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2019年02月28日
1 県内での再就職を支援
 新宮市で初の合同企業説明会  (和歌山県 )

 和歌山県は26日、新宮市野田の市福祉センターで「和歌山県就活サイクルプロジェクト合同企業説明会」を開催した。同市では初めてで、熊野地方をはじめとする22社が参加。県内で就職を希望する人らがブースを回り、各企業の説明を受けるなどした。

 県では結婚や出産などで離職した女性や定年退職した人、都会で働くUターン希望者などに県内で再び働いてもらおうと2月を就活強化月間として4月の就職を目指すサイクルを推進している。2017(平成29)年には県再就職支援センターを開設し、転職や再就職、ワーク・ライフ・バランスなどの相談、適職診断、情報の提供と発信などをしている。

 同説明会は昨年度から県内で開催しており、31人の就職につながっている。今回は和歌山、橋本、田辺、新宮の4市で実施した。個別面談方式の企業面談ブース、適職診断、キャリアコンサルタントによる再就職相談コーナー、就活・保活相談コーナーが設けられ、受け付けを済ませた来場者らは興味のある事業所のブースで話を聞くなどしていた。

 県商工観光労働部商工労働政策局労働政策課の担当者は「県内の事業所も人手不足と聞いています。再就職する人が活躍していただければうれしい」と話していた。説明会は来年度以降も実施していく予定となっている。

(2019年2月28日付紙面より)

企業のブースや各コーナーで話を聞く来場者ら=26日、新宮市福祉センター
2019年02月28日
2 拝殿完成近づく
 世界遺産登録15周年御朱印も  (熊野那智大社 )

 「創建1700年記念境内施設整備事業」による工事が続く那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で、このほど拝殿足場のメッシュシートが外された。3月末ごろには、足場も撤去され、4月19日(金)に竣工(しゅんこう)式が営まれる。

 同事業は平成29年11月に始まった。前回の拝殿屋根のふき替えは昭和30年ごろ。緑青色の屋根の銅板が、新鮮な輝きを見せている。拝殿の工事完了後は、鳥居や宝物殿などの境内にある建物の塗装工事に入る。

 同大社と別宮「飛瀧(ひろう)神社」では、世界遺産登録15周年を記念して特別御朱印を授与している。授与期間は12月31日(火)まで。初穂料はいずれも500円。問い合わせは同大社まで。

(2019年2月28日付紙面より)

新しい姿を見せた拝殿=24日、熊野那智大社
熊野那智大社の特別御朱印
飛瀧神社の特別御朱印
2019年02月28日
3 冬芽を見比べて興味高める
 三尾川小クマノザクラ学習  (古座川町 )

 古座川町立三尾川(みとがわ)小学校(濵地久夫校長、児童9人)が26日、町内在住の樹木医・矢倉寛之さんを外部講師として迎え、クマノザクラの学習会に取り組んだ。

 このサクラは昨年3月、森林研究・整備機構森林総合研究所=茨城県つくば市=による論文提出により国内では約100年ぶりの新種と判断され、その標本木が同町池野山にあることで町の花にもなった野生種。この学習会は、同町にも複数自生するクマノザクラを観察しその価値を考える機会として取り入れる学校が増えていて、同校は高池小に続いて2例目の実施となる。

 矢倉さんは神奈川県横浜市から同町へ移住した樹木医で、クマノザクラなど町内の植物の研究にも熱心。三尾川八幡神社前で合流した児童教職員は▽ソメイヨシノ▽オオシマザクラ系(総称・サトザクラ)▽ヤマザクラ―の冬芽をじっくりと観察し、同じサクラでも見分けるポイントとなる特色(他のサクラとの違い)があることを確かめ、さらに中村橋先の谷あいにあるクマノザクラを訪ねて冬芽を見比べて、町内のいろいろなサクラへの興味を高めた。

 矢倉さんはカワヅザクラなど観賞用に植えられているサクラを除き、町内では冬芽を観察した4種類のサクラが多いと紹介。まもなく咲くクマノザクラの花の写真(花びらの枚数が5、6、7枚の写真)を見せ、野生種のクマノザクラにはいろいろな個性があることなども伝えた。

 矢倉さんは移住者として感じている古座川町の植生の特色を『都会になくて古座川にあるもの』という観点で複数例に挙げ、「(この日教わった)見分け方は忘れてもいいけれど古座川町はすごいということを忘れず、今のうちに町のいいものや好きなものをたくさん見つけて、会う人や町に来る人に自慢してほしい。それがクマノザクラを守ることにつながる」といったメッセージも託した。

 児童は学習会に参加した感想を織り交ぜながら▽枝垂桜はどんなサクラか▽サクラは病気にかかりやすいのか―などを質問し、矢倉さんもその一つ一つに回答。児童を代表して片桐悠哉君(5年)は「古座川町にはいろんなサクラがあることや見分け方が分かった。今度は自分でサクラを観察してみたいと思った」と感想を述べて矢倉さんに感謝した。

(2019年2月28日付紙面より)

冬芽を見比べて興味を高める三尾川小の児童ら=26日、古座川町三尾川
2019年02月28日
4 地方のチャンスと課題知る
 訪日外国人対応セミナー  (新宮市 )

 日本政策金融公庫和歌山支店と田辺支店は26日、新宮市井の沢の新宮商工会議所で「インバウンド対応セミナーin新宮」を開催した。講演と支援策説明の2部制で行われ、新宮市内をはじめ県内の来場者らが訪日外国人への対応について理解を深めた。

 第1部では日本政策金融公庫総合研修所研究主幹の竹内英二さんが「これからが本番~インバウンド4000万人時代へ~」の演題で基調講演をした。竹内さんはインバウンドの増加は世界的な現象であるとし、アジア・太平洋の伸び率が高いと話した。目的の約半分は観光、次いで海外にいる友人や親戚を訪問、医療、宗教の理由も多いと述べ、訪れる人数と経済効果は必ずしも比例しないことなどを解説。

