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2022年01月30日
1 那智駅のヒカンザクラ開花
 道の駅側のシンボルは?  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町浜ノ宮のJR那智駅のヒカンザクラ(緋寒桜)の開花が始まった。早咲きで知られるこのサクラは毎年1月初旬から咲き始め熊野地方の春を一足早く知らせてくれる。

 ヒカンザクラは中国南部から台湾にかけて分布し、沖縄で野生化したといわれている。早咲きの桜として知られ、当地では例年1月中旬から2月中旬にかけて開花する。

 開花しているのは駅ホームの2本で、28日現在で五分咲きとなっている。美しいピンク色の花の蜜を求めて小鳥やミツバチでにぎやかとなり、その様子を写真に収めようと、多くの駅利用者らがスマートフォンなどを構えていた。

  □     □

■地域のシンボル



 隣接する「道の駅なち」側にある地域のシンボルとして、来駅する人々の目を楽しませていたヒカンザクラの木は2年前から樹勢が弱り始めた。昨年は勝浦側(西側)の幹の花は咲いたが、同所農産物直売所側(東側)の幹はほとんど枯れた状態になっていた。

 管理を行う町農林水産課では、東牟婁振興局林務課や県の林業試験所に相談し、肥料を与えて除草するなどの対策を進めてきた。

 また万が一、全て枯れてしまった場合に対応するため、生きている幹から出た枝を採取して山桜を台木に接ぎ木をして育てる取り組みも行っているという。

 担当者は「町としても、地域のシンボルなので注視している。クローンの木は育てているが、親しまれている現在の木に元気になってもらえるように努力していきたい」と話していた。

(2022年1月30日付紙面より)

開花を始めたヒカンザクラ=27日、那智勝浦町のJR那智駅
樹勢が弱まった地域のシンボルのヒカンザクラ=28日、同町の道の駅なち
2022年01月30日
2 78人が試験に臨む
 近大新宮高が前期入学試験  

 新宮市の近畿大学附属新宮高校(池上博基校長)は29日、前期入学試験を実施し、志願者78人(一般11、AO67)が試験に臨んだ。

 今年は昨年と同様、受付での検温や手指消毒、試験中のドアと窓の開放、生徒らが触れたドアノブなどを消毒するなどの新型コロナウイルス感染防止対策を徹底して実施に至った。

 AO入試受験者は個人面接のみ、一般入試受験者は国語、数学、英語の試験に取り組んだ。合格発表は2月2日(水)に本人と出身中学校長宛てに郵送で通知される。

 後期入試は、出願期間が2月2日~7日(月)必着。試験日は12日(土)、合格発表は2月16日(水)となっている。

  □     □

■直前個別相談会

 中学校・高校後期入試に向け同校で直前個別相談会を随時実施する。

 問い合わせは同校入試広報部(電話0735・22・2005)まで。

(2022年1月30日付紙面より)

試験を前に諸注意を受ける受験生=29日、新宮市の近畿大学附属新宮高校
2022年01月30日
3 東紀州5市町もまん延防止適用へ
 新型コロナの急拡大受け  (三重県 )

 三重県は28日、新たに671人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。26日の599人を上回る過去最多で、初めて600人を超えた。熊野市で40代男性の感染が確認された。御浜町、紀宝町ではなかった。

 感染急拡大を受け、県は「まん延防止等重点措置」の対象地域を、31日(月)から県内全域の29市町に拡大することを決めた。

 県はこれまで、東紀州5市町を除く24市町を対象としてきたが、尾鷲市、紀北町の尾鷲保健所管内で集団感染が発生するなど感染者が急増したことから対象に加えることとした。

 熊野保健所管内の熊野市、御浜町、紀宝町では感染者数の基準に達していないものの、隣接する尾鷲市や紀北町で感染が広がっていることから対象とした。

 31日から5市町の飲食店にも営業時間の短縮を要請する。他の24市町と同じく、感染防止対策の認証制度「みえ安心おもてなし施設認証制度『あんしん みえリア』」の認証店は、営業時間を午後9時まで(酒類の提供は可能)、または営業時間を午後8時までとし酒類の提供を行わないよう要請する。認証を受けていない店舗は、営業時間を午後8時までとし、酒類の提供を行わないよう求める。

