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2022年05月22日
1 目指せ!インターハイ出場
 新宮高・新翔高で壮行式  (新宮市 )

 和歌山県高校総合体育大会(インターハイ県予選)に向け、新宮市の県立新宮高校(東啓史校長)と新翔高校(藤田勝範校長)で20日、壮行式が開かれた。6月3日(金)~12日(日)を中心に県内で31競技の大会が開かれ、県予選を勝ち抜いた選手は今夏のインターハイ「躍動の青い力 四国総体2022」への出場権を手にする。

 全国高等学校体育連盟は、インターハイでの観客入場を認める方針で、3年ぶりとなる総合開会式も開催予定。高校生最大のスポーツの祭典に活気が期待されている。

  □     □

■新宮高校



 新宮高校からは▽レスリング▽空手道▽剣道▽陸上競技▽サッカー▽ラグビー▽弓道▽卓球▽ソフトテニス▽バドミントン▽バスケットボール▽バレーボール▽ハンドボール―の選手たちが大会へ出場する。

 この日は東校長に代わり、橘恭子教頭が「一つでも多く勝利し、県内に新宮高校の名を知らしめて。応援してくれる保護者や先生方への感謝を忘れず、コロナ禍の中で頑張ってきた自分と仲間を信じてプレーを」と激励。生徒会の小阪輝大会長(3年)は「クラブは違えど、みんな新宮高校の仲間。全力を尽くして頑張ろう!」とエールを送った。

 各クラブの主将が大会日程を発表して健闘を誓い、応援歌を斉聴して士気を高めた。

  □     □

■新翔高校



 新翔高校では▽ソフトテニス▽卓球▽バスケットボール▽弓道▽サッカー▽バドミントン▽ラグビー―の各クラブの選手が拍手で迎えられ体育館に入場。生徒と教職員を前に各主将が大会日程を紹介し、意気込みを語った。

 宮井貴浩教頭は「ここにいる先生方や生徒のみんなが、活躍を祈っています。その思いを感じながら総体に臨んでください」。生徒会の苫谷(とまたに)雄基会長(3年)は「努力は決して裏切らない。思い出に残る試合にできるよう頑張ってください」と激励した。

 出場選手を代表し、ラグビー部の川原廉主将(同)は「自分たちの力を信じ、全力で戦ってきますので、応援よろしくお願いします」と呼びかけていた。

(2022年5月22日付紙面より)

激励を受ける選手たち=20日、新宮市の県立新宮高校
拍手で迎えられ入場する選手たち=同日、新宮市の県立新翔高校
2022年05月22日
2 地域活性化の鍵は地域にあり
 澤上篤人さんが講演  (那智勝浦町 )

 一般財団法人さわかみ財団は20日夜、那智勝浦町役場で地域振興セミナー「地域活性化の鍵は地域にあり!”おもしろがり”の精神で経済は動く」を開催した。21日に同町築地の勝浦地方卸売市場で「さわかみオペラin南紀勝浦生まぐろ市場コンサート」を実施する㈱さわかみホールディングス代表取締役で公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団理事長の澤上篤人さんが講師を務め、地域の活性化には地元住民の行動やお金を使うことが重要であるなどと訴え、新宮市・東牟婁郡から参加した約30人が耳を傾けた。

 澤上さんは過去にスイス・キャピタル・インターナショナルでアナリスト兼ファンドアドバイザーなどを務め、1999年に設立したさわかみファンドを純資産3500億円の規模にまで育て上げるなど、日本の長期投信のパイオニアとしても有名。

 さわかみグループは▽JPSAジャパンプロサーフィンツアーへの協賛▽関西独立リーグへの協賛▽徳島県や新潟県、同町でのオペラコンサートの開催―など、多岐にわたって地域貢献活動に尽力している。

 堀順一郎町長が「セミナーを通じて、町が元気になるような地域振興に取り組んでいきたい」とあいさつした。

 澤上さんは現在の日本経済について「今は駄目。アメリカやヨーロッパは3倍近くに伸びており、所得も3倍近くになっている。日本では少子高齢化を問題に挙げるが、そうではない。問題は国民がお金を使わなくなったから。高度経済成長時代はお金を多く使ったことで経済が成長した」と指摘した。

 日本の預貯金残高が1000兆円近くあることに触れ、それにより経済が循環せず、収入も増えないとし、「例で言えば、高額な年収がある一部のスポーツ選手や音楽家を除くと、それ以外の方は生活がきつい。そういった方に寄付することで、即座に消費が発生する。巡り巡って自分たちの所得も増える。経済はお金を使うことで豊かになる」と話した。

 また、音楽と文化、スポーツは経済に大きな効果があると主張。物を使って豊かになった時代は一段落したと述べ、今後は生活の豊かさや気持ちの満足度などの方向に進み、それにより経済は伸びると力強く語った。

 地域活性化については、「都会より地方の方が、循環は分かりやすい。民間が主導し、動くことが重要。自分たちが楽しみながら、自分たちでお金を出すことで、活性化につながり、お金を使う価値を理解できる」と締めくくった。