 日本へのインバウンドの9割はアジアで、市場は中国がリードしていると話した。訪日旅行は日本体験型へ変化しており、「日本だから行く」という人が増えることで地方にもチャンスがあるとした。普段の生活、風景、仕事など現在あるものが商品になることを国内の事例を挙げて紹介した。

 課題として、観光ルート開発など広域で連携した取り組みと行政の力が必要になること、地域ならではの商品や遊びの開発、富裕層へのアピールなどを挙げ「インバウンド振興は地域の経済をよくするために行うので、お金をもうけることも大切。また、日本の地域の文化や歴史を理解してもらうには語学力も必要になる」と呼び掛けた。

 過度の観光地化を防ぐこと、日本らしさの維持、日本人の集客も重要になるとし「1年や2年で解決できる話ではなく、長い目で考えていくことが大切」と締めくくった。

 続いて東京観光経営コンサルティング事務所の井上朋子代表が「訪日外国人集客力アップに必要なこと」をテーマに話した他、第2部では県商工観光労働部観光局観光交流課の武田啓義さんが県の支援策を説明した。

 日本政策金融公庫の須藤健文・田辺支店長は「インバウンドは地方活性化につながる大きなテーマ。国際的なイベントが(日本で)続くが、インバウンドの効果を最大化するためには開催地だけでなく、和歌山県内にもどんどん呼んでいただき、それぞれの地域で活性化につなげていただければ」とあいさつした。

(2019年2月28日付紙面より)

話に耳を傾ける参加者ら=26日、新宮市井の沢の新宮商工会議所
日本政策金融公庫総合研修所研究主幹の竹内英二さん
須藤健文・日本政策金融公庫田辺支店長
2019年02月28日
5 下西君、新高女子Aが優勝
 新宮弓友会主催の2月月例射会  
2019年02月28日
6 逆転で宇久井が優勝
 2位三輪崎、3位串本と県大会出場へ  (県下小学生バレー新人大会東牟婁予選 )
2019年02月28日
7 新宮署長、串本署次長が異動 県警1次人事 
2019年02月28日
8 6町村が合同出店  東京渋谷で全国サミット  (地域おこし協力隊 )
2019年02月28日
9 成功に向け意見出し合う 新宮市実行委が第3回常任委員会 (ねんりんピック紀の国わかやま2019)
2019年02月28日
10 美術館の活用を  石垣記念館写真展の表彰式  (太地町 )
2019年02月28日
11 活動終え市長に報告  JICAの河野伊奈江さん  (新宮市 )
2019年02月28日
12 重さ6㌔のダイコン育つ  串本町姫の北村美乃留さん収穫  
2019年02月28日
13 自分が大好き、みんな仲良し  潮岬幼稚園で人権教育  (串本町 )
2019年02月28日
14 町内の愛好者17人が楽しむ  川口で公民館長杯ゲートボール大会  (古座川町 )
2019年02月28日
15 障害者スポーツに理解  フライングディスク体験会好評  (紀宝町 )
2019年02月28日
16 海抜47㍍に防災公園  災害に備え成川地区で整備進む  (紀宝町 )
2019年02月28日
17 今春入学する園児と交流  1年生が飯盛保に出向き  (神内小 )
2019年02月28日
18 邪気払い安泰祈る  天満天神社例大祭  (那智勝浦町 )
2019年02月28日
19 お悔やみ情報
  
2019年02月24日
20 互いの課題解決に向け
 農業と福祉の連携考える  (新宮・東牟婁 )

 新宮・東牟婁圏域自立支援協議会就労部会とみくまの農業協同組合は22日、那智勝浦町体育文化会館で「農福連携セミナー」を開いた。関係者ら約90人が来場し、農業と福祉を結び付けることで、互いの課題解決や地域活性化につなげる可能性を探った。

 特定非営利活動法人香川県社会就労センター協議会の髙橋英雄理事長は「障がい者と農業者の架け橋として」をテーマに講演。平成23年度から実施している事業者と同センター会員の福祉施設を結ぶ「共同受注窓口」の概要や運営、事業例を詳しく話した。

 県内136施設のうち約90の施設が同会員となっており、▽商業施設などでの「委託事業」▽ニンニクの収穫作業などの「農福連携事業」▽うどん箱折りや草刈りをする施設内外での「請負事業」▽バザールやネットショッピングを運営する「啓発イベント事業」▽和三盆、地元工芸品を取り入れた「共同開発商品」▽市営墓地の清掃、花壇の管理など、県市町からの「優先調達」―の六つの柱があり、会員施設の規模に合わせて仕事を振り分けている。29年度の全体の売り上げは7715万円で、うち「農福連携事業」の売り上げは約15%(1154万円)と、順調な伸びを見せている。髙橋理事長は「今後は工賃と技術的なレベルの向上が課題。30年度からは障害者だけでなく、生活困窮者や引きこもりの参加に取り組んでいる」と報告した。

 社会福祉法人ラーフ・障がい福祉サービス事業所やまももの石川浩久施設長が「農福連携を取り入れた工賃向上に向けての取り組み」と題し、作業事例や今後の課題について話した。

 みくまの農業協同組合営農経済部の和田司部長は「東牟婁地方の農業とJAの取り組み」をテーマに講演。同地方の気候・風土を生かした「JAみくまの」の取り組みを紹介した。

 人口減少、農業従事者の減少、高齢化の加速、耕作放棄地の増加、鳥獣被害の拡大など、今後ますます危機的状況に陥る可能性が高いと説明。農福連携は、障害者や生活困窮者の就労訓練や雇用、高齢者の生きがいや介護予防、農家の働き手の確保や地域農業の維持につながる可能性があるとし、「この地域に見合う連携の在り方を情報交換しながら進んでいけたらと考えます」と述べた。