 県によると、28日現在の入院患者は前日より24人増えて194人、重症患者は1人、宿泊療養者は4人増えて113人、自宅療養者は393人増加して3607人になった。病床使用率は41・5%となっている。

(2022年1月30日付紙面より)

2022年01月30日
4   
2022年01月30日
5 広瀬香美さんの動画公開中  母と思い出の場所巡る  (那智勝浦町 )
2022年01月30日
6 2級河川の治水を協議  熊野圏域県管理河川水防災協議会  (熊野市 )
2022年01月30日
7 「鬼は外、福は内」  新木保で豆まき会  (新宮市 )
2022年01月23日
8 原木市場で「初市」
 スギやヒノキ次々と落札  (新宮市 )

 新宮原木市場(谷口泰仁社長)は22日、新宮市あけぼのの同市場貯木場で「新春初市」を開いた。新宮周辺地域を中心に買い方が集まり、開始の合図とともにスギやヒノキが次々と競り落とされた。

 同市で木材の市売(いちうり)販売が始まったのは1956(昭和31)年。当地の有力原木生産業者が共同事業体として「新宮電柱木材協同組合木材市売部」を創設した。その後、利用度の増大に伴い公共性が重視され、新宮木材協同組合が中核となり66(昭和41)年、現在の原木市場が設立した。

 77(昭和52)年には全国植樹祭の一環行事として「第1回熊野木まつり」展示即売会を開催。以降、毎年4月の恒例記念行事となっており、熊野材のPRや需要開拓などに取り組むきっかけとしている。

 今年の初市は、新宮紀宝道路事業に伴う道路拡幅工事のため昨年に引き続き上貯木場で開催。熊野川町や那智勝浦町、古座川町などから樹齢60年以上のスギやヒノキ約1200立方㍍(約7800本)が出荷された。

 開催に当たり、谷口社長は「新型コロナウイルスの感染者数が毎日のように更新されており、あらゆる業種が大変厳しい状況に直面していると思う。皆さんも健康に留意し、この局面を乗り切ってほしい」とあいさつ。

 「今年、新宮原木市場はお客さまに喜んでいただけるように基本に立ち返り、昨年以上に材の安定した出荷に努めてまいりたい。役職員一同、市場の運営にまい進していく所存」と誓いを新たにした。

(2022年1月23日付紙面より)

木材が次々と競り落とされた=22日、新宮市あけぼのの新宮原木市場貯木場
2022年01月23日
9 孤立させない環境を 下里中で薬物乱用防止講座 (那智勝浦町)

 那智勝浦町立下里中学校(布引伸幸校長)で18日、薬物乱用防止講座があった。3年生32人が同町にある、なごみ薬局の薬剤師で産業カウンセラーの小林仁さんから薬物の危険性などを教わった。

 小林さんは日本と国外の大麻所持などについて、合法な国でも日本国籍者には罰則になると述べ「国外でも大麻をみだりに輸出や栽培、譲渡、所持の行為を行った者は大麻取締法による処罰の対象となる」と説明。「覚醒剤」「コカイン」「大麻」「危険ドラッグ」の特徴や実害などもスライドを使用して紹介した。

 違法薬物では中学生の逮捕事例を取り上げ「薬物は皆さんのすぐそばまで来ています。インターネットではあたかも大麻は害が少ないなど、日本の法律が遅れているかのように書かれているサイトがある。実際は依存症に苦しんでいる人がたくさんいます」と語った。

 薬物の使用や再犯防止の方法として▽薬物を使わなくてもいられる社会▽再犯しない立ち直れる社会▽依存しなくても生きていける自信―を挙げ「誰にでも失敗はあります。いつでも何度でもやり直すことができる。周囲が差別や偏見を決して持たず、それを認めチャンスをあげることが大事」と伝えた。

