松阪市などの県内自主防災組織と意見交換も行う。また、年間を通して各地区で防災訓練に取り組む。

(2019年5月22日付紙面より)

総会に出席した各自主防災組織の役員=20日、紀宝町防災拠点施設防災研修室
東口高士会長
2019年05月22日
60 支援の募金手渡す
 「生命の駅伝」ランナーが到着  (新宮市 )

 がんと闘う人を励まし、研究の支援を呼び掛ける「第25回生命(いのち)の駅伝」(同駅伝の会主催)のランナー6人が20日夕方、新宮市に到着した。速水盛康教育長と田中幸人市健康福祉部長が、市役所などに設置していた募金箱をランナーに手渡した。

 同駅伝は三重大学が共催。駅伝を通してがん治療や予防の研究者を支援し、社会全体でがんと闘う募金啓発イベントで毎年開催されている。ランナーは三重県から和歌山県にまたがるコースを走り、事前に各所に設置されていた募金箱を受け取る。

 午前中に串本町立文化センターを出発し、古座川町、太地町、那智勝浦町の各役場、市立医療センター、市立光洋中学校、東牟婁振興局を経て、雨脚が強まる中、市役所別館に到着。約40人の市民や市職員が拍手で迎えた。

 同所でランナーをねぎらう激励式が行われ、田中健康福祉部長が「皆さまの活動を広げようという意志、活動は多くの人の心に響いている」と田岡実千年市長のあいさつを代読。「元気に完走し、さらなるがん医療の充実化が図られますよう祈念します」と結んだ。

 同駅伝実行委員会の上村眞由実行委員長は協力に感謝の意を表し「医学部を出たからといって誰でも研究者になれるわけではない。研究者が恵まれた環境とは言い難い」と実情を説明し「がんと闘う人や家族だけでなく、人類全体を救う気持ちでがん研究を支援していきたい」と思いを語った。

 ランナーは22日から三重県に入り、6月1日(土)まで各地の役場や医療機関で支援を呼び掛ける。ゴールは松阪市中部台運動公園。

(2019年5月22日付紙面より)

速水盛康教育長(右)と田中幸人市健康福祉部長(中央左)がランナーに募金箱を手渡した=20日、新宮市役所別館
2019年05月22日
61 2種目12部門で熱戦展開
 会長杯紀南卓球大会  (新宮東牟婁卓球協会 )
2019年05月22日
62 坂野医院が優勝 第143回職場対抗ボウリング大会 
2019年05月22日
63 JAPAN・SとクローバーAが優勝
 第30回体協ソフトバレーボール夏季大会  (那智勝浦町 )
2019年05月22日
64 清水峠と浦神峠を整備  なちかつ古道を守る会  (那智勝浦町 )
2019年05月22日
65 防災や観光行政など  4議員が登壇し一般質問  (那智勝浦町議会 )
2019年05月22日
66 新部長に成田雅史さん  南紀くろしお商工会青年部が総会  
2019年05月22日
67 砂地広がり環境整う  アカウミガメの産卵に期待  (王子ヶ浜 )
2019年05月22日
68 本紙エリアで6人受章  令和元年春の叙勲  
2019年05月22日
69 望楼の芝にぎわう  くしもとこども園、和深保育所が遠足  (串本町 )
2019年05月22日
70 濱重明議長と川口朋副議長を再任  熊野市議会  
2019年05月22日
71 「緑のカーテン」を設置  きぼらんせの有志5人  (紀宝町 )
2019年05月22日
72 全員で一丸となって 新宮、那智勝浦、太地6中学校で体育祭 
2019年05月22日
73 お悔やみ情報
  
2019年05月18日
74 円滑な管理運営を目指し
 近畿ブロック協議会が総会  (新宮市 )

 公益財団法人ブルーシー・アンド・グリーンランド財団(B&G財団)の37自治体、45海洋センターで構成する近畿ブロック地域海洋センター連絡協議会の令和元年度総会が16日、新宮市役所別館で開催された。平成30年度事業実施報告や収支決算報告があり、新年度の実施計画と収支予算が承認された。役員改選では田岡実千年市長が新年度の会長に選出された。

 B&G財団は、海洋性レクリエーションをはじめとする自然体験活動などを通じて、次代を担う青少年の健全育成と、幼児から高齢者まで国民の「心とからだの健康づくり」を推進している。各地域のB&G海洋センターは全国に10ブロック設立された地域海洋センター連絡協議会のもと、事業の連携や活動情報の共有化を進めている。

 近畿ブロックは和歌山県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県のB&G地域海洋センターおよび海洋クラブで構成。各地域において青少年の体力づくりや住民の健康増進と心の触れ合いの場として施設の有効活用を促進し、円滑な施設の管理運営を図ることを目的としている。主な事業は▽海洋センターの管理運営に関する情報交換▽海上・陸上スポーツの研修に関すること▽B&Gスポーツ大会近畿ブロック大会に関することーなど。会長、副会長、理事は各都道府県海洋センターの持ち回りとなっている。任期は1年。本年度は6月1日(土)、2日(日)に串本町で「B&G親と子のふれあいキャンプ」、8月7日(水)、8日(木)に新宮市においてスポーツ交流会「和歌山県マリンスポーツの集い」などを計画している。

 総会では前会長の西村良平・京都府南丹市長のあいさつがあったほか、田岡市長が「今後も協議会の発展のために精いっぱい頑張りたい。さらに強固な協力関係を築き、本会が有意義なものになれば」と他府県からの参加者らを歓迎。「本年度の事業運営が円滑に進みますようご理解、ご協力を」と新任のあいさつをした。

 17日に同会場で開催された指導員研修会では、公益社団法人アジア協会アジア友の会の村上公彦・専務理事事務局長が「土と水と緑の学校」を題目に講演した。

(2019年5月18日付紙面より)