(2019年2月24日付紙面より)

約90人が来場した農福連携セミナー=22日、那智勝浦町体育文化会館
2019年02月24日
21 プロの調理師が指導 勝浦小「キッズシェフ体験」 (那智勝浦町)

 那智勝浦町立勝浦小学校(上浦一剛校長)で21日、「キッズシェフ体験」が開かれ、6年生42人がプロの調理師から指導を受け、「ポークピカタ」や「さつまいものスープ」「とんぼしびのカルパッチョサラダ」を作った。

 調理技術の習得と、「食」に関する知識と関心を広げることを目的に、県調理師会が主催。新宮調理師会(会員28人)から里中陽互さん(徐福寿司)、倉本幹也さん(イル・ド・フランス)、平見一雄さん(たぬき屋)、中畑光史さん(葵鮨)が訪れ、調理前の手の洗い方から丁寧に教えた。

 手洗い講習で中畑さんは、ノロウイルスやインフルエンザウイルスについて説明し、「自分の体を守るだけでなく、他人にうつさない責任があります。ただし、汚れることは気にしすぎずに、きちんと手洗いをすること」と呼び掛けた。手洗い後にブラックライトを使った「手洗いチェッカー」で洗い残しを検査した。

 倉本さんは、メニューの説明の後、火を入れると変化する材料の形状、音や香りについて「五感を使って料理をすると上達します」と話し、児童らは熱心に調理に励んでいた。

(2019年2月24日付紙面より)

プロの調理師が丁寧に指導した=21日、那智勝浦町立勝浦小学校
モニターに手元を映し出し、包丁の使い方を指導する倉本幹也さん(左)
2019年02月24日
22 2施設の大規模改修を計画
 鵜殿、神内の福祉センター  (紀宝町 )

 紀宝町は2019年度から、鵜殿地区の町福祉センターと神内地区の神内福祉センターの大規模改修に取り組む。来年度予算に計上し、入札などを経て6月ごろから工事を開始する予定だ。

 旧紀宝町と旧鵜殿村が合併した06年以降、二つの福祉センターで機能を分担してきた。神内福祉センターは主にデイサービス機能の施設として活用し、町福祉センターは町社協の本部機能、学童保育などの機能を有している。

 両施設ともこれまで修繕はしたが大規模改修は初めてで、施設の長寿命化が目的。

 神内福祉センターは築33年が経過し、老朽化が進んでいるボイラーの更新、施設の利用に合わせた空調設備などの改修が必要だという。

 灯油式の冷暖房設備のため、ボイラーが壊れると施設全体の空調に影響が出る。今後、高効率エアコンに変更し、部屋ごとに設置してコスト面を含めた効率を上げる。

 合併前、成人式の会場として使用されていた大ホールは現在、デイサービスで利用されており、使用目的に合わせた施設改修を行う。天井を低くし、折り戸の壁を新たに設置する。

 町福祉センターは築26が経ち、建物本体や設備機器の老朽化が進み、雨漏りなどの防水対策や内装修繕、照明器具のLED化といった改修を計画した。

 建物の外部は外壁塗装、アスファルト防水、内部は壁クロス張り替え、天井補修、空調機器の取り替えなどに取り組む。

(2019年2月24日付紙面より)

鵜殿地区の紀宝町福祉センター
神内地区の神内福祉センター
2019年02月24日
23 感謝を込めて発表
 三輪崎小で6年生を送る会  (新宮市 )

 新宮市立三輪崎小学校(芝﨑勝善校長、児童387人)で22日、6年生を送る会があった。各学年と教職員らが感謝を込めて歌や群読、合奏、合唱などを披露。子どもたちの発表する姿に保護者らは目を細めながら見守った。

 卒業生を温かく送り出そうとする場や子どもたちが発表する姿をより多く見てもらおうと、今年から保護者たちを招いた。

 拍手に迎えられて入場した6年生76人に芝﨑校長は「とても勉強し、運動もしていた。昼休みでも仲良くやっていたと思います。もうすぐ中学生。人生で最も大事な時期です。しっかり勉強やクラブ活動に励み、自分の目標を持って頑張ってください。この一年間三輪崎小学校を引っ張ってくれてありがとう」とあいさつした。訪れた保護者らには「全員が感謝の気持ちを込めて6年生を送り出してあげたいと思っています。どうか温かく見守ってあげてください」と呼び掛けた。

 在校生らは「お世話になりありがとうございました」「皆さんの頑張る姿は憧れです」などのメッセージを発表し、歌『ありがとうの花』『きみとぼくのラララ』やリコーダー奏などを披露した。教職員らによる合唱『未来へ』もあり、6年生たちは静かに耳を傾けた。

 観賞後には1年生からプレゼントが贈られ、会場は大きな拍手に包まれた。訪れた保護者は「気持ちが伝わる素晴らしい会だった。日頃、学校で過ごす子どもたちの姿を見ることが少ないので感謝しています。今後もこのような機会が増えてくれれば」と話していた。

(2019年2月24日付紙面より)

3年生が披露した合奏「パフ」=22日、新宮市立三輪崎小学校
1年生がプレゼントを手渡した
2019年02月24日
24 後期入試に14人  近大新宮  
2019年02月24日
25 命を守る第一歩として  防災ミニ集会開催  (那智勝浦町 )
2019年02月24日
26 セミナー通し交流図る  新宮で3LOMが合同例会  
2019年02月24日
27 15歳の決意を表明  宇久井中学校で立志式  (那智勝浦町 )
2019年02月24日
28 事業推進会議と体験講習  42人が参加し新宮で開催  (県内商工会議所女性会 )
2019年02月24日
29 貝岐さんが県代表でスピーチ  全国消防団員意見発表会  
2019年02月24日
30 脂質異常症予防の3品  きほう食の会が栄養教室  
2019年02月24日
31 南京玉すだれで熊野を表現  鵜殿でカフェいっぷく亭  (紀宝町 )
2019年02月24日
32 卒業遠足で楽しい思い出 ボウリング大会で白熱 (鵜殿小)
2019年02月24日
33 お悔やみ情報
  