 山本華子さん(14)は「小学校の時に受けた授業では分からなかったけど、薬物に手を出すと抜け出すことが難しいという恐怖を改めて感じました。若い女性が想像以上に使用していたことにも驚いた。少しでも薬に手を出さないきっかけにするためにも自分自身はもちろん、他の人たちを孤立させないような環境を意識していければ」と話していた。

(2022年1月23日付紙面より)

講座に耳を傾ける生徒たち=18日、那智勝浦町立下里中学校
小林仁さん
2022年01月23日
10 感謝胸にそれぞれの道へ 近大新宮高校で卒業式 (新宮市)

 新宮・東牟婁地域のトップを切って22日、新宮市の近畿大学附属新宮高校(池上博基校長)で令和3年度(第57回)卒業証書授与式が挙行された。卒業生108人が感謝を胸に学びやを巣立ち、それぞれの道へ一歩を踏み出した。

 本年度は新型コロナウイルス感染対策のため保護者・在校生の出席は取りやめ、オンラインで式の様子を中継した。

 池上校長が4クラスの代表者に卒業証書、各賞受賞者に表彰状を授与。式辞では「人に愛される人、人に信頼される人、人に尊敬される人になろう」の校訓の下で喜びを分かち合い、人間関係を築いてきた生徒たちの学校生活に触れ、「愛し愛される、信じ信じられる、敬い敬われる。この表裏一体の関係を大切にすることで、自らの充実した素晴らしい人生につながり、社会に貢献できる人に成長することができる」とはなむけの言葉を贈った。

 在校生を代表して濱田青葉君(2年)が送辞。卒業生を代表して岡地優希君が、個性豊かな同級生に囲まれた3年間の思い出を振り返り「この学校に入学して、みんなに出会えたことをうれしく思う」と語り、教職員、保護者、在校生へ感謝の気持ちを伝えた。

(2022年1月23日付紙面より)

拍手を受け学びやを後にする卒業生たち=22日、新宮市の近畿大学附属新宮高校
2022年01月23日
11 新好が優勝 第174回職場対抗ボウリング大会 
2022年01月23日
12 小川羊子さんが優勝
 なちかつGGCクラブ大会  
2022年01月23日
13 近大新宮が全国大会へ
 近畿高校空手道大会で好成績  
2022年01月23日
14 そのままの自分を受け入れて  高田小中で人権学習会  (新宮市 )
2022年01月23日
15 過去10年で最少の63件  21年和歌山県企業倒産状況  
2022年01月23日
16 黒いコウノトリ発見?  さらに珍しい鳥が飛来  (那智勝浦町 )
2022年01月23日
17 クチナシの実が色づく  新宮市・浮島の森  
2022年01月23日
18 交流図り学び深める  パステルアート教室に10人  (新宮市 )
2022年01月23日
19 収集ボラで社会貢献を  ペットボトルキャップ、古切手など  (紀宝町社協 )
2022年01月23日
20 時短要請に協力する飲食店に  1店舗1日2万円を支給  (紀宝町 )
2022年01月15日
21 大学入学共通テストへ出発
 新宮高、近大新宮高生ら  

 大学入試シーズンの幕開けとなる令和4年度大学入学共通テストが、15日(土)と16日(日)にいよいよ実施される。14日には、新宮市内の県立新宮高校と近畿大学附属新宮高校の生徒たちが和歌山市の試験会場へ向けて出発した。

 大学入試センターによると、本年度の志願者数は全国53万367人(前年比4878人減)。和歌山県内では和歌山市および紀の川市の4会場で3220人(同177人減)が受験する。初日の15日には地理歴史公民、国語、外国語、16日には理科と数学の試験がある。

 県内でも新型コロナウイルス感染者数が急増する中での実施となる今年、会場では試験実施のガイドラインに沿い、▽席間距離の確保▽マスク着用の義務付け▽手指消毒▽換気▽机・椅子の消毒―などの対策が取られる。

 体調が万全でない場合は29日(土)、30日(日)の追試験の機会が設けられている。また、文部科学省は新型コロナ感染などで本試験も追試験も受けられなかった受験生のため、個別入試のみで合否判定する救済措置を取るよう全国の大学に要請している。