総会に出席した皆さん=16日、新宮市役所別館
2019年05月18日
75 本番に向けた展開固める
 串本町実行委員会が総会  (ねんりんピック )

 ねんりんピック紀の国わかやま2019串本町実行委員会(会長・田嶋勝正町長、委員29人)が17日、同町地域保健福祉センターで総会を開き▽小中学生協力による応援のぼりの掲出▽ミニ観光ツアーの実施―を含む今後の展開を固めた。

 ねんりんピック(全国健康福祉祭)は、60歳以上を中心に国民の健康増進や社会参加、生きがいの高揚などを図り、触れ合いと活力のある長寿社会形成に寄与するスポーツと文化の祭典として年1回実施。会場は都道府県持ち回りとなっていて、本年度は和歌山県が会場地となり各市町村に会場を求めつつ受け入れの準備を進めている。

 大会期間は11月9日(土)~12日(火)の4日間。同町域では総合運動公園多目的グラウンドがサッカー交流大会の一会場となっていて、10日(日)と11日(月)の2日間にわたり試合と表彰式を行う。同実行委員会はこの機会の盛り上げとともに、その出場者と応援者、観戦者の受け入れを円滑安全に進めるための準備を進めている。

 総会を開くに当たり、田嶋町長は「串本町に来ていただいた皆さんに喜んでいただける大会をつくり上げていきたい」と意気込みを掲げつつあいさつ。続く議事では前年度と本年度の事業関連諸議案を承認し177日後に迫った試合本番に向け士気を高めた。

 委員は前年度事業報告の一環で第31回大会(ねんりんピック富山)の記録映像を鑑賞し、本番でどのような状況が予想されるかを一考。そのイメージを持って前述の趣向や円滑な運営のための諸準備に加え地元ならではの軽飲食の振る舞いや健康づくり教室などで歓迎やもてなしを展開することを決めた。

 その他事項では、期間中の交通対応(道路や鉄道)について確認を求める質問があり、事務レベルで県と十分にすり合わせて安全確保に努めるよう促した。

(2019年5月18日付紙面より)

第31回大会の記録映像を見て本番のイメージを培う委員ら=17日、串本町地域保健福祉センター
2019年05月18日
76 教習コースで運転技術確認
 紀宝町、御浜町の老連が参加  (安全運転大会 )

 「子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止」などを重点とした「春の全国交通安全運動」期間中の15日、御浜町の紀伊自動車学校で高齢者を対象とした安全運転大会があった。

 高齢運転者が実際に教習車を運転し、交通事故防止を図ることが狙い。紀宝町と御浜町の両老人クラブ連合会から会員10人が参加した。

 同校教室で開会式があり、紀宝地区交通安全協会の久保正会長が「日頃の運転技能再確認の場にしてください」とあいさつした。

 紀宝警察署の横山哲也地域交通課長は「今年に入り管内で138件の事故が発生し、人身事故が13件で2人が亡くなった。国道42号での事故が多い」と報告し、「身体能力、運転技術を把握し、十分注意して運転してもらいたい」と呼び掛けた。

 この後、教習コースに移動して実技走行に取り組んだ。参加者は教習車に乗り込み、バックでの幅寄せ、交差点の左折、狭い道路の走行などのチェックを受けながら自身の運転技術を確かめた。

 普段は軽トラックに乗っているという紀宝町平尾井の林杜谷さん(72)は「緊張して一旦停止を忘れそうになった。バックや安全確認の重要性を再確認できた」と話していた。

(2019年5月18日付紙面より)

交通安全講話を聞く参加者=15日、御浜町の紀伊自動車学校
教習コースで運転技術を確かめる
2019年05月18日
77 納期内納税を呼び掛ける
 県税事務所と新宮市が合同啓発  

 自動車税の納期内納税を周知する啓発活動が16日、新宮市橋本のイオン新宮店で行われ、紀南県税事務所と新宮市役所の職員合わせて5人が、ポケットティッシュを配布し買い物客らに呼び掛けた。

 自動車税は、4月1日現在での自動車所有者を対象に、5月31日(金)を納期限として納める県税。課税台数が約31・3万台と多くの県民が納税するもので、税収額も約115億円と基幹税として貴重な財源となっている。

 納税場所は、金融機関窓口の他、コンビニエンスストアやペイジー対応ATM、インターネットバンキング、口座振替、各県税事務所、振興局県税窓口など。

 啓発活動は県内各県税事務所と16市町が合同で実施し、新宮市を含む20カ所で自動車税と併せて固定資産税や軽自動車税など市町村税の納付期限も周知した。

 紀南県税事務所納税課の鈴木康正さんは「納期内納税のパーセンテージが、ありがたいことに年々上昇しています。今年もさらに上昇するよう、皆さまにご協力をお願いしたい」と話した。

(2019年5月18日付紙面より)

買い物客らにポケットティッシュを配り買い物客らに納期内納税を呼び掛ける=16日、新宮市橋本
2019年05月18日
78 前河土さん、羽山さんが優勝
 那智勝浦体協グラウンドゴルフ春季大会  
2019年05月18日
79 8部門で優勝と好成績
 平野杯空友会国際親善交流空手道大会  (志彰会勝浦道場 )
2019年05月18日
80 緩やかな回復傾向  県内経済情勢4月判断  
2019年05月18日
81 地域に根差した活動を  更生保護女性会が総会  (太地町 )
2019年05月18日
82 部長に大林幸子さん再任 南紀くろしお商工会女性部が総会 (那智勝浦町)
2019年05月18日
83 「一緒に遊ぼう!」  太地こども園が触れ合いの日  
2019年05月18日
84 楽しいひとときを過ごす  白梅保が親子遠足  (新宮市 )
2019年05月18日
85 浅瀬横切り注目集める  サンゴ台のオオウナギ  (串本町 )
2019年05月18日
86 浦神の「耳の鼻」訪ねる  春夏ツアー第2弾で23人  (南紀串本観光協会 )
2019年05月18日
87 潮岬節保存会と共演  体育祭の練習大詰め  (潮岬中 )
2019年05月18日
88 海洋センター修繕を支援  B&G財団が助成を決定  (串本町 )
2019年05月18日
89 大きく手を伸ばして横断  鵜殿保で交通安全教室  
2019年05月18日
90 命の道早期完成を  熊野尾鷲道路や国道169号改良促進を決議  (熊野市 )
2019年05月18日
91 会員の力作63点展示  画会「むら」第43回小品展  (まなびの郷 )
2019年05月18日
92 お悔やみ情報
  