 その後、質疑応答の時間が設けられ、多くの参加者が質問を行った。

(2022年5月22日付紙面より)

地域活性化についての講演に耳を傾ける参加者=20日夜、那智勝浦町役場
澤上篤人さん
2022年05月22日
3 運行再開に向け意見交換 「WEST EXPRESS 銀河」 (JR西日本)

 新宮市役所別館で20日、令和4年度「WEST EXPRESS 銀河」受入協議会総会(会長=田岡実千年・新宮市長)があった。構成自治体やJR西日本和歌山支社などが出席。昨年度の事業報告や決算、本年度事業計画や収支予算などを承認し、今秋からの運行再開に向け意見交換をした。

 観光を中心とした西日本エリアの活性化のためにJR西日本が運行する長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」。「多様性」「カジュアル」「くつろぎ」をキーワードに、鉄道の旅の実現を目指し、1両ごとに異なる座席タイプを配置している。当地域では昨年7月16日に紀南コースの運行を開始し、12月22日までの約5カ月間にわたり、延べ約3000人が乗車した。

 同協議会は、「銀河」の受け入れにおいて、構成団体の情報の共有を図り、乗客に対する満足度の高いおもてなしを通じて、当地域への継続的な運行を確保し、将来にわたって地域振興・経済の活性化などに寄与することを目的に設立。新宮市、すさみ町、那智勝浦町、太地町、古座川町、北山村、串本町、県で構成されJR西日本和歌山支社がオブザーバーを務める。

 同協議会は「銀河」の運行再開を求めて昨年11月に要望活動を展開しており、JR西日本は今年に入って10月から紀南コースの運行再開を発表。来年3月までの約5カ月間にわたり京都から新宮間を運行する予定となっている。

 開催に当たり、田岡市長は「経済効果や活性化はもちろん、『銀河』を見送る子どもたちの姿や、ラストランではそれぞれのまちの沿線から数え切れない方々が手を振って見送るなど、予想以上の盛り上がりとなった。今年もあの美しい車両や、たくさんの乗客の皆さまにお会いできる時が来るのが待ち遠しい」とあいさつ。

 金岡裕之・和歌山支社長は「新型コロナウイルスの影響で乗客を半減させての運行だったが、約3000人の方にご利用いただき、ラストランの盛り上がりに至るまで多くの方々に参画いただいた」と感謝を示し、さらなる盛り上がりに向け「忌憚(きたん)のないご意見を」と呼びかけた。

 本年度は▽地域内周遊事業(紀南×銀河パスポート、重ね捺(お)しスタンプラリー)▽誘客促進事業(都市圏でのイベント出展、和歌山大学の学生グループ「きのくに線活性化プロジェクト」との連携▽受け入れ環境構築事業(各駅でのイベントの実施、女性専用席用ノベルティの配布、試運転時おもてなしなど)―などを展開していく予定。

 閉会に当たり、副会長の田嶋勝正串本町長は「皆さんで力を合わせて必ず成功できるように頑張っていきたい」と協力を求めた。

(2022年5月22日付紙面より)

「WEST EXPRESS 銀河」(JR西日本提供)
本年度事業計画などを承認したほか、意見交換を行った=20日、新宮市役所別館
2022年05月22日
4 力合わせて「どっこいしょー!」
 小・中・保が合同運動会  (新宮市熊野川町 )

 新宮市立熊野川小学校(山本佳人校長)、中学校(松本潤校長)と三津ノ保育所(林眞一所長)は21日、熊野川ドームさつきで合同運動会を開いた。保護者や地域住民らが見守る中、子どもたちは全力で競技に取り組み汗を流した。

 今年のスローガンは「すてきで楽しい運動会に~努来勝(どっこいしょう)~」。

 開会に当たり、松本校長は「練習の成果を十分に発揮して。一生懸命頑張って楽しい一日にしてください」とあいさつ。

 生徒を代表して嶋光翔(ひかり)君(中3)が「みんなで楽しい運動会になるよう頑張りましょう」と呼びかけ、全員で「どっこいしょー!」と唱和。競技開始に向け士気を高めた。

 あいにくの雨となったが、子どもたちはドーム内で元気いっぱい。徒競走やダンス、玉入れ、リレーなどのプログラムに、笑顔で力いっぱい取り組んだ。「小・中混合3色リレー」では、小学校高学年と中学生が力を合わせてバトンをつなぐ姿に、保護者らからは大きな声援と拍手が送られた。

 来年度入学児によるかけっこや、地域に伝わる「熊野川小唄」を全員で踊る場面もあり、地域一体となって運動会を盛り上げた。

(2022年5月22日付紙面より)