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■近畿大学附属新宮高校



 近畿大学附属新宮高校(池上博基校長)からは3年生108人中63人が受験。JR新宮駅前に集まった生徒たちは、見送りに来た教職員や保護者へ「行ってきます。頑張ります」と言い、バスに乗って出発した。

 宮本俊子・進路指導部長は「今年は総合型選抜入試や学校推薦型入試で国公立10人、近畿大学54人合格と素晴らしい成果を収めている。共通テストを受験する生徒たちも年末年始の休みを返上して対策特別講習に励んできた。本番も実力を発揮してもらいたい」と語り、今後も予備校などと連携して万全のサポート体制を取っていくとした。

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■新宮高校



 新宮高校(東啓史校長)は3年生172人中70人が試験に挑む。今年は新型コロナ感染防止のため出発式を実施せず、学校から出発した3台のバスで各市町村の生徒たちを拾いつつ受験地へ向かった。

 東校長は「コロナ禍という難しい状況の中、生徒たちは感染症とも闘いながら努力してきた。それを試験結果に反映できるよう頑張ってほしい。彼らなら逆境をはねのけられるはず」と語った。同校の控室には教職員一同から「頑張れ新高生‼希望の天地を開かんともに」との激励メッセージがつづられていた。

(2022年1月15日付紙面より)

近大新宮高生を激励=14日、新宮市のJR新宮駅前
手を振ってバスを見送る教職員=同日、新宮市の県立新宮高校
2022年01月15日
22 七川会場の構成を変更
 高齢者接種3回目に向け  (古座川町 )

 古座川町が13日、七川総合センターふるさとで新型コロナワクチン高齢者対象集団接種の3回目開始に向けた会場運営訓練に取り組んだ。

 この接種は2月1日(火)から明神会場(保健福祉センター・明神診療所)と七川会場(同ふるさと)を設けて進める。七川会場は1、2回目時に経過観察が良好でない場合に備えて棟続きではない七川診療所を接種場所とし車両送迎する形を取ったが、3回目はより円滑にワクチンを打てるよう同ふるさとのみで接種者の動線を完結する形に変更するとしている。

 同訓練は、その変更後の円滑な接種体制を構築するのが目的。町健康福祉課、明神診療所、七川診療所の各職員が同ふるさとに集まって▽受け付け▽保健師問診▽医師予診▽接種▽経過観察―をワンフロアに収める配置を検討し、当日の流れを模擬的に当てはめて運営上の支障がないかを確かめて会場構成を決めた。

 同課によると、この接種は①1日~3日(木)②16日(水)~18日(金)―の6日間で実施する。①は71歳の一部以上、②は65~71歳の一部と医療・福祉従事者で2回目から6カ月が経過した人が対象。高齢者は2回目から7カ月経過を目安として振り分けている。

 必要なワクチン確保のめどはついていて、②の最終日のみモデルナ社製を接種するとして希望者(71歳の一部以上も希望可)を受け付け、他はファイザー社製を接種する。実施に先だって昨年末に対象者へ案内などを送付していて、今月13日時点で約9割が返信し数人を除いて3回目の接種を希望しているという。

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一般対象開始は4月中旬を予定



 一般(12~64歳)対象集団接種の開始時期は、2回目から8カ月経過の目安に基づき4月中旬と予定して検討中。国が目安の前倒しを示した場合は、呼応して早めるよう努めるとしている(今月13日現在)。

(2022年1月15日付紙面より)

変更後の会場構成に支障がないかを確かめる職員=13日、七川総合センターふるさと
2022年01月15日
23 終息や商売繁盛など祈願
 大泰寺で大般若祈祷会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町下和田の古刹(こさつ)、定光山大泰寺(西山十海住職)で13日、西山住職ほか、同町や太地町の7人の住職が出仕して「大般若祈祷会」を営んだ。昨年は恒例の餅まきが中止となったが、今年は新型コロナウイルス感染症対策を施した上で実施。境内や本堂は多くの参拝者でにぎわった。