2019年05月17日
93 子どもの人権SOS
 全国の学校でミニレター常設始まる  

 法務省は、学校におけるいじめや体罰、家庭内での虐待など、子どもたちが抱える問題に応える活動として、全国の小、中学校に「子どもの人権SOSミニレター」の常設に向けた取り組みを進めている。新宮・東牟婁郡では小学校は6月中旬ごろから、中学校では7月以降に法務省職員が各学校を訪問し、学校側の許可を得た上でミニレターを設置する予定になっている。

 ミニレターは法務省と地方法務局、人権擁護委員で組織する全国人権擁護委員連合会が、子どもの悩みや困りごとの相談に応える活動として2006年から実施している。これまでは10~11月と、12月の人権週間などに配布されていたが、1月に千葉県で起きた女児虐待事件をきっかけに全国的に常設する運びとなった。

 便せんと封筒が一体になっており、相談内容を書き切手を貼らずにポストに投函(とうかん)すると最寄りの法務局などに届く仕組み。送られてきたミニレターは法務局職員や人権擁護委員が読み、手紙か電話の希望する方法で返事をする。事案によっては子どもと面談を行ったり、学校など関係機関と連携を図ったりしながら問題解決に向けて取り組んでいる。

 昨年度、県内で寄せられたミニレターを介しての相談件数は▽和歌山市30▽橋本市3▽田辺市14▽御坊市6▽新宮市4―の計57件だった。和歌山地方法務局新宮支局によれば、ミニレターの相談を通して重大な事件が発覚したケースは現在のところないが、全国的にはいじめや虐待、学校の教員による不適切指導など、調査を必要とする事案も相談されている。ミニレターの常設によって、子どもの人権問題の発掘と解消に向けた効果が期待される。

(2019年5月17日付紙面より)

子どもの人権SOSミニレター(写真は小学生用)
2019年05月17日
94 補正予算など36議案上程
 那智勝浦町議会が開会  

 那智勝浦町議会(中岩和子議長、12人)定例会が15日、開会した。専決処分などの報告11、補正予算2、条例の制定と一部改正5、賠償額の決定1、人事16、発議1の計36件が上程された。会期は22日(水)までの8日間。一般質問は20日(月)、21日(火)を予定している。

 任期満了を迎える同町議会議員選挙が6月18日(火)告示、同月23日(日)に投開票されるため、5月の開会となった。

 諸報告で堀順一郎町長はゴールデンウイーク中の入込状況が好調だったとし、職員が1人態勢のため、混雑が懸念されていたJR紀伊勝浦駅も駅員の増員対策により、混乱混雑はなかったと話した。3月議会で予算が承認された消防・防災センター建設では基本設計と実施設計の事業者が決定したことを報告。「過去から得た知見を教訓とし、災害に強いまちづくりを進め、令和の時代の那智勝浦町を築くべく、決意を新たに取り組んでまいる所存であります」と語った。

 提出された議案は▽那智勝浦町税条例等の一部を改正する条例▽平成30年度一般会計補正予算▽令和元年度一般会計補正予算▽損害賠償の額決定について▽農業委員会委員の任命―など。

 当局は平成30年度一般会計補正予算について、事業費の確定などから減額補正となり、歳入歳出それぞれ5億835万7000円減の91億9440万5000円と説明。令和元年度の一般会計補正予算では、10月に新路線(宇久井線、勝浦線)の運行開始が予定される町営バス関連予算やプレミアム付き商品券給付事業などを盛り込み、歳入歳出それぞれ1億5793万3000円を追加し、予算総額81億8973万3000円とした。

 議員発議の那智勝浦町議会委員会条例の一部を改正する条例では「総務常任」、「厚生常任」、「経済常任」「建設常任」の四つの委員会を「総務経済常任委員会」と「教育厚生常任委員会」に合併、縮小し、町議員選挙後の7月から開始とするもの。この日、全ての議案は承認、可決された。

(2019年5月17日付紙面より)

那智勝浦町議会定例会が開会した=15日、那智勝浦町役場議場
2019年05月17日
95 新園舎の完成祝う
 天満保育園で竣工式  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町天満の日本基督教団紀南教会の天満保育園(小宮一文園長)の新園舎で16日、竣工(しゅんこう)式が営まれた。堀順一郎町長や県、町の関係者、工事業者、保護者や紀南教会員ら約30人が新しい園舎の完成を祝った。

 同園は1935年、当時の町長の要請を受け、教会伝道所に開設。現在で83年となる。

 新園舎は、鉄骨造り一部2階建てと、災害時に園児や近隣住民が避難できるシリンダーシェルターの2棟。シリンダーシェルターは海抜13㍍で、屋上までは園児や高齢者に配慮したスロープが設置されている。今年の3月に完成した。

 竣工式は教会の式に従い、祈祷や賛美歌の斉唱などの礼拝も営まれた。小宮園長は「多くの方々の祈りと努力が実を結んだ。安全な建物の完成に全てが動員されたこと、皆さまの働きに心から感謝いたします」とあいさつ。堀町長が祝辞を述べ、松隈智子副園長は完成までの経緯に感謝し、「戦争、台風や津波、紀伊半島大水害での被害を乗り越えたが安全な園舎を切望していました。未来に向けより一層の保育内容の充実に励みます」と力を込めた。