全員で踊った「熊野川小唄」=21日、新宮市熊野川町の熊野川ドームさつき
全力で競技に取り組む子どもたち
2022年05月22日
5 1位に松本武則さん  写連新宮支部5月例会  
2022年05月22日
6 おもてなしの一環として  山賀で傘の無料貸し出し  (那智勝浦町 )
2022年05月22日
7 ササユリが群生  新宮市南谷で  
2022年05月22日
8 役場・公民館の仕事とは  太地小3年生が社会見学  (太地町 )
2022年05月22日
9 税金の意義や役割学ぶ  王子ヶ浜小で租税教室  (新宮市 )
2022年05月22日
10 古い着物をリメーク  カルチャーサロンで教室  (新宮市 )
2022年05月22日
11 ミニゲームで白熱  本年度のクラブ活動始まる  (鵜殿小 )
2022年05月22日
12 6次産業化の推進へ  アドバイザーに吉田修さん  (熊野市 )
2022年05月22日
13 4歳児から英語体験  鵜殿保モデル園に実施  (紀宝町 )
2022年05月14日
14 人数など制限し例年通り斎行
 熊野那智大社「那智の扇祭り」  (那智勝浦町 )

 新型コロナウイルス感染拡大防止のために2年連続で規模を縮小し斎行してきた熊野那智大社(男成洋三宮司)の「那智の扇祭り(火祭)」。今年は参列者の人数制限や斎行時間の変更はあるが、諸祭儀は3年ぶりに例年通り執り行うことが決定した。7月13日(水)が宵宮、14日(木)が本宮となる。

 扇祭りは、大社にまつられている12柱の神々を12体の扇神輿(みこし)にうつし、那智の滝前に里帰りさせて神霊、神力を奮い起こし、万物の生成発展を祈る神事。

 8日に開かれた扇祭り保存会の役員会で、現在の感染者数や各地で実施されている催しなどの状況を踏まえ、協議した結果、今回の決定に至ったという。

 例大祭の内容や決定事項は▽大前の儀は拝殿内の3密回避のために、神社役員や祭り役員、地元官公庁や神社関係者に絞って30人程度を案内する▽「那智の田楽」は宵宮のみ実施▽大和舞は町立市野々小学校と協議し判断する▽別宮への渡御は扇神輿および大たいまつともに通常通り12体を繰り出す▽御田植式、御田刈式、那瀑の舞も執り行う▽別宮には例年通り拝観者の参入も認めるが、マスク着用などの感染防止の協力を呼び掛ける▽奉仕者は全員がマスクを着用して、当日の検温で37度5分以上または体調不良者は奉仕を控える―となった。

 当日は感染対策として、斎行時間も繰り上げて行う。本宮では午後0時50分の終了を予定しているとした。

 男成宮司は「昔から伝統あるお祭りが営まれてきた。ここ数年はコロナ禍で規模縮小となっていたが、年に1度のお祭りを本来の形で斎行することが大切だと思う。感染対策に取り組むとともに、感染の危険が高い奉仕者の飲食などを控え、時間を繰り上げて行う。お祭りは五穀豊穣(ほうじょう)や国の繁栄、地域の安寧を祈願するが、疫病退散も含まれている。今年の例大祭は意義のあるものにしてきたい」と語った。

 同大社によると、今後の感染状況やまん延防止等重点措置、緊急事態宣言などが発令された場合は祭典内容に変更の可能性もあるとした。

(2022年5月14日付紙面より)

規模縮小して斎行された昨年の例大祭の様子
2022年05月14日
15 今年こそは通常通りに
 早船と倉庫の修繕が完了  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)の例大祭「新宮の速玉祭(はやたまさい)」早船競漕(きょうそう)で使用される早船と早船倉庫扉部分の修理・修繕作業が、このほど完了した。早船の修理はコロナ禍を利用して昨年11月に開始。上野宮司や大社関係者らは修理完了に胸をなで下ろしている。

 例大祭は同大社の主神、熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)の御神霊が神馬(しんめ)で阿須賀神社へ渡御し、熊野川河原の乙基(おとも)の御旅所(おたびしょ)へ渡る「神馬渡御式」と、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の御神霊が神輿(みこし)でまちを練り、神幸船(しんこうせん)で御船島を廻(まわ)る「神輿渡御式(御船祭=みふねまつり)」からなる祭り。

 2月の御燈祭(おとうまつ)りと合わせ、「新宮の速玉祭・御燈祭り」として2016年3月に国の重要無形民俗文化財(重文)に指定されている。新型コロナウイルス感染症の影響でおととし、昨年とも、御船祭は斎主船、諸手船(もろとぶね)、神幸船のみで斎行。早船競漕は2年連続で中止となっている。

 大規模な舟の修理と倉庫修繕は、15年前に舟と倉庫を一新して以来初。㈱R.LinkCorporationの椋野玲史・代表取締役会長が協力を申し出たことにより実施に至った。早船修理には紀宝町の船大工・谷上嘉一さんが協力。主に櫂(かい)が当たる縁(へり)部分の修理を行った。倉庫扉部分は木製だったが経年劣化により腐食が進んでいたことから、新たにシャッターに付け替えられた。

 上野宮司や神職、御船祭審判員(下地昌宏委員長)役員らは椋野代表取締役会長らの力添えに感謝。「新しくなった早船が使えるように、今年こそは通常通り祭りを執り行うことができたら」と期待を寄せている。