 法要ではマスク着用やアルコール消毒、換気など新型コロナウイルス対策を徹底。住職らは全600巻の大般若経典を左右に波打たせながら一気に読む転読を行い、厄払いや家内安全、商売繁盛などを祈願した。

 同寺大総代の尾屋公一さんは「コロナの終息を願った。餅まきを楽しみにしてくれている住民の方も多いので今年、餅まきができることは総代、檀家(だんか)としてもうれしい限り」。

 西山住職は「コロナ終息と皆さまの生活が日常に戻ることを祈願しました。また、ご依頼を受けた多くの企業や個人の方々からの願いがかなうように一生懸命、祈とういたしました」と語った。

 餅まきは3密防止のため、本堂と薬師堂、境内に設置した舞台の3カ所で実施した。町内から訪れた60代男性は「たくさん餅を拾うことができて良かった。今年こそはコロナも収まってくれたらうれしい」と話していた。

 同寺は伝教大師により1200年前の平安初期に創建された桓武天皇勅願道場と伝わる。薬師堂は関南薬師の第一霊場として昔から近隣の人々の信仰を集めてきた。

 この日も開帳された本尊の薬師如来像(国重要文化財)は1156(保元元)年の作。その優美な姿に引かれ、例年の開帳の際は大阪や東京などからも参拝者が訪れている。

(2022年1月15日付紙面より)

大般若経典を転読し厄払いや商売繁盛などを祈願した=13日、那智勝浦町の定光山大泰寺
2年ぶりの餅まきも行われた
2022年01月15日
24 人形劇の世界を楽しむ
 井田保で「どむならん」が上演  (紀宝町 )

 紀宝町立井田保育所(小田幸美所長)で13日、劇団「どむならん」による人形劇があり、3~5歳児が歓声や笑い声を上げながら、夢中になって鑑賞した。

 どむならんは1994年9月に旗揚げ。メンバー3人が全国各地で年間約120ステージの公演活動を繰り広げている。町の依頼を受けて町内各保育所で巡回公演しており、同保育所では二つの演目を披露した。

 3人が5歳にタイムスリップした演目「あそぼ!あそぼ!」では、子どもたちと一緒にかくれんぼを楽しんだ。

 人形劇「ブヒブヒのおつかい ちゃ~んとできるかな?」は、子ブタのブヒブヒが「キノコを採ってきて」と頼まれて森へ出掛ける物語。どのキノコを採ればいいのか分からず、物知りのポンポコじいさんに教えてもらいながら、森の中を大冒険した。子どもたちは、かわいいブヒブヒにすっかり引き込まれて、夢中で劇に見入っていた。

(2022年1月15日付紙面より)

どむならんが楽しい劇を繰り広げる=13日、紀宝町立井田保育所
人形劇を楽しむ子どもたち
2022年01月15日
25 年度内完了見据え考え公表  住民税非課税世帯等の給付  (串本町 )
2022年01月15日
26 税務職員から大切さ教わる  高池小6年生租税教室に参加  (古座川町 )
2022年01月15日
27 世界遺産の普遍的意義学ぶ  ロングハイキングに向け  (新宮高校 )
2022年01月15日
28 バイカオウレン  新宮市高田  
2022年01月15日
29 世界遺産をきれいに  浦島観光ホテルが道普請  (那智勝浦町 )
2022年01月15日
30 県立高校の進学希望状況  前期選抜は21日から願書受付  (三重県教委 )
2022年01月15日
31 オリオン大星雲も見つける  冬の天体観望会  (紀宝町 )
2022年01月15日
32 町内65カ所に掲示板  告示を前に設置  (紀宝町長選 )
2022年01月15日
33 お悔やみ情報
  
2022年01月09日
34 幸せや終息願い板打ち鳴らす
 飛瀧神社で牛王神璽祭  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)の別宮飛瀧(ひろう)神社で8日、牛王神璽(ごおうしんじ)祭が営まれた。「牛王杖(ごおうづえ)」と呼ばれるヤナギの枝でカシの板を打ち鳴らし魔をはらい、霊験を高めて「牛王神符」を仕上げた。