 出席した越水良子さん(81)は「主人はここの2期生で、子ども3人に孫が2人、今は4歳のひ孫がお世話になっています。立派な園舎ができて本当に安心しています」と喜んでいた。

(2019年5月17日付紙面より)

竣工式で小宮一文園長(右)と賛美歌を歌う出席者ら=16日、那智勝浦町天満
災害時に避難できるシリンダーシェルター
2019年05月17日
96 総会で3団体に感謝状 新加入「かわりない会」を紹介 (きぼらんせ)

 紀宝町ボランティア・市民活動センター「きぼらんせ」(神園敏昭運営委員長)は14日、町福祉センターで本年度総会を開催。所属する3団体を表彰し、事業計画などを決めた。

 同センターは2007(平成19)年5月に設立。当初は54団体1360人が所属したが、本年度は89団体と個人合わせて3854人に増加した。

 総会には登録団体の代表や来賓ら110人が出席。神園委員長が「今後もきぼらんせの活動を盛んにしたい」とあいさつした。

 10年以上同センターに登録し、地域福祉の進展に貢献した町災害ボランティアコーディネーター連絡会(久原章作代表)、傾聴ボランティア「クローバーの会」(森新一代表)、神内生き活き協議会(矢熊敏男代表)に感謝状を贈呈した。

 来賓の西田健町長が祝辞を述べた後、昨年度の事業を報告、本年度の事業計画案などを承認し、役員を選任した。

 本年度は▽個人ボランティア登録の啓発と運営▽若い世代、シニア世代、男性がボランティア活動に参加できる環境づくり―を重点項目に定め、交流会や研修会などを実施する。

 総会終了後は、新規登録団体の「かわりない会」(牧戸光彦代表)を紹介し、井上高志さんがギターの弾き語りを披露した。同会は毎週月曜日、鵜殿老人憩いの家「讃寿荘(さんじゅそう)」で住民が中心となった通所サービスに取り組んでいる。

(2019年5月17日付紙面より)

地域福祉の進展に貢献した3団体に感謝状を贈呈=14日、紀宝町福祉センター
神園敏昭運営委員長
2019年05月17日
97 フォトブックなどを作成  新宮市魅力発信女子部  
2019年05月17日
98 一人一人が積極的に  近大新宮がボランティア活動  (新宮市 )
2019年05月17日
99 ゆかし潟で「お話し会」 西俊行宮司が講話 (那智勝浦町)
2019年05月17日
100 「大きなイチゴ見つけた」  わかば保で園外保育  (那智勝浦町 )
2019年05月17日
101 ドは「読書のド」  那智勝浦町立図書館でお話会  
2019年05月17日
102 「アクシデントも面白い」  第3回男性料理教室  (新宮市 )
2019年05月17日
103 谷口暁理君が銅メダルに  ジュニア転向初の国際大会で活躍  (アジアジュニアカデット&U―21空手道選手権 )
2019年05月17日
104 親子でリトミック  あったカフェ「はぴはぴday」  (串本町 )
2019年05月17日
105 串本―大島間海域で仮泊  航海練習船「青雲丸」  (串本町 )
2019年05月17日
106 望楼の芝で楽しむ  串本小と出雲小が遠足  (串本町 )
2019年05月17日
107 自動車税は納期内に  オークワ串本店で啓発活動  (串本町 )
2019年05月17日
108 総合運動公園で公式戦  和歌山FB対06ブルズ  (関西独立リーグ )
2019年05月17日
109 シートベルト着用の徹底を  北越コーポ紀州工場を指定  
2019年05月17日
110 ドッジボールで白熱  1年生を迎える会  (神内小 )
2019年05月17日
111 がん検診受診呼び掛ける  健康づくり地域推進員が啓発  (新宮市 )
2019年05月16日
112 万全の準備で温かなお迎えを 新宮市実行委が第2回総会 (ねんりんピック)

 第32回全国健康福祉祭和歌山大会「ねんりんピック紀の国わかやま2019」に向けた新宮市実行委員会(会長・田岡実千年市長)の第2回総会が14日、市役所別館で開かれた。報告事項と、本年度の事業計画案など5議案が審議された。

 新宮市では11月9日(土)から11日(月)までの3日間、新宮東宝ボウルでボウリング交流大会、やたがらすサッカー場でサッカー交流大会(串本町、田辺市、上富田町と共催)が実施される他、各会場では、健康づくり教室の実施やおもてなしコーナーなどが設置される。

 田岡会長のあいさつ後、▽委員の変更▽常任委員会における審議決定事項―の報告事項2件と、▽平成30年度事業報告▽同年度収支決算報告および監査報告▽令和元年度事業計画案▽同年度収支予算案▽ねんりんピック紀の国わかやま2019新宮市開催種目交流大会令和元年度競技主管団体開催事業補助金交付要綱案―の5議案がそれぞれ、事務局からの説明後に審議され承認された。

 その他では、ボウリング競技に安里秀策選手(和歌山県ボウリング連盟)など日本代表経験のある4選手が招待選手として参加すること、期間中の9、10日には、水野家入部400年記念事業が新宮城跡および周辺や新宮市役所別館などを会場に開催されることなどが報告された。

 田岡会長は「大会まであと180日。万全の準備を整え、全国からお越しいただく皆さまを温かくお迎えしたい。大会が大成功となりますよう委員の皆さま方には、引き続き格別なご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます」と締めくくった。

(2019年5月16日付紙面より)

大会の成功に向けて議案が審議された=14日、新宮市役所別館
田岡実千年会長
2019年05月16日
113 那智勝浦教習所を開放
 高齢者体験型講習など  (春の全国交通安全運動 )