2019年02月21日
34 高齢者事故防止など宣言 交通指導員会連が表彰・研修会 (新宮地方)

 新宮地方交通指導員会連絡協議会(清岡幸子会長)は19日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁総合庁舎で表彰式と研修会を開いた。新宮市、那智勝浦町、太地町、北山村の交通指導員ら約30人が出席する中、「高齢者と子どもの交通事故防止」などを盛り込んだ決起宣言を新宮市交通指導員の大前嘉助さんが読み上げた。

 表彰式では、交通指導員として長きにわたり地域の交通安全に貢献した新宮市の下地松雄さんに、清岡会長が賞状などを手渡した。清岡会長は、年間を通して日々啓発活動などに協力している指導員や関係者に感謝し、「これからも交通事故をなくし、安全、安心で暮らせる社会にするために、啓発活動に精いっぱい取り組んでいきたい」と協力を呼び掛けた。

 来賓の交通事故をなくする県民運動東牟婁地区推進協議会長の東川智昭・東牟婁振興局長は、昨年県内で発生した交通事故件数は2270件で17年連続減少、死者数は36人で過去最少だったが、死亡者の約67%が高齢者であったと述べ、「さらなる高齢者を対象とした交通安全教育の充実が求められる」。

 田中肇・県交通安全協会新宮支部長は、事故件数は減少傾向にあるが、死亡・重大事故、高齢者の事故は後を絶たず決して予断を許さない状況であると述べ、「昨年12月には市内で死亡事故が2件連続で起こった。交通安全を願う団体同士がお互いに協力すれば、より一層交通安全思想が地域の隅々まで普及するのでは」とあいさつした。

 決起宣言は高齢者と子どもの事故防止のほか、シートベルト・チャイルドシートの正しい着用、飲酒運転の根絶、交通マナーの向上の4点。

 研修会では樋口勇作・新宮警察署交通課長が「管内の交通情勢」をテーマに講話。信号機のない横断歩道に歩行者がいるときの一時停止率が、和歌山県は全国ワースト3位だったことを挙げ「歩行者優先であるという意識が低い。われわれにも周知が足らなかった責任がある。今後力を入れていきたい」と話していた。

(2019年2月21日付紙面より)

決起宣言を読み上げる大前嘉助さん=19日、新宮市の東牟婁総合庁舎
清岡幸子会長(左)から表彰を受ける下地松雄さん
2019年02月21日
35 80束、勝浦LCに託す
 ヘアドネーション活動で  (県美容業生活衛生同業組合 )

 和歌山県美容業生活衛生同業組合(山根博理事長)は那智勝浦町のサンライズ勝浦で18日、「ヘアドネーション」で集めた医療用ウィッグ(かつら)の原料となる髪の毛80束を、活動に賛同する同町勝浦ライオンズクラブ(勝浦LC、戸間宏治会長)の上松資弘奉仕委員長らに手渡した。県内300の組合店が協力した。

 ヘアドネーションとは、カットした15㌢以上の髪の毛から医療用ウィッグを作り、がんや白血病の放射線治療などで髪を失った子どもたちへ無償で提供するもの。この日は、同組合の新宮支部(丹内たき子支部長)の総会があり、組合員らも集まった。上松さんは協力に感謝し、「10代の子どもたちからの寄付が多いと聞きました。これからも、子どもたちのために頑張っていきたい」と話した。

 髪の毛の状態が良ければ、80束で約3人分のウィッグを作ることができる。活動に関する問い合わせは、勝浦LCまで。

(2019年2月21日付紙面より)

集めた材料を手渡す山根博理事長(前列右)=18日、那智勝浦町のサンライズ勝浦
2019年02月21日
36 一足早く雰囲気伝える
 小6対象に進学説明会  (串本中 )

 串本町立串本中学校(濱﨑和司校長)が19日、来年度入学する小学6年生を対象にした進学説明会を開き、校区外入学者を含む38人とその保護者らに一足早く中学校生活の雰囲気を伝えた。

 この説明会は、授業方法や行事の呼称など、小学校とは違った点が数多くある中学校での生活に一日も早くなじんでもらう目的で、多くの中学校が取り入れている機会。串本中は串本小、橋杭小、出雲小、大島小の4小学校区を校区とし、クラブ参加を事由とした校区外からの入学も認めている。

 この日は5校の児童とその保護者、学校長ら引率の教職員が出席。実施に当たり濱﨑校長は「仲良く素直に、を心掛けて入学してほしい。小学校と中学校は違う点があるが何も心配は要らない。すぐに慣れるから大丈夫」と語り掛けて歓迎し、その後は公開授業や説明会、クラブ見学などで生徒の様子を紹介した。

 説明会では学校生活の一日の流れやクラブ活動の種類、生徒心得(規律やルール)や特色のある行事として体育祭と校内合唱コンクール(文化祭相当行事)を紹介。同コンクールで発表に臨む生徒の姿を動画上映で伝え、入学後に目指すべき中学生像のイメージを培った。

 この日は雨天のため、屋外のクラブは校舎内で活動。各クラブとも一足早い新入部員勧誘だと張り切り、椅子を並べたり気さくに話し掛けたりして児童を引き留めつつ日々の活動を披露した。

 その間、保護者には別途説明を行い入学に向けた準備を促すなどした。

(2019年2月21日付紙面より)

生徒の授業の様子を間近に見学=19日、串本町立串本中学校
生徒の心得など入学に向けた説明を受ける小学6年生やその保護者ら
2019年02月21日
37 大学生と一緒に考える
 下里小で防災学習  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立下里小学校(岡史博校長)で19日、災害時の避難所について考える防災学習があり、5、6年生が参加した。愛知県の日本福祉大学・災害ボランティアセンター(センター長・野尻紀恵准教授)に所属する学生6人が講師を務めた。