(2022年5月14日付紙面より)

早船と倉庫の修繕が無事終わった=12日、熊野速玉大社
2022年05月14日
16 郷土愛の中でジオの意識を
 絵本「南紀熊野の民話」作成  (南紀熊野ジオパーク )

 南紀熊野ジオパーク推進協議会が地質の日の10日、絵本「南紀熊野の民話『橋杭岩の立岩伝説 鯛島(たいじま)と河内島(こうちじま)』」を作成したことを発表した。

 同協議会が展開する教育普及事業の一環で作成。橋杭岩や鯛島と河内島にまつわる民話をそれぞれ紹介した後に実物の解説を交える内容で、フルカラー25㌻構成。挿絵を担当した大江みどりさんは技法「フロッタージュ」で写し取った橋杭岩の模様を絵柄に取り入れて大地の質感を再現し、文章を担当した同協議会は串本弁や古座弁で民話を紹介して巻末に標準語版を添えるなど、身近に興味を持ってもらうための工夫も注いでいる。

 作成数は250冊で、ハードカバー仕立て。同パークエリア内の小学校や保育・幼児教育施設と図書館施設、県立図書館や情報交流センターBig・Uへ託し、子どもたちが親しめるよう活用してもらうとしている。数に限りがあるため販売や一般への配布はせず、代わりに教材シリーズの一つとしてPDFデータを公式ホームページの冊子掲載ページ(アドレスhttps://nankikumanogeo.jp/download/)で閲覧できるようにしている(無断複製や転載は禁止)。

 今回は同センターがある南エリアから民話を選んだが、今後も予算が確保できれば偏ることなく他のエリアの民話も選んで絵本のシリーズ化を進めたいという。同パークセンターの大江晃司主査は「民話がもたらすふるさと感と一緒に関係する地質への関心を持ってもらい、郷土愛の中で同パークを意識してもらうことが狙い。絵本なのでまずは民話を楽しむところから活用していただければ」と話している。

(2022年5月14日付紙面より)

このほど作成、配布した絵本「南紀熊野の民話」=11日、南紀熊野ジオパークセンター
2022年05月14日
17 民生児童委員が見守り
 下校児童の安全を確認  (新宮市 )

 全国民生委員児童委員連合会が定める「民生委員・児童委員の日」であり、活動強化週間の初日でもある12日、千穂第一・第二地区民生委員児童委員協議会(小内潤治第一地区会長、和田町子第二地区会長)は、新宮市の千穂と橋本で、新宮市立神倉小学校に通う児童の下校時の見守り活動を行った。雨天の中で交差点に立ち、児童らに危険が及ぶことがないかを見守った。

 千穂第一と第二はともに、神倉小の校区内となる。普段は毎月第3金曜日、神倉小の低学年児童が下校する時間帯に交差点に立ち、横断歩道を渡る際の安全指導や、交通安全に関する注意喚起を行っている。この日は、民生委員・児童委員の日の取り組みとして実施した。なお活動強化週間は12日から18日(水)まで。

 千穂第一からは、4人が参加した。国道42号の裁判所南交差点の付近に立ち、下校を見守った。委員らは、友人とはしゃいで道路にはみ出しそうになる児童に注意をしたり、顔見知りの児童と言葉を交わしたりしながら、それとなく安全を確認していた。

 小内会長は「下校時の見守りは、千穂第一と第二の合同活動として、始めて5年ほどになる。活動を行うようになってからは、子どもの危ない行動もなくなったように思う。児童もあいさつしてくれ、車のドライバーも気を配って運転してくれている。民生児童委員もコロナ禍で活動が難しいが、誰もが笑顔で安全安心で暮らせる地域づくりのために、今後も地道で身近な活動を続けたい」と話した。

(2022年5月14日付紙面より)

下校児童を見守る小内潤治・千穂第一地区民生委員児童委員協議会長(右)ら=12日、新宮市千穂の国道42号裁判所南交差点付近
2022年05月14日
18 2部門ともに三輪崎が優勝
 県スポ少剣道東牟婁予選  
2022年05月14日
19 楽しさや魅力を伝える
 新宮RFCが「ラグビー体験会」  (新宮市 )
2022年05月14日
20 まずまずの結果に  観光施設のGW来場数  (新宮市 )
2022年05月14日
21 薬物乱用を防ぐには  保健所が生徒に講話  (近大新宮高校 )
2022年05月14日
22 分娩再開「状態維持を」  各課が所管事務を報告  (新宮市議会教育民生委員会 )
2022年05月14日
23 下里小児童がウミガメ学ぶ  玉の浦リップルズクラブ  (那智勝浦町 )
2022年05月14日
24 素晴らしい子の姿が広まれば  山﨑浩敬さんの作品が絵本に  (串本町 )
2022年05月14日
25 暫定1位との対戦に挑む  和歌山FB―06Bu戦  (関西独立リーグ )
2022年05月14日
26 196人が30Hを巡り競う グラウンドゴルフ競技会「第1回記録会」 (串本町)
2022年05月14日
27 交流深め、和気あいあいと  3年ぶり、グラウンドゴルフ大会  (紀宝町シルバー人材センター )
2022年05月14日
28 矢渕中女子が準優勝  県中学生ソフトテニス大会  (紀宝町 )
2022年05月14日
29 県内で「架空請求詐欺」が増加  高齢者見守り隊、紀宝署が啓発  (紀宝町 )
2022年05月14日
30 お悔やみ情報
  