 牛王神符は熊野三山に伝わる特有の神札で魔よけ、災難よけのお守り。熊野の神の使いとされる八咫烏(やたがらす)の絵文字が描かれており、同大社では72羽のカラスで「那智瀧宝印」と記されている。

 元日早朝に那智の滝からくみ上げた若水で墨を溶き、翌2日からの初刷りから毎日、本殿で祈とうが続けられてきた。満願を迎えたこの日は多くの参拝者が見守る中、神事が執り行われた。

 男成宮司らが無病息災などを祈り、仕上がった100枚の神札をヤナギの枝に巻いて参列者に授与した。

 男成宮司は「今年は寅(とら)年。虎にあやかり、力強く歩み進めることでおのずと穏やかな日々を迎えることができると思う。滝元で満願を迎えた霊験あらたかな守り札を多くの方々にお渡しして、新型コロナウイルス終息と今年一年の幸せを祈っています」と語った。

(2022年1月9日付紙面より)

牛王杖で板を打ち鳴らし魔をはらって霊験を高めた=8日、那智勝浦町那智山の飛瀧神社
神職が仕上がった神札をヤナギの枝に巻き付けた
2022年01月09日
35 買い物客でにぎわい見せる
 今年最初の「紀の宝みなと市」  (紀宝町 )

 今年最初の「紀の宝みなと市」が8日、紀宝町の鵜殿港で開かれた。町内外から多くの人が足を運び、活気にあふれた。

 みなと市は2012年12月に初開催。毎月第2土曜日に開催してきたが、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止が続き、12月11日の「9周年記念市」で1年ぶりに復活した。

 今回は会場でのマスク着用、手指消毒を呼び掛け、近海で水揚げされた鮮魚や地元産の野菜などが販売されたほか雑貨店も並んだ。

 訪れた人たちは、お目当ての品々を買い求め、出品者ら来場者同士の会話も弾んでいた。

(2022年1月9日付紙面より)

多くの人が訪れた「紀の宝みなと市」=8日、紀宝町の鵜殿港
2022年01月09日
36 新鮮な野菜をどうぞ
 「木の薫る店」にぎわう  (新宮市高田 )

 新宮市高田の雲取温泉高田グリーンランド敷地内にある「木の薫る店」で8日、「野菜市」があった。8人の生産者によるダイコンやハクサイ、サトイモなどの新鮮な野菜が並び、多くの地域住民でにぎわった。

 和歌山県のモデル整備事業として県の補助を受けて2002年度に紀州材を使用し建設された同所。これまで無人市場などとして開所していたこともあるが、地域ではさらなる建物の有効利用方法を模索していた。

 そんな中、おととしに五十数年ぶりのUターンを果たした石田千代さん(73)が、建物の活用ならびに、これまで近隣住民らで分け合うなどしていた野菜などを地域に広く循環させようと野菜市の開催を提案。昨年12月に第1回を開催し、午前中で完売するほどの盛況を博した。

 1回目の開催に当たり、チラシを全戸配布した石田さん。市場開催の際には店番と両替を担う。「よそに出て帰ってきて、本当に良い所だと感じる。田舎暮らしを満喫している。地域活性化のために若い人やIターンの人たちも頑張ってくれているが、私も少しでも協力できたら」と思いを語る。

 「高齢者が外に出るきっかけにもなれば。品物の循環だけでなく、地域のコミュニティーの場になればいいですね」。訪れた住民らに対し「ゆっくり休憩していってよ」などと声を掛ける。1本50円のダイコン、1玉100円のハクサイ、1袋80円のジャガイモなどを前に、住民らは献立や調理方法を相談するなどして買い物を楽しんだ。

 野菜市は季節や野菜の収穫量などにもよるが、月に1、2回の頻度で実施していくという。

(2022年1月9日付紙面より)