 春の全国交通安全運動中の14日、那智勝浦町宇久井の那智勝浦自動車教習所(寺井健雄所長)が開放され、体験型講習などがあった。参加した高齢者15人が交通安全講話を聞き、教習所内のコースを運転するなどして交通安全について再確認した。

 開講前に寺井所長は「この機会に自身の運転などを見直し、事故防止に努めてください」とあいさつ。続いて新宮警察署の岡本暢夫交通係長が講話した。体験型講習では、運転のできる参加者12人が2人一組になり、交差点右左折やS字クランクなどの互いの運転を観察。教習所担当者がコース走行の安全度を採点した。

 岡本係長は、全国的に交通事故は減少し、人身事故も減っているものの物損事故は増加しているとして、町内では駐車場内の接触事故が3割を占めると話した。「当地方は車がないと生活が難しい。元気に暮らすには、事故無く運転が続けられることが重要」と述べ、気を付けるポイントとして▽『道路は生きている』道の形は同じでも、状況は常に変わる。油断せず「かもしれない運転」を心掛ける▽『君子危うきに近寄らず』必要な安全確認の多い右折などは極力避けて、事故の確率を高めない▽『車は凶器』快適さの影にあるリスク、常に加害者になる可能性を忘れずに―といった三つの心得を繰り返し説いた。また、運転免許証の自主返納についても十分な検討を呼び掛けた。

(2019年5月16日付紙面より)

交通安全講話に耳を傾ける参加者の皆さん=14日、那智勝浦町宇久井
寺井健雄所長
岡本暢夫交通係長
2019年05月16日
114 器材試用で持ち味アピール
 メーカーと連携しイベント  (串本ダイビング事業組合 )

 串本ダイビング事業組合(小松誠司会長、会員24店舗)が11、12日の2日間、串本町の袋港や有田港、串本漁港を拠点にしてイベント「串本ダイビング祭り」を開いた。器材メーカー15社が参加して自社製品を貸し出し、それぞれの持ち味をアピール。ダイビング客約150人が試用して、各製品の持ち味を確かめるなどした。

 世界最北限のサンゴ群落があり、魚種も多く陸伝いで行けるダイビングスポットとして多くの愛好者に親しまれている串本の海。その集客力に着目し都市圏では難しい実際の使用を交えたアピールをするために器材メーカー各社が同組合と連携し、同組合も各社推奨の器材が実際に試せるという話題性による誘客を目指して年1回、両輪でこのイベントの運営に取り組むようになった。

 7年目となる今回も両日の日中に器材モニター会、初日夜半に交流会を開く内容で実施。モニター会場は主なダイビングボート係留場所となっている袋港と有田港に設け、各社は半々に分かれ初日が有田港なら2日目は袋港と入れ替わる形でブースを開いて、立ち寄ったダイビング客に製品を紹介し試供を勧めるなどした。

 交流会は串本漁港内に会場を設け、同組合スタッフに加え家族も協力して郷土食を含む軽飲食を準備。会員店舗のスタッフとダイビング客、メーカー各社のスタッフ約200人が集まり、食事をしながらダイビングつながりの交流を深め合った。

(2019年5月16日付紙面より)

ダイビング客らへのアピールでにぎわう器材モニター会=11日、袋港
食事を交えて交流するイベント参加者ら=11日、串本漁港
2019年05月16日
115 ホテル業の振興に貢献
 田邉毅一さんが国土交通大臣表彰  (新宮市 )

 2019年観光関係功労者の受賞者が先月15日に発表され、多年にわたりホテル業の振興に努め発展に寄与したとして、株式会社ユーアイホテルの田邉毅一(たなべ・きいち)・代表取締役社長(76)が国土交通大臣表彰を受けた。田邉社長は「観光のまち、そこで賞を頂けたことは地域の観光も認められたこと。うれしく思います」と喜びを語った。

 神奈川県横浜市出身。南紀ホテル組合と和歌山ラオス友好協会の会長、南紀勝浦温泉旅館組合副組合長を務める。2016年に近畿運輸局観光関係功労者表彰を受賞した。約50年にわたり観光関係の仕事に従事。福岡や静岡、春日部、舞鶴などでホテル運営やサービス業に携わり、各地域の振興に貢献してきた。新宮市井の沢の新宮ユーアイホテルは1992(平成4)年に創業した。

 「日本においてホテルが理解されてきたのは東京オリンピックからではないでしょうか。旅館が衰退しホテルが増え、『駅前にはホテル』の時代になりました。生活様式と同時に宿泊産業の形態も変わってきたと感じます」と、この50年を回顧する。しかし現在、海外の観光客が増え、日本の旅館の良さを日本人が見つめ直す時代になってきたとし「仕事ではホテル、余暇では旅館、そういう時代に変わってくる」とこれからの宿泊産業を予想する。

 「お客さんから『また来るよ』と言ってくれることがうれしい」と目を細めながら、与えられたことを淡々とやってきただけと謙遜する。「いろんな人に支えられてきました。受賞を目標にするのではなく、仲間、先輩、家族を大事にすることが大切だと感じています」。

 「人とのふれあいによって気持ちが優しくなった」と観光関係に従事してきた自身を振り返り、「新宮市とは縁があった。元気なうちはここで頑張って観光振興に貢献していければ」と話していた。

(2019年5月16日付紙面より)