2022年05月11日
31 広域で受け入れ体制強化
 那智勝浦町が加入  (スポーツ合宿誘致推進協 )

 田辺市や白浜町、串本町など1市5町、和歌山県でつくる「南紀エリアスポーツ合宿誘致推進協議会」にこのほど、新たに那智勝浦町が加入した。印南町も同じく加入し、本年度から8市町となった同協議会は、県外からのスポーツ合宿誘致をさらに強化していく構えだ。

 同協議会は、2013年に設立。15年に和歌山県で開催された「紀の国わかやま国体」を契機に整備・改修されたスポーツ施設などを有効活用するため、スポーツ合宿や大会などを広域的に誘致していくことを目的に発足した。串本町は17年度に加入した。

 那智勝浦町と印南町の加入は、先月26日に田辺市の西牟婁振興局で開かれた同協議会総会で承認されたもの。那智勝浦町は昨年度からオブザーバーとして同協議会に参加していた。

 なお、同協議会によると、18年度には6市町で8万6627人を受け入れたが、19年度には猛威を振るい始めた新型コロナウイルス感染症の影響で合宿のキャンセルが相次ぎ、受け入れは7万7388人に。20年度には2万8648人にまで落ち込みを見せた。昨年度は5万2346人のキャンセルが生じたが、5万4334人を受け入れている。

 国体時にレスリング競技の会場となり、受け入れ体制が整っていることからレスリングの合宿誘致に力を入れていくという那智勝浦町。同協議会は加入自治体が増えることで誘致に向けた連携がより強化され、また取りこぼしをできる限り少なくするといった体制が構築できるとし「受け入れられる競技が増えるとバリエーションに強みが出る。(那智勝浦町は)これまでのエリアと離れているため、東海圏からの受け入れにも力を入れていきたい」と展望を語る。

 那智勝浦町観光企画課では「加入により、協議会の持っているノウハウを借り、レスリングや卓球の合宿などの誘致はもとより、これまであまり利用されていない文化系の団体の誘致にもつながっていけば」と話している。

(2022年5月11日付紙面より)

国体開催時にレスリング競技などの会場となった那智勝浦町の体育文化会館
2022年05月11日
32 2回目後も重篤な反応見られず
 小児ワクチン、副反応報告  (新宮市医師会 )

 新宮市医師会(米良孝志会長)はこのほど、新型コロナウイルス小児ワクチンを接種した5~11歳の年齢層における、2回目接種後の副反応集計結果を公表した。1回目接種後同様、重篤な副反応は確認されなかった。

 市医師会では、独自に接種者の保護者に副反応記録用紙を配布。その記録を基に同年齢層の副反応調査を行っている。

 調査は新宮会場(4月3日)と那智勝浦会場(10日)、個別(16日)で接種を受けた267人を対象に実施。このたびの公表は4月22日までに到着した分の集計結果となっている。

 集計の結果、重篤な反応はなかったが1回目に「息苦しい」「気持ちが悪かった」「基礎疾患関連症状」などの症状が見られた3人のうち、2人は2回目は異常がなかった。また、2回目に症状が見られた2人については、1回目は異常はなかった。

 接種当日から7日目までの8日間で、37・5度以上の発熱があった人は、1回目は5人(2・0%)、2回目は10人(7・6%)。うち、2回目で38・0度以上の発熱は3人(2・3%)だった。なお、2回目の最高体温が1回目より0・5度以上高かった人は16人(12・1%)いた。発熱の頻度は高くはなかったが、2回目で体温が高くなる傾向が見られた。

 接種部位の痛み(疼痛=とうつう)の頻度が最も高く、次に接種部位の腫れ(腫脹=しゅちょう)が続いた。2回目の頻度が高かったのは腫脹のみだった。

 全身の反応では、1回目、2回目とも身体のだるさ(倦怠=けんたい=感)の頻度が最も高く、次いで頭痛の頻度が高かった。倦怠感、頭痛の頻度を日別で見ると、1回目、2回目とも接種翌日が高く、いずれも2回目での頻度が高かった。

(2022年5月11日付紙面より)


2022年05月11日
33 会長自ら葉の特徴など紹介
 タイプ木前で観察会開く  (日本クマノザクラの会 )

 日本クマノザクラの会(勝木俊雄会長)が7日、古座川町池野山にあるタイプ木前で葉や実の観察会を開いた。

 昨年2月の発足以降、新型コロナウイルスに伴う活動のしづらさにひるまずオンライン研修などで会員の知識の深化を図っている同会。現地観察会は今年3月に熊野市で花の観察会を開いて以来の実施で、若干数だが一般の参加希望にも応える形とした。