料理方法の相談などをしながら買い物を楽しむ住民ら=8日、新宮市高田
2022年01月09日
37 大切な子どもを守るために  はま建装がマスクを寄贈  (太地町 )
2022年01月09日
38 26年連続で減少  和歌山県の人口91万3523人に  
2022年01月09日
39 年に1度の「白玉宝印」 厳かに八咫烏神事 (熊野本宮大社)
2022年01月09日
40 新成人の門出を祝福  華やかに成人式  (那智勝浦町 )
2022年01月09日
41 小倉氏、屋敷氏の功績たたえ  神木公民館前に顕彰看板設置  (御浜町 )
2022年01月09日
42 日本初の新姫サプリ誕生  トレイティブ社「クロレラ姫」を全国販売  (熊野市 )
2022年01月09日
43 初入賞目指して練習に励む  美し国三重市町対抗駅伝  (紀宝町チーム )
2022年01月09日
44 お悔やみ情報
  
2022年01月08日
45 一年の無病息災願い
 7日は「七草粥」  

 1月7日は「七草粥(ななくさがゆ)」。市内のスーパーマーケットなどでは「七草粥セット」を買い求める人の姿が多く見られた。

 一年の無病息災を願って、一般的に人日の節句の朝に食べられる日本の行事食。新年の季語でもある。正月の祝膳や祝酒で弱った胃を休める目的もあるという。平安時代には行事として行われており、室町時代の汁物の原型ともされている。

 地方によって食材や作り方、味付けが異なり、那智勝浦町の七草粥(ななくさがい)はダイコンやニンジンなどの野菜を入れるほか、田辺市中辺路町では餅とシャクシナを入れるという。

 春の七草は、時代や地域によって異なっていたが、現在では一般的にセリ(競り勝つ)、ナズナ(なでて汚れを払う)、ゴギョウ(仏の体)、ハコベラ(繁栄がはびこる)、ホトケノザ(仏の座る場所)、スズナ(神を呼ぶ鈴)、スズシロ(汚れのない純白)で構成されている。

 年明けから約1週間が過ぎ、「寝正月」「飲み正月」「正月太り」で体調を崩している人も多いのでは。七草粥を食べて無病息災を祈りつつ、胃腸を休めてみてはいかが。

(2022年1月8日付紙面より)


スーパーマーケットに並ぶ「七草粥セット」=6日、新宮市
2022年01月08日
46 音読コンで最優秀賞獲得
 上野山こども園の年長児  (串本町 )

 串本町津荷にある社会福祉法人杉の子会上野山こども園(前田紀代子理事長、上地奈奈園長)の年長児(5歳児、ひまわり組)が6日、第17回音読コンクール団体の部〈年長〉で最優秀賞を獲得したことを田嶋勝正町長に報告した。

 このコンクールは、幼年国語教育会が成長の励みとして年1回主催している全国規模の審査会。個人と団体の2部門があり、団体の部は年長・年中・年少・年少未満の4区分でクラス単位の音読作品(=動画)を受け付けている。

 同法人は前田理事長の「本が好きな子になってほしい」という思いを形にする活動の一端で第1回から応募していて、現在は3~5歳児が挑戦する形で定着している。本年度の年長児は▽月の兎▽方丈記より「ゆく河の流れ」―の音読に挑戦し同部〈年長〉に応募。審査の結果は第一席の最優秀賞で、同法人にとっては第4回で旧・上野山保育所の年中児(4歳児)が獲得して以来13年ぶりの好成績となった。上地園長によると、本年度の年長児はおととしに優良賞〈年少〉、昨年に第二席の読売新聞社賞〈年中〉を獲得。職員は応募のたびに成績が上がる成長ぶり、年長児は去年より大きな記念盾がもらえたことに喜んでいるという。

 この日は年長児30人が同園の幼児バス(通称・ねこバス)で役場本庁を訪ね、上地園長ら職員と一緒に結果を報告。田嶋町長は「動画を見たがみんな足や背筋がピンとしていて、これなら取れるだろうと思った」とたたえ、園児一人一人にお祝いの品を贈ってこれからも頑張ってと励ました。

 今回は年中児が優秀賞〈銅賞〉、年少児(3歳児)が優秀賞〈銀賞〉と、どのクラスも賞状と記念盾が贈られる成績を収めた。上地園長は「3年間の積み上げで年長児は、漢字と仮名が交ざる絵本も興味を持って読めるようになっています。本を嫌いにならないのはもちろん、みんなで声を合わせる挑戦で協調性も高めてくれたら」と活動に込める思いを語った。