受賞を喜ぶ田邉毅一・代表取締役社長=新宮市井の沢の新宮ユーアイホテル
2019年05月16日
116 和歌山支部から4人入賞
 第41回北道院オープン選手権  
2019年05月16日
117 優勝は三輪崎少女バレー
 上位5チームが県大会出場へ  (全小バレー県東牟婁地方大会 )
2019年05月16日
118 2票差覆らず  異議申し出を受け再審査  (新宮市議選 )
2019年05月16日
119 徐福通じた交流を  新宮・熊野市長が蘇州市訪問  
2019年05月16日
120 大野ちづるさんが入選  新世紀美術協会「新世紀展」で  
2019年05月16日
121 今月2度目の開催も盛況  道の駅「たいじ」の朝市  (太地町 )
2019年05月16日
122 文化活動は精神的活力  年金新東文化祭盛り上がる  (新宮市 )
2019年05月16日
123 子どもたちの力作審査  歯と口の健康ポスター  (紀南歯科医師会 )
2019年05月16日
124 6チーム競い「目津」優勝  第15回串本町ゲートボール大会  ( )
2019年05月16日
125 音楽とダンスで盛り上がる  田並劇場でライブパフォーマンス  (串本町 )
2019年05月16日
126 例年並みの事業計画を承認  串本リリースタンプ会総会  (串本町商工会 )
2019年05月16日
127 定数12に17陣営が出席  那智勝浦町議選立候補予定者説明会  
2019年05月16日
128 お悔やみ情報
  
2019年05月11日
129 若さが創る新時代へ
 総会でスローガンなど決める  (新宮YEG )

 新宮商工会議所青年部(新宮YEG、瀬古伸一郎会長、部員81人)は9日夜、新宮市井の沢の同会議所で令和元年度総会を開き、事業計画や収支予算を承認したほか本年度スローガンを「清新~若さが創る新時代~」にすることなどを決めた。

 承認した本年度事業計画は▽新宮秋まつり実行委員会との連携・協力▽地域活性化に向けた事業の企画・運営▽忠度(ただのり)まつり実行委員会との連携・協力▽熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会との連携・協力▽「熊野川きらきら清流まつり」の開催―など。本年度予算は303万4140円。スローガンには、清い心で新しい気持ちで若さと情熱を持って新しい時代を築き上げたいという思いを込めた。

 瀬古会長は新紙幣一万円札の顔として「日本資本主義の父」と呼ばれた渋沢栄一が選ばれたことに触れ「渋沢栄一は東京商工会議所の設立者、初代会頭としても知られる。ますます商工会議所に注目が集まり、役割も多様化、重要化してくるのでは」とあいさつ。「利益と公益を追求する渋沢の意志をつなぐために、地域社会の発展に貢献し、共に新時代を築いていきたい」などと決意を新たにし協力を呼び掛けた。

 昨年度は「熊野川きらきら清流まつり」や「ひまわりまつり」を開催。RIZAP健康増進セミナーや熊野古道トレッキング、新宮城跡を活用した地域活性化事業「あえかなる城」を初めて実施した。

(2019年5月11日付紙面より)

総会に出席した皆さん=9日、新宮商工会議所
2019年05月11日
130 新宮と串本の2会場で開講
 本年度手話奉仕員養成講座  (美熊野福祉会 )

 社会福祉法人美熊野福祉会が展開する手話奉仕員養成講座〈串本会場〉が8日、串本町役場古座分庁舎で始まった。年度を通して計39回開く計画で、24人が受講登録し修了を目指す。

 この講座は、新宮市・東牟婁郡の1市4町1村が同法人に委託して実施。高校生以上を対象にし聴覚障がい者の母語・手話の表現技術を託し支援者を育成することを目的としていて、実施2年目となる本年度は▽新宮会場(同法人ワークランドそらで毎週火曜日午後7時~8時30分)▽串本会場(毎週水曜日午前10時15分~11時45分)―の2会場を設け、それぞれで国が規定するカリキュラムに沿って目的の達成を目指す。

 各会場とも定員先着25人で受講生を事前募集し、新宮会場は25人の受講登録を得て7日、串本会場は24人の受講登録を得て8日にそれぞれ開講した。串本会場の初回は受講生21人が出席。同法人本部の大代聖子さんと東牟婁・新宮聴覚障害者協会の松尾玲子さんが講師を務め、手話を学ぶ前段階として聴覚障害を正しく知るための基礎知識や聴覚障がい者の生活の様子を伝えて理解を促した。

 新宮会場は来年3月10日(火)、串本会場は来年2月26日(水)に最終回を迎える予定。全39回は前半が入門編、後半が基礎編となっていて、講師は健聴講師4人と同協会会員2人・県聴覚障害者協会会員2人が対となって務める。出席率80%以上の受講生に対し、本年度は新宮市名で修了証を交付するという。

 本年度は両会場ともほぼ定員を満たす受講登録を得て開講。大代さんは「古座川町に続いて新宮市も手話言語条例を制定する中、地域で手話奉仕できる人が増え、聴覚障がい者の皆さんがどこに行っても手助けをしてもらえる環境をこの講座で充実していければ」と目指すところを語った。

(2019年5月11日付紙面より)

聴覚障害の基礎知識を伝える講師の大代聖子さん=8日、串本町役場古座分庁舎
2019年05月11日
131 学校周辺で消火栓など確認
 児童ら対象に防災研修会  (井田小 )

 紀宝町教育委員会は9日、井田小学校で児童、職員対象の学校防災研修会を実施。5年生21人と6年生24人がそれぞれ学校周辺を歩き、防災マップづくりに取り組んだ。

 防災教育事業の一環で、児童の研修会は地域を歩いて地理的特徴を把握し、地震、津波が起きた際の身の守り方を考えることが狙い。

 町学校防災アドバイザーで三重大学大学院工学研究科の川口淳・准教授が講師を務めた。5年生の授業では「地震は突然地面が揺れることが怖い。揺れると建物やブロック塀などが倒れ、火災も発生する。地震の後には津波が来るかもしれない。できるだけ高い場所に逃げるしかない。地震が起きるとこの町はどうなるのか考えながら歩いてほしい」と呼び掛けた。

 地図上で歩くルートを確認し、川口准教授は「揺れたら倒れそうな物や火事のときに使う消火栓を探してほしい。役に立ちそうな公衆電話、避難場所の位置も確認しよう」とアドバイスした。