 日本福祉大学は、東日本大震災による被災地への支援の実行組織として、学生・教職員でつくる「災害ボランティアセンター」を2011年3月31日に発足。以来、熊本地震や西日本豪雨など、全国の被災地での救援活動に取り組んでいる。

 授業はワークショップ形式で行われ、6組に分かれたグループのテーブルごとに担当の学生が付き、進められた。野尻准教授は「体育館が避難所になったらどの辺りに住みたいですか」「別の人と希望が重なった場合どのようにして決めますか」との課題を投げ掛けた。

 児童らは学生らと打ち解けた様子で、それぞれ希望や考えを素直に書き出した。住みたい所は、窓の近く(=あったかい)、コンセントの近く(=携帯電話が充電できる)、ドアから遠いところの壁側(=落ち着く)など、決め方については、早い者勝ち、じゃんけんなどの率直な発言があったが、「避難所にはどんな人が来ると思いますか」という質問を受け、高齢者、体の不自由な人、妊婦さんなどを想定し、譲り合いや、いたわりの意見に変わっていった。

 野尻准教授は「災害のことだからといって暗く考えるのではなく、今日のように楽しみながら取り組んで。一番良い避難所という答えはない。考え続けることが大切です」と呼び掛けていた。

(2019年2月21日付紙面より)

学生らと打ち解け、自由に話し合った=19日、那智勝浦町立下里小学校
2019年02月21日
38 楽しんで!知って、見て、感じて!ボランティア  元気フェスタ’19盛大に  (各種ステージやブースにぎわう )
2019年02月21日
39 公正かつ適正な選挙を  統一地方選に向け取締本部設置  (和歌山県警 )
2019年02月21日
40 「地域福祉の主体は住民」  民生委員児童委員協が研修会  (新宮市・東牟婁郡ブロック )
2019年02月21日
41 1位に佐藤芳幸さん  熊野ネイチャーフォトクラブ2月例会  
2019年02月21日
42 ゲームで思い出づくり  高田小中学校で卒業を祝う会  (新宮市 )
2019年02月21日
43 親子400人鑑賞楽しむ  さくら園舎でふれあいコンサート  (あったカフェ )
2019年02月21日
44 五七五の文字に思い込め 初の俳句コンクに1266句の応募 (紀南高校)
2019年02月21日
45 お手玉やあや取りに挑戦  福寿会招き「昔遊び会」  (神内小 )
2019年02月21日
46 家屋から負傷者を救助  災害時医療救護研修会  
2019年02月13日
47 国の繁栄など祈る
 神倉神社で紀元祭  (新宮市 )

 「建国記念の日」の11日、新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)の摂社、神倉神社で「紀元祭」が営まれた。同大社役員や神倉神社奉賛会役員ら約20人が参列し、国の繁栄などを祈った。

 2月11日は1872(明治5)年に、初代天皇とされる神武天皇が即位した日として「紀元節」となっていたが、第2次世界大戦後に廃止され、1966(昭和41)年の祝日法改正で「建国記念の日」として復活した。

 この日の神事では、佐藤仁迪(ひとふみ)権禰宜(ごんねぎ)の祝詞奏上に続いて、みこが鈴払いの儀。杉本義和・同大社崇敬会長、濱口太史県議、猪飼三雄・神倉神社奉賛会長ら参列者たちが神前に玉串を供え、「雲にそびゆる高千穂の」で始まる唱歌『紀元節』と国家を斉唱した。

 同神社には皇室の祖神・天照大神(あまてらすおおみかみ)と建国の功臣・高倉下命(たかくらじのみこと)が祭られている。『神武天皇紀』(日本書紀)には、紀元前3年6月に狭野(さの)を越えて「熊野神邑(くまのみわのむら)に到り、旦(すなわち)天磐盾(あまのいわたて)に登りて」と記されており、この天磐盾が神倉山といわれている。

(2019年2月13日付紙面より)

唱歌『紀元節』を斉唱する参列者=11日、新宮市の神倉神社
みこによる鈴払いの儀
2019年02月13日
48 国際交流育む10年
 「ブルーム訪問記」を無料配布  (太地町 )

 太地町国際交流協会(会長・宇佐川彰男教育長)は、同町の姉妹都市であるオーストラリア・ブルームとの国際交流を記した同町立太地中学校の生徒らの訪問記をまとめた。8日から同協会(太地町公民館事務所)で無料配布している。同協会の青少年交流事業10周年記念に発行した。

 この事業は2008(平成20)年から始まり、毎年のように相互交流を重ねてきた。本のタイトルは「オーストラリア・ブルーム訪問~交流記2008→2018~」で、ラクダに乗った子どもたちがケーブルビーチを行く姿が表紙になっている。ホームステイの日常や体験から得た国際理解、祖先への思いが写真とともにつづられ、成人した第1回の参加者、和田貴子さんらの寄稿もある。

 100年以上前にブルームには同町から多くの移民が渡り、シロチョウガイ(=南洋真珠の母貝)採取の潜水作業員として従事した。現地には大規模な日本人墓地がある。ブルームの真珠養殖産業の発展に大きく貢献したことから、1981(昭和56)年に太地とブルームは姉妹都市提携を結んだ。

 イルカ追い込み漁を批判的に描いた「ザ・コーヴ」(2009年第82回アカデミー賞受賞)公開当時、姉妹都市提携の破棄が議決されたが、撤回された。ブルーム住民らが破棄に反対した背景がある。

 「オーストラリア・ブルーム訪問~交流記2008→2018~」の問い合わせは、同協会事務所(電話0735・59・2335)まで。

(2019年2月13日付紙面より)