 当日は勝木会長自ら講師を務め、会員や一般など30人が参加。勝木会長はクマノザクラの学名登録をした当事者で、そのためのホロタイプ標本〈花の標本〉を採取したのがタイプ木だと紹介しつつ今時期はどこを見比べたら他のサクラと区別できるかを紹介するとして話を切り出した。

 予備知識として国内の野生種はクマノザクラを含めて11種類あり他に雑種や栽培品種があるとする捉え方を意識付け。以降本題へと入り、葉で区別する場合は短枝を観察するのが良く、鋸歯と蜜腺の2点で同会が準備した複数のサクラの枝葉の実物比較をしてクマノザクラ特有の特徴を確かめるなどした。

 実については▽所有者の許可を得てから採取する▽サクラの種子は雑種が生じやすい―の2点で注意喚起をしつつ、実物を観察した。質問も受け付け、その一端でクマノザクラはヒトが山の木を切ってまきを得ていた時代の環境の中で存続してきたが今はそれがなくなり伸び放題となった高木との生存競争に勝てず将来的に消えゆく状況にあると懸念。個人的には手を入れて森林を若返らせて管理したい、という思いも掲げるなどした。

 その他、観察を終えた苗木の提供や導入を目指している技能検定の原案紹介、入会案内などもして参加者の興味を誘った。勝木会長は今後、各地を巡る形で現地研修を開いて盛り上げたい考え。今回の観察会について「花で区別する人は随分増えたが、花以外でも見分けることができる。まずはそれができることを知ってもらい、クマノザクラをさらに理解する足掛かりにしてもらえれば」と語った。

 同会の取り組みについては公式ホームページを参照。

(2022年5月11日付紙面より)

クマノザクラの葉や実の特徴を解説する勝木俊雄会長(左)=7日、古座川町池野山
2022年05月11日
34 外来種のメリケントキンソウ
 小学校グラウンドに拡大  (那智勝浦町 )

 種子に鋭いとげを持つ外来植物のメリケントキンソウが現在、小学校のグラウンドなどに広がり、教育関係者らの頭を悩ませている。

 メリケントキンソウは南米原産のキク科の一年草で、国内では1930年代に和歌山県で発見された。公園や芝生などの明るい場所を好む。種には2㍉ほどのとげがあり、靴底などに刺さって分布域を拡大。芝生に寝転んだり、こけたりした際に皮膚に刺さってけがをすることがある。

 2008年に県教育委員会の屋外運動場芝生化促進事業でグラウンドを芝生化した那智勝浦町立太田小学校(上地巳奈子校長)では、月1回「芝生の日」を設定して手入れをしてきたが、現在ではほぼ全面にメリケントキンソウが繁殖。8日朝にも児童や保護者、地域住民、小学校教職員、南大居保育所の保育士ら約40人が除去作業を実施するも、取り切れない個体が散見される状態だった。

 町立下里小学校でも10年から児童のけが防止や砂ぼこりの飛散防止策として校庭を芝生化したが、14年ごろから少数の個体が確認され始めた。現在では校庭の周辺部に広がり、柴原寛教頭は「児童の足に刺さったとげを一個一個ピンセットで取ったことも。種ができる5~6月は絶対にはだしでグラウンドに出ないこと、座らないことを呼びかけている」と語る。

 町立宇久井小学校でもメリケントキンソウが確認されている他、町内外から多くの子どもたちが訪れる環境省宇久井ビジターセンターでも近年急速に拡大している。

 メリケントキンソウは非常に繁殖力が強く、ひとたび広がると根絶は困難。全国的に問題視されているものの、子どもたちが集う場所という特性上、除草剤散布が忌避されることも多い。早期発見、および地道な摘み取りによる早期対応が重要となる。

(2022年5月11日付紙面より)

除去作業を行う児童や地域住民ら=8日、那智勝浦町立太田小学校
鋭いとげを持つ種子
2022年05月11日
35 「いのちの停車場」を鑑賞  ひまわりサロンが活動再開  (紀宝町 )
2022年05月11日
36 ふれあい遊びなど楽しむ  うどの幼稚園で保育参観  (紀宝町 )
2022年05月11日
37 パッチワークとおしゃべりが好き  ハンドメイドの会  (趣味日和 ~生活に、彩りを。~ )
2022年05月11日
38 山に生きた「六さん」 中上健次、没後30年 
2022年05月11日
39 ジャスミンが一面に  渡御前社の岩肌覆い香り漂う  (新宮市 )
2022年05月11日
40 快晴の下、楽しく田植え  「太田の郷」の田んぼで  (那智勝浦町 )
2022年05月11日
41 GW中に156人利用  那智山で平安衣装体験  (大門坂茶屋 )
2022年05月11日
42 家族6組が参加し楽しむ  新緑!ファミリーキャンプ  (潮岬青少年の家 )
2022年05月11日
43 津波緊急避難路など確認  本年度第1回防災学習で  (串本古座高校 )
2022年05月11日
44 ジオの恵みを伝え続けて8年  まちなかジオツアー実行委の歩みを振り返る㊤  (「地質の日」特集 )
2022年05月11日
45 お悔やみ情報
  