(2022年1月8日付紙面より)

音読コンクールで最優秀賞を獲得した上野山こども園年長児の皆さんら=6日、串本町役場
2022年01月08日
47 指文字で「自己紹介」
 小学生が手話学ぶ  (紀宝町 )

 小学生対象の「やさしい初級手話教室」が5日、紀宝町鵜殿の町福祉センターで始まった。町内の小学1~5年生11人が参加し、手話でのあいさつや自己紹介をすることを目標に学ぶ。

 同町社会福祉協議会では毎年、幅広い世代に向けた初級手話教室を開いており、小学生にも気軽に参加してもらおうと、昨年度に続いて冬休みに3日間の連続講座を計画した。

 講師は同社協の名取雅博さんと時松有見子さんが務め、ボランティアとして県立木本高校2年の竹内悠真君と瀬古修平君、同3年の市川芹さんがサポートした。3人は昨年11~12月に中学生以上を対象に開かれた全6回の初級手話教室を修了している。

 名取さんは「手話って知っていますか?」と問い掛けながら、耳が聞こえない人の言葉であることを説明。子どもたちは指文字の五十音表と名取さんや高校生たちの指の動きを見ながら、「あいうえお」から順に学習し、自分の名前を指文字で表現できるように練習した。

 慣れてくると、名取さんの指文字を見て理解し、子どもたちで表現する学習にも取り組んだ。

(2022年1月8日付紙面より)

高校生から指文字を習う子どもたち=5日、紀宝町鵜殿の町福祉センター
2022年01月08日
48 宮大工が仕事始め
 安全や向上願い手釿始式  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で6日、一年間の作業の安全と技術の向上を願い、宮大工の仕事始めの儀式「手釿始式(ちょんなはじめしき)」が営まれた。

 男成宮司が祝詞を奏上した後、烏帽子(えぼし)と直垂(ひたたれ)の伝統衣装を身に着けた宮大工と技手の4人が、古式にのっとり大工道具を使う所作などを奉納した。

 棟梁(とうりょう)の嶌﨑和真さん(40)がちょんなを約2㍍のヒノキの角材に打ち込み、続いて南太一さんが墨付け、山口雄太さんがのこぎり、南智紀さんがかんなを使った。ちょんなとは古い大工道具で、丸太の皮を剝いだり、木を削ったりするのに使われるもの。

 地元出身で同大社に勤める嶌﨑さんは神事を終え、「新型コロナウイルス感染症の影響は回復の兆しが見えていない。しかし、一日も早く生活が回復し、明るい年になることを祈念しました」と話した。

 嶌﨑さんにとって、7月に斎行される那智の扇祭り(火祭)のたいまつ作りや準備が最も重要な仕事になるという。この日は本番に向けて士気を高めていた。

(2022年1月8日付紙面より)

ちょんなを打ち込む宮大工の嶌﨑和真さん=6日、那智勝浦町の熊野那智大社
2022年01月08日
49 福徳岡ノ場由来と判断  上浦海岸に漂着した軽石  (南紀熊野ジオパーク )
2022年01月08日
50 知識や技能の活用に課題  学習到達度調査結果  (和歌山県 )
2022年01月08日
51 いま一度コロナ対策徹底を  新翔高校で3学期始業式  (新宮市 )
2022年01月08日
52 古人と神聖な祈りの札  熊野三山「熊野牛王符」  
2022年01月08日
53 花團治さんの高座大盛況  新春初笑い演芸会  (那智勝浦町 )
2022年01月08日
54 242人が新たな門出 誇りと感謝胸に成人式 (新宮市)
2022年01月08日
55 分列行進2年ぶりに 片岡義光分団長ら49団員を表彰 (熊野市消防出初め式)
2022年01月08日
56 PCR検査キットを無料配付  紀宝町、御浜町、熊野市で  
2022年01月08日
57 お悔やみ情報