 学校周辺の地図、筆記用具、デジタルカメラを持ち、5グループに分かれてフィールドワークに出発。危険と思われる箇所や消火栓などを撮影し、気付いたことをメモしながら歩いた。

 児童たちは学校に戻った後、調べた箇所を地図に記して防災マップを作った。

 町教委では、本年度も町内各小中学校で防災研修会を実施する予定だという。

(2019年5月11日付紙面より)

消火栓の場所を確認する5年生の児童=9日、紀宝町井田
2019年05月11日
132 公民館の新しい顔に
 福岡脩惠さんを館長に任命  (新宮市 )

 新宮市はこのほど、新公民館長に福岡脩惠(のぶよし)さんを任命した。任期は1日から令和2年3月31日まで。10日に行われた任命式では速水盛康教育長が「令和元年にふさわしい館長であると思っています」と激励した。

 福岡さんは1952(昭和27)年生まれ。大学卒業後三重県職員として採用され、市立丹鶴小学校をはじめ、市内・東牟婁郡内で小学校教諭、教頭、校長として奉職。2013(平成25)年3月に市立神倉小学校長を定年退職後、法務省新宮人権擁護委員会人権委員や市総務部人権啓発(政策)課人権教育指導員として人権尊重に関わる業務に従事した。

 福岡さんは「公民館の大きな目標は生涯学習と地域コミュニティーの形成。丹鶴、蓬莱公民館に関わったことがあるが、地域の実情や特性に応じて特色のある活動をされており、コミュニティーの形成に大きな役割を担っている。それを陰で支えるのが自分の役目だと思っています」。

 速水教育長は「豊富な経験のもと、実践もされている方なので、広い知見からさまざまな各公民館活動に理解を示されている。公民館長がしっかりと見守り支援をしていく、そんな活動になっていくのではと期待しています」と話していた。

(2019年5月11日付紙面より)

任命を受ける福岡脩惠さん(左)と速水盛康教育長=10日、新宮市役所教育長室
2019年05月11日
133 手縫いの雑巾を寄贈  千穂第一地区福祉委員が神倉小に  (新宮市 )
2019年05月11日
134 新支部長に坂下行平さん  商工会太地支部が総会  (太地町 )
2019年05月11日
135 連携図り活動の発展を  市ボランティア・市民活動センター総会  (新宮市 )
2019年05月11日
136 51年間の集大成並ぶ  後呂茂利雄さん写真展  (太地町 )
2019年05月11日
137 福祉支援に思い届ける  三踊の会がチャリティー舞踊会  (那智勝浦町 )
2019年05月11日
138 「ヨイハ」の声元気よく  三輪崎小5年生が鯨踊り練習  (新宮市 )
2019年05月11日
139 池野山で田植えに挑戦  高池小5、6年生21人  (古座川町 )
2019年05月11日
140 事業計画案など話し合う  老人クラブ連合会が理事会  (古座川町 )
2019年05月11日
141 毛筆に心を込めて  千枚田オーナーの立て札を制作  (木本、紀南両高書道部 )
2019年05月11日
142 楽しみながら規律を学ぶ  相野谷中1年が宿泊体験研修  (熊野少年自然の家 )
2019年05月02日
143 新たな時代「令和」寿ぐ 熊野三山で改元祭など 

 新天皇陛下が即位され、新たな時代「令和」が始まった1日、熊野速玉大社、熊野本宮大社、熊野那智大社では即位と改元を寿(ことほ)ぎ、奉告祭や揮毫(きごう)などが営まれた。

平和な時代へ願いささげる 熊野速玉大社



 新宮市新宮の熊野速玉大社で営まれた「践祚(せんそ)改元奉告祭」では、上野顯宮司が祝詞を読み上げ、みこたちが世界平和を願う「神なぎの舞」を優雅に奉納。上野宮司に続き、参列者たちが玉串を供えた。

 神事後、上野宮司は「新緑薫る時に新しい時代を麗しく迎えることができました」とあいさつ。11月に執り行われる、天皇の即位の礼の後初めて行われる新嘗祭(にいなめさい)である大嘗祭(だいじょうさい)に触れ「御代替(みよが)わりのたびに行われてきた。日本人が大切にする節目というものは、確認し魂を引き継ぐこと」と説明。

 「清らかに真心を込めて見守る皇室をいただいていることはわが国にとって幸せなこと」と述べ、令和の名の下に、平成に引き続き平和な時代であるよう願いを込めた。

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希望込めて「令和」揮毫 熊野本宮大社



 田辺市本宮町の熊野本宮大社本殿前では、九鬼家隆宮司が新元号「令和」を揮毫した。多くの参拝者が見守る中、新時代への希望を込めて力強く筆を走らせた。

 昨年12月21日には、御創建二千五十年奉祝式年大祭の締めくくりとなる終了奉告祭で、新年への願いを込め「刻」の一文字を書いた。

 白装束に身を包んだ九鬼宮司は両手で大筆を持ち、縦2・9㍍、横2・1㍍の白い布に「令和」と一気に書き上げた。迫力のある筆運びを見つめた参拝者からは大きな拍手が湧き起こった。

 最後に朱印を押して書を仕上げた九鬼宮司は、「平成の30年間はさまざまな災害があり、今なお復興に向かって歩んでいる。令和の時代は穏やかで平和で素晴らしい時代であってほしい。和歌山の和でもあり、大きな力押しの元号になってほしい」と話した。

 揮毫した「令和」の文字は瑞鳳殿正面に掲げる。

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践祚改元奉告祭営む 熊野那智大社



 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)では践祚(即位)改元奉告祭が営まれた。大社責任役員や那智の扇祭り保存会、町観光協会の関係者らが参列。小雨の降る中、大型連休の中日ともあって境内は大勢の参拝客でにぎわった。