2022年05月03日
46 平和と民主主義を守ろう
 第93回紀南統一メーデー  (新宮市 )

 紀南地区労働組合協議会(喜田俊生議長)などでつくる「第93回紀南統一メーデー実行委員会」は1日、新宮市福祉センターでメーデー集会を開催。国民主権、平和主義、基本的人権の尊重を徹底する政治の実現を求めるメーデー宣言を承認したほか、雨の中、市内でサイレントアピール行進を実施。世界平和や民主主義の重要性などを広く呼びかけた。

 メーデー(労働者の日)は、労働者が権利を要求するために行進や集会を行い、団結力を示す日として世界各地で実施されている。日本では1920年5月に、第1回メーデーが東京都の上野公園で開かれた。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、集会は人数を制限して開催。あいさつに臨んだ喜田議長が、ロシアのウクライナ侵攻などに言及。国際連合の取り決めの中、ロシアの行いはあってはならないことであるとし「多くの人を救うことができるよう、日々努力を重ねていかなければならない」。

 また「日本が良い国であり続けるために、憲法9条の改正はあってはならない」と力を込めた。

 東牟婁労働者福祉協議会と近畿労働金庫新宮支店を代表し、岩崎浩明・同金庫新宮支店長が祝辞。「相互扶助と連帯といった労働者自主福祉運動の原点を大切にし、事業を進めていきたい」などとあいさつした。

 丸山さおり・和歌山県教職員組合東牟婁支部長、新宮市平和委員会の金田真さん、年金者組合の高塚建さん、新日本婦人の会の田中幸子さん、畑野よしひろ・日本共産党南地区委員会副委員長らによるリレートークも行われ、各登壇者が教育や平和、生活などの諸問題について問題提起を行い、課題と認識を共有。同協議会の岸本芳明事務局長がメーデー宣言を読み上げた。

 紀南統一メーデーのスローガンは▽国民のいのちと健康確保へ コロナ対策予算拡充を!▽なくせ貧困と格差▽消費税減税▽軍事費削除、「敵基地攻撃能力」保有反対―の四つ。

(2022年5月3日付紙面より)

雨の中、行進で平和の大切さなどを呼びかけた=1日、新宮市
2022年05月03日
47 命の大切さ伝えたい
 イオン新宮店で「生命のメッセージ展」  (紀南交通事故被害者の会 )

 新宮市橋本のイオン新宮店イベントスペースで1日、紀南交通事故被害者の会(中岡貴恵代表)が主催する「生命(いのち)のメッセージ展」があった。会場には遺族が制作した、理不尽に生命を奪われた犠牲者を型取りメッセージを託した30人分の「メッセンジャー」を展示。買い物客らは足を止めてメッセンジャーを見つめ、命の大切さを再認識するなどしていた。

 殺人や悪質な交通事故、いじめ、医療過誤、一気飲ませなどの結果、理不尽に人生を断ち切られた犠牲者が主役のアート展。犠牲者一人一人の等身大の人型「メッセンジャー」(硬質発泡材)に遺品の靴、残された遺族がつづったメッセージが添えられているもので、向き合う者に命の重さや尊さを訴える。

 同展は昨年11月、王子公民分館が主催して新宮市内で初めて開催。多くの来場者が訪れた。同店での開催は新宮警察署からの声かけにより実現したもので、同店23周年記念イベントの一連として実施。新宮警察署は同店駐車場でパトカーなどの展示を通して、交通安全や犯罪防止に向けた取り組みを展開した。

 また、イベントスペースでは同展開催時間に合わせて県立新翔高校吹奏楽部による演奏会も実施。「風になりたい」「宝島」「シェリーに口づけ」など5曲を披露。イベントの盛り上がりに花を添えた。

 2018年に最愛の母・中尾叔子さん(享年85)を交通事故で亡くした中岡代表は、市内で再び開催できたことを、関係者らの協力によるものとし、また新翔高校吹奏楽部に対して「心を込めて楽しく演奏する姿で、生きていることの素晴らしさを皆さんに伝えていただいた」と感謝。

 「生きたくても生きられなかった人もいる。生きていることは当たり前ではない。命を大切に、毎日を生きてほしい。事故や犯罪のない社会の実現を願っています」と同展に託した思いを語った。

(2022年5月3日付紙面より)

真剣な表情でメッセンジャーを見つめる買い物客ら=1日、新宮市橋本のイオン新宮店
新翔高校吹奏楽部が演奏を披露
駐車場では新宮警察署によるパトカーなどの展示が行われた
2022年05月03日
48 状況整い受け入れ開始
 ぼたん荘のRVパーク  (古座川町 )