2019年02月13日
49 雨にひるまず奉仕重ねる
 水門神社例大祭「水門祭」  (串本町 )

 串本町大島にある水門(みなと)神社の例大祭「水門祭」が9日に本祭を迎えた。今年は半ばから雨に見舞われたが、祭員一同ひるまず諸奉仕を重ねて区内外から集まった人々の注目を集めた。

 東牟婁地方でも屈指の数の奉仕奉賛を誇る同神社の例大祭「水門祭」は近年、2月第2土曜日を本祭日として営まれている。大島区内4組で当番組を持ち回るのが慣例だが、人口減に伴い当番組を軸にしつつ祭典保存会(吉田隆会長)を軸にし、区全体で営む形が定着している。

 今年は南中組(宮下漁次組長)が当番を務め、午前9時30分に同神社で御前の儀を執行。大島区民会の稲田賢区長(69)を筆頭に猪野久次宮主(69)や責任役員らと漁方、さらに田嶋勝正町長や航空自衛隊串本分屯基地の吉村雅美司令ら来賓も多数参列して主祭神に礼を尽くした。

 引き続き弓頭の滝本虎之介君(18)と稲田駿也君(17)がお的の儀に臨み、作法を交えて計12本の矢を的中。その後の的は引きちぎられ、門先の魔よけとして観客らに配られた。お的の儀以降は境内で大座の儀があり、当番組の亭主役衆が御前の儀参列者を酒と魚で接待。並行して青年団体「大同会」(吉田龍会長)が獅子舞を奉納した。

 雨はこの頃から降り始め、以降の奉仕は時間を繰り上げながら進行した。正午前に主祭神・誉田別命(ほんだわけのみこと=応神天皇)の渡御が始まり、主祭神の神霊が白丁役に担がれて大島港へ向かい、その先は当船で御旅所がある苗我島を目指した。

 御旅所で神事とお的の儀を営んだ後、当船は矢倉甚兵衛さん邸を海上から遥拝して帰港。大島港では南中組選出の役者を伴った渡御の一行が扇子や軍配を振りかざして当船を招く行事「つるの儀」を営んで出迎えた。みやびやかな衣装を着た稚児役が注目を集める中、商人役の伊勢谷英克さん(44)が口上と競りを繰り広げて活気あふれる大島を描き出した。

 当船の出港を警護した櫂伝馬(かいでんま)「鶽(はやぶさ)」「鳳(おおとり)」は船上から餅をまき、大同会の吉田会長から「魂込めて死力を尽くして伝馬をこげぇ!」と激励を受け、艫櫂(ともかい)持が宣誓で応えて大島港~串本間を1往復する競漕(きょうそう)に臨んだ。先着したのは「鶽」で、艫櫂持の山下翔也さん(20)は「最初は鳳が先行したが、折り返しは僕らが先でそのままゴールした。チームワークの良さが本番で発揮できたのが勝因。みんなの一丸のおかげだと思う」と喜びを語った。

 競漕後は歳の節目を迎えた区民による餅まきがあったほか、同港内では複数の屋台や区内に施設を有する縁でアクアマリンふくしまの移動水族館車「アクアラバン」も利用を集めた。

 当船の帰港後、同港内に据えられたおヤマ(枝葉と神鏡を飾った構造物)が倒され、区内の若者が神鏡を雄々しく取り合い。港外に持ち出した者は豊漁の利益があると信じられ、今年は真っ先につかんだ若者が他をかわして一気に港外へ駆け抜ける展開となった。その後は大島郵便局前で獅子屋台の大練りがあり、おヤマ跡での獅子舞披露は天候不良のため中止となり、この大練りが今年最後の見せ場となった。大同会は夕方から獅子舞の道行きを始め、翌10日まで区内各所で地下舞わしや屋固めを重ねた。

 天候には恵まれなかったが、無事今年の例大祭を終える形となり、同神社祭典保存会の吉田会長(59)は「最近は大島の中だけでなくよそに出た者にも祭りに参加してもらっている。休みとはいえ早く帰してやることを考えると、多少天気が悪くてもやったろかと考えるし、やる方は大変だが早回しで進めたりもする。今年は雨に見舞われたが、心配した大きなけがもなく終えられて何よりだ」と語った。

(2019年2月13日付紙面より)

主祭神の渡御。櫂伝馬の警護を伴い大島港を出港する当船=9日、串本町大島
2019年02月13日
50 体験やステージにぎわう
 第14回しんぐう元気フェスタ  (新宮市 )

 新宮市ボランティア・市民活動センター(岡鼻崇会長)は11日、市福祉センターで「第14回しんぐう元気フェスタ'19」を開催した。ステージや各種体験、販売があり、大勢の人でにぎわった。

 企業とボランティアなどが協働で取り組んでいる毎年恒例のイベント。会場では工作や絵手紙教室、スポーツ吹き矢、餅つきなど各コーナーに多くの親子連れが詰め掛けた。ラーメンやフランクフルト、焼きそばなどの飲食ブースには行列ができていた。

 ステージでは「Team雅龍」「ハリケーン」「THE透来夢」「マジックサークル青い鳥」「みくまの農業協同組合」「ANIANI PRODUCTION」「ハラウ フラ オ カウイオナラニ」「緑丘中学校吹奏楽部」らが踊りやバンド演奏、手品などを披露した。

 開会式で岡鼻会長は関係者や参加者に感謝を述べ、「イベントを通じて、多くの団体同士が交流し、団体の紹介やPRをすることによって収益事業にもつながってくる。この活動が今後も長く続くように、参加している皆さまと一緒に、知って、見て、楽しんで一日を過ごしてください」。来賓の田岡実千年市長は「地域のつながりが希薄になっているといわれているが、いろんな企業、団体、子どもから高齢者までさまざまな方が集えるイベントが開催されることをうれしく思う。新宮市政のモットーは、市民の誰もが元気で心豊かな町づくり。イベントがそのきっかけになっていけば」とあいさつした。