 祭典で男成宮司が祝詞を奏上し、2人のみこが浦安の舞を奉納した。神事の後、宇久井青年会(柴原寛会長)が「天狗之舞」「扇之舞」「終之舞」を披露。紀宝町の熊野水軍太鼓保存会(廣里稔暢代表)は太鼓の演奏を奉納した。

 霧の立ち込める幽玄な雰囲気の境内では、即位奉祝の記帳や新元号が記される御朱印を求めて、参拝客が列をなした。お神酒、紅白の餅、梅ジュースの振る舞いもあった。

 この日の午後からは、本殿内庭の一般参入も許可された。参拝者らは順におはらいを受けた後、間近に見る本殿に恭しく手を合わせた。日没から午後9時までは、那智の滝をライトアップする。

(2019年5月2日付紙面より)

平和な時代への願いを込めて玉串をささげる上野顯宮司=1日、新宮市の熊野速玉大社
新元号「令和」を書き上げる九鬼家隆宮司=1日、田辺市の熊野本宮大社
改元の日に大勢の参拝客でにぎわう境内=1日、那智勝浦町の熊野那智大社
2019年05月02日
144 旧校舎を流木で再現
 下里の清水啓自さん  (那智勝浦町 )

 明治43年の建築当時は県内で最も大きい校舎といわれた下里小学校旧校舎。惜しまれつつ昭和63年に取り壊された建物の50分の1スケールの模型が完成した。那智勝浦町下里在住の大工・清水啓自さん(75)が、スギなどの流木を材料に制作した。

 模型を作り始めたのは今年の正月明けごろで、3月20日に完成した。古い写真を集めて作られた旧校舎のスライド映像を見て制作意欲が湧いたという。校門や校庭なども当時のままに作ろうと、校庭にはシーソーなどの遊具や藤棚を配置。教室の数などは、写真や映像で確認した。コの字型の校舎の一角には、佐藤春夫が作詩した校歌も飾られている。

 大工歴60年の清水さんが新宮の「おいさま」(=棟りょう)に弟子入りしたのは昭和34年。新宮城跡では二の丸旅館を建築中で「ちょうど内装工事が始まっていました。伊勢湾台風の時は、現場で雨戸を押さえて建物を守りました」と懐かしそうに話し、「自分の腕というより、道具がきっちりあるからできるんです」と謙遜する。

 清水さんの自宅は、サーフィンのポイントとして有名な下里天満海岸の近くにある。同海岸の太田川河口付近には、大木が流れ着くことが多いため、こうした流木を材料に木工品の制作を思いついたという。最初は初盆で使う灯籠をヒントに花立てを作り、希望があれば地区住民に提供していた。

 「海岸で見つけた流木を60㌢くらいにカットして運ぶのですが、とにかく重い。学校は皆さん懐かしがってくれるのでうれしいですね。(工程を)見に来てくれた人たちと、当時を思い出しながら作りました」と話していた。

(2019年5月2日付紙面より)

制作過程を話す清水啓自さん=那智勝浦町
校舎の屋根以外は、流木を使い作られた
2019年05月02日
145 雨はやんだが太陽見えず
 令和元年の初日の出観望  (串本町 )

 串本町潮岬にある望楼の芝で1日早朝、ツアー客ら約400人が令和元年の初日の出観望を試みた。前日来の雨はやんだものの、曇天で観望はかなわず。日の出時刻の午前5時9分を過ぎても太陽が姿を見せる気配のない空模様を残念がりながらの散会となった。

 試みたのは阪急交通社のツアー企画「潮岬から見る新時代の初日の出と熊野三山詣夜行日帰り」の参加者ら約300人、現在有料期間中の望楼の芝キャンプ場の利用者数十人など。

 ツアーの来訪に合わせ、潮岬観光タワー(タワー・売店・無料休憩所「エルトゥールル館」)も午前4時すぎから早朝営業を開始。集まった人々は同タワー上や望楼の芝の丘、クレ崎を見下ろす展望所などで日の出の瞬間を待った。

 4時30分には雨がやんだが東の空は折り重なるように雲が満ち、「せめて切れ目から日が差さないか」という期待の声もあったが同時刻を過ぎてもその状況は訪れない結果となった。

 大阪府と福岡県からツアーを利用して訪れた男女(共に26)は「初日の出が見られなかったのは残念だが、たまたまこうなっただけだと軽く受け止めておきたい。令和の日本は今まで以上に(国際化して)いろいろな国と接することになると思う。その先で平和な時代になればと思う」と話し、次の目的地・熊野速玉大社へと移動した。

 同町産業課によると、この日は道の駅くしもと橋杭岩でも観望を試みる人波があったが、臨時駐車場所へ誘導するほどには至らなかったという。

(2019年5月2日付紙面より)

望楼の芝から令和元年の初日の出観望を試みる人々=1日、串本町潮岬
2019年05月02日
146 「令和の桜」の記念碑 サクラの名所大里親水公園に (紀宝町)

 大里桜愛好会(松場貞治会長)は平成最後の「昭和の日」となった4月29日、紀宝町大里の大里親水公園に「令和の桜」の記念碑を建てた。

 3月30日に実施した「平成最後そして新しい時代を迎える 桜の植樹会」でサクラを植えた場所に設置した。

 親水公園には、昭和50年と平成30年にそれぞれ「昭和の桜」、「平成の桜」が植樹され、サクラの名所として知られている。

 松場会長は「新たな時代の幕開けとなるこの時にサクラの植樹ができ、非常に感慨深い気持ちです。平和で豊かな平成の時代に感謝し、新しい時代への希望を胸に植樹することができて良かった」と話していた。

(2019年5月2日付紙面より)

「令和の桜」の記念碑を建てる=4月29日、紀宝町大里の大里親水公園
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