 古座川町月野瀬にある南紀月の瀬温泉ぼたん荘が4月29日、いろり館横で車中泊施設「RVパーク南紀月の瀬温泉ぼたん荘」をオープンした。

 RVパークは、日本RV協会が快適に安心して車中泊ができる場所として規定の滞在環境を満たした運営者からの申請を受けて認定する施設。認定後は公式ホームページによる統括紹介などでニーズにアプローチし、誘客を図る仕組みとなっている。

 同荘はブームが過ぎ利用が停滞していた旧ゲートボール場を整地改修し、13区画分の給電設備を整備。同環境として不足していた炊事場やコインランドリー(3台)を新設しごみの引き取りにも対応する準備をして申請し、認定後の4月28日に公式ホームページでの紹介が始まるなど状況が整ったことを受け、翌日の受け入れ開始へとこぎつけた。

 RVはレクリエーショナル・ビークルの略称で、RVパークは国内でキャンピングカーと通称される車種などをターゲットにした車中泊施設で、同荘は一区画につき3000円〈税込み〉で提供する。当日の利用状況にもよるが、区画数の多さを生かして複数区画の追加利用(2区画目以降は1区画につき1500円〈税込み〉)の相談にも応じるという。詳細は同協会か同荘の公式ホームページを参照。

 県内では4番目となる登録で、区画数は目下県内最大級。飲食は同荘提供のサービス利用となるが、入浴は温泉館が優待利用できるなど敷地内に必要な環境が一通りそろっている点を魅力として自負している。当面は同協会の仕組みに加え、独自広報として近隣の道の駅などへチラシなどの設置や紹介の協力を求めて誘客を図るという。

 同荘を運営する古座川ふるさと振興公社の関口隆男理事長は「当面の課題は認知度の向上で、一番は口コミによる広まりだと思っている。環境は十分と自信を持っているので、後は広まりとともに日々の利用が伸びてくれれば」と話した。

 問い合わせは同荘(電話0735・72・0376)まで。

(2022年5月3日付紙面より)

いろり館横でオープンしたRVパーク南紀月の瀬温泉ぼたん荘=4月30日、古座川町月野瀬

2022年05月03日
49 「感謝の思いを込めて」
 吹奏楽部が定期演奏会  (近大新宮 )

 近畿大学附属新宮高校・中学校の吹奏楽部(廣下亜美部長)は1日、御浜町中央公民館アメニティホールで第11回定期演奏会を開催した。部員ら計46人が部活動に関わる全ての人々へ感謝を込め、演奏を届けた。

 吹奏楽部は創部16年を数え、昨年の第57回和歌山県吹奏楽コンクール高校小編成部門では初の関西大会出場をつかんだ。定期演奏会は毎年3月に開いているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2カ月延期。会場では検温や手指消毒、席間隔の確保などの対策を取った。

 演奏会には新1年生6人を含む部員37人とOB・OG9人が出演し、行進曲「アルセナール」で開幕。本年度の夏のコンクールで挑戦する「梁塵秘抄(りょうじんひしょう)~熊野古道の幻想~」では、熊野の霧深い山々の風景や行き交う人々の心情を表現した。

 第2部は2グループに分かれ、紅組「BEAUTY AND THE BEAST」、白組「明日があるさ」で演奏対決。 ポップスステージの第3部では「ご長寿番組大メドレー~テレビの名作・ケッサク20曲」などで会場を盛り上げ、卒部式では卒部生4人に花束を手渡した。アンコールでは、おなじみの「Sing Sing Sing」を披露し、観客らが惜しみない拍手を送った。

 廣下部長は「2カ月延期したが、まずは開催できたことがうれしい。部員たちにとっても、いい経験になりました。ありがとうございました」と話していた。

(2022年5月3日付紙面より)

演奏を披露する部員ら=1日、御浜町中央公民館
2022年05月03日
50 笑顔あふれるまちに  堀順一郎氏、選挙を振り返る  (那智勝浦町長選 )
2022年05月03日
51 どんな生き物がいるかな?  下里小学校が天満の磯へ  (那智勝浦町 )
2022年05月03日
52 俳句と山草盆栽展  喫茶きよもんで開催  (那智勝浦町 )
2022年05月03日
53 「一度履いたら手放せない」  布草履作りに4人参加  (新宮市 )
2022年05月03日
54 優秀な自衛官確保を  3人に自衛隊募集相談員を委嘱  (那智勝浦町 )
2022年05月03日
55 「ありがとう、また来てね」  住民らが「にっぽん丸」お見送り  (新宮市 )
2022年05月03日
56 かわいいヤギに餌やり  町内各小学校が春の遠足  (紀宝町 )
2022年05月03日
57 輝く未来をつくろう!  第93回紀南地区メーデー  
2022年05月03日
58 盛り上げ意識し16本掲げる  住崎に水中こいのぼり設置  (串本ダイビング事業組合 )
2022年05月03日
59 コシヒカリの苗を田植え  潤野の水田借り利用者ら  (エコ工房四季 )
2022年05月03日
60 お悔やみ情報