(2019年2月13日付紙面より)

さまざまな団体が会場を盛り上げた=11日、新宮市福祉センター
2019年02月13日
51 大台ブルーリバーが優勝
 第10回イオン・バンビカップバレー  
2019年02月13日
52 親子で楽しくはつらつと
 ファミリーフットサルフェスティバル  (和歌山県サッカー協会 )
2019年02月13日
53 緩やかな回復傾向  県内経済情勢1月判断  
2019年02月13日
54 先輩ママたちと交流  町民センターで教室や相談など  (那智勝浦町 )
2019年02月13日
55 食中毒予防学び実践を  新宮食品衛生協会が講習会  
2019年02月13日
56 地域住民説明に160人  文化複合施設建設に理解求め  (新宮市 )
2019年02月13日
57 みんなで音楽を楽しむ  熊野川町赤木でジョイントライブ  (新宮市 )
2019年02月13日
58 春の勝利目指し選手ら合宿  いなべ総合学園が来新  
2019年02月13日
59 元気に「いらっしゃい」  佐野保でお店やさんごっこ  (新宮市 )
2019年02月13日
60 自慢のなれずし食べ比べ  各地からファン64人集う  (新宮市 )
2019年02月13日
61 地域一体で交流深める  丹鶴地区ふれあい交流会  (新宮市 )
2019年02月13日
62 安全で有効な利用を  6年生がインターネット学習  (成川小 )
2019年02月13日
63 3部門で熱戦繰り広げる  第13回紀宝町民卓球大会  
2019年02月13日
64 笑いは健康の源  「まなびの学級」閉講講座  (紀宝町 )
2019年02月13日
65 旧暦1月7日迎え信心注ぐ  耳の地蔵など石仏群例祭  (古座川町 )
2019年02月13日
66 お悔やみ情報
  
2019年02月02日
67 23日「新宮まちなかバル」 4日から前売りチケット販売 (新宮市料理飲食業組合)

 新宮市料理飲食業組合(平見一雄組合長、組合員60人)は1月31日、新宮市の東牟婁振興局で、23日(土)に実施する「新宮まちなかバル」(後援=新宮市、新宮商工会議所、市観光協会)の記者発表を開いた。平見組合長と、同組合の新宮まちなかバル担当で「#新宮スタで新宮を盛り上げる会」理事長の里中陽互・市観光協会長が出席し、「普段食べるよりもお得に楽しめるイベントになっています。ぜひお越しいただければ」と多くの参加を呼び掛けた。

 「新宮まちなかバル」は、地域活性化を目的に、飲食店を食べ歩き飲み歩きして楽しむグルメ「バル」のイベント。同イベントは「新宮ガンバル」という名称で、平成23年に第1回を開催。同28年の第5回まで開催していたが、6回目となる今回は決意を新たに「新宮まちなかバル」と名称を変更。「食べて、食べて、ちょっと飲んで」をキャッチフレーズに、より一層の楽しいイベントにしていこうと準備が進められている。

 また今回は「新宮バル×新宮スタ」をテーマに、インスタグラムを活用した情報発信「#新宮スタ」とタイアップしたインスタグラムフォトコンテストも合わせて開催。コンテストは「新宮城址(じょうし)」「新宮の冬」「新宮の夏」をテーマにこれまでに3回開催され、今回で4回目。入賞者には、バル参加加盟店の3000円分のお食事券(5人)や同盛り上げる会理事メンバーからの協賛品が贈られる。

 バルへの参加には、参加各店舗、新宮商工会議所、新宮市観光協会(熊野交通1階)で4日(月)から販売される4枚つづりで前売り3000円(当日は3400円)のチケットが必要。当日にチケットを使い切れなかった場合は、24日(日)から3月2日(土)までの「あとバル」期間に、1枚650円の金券として利用できるようになっている。

 会見の冒頭では、第5回開催時のチケット上部にある「次回バルチケット応募用紙」による応募者の中から3人に当たる無料招待チケットの抽選会も行われ、当選者が決まった。今回のチケット上部にも「次回バルチケット応募用紙」が付いており、「必要事項を記入して、4枚目のチケットを利用したお店でお店の人に渡すなどして応募してください」と呼び掛けている。

 参加店舗などの詳細はフェイスブック「新宮まちなかバル」ページ、チケット販売などに関する問い合わせは、午前9時から午後5時までに料理飲食業組合(電話0735・21・1120)、または新宮市観光協会(電話0735・22・2840)まで。

(2019年2月2日付紙面より)

開催をPRする新宮市料理飲食業組合の平見一雄組合長(左)と新宮まちなかバル担当の里中陽互さん=1月31日、東牟婁振興局
2019年02月02日
68 50周年に向け心一つに
 新宮青年会議所が総会  

 一般社団法人新宮青年会議所(新宮JC、鈴木竜司理事長)は1月31日夜、新宮市のホテルニューパレスで第14回総会と1月例会を開いた。OBを含めた約40人が出席する中、2019年度収支予算案など6議案を承認した。平野貴之・前理事長は「鈴木竜司・新理事長の下、油断することなく、心一つに大きな節目となる50周年を迎えていただきたい」と協力を呼び掛けた。

 4月14日に創立50周年を迎える新宮JCの本年度のスローガンは「心をひとつに~新たなる挑戦へ~」。基本方針は▽50周年式典・事業の開催▽みんなの想いを結集したまちづくり▽新たなる情報発信の強化▽全員が心を一つにして取り組む会員の増強と育成。

 重点事業計画は▽創立50周年事業の開催▽まちづくり事業の開催▽青少年育成事業の開催▽全員で取り組む会員増強▽会員開発セミナーの開催▽会員交流事業の開催▽組織力の強化▽例会事業の開催▽地域への情報発信▽他団体への協力―など。

 シニアクラブを代表して阿万卓也さんが「創立後50年間、JCはずっとつながれて継承されている。JCが何をしているのかと聞かれたときに、人や社会のために尽くすこと、それがいずれ自分のためになるということを胸を張って言っていただけたら」とあいさつした。

 例会開催に当たり、鈴木理事長は「仲間を信じ、全身全霊をかけて様々な困難に立ち向かっていく」と決意を新たにした。

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「北方領土の日」を前に街頭啓発



 「北方領土の日」(7日)を前に、新宮JCは1日、新宮市橋本のイオン新宮店で北方領土返還要求街頭啓発運動を実施した。買い物客らに啓発用のチラシとグッズを配った。

 日本青年会議所では、1970年に北方領土現地視察団を派遣したのを皮切りに、北方領土返還運動への取り組みを全国規模で展開。新宮JCでも「北方領土返還要求運動全国強調月間」(毎年2月、8月)を周知しようと毎年2月に街頭での啓発活動を続けている。鈴木理事長は「北方領土のいち早い返還を望みます。日本の経済も良くなるのでは。こういった活動を地域に広げたい」と話していた。

 北方領土問題は、北海道根室半島沖合にある島々の領有権をめぐるもの。現在ロシアが占拠、統治する択捉(えとろふ)島、国後(くなしり)島、色丹(しこたん)島、歯舞(はぼまい)群島の島々に対し、日本が返還を求めている。北方領土の日は、国民の関心と全国的な返還要求運動の推進を図り、1981年に閣議決定。日露の国境が択捉島とウルップ(得撫)島の間に定められた日魯通好条約が調印された1855年2月7日にちなんでいる。

(2019年2月2日付紙面より)

第14回総会の様子=1月31日、新宮市のホテルニューパレス
鈴木竜司理事長
買い物客に啓発物資を配る新宮青年会議所のメンバーら=1日、新宮市橋本のイオン新宮店
2019年02月02日
69 抱っこは安心の原点
 子育てワークショップ  (紀宝町 )

 紀宝町保健センターで1月31日、「子育てワークショップ」があり、子育て中の母親11人が子どもの名前に込めた思いなどを伝え合った。

 子育ての疲れや気持ちをリセットして、母親らが元気になれることを目的に、町子育て世代包括支援センターが定期的に実施。かづこ助産院(那智勝浦町)の院長で助産師の本舘千子さんをアドバイザーに迎えた。

 「お母さんって大変」をテーマに、本舘さんは「おなかの中で大きくなり、動いたりする妊娠中がうれしかったと思う。初産婦(しょさんぷ)さんにとっては夢のような生活だが、そこがゴールではない。そこから始まる」。

 自身の出産経験を交え、「抱っこをして、体を接触させることは子どもの安心の原点。抱っこすることで、子どもから母親に対する愛着が生まれるだけでなく、母親から子どもに対する愛着も強くなる。幼い頃にしっかりと守られて育った人は大人になっても自分を上手に守れる」と話した。

 この後、座談会を開催。2グループに分かれて呼びやすさや愛着、字画など名前の由来などを紹介した。ワークショップ中は、ファミリーサポートセンターで子どもを預かった。終了後は、きほう食の会が「子育て中のママにおすすめしたい手作りランチ」を用意。参加者はテーブルを囲み、和気あいあいとランチを楽しんだ。

(2019年2月2日付紙面より)

本舘千子さんの話を聞く参加者=1月31日、紀宝町保健センター
2019年02月02日
70 介護施設に車いすを寄贈
 朝日生命和歌山支社  (那智勝浦町 )

 朝日生命保険相互会社和歌山支社串本営業所(平野裕史所長)は1月30日、那智勝浦町天満にある株式会社かしの木(谷口利和代表取締役)のグループホームかしの木に車いす1台を寄贈した。

 介護保険の普及を推進している同社では、社会奉仕活動の一環として毎年1台寄贈している。寄贈先は顧客のアンケートなどを基に選定。かしの木には2度目の寄贈となる。

 平野所長は「介護施設では車いすは必需品。少しでも皆さまのお役に立つことができればありがたい」と述べ、同行した中田了子(さとこ)さんは「ヘルパーさんにも活用していただけたら」と話した。

 寄贈を受けた谷口さんは「訪問ヘルパー事業ではご家庭で介護を行い、今までと変わらない生活を送れるよう支援している。この度、朝日生命様より車いすのご寄贈をいただき、誠に感謝に堪えません。これからも地域の安心を支えるために努力いたします」と感謝を述べた。

(2019年2月2日付紙面より)

車いすの寄贈が行われた=1月30日、グループホームかしの木
2019年02月02日
71 喫茶きよもんで紅節書院新春展  那智勝浦町  
2019年02月02日
72 舞台発表など通じて交流深める  台湾から姉妹校生徒ら来校  (新宮高校 )
2019年02月02日
73 文化複合施設に関する予算審議  新宮市臨時議会が4日開会  
2019年02月02日
74 歌やゲームを満喫  王子幼で節分コンサート  (新宮市 )
2019年02月02日
75 1500本を限定販売 純米大吟醸「颪」の新酒を発表 (御浜町)
2019年02月02日
76 人身事故の6割が国道42号で  第4回紀宝警察署協議会  
2019年02月02日
77 グラウンドゴルフで交流 老人ク讃寿会の役員が訪問 (鵜殿小)
2019年02月02日
78 3市町のチームを激励  美し国三重市町対抗駅伝  (JA三重南紀 )
2019年02月02日
79 テント拠点にし経験積む  冬キャンプで小学生8人  (潮岬青少年の家 )
2019年02月02日
80 小中学生12人が競う  第14回年始剣道大会  (串本町 )
2019年02月02日
81 入賞作品24点を発表  平成30年度ジオフォトコン  (南紀熊野ジオパーク )